07/11/26 04:19:57
(ry
すなわち、従来のマルチメディア展開が産出する成果物に対して、
どうにもぞんざいであるという不快感を覚えていたのだ。
まずは露出、まずは玉数をそろえねばという発想は、
映画興行の実際にどっぷり漬かった身には十二分に理解できるのだが、
それにしても、商品として店頭に並ぶからには一個の“作品”であるべきだろう。
仕掛けた側も描く側も、請負仕事という以上のモチベーションを持てずに
出てしまう本があるとしたら、お客様に対してあまりにも失礼ではないか。
(ry
単純に、虎哉氏の描く絵は筆者の趣味に合った。
ごりごりの劇画でもなければ、キレイキレイなだけのアニメ画でもなく、
両者の中庸を取りながら生身を滑り込ませる筆致。
(ry
そこには間違いなく体温を持った人間が存在しているのだ。
(ry
拙著「機動戦士ガンダムUC」の挿絵という、これまた体力を消耗すること必至の大役だ。
あのガンダム・サーガの正統なる続編、宇宙世紀のビジュアルを虎哉氏がいかに描出するか。
太平洋戦争よりももっとしんどい戦いになることは間違いなく、
虎哉氏が住まう仙台方面にエールを送り続ける日々ではある。