07/12/15 18:27:59 SwbolYFA
>>2-43
どうでもいいけど速やかに出てけおまえら
邪魔だ
45: 丁度青ざめた表情を浮かべたゆたかの位置を直角とし、Dボゥイ、シンヤが直角二等辺三角形の残り二つの頂点に位置する場所に降り立つ形となった。 その時、Dボゥイはチラリとゆたかの方向に視線を向けるがゆたかは思わず視線を落としてしまう。 (ッ!ゆたか……俺は……俺は……俺はッ!) そのゆたかの行為が今のDボゥイには残酷すぎた。 「そうかミユキのコトは関係ないか……だったら別に俺がこんなコトをやっても文句はないよなッ!」 そんな時、シンヤが更に後方へ跳ぶ。 言いようのない不安に駆られ、ゆたかの安全を確保しようと既に全速で駆け出したDボゥイを尻目にシンヤはあるものを拾い上げる。 それは先程の衝突により弾き飛ばされた、シンヤの支給品であるカリバーン。 更にシンヤはカリバーンの柄を片腕で握り、そのまま槍投げの要領で投擲を行う。 だがその標的はシンヤの宿敵、Dボゥイではない。 先程から只、Dボゥイの方だけを凝視し続け、座りこんでいたゆたかに対しての投擲。 別にシンヤにとってとても利用手段のないゆたかの死はなんら問題にはならず、同時にDボゥイがどう動くかが彼には気になっていたからだ。 『勝利すべき黄金の剣』そう謳われたカリバーンがゆたかの命を刈り取らんと迫っていく。 ゆたかがその事に気付いたのはシンヤが投擲を行ったほんの数秒にも満たない後だった。 ◇ ◆ ◇
46:名無しさん@お腹いっぱい。
07/12/16 22:13:50 /en75kjp