あの作品のキャラがルイズに召喚されました part117at ANICHARA
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part117 - 暇つぶし2ch758:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 14:46:37 SpBbx2zd
マリアかテレサでも面白いかも

759:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 14:56:21 eKXjjAGg
>>758
待て、マリアは確か電気がないと動けなくなっちゃう

760:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 14:57:10 uCOvemh5
ならカオスの爺さんも同時召喚で。

761:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 14:57:40 SpBbx2zd
つ(電)

762:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:06:49 SEnreKca
>存在しなく
「○○しなく」と言う言い回しは日本語としておかしいので注意
この場合「○○せず」もしくは「○○しなくて××」と言う形が正解

763:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:16:59 XGYfRj+8
このさいタルブの村にルシオラの墓が…

764:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:18:31 xk/Is9Uu
いきなり話を重くすんなw

765:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:19:19 eKXjjAGg
>>760
見える、カオス爺さんがボケ老人扱いされているのが
……あ、元々ボケてたっけ?

766:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:21:05 N8h8lvMB
ではタルブの村にはカオス爺さんがいると言う事で!!

767:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:23:03 SEnreKca
>>766
sage進行のローカルルールすら守れんなら元から書き込むな

768:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:24:12 zP3EWMQj
提案でも推測でもどっちでも良いが度が過ぎると迷惑にしかならんぞ。
普通どこに何があってとかは作者は考えてるもんだし。

769:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:24:49 qJwSRRQy
なるほど、アルビオン襲来あたりで電池が切れてピンチ。
なんだかんだでタルブへ行ったらシエスタのおじいちゃんであるカオスがボケてて、
でも電池切れなマリアとの再開ですべてを思い出して覚醒、
マリアを直していざ、アルビオン戦へ!
こうですか? わかりません!

770:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:34:07 ehKPD16z
展開予測は作者の迷惑にしかならん

771:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:34:14 L76wHmKO
いい加減ネタつぶしはやめろ。

772:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:37:52 XGYfRj+8
そういや同じ作者の他の作品はほとんどネタにされないな
真・豊臣秀吉とか小学生超能力少女公務員とか…

773:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:44:09 E3aVgKp2
三橋と伊藤呼ぼうぜ


774:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:45:09 OF+Sw4ZA
>>772 単に面白くないからだろ。

775:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:45:56 H3EbA8zn
最初にネタ振った自分が言うのもなんだがそろそろ自重したほうがいいだろうね
特撮やDQに軍オタの次はGSファンが叩かれかねんし
とりあえず古本屋でGS美神探してみようと思った今日この頃

776:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:46:23 SEnreKca
>小学生超能力少女公務員とか…
小ネタで既出

777:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:53:32 tKWIH7dT
GSオタもなのはオタも軍オタも特撮雑誌も全部まとめて消えればいいのに

778:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:56:01 YPNK/C3d
そして誰もいなくなった

779:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:57:11 fvlCPhva
そう言い残して>>777は消滅した。

780:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:57:54 zP3EWMQj
そして誰もいなくなった

真にいなくなるべきはオタじゃなくて厨だと思うよ

781:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:58:52 tKWIH7dT
どうやったら雑談と雑誌を間違えるんだよ俺

782:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 15:58:55 BBZOaU+6
だから毒行けと(ry

783:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:02:10 tKWIH7dT
お前ら正直言ったらゼロの使い魔なんてどうでもいいんだろ?


784:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:04:36 Zn3qtMaX
>>783
お前の存在がどうでもいい

785:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:08:43 XGYfRj+8
>新刊も出なくなったのでゼロ魔ファンは考えるのをやめた

某マグマよりの大使を呼び出す笛を召喚する話はどうだろう?
この場合笛一つで呼び出せるのは召喚者をモデルにした小型ロケット人間だからルイズそっくりということに
烈風カリンをどう人間モドキとすり替えるのが難だが

786:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:09:02 5QFvgkby
私は良く女に「どうでもいい」といわれる

首吊ってくる

787:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:09:54 MjrdtFTz
言い合いは止めよう
マッタリしようよ

788:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:11:24 +ITNqOSX
>>786
漢だけの世界に来いよ。

789:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:20:21 qJwSRRQy
中出しクンニ君 ◆QU0HKDB7ak
【学名】バルカンクンニ
【生息地】静岡
【血液型】ケチャップ
【年齢】おっさん
【年収】80万
【記憶力】鳥
【性癖】ペド 小4~中2とセックスしたい
【資格など】英検初段 TOEIC 95点 TOEFL 950点
【備考】プロトコルレベルでネットワークに詳しい  早朝に女子社員からチョコを20個もらった夢を見たが、実際は27個もらった
    中学時代にPSG-1のモデルガンを所持していた  大麻を吸ったことがある
    中学高校時代はバスケ部で7番のポイントガード 自らドリブル突破してのダンクが得意技
    ジャンプ力は小学校の頃、垂直とび93cmで今なら推定120cmのトップアスリート級 世界記録の129cmにも迫る勢いである
    でもスタミナは絶望的だった
 大学時代は武闘派で影の番長 相手の頭を陥没させることが可能な拳の持ち主だが、酒の席で自称番長を思いっきり殴ったのに
    次の日には、殴られた自称番長は平然としていたらしい
体重60Kg以下の連中はクリーンヒットで10発以内に倒せる
    高校生と合コンした二次会のカラオケで 女の子をレイプしようとしていたらしい
    俺が日本経済を止めようと思えば簡単に止めるどころか崩壊させる事が出来る
    18歳の小僧に腹パン食らう  DVD-ROMで出血
    高校のときはバンドでヴォーカル  大学時代、新車で300万(諸経費別)のGL1800を中古で購入。購入額300万
    最高裁判長の知り合いがいて無実でも無期懲役でぶち込む事はたやすい。死刑までは無理
    独自理論の包帯巻きのサラシ巻きができる。再現は不可能  しゃべるときにはビブラート(笑)をかける
    負ければ官軍 コーヒー豆は炊くものらしい
    
    さらにはロンドンへ出張の際、UKでプロパイダ業務免許を持っていないはずのNTTグループ傘下の
    OCNの回線にて書き込むという荒業も披露 ちなみにロンドンからフシアナすると太文字になるらしい
    現地時間の朝っぱらから酒盛りは当たり前
    また、PCを持っていかなかったため、現地の人間にPCを借りた際、即日本時間に修正するという大和魂の持ち主
    その割にはちゃっかり箱○は持参してGRAW2などで遊んでいた模様
    さらにはプレゼンの研修を終えたのか、借り物のPCに張り付いて徹夜で2ちゃんに書き込むなど、
    充実した出張期間を送っている様である何故か同じ北半球に位置するはずのイギリスが、今現在真夏らしい
    と、思ったら真冬だけどイギリスに限らずヨーロッパ全土が今エルニーニョのおかげで
    昼間は初夏の日差しなので、真夏と勘違いしただけだった
    ロンドン滞在中、佐川からバイオショックが届くのが待ちきれず、わざわざ家族に連絡し郵便受けを見に行かせた


    秋葉に行くことが親の死に目にあう事と同じくらい大切
    著作権のある画像はうpろだに貼ればどんな著作権もフリーになるという裏技を知っている
    彼の睡眠はわずか1分という短さで覚め、その引き換えにレスをすると1レスにつき10秒寿命を縮めてしまう
    相手が敗走していても自分も敗走してしまうという彼の辞書には敗北という文字も勝利という文字も記されてはいない
    アイマスキャラを服の上から透視可能
    2008年2月28日、悟りを開く

    本人曰く、これらは出所不明の情報だが真実らしい


790:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:20:42 qmfcVsTb
竜王「味方になれば世界の半分をやろう」

788「はい」

竜王「ではお前には男の世界をやろう」


791:789
08/03/05 16:21:11 qJwSRRQy
すまん、誤爆した…  orz

792:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:24:16 E3aVgKp2
こんな荒んだ時にこそイデオンをだな・・・


793:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:38:44 aEojQAwp
イデ発動ですか

794:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:45:12 XGYfRj+8
宇宙規模のバッドエンドをハルケギニアで今さらやてもなあ…精々惑星レベルのでどうか?
ザ・ムーン召喚でハルケギニアがカビで覆われ聖地まであと一歩というところで才人がルイズに結婚を申し込んで全員死亡というエンディングでどうか?
ザンボット召喚でエレオノール、カトレアは特攻、ルイズのみが生き残るのでも可

795:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 16:51:31 H3EbA8zn
ソロシップの面々にとっては召喚された方が幸せかもしれんが、コスモやカーシャあたりは思いっきり反発しそうだ
イデオンのパワーってイデの思惑というか機嫌しだいだから、異世界に呼び込まれたことで調子が悪くなって
バリアーすらありません状態ならさして脅威ではないかも

796:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 17:27:34 ILOZGYAh
ダンガイオーとそのパイロット4人組を召喚
ターサン博士が見つけるのが早いか、バンカーが見つけるのが速いかの勝負になりそうだ
前者ならダンガイオーを整備できる上に、ターサン博士の宇宙船で主要キャラだけでも逃がす事が出来る
後者ならダンガイオーの整備を気にしつつも、戦う駆け引きが出来る

797:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 17:44:27 XGYfRj+8
ロボットものなら破壊の人形=ジアースしかないじゃないか
最初の犠牲者は当然、才人。一週間ごとにルイズはサモン・サーヴァントを繰り返…

798:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:05:34 A3TRvIqX
ロボならQコちゃんがいいな

799:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:06:24 SEnreKca
Gダンガイオーでミアだけ昏睡状態で地球に居るんだから
残りの誰か呼び込んだって話にならなんとでも出来る
ちなみ破邪大星の方のダンガイオーなら自己再生能力持ってるから
時間さえありゃコックピットの残骸からでも復活はするぞ

800:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:15:21 L76wHmKO
作品投稿と感想と「ボクの考えたネタ」でこのスレは出来ているのか。

801:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:20:54 7S0Vp8R/
元々そういうスレですよ

802:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:23:35 qJwSRRQy
>>800
そのとおりですが何か?

803:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:25:12 XhMQ9uff
>>800
なんという的確な要約

804:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:25:33 0HOz2QQ2
>>800
> 「ボクの考えたネタ」
雑談ネタになるネタって結構貴重なんだぜ。
適当に思いつきを書いてもスルーされるだけだしな。
あるネタが連載の邪魔をするほど盛り上がったなら、
最初にネタ振りした奴やそれを膨らませた連中が素敵だったんだよ。

805:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:41:37 q9dcU+Im
雑談の中で好きだったゲームのタイトル出されて
熱が再燃して作品書き出した自分もいるわけで
雑談が悪いとは言えないよな
投下の邪魔は自重すべきだがな

806:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:44:15 ehKPD16z
現在はその程度の自重すら出来んのが多いから困る

807:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:45:12 SEnreKca
それにな、作者が雑談連中の膨らませたネタ食って
消化できれば思いついた面子は喜びこそすれ
怒る事は無いと言う事も認識しとかなきゃいかん
別に「それイタダキ」だってかまわん話だ
二次創作って他人の発想におんぶ状態から始まってるものに
人のネタ使うなとか言ってたらそれこそただのバカ
丸写しじゃなくアレンジ出来てれば逆にどんどん使うべき

808:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:45:54 ehKPD16z
作者本人が書きにくく思うこともあるだろうJK

809:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 18:57:23 xwQn2p71

301 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/05(水) 17:32:14 [ iWgWSoCw ]
雑談うぜーじゃなくて、俺の知らないネタうぜーだろ

どうせ自分の好みのネタの時には嬉々として雑談してんだろうさ。


302 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/05(水) 17:35:27 [ LfZKR6SE ]
>>301
ぶっちゃけそのとおり。
ただ特定の話題が長すぎて
ずっと俺のターン!!     ……が来ないのがなんとも。



810:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:15:45 qJwSRRQy
中出しクンニ君 ◆QU0HKDB7ak
【学名】バルカンクンニ
【生息地】静岡
【血液型】ケチャップ
【年齢】おっさん
【年収】80万
【記憶力】鳥
【性癖】ペド 小4~中2とセックスしたい
【資格など】英検初段 TOEIC 95点 TOEFL 950点
【備考】プロトコルレベルでネットワークに詳しい  早朝に女子社員からチョコを20個もらった夢を見たが、実際は27個もらった
    中学時代にPSG-1のモデルガンを所持していた  大麻を吸ったことがある
    中学高校時代はバスケ部で7番のポイントガード 自らドリブル突破してのダンクが得意技
    ジャンプ力は小学校の頃、垂直とび93cmで今なら推定120cmのトップアスリート級 世界記録の129cmにも迫る勢いである
    でもスタミナは絶望的だった
 大学時代は武闘派で影の番長 相手の頭を陥没させることが可能な拳の持ち主だが、酒の席で自称番長を思いっきり殴ったのに
    次の日には、殴られた自称番長は平然としていたらしい
体重60Kg以下の連中はクリーンヒットで10発以内に倒せる
    高校生と合コンした二次会のカラオケで 女の子をレイプしようとしていたらしい
    俺が日本経済を止めようと思えば簡単に止めるどころか崩壊させる事が出来る
    18歳の小僧に腹パン食らう  DVD-ROMで出血
    高校のときはバンドでヴォーカル  大学時代、新車で300万(諸経費別)のGL1800を中古で購入。購入額300万
    最高裁判長の知り合いがいて無実でも無期懲役でぶち込む事はたやすい。死刑までは無理
    独自理論の包帯巻きのサラシ巻きができる。再現は不可能  しゃべるときにはビブラート(笑)をかける
    負ければ官軍 コーヒー豆は炊くものらしい
    
    さらにはロンドンへ出張の際、UKでプロパイダ業務免許を持っていないはずのNTTグループ傘下の
    OCNの回線にて書き込むという荒業も披露 ちなみにロンドンからフシアナすると太文字になるらしい
    現地時間の朝っぱらから酒盛りは当たり前
    また、PCを持っていかなかったため、現地の人間にPCを借りた際、即日本時間に修正するという大和魂の持ち主
    その割にはちゃっかり箱○は持参してGRAW2などで遊んでいた模様
    さらにはプレゼンの研修を終えたのか、借り物のPCに張り付いて徹夜で2ちゃんに書き込むなど、
    充実した出張期間を送っている様である何故か同じ北半球に位置するはずのイギリスが、今現在真夏らしい
    と、思ったら真冬だけどイギリスに限らずヨーロッパ全土が今エルニーニョのおかげで
    昼間は初夏の日差しなので、真夏と勘違いしただけだった
    ロンドン滞在中、佐川からバイオショックが届くのが待ちきれず、わざわざ家族に連絡し郵便受けを見に行かせた


    秋葉に行くことが親の死に目にあう事と同じくらい大切
    著作権のある画像はうpろだに貼ればどんな著作権もフリーになるという裏技を知っている
    彼の睡眠はわずか1分という短さで覚め、その引き換えにレスをすると1レスにつき10秒寿命を縮めてしまう
    相手が敗走していても自分も敗走してしまうという彼の辞書には敗北という文字も勝利という文字も記されてはいない
    アイマスキャラを服の上から透視可能
    2008年2月28日、悟りを開く

    本人曰く、これらは出所不明の情報だが真実らしい


811:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:18:57 qJwSRRQy
すまん、またやっちまった… orz
気にせずに続けてくれ…

812:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:22:17 OTeE2Td1
今日は啓蟄、冬ごもりをしていた虫が湧いて出る頃というが本当のようだ
それにしてもこれはいったいどこの誤爆なのだろうか

813:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:29:22 H3EbA8zn
>>811
本当に誤爆だったんなら、悪いことは言わんから今日はROMるだけにしといた方がいい
何をやっても上手くいかない時ってのはあるもんだ

>>812
アイマスキャラなどから考えるとゲハ板あたりじゃないか?

814:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:34:40 0qbMf2gm
262 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/05(水) 01:54:25 [ Eb3rv572 ]
特撮雑談に毒吐き
お前らのせいで特撮作品全般が白い目で見られるから続きが投下しづらいんだよ
そんなに雑談したいなら特撮板に行ってくれ

280 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/05(水) 16:08:29 [ Eb3rv572 ]
しかし本スレは見事に釣り堀になってるよな
針が丸見えどころか餌が付いてない針でも全員で群がるから困る

313 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/05(水) 19:26:31 [ Eb3rv572 ]
しかし「雑談最高!ゼロ魔?知らねーよwwwww」なやつが間違いなくいるよな
どんなマイナーな話題振られてもなぜかわかるやつがいるのも本スレが腐った原因な気がする



スレが腐ったと思うならお前が出て行けよ。
それとも何か、特撮の書き手を騙って、さらに特撮を追い出そうって陰謀か?

815:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:40:06 qJwSRRQy
>>813
すまない、そうさせてもらう。
いや、アーマード・コア関連のスレのものなんだが……

816:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 19:56:02 QPA3eU6f
>>797
破壊の人形が破裂の人形に見えた。
ブオンブオンブオンブオン モボボボボボボボボ ブボボブボブボ
ボイボボボイボイ ブボボボ ボイボイ モンモンモンモン

>>815
ACスレ住人としては聞き捨てならんな。

817:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:01:02 cgrHxVSq
こんだけ何人ともキスしてルイズは淫乱な変態女だな!

818:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:04:54 tKWIH7dT
よく毒吐きは便所に例えられてるがその便所から汚物を持ってくるここは下水処理場なのか

819:ゼロの軌跡
08/03/05 20:24:30 i7h/68vQ
空気読めないトーナメント王者の俺が通りますよ。


ってことで投下していいかい?

820:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:26:26 wrADiw98
支援準備!!

821:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:27:58 KwuEo8m7
私は一向に構わんッッ!

822:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:28:49 qJwSRRQy
支援!

823:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:31:22 xk/Is9Uu
まだSCの箱開けてないのに!と思いつつ支援

824:ゼロの軌跡
08/03/05 20:31:59 i7h/68vQ
ゼロの軌跡

第四話 乙女の決意


 ルイズが自室で目を覚ましたのは夕刻、太陽がその身を地平線の下に隠そうとする頃だった。
 


 真っ先にルイズの脳裏をよぎったのはあの少女、レンの顔。
 急いで起き上がろうとしたが首筋の痛みに耐えかねて呻きながらそのまま体を横たえた。

「あら、お気づきになりましたか」

 その声に視線をやれば一人のメイド。給仕や洗濯の折にしばしば見かける顔だ。
 名前はなんと言ったのだか。

「シエスタと申します。お体の具合はいかがでございますか」

 嘆きとも呻きをもとれる曖昧な答えを返しつつ、今度はゆっくりと体を起こす。深呼吸。幸い、体は無事であるようだった。
 差し出された熱いタオルを受け取って顔を拭く。時折痛みの走る頭にそれはひどく心地良かった。

「それでは先生方をお呼びして参ります。少々お待ちくださいませ」



 しばし放心していたが、誰かに会うのだということに思い当たりルイズは慌ててベッドから飛び降りた。
 いくら臥せっていたとはいえ、女性ならまだしも、今の姿は男性には見せられない。
 あれだけの騒ぎになったのだ。やってくるのはおそらく学院長、オールド・オスマンその人だろう。

 いつの間にか着せられていたネグリジェを脱いで、丁寧にたたまれた制服に袖を通す。
 髪を整えようと鏡に向かえば、視界に飛び込んだ首筋に付けられた赤黒い手の痕。



 ルイズは思わずその手形に自分の手を添えた。小柄なルイズよりも更に幾分か小さいそれ。
 だがレンの膂力は彼女の体躯とは違い、ひどく年不相応なものだった。

 力だけではない。
 大鎌も。身のこなしも。ゴーレムも。


 レンのことが気になって、いてもたってもいられなかった。
 既にこの学院を離れたのだろうか。それとも捕まって地下牢にでも放り込まれているのではないか。
 いや、<パテル=マテル>がついているのだろうから、レンに何かあればこの学院が無事であるはずがない。ならばこの静寂は彼女の息災の証なのだろう。


 しかし、何故こんなにもレンのことが気に掛かるのだろう。 
 武器を突きつけられ、首を絞められて殺されかけたというのに、恐怖も嫌悪もルイズは感じなかった。
 その理由を探しても、まとまらない言葉が脳裏をよぎるばかり。

  



825:ゼロの軌跡
08/03/05 20:32:48 i7h/68vQ
 「ヴァリエール様、学院長がおいでになりました」


 シエスタの呼びかけに沈んでいた思考が引き戻される。
 髪に櫛も通していないが仕方がない。急いで身支度を確かめて、声をかけた。

 
 恭しく開かれた扉から現れたのは、眉間にしわを寄せたオスマンと悲痛な顔をしたコルベールだった。






 女性の部屋に上がりこむのは失礼とは思うが病床の君を呼び立てるのも、と椅子に腰掛けたオスマンは型通りに述べ、ルイズもお気になさらずこちらこそ学院長にご足労頂いて、とそれに応じた。

 中身のないやりとりの後に訪れたのは質量さえ感じられそうな重苦しい沈黙。
 話さなければならない事があるというのにオスマンは口を開きかねていた。
 実際、彼は押し潰されかけているのかもしれなかった。降って沸いた災厄の、その重さに。



 なら私が問わなければ、とルイズは声を上げた。


「レンは…レンは一体どうなったのですか?オールド・オスマン」

 うむ、と仕方なくオスマンは口を開いた。

「客分としてしばらくこの学院に逗留することになった。
 元いた場所に帰る方法が見つかるまではここに滞在することになるじゃろう」
「元いた場所…とは?」
「ゼムリア大陸のリベールという国らしい。心当たりがあるかね?」

 そんな地名は耳の端にも聞いたことがない。ルイズはかぶりを振った。

「わしにも覚えのない地名じゃ。手すきの教師総出で書庫を探させておるが果たして見つかるものかどうか」
「見つからなければどうなるのでしょうか」

 益体もない質問だ。
 そう思いながらもルイズは聞かずにはいられなかった。

「さてな、全てはあの少女の気分次第じゃ。考えたくもないのう」

 返ってきたのは予想と寸分違わぬ返答。
 
「あのゴーレムは一体何なのですか?」
「名前は<パテル=マテル>。父と母という意味らしいの。
 我々の知るゴーレムとは根本から別物のようじゃ。
 レン君が言うには、この学院など四半時もあれば瓦礫の山に出来る、と」

 恐らく嘘ではあるまい。多少の誇張があるにせよ、な。
 深いため息とともにオスマンはそう吐き出した。
 
 ルイズには、眼前の偉大なる魔法使いが一息つく度に年老いていくようにも見えた。
 




826:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:33:55 H3EbA8zn
学院長に同情しつつ支援

827:ゼロの軌跡
08/03/05 20:33:59 i7h/68vQ
「レン君自身についてもわかったことは殆どない」

 オスマンは続ける。

「年齢は十二歳。孤児。
 おそらくは特殊な訓練をつんでおる。相当戦闘技術に長けているようじゃな。
 確証はないが、我々とは違う体系の魔法を操る。
 その他の様々な文化もワシらより進んだものをもっておるようじゃ」
「レンと直接話してたったそれだけ…」
「あれは対話と呼べる代物ではなかったな。
 彼女が問いワシらが答える。ワシらの問いははぐらかされ、確たる答えは得られなんだ。
 挙句にレン君の要求を全て呑まざるを得なかった」

 
 いや、あれでは既に脅迫か、とのオスマンの呟きに今度はルイズが貝のように黙りこくる番だった。
 恐れていた予想だけが悉く現実のものとなり、知りたい情報は何一つとしてその手にすることが出来なかった。答えは亡羊として手の届かぬ霧の中にあった。
  


 その沈黙をルイズの自責と取ったのか、初めてコルベールが口を開いた。

「奇跡的に死傷者は出ませんでした。ルイズ君さえ無事なら気にやむことはありません」

 ルイズは首肯する。
 だがそれもルイズの心に立ちこめた暗雲を払うことは出来なかった。

 ルイズははそんなことは先刻承知だった。
 レンはルイズの宣言を撤回させるためだけにあの光を放ったのだ。
 ただ殺すだけでは足りなかった。<パテル=マテル>を取り戻してからでないと殺せなかったのだ。
 最も、首を絞め始めた時には怒りと恐れでそんな理屈も頭から消し飛んでいたのだろうけれども。








828:ゼロの軌跡
08/03/05 20:35:28 i7h/68vQ
 それでも、とルイズは思う。

 
 私はレンを傷つけたままではいられない。

 レンに<パテル=マテル>を返さなくてはならない。


「明日、レンと私を会わせて頂けませんか」
「何を言っておる!出会い頭に殺されるのかもしれんのだぞ!」
「<パテル=マテル>を使い魔にはしないと、レンに謝ります。レンはきっとわかってくれます。
 もし殺されるようなことになっても文句はいいません。
 だから、だから」


 魔法に対する執心が消えたわけでは決してない。
 ゼロと呼ばれることは辛く苦しい。
今だって使い魔が、<パテル=マテル>が欲しくてたまらない。
 この瞬間にも私の心はちりちりと焼け焦げているかのよう。


 皆が手足のように操る魔法を私はただ一人使えない。
 ゼロの私がレンに何をしてやれるというのか。
 私一人で立つことさえ叶わないのに、人を救おうなどと烏滸がましい。


 けれど、
 レンから奪った父と母で、
 私が救われることは絶対にない。



「お願いします。レンに会わせてください」
「何故じゃ、ミス・ヴァリエール。
 何故自分の身を危険に晒してまでレン君に関わろうとする?
 そんな無駄なことのために命を粗末にしてはいかん」

 彼に問われる前からずっとそれを考えていた。
 
「オールド・オスマンともあろうお方がそのような愚かなことを仰るのですか」

 分を超えた物言いにコルベールが制止の声をあげるが、意に介することなく続ける。

「レンと私は奇しくも出会いました。この眼を塞がんばかりに広い世界で、細い一本の糸のような縁で。
その縁は二人を繋ぐ絆になり、生まれた絆は決して切れることがありません。
メイジであるから、使い魔であるから共にあるのではないでしょう。
互いにそうあろうとする意思があるから、一緒に歩んで行けるのです。

私はレンと共にありたい、彼女の力になりたい。それ以上の理由が必要でしょうか」
 
 
 
 
「このように老いて尚、若人に諭されることになるとはのう」

 齢すら定かではないその老人は最後にそう言った。

「思うようにするがいい、ミス・ヴァリエール」 

829:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:35:30 KwuEo8m7
しえん

830:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:37:51 wrADiw98
読みふけっている場合じゃなかった、支援!

831:ゼロの軌跡
08/03/05 20:38:58 i7h/68vQ
第4話投下終了です。
支援感謝、烈海王乙。

次でやっと決闘に入れそうです。殆どイベントこなしてないのになんだこの遅さ。

832:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:47:28 wrADiw98
乙でした~
じっくり丁寧に書いてるって事で、長くても構わないと思うけど

833:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:48:18 KwuEo8m7
投下乙です。
最近はなんかルイズが欝気味な作品が多いけど、そこからなんとか這い上がってくる展開に期待。

834:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 20:55:46 qJwSRRQy
乙っした!

835:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:06:12 NlQc7/bP
乙。
それにしても、サイトをルーン補正無しで戦わせるきかっけを作るのって結構ムズイなあ。


836:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:34:19 o+bVhOnR
お代官様、乙でごぜぇます。

>>835
そもそもガンダールウの示す『武器』ってのが曖昧だよな。
石ころでも武器として使えるとかいう屁理屈でも通りそうだけど、
そこら辺考えないと、背景含めきっかけ作るのも苦労する。

837:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:38:29 KwuEo8m7
石ころが武器・・・タクティクスオウガとか?
ちょっと高低差があったりすると戦場の端から端まで届いたりするからなかなか凶悪だな。

838:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:40:43 YX5OGLOI
石つぶてか
ミギーがいれば……

839:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:43:34 qJwSRRQy
アニメの双月だと木刀も武器に認められなかったよな。
元剣道部に言わせてもらえば木刀って結構ヤバい武器なんだが。
だから石は認められないんじゃ…


840:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:45:55 S3If60H5
>>837
投石は近世初期まで立派な兵器でしたよ。
武田信玄の合戦でも、石合戦で始まる事がしばしばでした。

仮説ですが、サイトが武器として認識するかってのもあるんじゃないでしょうか?

841:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:49:24 KwuEo8m7
>>840
ああ、そういえば「センゴク」に確かそんな描写が。
かの宮元武蔵が島原の乱で活躍できなかった原因は普通の農民兵の投石で足に怪我したからだとか。

842:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:50:43 qJwSRRQy
>>840
本人の認識によって基準が変わる、か…
それだとキートンに出てきた赤い風なんかだと
小枝一本、ネクタイ一本でガンダ発動するな。それはそれで見てみたいぜ!

個人的には上記の理由でそれを製造した時に武器として作られたかどうかが関係してると思う。

843:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 21:51:10 sTobYM+9
世の中にはスリングなんて武器があるくらいだし、石は十分武器になり得るな
言うまでもなく木刀も

でもまあ>>840の言うように「使い手が武器と認識する物を手にする事」がガンダ発動の
条件なんじゃないかなとは思う


844:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:01:15 o+bVhOnR
>>840-843
『武器として認識する』か……。
場合によっては危険人物発見装置になる訳だ。
存在する物全て武器って認識の人とか出て来たらミューズの立場がなくなる。

845:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:03:44 joV6aBvA
冒険野郎マクガイバー召喚とか?

846:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:03:54 FQXmUc2g
石が武器と言えば戦国BASARA2の宮本武蔵とか?

847:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:05:55 wT7UtWNz
そういやミューズ&エルフのゴーレムは立派に兵器なんだから
ガンダなら触っただけで乗っ取れないのかね

848:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:06:31 oZ8hj8vF
中出しクンニ君 ◆QU0HKDB7ak
【学名】バルカンクンニ
【生息地】静岡
【血液型】ケチャップ
【年齢】おっさん
【年収】80万
【記憶力】鳥
【性癖】ペド 小4~中2とセックスしたい
【資格など】英検初段 TOEIC 95点 TOEFL 950点
【備考】プロトコルレベルでネットワークに詳しい  早朝に女子社員からチョコを20個もらった夢を見たが、実際は27個もらった
    中学時代にPSG-1のモデルガンを所持していた  大麻を吸ったことがある
    中学高校時代はバスケ部で7番のポイントガード 自らドリブル突破してのダンクが得意技
    ジャンプ力は小学校の頃、垂直とび93cmで今なら推定120cmのトップアスリート級 世界記録の129cmにも迫る勢いである
    でもスタミナは絶望的だった
 大学時代は武闘派で影の番長 相手の頭を陥没させることが可能な拳の持ち主だが、酒の席で自称番長を思いっきり殴ったのに
    次の日には、殴られた自称番長は平然としていたらしい
体重60Kg以下の連中はクリーンヒットで10発以内に倒せる
    高校生と合コンした二次会のカラオケで 女の子をレイプしようとしていたらしい
    俺が日本経済を止めようと思えば簡単に止めるどころか崩壊させる事が出来る
    18歳の小僧に腹パン食らう  DVD-ROMで出血
    高校のときはバンドでヴォーカル  大学時代、新車で300万(諸経費別)のGL1800を中古で購入。購入額300万
    最高裁判長の知り合いがいて無実でも無期懲役でぶち込む事はたやすい。死刑までは無理
    独自理論の包帯巻きのサラシ巻きができる。再現は不可能  しゃべるときにはビブラート(笑)をかける
    負ければ官軍 コーヒー豆は炊くものらしい
    
    さらにはロンドンへ出張の際、UKでプロパイダ業務免許を持っていないはずのNTTグループ傘下の
    OCNの回線にて書き込むという荒業も披露 ちなみにロンドンからフシアナすると太文字になるらしい
    現地時間の朝っぱらから酒盛りは当たり前
    また、PCを持っていかなかったため、現地の人間にPCを借りた際、即日本時間に修正するという大和魂の持ち主
    その割にはちゃっかり箱○は持参してGRAW2などで遊んでいた模様
    さらにはプレゼンの研修を終えたのか、借り物のPCに張り付いて徹夜で2ちゃんに書き込むなど、
    充実した出張期間を送っている様である何故か同じ北半球に位置するはずのイギリスが、今現在真夏らしい
    と、思ったら真冬だけどイギリスに限らずヨーロッパ全土が今エルニーニョのおかげで
    昼間は初夏の日差しなので、真夏と勘違いしただけだった
    ロンドン滞在中、佐川からバイオショックが届くのが待ちきれず、わざわざ家族に連絡し郵便受けを見に行かせた


    秋葉に行くことが親の死に目にあう事と同じくらい大切
    著作権のある画像はうpろだに貼ればどんな著作権もフリーになるという裏技を知っている
    彼の睡眠はわずか1分という短さで覚め、その引き換えにレスをすると1レスにつき10秒寿命を縮めてしまう
    相手が敗走していても自分も敗走してしまうという彼の辞書には敗北という文字も勝利という文字も記されてはいない
    アイマスキャラを服の上から透視可能
    2008年2月28日、悟りを開く

    本人曰く、これらは出所不明の情報だが真実らしい

849:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:09:02 KbtanL6L
こんばんは。
次ができたのですが、投下してもいいでしょうか?

850:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:09:56 q2Bo23Bp
支援

851:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:10:47 KbtanL6L
   ◇

 草笛の音が、たどたどしく、しかしだからこそ素朴に墓場に響く。
 鳴らしているのはシエスタだった。
 泣き止んで落ち着いたムスタディオが、ばつの悪さをごまかすために聞いてみたのだ。草笛を吹けるか。吹ける様だったら、自分にも教えてくれないか。
 墓の外は、見渡す限りの草原が広がっていた。黄昏はじめた陽光が、それを金色に染め上げ始めている。
 そんな様を見ていたら、無性に自分でも草笛をやってみたくなったのだった。

 ―思い出す。
 こんな草原に野営する際は、いつもラムザが草笛を鳴らしていた。
 一番の親友だった男と共に、父に習ったと言っていた。少しさびしげに。
 彼らと過ごした日々。この世界にやってきてからたった数日で、距離も心も遠い、と感じたそれらが、再び身体に少しずつ染み渡ってくる気がする。
 沈みゆく太陽を見つめる。
 それは旅先で何度も見た夕暮れのように美しく、無常で。
 それだけで、何かやっていけそうな気がした。




「ブレイブストーリー/ゼロ」-11



   ◇


 教えてくれ、と言ってきたムスタディオは、しかしいざシエスタが草笛を鳴らし始めるとその真似すらしようとしなかった。
 草の上に座り込み、ただ聴いている。
 旋律も何もなくただ鳴らしているだけなのに、すごく安らいだ表情をしていた。
 シエスタは草笛に何か思い入れがあるのかなと考える一方で、この人こんな顔もするんだ、と変な感心をしてしまっていた。
 ずっと鳴らしていると、段々疲れて空気が吸えなくなって来る。何だかムスタディオの安らぎを壊したくないと思ってしまったシエスタは、無茶をして吹き続けてみたが、

その内どんどん顔が赤くなっていくのを気付かれ、止められてしまった。

「…………」

 なんとなく、気まずい沈黙が降りる。
 何か話しかけなきゃいけない気がしてあれこれ考えるシエスタだったが、思いつく話題、彼への質問はどれもこの状況では地雷な気がしてことごとく二の足を踏んでしまう


 頭をぐるぐるさせている内に、ムスタディオから質問が来てしまった。

「さっきの遺品の話なんだけど」
「はっ、はい! なんでしょうか!?」

 思わず大声を出してしまったシエスタに、ムスタディオが怪訝な表情をする。

「? ……ええと、遺品の中に、何か宝石みたいなのはなかったかい?」
「ああ」

 それなら覚えている。


852:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:12:10 KbtanL6L
「大きな原石みたいなのですよね。ありました」

 そういった瞬間、学院の朝のように掴みかかられそうになった。

「本当か! どこにあ……っと、わ、悪かった」

 いきなりのことに悲鳴も飲み込んでしまったシエスタに、しかし途中で我に帰ったムスタディオが頭を下げる。

「だ、大丈夫です。びっくりしましたけど……あれも探しているんですか?」
「ああ。どこにあるんだい?」

 まっすぐにムスタディオが見つめてくる。シエスタは少し気まずさを感じ、目を逸らしてしまう。
 ―それは祖母が、口紅と同じくらい大事にしていた品だ。調査隊の人間に持ち去られようとしたところを拒否し、隠し持っていたと聞いた。これもまた、シエスタにだけ見せてくれたのだ。
 これは自分が墓の下に持っていかなければならない、と言っていた。
 その言をシエスタは遺言とみなし、祖母の墓にたくさんの花束と共に埋めた。

 ……しかし。

「ごめんなさい」

 シエスタはムスタディオに、頭を下げ返した。

「この村にはもう、ないんです。盗まれてしまいました」

 シエスタはムスタディオに説明する。
 葬式が済んで間もなく、墓荒らしが出た事を。
 祖母の墓を含めたいくつかが荒らされ、宝石はその際に持ち去られてしまっていた。

「……その石には、何かの文字が刻印されていたはずだ……いや、その宝石の色は、何色だった?」
「深い青色です」
「―ヴァルゴか、なんてこった……」

 ムスタディオが両手で顔を覆う。
 その声には、悲しみや苛立ちなんかを通り越した「疲れ」が滲み出ていた。

「ご……ごめんなさい」
「いや、仕方ないよ。シエスタは何も悪くない」

 しばらくして手を外したムスタディオの顔は、今までになく精悍な面持ちをしていた。
 そしてその口から出た言葉に、シエスタは驚かされることになる。

「シエスタはいつ学院に戻るつもりだい?」

 早く学院に戻らせてくれ、と。
 ムスタディオの表情と、口調が言外の意思を物語っている。

「学院に戻るつもりなんですか?」

 思わず聞いてしまった。

853:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:12:21 UnTVqP4Q
彼女はお前のものなんかにはならない!支援

854:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:12:49 KbtanL6L
 ―だって、とシエスタは思う。村へ来る道中のムスタディオは、夜逃げしてきた人のような表情をしていた。
 何を考えていたかは分からなかったが、鎖を千切った家畜のように、どこか遠くへと離れていく風にしか見えなかったのだ。

「……ミス・ヴァリエールともうまく行ってないんですよね」

「ゼロのルイズ」はしばしば使用人達の間でも話題になっている。というより、貴族を快く思わない人々の間で密かにこき下ろしの対象になっている。シエスタはそういった話に加わった事はないが。
 決闘後は特にその話題でもちきりで、その中でムスタディオとルイズの仲のことも聞いていた。かなり険悪で、使い魔が主に虐待すらされている、と。
 シエスタがムスタディオが逃げようとしていると思ったのも、その噂を知っていたからだった。

「そんなことまで知ってたのか」
「はい、かなり酷い扱いを受けているって。その現場を、使用人仲間が見たことがあるって」

 言いながら、ルイズへのほのかな敵意が胸の中に灯る。
 シエスタは、祖母のことを理解してくれ得る存在としてムスタディオに好感を抱きつつあった。それだけに納得し難いものがある。

「……うん、そうだな。あれは酷かった」

 ムスタディオは色々な事を思い出したのか、弱った顔でため息をついた。墓標の一つと化した剣の柄を右手で握る。
 すると、左手に刻まれていたルーンが光り始めた。鼓動を刻むように、光が強まっていく。何が起こっているのか自分でもわからないのか、ムスタディオ自身もその様子を眺めているが―その顔が、光に呼応するように引き締まっていくのをシエスタは見ていた。

「なあ、シエスタ、この剣を貰ってもいいかな? ……依頼主に、形見分けをさせてほしいんだ」
「あ、はい。家族にも聞いてみないと分からないですけど……事情を話せば、たぶん大丈夫だと思います」

 ず、という音に少し驚く。シエスタがそう言った瞬間、ムスタディオが墓から剣を引き抜いたのだ。
 錆びた剣を、ムスタディオが構える。正眼だ。祖母が教えてくれた。そしてその構えは、剣を持った祖母の立ち振る舞いと驚くほど似ていた。
 まるで、祖母の戦う様子を見ていたかのように。
 ルーンの輝きが増す。

「彼女なら、きっと逃げないと思うんだ」

 その姿に半ば見とれていたシエスタは、え? と聞き返してしまう。
 少しの間の後、何かの覚悟を決めたようにムスタディオが口を開いた。

「たぶんさ、オレはあそこから逃げてきたんだ」


855:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:12:50 qJwSRRQy
支援

856:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:14:48 KbtanL6L
 懺悔をするように。一言一言ゆっくりと吐き出す。

「仲間の手がかりを探しに来ただなんて、もちろん本当だけど……言い訳さ。ここに来る途中で、何度もこのまま姿をくらますのもいいかななんて考えてた」

 そこで、ふとムスタディオの表情が和らいだ。

「尊敬していたんだ、シエスタの祖母のこと。……彼女は、本当に高潔な人物だった。その、話に聞いた分ではさ。
 うまく言えないけど、オレや依頼主は、彼女に恥じない生き方をしなきゃいけない。ここに来て、シエスタの話を聞いて、今、そう思ってる」

 自分に言い聞かせるような様子だった。ムスタディオは、ええと、だから、学院に戻ろうと思う、と言葉を続ける。

「……オレはヴァリエール様の使い魔だ。それは押し付けられたものだけど、そうなっている以上、お互いが納得が行く方法で決着をつけなけりゃいけない。
 こんな、逃げ出すなんて卑怯だ。君の祖母ならきっとそうするだろうし……うん、君の祖母ならそうする。ならオレは逃げるわけにはいかないよ。
 他にも、とても重大な義務をほっぽり投げて来てしまった。……悪いね、変な話しちゃって。何のことかわからないだろう?」
「はい、よく分かりません」

 シエスタは素直にそう言った。ムスタディオが苦笑する。
 彼がこの場所に来て、何を思ったのか。それは自分には推し量れない。シエスタは先ほどの涙を見た際にそう悟っていた。
 彼と祖母の間には、自分には見る事のできない絆があるように思える。
 しかしその絆がいつ生まれたものなのか。彼と彼女の間にいかなる接点があったのか。よく分からない話だ。
 ただ、一つ思うことがあった。

「ムスタディオさん、すごくまっすぐなんですね」
「へ?」

 シエスタとしては素直な気持ちを口にしただけなのだが、ムスタディオは先ほどシエスタがしてしまったような気の抜けた声を出した。しかしその瞳は、今までストレスに苛まれていた様子からは想像がつかないくらい澄んでいる、ようにシエスタには見えた。
 何の確信もないけど、きっとこれがこの人本来の姿であるように思えた。

「わたしも言えずにいたことがあるんですけど」

 そのまっすぐさに応じようと思った。
 それは決闘が終わってからというもの、ずっとシエスタの片隅で燻っていた後ろめたさだ。

「あの時、助けていただいてありがとうございました」

 頭を深々と下げる。やっと言えた、と思った。
 あの時。困り果てていた自分を助けてくれて、本当にありがとう。
 草原に風が吹き、草が赤い海のように波打つ。
 ムスタディオはぽかんとしていたが、自分が礼を言われる理由にようやく思い至ったのか、ぽつりと言った。

「シエスタの方こそ、素直だな。
 ……オレもヴァリエール様も、そのくらいまっすぐにならなくちゃ」



   ◇




857:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:15:26 ZDP1BJ8M
支援します

858:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:15:31 KbtanL6L
 ―タルブについてから数日経った。
 その間、シエスタは馴染んだ自分の故郷だというのにたくさんの驚きに遭遇した。

 それは主にムスタディオについてである。
 シエスタ達が乗ってきた馬車は、数日に一度しか村へやってこない。だからムスタディオはシエスタの家に滞在することになった。
 その間の彼は、魔法学院で使い魔をやっていた頃が嘘のように快活な青年だった。
 よくおしゃべりをし、色々なことに旺盛に首を突っ込み、その意外なまでのひょうきんさですぐに馴染んでしまう。
 また手先が器用で身が軽く、痛んだ家屋、農具等の修理を進んで手伝った。その手際は村に一つだけの大工の一家が「お前、俺らの代わりにこの村の大工おやってくれ」と言い出すほどだ。しかし彼の本業は大工ではなく、修理工のようなものだったらしい。

 年頃の少女がいきなり連れてきた妙な青年を、シエスタの家族は最初怪訝がっていたが、やがてその様子に対応を柔らかいものに改めていき、ついにはシエスタに「お前、良い男を連れて帰ってきたな」と冗談交じりで言うようになっていった。
 村人たちからの反応も同じであり、シエスタはその度に恥ずかしがって否定したが、……実は心のどこかではまんざらでもない気分だった。時たま妙なことを言うのは祖母も同じだったので、好感の色眼鏡で見るシエスタにはそう気にもならない。

 その時間はあっという間に過ぎていく。
 しかし、ムスタディオのまっすぐな双眸は、もう曇りを見せない。
 その様子を、シエスタは見ていた。

859:ブレイブストーリー/ゼロ
08/03/05 22:17:33 KbtanL6L
以上、投下終了です。
ラムアグとかラムムス派とかの方々には申し訳ないことをしました。
特にラムムス派の方々はすみません。すみません。

860:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:19:11 d1aqanfl
ラム×ムスだと・・・

861:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:19:28 ZDP1BJ8M
お疲れ様です
いつも楽しく読んでます

862:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:19:39 UnTVqP4Q
機工士本領発揮。支援

863:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:21:53 5QFvgkby
ほほう、なかなか真っ直ぐな良い話ですな

うん、お疲れでした

864:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:22:13 C1MddhlJ

気にすることネーベよ

865:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:22:35 pgqfHBqp
乙。
アグオヴェでFA。
あと、ラムムスはあり得ないw

866:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:23:14 C1MddhlJ
スマナイsage忘れてた
ごめん

867:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:25:03 UnTVqP4Q
投下お疲れ様。
ラムムス・・・・、うほっな関係って事ですか。もしくは薔薇的な。

きっと今頃ルイズは色々・・・・っとエピタフは禁止だったな。

868:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:31:52 H3EbA8zn
確かヴァルゴって堕天使アルテマの聖石だったような……確かにヤバイ
タバサの手元にあるはずの二つの聖石は大丈夫だろうか?

869:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:34:47 bhUcjpFM
みなみけからフユキ召還とか誰か書かないかな

870:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:35:47 FY8J9GAF
>>868

> ヴァルゴ

シャカ召喚だな

871:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:38:57 ZDP1BJ8M
ラムムスはムスアグの書き間違えだと信じたいw

872:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:39:06 LeA1+Z63
ブイブストーリー氏、投下乙。
描写(特に感情面の)が細かくていいわあ。

>ラムムス派
ムスタディオをやっつけろ☆(性的な意味で
こんな感じか……いや、過ぎるが。

関係ないけど、FFTの絶叫SEて「アッー!」って聞こえるよねw

873:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:40:36 o+bVhOnR
乙。
ラムザ×ムスカに見えた人間は中毒と言われるのだろうか……。

>>868
魔人の中身がロリッ子とは恐ろしいな。

874:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:47:36 7imzYqHw
ブレイブ氏乙。
でもラムムスとか下手なこと言うと腐がきそうだから気をつけて。

875:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:50:02 mp7xtVBy
.hack//G.U.からモルガナ八相を召喚…
ごめん、言ってみただけなんだ…
ぴろし3召喚もありならOKかなって…

876:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:51:38 PwslgzwV
>>845
めちゃくちゃみたいけど、相当な科学知識がないと書くの無理だよなww

877:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:53:49 6NXoOTBf
これは偏見かもしれないけど
ブレイブストーリーって腐女子が書いた腐女子向け小説?

878:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:55:36 j5MBw9yS
>>877
どこをどう見たらそういった結論に達するのか全く理解できない

見てないなら迂闊な事は書かない方が良いぞ?

879:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:57:30 ORx7aUXO
>>877
何を指してのことかは判らんが、上記のSSの元ゲーは基本的には恋愛要素はあんまりないぞ

880:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:59:40 mp7xtVBy
>>876
まず、どの八相を誰に召喚させるか悩んだり…
中の人繋がりでギーシュがスケィスか順当にルイズにスケィスか…

881:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:59:50 FY8J9GAF
ネクサスから姫矢をだな…

882:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:00:14 KbtanL6L
ワシ男ですがな(´・ω・`)
腐はそれなりに読まさせられたけど、書こうとは思わないなあ。


883:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:02:24 o+bVhOnR
>>878-879
多分だが、>>877 が言ってるのは題名繋がりでの『ブレイブストーリー』ではないかと思う。

884:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:03:07 qLtarnGE
>>840
その仮説でいくとダイナマイト刑事やフランクさんが召喚されたらえらいことになるな

885:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:06:08 sTobYM+9
>>884
確かにフランクさんは特に危険だ
「洗っといて」と渡された下着とか平気な顔して身につけそうだしな
後、エロチカな写真を取りまくりとか


886:ゼロのTrickster
08/03/05 23:12:34 ajCcZR1R
これから投下させてもらいます。マイナーなキャラ出してスマソ

MMORPGであるトリックスター0 ―ラブ―から
召喚されるキャラ 魔法型ドラゴン
固定の名前は無いので、作中での名前→ドラコ 



887:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:12:43 5ZwDJJrF
ダンガイオーネタが出てるが
やはり大先輩のイクサー召還だな。


888:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:12:51 THbgVeXO
>>883
映画でやったヤツか、見に行ったけどダイジェスト過ぎて訳分からなかった…

889:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:13:43 j5MBw9yS
>>883
いや、それならそれではっきりしっかりスレ違いな気がするんだが……

890:ゼロのTrickster
08/03/05 23:15:35 ajCcZR1R
chapter1 回廊


「会えなくても、ただひたすら待ち続けるということがどれほど大変なのかは分かっています。それでも私は待つことにします」

 俯いて、沈んでいたネペトリの表情が、ふと凛としたものになる。
 彼女の傍らには、呪われた運命を背負っていた愛しい存在が地に伏している。
 三頭の猛々しい巨龍へと変えられたエンキクラドュス。プレメイア王国の女王ネペトリのかつての姿であるポルティナから、その命の火が消えるまで彼女を愛し続けていた。

「……その出会いが、たとえ来世の出来事だとしても、私の運命の相手にお会いできるその日まで待ち続けるつもりです」

 ―ただ、彼女は待っていただけであった。
 自分の運命の相手を、永久に愛する存在を。ウェーブの掛かったブロンドの髪が、彼女から相応以上に落ち着いた雰囲気を滲み出しているが、その心は幼い少女そのもののようであった。
 そうして待っていた先には、運命の相手の死と、海神ポセイドンの求婚を受け入れる自分自身。



 ―これからは、どのみち誰でも構わないのです。



 ネペトリが告げた言葉に、ドラコは悔しさを隠しきれずに、頭を垂れてしまった。彼女を見ることすらできない。
 ただ運命の流れを見ている存在でしかない。どれ程の力があろうとも、これほど自分が無力に感じたことはなかった。

「お元気、で」

 すでに何を言えばいいのか、彼女に謝罪も、励ます言葉も浮かばなかった。
 それでもネペトリの瞳は、潤むことなく真っ直ぐにこちらを直視している。慈愛に満ちた、濃い緑の瞳は本当に自分を見てくれているのだろうか?
 いくら考えたところで、ドラコの中で答えが出ることはなかった。
 蜃気楼の中にいるような感覚を覚える。すべてが幻だったら。幻覚だったらと。
 それでも、目の前に悠然と佇む彼女は幻ではない、そこに存在しているのだ。事実がドラコの胸を締め付けて、後悔の苦悶に苛まれていた。


891:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:15:45 Aa+QwbFH
>>886
了解。知らない人にも分かってもらえるよう努力してくれ。

892:小ネタ
08/03/05 23:18:02 6NXoOTBf
さらば愛しき大久保町から芳裕

ワルキューレ戦では毛利新蔵から教え込まれた戦闘テクニックで
ワルキューレが出現したとどうじに姿勢を低くし
殴りかかってきたのを素早い身のこなしで交わすと
驚くギーシュに向かって地面を蹴り
その砂が目に入り、動きが止まったのを転ばして
肘などで殴打し鼻の骨を折った所でルイズに止められる

そして、

「ははは、君がルイズの使い魔くんかね」
くねくねしながらワルドは自己生涯をする
「あのちょっといいですか」
「なにかな、んー?」
「ワルドさんって」
「うん」
「ホモなんですか?」
「そうそう、ってちがーうー」

ワルドが裏切り者だと判った所で

「三万だかの軍勢が外に居る」
「うんうん」
「それでルイズを浚おうとした奴らは一体何者なんだい」
「それはレコンキスタ」
「レモンキスタ?」
「ちがうレコンキスタ」
フーケが足を組みかえるがそのせいでスカートの奥が見えてしまい
気が気で無い芳弘
「あーあのYAMAHAの」
「レコンポーザ 最初の三文字しか合ってないじゃない」
「でもさ、婚約者のホモじゃなくてワルドは刑務所行きだよね」
「高度2000メイルから何も付けずに落ちて生きて居たらね」
「だからさ、結婚出来るじゃないか」
「それは無理」
「トリステイン貴族は20歳になるまで結婚できないの、それに貴族と結婚出来るのはハルケギニアの貴族だけなの」
「じゃあ貴族になる」
「一番下っ端のシュヴァリェになるのは大変だが」
「今回のお手柄でシュバリエに」
「それは無理ね、とてもじゃないけど公に出来ない事件だもの・・・」
「そ、そんな・・・」

893:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:19:39 J6xkDZrB
>>892
投下中は小ネタでも控えたほうがいいと思うぜ支援

894:ゼロのTrickster
08/03/05 23:20:54 ajCcZR1R
 それからドラコは、ネペトリに別れを告げてから暗闇へと向かった。
 運命の女神たちに再び会うために。永遠の呪いが断ち切られたエンキクラドュスと、その運命の渦にいるネペトリの未来を問うために。
 島の崖にある巨大な渦に、海の精霊から貰った鱗と共に飛び込むと、女神たちのいる海底の洞窟へと向かうことができる。
 そして、知りたいことは他にもある。

(ハルコンとネペトリを守る……そして、十六人の守護者たちの審判)

 恐らくだが、ドラコには後者の予想は付いていた。もしかしたら、すでにその審判を受けているはずなのだから。
 首から掛けてあるダイヤモンド、アレキサンドライトの守護リングがその考えに答えるように淡い光を発する。

(もし、本当にネペトリを守ることが出来るなら……)

 自分もその運命の渦に飲み込まれよう。そうして、これ以上彼女を苦しませないように、解き放ってあげたい。
 エンキクラドュスの最後の言葉が脳裏に蘇ってくる。

『運命の女神に会って、伝えてほしい。もうネペトリと俺の運命が交わることが無いようにしてくれと。彼女を俺の呪われた運命から解放して自由にしてやってくれと……』

 彼に対する供養になるのかもしれない。それが自己満足であることは分かっている。
 それでも、エンキクラドュスの言葉を伝えて、ネペトリの未来を問わなければいけない。二人のために。



 意を決して、ドラコは断崖から見下ろす巨大な渦へと身を投げ出した。
 水面に落ちて、激しく揺さぶられる自身の身体と、徐々に深みに飲み込まれていく感覚。
 ふと浮かぶ仲間たちの姿を思い出して、それからドラコの意識は深淵へと落ちていった―。

895:ゼロのTrickster
08/03/05 23:22:29 ajCcZR1R
~トリックスターラブをプレイしていない人たちにキャラ説明~

ドラコ
 ボヘミアンの血を受け継いだ呪術師で、神秘的な瞳と服装、クールでニヒルなイメージはまさにドラゴンそのもの


 らしいのですが、これじゃルイズとまともに会話させれる自身がないのでキャラの性格を変えさせてもらいます。作中でご確認ください。

ネペトリ
 プレメイア王国の王女。大陸にある国との政略結婚に思い悩む苦労人。
 前世はポルティナという女性であり、かつて人間であったエンキクラドュスの恋人である。ネペトリとしての彼女はそのことを覚えてはいない。

エンキクラドュス
 三頭の龍を持つ巨大な化け物。ある呪いにより運命の女神たちから、人間であるエンキクラドュスは龍の姿に変えられてしまう。この呪いを解く本当の方法は……?
 ゲーム中では呪われた運命の中、唯一プレイヤーに出会えたことが幸運だと告げて息を引き取ってしまう(;ω:)


一話はゲーム内のシナリオ、エピソード2においての蜃気楼の島での物語の最後です。二話でドラコはそのままルイズに召喚されてしまいます。
他詳しいことはトリックスター0資料サイトでご確認してください。

896:ゼロのTrickster
08/03/05 23:24:14 ajCcZR1R
これで一話終了です。正直ゼロ魔本編と接点がないので短くしました。
初投下で至らない点が多々ありますが、ご支援ありがとうございました。

897:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:28:17 xlXUu7b3
投下乙です。

898:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:31:34 PebA5uqm
乙です
トリックスターきたか、おしいな
そろそろラテールきてくれ!!

899:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:47:11 QtgHTbnv
>>881
むしろハムの人をw

900:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命
08/03/05 23:49:01 q2Bo23Bp
はい。今日も筋肉です。
05話目ですが、誰も投下する人がいなかったら
5分後くらいに投下しますね。

901:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命
08/03/05 23:52:45 q2Bo23Bp
「……なんだよこれ。感じわりぃな」

 自分の使い魔が、教室に入って最初に呟いたのがそれだった。
 周りのようすを見れば、鈍感なこいつでも気づくだろう。
 教室に入ったとたん、先にやってきていた生徒たちが一斉に振り向いた。
そしてすぐに笑い声がクスクスという雑音を成して自分の耳に届く。
 いつもながら本当に腹が立つ!
 以前は失敗するたびに笑われるだけだったのが、今度は存在そのものを笑われるのか。
『サモン・サーヴァントで平民を召喚した無能なメイジ』と。
 いったいなんで自分がこんな理不尽な目に遭わなくてはいけないのか。
 まったくもってわからない!

「……ふん!」

 私はいつも通りそれらの嘲笑を無視して席に座る。
キュルケが何か言おうとしているようだったが、どうせろくでもないことに決まっている。
聞くだけ無駄だ。
私に倣うように自分の使い魔も隣の席に座った。
本来、ここに座れるのはメイジだけだと注意したかったが、あいにくそんな気分にもなれなかった。

902:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命05②
08/03/05 23:54:39 q2Bo23Bp
ほどなくして、教室の扉が開く。
入ってきたのは紫の装束を身に纏った女性。
少しふっくらとした感じの優しそうな先生だった。
たしかミセス・シュヴルーズという名前だった気がする。
彼女は教室を見回すと、満足そうに微笑んで言った。

「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔を見るのがとても楽しみなのですよ」

 そんなセリフを悪気も無く言ってくる。
 なんだか少し居た堪れない気分になってきた。

「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」

 ミス・シュヴルーズが、自分の使い魔のほうを見てとぼけた声で言うと、周りが湧くように笑い出した。
 そんな調子で授業は始まった。



「何して遊ぶ?」
「いや、今授業中なんだけど……」

 ミス・シュヴルーズが教壇の上で何かを喋り始めたと思ったら、隣に座っていた使い魔が話しかけてきた。
 仮に遊びに誘うのにしても、授業が始まるこのタイミングで誘うのはどう考えてもおかしいと思う。

「そっかよ……」

 私がそっけなく答えると、大きな背中を丸めて向こうを向いてしまった。

「ミス・ヴァリエール。授業中に余所見をする余裕があるなら、あなたにやってもらいましょう」

さっそく注意されたあげく、教壇の上で錬金をやってみろと言われてしまった。
 私は自分の使い魔のほうを思いっきり睨んでやったが、なぜか安心したようにふぅと息をついていた。

「……一応言っておくけど、万が一にもあんたが授業で指されるようなことはないからね」
「なっ!? マジかよっ!?」

 使い魔は心底驚いたように目を見開いたかと思うと、今度は悔しそうにギュッと目を瞑った。

「くそっ……まったくわからないのに授業で指されたらどうしよう、って不安と戦っていた自分が馬鹿みてえじゃねかっ」
「……」

 なんだか少し頭痛がする。

903:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:55:01 qJwSRRQy
>>899
某スレのおかげでハムの人っていうとグラハム・エーカー氏が真っ先に…
支援

904:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:57:58 2CDn/3IO
支援

905:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命05③
08/03/05 23:58:06 q2Bo23Bp
「あ、あの~先生」
「何か?」
「やめておいたほうが……」

 マリコルヌの発言にほとんどの生徒が、うんうんと力強く頷く。

「危険です! ルイズがやるくらいなら私が!」
「危険? 錬金の何が危険だというのです?」

 とうとうキュルケにまで言われた!
 ここまでぼろくそに言われたら、もう黙ってなんかいられない!

「やります! やらせてください!!」

 そう言って教壇のところまで行き、杖をかまえて教卓の上の小さな石ころを凝視する。

「ルイズ。やめ――」
「頑張れよっ。ルイズ!」

 キュルケの言葉を自分の使い魔が遮った。
 ――そこでふと気づいた。
 物心ついたときから、やめろやめろ、どうせまた失敗だと言われ続けていた。
 改めて思う。
 魔法を使うときに応援されるのは久しぶりだった。
 自分の使い魔は、信じているのだ。
 主人の成功を。

(これは……成功させないとね)

 私はいつもより杖を持つ手に力を入れる。

「錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」

 ミセス・シュヴルーズがニコリと微笑みながら言う。
 その言葉を聞いて、私は肩の力を抜いた。

(そうよ! それに、サモン・サーヴァントだって成功したんだもの! 私はきっとできるわ!)

 心を落ち着かせるために大きく息を吸い、そして吐く。

 杖を振り下ろし、呪文を唱えた。
 半テンポほど遅れて、光り輝きだす石。

(やった! 成功――)

 そう思った瞬間、自分の間近で聞き慣れた音を聞いた。
 いや、普段聞き慣れた音よりも何倍も大きな、
――爆発音を。

906:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:58:30 Nrt+nRbF
>>859
ムス×ラムだろjk

         _,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、.      /  入 遠 ほ
        {::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i.     !   れ 慮  ら
         ゙l'´゙《   __,,,ゝ:::r、:::::l     |   て  し
         ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::}    ヽ  み .な
          ゙i`"l   ̄    ソ::::ヽ    l′ ろ  い
          ゙i. ゝ^   ,  /ヾヾヾ、   ヽ,  よ  で
           ヽ ゙こ´  /     ヽ、   ∠_
            ヽ、  /__,∠、    `'-、   ^ー―
             `゙ク'゙´   `    ゙'、 ヽ
              /           〉 ヽヽ
            ィ               ヽヽ
         _,,-'´:::                 ゙i
        /    `                  }
      /         ,-ィ‐r'´´      /   l
   __r'〈      ,ノ   / ```l       /     l
-‐ ´      ‐ '' ´  /l:::    l     ー'´      l

907:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命05⑤
08/03/06 00:00:11 ZUYbAgAY
しばらくすると、爆発とともに立ち込めていた煙が晴れる。
目の前に映るのは、砕け散った教卓。
粉々の窓ガラス。
ひびが入り、ずり落ちた黒板。
そして頭から煤を被ったかのように全身黒焦げのミセス・シュヴルーズが痙攣しながら倒れていた。
生徒のほうも、前の席にいた何人かは気絶していた。
これは酷い。
我ながらそう思った。



「ドンマイ、ルイズ」

 使い魔が箒を片手に、励ますように言った。
 結局、教室をめちゃくちゃにした罰として掃除を命じられた。
 でも、命じられたのは私だけのはずだった。
 もちろん自分を応援してくれた使い魔に手伝わせようなんて思っていなかった。
 けれども、先に行ってていいと言ったのに、二人のほうが早く終わんだろと無理やり手伝ってくれたのだ。
 嬉しかったが、なんとなく後ろめたい気分になった。

「……私、魔法が苦手なのよ。ううん、まるっきり成功したためしがない」

 教壇のあったはずの場所を箒で掃きながら、気を紛らわすために話しかけた。

「魔法の成功確立ゼロ。ついたあだ名が『ゼロのルイズ』よ」

 使い魔は何も言わず、無言で箒を掃く。
 自分に背中を向けて掃いているので、どんな顔をしているかもわからない。

「おかしいでしょ? あんなにあんたをこき使っておいて、その主がこのざまよ」

 自分でも笑えてくる。
 あぁ、今の自分はなんて無様なのだろうかと。

908:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:00:42 p5q6Pv9Z
sien

909:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:02:42 woR8sEF+
× 確立
○ 確率

支援

910:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命05⑥
08/03/06 00:02:52 ZUYbAgAY
「なぁルイズ」
「なによ?」

 慰めの言葉でも言うのだろうか。
 なんだか言われるたびに自分がどんどん惨めになっていく気がしそうだった。

「俺を殴ってみろ」
「……は?」

 こいつは今、なんて言った?

「おまえが持っている筋肉のパワーすべてを出し切って、俺を思いっきりぶん殴ってみろ」

 なぜか自分の目の前に立つる使い魔。
 手を伸ばせば触れられる距離だ。

「さあっ! こいっ!」

 有無を言わせないような凄みで叫ぶ使い魔。
 こっちの意見はお構いなしらしい。
 ……もうどうにでもなれ!

「……ふんっ!」

振り上げた腕を使い魔の腹部に、全力で叩き込んだ。
ボコンと鈍い音が二人だけの教室へ響く。
打ち込まれた使い魔は、少しはよろめいたり声を上げたりするかと思ったが、まったく微動だにしなかった。
確かに当たったはずなのに、まるで太くて大きな木を腕で押しているような感触だった。

911:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:04:09 V9QVr6CC
>>906
投稿中になんつーAA貼ってんだw
支援!

912:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命05⑦
08/03/06 00:04:19 ZUYbAgAY
「……やっぱりだ」
「何かわかったの?」

 私は殴ったほうの手を少しさすりながら、意味ありげな顔をする使い魔に聞いた。

「ああ……どう見ても、筋肉が足りないぜ」
「……え? いや、それだけ?」

 しばらく呆然としていた私は、当然の疑問をぶつけた。

「は? 殴っただけで他に何がわかるんだよ」

 こいつ頭大丈夫かよ? と言いたそうな目をして言われた。
 よりによってこの使い魔にだ!

「こ、ここここ、この犬! ご主人様になんて口の利き方をするのかしらっ!?」

 こいつの言葉に真剣に耳を傾けた自分がアホらしく思えてきた。

「まぁ聞けルイズ。それがおまえを救う鍵になるんだ」

 またわけのわからないことを言ってきた。

「じゃあ何? 私が魔法を失敗するのは筋肉がないからって言いたいの?」
「よくわかったな。その通りだ」

 やはりこいつの言葉に耳を傾けたのは失敗だった。
 頭痛がする。

「まあ、正確には違うな。魔法のミスを筋肉でカバーするんだ」
「……もう正直、ついていけないわ」

 駄目だこいつ。早くなんとかしないと……

「騙されたと思ってちょっと鍛えてみろよ。世界が変わって見えてくるぜ?」
「そんな世界見たくないわよ。ぜっっっったいに筋肉なんて鍛えないからね」

 はっきり言って無駄な時間を過ごしてしまった気がする。
 今度からこいつの言葉の半分は聞き流すことにしよう。
 そう思いながら、私は箒を持つ手を動かし始めた。
 背中越しに見える使い魔の表情は、どことなく落ち込んでいるようにみえた。
 勝手に落ち込んでいてほしい。

 そんなこんなで、結局二人して昼食を食べ逃したのだった。

913:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:06:52 woR8sEF+
支援

914:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命
08/03/06 00:09:31 ZUYbAgAY
今回の投下はこれで終了です。
題名の()の大きさは全角に統一することにしました。
さらに虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命05①を名前欄に書くのを忘れていました。
ご理解いただけると幸いです。

それでは次の筋肉で会いましょう。

915:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:12:15 woR8sEF+
次も期待してます。

916:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:18:02 r8dj0a1R
あ~心に~愛が無ければ~♪
ス~パ~ヒ~ロ~じゃないのさ~♪

917:虚無(ゼロ)からはじめる筋肉革命
08/03/06 00:21:06 ZUYbAgAY
鈴「おい、こいつさっきの投下で、確率を確立って書いてたぞ」
理樹「そっとしといてあげようよ。作者には作者なりの意味があったんだよ」
作者「意味なんてねえよっ! ごめんなさいでしたぁぁっ!!」

>>909さん
ご注意ありがとうございます。
ほんとにすいません。
これからも自分の文章で何かおかしなところがあったら、
どんどん突っ込んじゃってください。

918:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:27:56 yS7RxFQH
gj!

次もいい筋肉を期待してる。

919:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:28:17 JUo2Xa7x
>>916
キン肉マンか懐かしいな

920:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:29:21 TnKqcuYz
>>917
作者とキャラの掛け合いはヤバいのでやめた方が無難ですわw
乙でした。

921:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:52:09 yeDUrW9w


326 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/06(木) 00:48:50 [ pdkxf5wM ]
とうとうキャラと作者が会話しだしたか
腐るにも程があるだろ


922:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:56:52 s3T6WiHK
>>921
だから毒吐きのレスをもってくるなってあれほど

923:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 00:59:44 mkXzbKmP
>>921
毒貼るナっていうかさ
毒がこんなコト言ってるぜって報告するのはさ、>>921がそう言ってるのと一緒だから
責任転嫁とかのつもりかもしれんけど意味ないよ

924:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:00:10 4YpvCvam
最近はゲーム系が増えたのー
俺もシヴィライゼーションでちらっと書いたんだが、途中からTUEEEになるので廃棄

925:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:07:03 TnKqcuYz
>>924
問題ない、続けろ。

926:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:11:57 EHFDl9Rd
>>921
書いてることには共感できるがわざわざコピペしてくるなよ

927:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:19:39 7+5xS5pG
あーあ、やっちゃったって感じだなw

928:ゼロの魔獣
08/03/06 01:24:12 i4aLHpDN
五分後に投下してもよろしいですか?

929:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:26:41 NCbp8Nyl
試演

930:ゼロの魔獣 第36話
08/03/06 01:29:15 i4aLHpDN
思い思いに増殖を繰り返していた異形の群れが、共通の敵の侵入に対し、一斉に牙を剥く。
甲虫の牙をかわし、飛び散る虚空の粒を避けながら、慎一が飛ぶ。
サーカスを繰り広げながら真紅の機体に取りすがり、その内部へと体を滑り込ませる。

威勢よく啖呵をきって飛び出してきた慎一だったが、実は機体の動かし方が分からない。
ロボットの頭部となったイーグル号に乗り込むのは、これが初めてだった。

迷っている暇はない。 開きっぱなしのハッチからドス黒い液体が流れ込み、
パキパキという音を立てて、髑髏の怪物が侵入してくる。
ヤケクソになった慎一は、目ぼしいスイッチを片っ端から弄っていく。
機体はウンともスンとも言わない。 

ドジュウゥッ、と、天井を伝うドグラの雫が、慎一の肩を濡らす。
瞬く間に触手が生え出す右肩に、慎一は迷いもせずに齧り付く、
ドグラに侵された部位を噛み千切り、ペッ、と吐き捨てる。 鮮血が噴出す。

「こなクソオオオ!!」
慎一ががむしゃらにレバーを動かす。 
顔面についたソバカスのような無数の虚穴が、徐々にホクロのように拡大していく。
ドグラの水溜りに浸かった足から、タコのような触手がズルリと生え始める。

「動きやがれええええ!! テメエッ それでも国産車かァ!?」
無茶な理屈を叫びながら、慎一が勢い良くコンソールをぶっ叩く。
直後、ブウゥゥン、という起動音とともにモニターが起動する。

―勿論、叩いたから直ったわけでは無い。
 イーグル号の内部に、慎一とは別の意志が宿っていた・・・。

室内にゆっくりと緑の光が満ちる。
その光を忌避するかのように、コックピットに溢れていたドグラの群れが引いていく。

緑一色の世界の中、慎一は見た。
計器類を確認しながら、手馴れた手つきでスイッチを動かす白衣の男・・・。

かつて、タルブの夕焼けの中に見た、『彼』であった。

ご機嫌なエンジン音を確認しながら、男が中央のレバーへと手を伸ばす。
その上から、慎一が左手を重ねる。

「助かったよ・・・ アンタの思い 俺が預るぜ」

慎一の言葉に、男が笑う。
フル回転する炉心に合わせ、機体が徐々に熱を持ち、白色の光を放ち始める。

「後は頼んだぜッ!! ルイズゥ!!」
オーブン状態のコックピットでその身を灼かれながら、慎一が勢いよくレバーを倒した。





931:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:30:35 L46xwKe5
支援じゃーい

932:ゼロの魔獣 第36話②
08/03/06 01:30:39 i4aLHpDN
イーグル号の異様な発光を確認し、ルイズがヘルメットを脱ぎ捨てる。
両手で自らの頬を叩き、気合を入れて杖を構える。

「やって見せるわ! シンイチ・・・」
大きく一つ深呼吸して、詠唱を始める。
体内に湧き上がる力のうねりを感じながら、高々と杖を振り上げる。

(― もし この一撃が シンイチに当たったら・・・)

ドクン!
と、負の思考がよぎり、指先が震える。

指先の震えは、心の震え。
発光するイーグル号の真横で爆発が起こり、ドグラが大きく抉り取られる。
自身でも考えていなかった威力の爆発が、かえって少女の心を萎えさせる。

知りうる限りの詠唱を試し、何度も何度も杖を振るう。
しかし、爆発は小規模な閃光へと変わり、目標を大きく外し続ける。

機体が輝きを放ちだしてから、既に十分近くが経過している。
いかに魔獣の細胞を持つとはいえ、このままでは慎一が・・・。

気が急くあまり、ルイズは気づかない。 魔法が成功しない理由が、自らの内にある事に・・・。

もはや、詠唱もへったくれもない。 喚き声を上げ、玉のような汗を飛ばしながら、ガムシャラに杖を振るう。
精神は大きく乱れて、爆発すらも起こらない。

状況を静観していたドグラの群れが、ここに来て大きく動き出す。
煩わしい輝きを放つ機体を屠らんと、一体となってその身をうねらせる。

ただならぬ気配を察知し、大きく肩で息をしていたルイズが再び杖を構える。
足元が揺らぎ、杖先が大きく震える。 

「シン・・・ シンイ チ・・・」
杖を振りかぶろうとする少女の眼前に、堤防のようにそそり立った異形の姿が現れる。

「シンイチィィィィィッ!!」
ルイズの叫びと同時に、ドグラの大津波がイーグル号を飲み込んだ・・・。





933:ゼロの魔獣 第36話③
08/03/06 01:32:25 i4aLHpDN
ドグラの海へと消えたイーグル号に、トリステインの兵達が絶望の声を上げる。

「シンイチ・・・」
「・・・・・・・・・・」

キュルケもタバサも、二の句を告げることができない。
慎一の死は、トリステインの最後を意味していた。

もはやこの世界に、ドグラを止められる者はいない。
自らの勝利をひけらかすかのように、異形の群れが小高い山をなしていく。
このまま雪崩のごとくタルブの地を、そしてトリステインを飲み込むことは明白であった。

「・・・! 待って!?  皆 あれを!」
恐慌をきたす兵達を押し留め、アンリエッタが叫ぶ。
山の内部から響く異形の喚き。
ドグラの巨体が、先程とは異質な変化を遂げ始めていた・・・。



(全ては・・・ すべては私の責任・・・)
その場に崩れ落ちたルイズが、はらはらと涙を流す。

ヴェストリの広場での決闘の日、ルイズは自らの能力・・・『爆発』の使い方に気づいていた。
気付いた上で、慎一の指摘を受けるまで、その選択を保留し続けた。
自らの力、その異形さを肯定するのが恐ろしかった。

そして、その代償がこの事態である。
自らの力を受け入れ、研鑽を積み重ねていたなら、今日の様な事にはならなかったはずだ。
自分を守ろうとした使い魔は死に、その罪は、自分の愛した世界で償わねばならなかった。

思考の泥沼に陥ったルイズを引き上げたのは、兵士達の驚嘆の声。

フッ― と、顔を上げた先にあったのは、頂部が異常に膨れ上がったドグラの山。
球体のような塊が、枝分かれして指を成し、徐々に巨大な握り拳へと変化していく。

「グ オ オ オ オ ォ ォ ォ オ オ オ ォ オ ォ ォ オ オ オ ォ ! ! ! !」

大気を震わせ、大地を揺さぶりながら、聞き覚えのある雄叫びが響き渡る。
やがて、ざわめく異形の群れを蹴散らしながら、巨大な魔獣の顔面が姿を見せた。





934:ゼロの魔獣 第36話④
08/03/06 01:33:53 i4aLHpDN
「「「「キシェイイイアアアアアオオオオオアアア!!」」」」
「ガッ アアアァァァ アアアアアアア!!!!」

突如として体内から現れた巨獣を取り込まんと、異形の群れが咆哮を挙げる。
秩序だった動きでドグラが竜巻となり、魔獣の全身に張り付いて虚穴を作る。

魔獣の咆哮に合わせ、その肩口から巨大な獅子が現れ、ドス黒く変色した胸元を喰い破る。

「あれは・・・ シンイチ・・・なの?」

「ドグラを・・・喰ってる・・・
 ドグラに侵された体を喰らい、新たな肉体を再生している」

放心したようなキュルケの問いに、冷や汗を流しながらタバサが答える。

二匹の巨大な蛇が、互いを喰らわんと取りすがる地獄絵図。
魔獣が拳を振るうたびに旋風が吹き、大地が砕ける。

唯一つ分っている事 ― どちらが勝っても、ハルケギニアに未来はない。
魔獣が暴れる毎にドグラが周囲に飛び散り、分裂したドグラを喰らい魔獣が巨大化する。
爆音が轟き、地割れが起こり、ドグラの旋風が吹き荒れる。
世界が終末へと近づいていた。





935:ゼロの魔獣 第36話⑤
08/03/06 01:35:45 i4aLHpDN
無力さに立ち尽くす人々の中、ルイズだけは別の感情を抱いていた。

人の姿を捨て、人としての自我を捨て、自らの体を喰らいながら、未だ慎一は戦い続けている。
誰のためか? 他ならぬ、自分とハルケギニアの為ではないか。
全力も尽くさず、くだらない後悔で歩みを止めた先刻の自分をブン殴りたい気分だった。

力強く杖を握り締め、大地を踏みしめ立ち上がる。
慎一を救うため、命ある限り、足掻いて足掻いて足掻きぬく。
そうせねばならぬだけの義務が彼女にはあった。

(一発勝負・・・)
そう心に決めた途端、フッと体が軽くなった。
精神状態の変化に合わせ、体内に新たな力がみなぎるのを感じる。

唯一の問題は、イーグル号の位置である。
あの機体のエネルギーを使わなければ、慎一を虚空へ帰すことは出来ない。

ふと、何かを思い出したルイズは、静かに瞳を閉じる。
この場でイーグル号の在りかを知りうる者が一人だけいる。

― ドグラと同化したある慎一である。
  完全に自我を失った慎一とコンタクトを取れるのは、五感を共有できるルイズだけであろう。

ルイズが意識を集中させ、慎一の意識へ、そして、そこにいるはずの『彼女』へと語りかける。



―やがて、魔獣の右拳に、巨大なルーン文字が出現した。

 柔らかな光を受け、ドグラの動きが緩慢になる。

魔獣の瞳から暴力の色が消え失せ、硬く閉ざされていた右拳が、ゆっくりと開き始める。
魔獣の掌の中にあったのは、未だ輝きを放つイーグル号・・・。


― そして



936:ゼロの魔獣 第36話⑥
08/03/06 01:37:37 i4aLHpDN
(マリア!?)
ドグラの猛攻から守るように、堅く握り締められていた右手の中
真理阿はその中にいた。

腰まで伸びた豊かな黒髪、無限の宇宙を携えた瞳
離れているのに、まつげの先までハッキリと見える。

真理阿が何事か口を動かす。 
その形に合わせて、ルイズもまた口を動かす。

はじめはたどたどしく、丸暗記した単語をそらんじるかのように、
しかし徐々に流暢に、歌でもさえずるように、ルイズの詠唱が流れに乗る。

「エオルー・スーヌ・フィル・ヤルンサクサ・・・」

頭の中に湧き上がる詠唱。ルイズは思い出す。
始祖ブリミルの加護を得て、この世界にやってきた真理阿。
これは恐らく、ブリミルからの言づて・・・。

(想いを込めて パワーを高めるのよ・・・)

真理阿の声を聞き、ルイズがただひたすらに祈る。
ハルケギニアの事でも、自分の未来でもない。

慎一を、真理阿を、元の世界へ帰す・・・ と、

「ジェラ・イサ・ウンジュー・ハガル・ベオークン・・・   イル!!」
大粒の涙を流しながら、ルイズが最後の詠唱を完成させる。

大気が一瞬静寂で満ち、イーグル号が閃光を放つ。


真理阿が微笑む―。


直後、轟音が炸裂し、大破したイーグル号から緑の光柱が立ち上る。
光柱が分厚い雲を突き破り、真理阿を、ドグラを、慎一を飲み込んで消し去っていく。

(マリアアアアア!!)

凄まじい衝撃波に肺を押さえられ、ルイズの叫びは声にならない。
拡大する閃光、ルイズの体も又、光の中へと消えた・・・。


937:ゼロの魔獣
08/03/06 01:39:36 i4aLHpDN
以上で投下終了です。
支援ありがとうございました。

多分、残り二話分くらいかと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

938:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:43:30 aHgy8wro
心が震えるほど支援!→乙!!

939:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:43:34 ZUYbAgAY
乙です

940:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 01:46:12 0cR7u22P
燃えた

乙!

941:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 02:38:54 YQGyI7gk
>>924
ジョゼフがモンテスマ(問答無用の狂犬)を
教皇がシャカ(問答無用の狂犬)を
テファがエカテリーナ(親友の頼みなら別の親友を裏から斬る女)を
ルイズがアレクサンダー(ファランクスの強さが光る戦争屋)を
召喚しました

世界大戦確定

マンサムサとかガンジーの内政屋な平和主義者なら…


942:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 02:41:22 304zVVvD
V3の続きが読みたいです><

943:ここにふさわしい話題?
08/03/06 02:41:26 2nvhh5PE
某所にて、ルイズに召喚されたフェ○トさん@リリ○ルな○はSts後が、恐ろしい策士
となって、ハルケギニア大陸の裏経済(特に蒸留酒流通ルート)を支配しかけている・・・

アブサンでガリア首都を騒がし、その「対策」を取引材料にガリア王室にまで楔を打ち
込むほど「黒い」キャラやで。

944:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 02:45:03 TH+whbUG
さて、調子に乗って書き上げた作品の第一話ができたので投下してみたいと思うが。
おk?

945:規格外品0号 1-1
08/03/06 02:46:50 TH+whbUG
 ―鈍い音を立てて、青年の体が地面に叩きつけられた。
 自分は何をやっているのだろう。 そんな思考が脳裏を掠めた。
 周囲に群がる観衆の中に、桃色と黒色の髪を見つけていなければ、
 きっと回答を見出すことすらできなかったに違いない。

 鋼の巨人に何度も殴られた身体が軋み、悲鳴を上げた。
 その悉くを完全に無視し、青年は身を起こす。
 負けられない戦いがあるのだ。
 ゆっくりと拳を握り締める。

 彼は使い魔だった。
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが召還した使い魔。
 名前は無い。元より、そういった物を与えられた記憶がない。
 ただボンヤリと「0号」と呼ばれていたような気がする。
 なのでそう名乗ると、何故か周囲の人々は一斉に囃し立てた。
 『ゼロのルイズがゼロを召還した』と。

「……まだ立ち向かう気かい? 諦めが悪いなあ、君は」

 唐突に声をかけられ、記憶を振り返っていた彼は一瞬戸惑った。
 ワルキューレなる巨人に守られた少年、ギーシュが話しかけてきたのだと気付く。

「しかし幾ら決闘とはいえ、こうも一方的になると些か興ざめだね……」

 そう、決闘だ。
 その事実を再認識する。
 事の始まりは―殺しあうような問題でもなかった筈だが。
 ああ、いや、目前の貴族にとってはそうなのだろうか?
 彼には良くわからなかった。
 そもそも、彼にわかる事など、この世界にどれ程あるだろう。

 魔法。
 貴族。
 学園。
 二つの月。

 どれもこれも、かつての彼とは全く無縁の存在だ。
 ただ……それでも、理解できた事だって、ある。

 発端となったのは、今も観衆に紛れて此方を見ている黒髪の娘だ。
 ギーシュが彼女を叱り付けている場面に出くわし、彼が割って入った。
 あまり難しいことはわからないが、少なくとも真っ当な叱責には見えなかったのだ。

 そう、あれは力を持つものによる蹂躙―暴虐だ。
 彼もかつて経験したことのある、忌むべき行為。  

 許せなかった。

 それが彼の理解できた、数少ない事象の一つ。
 決闘を受ける気になった、理由である。

946:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 02:48:21 304zVVvD
>>943
君半年ROMれ

>>944
GO!

947:規格外品0号 1-2
08/03/06 02:52:16 TH+whbUG
「……ほら、受け取りたまえ」

 そんな事をボンヤリと考えていると、彼の目前に何かが突き立てられていた。
 ―武器だ。
 細身の剣。斬るよりは突き刺すことを目的とした形状。

 情けのつもりだろうか。だとすれば笑ってしまう。
 鉄の塊に対して『突き刺せ』とは。

「魔法の使えない平民が、貴族と戦うために鍛え上げた道具さ。
 さあ、剣を握ると良い、使い魔君」

 彼はギーシュの言葉に従い、その剣を掴む。

 そして、刀身の半ばから真っ二つにへし折って見せた。


「…………ッ!」

 いくら社会経験の少ない貴族の子息とはいえ、その意図は紛れも無く理解できたろう。

 ギリィッと歯軋りをしたギーシュは、口の端から搾り出すようにして罵り声をあげる。

「この……ッ! 出来損ないの、規格外め…ッ!」


 ―規格外?

「ああ、そうだとも! 魔法の使えない“ゼロ”に呼び出された使い魔!
 それも動物ですらない平民だ。 君は紛れも無い規格外の失敗だともッ!!」

 桃色の髪の娘が、びくりと肩を震わせるのが遠目にも見えた。
 今のは彼への罵倒でありながら、しかしルイズの心にも深く突き刺さったのだ。
 或いは自分がもっと優秀なメイジであったなら、彼もこのような目には合わずに済んだかもしれない。

 だが。

 彼にとっては、そんな罵倒は全く意味を成さなかった。

 ―規格外。

 その言葉が頭の中で響く。

 そう。

 そうだ。

 何故忘れていたのだろう。否、忘れさせられたのだ。

 彼の名前。 0号ではない。 違う呼び名があった。

 ―ギーシュは気付かない。
 彼の口元が歪に歪んだ事に。


 ―0号が、高らかに己の名を叫ぶ。

「ガイバァアァアァァァアァァ……ッ!!」

948:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 02:54:25 L/y1k3Cb
しえん

949:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 02:56:21 L/y1k3Cb
sageてなかったわ


950:規格外品0号 1-3
08/03/06 02:58:08 TH+whbUG
 空間が歪み、そして『ソレ』が現れた。

「……なによ、アレ……ッ!」

 ルイズが声を上げた。
 それは鎧だった。

 大きく後方へと張り出した角。
 目の部分は鏡のような細工が施されている。
 鎧の隙間には黒い皮膚が覗き、
 また胸部はひときわ分厚い装甲で覆われていた。
 ただの装飾と言いきってしまうことのできない、腕の突起。
 そして何よりも異彩を放つのは、全身に埋め込まれた金属球。

 奇妙な意匠の全身鎧。
 否。そうではない。
 0号を内部に取り込む仕草、かすかな脈動。

 そう、あれは紛れもなく―生きている。

「先住魔法だ……! こいつ先住魔法を使ったぞッ!」

 理解できない事態に、野次馬気分で見物していた生徒達が悲鳴をあげる。
 無理も無い。彼らにとってエルフ―先住魔法の使い手とは、恐怖と同意だ。
 そして杖も無しに虚空から鎧を呼び出したこの使い魔は、紛れも無く先住魔術の使い手……ッ!

 怯え、竦み、或いは既に逃げ出し、混乱に陥った生徒達の中にあって尚、
 辛うじて平静を―感情を表に出さずに―済んだのは、たったの数名。

 己の使い魔の力を見極めんとするルイズ。
 そして同様に彼女の使い魔を見に来たキュルケ。
 それに付き合ったタバサ。

 そして誰であろう、ギーシュ・ド・グラモン。その人だった。

951:規格外品0号 1-4
08/03/06 03:07:05 TH+whbUG
「……ッ! よ、よろしい……成程、これならば―僕の剣は必要なかっただろうね。
 さあきたまえ、わ、ワルキューレの力を見せてやろう……!」

 虚勢。
 紛れも無い虚勢。
 だが、彼もまた貴族なのだ。
 軽薄であり、女たらしであり、情けなく、経験不足であっても。
 逃げることだけは、しなかった。

 0号が奔る。
 ワルキューレが迎え撃つ。
 鉄の女神達は拳で攻撃していた先ほどまでとは違い、錬金で生み出された武具を手にしていた。
 それに呼応するかのように0号の腕の突起が伸び、周囲にブゥンという羽音のような音が響き出す。

 ―剣だ。

「受け止めろ、ワルキューレ!」

 ギーシュの判断は的確であった。
 惜しむらくは、彼が高周波という概念を知らなかったこと。
 超高速で振動する0号の刃は此の世に断ち切れぬものが存在しない。
 ワルキューレの剣に食い込み、その分子接合を切断。
 そのまま武具ごと女神の胴体を斬って捨てる。

「……ッ! ならば―弓だッ!」

 接近戦に持ち込まれては不味い。
 咄嗟に距離をとった二体目のワルキューレが、その手に持った弓に、巨大な矢をつがえる。
 無論、人に対して使うような代物ではない。“決闘ごっこ”で使う気も、勿論無かった。
 だが、ダメだ。 あの0号―あの規格外品に手加減をしては、ダメだ!

 鋼の糸が弾ける音がして、凄まじい速度で矢が放たれる。
 だが0号は動じない。
 まるで睨むことで矢を止められるとでも言うように、その攻撃へと視線を向け―


 閃光が奔った。


 次の瞬間、鉄矢は空中で溶解する。
 さらに、その延長線上にいたワルキューレが頭部に大穴をあけられ、溶けおちた。

「……なッ!」

 有り得ない。
 まだ辛うじて、この戦いを見物できていた者達の誰もが言葉を失った。
 いくら先住魔法と言えど、あんな代物は見たことも聞いたことがない!

952:規格外品0号 1-5
08/03/06 03:13:22 TH+whbUG
 頭部の金属球から熱線―そう表現するよりあるまい!―を放った0号。
 しかし、その前には未だ数体のワルキューレが立ちはだかる。

 1対1で勝てないのならば、数で攻める。当然の帰結であった。

 だが―……やはり0号に躊躇う様子は無い。

「……………………ッ」

 キィィィィィィィィィxン、という酷く甲高い、耳に障る音が響きだす。

「な、なによこの音……ッ!」
「う、うるさい……!」
「………」

 ルイズ、キュルケ、タバサのみならず、ギーシュすら耳を押さえて蹲る。

 そして―異変が起きたのは、この時だった。

 0号の前に立ちはだかっていたワルキューレの身体が震えだしたかと思うと……。


 ―ピシリ。


 一気に全身にひび割れが生まれ、そして―崩れ落ちたのだ。
 誰の目、或いは耳にも明らかだった。
 信じることはできなかったが、事実は事実である。

 この0号と名乗った使い魔の、今の音が、ワルキューレを崩壊に導いた。

 否、それだけではない。

 0号はたった一人で、鋼鉄の女神を全滅せしめたのだ。


「ま…………まい、ったよ」

 感情の無い鏡のような目で睨みつけられ、息も絶え絶え、ギーシュは敗北を認めた。

 ―そう、確かにギーシュ・ド・グラモンの言葉は正しかったのだ。

  ゼロのルイズは、紛れも無く。



 『規格外品』を召還したのだから。

953:規格外品0号
08/03/06 03:14:45 TH+whbUG
以上、第一話。

よりにもよってガイバー、それも0号を召還してみたり。
ガイバーI? ガイバーIII?

そんな事よりガイバーIIと0号って格好良いよね(何か言った)

あ、あと脳内BGMはOVA版のOPで。
「ガイバァアァアァァァァッ!」とシャウトしつつ。

954:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 03:19:02 L/y1k3Cb

テンション上がって書いちゃったのがわかるわww
しかし今後が大変だね、もうなんかさ、やりたいことやりきってね?

955:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 03:22:12 XwbKpHET
乙。>>944を読み飛ばしてしまって、雰囲気的にてっきり小ネタだと思ってた(汗
……ところで0号って誰だっけ?

956:規格外品0号
08/03/06 03:24:08 TH+whbUG
>>954
いやガイバーネタだと後何個かやりたいことがあるので、あるので!

>>955
“降臨者”が「人間って新製品作ってみたけどユニット着せてみね?」と
着せてみたら暴走した挙句、他のゾアノイドを叩き潰して反逆したので、
こりゃ規格外品だわとユニットと強制分離、燃やされた名も無きガイバー。

957:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 03:32:46 XwbKpHET
>>956
あぁ、リムーバー喰らったヤツか……thx。

958:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 03:36:10 uyLD8pzg
逆巻く炎の向こうで君を待ってる人がいるのなら乙!
ガイバー・ゼロとはこりゃまた渋い。
最初タイトル見たとき、記憶を失ったン=ダグバ=ゼバ様(未確認生命体0号inクウガ)かと思った。

※実はOVAガイバーとクウガって脚本同じだったり。

乙ついでに次スレよろしく~。

959:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 03:36:16 6tS5nvZz

やりたいネタをやりつつ適当な落とし所を考えといた方がいいかもね。
あとそのネタに関係するとこ以外ズバッと削っちゃうとか…
いや、余計な御世話だけどさ。

960:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 04:28:44 DTf6wMCm

ただワルキューレは青銅

961:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 06:01:28 6AtzwS+I
新スレ立てますよ。

962:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 06:02:44 6AtzwS+I
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part118
スレリンク(anichara板)l50


963:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 06:23:49 TnKqcuYz
>>962


964:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 06:51:50 KGmin/iL
>>962 乙。

ではいつもの1000取り。

「闇の運命を背負う者」の「国間仁」を召喚。

ちょっとネタがマイナー過ぎたかな?

965:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 07:38:41 XWo+PqYl
>>964
アイツは強すぎないか?
空間曲げられるは、凍結空間作ったら能力者以外全て停止だぞ?
破壊力が大したことのないことだけが救いだな。

966:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 08:01:54 e6H9Oopa
荒木飛呂彦召喚
あのお方は吸血鬼だ
気化冷凍法や空裂眼刺驚以外に先住魔法も使えるに違いない

967:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 08:11:31 B7EgQeq5
>>966
小ネタなら姉妹スレにある

968:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 08:16:30 CDMBKi5X
>>946
アレはなあ
ワザワザあのキャラであんな黒い話やらんでもイイだろとオモタ
文章や話の出来はそれほど悪くないので余計に
まあジョゼブとスカという愉快犯的基地外を絡めたのは良かったけど
両方とも好きなんだこれが
だから余計につらい

969:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 08:18:44 2DA8cPti
>>968
いい加減にしろ屑野郎

970:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 08:27:58 8pDzCDrC
>>943>>968
うん、お前等も追放派なんだな、よくわかった
俺も特撮追放派だから気持ちはよくわかるぞ、わざと話題出して追放しようぜ!
HAHAHAHAHAHAHA!

971:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 09:02:45 mLrhTIMY
なんというか、最近荒れているよなぁ

972:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 09:11:03 R/G5bysF
そうか? 創作系にしては静かなものだぞ。

973:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 11:52:02 Qhr+pmSC
むしろもっと心を震わせないと。

974:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 13:26:50 n0xujIqV
『悪貨は良貨を駆逐する』
荒んだ心に触れているとどうしても心穏やかでいられない俺は、まだまだ未熟だな。
もっと懐を深くしようぜ兄弟。

保管庫のエロでも読んで別の場所を震わせてくる。
現在482kb なぎはらえー

975:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 13:59:15 1D1LpDq3
>>974
・・・そんな貴方は、意図的に荒れまくりな場所を彷徨ってみよう。
名前が残るほどの最悪の類の荒らしのログなどオススメだ。
底辺に慣れたら、もう反応するのも面倒くさくなってくるからな。

家の窓全開にして全身震わせてくるわ

976:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 14:36:54 Yk3vFaCt
>>975
そのキモチはよくわかる
確かに底辺を見慣れれば、どうでもいい感が強くなるからな

ああ、懐かしいなぁ
最盛期を過ぎたジャンルのスレ故に何時の間にか投下するのが一人になって
その一人が細々とかつ長々と長編書いてたら口コミからか人が集まってきて
そしたら『○○が独占してるスレはここですか?』とか言って荒らしが始まって
普段から『○○氏ね』とグロAAだけでスレ容量を占め
作品が投下されるとすぐさま自分の勝手気まま反吐がでる位に改変改悪した物を投下途中に割り込んできたり
挙句にそれが1・2ヶ月も続けばもうぺんぺん草も生えない程荒廃してたなぁ

977:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 15:01:37 xl41mYw6
1、2ヵ月も投下続けられたことを尊敬するわ……

978:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 15:35:58 Qhr+pmSC
>>976
あん時の職人さんか、たいへんでしたなあ。
part100辺りで気まぐれに覗いてみたら復活してて歓喜した事を覚えてる。
本当にお疲れ様です。

けど今度から『海馬社長召還スレ』みたいに、独立スレでひとまず越冬する事をお進めする。
本スレが潰れたりするのは悲しいけど、気分を害するような所で書くのは体に悪い。
まぁ、『今度』なんて来て欲しくないが……。

979:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 15:52:28 Yk3vFaCt
>>977
ええと、まあ少し違っててな
その投下主が続けられたのは実質2・3週間ぐらいでな
後は、荒らし→荒らし氏ね。○○さんマダー?→荒らし の無限ループだった
また、1ヶ月で荒らし完全撤退なところもあれば、1年以上も紛争中だったところもある

んで、『この空気を変える為に俺が新しい職人に!』というのも当然な流れだったのだが
実際に投下されてみると、『やっぱ○○さんじゃなきゃ駄目だな』『××氏ね!○○さんマダー?』…と
そんなコメが連続して続くのよ(まあ、これは十中八九荒らしの自作自演だが)
これじゃあ続くものも続かんよ

>>978
そんな訳で、別にここの古参職人では無くてダラダラと2chの創作系の板を巡回していた奴です
ただ、過去にあった事を思い出しながら書き綴っただけだし

980:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 17:53:55 1D1LpDq3
それはともかく埋めようか

981:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 18:07:39 rnwAojVR
981なら職人さん多数復帰。

982:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 18:15:43 A4MY0OM5
>>981
じゃあ、その願いをかなえられるように頑張ろうかな。

ちなみに、某メカ少女ですたい。



就活してたら、書く暇が無かったとです。

983:981
08/03/06 18:23:12 rnwAojVR
うをっ、反応が返ってきた!支援準備。

984:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 18:28:11 n0xujIqV
>>981,983
いきなり支援準備とか慌てすぎだろうw

>>982 おかえりなさい、楽しみに待たせていただきますね。

埋め埋め

985:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/06 18:29:18 vIQux0jU
埋めついでに

まとめに、昔話から召喚ってあったから、かぐや姫(ニートてるよにあらず)召喚とか考えてみた。

錬金のシーンで冗談でやらせてみたら金を練成→杖もないのにスクエアクラスの土メイジ!?ルイズ不愉快
すくすくと成長。人柄も器量も良く、学園の人気者に→ルイズ、ますます不機嫌に

「月に帰ります。」不死の薬を渡されるルイズ。当然飲んで不老不死に→死ねなくなった。どうしてくれるのよ!!


駄目だ…。俺の頭ん中じゃ、どう転んでもルイズヘイトにしかならんorz

986:981,983
08/03/06 18:31:31 rnwAojVR
>984
確かに、イヤお恥ずかしい。
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