あの作品のキャラがルイズに召喚されました part143at ANICHARA
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part143 - 暇つぶし2ch166:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:35:36 jHD7owFU
ゆらり、とルイズが立ち上がった。
念のためショウの脈を取ろうとしていたタバサはその顔を見てぎょっとした。
悪鬼の表情だった。
人の顔がここまで醜く歪むのかと思えるような、そんな表情。
ルイズの端整で愛らしい顔立ちは見る影も無く崩れ、常に漂わせている気品はかけらも無い。

「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「落ち着きなさいルイズ! 今こいつを殺した所で何にもならないでしょ!」

呆然とするタバサ。
アニエスに飛び掛ろうとするルイズをキュルケが後ろから羽交い締めにした。
ルイズが暴れ、もみ合い、獣のように咆える。
振り乱した髪が顔を隠し、髪の影から覗く目は人間のものとも思えないほど暗い。まるで人間とは思えなかった。
口から出る声も、既に人のものではない。人間の原初の本能を揺さぶるような、闇から響く獣の咆哮のような、そんな声。
これではまるで・・・まるでなんだ。まるで、まるで・・・悪霊?
否定出来ない。
あの顔、あの表情。さながら生きたまま悪霊と化したかのようにしか思えないではないか。
かちかちと歯の根が鳴る。無意識に一歩足が下がった。幽霊だ。今のルイズは生きながらにして悪心に取り付かれた幽霊となったのだ。
その考えにぞっとし、次の瞬間、あることに気付いて別の意味でぞっとする。
自分も、ひょっとしたらあのような表情を浮かべていたのだろうか?
だとしたら、たとえ母親の毒を癒す事が出来たとして、そのような顔をする自分が、悪霊になってしまった自分が、また昔のように家族として暮らす事が出来るのだろうか?
そもそも自ら幽霊となってしまった自分に、果たして耐えることが出来るのだろうか?
足元の大地が崩れて底の見えない暗黒へ落ちていくかのような感覚を覚える。
よろめいたタバサを呼び戻したのは、激情にかられたルイズの声だった。

「うわっ! うわ! うわぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
「落ち着きなさいルイズ! ヤンが何度も生き返っているの、忘れたわけじゃないでしょう!?」

耳の側で大声で怒鳴ってやると、暴れていたルイズの体から力が抜けた。

「生き返る・・・そ、そうよね・・・ショウも、リリスに生き返らせてもらえるのよね・・・」
「そうよ。だから落ち着きなさい。大丈夫だから、ね?」

優しく、包み込むようにキュルケがルイズを抱きしめる。
久しく感じた事の無かったぬくもりが放心したルイズを包んだ。

「でも・・・」

言葉が途切れた。再び目に涙が盛り上がる。

「いくら生き返るって言ったって、絶対じゃないんでしょ?! ヤンがたまたま運がいいだけで、ひょっとしたらショウが生き返るのに失敗するかもしれない! そうしたら、そうしたらこの女を殺すしかないじゃないの!」
「ルイズ!」

悲鳴をあげるキュルケの肩を、手がぽんと叩いた。
振り向いたキュルケの口が、半開きのままで固まる。
違和感を感じて振り向いたルイズの口も、ぽかんと開く。そこから漏れる音はもう言葉にならない。

167:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:36:03 0xnl3vlG
支援

168:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:36:25 jHD7owFU
「あ・・・ああ・・・・」
「そんな・・・。生きてたの!?」
「うるさくて―寝てられねえよ。二人揃ってぎゃあぎゃあとわめかれちゃあな」

にっ、と笑うショウがそこに立っていた。剣を杖に突き、足取りもおぼつかないが、確かに自分の足で立っている。

「傷は・・・!?」
「平気ですよ。死ぬほどのものじゃありません」

苦しげでありながらも、再びにっ、とショウが笑った。
確かに、その胸に広がる血の染みはもう固まりかけており、赤い部分が広がっていく気配も無い。無造作にショウのシャツをまくり傷口を確かめると、キュルケが胸を抑えて溜息をつく。

「もう・・・心配かけるんじゃないわよ、馬鹿ね」
「すいません」

泣き笑いの顔でキュルケがショウの額を小突いた。ショウはただ、苦笑するだけである。
ついで、再び顔をルイズに向ける。

「俺はこのとおりだから・・・な? だからアニエスを殺す必要はないんだ、ルイズ」
「・・・・」

無言のまま、ルイズが俯く。

「ルイズ?」

剣を杖に突きながら、ショウがルイズの顔をこわごわと覗き込んだ。
唇が僅かに動いている。

「・・・・・・・・・・から」
「え・・・?」

ぼそりと、聞き取れないほどのかすかな声がルイズの唇から漏れた。

「・・んか、・・・だから」
「ルイズ・・・?」

いきなり、ルイズが顔を上げた。

「心配なんか・・・あんたの事心配なんかしてなかったんだからっ!」

そこが限界だった。
ルイズが体当たりするような勢いでショウの胸に飛び込んだ。
受け止めようとして、ショウの足がよろける。
そのままショウは押し倒されるように尻餅を突き、ルイズがその胸にすっぽりと顔を埋める形になった。
尻餅を突いたショックでショウの胸の傷に激痛が走るが、辛うじて苦悶の声を堪える。
その胸の中で、ルイズはショウの心臓の鼓動と呼吸のリズムを全身で感じていた。抱きしめた体に血が通い命が脈づいているのが分かる。
もうそれだけで、ルイズには充分だった。

169:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:37:11 0xnl3vlG
支援

170:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:37:37 jHD7owFU
「良かった・・・ショウがどこにも行かなくて良かった・・・」
「泣くな、馬鹿。ヤンさんなんて死んでも何度も甦ってるだろ」

ルイズはまた泣いていた。ショウに抱きつき、ぐすぐすとしゃくりあげている。
胸に走る痛みを堪えながら、ショウは優しく笑って見せた。

「ショウは強いけど、ヤンと違って人間だもん・・」
「馬鹿」

もし自分に妹がいたとしたら、こんな感じになるのかもしれない。
その思い付きと今のルイズの両方に苦笑しながらも、ショウはその頭を撫でてやった。何回も、何回も。
それを優しい瞳で見つめていたキュルケは、ふとシエスタの父親の事を忘れていた事を思い出した。

「やばっ」

ひょっとしたらシエスタの父親こそ、危険な状態である可能性もある。この状態ではショウとルイズを動かすわけにも行かないし、自分は"水"が使えない。タバサを連れて向こうに見える寺院らしき建物に行こうと思い、周囲を見渡した所で怪訝そうに眉を寄せる。




タバサは凍り付いていた。

大前提。
人は死んだら動かない。動くとしたらそれは人間ではない。

小前提。
ショウは死んでいた。心臓を撃ち抜かれ、呼吸も脈も止まっていた。

結論。
今目の前にいるショウは人間ではない。つまり。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

さっきとはまた別の意味で、足元が崩れるような感覚がする。
今度は呼び戻される事も無く、こてん、とタバサは気絶して倒れた。

171:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:38:15 0xnl3vlG
支援

172:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:39:52 jHD7owFU
結局キュルケは気絶したままのタバサを引きずって行き、シエスタの父が神殿の中で気絶しているのを発見した。アニエスの当身で意識を失っただけであったらしく、取りあえず寝かせておく。
あの後、泣きやんでもルイズはショウの服の裾を握って離さなかった。
ようやくやってきた(乗馬の腕の差で森の中で大幅に引き離されていた)リリスが治療呪文を掛けている間もずっとだ。
一方ショウに快癒(マディ)を掛けて傷を癒したリリスはしきりに首を捻っている。

(・・・あの傷、明らかに心臓を貫通しているのよね。肺も傷ついていたはずだわ)

常識的に考えて、生きているはずがない。いや、即死していなければおかしいのだ。
ルイズやキュルケは運良く急所を外れていたと考えているようだが、あの傷の位置でそれはありえない。銃弾は正確に心臓を貫いていたはずだ。
仮に万分の一の奇跡によって心臓は外れていたとしても、肺を貫通する傷を受けて人間がまともに動けるはずが無い。
いくらショウがマスターレベルの侍だからといって、それは人外に過ぎる。最後の力を振り絞って一撃、と言うならまだ分からなくもないが、ショウは消耗こそしていたものの普通に動いて喋っていたのだ。
案外ヤンよりもショウのほうがよほど不死身なのかもしれない、と一抹の恐れと共にリリスは思った。

「・・・・で、キュルケ。うちのご主人様は何してるの?」
「さあ?」

いつの間にか目を覚ましていたタバサはリリスがここへ到着してからこっち、ずっとキュルケの背中に隠れていた。
顔を半分だけ出してちらちらとショウのほうを覗き込み、ショウがこちらに振り向くたびにさっとキュルケの影に隠れる。先ほどからその繰り返しである。
明らかにショウを警戒、というか露骨に怯えていた。タバサが実は幽霊が苦手だと言う事を彼女達が知るのは、もう少し先の話である。




シエスタの父と、縛り上げたアニエスと、盗まれかけた剣と鎧をそれぞれ馬に載せ村に戻る道すがらも、ルイズはショウの服の裾を握ったままだった。
服の裾を握りながらだから、当然遅れがちになる。

「ほら、ルイズ。握るのはいいが遅れないように歩けよ」
「うん・・・」

他の面々からやや離れた事を確認し、ルイズは小声で聞いてみた。何故か今は素直に、胸のうちを言葉にすることが出来た。

「ねえ、ショウ」
「なんだ?」
「ショウはその・・帰りたいと思った事ってない? 自分の故郷に」
「そうだな・・」

言葉が途切れる。ショウが次の言葉を発するまで、ほんの数瞬。だがルイズにはそれが恐ろしく長いように思えた。

「まぁ、余り無いな」
「・・・そうなの?」

意外そうに、というかむしろ呆気に取られてルイズがショウを見上げる。
その横顔には僅かに困惑のような物が読み取れた。

「言わなかったか? 俺は母親も兄も亡くしてるんだ。父親や継母とは折り合いも悪かったしな・・まぁお前に不満が無いとはいわないが、無理して元の世界に帰ろうというほどの気は無い」
「・・・そう」

ショウの服を握るルイズの手に力が篭る。ショウは普段なら怒りそうなセリフを吐いたのにルイズが言い返してこないのを不思議に思っていたせいで、その僅かなルイズの変化には気付かないでいた。
それをこっそり伺っていたキュルケの、唇の端に僅かに笑みが浮かぶ。それをごまかすように、そしていつもどおりルイズをからかうように声を掛ける。

「ほーれほれそこのデコボコ主従! 早く来ないと置いてくわよ!」
「はい、すいません!」
「生意気言うんじゃないわよツェルプストーの癖に!」

173:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:41:45 0xnl3vlG
支援

174:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:42:27 jHD7owFU
一行に追いつくべく、ルイズとショウは小走りに走り出す。

「遅いわよ・・・あれ?」
「どうしたのよキュルケ」

キュルケの視線はルイズの頭に注がれている。

「ルイズ、頭。髪に血が付いてるわよ」
「ええええっ!?」

思わずルイズが両手で頭を押えた。
指で確かめてみると、自慢のサラサラした髪のおでこから頭頂部にかけて、確かにごわごわした感触がある。
リリスが気の毒そうに呟いた。

「あらら、ショウ君に抱き付いてたときに付いちゃったのね。後で念入りに洗わないと」
「こっ・・・・ここここここここここここここここ」

わなわなとルイズが震える。

「この、馬鹿犬ーっ!」

体を半回転させたいきなりの平手打ちを、辛うじてショウがかわした。
さらに追撃を与えんとぶんぶんと振り回される両手を訳が分からないながらもかわす。
突然のことにショウは戸惑うばかりだ。

「何をする!?」
「うるさい! この、ご主人様の髪を血で汚すような使い魔にはおしおきして当然でしょ!」
「お前が抱きついてきたんだろう!?」
「うるさいうるさいうるさい! 大人しく殴られなさい、馬鹿犬!」
「しかも犬呼ばわりか!」
「あんたなんか犬で充分よっ!」
「この・・・付き合ってられるか!」

だっ、とショウが駆け出した。三十六計逃げるにしかずである。

「待ちなさいっ! 逃がさないわよ!」

がぁっ、と咆えながらルイズがその後を追う。
取り残された一行は呆れて、あるいは呆然としてそれを見送った。

「・・・進歩が無いって言うか・・・」
「微笑ましくていいじゃない」

唯一にこにことそれを見送るリリス。
こればかりはさっぱり理解出来ない友人の感性に、キュルケは今日何回目かのため息をついた。




さあう"ぁんといろいろ 第五話 『背教者』 了

175:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:42:48 ZVWezK3b
あれ?ヤンが死んでいないだと

176:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:43:26 jHD7owFU
おまけ

「お、俺今回死んでない!?」

ヤンはありえない現実にちょっと感動していた。


おまけその2

「ふんだ、いーんだ、いーんだ、いーんだもんね。どうせ俺なんて登場するキャラクターが多くなれば忘れ去られる運命なんだね」

そしてデルフリンガーは、馬の鞍に無造作に差し込まれたままいじけていた。

177:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:44:23 0xnl3vlG
乙っしたー。
デルフ、その内いいことあるさ!たぶん!

178:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:46:43 jHD7owFU
支援と掲載に感謝。これにて第五話終了です。
・・・・買い物中心ののんびりしたエピソードのはずだったのに、結局今まで一番長くなったもんなあ。

今回はアニエスさん登場回でした。
モット伯もそうでしたが、彼女も原作とはかなり立ち位置を変えた人間です。
結構ちょこちょこ出てくる予定(あくまで予定)。

シエスタのご先祖の方は、まぁ原作知ってる人なら見当はついてるでしょう。
今回二人の話も出す予定でしたが、構成の都合上次回ということで。
なので、タイトルにある『背教者』のうち一人は話に出てきませんでした。

ではまた。

179:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:50:00 DAhTha+4
>>178


そしてめげるな、デルフ。お前は「生ける伝説」じゃないか!

180:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/08 23:51:25 nHAlW53F
>>178
GJ&乙
デルフがんばれ、超がんばれw

あとまとめのことなんですが500k超えてるので分ける必要が
どこか区切りの指定などありませんか?

181:さあう"ぁんといろいろ
08/06/08 23:54:23 jHD7owFU
えーと、私のこと? 
まとめサイトで第一部とか第二部とか分ける必要があるってことなのかな?
切るんだったら・・・3と4の間かな?

182:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:00:40 nHAlW53F
いえ説明不足で申し訳ない

>編集内容は63808バイトあります。
>50000バイト以下に収めるか複数ページに分割してください。

1ぺーじあたり50k
に収める必要が有りまして

前半で既に63Kで前半1、前半2、後半1、後半2と分ける必要が有る感じです


183:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:02:02 nHAlW53F
もしくは合計が100kに収まるようなら前中後編で分けても大丈夫です
面倒なようでしたら適当に分割してまとめておきます

184:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:02:21 DGfS6JBF
>>176
>「お、俺今回死んでない!?」
♪てれっててれてれてーれてってれー(注;某洞窟探検ゲームのBGM)が脳内で流れた俺ガイル

185:さあう"ぁんといろいろ
08/06/09 00:04:01 jmUSvVMq
んだば酒乱シエスタの後ろで切っておいてくだせぇ。>後編

186:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:08:05 8cdmh8Kx
>>185
了解です。レスありがとうございます。

187:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:11:44 v/Y/cb0t
そう言えば、前半のいじられたタバサって翠星石の格好してるのか?

188:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:14:54 DGfS6JBF
>>187
ジョウロで分かった俺ガイル
しかしどうせならH県立某高校の制服とかをだな(ry

189:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:15:32 CD96Hh08
>>176
その代わり出番的に死んどるw

190:さあう"ぁんといろいろ
08/06/09 00:15:42 jmUSvVMq
あたり。w
翠星石もそうですが、キュルケたちの考えるタバサに似合う格好ということで着せ替えアイデアも薔薇乙女のほうから持ってきてます。
原作もアニメも知らないけどね!

191:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:18:10 Kew9BtR8
金糸雀がいないことに絶望した!とまれ、GJでしたー。
ホウライ出身ってことはひいおじいちゃんのはアレ、槍だと思ってたけど剣だったのか。

192:さあう"ぁんといろいろ
08/06/09 00:20:23 jmUSvVMq
画像ググった時に彼女だけ表示されなかったんだw>金糸雀

193:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:47:04 ZcoUxdXq
>私との最初の打ち合わせで、引き延ばしのネタをたくさん出しましたので。しかし私の気持ちはもう「金色のガッシュ!!」は終わりを考えていて、それらしい事を編集にも伝えていました。
>ですから、よっぽどの良いアイデアやお話展開でなければ「金色のガッシュ!!」を引き延ばすつもりはなかったのです。残念ながら高島雅氏の出してきたネタはあまり良くありませんでした。
>引き延ばしは駄目でも、普通にガッシュのお話のネタはたくさん出してきました。が、残念ながら使えないそのネタは「アイデア」ではなく「思いつき」の段階で止まっている。
>アイデアとは、数ある「思いつき」を、その漫画のキャラ、お話にあて、面白くなるかどうかを頭の中で何度もシミュレーションする。
>その中からほんのわずかだけがキャラを活かし、お話を面白くする「アイデア」となる。単なる「思いつき」を無理矢理押し込めばキャラも無茶苦茶になるし、お話も死んでしまう。

SS書く時の心構えとして参考になりそう

194:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 00:55:37 TmUavAE4
>>193
武装錬金の単行本とかを見ると
和月もこんな試行錯誤をしてるのが分かるんだよな
だからプロなんだろう

思つきだけで書くとエルフェンリートみたいな
想像を絶する怪作になる可能性もあるが…

195:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:01:23 PTB1Ut90
>>194
エルフェンの恐ろしさは作者の倫たんがあの内容をすごい真面目に考えて
間違いなく面白く感動できる話だと本気で思いこんでる(らしい)所にある。
編集のつけるアオリつーか解説も毎回狂ってたし、キチガイと変態の二人三脚で
大気圏離脱成功みたいな。

196:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:09:36 tnCMsCst
アンリエッタ無能説が出てるけどさ

手紙がヤバイと気づいたら怪文書を大量にばら撒いて
欺瞞工作くらいしろよって思った



197:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:14:43 10It7htp
えーと、ほら、そんな当たり前の事に思えても、情報に溢れた現代人だから発想出来るんだよきっと、うん。

198:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:17:10 +SIXvsD6
>>195
マイナス同士をかけるとプラスになるって偉い人が言ってた!



199:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:20:29 3lWnYlUC
ぶっちゃけルイズたちがわざわざ戦地にいかなくても
鳥の骨にでも相談すりゃ普通にそれくらい思いつくだろうな

200:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:23:41 rOO/Bund
性懲りもなくとあるの人を待っている俺。
CVがインデックス=きゅいきゅいなのを祝おうと思ってたのに。

201:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:24:43 10It7htp
あの依頼は両者共にノリだろう。
水霊騎士隊の女湯にかける情熱その他見ても、頭空っぽで夢詰め込んでるのがむしろ普通なんだ。

202:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:25:10 +SIXvsD6
>>196
そこで誤先生召喚

そして怪文書を撒き終えた所で
誤「ああっ何で私はこんな簡単な事を見落としていたんだ!」


203:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:32:32 nlwLHvQy
スプリガンから朧を召喚
メイジじゃスプリガンキャラの動きについていけないか?
ボーあたりでもジャンに次ぐスピードだし

204:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:33:58 pwdp5FL2
たしかに原作読み返してても、
カステルモールさんとかウェールズさんとか名無しアルビオン貴族とか、
竜騎士の皆様とか、他国のメイジ含めて、
ハルケギニア貴族はイイ感じにドンキホーテの騎士像を地で行ってる気がする。
クロムウェルもおバカさんだし、教皇の作戦もけっこうザルだし、
なんだかんだ言ってジョゼフの作戦も全部失敗してるし、
あの世界の人々は我々汚れきった現代人より随分牧歌的なんだよきっと。
ファンタジーなんだし。

あと怪文書は識字率が低いと効果薄いんだよなぁ。
まぁ呑気なハルケギニア貴族ならまんまとハマりそうな気もするが。

205:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:43:47 +SIXvsD6
>>204
元禄の武士は平和ボケしてたらしい

日記に「嫁に給料が少ないと嫌味を言われたで御座る」とか
「用心棒のバイトをしようと思うがあの店は治安が悪いらしいので怖いからやめておくで御座る」
とかが残ってる

6000年も前から政体が代わっていないとなると凄く平和ボケしてるのかも?



206:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:46:35 /FqfCIVU
でもそれって、ゼロ魔に限らないしなぁ
本当に知略に富んだ存在を書くって難しいでしょ。

とあるラノベでは主人公メチャクチャ強いんだけど、敵側に全く隙が無い
あってもそれを他の敵や事前の策でフォローしてくるので、毎回主人公負けてて機械仕掛けの神的存在に助けられたし。
そのお陰で、イマイチ主人公の存在意義が薄かったりしてたからなぁ。

207:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:52:22 nfi3Q3fY
いや、アレはアンアンがウェールズを亡命させたかっただけだろ。
手紙云々は建前で。
ただアンアン自身も、手紙をどうにかしなきゃいけない(=ウェールズを亡命させるためではない)
と思い込んでただけで。

208:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:54:34 3lWnYlUC
まあ亡命してきたら亡命してきたでトリスティンにとっちゃ迷惑この上ないわけでもあるけど

209:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 01:58:24 VQc8HJBl
ていうか、アンアンはマザリーニのこと信用してなかったってこともあるだろうし、「こんな手紙のこと、誰にも言えないわ」って叱られる子供ののりで考えてたくさい。

210:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:01:51 VQc8HJBl
>>205
あの店は怖いから用心棒はやらない……ややや、治安悪いから用心棒雇うんじゃん?
なんか可愛いな。

211:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:03:39 KLkhGDV3
>>210
腕に覚えなしなのですw

212:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:13:39 xYU/Xqp7
手紙回収だけならともかく、亡命まで期待してたとしたら

アンアンの頭はそれはそれは美しいお花畑が一杯のファンタジーワールドだろう

手紙一枚持ち替えるだけで大事なのに、人間一人を連れ帰れると?

213:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:19:29 nfi3Q3fY
あー、そういや馬車ん中でそれならなんとか~とかって言ってたっけ?
じゃあ全部つなげて、

ゲルマニア皇帝なんかと結婚したくないわ

しかも愛しのウェールズ様は内戦で死にかけてる、もし彼が死んだら昔送ったラブレターが…
こんな事がバレたら大問題だわ。かと言って枢機卿や母様に相談したら怒られそうだし

そうだわ! ならアルビオンに信頼できる人を送って手紙を取り戻させればいいのよ!
(ついでにウェールズ様に亡命を勧めれば一石二鳥ね!)私って天才!

丁度いいところに昔のおともだちのルイズがなんか凄いらしいわ!
これはきっと始祖のお導きね!


ってのをほぼ天然で考えてそうな気がするな。きっとルイズが失敗して死ぬとか全然考えて無い。
まあそういうアホって言うか無能なとこが可愛いんだが。

214:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:19:49 XEl2ZVQz
ラノベの設定にいちゃもんつけられてもねぇ
┐(´~`;)┌

215:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:30:44 UbtJ8SG+
アンアンの認識では、お使い頼んだだけだと…多分。

216:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:33:30 6Zzv2j3Y
しかしまあ、内通者や私服を肥やしてる人間が上層部にごろごろいるわ、
トップはナンバー2を全く信用してなくて私兵組織を作って側近は「お友達」にするわ。
……なんつーか、現実にあったら遠からず崩壊しそうだよな、トリステイン。

217:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:35:51 10It7htp
そもそも計画的にルイズに頼んだようには見えないしな。
話しても怒られない幼なじみに思いっきり愚痴を…

この二人、ノリノリである

そう言うことなら、わたくしにお任せ!&まあ、助けてくれるの!?これぞ友情パワーだわ!

(二人とも)危険性?

218:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:38:12 nfi3Q3fY
そういやそうだな。

そういう意味では虚無だの何だのの幸運をばんばん引き寄せるアンアンは
為政者として素晴らしい才能を持っていると言えるかもしれないなw

219:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:42:16 ZA5/GtCX
タバサやテファ、ジョゼフの設定はへヴィなので、原作者的にはアンリエッタとルイズはアホの子なんだろう。
もし、そこが阿智太郎世界ならここまで突っ込みを入れられなかったと思うが。

全然話が変わるが、ネギ板の駄目ヒロインスレの最強新人「プラゥヴ クルイード」のメインヒロインの六花ってまんま「魔法の使えるルイズ」だと思った。
正直アレはキツイ。

220:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:44:04 10It7htp
聖女ルイズみたいな?

221:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:48:13 3lWnYlUC
正確には魔法が使えてデレの欠片もないルイズだな

222:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:53:45 ZA5/GtCX
>>220-221こんなの
ネギ板から転載

六花まとめ

・大事な式神を乱暴に扱ってファスナーに引っ掛け、兄に助けて貰う
→助けてくれた兄に対して衆人観衆で土下座という罰を与え、快感に浸る
・なんかムカつくというだけで生徒会長に喧嘩を売り、一瞬で負け、兄に助けて貰う
→自分を助けるためだけに戦う、この時点では無力な主人公に「負けたらお前のせい」
・主人公、六花に強くなれと逆ギレ放置されても徹夜で特訓した後、突然才能が降って湧いて勝利
→お礼にデートしてあげる
・ヒロインBに似た人発見。追跡。なんか893さんと居る?スラムまで追跡♪案の定囲まれ、兄と校長に助けて貰う
→なんだったのあの人達?
・主人公に抱かれる夢を見て、生徒会長にして主人公の実力を見せつければ
 主人公に家督が戻り、従姉妹に戻って主人公と結婚できると考え、
 嫌がる主人公を選挙に無理矢理出場させる(この選挙は死亡者が出たこともある)
→主人公、偽魔法アイテムを使う努力と秘めたる才能で勝利。実力を見せつける
→私が兄貴(主人公)より弱いなんてありえない!ムカ!!
・初対面の顔隠した人に「このアイテムで学園のお宝を奪えば
 あなた>兄の関係が続きますよ」と唆されて躊躇無く実行
→騙されてます、そんなお宝ないし、都市が消し飛ばす計画に利用されてるだけです。
 と明かされても「ヤダ!私にはこれが必要なんだ!」
→主人公、じゃあいいや。変わりに罠にハメた奴倒せば良いんだ。
 と六花のワガママを聞き入れつつ都市も守る方針を決意。成功してみせる


その全ての功績、絶え間ない愛情への最終回答
「キ、キスしてくれたら許してあげる」

後日談
結婚相手(主人公)に無断で式の段取りを進め、卒業式直後にウエディングドレスで乗り込んで拉致
理由は卒業したら結婚しようと約束したこと、自分の卒業式は一週間前だったこと



223:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:54:23 nfi3Q3fY
今の性格のまま魔法が使えるようになったルイズだな。
要はただのウザキャラ。

224:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:56:09 VClYtPvD
タザリア王国物語の最強ツンデレ姫リネア様みたいな感じか?

225:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:56:14 nfi3Q3fY
こいつはひでえや…

226:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 02:58:27 6Zzv2j3Y
なんだこのDQN。たまげたなぁ。
ルイズの場合はその生い立ち故にまだ同情の余地があるんだけど、
こいつの場合はどうなんだろう?

227:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:02:06 VClYtPvD
ちなみにリネア様が分からない人は
スレリンク(magazin板)
ここの>>50-51参照。

228:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:02:21 10It7htp
壮絶だな

229:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:02:40 VQc8HJBl
>>222
コレだけ見てると主人公がんばり過ぎ。

230:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:18:17 nlwLHvQy
えーと、いわゆる地雷女?

231:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:20:06 XUHf1ho2
>>132
ソードマスターヤマトは名作だぞ

232:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:23:05 0f5Oryuq
原作とは違う流れのせいでルイズの性格が変わっていくことはあるけど、悪魔の実とかGIFTとか、あとマスクとかは刺激的で楽しいな。
ガンパレはいきなり誇り高さを全面に押し出してくるんでビックリした。
ヤン提督のルイズはこれからが楽しみだし、姉妹スレで兄貴に影響を受けたルイズも大好きだ。
でもその根底にあるのがコンプレックスだと思うと、ルイズとアンアンの育った環境は可哀想にも思えるな。

233:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 03:56:45 WkP1s946
五木寛之の初期娯楽小説「疾れ!逆ハンぐれん隊で
弥生時代の少女を現代に連れてくる話があったけど
最初は文明と文化に感動してた弥生娘は、結局自分の時代に帰っちゃったな
「この世界は怖い、戦争もないのにみんな怖い顔をしている
わたしの時代には戦争はあるけど、敵も味方もみんな優しい顔をしていた」

234:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:09:53 q1GtDeUh
>>233
確かアフリカの戦争はズールー族のシャカ以前は
原則「相手を殺さない」戦争だったらしい

敵を死なせると家畜などで賠償する。


235:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:15:54 kxLnrMOz
全てを否定する訳じゃないけど、
その手の話は大抵脳みそお花畑補正がかかっているから
鵜呑みには出来ないがな。

236:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:20:24 q1GtDeUh
>>235
お互いに全力で殺しあうと洒落にならない事が判っているから
小競り合いしてお茶を濁すような感じ。

核を持った後の相互確証破壊に近いんじゃないかな?


237:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:36:11 TqvRlwgU
>>233
こういう突っ込みは無粋なんだが…弥生時代はわりと戦争起きてたらしいよ…。
村の周りに外敵が侵入してこないように溝とか掘って囲いを作ってたのは弥生時代と戦国時代だけだという。
卑弥呼が出る前は長らく戦いに明け暮れてて、卑弥呼が死んでからまた荒れたというしねえ。

238:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:39:39 TqvRlwgU
と、戦争はあるとかいてたのか。読み違えてた。


239:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:43:58 XEl2ZVQz
ラノベの良さって、ゼロの使い魔みたいな「ゆるさ」にあると思うんだよな
真面目に考証したりしないという意味で、そもそもそんなことは意識の外にある
じゃなきゃSFやファンタジーなんて読んでられない
書いてるヤツの熱を測りたくなっちゃうだろうし

でも、クロスって世界観や設定の突き合わせが避けられないからアラが見えてくる
その物語を単体で見たときには前提として受け入れるものが、そうじゃなくなる
特にSSの舞台になる側の世界のアラが際立つよね

ここで延々とループする雑談を見てると、ふとそんなことを思った

240:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 04:53:27 3XZ0AhNm
先史時代の戦争談義もいいが、そろそろ自重。もしくは避難所へ。

> 真面目に考証したりしないという意味で、そもそもそんなことは意識の外にある
> じゃなきゃSFやファンタジーなんて読んでられない
お前さんの読書範囲が狭いことはわかった。
とか言ってみる。

まあ、人によって面白さのツボは違うし、辻褄合わせの許容範囲も違うしね。
自分に合わないと思ったらNGにして読まなきゃいいのに、あえて噛み付く暇人がいるから困る。

241:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 05:19:58 fZoN30AQ
阿智太郎か。
ルイズが僕の血を吸わないでからジルかサフィーちゃん、それか吸血鬼化した森写歩郎(ミサイル爆発直後)召喚とか見たいな。
自分にとって阿智作品じゃ僕血が最高傑作なんだ。
僕月でちょっとでもいいからジルと森写歩郎を出してほしかった……

242:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 05:34:06 kcwFqtr/
ディ○ニーは駄目なのかな?
ナイト○アビフォアクリスマスのジャックとか面白そうだけど
ゲーム版でw強そうだ

243:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 05:38:04 uSBP0LEK
恐ろしや・・・!

黒ネズミの呪いが・・・!

244:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 05:44:01 XEl2ZVQz
>>240
そうかも知れないねと言ってみる

私にとって中途半端にハードな設定はきつい
戦略とかを真面目に語っておいて、宇宙船並べてトラファルガー海戦みたいなことをやられると厳しい
荒唐無稽がダメなんじゃなくて意識させないでくれと思う
だったら都合の良い設定だけを衒学趣味的に語らないでもらいたいと思う

245:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 06:07:23 nDyRqJV4
>>222
声はタバサとそっくりwだけどな。

246:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 06:24:53 Zg9uMIjJ
>>241
阿智作品キャラ召喚なら自分も考えた事がある。
だが、どうにもしっくりこないんだよなぁ、
双方あーぱーなご都合主義ラブコメラノベなんだけど。

ツンデレが総じてかませ犬の阿智と
ツンデレっつーかヒロインが素直じゃない娘がデフォのゼロ魔との違いかな。

247:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 07:13:55 TqvRlwgU
僕血のツンデレお嬢で俺はこの道(ツンデレ)に目覚めたんだが、な…悲しいことよ…。

248:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 07:51:19 IyeMHUM8
>244
宇宙戦闘での最大の敵は推進剤の残量だったり。
一つの技術レベルが劣った惑星を支配するためにまず最大の都市に核を落として
力の差を思い知らせたはいいが。
その惑星にすむたった一人の男によって2度も宇宙艦隊を殲滅される航空宇宙軍
ならいいのかと。

249:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 09:15:49 BbJJCMHm
宇宙戦艦一隻に本星まで攻め滅ぼされた青い顔の総統も相当なものですぞ、げはははは!
……大気が合わないから駄目か。

250:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 09:44:24 I9EB+X0C
捕虜となったガミラス人がヤマト艦内で問題なく生存して、身体検査でも地球人とほとんど変わらないとか言ってたのが懐かしいなあ・・・

251:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 09:48:01 pwdp5FL2
キャプテン・ディーゼルでも召喚しようか。
気合いさえあれば物理法則捻じ曲げられる漢。
なんだったらハルケギニア投げでも出来そうだぞ。
幼女には優しいのでルイズにぴったり!

ロケットパンチどころかロケットキック、ロケットボディ、ロケットヘッドが撃てる
きゃぷてん・えっくす君もオススメ。
生身(?)で宇宙艦隊を全滅させられるぐらいのサイボーグだぜ。
欠点は地球に帰るためなら召喚者をひどい目に遭わせそうなところか。

あと気合いで光速超えちゃう航法が出来るキャナル・ヴォルフィード召喚で
宇宙に旅立つルイズとか。

全部SFの登場人物ですよ。ええSFですとも。

252:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 10:01:43 SzeXcEmX
SFとはサイエンス・フィクションではなくサイエンス・ファンタジーだ、
と言ったのは誰だったかな。

253:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 10:07:34 n/yJTsf4
すぐ上のレスを見る限りサイエンスの皮をかぶったファンタジーのほうがよりしっくりくる

254:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 10:22:04 uqgNwT3j
 魔法をSF的解釈で妄想するのは楽しいけどな。

 …まあ、それで頭を捻っていて四苦八苦してるのだけどね。

255:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 10:29:02 aIG0z37r
>251
あの工業用あるこーる飲むダークヒーローでつか。
個人的には、ロリコンヒーローのカーティス召喚の方がスムーズに話が転がりそうだけど・・・



ハ!
ルイズ、タバサの貞操ピンチ!!

あの作品スキだったけど、続きどうなったんだろう

256:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 10:37:41 kG2qJ5oG
作者まだ生きてるの?>星くず

257:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 10:41:20 auqyS9ME
>>254
俺は逆につまらなく感じると思うけどな。なんかオカルトを科学で証明しようとするみたいで、
夢を現実的に加工して当てはめるみたいでなんかなあ・・・。

まあお前の考えなんてどうでもいいと言われたらお終いだけどね。

258:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 11:12:07 eiOZHIfE
SFからなら……リングワールドよりルイス・ウー召喚。
見た目は20歳だけど実年齢200歳という某エロボケ学院長以上に非常識な、元凄腕冒険者。
リングワールド本編ですら、ヒロインの持つ"幸運の遺伝子"に振り回されっぱなしなのに、
ハルケギニアに飛ばされてルイズの使い魔なんぞにされた日にゃ、大変愉快なことになるのは
間違い無し。

259:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 11:14:22 YIXCX2Fx
サイエンスの皮を被ったファンタジー……ボトムズとか?
あの世界は銀河間を数週間で移動可能なテクノロジーレベルなのに
乗ってるロボが無駄にむせるw

260:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 11:16:33 hsT2NS5K
光の王からヤマ召喚。
発明家なのでコッパゲとも仲良くできるぜ!

261:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 11:38:20 BbJJCMHm
>>259
マシンガンで簡単に穴があく特殊合金製装甲と、気密性皆無だから水中だとどんどん浸水してくるコクピットのロボット……乗っているのがキリコやケインクラスの変態でなければワルキューレにすら負けそう。

262:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:09:14 Ao6XhW3E
まるっきり使い捨ての消耗品

だから「ボトムズ」・・・最低のクソッタレなんだろう

263:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:14:40 lAxbM5gb
>>252
藤子・F・不二雄が『SFは少し不思議』とか言ったらしいことは知ってるが……
ドラえもんとかキテレツはたしかに道具の名前と効果以外にとくに説明はないし、
妖怪が名前と習性の説明しかないのと同じようなもんか。
『理屈ぬきの科学』がオカルトだもんな。

264:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:20:11 EKHw+lbw
>>241
>>246
ドッコイダー喚ぼうぜ。
異世界に召喚されたことに気付かず、宇宙犯罪人のワナだと思い込んでドタバタしそうだ。

265:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:39:00 Zg9uMIjJ
カリーヌ母様引っ張ってきても止められまいよ……スペック上は。
中身がアレでおつむはああだからおマチさん辺りでもう詰みそうだけど。
ただそれを運と偶然とおちゃらけと根性で何とかしちまうのが阿智作品主人公だけどな。
しっかしどうせなら、
ヲタ少女みたく飯波や小鐘井なんぞにルイズがやってきて誰かの家に居候するパターンの方がいいかもしれん。
具体的には某うどん屋とか某コスモス荘とか。

266:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:42:24 nlwLHvQy
SF作品からならレンズマンを喚べってサムライレンズマンだっていいぞ

267:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:48:51 EKHw+lbw
>>265
そう言えば、コスモス荘には既にルイズが居たぞ。
リンゴの皮むきを特訓するルイズ……萌えるじゃないかw

268:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 12:55:54 iQj7jeWy
>>261
 ATってジープみたいな扱いというか感覚で描かれていますし、実は鉄か鋼鉄製だとか。
気密性? 戦闘時に宇宙服の機能がある服を着用しますがそれが何か?という扱いですよね。
>>262の人の言う通り、まるっきり使い捨ての消耗品、「ボトムズ」です。
作品やATは大好きですが。

269:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 13:56:24 DR8AwQ8o
ヨルムンガント戦だとティーガーより苦戦するかもな
機動性は圧倒的に上だがへビィマシンガン程度じゃ火力が足りないし
ターボカスタムのような重装備タイプのオプションがあれば話は別だが

270:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 13:59:07 Jv9ei811
組み付いてポリマーリンゲル液に火を放て。

271:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 14:31:35 nlwLHvQy
ティーガーではなくチハタンだったら

272:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 14:48:17 SzeXcEmX
∩( ・ω・)∩ばんじゃーい

273:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 15:11:02 GgTjs5/K
バンザイアタックですね。わかります。

274:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 15:32:36 8TLROSVS
同じ戦車でも勝てる気がしないって相当なもんだよなwww

275:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 15:34:24 nlwLHvQy
てめえ、チハタンぶつけるぞ

276:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 15:57:29 pZ7zMGHV
>>271
ヨルムンガントの砲撃に耐えられるか不安だ。

277:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:00:37 j2tFTZz7
『愛と青春の旅立ち』より主人公ザック(リチャード・ギア)を召喚。


虚無の使い魔ガンダールヴとして順調に功績を積み重ねていくザック。
女王の近衛「水精霊騎士隊」結成の話が持ち上がった時も、その隊長候補として真っ先に名を挙げられる。
しかし、廷臣の中からは、平民のそれも軍事的にはずぶの素人を指揮官にすることに対する不満の声が。
そんな周囲の声を黙らせるため、アンリエッタの鶴の一声でザックを始めとするトリステイン魔法学院の
騎士隊候補生の面々はトリステイン王立士官学校へ入校し、仕官育成の特別訓練過程を受けることに。

そこで待ち受けていたのは元マンティコア隊隊長の鬼教官『烈風』カリンこと、カリーヌ・デジレ。
脱落者が続出する13週間の厳しい教練をこなしながら、同期との友情、召喚主やお付のメイド、悲恋に沈む
女王ら数々のヒロインとの間に芽生える愛、恋人に振られたために自殺してしまった親友ギーシュの死など
様々な出来事・人間模様を繰り広げながら、ザックは困難を乗り越えて1人の人間として成長していく。

そして士官学校の卒業式。
眩い騎士隊の制服に身を包んだザックは、憎んでさえいた鬼教官に思わず感謝の言葉を吐露する。
「あんたがいなければ今の俺はなかった」と。 だが、そんな彼の言葉に「そんなことはどうでもよいのです。
それよりもあなたには今直ぐにでも行くべき所があるでしょう、隊長殿?」と鋭い視線と意味深な物言いで、
人生の岐路に立つザックに教官としての最後の助言を与えるカリン。
その真意を正確に汲み取ったザックは1度だけ力強く頷くと、教官仕込みの見事な敬礼を残して去っていった。
マントを翻して旅立つ青年の後姿に、カリンが無意識のうちに取っていたのは同じく「敬礼」の姿であった……。


⇒ルイズルートへ
  ガリアとロマリアが戦う戦場へティーガーで乱入し、ロマリアの策謀で聖女として祭り上げられたルイズを救出。
  記憶を失った彼女と公衆の面前で熱いキスを交わして、記憶を取り戻したルイズをお姫様だっこでさらっていきます。

⇒アン様ルートへ
  再び持ち上がったアンリエッタとゲルマニア皇帝アルブレヒト三世の結婚式にゼロ戦で乗り込み公衆の面前で
  熱いキスを交わして、お姫様だっこでアンリエッタをさらっていきます。

⇒シエスタルートへ
  些細な行き違いと出世して身分違いとなってしまったザックへの負い目から、職を辞して故郷のタルブ村に
  引き篭もってしまったシエスタ。 刈り入れ時のタルブの村で、農作業を手伝いながら子ども達の面倒を見ていた
  彼女を後ろからギュッと抱きしめ、そのまま公衆の面前で熱いキスを交わして、お姫様だっこでさらっていきます。

♪主題歌:Up where we belong.

278:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:07:08 10It7htp
ギーシュ(´;ω;`)ウッ…

279:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:15:11 1OWlHe7Q
チハタン………マスクド上海か!!

280:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:22:25 4itHrBK9
あの頃のリチャード・ギア若杉ワロタ

281:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:31:59 Ckfk0p9W
>>269
最低でもソリッドシューターが無いとヨルムンガンドの相手は辛いな
ちなみにソリッドシューターはレールガンの一種だそうだ。

282:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:43:54 DR8AwQ8o
ソリッドシューターが標準装備なのは、ストライクとラビドリーだな
ヨルムンガント戦で半壊したスコープドッグから乗り換えるのも燃えるぞ

283:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:45:30 Isz8P9Ip
確かスコープドッグの最大装甲厚は11mmだっけな
流石にいくらなんでもワルキューレに負けるとは思えない。
曲がりなりにもかなり技術が進んだ世界なんだから、少なくとも今の装甲よりも優れた性能だろう。
それに脆いと言われるATの装甲は命中角度によっては充分に攻撃を弾くし、ATクラスが運用する火器か
歩兵用対装甲火器でなければ歯が立たない。
ちなみにATの主力火器であるヘビィマシンガンの口径は30mm。ヨルムン相手には充分すぎるのでは。

284:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 16:55:44 IZzcekY7
男は黙ってパイルバンカー

285:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:03:28 eiOZHIfE
ならばアクロバンチと比べられて、設定理念が違いすぎますと一言で切り捨てられたヴァルキリー(初代マクロス)はどうだろう。
いや、さすがにワルキューレには問題ないだろうがフーケのゴーレムには苦戦しそうな気がするし、アルビオン5万には
負けはしないけど勝てもしないというか補給が……。

286:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:08:08 eiOZHIfE
じゃなかったらいっそ、ワルキューレ戦ですら苦戦しそうな太陽の牙御一行とか。

なんていうか、あの辺りのメカって、例えばウォーカーマシンはどんな雑魚メカでもワルキューレよりは強いような気がするんだが、
ダグラムだけは駄目なような気がするんだ。

287:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:10:24 Ckfk0p9W
VF-1か?
マイクロミサイルが無いとフーケゴーレムは辛いな。ガンポッドは貫通はするだろうけど崩壊させるには至らんだろうなぁ。

288:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:21:03 hr/JSU/K
>>267
釘宮なのにデレデレだったな。ロリだったけど。

289:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:29:34 iufzTTet
>267
ポジション的に、キュルケがネルロイドガールなのは間違いない。

290:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:48:39 hZZjCVNj
格ゲーのキャラは素手でヨルムンガンドをどうにかしそうだよね。

291:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 17:57:16 nMzwGIlj
むしろそっちの世界が混ざると
ヨルムンガンドが異様に機敏に動いて拳法とか使いそう。

292:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:00:41 Zg9uMIjJ
>>289
タンポポ役はシエスタ、
栗華役はテファか、性格的に。
おマチさんが栗三郎爺さん役になるのはご愛嬌って事で。

293:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:02:43 oU91A9jc
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくり召喚していってね!!!   <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´



294:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:04:11 hZZjCVNj
>>292
マリコルヌはいぢめられると興奮して変身するんですね。わかります。

295:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:07:03 uN9NNJUE
マクロス7から熱気バサラ

296:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:08:58 7BwcnCRz
>>295
そのネタはもう10回は見たぞ。

297:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:12:55 uN9NNJUE
あいこらからハチベエ

(まさか異世界で200系の美乳に遭遇するとは)
「どうしたんですかハチベエさん?」
「なんでもないよ」
「鼻から血が出てますよ」

298:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:13:40 hodUpEda
ロボットなら視点を変えて、宇宙戦艦ヤマトからアナライザー召喚はどうだ?
ああ見えて戦車を持ち上げるほどの怪力だし、レーザーガンにもビクともしない。
見た目機械の塊だからコルベールは涙を流して喜ぶだろう。

もっとも、オスマン並みのセクハラが問題だが…
ルイズは射程距離外で相手にされないか。

299:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:14:26 MGRHVYLj
>>293
ゆっくりどもを召喚しろってのか
東方キャラ召喚スレはあるけど

300:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:15:13 hZZjCVNj
あれ、動力源は何なんだろう……>>298

301:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:18:23 hZZjCVNj
>>295
7万人の軍勢の前で歌いだして、あっという間にひき肉になるんですね、わかります。

302:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:18:53 nlwLHvQy
>>290
リュウがゴウケンの使った山を崩す波動拳でだな

303:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:21:56 hZZjCVNj
>>302
中平版のリュウはビルを真空竜巻旋風脚で抉ってたな。ヨルムンなんか目じゃないか。

304:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:26:41 Jv9ei811
逆に考えるんだ。
ヨルムンガンドが昇竜拳したり竜巻旋風脚したりするんだ。

305:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:29:59 DGfS6JBF
最後には「ウゥァ…ウゥァ…ウゥァ…ドスン」という効果音とともに倒れるんですね、分かります。

306:名無しさん@お腹いっぱい。名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:35:45 OTC/6qJO
まあ取り敢えず火引 弾召喚でいいじゃまいか(´・ω・`)?

307:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:40:18 hZZjCVNj
>>304
ド迫力!
つうかこええよ!
一体でハルケギニアくらい滅ぼせそうだよ……

308:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:44:09 N1bSq75r
>>297
心が震えればガンダ無しでも強いんだよな。

309:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:44:39 beGMIzhI
一番怖いのは小足連打だな。

310:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:45:04 BlDz658/
>>304
しかし3rdバージョン、すべてブロッキング
実は梅○氏召喚

311:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:47:36 0pWQSrcv
拠点防衛用ヨルムンガンド
マサカリみたいな頭しててしゃがんで動かない

312:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:47:38 Eepq/7VO
ノリノリでコマンド入力してヨルムン動かすジョゼフとミョズさんを想像して噴いた
ハメ技でボコられて泣くサイトとルイズも

313:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:48:22 jThRCTKj
スト3バージョンだと教皇の正体がギルだったりするのか

314:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:49:23 0pWQSrcv
>>312
ルイズの台パンとサイト必殺の灰皿がガリアの野望を打ち砕きます

315:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:50:03 hZZjCVNj
昇竜拳かますヨルムンガンドを当て身投げで倒すワルキューレ。
流石はギーシュ・ハワード。

316:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:51:10 0Wb3BrxX
サイト「こういうファンタジーじゃないから!これ!」

317:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:55:49 0qP+LkDs
ギルティギアのディズィー召喚を考えた。

痴女扱いされるかおっぱいのことでルイズに嫉妬されるかのどちらかだな

318:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:56:10 jThRCTKj
イザベラ「力が…!勝手に…!うわああああああっ!!」

319:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:56:18 N1bSq75r
格ゲーキャラなら今最も旬なあいつしかないだろ

”河内・ダルシム・恭介”

本来のパン職人に戻してあげてハルケギニアのパン文化を発展させるもよし、
墜落するアルビオンを浮かび上がらせるもよしw

320:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 18:59:33 2EtYVIr0
ならばヨルムのスペックは「ハイパーアーマー+通常技・必殺技ノーダメ+超必1hitにつき1ドットダメージ」とか。
これなら格ゲ級スペックでも厳しかろう。

321:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:01:32 Jv9ei811
ジョゼフ「小足を見てから余裕でした」

322:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:06:56 nlwLHvQy
ルイズが中平版リュウを召喚
ギーシュとの決闘でその実力に魅せられシエスタがリュウの追っかけになって修行
リュウにもう一度、会いたいときたもんだ


323:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:06:58 hZZjCVNj
>>312
一生懸命連続技研究するジョゼフとミョズ。
「強パンから繋がらないのかよ、コレ!」

324:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:14:44 C20/kqWv
>>277
原作まんまだとメイドルートが正規になるのか?

しかしリチャードギアこの撮影時33歳かよ
もっと若いとおもうてた

325:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:25:12 NZBZP+kO
あぁ・・・本当に誰かリュウを呼んでくれないものか・・・

326:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:26:26 L30cM7xJ
>319
焼きたて……か。
ハルケギニアのメイジは『魔法を使っていかに上手いパンが作れるか』こそが優劣の基準である、とか?
……貴族である上に、ヒロイン補正で家事全般が全滅なルイズが簡単に想像できてしまう。

327:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:31:43 DGfS6JBF
サイト:「だってーおまえのは料理じゃないじゃーん。
爆発するし、変な生き物できるしー、なんていうかその、錬金術?」

328:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:34:11 k1UK83DW
アルティメットスパイダーマンよりピーター・パーカー召喚
ギーシュとの決闘でピーターの代わりとして戦う
ピーターの扱いが初期と全くかわらない

329:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:48:54 ZV+HPg1d
ピーターならスパイダーマンの力を得る以前のピーター・パーカーでも行けるんじゃないか。
サイトと被るかもしれないけど、裏でせっせと人助けしたり。

330:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:51:48 2EtYVIr0
>>329
それってただの「善良な一市民」じゃね?

331:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:54:39 nlwLHvQy
>>325
作品やキャラからして誰かしら書いててもおかしくはないんだけどね
>>328
ピーターを召喚するならもしものためにベン・ライリーもだな

332:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:57:48 kG2qJ5oG
>>326
ついでにケロロ軍曹も小粋なベーカリー風味で召喚希望

333:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 19:58:07 rqp5Fb/e
それならついでにMJやハリーもだな

334:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:07:14 KEL/BZ1w
>>295
バサラじゃなくてシビル召喚とか妄想したことはある
虚無はアニマスピリチアで、シャイターンはプロトデビルン
ルイズと一緒に歌ってプロトデビルンを手懐ける
歌の力でタバサママ回復、ジョゼフ改心、エルフと和解とか行くとご都合主義すぎるな

335:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:08:19 r5fl9Z4g
バルキリーのガンポットの恐ろしさについては、
一度調べてみるといいよ。

と言うか、マクロス関係の機動兵器の恐ろしさは異常。

関係ないが、軍隊物で部隊の損害が三割を越えると全滅扱いを
受けるとの書き込みを見たりすることが多いが、

帰還率が常に七割ぐらいと評された気がする某氏の部隊は
全滅扱を受けたりするんでしょうか?

ちょっと、訳が分かりません。

336:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:10:56 YybF15LY
結局全滅かどうかって組織として機能してるかどうかなんじゃないかな?

337:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:11:28 2EtYVIr0
>>335
一律「損害が3割超えたら~」って奴は知ったか。
状況と損害を受けたのが何なのか、もあるし、3割って何の3割なのか……とか色々あるんだし……

338:虚無と狼の牙
08/06/09 20:14:42 PXQmTBy+
ウルフウッド第八話を20分から投下します。

339:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:18:00 nMzwGIlj
時間よ、早く3分進め!

340:虚無と狼の牙
08/06/09 20:20:35 PXQmTBy+
虚無と狼の牙 第八話

 厨房で皿洗いを再開しようとしたウルフウッドの耳に人の怒鳴り声が聞こえた。
「この馬鹿娘ー! 僕ちんのラブリーなお顔にカカトをくれるとは何事だー!」
 その声にウルフウッドは一つ大きなため息を付き、厨房からホールへと顔を出した。
「なぁ、なんやあれ?」
 ウルフウッドは梁に軽く手を突きながら、上半身を前のめりに覗き込むようにして隣にいたジェシカに尋ねた。
「税務官のナイトウよ。まったく、あのルイズの馬鹿、とんでもないのにケンカ売っちゃって……」
 ジェシカが顔に手を当てて嘆いた。
「税務官、役人か?」
「そう。この辺りの飲食店の税を取り立てている役人よ。
あいつに下手に逆らうと重い税をふっかけられるから、この辺りの飲食店はどこもあいつに逆らえないわけ。
それで、あいつはそれをいいことにあちこちで好き放題してるの」
「なるほどな」
 ウルフウッドはそのナイトウという役人とその取り巻きしかいないホールをため息を付きながら睥睨した。
背の低い男が椅子にふんぞり返っている……のではなくて椅子を背につけたままひっくり返っていた。
その目の前のテーブルでルイズが仁王立ちしていた。
 その光景だけでウルフウッドは大体何が起こったかを察した。
「要は空気の読めへんあのじょうちゃんがやってもうたわけやな」
「そう、よりにもよってね」
 慌ててスカロンがその場をとりなそうとしているが、いかんせんきれいにナイトウの顔にカカトが入っているため少々のいいわけなど通用しそうもない雰囲気だ。
ナイトウの取り巻き連中の、おそらくメイジであろう男たちは杖に手をかけていた。
「ふざけるんじゃねえぞ! この店は客の顔を蹴飛ばしてサービスするのか!」
「いえ、あのその、この子は新入りでして、ちょっと教育がまだ行き届いていなくてですね」
 スカロンの言い訳も全く効果を発揮しない。ここまできれいに顔面を蹴飛ばしているので、当たり前と言えば当たり前だ。
 その隣でルイズはナイトウの顔を堂々と見下ろしている。
「しゃあないな」
「ちょっと、あんたどうするのよ?」
 何かをあきらめるように首を振って出て行こうとするウルフウッドの裾をジェシカが掴んだ。
「ん? まぁ、あのじょうちゃんが百パー悪いのはわかってるんやけれども、一応あのじょうちゃんの機嫌を悪うした責任はオレにもあるわけやしな」
「だからって、あんたが出て行っても。それに相手は腐ってもメイジだよ」
「ど素人相手に遅れはとらへん。それに、ワイはあのおじょうちゃんを守らなあかん義務があるらしいからな」
 そして、「ほな、ちょっと行って来るわ」と右手を挙げてウルフウッドはホールへと向かった。


341:虚無と狼の牙
08/06/09 20:21:44 PXQmTBy+
「店長、ちょっとどいてくれへんか」
「ウルフウッドちゃん、別にあなたは出てこなくても大丈夫よ」
 ふらりと現れたウルフウッドにスカロンが慌てて声を掛けた。
「なんだ、お前は?」
 ナイトウが不審そうな目でウルフウッドを見る。ルイズはウルフウッドが登場すると、彼から目を逸らすように顔を背けた。
「オレか? オレはこれの関係者、みたいなもんや」
 ウルフウッドは背後のルイズを親指で指差した。
「はぁ? で、お前が一体僕様たちに何のようなんだ!」
 そういいながらやっとナイトウは立ち上がった、がいかんせん身長が低いせいでそれでもウルフウッドを見上げる格好になるのには変わりなかった。
「まぁ、そう言わんと。あんたかて、こんなじょうちゃんに手を出すようなロリコン趣味やっていうのが周りに言いふらされたくないやろ? 取引しようやないか」
 笑いながらウルフウッドはナイトウのモヒカン頭をぐしぐしと撫でた。
「なにがロリコンよ! わたしは十六歳よ!」
 ガスっと、本日二発目のカカト落としがウルフウッドの後頭部に見事に突き刺さった。
「な、じゅ、十六歳……?」
 そして、信じられないというような表情でルイズを見るナイトウ。いや、どう考えてもお前十四くらいだろ、とその目が語っていた。
「な、なによその目は、変態!」
 呆然とするナイトウに顔を真っ赤にしたルイズが怒鳴りつける。
「なっ。こう見えてもあんたのロリコン趣味からはちょっとこのおじょうちゃんは外れとるねん」
 ウルフウッドがフォローにもなっていないようなことを言う。
 ナイトウはしばしぽかーんとルイズの顔を見つめていたが、やがてだんだんと正気を取り戻したのか、その表情に怒りを込め始めた。
「ふ、ふざけるなよ、貴様ら。あ、あろうことかこの僕様をロリコン呼ばわりとは……
貴族に対する侮辱もいいところだ! 覚悟は出来ているんだろうな! いや、覚悟してもらう!」
 怒りに満ちたナイトウの声がホールに響き渡る。
「ほら、じょうちゃんがそんな見た目やから」
「何言ってるのよ! この変態ロリコンにロリコンって最初に言い出したのはあんたでしょうが!」
「……お前ら、絶対僕様のこと舐めているよね?」
 ナイトウが後ろに控えていたお付に首を動かして合図すると、連中は杖をウルフウッドたちに向けた。
「え、いや、あのちょっと!」
 その間でスカロンが顎に両手をつけておろおろしている。
「しゃあないな」
「仕方がないわね……」
 ウルフウッドとルイズは顔を見合わせて小さく頷いた。
「やっちまえー!」
「ウルフウッド、やっちゃいなさい!」
 ナイトウとルイズの声が同時に響いた。


342:虚無と狼の牙
08/06/09 20:23:23 PXQmTBy+
 その言葉と同時にウルフウッドは身を翻し、ナイトウと自分の射線を重ねる。後ろにいるメイジたちは、その行動に魔法の発射を止めざるを得なかった。
「え?」
 ぼんやりとするナイトウを尻目にウルフウッドは一蹴りで敵陣の奥へ切り込んだ。
「馬鹿! 俺に当たるじゃないか!」
 相手の中央に入り込んだウルフウッドに向かって一人のメイジが魔法を放とうとしたが、もう一人の悲鳴にそれを中止する。
ウルフウッドの動きにメイジたちは対応できない。
 ウルフウッドは体勢を低くしたまま、そのうちの一人に狙いを定め、みぞおちに肘を入れた。強力な一撃に一瞬で意識を失うメイジ。
その光景に慌てるほかのメイジたち。攻撃か、それとも防御かどっちつかずの混乱が彼らを支配する。
 震えながらウルフウッドに杖を向けたメイジを、ウルフウッドは回し蹴りで蹴り飛ばした。
そして、その勢いそのままに隣のメイジの顎をアッパーで殴り飛ばす。
杖を構えて慌てて詠唱を始めたメイジの顔面を上から殴りつけた。杖を放り投げて派手に床を転がるメイジ。
そして、その光景を前に呆然と立ち尽くすメイジに当身を食らわせる。
「ど素人、やな」
 何事もなかったかのようにホールに立つウルフウッドの周りで、合計五人のメイジがのびていた。
「な、なんなんだ、お前は。お、俺たちはメイジなんだぞ……」
 震える声でナイトウがウルフウッドに尋ねた。
「いくら魔法が使えても、こんなど素人相手にビビる方がどうかしてるで」
「優秀なメイジには優秀な使い魔が憑くってことかしらね」
 汗一つ掻かずに平然と言い放つウルフウッド。その横でなぜか得意げなルイズ。
「ふ、ふざけるな」
 震えながら杖を手にとるナイトウ。しかし、その表情には先ほどまでの勢いはない。目の前で、側近のメイジが一瞬で倒されたショックで声が上ずっていた。
「なんや、アンタのほうがあいつらよりもヤルいうんか?」
 悪戯っぽく笑うウルフウッド。悔しそうに唇を噛むナイトウ。
 このちっぽけな木っ端役人にとっては絶体絶命、そんな場面だった―
「やや、ウルフウッド君、まだお仕事中ですかなー?」
 飛んで火にいる夏のハゲ、であった。


「な、なんですか?」
 マヌケな声を上げて入ってきたコルベールにナイトウは掴みかかった。そして、杖をコルベールに突きつける。
「なんかよくわからないけれども、どうやら僕様にも運がむいてきたようじゃなーい。
おい、こらそこの黒服。このハゲの命が惜しければ抵抗をやめな!」
 得意満面のナイトウ。うまく人質を取ったことで、形勢逆転だと思っていた。
 そういえばこういうトラブルによく巻き込まれる不幸体質な人っているよねー、そんな目でウルフウッドとルイズは杖を突きつけられたコルベールを見ていた。
「お前、なんてことするんや! 今すぐその『ハゲッ』を離さんかい!」
「……ウルフウッド君」
「なんや?」
「キミの目が笑っているんだけど」


343:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:23:29 L/2GUgTb
支援


344:虚無と狼の牙
08/06/09 20:24:30 PXQmTBy+
 コルベールが抑揚のない声でウルフウッドに突っ込みを入れた。ウルフウッドは悪びれずに
「いや、すまんなぁセンセ。つい、そのおっさんがハゲ言うから、ワイもつられてついついハゲと」
「……いまどさくさに紛れてハゲって二回言いませんでした? ウルフウッド君」
「ほら、あのセンセ。あんた本名ばれたらいろいろと問題あるかもしれへんやろ? やからここはハゲで通そうや」
「それならもっと他の言い方があるでしょう、ウルフウッド君!」
「じゃあ、頭のほうがかわいそうな人、とかどや?」
「……なんら本質的な解決になっていない気がするのですがね」
「ええい! お前らなにわけのわからにことを話しているんだ! ほら、さっさと抵抗をやめて土下座して謝れ。そうすれば許してやらないこともないぞ!」
 空気の読めない男、ナイトウ。そこにルイズが割ってはいる。
「馬鹿な抵抗はやめて! そのハ……先生を放しなさい!」
「ミス・ヴァリエール、今なにかいい間違えかけませんでした?」
 ルイズはぶるぶると首を振る。
「これは一体何なのですか? というか、あなたたちは一体何をやっているのですか、全く」
 あきれ返ったコルベールが大きくため息を付く。
「お前らさっきからこの僕様を無視するなー!」
 ナイトウの大きな声がホールに響いた。ウルフウッドとルイズが「まだいたの?」とでも言いたげな目線でナイトウを見る。
「お前らこの僕様がこのハゲを本当に殺さないと思っているのか? それは残念だったな。僕様はやるときはやる男なのだぞ!」
 口角泡を飛ばしてナイトウが叫ぶ。
「悪いことは言わへんからそのハゲを離したほうがええで」
「そうよ。無駄な抵抗はやめて、コ……ッパゲを解放しなさい!」
「ミス・ヴァリエール、逆です」
「ふん、そんなことを言われて人質を離す奴がどこにいるんだよー! この、コッパゲとかいう男の命が惜しければ土下座して謝りな!」
「くっ、コッパゲが人質に捕られているから手が出せへん!」
 ウルフウッドがわざとらしく額を手で覆う。
「あれ? いつの間に先生の名前がコッパゲになってるの?」
 ルイズがマヌケな質問を挟む。本人自分の言い間違えが原因なことに気付いていない。
「まぁなんや、ペンネームみたいなもんや」
 しれっと言ってのけるウルフウッド。
 うそこけ。とコルベールが目線で訴える。
「あぁ! もうお前ら本当に僕様がコッパゲを殺してやるぞ! もう金輪際僕様に―」
「ちょっと待ってください。あなた今なんていいました?」
「え?」
「いま、あなたは、何を言いましたか、と私は、訊いたのです」
 突然低い声で会話を遮ったコルベールをナイトウはきょとんとした目で見つめる。
「えーっと、殺してやるぞ?」
「その先は?」
「もう金―」
「『殺してやるぞ、毛根』? ……私の毛根のことですか?」
 コルベールの体が震える。彼の体を赤い光が包む。魔法力がたぎっているのだ。
「へぇ?」
 事情の飲み込めないナイトウ。コルベールの目がカッと開いた。
「それは私の毛根のことかぁー!」
 怒りに任せて絶叫するコルベール。彼の体から魔法力があふれ出る!
「ちょ、だ、だれもそんなこと……」
「問答無用! 成・敗!」
 その一言と共にコルベールはナイトウの腕を取り、一本背負いのように床に叩き付けた。床の木が軋む音。埃があたりに舞い上がる。
「魔法の詠唱を行っていない杖を突きつけたところで、なんの脅しにもならない。覚えておきなさい」
 そう言いながら、伸びているナイトウを背に、すらりと身を翻し服の裾をクールな仕草で正すコルベール。
「そして私の毛根の冥福を」
 でも、本日彼はコッパゲである。

345:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:24:59 S1yIZ5sj
王家だったら五人くらい兄弟が居てもおかしくないと思うんだが

単にノボルが設定考えるのサボったのか
もしくはキャラ増やしすぎると手に負えなくなるからか

どっちだろうか

貴族は近親婚で生殖力が無くなってるのかね?


346:虚無と狼の牙
08/06/09 20:25:35 PXQmTBy+
「く、くそー、お前らこんなことをしてタダですむと思うなよ。僕様は女王陛下直属の役人なんだ。
それにこんな暴力を働いてこの店がどうなるか思い知らせてやる……」
 コルベールに叩き伏せられ、うめきながらもナイトウはまだそんな悪態をついた。
「なぁ、じょうちゃん」
「なによ?」
「女王陛下直属って偉いんか?」
「偉いと言えば偉いわよ。もっとも、こんなのは直属とは言っても間に何人もいる下っ端もいいところだけどね」
「ふーん。女王陛下直属って偉いんや」
 ウルフウッドは感心したように鼻を鳴らした。
「な、お前ら僕様が怖くないのか? え? こんな店、僕様の権力を使えば簡単に潰せるんだぞ!」
「なぁ、じょうちゃん。たしかあんたって女王陛下直属の女官やったな?」
「へ?」
 ナイトウのマヌケな声が響く。
「目ん玉かっぽじってよう見い!」
 ウルフウッドが笑いをこらえながらルイズを指差す。そして、ルイズは得意満面にテーブルに飛び乗り一枚の紙を広げた。
 その紙を見て見る見る顔が青ざめていくナイトウ。
「しょ、しょんな……」
「うーん、あんたのやっていたこと女王陛下様にどうご報告しようかしらねー」
「そらもうあることないこと面白おかしくやなぁ」
 悪魔の笑みを浮かべるウルフウッドとルイズ。
「……ごめんなさい」



347:虚無と狼の牙
08/06/09 20:26:37 PXQmTBy+
「一体あなたたちは何をやっているんですか、本当に」
「いやいや、客商売にトラブルはつきものやろ?」
 恨めしそうな目をするコルベールの肩をウルフウッドは軽く叩く。
「それはそうとどうしたんや? コッパ……センセ?」
「……まだ、そのネタを引っ張りますか。
まぁ、それはよいとして、君が私に預けたパニッシャーに弾を充填したのと、ばいくのがそりんが無事練成できました。その報告に来たのですよ」
「へー」
「しかし、なぜミスヴァリエールまでここにいるのです? しかも女王陛下直属とは……、いや、それについては何も訊きますまい」
 コルベールは自分をいなすように首を振る。
「けど、下っ端とはいえ役人をあんな目に遭わせて大丈夫ですかね?」
「大丈夫や。偉い貴族様ご一行が丸腰の平民相手にぼこぼこにやられたなんて人に言えるわけないからな」
 ウルフウッドは気持ちよさそうに笑う。
「それはそうと、アレが直ったんやったら今すぐにでも戻りたいところやけど、まだ借金があるしなぁ」
 そう言いながら顎に手を当てるウルフウッド。
「それなら大丈夫よ。むしろお釣りが来るわ」
「ジェシカ?」
 すっとホールに入ってきたジェシカは床のほうを指差した。その指先に視線を移すウルフウッド。そこにはナイトウたちが置いていった布袋があった。
「これは?」
「今回のチップレースはあなたたちの優勝ね。数えるまでもないわ」
 ウルフウッドとルイズは互いに顔を見合す。
「やった! ウルフウッド!」
「これで借金完済や!」
 喜色満面の笑みでハイタッチをする二人。
 その姿を見ながら厨房のほうで従業員たちがひそひそ話をしていた。
「女王陛下直属の女官って……ルイズってめちゃくちゃ偉かったんだ」
「ほんとにねー。でも……」
 そこで一人の従業員がちらりと喜び合う二人に目をやると
「お金がなくて貧乏で身売りしたっていうのは本当みたいね」


348:虚無と狼の牙
08/06/09 20:27:41 PXQmTBy+
以上です。支援ありがとうございます。

349:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:27:41 199xFFrM
コッパゲの毛根支援

350:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:28:15 199xFFrM
orz

351:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:28:33 DGfS6JBF
戦わなきゃ現実と!支援

352:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:31:59 QjhVmUT7
>>327
ルイズの魔法が、風を起こしたり、何でもタコヤキに変えちゃいそうだなw

353:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:36:24 LdcuUtWW
コッパゲかっこいいよコッパゲだけど

354:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:37:55 iN4b3uh+
乗り遅れ感がただ事じゃないけれど。
SFってあれですよね、「すこしふしぎ」ですよね?

355:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:42:35 DGfS6JBF
>>352
サイト「いったい…何が原因で…」
タバサ&キュルケ「おめーだよ」

356:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:44:21 NuH81Zdv
残り少なくなってきた煙草的な紫煙

>>354
SFはサイキックファンタジーだって

357:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:45:16 hZZjCVNj
シャイニングフィンガーの略じゃないのカッ!>SF

358:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:46:05 S1yIZ5sj
アンリエッタの元にデスノートが召還されました

359:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:46:19 hZZjCVNj
>>357
サイキックをローマ字で綴るのがミソだね。

360:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:46:36 EKHw+lbw
うーむ。それこそ禿げくらい水魔法で解決しそうなもんだが。

361:359
08/06/09 20:47:16 hZZjCVNj
>>356の間違いだった…orz

362:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:47:34 DGfS6JBF
>SF
スペシャルフレイターの略だろ航空ヲタ的に考えて

363:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:48:37 MGRHVYLj
スターフィンガー
スーパーフライ
ストーンフリー

364:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:56:00 YIXCX2Fx
>317
デズ子は本当に良い娘なのよ……みんなそっとしてあげて、とゲーム中に思ったぜ。
テファ並みのナイスバディーだが実は3歳児。それを知ったらルイズなんか憤死するだろw
召喚するとしたらジョニーの快賊団への加入前か加入後かな?
ううむ、清楚な黒いワンピースもいいし、溌剌とした魅力溢れるセーラー服も捨て難い。

365:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 20:58:01 fA6uHILq
まってたぜ!ウルフ乙!

366:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:02:41 fFZpGDmT
「ヤロフのアトラク屋」という古いライトノベル読んだらここのスクばかり思い出して吹いた
特に冒頭の月の数みて異世界だって気付くシーン

ちなみにヒーローショーのアトラク屋がバーバリアンな世界に召喚されて大変な目に遭う話でス
そこそこ面白い
絵も藤田和日郎だし

367:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:13:41 0z2iJNLL
内功 を使う武侠小説の主人公はどうかな?

368:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:25:28 VLPWEkUy
SFはスペキュレイティブ・フィクションだよ!
しかしこのスレ民意外とSF者多いんだな。

369:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:30:31 kaawi5IT
デズ子とテスタはテファに召喚させた場合、呼ばれる前と生活あまりかわらんな…。

そういえば、デズ子ってカイと結婚したってホントなのか?
だとしたらカイってものすごい(年齢的に)ロリコンだな。

370:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:37:49 nlwLHvQy
メタルウルフカオスから大統領を召喚

何故なら私は

371:割れぬなら……(0/6)
08/06/09 21:45:24 kg2QtzJQ
投下予告

10時になったら作品を投下いたします。

もしも蒼天版曹操を召喚したら。


372:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:46:15 DGfS6JBF
大統領ならジェームズ・マーシャル大統領をだな(ry

私の飛行機から(ry

373:359
08/06/09 21:47:01 hZZjCVNj
振袖いちまからいちま召喚。

……いや、言ってみたかっただけなんだがな。

374:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 21:49:01 hZZjCVNj
うお、失敗。
お待ちしてます>割れない人

375:割れぬなら……(1/6)
08/06/09 22:00:27 kg2QtzJQ

「曹部尉殿、お助けをーっ!」

王都に響く叫び声。
途端にその場に居た全員の注目を浴びる一人の男。
曹操孟徳その人である。

「ならぬ! 100打の刑じゃ!」

丸太のように太い棍棒を手にし、曹操が鬼のような形相でラーケンに迫る。

「部尉殿、100打も打てばどのような豪傑でも死に至るのは確実。あまりにもご無体」

副官らしき男が追いすがるように懇願する。

「口答えするか!」

曹操は剣を抜き、一瞬にして副官の首を刎ねる。
おびただしい流血と共に副官が倒れ伏し、生首が無残にも地面に転がった。
周囲から悲鳴があがり、子供の泣き声まで聞こえてくる。

「ならばわしが打つまでじゃー」

悲鳴をあげて逃げまとうラーケン。
しかし曹操はすぐに追いつき、巨大な棍棒を振り上げた。

「ギヤァァァァ!」

のたうちまわり、喉が枯れんばかりの叫びをあげる。
曹操はそれを意にも介せず何度も何度も打ちすえた。
一瞬で殺された副官がまだ幸せだったと思えるような、それはそれは凄惨な光景だった。
腕が飛び、足が千切れ、目玉が外れ、それでも曹操は殴るのをやめない。
とうとうラーケンの息の根を完全に止めた曹操は、彼の首を高々と掲げて大笑いをするのだ。

「わしに逆らえば皆地獄行きじゃあーーーっ!」


376:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:01:15 Ee6sxAmD
支援

377:割れぬなら……(2/6)
08/06/09 22:01:49 kg2QtzJQ

……ルイズは激怒した。
それと同時に目の前が真っ暗になっていくのを感じた。

さっきまで人形劇を行っていた者達が、今度は生首を掲げる曹操の人形を売り始めたのだ。
ルイズとて曹操が人形劇のような鬼畜生でない事は知っている。
……ここしばらく会っていないので、断言はできないが。

問題はむしろ、このような商売が王都で公然と行われている事、
そして彼等を取り締まる者がいない事にある。
これでは噂の拡散を助長しているようなものだ。
曹操を知らない者がこの人形劇を見たらどうなるだろう?少なくとも曹操に好意を持つ事はあるまい。
他人の先入観、第一印象を覆すのは存外に難しい。
その意味で噂というものは、恐るべきまでの魔力がある。

屋台に並ぶ鬼隊長人形を手に取って眺めてみる。
……とてもじゃないが人間とは思えない顔をしていた。
「お買い上げで?」とニヤけた顔でにじり寄る商人にこのふざけた玩具を突き返す。

そうよ、自分は曹操の主なのよ。
使い魔の過ちは主の責任だし、使い魔の間違いを正すのは主の役目じゃない。

ルイズは決意を新たにし、曹操の居るであろう屯所へと歩き出した。
……じつは上の言葉、『主』『使い魔』を、『主君』『家来』に置き換えても成り立つ。

ルイズがその事に気がつくのはまだまだ先の話である。


378:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:01:59 ND3/X07Y
sien

379:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:02:45 ND3/X07Y
あれグローバルIPがかわったか?

380:割れぬなら……(3/6)
08/06/09 22:03:06 kg2QtzJQ

「……ならば、死者蘇生の指輪はジョゼフの元にあると見るべきだな」

開門時間の少し前、曹操は2人の男と共に執務室に居た。

「ええ、他にあの指輪の有用性を知る者はおらんでしょう」

3人の内の1人、
胴長、短足、ヒゲメガネの男が曹操の言葉に答えた。

「お前はどうなんだ?」

「推測にすぎませんよ。ただの机上の空論です」

曹操からのおちょくりにも似た発言を、男はスルリと抜ける。

「ではワルド、宮廷内はどうだった?」

今度はワルドが曹操の問いに答える。
この男、徹夜で曹操罷免を訴える者達と口論をした直後で、多少顔色は悪い。

「ウェールズ殿下がアンリエッタ姫の想い人でなかったら危なかったね。
 しかし、当面の危機は去っただろう」

「人間一人が死んだとは言え、所詮は対岸の火事のようなものですからな。次期国王の意志に反してまで手を下そうとする者はおらんでしょう」

ワルドの言をもう一人が補足した。

「ああ、そういえばラーケンの弟が家財を抱えて失踪したらしい。それの他にラーケンの身内と言える者はいないそうだ」


381:割れぬなら……(4/6)
08/06/09 22:04:58 kg2QtzJQ
……ふむ、と全員の発言が一度止まる。
現状に関する情報は出揃った、後は善後策を協議する時間となる。

「ガリア王の狙いがわからない事には、奴らが次にどんな行動をとるか予測しずらいな」

「推測しようにも情報が不足していますな。一度ガリアまで調査に出向いた方が良いかもしれませんね」

「ご主君の悪い噂も早めになんとかした方が良い。このままではいらぬ敵を作る事になる」

「しかし、その噂を聞いて盗賊、暴漢の類は北部から退散しているそうですよ。
 治安維持の観点から言えば、一概に悪い噂だとは言えんでしょう」

曹操は仕事に必要な書類を仕上げながら、二人の意見に耳を傾ける。
一見すると全く聞いていないようにもとれるが、その実彼の頭はフル回転しているのだろう。
……あるいは、書類にも討論にも意識を向けず、全く別の事を考えているかもしれない。

それでも曹操は、確かに次にとるべき策を示した。

「ワルド、ゴドー。これが今やるべき……」


382:割れぬなら……(5/6)
08/06/09 22:06:24 kg2QtzJQ

「ツァオッ! ツァオーーーーーー!!!」

……まあ、途中で遮られた訳だが。

扉が爆発し、桃髪の少女が部屋に殴りこんできた。
これは比喩表現ではない。

「一体全体何を考えて毎日生きてるのよこの駄犬っ!
 いくら職務上の事だって言っても、平民のアンタが貴族を殴り殺してタダで済むとでも思っていたの?
 そりゃあソウソウはこっちに来てから日も浅いからわからないでしょうけどね。
 ハルゲニアでは使い魔の不始末は主の不始末とみなされるのよ。
 あんたが無茶な事をしたら私にまで被害が及ぶのよ、下手をしたらヴァリエール家の傾くのよ、わかってるの!
 だいたいあんたは私の使い魔だって事覚えてる? 一ヶ月もご主人様を放っておく使い魔なんて前代未聞よ。
 いくらウェールズ殿下を助けたからってご主人様を放っておいて良い理由にはならないでしょ。
 そもそもソウソウはいつもいつも私の居ない所で何やってるのよ?
 やれ遠乗りだ、やれ鷹狩りだ、創作料理だ、作詞作曲だ、挙句の果てに盗賊の真似事まで始めて、
 今度は何? ラーケン伯爵を殴り殺したですって?
 ワルドもいつの間にかソウソウの部下になっちゃうし、今度だって私が知らない間にどんどん話が進んでいるし、
 少しは私にわかりやすいように行動しなさいよーーーーー!!!」

ルイズ魂の叫びである。
おそらくこの一ヶ月……いや、曹操が召喚されてから溜まりに溜まった鬱憤を一気に放出させていた。


383:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:06:30 nMzwGIlj
sien

384:割れぬなら……(6/6)
08/06/09 22:07:41 kg2QtzJQ

「……で、そこにいるのは誰なの?」

叫びに叫んだら少しは冷静になったらしく、部屋の中で唯一初対面の男に気づく。

「ゴドー・オブライエン。トリステイン貴族でありながらレコン・キスタに協力した、ワルドと同じく裏切り者だ」

曹操は小咄でも披露するかのような気軽さで語るが、ルイズは逆に血の気が一気に引き、絶句。
正常な思考の持ち主なら、誰もが正気を疑うような発言だが、ワルドも本人も否定しようともしない。

「伯爵を殴り殺して、こんな連中を集めて何をする気なの? これじゃあまるで……」

『謀反人』ルイズの頭にその言葉が通り過ぎる。

「俺を裁きたいなら国家反逆の大罪を問うしかない。
 それをやるにはトリステインもろとも法をねじ曲げねばならんが、やってみるか?」

本格的に血の気が引いた。
せめて謀反人という言葉だけは否定してほしかった。
しかし眼前に居る3人は、謀反人の汚名すら厭わずに行動していた。
幼少の頃からアンリエッタの友であり、名門貴族であるルイズにはとても想像できない光景がそこにはあった。

「ゴドー、ダングルテールの生き残りを探し出してもらいたい」

その言葉を聞くや、ワルドが大声を張り上げて笑い出した。

「はっはっはっはっはっ。ラーケン伯爵を殺し、裏切り者を集め、今度はダングルテールの再調査か。
 これではまるで謀反人の所業だな。
 それにご主君、トリステインもろとも法をねじ曲げようとしているのは貴方の方だ」

ルイズが別人かと思う程に大声で、かつ腹の底から笑っていた。
これが酒の席での冗談ならば心温まる光景なのだが、最悪な事に全員大真面目だ。

「報酬は別途で頂きたい」

「かまわん、言い値を払おう」

そんな心胆が冷えきるような思いの中で、ルイズの心中には『ヴァリエール家断絶』の文字が殺到するのであった。


385:割れぬなら……(7/6)
08/06/09 22:09:01 kg2QtzJQ

ゴドー・オブライエン 生没年不明 産業スパイ

あらゆる痕跡を残さず、それでいて確実に暗躍する男。
『白紙のゴドー』と呼ばれ、恐れられている。



ゴドーは今のところ曹操の部下ではありません。

また、この時点での曹操はゴドーを雇えるだけの財力は有しておらず、
実質的にはアルビオン王国が彼への報酬を支払っています。

レコン・キスタの内情を誰よりも知りたがっているのはアルビオン王国であり、
曹操はゴドーから仕入れた情報の一部をウェールズやマザリーニに高値で売り付けています。
(ただしマザリーニにはワルドを仲介し、曹操の名は出ないようにしている。
 そのおかげでワルドはレコン・キスタと内通していたのでは? と疑う者もいたとか)



次の投下は水曜日午後10時予定。


386:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:14:54 S8oYostR
またパタリロから・・・・・

ゴドーって○○○○○○じゃないですか・・・・・

387:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:31:14 DR8AwQ8o
パタリロ世界においてパタリロ以上の金(きん)の亡者まで出てきたのか……
これって多重クロスの分類に入っちゃうんじゃないかな
流石にヤバくありません?

388:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:36:56 MGRHVYLj
蒼天とパタリロと何の繋がりがあるのか知らねえが、
名前がパタリロキャラで中身が蒼天キャラなのかい?

ま、乙としとくぜ

389:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:38:04 SE8++ghH
ところでニコラスさんが喧嘩売ってるのが“ナイトウ”氏だってのは突っ込んじゃだめ?

390:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:38:57 Eepq/7VO


このルイズの脳内血管がぶちきれるのが先か
胃に穴が開くのが先かそれとも染まってしまうのかこれから実に楽しみだ

391:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:40:46 kaawi5IT
繋がりもないのに多重クロスはこれ以上は危険だぞ…。

392:割れぬなら……(8/6)
08/06/09 22:44:46 kg2QtzJQ
>387
>388
>391

了解、自重する方向でプロットを見直します。


393:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:51:29 IyeMHUM8
>299
ゆっくり魔理沙はああ見えて隙が全くない吹き出しとか自慢の一口餃子で
ジャスティスだろうがフリーザ様だろうがハメ殺す極悪キャラだったりする。
ゆっくり霊夢の方はうそつきだけど魔理沙ほどヤバくはない。
ただし戦車の体がつくとマスタースパークやら中国を飛ばしてきたり。
スマイルビームで即死させてくるので要注意。

394:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:54:58 MGRHVYLj
>>393
いつの間にどおゆう進化を遂げてんだあの連中は!?MUGEN?

395:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:55:49 2NSAfonY
初めて書いたんだけど、投下していいのかな……


396:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:59:50 AH/GqS6D
>>395
男は度胸、なんでもためしてみるのさ

397:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 22:59:54 CGW2NCta
テンプレを読んで大丈夫だと思ったら投下してもいいんじゃないか
投下した事無い俺が言うのもなんだが

398:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:00:24 IyeMHUM8
>394
そうMUGEN、あそこの東方キャラはPADIOとかタミフル巫女とか色々とカオス過ぎる。
ちなみにゆっくり霊夢は最近ルガール運送に入社したようです。

>395
OK、どんどん投下しろ。
投下しないと作品の価値なんてわからんぞ。

399:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:01:12 L/2GUgTb
>>395
もしよければクロス作品名など、詳細をお願いします

400:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:01:35 99yZawob
あの作者のなら現実を召喚とかマジお勧め

401:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:01:38 2NSAfonY
>>396
テンプレ確認。
でも話の構成上クロス元は投下終了後にしたいんだけどいいかなぁ

402:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:02:27 7BwcnCRz
>>395
・事前にプロットを練ってから書き始めた
・推敲を最低三回した
↑をクリアしてないなら止めたほうがいいかもしれない。


403:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:03:48 ZA5/GtCX
>>358
最弱魔王デス様か。
ハルケギニア終わったな。搦め手で異常に凶悪な能力持ちだからな。

404:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:06:00 nMzwGIlj
情報伝達が未発達なので宝の持ち腐れ

405:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:07:49 Ujs9PBzR
>>401
とりあえずオリキャラとゼロ魔レイプでなけりゃイイ。

406:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:11:12 2NSAfonY
>>405
オリキャラではないことは絶対約束するよ。
ここでもなんどか「この人を召喚したネタを~」って言われてたはず。
誰も書かないから、自分で書いてみたんだ。
だから、投下するよー。

407:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:12:56 MGRHVYLj
>>406
ゼロ魔レイプでもないんだな?じゃあまあどうぞ

408:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:13:17 Ujs9PBzR
そーなのかー。それは失礼した。

409:鋼の使い魔
08/06/09 23:13:21 2NSAfonY
目を覚ました時、彼は清潔に整えられた一室のベッドに横たわっていた。彼は傷づいていた。深い火傷と、切り傷と、煙を吸って肺を焦がしていたのだ。
しかし、今目を覚ました彼は、自分の体にそのような瑕疵がないことに気付いた。飛び起きる彼はさらに、自分が鎧を脱いでいる事に気付く。
「……此処は……どこだ…」
仕切りの向こうから人が入ってきた。少女一人と、頭髪の薄くなった男性が一人。
「目を覚ましたようですね」
男は彼に話しかけてくる。
「ここはトリステイン魔法学院。貴方はこのミス・ヴァリエールにサモン・サーヴァントでよび出されたのです」

時間は遡る。
トリステイン魔法学院、春の使い魔召喚の儀式。それは二年次に進級する学生達が使い魔を召喚、契約し、自身の魔法属性と専門課程を決める大事な儀式である。
しかし彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、既に使い魔召喚の口上を数十回繰り返していたが、辺りには爆発によって地面に穿たれたクレーターが散見されるばかりで、使い魔に相応しいような生き物は影も見当たらなかった。
「ゼロのルイズは使い魔も召喚できないのか!」
「しょうがないよなぁ、だってゼロのルイズだしさー」
ギャラリーの心無い声にルイズの心は張り裂けそうだった。
杖を握る指が震える。忸怩とした気持ちと絶望が顔を覆う。
生徒たちを見守る役目を受けた教師コルベールは、ルイズを囲む生徒たちを下がらせ、ルイズの傍に立った。
「ミス・ヴァリエール。気負ってはいけませんよ」
「ミスタ・コルベール……」
己の無能に落胆するルイズに、あくまでも優しく、しかし強い心を込めてコルベールは説く。
「使い魔は、主人の半身ともなる大事な友です。そんなにしょげていては、やってきてくれませんよ」
「でも…私は…」
「無心に願いなさい。さすればきっと、始祖ブリミルの導きで、貴方にふさわしい使い魔を呼び寄せることができるはずです」
コルベールの説得にルイズは呼吸を整え、再び杖を掲げた。
「宇宙の果てのどこかにいる……わたしの僕よ。神聖で美しく、そして、強
力な使い魔よ。わたしは心より求め……訴えるわ。我が導きに……答えなさいッ!!」
ルイズは願った。自分にも使い魔を、誰にも侮られない使い魔をください。魔法が使えない私にせめて胸を張れるような使い魔を……。
振り込んだ杖の先の地面が、光を放って爆発する。巻き上がる土煙は、これまでの失敗よりもずっと激しく立ち昇り、広場を包んだ。
「ケホ、ケホ……つ、使い魔は……?」
土煙が収まらないまま、ルイズとコルベールは爆発の中心を覗く。カチャリ、と金属が擦れるような音がする。
徐々に収まっていく土煙の中に倒れていた、一人の男。煤に汚れた金髪と肌、精巧さと合理性を合わせたような見事な鎧をつけた意丈夫の男が、そこに倒れていたのだ。

「私達はひとまず、貴方の体の怪我や火傷を治すために、学院の医療室に運ばせていただきました」
「……」
男は言葉もない。目を芝立たせ、コルベールの説明を聞いていた。
「貴方の意思を聞かずに、コンクラクト・サーヴァントを行わせたことについては、ミス・ヴァリエールに責任はありません。ひとえに教師として私が指示した事です」
コルベールは男の左手に記されたルーンを指す。
「これは使い魔として契約したものに記される使い魔のルーンです。使い魔に関する詳しい話は、そこのミス・ヴァリエール本人に聞くのが良いでしょう」
話を振られたルイズは、コルベールと男の顔を交互に見るが、何を口出していいのかわからず、顔を背けてしまった。
「ひとまず此処は引き払いましょう。身に着けていたものはミス・ヴァリエールの部屋に送らせて頂きました。ではミス・ヴァリエール。私はこれで」

410:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:17:30 L/2GUgTb
支援

411:鋼の使い魔
08/06/09 23:18:33 2NSAfonY
男はルイズにつれられてルイズの部屋に移った。部屋の隅に男が身に着けていた鎧や装飾品、そして「剣の抜かれた鞘」が積まれていた。
男は鞘を手に取りルイズに聞いた。
「これに収まる剣があったはずなんだが、知らないか」
「知らないわよ。あんたが召喚された時、最初から剣なんで入ってなかったわ。あんたが身に着けていたものは、そこにおいてあるので全部よ」
ベッドに腰掛け、男をまじまじと見るルイズ。
「使い魔の契約もしちゃったし、今日からあんたは私の使い魔よまず……」
「月が二つある……」
話を切るように男が呟く。男は窓から見える大小の月を見ていた。
「どうして月が二つあるんだ?変じゃないか」
「何言ってるのよ。月は二つに決まってるじゃない」
そう答えると、男の顔色が変わったのがルイズにも判った。どこか険しい色を含んでいる。
「グラン・タイユという地名を知っているか」
「グラン・タイユ?知らないわね。……何、月も見えないような田舎から来たって言うの?」
「ナ国は?ヤーデ伯というのに聞き覚えは?」
「なにそれ?知らないわ」
ルイズが質問に答える度に、男の顔に何か濃いものが挿していく。
「……アニマと術がわかるか?」
「アニマって何?術って魔法の事でしょ。あんた一体どれだけ田舎者よ」
質問が途切れた。男は座り込んでうつむいてしまったのだ。
「……ちょっと、あんたさっきから質問ばっかりして。なんなのよ……」
ルイズにしてもたまったものでなかった。やっと呼び出した使い魔は、傷だらけの平民で、傷を治してやったら、今度はよく分からないことを色々と聞いてくるのだから。
「……ルイズ、と言ったな、お前」
「お前とは主人に対して失礼ね。ルイズ様、とかご主人様、とかいえないの」
「俺はお前がどんな人間か判らないからな。敬語をつかうべきかどうか知らないね」
とりあえず、と、男は言葉を一旦切る。
「俺は随分と遠くにやってきてしまったらしい。術もない、アニマも知らない。そんな場所があるなんてな……」
「……はぁ、どうしてこんな田舎者を使い魔にさせたのでしょうか。始祖とコルベール先生を恨みます」
ルイズと男はお互いに別々の理由で、どこか悲嘆にくれていたが、ルイズは改めて向き直して、男に話しかけた。


412:鋼の使い魔
08/06/09 23:19:54 2NSAfonY
「まぁお互い色々と思うところはあるけど、あんたは、私の、使い魔になったんだから。やるべき事はやってもらわなくちゃいけないのよ」
男もルイズに顔を向けて話を聞く。
「じゃあ、何をすればいいんだ。言っておくけど俺は何もできないぞ」
「使い魔はまず、主人と感覚の共有ができるはずなんだけど……無理みたいね」
みたいだな、と男は相槌。
「次に、使い魔は主人に望むものを見つけてくるのよ。秘薬とかね」
「薬草の類なら知らなくもないが、あんまり当てになりそうにないな」
そう、とルイズが相槌。
「最後に使い魔は主人の身を守るんだけど……鎧と鞘着けてたんだから、腕の覚えはあるんでしょ」
「まぁな。……そうでなければ今まで生きていなかっただろうしな」
「……まぁいいわ。とりあえず私の護衛兼、小間使いとして置いてあげる。ありがたく思いなさい」
ひとまず話すことは話したのでルイズは気持ちの整理がつき始めていた。もう使い魔として契約してしまったのだから、こいつを使いこなさなければならないと、そう腹に決め始めていた。
「……元の場所に帰る方法はないのか?」
「ないわ。サモン・サーヴァントは呼び出すだけ。そもそも人間が召喚されるなんて、今まで聞いたことも無いし」
「でも俺は此処に呼び出された。しかも俺が気を失っている間に、こんなものまでつけて」
左手の甲をルイズに見えるように男は掲げた。
「ぐ……仕方なかったのよ!使い魔召喚を失敗したら、私はここを追い出されてしまうわ。領地に戻されても、お母様やお父様に合わす顔もないし……」
顔を背けてぽつぽつと声にならない呟きが漏れていくルイズ。
「……本当に帰れないのか」
「ええ……やっぱり帰りたいわよね」
「そうだな。向こうにはたくさん、遣り残した事があるんだ」
男の眼は静かに前を見ている。ルイズは少しだけ、そんな男がまぶしい。
「しかし帰れないんじゃ仕方が無いな…。使い魔、やればいいんだろ」
「……そうよ。やってもらわなくちゃ、困るわ」
あくまで男に対し主人として命令する立場に立ちたいルイズはしかし、男が身の処遇に納得してくれたことに安堵したのだった。
「……とりあえず、今日はもう遅いから寝るわ」
ベッドの上で服を脱いで下着姿になったルイズは、男に服を投げつける。
「洗濯物。明日洗っておいて頂戴。後、朝になったら起こしてくれる?」
男は目の前に投げつけられたルイズの服に唖然としていた。
「男に自分の服を洗わせて恥ずかしくないのか?」
「だってあんたは使い魔だもの」
おやすみ、とベッドにもぐりこんだルイズは、気付いたように男を見て、
「そういえば、名前を聞いてなかったわね」
「俺も教えた覚えが無いな」
床に毛布を敷いて寝床を作っていた男も答えた。
「名前は?田舎者でも名前はあるんでしょう?」
ごろりと横になったまま、
「名前か……」
男は自らを名乗った。
「俺の名前は、ギュスターヴ」

413:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:21:18 9FoFzkK6
ギュス様きたーーー
支援

414:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:21:50 d++frqH+
サガフロ来たか・・・支援するぞ

415:鋼の使い魔(後書き)
08/06/09 23:22:37 2NSAfonY
投下終了
はい、サガフロンティアⅡのギュス様ことギュスターヴ13世です。
エゴといわれるかもしれませんが、私が読みたかったので書きました。
でも、ゼロ魔クロスである以上、ゼロ魔世界を尊重したいし、ルイズの成長とか、コッパゲフィーバーとか書きたいとかetc……
すみません。言い訳ですね。


416:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:23:46 nlwLHvQy
ついにサガフロ2から来なすったぞ

417:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:24:08 MGRHVYLj
ふむ、乙でやんす。
その心意気があれば大丈夫さ。続きを待つ。

418:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:24:34 d++frqH+
言い訳はいい。プロットを練って続きを書く作業に戻るんだ、さあ早く!

419:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:25:05 SoOyRTKo
よし、もっとやれ!

420:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:26:08 NS2N135b
>>415
だぁ続き期待だぜ!! せめてフーケ戦まで書いてくれぇ!!

因みにこのギュス様、体術の心得は如何ですかね!?

421:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:26:29 Ujs9PBzR
乙乙乙乙ぅ~。

422:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:28:36 nMzwGIlj
コッパゲフィーバー…それはどんどんやりなさい。

423:水の使い魔Splash☆Star
08/06/09 23:31:36 EKZW8uQK
ギュスターヴさまお疲れ様でした。

諸般の事情により日曜投下予定だった第12話を書き上げましたので23:45くらいから投下します。

424:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:40:17 ND3/X07Y
しかしなんでどいつもこいつもあっさり奴隷に成り下がる事を承諾するんだ?
葛藤もねーしw

425:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:43:57 NS2N135b
事前支援。

>>424
まぁ、あの時点でギュス様は死を覚悟していたからな。
もしくは攻略本の小説みたいに戦い抜いて静かに死を迎えた…
ちょっと無理があるか?

426:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:44:02 cqhjss0f
>>424
そんなにひどい境遇になるとは思ってないんじゃない?

明らかに平和ボケだが。

あるいは、どちらかというとルイズに落ち度があるのだから、
ここにいる間の食事ぐらいは面倒を見るので許してね、という意味だと捉えたのかもしれんな。

427:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/09 23:44:35 pR9sM4mb
>>424
子供のごっこ遊びかと思って「軽く遊びに付き合ってやるか」的に深く考えずOKしちゃったら、
後でマジ契約だったとわかり激しく後悔するとか

428:水の使い魔Splash☆Star 第12話(1/6)
08/06/09 23:45:08 EKZW8uQK
トリステインの城下町ブルドンネでは、派手な戦勝パレードが行われていた。
聖獣ユニコーンに引かれたアンリエッタ姫殿下の馬車を先頭に、高名な貴族達の馬車が続く。
その周りを魔法衛士隊が警護をつとめている。
狭い街路には一杯の観衆が詰め掛けている。
通り沿いの建物の窓や、屋上や、屋根から人々はパレードを見つめ、次々に歓声を投げかけた。
「アンリエッタ王女万歳!」
「トリステイン万歳!!」
観衆達の熱狂も当然である。先日、不可侵条約を無視して侵攻してきたアルビオン艦隊をタルブの草原で打ち破ったばかり。数で勝る敵軍を打ち破ったアンリエッタは『聖女』と崇められ、人気は絶頂であった。
来月には、アンリエッタに戴冠式が待っている。これは枢機卿のマザリーニをはじめ殆どの宮廷貴族が賛同している。
隣国のゲルマニアは渋い顔をしたが皇帝とアンリエッタの婚約解消を受け入れた。
1国でアルビオンを退けたトリステインに強硬な態度を示せるはずもない。
アンリエッタは自らの手で自由を掴んだのだった。


馬車の中でアンリエッタはぼんやりと手元の羊皮紙をみつめた。
先日アンリエッタの元に届いた報告書である。それを記したのは捕虜たちの尋問にあたった衛士である。
タルブの村で捕虜となった兵士の話が書いてあった。

タルブの村に女の悲鳴が上がると同時に雨が降り始めたこと。
青い『蛇神様』は、まずタルブの村に展開した竜騎士を叩き落したこと。
最初に悲鳴が聞こえた場所で、謎の大柄な女が『蛇神様』を操りアルビオン兵士を次々と氷漬けにして倒したこと。
アルビオン艦隊で、一番最初に沈んだといわれる8番艦が、『謎の女』によって氷漬けにされ転覆したということ。
到底信じられる内容ではないが、複数の兵士が同じ話をするのが気になった衛士は調査を続けたらしい。
その後に、タルブの村での調査内容が記されている。
『謎の女』によって助けられたという男の話によると、『蛇神様』を操っていたのは、アンリエッタと旧知の間柄であるラ・ヴァリエール嬢の使い魔である大柄な女性であること。
ラ・ヴァリエール嬢と使い魔が、『蛇神様』に乗ってアルビオン艦隊に向かったらしいとのこと。
しかし、事が事だけに、衛士は二人に直接の接触してよいかどうか迷ったらしい。報告書はアンリエッタの裁可を待つ形で締められていた。

自分に勝利をもたらしたあの光。まるで太陽が現れたかのような、眩い光…。
「あなたなの?ルイズ…。」
アンリエッタは小さく呟いた。




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