08/06/08 13:57:50 D7PXuPE9
ルールじゃないけどマナー上しておく方が良い事・システム上の注意事項
投下時はタイトルをコテハンとする、トリップ推奨
予告でクロス元他必ず説明する(一発ネタ等でばらすと面白くないならその旨明示)
※過去「投下してもいい?・投下します」等の予告から
最低の荒らし投稿を強行した馬鹿者が居たため同類認定されるリスク極大
1時間に一定量超える投下は「さるさん」規制に遭うので注意
連投規制には有効な支援レスもこれには何の役にも立たない
文章量(kB)と分割予定数の事前申告をしておけば、規制に伴う代理投下をしてもらいやすい
投稿量カウントも規制も正時(00分)にリセットと言われている
他スレでの実験により規制ボーダーは8.5kBらしいという未確認情報あり
5:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 13:58:10 Mtq+6OLG
>>1乙
6:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 13:58:32 D7PXuPE9
やる夫が小説家になるようです
URLリンク(urasoku.blog106.fc2.com)
完結:やる夫が小説家になるようです
URLリンク(urasoku.blog106.fc2.com)
やる夫が「売れっ子」ラノベ作家を目指すそうです
URLリンク(urasoku.blog106.fc2.com)
やる夫が同人小説家になるようです
URLリンク(urasoku.blog106.fc2.com)
7:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 13:58:33 DQf2vR3k
粘着偽テンプレはあいかわらずキチガイですな
8:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 13:58:59 D7PXuPE9
姉妹スレ一覧
【アニキャラ総合】
【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚80人目】
スレリンク(anichara板)l50
ソードワールドのキャラがルイズに召還されました
スレリンク(anichara板)l50
ダイの大冒険のキャラがルイズに召喚されました
スレリンク(anichara板)l50
ハガレンのエドがルイズに召喚されたようです
スレリンク(anichara板)l50
型月のキャラがルイズに召喚されましたpart5
スレリンク(anichara板)l50
【カオス】ゼロのルイズが以下略【召喚70002人目】 SEED
スレリンク(anichara板)
【漫画サロン】
HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました part6
スレリンク(csaloon板)l50
【旧シャア専用】
ガンダムキャラがルイズに召還されました 2人目
スレリンク(x3板)
(『もしルイズが召喚したのがトレーズ様だったら』の次ぎスレです)
【エヴァ】
もしルイズが召喚したのがシンジだったら 第弐話
スレリンク(eva板)l50
各スレまとめ一覧
ゼロの奇妙な使い魔 まとめ
URLリンク(www22.atwiki.jp)
ゼロ使×型月クロスSSスレまとめwiki
URLリンク(www13.atwiki.jp)
ハガレンのエドがルイズに召還されたようですまとめサイト@wiki
URLリンク(www34.atwiki.jp)
新世紀エヴァンゲリオン×ゼロの使い魔 ~想いは時を越えて~@ ウィキ
URLリンク(www10.atwiki.jp)
9:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 13:59:48 fmHFO0R2
>>1乙!>>1のほかにテンプレなし!
10:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:00:00 D7PXuPE9
このぐらいまで単純化できそうな気がする。
爆発召喚
キス契約
「ゼロ」の由来判明(教室で爆発)
使い魔の能力が明らかに(ギーシュ戦)
デルフ購入
フーケ戦
舞踏会
最近はその流れでいかに飽きない話を作るかに凝りがち>>16
爆発
平民プゲラ
コルベール問答無用さっさと汁
キス契約
フライに唖然とする
説明はぁどこの田舎者?
何者であろうと今日からあんたは奴隷
二つの月にびっくり
洗濯シエスタと接触
キュロケフレイム顔見見せ
みすぼらしい食事厨房でマルトー
教室で爆発片付け
昼食シエスタの手伝い香水イベント
オスマンコルベール覗き見
ギーシュフルボッコ場合によって使い魔に弟子入り
キュルケセクロスの誘いしかし使い魔はインポテンツか童貞w
ルイズ寝取られの歴史を切々と語る
休日街でデルフ入手 キュルケタバサがついてくる
ルイズが爆破訓練宝物庫破壊フーケ侵入お宝げっと
この段階でフーケは絶対つかまらない
翌朝捜索隊保身に走る教師一同
教育者オスマン犯罪捜索を未熟な子供にマル投げ
小屋で破壊の杖ゲットフーケフルボッコしかし絶対死なない
オスマンから褒章 舞踏会 終わり
途中飛ばすけど、
対7万戦と再召喚(一度使い魔契約が切れ、まっさらな状態からルイズとの関係を再構築)
11:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:00:25 D7PXuPE9
9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/06/08(日) 13:59:48 ID:fmHFO0R2
>>1乙!>>1のほかにテンプレなし!
12:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:00:52 D7PXuPE9
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
前スレ
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part141
スレリンク(anichara板)
まとめwiki
URLリンク(www35.atwiki.jp)
避難所
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
--------------------------------------------------------------------------------
___ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 `ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)~′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
--------------------------------------------------------------------------------
_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は本スレへの投下で問題ないわ。
J{ ハ从{_, ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず本スレではなく避難所への投下をお願いね。
ノルノー゚ノjし ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。
/く{ {丈} }つ やめておいてね。
l く/_jlム! | ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
レ-ヘじフ~l ・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
--------------------------------------------------------------------------------
,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。
{ {_jイ」/j」j〉 これ以上は投下出来ません。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
⊂j{不}lつ ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
く7 {_}ハ> ・次スレは>>950か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
‘ーrtァー’ ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
13:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:01:16 D7PXuPE9
ヘイトが目的の人はこちらへどうぞ
現実の日本だったら犯罪者のキャラ
スレリンク(anichara板)
現実にいたらいじめられるキャラ総合
スレリンク(anichara板)
おまいらが嫌いなキャラを倒すスレ
スレリンク(anichara板)
時津風部屋で根性を叩き倒して欲しいキャラ
スレリンク(anichara板)
現実に存在してほしくないアニメキャラ
スレリンク(anichara板)
こいつだけは許せないと思うアニメキャラ2
スレリンク(anichara板)
どのアニメキャラを四肢切断して肉ダルマにしたい?
スレリンク(anichara板)
イージス艦に衝突されるべきアニメキャラ
スレリンク(anichara板)
キチガイの可能性が高いと思うアニメキャラ
スレリンク(anichara板)
KYだと思うアニメキャラ
スレリンク(anichara板)
数人でオモチャにして、飽きたらポイ捨てする女キャラ
スレリンク(anichara板)
14:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:02:36 D7PXuPE9
ここはリリカルなのはのクロスオーバーSSスレです。
ガンダム関係のクロスオーバーは新シャア板に専用スレあるので投下はそちらにお願いします。
オリネタ、エロパロはエロパロ板の専用スレの方でお願いします。
このスレはsage進行です。
【メル欄にsageと入れてください】
荒らし、煽り等はスルーしてください。
ゲット・雑談は自重の方向で。
次スレは>>975を踏んだ方、もしくは475kbyteを超えたのを確認した方が立ててください。
前スレ
リリカルなのはクロスSSその67
スレリンク(anichara板)
*雑談はこちらでお願いします
リリカルなのはウロス感想・雑談スレ38(避難所で進行中)
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
まとめサイト
URLリンク(www38.atwiki.jp)
避難所
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
NanohaWiki
URLリンク(nanoha.julynet.jp)
R&Rの【リリカルなのはStrikerS各種データ部屋】
URLリンク(asagi-s.sakura.ne.jp)
15:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:03:04 D7PXuPE9
ゼロ使×型月を語るスレ。
ゼロ魔キャラが型月世界へ行くパターンも有りです……とは言うものの挑戦者はいまだいない。
前スレ
型月のキャラがルイズに召喚されましたpart4
スレリンク(anichara板)
3スレ目
型月のキャラがルイズに召喚されましたpart3
スレリンク(anichara板)
2スレ目
型月のキャラがルイズに召喚されましたpart2
スレリンク(anichara板)
1スレ目
ルイズが聖杯戦争に殴りこむスレ
スレリンク(anichara板)
関連スレ
「あの作品のキャラがルイズに召喚されました」スレ
※↑のスレに型月関係の話を投稿するのは禁止されています。
まとめサイト
ゼロ使×型月クロスSSスレまとめwiki
URLリンク(www13.atwiki.jp)
16:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:03:41 40hw474V
>>1 乙
このスレに始祖のご加護のあらんことを
17:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:05:53 D7PXuPE9
>>1 乙
18:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:08:06 18crht1i
>>1乙
だがID:D7PXuPE9は氏ね
日曜の昼間っから粘着すんなスクリプト野郎
19:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:10:55 D7PXuPE9
>>18
獅子心王リチャードみたいなもんか
欠地王ジョンは更にアレだが
20:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:16:09 18crht1i
958 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 14:05:30 ID:D7PXuPE9
>>955
まあ、頑張れ
21:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 14:22:39 D7PXuPE9
これならヨルムンガンドの撃破率150%
一発撃てば二回に一回はもう一体破壊できる計算
____
/MwmVm
⊥⊥__⊥
|__/|ノノ))))〉
ノ ヘ.|l. ゚ヮ゚ノ| rr=r===・ ___
___((( ⊂I!Liつ,iニi,===ュ__i__|[][]|___、
.|| || | ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄"ヘ---ヘ ̄ヘ-,r‐‐r"―‐―‐r,――r―‐,ー、
.||__||_| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄/ ̄}-ゝ-.k____ゞ――‐‐`---`-"
┌――‐‐`======┴----┴k--"==t'=oi===i=i=ik__
|--------------------------}、oo、二_ __''→oo
\__________________/ヘ二ヘ"u ̄ ̄ ̄u"/ヘ二ヘ
ゝ,,|_|__|___|___|___|___|o)ニllニ)――‐クニllニ)
\_ゞ_ソ_ゞ_ソ_ゞ_ソ_ゞ_ソゞ_ソ_/ニllニノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノニllニノ
22:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 15:03:48 2AZVCNoM
90式?10式?
23:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 15:08:13 39rUV3wy
LansのAAじゃねーかw
24:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 15:31:54 witk/ajg
このぐらいまで単純化できそうな気がする。
本スレに1人か2人の荒らしが登場
「うぎゃああああ荒らしがでたああああ
本スレのやつら民度が低いから触りまくってスレが荒れるにちがいねええええええ」×20
本スレでスルー
「本スレの奴等も少しはマトモになったようだなプゲラ」×5
今までの流れが本スレに貼られる→スルーか一人二人が「肥溜めにカエレ」
「ここを肥溜めとか言う奴は上から目線のお子ちゃま。むしろ俺たちの方が大人」×10
いぬかみ投下
「まったくよー、本スレの奴等、嫌いなSSならあぼーんするかスルーしろってんだよなwwwwww
ちったあ俺達を見習えよwwwwww
・・・ナニ? いぬかみ投下? ぎゃあああああ何でここまで叩いてるのに投下できるんだああああ
お前らもっと叩こうぜえええええ 何? スルー? ここはお祭り好きな奴等の集まりだから良いんだよw」
以後ダラダラと「ぼくののうないのこんごよそうされるいぬかみのてんかいのひはん」×50
以降無限ループ
25:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 15:34:29 witk/ajg
このぐらいまで単純化できそうな気がする。
本スレに1人か2人の荒らしが登場
「うぎゃああああ荒らしがでたああああ
本スレのやつら民度が低いから触りまくってスレが荒れるにちがいねええええええ」×20
本スレでスルー
「本スレの奴等も少しはマトモになったようだなプゲラ」×5
今までの流れが本スレに貼られる→スルーか一人二人が「肥溜めにカエレ」
「ここを肥溜めとか言う奴は上から目線のお子ちゃま。むしろ俺たちの方が大人」×10
提督投下
「まったくよー、本スレの奴等、嫌いなSSならあぼーんするかスルーしろってんだよなwwwwww
ちったあ俺達を見習えよwwwwww
・・・ナニ? 提督投下? ぎゃあああああまたビッチ談義でスレが埋め尽くされるううううううううううう
お前らもっと叩こうぜえええええ 何? スルー? ここはお祭り好きな奴等の集まりだから良いんだよw」
以後ダラダラと「ぼくののうないのこんごよそうされるていとくのてんかいのひはん」×50
以降無限ループ
26:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 15:52:29 E7asbrgS
あんたっちゃぶる
27:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 15:56:25 tjHM3HiP
なんか番号がすげぇ飛び飛びなんだが、
今日はそんなにキチガイがハッスルしてんのか
28:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:04:40 RXSMcVDs
>>24 25
毒吐きの皆さん、立派な大人はゼロの使い魔見ません。
まして2Chの二次創作サイトなんて
見ない
書かない
粘着しない
コトカトオモワレマス
29:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:05:17 RmYxDNDN
>>27
いつものテンプレ馬鹿です
30:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:07:33 h9uhXMn5
ゼロ魔クロススレなのになんでなのはクロススレのテンプレがあるの?
31:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:10:34 AvCR6zaW
「いンだよ、細けぇ事は」って松田さんが言ってた
気にすんな、したら負けだ
32:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:11:34 gtZUBsvD
偽テンプレやるにしてもせめて関係あるやつだけはれよ。
これはさすがに度がすぎてるぞ。
33:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:12:06 NLMMdac7
こんだけ反応あれば荒らしも大喜びさ。
34:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:26:01 WFelxbzY
男は黙ってNGIDに登録
35:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:42:53 WFelxbzY
前スレの1000、なんてものを召喚しようとしてるんだw
36:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:46:00 RmYxDNDN
>>35
恐怖っ!
37:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:47:21 1hVZh5hd
前スレ>>981
どうせならものべー召喚。
そしてサードキスまで女に奪われるのぞみん。
もしくはマルコメがユーフォリア召喚。
聖賢者によるメイジ滅亡は間違いないな。
38:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:49:11 xqQpgMbJ
>>35
叩かれまくって火消しに専念するルイズ
いろんなアレな画像をうpするキュルケ
無表情でAA張りまくっているタバサ
口説いていた相手がネカマと気付いて決闘を申し込むギーシュ
こうですか、わかりません><
39:前スレ891
08/06/08 16:51:22 aW07/XEu
乙だ、後前スレの
>>988
>>995
確かに奴は数多の修羅場を潜り抜けている
だがな、奴はあの「キングオブヘタレ」だぜ?
・・・・・要は、誰か脳内妄想をPCに出力する装置作って(ヽ゚д)クレ
40:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 16:52:03 bye5+7fm
前スレ1000
5: 【エクストリーム】アルビオンってマジでやばくね?【クーデター】(155)
6: 【王族?】レコン・キスタって正直どうよ?【貴族?】(498)
7: 最強の属性は「風」なわけだが(10)
8: 【樽】タルブのワインうめぇwwwwwwww【部】(98)
9: 【疫病】ダングルテール【虐殺】
10: 【シャルロット様】ガリアの無能王について【万歳】
つまりこういうことか
41:前スレ981
08/06/08 17:00:38 aW07/XEu
なに番号間違っているんだ俺・・・・orz
>>37
ものべーか、すごい事になるなあんなどでかいモノ呼ぶと
後、
>聖賢者によるメイジ滅亡は間違いないな
血肉の最後の一片まで残らず絶滅させるだろうな・・・・
42:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:03:34 lLdViSHc
キスダムからロキさん召喚
「ルイズは俺が守る! そう約束した。
俺は約束は、かならず守る!」
43:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:07:10 ycWmB/20
>>42
学院を死体の山にする気か
44:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:08:33 EaSG9IGe
11.【鬼畜コッパゲ】学院の男子で801妄想【従順マリコルヌ】(634)
つまりこういうことですねわかります。
45:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:14:37 WFelxbzY
12.【胸革命】ティファニアについて語ろうぜ【万歳】part143
13.【ルイズ】貧乳万歳【タバサ】
こうだよねえw
46:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:25:43 1yIjxrKi
腹立たしい。まったくもって、腹立たしい。
肩を怒らせルイズは街を闊歩する。憤懣覚めやらぬとはこれの事、先ほどのキュルケの
勝ち誇った顔が頭から離れない。
「ツツ、ツェ、ツェプルストーの奴……ゆ、ゆゆ、許せないんだから! 許さないッ!
それに、あ、ああ、アイツもよ! 犬! 下僕! 使い魔!」
蒼銀髪の少年の顔を思い出し、ガンと地面を踏み鳴らす。まったくもって腹立たしい。
いっつも堅物っぽい喋り方をして真面目そうな態度でいたけど、昨日の事と言い、昨日の事と
言い、蓋を開けてみればやっぱりただの犬だったのだ、しかも手のつけられない駄犬。
ギーシュと決闘した時は、まあ、かっこいいかなぁとは微かに思ったけど、いや、使い魔
だから自分のモノに愛着をもつのは当たり前だけど、それは見当違いだったのだ。
クザクはどこでもかしこでも盛る駄目犬。駄目使い魔。最低で破廉恥な使い魔。
おまけにいっつも胸のデカイ女子に圧し掛かられたり、抱き合ったり。
ああ、思い出すだけでイライラする。
胸、胸、胸!
乳、乳、乳!
おっぱい、おっぱい、おっぱい!
あの男は見るたびにおっぱいのおっきい女に寄り付いてる。
あの、柔らかそうで、おおきくて、ぼよんぼよんで、二つで、はだけてて。
それに顔を挟まれてたり、押し潰されてたり、顔を真っ赤にしてたり。
なんというか、それってご主人様として許せないじゃない?
頭の中で何か割れる音がした、なんか種っぽいの。
ブツンと額の青筋が切れた音がした、多分百本くらい一気に。
「ええ、そうよ!」
拳を握りしめ、強く、実に強く、ルイズは頷いた。
―あの盛り犬には首輪を付けて躾をしなければ!
47:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:26:03 1yIjxrKi
使い魔は主人に従順でなければならないのだ。主人に忠誠を誓い、主人のためだけに
働かなければならないのだ。乳がでかい女に誘惑されるような駄犬では駄目なのだ。
おっぱいのおっきい女に駆け寄るようなバカ犬では許されないのだ。
そう、そうなのだ。
ルイズは更に力を込めて頷く。
自分は鞭にならねばならない。心を鬼にしてクザクを躾けなければならない。
その顔に、一個大隊に及ばぬ敗残兵を統率する司令官の如き鬼気迫るものが浮かぶ。
そうだ、自分は慢心の力を込めて今まさに振り下ろさんとする鞭だ。
だが、ただの調教、それだけでは足りない。
調教を、一心不乱の大調教を!
万能感に身を震わせ、ルイズは脳内に使い魔の主人らしく九朔を躾ける自分の姿を
思い描く。
が、
「――」
沈黙。
「――」
沈黙。
「――」
沈黙、そして、
「――ッ!」
果たして何を想像したというのか、怒りで震えていた肩はピタリと止まる。
怒りで歪ませた眉間は緩み、愛らしい顔が見る見るうちに茹で上がったタコに変わる。
そんなルイズの様子を、行き交う人は怪訝に思いながら通り過ぎて行く。
先ほどまでの鬼気迫る表情はそこにはなく、頬を赤らめ恥ずかしさに身を震わす少女が
そこにいた。
「まま、まあ、仕方ないわよね。うん、仕方ない。だ……だってご主人様だもん」
うんうんと自分を納得させるように頷き、ぶつぶつ呟き、ルイズは歩を進める。
傍から見ればかなり危ない人に見えるが知らぬは当人ばかり。頷きながら歩みを数歩進め、
ピタリと止まる。
止まった拍子に後ろから歩いてきた行商らしき男とぶつかったがまったく気づく様子はなし。
「仕方ないわよね、うん、仕方ない。躾けは、き、厳しくしないといけないし……」
いや、だから何を想像した。
再び人とぶつかるルイズ。それが実はスリで、懐から金貨のつまった財布を取られた事に
気づくのはもう少し後。
「まあ、可愛いわよ、うん可愛い。でで、でも悪いのはアイツなんだから……うん」
うぅぅと恥ずかしそうに唸るルイズ。だが、その表情を彼女を良く知る者が見ればただ
恥ずかしがっているわけではないのに気づいたであろう。
緩んだ口端、期待に満ちたその瞳、間違いなくその顔には嗜虐的なものが浮かんでいた
のだから。
「さ、さあ! 探さなきゃね! あのバカ犬ッたら本当どこ行ってるんだか!」
声を張り上げ、ルイズは胸を張って歩き出す。
その瞬間、ルイズは確かに輝いていた。
48:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:26:02 Aw3za5Rb
214.アンリエッタですが何か質問はありますか?(1000)
こうですね、わかります。
49:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:26:27 Aw3za5Rb
おおう、失敗。
支援
50:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:27:13 1yIjxrKi
****
「――ッ!」
全身を悪寒が走りぬけた。それは鮮烈なまでにおぞましい悪寒。
どの程度鮮烈でおぞましいかと言うと、こう、臀部の辺りがキュっと引き締ったと同時、
貞操の危機が本能的に感じられる程度に鮮烈でおぞましかった。
これは確実に自分の身に何かしらの危険が迫ってると考えていい、間違いない。
昨日二度もあられもない姿の子女に抱きつかれ(片方は妖怪変化的な類だが)、そのために
ルイズに二度も失敗魔法をぶつけられた手前どうしてもこのような悪寒に敏感にならざるを
得ないこの現状に溜息は尽きない。
「ヒック……ろうしたね、クザク?」
「ああ、現実と言うやつがどうしていつも非情なのか考えていた」
「そーかそーか。だが、まあ、心配しすぎらよクザク。まぁったく、君と言う奴ぁ心配
しすぎなのら。周りを見たまえ、ほれ、見ろ。ここが何に見えるかね?」
既にワインを1瓶開けて酔ってるのか呂律のやや回ってない口ぶりで肩を叩くギーシュ
に言われ、周りを見やる。
「居酒屋?」
「ちっがぁぁぁぁぁぁぁあああああああうッッッ!」
机を両拳で叩きつけ、立ち上がるとこれでもかとビシっと九朔を指差し店の中に響かせんと
ばかりにあらん限りギーシュが叫んだギーシュ。はっきりいってそんな大声で叫ぶのは
迷惑極まりない。が、此処は居酒屋。周りも大概騒がしいので誰もそんな様子を咎めようとも
気にしようともしない。
「ここは天国だ! ヘヴンッだ! ここは地上の楽園なのらよクザク!」
「そうか」
「そうなんらよ! そうなのらよ! ここは天国、ヘッヴン! そうらそうろもさ!」
「そうか」
「ぼかぁねぇ。わかるかいクザク? ケティにもモンモランシーにもなーんもしれないんだ。
謝ったんら、誠心誠意込めれね。だというのに、なじぇ?! なじぇ、僕は殴られたり
蹴られたりしなきゃならないんらい!? わからに、わからないよ! ぼくにとっれ
女の子はみんな花らというのに! みぃんな分かってくれないんら! ないんらよぉ!
だから呑む。僕は呑む! 今日は何もかも忘れていっぱい呑むんら!」
51:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:28:01 1yIjxrKi
もう、哀れすぎて何もいえなかった。しかもえぐえぐと泣き出すもんだからたまったもの
じゃない。泣き上戸なのは別に構わないのだが、はっきりいって男に泣き付かれるのは
勘弁願いたい。
ソッチの趣味はないし、何より酒自体余り好かない。
記憶喪失の手前昔のことはほとんど思い出せないのだが、酒というものにはどうにも
良い思い出がないような気がするのだ。
それは間違いもなく大十字家に生まれた女難癖の成した業の一つだが、それを今の九朔が
知る由もない。
先ほどの悪寒はひとまず忘れ、机をはさみ向かい側で自棄酒を始めたギーシュをよそに
して九朔は店内に視線を移す。
『魅惑の妖精亭』―そこは名に違わず、容姿端麗な『美』をつけるに相応しい少女が給仕を
行なう店。だが、その少女達の衣装はほぼ下着と言っても差し支えのない際どい衣装に
身を包んでおり、豊満なバストは惜しまれる事なくその威容を誇らせ、丈の短いスカートを
巧みの技でぎりぎりまでに翻らせ男たちの視線を釘付けにする。
なるほど、大概の男たちにとっては此処は天国だろう、桃源郷だろう。
しかも彼女たちは何をされても笑顔を絶やさず、触ろうとするお客には妖精の微笑を以て
征するのだ。拒まれると燃え上がるのはどの世界でも変わらない、堪らず男たちは彼女たち
へと更にチップを握らせる。
それは天国へと続く階段を買うというより、むしろ賽の河原の石を積み上げる行為。
―嗚呼、悲しきかな男の性よ。
人間の、主に下半身的な欲望に対するひたむきな情熱とやらはある意味熱狂的再征服を行なう
宗教者の純粋さと何となく通じるものがあるのかもしれない、そんな下らないことを
思いつつ、水を入れたグラスに九朔は口をつける。
「蟻地獄―だな」
誰にも気づかれない程度に呟き、男たちのその末路を思い胸中にて九朔は合掌した。
そして其処にやってくる一人の少女。視線を上げれば妖精の微笑。
なるほど、確かに妖精と言うに相応しい愛らしさ。その蟲惑的微笑には高価な酒だって
ホイホイ頼んでしまえる何かがあった。
「お客様、何かお飲みになられます?」
「ああ―そうだな」
微かに逡巡、そして九朔は顔を上げた。
「済まぬが、水をもう一杯頼む」
52:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:28:40 1yIjxrKi
―が、それが間違いであった
「なん……だと……」
約一時間後、九朔は絶句していた。
こんな事だったら水なぞ頼まずにちゃんとした料理を頼むべきだったと後悔した。
いや、今更悔やんでももう遅いが。
横には酔いが吹っ飛び顔を青ざめたギーシュ、眼の前にはにこやかに微笑む店員達。
その手に握られた、字は読めないが領収書と思われる紙束。
「ギーシュ……もう一度聞いて良いか?」
「ああ」
顔を見合わせる。
「金は?」
「スられた」
絶句。眼の前には恐ろしいまでににこやかな微笑を浮かべる妖精たち。
「お客様、お支払いは?」
そして物腰柔らかなその背後に見える修羅の相。
「なあギーシュ」
「なんだねクザク」
「手持ちはゼロか」
「ああゼロだ」
「本当にゼロか」
「本当にゼロだ」
「ポケットに一枚もか」
「ポケットに一枚もだ」
人は時として逆境に立ち向かわねばならない。そう、今がその時だ。
「ねえ、もしかしてお金ないの?」
が、その前にこの妖精たちの中でもひときわ強い目力を持つ少女が九朔達の前に
現れた。
他の妖精たちに漏れず胸元の開いた服に身を包んだ派手な格好ではあるが、ストレートの
黒髪に少し太い眉が他の少女たちより活発そうな雰囲気を醸し出している。
いわば健康的な美しさというべきか。
「ななな、何を言うかねお嬢さん! ぼ、僕は貴族だ! 金を払わないなぞというそんな
貴族にあるまじき行為はしない! うん、断じてしないぞ!」
「ふぅん―そっか。で、お支払いは?」
「う……!」
微笑みながら返されては流石にギーシュも黙るしかなかった。
「私さ、貴方みたいなカッコイイ貴族様が無銭飲食なんて恥ずかしい真似しないって
信じてるんだ。 ―だから、しないよね?」
「し、しないよ? で、でも今はそのお金がちょっと……」
その瞬間、少女の瞳に涙が浮かんだ。そして同時嫌な予感を覚えた。
「そんな……でも、やっぱり仕方ないわよね。最近は貴族のお客様でも苦しい生活をしてる
って言うしさ。うん。仕方ないよ。また今度来てくれた時に……」
「ま、待ってくれ! 僕は貧乏じゃないし、生活苦でもない! ああ、そうさ!
今はちょぉっと手持ちはないがね、なに、金がなくとも心は貴族―なんでもしよう!」
「い、いいの? ……あ、でも今みたいな忙しい時間に貴族様を働かせるなんて私たち
平民如きには恐れ多い話だわ。ごめんなさい、良いのよ」
「何を言うかね。僕は貴族だ。貴族は常に貴族らしくあらねばならぬ。貴族は平民を
守る義務があるのだ。それを抜きにしても君のような可憐な花を悲しませる事など!」
「ああ、貴族様ったらいい人なのね――だったら、手伝ってくださる?」
「もちろん!」
53:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:29:40 1yIjxrKi
―ああ、やっぱりな弩畜生
あまりにも見えすえの少女のかどわかしに引っ掛かったギーシュに九朔は頭を抱えた。
ついでに涙も出てきた、そして時分を見つめる少女たちの視線に気づいた。
「…………」
その視線は好奇に満ちていた。それはまるで幼女が着せ替え人形で遊ぶ時のような眼差し。
しかも全て自分に向けられている。
「ねえ、そちらのお方は貴族様のご友人なのかしら?」
「そのとおりだ。僕の心の友、ダイジュージクザクだ」
「そう、クザクさんって言うの……」
黒髪の少女の瞳が、妖精たちの瞳が、自分を見ている。
その輝きが異様なまでに煌めいていて。
それは昨日のキュルケのものと酷似していて。
背筋を悪寒が走る。
先ほどのものと匹敵するほどのおぞましさ。
その瞳が全て自分を見ている。
空から降ってくるわけではない、真っ直ぐにこちらを見ている。
―我を見るな
逃げる事叶わぬ現状に九朔は呟いた。
微笑を崩さぬまま少女たちは九朔を囲む。ちょっとしたホラーだ。
彼女たちの腕が九朔を掴み、あらあらうふふと微笑いながら、彼をカウンター裏へと
連れ込む。
直後、トレビアンと咆哮する異様に艶やかな男の野太い声と九朔の悲鳴が店内を木霊した。
718 名前:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ 投稿日:2008/06/08(日) 14:51:09 [ vXKxdYHU ]
以上です。よろしくお願いします
54:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:30:25 osgX7FHK
馬鹿共めw
支援
55:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:33:57 sJlmIICG
さて、「コンゴ王国」の第十二図でも眺めようか支援。
56:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~代理
08/06/08 17:34:55 1yIjxrKi
代理投下完了!
予告し忘れごめんよorz
57:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:35:36 4cIUqDpL
女装フラグktkr
双剣の人と代理の人、乙っした
58:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:37:19 loYyPEUC
以前、蛮人が活躍する話が有ったと思うんだけど、
なんでアレは避難所送りになったんだっけ?
詳しい経緯を知っている方がいるようでしたら
教えてもらえますか。
59:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:42:36 NLMMdac7
自分で調べる気無いのかね
60:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:44:57 bye5+7fm
投下乙。最後の最後で吹いたwww
>>48
最強の属性は「風」なわけだが
1 :名無しさん@お腹いっぱい。(年月日が分からないので略)
虚無とか伝説っしょ?
現存してる四属性のうちで最強なのは風。これはガチ。
2 :名無しさん@お腹いっぱい。
2
3 :名無しさん@お腹いっぱい。
>>1さんは2ちゃんねるの初心者ですか?書き込む際に
SG(セキュリティー・ガード)に登録しないと個人情報がバレますよ。
(以下略)
4 :teacher.academy-of-magic.ac.tri
やっぱり風属性の強さはガチ
5 :名無しさん@お腹いっぱい。
ちょwwwwww
俺こいつ知ってるかもしれんwwwwww
こうですね、分かります(実在のドメインとかぶるとアレなので3レターで。)
61:前スレ981
08/06/08 17:47:32 aW07/XEu
>>37
これを想像した
―――――――‐┬┘
ヽ)/ |
__ ∠´ ハ`ゝ _ |
| 彡//ノハハ〉 .| |
| ゞ(リ ゚ -゚ノ! | |
| と⌒ て) 人. |
| ( __三< > | ∧_∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ V | ( ´∀`)
| ⊂>> つ
| ノ ノ ノ
| (_ノ、_ノ
|
 ̄ ̄ ̄ ̄-----________ \ | / --
.--------------------------------- ・←>>マルコメ
_______ ------ヽ-- ̄ ̄ ̄ _
, ´  ̄ ヽ / / | \
. i ))) / / | . \
. ノ`ヽ| il|ノ .ノ`ヽ / / . | !
<(ΞΞΞΞⅢ(ノUu.リ ルソ_(uUJ / | ァ
.ノノノリリヾ> / | ア
.(ソ‐ヾ_)ゝ / | 。
/ __゛ / \
/ . /
/\
62:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:52:53 RdOM1Bro
今日のコードギアス見て思った。
オレンジ状態のジェレミア・ゴッドバルトを召喚して欲しいと。
63:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:53:42 eg4AgXk4
>>62
第一声が「おはようございました」だな
64:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 17:56:33 RdOM1Bro
ルイズの『二つ名』を聞いた後の反応が楽しみで仕方なくあるのですが。
65:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:11:46 osgX7FHK
ゼロのルイズが強化外骨格・零を召喚しました。
しかし、着装できませんでした。
ゼロのルイズがゼロシステムを召喚しました。
しかし、精神がシステムに耐えられませんでした。
66:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:21:08 iCL2bgFs
オリキャラ 最強物 ssは多いのに助演憑依最強物 ssはほとんどない
理由が 何だろう?
オリキャラ最強物より助演憑依最強物がもっと良くないか?
67:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:23:15 1OFyveU4
スレ違いだから
そういうのが読みたければ他のところでリクエストしましょう
ここはルイズ(または他のメイジ)が別作品のキャラを生身のまま召喚する場所ですよ
68:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:27:31 E7asbrgS
まあ、耐えられまいな
69:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:27:50 rW7o80oE
前の>1000って
ナースウィッチ小麦ちゃんで出てきた
AAキャラ大量発生だったりして・・・(汗)
70:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:28:10 +rl9lDAC
>>66
青の軌跡でも読んでれば?
71:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:28:44 u/BiJE8w
>生身のまま
ローゼンやターミネーターはスレ違いなのか…orz
72:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:29:02 WH0VcuZH
またこいつか
簡潔に結論を言うと良くない、むしろ悪くなってる
73:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:35:47 AvCR6zaW
>>65
KOFのゼロを召喚
「ゼロを超えるものは―ゼロしかいない!」の言葉に感動、世界征服ルート
闇のイージスから殺し屋ゼロを召喚
痛みゼロなので躾けられませんでした
エターナルダークネスからゼロタースを召喚
ハルケギニアは滅亡しました
74:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:36:05 1OFyveU4
肉の有無は関係ない
オリジナルかコピーかだ
75:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:38:14 1OFyveU4
本物を作る男ゼロでも喚んでろw
76:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:40:06 u/BiJE8w
「我は肉なり 肉こそすべて」って言ったの誰だっけ
77:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:45:13 G2cq6qSU
>>76
ノヴァのナノ技術でも心の醜さまではなおせなかったよーだな!
ソーセージ女!!
78:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:53:27 u/BiJE8w
ルイズにノヴァ教授の「頭蓋パカリ」を見せたらどうなるか
79:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 18:54:01 VeadCfor
シン=メーン召喚は面白そうだなぁ。
まあルイズにおとなしく従うわけがない(どころかおちょくりまくること間違いなし)
から、ルイズにとっては不本意な日々になりそうだが。
そういや前スレでゲヘナ周りの話が出てたけど、
享受者連中ってデフォルトで「赤炎無効」持ってるんだよなぁ。
メンヌヴィル涙目。
80:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:02:24 7wAPNDzG
なんとか先週の予告どおりに今週中に完成しました。
5分後から投下開始します。
81:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:08:46 7wAPNDzG
5話 大ピンチ!! ルイズを救え
大蛍超獣ホタルンガ 登場!
「ルイズ!! くっそぉ!!」
超獣ホタルンガの発光体の中に取り込まれてしまったルイズを見て、才人は背中のデルフリンガーを抜くと走り出した。
剣を抜いたとたん、彼の左手のルーンが輝きだし体が信じられないほど軽くなっていく。
「ダーリン!? 無茶よ!!」
「……もう止められない、飛んで」
シルフィードがキュルケとタバサを乗せて飛び立った。
フーケのゴーレムに翼に傷を負わされているはずだが、それでもさすがに風竜の飛翔能力は高かった。
ホタルンガの正面では、オスマンとコルベールが幾つかの詠唱時間の短い呪文でうまいぐあいに右に左にと注意を引いている。
もしどちらか一人に注意が集中したら、あっというまにあの溶解霧で溶かされてしまうだろう。キュルケとタバサは普段頼りなく見える二人の教師の巧みな戦い方に、その評価を改めていた。
しかし、一歩一歩と歩み寄ってくるホタルンガに、その戦い方も限界に来ようとしていた。
「やはり、通常魔法程度では何発当たっても効き目がないですか。このままでは」
「仕方あるまい、お互い本気を出さねばならぬ様だな。幸い相手は超獣じゃ、遠慮する必要もないじゃろ」
ふたりは決意を確かめるように顔を見合わせると、呪文の詠唱に入った。だが、これまでのものと違って詠唱時間が長く、一見して上級スペルだと分かる。
ホタルンガは至近まで近づいたためか、溶解霧を使わずに二人を踏み潰そうと迫ってくる。だが。
「待ってください!! あの超獣の中にミス・ヴァリエールが閉じ込められていますの!!」
ふたりの教師が何かとんでもない魔法を使おうとしていることを悟ったキュルケが大声で叫んだ。
「何ですと!?」
82:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:10:00 7wAPNDzG
とっさに攻撃を解除したオスマンとコルベールは詠唱をフライに変えて飛びのいた。今いた場所が巨大な足で踏み潰されて大きくへこむ。
ふたりはホタルンガの反対側へと跳んだが、昆虫の複眼からはそう簡単には逃れられず、ホタルンガは再び二人に襲い掛かっていった。
だが、そのときようやくホタルンガに追いついた才人は、ルイズの閉じ込められているホタルンガの発光体へと斬りかかっていた。
「でやぁぁっ!!」
渾身の力を込めて、斬る、斬る。
しかし、かつて青銅のゴーレムを切り裂いたことのある才人の剣を持ってしても、半透明のプラスチックのような発光体はわずかな切り傷がつくだけでまったく刃が通らない。
それでもあきらめずに斬りつけるが、そのとき振り下ろされてきた尻尾によって才人は10メートルは吹き飛ばされてしまった。
「うわぁっ!!」
体が落下の瞬間受身をとって衝撃を最小限にしたが、緩和しきれなかった分の衝撃が彼の体を貫いた。
「いててて……」
叩きつけられた背中がひどく痛む、とっさにデルフリンガーで受け止めたのと、下が草地でなかったら立ち上がることさえできなかっただろう。
だが、ホタルンガはまだオスマンとコルベールに向かっていて、彼に背中を見せている。
「ちっ、奴にとっては俺の斬撃なんか蚊が刺したほどにも感じねえってのか」
才人は毒づいたが、剣なんかで斬れる相手ならそもそも苦労なんかしないことは分かっている。ただし、それはあきらめる理由にはならない。
「今度こそぉ!!」
立ち上がった才人は再びホタルンガへと斬りかかっていった。
両手に構えて全力で発光体へと振り下ろす。しかし、発光体はゼリーのように柔らかそうな外見とは裏腹に、前よりわずか1センチ程深くしか刃をめり込ませてはくれなかった。
「うわあっ!!」
再び才人は尻尾を横から受けて吹き飛ばされた。
「大丈夫か!? 相棒」
「な、なんのそのこれしき」
デルフには強がって見せたものの、あちこちすりむいて血がにじんでいるだろう。
まだ骨には来ていないが、打撲で体の節々が痛い。
「まだやるのか?」
「ご主人様のピンチに助けるのが使い魔の仕事だろ。それに、ルイズには後で言ってやりたいことが山ほどある。蹴られようと鞭で打たれようと、どうしてもこれだけは言ってやりたい言葉がね」
「真面目だね」
「冗談、俺はその言葉とは対極の人間だよ。まあ、強いて言うとすれば……」
「なんだ、興味あるね。言ってみな」
からかうようなデルフの言葉に、才人はやや自嘲的に答えた。
「小さいころから憧れてきたヒーローたちを裏切るようなことだけはしたくねえ!! 俺だって、ウルトラマンだ!!」
83:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:11:51 7wAPNDzG
そのころ、ホタルンガに取り込まれたルイズはようやく意識を取り戻していた。
「う、ううん。こ、ここは? ……はっ、そうだ、わたしは超獣に」
何があったかを思い出したルイズはあたりを見渡した。
真夜中だったというのに周りはやたら明るい、どうやら小部屋のようなところに閉じ込められているようだ、そして地震の最中であるかのように激しく揺れる。
だが、窓のように外が見える先に、見覚えがある尻尾が揺れ動いているのを見て、彼女は自分が最悪の状況に置かれていることを悟った。
とっさに脱出の方法を考える。だが自分は武器になるようなものは持っていないし道具の持ち合わせも無い。
ある物といえば杖だけだが、自分にできるのは爆発を起こすだけ、しかもこの狭さでは巻き添えを喰ってしまう。
「……っ、くっ……」
冷静に考えれば考えるほど、自分のふがいなさばかりが思い出されて、悔しくてたまらなくなってくる。
サイトは自分を散々止めたのに、自分はといえば大きなことを言って飛び出してきたというのにあえなく捕らえられてしまった。
生意気な使い魔の言ったとおり、自分の行為は蛮勇でしか無かったのか? それを認めたくなくて自然に涙があふれてきた。
だが、ルイズの口から嗚咽が漏れる前に、すぐそばから小さくうめくような声が聞こえてきた。
「うっ……くっ、こ、ここは」
「!? あなたは、ミス・ロングビル……いえ、フーケ!!」
なんとすぐ足元に、あの土くれのフーケが倒れていた。
ルイズは気づいていなかったが、彼女が吸い込まれた際に、偶然近くに倒れていたフーケもまたホタルンガに飲まれていたのだ。
意識を取り戻したロングビル、フーケにルイズは必死で恐怖を押し殺しながら杖をかまえた。
「あなたは、ミス・ヴァリエール?」
「ち、近寄らないで!! このヤプールの手先め!!」
「……!? ヤプールの、手先!?」
ルイズの言葉を聞いて、フーケは愕然とした。
そして同時に、ぼやけていた記憶が蘇ってくる。あの夜、私はヤプールと名乗る黒衣の男に捕まった。それからいったい私はどうしていたのだ?
84:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 19:12:42 m0tuFirY
sien
85:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:13:03 7wAPNDzG
「あんた、まさか何も覚えていないの?」
フーケは黙ってうなづいた。そしてルイズの口から、あの夜から今まで自分が何をしてきたのかを聞かされて慄然となった。
「大量、殺人鬼……?」
「そうよ、貴族も平民もお構いなしに、女子供、それこそ赤ん坊にいたるまでね!!」
「……そんな……っ」
あの夜、ヤプールはフーケに言った。「復讐したいか」と。
答えはイエスだ、貴族など、存在を見るだけで吐き気がする。苦しみ、悔しがる姿を見て大いに愉快になったこともある。
だが、その怨念と執念をヤプールに利用されて、いいように操られてしまった。
確かに復讐は望んでいた、だがこんな血塗られた方法を望みはしなかったはずだ。獣のようにむさぼり歩く道など望みはしなかったはずだ。
「く、ああぁぁっ!! ヤプールぅぅっ!!」
ぶつけようのない、怒りと屈辱、決してここまでは踏み越えないと決めていた一線を破らされた罪悪感が彼女のなかをかけめぐった。
「……」
ルイズも言葉を失った。
フーケの事情は分からない。しかし、どのみちここにいれば遅かれ早かれ生きてはいられないだろう。
結局何の名誉も誇りも得ることも守ることもできなかった。
あの使い魔は、自分が死んだら自由になってどこかにいくのだろうか、そう考えると、なぜか不思議とまた涙があふれてきた。
だが、かすんでいく視界のなかに、その使い魔が自分の捕らえられている場所を目掛けて、剣を振りかざして突っ込んでくるのが映ると、ルイズは涙を振り払って立ち上がった。
「サイト!? 来ちゃだめぇ!!」
声など届くわけがない。しかし彼女は叫ばずにはいられなかった。なぜなら彼はたった剣一本で超獣に挑みかかろうとしているのだ。
不規則に振り下ろされる尻尾と踏み鳴らされる足、どちらも直撃したら人間などひとたまりも無い。
けれども、彼は超人的な身のこなしでそれを回避すると、ルイズの閉じ込められている発光体へと剣を振り下ろした。
「あんた、わたしを助けるために……? あっ、危ない!!」
振り下ろした剣ごと押し返されて才人は再び飛ばされた。だが、それでも彼は立ち上がって向かってくる。
しかし、疲労とダメージは蓄積していっているのは確実で、今度は近寄る前に尻尾で跳ね飛ばされてしまった。
「も、もういいわよ!! これはわたしの責任だからもうやめなさい!! あんたもうボロボロじゃない!!」
叫べど届かないのは分かっている。しかし、泥と血にまみれてなお立ち上がってくる姿を見たら叫ばずにはいられなかった。
またサイトが跳ね飛ばされる。そして起き上がって向かってくる。
「もういい……もういいから……」
いつの間にか、ルイズの両目からは大粒の涙があふれていた。
86:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:14:48 7wAPNDzG
「く、くそぉ、なんて頑丈さだ」
もう何度目かの突撃と撃退の後、才人はデルフリンガーを杖に、肩で息をしながらつぶやいた。
「ガンダールヴの力を持ってしても斬れないとは、ありゃほんと化け物だねえ」
「ん、ガンダールヴ? なんだそりゃ。いや、それよりも、もう一回いくぞ」
「待て、今度しくじったら本当に死ぬぞ、あいつを切り裂くのは俺でも無理だ」
「だったら、どうしろって言うんだよ!?」
「ちったあ考えろ、押してもだめなら引いてみろってね。剣は斬るためだけにあるわけじゃねえだろ」
デルフの言葉に、才人は考え込むと、はっとして柄を握りなおした。
たったひとつ、方法がある。しかししくじればルイズも巻き込んでしまう危険性もある。
「自分の力を信じろ。そうすりゃ、不可能と思うことも可能になることもある」
「この無責任野郎、万一ルイズに傷でもつけたらへし折ってやるからな。覚悟しろ、行くぞ!!」
デルフリンガーを水平にかざし、才人は最後の突撃に打って出た。
ホタルンガはまだオスマンとコルベールに気が向いている。しかし暴れまわるホタルンガの尻尾の動きはさらに激しくなっている。
「うぉぉっ!!」
だが、彼はそれを自分でも信じられない動きで回避すると、発光体に全力を込めてデルフリンガーを突き立てた。
「刺さった!!」
才人渾身の刺突は、見事発光体を打ち抜き、内部に5センチほど切っ先を覗かせていた。
しかし、彼のふんばりもそこまでで、体を大きく振ったホタルンガの遠心力には耐えられず、才人はデルフごと再び振り飛ばされてしまった。
87:ウルトラ5番目の使い魔 第5話
08/06/08 19:17:21 7wAPNDzG
「サイト!! バカバカ、あんた本当に死んじゃうじゃない。やめなさいって言うのに」
ルイズの叫びも届かず、サイトはギーシュとの決闘のときより無残な顔になりながら立ち上がってくる。
「やめろって……いうのに……くっ」
ルイズはとっさに杖を壁に突き当てた。
ここで自分がなにを唱えても、結果は爆発しか起こらないことは分かりきっている。しかしそれでもじっとしていることだけはできなかった。
「ファイヤー……」
「待ちなさい」
呪文を唱えようとしたルイズの肩をフーケがつかんで止めていた。
「無駄よ、この壁には通用しないわ」
「だから何よ!! わたしの使い魔が死にそうになってまで戦ってるのよ!! 主人のわたしが、わたしが黙っているわけにはいかないじゃない!!」
精一杯虚勢を張っているが、ルイズの顔は涙で崩れて言葉とは釣り合わない。
「あの使い魔は、あなたにとってなんなの?」
「えっ……な、なんでもないわよ!! つ、使い魔は使い魔じゃない!!」
突然のフーケの言葉に、ルイズは今度は顔を真っ赤にして目を白黒させる。
「そう、そういうこと……」
「って、あんたはどうなのよ!! あんたみたいな盗賊には、どうせ守りたいものなんか何も無いんでしょう!! 誇りも、人も」
「……誇りはすでに捨てたけど、人はまだあるわよ」
「えっ」
ルイズの答えを待たずに、フーケはルイズの杖に自分の手をそろえた。
「な、なによ?」
「頑強な壁も、わずかなほころびから崩れるものよ」
フーケはルイズの手をとって、さっき才人がつけた壁面の傷を杖で指した。
「その傷に私が錬金をかけて土にするわ、おそらく一瞬しか効かないだろうから、その瞬間にあなたの錬金を打ち込みなさい」
「……なぜわたしを手助けするの?」
「さあ、なんででしょうね。それより、早くしないとあなたの使い魔君死んじゃうわよ」
「!?」
才人は足を引きずるようにして向かってくる。このままでは確実につぶされてしまうだろう。
「いくわよ。3、2、1、『錬金!!』」
「『錬金!!』」
物質変換と破壊の魔力が相乗し、分子と原子を揺り動かして、その結合を引き裂く。
その瞬間、ホタルンガの尾部から巨大な爆煙が吹き上げた。
(私としたことが、貴族に手を貸すなんて、所詮盗人にはこんな最後がお似合いなのかもね……ごめん、もう帰れないけど、許してくれるよね……)
爆発の逆流に飲み込まれ、フーケは自分を笑いながら意識を失った。
だが、才人、ルイズ、フーケの決死の攻撃は、ついにホタルンガの発光体を貫いて風穴を開けさせることに成功した。
「ルイズー!!」
「サイトー!!」
開いた穴は直径20サントにも満たない小さなもので、小柄なルイズでさえ通り抜けられないものであったが、ふたりの心をつなげるには充分だった。
伸ばした手と手が結ばれて、ふたりのリングが光を放つ。
合体変身!!
闇夜を切り裂く正義の光、ウルトラマンA参上!!
「テェーイ!!」
巨大化したエースが背中からホタルンガを跳ね飛ばした。
ホタルンガは頭から地面に叩きつけられて這いずりもがく。
「ウルトラマンA!!」
「やっぱり、来てくれたのか」
体力が限界にきかけていたコルベールやオスマンがエースの登場に快哉をあげた。
同時にタバサとキュルケも、再び見るエースの勇姿に喜びと期待のまなざしを向ける。
エースは離れた場所にフーケを下ろすと、ホタルンガに向かって構えをとった。
「デヤッ!!」
戦闘態勢をとるエース、対してホタルンガも怒りの咆哮をあげてエースを威嚇する。戦いのときは来た。
今、双月の夜を舞台に、ウルトラマンAとヤプールの第2ラウンドが始まろうとしている。
続く
88:ウルトラ5番目の使い魔
08/06/08 19:18:46 7wAPNDzG
今回はここまでです。支援感謝します。
次回はホタルンガとの決戦です。
89:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 19:25:02 osgX7FHK
フーケ、正義に目覚めるのか?
人の心の闇をつくヤプール、厄介です。
90:ゼロの旋風
08/06/08 19:32:46 frv/qmVm
ウルトラ5番目の使い魔のお方GJ!ホタルンガとの決着をどうつけるか楽しみです。
それでは、予約がなければ、20時少し前あたりから投下したいのですがよろしいか?
91:ゼロの旋風
08/06/08 19:55:02 frv/qmVm
では、投下開始したいと思います。
ゼロの旋風 その1(1/5)
~銀河旋風ブライガーより、ブラスターキッド(木戸丈太郎)を召喚~
前書き
22世紀、太陽系全域に進出した人類。しかしその「世界の裏側」は、コネクションと称される数々
の闇の組織により支配されていた。それら各コネクションを、あるいは壊滅させ、あるいは支配下
におさめて最終的な覇者となったのが、ヌビアコネクションの首領カーメン=カーメンだった。
彼の最終的な目的「大アトゥーム計画」は、木星を核融合爆発によって破壊することで、犯罪組織
というよりはカルト宗教団体と化したヌビアコネクションの構成員以外の太陽系人類を滅ぼし、か
つ木星より生まれる数多くの新惑星にヌビアの民だけの楽園を築くことだった。
俺、木戸丈太郎、通称ブラスターキッドを含むJ9チームは、車・宇宙船そしてロボットの3形態
に変形可能な主要メカ「ブライガー」の制作者ドク(博士)エドモンの協力を得て、木星爆発から
地球を防護する「保護スクリーン」作戦を決行。数多くの犠牲と引き換えに、間一髪作戦を成功さ
せて辛うじて地球と幾多の人々を救うことに成功した。
そして俺たちは、リーダーのアイザック=ゴドノフ(その鋭い頭脳から、ついたあだ名はかみそり
アイザック)の友人で、何度も情報収集で世話になった海賊放送局のオーナー「ラスプーチン」ら
と共に、太陽系外「バーナード星系」への植民を目指す移民団、いわゆるフライバイに参加して、
命懸けで救った母なる太陽系に「ABAYO」することにした。
はずだった・・・
太陽系を脱し、銀河の彼方バーナード星系へいざ旅立たん!とした時、突如まばゆい光に包まれ、
前方に鏡のような輝く平面状のものが出現した。あまりに突然の出来事ゆえ、太陽系随一のレース
チャンピョンである「飛ばし屋ボウィ」こと俺の相方のスティーヴン=ボウィの操縦をもってして
も避ける術はなく、俺たちはブライガーの宇宙船形態であるブライスターごとその鏡の中へ突入し
てしまった!
俺が確実に記憶しているのはそこまでだ、他の5人、アイザックにボウィ、それに元エージェント
で潜入操作と爆発物取り扱いの名手の美少女「エンジェルお町」ことマチコ=バレンシア、それに
J9の雑用をよくこなしてくれたメイリン=ホー・シンリン=ホーの姉弟のことが気になったが、
自分の意識を保つのが精一杯だった・・・
92:ゼロの旋風 その1(2/5)
08/06/08 19:57:50 frv/qmVm
ゼロの旋風 その1(2/5)
「うぅ・・・こ、ここはどこだ・・・?」
意識が戻った俺が最初に見たものは、古びた木製の天井だった。見知らぬ天井・・・天井を木で作
った建物の中で寝るのは、一体どれくらいぶりだろう?などとぼんやりと思って次に気付いたのは、
俺が寝かされていたベッドに付き添っていたらしい、ピンクの髪をした童顔の少女だった。
「ようやく気付いたのね!ホントに・・・ほんとにもう、目を覚まさないかと思って、心配したん
だからぁ!!」
泣き顔に近い表情を作り、その少女は俺に飛びつくと、俺の頭部を乱暴に抱きかかえた。
一体これはどういう状況なんだ・・・?
気を取り直して、彼女に俺の疑問を質してみる。彼女の後ろにいた頭の薄いコルベールとかいう教
師も説明に加わってくれた。長くなるから詳細は省くと、その少女の名はルイズ(あまりに長い本
名はとりあえず省く)、そしてどうやらここは「ハルケギニア」と呼ばれる異世界で、なおかつこ
こはその中のトリステインという王国らしい。俺は彼女が通う魔法学院(今いるこの部屋が、寮の
彼女の部屋だ)の2年生に進級する際の課題である「使い魔召喚の儀式」によってこの世界に呼ば
れたこと、その際、俺は意識を失っていて、ぶっ叩いても水をぶっ掛けても起きず、辛うじて息が
あったのでこの部屋に運ばれて、目を覚ますまでルイズがずっと付き添っていたことを聞かされた。
相当な目に遭いながらも目覚めなかった理由は俺自身も不明だが、ヌビアの「大アトゥーム計画」
から人類を救い出したことから一気に緊張の糸が解け、これまでJ9チームとして活動してきたこ
との疲れが一度に出たのではないか、と個人的には思う(何しろ命を張った危険というレベルを超
えた仕事内容の連続だったからな)。間違っても、木星爆発の際に発生した強力な放射線や電磁波
を浴びたせいだとは思いたくない・・・
ルイズに、他のJ9メンバーの消息を尋ねたが、彼女によって召喚されたのは俺とその手持ちの品
々(身につけていた服と、愛用のブラスターと最低限のサバイバルキット)だけだったそうだ。
ブライガー(ブライスター)もなく、他の面子も行方不明、かつ元の世界に帰る方法も現状では不
明。この状況下で生き残るための最良の手段として、とりあえず衣食住が保障されることから、俺
は彼女が懇願していた「使い魔契約」(さすがに生身の人間を、それも意識のない状態でいきなり
呼び出したことに罪の意識を感じたのか、高圧的に一方的に強制することはしなかった)を受け入
れることを選択した。
地球正規軍内部でもエリートと誉れ高い特殊狙撃部隊「レッドローズ」の隊長に史上最年少で抜擢
されながらも、軍上層部の腐敗しきった現実の数々を見せ付けられ嫌気が差して、昇進・叙勲とい
った軍内における全ての世俗的栄光を捨てて脱走した過去を持つ反骨精神の塊のような俺ではあっ
たが、まったく不案内な異世界でのサバイバルということもあって、一時的な方便と割り切って契
約したのだ。アイザックやパンチョ=ポンチョほどの経理の天才や守銭奴では俺はないので、あま
りにきつい金銭条件はつけなかった。後悔先に立たず・・・
・・・って、その「契約」の方法って、キスかよ!?まったく、女の子とキスするなんて、ソアラ
として以来か。彼女のことを回想したら、どうしてもその兄でかつて親友だったリッキーを俺自身
の手にかけた過去も思い出してしまう・・・やめよう。とにかく今はこの世界で生き延びることが
最優先だ。気を取り直して、ここは一発いつものやつを、イェ~イ!
93:ゼロの旋風 その1(3/5)
08/06/08 20:01:04 frv/qmVm
ゼロの旋風 その1(3/5)
俺がこのハルケギニア世界で目覚め、「ご主人様」のルイズと使い魔契約をして数日が経った。い
ろいろあったが、J9として太陽系で活動していた頃に比べれば、のどかで平穏としか言いようの
ない日々だった。
ルイズに付き添って昼食時の食堂へ行き、成り行きで学院付きメイドの一人シエスタを手伝うこと
になり、その際に拾った香水のビンをめぐってギーシュとかいう男子生徒と決闘騒ぎになったが、
な~に俺から言わせればとんだガキのママゴトだった。まぁ、その顛末を一応回想すると・・・
「単なる決闘じゃつまらねぇな。どうだい、何か賭けないかい?」
「面白い。とはいえ、あまり酷い条件を出せば、平民を虐待した横暴貴族との汚名を着ることにな
るからな・・・見たところ君はかなり鍛え上げられた体つきをしているから、僕が勝ったら、君は
逆立ちで半日以内に魔法学院の城壁に沿って敷地一周を遂げるというのはどうだい?」
「いいだろう。そのかわり、俺が勝ったら、俺様の『ルイズお嬢様』に対して、今後一切『ゼロ』
呼ばわりは止めてもらおう。あんたに勝てるような使い魔を召喚したということは、それだけでも
ゼロの汚名を雪ぐのには十分だろうからな」
「よかろう。ではヴェストリの広場で待つよ」
「そうこなくっちゃ!イェ~イ!」
事前にルイズから聞かされていたこの学院の生徒・教師に関する情報では、奴さんはなんでもトリ
ステイン軍の元帥の息子で、代々多くの軍人を輩出してきた武門貴族の末子とのことだったが、い
ざ対峙してみると、隙だらけだ。本人は多少は武人としての教育を受けたつもりなんだろうが、生
み出した青銅製ゴーレムの「ワルキューレ」は、配置も動きも最初こそ見事だったが、時間の経過
と共にその単調さと動きの画一性があらわになった。これなら、これまで戦ってきた各コネクショ
ンの下っ端戦闘員達の方がよほど動作も連携も取れていて手ごわかった。
もっとも、火器類は使用するつもりは最初からない。相手は貴族でこっちは「平民」ということな
ので、いくら相手が「遠慮はいらない」と言ってくれてるとはいえ、深手を負わせればルイズも巻
き込む大事になるのは目に見えていたし、それに第一、こちらの「手の内」を現時点ではあまり周
囲に晒すべきではない、と「戦士」としての俺の経験と勘が警告していた(「出る釘は打たれる」
ってね>目立ち過ぎは命取りになりやすい)。元々、ブラスターはエネルギー補充が不可能な現状
では、その方法の目途が立つまでは最後の切り札的な使用法しか選択肢はない。
正規軍時代に鍛えられ、かつコネクションとの実戦で磨いた体術でワルキューレの攻撃をかわし、
あるいはそれら自体の動きを利用して、柔道の応用で投げ飛ばしたりしていたが、もっと簡単に戦
闘を終了させる方法を、すぐに思いついた。
この世界でメイジ(魔法使い、貴族階級を構成している)はその魔法を発動するのに手段として
「杖」と「呪文」を必須とすることをルイズから教わった。ということは、どちらか一方の使用を
物理的に封じてしまえばメイジの魔法の無効化できるはずだ。
ギーシュの杖は、あの造花のバラだ(「赤いバラ」で少々思い出すことがあるが、今は感傷にふけ
るのはやめだ)。あれを使えなくすれば、その時点でワルキューレ達は行動不能になるはずだ。
なるべくギーシュ自身にダメージを与えずに無力化するため、手近に転がっていた石を彼の肩か右
腕に当てることにした。
94:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 20:01:53 +MBWhEXh
支援
95:ゼロの旋風 その1(4/5)
08/06/08 20:04:00 frv/qmVm
ゼロの旋風 その1(4/5)
(ブラスターキッドさまの腕の冴え、銃ばかりじゃないってことをみせてやらぁ!)
すると、石を手に取った瞬間、左手に刻まれた俺の「ルーン(ルイズ曰く、使い魔契約の証らしい)」
が輝いた!そして明らかに体の動きが軽くなり、かつ周囲の状況に対する感覚が研ぎ澄まされていく!
この時、俺は自分に起こった異変の原因をまだ知る由もなかったが、少なくとも状況がより有利に
なったことだけは直感した。
後はどうということもない。ギーシュの右肩に正確にその石を当て、彼が苦悶の表情を浮かべてバ
ラを落とした隙に飛ぶように接近し、彼の腕を後ろ手に回してそのままうつぶせに地面にねじ伏せ
るだけで勝負は付いた。青銅のワルキューレは主のコントロールを失って大地に還り、一対一の格
闘戦では到底俺に勝てないと悟ったギーシュは、組み伏せられた姿勢のまま悔しそうに敗北を認めた。
「負けたよ・・・キッド君・・・君のような平民ごときに・・・今後一切ルイズ、いやミス=ヴァ
リエールをゼロ呼ばわりしないことを、グラモン家の家名にかけて君に誓うよ」
「了解した。これに懲りたら、まずは自分の実力ってものを図って、そして相手に比べて足りない
と思ったら逃げて己が実力を鍛え上げるまで耐えることを覚えなよ。そうでないとこの先、実戦じ
ゃ生き残れないぜこの色男。イエ~イ!」
まったく、これじゃウエストJ区歓楽街の「VIKAVIKA」付近でたむろしてたチンピラども
の方が、まだ手ごたえがあったぜ。この貴族のお坊ちゃまは、俺たちの時代の太陽系とりわけアス
テロイド地区に生まれなかったことを感謝すべきだ、というのがその時の俺が抱いた偽らざる感想だ。
・・・というのがこの数日で俺が遭遇した最大のイベントだ。他にも、目覚めた翌朝に早速ルイズ
の下着を洗濯させられ(軍人時代にサバイバル術の一環として、機械を使わない「手」での洗濯術
を教わっていたことに感謝した)、あのシエスタとはこの時に知り合ったり、ルイズの実家とは代
々の仇敵とかいう、隣国ゲルマニア出身のキュルケとかいう、どことなくエンジェルお町に似た雰
囲気を持つ生徒にからまれたり、いつもその側に居るタバサとかいう無口な生徒から興味深げな視
線を会うたびに送られたりといったこともあったが、これまでのJ9稼業の日々に比べたら平穏そ
のものだ。
火トカゲや風竜、巨大モグラといった他の使い魔たちにも最初は驚いたが、木星系出身のポヨンの
ような生物と家族同然に接してきた俺からすれば、そうした動物達となじむのは早かった。
というわけで、今のところ、なべて世はこともなし・・・少なくとも俺の周辺に限っては。
96:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 20:05:43 ySQRnQ24
石ころにも反応するのかガンダールヴ
97:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 20:07:33 gJWRXu6j
支援!イェーイ!
98:ゼロの旋風 その1(5/5)
08/06/08 20:08:18 frv/qmVm
ゼロの旋風 その1(5/5)
それにしても、他のJ9の連中やメカはどこでどうしてるのだろう?無事であることを祈るが、気
がかりだ・・・
まぁ、しんみりするのは俺の性に合わない。とりあえず、ご主人様であるルイズ『お嬢様』のお呼
びとあらば即参上するだけだ!イエ~イ!
----------------------
今回は以上です。なにしろこの手のSS投下は初めてという初心者で、不慣れなことが多くてご迷惑
をいろいろな方面におかけしたかもしれませんこと、まずはお詫び申し上げます。
素人ゆえ、続きは1週間後くらいになる予定です。
99:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 20:10:01 VeadCfor
乙したー。
100:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 20:12:08 ySQRnQ24
乙ー
101:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 20:34:33 HnnCj9Vw
双剣の人、疾風の人乙でしたー。
ついでに物凄く遅ればせながら提督の人も乙でしたー。
ルイズがちゃんと諫言の出来る子でほっとしたのは自分だけ?
それにしてもまさかワルドではなくアンアンの腕が落ちるとは……
全くおでれーた!
102:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:04:05 QWXYCEYI
旋風の人乙です。
自分も何か書いてみようかな
103:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:06:15 D7PXuPE9
旋風乙です
エンジェルお町とワルドのベッドシーンがありそうな予感
104:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:17:06 nHAlW53F
旋風の人乙
話をキッド回想という形で進めて不要な描写をカットしていくのはいいと思う
あと強いていえば
「・・・」<中点三つ
これに拘りがなければ
「…」<三点リーダー
を使用したほうがよいかと
こっちならwiki登録される時も表示が崩れたりしないので
105:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:29:09 nGAo02nY
相変わらず頭のおかしな粘着が…
今更だが>>1乙。
んで、今回は>>4に投下されてる情報だが、避難所の運営見る限りでは
これもいらないようだな。
106:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:49:20 Q3o/kF7n
強殖装甲ガイバーより深町晶召喚
107:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:57:47 lLdViSHc
>>106
ギガンティックの繭状態のときに召喚というのを考えたことがあるが、瑞樹、瑞樹言う晶がルイズの元に何時までも一緒にいる理由が考え付かなかった
108:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 21:59:23 tjHM3HiP
>>106
脊髄反射で
ミョズ巻島とガチ勝負の末アルビオン崩壊を妄想した
109:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:00:13 gJWRXu6j
フルハウスからタナー一家を家ごと召喚
ルイズはきっとまるくなる
ミシェルときゅいきゅいが仲良しになるな
問題は台本形式じゃないと極端に難しい事か
110:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:02:30 m0tuFirY
>>109
オープニングの曲が脳内再生されたんだが。
111:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:04:37 E7asbrgS
HAHAHAと、わざとらしい笑い声が繰り返されたんだが
112:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:07:32 XXE5Vemi
幕張の奈良を召喚
・・・ルイズは奈良づくしを喰らって再起不能か
113:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:08:43 KbOrDHxr
ルイズだと思わず握りつぶしちゃいそう。
キュルケの場合は、あら小さい、とか言って鼻で笑ってそう。
タバサは……思考回路が停止してそうだな。
114:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:11:09 gJWRXu6j
>>109を書いてみるとこんな感じか
きゅい「う~…お姉さまったら竜使いが荒いのね~!正直誰かに助けて欲しいけど…
誰にも言えないのがつらいのね~」フゥ
ミシェル「わぉ」
きゅい「っっっ!!?み、見られちゃったのねーーー!!?」
ミシェル「イカしてるぅ」
HAHAHAHA…
(中略)
きゅい「ミシェル、この事は誰にも言っちゃダメなのね、シルフィとの約束なのね~!」
ミシェル「おっけーべいびー」
HAHAHAHA…
やっぱりムズかしいですぅ><
115:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:11:11 8B4HuDmk
>>112
奈良「これが俺の真の姿だ!!」
キュルケ「フー……ハン?」
奈良(ハン?って一体なんですか?)
と奈良重雄男として完全敗北と
116:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:17:34 QWXYCEYI
>>109
そういえばゼロ魔アニメオリジナルキャラにミシェルって居たような…
117:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:17:48 wRiCfJJY
>>114
リアルに音声付きで再生された、
微笑ましくて良いなあそのコンビ
118:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:19:42 Ga/ckHCM
>>115
学院の秘宝『鉄人の衣』
オスマン「森を散策しとった私はワイバーンに教われたのだが…もはやこれまでと思ったところでこの『鉄人』とかかれたドテラを来た男に助けられたのじゃ…。その男は『ま゙~』と言う得体の知れない声を出して走り去ってしまったのじゃよ…」
119:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:22:33 Jpe44PTX
遅ればせながら九朔の人乙
もしかしなくとも立った九朔女装フラグとルイズの危ない妄想にワラタ
120:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:23:28 k6/ujIMJ
懐かしのNHK少年ドラマシリーズより「なぞの転校生」「タイム・トラベラー」ら召喚
いや映画版でなくNHK版をあえて、次元ジプシーとかハルケギニアに来てても…
121:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:27:00 2ldo04Du
NHKならドラムカンナとかプリンプリンとか
122:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:29:02 fVhETSm0
さわやか三組召喚
123:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:31:32 b/qi3YST
アルフはもう喚ばれてたっけ?
124:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:33:43 lLdViSHc
>>123
熱血大冒険大陸?
125:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:33:52 6vzHXul/
7万VSサイトのシーンを思って思いついたんだけど
三国とか戦国無双に各キャラを当てはめたらどんなのになるだろうと想像してみた
サイト=明智光秀
ルイズ=濃姫
ジョゼフ=織田信長
アンリエッタ=ガラシャor今川義元
ウェールズ=浅井長政
ワルド=伊達政宗
タバサ=星彩
…まだあるけどこんな感じかな。殆ど武器やイメージで決めたんだけど
126:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:34:40 39rUV3wy
>123
所ジョージ?
127:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:38:02 Aw3za5Rb
ジョーイだ、誰かジョーイ・トリビアーニを呼ぶんだ。
最近リアルに仕事が無くて困ってるらしいし。
128:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:41:04 AvCR6zaW
>>109
Every where you lookが完璧に脳内再生された。
オーウ…
129:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:47:21 gJWRXu6j
微笑ましくないのも考えた
ダニー「参ったなぁ…こんなトコからじゃ仕事に行けないよ」
ジェシー「DJ達も学校に行けないな」
DJ・ステフ「やったー!!」
HAHAHAHA…
ダニー「…喜んでる場合じゃないだろう、お友達に会えなくなったんだよ?」
ステフ「えーっ、そんなのヤダよ…」
オーゥ…
ジョーイ「まあまあ、ここは前向きに考えようよ!えっと…ホラ、キミーに会わなくて済むじゃないか」
ステフ・ダニー・ジョーイ「やったー!!」
HAHAHAHA…
あれれー?ゼロ魔キャラがいないよー?
130:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:51:47 E7asbrgS
無人でも夜中でも響く
HAHAHAHA…
に、ちょぴりちびるタバサ
131:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:56:44 g614Gg+1
ゼロシャイム総統ルイズを見て笑ったから原作の天体戦士サンレッドを買ってみたらこっちもおもしろかった。
SSから原作に入る流れってのもけっこう悪いないな。
こんな悪の組織ならうちの隣りにほしい。
132:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:57:37 PgX6BGTx
山場ってのはそれまでの下積みがあるから盛り上がるんであって、いきなりその場面見せてもハァ?と思われるのがオチ
表紙めくって1ページ目で「くらえ魔王!」「ぐわー!」と叫んでる二人が現れて、勇者PTのその後とか描いてある読み切りマンガを想像してみろ
133:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:58:01 ySQRnQ24
>>123
アルフといえば『北斗の拳』の修羅の国に居たあの「砂時計のアルフ」の事だな
マントに仕込んだ毒の粉で相手の感覚を狂わせて必殺の一撃をお見舞いするという
マントを装備してる上に砂時計つきの杖まで持ってるから召喚された瞬間に貴族と間違われるんだ
134:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 22:59:49 bMB4Fmrl
>>112
第4のルーン確定じゃねーかw
135:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:00:11 wRiCfJJY
なぜかしらん、
ジェシーを敬愛しだす(?)ギーシュだの
ジョーイになつくタバサだのの構図が浮かんで来る。
ダニーはルイズと気があいそう……かな?
どっちも生真面目だし。
タナー家三姉妹は、
学院の誰と親しくなるだろう?
>>131
ここのSS読んでゼロ魔14+2巻購読したり、
クロス先原作のDVD見たり漫画読んだりってのも
一つの楽しみだよなって思う。
136:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:05:56 bye5+7fm
>>123
ドッグフードが大好きな元オオカミのあの人ですね。
ルイズが人間形態見たらめっちゃ凹みそうだなぁ
137:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:06:14 4cIUqDpL
>>132
その後の展開次第では普通に面白そうなんだが
つまり全ては書き手の手腕という訳ですね、わかります
138:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:06:48 jHD7owFU
予約無ければ後編を投下~。
139:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:10:40 jHD7owFU
ショウ達が三人三様に物思いに耽る間にも、リリスは店の女主人と話し込んでいた。女主人は父親である先代の意向でゲルマニアで修行を積んで来たらしく、キュルケは金属製品の加工についてゲルマニア優越論を語りルイズを挑発していた。
結局リリスはなめし皮の胴着とズボン、それにオイルで煮込んだ革の胸当てと手甲、すね当て(いわゆる「"硬い革鎧(ハードレザーアーマー)"」と言う奴だ)、それに顔がすっぽりと隠れる程度の小さな楯を選んだ。
付け心地が昔装備していたものとほぼ同じであるらしい。かつて装備していた魔法の革鎧と違い、装飾性は皆無に等しいが、それは仕方の無い所であろう。
細かいサイズ調整のために寸法を取り、後日受取りに行くと言うことで今日は小楯だけを持って一行は店を出た。
「後でギーシュに頼んで『硬化』や『固定化』をかけてもらうといい」
「えーと、なんだっけ、タバサ。それって物体を強化する呪文よね」
「『硬化』は物体を強化する呪文。『固定化』は『錬金』や経年劣化から物体を守る呪文。長く使うものだから両方かけて置くべき」
「そうね、稽古の終ったときにでも頼んでみましょ。にしても、あの店は女の人が店主で良かったわ。ボルタックのアルアル親父なんか、サイズ測る振りして触ってくるのよ?」
「ああ、あのドジョウ鬚ですか? うちのパーティのロードの人なんか、剣を突きつけながらサイズを計らせてましたけど」
「あー、それはいいアイデアね。私もそうしてもらうべきだったかなぁ」
「・・・どう言う武器屋よ」
呟いたルイズの突っ込みは当然無視された。からかうようにショウが口を挟む。
「どうせリリスさんの事だから、触られるたびに何発か入れたんでしょう? だったらいいじゃないですか」
その瞬間、ぎしり、と空気がきしんだようにショウには感じられた。殺気とはまた違う、生の感情がプレッシャーとなって直接吹きつけられている。
目に不気味な光を湛えたリリスだけではない。ルイズが、キュルケが、そしてタバサまでもが冷たい光を瞳から放っているかのように思えた。
「ねえショウ?」
「は、はい・・・?」
金縛りに近い状態になっていたショウが、辛うじて言葉を搾り出した。リリスの優しげな声が余計に恐怖を掻き立てている。
「女の子の体を無遠慮に撫でまわすと言うことは、そんな事じゃ帳尻が合わないほど重い罪なのよ? というか、そもそも撫でなきゃ殴ったり引っかいたり噛み付いたりちぎったりすり潰したりしなくてすむの。わかった?」
「わ、分かりました」
一も二も無くショウは頷いた。頷かなければ心が持たなかった。
それを確認して、リリスが迫力はそのままに、にっこりと頷く。
ショウ13歳。女の怖さを我が身で体験したのはこれが人生で二度目である。
(それにしても、すり潰すとは一体・・・)
たぶんショウのその疑問に答えが与えられることは一生あるまい。
それはともかくとしてリリスとキュルケが表情を一変させ、楽しそうな笑みを交す。
「さて、それじゃ次はいよいよタバサの服ね!」
「思いっきり可愛いのを選ばないと!」
ぎくり、と傍から見て分かるほどにタバサの体が震えた。
防具屋に入ってからアニエスのことや自らの復讐に思いを致していたため、すっかりそのことを忘れていたのである。
「さあ、行くわよキュルケ! タバサにいっとう可愛い服を見立ててあげなくちゃ! 店の見当はついてるんでしょうね?」
「もちろん! 普段無頓着なんだから、たまにはとびっきりおめかししなくちゃね!」
硬直した一瞬の隙を突き、タバサの腕を両脇からリリスとキュルケが抱える。
そのまま大張り切りの二人にズルズルと引きずられていくタバサ―ひとつ間違えると連行されて行く犯罪者かなにかにしか見えない。
無表情ながらも何かを懇願するようなタバサの眼差しに対し、しかしヤンとショウはただ両手を合わせてその冥福を祈る事しか出来なかった。
140:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:12:25 No0KqOeQ
座間さん支援
141:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:14:05 jHD7owFU
「やーん、可愛い~」
「・・・屈辱」
女の子向けの流行の服を扱う仕立て屋。予想通り、タバサはリリスとキュルケの二人によって着せ替え人形と化していた。最初は遠巻きに様子を見ていたルイズも、今では積極的にコーディネートに参加している。
男二人はと言えば、冷や汗を流しながら店の外で中の喧騒を聞くのみであった。
というか、こういう店の前で待たされているのは正直恥ずかしいにもほどがある。
ちらり、と交わされる視線。
互いの意志を確認し、二人が店の前から遁走しようとしたその瞬間、聞き知った声が二人の足を止めた。
「あれ? ヤンさんとショウ君? って、こんな店の前で一体何を・・・」
段々と小さくなっていく声の主はシエスタ、ついこの前ショウ達がギーシュと共にモット伯の屋敷から助け出した彼女であった。
最初こそ友好的に声をかけたものの、今は両手で口元を覆い、その緑の瞳を見開いて二人を見ている。
まぁ、女の子専門の仕立て屋(可愛いのからアダルトな物まで下着も豊富に取り扱い)の前で男二人がたむろっていれば怪しいにもほどがあるだろう。
「いや、これは!」
「ルイズ達が!」
「強引に、その、ここで、待ってろって、中に!」
焦りの余り、支離滅裂な弁解をするショウとヤン。戦場では常に冷静な歴戦の勇士も、こういう場面では少々勝手が違うらしい。
それでもどうにかシエスタには通じたらしく、表情が普段のそれに戻った。
「つまり、ミス・ヴェリエールたちはこの中にいて、お二人を待たせていると。さっきから男の人をこんな所に置き去りにして、中で何をしてるんですか?」
「えーと、着せ替えごっこ?」
「人形遊びかもしれないな」
「・・・はぁ」
シエスタも女であるから、何が行われているかは何となく察しがついた。
ため息をついて、まだ見ぬ犠牲者の冥福を祈る。
「ところでシエスタは何故こんな所に? 休みを貰って遊びに来たのか?」
「いえ、田舎から新鮮な野菜が届いたので、こちらで酒場をやっている親戚に届けに来たんですよ」
「野菜か」
と、少し懐かしそうに目を細めたのはヤン。彼も17の歳までは麦や野菜を作る立派な農民であった。
「シエスタの田舎ってどこ?」
「タルブの村といって、ラ・ロシェールの近くにあるんです。馬で三日くらいかな。何も無い辺鄙な村ですけど、ワインが結構自慢なんですよ?」
「ワインかぁ」
珍しく、ヤンの目尻が下がる。彼がこの世界に来て気に入った物の一つにワインがあった。
彼らの世界のワインは大概保存状態が悪く、作りたてのものでもなければショウガや胡椒と言った薬味を入れなければとても飲めない代物だったが、こちらの世界では違う。
魔法による温度管理の行き届いたワイナリーで丁寧に熟成保管されたワインの味は、澱などの不純物を歯でこしながら飲むようなワインしか知らないヤンにとって、まさしく天上の美味に他ならなかった。
一度などはついつい度を過ごしてベッドにもぐりこむなり高いびきをかいてしまい、次の日一日キュルケが拗ねてしまった事もあった。なので今ではほどほどにするよう気をつけてはいるが、それでも好物であることには変わりがない。
「それで、ワインの瓶詰はいつ頃かな?」
「そうですね、去年のがもうすぐだったと思います。昨年は気候に恵まれましたから、とても美味しいはずですよ」
「うむむむ」
思わずごくり、とヤンの喉が鳴る。くすくす、とシエスタが忍び笑いを漏らした。
142:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:16:02 WR1zbbqR
ダンバインは異世界転移ものの日本における開祖なんだぜ支援
143:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:16:14 jHD7owFU
「夏季休暇になったらタルブに来ませんか? 命の恩人を是非おもてなししたいですし、草原の景色もヤンさんたちに見て欲しいな」
「草原?」
「とっても広い、綺麗な草原があるんです。春になると春の花が、夏は夏のお花が咲くんです。ずっと遠くまで、地平線の向こうまでお花の海が続いて・・」
うっとりとその情景を思い浮かべるシエスタ。
ヤンはというと、困ったように鼻の頭を掻いていた。間違ってもこういう所で気の利いた事の言えるような男ではないのである。
勿論、隣で困ったようにそっぽを向いているショウもそれは同じだ。
「ああ、それと興味があるかどうか分かりませんけど、魔法のかかった杖と剣と鎧、それと魔法の本が村の寺院に飾ってありますよ」
「え? 何でそんなものが平民の村に?」
「私の死んだひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの物なんです。どこから来たのか分からないけど、あるとき村に流れて来て住み着いたんだそうです。
ひいおじいちゃんはとても強い剣士で、ひいおばあちゃんはどんな怪我でも治してしまう凄い魔法使いだったそうです。私の黒髪はひいおじいちゃん譲り、緑の目はひいおばあちゃん譲りなんですよ。
知られていない呪文が書いてあるって言う本も、私たちにも調べに来た貴族の方々にも読めなくて。インチキじゃないかって言う人もいますけど、ひいおばあちゃんが凄い魔法使いだったのは本当ですから、呪文書も本物だと思います」
興味を引かれたのか、ショウが口を開く。
「貴族も読めない呪文書か。シエスタの曽祖父たちはどこから来たんだ?」
「えーと、ですね。確かほうり、ホウラ」
「! 『ホウライ』かっ!?」
「え? え、ええ、そんな感じの名前だったと思います」
「ショウ達の故郷の言葉で書かれたかもしれない書・・・興味深い」
会話に硬質な第四の声が加わった。
振り向いた三人が揃って言葉を失い、動きを止める。
声からタバサだと言うのは見当がついていたが、そこにいたのはタバサであってタバサではなかった。
緑色の、スカートの長い田舎風のエプロンドレス。頭には白いヘッドドレスと、胸にまで垂れる飾り布をつけている。
いつものメガネは外し、極薄くではあるが唇に紅を引いていた。
右手に持った長い杖だけがアンバランスであるが、さすがにジョウロを持たせるわけにもいかない。
「そ、その格好は・・・」
「かっ、可愛い!」
絶句しているショウと、途中まで言葉を絞り出して停止するヤン、そして両手を組んで握り締め目を輝かせるシエスタ。どうやら彼女の場合、硬直は感動の為だったらしい。
それを見て、リリスとキュルケが「してやったり」という表情を浮かべた。
当のタバサはいつもにもまして無表情だが、心なしか顔が赤い。ひょっとしたら恥ずかしいのかもしれなかった。
「とにかく」
タバサがこほん、と咳払いをして話題をどうにか変えようとする。
「そのひいおばあさんの呪文書。私たちも見れるの?」
「え? 可愛いですよ・・じゃなくて、ええ、見れますよ。と言うか遺言では、呪文書を読めた人間に剣や鎧、呪文書を全部譲るように言われてまして」
「ルイズ!」
いきなり、真剣な表情でじっと。ショウがルイズの目を覗き込んだ。
どきり、とルイズの胸が高鳴る。
どくどくどくどく、と心臓が早打ちの鐘のように乱打される。
不意討ちは卑怯だ。あの真摯な瞳を正面から向けられるだけで、ルイズは胸を貫かれるような気分になってしまう。
144:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:16:45 0xnl3vlG
デルフ=クサナギ支援
145:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:17:05 jHD7owFU
「・・・イズ、・い・・・・ズ!」
ぼうっとしてもう何も分からない。そのまま高揚に身をゆだねようとした時。
「キュルケチョーップ!」
がつん、と脳天に痛みが走った。
頭を抑えて振り返ると、累代の仇敵が手刀を振り上げたまま、胸を張ってこちらを見下ろしていた。いつかもいでやる、と憎しみを込めて視線を向ける。
「いきなり何をするのよツェルプストーっ!?」
「おじい様が言っていたわ。作りの悪い魔法の道具は左斜め45度から適切な強度の打撃を与えなさいって」
「私は人間よ!」
「出来は大して変わらないわよ。大体貴方ショウ君の話聞いてなかったでしょ」
「・・・えーと、なんだっけ?」
「お前な」
と、ショウがこの日何度目かのため息をついた。
「タルブの村に行ってもいいかと聞いたんだよ。俺たちと同じ国から来てたかも知れない人間の残したものだ。何か重要な事実がつかめるかもしれない」
「・・・いいわよ。でも私も行くからね。止めたって聞かないわよ!」
「学校の授業はどうするのよ。それに今すぐって事も無いでしょ? 呪文書は逃げないんだし」
「ツェルプストーにしちゃ常識的発言ね」
「あら、私は元々良識人よ?」
嘘ではない。嘘ではないが、常識より優先するものを沢山持っているだけである。恋とか友情とか好奇心とかその場の気分とか。まぁ、結局のところは単に気分が乗らないだけであろう。
「いやあ、持ってかれる可能性もあるし、なるべく早いほうがいいんじゃないかと」
「・・・・ダーリン? 何か変なこと考えてない?」
「い、いやそのぅ」
ヤンの「今すぐ行こう」発言に些か冷たい眼差しを向けるキュルケ。下心がバレバレだ。もとより彼は嘘をつくには向いていない。
「私も賛成」
「え、タバサ?」
「学校では学べない未知の知識。十分な意味がある」
「しょうがないわねぇ・・じゃあ私も付いてこうかしら」
「何よ、結局ついてくるんじゃない」
「そりゃあタバサを放って置けないし、ダーリンも何故か乗り気だしね」
そこから後はトントン拍子に話が進んだ。
ただ学校を休むと言っても許してもらえるか分からないため、まずこういうことに理解を示し、かつ興味を持ちそうなコルベールに相談を持ちかけ援護射撃をしてもらう事にする。
コルベールは一も二も無く賛同してオールド・オスマンを説き伏せるのに協力し、オスマンも拍子抜けするほどあっさりとそれを認め、一方マルトーはシエスタの頼みに快く応じて休みをくれた。
もっともコルベール本人は授業を休ませてもらえず、がっくりと落ち込んでいたが。
146:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:17:52 0xnl3vlG
リョウとあの人かー! 支援
147:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:18:02 WR1zbbqR
実は俺、アニメルイズより原作ルイズのほうが好きなんだ支援
148:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:19:37 jHD7owFU
「いいかね? 出来ればその呪文書の写しを、そうでなくても何かわかったら是非教えてくれたまえよ!」
そして翌日。未練たっぷりなコルベールの声に送りだされてショウ達は馬上の人となっていた。当然案内のシエスタも一緒だ。
ショウ達も武器こそ持ってきているものの、甲冑は寮において来ていた。これだけの面子がいれば、そこらへんの山賊などは文字通り瞬殺出来る。
学院から借り出した馬は7頭、うち体重の軽いタバサが馬に乗れないシエスタと相乗りし、もう一頭は予備である。
もっともくつわを並べてはいるものの、それぞれの内心はてんでバラバラだ、とルイズは思った。
付き合いで来たキュルケはおくとしても、タバサは純粋に知識欲に燃えており、リリスは知識欲というよりはむしろ好奇心。ヤンは武具に興味が無いではないがどうやらワインがお目当てらしい。
そして自分は例によって意地を張ってついて来ただけだ。時々自分で嫌になることもあるが、どうにもこればかりは止まらないようだった。
そしてショウ。ショウは一体何を考えているのだろう。ホウライ。それがショウの故郷の名前。ひょっとしたらシエスタの曾祖父母の故郷かもしれない場所。
呼び出して以来全くそんなそぶりを見せなかったから考えたことも無かったが、やはりショウも帰りたいのだろうか。故郷に大事な人が待っているのだろうか。
もし自分が見ず知らずの土地に呼び出されてしまったとしたら、と考えてみてぞっとする。父にも、母にも、姉さまにもちい姉さまにも二度と会えない。キュルケやタバサ、モンモランシーやシエスタやギーシュにもだ。
帰りたいはずだ。帰りたいと思うに決まっている。
わずかに俯くルイズを、ショウが首を傾げて見ていた。
「どうした、ルイズ? 調子でも悪いのか?」
「ううん、大丈夫。なんでもないわ」
目を合わせないままのルイズの返事。元気が無いのが気にはなったが、ショウも敢えてそれ以上は尋ねなかった。
街道筋の宿場町。一行は適当に(それでもそれなりに高級な)宿を取り、旅装を解いた。因みに部屋割りは男二人、タバサとリリス、ルイズとシエスタとキュルケである。
食事を済ませて部屋に入るなり、ルイズはベッドに倒れこんだ。憂鬱な気分を持て余しながら、今日一日考えて答えの出なかった問題をまた思い起こす。
「ルイズ? これから下に飲みに行くんだけどどう?」
「いい。疲れた」
キュルケが誘ってくるのを枕に顔を押し付けたまま断る。
「あら残念。それじゃシエスタ、行きましょ」
「え、でも、ミス・ツェルプストー」
「いいじゃないの、女同士たまにはゆっくり飲みましょ」
あらゆる意味で、シエスタではキュルケに敵うべくも無い。あれよあれよという間にシエスタはキュルケに連れられて部屋から消えていった。
ルイズが枕に顔を押し付けたまま、どれだけ経ったろうか。不意に、部屋のドアをノックする音がした。
「起きてるか、ルイズ」
「ショウ!?」
「入るぞ」
「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
「ん?」
疑問の声を発しはしたが、ノブに手がかかった時点でショウは動きを止めたようだった。
慌てて荷物から手鏡を引っ張り出し、顔と髪を確かめる。
服の乱れを素早く整えて、ルイズは「いいわ」と声をかけた。
「邪魔するぞ・・・と、お前相手にこういうのもなんだな」
「寮では同じ部屋でも今は別々の部屋に泊まってるんだから、それくらいのマナーは弁えなさい」
「わかったわかった」
149:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:20:50 0xnl3vlG
見える、歯ぎしりをしているワルドの姿が見える! 支援
150:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:21:01 jHD7owFU
さらに小言を言ってやろうとした所で、ルイズはショウの持っているものに気付いた。
銀盆の上にガラス製のデキャンタに入ったワインと、グラスが二つ。
簡単なおつまみまでついている。
「何よそれ?」
「さあ、キュルケさんがおまえのところに持ってけって」
ぴんと来た。これはあのゲルマニア女のお節介に違いない。
不思議とそれほど悪い気はしなかった。
「ふん、余計な真似を・・・そう、それじゃついでにご主人様の酒の相手をしなさい。命令よ!」
「? まぁ、構わないが」
ショウがルイズの横に座り、デキャンタからワインを二つのグラスに注ぐ。さっそく口に運ぼうとするショウをルイズが止めた。
「ちょっと、こう言う時は何かに乾杯する物なのよ」
「そうなのか? 俺のところでは乾杯と言えば固い席で誰かが音頭を取ってやるものだったが」
「そう言うのもあるけど、ここはハルケギニアよ。ロマリアへ行ったらロマリア人のするとおりにしなさい」
「わかったわかった。で、何に乾杯するんだ」
「そうね・・・」
言われて考えこんだルイズの脳裏に、「私と貴方のために」というフレーズがふっとよぎった。
「あああああ、なしなしなし、今のなし!」
真っ赤な顔で両手を振り回しわたわたするルイズ。実に進歩が無い。
ショウはこいつ大丈夫かと言う顔でそれを見ている。
「なあ。この前の時といい昼間といい、お前体調が悪いんじゃないのか?」
ショウがグラスをおき、ずいっと顔をルイズに近づける。
「そそそ、そんな事にゃいわよ!」
当然、さらにルイズの顔が赤くなる。
「ろれつも回ってないじゃないか」
「こ、これは関係ないのっ!」
「ふむ」
そのまま無造作に、ショウが自分とルイズの額に手を当てる。
「熱は無い、か・・・にしては顔が赤いのが」
「ッ!?」
ぼひゅっと音を立てそうな案配でルイズの顔が沸騰した。
151:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:22:07 0xnl3vlG
そこまでウブか 支援
152:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:22:21 jHD7owFU
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「なっ、何をするだぁっ!?」
「~~~~~~~~~~~っ!」
手当たり次第に物を投げつけ、しまいには椅子を振り回しはじめたルイズをショウがどうにかこうにか落ち着かせたのは、かれこれ20分近く経ってからのことだった。
テーブルの上のワインとおつまみが無事だったのは奇跡と言ってもいいだろう。
「だから、ぶしつけにレディの顔に触るもんじゃないの!」
「熱を測るのも駄目なのか? 中々厳しいな」
結局乾杯のことをうやむやにして、二人は杯に口をつけていた。
もっともショウもルイズも大して強いわけではない。自然、ちびちびと舐めるように飲むことになる。
「ねえ、ショウ」
「ん?」
「その、さ・・・・」
聞きたいことはいくらでもあった。元の世界に帰りたいのか、とか、私のことをどう思うのか、とか。
しかし、いざ言葉にしようと思うとそれが出てこない。
「えーと、その」
「何だ?」
「その、タルブの村の呪文書って、ひょっとして私の使えるような呪文も載ってるかな!」
「どうだろうな。シエスタの曽祖父母が本当に俺達の世界から来たのなら、それは俺達の世界の呪文ってことになる。使えるかどうかは厳しいんじゃないか」
「で、でもやってみないとわからないじゃない?」
「・・・まぁ、そうだな。馬には乗ってみよだ」
馬鹿、とルイズは自分を叱咤する。そんなことを言いたいはずではないのだ。もっと聞きたいこともあるし、聞かなければならない事だってあるのだ。
「あ、あのね、ショウ」
「ん? なんだ?」
「あの。あの・・・」
「だからなんなんだ? 言いたいことがあるならはっきり言えばいいだろう?」
眉を寄せ、少し困ったような顔のショウ。
ルイズは口をパクパクさせて、だが結局出てきたのは本心と裏腹の言葉だった。
「あ、あのデルフリンガーって剣ね・・・」
それから1時間ほども飲んでいただろうか。
何回も言い出そうとして、結局ルイズは「帰りたいのか」と聞くことが出来なかった。
何故、ただそれだけのことが言い出せなかったのか。
決まっている。怖いからだ。
ショウが自分を置いて故郷に帰ることを望んでいたとしたら・・・それを知ってしまうのが怖いからだ。
(しっかりしなさい、ルイズ! お父様も言っていたでしょう、『貴族とは、敵に背中を見せない者の事を言う』と!)
そう叱咤する物の、喉は震えず、舌は口蓋に張り付いたかのように動かず、肺は呼吸を忘れたかのように凍りつく。
自分の臆病さを痛感しつつ、ルイズは疑問を口に出来ないまま睡魔と酔いに負けて意識を手放したのだった。
153:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:23:20 0xnl3vlG
支援
154:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:23:31 jHD7owFU
そのころ。
「おい、ヤン。つげ」
「は、ハイ」
ごきゅごきゅ。
喉を鳴らし、ヤンについで貰った酒を一息に飲み干すシエスタ。飲んでいるのは既にワインではなく、度数60を越えるようなきつい蒸留酒である。ちなみに火をつけると燃える。
「キュルケも酒が減ってらいぞ。飲め」
「いや、明日も旅なんだし余り飲みすぎないほうがいいかしら~、なんて」
「いいから飲め」
「・・・・はい、頂きます」
どぼどぼどぼ。
「えーと、こんなに飲めないんだけど・・・」
「あらしの酒が飲めないって言うんれすか」
据わった目で睨まれ、さすがのキュルケも少々泣きが入った。
彼女も酒はそれなりに強いつもりであったが、このメイドには敵わない。しかも相当にたちの悪い酒乱だ。
今後は絶対に彼女と飲むまいと決心し、とにかく潰してしまおうと二人がかりで酒を勧め、トリプル・ノックダウンという結果で終るのはもう少し先の話である。
翌日。ルイズの憂鬱は昨日にもまして重かった。
酒が残っている訳ではないが、それに負けず劣らずの酷い顔である。
そして本物の酷い二日酔いに悩まされている人間が横に二人いた。
「うえっぷ・・・少し休まない・・・?」
馬に揺られつつ、今にも死にそうな顔でキュルケが提案した。ルイズ達は勿論、付き合いの長いタバサにしてもここまで精彩を欠いた彼女は初めてだ。
もっともキュルケは喋れるだけまだマシで、ヤンは馬にしがみついて落ちないようにするのが精一杯である。
申し訳無さそうにちょこんとタバサの後ろに乗っているシエスタが、深酒の影響をまるで受けていないのと見事に好対照であった。
そんなこともあって、ショウを初めとする道連れの目に二日酔いにしか見えなかったのは、ある意味ルイズの不幸であったろう。
次の夜も、ルイズはショウに答えを尋ねることが出来なかった。
明けて三日目の朝ともなると全員がルイズが沈みこんでいることに大なり小なり気付いている。
キュルケだけはそんなことに気付いていないかのように明るく振舞っているが、これは心底からのものではなく彼女なりの気遣いでしかない。しかしその気遣いもルイズには届いていないようだった。
ショウやシエスタが度々心配そうな顔で話し掛けているが、そのたびにルイズは「なんでもない」と答えるだけ。
朴念仁のショウではあるが、さすがに何か悩みを抱えているのだと言う位は察せられた。一月ほどの付き合いでしかない彼にもルイズは悩みを自分の中に溜め込む上、真面目に考えすぎて煮詰まるタイプである事は何となく察しがついている。
しかし、それでもルイズが彼に理由を明かす事は無かった。そもそもそれが言い出せなくて今の状況になっているのだからここで話せる訳が無い。
ちなみに使い魔と主は似ると言うか、悩みを溜め込む点は彼自身も似たような傾向があるのだが、それには気付いていない。岡目八目とはよく言ったものである。
155:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:24:57 0xnl3vlG
シエスタ酒乱支援
156:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:25:13 jHD7owFU
ともあれそんな重苦しい空気を払うように一行は馬を飛ばし(慣れていないシエスタとヤンは青息吐息だったが)、昼頃にタルブの村に到着した。
村の人間に挨拶しつつ、まずはシエスタの実家に向かう。突然の帰郷ではあったが、母親と弟たちは喜んで彼女を迎えた。
ショウ達のことも、シエスタの恩人と知るや下にも置かない歓迎振りである。弟たちはショウとヤンが剣士と知るや、武勇談を聞きたがった。やむなくヤンがたどたどしくもラグドリアン湖での戦いを語ると、弟たちのみならずシエスタや母までそれに聞き入る。
ひとしきり歓談した所でシエスタが違和感に気付いた。
「あれ? もうすぐお昼なのにお父さんは?」
「ああ、剣と鎧を見たいってお客さんが来てね。寺院のほうに案内してるよ。・・そう言えば遅いねぇ」
「わざわざ? 珍しいわね。どんな人なの?」
「女の剣士で、傭兵だとか言ってたわよ」
ぴくり、とショウの眉が動く。それまで読書に耽っていたタバサが本を閉じ、問い掛ける。
「・・・短い金髪で、青い瞳の?」
「え、ええ。ひょっとして知ってる人ですか?」
がたん、と音がした。音は同時に三つ。
ショウ、ヤン、タバサが顔色を変えて同時に立ち上がっていた。
「まさか、アニエスさん?」
「根拠は・・・ないけど」
「偶然とは思えない」
他の四人、それにシエスタとその家族は何のことだか分からず目を白黒させるが、ただ事ではないのは理解したようだった。
「シエスタ、俺たちをそこに案内してくれ、今すぐだ!」
タバサがショウを、キュルケがシエスタを抱えて「フライ」の呪文で空を飛ぶ。他の三人は馬でそれを追ったが、森の中なので思うようにスピードは出ない。馬術に長けたルイズはともかく、他の二人は遅れることになりそうだった。
飛び始めてすぐ、森の中の開けた場所に奇妙な建築物が見えた。
ショウは故郷の寺院に似ているような印象を受けたが、今はそれより優先すべき事がある。
身の丈ほどの大きな荷物を引きずって村とは別の方向に移動しようとしている細身の人影。
その髪が真昼の太陽を浴び、金色に輝いていた。
シエスタが巻き込まれないよう、キュルケは手前でシエスタを下ろし、そのまま村に帰るように言い含める。
一方、タバサとショウは人影の前に着地した。タバサは素早く一歩後ろに下がり、戦闘体勢を取る。
そしてショウは背中の剣に手を掛ける事もせず、盗賊と正面から向き合った。
「ショウ!」
「やはりお前だったか、アニエス」
一瞬その体が硬直するも、次の瞬間アニエスは背中の大荷物を思い切り良く手放し、後ろに跳ぶと同時に戦闘体勢を取った。
今日の彼女は鎖かたびらを身につけ、上から外套を着込んでいる。その外套の中に両手を突っ込んだかと思うと、次の瞬間、彼女の右手に短銃が出現していた。撃鉄は上がり、火蓋は開き、すぐにでも発射が可能な状態である。
左手には同じく一瞬の早業で取り出した火薬入れが握られていた。
本来ハルケギニアの銃は抜いただけで即撃てるような便利な代物ではない。
弾と火薬を筒先から込め、それを棒で突き固め、それから火蓋を開いてそこに火薬を盛り、撃鉄を上げ、と言った過程を経てようやく発射可能な状態になる。
アニエスはあらかじめ弾を込めておいた銃を用意しておき、熟練の動作で短銃を抜くと同時に火蓋を開き撃鉄を上げ、同時に左手で取り出した火薬入れで点火用の火薬を火打ち皿に盛るまでを一瞬、一挙動でやってのけたのである。
同時にショウも抜刀していた。アニエスが銃口を突きつけると同時に八双に構え終わっている。
天を指す剣からとんでもないプレッシャーを感じつつも右の銃口はショウから放さず、アニエスは左手で短銃を取り出し、片手だけで器用に発射の準備を整えた。
文章にすれば長いが、アニエスが荷物を捨ててからここまでわずか3秒。たとえタバサであっても呪文を発動させるには足りない。