07/11/05 17:16:50 /EQZh6R6
「ちがっ…かがみん違う、そんなつもりで言ったんじゃない…!」
こなたは涙目だ。
こなたがそういう意味言ったんじゃないってこと位、私も分かってる。
でも…止まらなかった。
「もう顔も見たくない…早く消えて…!」
本心なんかじゃない。本当は…もっとこなたが傷付かない言葉を選ぶつもりだった。
「かが…がっ?!」
こなたがいきなり苦しみだし、倒れた。
「こなた…?こなたっ?!」
そしてこなたは病院に運ばれた。
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元々こなたは病気を持っていたそうだ。
母親と同じ、遺伝性の心臓の病気…
とても大きな精神的ショックがあると心臓がイカレてしまうという未知の病気で
恐らくこなたは私との一件で、
そしてこなたのお母さんはこなたを生んだ時、
何かしらのショックがあったのだろう。
でも、その病気は私生活には何も問題がないため、
入院せず普通の生活をしていたらしい。
…なるほど…だからこなたのお父さんはこなたがオタクになっても何も言わなかったんだ…
「か…がみ…」
こなたが意識を取り戻した。
でも顔も真っ青で、全身に管が通されて、酸素マスクもして…
私の知ってるこなたじゃなかった。
私の隣ではこなたのお父さんが死に物狂いでこなたに声を掛けている。
「こなた、こなた!!お父さんを1人にしないでくれ!!」
「ごめんね…私、お母さんの所で先に待ってるね…」
「こなた…!」
「かがみ…も…ごめん…ね…私…かがみの…気持ち…わから…なくて…」
こなたは、死にそうな癖に私の事を考えてる。
謝らなきゃいけないのは私の方なのに…
そう思うと申し訳なくなって、こなたに必死で謝った。
「ごめん…!こっちこそごめんね、こなたぁ…」
私がそう言うとこなたは何かをボソッと呟いて息を引き取った。
「私、幸せだったよ…」