【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ 8【一般】at ANICHARA
【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ 8【一般】 - 暇つぶし2ch261:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 03:19:49 rcwFFZu2
不安そうな柿崎めぐの表情と問い掛けに、水銀燈はほんの少しだけ優しい笑顔を見せ、
背中を向けながらぶっきらぼうに小さく答えた。

「ちょっと・・・空が見たくなったのよ・・・高いあの空のずっと向こうが・・・だから、すぐ帰ってくるわ」

柿崎めぐは、
薬指にはまる指輪の暖かさが、先ほど以上に優しい暖かさに変わったのを感じ、
その答えがはぐらかしではなく、本当の事だと理解した。

黒い姿と黒い翼を持つ、美しく儚い、生きている少女人形。
黒い纏を持った、本当は光る心の白さと優しさを持つ、自分に遣わされた黒き天使。
あのアリスゲームから帰還した水銀燈の心が、より一層自分に伝わってくる。
以前の様な、悲しさと、切なさと、ぶつけようの無い怒りと、絶望の様な感情は、もう流れて来ない。
時には荒々しかった、泣き出しそうな感情の波はもう・・・穏やかな波に変わっている。
自分の心に、大事な存在への愛しさと慈愛の感情が芽生え、ここまで育めたのも、
この水銀燈が自分の側に居てくれたから・・・
そしてこれからも、きっと側に居てくれて、自分を導いてくれる・・・


柿崎めぐはそう改めて心に感じると、ベッドからその身を下ろし、


「そう・・・気をつけてね、水銀燈」


水銀燈の言葉に答えを返しながら、窓枠に立った水銀燈の小さくなめらかな頬に、優しく口付けを送った。

「!なっ?!なにを!・・・・・・?!」
「!?・・・・・・」

柿崎めぐからの思わぬ愛情に驚き、顔を赤らめて彼女の方に振り向く水銀燈。
その水銀燈の美しい赤紫のグラスアイに柿崎めぐの瞳が映り込んだ時、一瞬だが何かが心をよぎっていった。
自分が見た事もない、記憶にすらない、冴えない中年男の優しそうな微笑みが・・・よぎっていった。
柿崎めぐの脳裏にもまた、自分が見た事が無い水銀燈の姿が、
白いドレスに包まれ、本当に嬉しそうに微笑む水銀燈の笑顔が・・・よぎっていった。
ほんの一瞬のビジョン。ほんの一瞬触れ合った、感じたことも無い二つの心。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

水銀燈と柿崎めぐ。
お互い、瞳を見つめ合ったままだったが、互いの瞳に映るその像は今までと何も変わっていなかった。
何も変わらないお互いの姿。
しかし先ほどの姿は、どこかで知っているような気がした。
お互い尋ねあった所で何も判る筈など無い。だから聞く必要も無い。
柿崎めぐは水銀燈からそっと離れ、水銀燈は再び空の方を向いた。
そして水銀燈は自分の背に生える、黒く小さな翼を大きく開かせた。

262:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 03:25:17 rcwFFZu2
「・・・水銀燈」

背中から聞こえた柿崎めぐのその言葉に、もう一度だけ振り向いた水銀燈が問いかける。

「ねぇ、めぐ・・・」

柿崎めぐの瞳を見つめる水銀燈の心には、もうあのビジョンは二度とよぎる事は無かった。
その柿崎めぐも、水銀燈の瞳を見つめている。
水銀燈の問いに、柿崎めぐは「なに?」と、問い掛け直しはしなかったが、一言だけ、こう言った。
静かに、優しく、微笑みながら・・・こう言った。

「・・・・・いってらっしゃい」

優しく送り出してくれるその言葉。
聞く必要なんて何も無い。めぐも・・・私のマスターもきっと同じ事を感じていたんだから。
水銀燈はそう感じ、少しだけ目を細めた優しい笑みを見せて答えた。

「大人しく寝てれば・・・花の一つも持ってきてあげてもいいわよ」

柿崎めぐはその言葉に優しい微笑みをたずさえたまま、

「そんなもの・・・いらない」

そう答えた。

そんな物、必要ない。既に私には花が咲いてくれているんだもの。
あなたと言う、美しく気高い、心に眩しい白さを宿す、あなたが・・・水銀燈って言う・・・優しい花が咲いてくれているんだもの。
私の心の中で、私に咲き続けてくれている、水銀燈と言う名の・・・あなたって言う優しい花が・・・咲き続けてくれているんだもの。

「いってくるわ・・・」

その柿崎めぐの気持ちは、きっと水銀燈にも届いているのだろう。
水銀燈も微笑んだまま柿崎めぐに背を向け、黒い翼を羽ばたかせて空に舞っていった。
黒い羽根を幾枚か空に舞わせながら、水銀燈は舞っていった。



やがて窓辺に舞っていた蝶も、緩やかに舞いながら、柿崎めぐの視界から遠ざかってゆく。
水銀燈の舞わせた幾枚かの羽根に、たった一つだけ混じっていた、白く光り輝く羽根のように。



(きっと・・・きっといつか・・・あの姿の水銀燈に・・・あの白い姿で微笑んでくれた水銀燈になって・・・戻ってくるんだわ・・・)



遠ざかる水銀燈の姿を見つめながら、
黒く舞う中に、たった一つ光をきらめかせながら舞っている羽根を見つめながら、
遠ざかる二羽の白い蝶を見つめながら・・・柿崎めぐはそう心の中で呟いていた。



263:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 03:33:40 rcwFFZu2
二人の中に映ったあの姿は、水銀燈のローザミスティカの中にほんの僅かに残留していた、
あの男と水銀灯の記憶の名残だったのかもしれない。
もしかすると、薔薇水晶が紅のローザミスティカに送り続け、ほんの僅かに残っていた、
白きローザミスティカの想いの一欠片が、水銀燈の中で燃え尽きただけなのかも知れない。

たとえそうだったとしても・・・そうでなかったとしても・・・
冴えない中年男と、美しい少女人形の・・・共に生きた記憶の証である事には違い無いだろう。





白い蝶は舞い上がり続ける。
天高く、何者にも遮られる事なく舞い上がり続ける。
空の光を浴び、白く煌めきながら舞い上がり続ける。

天の彼方に登るように、光を浴びながら、白い蝶は舞い上がり続ける。





・・・・・・ いつまでも どこまでも ずっと ずっと一緒だよ  愛しい俺の娘 ・・・・・・

・・・・・・ いつまでも どこまでも ずっと ずっと一緒です  愛しいわたしのお父様 ・・・・・・





水銀灯と男の想いを乗せ、白き蝶は舞い上がってゆく。




どこまでも、どこまでも・・・






【  Fin  】

264:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 03:57:12 rcwFFZu2
今までお付き合い有難うございました。
贋作とは言え水銀燈を好きな方々には申し訳なかったと思います。
そして水銀灯に謝罪しておきます。悲しい運命に描いてしまってごめんなさい。
それではこれで。またROMに戻ります。

265:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 08:52:09 EiIwyHj8
つまらなすぎて吐き気がした

266:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 10:04:41 5dsrrko9
モニターに唾を吐いて殴り付けたのは初めてだ。それくらいの幼稚ヘド作文って事だ

267:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 12:14:19 n0UN83+Q
>>265-266
だったらこういうスレに来なければいいのに…
>>264
GJですよ。雰囲気に浸れたのが良かった。

268:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 13:36:26 5gUtCB1e
まぁいつもの人でしょ
SS作ってくれる人には感謝だよ

269:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 14:05:31 56EO1e8A
>>264
お疲れ様でした

270:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 14:17:30 5dsrrko9
>>264
下らない内容の幼稚文章でスレを汚すなよ?wwww
それが証拠に誰も感想なんて書いてないだろwwww

271:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 15:55:49 n0UN83+Q
では>>270の高尚な感想と、現在連載中の作品が無いこのスレを活性化させる
素晴らしいSSを期待しよう。

272:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 19:19:46 F1re4KTu
>>264
党員ですが何にも申し訳ないことなんてないぞ
シリアスな展開に普通に感動したし良作的な意味で面白かった。GJ!

273:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 21:54:26 UA0iph6O
また>>270が一人で粘着してんのかw
コイツはSSが投下される度に飢えた豚みたいに湧いてくるなあ^^
まあ職人がこういう必死な害虫を気にする必要は一切なし

274:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/27 23:10:54 EiIwyHj8
いいかげん誰かカナのまともなSS書けや
こっちは糞銀燈や糞星石のSSが見たくてこのスレに来てるんじゃないっつーの

275:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 01:31:58 zmGNa66e
>>264
完成乙~
ちゃんとひとつの話としてまとまってる。色々あったが最後は甘々って感じw


276:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 01:52:13 fQk6dro8
>>264
お疲れ~。
鬱展開のSSも好きだけど猛烈に感動した
また気が向いたら投下頼むよ
いつもの痛い子が文章が幼稚だとか吠えてるが、所詮は妄言だから許してやってくれ



277:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 01:57:52 ztqBHUGq
>>264 涙が止まらないよ…水銀灯かわいいよ。良いコだよ。
めぐ、 ばらしー、槐も好きな私はうれしいよ。
最後に銀様出してくれてありがとう。
本当にどのドールも幸せになって欲しいな…

278:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 06:31:14 i7rcq6O6
>>274
>>231

279:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 07:54:02 PFmlyExE
「まともな」って書いてあるだろうが
ちゃんと読めボケ

280:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 10:36:44 i7rcq6O6
簡単に釣れますたwww

281:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 12:34:09 vwZrdWH9
WILLCOMなんか永久規制されたらええねん

282:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 16:06:06 4lqrMFp7
無視せずにしっかり相手してあげてるおまえらの優しさに俺は涙したよ

283:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/28 18:58:05 PFmlyExE
金糸雀アンチが必死に自演してますね^^

284:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/29 23:34:59 1hsvgIxG
金糸雀アンチ死ね

285:名無しさん@お腹いっぱい。
08/01/31 20:18:23 0pjODvOs
Five to One

286:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/01 23:10:39 hBHCdQ5x
ローゼン警察24時 金糸雀巡査篇

「今日も○○警察は悪質な犯罪者を逮捕するべく出動するのであった!」

ジャーン!完

金糸雀はみっちゃんと部屋でよくある警察24時を鑑賞していた。
 「うん!うん!みっちゃんありがとう。すごく面白かったかしら~
  もしカナが警察官だったらカナは真紅たちをまっ先に捕まえに行っちゃうかしら?
  し~んく~!た~いほだぁぁぁ!!う~んここはキュートに逮捕しちゃうぞ♪かしら?」
その様子を見ていたみっちゃんはというと
 「・・・・」
 「あら?みっちゃんどうしたかしら?なんだかすごく苦しそうかしら?」
みっちゃんは金糸雀を見ながら顔を紅潮させて目は血走り肩で荒く息をしていた。
 「それはね~カナ・・・あなたが~・・・すっごく~・・・かわいいからよ~!!!」
 「はうう!」
金糸雀は思わず後ずさる、この後の光景が容易に想像できたからだ。
今まで何十回と繰り返されそしてこれからもあるであろうアレ
 「あ゛~!!もう我慢できない~~~!!!カナカナカナカナカナカナカナカナ~~~~~!!!」
みっちゃんは金糸雀に飛びつき金糸雀の体をひょいと抱き上げ辛抱たまらんといった感じで包容し金糸雀にほおずりの反復運動を開始した!
 「ぐ!・・うぶぶ・・!みっちゅあん!ほっぺが暴行罪かしら~!?」
 「でも警察官か~!カナに制服着せたらきっと可愛いだろうな~!
  今度はミニスカローゼンポリスね!」
金糸雀はまたアレをやられてはたまらないと思い
 「や、やっぱり遠慮するかしら~!?カ、カナは来年から本気だすかしら~!?」
みっちゃんは悲しそうな顔で
 「そう・・・残念・・・」
金糸雀はみっちゃんが今にも泣き出しそうな顔をしているのを見て慌てて
 「みっちゃん泣かないで・・・み、みっちゃんを少しからかっただけかしら・・・」
それを聞いたみっちゃんは
 「ホント?」
と聞き直し
 「ホント!ホント!本当かしら~!お、おほほほほ!」
そして
 「カ、カナ~・・・!」
 「はうう・・・」
金糸雀は後ずさる・・・
 「カナカナカナカナカナカナカナカナ~~~~~!!!」
 「うぶぶぶ!!ぶるあ!み、みっちゃんほっぺが殺人罪~~~!!!」
また金糸雀の日常は過ぎるのであった。


一年くらいぶりに投下しました。
つまらなかったらすまん

287:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/02 21:56:51 yMNFOckx
あれだけカナのSSカナのSS騒いでた信者どこいったの?wwww

288:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/03 00:15:16 rkgTQLNh
( ^ω^)いるお

289:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/03 03:43:39 BJRu2zl/
>>288
おとなしくなっとるw

290:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/03 12:50:27 XUQ1ddiS
やっぱり1人だけなんだなwwwww

291:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/03 18:46:17 pqF/r16v
>>287
虐待AAで規制くらったらしい

292:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/03 23:59:29 prJUePVf
>>286
投下お疲れ~

>>287
この際もうあの発達障害児はスルーで

293:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/04 23:00:17 MCHHdSTa
誰か原作の続き書いて

294:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/05 01:05:08 NGpd0iq6
>>293
カ「やったー!カナがアリスになったかしらー!」

ローゼンメイデン完

これで満足か?

295:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/06 00:30:12 OmWznMji
>>294
反射的に「アナカリス」という言葉が頭に浮かんだw

296:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/06 12:11:56 nFD1dSjF
>>295
このスレで分かる奴は多分君と俺だけだw
……たしかカプコンの格ゲに出てくるキャラだよな?

297:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/06 16:46:18 RfKmeKF9
え?水草の一種だろ?熱帯魚飼ってるやつには分かるだろ

298:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/06 23:34:41 OmWznMji
【MAD】ローゼンメイデンで「終末」‐ニコニコ動画(RC2)
URLリンク(www.nicovideo.jp)

299:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/07 01:00:21 zcLXTgAz
なんかみんな文章上手いですね
今まで平気で投下してきた自分の文章を見直したが
恥ずかしい限りだよ

300:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/07 08:02:17 bH/FSYmG
三ヶ月後…そこには元気に走り回るカナリアの姿が!

「もうアリスゲームなんかしないよ…」

しかしこのカナリア、ノリノリである。
と、ここで種明かし、ここのカナリア全部偽物。
これには仕掛けられたほうもビックリ!

301:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/08 01:33:49 VSuSiNTK
そこは「もうアリスゲームなんかしないかしら…」
といって欲しかった…

302:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/08 07:27:01 D8GNQ7gV
カナリアがコメントではなく違う人の吹き替えって感じで

303:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/08 16:08:26 BfVhKc0z
>>299
別に文章が下手であろうが上手かろうが、
面白かったらそれでいいと思うんだぜ?

304:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/09 21:57:55 GMDXuN91
期待age

305:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/09 23:53:42 HCut7Qsg
あれ?カナがかわいい

306:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/10 17:36:28 uU6dfMyi
>>295
コブラブロー

307:名無しかわいいよ名無し
08/02/12 23:56:40 OZ9VOBGj
>>235
マジで泣いた、本当に久しぶりに泣けてすごく嬉しかった・・・切なくて切なくて
すまなかった・・・の所で涙腺が・・・GJ!!ありがとう、本当にありがとう!!!

これからもまた書いてください!!!応援してます

308:ミルク32改変
08/02/13 01:42:31 yVELKfj1
ねえ 真紅 またふられたわ 忙しそうね そのまま聞いて
ゆらゆら重ね上げた 分厚い本のかげから
ねえ  またふられたわ 
ちょっと吹き出さないでよ この服高いんだから
うまくはいかないわね 今度はと思ったんだけどな
あんたときたら 紅茶なんて飲んでてさ
あたし 随分笑ったわね 
いつのまにブランデーなんて飲むようになったのよ

ねえ 真紅 悪いわね ふられた時ばかり現れて
笑ってるの 怒ってるの そんなに無口だったかしらね
ねえ 真紅 聞いてるの 
今 それ どうしても読まなきゃならないの
忙しいものなのね マスター持ちともなると ほんとかしら

なんで あんなにあたしたち 二人とも意地を張りあったのかしらね
真紅 もう200 あたしたち ずっとこのままね

ねえ 真紅 もう時間でしょ
帰るわ もう寝るの?
表は雨降り夜 もう少し いようかしら……

ねえ 真紅 ねえ 真紅 ねえ 

309:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/13 01:51:23 s/ipkK32
シリアスなラプラスを見ていると、
薔薇水晶に「じょ、女王様、もっとぶって!」とマゾっていた
奴と同一人物とは思えないなw

310:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/13 21:54:57 +vWfw2XW
>>309 マゾな兎か・・・全くもってレベルの高いキャラクターだぜ。
漏れ的には何と無く親近感が湧いたw


311:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/13 22:15:06 0WYLXK9s
>>308
これは・・・水銀燈?真紅はどうなっているのか詳細希望です

312:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/13 23:45:55 yVELKfj1
>>311
中島みゆきの「ミルク32」という唄の改変ですよ。
シチュエーションはご想像にお任せします。

ただ、唄の雰囲気がこの2人にぴったりに感じたので。

313:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/14 09:42:46 cSGeFVaj
>>310
その上ガチホモ。
「くんくんvsラプラスの魔」でBL展開しやがった
どMぶりを発揮するのは「薔薇水晶改造計画」な

マゾ、ガチホモ、ナルシスト…
兎、どんだけ属性つければ気がすむんだw

314:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/15 01:17:55 cK76aVpc
>>313 兎がPINK板の住人とオフ会とかしたら、物凄くエロトークで盛り上がりそうだなw

315:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/16 23:34:04 QtIE00O6
多分エロトークで終るとは思えない…
恐らく何人かは確実に アーッ に…

316:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/17 02:07:44 p4dnDB1s
>>315 そう言われるとリアルすぐるなww

ラ「・・昔から、男は度胸と申します・・何事に対しても体験の扉を開くという行為が、未知への一歩へと繋がるのです・・ふふ・・・覚悟はよろしいですか?」

名無しA「ちょw・・アーーーーッ!!」

317:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/17 23:40:49 h6mgo0BF
>>317 ガチホモウサギ全開状態www
けど薔薇水晶的な女性を相手だと……

318:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/23 23:04:33 hw1TQw9Y
保守

319:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/24 22:30:49 zFYpAxpm
そんなことより早くカナのssを…
(;´Д`)ハァハァ

320:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/28 20:01:21 LnXLKkt8
カ「雛苺~っ!」
雛「カネマツ~っ!」
今日も平和でしたとさ

これで満足か?

321:名無しさん@お腹いっぱい。
08/02/28 21:09:49 sfl1cJYD
このスレ読むといかに糞キムが嫌われてるか分かるなwww
スレリンク(anichara板)

322:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/02 00:22:01 Qy+6mtLi
ああ、薔薇水晶改造計画ね
URLリンク(www.nicovideo.jp)

ところで、
アリスゲームが起こらなかった
もう一つの世界を見つけた翠星石が
蒼星石を見付けて胸キュンな話を思いついたんだが
導入部がうまくまとまらなくてねぇ・・・


323:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 11:39:15 q4MIQTuq
アリスゲームが起こった世界で蒼星石が死んで悲観しながらN世界漂ってたら
ラプラスの魔が現れてアリスゲーム無しの世界へ案内される。
付いてみたらその世界の蒼星石と翠星石とが楽しく過ごしてて
ずっと見てるうちに胸キュンして蒼星石を奪おうとする。
しかしその世界の翠星石が妨害して翠星石同士が戦いあう。

こーいこと?

324:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 22:27:51 7DRHjwLQ
蒼星石が2人…?

325:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 23:00:34 zUB8XRnT
ローゼン外伝~122万時間前の記憶~水銀党血風録(1)

1867年10月14日に徳川慶喜が征夷大将軍を辞し大政奉還、
12月9日に王政復古の大号令が発せられるに至り、幕府は事実上崩壊した。
しかし、それに納得しない幕臣は、真紅軍に対抗し戊辰戦争が勃発した。

副長・翠星石は、負傷した局長水銀燈に代わり水銀党を率いて戦うが、
真紅軍のホーリエの前に敗北する。さらに、水銀党は、翌年3月6日
甲州勝沼の戦いに敗退。その後、nのフィールドで再起を謀っていたが、
4月3日不意の真紅軍包囲により、局長水銀燈が真紅軍へ出頭。
翠星石は、江戸へ向かい勝海舟らに直談判し、水銀燈の助命を嘆願したが実現せず、
1868年4月25日、水銀燈のローザミスティカを没収される。

その後も、翠星石は、水銀燈を率い、旧幕府軍と交戦するが、同年8月会津戦争が激化。
副長翠星石は、会津藩に忠誠を誓う蒼星石と一部の党員を残して、幕臣榎本武揚と共に、
蝦夷地へ向かった。榎本らの幕府軍は、五稜郭を占領し、自ら蝦夷共和国を名乗るも、
宮古湾海戦における敗戦以後、真紅軍の蝦夷地上陸を許し、箱館総攻撃は目前であった。

326:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 23:16:14 CD1KdNnT
ここでタイトル

   『翠星石最後の1日』

327:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 23:18:55 zUB8XRnT
ローゼン外伝~122万時間前の記憶~水銀党血風録(2)

1869年5月10日夜
 翠星石「水銀党員の人間ども!耳の穴かっぽじって良く聞くですぅ!」
 党員「翠様!翠様!翠様!翠様!翠様!翠様!」
 翠星石「この翠星石が、敵から酒を分捕ってきてやったからくれてやるですぅ!」
 党員「副長!有難うございます」
 翠星石「ただし、軍律を乱してもらっては困るので皆一杯ですよ!」
 雛苺「雛も一杯飲むの――!」
 
 金糸雀「副長、ちょっといいかしら?」
 翠星石「・・・ついに第7ドールが目覚めたですか」
 金糸雀「そう、真紅の総攻撃は明日かしら」

328:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 23:38:26 zUB8XRnT
ローゼン外伝~122万時間前の記憶~水銀党血風録(3)

 翠「チビ苺!よく聞くです!」
 雛「どうしたの。翠星石、こわいの~」
 翠「この如雨露とスコーンをジュンの家族に届けるです」
 雛「雛いやー」
 翠「チビ苺!なぜ言うことが聞けないのですか!」
 雛「雛知ってるよ、官軍のアリスゲームは明日でしょ。
   雛も一緒にたたかうのー!帰るなら副長も一緒じゃなきゃ、いやー」
 翠「チビ苺!断るというならローザミスティカを奪うですよ!」

329:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/04 23:56:06 zUB8XRnT
ローゼン外伝~122万時間前の記憶~水銀党血風録(4)
1869年5月11日
  官軍の総攻撃が始まる。五稜郭陥落は時間の問題であった。
 幕軍の敗走は明らかであり、真のアリスを自称する水銀党員の中にも、
 脱走者も少なかった。
 翠「待つです!こっから先に引き下がる奴はジャンクにするですぅー!」
 党員「おおおおおお、銀様!銀様!銀様!銀様!」
 
 官軍陣営
 紅「陥落はまだかしら?どうしたの?騒がしい」
 兵士「す・・水銀党が反撃をッッ!!」
 紅「そう、幕軍にもアリスがいたようね・・・」

  ・・・122万時間前のアリスゲーム(完)

 以上、続編を希望してやまない私の妄想。というか続編の予想してたら
 こうなってしまいました。オーベルの伏線で幕末で特別編とか。

330:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 17:51:26 czA/4LIc
ちょwww翠星石たちはどうなったんだ?


331:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 22:32:23 YrCYV3dx
>>323324
あー、そういうんじゃなくて、
ただ、会いたいと言う思いが別世界の扉を開くみたいな感じだったんだけど
ラプラス使うとなぁ・・・翠星石の強い気持ちで導かれたという物語とはイメージが変るもんでして。

因みに終盤こんな感じで書いていたけど、もうこの話は捨てよう。

「蒼星石―っ、何ボーッとつっ立ってるです?」
はるかに高い空を仰ぎ見て立ち尽くす蒼星石の元に、いつもの翠星石の明るい声が響く。
翠星石の幻を見送った蒼星石が振り返ると、そこにはいつもの変らない翠星石が笑っていた。
「今、翠星石と話をしていたよ。一言だけでもお別れを言いたかった……」
「はぁ?蒼星石どうしたですか?翠星石ならちゃーんとここにいるじゃねぇですか」
「そうじゃないんだ。君じゃない君が、いなくなった僕を他の世界にまで探しに来てくれたんだ…」
説明にならない説明を聞いて、翠星石はケラケラ笑う。
「翠星石が2人もいる訳ねーですぅ、変な蒼星石ですぅ」
蒼星石は苦笑しながら姉に答える。
「そうだよね」
そして心の中でつぶやいた。
「ずっと僕の事を思っていてくれた君に、一言ごめん、って伝えたかった……」
違う世界に生きる2人でも、いつか会える事を信じたい。
どこまでも澄んだ蒼星石の瞳には、ただ青く広がる空だけが写っていた。

332:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/05 23:08:08 czA/4LIc
捨ててしまうなんてそれこそ勿体無い
ぜひ見せていただきたいのですが…

333:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/10 21:03:08 ZB3rnMLp
あの薔薇水晶によるアリスゲームが終わって、もう幾日が過ぎたのだろうか。
残された翠星石の小さな心は、蒼星石の幻影を探して、深いNのフィールドの底へと降り立った。
今日も翠星石は一人、入り口も出口も見えず、上下も判らない濃い闇の空間に体を預けながら、
眠れない夜をゆらゆらと漂って、時の迷路の中で蒼星石の幻を追い続けている。
「会いたいです……蒼星石」
彼女の願う事は唯ひとつ。
訪れる度に、徐々に奥深くへ足を踏み入れてゆく翠星石は、とうとう静寂と闇に抱かれた深いNのフィールドが眠る世界へ辿りついた。
黒い霧の立ち込める先は、行き止まりの空間。この向こうにはもう、世界の扉はない。
闇の向こうにかすかに見える何百、何千もの青く淡い光の集まりが、
弱くゆらめきながら、翠星石のはるか遠くを迷い子のように通り過ぎてゆく。
それはまるで、遠い世界に置き去りにされた人の想いが連なって、
明かりを灯して囁きあっているかのように、いつまでもせわしく明滅しつづけていた。
翠星石には、フィールドの果ての向こうを伺い知る事は出来なかったけれど、
黒い霧の狭間からその光景を眺めながらただそこに佇み、来ることの無い人をあてもなく待ち続けていた。
どのくらい時が過ぎたのだろうか。
やがて翠星石は、ひとつの蒼い光が背後からその流れに加わろうと、飛び去っていくのを見つけて目を疑った。
それは、弱い輝きであったけれど、翠星石が決して見間違える事のない、なつかしい輝きを発していた。
「レ…レンピカ?」
彼女の小さな心に衝撃が駆け巡る。
その幻にすがる様に、彼女のつま先は迷わず闇の向こうに踏み出していった。
「ま…待つです、レンピカ!」
翠星石は無我夢中で闇に消えようとするレンピカを追う。
やがて、蒼星石の人工精霊の光がおぼろげに闇を照らし出し、その向こうにある扉を浮かび上がらせる。
その光に誘わるように、翠星石も扉の前に辿り着いた。
それは、こちらの世界に住む者には、決して見つけることが出来ない扉。
この世界ではないもう一つの世界。
翠星石は迷わず扉を開けた。

334:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/11 01:16:00 xmJCYEuW
翠星石は、柴崎時計店の鏡の前に立っていた。
人気のない店には、ただ時計の音だけが鳴り響いている。
「ここは……」
カレンダーと夏の日差しが、この世界の時の移り変わりを伝えている。
いつもの街並み、いつもの人々、いつもの生活がそこでは営まれている。
店の中から見たそこは、翠星石の住んでいた世界と全てが同じだった。
ジュンの家に帰ろう……。
蒼星石への思いを振り払うように、ジュンの家へと帰る翠星石。

だが、戻ってきたジュンの家の庭先の光景は、翠星石の知っている昨日までの日常と大きくかけ離れてるものだった。
彼女は大きく狼狽した。
雛苺が庭の木の下で、膝を抱えてふてくされていたのだ。
「ちび苺?!…な、な……??」
幻でも見ているのだろうか、とっさには目の前の光景が信じられず、呆然と雛苺に見入る翠星石。
やがてその顔は、嬉しさにみるみるほころび始めてゆくが、
はっと我に返ると、そんな風に感じた自分の感情が、嬉しいやら恥ずかしいやらに思えて、
すぐに駆け寄って抱き寄せたい感情を抑え、そろそろと雛苺の背後に回始めた。
「くぅー、こうなったら、思いっきりちび苺を驚かせて、ついでにぐりぐりしてやるですぅ、
翠星石に散々心配かけた報いを受けるですぅ」
妙な理屈をこねながら徐々に距離を詰め、にじり寄る翠星石。
「ちび苺っ!いつ、帰って来たで…」
翠星石が叫びながら雛苺に襲いかかろうとしたその時、彼女の背後から響く声が、彼女の全ての言葉を消し去った。
「雛苺、ジュン君が呼んでるよ。何か悪戯したの?」
その声に、弾かれたように振り返る。


335:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/12 01:49:03 qJdjFW1i
wktk

336:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/12 22:14:14 zQhSB+3T
大きく見開かれた翠星石の瞳に映る蒼星石の姿。
「そ、蒼星…石」
優しく微笑む蒼星石は、あの日のまま何一つ変わっていない。
脳裏に甦り溢れる思い出の数々は、彼女に言葉を紡がせる暇さえ与えず、込み上げる熱い思いは激流のようにほとばしる。
なつかしい笑顔、髪の柔らかさも頬の感触も、昨日の事の様に憶えている。
「ずっと、ずっと待っていたです、蒼星石ぃぃぃ」
彼女の頬に涙が流れる。
両手を広げ、蒼星石の名を涙でかすれた声で呼びながら、翠星石は蒼星石を強く抱きしめようとした。
しかし、その腕は蒼星石の体を虚しくすり抜けて空を切る。
「!!」
何が起きたのか分からず、翠星石はその場によろめいて膝を付く。
「そ…蒼星石!」
ふり返ると、蒼星石は翠星石に気付いた様子もなく、
ただゆらゆらと陽炎のようにゆらめきながら雛苺の方へと歩み去ろうとしている。
蒼星石には翠星石の言葉は届かない。
「蒼星石、翠星石が見えないですか?わからないですか?」
祈るような言葉を重ねても、懸命にすがりつこうとする努力も報われず、
実体を成さない影のような蒼星石に思いは届かず、体に触れることさえできなかった。
「雛苺、ほら、僕も謝ってあげるから、一緒に行こう」
呆然とする翠星石の傍らで、雛苺にやさしく語りかける蒼星石の声が、彼女の耳にやさしく響く。


337:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/12 22:20:18 zQhSB+3T
桜田家の窓が開き、一人のドールが庭先へと降りてきた。
それは、翠星石には信じられない光景だった。
「まーったく、ちび苺のお行儀の悪さはサカリのついたネコ以下ですぅ、ジュンが怒るのも無理ないですぅ~っ」
彼女の言葉に、翠星石の体は凍りついた。
その場で立ち尽くす翠星石の傍で、三人の薔薇乙女達は仲良く手を繋いで、桜田家へと消えてゆく。
翠星石は一人、その後姿を眺めながら立ち尽くしていた。
「……そうですか、ここは蒼星石がアリスゲームを望まなかった未来なのですか…」
この世界は、アリスゲームを誰も求めなかった、翠星石が欲して止まなかったもう一つの世界の姿だった。
薔薇乙女たちが争うことなく日々を送る、翠星石が夢にまで焦がれたもう一つの未来。
彼女の瞳から、涙の雫が滴った。
「やっと、見つけた…です……」
その言葉とは裏腹に、自分が、この世界では存在してはならないもう一人の翠星石だと言う事をも感じていた。


338:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/13 22:05:53 +bGN5rWi
白い世界に風は流れてゆく。時は翠星石の上を通り過ぎてゆく。
いつもと同じ場所で演じられるいつもと同じ生活。
庭先から室内を見続けている翠星石の瞳に写る、幸せな日常の情景。
楽しそうな会話を弾ませるもうひとりの自分の姿。
永遠に埋まらない硝子一枚の厚さが隔てる距離の遠さ。
翠星石の心を締め上げる静かな寂寥感。
「ジュン、真紅、雛苺、……蒼星石」
彼女に出来る事は、決して聞こえる事のない言葉を、ただ独り言のようにつぶやくだけ。

そんな彼女の思いを察したのだろうか、ふと、顔を上げた蒼星石は、そのままドアを開けて庭先に目を向けた。
「今、翠星石に呼ばれたような気がした…」
「変な蒼星石ですね、翠星石はさっきからちゃーんとここにいるじゃねぇですか」
「そうなんだけど……何故だろう、君が何処かへ消えてしまったような、とても悲しい感じがするんだ」
「翠星石が蒼星石を置いてどっかに行くことがありえねー様に、蒼星石も翠星石を置いてどっかに行くことがありえねーことなのですぅ」
翠星石の自身に満ちた言葉を聞いて蒼星石は苦笑した。
蒼星石がアリスゲームを放棄して、今の生活を選んだ事には何の後悔も無い。後に翠星石から本気で叱られたりしたけれど、
蒼星石は翠星石にとても感謝している。
「翠星石があの時、僕を止めてくれたおかげだね」
「そうですっ、蒼星石はもっと翠星石に感謝しやがれーですぅ」
見つめ合って笑いあう2人の姿。
やわらかな風のように蒼星石の言葉が流れる響く。

「そうですか・・・こっちの翠星石は、ちゃーんと蒼星石を守ったですか……」
そんな2人を眺めながら、翠星石は寂しく笑う。
蒼星石をとめられなかった自分の情けなさを後悔し、そんな自分自身に嫌気がさして、彼女はその場にうずくまる。

どれほど時間が経っただろうか、やがてひとつの足音が、肩を小刻みに震わせながら顔を伏せている翠星石の元に近づいてきた。
それに気付いた翠星石がゆっくり顔を上げると、そこには、まっすぐに彼女を見つめる真紅の青い瞳があった。
「真紅……翠星石が見えるですか…?」
「翠星石……迎えにきたのだわ」


339:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/15 16:19:54 /pqP4TKP
乙~
なるほど、こういう繋ぎだったのか・・・翠星石は可哀想だけど

340:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/15 21:48:45 QA8IX4o+
この話はあと半分くらいで終わり。

341:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/16 15:13:59 HbVLRUWS
「ここは…」
真紅が鏡を抜けると、そこは暗い人形工房だった。
翠星石の様子を心配していた彼女は、ホーリエに居場所を探させ、翠星石を追って世界の扉を越えた。
ひっそりとした工房で、机に向かいただ黙って作業をする金髪の青年。
真紅の脳裏に、アリスゲームを仕掛けた人物の記憶が鮮かに甦る。
「あなたは…」
真紅の呟きが聞こえたのだろうか、ふと槐の手が止まった。
やがて彼は、振り返らず独り言のように語り始めた。
「……想いは時として、奇跡のような夢を実現するものなのかもしれない」
真紅が彼に様々な問いを投げかけようとした時、槐の側に一体の人形が歩み寄ってきた。
「薔薇水晶…」
彼女の気配に一瞬身構えた真紅だったが、薔薇水晶は真紅に気付く事なく、槐に甘えるように彼の膝の上に頬を寄せる。
金色の目を開いて槐に甘える薔薇水晶の左目には薔薇の眼帯は無く、その瞳は静かな優しささを湛えている。
彼女はこの世界で、ローゼンの第7ドールという役目を演じてはいなかった。
「オトウサマ…誰カ…イルノ?」
槐は微笑み、少女の髪をなでながら答える。
「ん……いいや、僕たちの他には誰もいないよ、薔薇水晶」
「オトウサマ……」
槐には自分が見えているのだろうか?真紅は、自分の存在が不鮮明なものでしかない事実に、言い知れない不安を感じた。
「教えてちょうだい、この世界は一体!?」
「君が見る世界もまた一つの真実の姿。だが世界を結びつける闇は細く、移ろいやすい。気をつける事だ」
その後、槐が真紅の問いに答える事はなく、やがて彼は中断していた作業に戻っていった。
真紅は確信した。
「この世界は……アリスゲームが起こらなかった未来、なのだわ」
彼女の前に広がるここは、ただ平和で、暖かく、優しい世界。
望むべくも無い幸せが、ここにはあった。
真紅は無言で槐に別れを告げると、翠星石の元に向かった。


342:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/16 19:06:50 HbVLRUWS
真紅はただ、翠星石を待っていた。
「翠星石、この世界にあなたの歩むべき未来はないわ」
うなだれている翠星石に、真紅は静かに語りかける。
「帰りましょう、私たちの未来が生まれる世界へ……存在の否定された世界から、私たちの世界へ」
翠星石は黙って真紅の言葉を聞いていたが、やがて絞り出すようなちいさな声で呟いた。
「……いやです。ここには蒼星石がいるです」
「おねがいだから戻って頂戴、ここにいたって、辛くなるだけよ」
「だけど、翠星石は…」
言葉をためらいながら、真紅から顔を背けたまま、彼女は言い切った。
「辛くてもいいです。もう、寂しい思いのほうがしたくねぇです」
2人の間にしばしの沈黙が流れ、やがて翠星石は悲しげに言葉を結ぶ。
「翠星石の事は放っておいて欲しいです……」
小さな安らぎの世界に身をゆだね、思い出に閉じこもろうとする翠星石の肩に、真紅のちいさな手が触れる。
存在を否定されたこの世界で、たった二人だけ存在すると言う確かな感触。
「あなたも解っているでしょう翠星石、ここは私達にとって幻でしかない世界だという事を」
翠星石の脳裏に先ほどの光景がよぎる。
この世界で生きるもう一人の翠星石、自分でない自分が蒼星石と一緒に幸せでありふれた日常を過ごしているこの世界が、なぜ、自分達の世界じゃなかったのか。
翠星石にはそれがたまらなく悔しかった。
差し伸べられた真紅の手を振り払い、翠星石は真紅に懇願する。
「一言だけ、一言だけでも蒼星石と話をさせてくれなのです!」
「翠星石…」
「だって、こんなに近くにいるのです、こんなに……」


343:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/16 19:24:29 HbVLRUWS
蒼星石は感じていた。見えないけれどもう一人の翠星石が自分を呼んでいる事に。
真紅と翠星石のやりとりに気付いた訳ではなかったが、それでも蒼星石は、姉の思いに答えるかのように空に向かって問いかける。
「翠星石…君なのかい?」
翠星石の顔が輝いた。一縷の望みを抱きながら、蒼星石向かって感情のままに言葉がほとばしる。
「蒼星石!翠星石がわかるですか?!」
だが、蒼星石は、あたりをきょろきょろと伺うだけで、目の前で訴えかける翠星石の姿に気付く気配は無い。
「ほら、ここです、ここにいるです!」
必死に訴えかける翠星石の姿を見続けることに耐えられず、真紅は黙って目を伏せる。
「蒼星石っ、そっちじゃないです!こっち向けですぅ!!」
どんなに言葉を重ねても、痛々しいほどの翠星石の心の叫びが蒼星石に届く事は無く、声は次第に力を失い、やがて止まった。
しばし押し黙って、悲しげに蒼星石を眺め佇む翠星石。
「……やっぱり、蒼星石には翠星石の声はとどかねぇです」
震える声で小さく呟くと、寂しく微笑みながら真紅の方に向き直り、彼女の願いに同意した。
「わかったです、真紅……」


344:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/16 19:27:04 HbVLRUWS
翠星石は蒼星石に、最後の別れの抱擁をする。
『どうかこの世界では幸せでいられますように』
泉に水が満ちるように、切ない願いは蒼星石に伝わってゆく。
「す……翠星石…!?」
暖かな想いに抱かれながら、蒼星石の脳裏に彼女の思い出がゆっくりと流れてゆく。
蒼星石ははじめて知った。
別の世界で起きてしまったアリスゲーム、その引き金になった自分、
懸命な姉の説得を振り切って戦いを挑み、姉の目の前から消えていった自分と残された翠星石の想い。
やがて、彼女の思いが、翠星石の姿を蒼星石の前におぼろげに浮かび上がらせてゆく。
自分を抱きしめながら涙する翠星石を、蒼星石は今、ようやくその瞳に映す事ができた。
心を千切るような痛みの向こうにある彼女の願いは、ありふれたささやかな事。
伝えたかった思いを託した後、翠星石は蒼星石の額にそっと唇をあてて別れの言葉をつぶやいた。
「さよならです……蒼星石」
言葉を失う蒼星石の前から、翠星石は静かに消えていく。
声を聞く事も、触れることも適わなかったもう一人の翠星石を、今、蒼星石ははっきりと感じていた。


345:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/16 19:34:21 HbVLRUWS
蒼星石―っ、何ボーッとつっ立ってるです?」
夕暮れのはるかに高い空を仰ぎ見て立ち尽くす蒼星石の元に、いつもの翠星石の明るい声が響く。
翠星石の幻を見送った蒼星石が振り返ると、そこにはいつもの変らない翠星石が笑っていた。
「今、翠星石と話をしていたよ。一言だけでもお別れを言いたかった……」
「はぁ?蒼星石どうしたですか?翠星石ならちゃーんとここにいるじゃねぇですか」
「そうじゃないんだ。君じゃない君が、いなくなった僕を他の世界にまで探しに来てくれたんだ…」
説明にならない説明を聞いて、翠星石はケラケラ笑う。
「翠星石が2人もいる訳ねーですぅ、変な蒼星石ですぅ」
蒼星石は苦笑しながら姉に答える。
「そうだよね」
そして心の中でつぶやいた。
「ずっと僕の事を思っていてくれた君に、一言ごめん、って伝えたかった……」
桜田家に明かりが灯る。
違う世界に生きる2人でも、またいつか会える事を信じたい。
どこまでも澄んだ蒼星石の瞳には、ただ宵闇に広がる空だけが写っていた。


346:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/16 20:02:09 HbVLRUWS
月光が降り注ぐ静かな夜。
元の世界で一人月を眺めている翠星石に、真紅は声をかけた。
「ごめんなさい翠星石、でも私は……」
その言葉を遮るかのように、翠星石は言葉を返す。
「何も謝る事はねぇですよ、真紅」
「翠星石……」
翠星石は、ゆっくりと真紅の方に振り返る。
「心配はいらねぇです。もう、あんな世界には用はねぇです」
強がりを真紅に気取られまいと、翠星石は明るく振舞う。
「えへへ、翠星石はちーっとも悲しくなんかねぇですよ、こんなの何ともおもっちゃいねーです…」
月影に彼女の表情を窺い知る事は出来なかったけれど、
言葉の調子とは裏腹に、翠星石の瞳からは大粒の涙が溢れている事に、真紅は気付いていた。
「全然平気です……」
ついに訪れる事が適わなかった楽園の姿。儚い幻に過ぎない世界ではあるけれど、懐かしい人たちの暮らす世界。
翠星石は今、その世界に住む蒼星石への思いを胸にしまった。
少しの間、真紅は、翠星石の寂しげな背中を見続けていたが、やがてその場を去り眠りに就いた。
未だトランクの中で眠り続ける蒼星石。
翠星石の言葉にならない思いが、あの世界の蒼星石の姿と重なり合い、涙の雫となって滴り落ちる。
「蒼星石・・・翠星石は待っているですよ……」

再び薔薇乙女たちの未来は動き出した。
この世界で彼女たちは、どんな夢を見るのだろうか。


おわり

347:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/17 02:58:32 HszGjhVE
久々の力作だった、乙

348:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/18 03:17:23 n5rJ3Sk7
ふと話が浮かんで、どぴゅっびゅるるーっと書きなぐってから読み返してみると
つまらなかった

349:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/18 03:17:48 n5rJ3Sk7
すまん、あげてしまった

350:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/18 18:26:37 wv2bVFRJ
乙~よい話・・・翠星石が切ない・・・

351:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/20 14:33:58 OU31bnvZ
さて、ローゼン復活記念として
上の話を書いていたときに
軽い感じで書いたのでも出しておきませうかの

352:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/20 14:34:37 OU31bnvZ
「じゃーーーん、金糸雀颯爽のデビューかしら!さあ、契約するかしら!!」
あるバイオリニストの夢の中、金糸雀は初めてのミーディアムを探していた。
ローゼンが第3ドールを作り始めて、かなり焦っていたのだった。
「実際このままでは、カナの立場があぶないかしらぁぁ・・・」
バイオリニストの青年は、金糸雀の突然の出現にかなり狼狽し、腰を抜かしておろおろしている。
たたみ込むように、契約を強要する金糸雀。
「この金糸雀様と契約すれば、あなたはチョー有名人間違い無し、
バイオリンだってカナのテクニックを持ってすれば、チョーチョー一流間違いなし、
もう良い事尽くめかしら~」
目の前で奇妙なポーズで決めている金糸雀に、何かヤバイものを見ているとしか思えず、青年は逃げ腰になっている。
「あ、ちょっと、引かないで、待つかしら!」
完全に信用を失っている金糸雀は、バイオリンに手をかけた。
「ほらほら、こんな風に演奏、することだって出来るかしら~」
逃げ腰だった青年が反応する。一応、演奏技術は一流なので、それに食い入るように見とれ始めたのだった。
好感度を与えることに成功した金糸雀は、すかさず超絶技巧や作曲の絶妙さをアピールして、青年との契約になだれ込もうと画策する。
「うほ、この完璧なまでのトリル!ほらほら、契約すればもっともっと聴かせてあげるかしら~」
しかし、ここでタイムオーバー。青年は夢の世界から現実へと戻る時間になった。
「あ、ちょっと、待つかしら~!!」
そんな金糸雀の叫びなんかお構いなく、青年は目が覚めた。
そして、さっきまで金糸雀が演奏していたバイオリンソナタを、不思議な思いで五線紙に写し取った。


時は流れてみっちゃんのアパート。
休日のひと時にオーディオから流れるバイオリンソナタ。
みっちゃんは今日もご機嫌でカナと戯れている。
「む~、みっちゃん、その曲・・・かんべんして欲しいかしらぁ~」
「あら、カナこういう曲ダメだった?曲調がカナに似てたものだから……」
2人一緒にお菓子を作りながら、今日もラブラブな一日が過ぎてゆく。
「ねぇみっちゃん……みっちゃんは最初、カナと出会った時、どう思ったのかしら?」
幸せででろでろ状態なみっちゃんに、金糸雀は聞いてみた。
「んもう、天使が私の処にやって来たのかと思ったわ」
その答えに気を取り直した金糸雀は、過去の自分に言い聞かせるのだった。
「そうよね、あの時はどん底まで落ち込んだりしたけど、
結局、あのバイオリン弾きがカナの魅力にこれっぽっちも気付かなかっただけなのかしら!!」
金糸雀がチラッと目にしたそのCDは、今日では結構有名な曲として、その逸話と共に語り継がれている。
作曲者の名前はタルティーニ。
曲名は『悪魔のトリル』である。


353:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/20 15:28:22 AlzywCNV
投下乙です
つまり有名な曲で不吉なタイトルがついてるやつは
全てカナの曲がオリジナルだったんだよ!!
モーツアルトの『魔笛』とか


354:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/20 15:53:42 AP14NGrq
ローゼン復活記念として俺も何か書かざるを得ないな

355:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/20 20:02:16 OU31bnvZ
>>354
go-!

356:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/28 19:46:19 5aVgckPs
>>354
まだかな?
まだかな?

357:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/31 01:04:17 IgIoHOMf
一応、書いてみた・・・長くなりそうな予感

変な日本語だよ・・・どんどん指摘してくれ・・・

ローゼンは天才だった。自分が作るものには他を寄せ付けない魅力がある。
昔から自分でその才能を自覚していたし、周りにもその実力を高く評価してくれる人も、僅かではあるが居た。
だがその才能だけでは生きていけない。
天才でも金を儲け、飯を食わねば死ぬ。そしてドールを作るのにも、やはり金無くしては何も出来なかった。
だがローゼンには人形作りしかなかった。それ以外、何も出来なかったし、能力もやる気もなかった。
親には見捨てられ、身内には変人だと陰口を言われた。が、彼にとってそんなことどうでもよかった。
「ドール」これが彼の全てだから。だが、その異常な熱心さは次第に彼を一人にしていった。
世の中の愚民共はなかなかローゼンの作り出すドールの真の魅力を理解しようとしなかった。
もちろん、素晴らしいとよく褒め称えられるが、そもそも奴等の脳内ではドールはオモチャの域を超えなかった。
だから相当な評価を貰えない時が殆どだった。所詮、「オモチャ」だった。だれもそこから芸術性を見出そうとはしなかった。
ローゼン自身、別に誰かに理解して欲しいとは思ったことは無かったが、自分が作ったドールに相応だと思う値段を付けても誰も買おうとしなかった。皆口をそろえて高いと言った。
値を下げて売らざるを得ない。だから収入は少なかった。

彼は「作品」と「商品」を分けて考えていた。
作品は自分の全てをかけて作るものであり、彼自身のために作るものだ。
それに対して商品は、ただの資金集めのためのもの。だが彼は全ての商品にもそれなりの愛情は注いでいるたつもりだった。
いや、正確には「愛情」というより人形師としてのただの「プライド」なのかもしれない。

358:名無しさん@お腹いっぱい。
08/03/31 01:08:58 IgIoHOMf
最近のローゼンはひたすら「商品」作りに追われていた。「商品」を作らなければ収入も無く、作品を作る事が出来ない。
が、「商品」の制作費と生活費で収入の殆どが消えた。このままでは何も出来ないではないか。
そんなことで悩んでいたある日。
ふと街中を歩いていると、何やら人が集まっているのが目に入った。
ローゼンはそれが気になり、その人ごみを掻き分けて最前列に出た。
するとそこには、ピチピチのタキシードを着込んだ、中年中背中肉の男が一人、椅子に座り一体の人形を抱えていた。
何の変哲も無い人形だ。塗装ははみ出ているし、腕の関節の合いも最悪だった。隙間だらけだ。服も服だ。素人臭がプンプンする。
なにより致命的なのは、その人形には「生気」が感じられない。もはやそれは人の体を成していない。いわゆるゴミ同然の出来だ。
なのにこの人集りは何なのだ。ローゼンには理解出来なかった。彼は興味津々な目でその男と人形を見つめた。
「今日はお集まりいただき、有難うございます。」
男は突然立ち上がると、ハットを取り、頭を下げて観衆に適当な挨拶を述べた。
「では、はじまりはじまり。」男がそう言うと、拍手やら喋り声やらでざわついていた人々は一斉に静かになった。
そして、それは始まった。
「君がボクのパンを食べたのかい?」その男が人形に話しかけた。
すると人形がパクパクと口を開けて男に返した。
「いいや、僕じゃないよ」
「嘘だ。パン粉が口についてるじゃないか」と男。
「ギクリ。バレたぁ」と人形。
「はっはっはー。ひっかかったな」
ローゼンは驚いた。人形が主人と会話をしているではないか。
「こ、これは・・・魔法か何かの類か・・・・」ローゼンは思わずそう言った。すると横に居た観客の少年が言った。
「おじさんバカじゃね?腹話術だよ。」
「ふ、ふく・・・わじゅつ?」あまり世間と関わる事が無いローゼンにとってそれは初耳だった。
「うわまじかよ。」少年は信じられないという表情でローゼンをあざ笑った。
「あのね。あの人形は自分で喋ってるんじゃないんだ。あのおっさんが人形の代わりに、口を閉じて声を出してるんだよ。」
少年はそう説明すると、その男の方を指差した。そして言った。

359:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/01 22:43:46 XPOawt+o
wktk

360:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/05 19:38:35 WYX+PES6
続きまだー?

361:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/06 14:04:15 ghks4G75
かなり古くなるがケットシーさんの「あべこべろーぜんめいでん」の続きが読みたい・・・

KYすまん。



362:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/12 02:21:46 kjSzI2hV
つづきは?

363:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/12 02:46:33 bxkfeWxo
ち、ちょっと待ってくれすまん
学校とバイトが忙しすぐる
今日はもう寝る・・・

364:sage
08/04/12 09:44:03 7YuGF0pE
よし、続きはこうだ

少年はそう説明すると、その男の方を指差した。そして言った。
「君がぼくによって作られた人形であることと同じようにね」

そう、この物語の全てが寂しい少年の人形遊びだった。

365:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/16 14:09:40 4Wnm0NS0
みんな連載再開を確かめるまでは自粛してるのかな?

366:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/17 09:19:15 7PrhErVZ
まさかあんな展開にするとは…。
矛盾無く展開できるのかな>作者

367:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/17 11:14:59 SBG2nKWo
gdgdに終わらせたラスト無理矢理繋げるために
平行世界とか持ち出したんだろ

368:357
08/04/17 20:54:53 0QI4mQzQ
すまぬ・・・忙しすぎる
一応話はある程度考えてあるんだが、結構長くなりそうなんだ・・・
でもこのまま放置はしない・・・つもり。たぶん。

>>366
>>367
さんは俺に言ってるのかな?
俺は>>364じゃないよ

369:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/18 00:36:07 bXEtVn8I
>>368

つ今週号のYJ

370:名無しさん@お腹いっぱい。
08/04/30 01:01:33 TxnyYTLW
保守

371:Rozen Maiden LatztRegieren
08/05/02 00:52:53 uOez24ef
久しぶりです。Rozen Maiden LatztRegierenを書いた人です。

切なるお願いがあって今回書き込みました… よかったら手を貸していただけないかと。

いま、というより結構まえから、新しいローゼンSS「アリスゲームが終わったら」ってものを書いているのですが、
そこで、一緒に協力して書いてくれる人がいると嬉しいのです。というのは、やはり自分ひとり手だけで書いていると、
キャラクターの書き方にムラが出てしまうのです。つまり…、まあぶっちゃければ、気に入ってるドールの活躍する場面だけ
文がやたらすすんで、そうでないドールが活躍するときはやっつけ仕事みたいな文になっちゃうのです。

それぞれのドールのバランスが絶妙だからこその原作なので、SSを書くときに、こういう傾向があると展開がうまくいかなくなります。

自分が特に描写に苦戦しているドールは、雛苺、双子、金糸雀で、他はまあ生き生きとした(?)書き方はスラスラいけるんです…。
特に双子にまつわる話しがダメでダメで仕方がない…


なので、そういう部分の描写を、だれか、手伝ってもらえないでしょうか。
「アリスゲームが終わったら」は、相変わらずドアーズのジ・エンドが(以前よりも増して)テーマ曲みたいに登場していて、
LatztRegierenと似たような展開もありますが、話の規模じたいは、LatztRegierenの二倍か三倍くらいの大きさになると思います。
(量的には少なくなる。LatztRegierenは770kbだったが、今回は500kb前後で完成したい。現在の製作段階で129kbある)


もし、以下に書くようなストーリー設定のSSのなかで、自分なりに苺とか双子とか金を活躍させたい!というSS書きの方が
いらっしゃれば、是非是非協力お願いします。また、もうちょっとどういう話しになるか具体的に教えてくれ、
そうしたら考えるという人も、よかったらメールください。

372:Rozen Maiden LatztRegieren
08/05/02 00:54:51 uOez24ef
「アリスゲームが終わったら(When the Alice-Game’s over)」

・ストーリーは、アニメ二期の純粋な続き。前半はアニメ三期の予想みたいなSSになり、例によって第七ドールが
顔を出してきて、真紅達を追い詰めて、そして後半になると、いろいろとカオスになってくるという流れ。だと思う。

・話の規模はアリスゲームのうちにはとどまらない。(○○がアリスになった、アリスゲームとは○○だったんだ、
ジュンがヒキコモリを脱した、といったところで、話は終わらず、むしろそのへんは中盤の通過点にしたい)つまり…、
このSSで語りたいのは、アリスゲームが終わったら、ドールはどうなるんだという話や、アリスゲームを超えたところで起きる、
nのフィールドのとある事件なのだ。

・言ってしまえば、このSSは、第七ドール主人公の、雪華綺晶が視点の話になる。(しかしもちろん、雪華綺晶が雪華綺晶らしい
活躍をするには、他のドールの行動や心情があってこそだ)

・LatztRegierenは、結構ふざけたところがあったが、今回は真面目さを最後まで突き通したい…


ちょっと分かりにくいと思うので、次は具体例。このへんの描写で苦戦してる。。というものです。でも、こうなるとは限りません。

・雪華綺晶のあの手この手で惑わされる、真紅とか双子…の、反応!(原作のように絵画にピシっとなったりはしない。けれど、
雪華綺晶サイドのアイデアが肥大化しすぎて、真紅達がリアクションに困っている!)
・薔薇水晶とエンジュとか
・とにかく、双子(SSは、アニメ二期の続きがそうなるであろうように、蒼星石が眠ったままの状態からスタートする)
・その他、ジュンの家でワイワイやる系

373:Rozen Maiden LatztRegieren
08/05/02 00:57:09 uOez24ef
以下はSSの序章です。次のやつを呼んで、どんな感じの話か掴んでくれれば、嬉しいです。
興味持ってくれた方で、双子を活躍させたいぜ!という方や、また,きらきーならオレに任せろ!という方でも
構いません。よかったらメールください。くださった方には、おおまかなストーリーを公開して、後に自分の描写の苦戦している
部分をメールに張ってを送信して、相手に書いてもらって、それををまたこちらに送り返してもらえれば、と思っています。
どうかよろしくお願いします。

374:アリスゲームが終わったら
08/05/02 00:58:04 uOez24ef
phase 0 : 序章

アリスゲームは最終局面を迎えている。

でもこれは到底、お父様がかつて望んだような状況ではありません。
それはお父様が一番知っているはずでしょう。

貴方が私を破滅させるために用意された敵に対して、私の力は何の効力も発揮しないのです。
私の姉妹たちも,それぞれの判断で闘っているけれど,いまnのフィールドを支配する敵は,nのフィールドに自分の法則を
忘れさせるほどの力で,薔薇乙女の姉妹を散り散りにするのです。

私の人工精霊スーウィも,取るべき道が見つからずに,ただ,すぐ目の前に存在する強大な混沌に抗して,消え入りそうな
白い輝きを放っているだけ…。

薔薇乙女に許された時間は,もう尽きようとしています。
この破滅が終わったあと,伝説には再生が始まると耳にしていますが,伝説が本当かどうかは第七ドールの知り得る領域の圏外です。


最後に私が告げられる,お父様への永別の言葉は,私がさっきにも紅薔薇の第五ドールに告げたこの言葉の他には,何もありません。

「私はゲームの盤上を動くドールの駒を勝者の目で見てきた。いま,私はそれを敗者の目から見ている。
お父様の心が引き起こした恐怖が,すべてを破滅させるのも,きっとそれは運命なのでしょう………」

375:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/02 04:14:22 i96S97mw
なんだか面白そうな事になってるね。
自分は実力ないのでROM専だけど、期待しております。

376:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/02 11:42:52 +DV3KjNS
話がものすごく複雑そうですね
真紅たちの反応に困っていると言うと?

377:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/02 15:13:15 gN8Y+9HT
六神合体ローゼンメイデンとか言ったり。

378:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/02 21:52:50 78jkIFw/
しかし人の作品に手を入れるとかえって悪くなったりしないだろうか
多分破綻しちゃうんじゃないか?
返ってきた物をそのまま使うのではなく、ヒントや取っ掛かりにするってことかな

379:374
08/05/02 23:44:57 uOez24ef
ううむ,真紅たちの反応というのは、つまり、話しの中盤あたりかな、雪華綺晶が真紅達に喧嘩ふっかけにいくときに、
その雪華綺晶に対して、

真紅たち「(゜д゜)」

みたいな反応しかかけなくて、困ってしまう。原作とかの真紅様ならもっとたくましいリアクションと勇気を見せてくれるだろう…
というか…。

いわばリレー小説みたいにSSを創っていきたいと思っています。>>378さんのように、

>返ってきた物をそのまま使うのではなく、ヒントや取っ掛かりにするってことかな

ということもすると思います。
とある場面限りに至っては、ほとんど協力者側にまかせっきりにもなるかも。アバウトです。

また、こちらの考えたストーリーだけで相手に協力してもらうのも一方的なので、協力してくれる人の、

「こういう話を書いてみたいぜ」

という提案があれば、その設定の話が「アリスゲームに終わったら」に織り交ぜることができるかどうか、積極的に考えて見ますし、
むしろ、そういうほかの人のSSネタに飢えてます。(が、しかし、第七ドール関連に限っては、もうネタが満杯になりつつある。
銀と紅も、もう結構たくさん、たまってしまっているが、他はガラガラ!是非ストーリーを提供してくれ!)

一緒にストーリーを考えて大作SSを創り上げてゆきましょう。


メール待っています。
まだ他に疑問などもあればきいてください。

d3ck.ses1on.own@gmail.com

380:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/03 05:51:45 Q9DJLeV1
確かに氏の雪華綺晶は生き生きしてる印象。キャラへの愛あればこそなんだろうな。
やられっぱなしでしゃくにきた真紅達が、逆に罠を仕掛けて雪華綺晶を迎え撃つ…なんちって。

381:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/03 10:18:02 3pT7q2Jh
>>374
おいらは>>333とか短編を何作か投下してたけど
作風的に戦闘主体で長編はムリかなぁ。
あと残ってる弾は書く気の失せた>>112位しか今のところ無いし。

382:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/03 10:22:17 3pT7q2Jh
あれ、アンカーミス。
>>112じゃなくて>>121でした。
50年の時を越えて届いたラブソング。な話ね。

383:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/03 15:39:02 Sigb0wgZ
糞キムは出さない方がいいと思う

・もともとストーリーにいなくても何ら問題ない
・シリアスな雰囲気が壊れる・嫌われてる

こんなクズ出しても作品の質落とすだけだろうし

384:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/03 21:44:10 3pT7q2Jh
>>374
ヒントや取っ掛かりという意味では
こんなのどうかな??

URLリンク(www.nicovideo.jp)

385:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/03 22:47:36 qwZ6vIdJ
SSに限らず他人の作品を見るのはいい刺激になるな。Latzt作者氏じゃなくても、詰まってる書き手は
色々焦ってみるといいぞ。MADとか音楽伴ってるのは書きながらでも聴ける
「薔薇乙女の楽園」とかURLリンク(www.nicovideo.jp)とかは俺も昔書いてた頃は世話になった
最近でもないが、俺的に最近当たったのはこれURLリンク(www.nicovideo.jp)
あとは普通にアリプロ聴きまくった。劇中使われてる曲もそうでないのも
ただ、それだけでは「情景が浮かぶ」程度なんだよな。Latzt作者氏も音楽は聴きまくってそうだし
普通に手伝いたいが、俺も2年くらい一文も書けてないからなぁ

386:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/04 04:37:08 q/A5Q68i
リレー小説か、自分も某アニメのリレーに参加した事ありますよ。
何もかもが懐かしい・・・製本にまでなったもんなぁ・・・

老婆心ながら374さんに一言。
共同リレー小説は以下にお互いの思考や理解を文面で表すかが重要です。
そして次にリレーしてもらう相手に、状況を解ってもらう様な書き方も必要になってきます。
多分脚本書くのと同じでしょうね、感覚的に。
本格的にやりたいのならメールでのやり取りより、専用スレを立てたほうが
より色々な声も聞けるでしょうし打ち合わせもし易いんじゃないですか?
後、リレーでどんな展回にされても、それをある程度納得して
筋書き立てして行けるだけの気構えだけは持っておいたほうがいいですよ。
応援してますんで、焦らずに趣味としてやっていって下さい。
そうしないと持ちませんよ?

387:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/04 07:34:16 hrohZpzR
374氏がメイン脚本&シリーズ構成みたいなものか。

388:374
08/05/05 20:38:11 D4Jlt/bH
いろいろ悩みが発生して書き込みがおくれてしまった…

>>384さん>>385さん MAD紹介してくれてありがとう。動画のコメントとかみてると自分も頑張りたい気持ちになってくるよね。

(ついでですが、これは自分が前につくったMADです。かなり重症なMADですけど…。水銀燈のMADです。
URLリンク(www.nicovideo.jp)


話を戻すと…、正直じぶんもこういう試みは初めてなんでうまくいく自信はあまりありませぬ。
また、このSSのために専門スレ立てるのもちょっと恐縮…。あと、製作途中のSSや大まかなストーリーは、
協力してくれる人に見せたりするのは当然だけれども、そうでない人にまでまだあまり見せたくない気持ちも。
やっぱ、公開するときは完成SSをドンと載せたいというか。2chスレだと誰でも見れてしまうのが難。

かといって、いまのところ、ぶっちゃけメールが一通も届いてないという、悲しい事実も。
そこがちょっと悩んでいるところです。

でも、確かに、スレ立てすれば、割とやりやすいし色々な人がすぐ意見だせたりしますよね。
>>386さんの助言はおおいに参考になります。

あとは、確かにリレー形式みたいな感じでいければと書きましたが、他にもちょっと考えた形式があります。
それが、自分のかいたSSをばっと見せて、それを協力者に、どんどん修正してもらったり勝手な話を付け足してもらったり
という形です。

ただ、やっぱり断らなければならなさそうだなと思うことは、ちょっと自分のわがままが強めになりかねない予想がされる
ということ…というのは、ストーリーは大まかに決まっていて、こればっかりは、あまりは壊したくないんですよね。
つっても、その決まっているという部分は、雪とか銀とか紅で、ほぼ双子とか苺はぜんぜんフリーですが。(金は少し決まってる)
もちろん雪とか銀とか紅に関する話のアイデアでも、ストーリーとズレが大きくなければ、普通に導入を考えますが、
そうでないときは、ちょっとわがまま発動するかもという断りを…させていただければと。まあじゃあそのストーリーはなんだ、
ってなって、それを教えなければなかなか話しも始まりにくいのかもしれませんね。あと他にありえるパターンとして、
考えていたストーリーとはズレちゃうけれども、そっちの話のほうが普通に面白そうなので、急遽そっちに路線変更!
なんてのもありそうで、ほんと、予想できない。しかも、せっかく路線変更したのに、ふと気が変わって、やっぱり元に
戻そうというのも起こりうる。まさに脚本つくりあれこれという感じですね。

結論をいうと、悩んでいます。どうすればいいのだろうか。
ただ言えることは、やはり、このまま自分一人だけで書くと、かたよったSSになっちゃうよ。:p

特定の人だけで会話を交し合える掲示板みたいなところがあればちょっと理想的だけど、そんなところ、誰もこなさそうだよね。
2chにしろよ、みたいなね…


もし、どっかのスレで打ち合うのだとすれば、

1.SS全体のストーリーを教えて、協力してくれる人がいるかどうか確認する
2.ストーリーは章ごと12話に分けてある。一話ごとのおおまかなストーリーの流れを話し合いで決める
3.実際にみんなで書いてみる
4.自分一人で最終調整(→2あたりにくり返し)

といった流れでしょうか。まあ実際やってみなきゃ何起こるかわからんですけどね。

389:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/06 05:09:31 1+z/DEqA
それ用のブログでも作ってみては?

390:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/09 01:04:31 QGcevZvR
まぁ確かに、実際に作品を見てみないことには何とも言えない。>>374氏、メールさせて頂きました。
何かそれっぽいのがそうです。しかしこのGmailとやら容量ウハウハwww

391:374
08/05/10 11:38:21 Gfr7jHLn
>>390
ありがとうございます!
さっそく返信の内容を考えさせてもっています。

392:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/12 20:08:22 OSnl6E/B
もうメールのやり取りしてるのかな?何か展開あった?
しかし連載始まったってのにいまいち活気が感じられんな

393:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/13 17:35:38 VRRvB2jV
やりとりも見てみたい。

394:390
08/05/13 22:57:03 DDUdpc4u
>>374氏は今本編書いてる途中と思われるので自分が勝手に言ってしまおう。
既にメールのやりとりしてます。ストーリーの要約など頂いて本格的に動き始めた感じです。
メールの内容はネタバレ臭くなるので晒すのはやめた方がよさ気。
SSが入ってるわけじゃないからスレ違いになるし。
出来上がるのもまだ先になると思うし、それまでは忘れてた方がいいかと。

えーと、あと>>374氏の作品に他の人間の手が入るってことで、>>374氏の世界が壊れちゃうんじゃないかと
不安な人もいると思いますが、自分はちょっと添え物させてもらうくらいで、書かれるのは氏の物語です。
ストーリーや世界観が変わることは多分ないから心配はいらないです。それじゃうざがられる前に帰る。

395:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/15 23:36:40 EjF23Aoy
>>392
連載も本格化するまではな。今くらいのペースで投下があれば充分だろう
本スレの方は賑わってるから行ってみれ

>>394
おk期待

396:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/17 14:19:51 758dKE05
書くなら自分のHPでやってくれ
延々とスレに投下されると他の作者がいなくなる

397:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/18 01:08:29 HYZS0nWH
キム信者乙

398:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/26 00:00:01 4yrBEIOj
保っ守

399:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/31 00:09:21 7NmpSUA5
いつのか忘れたが、JUNと真紅が秋葉原に行くSSが面白かった

400:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/31 02:59:04 m6mf+STV
………めぐも………
・ベットを起こして窓を見ながら歌を歌っているめぐ
・看護士がめぐに郵便袋を渡す
看護士「めぐちゃんに宅配便よ」
めぐ「ありがとう」

・看護士が立ち去り
・水銀燈が姿を表す
・宅配袋から2冊の本を取り出すめぐ
水銀燈「珍しい。外の世界に興味をもったの」
めぐ「ううん。新装版ローゼンメイデンがでるって聞いたから、お父様に頼んだの」

水銀燈「新装版、ローゼン、メイデン?」
めぐ「ええ、だって私は水銀燈のミーディアムだもの」
水銀燈「全く、私は貴方をミーディアムだなんて認めたわけじゃ…」
めぐ「見て!一巻は天使さんが表紙よ」
水銀燈「えっ、どれどれ?やだぁ、二巻は金糸雀じゃないのよぉ」

・二人とも読み続ける
めぐ「私も少し載ってるわ!水銀燈のミーディアムですものね!」
水銀燈「だから、私は認めてないんだから」
めぐ「額装イラスト、欲しいなぁ(ボソッ)」

・その場を何も言わず立ち去る水銀燈

水銀燈の心情「めぐのためなら」

401:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/31 03:01:23 m6mf+STV
そんなこんなで新装版ローゼンメイデンを買った人を次々に襲っては、本を奪って行く水銀燈。
こんなんでアリスゲームが開始されます☆

皆さんに比べて、とても稚拙で単純なストーリーだと思います。
私自身、トピが独占化されてるようで不快に思ってました。
けれども、トピ主さんが独りなのが可哀相に感じたので悩んだ末、
勇気だして、稚拙な文章を書かせて頂きました。
皆さんも、この趣旨に沿った小説やコメント、
批評、賛否や苦情を書かれては如何でしょうか?
ストーリーでなくても趣旨にあってれば良いと思うので。
もっと皆さんが意見交換出来れば良いと、私個人は思います。

402:名無しさん@お腹いっぱい。
08/05/31 08:33:21 us++uNGt
色んな意味で話が見えない

403:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/02 11:59:01 8SV2V7xN
ローゼンとクロス物でオススメは?

404:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/04 18:27:22 FMG8pm4k
水銀燈と衛宮士郎の組み合わせってのがあったなぁ<クロス

405:オリ設定で投下。NGワード 「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/09 22:23:21 2ti3jiZF
「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
毎号3,480円 創刊号は特別価格1万円。
うん、あれだ。
創刊号が馬鹿高いけどディアゴスティーニとかそんな感じの週刊誌?だ。
毎週パーツ付の本が発売され、それを全巻コンプリートすると鞄付の水銀燈が完成するという代物。
当然俺は買い始めたが、後少しで全て揃うという時になって休刊しやがった。
多分何かの…いや、かなりの確立で金糸雀の仕業だ。
残りが鞄だけという所でぱったり休刊になる所から考えても、ヘッポコ策士の仕業に違いあるまい。

まあ、

そ ん な 事 は

ど う で も い い。

だって鞄以外は全部揃ってるんだもん。
では、早速組み立てましょうかね…。

406:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/09 22:23:49 2ti3jiZF
…えーと、記念すべき創刊号は…と…。
ふんふん…ドールの紹介を書いたうっすいテキストとローザミスティカだけ、か…。
これで1万円はお買い得なのだろうか、うーむ…。
とりあえず散財して7冊買ったが…いきなりローザミスティカ揃ったらどーなるんだ??
やる事無いのでローザミスティカを真空パックから出してみる。
と、同時に光り輝き始めるそれ。
…キラキラしててお世辞抜きに綺麗だな、これは…。
2号のゼンマイネジと組み合わせてペンダントとしてもお勧め…か…。
商売上手だな。2号は1冊しか買ってないけど。

407:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/09 22:24:12 2ti3jiZF
さて、3号は服…の、一部。
そこから30号の辺りまでずーっと、服。
いや、訂正。
たまに髪の毛(一部)とか目(右目だけ)とかも入ってるな。
しかし、7号の針と糸だけってのは、切ない物が、ある。
ンでもってその針と糸でドレスとかをチクチク縫っていくのは更に切ない物があった。
そして切ない上に当然疲れる。
ので、カボパン完成した時点で今日はお休みなさい。

408:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/09 22:24:37 2ti3jiZF
「Zzzzzzz…」
『………ココハ………』
「…ムニャ…助けて銀様…」
『…………………フフッ…オヤスミナサァイ』
「Zzzzzzz…」
『…デモ…イビキウルサイワァ…』

409:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/10 00:01:24 k0uWbU38
投下していいですか?

410:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 00:07:23 G1+8RS2T

ねぇ、メグ

歌ってくれない?

ねぇ、メグ

髪をとかして頂戴

ねぇ

メグ・・・・・・

411:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 00:11:31 G1+8RS2T


深夜

寝静まった病院の一室

窓を開けて歌う
一人の少女、メグ

『今日は来てくれないのかな、』

メグは歌うのをやめて呟いた

『あらぁ、歌やめちゃったの?』

気がつくと窓の外には
漆黒の翼を持った天使
水銀燈がいた

『水銀燈、今日は来てくれないかと思った』

嬉しそうにメグは言った

『そろそろ貴女が寂しがる頃だと思って来てあげたのよ』

病室の窓に腰掛けて
水銀燈は答えた


412:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 00:13:45 G1+8RS2T

『ねぇ、髪をとかせてくれない?』

メグは窓の外を見ている
水銀燈に言った

『いいわよ、別に』

最初の方は嫌がっていたりもしたが
最近ではメグがとかしたいと言えば素直に応じるようになった


『ねぇ水銀燈』

髪をとかしながら水銀燈に話し掛ける

『どうしたの、メグ?』

『貴女の髪、とっても綺麗ね、まるでお月様の光をそのまま髪にしたみたい』

うっとりしたように
水銀燈の髪をとかすメグ

『貴女の長い黒髪も綺麗よ、きっと私が似合うような髪は自分の髪以外は、貴女の髪だけよ、』

水銀燈の細い指が
そっと、メグの髪を撫でる

『貴女に誉められるなんて、明日は雪でも降るかもしれないわね、』

メグがそう答えると

『フフフ、最近は言うようになったじゃなぁい』

と感心する水銀燈




夜が明ける

『また来るわぁ』

そう言い残し、水銀燈は
飛び去っていった

413:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 00:16:31 G1+8RS2T

その日の夜


『こんばんわぁ、メグ』

水銀燈が病室に入ると
メグはいなかった



次の日も


その次の日も


しばらくたったある日
いつもの様に
夜、病室に行くと静かに
眠っているメグが居た

そっと、隣に腰を掛ける

そして言葉を失った


414:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 00:19:46 G1+8RS2T

メグの病気はもう、
メグの生命を食い荒らし終わり
メグの体は最後の時を迎えようとしていた。

『ねぇ、メグ・・・』

聞こえるか聞こえないか
解らないくらいの小さな声


『貴女は私が来るといつも歌ってくれたわよねぇ』

震えた声は
徐々に大きくなる

『ねぇ、歌って頂戴、せっかく来たのに、寝たままなんてひどいんじゃない?』

水銀燈の瞳から一滴

大粒の涙が零れた

415:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/10 01:44:10 ulsfsmZ9
泣いた

416:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/10 01:53:08 zRUER3ap
>>405
糞キム死ね

417:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 06:34:42 G1+8RS2T

夜の病室に水銀燈の
声だけが響く


水銀燈の声に気付いたのか
目を覚ますメグ

『どうしたの、水銀燈?そんなに悲しい顔しないで』

『メグ・・・』

水銀燈普段と変わらない態度のメグを見て
胸が締め付けられるようだった


418:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 06:37:21 G1+8RS2T

『メグ、ダイジョブなの?』

水銀燈は冷静さを
保とうと必死だった

少しでも気を緩めたら
溢れだしそうだったから


『ねぇメグ、せっかく私が来てあげたのに髪もとかしてくれないの?』

普通を装うが、
それも限界に近かった

『ごめんなさい、水銀燈
少し体調が悪くって、』

メグは体を起こし、
弱々しく微笑んだ


『貴女が体調悪いのなんていつもの事じゃない、それより髪をとかしてくれない?何だか今日は貴女の傍にいたい気分なのよ』

そう言って水銀燈はメグの体に寄り添った


419:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 06:41:24 G1+8RS2T

髪をとかしながらメグは言った

『ねぇ水銀燈、覚えてる?この前貴女、私の髪の事誉めてくれたわよね、すっごく嬉しかったわ』

本当に嬉しそうにメグは言った

『覚えてるわぁ、だってそれぐらい貴女の髪も綺麗だから・・・』

普通の会話をしてるだけでももう駄目だった、
大粒の涙が水銀燈の頬をつたって零れ落ち、
ベッドのシーツに涙の跡が何個もつくる


『そんなことより、ねぇ、歌ってくれない?貴女の歌
私けっこう好きなのよ?』

髪をとかされている間
水銀燈はメグの歌に聞き入っていた。


420:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 06:56:10 G1+8RS2T


夜が明ける頃、メグは水銀燈にある話をした

『力を使いすぎると指輪に取り込まれちゃうって本当?』

メグの質問に水銀燈は
ぶっきらぼうに答える

『えぇそうよ、指輪に取り込まれ、最後にはドールと一つになる、』

メグの質問の先にある言葉に想像がつき胸が締め付けるような感覚になった


『じゃあ、私がもし死んじゃいそうになったら、水銀燈、貴女に力を使いきってほしいなぁ、そしたらずっと貴女と居れるでしょう?』

『何言ってるの?まるで今すぐ死んじゃうみたいな言い方しないでよ、縁起悪いわぁ、それに貴女を取り込んだりしたら私まで病弱になりそうだもの、』

水銀燈が冗談として流そうとすると

『お願い、たぶん・・・最後の、』

あまりにも真剣なメグの態度に思わず

『わかったわよぉ、でも、もし死にそうになったらよ?貴女はまだまだ死なないわぁ』

それは、メグに言ってるというより
自分に言い聞かせるための言葉だった


『なら嬉しいわ、最近は水銀燈が来てくれるから生きてるって楽しいって久しぶりに思えたから・・・』







翌日

メグの容体はやはり急変した

421:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです
08/06/10 07:45:00 G1+8RS2T



『メグ!!』

水銀燈が病室に入ると
メグはにっこり笑った

『じゃあ、よろしくね』

メグはそれだけ言って目を閉じた


もう助からない、
水銀燈ははっきりと感じた

『メグ、』

一言呟いたあと、
水銀燈は大きく翼を広げた


水銀燈は外に出て
がむしゃらに力を使った


まわりの景色が涙で歪んでいく
それと対照的に
メグと過ごした日々は
鮮明に思い出される


徐々に指輪から
送られてくる力が弱まってくるのを感じ、
水銀燈は思わずメグの名前を何度も呟いた

『メグ、』
最初は聞こえるかどうか
わからないような
小さな呟き

『メグ』
だんだん名前を呼ぶ声は大きくなる


『メグッッ!!』
最後には悲鳴の様な
悲痛な叫び声に変わっていった

涙で何も見えなくなり
水銀燈は泣き崩れた

意識が薄れていくなか

『ありがとう、水銀燈』

メグの声が確かに聞こえた気がした。


422:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようです 終
08/06/10 07:47:36 G1+8RS2T



次の日


『しってる?○○○号室の患者さん失踪したらしいわよ』


『知ってるわ、前からちょっと変な子だとは思ってたけどまさか失踪するとはねぇ、』







確かに貴女は、私と一緒になったのかもしれない



貴女は、本当にこれで良かったのかも知れない

でも私は・・・

でも、貴女の歌声は、
私はもう聞けない


貴女に髪をとかしてもらうことも

胸(ここ)に居るなら答えてくれてもいいんじゃなぁい

ねぇ、


メグ





水銀燈は
病院の屋上で呟いた


寂しげな秋の風が
水銀燈のいぜんより少し長くなった

綺麗な黒い髪を揺らした





423:どうやら水銀燈の髪が黒くなったようですww
08/06/10 07:50:05 G1+8RS2T
悲劇っぽく真面目に書いた
反動で書いちまったwww
悲劇の良い話で終わりたいなら
読まない事をオヌヌメする











~舞台裏~

銀『髪染めたり今回は大変だったわぁ』

『お疲れさま水銀燈、』


銀『いや~貴女死んじゃったわねぇwww』

メグ『確かにアニメでも原作でも弱ってたけど殺すことないわよね』


銀『乳酸菌とれば一発で生き返ったのにねぇ』

メグ『ならそのヤクルト頂戴、』

銀『それとこれとは話が別よぉ、』


メグ『ちょーだいちょーだいちょーだいちょーだい!』

銀『わかったから駄々こねるのやめなさい!』

メグ『やった~』



ちょきん


ぱたん


すとん




『悲劇だけじゃ悲しいものねぇ』



おしまい

424:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/10 12:32:13 G1+8RS2T
保守

425:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/10 13:24:51 ulsfsmZ9
舞台裏ひでぇw

426:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/10 19:00:49 d4hJkCFt
鞄以外は揃った「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
重要パーツ(ローザミスティカ等)は当然複数購入して万一にも備えている
一週間、仕事で疲れた体に鞭打って裁縫した結果、何とか服は出来た。
31号はお腹のパーツ…だけ。
…念のために3個買った:けど…これだけでどーしろと言うのだろうか…。
やる事も無いので理解に苦しみつつ32号の胸へと進む。
うむ、やはり胸は“ぽんよぽんよ”と柔らかい。
一時ほど弾力を楽しんだ後、33号のお尻へ。
これまた柔らかい。
仮組みと称して重ねてみる。
うむ、ナイスバデー。

427:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/10 19:01:29 d4hJkCFt
その後、腕や足の身体パーツに混じって人工精霊の申し込み用紙が…。
申し込み用紙が…入ってました…有効期限が2ヶ月前に切れてる申し込み用紙が…。
…ごめんよ、水銀燈…そしてメイメイ…。
今日はもう寝ます。
失意のまま、寝ます。
水銀燈の現状は…。
胴体手足=パーツ揃うもガランドウ。
服   =一応完成。ハンガーに掛けてる。
それ以外=ほぼ手付かず。
人工精霊=俺のポカミスのお陰で無し。
…馬鹿馬鹿、俺の馬鹿…。
枕元に輝くローザミスティカを見つつ失意のまま今日はもう寝る。

428:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/10 19:01:54 d4hJkCFt
「うーん…銀様…鞭はダメェ…ムニャムニャ…」
『…ヤク…早く…リナサイョォ、コノ…』
「ムニャ…銀様ゴメンナサイ…グー…」
『…ドンナ…ゲンガマス…ナルノカ…』
「Zzzzzzz…」
『…キョウモイビキウルサイワァ』

429:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/11 11:00:13 IgInv+10
鞄と人工精霊以外は揃った「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
重要パーツ(ローザミスティカやお腹等)は当然複数購入して万一にも備えた。
いや、正確に言うなら2体は確実に作れる。
俺の体持たないと思うから作りはしないけど。
一週間の摺り合わせの結果、何とか本体は説明書通りに出来た。
次は中身(生命の糸含む)だ。
3,480円払って歯車一個とかマジ勘弁して。
まあ、綺麗な彫刻に…金メッキか?
とにかくそれ単体でも溜息出るほど綺麗だけどさ…。

430:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/11 11:01:00 IgInv+10
何とかギアボックス1を完成させ、胸部分にはめ込む
生命の糸を滑車などを介して肩からダラン。
次はギアボックス2。
これまたネジ一個とかマジ殺す。
やっとの思いで完成させてお腹に(ry
その次はやっぱりギアボックス3。
デアゴ商法にいらいらしつつお尻に(ry
生命の糸は太ももの球体間接が収まる所からダラン。
時計みたいに小さい部品ばっかりが連続で続いたので疲労と怒りがピーク
今日は胴体完成したところでお休みなさい。

431:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/11 11:01:34 IgInv+10
「ムニャ…うーん…ネジはイヤァァァ…ムニャムニャ…」
『…順調に…進んでるのかしら…』
「ムニャ…銀様歯車のメイメイマジ止めて…」
『…ふふっ…かなり、楽しみねぇ…』
「Zzzzzzz…」
『…このイビキにもだいぶ慣れたわぁ』

432:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/11 19:28:50 J4mgTRuM
ここって桃種の漫画版Rozen Maidenの
二次創作SSを投下してもいいんでしょうか?
アニメ版のストーリーに即したSSじゃないとダメですか?

433:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/11 19:34:34 J4mgTRuM
ここって桃種の漫画版Rozen Maidenの
二次創作SSを投下してもいいんでしょうか?
アニメ版のストーリーに即したSSじゃないとダメですか?

434:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/11 22:49:54 J4mgTRuM
二重投稿してすみません…orz

435:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/11 23:11:19 H/2kdCWJ
別にいいと思うぞ
確か過疎だったから統合したんじゃなかったっけ
よく覚えてないが

436:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/13 19:39:03 AS6Hk+vP
鞄と人工精霊以外は揃った「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
いよいよ今回で完成だ。
お約束のように複数冊を組み合わせて植毛し、目を入れてヘッド完成。
胸、お腹、お尻を組み合わせ、生命の糸を繋げる。
繋がった生命の糸を更に手や足へ繋げる。
そして余った生命の糸を翼取り付け部分から出し、
目立たないように切って…。

「よし!マイ水銀燈完成!!」

437:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/13 19:39:27 AS6Hk+vP
いや、完成ではない。
正確には完成と言うべきではない。
だってローザミスティカ、まだ水銀燈の体外にあるもん。
それに服着せてないし。
しかし、時刻は午前1時。
お仕事今日の午前7時30分から。
更に付け加えると明日は日曜でお仕事お休み。
ちょっと勿体無いけど起動は日曜にして、お休みなさい。

438:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/13 19:39:53 AS6Hk+vP
「ムニャ…銀様銀様…ムニャムニャ…」
『やっと、完成ねぇ…』
「ムニャ…銀様と…アハーン♪」
『…マエストロとまでは行かないけど中々だったわよぉ?』
「Zzzzzzz…」
『…よろしくねぇ、イビキの大きなマスターさぁん』

439:432
08/06/14 13:58:52 ohTRqW2J
>>435
どうもです。
書きあがったら投下させてもらいます。

440:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/14 19:41:43 Ift/qAUQ
鞄と人工精霊以外は揃った「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
いよいよ飾りっぱなしだったローザミスティカその1を水銀燈に入れる。
…をを、吸い込まれるよーに入って行く。
次にペンダントの役目から開放されたネジを背中のネジ穴に突っ込んで…。

キリキリキリ…。

をを、説明書のように巻かなくても巻かれて行く。

…キリキリキリ。

緩慢に起きる水銀燈はしかし、俺をじっと見て、言った。

「…ドレス、先に着せなさいよぉ…」

441:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/14 19:42:21 Ift/qAUQ
俺はその願いを無視し、水銀燈を後ろから抱きしめた!
「ち、ちょっといきなり何するのよお馬鹿さぁん!」
ぢたばた暴れる水銀燈を無視してモフモフ。
ひんやりしたボディがゆっくりと温まっていくのを堪能する。
「銀ちゃんマジ暖ったけーwww翼もフワフワ、マジたまんねーwwwwww」
「…い、いいから放しなさいよぉ!」
嬉しさのあまり芝を生やす俺。
動き始めたローザミスティカに戸惑っているのか真っ赤っかな水銀燈。
むふー…耳の先から足の小指までほんのりピンク色なのは何かこう…。

そ そ り ま す な 。

「…い、いいから…そ、そろそろ放しなさいよぉ…」

や だ 。

442:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/14 19:42:45 Ift/qAUQ
結局30分位モフり続けた結果、水銀燈はゼンマイが切れたのか、真っ赤になってダウン。
俺はこの隙にとドレスを着せる事にした。
ではまずカボパンからなんだけど…何この背徳感…。
とてつもなく悪い事しているようでドキドキしますぞ!?
越えてはいけない一線を越えてしまいそうでワクワクしますぞ!?

『…そのために…私を買ったんじゃないのぉ?』

…ぬ?
何?この声。
この声、何?
頭に…っつーか心に響くこの声何?

『いい加減気付きなさいよぉ…このお馬鹿さぁん…』

443:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/15 21:34:10 4aZ80sLu
「あー、やっぱりお前かー…」
ドレスを着せている手を止め、動かない水銀燈を見つつ言う俺。
『…やっぱりって何よぉ…』
動かないはずなんだけどちょっと機嫌が悪くなったように見える水銀燈の声が頭に響く。
よーし、そんなに可愛いんだから拗ねるな拗ねるな。
『拗ねてなんか無いわよぉ…』
あらまあ…何か照れて困って赤面してませんか?水銀燈さんや…。
『…そ、それはぁ…あ、貴方がお馬鹿さん過ぎるからよぉ!?』
まあとにかく服をちゃんと着せましょうかね。
下着だけってのは刺激強過ぎるし。

444:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/15 21:35:03 4aZ80sLu
ドレスを着せ終えた水銀燈を見る。
まずはとっても綺麗な顔。
ほんのりピンク色。
うむ、キスしたい。
ペロペロ頬を舐めまわしたい。
『…お、お馬鹿さぁん…』
次はボディ+ドレス。
流石は薔薇乙女。
どこに出しても恥ずかしくないボディラインにゴシック調ドレスが良く映える。
さっきはこのボディを抱きしめてたんだよなぁ…。
まだ足りん!もっと抱きしめさせろ!!
『…は、恥ずかしいじゃないのよぉ!』

445:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/15 21:35:35 4aZ80sLu
翼+手足。
そんなに大きくない翼は飛べそうに無いけどとってもラブリー。
細っこい手足もとってもキュート。
差し出されたら手と言わず足と言わず全身にキスしたい。
そしてそのまま抱きしめたい。
…今回は言わないの?
『…お、お馬鹿さぁん!貴方が恥ずかしい事ばっかり思うから混乱しちゃったのよぉ!!』
そして心!
間違う事無き純真無垢な乙女!!
気高き騎士の如き精神と純情可憐な少女が同居するはこの世の至宝!!
ビバ、マイラブスイート水銀燈!!
『…い、幾ら何でもそれは褒め過ぎよぉ…』

446:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/15 22:09:52 d0qOH5ua
妄想爆発ワロタ

447:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/16 22:33:00 ApDHDmLr
まあ、それはさて置きドレス着せ終わったし再起動しましょうかねぇ…。
さて、…と…ネジどこへやったっけ?
『…い、今は巻かないでよぉ?』
何故?
『…あ、貴方が恥ずかしい事ばっかり言うから…。
 あ、貴方の事まともに見れなくなっちゃってるのよぉ…』
そんなもん当然、無視します。
『馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!このお馬鹿ぁあああぁぁぁーっ!!』

448:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/16 22:33:23 ApDHDmLr
何やら喚き声が頭の中に響くがそれを無視して水銀燈を抱き上げ背中の穴にネジをインサート。
キリキリ…と自動巻きされるはずだけど何故か動かない。
さては組むの失敗してジャンクになっちゃった!?
『誰がジャンクよこのお馬鹿ぁ!恥ずかしいから動きたくないのよぉ!!』
何この我侭。
俺は貴方をそんな風に育てた覚えは無い。
育てられた覚えも無いだろうけどやっぱりそんなの関係無い。
巻き巻き…巻き巻き…。
…そう言えば俺の事見れないって言ってたよな?
見なくて済むよう後ろから抱きかかえて巻き巻き…巻き巻き…。
うっはwww水銀燈の胸マジやーらけーwwwwww
興奮して芝を生やしつつ巻き巻き巻き巻き…。

449:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/16 22:33:45 ApDHDmLr
『…貴方って本当にお馬鹿さんよねぇ…感心しちゃうわ…』
巻き終わってるんだから喋れ。横着するな。
『だからぁ…その…恥ずかしい…っての…理解できる?』
勿論。
だったら…とか響きだす声を無視して思う。

そんなお前も大好きだ。

…?
おや?
…何か…変ですぞ?
反応が無くなりましたぞ!?
緊急事態発生ですぞ!!

450:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/16 22:34:50 ApDHDmLr
>>446
Youも妄想炸裂しちゃいなYo!!

451:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/17 19:04:36 366vH3Ry
姉さん!緊急事態です!!
「…は、恥ずかしすぎてどうしていいか分からなくなっただけよぉ!」
おお、再起動成功!
「まったく、このお馬鹿さんは本当に…」
よしよし、膨れるな。綺麗な顔が台無し台無し。
そう思いつつ頭を撫でてるとしばらく固まった後、膝の上に座りましたぞ?
「本当に、貴方ってばお馬鹿さんねぇ…良い意味、悪い意味両方で…」
溜息を吐きながら俺に体を委ねる水銀燈。
俺はそんな彼女の頭を再び撫で撫で。
「ねえ…」
ん?

452:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/17 19:05:16 366vH3Ry
「…どうして私を…買ったの?」
それは当然聞かれると思ってた。
だから用意していた事を言う。
「まあ、いろいろあるけど綺麗なお人形…ってのが一番目。
 二番目はその人形が自分の意志で喋って動くから」
「綺麗なのは当然としてぇ…本当にそれだけで買ったの?
 他に隠してる事あるんでしょ?人には言えないコトしたいとかぁ…」
即聞き返してくる水銀燈。
しかし悲しいかな、彼女の期待に沿うような事は全くこれっぽっちも考えてない。マジで。
でも、そう言っても水銀燈の目にはますます疑惑の色が膨らむわけで。
人には言えないコト=エッチなコト=ぶっちゃけ性交渉したい…と言って欲しそうな顔してるわけで。

453:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/17 19:06:02 366vH3Ry
「お、おおおおお馬鹿さぁんッ!誰もそんな事思っちゃいないわよぉッ!!」
切れられたので逆に聞く。
じゃあ、どう答えて欲しかったの?
そしたら水銀燈、真っ赤になって再び無反応。
…乙女心は複雑だね…。

454:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/17 19:07:48 366vH3Ry
再び固まった水銀燈を後ろから抱きしめて椅子に座る。
外を見る。
馬鹿みたいに良い天気。
よっぽどの馬鹿以外はお外ではしゃぎたくなるほどの良い天気だ。
ひとしきり田圃なぞを眺め終えたので膝の上に座りこちらを見ている水銀燈を一撫で。
「…俺が水銀燈を買った本当の理由は人を信じる事が出来ないからなんだ」
「…人を信じる事が出来ない?…何それ…馬鹿みたぁい…」
人を信じる事すら出来ないのに、人形を信じれるのか?
そう言いたげな水銀燈に苦笑する。
「…俺…小学校の時にさ…スケープゴートで晒し者にされたんだ…。
 スカート捲りを流行らせた真犯人として…俺は全く係無いのに…さ…」

455:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/17 19:09:42 366vH3Ry
「はぁ!?何それ!?貴方って本当のお馬鹿さんね!違うなら違うって言えばいいじゃないのよ!
 黙って嘘の罪を受け入れるのが格好良いとでも思ってるのぉ!?貴方って本当に最低の馬鹿ね!!」
…と、何故か激怒して剣を振り回してる水銀燈に苦笑い。
彼女は俺が苦笑いしたのに怒って更にヒートアップ。
…本当に純真だねぇ、この子ってば…。
「何ヘラヘラ笑ってるのよぉ!?真面目に答えなさいよぉ!!」
「いや、違うって言っても俺、その先生に嫌われてたし…。
 それに、小学生が夜遅くまで職員室に一人立たされて…。
 挙句の果てにぶん殴られてまで抵抗できる訳無いじゃないか」
「それでも違うなら違うって言いなさいよぉ!」
「じゃあ、逆に聞くけどさっき俺が抱きしめた時…何で本気で抵抗しなかったの?」
気楽に聞いた。
そして俺は後悔した。
この時の水銀燈の表情の変化を記録する術を持ってなかった事に。

456:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/17 19:10:12 366vH3Ry
「だ、だってほらぁ…あれよぉ?…マスター…ううん…あの、そのぉ…。
 …み、みみみミーディアムになるかもしれない人間、傷付ける訳には行かないじゃなぁい…」
ほんにもーこん子はめんこいのぅ…。
再び抱きしめて頭撫で撫で。
「な、何するのよぉ…話はまだ終わってないわよぉ…」
「小学生にとっちゃ先生ってミーディアム…いや、親みたいなもんなんだ。
 だからそいつがどんな奴でも黒と言ったら黒。白と言ったら白」
「貴方ってば本当にお馬鹿さんねぇ…」
ため息を吐いて苦笑する水銀燈に微笑み、言う。
「そんな事が繰り返しあったんで人を信じる事が出来なくなりました。
 でも、それでは寂しいのでずっと信じる事が出来る何かを探していました」

457:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/17 19:10:48 366vH3Ry
言い終わった俺を水銀燈は真剣な目で見、口を開く。
「だから、この水銀燈をずっと信じたい…貴方はそれを本気で言っているのね?」
「もちろん」
肯く俺に水銀燈は溜息を吐いた後、最高の笑顔を見せてくれた。
「私は週刊ローゼンメイデンシリーズの第1ドール、水銀燈。これからよろしくねぇ「」」
「こちらこそ。よろしく、水銀燈」
俺は水銀燈が差し出した手を優しく握った。

458:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/18 01:08:40 piOYwCvN
>>450
俺には出来ねーぜ!Yeah!
そしてちょっと予想外の展開にビビったZe!

459:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:45:58 VwHpu/3z
「まあ、それはそれでさて置き…」
握った手を離した瞬間、水銀燈から笑顔が消えた。
あれ?俺達良い雰囲気じゃなかった?
「…メイメイが居ないのは知ってるけどぉ…鞄は…どこぉ?」
「無い」
即答する俺に水銀燈は目をパチクリさせた。
「…え、えっとぉ…銀ちゃんよく聞こえなかったわぁ…」
「もう一度言うけど、無い。鞄が…」
始まる時に休刊になった。
それを言う事は出来なかった。
水銀燈が先ほど振り回してた剣の切っ先を俺の首に押し付けたからだ。

460:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:46:23 VwHpu/3z
「あ、貴方って本当にお馬鹿さぁんッ!
 いったい私にどこで寝ろって言うのよぉッ!!」
言われて考えてみる。
布団。
水銀燈に手を付ける前日、寂しいからと飼い犬(黒レト)を抱いて寝たので毛だらけ。
ここに寝かせようものならドレスが酷い事になるのは目に見えてるので却下。
椅子。
一応埃等は積もってないけどこれで寝るのは無理。
水銀燈がこれに腰掛けて居眠りしているのは絵になると思う。
思うんだけど、水銀燈が凄い目で睨んでるから没。
それ以外は…と…。

461:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:47:16 VwHpu/3z
「…私に情熱を注ぐのはいいんだけどぉ…後の事…考えてるぅ?」
疲れた溜息を吐かれたので、俺は微笑んで言った。
「考えてるわけ無いじゃないか、このお馬鹿さんめ」
「か、す…す、すす少しは考えなさいよこのお馬鹿ぁああぁぁーッ!!」
思いっきり剣でビンタされました、はい。
ミーディアムになるかもしれない人間、傷付ける訳には行かない。
そう言ったのどこの誰だよ?
そんな事を考えながら俺は意識を失った。
これってアレだね。
殴られると同時に水銀燈にドレインかけられたね、間違いなく。

462:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:47:52 VwHpu/3z
こりゃ、仕事首かもしれんね。
何とか電話機まで這って行って明日仕事休むと伝え、ぶっ倒れた俺の正直な感想。
こんな時まで仕事の事を考えるオレサマ、マジでワーカホリック!
そして突き刺さる水銀燈の冷たい視線!!
「この水銀燈を無視して何するかと思えば…そんなくだらない事したかったのねぇ?」
何だとメガトロン!
「許さなぁい…そう言ったのよぉ?お馬鹿さぁん…」

463:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:48:17 VwHpu/3z
「怒っちゃ駄目だぞ?血圧上がっちまうから」
今度はこちらが溜息を吐く番だ。
ただ、水銀燈が俺の喉に剣の切っ先を押し付けるのは予想外だったが。
「それでぇ?」
良いから続きを言え。
でも、変な事言ったらこのままサクッと逝く。
そんな顔の水銀燈。
それに答えたのは。
「…乳酸菌…採ってる?」
間の抜けた俺の声だった。

464:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:49:15 VwHpu/3z
「言われてみれば…乳酸菌…採って、無いわねぇ…」
「ははッ、すぐ用意いたしますです、はい」
すぐ用意しろと視線で命令する水銀燈に、慌てて返事するけどへたり込んだままの俺様、マジ情けない。
それより情けないのは…水銀燈、お前だあっ!
雨の日に捨てられた泥だらけの子犬のような視線勘弁してくれませんか?
「…ち、ちょっとぉ…何で動かないのよぉ…」
「水銀燈に叩かれ吸われて力が出ない…マジで」
「…私の乳酸菌はぁ?」
「力が出るまで待って」
指をくわえ、心底寂しそうに聞く水銀燈に答える。
お前ってばそんなに乳酸菌食品が好きなのか?
いや、知ってたけどさ…。

465:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:50:01 VwHpu/3z
「まあ、鞄は次の休みにどーにかするとして…。
 とりあえずの寝床…適当な空き箱にタオル詰めたので良い?」
ヨーグルトにミックスフルーツを混ぜつつ聞く俺。
「もう、それでいいわぁ…」
これ、水銀燈さんや。近づき過ぎです離れなさい。
素っ気なく答えても目が輝いてる状態では雰囲気ぶち壊しですよ?
こーら、つまみ食いしようとするなって…いいから皿に盛るまで待てってばよ。
「いいじゃなぁい…生まれて初めての乳酸菌なんだからぁ…」

466:「週刊ローゼンメイデン(水銀燈)」
08/06/22 17:50:26 VwHpu/3z
ヨーグルトを美味そうに。
本当に美味そうに食う水銀燈と、それを眺める俺。
「美味い?」
「ふふっ…食べてみるぅ?」
「それは水銀燈のだからだ~め」
「このお茶目さんめぇ~」
言って俺のおでこを突付く水銀燈。
これだよ、これこれこれぇええぇぇっ!
この伝説の黄色い救急車がすっ飛んで来そうな甘ったるい空気ッ!
これを堪能したいがためにドール買ったんだよッ!!
「…本当に、お馬鹿さんねぇ…」
いや、そこで素に戻って呆れないで。

467:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/22 18:01:26 VwHpu/3z
      そんな>>458に手紙が届きますた・・・
          _____
         / ヽ____//
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       / YOU巻いちゃいなYO /ヽ__//
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     /  人工精霊一同    /  /   /
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468:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/23 03:01:15 MtKn6r29
www

469:名無しさん@お腹いっぱい。
08/06/24 02:16:35 2oOEBHJF
なんか俺、勧誘されてるW

470:貼り付け
08/06/26 23:16:53 /x7kghUq
クラスメイト「あれー柏葉さん、いい指輪してるね。ちょっと見せてよ」

     巴「さわらないでぇ~(発狂)」

    教室 ざわざわ 「今のなにー」「指輪くらいでね~」
       「桜田から貰ったんじゃねw」「あ~図書館で仲良しだもんね~w」

    梅岡「柏葉、規則はちゃんと守ろうな。先生が授業終わるまで
       預かっとくよ」

     巴「いえ、これは大切なものなんではずしませんから」

    梅岡「桜田と仲良しだもんな。大切な友達から貰ったものは、
       思いがこもっていて、とても大切だと先生も思うけどここ
       は学校だからな。今は外そうな」

    教室「やっぱりね~」「あいつら付き合ってんじゃねえの?」

     巴「あの先生、何か勘違いされてませんか?」

    梅岡「何かな柏葉、言いたいことは何でも先生に言いなさい」

     巴「では。先生、わたしは桜田君みたいなオタひっきーじゃなくて、
       店長一筋です」


471:貼り付け
08/06/26 23:18:24 /x7kghUq
梅岡「・・・店長ってまさか、あの駅前の雇われのことか、柏葉?」

 巴「はい、そうです」(きっぱりと宣言)

梅岡「・・・あいつは高校の時、先生の同級生だったんだ。あいつほど不真面目な
   奴はいない。先生は不真面目な奴は大っきらいだ。柏葉、あいつとは別れなさい」

 巴「何で先生にそんなこと言われなきゃならないんですか?私たちは本気で愛し合っています」

梅岡「柏葉、先生はあいつがどれだけ多くの女をたぶらかしてきたか知っているから言ってるんだよ。
   先生は生徒が不幸な目に逢うのに耐えられないんだ。分かってくれるか、柏葉」

 巴「先生は店長のこと嫌いだから、そんなこと言うんです。いい加減なこと言って、証拠でもあるんですか?!」

梅岡「あるさっ!先生はあいつに彼女を3回も取られたんだ!そしてあいつは欲望を発散したらすぐに次の女に
   手を出した。先生は許さない、、、今度は柏葉まで俺から奪い取ろうというのか、、、」



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