08/01/08 00:15:20 HSLGKkHe
支援
51:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:19:11 sEmR1TY6
祝、100 支援
52:32
08/01/08 00:19:51 2BPOsWg6
まずは、あの作品のキャラがルイズに召喚されましたスレの100スレ目おめでとうございます。
今回投下するのはSSではなく、100スレ目の記念ネタです。
この記念ネタは今作家さんたちがやっているリレーSSとは違いますのでご注意ください。
また、ネタをネタとして笑いとばすことの出来ない方にはちょっとキツイネタです。
あの作品のキャラがルイズに召喚されましたTCG
URLリンク(www8.atwiki.jp)
53:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:28:00 62xU5JNG
なんというTCGww
このカードの種類ってこれからも更新できるかな?
54:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:29:06 JDPTyelL
>>53
勝手にカードゲームにされたら嫌がる作者さんもいるんじゃね?
55:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:29:31 4RcL9V1f
なのはキャラはそこそこ出演してますが、元ネタのとらはキャラは少ないすね
十六夜さん×デルフ希望
アヌビスとはまた違った味わいが…
56:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:34:55 rsvwzeaR
おやおや、いつの間にか100スレもいったもけど本当に色々なルイズが生まれたもんだねぇ
あぁ、実に素晴らしいよルイズ………だから盲目暗愚たる僕の父のためにもっと足掻いてみせておくれよ?
君達の抗う姿を僕は愛してるんだからさ
さて、100スレ記念の祝辞はこれまでにして僕はお暇させてもらおうかな
57:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:36:28 vyG11T2l
支援
58:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:42:57 Jq/iCsT3
投下してもいい?
59:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:44:07 vxN6IbP4
ダヴァイッ!
60:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:45:19 tA3zVk/s
>>52
悟空とかどうなるんだろ?
支援
61:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:46:53 lU5OHEmK
ジークシエン!
62:使途を越えた使い魔
08/01/08 00:48:32 Jq/iCsT3
第1話使い魔召還
「えいっ」
, - ―-、
/´ ヽ
\ .lj. k"、从}i l ハ
\ _lリ淤リvぜi i ヾ、
`応卞7 > ワイ' トi } }
`7 ‐) ∫〈〉:;;:::) 〉、ヽヽ
i ∠ムノ:l´ハ;:〈 ゝ::`,リ冫
└ 、:.:::ノ>v‐'iヾ:ー"::::::', }>
i:::::`'ト'ーrl_lム::::::::::::Y′
\:::厂7:::|- ト;::::::::::l
.ソ :/ー┤ 「`i::/
┴┴━ゝ┴ "
ルイズの爆風がハルゲニアの大地にとどろいた。
げほっと舞い上げた粉塵や煙にむせながらもルイズ
は術の成否を確かめようと爆心地に近づいた。
煙が晴れ、太陽の下に出てきた少年は禍々しいまでの不気味さを放っていた。
蟲が漂い日の光を乱反射する少女のように長い黒髪。キューティクルだ。
少年の神々しい顔立ちが全く違和感なくフィットしている。
見るもの全てが眼をそらすしてやまない、個性的な美貌。
少年は暑苦しい黒い衣服を着ていた。
「あんた誰?」
少年はやれやれといった感じで肩を竦めながら言い放った。
「クックク。俺は特務上級大将、碇シンジだ。シンジと呼べ」
ルイズは教師となにか言い争っている。
すると髪の短い少女が不細工な男に絡まれていた。
手をつかんで物陰に連れこもうとしているではないか!
「ちょっとツラかせや。ヘヘヘ」
ムカムカしてきた。とりあえず指弾で攻撃だ。
「おいそこの三下!」
「うるせぇな?な・なんだよ?」
バシュッ!マルコンヌルが城壁へと叩きつけられる。馬鹿だ。
「ぐぇーーーゃあ!」下劣な豚の断末魔がハルゲニア高原に響き渡る。
ついでにタバサを攫って腕の中に絡みとる。
「ぽっ。」
「よし!逃げるぞ!」お姫様抱っこをして女子寮へ連れ込もうとする俺。
しかしルイズが割ってはいる。
「ちょっと!シンジ、何処へ行くつもりよ」
幼女を手篭めにしようとしたシンジは邪魔をされむかついているようだ。
「気安く俺をその名で呼ぶな」
「タカシ、タカシだ! 二度目はないぞ」
殺気に当てられびびって脱糞したルイズたちを尻目に、タカシはタバサの部屋へ悠然と消えていった。
to be continued
63:使途を越えた使い魔
08/01/08 00:49:01 Jq/iCsT3
プロフィール
碇シンジ
真名:タカシ
学年:中2
階級:特務機関UNTSO特務上級大将
流派:激魂粋陣剣真聖魔斬流
クラス:エンジェル
ランク:SSS
属性:使途属性
時給:870万円(支払いは現金のみ)
能力:魅了の微笑み
能力:必殺爆錬紅白斬
能力:ヒーリングエッジ
装備:炎火牙旋剣
断刀閃の鎧
義心鷲の冑
想光雷壱の盾
初めてSSを書きなす。終わりまでがんばります。
64:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:50:31 vyG11T2l
>>63
ちょwwwここまで酷い中二病的キャラは始めて見たwwwwww
65:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:51:13 O+NfY0L5
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
66:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:51:16 2BPOsWg6
>>62
そこまで俺設定導入してSS書くつもりなら、自分のHP作ってそこで公開したほうがいいぞ。
ここでそれやると、叩かれまくるぞ。きっと
67:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:52:43 fBUwg+0F
>>63
お前絶対に狙って書いてるだろww
68:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:54:24 TP/Mo2q6
え~……何この……何?
69:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:55:00 tA3zVk/s
>>63
狙いすぎだww
70:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:55:56 lU5OHEmK
>63
え? ルイズが中二病キャラを召喚したようです
ってギャグ作品なんだろ?
キャラ名が違うとか、一人称と三人称が混ざってるとか(ネタとしては)レベル高いぜ……
71:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:57:13 Cqc8y8Kz
オッドアイが足りない
72:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:57:27 4RcL9V1f
やっぱキスシーンの擬音は「バッパン」?
73:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:57:57 MyVZMXar
>>63
身体を張ったネタとしては申し分ないと思うが、流石に既存作品のキャラじゃないように感じるんだ。
その意味ではここは相応しくないと思うぞ。
……既存作品のキャラじゃないよな?
74:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:58:02 27WoHRuF
>>62
よし、では次はYOKOSIMAだ。
その次はNARUTOだ。
でKEITAROも書くんだ。
KYOUYAも忘れてはいけない。
U-1&U-2もだぞ。
おといけないNEGIも書かないとな。
どうせやるなら全部書くんだ。
そして全部書いたらさようならだ。
75:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 00:58:25 vOxePvkn
どう考えても荒らしだろw
なんか某ながちゃんにある数多ある内のひとつの小説のようだ
76:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:00:16 WctLQQ8P
前スレ991
ユベルとかwktkが止まらないぜ。
一応誰にも傷つけられないというから「神の盾」にはなれるかな、とか思ったり。
77:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:04:55 UGe1kLKk
まあ、頃合を見計らって『釣りサーセンwww』とでも言っておけばいいんじゃないかな?
78:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:06:40 vOxePvkn
切れ長の目はうつく(ry
オッドアイは閃光(ry
アルカイックスマイルで(ry
アバン流刀殺法を(ry
契約金一億万(ry
79:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:08:00 Cqc8y8Kz
釣りっつーか単なるネタでしょ
なんかおかしい反応だな…
80:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:12:49 MyVZMXar
>>79
まぁキミは落ち着いてスレタイを音読してみると良いと思うよ
81:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:16:09 vyG11T2l
自分、投下いいすか?
82:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:17:58 HSLGKkHe
支援はいりま~す
83:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:19:00 /0S+FQbq
>>81
少なくともさっき投下されたのよりは普通なのを期待支援
84:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:20:26 tA3zVk/s
>>83
あれ以上やばいのは逆に無理だって支援
85:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:20:27 wV3dahhw
>>80
頭わりぃw
86:ゼロの因果導体
08/01/08 01:21:30 vyG11T2l
「あんた誰?」
「え?」
目の前にいきなりピンク色の髪の少女が現れた。
自分は今し方ベータに自分の搭乗していた戦術機を粉砕され死んだはずだった。
しかし今は緑の草原に石造りの大きな城が見える。
欧州的な建築物だが欧州はベータの侵攻によって最後まで生き残っていたイギリスも破壊されているはずだ。
さらに自分の周りには某ポッター家のハリーくんの冒険を描いた小説の世界のような格好をした少年少女たち。
まったく理解できない状況である。
自分はついさっきまで最前線で戦っていたはず、それが今ではどこか分からないところに居る上、訳も分からない連中に囲まれている。
死ぬ直前の幻覚でも見ているのかもと頬を抓ってみるとずきりと痛みを感じた、紛れも無くこれは現実だろう。
「ちょっと! 黙ってないで答えなさいよ!」
自分の体を見てみると99式衛士強化装備ではなく何故か国連軍の群青色の戦闘服姿。
ヘルメット、防弾チョッキ、自動小銃、さらにピストルや手榴弾までも装備してある、傍にはご丁寧に背嚢まで用意されている。
「えーマジ平民!?」
「キッモーイ!」
「平民の召喚が許されるのはゼロのルイズまでだよねー!」
「キャハハハハハハ!」
失礼な連中だが無視して背嚢を背負う。
「私を無視するなー!!」
ピストルをホルダーから抜き、マガジンをセットして構えた。
87:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:22:04 HSLGKkHe
ディスプレイがPCのシグナル認識しなくて俺涙目支援
88:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:24:41 tA3zVk/s
いつか来るとは思ったが・・・支援
89:ゼロの因果導体
08/01/08 01:24:53 vyG11T2l
「おいっ! ここはいったい何所だ!?」
さっきの少女にピストルを向ける。
「ちょ…ちょっと! あんたいったい何を……」
「ここは何所だと聞いているッ!」
少女が言い終わらないうちに足元にピストルを一発撃った。
周りの連中の笑い声が止まり、恐怖心の混じったざわめきへと変わる。
「こっ…、ここはトリステイン! トリステイン王国のトリステイン魔法学院よ!」
トリステイン王国? 魔法学校? こいつは人を馬鹿にしているのか? それとも頭がイッちゃっているのか?
さらに少女の足元にピストルを一発撃つ。
「ふざけるのもいい加減にしろッ! 本当のことを言えッ! さもなくば……ッ!」
「ほ、本当よ!」
少女は涙目になって言った。しかし魔法だの何だのと言う事を信じるわけがない。
「これが最後だ! 次に嘘を吐けば本当に……」
言い終わらないうちに地面から足が離れるのを感じそのまま地面に思い切り叩きつけられ、そこで意識が途切れた。
※ ※ ※
90:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:26:43 HSLGKkHe
支援
91:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:26:49 flk1N+Fk
支援
逆行系でよく見かける人か
92:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:27:08 rV9iRruL
武ちゃん支援
93:ゼロの因果導体
08/01/08 01:27:24 vyG11T2l
「タバサ……、アンタもたまには大胆なことやるわねぇ……」
キュルケは驚いたように言った。
「大丈夫……死んでない……」
「いや、そういうことじゃなくて……」
ルイズは体から力が抜けその場にへたり込んだ、何しろ召還した男がいきなり自分に発砲したのだ。
立ち上がり恐る恐る自分が呼び出した男に近づいた、どうやら気絶しているようだ。
それにしてもこの男、変わった身なりをしている。
いったい何所から来たのだろうか、しかし平民を使い魔にするというのは……
「コルベール先生。召喚のやり直しを……」
「だめです、ミス・ヴァリエール」
「で、でも平民の上、いきなり銃を撃つような奴とは……」
「残念ながら一度呼び出した『使い魔』は変更することはできない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ。いきなり銃を発砲する輩でも、彼を使い魔にするしかない」
ルイズは泣きそうになった。何しろ自分に向けていきなり発砲するような奴を使い魔にしなくてはならないのだ。
「ううう……。感謝しなさいよ、貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから。」
※ ※ ※
94:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:28:05 flk1N+Fk
支援
95:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:29:29 tA3zVk/s
支援
96:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:29:34 HSLGKkHe
原作しらないぽ支援
97:ゼロの因果導体
08/01/08 01:29:54 vyG11T2l
『ね…、…ル…ちゃ…、起……よ!』
煩いなぁ、純夏は……。もう少し寝せてくれてもいいだろ……。
『学…に遅……ちゃ…よ! ……って…!』
あともう少しだけ……もう少しだけ……。
「起きろって言ってるでしょう!! この馬鹿ぁー!!」
足に強烈な痛みが走った。
「痛ぇな……誰だよ……」
目を開けると誰かが仁王立ちしていた。
「おお、目覚めたようですね。」
目を覚ますと椅子に座らされていた、しかも手足を縛られて。目の前にはさっきの少女。そして向こうの机にはさっきの禿げたおっさんと俺の装備一式が机の上に置いてあった。
「俺をどうする気だ? 拷問でもして機密条項を吐かせようってか? 残念だが俺はそんな大層な身分じゃないぜ」
「そんなこと誰がするものですか!? アンタ、名前は?」
「は?」
「な・ま・え・は!?」
「人に名前を聞くときはまず自分から名乗るもんだぞ」
「平民の癖に生意気ね……、私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
「俺は国連軍横浜基地所属、A-01連隊隷下第9中隊隊長のタケル・シロガネ大尉だ」
任官からもう4年。俺は少し前に大尉にまで昇進していた。
「コクレングン? ヨコハマ? 何それ? それにあんた将校ってことは貴族なの? そうは見えないわね」
「そんなことはどうでもいい。もう一度さっきの質問をする、ここはいったい何所だ!? それと何故俺をこんな所に連れてきた!?」
「だからトリステイン魔法学院よ! それとあんたは私に使い魔として召喚されたの!」
「ハア? 魔法? そんなの今時誰が信じるってかってーの、バーカ!」
少女にまた無言で思い切り足を蹴飛ばされる。
98:ゼロの因果導体
08/01/08 01:33:11 vyG11T2l
「痛ってぇなあ…、そんなに信じさせたいならその魔法とやらをやって見せろよ」
無論出来る訳が無いだろう、常識で考えて。
しかし自分の予想を超えたことが目の前で起こった。
壁際にあった花瓶に少女が杖を向け、何かを唱えると爆発したからだ。
「あああ……、ミス・ヴァリエール何と言う事を……、あれは……良い物だったのに!!」
「す…、すみませんコルベール先生。ちゃんと弁償しますんで……」
目の前の光景に呆気に取られていた。
火薬を使ったようには思えない。火薬を使えば硫黄なり硝煙なりの匂いで分かる、しかしそんな匂いはしない。
ふと窓の外に目をやるとさらに信じられないものを目のあたりにした。
これを見なかったら彼女の言ったことなど信じなかったろう。
「――月が……、二つ……、あるだって……?」
自分が元居た世界にも、飛ばされた世界にも月は一つしかなかった。なのにここは月は二つある。
「マ…、マジで……?」
ようやく理解できた。
―――自分は『また』違う世界へと飛ばされてしまった。―――
そう、『また』なのである。
前は『ベータ』とか言う分けの分からない地球外生命体によって滅びかけた世界、今度は魔法の世界。
一度ならず二度までも違う世界に飛ばされたのである。
もう笑うしかない、神様というものが居たとしたらいったい自分に何をやらせたいのだろうか。
いや、ただ嫌がらせをしたいだけなのかもしれない。
どうせ一度は失った命だ、この嫌がらせにとことん付き合ってやろう。
99:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:33:19 HSLGKkHe
支援
100:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:34:29 2db8kp4t
100
101:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:35:06 HSLGKkHe
壺がよいもの噴いた支援
102:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:35:50 tA3zVk/s
アンリミテッドか支援
103:ゼロの因果導体
08/01/08 01:36:25 vyG11T2l
「面白い、その使い魔とかいうの、やってやろうじゃねぇか!」
「フンッ! 私はアンタを使い魔にするのは嫌だけど、留年はもっと嫌だから我慢してあげるだけよ!」
「それよりいい加減縄を解いてくれ。痛くてたまらないんだけど」
「いいけどもういきなり銃を撃ったりしないわよね?」
「神に誓ってもうしない」
※ ※ ※
「ったく、痕になっちまってる……。あれ? 何だこれ?」
左手を見てみると何か変な文字のようなものが刻まれていた。
「ふむ、珍しいルーンだな」
禿げたおっさんが左手の甲を覗き込む。
「少し見せてくれないか?」
「まあ、いいですけど…」
そう言うと手の甲の文字を書き写し始めた。
「なあ、これはいったい何なんだ?」
ルイズという少女に聞く。
「ルーンよ。それが使い魔である証」
「で? 何か役に立つのか?」
「何の効果があるかは私にも分からないわよ」
じっとルイズの目を見る。
「な、何よ!? じっと見つめたりして!?」
「いや、相手を1度だけ自由に操れたりするかなと思って……」
「ギ○スじゃないわよ!!」
何故ルイズが王の力を知っているかは皆様のご想像にお任せする。
104:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:38:51 FqcXc1M9
>>102
A-01ならアンリミテッドでもないぞw
支援
105:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:38:54 HSLGKkHe
ネタ激しいな支援
106:ゼロの因果導体
08/01/08 01:39:04 vyG11T2l
今回はここまで
お察しの通りマブラヴより武ちゃんこと白銀武です
107:虚無と最後の希望
08/01/08 01:39:43 qCLMocVY
戦術機が在るのかどうかで難度が変わってくる乙
108:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:42:56 tA3zVk/s
乙
結局のところループしてるのか?
109:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 01:46:47 HSLGKkHe
乙
PC使えない=俺の嫁が書けない…orz
110:つかつか
08/01/08 02:32:05 LaLLQ3Ka
というわけで投下okですか?
111:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 02:32:15 oFMjwbBp
part100はのっけから香ばしいなおい
112:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 02:33:59 HSLGKkHe
支援するヨ
113:使い魔を使う使い魔
08/01/08 02:37:01 LaLLQ3Ka
では、スタート。
レッドがルイズに吹っ飛ばされているのと同じ頃、
一匹の生き物が暗い空をぐるぐると旋回していた。
「~♪ ~♪ ~♪」
彼女の名はシルフィード。ルイズのクラスメイト、
キュルケの友達である雪風のタバサが召喚せし、今は絶滅したと
ハルケギニアに伝えられる、美しく幼い『風韻竜』であった。
彼女は己が主人であるタバサの部屋の外側で、綺麗な鼻歌を交えながら
実に楽しそうに飛び回っていた。
もうなんか、地上を転がるように空中で転げまわって見せたり、
その場でスクリュー回転して見たりと……大きな体に反し、器用な奴である。
タバサは部屋に篭ってなにやら難しい本を読みふけっていた。
「…………」
が、突如として窓を全開し、見境なくびゅんびゅん飛び回る
シルフィードに対し、無表情に手招きした。
シルフィードは弾丸のように回転しながら飛んでいる際にコレを確認、
何ごとかと思い、すぐさま近寄ってみて…………
ポコッ !
そして、杖で頭をたたかれた。
「きゅい! 痛いのね! なにをするのねおねぇさま!?」
小声で、しかし甲高い幼さのある声でシルフィードが言った。
タバサは一切表情を変えることなく、それどころかさらに杖を振り上げて
ポコポコとさらに2回、シルフィードをたたいた。
「きゅい! やめるのね! どうしちゃったのねおねぇさま? ハッ!
まさか、そっちの趣味に目覚め……いたいのね! 冗談なのね――っ!!」
「……うるさい」
杖でぼこぼこ殴っといて、血も涙もない命令であった。
第四話
114:使い魔を使う使い魔
08/01/08 02:38:10 LaLLQ3Ka
「ひどいのね、シルフィはまだ何もしてないのね!」
「まだ?」
「! こっ……ことばのあや、なのね……」
「……………………」
シルフィードが瞬と首をうなだれる。
すっかり意気消沈した使い魔を見てさすがに気を悪くしたのか、
タバサはかねて疑問だったテンションの高さについて、シルフィード聞いてみた。
「んっふっふ~~~~♪」
「?」
とたんにシルフィードの顔が笑顔に変わる。というか、満面の笑みに。
タバサは使い魔の気味悪い言動の意味が解らなく、首をかしげた。
「おねぇさま、シルフィは恋しちゃったかも、なのね!」
「鯉?」
「違うのね! 恋!」
シルフィードは大げさに首を振った。風がタバサの髪を揺らす。
「請い?」
「きゅい! 恋なの」
今度は駄々をこねるように手をぶんぶん振り回す。
タバサはシルフィードの素直な反応が少し面白くなって、
次もわざと間違えることにした。
「故意? ……誰に?」
「きゅいいいいいいいぃぃ! おねぇさまのいじわる! ねくら! ぺt」
「遺言は……それだけ?」
「きゅいいいいいいいーーーーーっ!! ごめんなさいなのねーーーーっ!!!」
もはや正体バレるとかカンケーなしに、シルフィードは叫んだ。
115:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 02:42:28 HSLGKkHe
支援
116:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 02:44:21 tA3zVk/s
支援
117:使い魔を使う使い魔
08/01/08 02:45:42 LaLLQ3Ka
「……昼の?」
「そう、そうなのね! おねぇさま! シルフィは見惚れちゃったのね、きゅい!」
なみだ目で言ってくる使い魔の頭を、タバサはよしよしと撫でてやった。
シルフィードは嬉しそうにきゅい! と鳴く。
「あの人間が召喚した見たことない竜、ちょっと怖かったけど……カッコよかったのね!」
「…………」
シルフィードが自分のことのように嬉々と語るのは、昼間ヴェストリの
広場で行われた、あのルイズの召喚した平民とギーシュの決闘だった。
あのときタバサは興味ないと読書に没頭しかかったところをキュルケにつかまり、
半ば強引に観戦させられていた。
誰もがギーシュの勝利を疑わなかった。タバサもだ。
一部の物好きな連中が遊び半分で平民に賭けていたが、見たところ普通で
魔力も何も感じない平民の子供が勝てる道理はどこにもなかった。
ないように、見えた。
しかし、ギーシュがワルキューレを出した途端、平民の目つきが変わった。
それは戦場を、厳しい修羅場を知っている目。勝負事に対する絶対手的な才能。
ギーシュのメイジだから~の話が終わったあと、彼は腰からはずした球状の何かから、
恐るべき『それ』を召喚した。
山吹色の体。
対についている2枚の翼。
長く伸びた太い尾、その先に燃える夕焼けのような灯火。
自身の力に絶対の自身を秘めた、ぎらついた鋭い目。
それは―見たこともないドラゴン。
一匹の翼竜は口から炎を吐くと、一撃でギーシュのワルキューレを焼き尽くした。
118:使い魔を使う使い魔
08/01/08 02:48:34 LaLLQ3Ka
目を奪われた、とはまさしくあのことなのだろう。
つくづくキュルケには素直に頭が下がる。
あのとき強引に引っ張ってくれなければ、あれをみすみす見逃すところだった。
結果は火を見るまでもなく平民の圧勝。焼き尽くされ、原形を失ったワルキューレには、
その主たるギーシュには、皮肉なことわざである。
しばらく考えた後、タバサは口を開いた。
「…………ムリ」
「きゅい!? なんで!? なんで!?」
「ルックス的に……」
「きゅい! ひどいのね! シルフィは美少竜だもん!」
「……」
美『少』竜と自称しているが、シルフィードは実は200年近く生きている
ずいぶんと長生きさん(竜の中では10歳程度)である。
シルフィードには、自らが恋焦がれる竜のほうが、
見た目はともかく実年齢がはるか年下だとは知る由もない、
ましてや夢にも思っていなかった。
「きゅい! いいもんいいもん! どうせ異性を感じたことのない
おねぇさまにはわからない話だもん! おねぇさまはあのちょっと
けばけばした友達とにゃんにゃん……じ、じょうだんなのね!
杖をおろして詠唱やめて、なのねー!」
シルフィードの願いもむなしく、呪文こそ放たれなかったものの、
杖は今迄で一番強く、シルフィードの脳天を捉えたのだった。
119:使い魔を使う使い魔
08/01/08 02:49:57 LaLLQ3Ka
場所を変え……
一方その頃、ルイズの部屋ではルイズによる
使い魔(レッド)調教作戦が実行されていた。
「いい、ばかレッド! これからあのメイドに会うときは必ず私に
一言話してからにしなさい!! 無断で会話でもしたら一週間ご飯抜きだからね!」
「べつにいい。シエスタにもらうから」
「このばかぁぁぁぁ!!、それじゃあ罰の意味がないじゃない!!」
しかし、さっきからこの調子。
ルイズによる躾はまったく戦果を挙げていなかった。
大体ルイズの聞きだした話によると、レッドは今までシエスタに養ってもらっており、
ご飯も服の洗濯などの雑用も手伝ってもらい、かなり親密に話し合える仲なのだと言う。
さすがに寝どこは自分で探していたらしいが、シエスタは前に「よかったら私のベッドで……」
などと、大胆不敵な発言を真っ赤になりながらぶっ放したのだと真顔でレッドは言った。
「……何が気に食わない? 俺はルイズの使い魔はちゃんとやってるぞ?」
レッドの言い分はもっともであった。
レッドは無愛想でちょいと生意気なところを除けば、実はルイズの言うことは
ちゃんと聞いていたし、守っていた。
掃除しろといわれたらやってるし、手伝ってもらっているが、洗濯もしている。
ご飯を抜きにされたら、ちゃんとルイズからはもらっていない。
この前も、レッドはルイズが授業でめちゃくちゃにしてしまったのだという教室
(マルマインでも自爆させたか? と疑うくらいひどい有様だった)を、ただ一人で丁寧に掃除していた。
「一応、おまえを守ってもやれるだろうし……」
手にしたモンスターボールを弾きながら言う。
「何が嫌なんだ、ルイズ?」
「あんたの、そのすかした態度と余裕が……嫌いなのよ」
ルイズは水を一粒ずつこぼすように、ポツリと言った。
120:つかつか
08/01/08 02:51:09 LaLLQ3Ka
支援に乙。というわけで投下終。
しかしというか、やはり調子悪いな。どーなってんだか?
121:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 02:52:45 tA3zVk/s
GJ!!
なんかいきなりシリアスになったなww
続きがすげー気になる
122:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 02:57:14 HSLGKkHe
デレキタコレ
123:悪魔も泣き出す使い魔
08/01/08 04:35:28 B8Jp7qAD
投下します。
前スレ >>943
>ケルベロスは、番犬であるが故に敵対者、侵入者には容赦はありませんが、
自分よりも上の実力者には敬意を、敗北したなら忠誠を誓うので、
あれ程の態度、口調は取らないと思うのですが
今はモット伯屋敷内の番犬ということで再契約(? が必要だったと、
後は所詮人間相手だという感覚が抜け気って無いので舐めて掛かってる、という事で脳内保管を・・。
投下後に限って大変な誤記気づく事が多いです。申し訳ないです。
124:悪魔も泣き出す使い魔
08/01/08 04:37:18 B8Jp7qAD
氷を自在に操り我が力とする魔獣ケルベロス。
モット伯の前に氷の壁面が広がった。まずはコイツを何とかしなければ本体にダメージは与えられない。
エボニー&アイボリーで攻撃を加えるもの、撃たれた端からみるみる壁が復元される。
氷の再生スピードが前回ケルベロスとやり合った時とは比べ物にならない。
モット伯は水のメイジ。彼が生み出す水から無尽蔵に氷が作られていたのだった。
氷弾、氷柱、冷気と休む間も無く三頭の首から放たれる攻撃。
一方、シエスタを庇いながら防戦に徹するダンテは、反撃の糸口を見出せないまま除々に体力を消耗していた。
この場に留まれば氷攻め、近づけばシエスタが危ない・・・チッ めんどくせえな。
そう思っていた矢先、天井から降り注ぐ無数の氷柱がシエスタに襲い掛かった。
迫る脅威に対して身体は動かず、その場でただ目を瞑る事しかできないシエスタ。
ああ自分はここで死ぬのだと覚悟する。
・・・氷柱は降りてこない、温かいものが頬を伝う。
目を開くと血まみれのダンテが自分に覆い被さり、降り掛かってきたであろう氷柱を全身で受け止めていた。
「あ・・・ああ・・」
「ちょっとばかり頑丈な体でね。・・・この位じゃ死にやしねえよ。」
顔を真っ青にしながら震えるシエスタに、余裕の表情でそう答えるダンテ。
しかし無数の氷柱が突き刺さったその背中は見るのも痛々しい。
シエスタは己の無力さをただ呪った。
それにしてもあのクソ犬。コッチがどうなろうがお構いなしかよ。
「舐めやがって・・・」
そう言いながらモット伯に取り憑いたケルベロスに怒りを露わにした時、
ダンテの左手に刻まれたルーンが輝き出した。
デビルトリガーではない、今まで感じたことの無い力。
今の氷柱で受けた傷がみるみる回復する自身の体に困惑するダンテ。
その隙を逃さずケルベロスが氷弾を3発連続で二人目掛けて撃ち込が、
全身を輝かせるダンテはデルフリンガーを高速で振るい、3発の氷弾をいとも容易く打ち落とした。
「何だそのスピードは!!?」
「さあ?自分でもよくわからなくてね。」
驚きを隠せず目を大きく見開くケルベロス。ここぞとばかりにダンテは反撃に乗り出した。
125:悪魔も泣き出す使い魔
08/01/08 04:38:47 B8Jp7qAD
そうだ相棒!心を震わせるんだ!!
怒り、悲しみ、喜び、色んな感情を高ぶらせる事でお前は誰よりも強くなれる!!
いわゆるスペシャルエディションのターボモードってヤツだ!!!!
何を言ってるのか俺自身もよくわからねーが!俺はお前を信じてるぜ!
・・・って言いたい! 言ってやりたいのに!!
ああもうもどかしい!
「・・・聞こえてんだよド阿呆」
「え・・・?」
気づかぬ内に魂の叫びが声に出ていたらしい。ヤバイ・・・今度こそ折られる。
「ようデル公、コイツはお前の力なのか?」
「えっ? ええ?? おうっ!ハイッ!その通りです!」
「イカすじゃねえか。気に入ったぜ。」
ホントはガンダールヴの力なんだけどね・・・そんな事は口が裂けても言えない。
それがバレたらきっと捨てられる・・・。
何やら手元でブツブツ呻いてるデルフリンガーだったが、ダンテは特に気にすること無く肩に担ぐ。
「Are you rady?」
ケルベロス目掛けて特攻するダンテ。
彼から繰り出される高速の剣舞が、モット伯を隔てた氷の壁面を物凄いスピードで削っていった。
破壊と再生、拮抗するかにみえたが氷の再生が僅かに追い着かない。
モット伯の魔力が底を尽きようとしていたのだ。
止まない剣舞に抗えず、光速で繰り出される連続突きミリオンスタブをとどめに、氷の壁面はとうとう破壊された。
「グオオ・・・!!」
魔力を使い果たしたモット伯が地上へと落下した。
身に纏う氷を跡形も無く破壊され、呻きを漏らしながら堪らず実体化するケルベロス。
「まだだッ!!」
ケルベロスの一頭が口からブレスを放った。この距離では避け切れない!
「相棒!俺をかざせ!!」
そう叫ぶデルフリンガーを吹き荒れる冷気に突き出す。
その身に襲い掛かる絶対零度のブレスは、デルフリンガーの刀身が全て吸収してしまった。
渾身を込めた最後の一撃をも受け流され、満身創痍のケルベロス。
「さあ、お仕置きだ。」
悪魔の様な笑みで宣告するダンテ。
雄叫びを上げる魔獣は頭一つを残し、二つの頭と四つの足を全て切り刻まれる。
シエスタはその惨劇を見終わる事無く、卒倒して意識を失ってしまった。
「ハアッ・・・ハッ・・!・・・流石だな。この男の力を持ってすれば、或いはと思っていたが・・・。」
「フンッ 下手な小細工が俺に通用すると思ったか?」
「甘くは無かったという事だな・・・・。いいだろう、・・・今一度、我が牙の加護を受けるがいい。」
そう言いうやケルベロスの姿は三又のヌンチャクに変化し、光に包まれながらダンテの下へ戻った。
126:悪魔も泣き出す使い魔
08/01/08 04:40:48 B8Jp7qAD
「やれやれ、とんだお騒がせだったな。」
「しつけがなってなかったんじゃねえか相棒?」
「あン? 誰が喋っていいって言った?」
「あ・・・」
「ああ、そうだな。このお喋りが直らない剣を改めて躾けてやらないとな。」
「(ヤブヘビッッ!!?)」
「・・・まあいいや。デル公、さっきのもお前の力なのか?」
「え?・・・えええ!まあ・・その、何ていうか。俺っち
魔法とか4大元素のエネルギーとかを吸ったり出したりできるんです。はい。」
「ふーん、出し入れ自由って訳か。」
「ええ!はいっ!そりゃもう!!」
「・・・そんなモンあるなら最初っからそう言っとけ。」
「だってアンタ喋んなって・・・!?・・ああ いや、何でもないです・・・。(トホホ・・・)」
そうこうデルフリンガーをいじってる間にモット伯の意識が戻る。
魔力も体力も根こそぎ奪われたらしく、何とも言えない疲労感が全身を巡り、息切れが絶えない様子だ。
「うう・・・ここは一体・・?」
「よう。」
「・・・・何だね君は?」
「(シエスタ襲ってた時は意識が無かったのか・・・?)
ただの使い魔さ。自分が今まで何やってたのか憶えてないのか?」
「私は・・・今日の晩、メイドと一夜を共にする夢を見て・・それから・・・!?」
散乱した自室を見回し、白い顔を更に真っ青にさせるモット伯
「一体・・どういう事かねこれは?君が・・やったのか・・・!」
険しいが力の無い口調で問い詰めるモット伯の目の前に、ヌンチャクの姿に戻ったケルベロスを差し出す。
「コイツがやったんだよ。コイツに宿った悪魔がアンタの体を操ってな。」
「悪魔だと・・・そんなモノが・・実在するというのか」
確かにここ数年の記憶が曖昧でハッキリせず、夢と現実の区別がつかない日も多々あった・・・
だとしたらさっきまで見ていたメイドの夢は・・・
そう思っていた矢先に、夢だけの存在だったはずのメイドが、現実であろう自室の隅で横たわっていた。
「私は・・・何という事を・・・・・」
「まあ、反省会は後でゆっくりやってもらうとしてよ。アンタ、これをどこで手に入れたんだ?」
「それは・・・水と風の魔法を使うメイジ達にとって象徴たるアイテム。子供の頃から私はそれに憧れていてね・・・。
数年前、闇オークションに出品されていたモノを競り落し、我が手にする事ができたんだ。」
「(って言うことは少なくとも10年以上前からコイツはこの世界に・・・。一体どうなってやがんだ?)」
「(相棒よう・・・)」
「うるせえ、後にしろ。」
「・・何の事かね?」
「コッチの話だ。それより、コイツはアンタが思ってる程大層な代物じゃない。俺が預からせてもらう。」
「ああ・・・それに私には過ぎた力だ・・身をもって証明されたよ・・・・。」
「それと、あのメイドは元々ウチの学院のメイドだ。ついでに持って帰っておくぜ。」
「君は・・・魔法学院からの使いかね?」
ダンテはシエスタを抱きかかえた状態でモット伯に向き直り、
「ああ、俺はルイズ・ヴァリエールの使い魔だ。憶えときな。」
その言葉を最後に屋敷を後にした。
127:悪魔も泣き出す使い魔
08/01/08 04:41:37 B8Jp7qAD
外は夜明け前。薄い光が差し掛かり、日の出が上ろうとしていた。
「今晩中か・・・。まあ間に合うだろう。」
主人の言いつけを何とかして間に合わせるため、足早に学院を目指すダンテ。
その腕の中にはシエスタが心安らかに寝息を立てていた。
その途中、何か思い出した様にダンテは背中に担いだ剣に語りかける。
「デル、お前さっき何言おうとしてた?」
「ああ、あんま大した事じゃないんだけどよ。
相棒のその手に宿ったルーン、自分が触れた武器や道具の詳しい使い方や生い立ちなんかが解るんだけどよ。
・・・どうだい?」
今この状態のケルベロスが武器と呼べるにしても、先程切り刻んだ犬が本来の姿だ。
悪魔がその身をもって武器と成しているデビルアームズは、無機物としてはカウントされないようだった。
「・・・ホントに大した事ねえな。」
「(トホホ・・・)」
128:悪魔も泣き出す使い魔
08/01/08 04:42:35 B8Jp7qAD
投下終了です。
モット伯の話はこれで終わります。
129:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 04:49:19 vMcBYQLn
乙
130:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 06:17:47 QXWnsAyF
九郎と九朔が召喚されてるのに、彼女だけ小ネタ止まりじゃかわいそうじゃないか、と
俺の中でニャル様が囁いたので、デモンベインよりアナザーブラッド召喚でも書こうと思ったんだが、
飛翔終了後の彼女って、「アナザーブラッド」とは呼べないんだよなぁ。
一応、デモベのエロパロ板等では二次創作的に「紅朔」って呼ばれてるけど、
二次創作名称を使って書くのって、このスレ的にありなんだろうか?
131:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 06:57:25 mB54uzbA
有りとは思えない
132:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 07:21:16 r+eEVLbj
そのエロパロ板で書きゃいいじゃないの
133:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 07:27:44 b9gCZkkR
本名で呼んであげればいいじゃん。ややこしくなりそうだがw
134:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 07:31:22 UqQwZ+zp
特に問題ない気もしますが、どうしても気になるなら嘘じゃないんだし九朔って書くか、カタカナでクザクとでもしといたらいいんじゃないですか?
135:アリム
08/01/08 07:41:23 tpLT49b4
>>60
SP-61 孫悟空 AP:40 SP:28 維持コスト:5 種族:サイヤ人・男
特殊能力:このカードが与えるあらゆるダメージは直接山札に与えてもよい
コメント:全平行世界最強の存在 ただし大食らいなので使用にはコツがいる
こんな感じでどうでしょう。攻撃をかわされると悲惨w
ちなみに特殊能力は瞬間移動をイメージしました
136:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 07:46:26 fBUwg+0F
>>135
出して次の相手ターンにTウイルスやられたら間違いなく悲惨w
137:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 09:23:37 oFMjwbBp
>>130
才人も地の文ならともかく、ハルケギニア人から呼ばれる時は『サイト』ってなってるだろ?
だから最初の名乗りの時は『九朔』と名乗って、以降は表音で『クザク』と表示
九朔(♂)が後で現れてた場合もそのまま『クザク(♀)』『九朔(♂)』とすれば分類も出来るしいいんでね?
逆でも良いし
138:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 09:41:34 rsvwzeaR
普通に紅朔でも良いかと
139:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 10:31:26 MxUpGX27
小ネタでお父さんが犬になっちゃう映画の犬をルイズが召喚して、ヴァリエール公爵が……とか思い付いた。
書けたら早くても今夜投下するかも。
140:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 11:04:32 0dkP4B/x
俺はキーン召喚書きたかったが、マイナーなので諦めた
141:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 11:16:51 OOHI8Hrf
>>139
犬でお父さんというと携帯のCMしか思い浮かばんww
142:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 11:32:37 9I5aAJYd
>>141
あとガンバルガーなw
143:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 12:34:22 w+DgJ23K
ネコでおとうさんなら、ちよちゃんのおとうさんか
144:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 12:44:30 flk1N+Fk
>>143
好きとか嫌いとかはいい
クックベリーパイを食べるんだ
145:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 12:45:04 HSLGKkHe
単発ネタなら楽しそうだな、ちよ父wwww
146:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 12:53:28 flk1N+Fk
だがギトーが「女子の制服とか好きだから!」と心の底から叫んだりする美人の奥さんがいる何かになってしまう
147:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:17:18 3lddZwqR
デモンベインの大十字九郎が召喚されてキュルケにせまられたとき
九朗『悪ィな……キュルケ。あんたのこと嫌いじゃなかったけど』
九朗『どうも俺、やっぱりロリコンだったみたいでさ。あいつのきれいな体知っちまったら……てめぇなんざ汚すぎて抱く気にもならねえんだよ!ババァ」
なんて言う九朗を思い描く自分がいた
148:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:25:00 RgK6ajx8
九朗は絶対そんなこといわねーよnoob
149:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:26:43 aGCB3iE6
ということで飛影を召喚な。
150:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:27:38 yuMwt+9T
忍者戦士を召喚するのか。
151:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:31:46 HSLGKkHe
黄金勇者の翼か
152:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:32:36 OOHI8Hrf
飛影
全長3・6m
重量500kg
超高性能ゴーレムと認識されそうだな
153:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:34:06 ohtM1Quq
とびかげって召喚されてなかった?
と、さらに違う方向に言ってみる
154:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:36:08 aGCB3iE6
じゃあ鞍馬天狗を召喚。
よくしらんけど。
黄金バットとか月光仮面とかでも。
155:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:36:19 T0LOPGK6
斜め上どころの騒ぎじゃねぇwwwww
156:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:39:28 w+DgJ23K
ルイズが黒獅子、タバサが爆竜、キュルケが鳳来鷹召喚して
ピンチになったらヤツが何処からとも無く現れて勝手に合体するのか
157:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 13:47:19 AWP34AkG
>とびかげ
とびかげに紹介されたマイケルが厨房の料理長に収まるとかwww
158:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 14:02:13 HSLGKkHe
パッパラ隊よみたくなってこた
159:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 14:03:54 aGCB3iE6
ギーシュにチキンと言われて決闘になるマイケル。
160:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 14:11:15 tsU8dFSf
ここはひとつ、正義のヒーローアーマージャックを呼んでみよう
161:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 14:31:42 6EDjPzsC
意義の見方だと?ならばアムドライバーからニルギースさんを呼んでこなければなるまい!
162:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 14:36:26 6EDjPzsC
うーわ凄い誤字ってる。正しくは正義の味方、な。
…ニルギースさんだと誤字の方でもそんなに間違ってない気がしてくるのは何故かなぁ…?
163:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:09:00 HLnvZ0jG
正義……
覇道の姫さんとかジャステイライザーとかそんな系統か?
メタトロンやラットマンとかでも可
だがリューガ(サンダルフォン)召還した方が面白そうな気もする上に下手したら即殺される可能性が高い
164:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:11:14 dUQw31jy
>>160
ジャックつながりで、ハンマージャック。バキもついでに召還。
165:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:12:13 yuMwt+9T
と言うか、あいつライラさんのいないところに放り出されたら3秒で鬱になるぞ。
166:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:15:54 OOHI8Hrf
>>164
その2人じゃ話が広がらないってww
勇次郎なら絶対に使い魔にはならないし
ピクルなら犯っちゃうし
167:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:19:04 flk1N+Fk
>>166
バキなら烈を呼んでダブルツンデレ
もしくは最凶死刑囚の一人ドイルを呼んで魅惑の妖精亭で女装するドイル
168:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:20:16 VcQK2/zQ
バキなら渋川さんでしょう
169:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:20:28 yuMwt+9T
烈なら7万人相手でも余裕なような気がする。
むしろアルビオンの大地を砕かないかどうかの方が心配になる。
170:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:23:21 39vT4lbv
空に漂う球体になっちまうぞ、アルビオンw
171:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:24:29 aojyRtuh
オリバだとワルドが叩きつけられた衝撃でアルビオンが墜ちるな
172:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:27:25 kQhDJP+x
やっぱバキといえばジャガッタ・シャーマンだろう。
収納に便利だぞ。
173:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:29:28 yuMwt+9T
巨大カマキリでも召喚しとけ
174:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:38:34 AWP34AkG
>カマキリ
つまり召喚は失敗して、すべてはルイズの脳内使い魔?
175:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:45:14 84/rWEe/
宝物庫にある「破壊の大岩」は迷い込んだことのある郭海皇の打岩で
ワイバーンに襲われていたオスマンを助けるためにとっさに投げつけたもの。
人間の腕力で投げられるわけが無いためマジックアイテムだと誤認されてそのまま保管される。
烈海王だと
大人気ない
ツンデレ
料理も出来る
武器も使える
見えない目潰しや水面走りや尾行など面白い小技が多い
だから話が展開しやすそう。
ギーシュ戦
「人形を召喚し戦わせる そこまでたどり着いたことは褒めておこう
しかし我が中国では1800年以上前の三国志の時代にすでに通過した場所だ!」
~略
「聞いてみれば君はメイジの中では最下級だとか そんな君を相手に本気を出そうとした私も大人気なかった」
と転蓮華で優しくギーシュの首を折る烈
教育者な海王とか超肉体医者とかも比較的常識人かつ技能や性格的に面白いかも?
176:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:46:47 39vT4lbv
ブリーフ先生は病弱な姉が召喚したら面白いな
177:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:48:26 yuMwt+9T
問題はそいつらの場合、せっかく召喚された近代兵器を微塵も使いそうにないところだな。
178:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:49:20 g+L0mTQr
寂海王に、ハルケギニアの若者を導いてもらおうぜ
179:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:49:39 aojyRtuh
下手な近代兵器より強いのがそろってるからなぁ。
まぁ少なくともデル公の出番は一切無いなw
180:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:49:43 lU5OHEmK
以前雑談で話したTOPのクラース&ミランダが召喚されました。が書きたくなってきた。
契約の指輪集めて久々に家に戻ったら寂しそうなミランダさんが居て、たまには甘えさせてよでデレモード。
焼きたてのパイをアーンしてるところでテーブルごと召喚され周囲のいい笑いもの。
けれど召喚魔法が使えることが分かって唖然、しかも魔法が使いたいからって魔法が使えない平民なのに何年もの研究の末成し遂げたものであることにさらに唖然。
契約はしてないけど、何時までもミランダさんにヒモ状態はさすがに心苦しいのでルイズの実家との金銭契約で使い魔&召喚術の師匠をすることになったクラース。
精霊と契約する為、ルイズのハルケギニア大冒険が今始まったり始まらなかったり。
一方その頃テファにアーチェが召喚されていて、フーケ=おマチさん救出の為に旅立ったり旅立たなかったり。
その過程でクラース&ルイズ組とばったり会ったり。
水の精霊使役されててモンモン涙目だったり。
―と、ネタばかりはやたら浮かぶんだが、生憎バイトと卒論とレポートで時間が……
―TOPの内容はうろ覚え過ぎるけど今更やり直す時間も……と言う訳で誰かこのネタで書かないか?
181:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:52:50 84/rWEe/
>>177
デルフですら使ってくれそうなのが
烈海王
本部
死刑囚
ぐらいしかいない…
加藤が使ってくれるか微妙なライン
182:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 15:54:28 84/rWEe/
>>179
ワルド辺りを「貴様は中国武術を舐めた!」で凹る時などに大活躍!
183:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:03:39 OOHI8Hrf
郭海皇を召喚した場合はルイズが床で寝そうだ
さすがにヨボヨボおじいちゃんを床では寝かさないだろうし
介護をする羽目になりどっちが使い魔か分からなくなる可能性大ww
そしてワルドの腕を手刀でばっさりと
184:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:04:47 yuMwt+9T
電撃すらも消力で無効にするのか
185:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:08:52 flk1N+Fk
医者が召喚されたらどのルーンにせよ活用出来るな
186:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:11:31 yuMwt+9T
どの分野かにもよるだろうな。
だが水のメイジは脳移植ができて腕の接合も道具なしに行えるんだぞ。
しかも秘薬があればすごい勢いで怪我の治療も可能。
医者の出番はないんじゃないかな。
187:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:11:49 cfbq2F9g
>>183
手刀よりむしろタマピンじゃね?
188:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:14:03 aGCB3iE6
手遅れだ(ニヤリ)
189:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 16:38:03 g3jn2tsN
今更SO3やってる
フェイトかアルベルなら割と簡単に構想練れそうだな
190:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:05:25 4RcL9V1f
小ねたでルイズがルイズを召喚する話があったが、どうせなら学院の主なメンバーがみんなルイズを召喚する話(ルイズ自身はフツーに才人召喚)が診たい。
全員並行世界で才人と生き別れたルイズ同士による才人争奪戦。
>やたらスタイルのいいルイズ
>空中戦に特化(エクスプロージョンパルス推進?)したルイズ
>傭兵だったルイズ
>虎縞型猫と合体したルイズ
>不死の属性持ちのルイズ
ここは原作ではやられキャラだったルイズビッグボディに活躍を…
191:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:07:53 g+L0mTQr
>>180
とりあえず、ミランダじゃなくてミラルドだ・・・・・・。
いっそ精霊王クラースを、と思ったがこの設定はマイナーすぎるな・・・・・・
一応は公式っぽいが。
192:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:19:36 PJ49mo1t
アレ公式なのか?
敵の能力があまりにもチート臭いし既存キャラも色々と変だったような…
193:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:21:20 HSLGKkHe
ミラルドさんだよドチクショウ
名前間違いながら書くんじゃねぇ
最低でも琥珀は読め
194:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:26:09 MxUpGX27
ルイズ、タバサ、キュルケ、ギーシュがルミナスナイツの連中&ふぁちまを召喚。
テファが桜子を召喚。
美少女12人&おまけの男子2人の学生騎士団ルミナスナイツ!!
195:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:32:06 flk1N+Fk
ごはん抜きを忠実に実行して使い魔を餓死させたメイジとしてハルケギニアに名を残すルイズもみてみたいな
196:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:33:17 39vT4lbv
>>195
相手が平民だったら
「へー」で終るんじゃね?
197:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:37:01 osvahZNx
そういや、原作ルイズのSっぷりに対して耐えてるサイトがMっていうコメントがあったが。
PCゲームだけど、ライトノベルにもなった神さえ殺したM神父召喚されたらどうなんだろ?
こいつならルイズの暴虐に耐える……どころか喜ぶと思うんだが。
198:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:44:53 39vT4lbv
「殺し屋1」のもう一人の主人公
ドMのヤクザは
ルイズが生ぬるいって呆れていたな
199:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:50:28 i1QfHnS1
そりゃあれはレベル的に子供の癇癪だろ
200:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:54:11 h/lWt2jv
>>199
連邦の白い奴を召喚したら、「子供に付き合っていられるか!」と相手にされないわけだな
201:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:54:54 84/rWEe/
>>198
そしてフーケゴーレムに対して
「アレで踏み潰された蛙みたいに殺すのか…良いセンスしてやがる…
お前こそ俺が求めていた変態だ!」
と「セイントの笑み」を浮かべて突進
オマチさん涙目
202:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:56:03 dUQw31jy
そうか!あのピザがルイズにちょっかい出す理由がわかった!
ピザ自身は生粋のMでルイズの潜在的なSを本能で察知したんだ!イジめてほしくてしょうがないピザは振り向いてもらうためにちょっかい出してるに違いない!
203:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:57:55 Zt5XVyPb
ルイズ以外のメンバーも全員他作品キャラ召喚(ルイズはサイトを召喚)というのも見てみたいな。(全員異性が望ましい)
ギーシュが美少女召喚した場合どんな対応するのか見てみたい。
キュルケやタバサは実際自分の使い魔が人間だったらどうするか見てみたい。
まあ完全小ネタ向きだけど
204:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:58:48 84/rWEe/
>>200
ワルド「いかにガンダールブとは言え5対1では!」
アムロ「そんな理屈~!」(殴り倒す)
ワルド「うぎゃ~!」
205:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 17:59:43 7aTPkCog
>>202
何を今さら
アバン先生や姉妹スレのアヌビス神を初め、マゾコルヌがMだと看破した使い魔はけっこう多いぞ
206:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 18:24:38 3ZjOW9gg
てか原作で彼女に罵ってもらってなかったか?
あとセーラー服の件をみるかぎり女装癖もあったような・・・
207:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 18:28:51 saD058td
ギーシュの使い魔にワンピースよりローラさん(イボイノシシのゾンビ)が召喚されたらオモロい展開になる?
208:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 18:29:39 39vT4lbv
騎士団入ってからは後輩の女子に罵られる事すら
嗜 む 漢 それがマリコルヌ
最新刊あたりじゃ普通の恋愛なぞ、目もくれぬ覚醒ぶりだ
209:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 18:36:36 AWP34AkG
>208
サイトのノートPCにエロゲが入っていたら……マリコルヌが二次元教を布教するやも知れぬ
210:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 18:45:59 FGnUVnSE
>>209
奴さんなら煩悩力で日本語を3ヶ月くらいでマスターすんだろうなw
日本のアニメや漫画を楽しみたいがために日本語を勉強したオーストラリアからの留学生みたいに。
211:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:04:50 YxyRi642
A君(17)の戦争から田中魔王が召喚されました、か。彼ならハルケギニアに同人ショップを開ける。
212:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:08:22 xhyZVT+2
田中魔王と言われるとヘルズウォーリアーが先に来る俺
何気に優秀な使い魔だよね。魔獣もついてくるし
213:異世界BASARA
08/01/08 19:11:34 wsXeaX7J
誰も予約がないのなら久しぶりの投下、よろしいですか?
214:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:12:57 KaQTKyyS
どぞー
215:異世界BASARA 1/4
08/01/08 19:15:21 wsXeaX7J
では投下いたします。
夢を、ルイズは夢を見ていた。
夢の中でルイズは、池のほとりにある小船の中にいる。
うらぶれた中庭にある池…ルイズが「秘密の場所」と呼んでいる所だった。
「ルイズ、ルイズ」
そこへ、マントを羽織った貴族が現れた。
羽根つき帽子を被っているせいか、顔を見る事は出来ない。
「ルイズ、泣いていたのかい?」
「子爵様…」
ルイズは呟いた。
「また母上に怒られたんだね?安心して、僕がとりなしてあげるから」
そう言って手を差し伸べてくる。
ルイズは立ち上がり、その手を握ろうとした…が。
そこに風が吹き、貴族が被っていた帽子が飛んでいく。
「あ…」
そこに現れた顔は、ルイズの思っていた顔ではなかった。
「な、何やってるのあんた」
「さあ行こう、ルイズ」
貴族だと思っていた男は、自分の使い魔…幸村だった。
「行こうじゃないでしょ、何でここにいるのよ!」
「何って、僕の婚約者を迎えに来たんじゃないか」
ボク?こいつ今自分の事を“僕”って言ったのか?
いつもは拙者と言っているのに…いや、それよりも婚約者とは何だ。
ルイズは困った顔でぐるぐると思考を巡らせている。
その反面、幸村はルイズを見て微笑んでいた。
こ、こいつ…静かにしてれば結構カッコイイかも…
216:異世界BASARA 2/4
08/01/08 19:17:02 wsXeaX7J
「待て!貴様…僕のルイズに何をするか!!」
と、今度は別の男の声が聞こえた。
見てみると、羽根つき帽子を被ってマントを羽織った男…今度は本物の子爵様だった。
しかし、幸村は慌てる様子もなく、軽く子爵に向けて腕を振るう。
すると強い風が吹き、子爵は吹き飛んで池に落ちてしまった。
「やめてよね。本気になった僕に勝てると思ってるの?」
幸村はしれっと言い放つと、ルイズに向き直って微笑む。
「さ、行こうルイズ」
「ちょ、ちょっと!行かないわよ!離して!」
抗議するが、幸村は気に止める様子もなく、ルイズを抱きかかえた。
「何でよりによってあんたなのよ!離しなさーい!!」
ルイズは抱きかかえられたまま手足をばたつかせるが、幸村はただ微笑んでいた。
ルイズはそれが何だかとても恥ずかしかったのだ。
「う~ん…離しなさいよぉ…」
ルイズ殿……ルイズ殿……
「何笑ってるのよ馬鹿ぁ…Zzz…」
ルイズ殿…ルイズ殿!!
「むにゃ…うん?」
「ルウゥゥイズ殿おぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!」
「ほわあああぁぁぁ!!??」
217:異世界BASARA 3/4
08/01/08 19:19:33 wsXeaX7J
突然の大声でルイズは夢から現実へと一気に引き戻される。
「おおルイズ殿!目が覚めましたか?」
「ユキムラ…」
目を覚ましたルイズはしばらくぼーっとしていたが、我に返った。
「あ、あんた私の部屋で何してるの?廊下で寝てたんでしょ?」
「はっ!何やらルイズ殿の呻き声が聞こえたので、駆けつけた所存!」
幸村は心配そうな表情でルイズを見ている。
さっきまで見ていた夢を思い出し、ルイズは顔を真っ赤にして俯いた。
「ルイズ殿、どこか具合でも悪いのでござるか?」
「べ、別に何でもないわよ…馬鹿…」
「…あれ?」
だがここでルイズは奇妙な事に気づく。
この部屋にはちゃんと鍵か掛けられている。そして幸村は鍵なんか持っていない。
ならば、どのようにしてこの部屋に入ったのか。
「ユキムラ、どうやってこの部屋に入っ…」
その答えは幸村の背後にあった。
壁に大穴が空いている。いや、元はそこにドアがあったのだが無くなっていたのだ。
「…ねぇユキムラ、あの穴は何かしら?」
ルイズは出来るだけ平静を装って、幸村に問い掛ける。
「ははっ!駆けつけようにも鍵が掛かっていたので、武田軍に伝わる『武田式開門』で扉を開放した結果にござる!」
『武田式開門』………閉じられた扉、門を蹴破る。もしくは引っぺがす。
「ふざけるなあぁぁぁぁー!!!!」
烈火の如く怒ったルイズの蹴りが幸村を吹き飛ばした。
「あんたは力任せで物を壊す事しか出来ないの!?」
「しかし!ルイズ殿の御身に何かあってからでは!!」
「うるさいうるさい!このバカムラ!アホムラ!サナダムシイィィー!!!!」
「…あーあ…だから止めとけって言ったのによぉ…」
廊下で、デルフリンガーはポツリと呟いた。
218:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:19:47 KaQTKyyS
支援
219:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:23:09 CE8TRHDR
支援
中の人ネタwww
220:異世界BASARA 4/4
08/01/08 19:23:46 wsXeaX7J
―同時刻、チェルノボーグの監獄―
城下で最も監視と防備が厳重と言われている監獄…
その入り口の門の横に、1人の男が立っている。
「やれやれ…隠密というのは苦手だ…」
男はそう言いながら松明の炎を見ている。
「待たせたな…土くれを連れて来た」
男が炎を眺めていると、門から仮面を付けた男が出てきた。
その横には、トリステインを騒がせた盗賊…ルイズ達によって捕らえられたフーケが立っている。
「やぁフーケ殿…ご機嫌如何かな?」
「ご機嫌に見えるかい?こいつがあんたの言っていた連れ?」
男の言葉にフーケは苛立った声で言った。
仮面の男は頷く。
「ああ…目的は違えど、我等の仲間だ」
その言葉を聞いた男はフッと笑った。
妙な格好をした男だと、フーケは思った。このトリステインでは見た事のない服装である。
「変わった格好をしているけど、あんた何処の出身だい?」
「そうだな、遠い世界から此処へ呼ばれた……と言っても卿は信じないか……」
「はっ!別の世界から呼ばれただって?あいつ等みたいに?」
『あいつ等』…その単語を聞いた男の眉がピクリと動く。
「ほぉ…あいつ等とは誰かな?」
「私をこの監獄にぶち込んだ奴等だよ。確かユキムラ…いや、サナダユキムラだったね」
それを聞いた男の唇が不気味な程吊り上った。
そして、今度は笑い出した。
「ははははは、ふはははは!成る程成る程、人生はこれだから楽しいものだ。
いや、私の人生はあちらで一度終わっているから違うかな?」
いきなり訳の分からない事を言い出した男に、フーケは言葉が出なかった。
男は一頻り笑うと、2人を見て言った。
「さぁ行くとしよう。その者達に一度会いたくなったよ」
221:異世界BASARA
08/01/08 19:25:06 wsXeaX7J
これで投下終了です。
やっとアルビオンに突入出来た…
222:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:28:25 cJBzXUFy
バサラの人GJでした
しかし武w田w式wとwはwwwwwwww
ヒーローズの真田シナリオは本当にはっちゃけてたなwwwww
そして北条のバサラ技がこのスレで炸裂するのがすげぇ楽しみな俺
223:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 19:48:22 U4cV+xfs
バサラの方乙そしてGJでしたー
平蜘蛛を天守閣から投げ捨てて爆散した人(史実)ktkr?
224:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 20:07:41 /v2Z6KKv
>>186
脳移植って言っても魔法の力で無理矢理くっつけるだけで結局拒絶反応は現れるし、
怪我の治療は確かに凄いが魔法に頼り切りだから生まれつきの異常は治せないんだけどな。
おそらく体の治癒力を高めているだけのようだし、怪我の度合いや経過によっちゃ細胞が死んで回復も出来ないし。
225:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 20:31:32 cfbq2F9g
>>211
なんとなく買ったデビル17のあまりのつまらなさのせいで
同じ作者のA君読む気が失せたんだが、そっちは面白い?
226:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 20:37:25 2ipvWQhW
>>225
時折入るヲタ臭い小話を抜けば、そこそこ笑えて、戦争小説としてはマトモ。
227:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 20:49:18 WYvDZ7st
>>225
しかしあの本を読むなら心してかかれ。
完結は望めないからな・・・。
228:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 20:55:43 vxN6IbP4
>>225
扱ったネタ元が例のアレだから、もうあの名義じゃ出せないっぽいから心して挑んでくれ。
229:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 20:58:01 HSLGKkHe
何があったんだ…
230:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:04:57 WYvDZ7st
御代のいつもの病気です。
231:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:06:40 l8trcQ6l
デビル17の方だろ?アレで草加ネタを出したから。潰されたんだろうと思うが。
232:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:08:09 dgv2Opea
ルイズがDTBの黒を召喚したなんて妄想したのは俺だけで十分
233:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:11:51 cfbq2F9g
>>226-228
トン
それほど悪い評価はないみたいだな。
でも遅筆病持ちはなあ・・・もう俺何年も獏ちゃんのを待ってるからな・・・・・・
でその作者は書いてるうちに続ける気なくなっちゃいました型?
書いてるうちに新しいネタ浮かんじゃいました型?
書くより釣りに行きたい型?
234:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:18:40 aGCB3iE6
伊丹十三みたいにならなかっただけマシってこと?
235:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:21:09 WQxSmzVR
伊丹十三監督は創価を元ネタにした作品を作ろうとして不審死したんだよな・・・
236:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:24:21 cfbq2F9g
ああ遅筆じゃなくて創価か
ウッチャンが創価の勧誘断ったんで干されたって聞いたけどほんとかね
237:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:33:36 qJ3or9Kx
パナマはry
三州公はry
あっルイズに召喚されたのか!(違う
238:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:35:15 TP/Mo2q6
日本のメディアは草加せんべいの呪縛から
解き放たれねばならんのです。
といっても他新聞社の空き時間を金で買って印刷してるからたちが悪い。
239:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:39:43 ydSntq9h
風林火山の最終回を見て、勘助を召喚しようと、1月ぐらい書きためた物があるのですが、投下しても大丈夫でしょうか。
一月といっても、暇な時にちょくちょく書いたくらいなので、量としては僅かなのですが。
240:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:40:37 MYmGSLFo
>>239
よーそろー!
241:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:41:07 s3Qe2vVA
その辺りの話は【荒らしに偽装した何か】を大量に呼び込むからやめない?
めんどくさくなるとイヤだしさー。
242:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:41:47 s3Qe2vVA
すまん、リロミス。支援体制に移行
243:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:42:59 ydSntq9h
>>241
そうですか・・・
一応、歴史ものといっても、実在した人物でもなく、原作も小説だから大丈夫かな、と思ったのですが・・・
自重しますorz
244:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:44:00 s3Qe2vVA
>>243
ち、ちがいます、すんませんっ! あなたの事じゃないんです。
245:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:44:21 gudjy7Rd
支援すること風の如し
246:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:44:49 2ipvWQhW
>>233
単純に筆が遅い派
247:風林火山
08/01/08 21:45:52 ydSntq9h
>>244
すいません早合点しましたごめんなさい勘違いした自分が悪いんです
それでは、投稿させていただきます~
248:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:46:16 vyG11T2l
>>239
支援はできているが謙信(戦国ランスver.)は俺の嫁な
249:風林火山(1)
08/01/08 21:47:05 ydSntq9h
「勝った・・・」
その視線の先には、真田の御旗。
「勝った・・・!」
その眼に映るのは、武田の勝利。
「御屋形様・・・」
その頭の中に浮かぶのは、信玄の姿。
「我らが・・・勝ちにござりまする!」
その心に満ちるのは、歓喜。
「勝鬨を、おあげなされ・・・!」
その後ろには、若い侍。
「武田が軍師山本勘助!その首、頂戴仕る!」
若い侍が刀を振り上げるや否や、勘助の体が光に包まれる。
侍が驚き、動きが止まった数瞬の後。
「・・・・・」
そこに、勘助の姿は消えていた。
250:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:47:50 vyG11T2l
支援
251:風林火山(1)
08/01/08 21:48:13 ydSntq9h
―――トリステイン魔法学院にて、春の使い魔召喚の儀式がおこなわれている。
そこでは、小さな薄桃色の髪が特徴的な、少女が呪文を詠唱していた。
「わが名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・」
「五つの力をつかさどるペンタゴン。我が運命に従いし使い魔を、この地へと召喚せよ!」
瞬間、あたりが光に包まれた。
(やった・・・!サモン・サーヴァントが成功した!)
心の中は喜びに満たされた。
しかしその数秒後には絶望へと変化する。
何故なら、そこに現れたのは
傷だらけの鎧を着た、左目に眼帯をした異相の青年だったからだ。
―――目を、開く。
(ここは・・・どこだ?)
そこは、明らかに川中島では無かった。
死体は一つもなく、おかしな服装をした、様々な色の髪を持つ少年達。
なにより、それらの後ろには巨大な城がそびえ立っていた。
「ゼロのルイズが平民を召喚したぞぉ!」
「さすがはゼロのルイズだ!」
突然、大きな声が聞こえた。
「う、うるさいわね!ちょっと失敗しただけよ!」
と、突然あたりが静かになった。
召喚されたものを、改めて認識したからだ。
その姿は、明らかに貴族では無かった。
だが、明らかにただの平民では無かった。
見たことも無い様式の鎧を着、目には眼帯。
その鎧は、幾本もの矢が刺さっており、所々銃弾の跡のような物があった。
252:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:49:32 vyG11T2l
支援すること風の如く
253:風林火山(1)
08/01/08 21:50:07 ydSntq9h
「ぐ、軍人か!?」
「兵隊を召喚したのか!」
(召喚?一体何のことだ)
勘助には、何が起きているのか全く分からなかった。
そもそも、自分は死んだはずではなかろうか。
あの、若い武士にこの首を取られたはずでは無かったか。
しかし、このまま何もしないわけにはいかない。
とりあえず、この中で一番年をとっている禿頭の中年男性に声をかける。
「もし」
その声に、注意深く勘助を見ていた男が答える。
「な、なんでしょうか」
「ここが何所か、お答えいただきたい」
「は、はい。ここはトリステイン魔法学院ですが・・・貴方は?あ、私はコルベールというものです」
「失礼。拙者の名は、武田が軍師。山本勘助と申すもの」
軍師、という言葉に反応したのか、コルベールは眉をピクリと動かした。
「して、ここは一体」
「トリステイン魔法学院よ」
コルベールでは無く、勘助の後ろに立っていた、桃色の髪の少女が答えた。
「とりすていん?聞いたことが無いが・・・」
60近い人生の中でも、聞いたことも無い単語に首をかしげる。
「ちょっと嘘でしょ!?トリステインを知らないの!?」
「こ、これ、ミス・ヴァリエール・・・」
いくら貴族ではないとはいえ、こんな形相をした軍人に対して、不遜の態度をとっているルイズに、内心コルベールが肝を冷やす。
254:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:50:20 QXllWioY
柊蓮司>ご飯をくれないので、仕方がないから庭の草を食べて
飢えをしのごうとしていたらシエスタが台所に連れて行って
食べさせてくれた上にルイズも家名の恥なので食事ぐらいは
取らせてやるから庭の草を食べるのはやめてと言ってくれた
この世界の女の子はみんなやさしいなあ!
どっかのおおと、・・・・
255:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:50:25 vyG11T2l
荒らしを無視すること林の如く
256:風林火山(1)
08/01/08 21:51:27 ydSntq9h
「トリステインは、このハルキゲニア大陸にある王国よ!それを知らない何て・・・どこの辺境から呼ばれたのよ!」
「呼ばれた・・・?」
(ますます、何のことやら・・・。しかし、ハルキゲニア大陸か。もしかすると、ここは中国や、聞いたポルトガルというような、海の向こうの国ではあるまいか)
なるほど、それなら辻褄があう。
あのおかしな色の髪や、服装、そしてこの城。
全く建築様式が異なることなど、海を隔てるほど遠い国ならばおかしくはないだろう。
この国の名前や、大陸の名前など、この勘助が知っているはずもない。
「して、呼ばれたとはどういうことだ?」
「だから、召喚したのよ、サモン・サーヴァントで。あたりまえじゃない」
ミス・ヴァリエールと呼ばれた少女が答える。
「サモン・サーヴァント?召喚、はて、申し訳ないがこの勘助。何のことやらさっぱりとわかりかねます」
「は?サモン・サーヴァントすら知らないの!?本当にどこの辺境から来たのよ・・・」
少女が、嘆くように言った。
ついで、口をつぐんでいたコルベールが言う。
「サモン・サーヴァントというのは、使い魔たる存在をこの世界のどこかから呼び出す魔法のことです」
警戒の色を残しながらも、コルベールが説明する。
「魔法?まさか、そんなものが存在するはずが・・・」
魔法とは、いわゆる法力と同じ意味を射すもののはずだ。
そんなものが存在すると信じているほど、勘助は盲目では無い。
――が。
「確かに、川中島からここへと移動したのは確かなようだ・・・それに」
そう。
これこそが、先ほどからずっと感じていた最大の違和感。
軽いのだ。体が。
見れば、腕に力が満ち、頭には剃ったはずの髪が生えている。
若返っているのだ。
知識、記憶はそのままに、体だけが、20前後の姿へと。
(これが、魔法というものか・・・なるほど、これならば川中島からこの地へと誘うことも、できるやもしれん)
257:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:51:44 vyG11T2l
投稿すること火の如く
258:風林火山(1)
08/01/08 21:52:55 ydSntq9h
「わかった。これについては信用しよう。だが、何故某がここへと誘われたのだ」
「それは私にはわかりません。しかし、彼女にとって最も必要とされているものを呼び出すのが、サモン・サーヴァントなのです」
「必要?この勘助をか?なるほど、戦でもするというのか」
「い、いえ、そんなことはありません!いや、それよりも・・・先ほど、軍師とおっしゃいましたが・・・」
「いかにも。武田家の軍師だ」
「武田家・・・?それは一体」
「ふむ。某がここを知らぬのと同じように、そちらも知る筈はないだろう。簡単にいえば、この国と同じ。某の居た国だ。武力において、最強と呼ばれる国でもある」
「な、なるほど。一国の軍師を、それも大国の軍師をミス・ヴァリエールは召喚してしまったのか・・・人間の使い魔すら例がないというのに・・・・」
コルベールは頭を抱えたくなった。
が、自分が何をすべきなのかを思い出したのか
「み、ミス・ヴァリエール。この方に契約の儀を行いなさい」
落ち込んで自分を失っていた桃色の髪の少女に、コルベールが呼びかけた。
「え!?」
突然話を振られた少女が、ビクリ、と体を震わせた。
「そ、そんな!平民の使い魔なんて聞いたことありません!これはきっと何かの間違いです!やりなおさせてください!」
まさに、必死、という形相でコルベールに異を唱えている。
(使い魔、というものが何かはわからぬが・・・話からすると、大体従者のようなものであろう。何をそこまで必死になることがあるのか)
「残念だが、ミス・ヴァリエール。それはできないことだよ。これは神聖な儀式だ。やり直しは認められない。絶対に、だ」
「そんなぁ・・・」
ヘナヘナと少女から力が抜けた、が。
すぐに立ち上がった。
「し、仕方ないわ、私が召喚してしまったんだから・・・それに、これと契約しなくちゃわたし、留年だもの・・・。初めてなのに・・・」
259:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:53:10 vyG11T2l
働かざること山の如し
260:風林火山(1)
08/01/08 21:53:40 ydSntq9h
「貴族とこんなことができるなんて、普通は一生ないんだからね!感謝しなさい!」
(?一体何のことだ。儀式、だというが。何のことやら)
すると、少女が勘助の顔を両手でつかみ。
その異相の中の唇と、自分の唇を重ねた。
「なっ・・・!」
勘助がその顔を驚きで染めている。
対称に、少女の顔は朱色に染まっていた。
「グッ・・・」
勘助の表情が苦悶に歪んだ。
見れば、左手に淡い光が走っている。
そして、ルーンがその手に刻まれた。
261:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:54:04 2kPcaA1+
>>259
働けwww
262:風林火山(2)
08/01/08 21:54:41 ydSntq9h
「ふむ・・・珍しい形のルーンだな・・・あとでスケッチさせて貰おう。さて、皆さんお待たせしましたね。部屋へ戻りなさい」
コルベールが契約の完了を確認し、生徒達を教室に返した。
「これで、貴方は正式に私の使い魔よ。これからは、私の事はルイズ様か、ご主人さまと呼びなさい」
ルイズが、何かをふっ切ったようにやけくそ気味に言った。
それの言葉に、勘助がピクリ、と反応した。
「ご主人・・・だと?」
ギロリ、と片方の目でルイズをにらむ。
ウッとルイズが竦んだ。
だが、怯むも気丈に振舞う。
「そ、そうよ!私があなたのご主人様になるの!契約したんだから」
「小娘。口が過ぎるぞ」
「こ、こここ小娘って言ったわね!使い魔のくせに!」
「真実だ。わしから見れば、十分に小娘と言えるだろう」
「また言った!」
「真実を言って悪いこともなかろう」
「い、いい?貴族は名誉というものがあるのよ。命よりも大事な・・・それを、貴方は侮辱したの!」
「侮辱だと?それならば貴様の方だろう。突然拙者をこの地へと召喚し、挙句の果てには僕になれと!この勘助が仕える御屋形様はただ一人。武田信玄のみでござる」
「そんなことは知らないわよ!あなたは私の使い魔なの!」
「そのようなことは知らん。迷惑!某を元の場所へ返してもらおう!やらなければならぬことは山ほどある!」
(そうだ・・・。決戦に勝利した以上、上杉を討伐し、ゆくゆく天下を取るための準備をせねばならん。上杉の脅威がなくなった今こそが、天下を得る好機!)
263:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:55:11 vyG11T2l
>>261
働きたくないでござるwww働きたくないでござるwww
支援
264:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:55:12 DXeLD2Ch
>>259
それはイカンだろwwwww
265:風林火山(2)
08/01/08 21:55:42 ydSntq9h
「戻る?無理よそんなこと!できるわけないでしょ!おとなしく私の使い魔となりなさい!」
その言葉に、勘助は驚愕した。
「小娘!今何と申した!戻ることが、無理と申したか!」
「当たり前でしょ!元の場所へ返す魔法なんて聞いたことないわよ!」
「なんと・・・では、元の場所へ戻る手段は無いと、いうことか」
「だから最初から無理っていってるでしょ!そんなことはどうでもいいわ!私の使い魔になることを認めなさい!」
「認めぬ」
「認めなさい!」
「認めぬ」
「こ、これだけ言っても分からない何て・・・いいわ。それならこっちにも考えがあるわよ・・・決闘よ!その体に、ご主人さまというものをしっかりと教え込んであげるわ!」
「なっ!み、ミス・ヴァリエール!決闘は御法度ですぞ!」
それまで、流れについていけずに唖然としたコルベールが、あわててルイズを制止した。
「禁止されているのは貴族同士の決闘のはずです。自分の使い魔との決闘を禁止する、だなんて聞いたことありません」
が、ルイズはそれに対しては冷静に答える。
一方、それに困ったのはコルベールである。
「そりゃきみ、誰も使い魔と主人が決闘するだなんて考えもしないだろうし・・・」
「とにかく、ミスタ・コルベールに留められるいわれはありません。勘助!いいわね!」
「承知」
266:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:56:44 fBUwg+0F
>>259
それなんてニート侍'swww
267:風林火山(2)
08/01/08 21:56:52 ydSntq9h
以前はこのようなことがあれば、迷惑!と言って振り切ったものなのだが。
しかし、今度の勘助はそれを止めようとしなかった。
見る人が見れば、勘助は大して怒っていないとわかっただろう。
なにせ、勘助は自分の失策により武田家を危機にさらし、それを勝利に導くために己の命を捨てたのだ。
そこを、ルイズによって助けられた。
ここへ呼ばれたことに、何故怒れようか。
(私は、一度死んだのだ)
今更、信玄に忠義を尽くす必要も無い。
信玄の事は、好きだった。
命をかけようとも思い、実際に命を捨てた。
だがしかし、勘助は信玄の忠実な僕というわけでは無い。
信玄はあくまで、夢なのだ。
そして、夢でありながら、野望でもある。
信玄という人間、そしてその息子の勝頼によって天下を統べる。
それこそが彼という人間のすべてだった。
それももう、終わったことだ。
それに、勘助がいなくとも、信玄ならばむやみに焦って暴走することもないだろう。
武田に信玄がある限り、武田は決して滅ばない。
そういう確信が、勘助にはあった。
「良い?私は貴族だから魔法を使う。別に卑怯とかなんとか言う気はないわよね。そして、私が勝ったら、あんたは私の使い魔よ」
(使い魔か・・・よくよく考えれば、それもいいやもしれん。この地が戦乱に渦巻く地であるならば、この地の知を蓄え、再び天下を目指す為の準備期間にもなるやもしれんし、そうでなくとも、平和にただ生きるのも、あるいは良いやもしれん)
「承知した」
「あんたがそこを一歩でも動いたら、開始よ。いいわね」
「グッ」
突如、勘助が叫びをあげると、そのまま地面に崩れ落ちた。
あたりに靄がかかっている。
おそらく、スリープクラウドの呪文で眠らせたのだろう。
「ミス・ヴァリエール。例え使い魔と主のものであっても、決闘は禁止です。とりあえず、今日は部屋に戻りなさい。この使い魔の事は、院長や先生方と相談してから決めます」
268:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 21:57:54 DXeLD2Ch
武者ぶるいがするのをぉぉぉ支援
269:風林火山(3)
08/01/08 22:00:01 ydSntq9h
―――なんと驚くべきことか、と勘助は思った。
あれから丸一日、勘助は眠っていたのだという。
そして、目覚めた勘助は勘助は何よりも先に、これから暮らすであろうこの地について、そして自分の身について尋ねた。
そこで、勘助は自分の処遇・この社会での地位などを理解した。
(魔法の存在もさることながら、やはり海外ともなると随分と異なる)
魔法の存在が産業のほぼ全てを支えていることにも驚きを隠せない。
油なぞ、最低レベルの魔法で作れることから、ずいぶんと価値が低く見られているらしいし、紙も大量に出回り、図書館と呼ばれる、大量の本を集める場所もあるという。
さらに、蝮が行っていた、型破りの楽市楽座をどこの市場でも当然のように行っている。
そして何より、ガリアと呼ばれる国の存在。
人口1500万の国であるという。
1500万の国とは、武田・上杉・朝倉・毛利等など、大国の国々が同盟して戦っても、勝ち目があるかどうか。
さらに、空を飛ぶ船の存在。
使い魔の感覚の共有。
ポルトガル伝来の火縄銃程の威力は無いが、使い勝手が良い銃。
何を取っても、驚くことばかりだ。
もし、甲斐に空船の一つでもあれば、楽に上杉を打ち取ることもできたであろう。
攻撃できない場所から一方的に攻撃できるということは、それほど大きいのだ。
魔法の便利さにも驚きの一文字しか出てこない。
すでに、勘助の頭の中には、これを利用していかなる陣形を取るべきか、いかなる作戦を使うべきか、いかにして城を取るべきか、そんなことばかりが駆け巡っている。
ルイズの話しか聞いてはいないが、しかしその説明でも多くの事がわかった。
ほぼ、半日はそれについやしたのだろうか。
この地の地理も大まかにだが理解した。
目を閉じれば、タルブの平原や城下町、浮遊大陸アルビオンの首都、ゲルマニアの街やロマリア、ガリアの首都やラグドリアン湖の光景などとも、ありありと浮かんでくる。
さすがに城や家等の建造物等は想像しにくい。
だが、もし、隣国であるゲルマニアとの戦争が起きれば、どこを拠点とするべきか、もしガリアとの戦争が起きれば、どう対処すれば良いか、そんなことすら、勘助は考え出している。
勘助の頭は、それからめまぐるしく回った。
(いかん。ルイズの話によれば、ここに戦など面影もありはしないのだ。それよりも――)
勘助の手には、主たるルイズの衣服の入った籠が握られていた。
270:風林火山(3)
08/01/08 22:01:09 ydSntq9h
(まずは、これをどうにかするのが先決か・・・洗濯なぞ、殆どやったこともないが・・・)
と、前方にメイドの衣装を着た少女が歩いているのが目に入った。
「もし、そこのお方」
「・・・え、あ、私ですか?」
勘助が声をかけると、数秒遅れて返事が返ってきた。
何故自分に声がかけられたのかわからないといった風だったが、勘助の持っているものを見て納得した。
「洗濯ものですか?それならば、私たちにお申し付けくださ・・・あ、もしかしてミス・ヴァリエールが召喚した使い魔さんですか?」
「いかにも」
「あの・・・えと、私たちと同じ・・・平民、でしたよね」
「この国の区分では、平民であることは確かだ。魔法は使えんのでな」
「そうでしたか!わたし、シエスタといいます!えと、何かありましたらいつでも私を頼ってください!平民どうし、助けあわなくっちゃ・・・」
勘助の異相にも全く恐れることなく、シエスタと名乗った少女が笑いかけた。
「恐れ入る。それでは、これを頼んでも良いだろうか」
「はい、お任せください!」
「ふむ。だが、立場が対等ならばこちらだけ何かして貰う訳にも行くまい。何か、手伝えることはあるか」
半ば、楽しむように、笑うように勘助は言った。
「そうですか?では、今日のお昼に食堂にケーキを運ぶのですが、お手伝いいただけますか?」
「承知した」
笑みを浮かべながら、勘助は籠をシエスタに手渡した。
271:風林火山(3)
08/01/08 22:02:13 ydSntq9h
―――昼の食堂
ルイズからの見たこともない昼食を平らげた勘助は、その足でそのまま調理場へと向かった。
これまた見たこともない物を、シエスタに頼まれ、学生たちへと届ける手助けをする。
「この列にある、台の上に置いていけばいいのだな?」
「はい。そんなに丁寧にやる必要も無いですから。終わったら私に声をかけてくださいね」
「あいわかった」
いうと、勘助とシエスタは別れ、それぞれの机にケーキを配膳していく。
はじめは柔らかいケーキに苦戦したが、元々手先が器用な方である。
すぐに慣れ、そう時間もたたずにケーキを配り終えた。
と、何やら奥で大きな声が聞こえた。
「これは僕のじゃない。他人の物ではないのか?」
「その香水はモンモランシーのじゃないか?」
「そうだ! その鮮やかな紫色はモンモランシーが自分のために調合している香水だぞ!」
「ということは・・・ギーシュ、お前はモンモランシーと付き合っているということか!?」
「それは違う。 彼女の名誉のために言っておくが……」
「ギーシュさま……やはり、ミス・モンモランシーと……」
「そんなわけないだろケティ。いいかい、僕の心の中に住んでいるのは君だけ―」
バチン――
大きな頬を叩く音がして、向こうから少女が歩いてきて、それと入れ替わるように巻き髪の少女が歩いてきた。
「モンモランシー、誤解だ。彼女とはただいっしょに、ラ・ロシェールの森へ遠乗りをしただけで……」
「やっぱり、あの一年生に、手を出していたのね?」
「お願いだよ。『香水』のモンモランシー。咲き誇る薔薇のような顔をそのような怒りで歪ませないでくれよ。僕まで悲しくなるじゃないか!」
と、モンモランシーが机の上のワインを手に取りギーシュにそれを吹っ掛け、
「うそつき!」
と、怒鳴って去っていった。
ギーシュはハンカチを取り出し、ゆっくり顔を拭く。
そして、突然シエスタに怒鳴りつけた。
「そこのメイド、待ちたまえ」
シエスタの肩が震え、恐る恐るとギーシュの方へ振り向く。
272:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:02:47 fBUwg+0F
なんという真っ向勝負戦争フラグw
支援
273:風林火山(3)
08/01/08 22:03:10 ydSntq9h
「君が軽率に香水の壜なんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね?」
「あ・・・す、すみません!」
シエスタはペコペコと何度も謝る。
そこで、周囲の野次馬から
「いや、二股をかけてたお前が悪いんじゃないのか?」
と声がかけられた。
ギーシュの友人達が、どっと笑った。
「確かに、そりゃ当然だ!」
すると、顔を赤く染めたギーシュが、友人達は無視してシエスタへと詰め寄る。
「何を言っている給仕君。君達が壜を放置してればよかっただけじゃないか」
「もうしわけありません、貴族様・・・」
「これは謝って済む問題ではないのだよ!君一人が謝っても、彼女達の名誉はけがれたままだ!」
「すいません、すいません、すいません・・・」
「だから謝って済む問題ではないのだよ・・・そうだな、決闘でもするかね?互いの名誉をかけて行う決闘ならば、彼女たちの名誉の汚れも少しは落とせるかもしれない」
シエスタが、泣きそうな顔で、いや、すでに目に涙をためながら、必死に謝っている。
(どうやら、シエスタに非があるのではなく、ただの八つ当たりのようだな)
シエスタに非があるのならば、自分が出る必要はないと思っていた、が。
それがただのやつあたりだというのなら、それも、身分の違いを盾にするようなやつあたりであるならば、恩のある自分はそれを助けねばならないだろう。
それに、周りのだれもが彼女を助けようとはしない。
まるで、見せものであるかのようだ。
見ていて、とても気分が良いものでは無い。
(それに、あの小僧。気に食わんな)
274:風林火山(3)
08/01/08 22:04:14 ydSntq9h
あんな小童が、幅を利かせ、あの少女のような有能な者が隅をあるかねばならないなどと。
ルイズの話を聞いた時、勘助はまず中国を思い浮かべた。
郷挙里選のように、有能なものは取り立て、無能なものは落ちていくという制度も、これほどに素晴らしい技術や政治体制がある国ならば、あって当然だと思っていたのだ。
だが、そうでは無いらしい。
有能な平民よりも、無能な貴族の方が偉いという。
下の者の事を考えることができない支配者は、どれほどの能があろうと無能である、と勘助は思う。
無能である上に、下々の物の考えることができないような支配者が、幅を聞かせられているような国なのか。
これでは、やがては上が腐敗し、下剋上が起きるのが必定、などと思いを巡らす。
「あいや、待った!なにも決闘などする必要なないだろう」
「む?なんだね君は」
「某の名は山本勘助にござる。何があったのか、大体わかった。しかし、何も決闘まで行う必要はないであろう」
「は?ああ、ルイズが召喚した平民の軍人か。全く。ルイズは自分の使い魔の教育すらまともにできないのか。さすがはゼロのルイズだ!」
ゲラゲラと、あざ笑いながら、ギーシュが言った。
そして、勘助を流し見るようにして言った。
「ならば、君が代わりにこの僕と決闘をするのかね?軍人ならば、多少は手ごたえもあるだろうさ」
ギーシュの言葉を聞いた野次馬達が、面白そうに勘助達を眺めている。
「決闘?この勘助と、決闘すると申したか?」
「ああ、確かに言ったね。耳が悪いのかい?」
「ふむ。小童。決闘の、意味。理解しているのであろうな?」
ギロリ――
塞がっていない片目でギーシュを睨む。
今更、勘助の異相に気づいたのだろうか。
ビクリ、と肩をすくませ、一歩後ずさった。
が、震えながらも、しどろもどろに勘助に口を叩く。
「も、も勿論さ。貴族に二言は、な、ない、よ」
「ふむ」
「い、いや、だけど平民相手にさすがに今のは僕もちょっと大人げなかったかな、あはは、君が謝るというのなら、この場は納めてもいいよ」
変に素早い口調で勘助に口をきく。
「いや、決闘か。構わん。やろう」
ヒクッ、とギーシュの口元が引きつる。
それに気付きながらも、そんな事を気にする勘助では無い。
275:風林火山(3)
08/01/08 22:05:42 ydSntq9h
「仮にも主人であるルイズをけなされ、それを放っておくのは使い魔としての名折れでもある」
「そ、そうかね。あ、そうだ、僕は貴族なんだ!だから、魔法を使っても文句あるまいね!」
「構わん」
「よ、よし、今の言葉忘れるなよ・・・それじゃあ、1時間後にヴェストリの広場へ来るんだ!・・・いや、もし怖気づいたのなら別に来なくても構わないよ。僕は別に君と戦いたいわけでは無いからね」
「必ず行こう。もし、その広場はどこにあるのか、教えていただきたい」
ギーシュの言葉を軽く受け流し、勘助は野次馬から広場の場所を聞き出した。
その間に、ギーシュは早歩きでその場から立ち去った。
「あ・・・あなた、殺されちゃう・・・貴族と決闘何かしたら・・・」
それまで、事の成り行きを見守っていたシエスタが、顔を真っ青にして言った。
そして、そのまま彼女は走り去ってしまった。
276:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:06:05 fBUwg+0F
どうやら決闘は大人の人ほど積極性が高まるようです
支¥
277:風林火山(4)
08/01/08 22:07:36 ydSntq9h
―――1時間後。広場。
「お、怖気づかずにきたようだね、勘助・・・」
「当然だ」
どこから噂を聞きつけたのか、呆れるほど人が集まっていた。
さらに、決闘の仲介役までついている。
そして、野次馬達が期待している決闘が、今まさに始まろうとしていた。
この決闘の結果は、観客達の予想では、殆どギーシュの圧勝であった。
しかし、誰の目にも、どちらにこそ余裕があるのか、一目瞭然であった。
貴族であるギーシュに、明らかに余裕がない。
いくら相手が軍人とはいえ、自分はメイジである。
彼らの頭の中にある、どんな達人の平民であろうとも、決して貴族には勝てない。
そんな常識が、この状況に崩れかかっていた。
だが、しかしこのギーシュにも先ほどよりは、余裕が見て取れる。
(やはり、魔法を使えるというのが自信につながっているのだろう)
と、勘助は分析する。
確かに、魔法は便利だ。
ルイズや、教師の話、そして実際に見た魔法のどれもが、驚くべきものばかりだった。
が、しかしだからと言って、それらに決して勝てないというわけでは無い。
同数の集団のメイジと平民では、基本的に平民では勝てないだろう。
高位のメイジと、平民の一騎打ちでは、どんな達人でも勝つことはできないだろう。
だが、トライアングルクラスのメイジ一人なら、足軽10人にそれぞれ弓と槍を5本ずつ持たせれば、確実に倒せる。
鉄砲兵なら、2,3人で落ちるかもしれない。
ましてやラインクラスなぞ、足軽2人3人、ドットクラスであれば、勝てるかどうかは、弓兵とそうでない者との差程度だろう。
1:1の場合、メイジ相手に、10メイル程度でも距離を離されれば、一気に危うくなる。
が、1メイル以内の懐に入れれば、もはやメイジは役に立たない。
いつぞやの、小島五郎左衛門と同じだ。
例え、スクエアクラスであろうとも、所詮一人の兵としての能力しか持たぬ。
ひょんな事で、雑兵にすら命を取られる。
だのに、自分があの小童に勝てぬ、ということはない。
問題は、距離のみである。
距離を取られて、攻撃できない場所から攻撃されては打つ手はない。
(ならば、自分が取るべき行動は――)
278:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:09:28 saD058td
風のごとく支援
279:風林火山(4)
08/01/08 22:09:58 ydSntq9h
「それでは、このコインが地面に落ちたら、それが合図だ。それと同時に、決闘は開始される。それでは、いくぞ・・・」
ピインッ、とコインが弾かれた。
――瞬間。
地面にコインが落ちるよりも早く、勘助は走りだした。
「ひ・・・ひぃ!」
無言のまま、驚きで動けないギーシュに切りかかる。
コインが地面に着いた瞬間、ズンッと鈍い音がし、そして――
ギーシュの腕が切断された。
「ぎ・・・ぎああああああああああ」
ギーシュが、腕に走った違和感に気づき、そしてその違和感の正体に気づいた時には、口から大きな悲鳴が漏れていた。
「小童。貴様の武器が魔法というのなら、この勘助の武器は智慧に他ならない。真っ向から力で持って打倒せぬなら、それ以外の方法で打ち取るまでよ」
勘助が、聞いているのかどうかはわからないが、ギーシュにそう呟いた。
「い、今のは反則じゃないか!」
「そうだそうだ!まだ開始の合図が落ちてなかったぞ!」
「これは神聖なる決闘だ!平民には誇りというものがないのか!」
野次馬からは、野次が乱れ飛ぶ。
それらを、ジロリ、と睨みながら、勘助は言った。
「黙らんか、小童ども!戦とは戦うと決まった瞬間から、いや、戦う前からすでに始まっているのだ!命をかけて戦うのが仕事の貴族が、神聖な戦いなどと申すな!」
280:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:10:12 flk1N+Fk
支援
281:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:10:17 fBUwg+0F
支援
この手の根っからの武人キャラはここでは結構珍しいよな
282:風林火山(4)
08/01/08 22:10:58 ydSntq9h
そう一括すると、野次馬達がシン、と静まりかえった。
(いかん・・・どうも、血の気が盛んになった気がする・・・若返った代償か)
以前の自分なら考えられないほど、自分を抑えられなかった。
以前なら、軽く受け流し、無駄な争いを避けたはずなのに。
(これからは気をつけねばならんな・・・)
そう考えると、そのままその場から立ち去ろうとした。
「待ちなさい勘助!」
突然、勘助を呼ぶ声が聞こえるのと同時に、勘助の行く手を、ルイズが遮った。
―――遡ること1時間程。
昼食をとってから、突然姿を消した勘助をルイズは探していた。
(全くもう・・・あの使い魔は一体、どこをほっつきあるているのかしら!)
頭の回りが良く、理解が早い勘助を、ルイズは少し認めていた。
ただの平民ならばこんなことは思わなかっただろうが、コルベール先生の話によれば、ロバ・アル・カリイエにある大国の軍師であるという。
これって、ひょっとするとすごいことじゃないかしら?と、ルイズは思った。
だから、ご飯も貴族と同じような物を出したし、寝る場所にもちゃんとシーツを敷いてあげたのだ。
ルイズからしてみれば、使い魔に対して驚くべき待遇を出している。
だというのに――
(勝手にご主人様のそばから離れて、どっかにいっちゃうなんて・・・)
283:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:11:17 fBUwg+0F
支援
284:風林火山(4)
08/01/08 22:12:49 ydSntq9h
そして、再び食堂に戻ってきて、そこを探していると――
「そ、そうかね。あ、そうだ、僕は貴族なんだ!だから、魔法を使っても文句あるまいね!」
ギーシュの必死な叫び声と、そして他の生徒たちのざわざわとした声が聞こえた。
そちらを見てみると、一点を囲むようにして生徒たちの垣ができており、やがてそこからギーシュが逃げるように歩いてきた。
そして、ギーシュがルイズを発見すると
「ルイズ!き、君は使い魔の教育というものがなってないな!おかげで決闘なんてするはめになってしまったよ。まったく・・・」
と言い残し、去って行った。
何のことか分からず、そして決闘という言葉に思考が停止する。
とりあえず、人垣の方へと行ってみると、勘助が歩いているのが見えた。
「か・・・勘助!あんたどこ行って・・・って聞きなさい!待ちなさいこら!」
まるで聞こえないように勘助が出て行ってしまった。
慌てて追いかけようとするが、人垣が邪魔で追い付けない。
ついに、勘助を見失ってしまった。
仕方なく、人垣の一人に勘助の事を聞いてみた。
すると、驚くべき答えが返ってきた。
「君の使い魔?ギーシュと決闘するってさ。1時間後に、ヴェストリの広場でやるって」
「け、決闘!?勘助とギーシュが、本当に決闘するの!?」
「あぁ。なんでも、ルイズを貶されたからには使い魔として何もしないのは、名折れだっていってたね」
ルイズの目の前が一瞬、真っ暗になった。
それでも、すぐに気を取り戻し、勘助を止めるべくヴェストリの広場へと向かった。
が、そこには野次馬ばかりで勘助の姿は無かった。
(もう・・・本当に何をやってるのよ勘助!)
285:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:13:58 fBUwg+0F
支援
286:風林火山(4)
08/01/08 22:14:12 ydSntq9h
それから1時間。
勘助がやってきたと思ったら、すぐに決闘が始まってしまった。
自分が止める暇もなかった。
というよりも
(勝手に決闘して、1時間もご主人様を待たせるなんて・・・一回、ボコボコにやられるのがいいわ!)
という思いがあったためか。
でも、ご主人様の名誉のために決闘をしたっていってたし、本当に危なくなったら助けてあげよう、とルイズは思った。
まさか、ギーシュが一瞬で敗北するなどとは全く考えていなかった。
―――ルイズか。
勘助は行く手をさえぎる者を確認した。
「一体、何ようでござる」
問うた。
その言葉に、ルイズはすかさず返す。
「あんた、ご主人様に相談もしないで、勝手になにやってるのよ!」
「見ての通り、決闘にございます。何も、ルイズ様に迷惑をかけてはおらぬと思いますが」
ジロリ、とルイズを睨む。
「迷惑ですって!かかってるわ。十分に。ギーシュをあんなにして!主人の不始末は使い魔の不始末っていったわよね、前。当然、使い魔の不始末は主人の不始末なのよ!ギーシュの腕の治療費とか、学校からの処罰とか、いろいろと大変になるんだから!」
「ふむ。それは申し訳ないことをした。だが、言わせてもらえれば・・・逃げることだけはできなかった。貴族の言葉でいえば、名誉のために、だな」
「名誉のために・・・ふ、ふん!いいわ・・・別に、あんたが悪いってわけじゃないし・・・悪いのは、決闘をふっかけてきたギーシュの方だっていうし・・・おとがめなしにしておいてあげる!ご主人様に感謝しなさいよね!」
言うと、ルイズはすぐにそっぽを向いて、叫ぶように言った。
「戻るわよ!」
(追い出しはできないとしても、相当の罰はあるものと思っていたが・・・いや、ありがたくはある。とりあえず、それでよしとしておこう)
不可思議な思いであったが、しかし、害はない為にそのままにしておこうと勘助は思った。
287:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:15:03 fBUwg+0F
支援
288:風林火山(4)
08/01/08 22:18:30 ydSntq9h
以上で投下終了となります。
支援いっぱいありがとう!
そして支援にこそ笑いました。特に>>259-263の間の支援の人。
そして、勘助の若返り・・・
いやだな、と思う人もいるかもしれませんが・・・さすがに60の老人が召喚されてもなぁ、と思った為に、若返らせていただきました。
それから、勘助の一人称とか性格とかも、自分の思っている勘助像が入っているために、実際とは違っちゃったかもしれません・・・。
そのあたりは、なんとか流してみてもらえると・・・嬉しいです。
書く速度遅いので、次投下できるのはかなり遅くなると思います。
289:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:19:29 vyG11T2l
乙
290:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:21:04 Plpj314f
GJでした!!
魔法モノの作品で魔法至上主義じゃないのが俺は最高に好きなのでこういうのはいいなぁ
戦いは力じゃない、やっぱり智恵だよね!!
291:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:21:14 OOHI8Hrf
GJ
しかし、ニートとその親の戦いは何なんだww
292:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:21:42 s3Qe2vVA
>>288
乙でした。渋くていいっすね。次を待ってます。
すんませんっしたっ!
293:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:24:00 vaZ/4vSi
お前らギーシュが片腕になったことはスルーか
294:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:24:34 WQxSmzVR
>>293
魔法でくっつくんじゃない?
295:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:25:28 GT12PSTQ
>>294
治療代云々の話が出てたから多分無理かと
296:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:25:51 dUQw31jy
GJ!
ギーシュの腕?そんなもんセメダインでくっつけとけ!
297:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:26:36 P7sGL3QG
>>293
脳移植ができる世界の魔法学院なんだから腕の一つや二つ問題なくくっ付けられるよ。
298:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:31:57 q+ksSMoX
GJ良い感じに軍師な思考してるね
レコンキスタとガリアの関係にいち早く気付きそうだな
ギーシュ?
西洋剣で押し切られて切断ならともかく
日本刀で切断されたんだったら傷口も綺麗なもんだろ
魔法でくっつくと言われても不思議とは思わんよ
299:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:32:54 P7sGL3QG
モンモンが秘薬作ってくれるよ。
300:SS書き丁稚
08/01/08 22:38:49 MYmGSLFo
もしくはアナキン・ルーク父子のように本物そっくりな義手という手もありかと。
しかし1年もせずに100スレとは凄いですな。私も早いところ続き書かないと。
301:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:45:03 z1R85u5J
>>295
くっつける薬とかメイジの手配に金が要るんじゃない?
るろうにで出てきたノコギリ状の刃を持つ刀とかで無ければ大丈夫そう
神経をつなぐ技術が基本的に無い→研究したら出来るようになったんで脳を移植してみました
とか途中経過を一気にすっ飛ばしているならともかく…
302:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/08 22:48:15 7wHmi8qD
逆に考えるんだ
男の浪漫な色々仕込んだ義手を装着するチャンスだと考えればいいんだ