07/09/12 01:24:55 Wnn9b7cI
その頃、こなた家。
彼女は、いつ父が暴れ出すか不安で仕様がなかった。
そんな中、メール着信音が部屋に響く。
ゆいからだった。
【ごめんね、ゆたかがまだ全然立ち直れなくて・・・具合悪くしちゃったから、
ゆたか帰すの数日遅れます。】
こなたは死刑宣告された様な気分になった。
何故ゆたかがいないのかというと、母親が不慮の事故で死んだのだ。
交通事故だそうだ。
こなたは心に複雑な感情を抱いた。
「ゆーちゃんは良いよ・・・お母さんが自分のせいで死んだ訳じゃないから・・・」
自分でも何を言っているかよく分からなかった。
バタン!
父が部屋に入ってきた。
そして、まずこなたの頬を殴る。
「痛ッ・・・!」
「かなた・・・帰って来るのが遅いぞ・・・?」
父は、もうこなたと母の区別も着かなくなっていた。
もう父子共に限界だった。
こなたは、持ち味の運動神経を駆使し、家から逃げようとする。
だが呆気無く捕まってしまった。
「嫌だぁ・・・!かがみ、つかさ、みゆきさん・・・助けて・・・!」
こなたが願ったその時、インターホンが鳴った。