07/12/19 23:49:55 Nh1hilIL
135:名無しさん@お腹いっぱい。
07/12/19 23:50:00 SYe0eWFg
136:言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw
07/12/19 23:50:06 6m5Xj4v7
「エド、私も一緒に行っても?」
「うん、いいよ~」
エドが了承したことにより、なんとなく流れは容認する方向に向かったため、シータも頷く。
「では、よろしくお願いしよう。
早速だが、二人は何を目的にこちらに歩いていた? この道の先は会場の外のはずだが……」
「ええっと、それは……」
もともとエドについてきただけなので、シータに明確な目的はない。
言い淀んでいると、エドが突然手をあげて叫んだ。
「はーい。エドは管を探してまーす!」
「管?」
「そう! 管がないと息ができなくて……」
急に言葉を切ったかと思うと、呼吸を止める。
そのまま顔が真っ赤になるまで我慢したと思うと、ばたりと音を立てて倒れこんでしまった。
「え、エド!?」
シータが驚きの声をあげてエドを揺さぶると、すぐにひょこりと目を開けて立ち上がる。
「ってなっちゃうの!」
「だ、大丈夫なの、エド!?」
「んにゃ? 何が?」
シータの心配などどこ吹く風という様子のエドを、流石の言峰も呆れて見ていた。
やはり、この娘に負の感情の種をまくのは骨が折れそうだ。
だが、今はその難題よりも、エドの話に関心があった。
「エドよ。その話をもう少し詳しく聞かせてくれないか?」
「いいよ~。発電所で見たんだけどね~……」
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137:名無しさん@お腹いっぱい。
07/12/19 23:50:33 SYe0eWFg