07/11/21 17:03:09 xXWVjg7a
「…!」
「やっぱり…ごめんねみゆき。多分私を庇ったせいだと思う…
本当にごめんね…!」
そんな事は無い。
そうかがみに言ってやりたかったが、思う様に口が動かなかった。
だが、そんな中みゆきはある種の決意を心に抱いた。
「…かがみさん、この件については目を瞑って下さい。
決して私を庇ったりしないで…」
「…どうして!」
「だって…これは私の問題です。では。」
そう言うとみゆきは走って教室に向かった。
みゆきは友達にもう一度辛い思いをさせたくなかったのだ。
また、かがみが係わると今度はつかさも危険に晒される可能性がある。
だから…自分だけを犠牲にすることを選んだ。
そんなみゆきの心を悟ってか、
かがみは何も言わず、教室に向かうみゆきの後姿を見つめていた。