07/12/13 19:54:12 E3LQUUHH
<……いじわる。こなたはご主人様のメイドです。ご主人様が望むならこなたは断れない……>
『って感じで汚れたぁぁ!』
「待て! 色々待てゆたか! 特に最後の四行はなんだ! 完全な捏造だぁぁぁあ!」
「……」
「こなた! お前も何を黙ってるんだ! 早くゆたかを説得しろよ!」
「……ねぇシン。今、ゆーちゃん、みなみちゃんって言わなかった?」
「な、なんだと……まさか!」
ザ・携帯電話。
「まってゆーちゃん! みなみちゃんに連絡は止めて! みゆきさんにバレる!」
その言葉を聞いて、シンの表情がサッっと恐怖に染まる。
高良に今日のメイドプレイ(完全な勘違いバージョン)がバレる。
↓
という事は柊姉妹にバレる。
↓
という事は今日の圧力×3を半永久的に受ける事になり、結果……
↓
凸。
「ゆぅぅたぁかぁぁ! お兄ちゃん一生のお願いだ! 扉を開けてくれ! 俺はあの人みたいに十代から育毛剤に頼る生活は嫌だぁぁぁ!」
シンに、新たなトラウマスイッチが誕生した瞬間であった。
『うわぁぁぁぁん!』
「嫌だぁぁぁぁぁ!」
「ゆーちゃぁぁん!」
その日。泉家近辺では夜遅くまで、少年少女の叫びが響いたとさ。
『バレンタイン・デイ・メイドプレイ』END