07/08/24 03:01:14
前スレで下手糞なキャラ絵を書いていた者だが
今度はＳＳも書いてみたので
興味ある人は読んで後悔して下さい。
木星付近で先程戦闘があったが規模はたいしたものではなかった。
ＭＳ二個小隊程の規模で我々の戦艦の熱源に気づいたのか偵察に来ていたらしい。
迎撃は私のガンダムＦ９１とエターナのＦ９０だけで
戦闘は五分ともかからなかった。
ただ、おかしかったのはエターナの動きであった。
何か迷いがあり、それでいつもより
動きがぎこちないような気がした。
思い切って私はエターナに自分で勝手に感じ取った「迷い」と言うものを聞いてみることにした。
エターナのいる場所は分かっている。いつも星とスペースデブリしかないほぼ真っ黒な風景を見る為にいつも休憩室にいる。
それが何をそこまで彼女を夢中にさせているかは不明だが、当然仲間もその部屋に集まって来る。
私は彼女と初めてあった時、人見知りする人かなと思っていたがどうやらそうではないらしい。彼女は仲間とのコミュニケーションはちゃんとしている。
話題は豊富で面白みのものであるとまではいかないがなぜか彼女の周りでは多くの人が集まる。特に男の人達には人気があるみたいだ。
まぶしい銀色の髪、蒼く透き通った目、スレンダーなボディ、また首からかけているアクセサリーが彼女をより神秘的に現している。
男の人にとっては見とれるに違いないが、私は女なのでよく分からない。仲間達が去った後も彼女は時間のある限り窓から漆黒の闇を見続けている。彼女は何を考えているのだろうか？
そんな事を考えているうちに休憩室に着いた。
自動ドアが開くと彼女がいた。
どうやら今はエターナ一人しかいないようだ。
「あら、エリス。こんにちは」
彼女は精一杯の笑顔で挨拶してきた。
「エターナさん、何かあったのですか？」
「え？」
突然の質問にエターナは少し戸惑っている。
「何の事かしら？」
「前の戦闘であきらかに動きがおかしかったですよ。どうかしたのですか？」
「･･･」
急にエターナは黙り込んで顔を背けた。
一体何を考えているのだろう？
沈黙という重々しい流れがしばらく続きようやくエターナの口が動いた。
「私はあなたを憎んでいるのよ」
続く