08/06/30 22:22:11 8Se2iW4X
「ふぅ、出来た…まぁ、思いのほか楽だったかな」
予め式の知識と、数理の深い理解、高い魔力があったからだろうか
藍は5日で完璧な魔方陣を書き上げた。
媒介は霧の湖のそこで見つけた、エクスカリバーと言う宝剣を使う。
主曰く
「これを媒介に使い魔を呼べば相当優秀な使い魔を呼べるわよ」
恐らく、霧の湖の底でこの剣を見つけられたのは藍の主のお陰だろう。
藍はそんな主の何気ないやさしさを胸に、これらかくるであろう使い魔への期待を胸に。
魔力を込めて呪文を唱えれば良い
魔力の使い方など、九尾の狐を1000年以上もしている彼女に聞くのは愚かな事だ
呪文を覚えるなど、複雑な数式を理解し作り上げる彼女なら容易い事だった。
「素に金と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が主八雲紫。
降り立つ妖には毒石を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「―――Anfang-セット-」
「―――告げる」
「――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――!」
魔力が満ち、そして爆ぜた
後に残りしものは…
キ、キ、キキキ
「問おう、あなたが私のマスターか」
藍がセイバーを召喚してしまいました。
>>484
ちょっと直してみた
基本的に召喚の呪文はほぼ共通らしいけど
藍は妖怪だし、細部を変えてみた。