【らき☆すた】つかさ×こなたに萌えるスレat ANICHARA2
【らき☆すた】つかさ×こなたに萌えるスレ - 暇つぶし2ch2:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 15:04:45 YksQyiG8
          _
          \ヽ, ,、
            `''|/ノ       ∞ . . .
             .|
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        \`ヽ、|
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             `L,,_
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            .|
           /    ,、  ,
           /    ヽYノ
          .|   r''ヽ、.|
          |    `ー-ヽ|ヮ
           |       `|
          ヽ,  __,|
           ´       ` <⌒
        /     l ト、  、 \
.        /     l. _/リ! ヽ _}  寸¬
             l'´/ ,リ  ̄V\ ヽ
        { /|   |/         {:.ヽ !
       X  l   l◯    ◯ l:.:.l V
      / ヽ (|   !    _   }:.:.!
           . |   !、_( __) イj\|        ┼ヽ   -|r‐、.  レ |
           }/,レヘ/─-\   ′          d⌒)  ./| _ノ   __ノ

3:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 15:13:25 N21Hs6VB
このスレは伸びない

4:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 16:13:20 VcDehb3I
>>1今はじめて自分より気持ち悪い人間がいることに気付いた

5:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 16:35:19 3pe5G2Zb
「ねえこなちゃん」
「んあ?何つかさ」
「こなちゃんのアソコってどうなってるのか見せてくれない?」
「つかさ、お前は何を言っているん」
「いいから早くっほらスカートスポーンパンツもスポーン」
「ええちょっとやめてって!」
「わあ~こなちゃんのアソコ臭ーいどんだけー、しょうがないなぁ
あたしが舐めて綺麗にしてあげるよ!」



事が終わって
「そういえば、さっきのビデオ撮ってるから」
「!!!」
「困っちゃったね!こなちゃん!」

6:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 16:37:10 3pe5G2Zb
>>1はこんなんが読みたいのか

変態か

7:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 16:40:27 rA2cKeWa
>>6
お前もなww

まあ、読みだいが

8:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 16:47:31 edcva8l3
1には頑張って欲しい

9:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 17:57:14 E5qNc4AM
こな×かが スレは好調に伸びてるぞ。頑張れ>>1
俺的には こな×つか だな

10:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 18:02:13 BYCyVfCh
どっちも好きだけど、絡ませるとなると
どっちかが黒キャラになりそうだしな

11:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 19:25:51 rA2cKeWa
こなかがと、こなかが以外で分けるとバランスがいいくらいじゃない?

12:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/20 22:10:13 J/Sqf7aU
つかさ攻めはねーよw
黒化は論外

13:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/21 01:15:24 2POe2L9y
とりあえず、話はある晩から始まる


つかさは無性にムズムズしていた。つかさ自身も何かがおかしいことはわかっていた

こなたのことしか考えられない。その感覚が身体を支配していく

そしてその手は己のまt(ry
口からは「・・・こなちゃん・・・」と喘ぎ混じりの甘い(ry

そして数分後、つかさの中で何かが変わった

14:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/21 06:50:17 1+efPpzc
エロい流れぶったぎってすまんが、俺はこの組み合わせ普通に好きだ。
姉というつっこみがいないからゆるゆるでまったり~な所が
なんというかいかにもらき☆すたっぽいし

アニメ見る限りはつか×こなよりつか×wiki率高かったがな…

15:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/21 08:52:30 C/BiHKIj
みwikiさんとだとまったりしすぎなんだよな

16:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/21 10:46:01 gVzVe9Ic
俺は【かがこな】よりは【つかこな】の方がらき☆すたっぽいと思うんだ

何かゆるゆるした感じが可愛いし

17:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/21 20:30:49 cpTqiPlw
つか×こなよりつか×かが希望

「ビデオ撮ってるから…困っちゃったね」←これ最高

18:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/22 13:42:02 MYXOZkoC
誰も書かないなw

19:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/22 14:02:21 xLVDr8dP
エロパロスレに行け

20:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/22 22:31:38 yO6Qwy4W
「わたし、どうしてなんだろう‥」
つかさは困惑していた

三日前
「せば‥す‥ちゃあっあっいいそこっ」
つかさはいつもの様に就寝前の自慰行為に勤しんでいた
「あっあっ‥ちゃう‥いっ‥いっちゃう‥‥‥‥!」
始めは男性を自慰ネタにしていたはずのに、フィニッシュを迎える頃には
身近な知人の顔が思い浮かんでいた

その知人とは‥


21:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 01:04:57 VPXbDhOy
なんと!!!!


22:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 01:30:42 Lzix+qnf
以外なあの人!


23:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 01:36:21 OTG7ZOAP
全米が驚いた!!!


24:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 01:37:12 3iQVVgy3
                ,. ‐'^~^~^~`ー--、
                ,. '´: : : : : : : : : : : : : : : :.\
             /: r'ー―---v---―¬;:.:\
                /:.:/                 |:.:. :.i
             i: : {                  |: : : |
             |: r'  ,ィ'⌒`ヽ     '⌒ヽ、 '、:.:.:|    
             |:/ '′    i        \  !.:.|     
             |:|   ,≠气      イ≡ミ、  |: :|      
              /^ |  ′ =-      =、  `  !^ヽ     
           | ;,、′      ,ィ     、        i ,ィ }   
           ヽ. {     -‐'’ `    '’`ヽ、._   lん /
             Ⅵ    (! 「匸二二二 ̄} ))    | /
               `ヘ、   レ-―-r―‐寸      }‐'
                 \   \,___,/    ノ  i⌒ヽ
                  r<≧._   =,    , _ィ〔   |   |
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       _____,イ´`ー:-:.:_:_:_:_|_:_:_:_:_:_: : : : :'¨¨`┤  ん-、
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : :} /`ヽ }r‐、
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25:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 02:14:58 Ba3Y3LVO
>>1
いいですね
初期コンビって感じがします
>>24
盛大に吹いた

26:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 02:30:55 6SIZBuAW
>>24
雌雄両性?

27:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 03:03:10 OTG7ZOAP
>>24
俺的にはかがみを出してほしかったのに~

28:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 16:04:47 4G4f8W/Q
>>24
俺のコークゼロをどうしてくれる

29:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/23 23:41:02 ba5plCJE
age

30:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 08:11:05 BeUI8xGN
「ゆきちゃんおはよー」
「おはようございます、つかささん」
結局昨日の人物が誰なのかはっきりとはわからなかった
だがわかった所でどうしようというのだ
まさかあなたをオナネタにしたなど言える訳も無い
「ゆきちゃんこなちゃん、クラスの人じゃない‥
学校の人じゃ無いのかな‥」

悶々とした1日を過ごすつかさ
その晩の行為はそれはまた激しいものであったという

31:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 08:27:20 BeUI8xGN
ここ数日、つかさの頭の中はまだ見ぬ彼の事で大部分を占めていた

ぼんやりと浮かぶ彼の姿でオナニーをすることもすっかり日課となっていた
「会いたいな、会って‥////」
つかさの妄想は止まらなかった

運命の日
「しまったー教科書忘れちゃったよー」
気の抜けた声に、こなたがにやけながら近づいてくる
「つかさはうっかりやさんだねぇ私は教科書忘れた事無いよエッヘン」
無い胸をはるこなたが今日のつかさの目にはやけに可愛らしく写っていた

32:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 08:49:06 BeUI8xGN
「かがみんに教科書借りにいこう、あたしも用あるしね」
2人でかがみのいるクラスに向かう
今日は勉強に集中しよう、うん
つかさの決意は固いはずだったしかし

「おーいかがみーんかがみさまー、って誰かと話してる」

そう言われてクラスを覗きこむ
かがみとつかさ、2人の目線の先に‥彼はいた

(いた‥そういえば廊下で何度かすれ違った事ある‥それに
お姉ちゃんと話してる時も時々視界の隅に居たような‥ああっ!)

「ちょっとつかさっておーい!」
こなたの呼ぶ声を無視してつかさは走り出していた
「やっと、見つけた‥やっと」
人気のないトイレについたつかさは授業開始のベルなど構わずオナニーに更けるのであった


>>24の名前何だっけ

33:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 20:49:13 Df/VMRZF
                ,. ‐'^~^~^~`ー--、
                ,. '´: : : : : : : : : : : : : : : :.\
             /: r'ー―---v---―¬;:.:\
                /:.:/                 |:.:. :.i
             i: : {                  |: : : |
             |: r'  ,ィ'⌒`ヽ     '⌒ヽ、 '、:.:.:|    
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               蜂 屋 せ い い ち

34:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 23:41:26 BeUI8xGN
その夜
「おねえちゃんあのね、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「んー宿題でも分からないとこあるの?」
「そうじゃないんだけど、おねえちゃん今日学校でその‥男の人と
話してたでしょ」
何故だろう、お姉ちゃんの顔が少し紅くなっている気がする
「あの人の事、あの、教えてほしいなーって」
「あー蜂屋ね」
‥彼蜂屋君っていうんだ
「実はつかさにまだ言って無かったんだけど‥私と彼付き合ってるのよ」

‥‥お姉ちゃんが何を言っているのかよく分からない
頭が理解する事を拒否しているみたい



35:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/24 23:48:30 BeUI8xGN
「修学旅行の時に告白されちゃってさー参るわよねー
でもまあ悪い人じゃなさそうだし‥」
「わかった、ありがとうお姉ちゃ‥」
それだけ言うのが精一杯だった
「つか‥さ?」
まだ泣いちゃいけない、自分の部屋に戻るまでは


36:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 00:07:45 xdeioOeP
つかさは枕に顔をうずめ、声を殺して泣いていた
「なんで‥やっと‥やっと‥‥でもお姉ちゃんが‥お姉ちゃんの‥ふえぅ」
大好きなお姉ちゃんの大切な人に妙な事は出来ない、諦めよう‥
でもこのムズムズした気持ちはどうしたらいいの?

ピロピロピロ
携帯が鳴った
「もしもしつかさ?今日はどうしたの?」
「こなちゃん‥」
「急にどっかに行って授業にも帰ってこないんだもん、心配したよー」
「うん、そのことなんだけど‥今からこなちゃんの家言っていいかな?」
「今から?私はいいけど外はもう暗いし」
「大丈夫‥すぐ行くから‥」

こうしてつかさはこなたの家に向かった
お泊まりセットと、盗撮用カメラを持って‥

つかさ×こなた序章終もとい打ち切り


37:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/25 00:51:18 X30NE1RQ
蜂屋氏ね

38:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 02:03:27 6ZpNizwt
URLリンク(imepita.jp)

39:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 02:13:13 yU7osvuR
かがみは告白されたら誰でもOKっぽいな
DV男は無理だろうけど

40:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 05:45:55 Kezrcz7O
つかさで百合なら相手はかがみかみゆきが一般的じゃないのか
つかこなとか聞いたことないぞ

41:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 09:14:23 abjja3mQ
>>40
モグリ乙

42:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/26 20:51:21 Ulqk7TPo
>>1
bbspink池

43:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 10:06:28 QjKb/UUk
俺の つかさ×こなた 設定
こなたは つかさ を狙っている
かがみは こなた を狙っている のを こなたは気づいていて利用している
つかさは こなた を友達としてみている
が、こなたの押しには弱く あれ?あたしもこなちゃん好きかも・・
いい雰囲気になると ジャマに入るかがみ

44:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 15:21:58 ARapgQx1
URLリンク(www.nicovideo.jp)
URLリンク(www.nicovideo.jp)

45:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 15:58:14 XaXWVbe4
つかさとかがみに同時に告白されるこなた

こなた「これなんてエロゲ?」

46:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 00:55:10 q/PsqReG
>>43
かがみを嫌な子設定とは珍しいな

47:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 01:30:37 quANyh+X
>>43
そしてこんな結末に↓(流血モノ注意)

URLリンク(vista.crap.jp)

48:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 07:12:50 2BbAnxau
>>47
ちょwwwスクイズwww

49:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 12:04:11 ykV83bli
>>47
お前は俺を怒らせた

50:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 23:25:05 vczxguNU
>>47
笑わせんなwww
韓国人見直したぞ!

51:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/29 08:02:15 wwx9O+Uj
フザケンナ
韓国人許さん

52:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/30 03:08:19 PnZ1FVpu
なんという言葉END。

53:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/02 00:46:30 RxJGocQ0
つかさって結構虚ろな目が似合うんじゃないだろか

54:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/03 01:39:23 Rouup9nG
種割れ?

55:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/04 13:12:55 4LC2Z1Ta
つか×こな萌え

56:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/05 09:49:26 tQBNeklh
個人的にこなかがよるこなつかの方が萌える

57:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/05 21:53:05 /d5pjcRo
君みたいな人がもっと居ればこのスレも進むだろうに…

58:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/06 17:51:15 4LiVwKEe
こなたってかがみとつかさにプレゼントするとき
かがみよりつかさの方高いものあげたよね

59:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/06 22:08:23 0knCifHI
職人がいればこのスレも盛り上がるのだろうか

60:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 00:05:39 9QPN0BGc
俺的にはこなたは
つかさ=一番初めの高校での友達で一番大事
かがみ=ちょいオタだから話が合う+からかうと面白い+突っ込み
みゆき=歩く萌え要素
って思ってる気がする。話が合わないはずのつかさといつも一緒にいるのも一番好きだからって見える
つーかこなたとかがみの割合が多いのはまともな突っ込みがかがみぐらいしかいないからだろ
そんなわけで俺はこなつかが一番いいな

61:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 14:41:41 pf+LRvtl
泉こなたにとって、あの時同じクラスの柊つかさに絡んでいた外人が果たして、
単に道を聞いていただけなのかそれとも本当に暴漢だったのか? などという事は
実のところ至極どうでもいい事実であった
ただ、前々からその存在が気になっていた天然気味の萌えっ子とお近づきになる
またとない機会に見舞われている事を瞬時に覚っただけである

62:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 16:37:10 pWta+Kjj
個人的にこなつかよりつかこなの方が萌える

63:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 16:43:55 l5/fhLWu
>>62
なんで俺がいるんだ

64:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:20:28 1Lr/Y1qe
もっと伸びてもいいはずなのに

65:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:35:29 o15KJwiE
俺、つかかが派だから・・・

66:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:40:13 Iy0J3sEe
燃料がありません><

67:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 21:04:01 l5/fhLWu
エロパロにあったつかこな
URLリンク(www33.atwiki.jp)

68:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:26:34 oEEiWmFH
好きなつかこなを書いてみる 5レス使用

柊家に遊びに行って、つかさと二人の時の過ごし方。
私がゲームをしてつかさがロム専。
もしくは私が縁側で寝転がって、隣でつかさが座ってる。
そんな、学校の様にボケツッコミの応酬も何も無くのーんびり過ごす時間。
こういう過ごし方も私は気に入ってる。

「つかさ何食べてんの?」
「スイカバーだよ。一個しかなかったけど、こなちゃんも食べる?」
「食べるー」

縁側に寝転がっているので、ごろんとつかさの方へ転がって上体だけ起こして、差し出されたスイカバーを一口。
種のチョコが時々奥歯に詰まったりするけど、やっぱ美味しい。
私はメロンバーよりもスイカバーの方が好きだし。

「あ、この袋に描かれてるスイカに入ったカバって、スイカバーのスイカとカバをかけてるんだね」

つかさがアイスが入っていた袋を見ながら感心したように呟いた。

「え、知らなかったの?」
「うん、今気づいた」
「遅いよつかさ。袋に名前書いてあるよ。『すいかば君』って」
「ホントだ~、よく見てるね」
「昔買ったスイカバーをずっと冷凍庫に入れてた時があってね。
 賞味期限大丈夫なのかと袋確認しまくったから。アイスって賞味期限無いんだよね」
「そうなんだ、なら何年前のアイスでも食べて大丈夫なんだ」
「でも昔の氷って何かヤじゃない? 冷凍庫の匂いっていうのかな? そう言うのがあって」
「あー、分かる分かる、冷凍食品ってその匂いするよね~」
「そうそう……って、つかさ!! アイス溶けてる溶けてる!!」

「どどんまい~」と、つかさが妙な奇声を上げてスイカバーをかじった。何でつかさそのネタ知ってるの?
いや、あと溶けてるの下の方だから。持つ部分のところに盛大に垂れてきてるから。
手に掛かってるよ。

「あーあー、持ってるからつかさティッシュ取ってきて」
「ご、ごめんねこなちゃん」

スイカバーをつかさから奪って、垂れてきてる部分を舐める。
つかさは慌ててティッシュを取りに行った。
要領悪いよね、つかさらしいけど。
崩れそうになってるからスイカバーをもう一口。
と、思ったらもうすでにボロボロだったのか、木の持つところからスイカバーが落ちていく。

「わー!! つかさ! 皿も持ってきて!!」
「わ、分かったー!!」
「焦って割らないでよー!!」

69:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:29:42 oEEiWmFH
酷いかもしれないけど、言わないとお約束的に割りそうな気がする。
言っても割りそうな気はするけどね。
慌ててつかさが皿とティッシュを持ってきてはくれたけど、結局間に合わずに大半が私の手に落ちていた。
冷たい。非常に冷たい。あとべたべたする。
「私ほとんど食べれてないよ~……」
「私手がベトベトなんだけど……」

自分の手の上に落ちたやつを皿の上に乗せるのもなんだし、そのまま口の中へ。
つかさが皿の上に落ちたスイカバーの残骸を食べるもすぐになくなった。
羨ましそうにこっちを見つめてくる。いや、早く食べないつかさが悪いんじゃ……とは言えない。

「……食べる? 手の上に落ちたやつだけど」
「うん!」

まるで犬だ。
反射的にそう思った。
つかさは垂れ耳で人懐っこい犬だ。今は絶対しっぽをブンブン振ってると思う。
はい、と手の上のアイスを差し出すもニコニコとしてるばっかで。

「つかさ? 食べないの?」
「食べるよ?」

いや、ならどうぞってば。フォークもないんだし、手で取ってよ。
いい加減手が冷たいんだけど。
……まさか、本当に犬みたいに食べさせたほうがいいんですか?
あー、ま、いっか。どんどん溶けてきて本格的に手がベトベトするよりは。

「はい、口開けて」

溶けてきている手の上のアイスを指で掴んで、つかさの口へ放り込む。
犬だ。マジ犬だ。
でもそんな風にちまちま与えていたので、結局手は余計にベトベトになった。

「ちょっと勿体無いよね」
「つかさが早く食べないからだよ」

手の上の溶けた部分を少しだけ舐める。
つかさの尻尾がまた振られているような気がするけど、この手を差し出すのは色々とダメと思う。
だけど、飼い犬が飼い主に見せる構ってオーラみたいなつかさの視線がものすごく痛い。
勝手に手が動いていて、アイスが溶けたのでベトベトな手をつかさに差し出していた。
何をしてるんだろうか私は。
つかさはつかさで「いいの?」みたいに首を傾げてるし。
いやー、ダメとは思うんだけど体が勝手に。
とかなんとか色々考えてたのに、つかさは自己完結したのか私の指を舐め始めた。

70:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:31:56 oEEiWmFH
「ぁく……っ!?」

犬に舐められるようなもの。そう考えてた時期が私にもありました。
違う、違ったよ。熱さやら動きやら、あと視覚から入ってくる情報やらが段違いだ。
反射的に手を戻そうとしたら、つかさががっちりと手を掴んでいた。
そんな風に掴んだらつかさも手がベトベトなるじゃん。
って、つかさ? 指からどんどん舌が上がってきてませんか?

「ちょっ、うぁっ!? つ、つかさストップ!!」
「……ダメ?」

何が!?
つかささん、そこ手首ですから。アイスそこにはかかってないから!!

「アイスって美味しいよね?」
「そ、そりゃそうだけどさ」
「だから、残すと勿体無いよね?」

でも人の指まで舐めるのおかしくない?
って突っ込むより先に、再び私の指を舐め始めるつかさ。
ちゃんと心の準備してたからさっきよりは平気だった。
くすぐったいし背徳感のようなものを感じるけど。

「あのさ、普通はしないとっ……思う、よ?」

指先から上がってきて、指の間を甘噛みされる。
つかさ、それ絶対アイス味わってないよね。
そこらへんは皮膚が薄いのかなんなのか、ちょっとそう言う事をされるとくすぐったい以上の何かが……っ

「うん、私も普通はしないよ」
「異議ありっ……今の、行動と矛盾してっ……ます」

ビシィッ! と青いトンガリ弁護士みたいに、舐められている手とは逆の指を突きつける。
実際はヘニャっとして弱弱しくなっちゃったけど。だって力入らないし。

「でもこなちゃんも逃げないよね? なんで?」
「つ、つかさが手を握ってるから」
「それでも嫌なら逃げれるよ?」

確かにそうなんだけど。
実際に逃げたとしたらつかさはシュンとしそうというか、捨てられた子犬みたいな瞳をしそうで。
そういう表情をされると思うとどうにも抵抗が出来ない。
わーいわーい、って喜んでるようなつかさの笑顔の方が好きだし。

「本気で逃げたくなるほどヤじゃない……し」
「……どこまで大丈夫?」
「は、はぃ?」
「これは?」

71:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:33:28 oEEiWmFH
ぐいっと腕が引っ張られる。
そのまま顔が近づいてきて、唇の数センチ横をぺロッと舐められた。
キス、ではないけどキスのみねうちのような行為をいきなりされて驚かないわけがない。
つかさはニッコニコしてるし。口をもぐもぐしてるし。

「な、何したの? つかさ……」
「こなちゃん、口の横にチョコの種がついてたよ?」
「いや、それは言ってよ! いきなりそうされたらビックリするから!!」
「驚いただけ? 嫌じゃなかった?」
「……まぁ、女同士だしノーカンでしょ」

そりゃ驚くけど、子供が出来るわけでもあるまいし、そこまで目くじらを立てることでもない。
嫌じゃないんだし。つかさは何だか不服そうだけど。

「私は、ノーカウントじゃない方がいいな」

どうやら事実不服だったらしい。

「いや、ノーカウントじゃない方は軽軽しくしないほうがいいんじゃないかなー……なんて」
「それなら」

ずずい、とつかさが迫ってくる。
さっきまでの犬を連想させるような顔じゃなくて、かがみを連想させるようなきりっとした表情で。
かがみほど釣り目じゃないけど、つかさの真剣な表情は普段が普段だけになお更真剣さを伝えてきた。

「軽軽しくなければいいんだよね」
「ちょ、つかさ……?」

立ち上がろうとしたら、膝を押さえ込まれた。
この際アイスでベトベトしてるのはどうでもいい。
ジリジリと顔が近づいてきているけど足を押さえ込まれたので逃げようとすると自然と上体が倒れた。
真剣なつかさというのが、かなりギャップがある所為か、見慣れないつかさに不覚にもドキドキした。
私はギャップ萌えだったのか。知らなかった。

「私は、こなちゃんが、好きだよ」
「ふ、ぁ」

生まれて初めての告白は同性の、最初の友達からでした。思わず変な声が出ました。
一句一句区切って真剣に伝えてくれているのは分かっているから
「私も好きだよー、友達として」なんて茶化すつもりなんてない。
考える。私はつかさを恋愛感情で見れるか否か?
結果として……見れる。嫌ではない。受け入れ可能だ。
けど、そんな消去法的思考で「好き」と言っちゃっていいんだろうか。

72:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:34:51 oEEiWmFH
「私にとって……つかさは高校で最初に出来た友達で。いや、中学の時は友達も同類だったから、
 まったく違うタイプの人ではつかさが人生の中で初めての友達なんだよ。
 話すようになったきっかけはあれだけど、その前から話したいと思ってたし……」

なに恥ずかしいこと言っちゃってるんだろ。
つかさは真剣な表情だけど何だか口元が緩んでるように見える。

「と、とにかくつかさは特別なんだよ! ……多分。だから……好き。……かも」
「途中途中のセリフが嬉しくないよ……」
「だってさ……今まで友達と思ってたんだよ? 告白されたから好きになりますって……つかさに対して失礼になりそうで」
「なんで? それまでが恋愛感情じゃなくても、今好きで居てくれるなら嬉しいよ?」
「そういうもん?」
「だよ」
「……なら、うん。好きだよ、つかさ」

その言葉でつかさが急に爆発した。
おかしい、この場で赤面するのは色々おかしい。
私だって恥ずかしいのに。
幸せそうに笑わないで。余計に恥ずかしくなってきた。
つかさの笑顔は、犬を連想させるより先に、恋する乙女って単語を連想させた。
ああ、私はこの笑顔も……好き、みたいだ。

「ねぇ、こなちゃん」
「ん?」
「ノーカウントじゃないのは、軽軽しくしなければいいんだよね?」
「あー……うん、そう言っちゃったね、私」
「うん。私は真剣だよ」

逃げられそうに無いし、逃げるつもりはもうない。
小説やゲームで言われている通りに目を瞑ってつかさの行動を待つ。

私のファーストキスは、恋人の家の縁側でスイカバー味という、忘れられないキスになった。

73:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 04:36:57 /JsznwE8
GJ!!
こういうのを待っとりました。

74:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 06:23:56 P48rY4Nr
GJ!!!
ついにこのスレにも神が降臨した!
待ってて良かった

75:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 09:27:49 K/wAX1Pe
>>68
不覚にもおっきした

76:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 10:39:46 HaqIZLN0
GJ!
貴方が神か

77:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 15:08:50 4wIw4BIB
おお、とうとうこのスレにも春が……

78:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 16:20:01 /JsznwE8
>>77
おまいのID微妙にすごいなw

このスレもこなかがスレ並みに普及させたいな

79:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:55:37 7Yla9bej
>>72
これは素晴らしいなw

俺も最近こなかがからこなつか(リバ化)に目覚めた
流れ星のエピソードとか観ると心が和む

80:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 21:06:38 ywyHfSss
>>72
GJ!!

たった今専ブラのブックマークに登録しますた。

81:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/09 00:54:07 kwYowWfU
            / / /                     \
         /Y^Y^ヽ/  /    /  .イヽ        \ \
.       /: : : ∨: : /  /     / / / !  !  ! !   \ ヽ
    /: : : : :::/: : :.l  /     / イ / |  |  | l  ',   l`ヽ.l
   /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l
   \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/、::/ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
    \: : : :.|: : : : :|  | / /` ::/':::::/ ´`ヽ _  三,:三ー二
       \/l___.r|  l イ ヽ゜、 .ノヽ--/ ̄ ,
        |  l  l{ ヘ l/   ".ミ }  ...|  /!/           
        |  l  lト、_V      」_}`ー‐し'ゝL _
        |  l  l   ̄lヽ、    _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        l  l   ',    |   > .、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
.        /   ト、  ヽ、 |/: :.|   T:.ヽ |   l   |
      /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |
      /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   |
.     /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :l|   | |

らき豚死ね!

82:柊かがみ
07/10/09 00:57:41 BJa7VQrh
           / / /                     \
        /Y^Y^ヽ/  /    /  .イヽ        \ \
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   /: : : : :::/: : :.l  /     / イ / |  |  | l  ',   l`ヽ.l              、′・ ’、.
  /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l         、 ’、.”・”;‘ ・.
  \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/  l  l//l |  !   ト、   ┼    、. ”;⌒)∴⌒`、,´、;   
   \: : : :.|: : : : :|  | / / `ニナー〃 ー'l / !/l  l   l: :〉  + +   ;゜・(´;^`)⌒、"::) ヽ;・”ウゴップ!!
      \/l___.r|  l え¨斤〒     f 斤fア从 ∧   |/    +  ;゜、⌒((´;;;;;>>81"'人;; :))、´;
       |  l  l{ ヘ l/ 辷ラノ      辷ノノ /}l /: :〉 /
       |  l  lト、_V          ,    、、 {/l /'´// <なんかしたのか?
       |  l  l   ̄lヽ 、  f^ー--ァ    ノ l/             /  '三> ☆
       l  l   ',    |  >   辻_ノ_,.  イ  |             /  /_昌彡,..
.      /   ト、  ヽ、 |/: :| ` T:.ヽ |   l   |            /  `(_t_,__〕
     /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |            /    '(_t_,__〕
     /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   l           /     {_i_,__〕
.    /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :.l|   l          {    ノ  {_i__〉


83:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/09 01:13:54 kwYowWfU
      ,,        )      )
      ゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
      /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ 
    ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._  .、)  、}
    ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
      ,. |/'"´::::|:::::ヽ::::::::::::`"'' 、
  ,. ,. ''::::::!:::::::::/|:::::::::i:::::::::::::::::::、:::::ヽ、
 '´ /::::::::::::::::/レ|:::::::::i:::::ヽ、ヽ;:::::\:::::',
  /:::::::::::::::::::/|:::::i::::::::::|\::::;i`ヘ::::::::\i
 ,'::::::::/::::::/:/ !;;ハ::::::::|  \!;;;ハ::::::::::::::ヽ.  
 i:::::::/!::::::i/〒テテ ヽ::::| テテテ'!ヽ\:::::::::', 
 !::::/::i::::::::ハ ヒ:;:;r  ヽ! ヒ;:;r! !\::::!へハ 
 V'! イi::::::/!:! ""        "".l:::ヘ:::!:|
   ヽ! ヽ!::|::i>、.   、_,、_,  ,.イ:::|:::::レi::|  

らき豚は皆殺しにしてやるよwwwwwwwwwwwwwwww

84:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/09 10:15:38 QWDfOWDt
スルースルー
つかこないいよおおおおお

85:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:26:11 P68mnX7B
>68
おいおい、kairakunozaに浸りきってるこの俺が
もう、しぬ。
こんな辺境に神がいるなんて……

86:68
07/10/10 00:48:04 RlHSCIGH
GJありがとう この二人はすごくほのぼのしてそうで書いてて落ち着く
そして続き 6レス使用


教室にて、昼休み。
チョココロネを食べつつ眠気と格闘していたら、いつの間にか負けて眠りに落ちていたらしい。
私はかがみの軽いデコピンによって現実に引き戻された。

「食べながら寝るなんて器用な真似よくできるわね」
「チャットしつつゲームしつつ電話しつつより簡単だよ」
「いや、まず私はそんなことしないし」

かがみが箸を持った手を軽く横に振った。
今日のかがみとつかさの弁当はかがみが担当したのか彩りが少ない。
それでも一年の頃よりも美味しそうには見える。人間成長するんだね。

「こなちゃん、早く寝ないと授業中きつくなるよ?」
「確かに昨日はギャルゲやってたから寝るの遅かったけど、寝溜めしても眠くなるもんは眠くなるんだよ」
「泉さん、今日も黒井先生に怒られてましたね」
「センセーのゲンコツって結構痛いんだよねー。まあいいけど」
「いや、叩かれないように早く寝ろよ」

かがみがもっともらしく言う。
確かにみゆきさんの様に10時や11時に寝ればこんな事にはならないだろうけど……
絶対人生損してるってそれ。私には真似できない。

「今やってるギャルゲが中々に難しくてね。どこで区切りをつけようか迷ってたら太陽が昇る時間だったり……」

つかさとみゆきさんは、よくそこまで起きておけるなという驚きの表情。
かがみは、考えてる事は一緒だろうけど呆れの表情だった。

「なに? フラグが立ちにくくて攻略できないってこと?」

かがみも何気に立派なオタクだよね……と思ったけど、言ったら話が脱線しそうなので言わない。

「んーや、フラグが簡単に立つんだよ」
「それなら簡単にクリアできるじゃない」
「甘いねかがみ。フラグが乱立して常に空気は修羅場!
 まさに女の子を落とすのが先か、刺されて命を落とすのが先か! って、そんな緊張感で中々中断できなくて……」
「そんな殺伐とした恋愛シュミレーションは嫌だ」
「だって、あくまでゲームじゃん? 現実じゃないんだし楽しんだ方が勝ちだよ」
「……まぁ、二次元でモテてるだけで現実世界じゃロマンスとは無縁だしね、ここは」

かがみが、やれやれとジェスチャー付きで呟いた。
その前の『ロマンス』と言う単語に反応して、私は思わずつかさを見る。
つかさも同じ動作をしたので視線が重なった。なんか意味もなく照れくさい。
お互い照れ隠しで曖昧に笑いあうと、みゆきさんが不思議そうな表情を浮かべている事に気付いた。

「どうしたの、みゆきさん」
「いえ、泉さんが何だか幸せそうに見えて……あ、いつもと笑顔が違うと言いますか……そう思っただけですので」

87:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:50:59 RlHSCIGH
気にしないでくださいね、と言われても。
貴女はエスパーですか。巨乳は潜在的に特別な力があるんですか。
私は私とつかさの事をまだ二人には話していない。
何と言うか、タイミングが掴めなくて。

「へえ、何かロマンスでもあったわけ?」
「なっ……何言ってんのさ、かがみ」

図星を指されたから、助けを求めようとつかさを見たら
「こなちゃん幸せそう?本当に?」と、嬉々としてみゆきさんに尋ねていた。つかさ、KY。
みゆきさんも「えぇ、私にはそう見えたのですが……」って困りながら答えないで。

「ね、どんな人?」

かがみ、なんでロマンスがあった事がすでに確定してるのさ。
いや、からかいで聞いてるって事は気付いてる。
だって、かがみはこれ以上ないほどに笑顔だし。本気と思ったてたら、笑わずに真剣に聞いてくると思う。
つまり普段私がからかっている仕返しのつもりなんだろうけど、私はどうこのピンチを切り抜けようかと必死だ。
もう一度助けを求めようとつかさを見た。
『なんて答えてくれるのかな?』って、妙に期待してるような視線が返ってきた。
うわぁい、助ける気ゼロだよ!
みゆきさんは私の視線に気付いてかがみを見て、止めてくれるかなって思ったけど、なぜか考えこんでいた。
まさか、困ってそうだから止めないと、でも気になる……みたいなジレンマですか?
こんな所で知識欲出さないでみゆきさん!

「そ、そう言うかがみはどうなのさ?こんな話をふってくるって事は……
 もしかして、かがみの方がロマンスとエンカウントしたんじゃないの~?」
「そうなんですか?」
「え、そうなの?お姉ちゃん」
「ちょ、みゆきとつかさまで何言い出すのよ!」

イジられ担当が私からかがみへ移行して、ようやく一安心。
途中から全然食べれてなかったチョココロネに噛み付いた。
食べ進めながら私もからかいを開始する。

「こういう恋愛話ってかがみが最初に話し始めるよね。海でナンパもされたがってたみたいだし~」
「それはあんたが言い始めたからでしょーが!」
「気になるけど初心なんだよねー、かがみは。案外「ファーストキスはレモンの味」とか甘酸っぱい事信じちゃってるんじゃない?」

ニヤニヤ笑いでからかってみると、かがみが少し考え込んだ。
え、もしかして図星?

88:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:52:38 RlHSCIGH
「んー……大体はその時に食べてた物の味じゃないの? ロマンないけど」
「そうだよねー、スイカバー味だもんね?」
「んぐっ!! ご、ごっはっげほっ!!」

むせた。
つかさ、なに暴露してんのと言いたいけど、チョコを吸ってしまったから喉にチョコが張り付いて言えない。
大丈夫!? と三者三様に心配してくれて、みゆきさんが背中を撫でてくれた。
私がせき込んだおかげなのか、つかさの意味深な『スイカバー味』というセリフの意味に突っ込む人はいなかった。
みゆきさんが差し出してくれたお茶を飲んでどうにかこうにか落ち着く。

「あ、ありがと、みゆきさん」
「いえ、大丈夫ですか?」

縦に頷いてコップをみゆきさんに戻す。
慌てて飲んだから味わってはないけど、家で飲むお茶より甘い気がした。
みゆきさんから手渡されたお茶ってだけですごく高級感があるイメージだからかな。

「どうしたのよ、珍しいわね、むせるなんて」
「たまにはこう言う事もあるんだよ」
「ふーん……えっと、何の話してたっけ?」

また話が戻ったら非常に疲れるので慌てて話を変える。

「か、かがみ、今日暇?」
「なんで? 今日は日下部たちと約束があるんだけど」
「あれ、お姉ちゃん珍しいね」

おお、私も思ってたけど、つかさもそう思ったんだ。
そりゃあ、かがみも自分のクラスの人と遊ぶときもあるけど……やっぱ珍しい。

「今日の授業の合間の休み時間にいきなり『柊は私たちをないがしろにしすぎだー』って怒られて」
「ど、どうしたんですか? 日下部さんは……」
「私が本を読んでるときにずっと話し掛けてきてたんだけど、私が適当に相槌打ってたからかも」
「ついにみさきちが爆発しちゃったかー」
「ってわけで、今日は日下部と峰岸と約束があるわけ。なに、また店に行くつもりだった?」
「んや、かがみが行かないならいいや」

話題を変えるための口実だったし、今は絶対に買いたい物はないし。
時計を見ると昼休みもそろそろ終わろうとしている。チョココロネを一気に頬張った。
かがみは恋話の事は忘れたのか、弁当を食べ終わって片付けている。
みゆきさんもつかさも片付け始めて……と、そこで私はつかさの視線に気づいた。

「こなちゃん」
「んむ?」

89:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:54:13 RlHSCIGH
呼びかけられて、急いでコロネを飲み込む。
つかさの表情は真剣だった。
ただ、犬っぽい表情も混じってる気がする。
甘えさせてっていう構ってオーラじゃなくて……捨てないでって懇願してる子犬っぽい感じ。
『ダンボールに入って雨に濡れてるつかさ』という失礼なイメージが浮かんでしまった。

「行きたいところあるなら、私が付いてくよ?」
「……つかさが?」

そう言えばつかさと二人でショップに行ったことないや。私が誘うのはいつもかがみだし。
つかさは……何と言うか、誘っても話についていけなくなるんじゃないかなと思ってしまう。
ただ私の後ろについてきて、わーと辺りを見回して私の説明を聞いてわーと感心して、みたいに。
その点かがみは趣味があうところがあるから誘いやすいけど。
でもつかさがそう言ってくれるなら、断る理由はない。

「じゃあ帰り、一緒に行こっか」
「うんうん! 約束だよ」

パァッと笑顔になってブンブン首を縦に振るつかさ。
首痛くならないかな、それ……

「それじゃ、そろそろ自分のクラスに戻るわ」
「わかりました」
「まったねー、かがみ」
「じゃあねー」

かがみがクラスに戻ったところでタイミングよくチャイムがなった。
次の授業は……数学だ。あー、絶対寝ちゃうな。
みゆきさんも周りの人たちも自分の席へと戻っていく。

「あれ、つかさ? 戻らないの?」

ちなみに今日は私の席にみんなが集まっていたから私は戻る必要は無い。
つかさはチャイムがなり終わりそうなのにじっとしたままで。
なぜか私の頭をポンポンと笑顔で二回撫でて席に戻った。
え、なに? 今の。スキンシップ?
そう言えばつかさに頭撫でられたのって初めてかも。
お父さんがよくするし、時々かがみもしてくるけど。
何でいきなりしてきたんだろう?……いや、まぁ、いっか。
深く考えると何だか顔が赤くなりそうだし。
とりあえず、頬を冷ますために若干冷たい机に突っ伏しとくことにした。

90:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:55:19 RlHSCIGH
放課後、かがみはみさきちと峰岸さんと帰った。
私はつかさとみゆきさんと帰り、途中でみゆきさんと別れる。
うーん、つかさと二人でショップに行く道を歩くのは新鮮だ。

「そうそう、つかさ。あんまり特定できるような事言わないほうがいいと思うんだけど……」
「え? えっと、何のこと?」
「いや……だから、スイカバー味だとかさ……」

あれのおかげでむせたからね、私。
しかもつかさ、私に向かって言ってきたじゃん。

「でもいつかは二人にも話さないと……」
「そりゃ、分かってはいるんだけどね。何もあんな話のノリで言うものじゃないと思うよ」

もし、あそこで私がむせなかった場合を想像してみる。

『そうだよねー、スイカバー味だもんね?』
『つかさ、どういう意味?』
『こなちゃんとしたキスはスイカバー味だったんだよ』
『そうなんですか、泉さん』
『いやぁ、実はそうなんだよ。スイカバー味のキスってすごくない?』
『すごいというか、ある種貴重だな』

四人で笑いあって……想像中断。
まったくもって軽すぎる。
なんか、つかさとの関係を真剣に考えてないみたいじゃん。
それに教室で話す類のことじゃないし。

「二人に話す時は、四人しかいない時の方がいいと思うんだ。
 だからつかさ……また教室であの手の話になったら助け舟出してね」
「あ、あはは……こなちゃんが私の事どう思ってるのかなって気になっちゃって」
「気になったとしても教室で言わせないでよ……」
「だって」

並列で歩いていたのに、急につかさが止まった。
一歩先に進んでしまったけど私も止まって振り返る。
少し俯き加減で表情は見えない。なんだかリボンまでしぼんで見えた。

「こなちゃん、ずっとお姉ちゃんと話してた」
「え? いや……確かにかがみとの会話は多いけど。特に一回寝ちゃった後はギャルゲの話だったし。
 ……そう言えば、つかさは私が眠ってる事に気づかなかったの?」
「気づいてたよ」
「ならなんで起こさなかったの?」
「こなちゃんの寝顔をずっと見ちゃってて……」

待って。色んな意味で待って。
この前縁側で私の寝顔見たはずじゃんか。
つかさが膝を貸してくれたから、つかさの膝枕で寝たし。
……すぐにかがみが帰ってきたからたった数分だったけど。

「それに、ゆきちゃんからお茶貰ってたし」
「お茶貰った理由はむせたからで、むせたのはつかさのセリフのせいだよ?」
「あと……出かけようって最初にお姉ちゃんを誘ってた」
「それは」

今までいつもそうだったし、つかさはショップに興味は無いんじゃないかなと思って……
とは流石に言わない。
三次元での恋愛は初心者だけど、つかさが言いたい事は何となく感じ取った。

91:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 00:56:38 RlHSCIGH
「……典型的なやきもち?」
「わかんない、けど。もっと私も気にしてほしかった」
「あー、それはやきもちだね」

私は、つかさの事が好きと言いながらも多分、結局は友達の延長線上にいるんだと思っていた。
でもつかさは違う。延長線上じゃなくて新しい関係を望んでる。
そっか。私達は今はまだ恋人とかじゃないのかもしれない。
ただ『好き』と伝え合った。きっとそれだけだ。

「……今までとは違うんだよね、つかさ」
「え?」

つかさの隣を通り過ぎ、手を掴む。
そしてそのまま駅へとダッシュで戻る。

「こ、こなちゃん? お店は……?」
「今日はいいの! 今日は二人でのんびりしたい気分だし!」

つかさだって、私がショップの解説してそれを聞くよりはその方がいいと思うだろうし。
後ろのつかさがたびたびこけそうになっているからスピードを落とす。
手も離さないと目立つかなと思ったけど、つかさの方が握り返してきたからそのままにしておいた。

「……つかさ。顔緩んでるよ」
「うん、そうだね」
「自覚してるんだ……」
「こなちゃん」
「なに?」
「ひょっとして、照れてる?」
「……かもね」

おかしい。先を歩いてるからつかさには表情見られてないはずなのに何でばれてるんだろう。
それに手を離すタイミング失っちゃったし。
……いっか。なんか、不思議な気分がするけど……結構この感覚は好きかもしれない。

「あ、コンビニがあるよ。こなちゃん、アイスとか買う?」
「またスイカバーとか?」
「一本でいいよね?」

いや、二本にしようよ……なんて、つかさの顔見たら言えなかった。
おっかしいなぁ、私こんなにつかさに弱かったかな。

「……半分ずつだよ、つかさ」
「うん!」

ああ、きっとあれだ。好きになったら負け……って事だ。

92:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 02:11:28 0ycyFAEW
GJ!
いろいろ考えこんじゃうこなたイイヨイイヨー

93:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 08:01:45 Q/REKTnO
あれおかしいな
胸がキュンってなるよ?

94:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 16:50:49 J9+zJASO
なんというGJ
これは間違いなく神作品

95:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 22:25:40 K7PLA8FJ
俺のGNドライヴがGJ!と叫んでいる

96:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/10 23:16:11 nomCbyvs
GJですぜ、アニキ

俺も投下してみたいが文才がないからな…

97:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 04:24:43 FdIv4HRI
>>96
恐れる事は何もない。
君の作品がまた一歩、世界を平和に近付けるんだ



てなわけで、wktkしてぜんらたいき!

98:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 17:04:19 ibctv4YV
ある日ほんの気紛れでスレ漁りしていたらこんなスレを発見シマスター!!
これは斬新!

しかしSS読むとやっぱつかさは優しさと表裏に黒さと言うか純粋な独占欲が垣間見えるな…
爆発して大泣きするか狂気にはしりそうな危うさにドキドキだぜ

99:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 18:41:00 C01JKxrI
>>98

本物は狂気に走りそうな気はしないな
だだっ子のごとく大泣きしそうだ

逆に、その「ありえない意外性」が黒つかさを生んだような気がする

100:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/11 23:49:40 DITpJQY+
100ミコス♪

101:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 00:42:36 p4m4MLAc
SSに感化されて描いてみた
2個目のSSのワンシーンを2つほど
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)

>>96
俺もwktkして待ってるぜ!
・・・俺も書いてみようかなとか密かに思ってたり

>>98
俺的につかさが狂気に走るイメージはないなw

102:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 00:44:40 Z25wVoGq
吹いたw

103:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 18:50:58 VZttLuwM
>>101
どんどん書いてくれ。
wktkしながら待ってるよ

104:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/12 21:48:21 XUhdly87
つかこなでもこなつかでもどっちでもいい(´Д`;)
とにかくつかさ可愛いよつかさ。

105:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 00:23:02 43hg9ShL
>>101
再うp

106:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 08:49:58 +n8dmNss
     _           ⌒)
    , ^   `ヽ       '´ ̄ ̄ヽ
   <h> / ハル〉     i(((从  i 
   || |(l.゚ ヮ゚ノ.|       il、-ω-.リi)i
  _||/_つ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/⊂水⊂┐i___
   \/  柊家共用 /


107:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 09:32:51 iws/in3D
OK、ブラクラみたいなのゲット。
     _           ⌒)
    , ^   `ヽ       '´ ̄ ̄ヽ  さすがだねかがみん。
   <h> / ハル〉     i(((从  i 
   || |(l.゚ ヮ゚ノ.|       il、=ω=.リi)i
  _||/_つ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/⊂水⊂┐i___
   \/  柊家共用 /
     ガガガガ・・・

108:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 12:51:50 43hg9ShL
URLリンク(www.nicovideo.jp)

109:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 13:31:04 rKuJ/X8S
今更だが、「ある日のカラオケボックス」のバレンタイン・キッス聴いてて思った


こなたってほんとつかさのこと好きなんだな

110:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 15:49:32 c+BIl4M2
>>109

だな。

『つかさは俺の嫁』派の連中はこなた叩きに走ってたが、ぶっちゃけ嫉妬だよなあれ。

111:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 16:25:22 X/8yM5NX
つかこな詰め合わせ

URLリンク(vista.undo.jp)

112:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 17:34:00 jdMGKq5h
GJ!
右側2枚目良いね

113:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 22:46:50 0DEjXxks
>>111
店員の前でこなたがつかさに抱きついてるのイイ!!
そういやこんなシーンあったな

114:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 23:15:58 u5PxzU2x
>>105
まだ流れてはないと思うけど
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)
URLリンク(bebe.run.buttobi.net)

>>111
GJ!これはすばらしい

115:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/13 23:40:56 9HBAJTDc
ワロタ

116:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 15:15:59 WdXJXKkf
吹いたwwww

117:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:08:50 KQsQvDae
こな×つかってさ、なんていうかナチュラルだよな

118:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:27:40 YRugf+Nn
らき☆すたで一番まったりするコンビだな

119:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:04:01 bBXHL+5f
恋人っていうより大親友って感じだな
で、二人で家でごろごろしてるうちに
何となくお互いぺたぺた触りあって疲れて寝てそうw

120:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 21:25:44 TvQOIJCt
そこでかがみが入ってきて毛布かけてくれるんだよな
最高だな

121:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 03:46:44 KtfJShIm
犬神家

122:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 15:18:22 7Pupr4iV
こなた「L・O・V・E!ラブリー、つかさ!」

123:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 17:12:13 crIpzadl
>>117
>>118
同感
一緒にいるだけで幸せそうだよな

124:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:59:14 NC82FX5i
こなたは柊姉妹に萌えてる

125:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 20:24:17 DOMWLB+E
こなた「みゆきさんって歩く萌え要素だよねーww」

126:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:38:23 gLpgmeVZ
>>121
好きな子ほど構いたくなるという…

127:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:45:09 Tj+1352l
あの一泊旅行はつかさをヒィヒィ言わせたいこなたの欲望がストレートに表現されてたな

128:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 00:48:16 bKmvJ4WV
その発想はなかった
そう見ると新鮮

129:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:42:48 iC7mEtJK
>>124
本当に萌えてるのはつかさだけじゃないかな?
好きな子にかわいいと言えないのと同じでさあ。つかさにはあまり萌えとか言わないし
あと細かな配慮とかは一番つかさにしてる気がする
と俺は思う

130:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:44:10 dGVuKsf5
GJありがとうございます 調子に乗ってつかさが少し暴走しました 6レスしよう


ショップめぐりは止めて辿り着いたはつかさの家。
結局買ったスイカバーは溶けてきたのでとりあえず冷蔵庫へ入れられた。
「半分こしようよ」とつかさは言ってきたけど、この前の二の舞にはなりたくないしね。
あれ冷たかったし……つかさは何か残念そうだけど。
今日はゲームはしないで最初から縁側に座る。のんびりするために来た訳だし。
日差しは少し暑いけど、風が吹いているからだるくなるような暑さじゃない。
縁側で足をぶらぶらさせながら私は空を眺めていた。
つかさは……視線を感じるって事は空じゃなくてこっちを見てるんだろう。

「……どうしたの?」

ちょっと反応に困るから空を見上げたまま尋ねた。
まだ話し掛けてくれた方が反応しやすいのに、無言で見つめられるとね……
風が吹いて髪が靡く。目に入りそうだったから手で避けて、その時自然につかさの方を向いた。
やっぱりこっち見てるし。

「こなちゃんの髪は長いよね」
「確かに長い方かな。でもかがみだって長いじゃん」
「ねえ、触ってもいい?」
「ん?いいよ」

特に断る理由もないから、私はぶら下げていた足を上げてペタンと座り、
つかさが髪を触りやすい様につかさに背中を向けようとしたら。

「あ、待って。こっち向いて」

つかさが腕を掴んでストップをかけてきた。
ダメ? と自信なさげに尋ねられると無下に出来ない。

「いいけど、それだと触りにくくない?」
「いいのいいの。ね?」

周りに花が見えるような笑顔ってこんな笑顔のことを言うのかな……と、見惚れてみる。
ここだけ空気が春っぽい。私には出せない空気だよね、と思いながらつい頭を撫でてしまった。
つかさも手を伸ばして私の横の髪に触れてくる。
髪を触る目的だったら正面は触りにくいんじゃないかな?
だからと言って今「やっぱり後ろ向くね」と言ったら、何かダメな気がする。
しょうがないから私もつかさの頭を撫でていた手で髪を撫で下ろして指に絡めた。
柔らかくて、指に引っかからずにするりとすり抜ける。
そんな私の真似をしたかったのか、つかさも同じように指に絡めてきた。
私の髪は長いから引っかかるんじゃないかな。

131:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:50:40 dGVuKsf5

「やぁ、つかさ。お友達かい?」

急に私達以外の声がして驚いたけど、つかさはまったく驚かずに「あ、お父さん」と返した。
私も慌てて「お邪魔してます」と返す。のほほんとしてて、何だかとっても『つかさのお父さん』らしい。

「いらっしゃい。とても仲が良さそうで何よりだよ」

朗らかな笑みを浮かべながら玄関の方へと歩いていくおじさん。
って……この光景は、仲が良いってだけで説明できるのかな?
あ、あれ? 友達同士で向かい合って髪触りあったりするっけ……?
思わずつかさの髪をいじっていた手が止まる。

「ね、ねぇ、つかさ……」
「ん?」

つかさは未だに私の髪を堪能中。そんなに楽しいのかな?
確かにつかさの髪は触り心地良かったけど。

「こういう事って普通にするかな?」
「……普通だと思うよ?」
「そっか……普通……だよね」

なら、私が過剰反応なだけだね。
お父さんやおじさんに見られても、普通に挨拶すればいいんだよね。

「うん。付き合ってるんだから普通だよ」
「そっ……そういう『普通』かぁ……」

つかさ、不意打ち得意だね。スイカバー味といい。
すべてを純粋に受け入れすぎじゃないかな。自分に正直なのはいい事、だと思うけど。
何で私の方が照れるのか。照れたことが恥ずかしくなる。

「つかさのおじさんは、あんまり私たちの行動気にしてなかったね」
「そうだね。仲良さそうに見えたみたいだからよかったー」

……ものすごい会話にズレがある気がするのは考えすぎかな?
それとも私のお父さんが一般的じゃないのか。
お父さんがこういう光景見たら、萌えがどうとか叫びそうだけどねこのシチュエーション。

132:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:51:50 dGVuKsf5

「……ふ、ぁ……」
「どうかしたの、こなちゃん」
「いや……ちょっとね」

軽く睡魔を感じた。
つかさと居ると時間がゆっくり流れてる感覚がする。
それに今日はすごしやすくて、縁側に居ると余計に眠たくなってくる。
思わずあくびをかみ殺した。

「……そう言えば、この前はこなちゃんが寝たよね」
「ん……? ああ、あの膝枕ね。数分だけどね」
「だから今度は私が寝てもいい?」
「つまり、枕になってくれってこと?」

うんうん頷くつかさ。
しかも良いよと返事をしてないのに、断られるとは思ってないような笑顔で。
まぁ、断るつもりはないけどさ。膝枕ぐらいならね、大丈夫でしょ。

「いいよ。私の膝でよければ」

ぽんぽんと自分の膝を叩いて示すけど、なぜかつかさが首を傾げた。
寝るんじゃないの?

「……膝?」

なんで膝叩いてるの? と漫画的吹き出しが見えた気がする。
私はそんなつかさに疑問符を投げたい。だって、寝るんじゃないの? と。

「……膝枕じゃないの?」
「えっとね」

まだ私の髪を撫でていた手が、私の頭をつかさの方へ引き寄せた。
正座を崩した状態で座っていた私はその力に従ってつかさの方へ倒れこんだ。
ごろん、とつかさは私を抱きしめて寝転がる。向かい合わせで横になり笑顔のつかさ。
それに対して、驚きで対処できない私。つかさの行動予想しづらいよ!!

「エヘヘー、だきまくらー」

まるで猫型ロボットの様に言って、ぎゅーっと抱きついてくる。
枕は膝枕じゃなくて、抱き枕のことですか。分からないってそんなの!

「い、いや、これは縁側じゃだめじゃない?さすがに」

付き合っている付き合っていないじゃなくて、場所が。
つかさの部屋ならいいの? という思考にはすぐに頷きかねるけど。

133:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:55:23 dGVuKsf5

「なんで?日向ぼっこしながら寝るのは気持ちいいよ?」
「そ、そういうことだけじゃなくて! 抱き枕って言うのは……」
「こなちゃんって抱き心地いいんだよ?」

そんな言われても知らないよ。
しかも当然のように言われたらリアクションしづらいよ。
私のほうが反応間違ってるのかな……? 自信なくなってくる。
純粋なスキンシップと思えばいいんだろうけど、なんだかイケナイ想像をしてしまうのは私がエロゲ脳だからなのか。
だからと言ってまたおじさんに見られたら今度こそ「仲が良い」ではすまないような……

「それに、学校じゃあんまりこなちゃんに触れないし」
「……つかさは我慢を覚えたほうが良いよ。現実世界にワザマシンがあればいいのに……」
「ざ、沢魔真……?」

誰それ。格闘家?

「で、でも我慢してるから学校じゃこういう事してないよ?」
「そりゃそうだよ! 学校でこれは流石に無理でしょ!! それこそ良くあるギャルゲじゃん」

放課後の学校で~……なんてね。
でも恋人の家の縁側で~……と、どう違うかな?と思ったら大して違いが分からなくなった。
何だろ、背徳感の違い?

「それにこなちゃんも、昼休みに寝てたし……眠いでしょ?」
「いや、寝ることはいいんだよ。この体勢に疑問……って、もういいや」

言っても無駄だしね。それにこういう事は恋人じゃない限りそう無いことだし。
付き合い始めの第一歩と思えば、まぁ、ほら。
恥ずかしくなるけど悪い気はしないと思ったり思ったり。
私もつかさに抱きつくと上機嫌な微笑みが聞こえた。恥ずかしいので目を瞑る。
ちょっと熱すぎるかもしれないけど、何かすごく落ち着く事には変わりなかった。
がくん、と激しく睡魔が圧し掛かる。
折角抱き枕になってるんだから寝ちゃってもいいよね……と目を瞑った。


134:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:57:10 dGVuKsf5

誰かと誰かの声がして、意識がぼんやりと輪郭を描き出した。
寝てしまってどれだけの時間がたったのかは分からない。
確認し様と目を開けたのに暗かった。
どうやら私はまだつかさに抱きついているらしい。しかも結構強く。
頭を撫でられる感覚がする。もしかしてずっと撫でられてたのかな。

「しかしまぁ、よく寝てるわね」
「えへへ、可愛いよね」

……なんか、かがみの声が聞こえるんですけど。
もしかしてかがみに見られてる? って、つかさもうちょっと慌てなよ!! 私の頭撫でてる場合じゃないよ!!
うあ、起きるタイミング逃した!!
クールになれ、クールになれ泉こなた。今どんな状況なんだろ?
えっと……私はつかさに抱きついて肩ぐらいに顔を埋めている状況、かな。
つかさも私の背中に片腕を回して、もう片方で頭を撫でてくれてる。
……つかさ、かがみに見られてるんだよ? 恥ずかしいって思って……ないから平然としてるんだろうなぁ。

「あんた達は常に空気が春ね」
「そうかな、こなちゃんは夏っぽいよ」
「二人でいる時の『のんびり空気』を客観的に見なさい」

かがみも普通に会話してるけど、疑問に思ってないんですか? 抱きしめあって寝てる私たちを。
なんて思わず倒置法になってしまう。どうしよう。かがみがいると起きるタイミングが掴めない。
やぁ、おはようって軽く言っちゃえばOKかな。
一生懸命考えていると、頭を撫でてくれてるつかさの手が止まった。
ゆびがこめかみに移動して、私の横の髪を耳にかけてきる。
目を瞑ってるから見えたわけでもないけど、耳が露になったらしく風が少し当たった。
どうしたんだろうって思っていたら。

「こなちゃん、起きてるでしょ?」
「っ」

声は意地であげなかった。今声を出したら負けた気がしたから言葉を飲み込んだ。
あとつかさ、耳元でウィスパーは止めて。息が当たってくすぐったいから。
それより……それに何で起きてるばれたんだろう? 勘?
無反応を貫いたからか、再び耳元ウィスパーがやってきた。

135:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 01:58:29 dGVuKsf5

「こなちゃん、大好き」
「なっ」

流石に今回無反応は無理だった。
かがみにばれるほど大きなリアクションは取らなかったけど、つかさに抱きついてた腕に無意識に力が入った。
顔を少しだけ俯かせる。赤くなっただろう顔を肩で隠すように。

「……どうしたの?つかさ。ニコニコしてるけど」
「本に書いてあった『良い夢が見れるおまじない』をこなちゃんに試してみたの」
「そう言うのって効果あるの? 眉唾って気がするけど」
「後でこなちゃんに確かめてみたら分かるよ」
「それもそうね」

確かめないで。お願いだから確かめないで。
良い夢というか、良い思いはしてる……かもしれない。
つかさの表情を窺う事は出来ないけど、かがみが言ってるからにはすごくニコニコしてるに違いない。
かがみにばれないように! と寝たふりを続けながら私は考えていた。

今度本屋に行った時に『正しい犬の躾方』みたいな本を買ってみようかな、と。

136:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 02:02:24 dGVuKsf5
101氏 挿絵ありがとうございます 
自作の挿絵描かかれた経験は無いので感無量です
申し訳ないけどもう一回再アップしてもらえないでしょうか
保存し忘れました

137:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 02:13:21 bKmvJ4WV
>>136
うひょおおおお続ききたああああああああああああああGJ!!!
あいかわらずつかさが我慢知らずだwwwwwww
だがそれがいい

ちなみに画像なら>>114に再うpられてるよ

138:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 02:14:29 bKmvJ4WV
って再ですらないな・・・スマソ

139:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 10:40:12 NVxB6Nzz
おぉ~、GJ

やっぱ、この二人にはほんわかした空気が似合う

これって続くのか?

140:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 11:37:57 iC7mEtJK
GJ!
相変わらずこの2人のほんわか雰囲気がすばらしい・・・

後絵は>>114から行けるよ
まだ流れては(ry

141:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 11:44:43 M6wyrpR6
ワロス

142:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 20:24:13 mnD9Joc5
「こなちゃん…♥」
「つかさ…♥」

『ん…んっ…♥』

143:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 21:58:13 h6G6I1FM
うおーGJ!
いいねいいね、やっぱこの2人は最高だわ

144:136
07/10/16 23:34:27 dGVuKsf5
114から保存できました。
失礼、そして挿絵とGJ本当にありがとうございます。
書く気力が沸いてくる
……だけど、みんなも書かないか?

145:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 01:35:19 Wb14di5v
21話でつかさが茶碗落とした後の「最後まで魅せてくれるね」って言うこなたのセリフがいい

146:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 15:48:28 oduZkzKI
>>132
「エヘヘー、だきまくらー」で萌え死んだ

147:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:35:55 yLkgd1ba
>>144
書いてるが文才がないからキャライメージ壊さないようにとか表現とかに四苦八苦中なんだ

148:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:38:26 yLkgd1ba
>>144
書いてみてはいるけどいかんせん文才ないから四苦八苦中なんだ

149:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:51:18 yLkgd1ba
って2重投稿なってる・・・ごめん

150:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/17 23:55:55 Wb14di5v
エロパロスレでも俺十数品投下したことあるけど
ぶっちゃけ下手なんだよなぁ…
ネタもあまり浮かばないし…

151:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 01:34:16 K/UWrJHS
やってみな! 新規に狙っちゃう~のは~


152:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 02:58:56 L+inQa5R
つかさ「こ~んちセックスしよ」

153:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 19:21:59 Q3bWIa7R
全米が萌えた

154:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/18 20:13:45 CSH34IPC
露骨じゃなくていいね

155:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 00:58:23 QaUOAKgb
>>150
じゃあ下手かどうか試しにSS投下してみようぜ!

156:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 02:36:28 K1ytm+WV
つかさ「宇宙一のぱんちぃ」

157:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 07:58:28 dXYBF4Lx
こなた「せくしぃぱんつと申したか?!」

158:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 09:38:32 K1ytm+WV
つかさ「んーん、せっぷくするのー」

159:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 15:24:22 qyZnvDvh
つかさ「んーん、せっぷんするのー」
に見えて古式ゆかしいつかさに萌えてしまった(=ω=.)

160:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 16:39:20 JHxRnaXj
こなた「動物に例えると私が狐でつかさが犬だね」
つかさ「んー、こなちゃんは狐っていうより猫だよ」こなた「そかな?」
つかさ「うん、だってこなちゃん、『ネコ』だもん」

161:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/19 20:24:44 6M0mx6CT
つかさはタチ

162:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:24:12 j+Gcn1X5
下手だけど下手なりにガンバって書いてみた。SS投下するの初めてだから何レス消費するかわからないけど頑張る
タイトルは思いつきw

流れ星に願いを

お姉ちゃんは信じてないみたいだけど、私は神様を信じてる。だって色々な願い事を叶えてくれるんだもん。
だから私はお星様に願いを込める。お星様に願いを込めたらきっと神様にまで届くもん。神様に届いたら叶えてくれるもん
だから私は闇夜を切り裂く流れ星に願いを込めた
・・・それが・・・どんな事だってきっと叶えてくれる・・・そんな気がしたから

ある日を境につかさの中でのこなたの存在が変わり始めていた事に気づいた・・・
『友達』としか思ってなかったはずなのに・・・いつの間にか『恋愛対象』としてこなたを見ている自分に気づいてしまった
「・・・こんなの・・・おかしいよね・・・」
それに・・・こなたには双子の姉であるかがみがいる。悔しいけど・・・二人とも息が合ってて・・・
両想いなんじゃないかと思う時さえある・・・自分には勝ち目はほとんどない・・・
そんな思いからかつかさは自分の心を封印して・・・いつも通りこなたとかがみとみゆきの4人でほんわかまったり日々を過ごしていた
そんなある日、いつもの通り4人で帰るために担任の黒井先生の所へ行ったこなたとみゆきを待つ為に昇降口でかがみとつかさが待っていた
なかなか来ないね~、今日の夕ご飯何かな~等とたわいもない話をしている時にふいにかがみが言った
「あ~・・・いっけない、昼休みにつかさたちの教室に忘れ物したの忘れてた・・・悪いけどつかさ取ってきてくれない?」
いつもは自分にあまり頼み事をしない姉からの頼み事・・・変だなとは感じつつもつかさは取りに行く事にした
「でも・・・お姉ちゃん忘れ物なんてあったかな・・・?」
皆を待たせちゃいけないと急ぎ足で教室に向かう。普段はそんなに長いとは思わない廊下も人を待たせてると思ってしまうと何故か長く感じる・・・そんな気がする
不思議だなぁ・・・と思いながら自分達の教室に入るとそこには・・・窓の向こうを眺めているこなたと姿があった・・・
「こなちゃ・・・ん?」
何でここにこなたがいるのか・・・みゆきと一緒に黒井先生の所に行ってたんじゃ・・・と思っているとふいにこなたがこちらを振り向いた
「つかさ・・・?」
こなたも同様に驚いてた。そこには来るなんて予想もしてない人物がいたからだ
「こなちゃん何してるの?」
「・・・何でつかさが?」
なんでつかさが・・・この言葉の意味をつかさは理解できなかった。どういう意味なのか・・・意味を聞くためにつかさは口を開き聞いてみた
すると何か悩む節を見せるもののこなたはゆっくりと答え始めた
「・・・だってみゆきさんは・・・」
「ゆきちゃんが・・・?」
しどろもどろになるこなちゃんを見るのは初めてじゃないかな・・・そんな事を思いながら私はこなちゃんの次の言葉を待っていた
「みゆきさんが・・・さっき・・・『実は休み時間の間に泉さんの事好きな人から伝言がありまして・・・放課後、私たちの教室にいて欲しい・・・との事です』って言うから・・・その人を待ってたら・・・つかさが来て・・・」
『こなたを好きな人』・・・それは自分の事・・・?けど・・・この事は誰にも言ってないし・・・わかるはずが・・・でも・・・
「ん~・・・結構待ってるけど誰も来ないし・・・帰ろっか?つかさ・・・どうせ私は断るつもりだったしね・・・」
そう言うとこなたはカバンを持ち、自分の手を掴んで出口に向かおうとした
「待って」
つかさは自分の手を持っているこなたの手を強く握り、歩き始めたこなたを力強く抑えて、こなたの方へ顔を向けた。
「つかさ・・・?」
いつものほんわかとしたつかさの表情とはまったく別の・・・見たこともないような真剣なつかさの顔があった事にこなたは驚いてた
「多分・・・ゆきちゃんが言ってた『こなちゃんを好きな人』って・・・」
あの日・・・こなちゃんの家に泊まりに行った時に見た流れ星・・・あの時は3回言えなかったけど・・・あの時の願いを・・・叶えたい・・・
もう自分の気持ちに嘘を付きたくない・・・伝えないで後悔するより、伝えてしまう事を選ぼう・・・

「多分、私の事じゃないかな」

163:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:25:57 j+Gcn1X5
言ってしまった。言った瞬間に空気が変わったのが肌で感じる。だけど・・・これ以上自分の気持ちに嘘なんてつきたくなかった
「私、こなちゃんの事が好き」
自分でも恐ろしい程淡々と言葉が出る。自分にこんな一面があったなんて知らなかった
自分で言うのも何だけど・・・もっとしどろもどろするものだと思ってたから
「え・・・?つか・・・さ?」
こなちゃんも慌てている。今の自分の言葉を理解できてないのだろう。いきなりそんな事言われたら誰だってそうなるよね
「わ・・・私もつかさの事好きだよ?」
違う。『好き』の意味が違う・・・その『好き』じゃないの・・・
「ほら・・・つかさは大事な私の友達だし・・・それに「違う!」」
こなたの言葉を遮るようにつかさは声を上げた
「私の『好き』は・・・友達としての『好き』じゃないの・・・恋人としての・・・『好き』なんだよ・・・?」
声が裏返りそう。涙が溢れ出そう。足が竦む。立っているのでさえやっと。意識が保てない。目の前が真っ黒。
だけど・・・伝えたいこの気持ちが・・・だから神様・・・お願い・・・もう少しだけ・・・勇気を・・・私に勇気を下さい・・・!
「女の子同士変なのは分かるの・・・だけど・・・私はこなちゃんが・・・」
もう足が限界。倒れてしまいそう。でももう少し・・・本当にもう少しで・・・
「好・・・き・・・?」
何が起きたのか・・・つかさには理解出来なかった。
気付くと自分に抱き付いてるこなたと共に地面の座り込んでいた。
恐らく伝えた瞬間に足が縺れて倒れこんでしまったのだろう・・・だけど・・・何故こなちゃんが私に?
「私も・・・つかさが好き・・・!ずっと前から・・・伝えたかったの・・・!」
「こなちゃん・・・」
伝わった・・・嬉しさからか涙が溢れ出てくる。それはこなちゃんも同じみたい・・・二人とも大粒の涙を流していた
「私もつかさがずっと大好きだったの・・・でも怖くて・・・怖くて言えなかったの・・・!断られたらもつかさと話も出来なくなるんじゃないかと思うと・・・だから・・・」
「~・・・・・・」
つかさは無言で頷いた。「もう分かったよこなちゃん」と言いたいけど、うれしさで心臓が破裂しそうで言葉に出来ない・・・だからせめて分かる様に・・・伝わるように頷いた・・・精一杯頷いた
今自分が伝えられる方法で精一杯伝えた
「つかさ・・・」
「・・・こな・・・ちゃん・・・」
あぁ・・・多分キスをするんだ・・・こういうのを本で読んだ事あるもん。好きな人と両想いになれた証に・・・
つかさは目を瞑りこなたを待っていた
・・・息が近づく・・・こなちゃんの吐息が・・・伝わる
後1秒後の先には自分とこなたが唇を重ねているんだろう・・・と思っていた・・・が
ガラ!
突然教室のドアが開いた。ビクっとしてこなたとつかさが振り向く
「うぃ~す。WAWAWA忘れ物~っと・・・」
そこにいたのはセバスチャン(仮)だった
空気が固まる。放課後の教室で女同士で泣きながら抱き合い、しかもキスをする目前の光景を目の当たりにしたら誰だって固まる。私でも固まるもん
ほんの数秒が何十分にも感じるぐらい長い時だった
するとセバスチャン(仮)が姿勢を正して始めた。何をする気なんだろ
「すまん・・・ごゆっくりぃ!」
そういうと全力ダッシュで教室から逃げていくセバスチャン(仮)を見てたら・・・さっきまでの雰囲気がぶち壊しだった
「・・・」
「・・・」
2人であっけに取られていると教壇側のドアが開いた
今度は何が来るのかと2人はびくっとした

164:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:27:31 j+Gcn1X5
「もう少しだったのに!あいつめ~!」
そこにはかがみとそれをまぁまぁと抑えるみゆきの姿があった
「お姉ちゃん!?」
「みゆきさん・・・へ?」
2人でぽか~んとしているとみゆきが口を開いた
「いえ・・・少し前から2人のご様子がおかしかったので・・・かがみさんに相談してみたのです」
おかしかったって・・・そんなに態度に出てたのかな?でもゆきちゃんは感とか鋭いから・・・
「丁度私も同じ事考えててね。」
出てたみたい・・・もしかして・・・他の人たちも・・・?
「これはもしかしたら・・・って思ってやってみたのよ・・・そしたら・・・ビンゴみたいだったみたいね?みゆき」
そうですねといわんばかりの笑顔で話す2人をあっけに取られながら見ているとこなたが口を開いた
「前からって・・・気付いてたの!?」
「か・な・りね。あんたら2人してモロ態度に出てるから分かりやすいんだもん。気づかないなんてあんたら2人だけよ」
ビシっと指をこなたとつかさに向けるかがみ。しかも、かなり勝ち誇っているような笑顔で
「でも・・・おねえちゃんってこなちゃんが好きなんじゃ・・・?」
つかさの言葉を聞いて呆れる様に答えるかがみ
「ハァ・・・あのね?どこをどうすればそうなるの?私が突っ込み入れてるから?それともこれに対して色々反応するから?私がそうしなきゃ誰がこれを止めるの・・・よ!」
そういうとつかつかとこなたの所に来てデコピンをかました。
「痛っ!」
デコピンをした後にかがみがクレ○ンしんちゃんのみさ○みたいにこなたの頭のグリグリしながらかがみは続けた
「そんなのだけで好きとかにされるなら、世の中カップルだらけにされるじゃない!・・・まあ私の反応の仕方も悪いだろうけど・・・あんたも私にばかり話しかけるからこういう誤解されるのよ?」
グリグリしていたのを止めて、またもやビシっとこなたを指差すかがみ
するとムゥ・・・っとした表情のままこなたが口を開いた
「だって私の話理解出来るのオタクのかがみぐらいだs「誰がオタクだー!」」
かがみがこなたの頭を叩いた。パッシーンといい音が鳴った
十分に身を詰まっているスイカを叩く音・・・と言えば分かるだろうか。そんな音が夕焼け色に染まる教室に響いた
「というか・・・2人とも何でとめたりしなかったの!?あまつさえ促進してるし!」
こなちゃんが「そういえば」といわんばかりの表情で大声を張って言った。
そういえばそうだ・・・普通にこんな女の子同士とかは止める物なんじゃ・・・
「ん~・・・いや・・・当人同士がいいなら別に止める必要もないかな~って・・・」
「当事者同士の気持ちさえあればどうにでもなっちゃうものですよ?」
何気なくゆきちゃんが凄い事言ってるよ・・・そういえばゆきちゃんって時々凄い事言うよね・・・聞き流しておこう・・・
「どうにでもなっちゃうって・・・」
こなちゃんももう突っ込むのに疲れたみたいで、すごくぐったりとしてる表情をしている。こんなこなちゃんもなんか新鮮でいいな
「まぁ・・・私から言える事は・・・」
お姉ちゃんが眉をひそめて話し始めた・・・今までのは冗談でこれから止めに入るのかな・・・
本気で応援してくれるはずもないし・・・そうなるよね・・・
「人前であまりイチャつかないようにね?」
・・・へ?
「それとお父さんとかにも言っちゃだめよ?娘がこうなってるなんて知ったらどうなるか・・・」
・・・ちょっと・・・?
「あ~・・・あと明日あいつ捕まえて他の奴に喋らない様にお灸すえないとね?」
「お姉ちゃん!?」
「後は・・・ん?何つかさ?」
つかさの声にかがみが気づく。何でそんなに慌ててるのか不思議で仕方ないような顔で
「止めたり・・・しないの?」
「さっきこなたにも言ったでしょ?当人がいいならいいんじゃないかって?」
「そうだけど・・・」「それに」
自分の言葉を遮るようにかがみが真剣な顔で続けた。さっきまでのようなただ眉をひそめただけの顔ではなく、真剣そのものな表情で
「・・・ここで私たちが止めたとして・・・あんた達は満足するの?」

165:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:29:32 j+Gcn1X5
・・・え?
「あんた達はそれで納得出来るのかって事よ。止めるのは簡単よ?こんなの普通じゃないからね。最悪あんた達を二度と会えなくする事だって出来る」
いきなりそんな事言われても・・・そんなのやだよ・・・こなちゃんに二度と会えなくなるなんて・・・考えたくもない
「だけど・・・そんな事したらあんた達だって嫌でしょ?・・・私はこなたもつかさも好き・・・だから私は何があろうとあんた達を応援するって決めたの」
『普通じゃないから止めたい・・・けどそんな事したら2人は・・・』・・・かがみの複雑な心境にようやくつかさが気づいた
そしてさっきまでのほんわかとした雰囲気とは別にピリピリと張り詰めるような空気になった事をつかさは感じていた
つかさだけじゃない、こなたも・・・喋りはしないがみゆきからもかがみのような複雑な心境が見え隠れしているように見えた
「だからあんた達は余計な事考えないでいつも通りしてればいいのよ」
かがみがツンっとつかさとこなたの額を突付く
「こういう事は誰か理解ある協力者がいないと隠し切るのは難しいですから・・・微力ながら私達もお手伝いしますよ?泉さん、つかささん」
「そういう事!」
・・・正直二人がここまで考えてくれてるとは思わなかった。ただおちょくってるだけかと思っていた自分が急に恥ずかしくに思えてきた
それはこなちゃんも同じみたいで、普段はあまり見せないような表情をしている
「周りの事は私達に任せて・・・お父さん達なんて最悪力づくでも納得させてやるから!」
お姉ちゃんがグっと腕に力を込めるようなポーズをしてそう言ってくれた
「どんなに周りが反対しようと・・・私達はずっと味方でいますから・・・安心して下さい」
ゆきちゃんがいつもの微笑みで優しくそう言ってくれた
「お姉ちゃん・・・ゆきちゃん・・・」
「かがみ・・・みゆきさん・・・」
急に目が熱くなった。ここまで応援してくれる人がいるなんて・・・それだけで私達は幸せだよ・・・
「ありがとう・・・二人と・・・」
ガラ!
ついさっき何処かであったようなデジャヴな音がした。あまり見たくない。けど知りたい・・・
勇気を持って音のする方を見ると・・・
「・・・あれ?増えてる?」
またもやセバスチャン(仮)だった。その手にはビデオカメラを所持して
もはや雰囲気ぶち壊し。出かけた涙も引っ込む程に雰囲気ぶち壊しの再登場だった
「あ・ん・た・って・奴はぁぁぁ!」
お姉ちゃんの周りに怒りのオーラが見える・・・そんな気がした
「そのビデオカメラで何撮る気だったんだぁぁぁ!」
こなちゃんからこの前借りた本で見た超なんとか人みたいに今にもおねえちゃんの髪が光りだしそう
そんな事さえも彷彿させる程の怒りを感じたのか
「・・・やばいきがするから・・・全力ダッシュ!」
「待てぇ!こなた、つかさ、みゆき、追うわよ!」
一目散に逃げるセバスチャンを追うかがみ、さらにかがみ達を追うみゆき
あまりの展開に事態に付いていけてないのかつかさはぽかーんとしていた
「・・・あ、お・・・追わなきゃ!」
慌てて立とうとしたつかさの前に手が差し伸べられた。手の持ち主はこなただった
「こなちゃん・・・?」
「行こうか・・・つかさ?」
「・・・うん!」
つかさは自分の目の前に差し伸べられた手を掴む。さっきまでは『友達』だった人の手・・・だけど今は『愛する人』になったその手をぎゅっと・・・優しく握った
もはや影さえも見えなくなった三人を追うために、こなたとつかさは走り出した


「そうだこなちゃん」
「ん?何?つかさ」
「・・・大好き!」
「私も・・・大好きだよ」


お姉ちゃんは信じてないみたいだけど、私は神様を信じている。だってあの時の・・・流れ星に願った願いを叶えてくれたんだもん。
『大好きな人と両想いになれますように』・・・っていう願い事を・・・

166:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 01:51:26 yGwE9Zey
GJ!乙!よかった!


>>155
試しに見てみたい?
ならエロパロスレのまとめを見てみようか
14スレで初投下した物
ヒントは…欲しい?

167:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 07:45:05 SO6235te
クレしんで思い出したが奴らも糟日部(ry春日部?

168:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 10:03:36 mCemUj37
GJ
本当に初投下?ってぐらい面白かったよ

169:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 10:08:27 nN3Wnktu
いいよいいよー
かがつかも好きだけどこなつかもいいのー

170:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/20 22:28:01 u2u5avlt
GJ!思わずドキドキしちまったぜ(*゚∀゚)=3

171:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/21 00:47:21 na1qT4hN
>>144
書きたいけど、俺がSS描くとキャラがおかしなことになるんです。
たぶんつかこなの、のほほん感が壊れると思う。
エロパロでもそうでした……ヒントは鼻血。

>>166
隠し○の人ですか?

172:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/21 02:23:20 S8ShM+Nj
>>165
乙&GJです
他の人のつかこなあまり見ないから感無量です

>>171
こな☆フェ○の人ですか?

173:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/22 21:28:51 8C/PhUlb
そろそろまとめサイトが必要か?
過疎ってるから必要ないか・・・

174:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/22 23:35:17 I4rntdSS
たくさんのGJに歓喜。ありがとう
キャラが少し壊れてるかなと心配していたけど・・・

>>173
ある事はあった方がいいと思うな
HPを作る知識は俺はないから人頼みになっちゃうけど

175:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 10:53:30 /ClkEes9
>>173
期待してる

176:173
07/10/24 20:44:13 C0UxomdN
URLリンク(www8.atwiki.jp)

今までこういうのは作った事が無かったけど
こなかがスレのまとめサイトを参考にして作ってみたぜ・・・

タイトルが明記されていない物は無題にさせてもらったけど変更も承ります

177:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 21:50:19 TYvCI6Ov
>>176
GJっす!!
でも作品数が寂しい(´・ω・`)
俺も少しがんばって書いてみようかな……

178:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 22:16:48 Dt2GZGxw
>>176
GJ

>>177
作品数はこれから増える事を期待しようぜ

一応続きっぽいの書いてみようかと思ってるけど今の構想だとどっちかというとかがみとみゆきが活躍しそうだな・・・

179:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/24 22:23:11 ATyo9AL7
>>176
乙です

俺も頑張ってみようかな

180:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/25 21:52:04 imJ80lJ/
こなた×つかさ
つかさ受けを誰か・・・

181:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/25 23:18:55 pr2SU0xL
燃料がないとダメだ
つかさ分が足りない

182:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/26 02:56:22 p9fX+pu3
>>180
>つかさ受け
お茶請けみたいだな

183:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/26 03:00:07 G56hY2TX
>>162
遅ればせながらGJ!つかこなだけじゃなく4人の友情もよかった!
にしても白石KYwwwwwww

>>176
乙です!

ニコニコにけっこうこなつか物のMADがあるね

184:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/26 21:49:20 Od+G3M7+
神降臨待ち

185:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:01:40 4Mqtc/Zp
こなつか詰め合わせ

URLリンク(vista.jeez.jp)


186:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:10:41 liCgh1ku
>>185
改めて2人の絡みをみてみると、ほんとふわふわしてるよな
頬が緩む……ってか眠くなる

187:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:39:26 LXDIBabc
こな「つかさ、私がバカって部分否定しなかったなと思って…」
つか「ち、違っ!そういうんじゃなくって!」
こな「(あたふたするつかさは可愛いなぁニヤニヤ)」

こうですね!わかります><

188:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 14:41:11 liCgh1ku
>>187
たった3行で俺をにやけさせるとは
やるな

189:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/27 16:39:27 K2zn2wrb
>>187
はぁ?お前・・・最高じゃんwww

190:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/28 10:01:06 4jW5Dl6U
あげときますよ

191:162
07/10/28 11:28:03 IXOlsQkq
続き書こうと思ったけど>>180見てつかさ受けっぽいの作ってみた
百合SSなんてまだ2回目だから受けになってるかどうか微妙だけど、後は・・・キャライメージ崩れてないかが不安

『一緒にいられるだけで』
今日から高校生活が始まる
私は別に高校生になったからって今までの趣味を変えたりするわけでもない
将来就きたい大学・職業があるからこの学校を選んだわけじゃない
ただお父さんとの賭けがあるからこの学校を選んだだけ
中学の頃の友達とは離れてしまったけど、まあ話が合うだけから仲良かっただけで
別に離れて悲しいという感情も特にない
一人でいる事に慣れているし、私の話なんて興味ある人しか聞いてくれないと思うし
担任の黒井先生の自己紹介が終わり、今度は生徒の自己紹介へと移った
担任の印象は何か気さくな人だな~って感じかな
「・・・中学から来ました。泉こなたです」
これといって言いたい事があるわけじゃないし、趣味の話をしたって引かれるだけだろうから
簡単な挨拶を済ませて、他の人の自己紹介を聞いている
「白石みn「はい次~」」
ひど。でもこれであの人の3年間が決まったな・・・となんとなく感じた
「高良みゆきと申します。これから1年間皆様宜しくお願いします」
メガネっ子か~・・・敬語使うって言うのもなかなか萌えポイント高そうだな
・・・でも今までの人で趣味が合いそうな人いないし、この後もいなさそうだな~
まあ別にいっか
「それじゃあ・・・次の人~」
「え~とぉ・・・柊つかさと言います。趣味は料理で~・・・」
それまで横目で見ていたのにふと後ろを振り返ってなんとなく顔を見てみた
そして顔を見た瞬間何か強烈に引き寄せられる物を感じた
・・・なんだろう・・・この感じ・・・別に趣味が合いそうってわけじゃないのに・・・
・・・柊つかさ・・・さんか・・・一応覚えておこうかな・・・

入学式から1週間が過ぎた
1週間もあれば大体は近くの席の人や自己紹介で趣味が合った者同士仲良くなったりしている
・・・『ただ会話するだけ』の人は一応いるけど、私は趣味が合う人がいなかったしな~
トイレに行こうと廊下に出ると向こうから頭の高さを超えるプリントの山を抱えた人がふらふらと歩いてきてる
(ゲームとかだと転んだりしてプリント散乱させるんだよね~)
とりあえず道を空けると柊さんだった
(何かの委員だっけ?)
そう思いつつトイレに向かおうとすると
バン
「キャッ」
後ろから音がする
これはもしや・・・少し胸に期待を膨らませ音のする方を見てみると柊さんがドアにぶつかってプリントを散乱させていた
「あわわわわ~・・・」
転んでパニクってるのかおろおろしている
かわいいな・・・と純粋に思った。いつもの私だったらこのままトイレに向かってると思ったけど
なんとなく気まぐれでプリントを拾ってあげようかなと思った。
トイレだって漏れそうってわけじゃないし、ドジっこを放って置くなんて私には出来ないし
そう思い柊さんに声をかけた
「大丈夫?」「大丈夫ですか?」
私の他にもう一人声がした。メガネッ子の高良さんだ
「あ・・・うん大丈夫です・・・委員長と・・・泉・・・さん?」
委員長?あぁそういえば高良さんは委員長に任命されていたっけ。ほとんど押し付けにも見えたけどね・・・
私の名前はうろ覚えっぽいけど話した事ないし仕方ないか
3人でプリントを拾ってるとき柊さんと手がぶつかった
「あ・・・」
「あっ、ごめんなさい・・・」
「いや、いいよ」
なんてことない普通の出来事だけど、これはフラグたった!?とか一瞬思ってしまった
女同士でフラグ立つような事あってもこんな事思わなかったのに・・・なんでだろ・・・

192:162
07/10/28 11:30:32 IXOlsQkq
その日の帰り道
私は何で何でフラグたったとか思ったのか考えながら歩いていると柊さんが見知らぬ外国人(ガイル似)に話しかけられてた
一見するとただ話しかけられてるだけなのに見た瞬間に考えるより先に体が動いていた
気づくと昇竜拳やら竜巻旋風脚で(イメージだけど)外国人をフルボッコにしてた
何でかな・・・柊さんの困ってる顔見たら助けずにいられなかった
「大丈夫?えーと・・・柊さんだっけ?」
名前だって覚えてるのに何となくうろ覚えみたいに言ってしまった
「ありがとう・・・え~と泉さん?」
これがつかさとの運命の出会いだったのかな・・・

あの出来事があってから早2年が過ぎた
最初の事あった胸の違和感なんて事はすっかり忘れていた
つまらない高校生活になるかと思ってたけど、つかさやかがみ、そしてみゆきさんと仲良くなったおかげで随分充実した高校生活になった
そんなある日の事
「でさ~、長門の長回しがさ」
「ったくあんたって奴は・・・話通じるかどうかも考えないで話振るわよね」
「えぇ~、ハルヒの事だからかがみんは通じてるでしょ!?」
「なっ、た、確かに分かるけど・・・オタクってわけじゃないわよ!私は」
「誰もオタクなんて言ってないのにね」
「うるさい!私はただラノベが好きだから・・・」
「はいはい」
「何よその態度はー!それに私がいったのは私の事じゃなくてつかさやみゆきの事よ!」
「・・・あ」
そういえば・・・つかさやみゆきさんは何でこんな私と仲良くしてくれてるんだろ
話が合うかがみはともかく・・・つかさやみゆきさんはこんな話詰まらないはずなのに・・・
・・・つかさにいたってはアニメショップにまで付き添ってくれるし
「どうしたの?」
「・・・え?何でもないよ」
「ふ~ん・・・あっそういえば今度の日曜だけどさ~・・・」
何気ないかがみの一言が始めの頃あった胸の違和感を思い出させた気がする・・・
(ん~・・・何なんだろうな~・・・この感覚・・・)
家に帰ってゲームしながらもずっと胸の違和感を覚えていた
そこにお父さんがやってきた
「こなたー、ゲームしてるなら対戦やろー」
「別にいいよ」
「っく、この!食らえ!ギャリック砲!」
「何のそのタイミング~、余裕で避けれるよ~。ファイナルリベンジャー!」
「あー・・・また負けたな・・・すっかりお父さんよりゲーム上手くなっちゃったなー、こなたは」
「お父さんが今のゲームの操作性についていけてないんじゃない?」
「何おう!これでもお父さんはかなたとデートしてる時はゲーセンの格ゲーでは無敗の帝王と呼ばれてたんだぞ!」
・・・お母さん?・・・そうだ!
「ねぇ・・・お父さん」
「ん?どうしたんだ?」
お父さんなら分かるかな・・・そんな期待があった
だってお父さんとお母さんの関係も・・・私とつかさに似ている・・・そんな気がしたからだ


193:162
07/10/28 11:31:36 IXOlsQkq
「お母さんってさオタクでマダ男なお父さんと」
「おいおい・・・オタクはまだしもマダ男はひどくないか・・・?」
「とにかく!・・・デートだってお母さんが興味ないような所ばっかだったでしょ?ゲーセンとかおもちゃ屋とかアニメショップとか」
「まぁ・・・比較的多かったかな」
「そんな所ばっかで・・・お母さん楽しそうだったの?嫌がってるとか思わなかったの?」
「んー・・・確かに俺もそう思ってかなたに聞いた事あるぞ『こんな所にばっか来る俺と一緒にいて楽しいか』って」
「・・・それで・・・お母さんは・・・?」
「・・・『確かに他の人と来てたらこんな所ばかりは嫌だな・・・でもね、そう君と”一緒だから”楽しくて来るんじゃない』
『私はそう君の話は分からないけど、例え会話が合わなくても”ただ一緒にいられるだけ”で嬉しいんだよ』って言ってくれたんだ」
・・・お父さんと一緒だからこそ・・・?
「あぁ、それで俺は感動してなー、人前なのに涙ボロボロ流してかなたに迷惑かけちゃったんだよ」
・・・つかさも・・・もしかしてお母さんと同じ・・・?
そう思うと胸がものすごく熱くなってきた。この感じって・・・まさか・・・
「さて・・・昔話も終わったし、2回戦へと行くか!今度俺はブロリー使うぞ!ブロリー!」
アーマー持ちの強キャラですか・・・といつもなら突っ込む所だけど・・・今は別の事で頭がいっぱいでそんな事を言う気にならなかった
「何してるんですか~?」
「お、ゆーちゃんも来たからこれ止めて皆でマリパやるか!ねえゆうちゃん?」
「マリパなら私も出来るからやりたいですー」
「よ~し、それじゃあ変えるぞ?・・・こなた?」
「お姉ちゃん?」
・・・もしかして・・・私・・・
「こなた大丈夫か?」「お姉ちゃんどうしたの?」
「・・・え?」
気づくとお父さんとゆーちゃんが心配そうな顔でこちらを見ていた
「お姉ちゃん・・・顔赤いよ?風邪でも引いたの?」
「え・・・そ、そんな事ないよ!」
「でも様子がおかしいぞ?」
「あ・・・宿題あったの思い出しただけだよ!だから私部屋に戻るね!」
そういうと逃げるように自分の部屋に戻った
・・・私・・・つかさが・・・す・・・き?

・・・結局あれから一睡も出来なかった・・・
好きだと確信が持てるものはあるわけでもないけど・・・・・・好きじゃないって確信を持てるものもない・・・
私は百合だったの・・・?でも、友達として好きって事も・・・微妙だ・・・
「おはよう、こなちゃん」
「ひゃう!?」
いきなりのつかさの声、思わず変な声が出てしまった・・・
「何あんた・・・変な声出してるのよ・・・」
「いや・・・昨日あまり寝てなくて・・・寝ぼけてる頭にいきなり話しかけられたから・・・」
「ま~た、アニメか・・・いい加減卒業しなさいよ」
「・・・そ、そうなんだよ~!最近のアニメは面白くってさ~」
「いい加減そろそろ卒業しろよな・・・まったく」
こんな時にネトゲーやアニメで毎日寝不足な自分の生活に感謝しないと、変に勘ぐられる心配ないし
・・・つかさは・・・この話どう思ってるかな・・・
ちらっとつかさの方を見るとつかさは・・・笑っていた

それから話をしているだけなのに、何かとつかさの顔色を伺う機会が増えていった
「これは・・・完璧かも・・・」
私はつかさが好き。これはもう変えようのない事実だと思う
確かに話をしてて楽しいのはかがみだ。ある程度話も合うし、私のボケにもちゃんと気づいてくれる
・・・だけどお母さんが言った”一緒にいるだけで楽しい”のは・・・?
・・・試しにかがみと何も話さないで、ただ一緒にいるだけの光景を浮かべてみる・・・
・・・・・・・・・・・
だ、ダメだ・・・話さずにいるのはちょっと無理かも・・・
みゆきさんは・・・話さなくてもいけそうだけど・・・何か・・・こうオーラ的な物で威圧されそう気がする・・・
じゃあつかさは・・・大丈夫
だってつかさと2人きりの時は・・・私がゲームして隣のつかさが見てるだけ・・・とか
ひなたぼっこしてるだけとかあるもん
そしてそれは・・・楽しかった。少なくとも私は楽しかった
「・・・つかさ・・・」

194:162
07/10/28 11:33:42 IXOlsQkq
自分の気持ちに気づいてたら1週間がたった
そんな時に偶然というか運命というか・・・かがみが休んだらしい
「え?今日かがみ風邪で休みなの?」
「そうなの、でもあまり大した事はなさそうだから明日には来れるかも」
まいったな・・・今日欲しい物あるからゲマズ行こうかと思ってたのに・・・
仕方ない一人で・・・
「やっぱり・・・こなちゃんお姉ちゃんいないと寂しい?」
・・・え?
「何かお姉ちゃんが休みって聞いたときのこなちゃんの顔・・・寂しそうだったから」
「いや・・・そんな事はないよ?」
ちょっとつかさの顔が暗いように見えたけど・・・私がそう答えるといつもの笑顔に戻ってた
「そうなんだ~」
まあ一人で行かなきゃいけないっていうのは寂しいけどね・・・そうだ・・・つかさを誘ってみよう・・・
いつもかがみ誘ってオマケみたいに付いてきてるだけだし・・・もし・・・つかさを誘って『いいよ』って言ってくれたら・・・
「ねぇ・・・つかさ」
「ん?どうしたのこなちゃん?」
いつものつかさスマイルでこっちを見ている・・・断られたら・・・
ふとそんな事を思い浮かんだけど、聞かないで後悔するより、聞いて後悔した方がいいよね・・・
「今日ゲマズ寄ろうと思ってたんだけど・・・つかさ・・・一緒に行って・・・くれる・・・?」
「う~ん・・・」
悩んでる・・・ということはやっぱりお母さん達みたいにはならないよね・・・
「えと・・・嫌ならいいんだよ?一人でも行けるし・・・」
「いいよ~。一緒に行こう♪」
「・・・」
「?どうしたのこなちゃん?」
「え・・・いいの・・・?」
「うん。何で?」
「だって・・・つかさはあそこ行っても分からない物ばっかでつまらないんじゃないかなって思って」
「こなちゃんと一緒ならどこ行っても楽しいよ~。私は」
・・・私と一緒ならどこ行っても楽しい・・・これってお母さんがお父さんに言った事と同じ・・・意味・・・?
やばい、そんな事考えたら顔が熱くなってる・・・
「・・・こなちゃん?」
「はヒ!?」
気づくとつかさの顔が私の数センチ前にあった
びっくりして裏声になっちゃった・・・
「こなちゃんも熱あるんじゃない?顔赤いよ~?」
「そ・・・そんな事ないよ!あ、えと・・・じゃあ放課後に寄ろうか?」
「うん!」

そして放課後になった
いつも放課後になるのは楽しみだけど、今ほど待ち遠しい放課後はなかった
初めてつかさと2人きりで行くゲマズ・・・何かデートみたいだな・・・
でもデートだとしたら・・・もっとロマンがあるところがいいよね・・・
そんな事を考えながら目当ての物を買って私たちは店を出た
「こなちゃん何買ったの?」
「えとね~・・・ハルヒの5巻と平野綾の新曲」
「へ~そうなんだ~」
「前から出てたんだけどお金なくてね~、今日やっとバイト代入ったのだ~」
「良かったね~こなちゃん」
「まったくバイト様々だよ~。欲しいものが何でも買える・・・うわ」
油断してたせいで店の前の段差で躓いてしまった
やばい、これはこける!と思い私は思わず目を閉じた


・・・?

やわらかい・・・?

195:162
07/10/28 11:35:04 IXOlsQkq
何でやわらかいのか分からない、目を開けてみると・・・
つかさが私の事を抑えてくれていた
「大丈夫?こなちゃん?」
「うん・・・ダイジョウブ・・・」
痛みがなくて良かったとかそういう事は頭になかった
・・・私の顔がつかさの胸に埋まっている
その事で私の頭の中はいっぱいにだった
「よかった~、いきなりこけたからびっくりしたよ~」
「・・・いや・・・つかさ・・・」
「?どしたの?こなちゃん」
どうしたもこうしたも何で離さないの?何でギュッと抱き締めたままなの?
「あの・・・つかさ?もう大丈夫だよ?」
「・・・こなちゃんの髪の毛ってサラサラしてて良い匂いするね~」
そう言いながら私の髪の毛を撫でてる。・・・好きな人にそんな事言われたせいか
抑えていた私の理性は飛んだ
「つかさ・・・」
「?何~?こなちゃ・・・ん!?」
私はつかさの胸から無理やり離れ、つかさの手を掴んで人気のない道に走り出した
もう自分の気持ちを抑える事が出来なかった
この気持ちを伝えた・・・!きっと・・・きっと大丈夫なはず・・・!
お父さんとお母さんだって上手く行ったんだ・・・!似た境遇の私たちもいけるはず!
・・・性別の壁だって越えて!


この辺なら大丈夫かな・・・
私が知ってる限りじゃここの公園はあまり人が来ないはず
だって1人でゲマズ寄った後にここで読書とかしてたりしてるからね
「はぁ・・・はぁ・・・どうしたのこなちゃん?いきなり走り出して?」
「ん~・・・ちょっとね・・・」
・・・いざ決意して言おうと思っても・・・なかなか切り出せない・・・
・・・そりゃそうだよね。そんな軽々しく言えるなら皆苦労しないか
「わ~綺麗な夕日~」
「・・・だよね~」
ここの公園は結構高台にあるからか、鉄のジャングルとかしている街の向こうにある山が見える
そしてその山に沈みかけている夕日からの光が鉄のジャングルに降り注いで街全体がオレンジ色をしてる
「私はここの光景は結構好きだな」
「こなちゃんよく来るの?」
「よく・・・ではないけど、一人でゲマズに来た時とかは寄る事多いかな」
「そうなんだ~」
「うん・・・こういう光景見てるとさ・・・高校生になったばかりの自分の事思い出す気がするんだ」
「最初の頃のこなちゃん?」
「うん・・・私さ、最初は別に友達なんて出来なくてもいいかなって思ってたんだ。
どうせ私と趣味が合う人なんていないだろうし・・・と思って・・・」
「・・・」
つかさが真面目な顔で真剣に聞いてくれている。これがかがみとかならちゃかされてただろうな・・・
こういう何でもない話でも真剣に聞いてくれる・・・そんなつかさに私は惚れちゃったのかな
「でも今は違う。かがみやみゆきさん・・・それにつかさがいない生活なんてもう私には考えられない」
私の話に突っ込むかがみがいて・・・私の疑問に答えてくれるみゆきさんがいて・・・
・・・そして・・・誰よりも私の事を考えてくれているつかさがいる・・・
こんな当たり前の毎日をくれたのは間違いなくつかさだ
ピンチの時に助けたけど、話なんて合うはずもないのにいつも隣で笑ってくれている・・・
「私・・・」
高校生活も後1年・・・皆それぞれの道を歩む為に離れ離れになる・・・
でも会おうと思えばいつでも会える訳だよね・・・だからここで私の気持ちを伝えなくても・・・つかさとは一緒にいられる・・・
「?何こなちゃん?」
違う・・・”一緒にいられる”のが私の理想じゃない
私はつかさと”一緒になりたい”んだ・・・!
だから・・・私は・・・!
「つかさの事が・・・」


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