【新年】シン総合女難!?スレ 第25話【移転】at ANICHARA【新年】シン総合女難!?スレ 第25話【移転】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト492:名無しさん@お腹いっぱい。 08/01/22 18:31:03 VRk1qx5r プルキュアのことでしかー 493:たいほうの人 ◆sZZy4smj4M 08/01/22 21:00:42 lqPYglxk 「まったく、駄目ね……あなたはほんとに」 「次は上手くやるさ」 「……あいつ等といってることが同じ」 「うっ、それは言うなよ。少なくともあいつ等程馬鹿じゃないさ」 ―傷だらけの体。湖の上に浮かぶひょうたん型の岩がひとつ。月に照らされている舞台に役者は3人。 そのうちの一人、少年はその傷口を湖の水に浸しながらもやわらかい暗い闇が注ぎ込まれている。 「メロンパン、罰としておごってくれない?」 「自分で行けば良いだろ」 「私はあんましあのお店行きたく――」 「違うわ」 ―風に揺れる中、少女は戸惑いの表情を見せている。否定するもう一人の少女。 夜の月の様に冷たい視線を向けながらも左右に触れる首が蒼い髪を靡かせている。 「貴方が出来る事をやれば良いという意味」 「何だよ。俺はパシリやってれば良いってことか」 「だって、貴方ただの人間だもの。私達とは違うわ」 「人間だからって出来ない訳じゃないさ」 ―満ちた月の様にわずかに潤んで輝く瞳を隠す少女。動揺していた心も落ち着きを取り戻す。 少年の傷口はたちまちふさがってしまえば、首をこきりっと鳴らしながらも立ち上がる。 「相手は人間の14歳……しかも女の子だろ。次は絶対に負けない!」 「熱くなってるのね。馬鹿みたい」 「ああ、それで良いんだよ。熱くなって血眼になってる方が楽だから。 だから、お前達は冷静に見届けていれば良い。後は俺が勝手に何とかする。煩わせないさ」 「ほんと、勝手な人間」 「……俺はそれで良いんだ。守りたい者を守る」 ―少年の言葉にお互いを見詰め合う少女達。蒼い瞳と赤い瞳がわずかに揺れており、お互いの動揺を確認する。 こくりと頷きあいながらも少年を見下す様に月を浴びながらも侮蔑の表情を向ける。 「貴方が私達を?」 「力も無い癖に」 「体も脆い癖に」 「ああ、もう決めたからな」 「勝手にすれば?」 「どうでもいいわ。そんな事」 ―二人の少女は再び顔を見合わせながらも首を傾げあう。そして、お互いに呆れたといった言葉を表情を少年へと向ける。 それを見て少年は満足げな笑みを浮かべていた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch