07/10/14 00:14:03
>>974
実際に富野氏は、日本のアニメが世界中に広がったことで、アニメ制作は現在、韓国や中国を初め
世界中に競争相手が登場していると指摘した。40年前は『鉄腕アトム』で満足していたが、それが
『トランスフォーマー』のようなハリウッド映画にまで引き上げられた結果、今は好きなだけで制作すると
競争に勝てなくなっている。
10年後にもアニメで食べて行くにはCGのような技術を使って行くだけでなく、どのように心を表現して
いくが重要になると言う。さらに世界の文化を取り込んでいくカルチャミックスという考え方が必要なると主張する。
それがアニメ的な要素を全て取り込んだ『トランスフォーマー』の出現以後の、アニメの方向性だと
する。では、具体的にそれが何なのかというと富野氏自身も判らない。
しかし、重要なのはもう一度ハリウッドが真似するようなものを作らなければいけないこと、それは
現在の『エヴァンゲリオン』のようなものでもなければ、宮崎アニメのようなものでもないとする。
ただしその次を生み出すうえで若いクリエイターは、日本の地理的優位性を自覚すべきであると言う。
富野氏によれば、東京ほど東と西の文化遺跡がある地域はほかにない。異文化がミックスし、比較
出来るという点で日本のコンテンツの表現力に強みがあると、最後は今回のシンポジウムのテーマ
「日本のコンテンツの表現力」にまとめた。
いつもの富野のたわごとはこっちじゃね