【らき☆すた】つかさ×こなたに萌えるスレat ANICHARA2
【らき☆すた】つかさ×こなたに萌えるスレ - 暇つぶし2ch77:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 15:08:50 4wIw4BIB
おお、とうとうこのスレにも春が……

78:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 16:20:01 /JsznwE8
>>77
おまいのID微妙にすごいなw

このスレもこなかがスレ並みに普及させたいな

79:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:55:37 7Yla9bej
>>72
これは素晴らしいなw

俺も最近こなかがからこなつか(リバ化)に目覚めた
流れ星のエピソードとか観ると心が和む

80:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 21:06:38 ywyHfSss
>>72
GJ!!

たった今専ブラのブックマークに登録しますた。

81:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/09 00:54:07 kwYowWfU
            / / /                     \
         /Y^Y^ヽ/  /    /  .イヽ        \ \
.       /: : : ∨: : /  /     / / / !  !  ! !   \ ヽ
    /: : : : :::/: : :.l  /     / イ / |  |  | l  ',   l`ヽ.l
   /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l
   \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/、::/ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
    \: : : :.|: : : : :|  | / /` ::/':::::/ ´`ヽ _  三,:三ー二
       \/l___.r|  l イ ヽ゜、 .ノヽ--/ ̄ ,
        |  l  l{ ヘ l/   ".ミ }  ...|  /!/           
        |  l  lト、_V      」_}`ー‐し'ゝL _
        |  l  l   ̄lヽ、    _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        l  l   ',    |   > .、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
.        /   ト、  ヽ、 |/: :.|   T:.ヽ |   l   |
      /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |
      /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   |
.     /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :l|   | |

らき豚死ね!

82:柊かがみ
07/10/09 00:57:41 BJa7VQrh
           / / /                     \
        /Y^Y^ヽ/  /    /  .イヽ        \ \
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   /: : : : :::/: : :.l  /     / イ / |  |  | l  ',   l`ヽ.l              、′・ ’、.
  /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l         、 ’、.”・”;‘ ・.
  \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/  l  l//l |  !   ト、   ┼    、. ”;⌒)∴⌒`、,´、;   
   \: : : :.|: : : : :|  | / / `ニナー〃 ー'l / !/l  l   l: :〉  + +   ;゜・(´;^`)⌒、"::) ヽ;・”ウゴップ!!
      \/l___.r|  l え¨斤〒     f 斤fア从 ∧   |/    +  ;゜、⌒((´;;;;;>>81"'人;; :))、´;
       |  l  l{ ヘ l/ 辷ラノ      辷ノノ /}l /: :〉 /
       |  l  lト、_V          ,    、、 {/l /'´// <なんかしたのか?
       |  l  l   ̄lヽ 、  f^ー--ァ    ノ l/             /  '三> ☆
       l  l   ',    |  >   辻_ノ_,.  イ  |             /  /_昌彡,..
.      /   ト、  ヽ、 |/: :| ` T:.ヽ |   l   |            /  `(_t_,__〕
     /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |            /    '(_t_,__〕
     /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   l           /     {_i_,__〕
.    /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :.l|   l          {    ノ  {_i__〉


83:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/09 01:13:54 kwYowWfU
      ,,        )      )
      ゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
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     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ 
    ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._  .、)  、}
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  ,. ,. ''::::::!:::::::::/|:::::::::i:::::::::::::::::::、:::::ヽ、
 '´ /::::::::::::::::/レ|:::::::::i:::::ヽ、ヽ;:::::\:::::',
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 ,'::::::::/::::::/:/ !;;ハ::::::::|  \!;;;ハ::::::::::::::ヽ.  
 i:::::::/!::::::i/〒テテ ヽ::::| テテテ'!ヽ\:::::::::', 
 !::::/::i::::::::ハ ヒ:;:;r  ヽ! ヒ;:;r! !\::::!へハ 
 V'! イi::::::/!:! ""        "".l:::ヘ:::!:|
   ヽ! ヽ!::|::i>、.   、_,、_,  ,.イ:::|:::::レi::|  

らき豚は皆殺しにしてやるよwwwwwwwwwwwwwwww

84:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/09 10:15:38 QWDfOWDt
スルースルー
つかこないいよおおおおお

85:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:26:11 P68mnX7B
>68
おいおい、kairakunozaに浸りきってるこの俺が
もう、しぬ。
こんな辺境に神がいるなんて……

86:68
07/10/10 00:48:04 RlHSCIGH
GJありがとう この二人はすごくほのぼのしてそうで書いてて落ち着く
そして続き 6レス使用


教室にて、昼休み。
チョココロネを食べつつ眠気と格闘していたら、いつの間にか負けて眠りに落ちていたらしい。
私はかがみの軽いデコピンによって現実に引き戻された。

「食べながら寝るなんて器用な真似よくできるわね」
「チャットしつつゲームしつつ電話しつつより簡単だよ」
「いや、まず私はそんなことしないし」

かがみが箸を持った手を軽く横に振った。
今日のかがみとつかさの弁当はかがみが担当したのか彩りが少ない。
それでも一年の頃よりも美味しそうには見える。人間成長するんだね。

「こなちゃん、早く寝ないと授業中きつくなるよ?」
「確かに昨日はギャルゲやってたから寝るの遅かったけど、寝溜めしても眠くなるもんは眠くなるんだよ」
「泉さん、今日も黒井先生に怒られてましたね」
「センセーのゲンコツって結構痛いんだよねー。まあいいけど」
「いや、叩かれないように早く寝ろよ」

かがみがもっともらしく言う。
確かにみゆきさんの様に10時や11時に寝ればこんな事にはならないだろうけど……
絶対人生損してるってそれ。私には真似できない。

「今やってるギャルゲが中々に難しくてね。どこで区切りをつけようか迷ってたら太陽が昇る時間だったり……」

つかさとみゆきさんは、よくそこまで起きておけるなという驚きの表情。
かがみは、考えてる事は一緒だろうけど呆れの表情だった。

「なに? フラグが立ちにくくて攻略できないってこと?」

かがみも何気に立派なオタクだよね……と思ったけど、言ったら話が脱線しそうなので言わない。

「んーや、フラグが簡単に立つんだよ」
「それなら簡単にクリアできるじゃない」
「甘いねかがみ。フラグが乱立して常に空気は修羅場!
 まさに女の子を落とすのが先か、刺されて命を落とすのが先か! って、そんな緊張感で中々中断できなくて……」
「そんな殺伐とした恋愛シュミレーションは嫌だ」
「だって、あくまでゲームじゃん? 現実じゃないんだし楽しんだ方が勝ちだよ」
「……まぁ、二次元でモテてるだけで現実世界じゃロマンスとは無縁だしね、ここは」

かがみが、やれやれとジェスチャー付きで呟いた。
その前の『ロマンス』と言う単語に反応して、私は思わずつかさを見る。
つかさも同じ動作をしたので視線が重なった。なんか意味もなく照れくさい。
お互い照れ隠しで曖昧に笑いあうと、みゆきさんが不思議そうな表情を浮かべている事に気付いた。

「どうしたの、みゆきさん」
「いえ、泉さんが何だか幸せそうに見えて……あ、いつもと笑顔が違うと言いますか……そう思っただけですので」

87:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:50:59 RlHSCIGH
気にしないでくださいね、と言われても。
貴女はエスパーですか。巨乳は潜在的に特別な力があるんですか。
私は私とつかさの事をまだ二人には話していない。
何と言うか、タイミングが掴めなくて。

「へえ、何かロマンスでもあったわけ?」
「なっ……何言ってんのさ、かがみ」

図星を指されたから、助けを求めようとつかさを見たら
「こなちゃん幸せそう?本当に?」と、嬉々としてみゆきさんに尋ねていた。つかさ、KY。
みゆきさんも「えぇ、私にはそう見えたのですが……」って困りながら答えないで。

「ね、どんな人?」

かがみ、なんでロマンスがあった事がすでに確定してるのさ。
いや、からかいで聞いてるって事は気付いてる。
だって、かがみはこれ以上ないほどに笑顔だし。本気と思ったてたら、笑わずに真剣に聞いてくると思う。
つまり普段私がからかっている仕返しのつもりなんだろうけど、私はどうこのピンチを切り抜けようかと必死だ。
もう一度助けを求めようとつかさを見た。
『なんて答えてくれるのかな?』って、妙に期待してるような視線が返ってきた。
うわぁい、助ける気ゼロだよ!
みゆきさんは私の視線に気付いてかがみを見て、止めてくれるかなって思ったけど、なぜか考えこんでいた。
まさか、困ってそうだから止めないと、でも気になる……みたいなジレンマですか?
こんな所で知識欲出さないでみゆきさん!

「そ、そう言うかがみはどうなのさ?こんな話をふってくるって事は……
 もしかして、かがみの方がロマンスとエンカウントしたんじゃないの~?」
「そうなんですか?」
「え、そうなの?お姉ちゃん」
「ちょ、みゆきとつかさまで何言い出すのよ!」

イジられ担当が私からかがみへ移行して、ようやく一安心。
途中から全然食べれてなかったチョココロネに噛み付いた。
食べ進めながら私もからかいを開始する。

「こういう恋愛話ってかがみが最初に話し始めるよね。海でナンパもされたがってたみたいだし~」
「それはあんたが言い始めたからでしょーが!」
「気になるけど初心なんだよねー、かがみは。案外「ファーストキスはレモンの味」とか甘酸っぱい事信じちゃってるんじゃない?」

ニヤニヤ笑いでからかってみると、かがみが少し考え込んだ。
え、もしかして図星?

88:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:52:38 RlHSCIGH
「んー……大体はその時に食べてた物の味じゃないの? ロマンないけど」
「そうだよねー、スイカバー味だもんね?」
「んぐっ!! ご、ごっはっげほっ!!」

むせた。
つかさ、なに暴露してんのと言いたいけど、チョコを吸ってしまったから喉にチョコが張り付いて言えない。
大丈夫!? と三者三様に心配してくれて、みゆきさんが背中を撫でてくれた。
私がせき込んだおかげなのか、つかさの意味深な『スイカバー味』というセリフの意味に突っ込む人はいなかった。
みゆきさんが差し出してくれたお茶を飲んでどうにかこうにか落ち着く。

「あ、ありがと、みゆきさん」
「いえ、大丈夫ですか?」

縦に頷いてコップをみゆきさんに戻す。
慌てて飲んだから味わってはないけど、家で飲むお茶より甘い気がした。
みゆきさんから手渡されたお茶ってだけですごく高級感があるイメージだからかな。

「どうしたのよ、珍しいわね、むせるなんて」
「たまにはこう言う事もあるんだよ」
「ふーん……えっと、何の話してたっけ?」

また話が戻ったら非常に疲れるので慌てて話を変える。

「か、かがみ、今日暇?」
「なんで? 今日は日下部たちと約束があるんだけど」
「あれ、お姉ちゃん珍しいね」

おお、私も思ってたけど、つかさもそう思ったんだ。
そりゃあ、かがみも自分のクラスの人と遊ぶときもあるけど……やっぱ珍しい。

「今日の授業の合間の休み時間にいきなり『柊は私たちをないがしろにしすぎだー』って怒られて」
「ど、どうしたんですか? 日下部さんは……」
「私が本を読んでるときにずっと話し掛けてきてたんだけど、私が適当に相槌打ってたからかも」
「ついにみさきちが爆発しちゃったかー」
「ってわけで、今日は日下部と峰岸と約束があるわけ。なに、また店に行くつもりだった?」
「んや、かがみが行かないならいいや」

話題を変えるための口実だったし、今は絶対に買いたい物はないし。
時計を見ると昼休みもそろそろ終わろうとしている。チョココロネを一気に頬張った。
かがみは恋話の事は忘れたのか、弁当を食べ終わって片付けている。
みゆきさんもつかさも片付け始めて……と、そこで私はつかさの視線に気づいた。

「こなちゃん」
「んむ?」

89:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:54:13 RlHSCIGH
呼びかけられて、急いでコロネを飲み込む。
つかさの表情は真剣だった。
ただ、犬っぽい表情も混じってる気がする。
甘えさせてっていう構ってオーラじゃなくて……捨てないでって懇願してる子犬っぽい感じ。
『ダンボールに入って雨に濡れてるつかさ』という失礼なイメージが浮かんでしまった。

「行きたいところあるなら、私が付いてくよ?」
「……つかさが?」

そう言えばつかさと二人でショップに行ったことないや。私が誘うのはいつもかがみだし。
つかさは……何と言うか、誘っても話についていけなくなるんじゃないかなと思ってしまう。
ただ私の後ろについてきて、わーと辺りを見回して私の説明を聞いてわーと感心して、みたいに。
その点かがみは趣味があうところがあるから誘いやすいけど。
でもつかさがそう言ってくれるなら、断る理由はない。

「じゃあ帰り、一緒に行こっか」
「うんうん! 約束だよ」

パァッと笑顔になってブンブン首を縦に振るつかさ。
首痛くならないかな、それ……

「それじゃ、そろそろ自分のクラスに戻るわ」
「わかりました」
「まったねー、かがみ」
「じゃあねー」

かがみがクラスに戻ったところでタイミングよくチャイムがなった。
次の授業は……数学だ。あー、絶対寝ちゃうな。
みゆきさんも周りの人たちも自分の席へと戻っていく。

「あれ、つかさ? 戻らないの?」

ちなみに今日は私の席にみんなが集まっていたから私は戻る必要は無い。
つかさはチャイムがなり終わりそうなのにじっとしたままで。
なぜか私の頭をポンポンと笑顔で二回撫でて席に戻った。
え、なに? 今の。スキンシップ?
そう言えばつかさに頭撫でられたのって初めてかも。
お父さんがよくするし、時々かがみもしてくるけど。
何でいきなりしてきたんだろう?……いや、まぁ、いっか。
深く考えると何だか顔が赤くなりそうだし。
とりあえず、頬を冷ますために若干冷たい机に突っ伏しとくことにした。

90:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:55:19 RlHSCIGH
放課後、かがみはみさきちと峰岸さんと帰った。
私はつかさとみゆきさんと帰り、途中でみゆきさんと別れる。
うーん、つかさと二人でショップに行く道を歩くのは新鮮だ。

「そうそう、つかさ。あんまり特定できるような事言わないほうがいいと思うんだけど……」
「え? えっと、何のこと?」
「いや……だから、スイカバー味だとかさ……」

あれのおかげでむせたからね、私。
しかもつかさ、私に向かって言ってきたじゃん。

「でもいつかは二人にも話さないと……」
「そりゃ、分かってはいるんだけどね。何もあんな話のノリで言うものじゃないと思うよ」

もし、あそこで私がむせなかった場合を想像してみる。

『そうだよねー、スイカバー味だもんね?』
『つかさ、どういう意味?』
『こなちゃんとしたキスはスイカバー味だったんだよ』
『そうなんですか、泉さん』
『いやぁ、実はそうなんだよ。スイカバー味のキスってすごくない?』
『すごいというか、ある種貴重だな』

四人で笑いあって……想像中断。
まったくもって軽すぎる。
なんか、つかさとの関係を真剣に考えてないみたいじゃん。
それに教室で話す類のことじゃないし。

「二人に話す時は、四人しかいない時の方がいいと思うんだ。
 だからつかさ……また教室であの手の話になったら助け舟出してね」
「あ、あはは……こなちゃんが私の事どう思ってるのかなって気になっちゃって」
「気になったとしても教室で言わせないでよ……」
「だって」

並列で歩いていたのに、急につかさが止まった。
一歩先に進んでしまったけど私も止まって振り返る。
少し俯き加減で表情は見えない。なんだかリボンまでしぼんで見えた。

「こなちゃん、ずっとお姉ちゃんと話してた」
「え? いや……確かにかがみとの会話は多いけど。特に一回寝ちゃった後はギャルゲの話だったし。
 ……そう言えば、つかさは私が眠ってる事に気づかなかったの?」
「気づいてたよ」
「ならなんで起こさなかったの?」
「こなちゃんの寝顔をずっと見ちゃってて……」

待って。色んな意味で待って。
この前縁側で私の寝顔見たはずじゃんか。
つかさが膝を貸してくれたから、つかさの膝枕で寝たし。
……すぐにかがみが帰ってきたからたった数分だったけど。

「それに、ゆきちゃんからお茶貰ってたし」
「お茶貰った理由はむせたからで、むせたのはつかさのセリフのせいだよ?」
「あと……出かけようって最初にお姉ちゃんを誘ってた」
「それは」

今までいつもそうだったし、つかさはショップに興味は無いんじゃないかなと思って……
とは流石に言わない。
三次元での恋愛は初心者だけど、つかさが言いたい事は何となく感じ取った。

91:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:56:38 RlHSCIGH
「……典型的なやきもち?」
「わかんない、けど。もっと私も気にしてほしかった」
「あー、それはやきもちだね」

私は、つかさの事が好きと言いながらも多分、結局は友達の延長線上にいるんだと思っていた。
でもつかさは違う。延長線上じゃなくて新しい関係を望んでる。
そっか。私達は今はまだ恋人とかじゃないのかもしれない。
ただ『好き』と伝え合った。きっとそれだけだ。

「……今までとは違うんだよね、つかさ」
「え?」

つかさの隣を通り過ぎ、手を掴む。
そしてそのまま駅へとダッシュで戻る。

「こ、こなちゃん? お店は……?」
「今日はいいの! 今日は二人でのんびりしたい気分だし!」

つかさだって、私がショップの解説してそれを聞くよりはその方がいいと思うだろうし。
後ろのつかさがたびたびこけそうになっているからスピードを落とす。
手も離さないと目立つかなと思ったけど、つかさの方が握り返してきたからそのままにしておいた。

「……つかさ。顔緩んでるよ」
「うん、そうだね」
「自覚してるんだ……」
「こなちゃん」
「なに?」
「ひょっとして、照れてる?」
「……かもね」

おかしい。先を歩いてるからつかさには表情見られてないはずなのに何でばれてるんだろう。
それに手を離すタイミング失っちゃったし。
……いっか。なんか、不思議な気分がするけど……結構この感覚は好きかもしれない。

「あ、コンビニがあるよ。こなちゃん、アイスとか買う?」
「またスイカバーとか?」
「一本でいいよね?」

いや、二本にしようよ……なんて、つかさの顔見たら言えなかった。
おっかしいなぁ、私こんなにつかさに弱かったかな。

「……半分ずつだよ、つかさ」
「うん!」

ああ、きっとあれだ。好きになったら負け……って事だ。

92:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 02:11:28 0ycyFAEW
GJ!
いろいろ考えこんじゃうこなたイイヨイイヨー

93:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 08:01:45 Q/REKTnO
あれおかしいな
胸がキュンってなるよ?

94:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 16:50:49 J9+zJASO
なんというGJ
これは間違いなく神作品

95:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 22:25:40 K7PLA8FJ
俺のGNドライヴがGJ!と叫んでいる

96:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 23:16:11 nomCbyvs
GJですぜ、アニキ

俺も投下してみたいが文才がないからな…

97:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 04:24:43 FdIv4HRI
>>96
恐れる事は何もない。
君の作品がまた一歩、世界を平和に近付けるんだ



てなわけで、wktkしてぜんらたいき!

98:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 17:04:19 ibctv4YV
ある日ほんの気紛れでスレ漁りしていたらこんなスレを発見シマスター!!
これは斬新!

しかしSS読むとやっぱつかさは優しさと表裏に黒さと言うか純粋な独占欲が垣間見えるな…
爆発して大泣きするか狂気にはしりそうな危うさにドキドキだぜ

99:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 18:41:00 C01JKxrI
>>98

本物は狂気に走りそうな気はしないな
だだっ子のごとく大泣きしそうだ

逆に、その「ありえない意外性」が黒つかさを生んだような気がする

100:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 23:49:40 DITpJQY+
100ミコス♪

101:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 00:42:36 p4m4MLAc
SSに感化されて描いてみた
2個目のSSのワンシーンを2つほど
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)

>>96
俺もwktkして待ってるぜ!
・・・俺も書いてみようかなとか密かに思ってたり

>>98
俺的につかさが狂気に走るイメージはないなw

102:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 00:44:40 Z25wVoGq
吹いたw

103:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 18:50:58 VZttLuwM
>>101
どんどん書いてくれ。
wktkしながら待ってるよ

104:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 21:48:21 XUhdly87
つかこなでもこなつかでもどっちでもいい(´Д`;)
とにかくつかさ可愛いよつかさ。

105:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 00:23:02 43hg9ShL
>>101
再うp

106:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 08:49:58 +n8dmNss
     _           ⌒)
    , ^   `ヽ       '´ ̄ ̄ヽ
   <h> / ハル〉     i(((从  i 
   || |(l.゚ ヮ゚ノ.|       il、-ω-.リi)i
  _||/_つ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/⊂水⊂┐i___
   \/  柊家共用 /


107:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 09:32:51 iws/in3D
OK、ブラクラみたいなのゲット。
     _           ⌒)
    , ^   `ヽ       '´ ̄ ̄ヽ  さすがだねかがみん。
   <h> / ハル〉     i(((从  i 
   || |(l.゚ ヮ゚ノ.|       il、=ω=.リi)i
  _||/_つ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/⊂水⊂┐i___
   \/  柊家共用 /
     ガガガガ・・・

108:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 12:51:50 43hg9ShL
URLリンク(www.nicovideo.jp)

109:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 13:31:04 rKuJ/X8S
今更だが、「ある日のカラオケボックス」のバレンタイン・キッス聴いてて思った


こなたってほんとつかさのこと好きなんだな

110:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 15:49:32 c+BIl4M2
>>109

だな。

『つかさは俺の嫁』派の連中はこなた叩きに走ってたが、ぶっちゃけ嫉妬だよなあれ。

111:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 16:25:22 X/8yM5NX
つかこな詰め合わせ

URLリンク(vista.undo.jp)

112:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 17:34:00 jdMGKq5h
GJ!
右側2枚目良いね

113:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 22:46:50 0DEjXxks
>>111
店員の前でこなたがつかさに抱きついてるのイイ!!
そういやこんなシーンあったな

114:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 23:15:58 u5PxzU2x
>>105
まだ流れてはないと思うけど
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)

>>111
GJ!これはすばらしい

115:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 23:40:56 9HBAJTDc
ワロタ

116:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 15:15:59 WdXJXKkf
吹いたwwww

117:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:08:50 KQsQvDae
こな×つかってさ、なんていうかナチュラルだよな

118:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:27:40 YRugf+Nn
らき☆すたで一番まったりするコンビだな

119:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:04:01 bBXHL+5f
恋人っていうより大親友って感じだな
で、二人で家でごろごろしてるうちに
何となくお互いぺたぺた触りあって疲れて寝てそうw

120:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 21:25:44 TvQOIJCt
そこでかがみが入ってきて毛布かけてくれるんだよな
最高だな

121:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 03:46:44 KtfJShIm
犬神家

122:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 15:18:22 7Pupr4iV
こなた「L・O・V・E!ラブリー、つかさ!」

123:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 17:12:13 crIpzadl
>>117
>>118
同感
一緒にいるだけで幸せそうだよな

124:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:59:14 NC82FX5i
こなたは柊姉妹に萌えてる

125:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 20:24:17 DOMWLB+E
こなた「みゆきさんって歩く萌え要素だよねーww」

126:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:38:23 gLpgmeVZ
>>121
好きな子ほど構いたくなるという…

127:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:45:09 Tj+1352l
あの一泊旅行はつかさをヒィヒィ言わせたいこなたの欲望がストレートに表現されてたな

128:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 00:48:16 bKmvJ4WV
その発想はなかった
そう見ると新鮮

129:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:42:48 iC7mEtJK
>>124
本当に萌えてるのはつかさだけじゃないかな?
好きな子にかわいいと言えないのと同じでさあ。つかさにはあまり萌えとか言わないし
あと細かな配慮とかは一番つかさにしてる気がする
と俺は思う

130:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:44:10 dGVuKsf5
GJありがとうございます 調子に乗ってつかさが少し暴走しました 6レスしよう


ショップめぐりは止めて辿り着いたはつかさの家。
結局買ったスイカバーは溶けてきたのでとりあえず冷蔵庫へ入れられた。
「半分こしようよ」とつかさは言ってきたけど、この前の二の舞にはなりたくないしね。
あれ冷たかったし……つかさは何か残念そうだけど。
今日はゲームはしないで最初から縁側に座る。のんびりするために来た訳だし。
日差しは少し暑いけど、風が吹いているからだるくなるような暑さじゃない。
縁側で足をぶらぶらさせながら私は空を眺めていた。
つかさは……視線を感じるって事は空じゃなくてこっちを見てるんだろう。

「……どうしたの?」

ちょっと反応に困るから空を見上げたまま尋ねた。
まだ話し掛けてくれた方が反応しやすいのに、無言で見つめられるとね……
風が吹いて髪が靡く。目に入りそうだったから手で避けて、その時自然につかさの方を向いた。
やっぱりこっち見てるし。

「こなちゃんの髪は長いよね」
「確かに長い方かな。でもかがみだって長いじゃん」
「ねえ、触ってもいい?」
「ん?いいよ」

特に断る理由もないから、私はぶら下げていた足を上げてペタンと座り、
つかさが髪を触りやすい様につかさに背中を向けようとしたら。

「あ、待って。こっち向いて」

つかさが腕を掴んでストップをかけてきた。
ダメ? と自信なさげに尋ねられると無下に出来ない。

「いいけど、それだと触りにくくない?」
「いいのいいの。ね?」

周りに花が見えるような笑顔ってこんな笑顔のことを言うのかな……と、見惚れてみる。
ここだけ空気が春っぽい。私には出せない空気だよね、と思いながらつい頭を撫でてしまった。
つかさも手を伸ばして私の横の髪に触れてくる。
髪を触る目的だったら正面は触りにくいんじゃないかな?
だからと言って今「やっぱり後ろ向くね」と言ったら、何かダメな気がする。
しょうがないから私もつかさの頭を撫でていた手で髪を撫で下ろして指に絡めた。
柔らかくて、指に引っかからずにするりとすり抜ける。
そんな私の真似をしたかったのか、つかさも同じように指に絡めてきた。
私の髪は長いから引っかかるんじゃないかな。

131:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:50:40 dGVuKsf5

「やぁ、つかさ。お友達かい?」

急に私達以外の声がして驚いたけど、つかさはまったく驚かずに「あ、お父さん」と返した。
私も慌てて「お邪魔してます」と返す。のほほんとしてて、何だかとっても『つかさのお父さん』らしい。

「いらっしゃい。とても仲が良さそうで何よりだよ」

朗らかな笑みを浮かべながら玄関の方へと歩いていくおじさん。
って……この光景は、仲が良いってだけで説明できるのかな?
あ、あれ? 友達同士で向かい合って髪触りあったりするっけ……?
思わずつかさの髪をいじっていた手が止まる。

「ね、ねぇ、つかさ……」
「ん?」

つかさは未だに私の髪を堪能中。そんなに楽しいのかな?
確かにつかさの髪は触り心地良かったけど。

「こういう事って普通にするかな?」
「……普通だと思うよ?」
「そっか……普通……だよね」

なら、私が過剰反応なだけだね。
お父さんやおじさんに見られても、普通に挨拶すればいいんだよね。

「うん。付き合ってるんだから普通だよ」
「そっ……そういう『普通』かぁ……」

つかさ、不意打ち得意だね。スイカバー味といい。
すべてを純粋に受け入れすぎじゃないかな。自分に正直なのはいい事、だと思うけど。
何で私の方が照れるのか。照れたことが恥ずかしくなる。

「つかさのおじさんは、あんまり私たちの行動気にしてなかったね」
「そうだね。仲良さそうに見えたみたいだからよかったー」

……ものすごい会話にズレがある気がするのは考えすぎかな?
それとも私のお父さんが一般的じゃないのか。
お父さんがこういう光景見たら、萌えがどうとか叫びそうだけどねこのシチュエーション。

132:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:51:50 dGVuKsf5

「……ふ、ぁ……」
「どうかしたの、こなちゃん」
「いや……ちょっとね」

軽く睡魔を感じた。
つかさと居ると時間がゆっくり流れてる感覚がする。
それに今日はすごしやすくて、縁側に居ると余計に眠たくなってくる。
思わずあくびをかみ殺した。

「……そう言えば、この前はこなちゃんが寝たよね」
「ん……? ああ、あの膝枕ね。数分だけどね」
「だから今度は私が寝てもいい?」
「つまり、枕になってくれってこと?」

うんうん頷くつかさ。
しかも良いよと返事をしてないのに、断られるとは思ってないような笑顔で。
まぁ、断るつもりはないけどさ。膝枕ぐらいならね、大丈夫でしょ。

「いいよ。私の膝でよければ」

ぽんぽんと自分の膝を叩いて示すけど、なぜかつかさが首を傾げた。
寝るんじゃないの?

「……膝?」

なんで膝叩いてるの? と漫画的吹き出しが見えた気がする。
私はそんなつかさに疑問符を投げたい。だって、寝るんじゃないの? と。

「……膝枕じゃないの?」
「えっとね」

まだ私の髪を撫でていた手が、私の頭をつかさの方へ引き寄せた。
正座を崩した状態で座っていた私はその力に従ってつかさの方へ倒れこんだ。
ごろん、とつかさは私を抱きしめて寝転がる。向かい合わせで横になり笑顔のつかさ。
それに対して、驚きで対処できない私。つかさの行動予想しづらいよ!!

「エヘヘー、だきまくらー」

まるで猫型ロボットの様に言って、ぎゅーっと抱きついてくる。
枕は膝枕じゃなくて、抱き枕のことですか。分からないってそんなの!

「い、いや、これは縁側じゃだめじゃない?さすがに」

付き合っている付き合っていないじゃなくて、場所が。
つかさの部屋ならいいの? という思考にはすぐに頷きかねるけど。

133:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:55:23 dGVuKsf5

「なんで?日向ぼっこしながら寝るのは気持ちいいよ?」
「そ、そういうことだけじゃなくて! 抱き枕って言うのは……」
「こなちゃんって抱き心地いいんだよ?」

そんな言われても知らないよ。
しかも当然のように言われたらリアクションしづらいよ。
私のほうが反応間違ってるのかな……? 自信なくなってくる。
純粋なスキンシップと思えばいいんだろうけど、なんだかイケナイ想像をしてしまうのは私がエロゲ脳だからなのか。
だからと言ってまたおじさんに見られたら今度こそ「仲が良い」ではすまないような……

「それに、学校じゃあんまりこなちゃんに触れないし」
「……つかさは我慢を覚えたほうが良いよ。現実世界にワザマシンがあればいいのに……」
「ざ、沢魔真……?」

誰それ。格闘家?

「で、でも我慢してるから学校じゃこういう事してないよ?」
「そりゃそうだよ! 学校でこれは流石に無理でしょ!! それこそ良くあるギャルゲじゃん」

放課後の学校で~……なんてね。
でも恋人の家の縁側で~……と、どう違うかな?と思ったら大して違いが分からなくなった。
何だろ、背徳感の違い?

「それにこなちゃんも、昼休みに寝てたし……眠いでしょ?」
「いや、寝ることはいいんだよ。この体勢に疑問……って、もういいや」

言っても無駄だしね。それにこういう事は恋人じゃない限りそう無いことだし。
付き合い始めの第一歩と思えば、まぁ、ほら。
恥ずかしくなるけど悪い気はしないと思ったり思ったり。
私もつかさに抱きつくと上機嫌な微笑みが聞こえた。恥ずかしいので目を瞑る。
ちょっと熱すぎるかもしれないけど、何かすごく落ち着く事には変わりなかった。
がくん、と激しく睡魔が圧し掛かる。
折角抱き枕になってるんだから寝ちゃってもいいよね……と目を瞑った。


134:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:57:10 dGVuKsf5

誰かと誰かの声がして、意識がぼんやりと輪郭を描き出した。
寝てしまってどれだけの時間がたったのかは分からない。
確認し様と目を開けたのに暗かった。
どうやら私はまだつかさに抱きついているらしい。しかも結構強く。
頭を撫でられる感覚がする。もしかしてずっと撫でられてたのかな。

「しかしまぁ、よく寝てるわね」
「えへへ、可愛いよね」

……なんか、かがみの声が聞こえるんですけど。
もしかしてかがみに見られてる? って、つかさもうちょっと慌てなよ!! 私の頭撫でてる場合じゃないよ!!
うあ、起きるタイミング逃した!!
クールになれ、クールになれ泉こなた。今どんな状況なんだろ?
えっと……私はつかさに抱きついて肩ぐらいに顔を埋めている状況、かな。
つかさも私の背中に片腕を回して、もう片方で頭を撫でてくれてる。
……つかさ、かがみに見られてるんだよ? 恥ずかしいって思って……ないから平然としてるんだろうなぁ。

「あんた達は常に空気が春ね」
「そうかな、こなちゃんは夏っぽいよ」
「二人でいる時の『のんびり空気』を客観的に見なさい」

かがみも普通に会話してるけど、疑問に思ってないんですか? 抱きしめあって寝てる私たちを。
なんて思わず倒置法になってしまう。どうしよう。かがみがいると起きるタイミングが掴めない。
やぁ、おはようって軽く言っちゃえばOKかな。
一生懸命考えていると、頭を撫でてくれてるつかさの手が止まった。
ゆびがこめかみに移動して、私の横の髪を耳にかけてきる。
目を瞑ってるから見えたわけでもないけど、耳が露になったらしく風が少し当たった。
どうしたんだろうって思っていたら。

「こなちゃん、起きてるでしょ?」
「っ」

声は意地であげなかった。今声を出したら負けた気がしたから言葉を飲み込んだ。
あとつかさ、耳元でウィスパーは止めて。息が当たってくすぐったいから。
それより……それに何で起きてるばれたんだろう? 勘?
無反応を貫いたからか、再び耳元ウィスパーがやってきた。

135:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:58:29 dGVuKsf5

「こなちゃん、大好き」
「なっ」

流石に今回無反応は無理だった。
かがみにばれるほど大きなリアクションは取らなかったけど、つかさに抱きついてた腕に無意識に力が入った。
顔を少しだけ俯かせる。赤くなっただろう顔を肩で隠すように。

「……どうしたの?つかさ。ニコニコしてるけど」
「本に書いてあった『良い夢が見れるおまじない』をこなちゃんに試してみたの」
「そう言うのって効果あるの? 眉唾って気がするけど」
「後でこなちゃんに確かめてみたら分かるよ」
「それもそうね」

確かめないで。お願いだから確かめないで。
良い夢というか、良い思いはしてる……かもしれない。
つかさの表情を窺う事は出来ないけど、かがみが言ってるからにはすごくニコニコしてるに違いない。
かがみにばれないように! と寝たふりを続けながら私は考えていた。

今度本屋に行った時に『正しい犬の躾方』みたいな本を買ってみようかな、と。

136:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 02:02:24 dGVuKsf5
101氏 挿絵ありがとうございます 
自作の挿絵描かかれた経験は無いので感無量です
申し訳ないけどもう一回再アップしてもらえないでしょうか
保存し忘れました

137:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 02:13:21 bKmvJ4WV
>>136
うひょおおおお続ききたああああああああああああああGJ!!!
あいかわらずつかさが我慢知らずだwwwwwww
だがそれがいい

ちなみに画像なら>>114に再うpられてるよ

138:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 02:14:29 bKmvJ4WV
って再ですらないな・・・スマソ

139:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 10:40:12 NVxB6Nzz
おぉ~、GJ

やっぱ、この二人にはほんわかした空気が似合う

これって続くのか?

140:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 11:37:57 iC7mEtJK
GJ!
相変わらずこの2人のほんわか雰囲気がすばらしい・・・

後絵は>>114から行けるよ
まだ流れては(ry

141:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 11:44:43 M6wyrpR6
ワロス

142:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 20:24:13 mnD9Joc5
「こなちゃん…♥」
「つかさ…♥」

『ん…んっ…♥』

143:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 21:58:13 h6G6I1FM
うおーGJ!
いいねいいね、やっぱこの2人は最高だわ

144:136
07/10/16 23:34:27 dGVuKsf5
114から保存できました。
失礼、そして挿絵とGJ本当にありがとうございます。
書く気力が沸いてくる
……だけど、みんなも書かないか?

145:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 01:35:19 Wb14di5v
21話でつかさが茶碗落とした後の「最後まで魅せてくれるね」って言うこなたのセリフがいい

146:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 15:48:28 oduZkzKI
>>132
「エヘヘー、だきまくらー」で萌え死んだ

147:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:35:55 yLkgd1ba
>>144
書いてるが文才がないからキャライメージ壊さないようにとか表現とかに四苦八苦中なんだ

148:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:38:26 yLkgd1ba
>>144
書いてみてはいるけどいかんせん文才ないから四苦八苦中なんだ

149:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:51:18 yLkgd1ba
って2重投稿なってる・・・ごめん

150:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:55:55 Wb14di5v
エロパロスレでも俺十数品投下したことあるけど
ぶっちゃけ下手なんだよなぁ…
ネタもあまり浮かばないし…

151:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 01:34:16 K/UWrJHS
やってみな! 新規に狙っちゃう~のは~


152:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 02:58:56 L+inQa5R
つかさ「こ~んちセックスしよ」

153:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 19:21:59 Q3bWIa7R
全米が萌えた

154:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 20:13:45 CSH34IPC
露骨じゃなくていいね

155:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 00:58:23 QaUOAKgb
>>150
じゃあ下手かどうか試しにSS投下してみようぜ!

156:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 02:36:28 K1ytm+WV
つかさ「宇宙一のぱんちぃ」

157:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 07:58:28 dXYBF4Lx
こなた「せくしぃぱんつと申したか?!」

158:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 09:38:32 K1ytm+WV
つかさ「んーん、せっぷくするのー」

159:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 15:24:22 qyZnvDvh
つかさ「んーん、せっぷんするのー」
に見えて古式ゆかしいつかさに萌えてしまった(=ω=.)

160:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 16:39:20 JHxRnaXj
こなた「動物に例えると私が狐でつかさが犬だね」
つかさ「んー、こなちゃんは狐っていうより猫だよ」こなた「そかな?」
つかさ「うん、だってこなちゃん、『ネコ』だもん」

161:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 20:24:44 6M0mx6CT
つかさはタチ

162:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:24:12 j+Gcn1X5
下手だけど下手なりにガンバって書いてみた。SS投下するの初めてだから何レス消費するかわからないけど頑張る
タイトルは思いつきw

流れ星に願いを

お姉ちゃんは信じてないみたいだけど、私は神様を信じてる。だって色々な願い事を叶えてくれるんだもん。
だから私はお星様に願いを込める。お星様に願いを込めたらきっと神様にまで届くもん。神様に届いたら叶えてくれるもん
だから私は闇夜を切り裂く流れ星に願いを込めた
・・・それが・・・どんな事だってきっと叶えてくれる・・・そんな気がしたから

ある日を境につかさの中でのこなたの存在が変わり始めていた事に気づいた・・・
『友達』としか思ってなかったはずなのに・・・いつの間にか『恋愛対象』としてこなたを見ている自分に気づいてしまった
「・・・こんなの・・・おかしいよね・・・」
それに・・・こなたには双子の姉であるかがみがいる。悔しいけど・・・二人とも息が合ってて・・・
両想いなんじゃないかと思う時さえある・・・自分には勝ち目はほとんどない・・・
そんな思いからかつかさは自分の心を封印して・・・いつも通りこなたとかがみとみゆきの4人でほんわかまったり日々を過ごしていた
そんなある日、いつもの通り4人で帰るために担任の黒井先生の所へ行ったこなたとみゆきを待つ為に昇降口でかがみとつかさが待っていた
なかなか来ないね~、今日の夕ご飯何かな~等とたわいもない話をしている時にふいにかがみが言った
「あ~・・・いっけない、昼休みにつかさたちの教室に忘れ物したの忘れてた・・・悪いけどつかさ取ってきてくれない?」
いつもは自分にあまり頼み事をしない姉からの頼み事・・・変だなとは感じつつもつかさは取りに行く事にした
「でも・・・お姉ちゃん忘れ物なんてあったかな・・・?」
皆を待たせちゃいけないと急ぎ足で教室に向かう。普段はそんなに長いとは思わない廊下も人を待たせてると思ってしまうと何故か長く感じる・・・そんな気がする
不思議だなぁ・・・と思いながら自分達の教室に入るとそこには・・・窓の向こうを眺めているこなたと姿があった・・・
「こなちゃ・・・ん?」
何でここにこなたがいるのか・・・みゆきと一緒に黒井先生の所に行ってたんじゃ・・・と思っているとふいにこなたがこちらを振り向いた
「つかさ・・・?」
こなたも同様に驚いてた。そこには来るなんて予想もしてない人物がいたからだ
「こなちゃん何してるの?」
「・・・何でつかさが?」
なんでつかさが・・・この言葉の意味をつかさは理解できなかった。どういう意味なのか・・・意味を聞くためにつかさは口を開き聞いてみた
すると何か悩む節を見せるもののこなたはゆっくりと答え始めた
「・・・だってみゆきさんは・・・」
「ゆきちゃんが・・・?」
しどろもどろになるこなちゃんを見るのは初めてじゃないかな・・・そんな事を思いながら私はこなちゃんの次の言葉を待っていた
「みゆきさんが・・・さっき・・・『実は休み時間の間に泉さんの事好きな人から伝言がありまして・・・放課後、私たちの教室にいて欲しい・・・との事です』って言うから・・・その人を待ってたら・・・つかさが来て・・・」
『こなたを好きな人』・・・それは自分の事・・・?けど・・・この事は誰にも言ってないし・・・わかるはずが・・・でも・・・
「ん~・・・結構待ってるけど誰も来ないし・・・帰ろっか?つかさ・・・どうせ私は断るつもりだったしね・・・」
そう言うとこなたはカバンを持ち、自分の手を掴んで出口に向かおうとした
「待って」
つかさは自分の手を持っているこなたの手を強く握り、歩き始めたこなたを力強く抑えて、こなたの方へ顔を向けた。
「つかさ・・・?」
いつものほんわかとしたつかさの表情とはまったく別の・・・見たこともないような真剣なつかさの顔があった事にこなたは驚いてた
「多分・・・ゆきちゃんが言ってた『こなちゃんを好きな人』って・・・」
あの日・・・こなちゃんの家に泊まりに行った時に見た流れ星・・・あの時は3回言えなかったけど・・・あの時の願いを・・・叶えたい・・・
もう自分の気持ちに嘘を付きたくない・・・伝えないで後悔するより、伝えてしまう事を選ぼう・・・

「多分、私の事じゃないかな」

163:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:25:57 j+Gcn1X5
言ってしまった。言った瞬間に空気が変わったのが肌で感じる。だけど・・・これ以上自分の気持ちに嘘なんてつきたくなかった
「私、こなちゃんの事が好き」
自分でも恐ろしい程淡々と言葉が出る。自分にこんな一面があったなんて知らなかった
自分で言うのも何だけど・・・もっとしどろもどろするものだと思ってたから
「え・・・?つか・・・さ?」
こなちゃんも慌てている。今の自分の言葉を理解できてないのだろう。いきなりそんな事言われたら誰だってそうなるよね
「わ・・・私もつかさの事好きだよ?」
違う。『好き』の意味が違う・・・その『好き』じゃないの・・・
「ほら・・・つかさは大事な私の友達だし・・・それに「違う!」」
こなたの言葉を遮るようにつかさは声を上げた
「私の『好き』は・・・友達としての『好き』じゃないの・・・恋人としての・・・『好き』なんだよ・・・?」
声が裏返りそう。涙が溢れ出そう。足が竦む。立っているのでさえやっと。意識が保てない。目の前が真っ黒。
だけど・・・伝えたいこの気持ちが・・・だから神様・・・お願い・・・もう少しだけ・・・勇気を・・・私に勇気を下さい・・・!
「女の子同士変なのは分かるの・・・だけど・・・私はこなちゃんが・・・」
もう足が限界。倒れてしまいそう。でももう少し・・・本当にもう少しで・・・
「好・・・き・・・?」
何が起きたのか・・・つかさには理解出来なかった。
気付くと自分に抱き付いてるこなたと共に地面の座り込んでいた。
恐らく伝えた瞬間に足が縺れて倒れこんでしまったのだろう・・・だけど・・・何故こなちゃんが私に?
「私も・・・つかさが好き・・・!ずっと前から・・・伝えたかったの・・・!」
「こなちゃん・・・」
伝わった・・・嬉しさからか涙が溢れ出てくる。それはこなちゃんも同じみたい・・・二人とも大粒の涙を流していた
「私もつかさがずっと大好きだったの・・・でも怖くて・・・怖くて言えなかったの・・・!断られたらもつかさと話も出来なくなるんじゃないかと思うと・・・だから・・・」
「~・・・・・・」
つかさは無言で頷いた。「もう分かったよこなちゃん」と言いたいけど、うれしさで心臓が破裂しそうで言葉に出来ない・・・だからせめて分かる様に・・・伝わるように頷いた・・・精一杯頷いた
今自分が伝えられる方法で精一杯伝えた
「つかさ・・・」
「・・・こな・・・ちゃん・・・」
あぁ・・・多分キスをするんだ・・・こういうのを本で読んだ事あるもん。好きな人と両想いになれた証に・・・
つかさは目を瞑りこなたを待っていた
・・・息が近づく・・・こなちゃんの吐息が・・・伝わる
後1秒後の先には自分とこなたが唇を重ねているんだろう・・・と思っていた・・・が
ガラ!
突然教室のドアが開いた。ビクっとしてこなたとつかさが振り向く
「うぃ~す。WAWAWA忘れ物~っと・・・」
そこにいたのはセバスチャン(仮)だった
空気が固まる。放課後の教室で女同士で泣きながら抱き合い、しかもキスをする目前の光景を目の当たりにしたら誰だって固まる。私でも固まるもん
ほんの数秒が何十分にも感じるぐらい長い時だった
するとセバスチャン(仮)が姿勢を正して始めた。何をする気なんだろ
「すまん・・・ごゆっくりぃ!」
そういうと全力ダッシュで教室から逃げていくセバスチャン(仮)を見てたら・・・さっきまでの雰囲気がぶち壊しだった
「・・・」
「・・・」
2人であっけに取られていると教壇側のドアが開いた
今度は何が来るのかと2人はびくっとした

164:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:27:31 j+Gcn1X5
「もう少しだったのに!あいつめ~!」
そこにはかがみとそれをまぁまぁと抑えるみゆきの姿があった
「お姉ちゃん!?」
「みゆきさん・・・へ?」
2人でぽか~んとしているとみゆきが口を開いた
「いえ・・・少し前から2人のご様子がおかしかったので・・・かがみさんに相談してみたのです」
おかしかったって・・・そんなに態度に出てたのかな?でもゆきちゃんは感とか鋭いから・・・
「丁度私も同じ事考えててね。」
出てたみたい・・・もしかして・・・他の人たちも・・・?
「これはもしかしたら・・・って思ってやってみたのよ・・・そしたら・・・ビンゴみたいだったみたいね?みゆき」
そうですねといわんばかりの笑顔で話す2人をあっけに取られながら見ているとこなたが口を開いた
「前からって・・・気付いてたの!?」
「か・な・りね。あんたら2人してモロ態度に出てるから分かりやすいんだもん。気づかないなんてあんたら2人だけよ」
ビシっと指をこなたとつかさに向けるかがみ。しかも、かなり勝ち誇っているような笑顔で
「でも・・・おねえちゃんってこなちゃんが好きなんじゃ・・・?」
つかさの言葉を聞いて呆れる様に答えるかがみ
「ハァ・・・あのね?どこをどうすればそうなるの?私が突っ込み入れてるから?それともこれに対して色々反応するから?私がそうしなきゃ誰がこれを止めるの・・・よ!」
そういうとつかつかとこなたの所に来てデコピンをかました。
「痛っ!」
デコピンをした後にかがみがクレ○ンしんちゃんのみさ○みたいにこなたの頭のグリグリしながらかがみは続けた
「そんなのだけで好きとかにされるなら、世の中カップルだらけにされるじゃない!・・・まあ私の反応の仕方も悪いだろうけど・・・あんたも私にばかり話しかけるからこういう誤解されるのよ?」
グリグリしていたのを止めて、またもやビシっとこなたを指差すかがみ
するとムゥ・・・っとした表情のままこなたが口を開いた
「だって私の話理解出来るのオタクのかがみぐらいだs「誰がオタクだー!」」
かがみがこなたの頭を叩いた。パッシーンといい音が鳴った
十分に身を詰まっているスイカを叩く音・・・と言えば分かるだろうか。そんな音が夕焼け色に染まる教室に響いた
「というか・・・2人とも何でとめたりしなかったの!?あまつさえ促進してるし!」
こなちゃんが「そういえば」といわんばかりの表情で大声を張って言った。
そういえばそうだ・・・普通にこんな女の子同士とかは止める物なんじゃ・・・
「ん~・・・いや・・・当人同士がいいなら別に止める必要もないかな~って・・・」
「当事者同士の気持ちさえあればどうにでもなっちゃうものですよ?」
何気なくゆきちゃんが凄い事言ってるよ・・・そういえばゆきちゃんって時々凄い事言うよね・・・聞き流しておこう・・・
「どうにでもなっちゃうって・・・」
こなちゃんももう突っ込むのに疲れたみたいで、すごくぐったりとしてる表情をしている。こんなこなちゃんもなんか新鮮でいいな
「まぁ・・・私から言える事は・・・」
お姉ちゃんが眉をひそめて話し始めた・・・今までのは冗談でこれから止めに入るのかな・・・
本気で応援してくれるはずもないし・・・そうなるよね・・・
「人前であまりイチャつかないようにね?」
・・・へ?
「それとお父さんとかにも言っちゃだめよ?娘がこうなってるなんて知ったらどうなるか・・・」
・・・ちょっと・・・?
「あ~・・・あと明日あいつ捕まえて他の奴に喋らない様にお灸すえないとね?」
「お姉ちゃん!?」
「後は・・・ん?何つかさ?」
つかさの声にかがみが気づく。何でそんなに慌ててるのか不思議で仕方ないような顔で
「止めたり・・・しないの?」
「さっきこなたにも言ったでしょ?当人がいいならいいんじゃないかって?」
「そうだけど・・・」「それに」
自分の言葉を遮るようにかがみが真剣な顔で続けた。さっきまでのようなただ眉をひそめただけの顔ではなく、真剣そのものな表情で
「・・・ここで私たちが止めたとして・・・あんた達は満足するの?」

165:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:29:32 j+Gcn1X5
・・・え?
「あんた達はそれで納得出来るのかって事よ。止めるのは簡単よ?こんなの普通じゃないからね。最悪あんた達を二度と会えなくする事だって出来る」
いきなりそんな事言われても・・・そんなのやだよ・・・こなちゃんに二度と会えなくなるなんて・・・考えたくもない
「だけど・・・そんな事したらあんた達だって嫌でしょ?・・・私はこなたもつかさも好き・・・だから私は何があろうとあんた達を応援するって決めたの」
『普通じゃないから止めたい・・・けどそんな事したら2人は・・・』・・・かがみの複雑な心境にようやくつかさが気づいた
そしてさっきまでのほんわかとした雰囲気とは別にピリピリと張り詰めるような空気になった事をつかさは感じていた
つかさだけじゃない、こなたも・・・喋りはしないがみゆきからもかがみのような複雑な心境が見え隠れしているように見えた
「だからあんた達は余計な事考えないでいつも通りしてればいいのよ」
かがみがツンっとつかさとこなたの額を突付く
「こういう事は誰か理解ある協力者がいないと隠し切るのは難しいですから・・・微力ながら私達もお手伝いしますよ?泉さん、つかささん」
「そういう事!」
・・・正直二人がここまで考えてくれてるとは思わなかった。ただおちょくってるだけかと思っていた自分が急に恥ずかしくに思えてきた
それはこなちゃんも同じみたいで、普段はあまり見せないような表情をしている
「周りの事は私達に任せて・・・お父さん達なんて最悪力づくでも納得させてやるから!」
お姉ちゃんがグっと腕に力を込めるようなポーズをしてそう言ってくれた
「どんなに周りが反対しようと・・・私達はずっと味方でいますから・・・安心して下さい」
ゆきちゃんがいつもの微笑みで優しくそう言ってくれた
「お姉ちゃん・・・ゆきちゃん・・・」
「かがみ・・・みゆきさん・・・」
急に目が熱くなった。ここまで応援してくれる人がいるなんて・・・それだけで私達は幸せだよ・・・
「ありがとう・・・二人と・・・」
ガラ!
ついさっき何処かであったようなデジャヴな音がした。あまり見たくない。けど知りたい・・・
勇気を持って音のする方を見ると・・・
「・・・あれ?増えてる?」
またもやセバスチャン(仮)だった。その手にはビデオカメラを所持して
もはや雰囲気ぶち壊し。出かけた涙も引っ込む程に雰囲気ぶち壊しの再登場だった
「あ・ん・た・って・奴はぁぁぁ!」
お姉ちゃんの周りに怒りのオーラが見える・・・そんな気がした
「そのビデオカメラで何撮る気だったんだぁぁぁ!」
こなちゃんからこの前借りた本で見た超なんとか人みたいに今にもおねえちゃんの髪が光りだしそう
そんな事さえも彷彿させる程の怒りを感じたのか
「・・・やばいきがするから・・・全力ダッシュ!」
「待てぇ!こなた、つかさ、みゆき、追うわよ!」
一目散に逃げるセバスチャンを追うかがみ、さらにかがみ達を追うみゆき
あまりの展開に事態に付いていけてないのかつかさはぽかーんとしていた
「・・・あ、お・・・追わなきゃ!」
慌てて立とうとしたつかさの前に手が差し伸べられた。手の持ち主はこなただった
「こなちゃん・・・?」
「行こうか・・・つかさ?」
「・・・うん!」
つかさは自分の目の前に差し伸べられた手を掴む。さっきまでは『友達』だった人の手・・・だけど今は『愛する人』になったその手をぎゅっと・・・優しく握った
もはや影さえも見えなくなった三人を追うために、こなたとつかさは走り出した


「そうだこなちゃん」
「ん?何?つかさ」
「・・・大好き!」
「私も・・・大好きだよ」


お姉ちゃんは信じてないみたいだけど、私は神様を信じている。だってあの時の・・・流れ星に願った願いを叶えてくれたんだもん。
『大好きな人と両想いになれますように』・・・っていう願い事を・・・

166:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:51:26 yGwE9Zey
GJ!乙!よかった!


>>155
試しに見てみたい?
ならエロパロスレのまとめを見てみようか
14スレで初投下した物
ヒントは…欲しい?

167:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 07:45:05 SO6235te
クレしんで思い出したが奴らも糟日部(ry春日部?

168:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 10:03:36 mCemUj37
GJ
本当に初投下?ってぐらい面白かったよ

169:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 10:08:27 nN3Wnktu
いいよいいよー
かがつかも好きだけどこなつかもいいのー

170:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 22:28:01 u2u5avlt
GJ!思わずドキドキしちまったぜ(*゚∀゚)=3

171:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/21 00:47:21 na1qT4hN
>>144
書きたいけど、俺がSS描くとキャラがおかしなことになるんです。
たぶんつかこなの、のほほん感が壊れると思う。
エロパロでもそうでした……ヒントは鼻血。

>>166
隠し○の人ですか?

172:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/21 02:23:20 S8ShM+Nj
>>165
乙&GJです
他の人のつかこなあまり見ないから感無量です

>>171
こな☆フェ○の人ですか?

173:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/22 21:28:51 8C/PhUlb
そろそろまとめサイトが必要か?
過疎ってるから必要ないか・・・

174:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/22 23:35:17 I4rntdSS
たくさんのGJに歓喜。ありがとう
キャラが少し壊れてるかなと心配していたけど・・・

>>173
ある事はあった方がいいと思うな
HPを作る知識は俺はないから人頼みになっちゃうけど

175:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 10:53:30 /ClkEes9
>>173
期待してる

176:173
07/10/24 20:44:13 C0UxomdN
URLリンク(www8.atwiki.jp)

今までこういうのは作った事が無かったけど
こなかがスレのまとめサイトを参考にして作ってみたぜ・・・

タイトルが明記されていない物は無題にさせてもらったけど変更も承ります

177:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 21:50:19 TYvCI6Ov
>>176
GJっす!!
でも作品数が寂しい(´・ω・`)
俺も少しがんばって書いてみようかな……

178:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 22:16:48 Dt2GZGxw
>>176
GJ

>>177
作品数はこれから増える事を期待しようぜ

一応続きっぽいの書いてみようかと思ってるけど今の構想だとどっちかというとかがみとみゆきが活躍しそうだな・・・

179:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 22:23:11 ATyo9AL7
>>176
乙です

俺も頑張ってみようかな

180:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/25 21:52:04 imJ80lJ/
こなた×つかさ
つかさ受けを誰か・・・

181:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/25 23:18:55 pr2SU0xL
燃料がないとダメだ
つかさ分が足りない

182:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/26 02:56:22 p9fX+pu3
>>180
>つかさ受け
お茶請けみたいだな

183:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/26 03:00:07 G56hY2TX
>>162
遅ればせながらGJ!つかこなだけじゃなく4人の友情もよかった!
にしても白石KYwwwwwww

>>176
乙です!

ニコニコにけっこうこなつか物のMADがあるね

184:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/26 21:49:20 Od+G3M7+
神降臨待ち

185:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:01:40 4Mqtc/Zp
こなつか詰め合わせ

URLリンク(vista.jeez.jp)


186:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:10:41 liCgh1ku
>>185
改めて2人の絡みをみてみると、ほんとふわふわしてるよな
頬が緩む……ってか眠くなる

187:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:39:26 LXDIBabc
こな「つかさ、私がバカって部分否定しなかったなと思って…」
つか「ち、違っ!そういうんじゃなくって!」
こな「(あたふたするつかさは可愛いなぁニヤニヤ)」

こうですね!わかります><

188:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:41:11 liCgh1ku
>>187
たった3行で俺をにやけさせるとは
やるな

189:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 16:39:27 K2zn2wrb
>>187
はぁ?お前・・・最高じゃんwww

190:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 10:01:06 4jW5Dl6U
あげときますよ

191:162
07/10/28 11:28:03 IXOlsQkq
続き書こうと思ったけど>>180見てつかさ受けっぽいの作ってみた
百合SSなんてまだ2回目だから受けになってるかどうか微妙だけど、後は・・・キャライメージ崩れてないかが不安

『一緒にいられるだけで』
今日から高校生活が始まる
私は別に高校生になったからって今までの趣味を変えたりするわけでもない
将来就きたい大学・職業があるからこの学校を選んだわけじゃない
ただお父さんとの賭けがあるからこの学校を選んだだけ
中学の頃の友達とは離れてしまったけど、まあ話が合うだけから仲良かっただけで
別に離れて悲しいという感情も特にない
一人でいる事に慣れているし、私の話なんて興味ある人しか聞いてくれないと思うし
担任の黒井先生の自己紹介が終わり、今度は生徒の自己紹介へと移った
担任の印象は何か気さくな人だな~って感じかな
「・・・中学から来ました。泉こなたです」
これといって言いたい事があるわけじゃないし、趣味の話をしたって引かれるだけだろうから
簡単な挨拶を済ませて、他の人の自己紹介を聞いている
「白石みn「はい次~」」
ひど。でもこれであの人の3年間が決まったな・・・となんとなく感じた
「高良みゆきと申します。これから1年間皆様宜しくお願いします」
メガネっ子か~・・・敬語使うって言うのもなかなか萌えポイント高そうだな
・・・でも今までの人で趣味が合いそうな人いないし、この後もいなさそうだな~
まあ別にいっか
「それじゃあ・・・次の人~」
「え~とぉ・・・柊つかさと言います。趣味は料理で~・・・」
それまで横目で見ていたのにふと後ろを振り返ってなんとなく顔を見てみた
そして顔を見た瞬間何か強烈に引き寄せられる物を感じた
・・・なんだろう・・・この感じ・・・別に趣味が合いそうってわけじゃないのに・・・
・・・柊つかさ・・・さんか・・・一応覚えておこうかな・・・

入学式から1週間が過ぎた
1週間もあれば大体は近くの席の人や自己紹介で趣味が合った者同士仲良くなったりしている
・・・『ただ会話するだけ』の人は一応いるけど、私は趣味が合う人がいなかったしな~
トイレに行こうと廊下に出ると向こうから頭の高さを超えるプリントの山を抱えた人がふらふらと歩いてきてる
(ゲームとかだと転んだりしてプリント散乱させるんだよね~)
とりあえず道を空けると柊さんだった
(何かの委員だっけ?)
そう思いつつトイレに向かおうとすると
バン
「キャッ」
後ろから音がする
これはもしや・・・少し胸に期待を膨らませ音のする方を見てみると柊さんがドアにぶつかってプリントを散乱させていた
「あわわわわ~・・・」
転んでパニクってるのかおろおろしている
かわいいな・・・と純粋に思った。いつもの私だったらこのままトイレに向かってると思ったけど
なんとなく気まぐれでプリントを拾ってあげようかなと思った。
トイレだって漏れそうってわけじゃないし、ドジっこを放って置くなんて私には出来ないし
そう思い柊さんに声をかけた
「大丈夫?」「大丈夫ですか?」
私の他にもう一人声がした。メガネッ子の高良さんだ
「あ・・・うん大丈夫です・・・委員長と・・・泉・・・さん?」
委員長?あぁそういえば高良さんは委員長に任命されていたっけ。ほとんど押し付けにも見えたけどね・・・
私の名前はうろ覚えっぽいけど話した事ないし仕方ないか
3人でプリントを拾ってるとき柊さんと手がぶつかった
「あ・・・」
「あっ、ごめんなさい・・・」
「いや、いいよ」
なんてことない普通の出来事だけど、これはフラグたった!?とか一瞬思ってしまった
女同士でフラグ立つような事あってもこんな事思わなかったのに・・・なんでだろ・・・

192:162
07/10/28 11:30:32 IXOlsQkq
その日の帰り道
私は何で何でフラグたったとか思ったのか考えながら歩いていると柊さんが見知らぬ外国人(ガイル似)に話しかけられてた
一見するとただ話しかけられてるだけなのに見た瞬間に考えるより先に体が動いていた
気づくと昇竜拳やら竜巻旋風脚で(イメージだけど)外国人をフルボッコにしてた
何でかな・・・柊さんの困ってる顔見たら助けずにいられなかった
「大丈夫?えーと・・・柊さんだっけ?」
名前だって覚えてるのに何となくうろ覚えみたいに言ってしまった
「ありがとう・・・え~と泉さん?」
これがつかさとの運命の出会いだったのかな・・・

あの出来事があってから早2年が過ぎた
最初の事あった胸の違和感なんて事はすっかり忘れていた
つまらない高校生活になるかと思ってたけど、つかさやかがみ、そしてみゆきさんと仲良くなったおかげで随分充実した高校生活になった
そんなある日の事
「でさ~、長門の長回しがさ」
「ったくあんたって奴は・・・話通じるかどうかも考えないで話振るわよね」
「えぇ~、ハルヒの事だからかがみんは通じてるでしょ!?」
「なっ、た、確かに分かるけど・・・オタクってわけじゃないわよ!私は」
「誰もオタクなんて言ってないのにね」
「うるさい!私はただラノベが好きだから・・・」
「はいはい」
「何よその態度はー!それに私がいったのは私の事じゃなくてつかさやみゆきの事よ!」
「・・・あ」
そういえば・・・つかさやみゆきさんは何でこんな私と仲良くしてくれてるんだろ
話が合うかがみはともかく・・・つかさやみゆきさんはこんな話詰まらないはずなのに・・・
・・・つかさにいたってはアニメショップにまで付き添ってくれるし
「どうしたの?」
「・・・え?何でもないよ」
「ふ~ん・・・あっそういえば今度の日曜だけどさ~・・・」
何気ないかがみの一言が始めの頃あった胸の違和感を思い出させた気がする・・・
(ん~・・・何なんだろうな~・・・この感覚・・・)
家に帰ってゲームしながらもずっと胸の違和感を覚えていた
そこにお父さんがやってきた
「こなたー、ゲームしてるなら対戦やろー」
「別にいいよ」
「っく、この!食らえ!ギャリック砲!」
「何のそのタイミング~、余裕で避けれるよ~。ファイナルリベンジャー!」
「あー・・・また負けたな・・・すっかりお父さんよりゲーム上手くなっちゃったなー、こなたは」
「お父さんが今のゲームの操作性についていけてないんじゃない?」
「何おう!これでもお父さんはかなたとデートしてる時はゲーセンの格ゲーでは無敗の帝王と呼ばれてたんだぞ!」
・・・お母さん?・・・そうだ!
「ねぇ・・・お父さん」
「ん?どうしたんだ?」
お父さんなら分かるかな・・・そんな期待があった
だってお父さんとお母さんの関係も・・・私とつかさに似ている・・・そんな気がしたからだ


193:162
07/10/28 11:31:36 IXOlsQkq
「お母さんってさオタクでマダ男なお父さんと」
「おいおい・・・オタクはまだしもマダ男はひどくないか・・・?」
「とにかく!・・・デートだってお母さんが興味ないような所ばっかだったでしょ?ゲーセンとかおもちゃ屋とかアニメショップとか」
「まぁ・・・比較的多かったかな」
「そんな所ばっかで・・・お母さん楽しそうだったの?嫌がってるとか思わなかったの?」
「んー・・・確かに俺もそう思ってかなたに聞いた事あるぞ『こんな所にばっか来る俺と一緒にいて楽しいか』って」
「・・・それで・・・お母さんは・・・?」
「・・・『確かに他の人と来てたらこんな所ばかりは嫌だな・・・でもね、そう君と”一緒だから”楽しくて来るんじゃない』
『私はそう君の話は分からないけど、例え会話が合わなくても”ただ一緒にいられるだけ”で嬉しいんだよ』って言ってくれたんだ」
・・・お父さんと一緒だからこそ・・・?
「あぁ、それで俺は感動してなー、人前なのに涙ボロボロ流してかなたに迷惑かけちゃったんだよ」
・・・つかさも・・・もしかしてお母さんと同じ・・・?
そう思うと胸がものすごく熱くなってきた。この感じって・・・まさか・・・
「さて・・・昔話も終わったし、2回戦へと行くか!今度俺はブロリー使うぞ!ブロリー!」
アーマー持ちの強キャラですか・・・といつもなら突っ込む所だけど・・・今は別の事で頭がいっぱいでそんな事を言う気にならなかった
「何してるんですか~?」
「お、ゆーちゃんも来たからこれ止めて皆でマリパやるか!ねえゆうちゃん?」
「マリパなら私も出来るからやりたいですー」
「よ~し、それじゃあ変えるぞ?・・・こなた?」
「お姉ちゃん?」
・・・もしかして・・・私・・・
「こなた大丈夫か?」「お姉ちゃんどうしたの?」
「・・・え?」
気づくとお父さんとゆーちゃんが心配そうな顔でこちらを見ていた
「お姉ちゃん・・・顔赤いよ?風邪でも引いたの?」
「え・・・そ、そんな事ないよ!」
「でも様子がおかしいぞ?」
「あ・・・宿題あったの思い出しただけだよ!だから私部屋に戻るね!」
そういうと逃げるように自分の部屋に戻った
・・・私・・・つかさが・・・す・・・き?

・・・結局あれから一睡も出来なかった・・・
好きだと確信が持てるものはあるわけでもないけど・・・・・・好きじゃないって確信を持てるものもない・・・
私は百合だったの・・・?でも、友達として好きって事も・・・微妙だ・・・
「おはよう、こなちゃん」
「ひゃう!?」
いきなりのつかさの声、思わず変な声が出てしまった・・・
「何あんた・・・変な声出してるのよ・・・」
「いや・・・昨日あまり寝てなくて・・・寝ぼけてる頭にいきなり話しかけられたから・・・」
「ま~た、アニメか・・・いい加減卒業しなさいよ」
「・・・そ、そうなんだよ~!最近のアニメは面白くってさ~」
「いい加減そろそろ卒業しろよな・・・まったく」
こんな時にネトゲーやアニメで毎日寝不足な自分の生活に感謝しないと、変に勘ぐられる心配ないし
・・・つかさは・・・この話どう思ってるかな・・・
ちらっとつかさの方を見るとつかさは・・・笑っていた

それから話をしているだけなのに、何かとつかさの顔色を伺う機会が増えていった
「これは・・・完璧かも・・・」
私はつかさが好き。これはもう変えようのない事実だと思う
確かに話をしてて楽しいのはかがみだ。ある程度話も合うし、私のボケにもちゃんと気づいてくれる
・・・だけどお母さんが言った”一緒にいるだけで楽しい”のは・・・?
・・・試しにかがみと何も話さないで、ただ一緒にいるだけの光景を浮かべてみる・・・
・・・・・・・・・・・
だ、ダメだ・・・話さずにいるのはちょっと無理かも・・・
みゆきさんは・・・話さなくてもいけそうだけど・・・何か・・・こうオーラ的な物で威圧されそう気がする・・・
じゃあつかさは・・・大丈夫
だってつかさと2人きりの時は・・・私がゲームして隣のつかさが見てるだけ・・・とか
ひなたぼっこしてるだけとかあるもん
そしてそれは・・・楽しかった。少なくとも私は楽しかった
「・・・つかさ・・・」

194:162
07/10/28 11:33:42 IXOlsQkq
自分の気持ちに気づいてたら1週間がたった
そんな時に偶然というか運命というか・・・かがみが休んだらしい
「え?今日かがみ風邪で休みなの?」
「そうなの、でもあまり大した事はなさそうだから明日には来れるかも」
まいったな・・・今日欲しい物あるからゲマズ行こうかと思ってたのに・・・
仕方ない一人で・・・
「やっぱり・・・こなちゃんお姉ちゃんいないと寂しい?」
・・・え?
「何かお姉ちゃんが休みって聞いたときのこなちゃんの顔・・・寂しそうだったから」
「いや・・・そんな事はないよ?」
ちょっとつかさの顔が暗いように見えたけど・・・私がそう答えるといつもの笑顔に戻ってた
「そうなんだ~」
まあ一人で行かなきゃいけないっていうのは寂しいけどね・・・そうだ・・・つかさを誘ってみよう・・・
いつもかがみ誘ってオマケみたいに付いてきてるだけだし・・・もし・・・つかさを誘って『いいよ』って言ってくれたら・・・
「ねぇ・・・つかさ」
「ん?どうしたのこなちゃん?」
いつものつかさスマイルでこっちを見ている・・・断られたら・・・
ふとそんな事を思い浮かんだけど、聞かないで後悔するより、聞いて後悔した方がいいよね・・・
「今日ゲマズ寄ろうと思ってたんだけど・・・つかさ・・・一緒に行って・・・くれる・・・?」
「う~ん・・・」
悩んでる・・・ということはやっぱりお母さん達みたいにはならないよね・・・
「えと・・・嫌ならいいんだよ?一人でも行けるし・・・」
「いいよ~。一緒に行こう♪」
「・・・」
「?どうしたのこなちゃん?」
「え・・・いいの・・・?」
「うん。何で?」
「だって・・・つかさはあそこ行っても分からない物ばっかでつまらないんじゃないかなって思って」
「こなちゃんと一緒ならどこ行っても楽しいよ~。私は」
・・・私と一緒ならどこ行っても楽しい・・・これってお母さんがお父さんに言った事と同じ・・・意味・・・?
やばい、そんな事考えたら顔が熱くなってる・・・
「・・・こなちゃん?」
「はヒ!?」
気づくとつかさの顔が私の数センチ前にあった
びっくりして裏声になっちゃった・・・
「こなちゃんも熱あるんじゃない?顔赤いよ~?」
「そ・・・そんな事ないよ!あ、えと・・・じゃあ放課後に寄ろうか?」
「うん!」

そして放課後になった
いつも放課後になるのは楽しみだけど、今ほど待ち遠しい放課後はなかった
初めてつかさと2人きりで行くゲマズ・・・何かデートみたいだな・・・
でもデートだとしたら・・・もっとロマンがあるところがいいよね・・・
そんな事を考えながら目当ての物を買って私たちは店を出た
「こなちゃん何買ったの?」
「えとね~・・・ハルヒの5巻と平野綾の新曲」
「へ~そうなんだ~」
「前から出てたんだけどお金なくてね~、今日やっとバイト代入ったのだ~」
「良かったね~こなちゃん」
「まったくバイト様々だよ~。欲しいものが何でも買える・・・うわ」
油断してたせいで店の前の段差で躓いてしまった
やばい、これはこける!と思い私は思わず目を閉じた


・・・?

やわらかい・・・?

195:162
07/10/28 11:35:04 IXOlsQkq
何でやわらかいのか分からない、目を開けてみると・・・
つかさが私の事を抑えてくれていた
「大丈夫?こなちゃん?」
「うん・・・ダイジョウブ・・・」
痛みがなくて良かったとかそういう事は頭になかった
・・・私の顔がつかさの胸に埋まっている
その事で私の頭の中はいっぱいにだった
「よかった~、いきなりこけたからびっくりしたよ~」
「・・・いや・・・つかさ・・・」
「?どしたの?こなちゃん」
どうしたもこうしたも何で離さないの?何でギュッと抱き締めたままなの?
「あの・・・つかさ?もう大丈夫だよ?」
「・・・こなちゃんの髪の毛ってサラサラしてて良い匂いするね~」
そう言いながら私の髪の毛を撫でてる。・・・好きな人にそんな事言われたせいか
抑えていた私の理性は飛んだ
「つかさ・・・」
「?何~?こなちゃ・・・ん!?」
私はつかさの胸から無理やり離れ、つかさの手を掴んで人気のない道に走り出した
もう自分の気持ちを抑える事が出来なかった
この気持ちを伝えた・・・!きっと・・・きっと大丈夫なはず・・・!
お父さんとお母さんだって上手く行ったんだ・・・!似た境遇の私たちもいけるはず!
・・・性別の壁だって越えて!


この辺なら大丈夫かな・・・
私が知ってる限りじゃここの公園はあまり人が来ないはず
だって1人でゲマズ寄った後にここで読書とかしてたりしてるからね
「はぁ・・・はぁ・・・どうしたのこなちゃん?いきなり走り出して?」
「ん~・・・ちょっとね・・・」
・・・いざ決意して言おうと思っても・・・なかなか切り出せない・・・
・・・そりゃそうだよね。そんな軽々しく言えるなら皆苦労しないか
「わ~綺麗な夕日~」
「・・・だよね~」
ここの公園は結構高台にあるからか、鉄のジャングルとかしている街の向こうにある山が見える
そしてその山に沈みかけている夕日からの光が鉄のジャングルに降り注いで街全体がオレンジ色をしてる
「私はここの光景は結構好きだな」
「こなちゃんよく来るの?」
「よく・・・ではないけど、一人でゲマズに来た時とかは寄る事多いかな」
「そうなんだ~」
「うん・・・こういう光景見てるとさ・・・高校生になったばかりの自分の事思い出す気がするんだ」
「最初の頃のこなちゃん?」
「うん・・・私さ、最初は別に友達なんて出来なくてもいいかなって思ってたんだ。
どうせ私と趣味が合う人なんていないだろうし・・・と思って・・・」
「・・・」
つかさが真面目な顔で真剣に聞いてくれている。これがかがみとかならちゃかされてただろうな・・・
こういう何でもない話でも真剣に聞いてくれる・・・そんなつかさに私は惚れちゃったのかな
「でも今は違う。かがみやみゆきさん・・・それにつかさがいない生活なんてもう私には考えられない」
私の話に突っ込むかがみがいて・・・私の疑問に答えてくれるみゆきさんがいて・・・
・・・そして・・・誰よりも私の事を考えてくれているつかさがいる・・・
こんな当たり前の毎日をくれたのは間違いなくつかさだ
ピンチの時に助けたけど、話なんて合うはずもないのにいつも隣で笑ってくれている・・・
「私・・・」
高校生活も後1年・・・皆それぞれの道を歩む為に離れ離れになる・・・
でも会おうと思えばいつでも会える訳だよね・・・だからここで私の気持ちを伝えなくても・・・つかさとは一緒にいられる・・・
「?何こなちゃん?」
違う・・・”一緒にいられる”のが私の理想じゃない
私はつかさと”一緒になりたい”んだ・・・!
だから・・・私は・・・!
「つかさの事が・・・」

196:162
07/10/28 11:36:40 IXOlsQkq
『え・・・おかしいよこなちゃん』
―ドクン
今のは・・・つかさが言ったんじゃない。私はまだ言い切ってないんだから・・・今の葉・・・私の・・・妄想だ
でも・・・あり得ない未来じゃない・・・いくらつかさが私を好きだと言っててもそれが『友達』の枠としての好きなら・・・
引かれる・・・引かれるどころかもうつかさと会う事すら許されない・・・
次の言葉が出ない・・・いわゆるノーマルじゃない・・・自分でも気づいてるからこそ最後の歯止めがかかっているんだ
「・・・」
つかさが私の言葉を待っている。いつものキョトンとした顔で
「・・・す」
「す?」
ここまで来たら誤魔化せない・・・いくらつかさでもここまで感づくはずだし・・・
「~・・・」
駄目だ・・・出ない・・・今はまさにシュレーディンガーの猫と同じだ・・・
このまま何もせずにいたら「付き合える」と「付き合えない」かは分からない・・・
その方が幸せなのかもしれない・・・誰だってパンドラの箱を開けるのは怖いんだ・・・
誰だって『気持ちを伝える箱』を開けるのが怖いんだ・・・
ピロピロピロ
「!」
「あ・・・お父さんからだ」
つかさの携帯が鳴った音だった
「うん・・・うん・・・分かった。すぐ帰るね」
そういうとつかさは携帯を切った
つかさの言葉から大体の予想はつく・・・
「お父さんが早く帰ってきなさいって言うから帰ろう?こなちゃん」
「ぇ・・・あ・・・」
これは転機なのかもしれない
つかさは今の電話で私が言おうとした事の事なんて忘れたらしい
だから・・・言わないで・・・このパンドラの箱を開けないで過ごす為の最後のチャンスなのかも・・・
「ほら行こう?こなちゃん」
つかさが私の前に手を差し出す
「・・・」
「?こなちゃん?」
・・・確かにパンドラの箱は様々な災いが詰まっている・・・
「どうしたの?お腹痛いの?」
でもね・・・
「つかさ・・・笑わずに聞いて」
パンドラの箱から災いが飛び去った後に残っているのは
「?さっきの続き?」
『希望』か『絶望』だと言われている
「うん・・・私ね・・・」
・・・私のこのパンドラの箱に残ってるのがどっちか分からないけど
「・・・」
私は希望が残っていると信じて・・・開ける!

「つかさが・・・好き」


197:162
07/10/28 11:38:29 IXOlsQkq


言ってしまった。もう後には戻れない・・・
「・・・え?」
つかさはキョトンとしている。意味がよく分からないのかな・・・
ここまできたんだ・・・最後まで突っ走るだけ・・・
「友達としてじゃなくて・・・その・・・あの・・・付き合うとかの好き・・・なんだけど」
「・・・」
まだキョトンとしてる・・・これは・・・ダメ・・・かな・・・?
「いや、あの・・・その・・・」
首を傾げている・・・やっぱりダメだったか・・・
「・・・分からなかったの・・・」
「・・・え?・・・何が?」
「ん~・・・最近・・・こなちゃんの事想うととね・・・胸がもやもやする感じがあったの」
・・・私と同じ・・・あの感じがつかさも・・・?
「後こなちゃんとお姉ちゃんが仲よさそうにしてるの見ると胸がムカムカして・・・」
「・・・つかさ・・・?」
「何なんだろう・・・ってずっと考えてたんだけど・・・でも今こなちゃんに告白されて・・・私もこなちゃんと同じだったのか・・・って分かったの」
私と同じ・・・ということは・・・?
「私もこなちゃんの事好き。もちろんこなちゃんのと同じ意味でね」
「・・・つかさ!」
「ひゃう!?」
私は思いっきりつかさに抱きついた、両想いだったなら何も悩む必要なかった
・・・けど・・・このつかさの反応は?
「・・・どうしたの?つかさ?」
「え、いや・・・なんか照れちゃって・・・」
「・・・プ・・・」
「?」
「あはははは!」
「え?どうしたの?こなちゃん??」
「いや・・・何かつかさらしいな・・・って思ってさ・・・」
「私らしい?」
「うん・・・純粋すぎるっていうかな?何かそんな所がつかさらしいな~って思って」
「ふ~ん???」
やっぱりつかさらしいな~・・・こんな所も好きだけど・・・
「じゃあつかさ・・・その・・・少ししゃがんで目を瞑って・・・?」
「?何で?」
「何でって・・・ほら・・・そのキ・・・キス・・・したいから・・・」
そう言うとつかさはようやく理解したのか私の背の高さまで屈んで目を閉じた
・・・うん・・・つかさは天然だからね・・・私がリードしていかなきゃいけないか・・・
「これでもギャルゲーは沢山してるから知識はあると思うし」
「?何か言った?こなちゃん?」
「え?いや・・・何でもないよ」
オレンジ一色に染まる人気のない公園で私はつかさと始めてのキスをした
誰が何て言おうと私はつかさが好き。つかさも私が好き・・・2人の気持ちさえあればどんな障害だって乗り越えられる
・・・私はそう信じている
「・・・じゃあ帰ろうかつかさ」
そう言って私はつかさの手を握る
「・・・うん!」
つかさも私の手を握り返す

「明日からが更に楽しみになるね」
「そだね~」
「あ・・・つかさ?まだこの事誰にも言っちゃダメよ?」
「え?何で?」
何でって・・・私はつかさの天然に翻弄されないように気をつけよう・・・
そう誓って駅へ向かう道でつかさに理由を教えながら歩いた
何だか駅までの道が今までと違う感じがするな・・・と思いながら

198:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 14:18:27 U/H7Pml/
GJ

199:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 16:04:53 IXOlsQkq
乙!よかったよ!!


200:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 18:18:22 k77EbmM2
テラGJ!!
ニヤニヤしてる俺きめぇwwwww

201:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 21:05:45 9IkRZZ+J
まさか本当につかさ受けを書いてくれる
人がいたとは・・・GJ!!!!!!

202:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 21:59:48 U247/jgB
神降臨w

ニヤニヤしながら読ませていただきました。
GJ

203:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 22:37:52 1xekb26g
GJすぎw
さっきから俺の下半身自重しろ

204:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 22:46:06 bDdnYRON
これはすばらしい
GJと言わざるをえない

205:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 00:42:07 s3fJNNTm
おお! こなたがリード役なのも新鮮だな!

206:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 01:19:19 BhVh2RtJ
また神が舞い降りたか

207:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 05:38:44 4mEC4Yae
「・・・それでね、こなちゃんがね・・・♪」
「もう、つかさったらこなたの話になるとすぐ興奮するんだから」
「へっ!?そ、そうかな?えへへ・・・」
「そろそろお風呂はいって寝ましょ、先にはいっていいわよ」
「は~い」
「・・・ふぅ、ん?珍しいわね、こなたから電話してくるなんて」
「やふ~、かがみん!」

「・・・いや~、つかさってば・・・」
「・・・」
「もしもし、かがみん?聞いてる?」
「はいはい、聞いてるわよー・・・」

「(はぁー、今日はなんだか疲れたわね・・・さっさと寝ようっと・・・)」

『・・・こなちゃんがね・・・♪』
『・・・いや~、つかさってば・・・』
『こなちゃん・・・』
『つかさ・・・』
『こな・・・』
『つか・・・』
『・・・』
「(あぁっ!もうっ!なに考えてんのよ!寝るのよ!寝る!・・・)」


「こな×つか」の起源には様々な説が唱えられていますが
このようにかがみさんによって初めて観測されたという説もあるそうです
お恥ずかしながらわたくしも「こな×つか」に興味をそそられずにはいられません
みなさんの創られたお話もお聞かせ願えると幸いです

208:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 15:55:08 tsckRAq2
かがみ大変だなw

209:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 16:37:23 s4bZIN6w
>>197
今更だが乙!GJ!こなたはバーダック使いかw

210:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 16:52:32 UW35edZe
>>207
みゆきさん乙

211:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 21:40:20 s4bZIN6w
あれで受けになってるのか少々不安だったけど大丈夫みたいで良かったw
そして沢山のGJありがとう
DBネタは俺が今やってるから何となく入れてみただけなんだけどねw
そして俺がバーダック使いなのでこなたにバーダックを使わせt(ry

212:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/29 22:05:53 HFPUCwNp
>>211
全然おkだぜ
次の作品も待ってる

213:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/30 01:05:10 i2dPPmi6
格闘ゲームって実際にプレイするより、好きな漫画(バトル漫画に限らず)やキャラなんかの格ゲー化を想像したりするのが一番楽しいよね。

214:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/30 01:43:50 rE11goNL
こなたは間違いなくリュウケンタイプのキャラだな。

某サークルの格ゲーでは、かがみは巫女服でギース様だった。わからんでもないw

215:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/30 17:22:23 /+dmcZU4
こんなところにもみゆきさんがいたのか…

216:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/30 22:08:06 EUNexSPw
みゆきさんはらきすた百合関連スレ一通りチェックしてるそうだ

217:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/30 23:36:14 lWVGrlBk
みゆきさん何してはるんですかw

218:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/31 00:39:05 zTBCv6es
そして自分のSSの少なさに涙するんだ

219:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/31 16:08:14 g4LdlT/a
みゆきさん、カワイソス(´・ω・`)

220:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/31 23:07:45 DCcIW5gM
いろいろネタは考えてるけど、どういうのがみんなの好みなんだろ?
まったりラブラブものか?ちんこ爆発しそうなガチ百合ものか?


221:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/31 23:28:08 nOHPYoao
>>220
戸惑うこなたを痴女のごとくリードするつかさ…的な18禁百合百合ストーリー

222:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/31 23:56:41 RnmeAs7p
つかさは受けっ子なほうが可愛いっス。
自分の気持ちをどう表現していいか分からないこなたにいじられるっス。

223:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/31 23:59:16 2lW9VhkK
俺もつかさ受けの方がすきかなぁ

224:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/01 00:01:34 F7OePPKL
俺はギャップ萌えなので
強気つかさ攻め・弱気こなた受けかな

225:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/01 00:29:49 u1AFZyw5
つかさ受け攻め両方書いた>>162推参
一応最初の方は続編っぽいの書いてるけどつかさ受けの方も続き考えてみるかな・・・
何気につかさ受けの方が好きな人多そうだしw
でも早く上手い人が現れることを願う

226:220
07/11/01 00:56:04 F0tm+M5T
どうやらこな×かが同様ガチ百合の方が受けがよさそうだな

俺の中ではかがみのエロさが異常で
リアルではエロに興味がないこなたとエロの概念がないつかさの相思相愛
そんな様子をみてかがみが尋常じゃない妄想を炸裂させて嫉妬している所を想定して
「かがみんw」となるのも好きで>>207をかいてみたりした



227:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/01 01:50:29 twQEEWMw
久しぶりに来たらやたら伸びててびびった
もう落ちてるんじゃないかとか思った俺を許して

228:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/01 10:32:48 vl/wSS4G
少しずつ速度が上がってきてる
百合が勢いを増すのは良いことだ

>>220
つかさ受けでまったり
18禁はこの板では無理だしな

229:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/01 11:14:01 dmWiiARK
俺もすぐ落ちるだろうと思っていたが、ここまで伸びるとは・・・

>>220
俺もつかさ受けが好きかも

230:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/01 11:26:02 McDzadFr
>>191
GJ!
ちょっと三点リーダーが多いのが気になったけど、内容はすごく良かったよ
つかさとこなたはお互いに一緒にいるだけで楽しいと思える関係なんだよね~
やっぱりの2人だが大好きだ

231:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 04:44:43 hJGyhefD
こなた攻めでもつかさ受けでも
こなた受けでもつかさ攻めでもなんでもいけます

232:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 08:17:36 UfNcdcjH
だからつかさ攻めでいくという浪漫がだな

233:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 09:37:38 IpX9ajXc
つかさ:ヘタレ攻め→覚醒してマジ攻め
こなた:誘い受け→圧倒されてマジ受け

234:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 10:04:08 heV/gvoY
恋愛要素やエロスが全くない、ツッコミ不在で変てこな会話をしている二人が好き、個人的に。

235:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 15:39:45 RB1Uhg63
>>223

「つかさってソノ手の知識なさそうだよね」
「ソノ手ってどんな手?」
「いや、例えばね。私がベッドに座って両手広げても『?』って顔しそうだよね」
「……え、えっと、どういう意味?」
「だーかーらー『どうぞ』って意味……ってそれすら分かんないかなー」
「あ、アノ手だね!」
「どの手? って、うわっ!! いきなり抱きつく普通!?」
「だって『どうぞ』って両手広げてたから……ダ、ダメだった?」
「そーゆー事じゃなくて、まぁいいんだけどさ」

『……』

「つ、つかさ? どうしてそんな真剣な表情になってるのかな?」
「今ね、昨日お父さんとお母さんが見てたビデオを思い出してたんだ。
 こういうシーンがあったなーって」
「どんなビデオ?」
「愛の流刑○と失○園だったけど。……真似してもいい?」
「ちょっ!! よりにもよってそんなビデオ!? つーか真似ってな―ぁっ!?」

以下略

こういう事? なんか違うか。

236:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 16:40:38 j9s66H/U
こなつかの同人って全然見かけないんだが、存在するのだろうか?

237:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 17:55:01 a7Ow38ar
こなたを賭けて、かがみとつかさが
18禁な争奪戦を繰り広げるやつならあったけどなー。

238:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 18:00:08 dHBBVn/R
>>237
よければタイトル希望

239:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 18:02:24 3+EJEceq
>>236
見たことあるけど途中でかがみが入ってくる事が多いと思う

240:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 19:25:08 +mlVYdIO
>>238
らっき~☆すた~2(GABALL SCREEN)
つか×かが本なので一応注意。こなたの出番はほぼ無いす。


241:名無しさん@お腹いっぱい。
07/11/02 21:43:53 dHBBVn/R
>>240さんくす!!

242:162
07/11/02 22:59:57 hJGyhefD
週末になる前に投下しておこう
今回のは>>162の続きです。相変わらず1レスの制限が分からないのでいくつ使うか不明です

「初デート」

私たちが付き合ってから1週間が過ぎた
お姉ちゃんとゆきちゃんのおかげで今の所順調に行ってる
「バ・・・ル・・・サ・・・」
私がこなちゃんにメールを打っている横でお姉ちゃんがテレビを見ている
ここまではいつもの私たちの光景だったけど
そこにお父さんが入ってきた
「かがみ、つかさ。これあげるよ」
そう言ってお父さんが私たちに4枚の紙切れを渡してきた
「何これ?・・・遊園地の割引券?」
渡されたのは1枚2人までフリーパスが割引されるチケットだった
「うん。お父さんの知り合いから貰った物なんだ」
「へ~・・・で家族皆で行くの?」
「いや~それがな~」



「へ~、でお父さんとお母さんとお姉ちゃん達皆用事あるんだ」
「そ。しかも有効期限が今週の日曜までなのよ」
次の日さっそくお姉ちゃんがこなちゃんとゆきちゃんに話した
こなちゃんには私から話したかったけど・・・忘れてた
お姉ちゃんも気を遣って言わなかったのに・・・じゃないと放課後の帰り道に話振るわけないもんね
「だからもったいないしさ、今度の日曜日に行かない?」
「今度の日曜日ですか・・・私は大丈夫ですよ」
「日曜日か~・・・う~ん・・・ちょっとイベントがあるけど・・・」
何かイベントがあるみたいでこなちゃんは少し悩んでいるみたい
するとこなちゃんがチラリと私の方を見て、何かを思ったのかわからないけど
「・・・いいよ。皆で行こう~」
と行く事にしてくれた
何だろう?私の顔に何かついてるのかな?それにこなちゃんの視線にお姉ちゃんも何か気づいたみたい
お姉ちゃんは何か気づいたのか分からないけど何やら呆れるような羨ましいような顔をしている
「でも私そんな遊園地聞いた事ないな」
「私もないですね・・・」
意外と知られてないのかな・・・でも私達はお父さんの仕事についていって知ってるけど
言われてみれば確かにあまり話題には上らない
そんなこなちゃん達の素朴な疑問にお姉ちゃんがチケットの裏側を見ながら答えた
「ん?あぁ、あまり知られてないかもね・・・まあ遊ぶものは沢山あるから大丈夫・・・ぁ」
チケットの裏側を見てお姉ちゃんの動きが止まった、何を見つけたのか確認しようとしたらおねえちゃんに防がれた
「・・・・・・そうか」
何に納得したのかな?
「どしたのかがみん?」
「ん?いや何でもないわよ?」
何でもないと言いながらお姉ちゃんは何か思いついたのかニヤニヤしながら私とこなちゃんを見てる
何だろう?

243:162
07/11/02 23:04:20 hJGyhefD
そして次の日曜日になった
ここの遊園地は近くに目立つ大型の遊園地があるせいかあまり人がいないけど
古いながらも大型の遊園地に負けないほど新しいアトラクション等も沢山ある
なので地元では隠れた名所と言うことで地元の人はこっちをよく利用しているらしい
ちなみにこの遊園地の目玉は真ん中に建っている教会。何か教会の跡地に建てたらしいけど、潰すのがもったいないとか何とかで・・・
あれ?後何かあった気がするな?なんだっけ?とにかくその遊園地の前で私は1人こなちゃんを待っていた
「おはよ~つかさ」
「おはよ~こなちゃん」
「そしておはよ・・・あれ?かがみは?」
こなちゃんがお姉ちゃんがいない事に気づいた
「実はね・・・今朝」

『つかさごめん!私急用出来たから悪いけどこなたとみゆき達だけで行ってくれない?』
『急用って?』
『日下部と峰岸と約束あったのすっかり忘れてたの!だから悪いけど・・・』
『うん。分かった~、こなちゃん達にはそう説明しておくね』
『ごめんね!じゃあ』

「って事でお姉ちゃん来れないの」
「ふ~ん・・・まあ仕方ないよね」
「それと・・・」
「?」
私は携帯を取り出しこなちゃんにゆきちゃんからのメールを見せた
『すみませんが、母の急用で行けなくなりました。せっかくのお誘いをこんな形でお断りしてすみません
私の事は気にせずに皆さんで楽しんで下さいね』
「だから・・・」
「ん~・・・仕方ないよね。用事が出来たんじゃ。とりあえず中に入ろうか?」
「そだね~・・・ぁ」
「?何つかさ?」
「え・・・いや何でもないよ・・・」
これって・・・デート?皆がいると思ってたから意識しなかったけどあの日から初めてこなちゃんと2人で出かける日=初デート・・・だよね?
「つかさ~、割引チケットは~?」
「え?あっ、これ!」
完全に顔が赤くなってる気がしたけどこなちゃんが平然としてるから多分大丈夫なんだと思う・・・こなちゃんもこの事気づいて変な雰囲気にならないようにしないと・・・
お互いまだ2人きりで出かけたりした事ないからギクシャクする気がするから・・・そんな事言っても・・・あぅ~意識しちゃう
「ってあれ?割引チケット1枚しかない?」
お姉ちゃん渡し忘れたのかな?でも今日までなんだから取っとく必要もないから全部渡すと思うけど・・・変なの・・・ゆきちゃんがちゃんと来れてたら危なかったよ~
「フリーパスがこんなに安くなるなんて何の特典だったのかな?」
あくまで平静を装わないと・・・こなちゃんはまだこの事に気づいてないよね?
お姉ちゃんは『こなたなんてわかり易い』って言うけど私にはまだイマイチわからないな・・・そういうところはお姉ちゃんに未だにジェラシー感じちゃう気がする
「う~ん・・・お父さんはただ貰ったって言ってたけどな~」
「やっぱりあれかな?ここのお土産を何か1BOX買った特典とかポイントと交換して貰ったとか・・・」
「何だろうね~?でもお土産買っただけで何枚もくれるんじゃお金なくなると思うけどな~」
「ん~・・・実はフリーパスは安くしておいてお土産を沢山買わせるのが目的とか」
「あはは、でも買わなかったら?」
「それはそれでフリーパスを定価で買わせるんだよ、そしてお土産沢山買えば割引チケット貰えると分かってる人はリピーター効果でまた買うわけ!」
「う~ん・・・そうなのかな?他にも何か目玉になるものがあるとか・・・」
「いや~きっとそうだよ~・・・あっそういえば」
「?」
「今日の朝出かけるときに何かゆーちゃんが慌てて出かける用意してたんだよね」
「そうなの?」
「うん。ゆーちゃんしっかりしてるから大体出かける1時間前には用意終わらせるのに・・・」
「急用が入ったとか?」
「ん~そうかもね?電話受け取ってから何か慌ててたし」
そういえば私も朝出かけるときお姉ちゃんがどこかに電話しているの見たな・・・
「それと・・・何か私の方チラチラ見てきたんだよね?」
「こなちゃんの方を?何でかな?」
「・・・まぁいいか!とりあえず何から乗る?つかさ?」
「え~っと・・・じゃあね~」

244:162
07/11/02 23:05:56 hJGyhefD
「・・・何処のアニメショップだ!」
こなたとつかさの後ろの物陰からこう呟く声がした
声の主は何処かの大統領のボディーガードを彷彿させるような全身黒服で染めたかがみだった
恐らくこなたの1BOX~やらポイントで引き換え~に反応しての事だろう
「それにしても泉さんとつかささんを騙す様な事していいんでしょうか?」
「はうぅ・・・やっぱりお姉ちゃん達ってそういう関係だったんだ・・・」
「・・・ゆたか落ち着いて」
そんな逆に目立つような格好のかがみの後ろにはみゆき・ゆたか・みなみの姿もあった
かがみのすぐ横で騙して申し訳ない。と言った顔のみゆき
こなたとつかさの関係を知って赤面になるゆたか、そのゆたかを支えるように後ろに立つみなみの順番で
「いいのよ、あの2人だっていつも4人で遊ぶよりたまにはこんな風にデートもしないとね。それにここには・・・」
かがみは何かを言いかけたが『おっと』と言わんばかりに自分で自分の口を塞いだ
それにしても・・・そう言いながらかがみはゆたかの方を振り向いた
「やっぱりゆたかちゃんあの2人の関係に気づいてたんだ?」
「う・・・薄々ですが、何か最近違うなって感じがして・・・かがみさんはどうして私が気づいてると思ったですか?」
「この前こなたの家で皆で遊んだでしょ?その時やけにゆたかちゃんがこなたとつかさの方チラチラ見るからさ」
「はぅぅ・・・」
「で、今朝確認の為に電話で聞いたの。番号はみゆき通じてみなみちゃんから聞いてね。そしたらビンゴだったから来てもらったの」
「・・・何で私も・・・?」
それだったら自分は関係ないんじゃ・・・?と疑問に満ちた顔でみなみが聞いた
「ゆたかちゃんが気づいたって事はみなみちゃんにも相談したと思ったし、それにゆたかちゃんだけだったら1人分の割引がもったいないでしょ?」
「なるほど・・・確かに相談されていました・・・」
自分も一緒にいたけど、まるで気づかなかったのに
よく皆の事を観察しているな・・・でもだからこそかがみが皆に慕われるのかもしれないとみゆきは感じていた
「でもかがみさん・・・その格好は?」
「え?デートを尾行するならこういう格好は当たり前でしょ?これもそう書いてあるし」
取り出したのはフルメタルパ○ック?ふもっふのDVD
「でも逆に目立つのでは?そんな格好では・・・」
「ん~・・・でも宗○がそう言うんだから間違いないわよ!○ン太君もあれば完璧だったんだけど・・・」
何だかんだいってかがみさんも泉さんと同様に影響されてるような・・・でもつっこんではいけない気がします
「・・・とまあ冗談はさておいて」
そういうとかがみは上着と帽子、それにサングラスを取りカバンにしまい、別の上着と帽子を取り出し付けた
「私はあの2人を見守るけど、皆は好きな物で遊んできていいよ?ただあいつらには見つからないようにね?特にみゆきは!用事で来れないって事にしてんだから」
「かがみさんはアトラクションに乗らないんですか?」
「そりゃ私も乗るわよ?ただあいつらが乗ったアトラクションに付いてく形だけどね。その為にわざわざツインテールまで取って帽子つけて変装してるんだから」
「・・・」「・・・」「・・・」
「あっ、あいつらあれに乗り込むみたいね。じゃあ皆は楽しんで・・・」
「あ・・・まっ・・・」
みゆきがアトラクションの列に並ぶこなた達の後ろに行こうとしたかがみの腕を掴もうとしたが掴めずにかがみが歩き始めた
けどそんなかがみの腕をギュっと掴む腕があった
その腕も持ち主はゆたかだった
「わ・・・私もご一緒します!」
思ってもいなかった返答にかがみは驚いた
ゆたかに続くようにみゆきとみなみも「私も一緒に」と口を揃えた」
「え?遊ばないの?せっかくのフリーパスなのに・・・私といると自由に遊べないわよ?あいつらの事見守るんだから」
「それは確かに遊びたいけど・・・でどそれはかがみさんも同じでしょ?」
図星を突かれた!みたいな表情を見せるかがみにゆたかは更に続けた
「そんなかがみさんだけ放って置いて自由に遊ぶのは申し訳ない気がしますし・・・」
「それに・・・尾行しててもしなくても乗れる事には変わりありません」
「私もかがみさんの傍にいた方が安心できますし。ほら私少しドジな部分もあるので・・・」
「皆・・・ありがとう・・・それじゃあ余り差が開かない内に並びましょ!」


245:162
07/11/02 23:07:03 hJGyhefD
まず初めにつかさが乗ろうとしたのは観覧車だった
流石にいきなりこれはどうかなと思ったのでまずはコーヒーカップに乗る事にした
それに何か観覧車は調整中ってなってたしね
「本当はジェットコースターも良かったんだけどね」
私の発言を聞いてか少し怯えた様子でつかさが聞いてきた
「え?こなちゃんジェットコースター乗りたいの・・・?」
「うん。けどさつかさああいうの怖いでしょ?だからこういうのが良いかなって思ってさ」
「うん・・・でも」
「まだ時間もあるんだし、つかさが乗ってもいいかなってタイミングまで待つよ?それにつかさが嫌なら乗らなくてもいいしさ」
つかさがおおいうの苦手なのは知ってるし、わざわざ怖い思いをさせる必要もないからね。せっかくのデートだしね・・・でーと・・・?
「!!」
「どしたのこなちゃん?」
「え?いや何でもないよ」
そうじゃん!かがみとみゆきさんいないからこれデートじゃん!何で気付かなかったんだろう
何か意識しだしたら・・・急に恥ずかしくなった気がする・・・

「あぁ・・・こりゃつかさもこなたも『デートになってる』って事に気付いたな・・・」
こなた達の4~5人後にいるかがみがボソっと呟いた
「え?どういう事ですか?」
「あの二人どっちも抜けてるからね~・・・恐らく途中まで気付かなかったんでしょうね。自分たちがデートしているって状況に」
「・・・そうなんですか?」
「うん。あの2人の様子が変わったから間違いないと思う」
「そうですね・・・確かに」
言われてみれば確かに先ほどより何やらこなたとつかさがぎこちない感じに見える、けどデートしていると気付かなかった2人より
すぐに気付いたかがみの洞察力の方に3人はただ驚かされた
「ひぃふぅみぃ・・・ギリギリ同じ時間に乗れるわね。それじゃあ・・・」
そういうとかがみはカバンから何かを取り出した
取り出したのはみゆき・ゆたか・みなみの分の帽子に加え、ゆたかとみなみには伊達メガネのオマケつきだ
「じゃあこれ付けて、中にピンがあるからそれを髪に挟んで飛ばないようにしてね」
なんて用意周到なのか。しかも風に飛ばされないような細工も施してるとは・・・
しかしみゆきには一体この中は何が入ってるのか・・・もしかして4次元ポケットみたいになっているんじゃ・・・という知的好奇心で頭がいっぱいだった
「あ・・・前のが終わったみたいね。ちゃっちゃっと乗り込むわよ!ゆたかちゃんとみなみちゃんはそっち、みゆきは私とこっちね」


こなた達がかがみ達に気付かないままコーヒーカップは回りだした
「くるくる~♪」
ただコーヒカップの上に乗って回転してるだけのアトラクションにつかさは子供のような笑顔だった
回っているのが楽しそうなつかさを見てこなたは悪戯心がくすぐられたらしい
「ねぇ?つかさ~、回ってるのがそんなに楽しい?」
「うん!楽しいよ~」
「じゃあ・・・こうすればもっと楽しくなるかな?」
「え?何するの?こなちゃああああああああああああ!?」
こなたが思いっきりコーヒーカップを回し出した
いきなりのハイスピードにつかさは奇声に近いような声で叫んでる
「・・・何やってんだ?あいつら」
すっごい回ってるよ!とどっかのK-1選手みたいな口調で言いたくなる程回転させているこなた達を見て半ば呆れながらかがみが呟いた

246:162
07/11/02 23:14:18 hJGyhefD
つかさにとって嬉しいような辛いようなな時間がようやく終わった
「ひどいよぉ・・・こなちゃぁん・・・」
まだ目が回っているらしくふらふらと歩くつかさを支えながらこなたは謝っている
「ごめん、ごめん。あまりに楽しそうだったからつい悪戯したくなって」
まさかこんなにフラフラになるなんて思いもよらなかっし
「少しそこのベンチで休もうか?」
「うん・・・」
そういうとコーヒーカップ乗り場から一番近いベンチに腰を掛けた
かがみ達はそのベンチが観察出来る木陰に隠れた
「ったく何やってんだか・・・来たばっかなのに」
「まあまだ時間もありますから・・・」
今すぐこなたの頭を思いっきり引っぱたきそうなかがみを抑えながら4人は様子を見ていた
「hるあふら~」
「・・・つかさ?大丈夫?」
流石のこなたもこのつかさの様子を見て少し不安になってきたらしい
ちょっと動揺している
「きついかも~」
「何か飲み物買ってこようか?」
そういって立ち上がろうとしたこなたの裾をつかさはギュっと掴んだ
「つかさ?」
「飲み物いらな~い。それより・・・」
ポンポンとベンチを叩き、私にベンチに座れというジェスチャーをした
何をするか分からないけど、私に落ち目もあるからととりあえず言われるがまま座る事にした
「何するの?つか・・・さ!?」
「飲み物はいらないからここ貸して~」
そういうとつかさはコロンと私の膝に頭を乗っけた
いきなりの事にもちろん私はパニックになった
「ちょ・・・つかさ!?誰が見てるか分からない人前で・・・」
やめさせおうとしたが、つかさがついっと私を上目使いで見て一言
「・・・ダメ?」
・・・そんなつかさの顔を見て断ろうと思ってた気持ちもどっかいった
上目使い+子犬みたいな目でしかも潤んでるってコンボはきついよ・・・
思わず抱き締めたくなる程かわいいんですけど
「こなちゃんの膝枕気持ちい~」
何そのセリフ?狙ってるの?
う~心臓がバクバクいってる・・・つかさまで聞こえてるんじゃないかな・・・
落ち着け~、そういえば心を落ち着かせたい時は素数を数えると良いって聞いた事があるし・・・やってみるか
1・・・4・・・6・・・8・・・って全部素数じゃないし!むしろ逆じゃん!
「ふぅ・・・落ち着いたし、こなちゃん次の行こうか?」
「え?あ、うん」
つかさってこういう事しても平気なのかな?何か私だけ振り回されてる気がするな

「つかささんって大胆・・・」
「・・・人前で堂々とあんな事・・・」
ゆたかちゃんとみなみちゃんはつかさの行動に赤面しているけど・・・あれは
「ただつかさが気付いてないだけね」
「え?気付いてないと言いますと?」
「自分たちがどんなに恥かしい事しているのか気づいてないのよ
つまりただの天然よ、て・ん・ね・ん、後でつかさにこの事言ったら真っ赤になるわよ」
これはいいからかうネタが出来たと言わんばかりにヒヒっと笑った
「でも・・・この事伝えたら尾行していた事がばれるのでは・・・?」
「う・・・そういえばそうね・・・残念だわ」
「あ・・・次のアトラクションに並んでますよ!」
「え?じゃあ早く並びましょう」


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