06/12/10 02:10:22
>>179
そうか、SSは妄想か。納得したよ。
初期の頃の、議論と妄想との絡みが最高だったと思う。
181:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 02:32:40
漂流スレのロリコンになってる総帥が好きじゃないので
こっちに頑張っていただきたい
アムロはともかくシャアは顔が売れすぎてるので
最低でも髪の色変えるとかしないとつらいよね
182:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 03:39:16
>>181
隠居スレのホモになってるアムロとシャアが好きじゃないので
こっちに頑張っていただきたい
なんて他スレに書き込まれてたらどう思うか考えてみるのも一興。
183:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 07:04:29
いいかげん粘着しつこい
このスレが良スレだからひがんで荒らしてるの?
184:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 09:06:12
>>179は>>180と同じこと言いたかったと思われる
俺はここのスレはウホスレだとかアムロとシャアがホモになってるとか
思ったことないよ。
ネタは家族ネタだったしな。
ホモとか文句言ってるヤシとか>>138のほうが萎える
腐女子っぽい
185:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 09:19:51
スレ名は明かさないが、他のスレの方が俺にはつらい
186:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 10:57:47
ぶっちゃけ絵馬うざい
187:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 16:13:33
ここの真面目なSSと闇鍋ギャグネタのギャップがいいと思ってたんだけどな
家族ネタ俺は好きだったぞ
このスレでギュネイのキャラが好きになったしな
188:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 23:42:40
はいはい、荒らしは通常の三倍放置ね。
この時代、個人用の宇宙船ってものは存在するのかね?
1stのカムランさんもレンタルみたいだったし、
よっぽどの金持ちじゃないとマイシップなんて持てないんだろうな。
189:通常の名無しさんの3倍
06/12/10 23:59:49
とんでもない金持ちなら持ってるんじゃ?
190:通常の名無しさんの3倍
06/12/11 00:59:10
デギン・ザ・グレートはマイシップに入るんかな?
191:通常の名無しさんの3倍
06/12/11 03:11:04
>190
あれはジオン軍のだろw
アメリカの空母の名前がエイブラハム・リンカーンとかそういう感じ。
ミライさんはスペース・シップの免許を持ってるらしいけど
それは自分ちのなのかなあ?
192:通常の名無しさんの3倍
06/12/11 12:10:10
趣味に走る奴多そうだな<マイシップ
1/10ホワイトベースとか
193:通常の名無しさんの3倍
06/12/11 16:32:21
>>191
ミライさんの実家はヤシマ重工だからスペース・シップくらい保有してただろう
>>192
民間保有の船については規制がうるさそうな気がする
194:190
06/12/11 18:01:26
今更自分の素ボケに気付いた挙げ句ツッ込み無しなんて羞恥プレイにも程がある…!
× デギン・ザ・グレート
○ グレート・デギン
時々ごっちゃになるんだよ…
あんな魔合体超親父殿がマイシップなんて想像しただけでもウェー
195:通常の名無しさんの3倍
06/12/11 21:11:43
>>193
ミライさんクルーザーのライセンス持ちだから当然持ってるでしょうなぁ・・・
あの時代のクルーザーライセンスがどの程度の大きさかはわかんないけど・・・
スタークルーザーのブライアンが乗ってるぐらいの大きさだと想像するけど・・・(ふるいw)
もしや巡洋艦クラスの!?だったら笑うw
196:通常の名無しさんの3倍
06/12/11 23:37:42
宇宙は推進に使ったヘリウムでいっぱいだから、涙滴型の宇宙船の方が抵抗が少ないんだ!
とかいってコメット号や星詠み号みたいなヌルンとした船が流行ってると妄想。
197:通常の名無しさんの3倍
06/12/13 10:46:35
アムロ「シャア、新聞読んでる場合じゃないだろう!?」
シャア「ん?ああ、これはいかんなぁ・・・まずいことになるぞ。」
ふたりは端末を取り出して・・・
アムロ&シャア「保守、と。」
198:通常の名無しさんの3倍
06/12/13 18:18:39
おもろいw
199:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 12:17:08
いやあ、マイシップてのは辛そうですな。
シャアとアムロのコンビでスペースオペラができるかなと振ってみたんだけどね。
キャプテン・コメットとルテナン・ディアブロが
宇宙を股にかけての大活劇!
なんてな。
200:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 16:48:50
二百式(▼∀▼)ノシ
201:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 18:42:28
>>200
アムロ「情けない…。シャアにやられるのを見ているだけだった」
202:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 22:26:18
なんか可愛いな大佐w
203:通常の名無しさんの3倍
06/12/15 19:07:05
>>199
204:通常の名無しさんの3倍
06/12/15 19:14:48
>>199
コロニー間の輸送業はどうだろう
個人でするならマイシップも持てるだろうし、宇宙海賊対策に武装も出来そうな気がする
マイシップ購入時の借金返済の為にかなり危ない橋を渡りそうなふたり・・・
205:通常の名無しさんの3倍
06/12/15 21:24:02
ああ、それもアリだな。
コロニー間の貿易が儲かるかどうかだな。
となるとやっぱり密輸?
206:通常の名無しさんの3倍
06/12/16 00:03:16
>>205
もうかりまくりでしょうなあ。
島が点在しているみたいなもんでしょうから。
どっちかっていうと資源小惑星→コロニー間のが儲かりそうではあるけれど。
207:牛日記
06/12/16 20:20:05
最近、アムロとシャアは何処からか入手してきた小型船で闇の運び屋をやっているらしい
俺とクェスは二人で留守番…
とはならずハセウェイやらレズンやらが訪ねて来たり、クェスが二人に着いて行ったりするので二人きりになった事はない。ケッ!
ある時クェスは既に出発した船に生身で飛び移って、大佐から「ノーマルスーツを着て下さい >_< 」と言われたそうだ。大佐は泣いてたとか…因果だな
結構儲かってるらしく、この間外食に連れていってもらったが、そのレストランで俺がステーキを頼んだら三人共「えっ?」と一言。信じられないって顔だった
皆は蟹とか松茸とかで、俺が一番安いのに…ステーキの何がいけないんだ!?
208:通常の名無しさんの3倍
06/12/16 20:41:36
そりゃ、共ぐ(ry
209:通常の名無しさんの3倍
06/12/16 23:24:48
>>207
和食好きのアムロと総帥がなんだか笑えたw
でもこのスレ的にはそれがマッチか
久々のSS投下乙
210:通常の名無しさんの3倍
06/12/17 00:24:13
GJ!テンポよいな!
なんかほのぼのしたw
ギュネイの役どころにバロスw
211:通常の名無しさんの3倍
06/12/19 11:57:34
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
まさにバカ兄弟
212:通常の名無しさんの3倍
06/12/19 23:20:58
がんばって投稿してるSS作者は別として、今の状況が100中盤あたりまでに散々文句
いってた奴らの望んだ流れなのか?特定の住人以外は傍観してるだけで面白いネタも
意見も全く投稿しないし。ちなみに俺は2畳半のスレタイ投稿した香具師なんだけど、
スレ変わってからは、しょうもない小ネタすらも爆撃するタイミングがねーよ
213:通常の名無しさんの3倍
06/12/20 00:51:15
いや上にどんな事が書いてあっても「流れ切って投下」と入れればみんなおkしてくれると思う
おいらは嵐以外ならなんでも何時でも歓迎する、気にせずマターリしようぜ
214:通常の名無しさんの3倍
06/12/20 12:52:05
雑談、もし・・・だったら系
ウホッネタ、長編
シャアとアムロの話なら何でも大歓迎だ。
嵐(多くは自覚がないけれど)だけはかんべんな。
215:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 00:27:29
シャア「アムロ、またそんなおもちゃで小銭を稼いでいるのか?」
アムロ「おもちゃ・・?ん、まあそんなとこかな」
シャア「1/40νハイパーバズーカはアナハイム・バンダイがライセンスを持っているし、それを売り出すと睨まれるぞ?」
アムロ「やっぱりこの色はまずかったか・・・?」
シャア「まずいだろう。常識的に考えて・・・我々は逃亡者ということを忘れてもらっては困るな。」
アムロ「そうか・・・やっぱジオンカラーのジャイアントバズにしておけばよかったか・・・」
シャア「それもだめだぞ。ジオニック・MIPマッドのライセンス商品のはずだ。しかしこいつは意外と重いな・・・・まさか!?」
アムロ「あぁ、使い捨てだが実弾を撃てるぞ」
シャア「こんなものをどうするつもりだ?携行対MSロケットか?」
アムロ「単なる趣味さ」
シャア「・・・しかし、良く出来ているな。安価な材質を使っている割にはしっかりしているな。やるなアムロ」
アムロ「そうは言うがな、シャア。旧世紀にはこれよりも安価ではるかに耐久性の高いRPG-7という対戦車ロケットが存在したんだ。しかもそれで戦闘ヘリを打ち落としただとか、攻撃機や戦車まで仕留めたとかの逸話が残っているほどだ。さらに・・・」
シャア「わかった、もういい。わたしはバズーカなぞ興味はないが・・・アムロのバズーカ好きにも困ったものだ・・・」
言葉をさえぎられたアムロは不満そうな顔でバズーカをまたいじりだした。
シャアは呆れ顔でリビングに行きソファに腰掛けると目の前のテーブルに見慣れないディスクが置いてある。
シャア「旧世紀の光ディスクか・・・。メタル・ギア?子供用のゲームか。」
取扱説明書を眺めていくうちに次第に眠気に襲われるシャア。・・・どこからか声が聞こえる。
・・・ザザ・・ちら・・ザザ・・こちら・・・。大佐・・・・
216:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 16:18:43
スネェェェェエェェェク!!!
217:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 17:23:45
○○フォックス
218:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 23:17:27
「こちらアムロ…。大佐、聞こえるか?」
「良好だ、アムロ。状況はどうだ?」
「そうか…。予定通り、エレベーターを使ってエアロックへ出るしかないか。くれぐれも見つからんようにな。なにかあれば無線連絡をくれ。周波数は140.85だ。こちらから連絡がある場合はコールする。耳小骨を直接振動させるものだ。敵には聞こえない。」
「わかった。ミッションに入る。」
・・・・・
「こちらアムロ。コロニー内の宇宙港前に到着した。」
「予定通りだな。ブランクがあるとは思えん。」
「VR訓練のおかげだ。潜水艦内の予習が役に立った。」
「アカハナ・スーツはどうだ?」
「隠密効果は高いな。だがこれでは道化だよ。」
「我慢しろ。そのスーツはジャブロー進入時に役に立った由緒あるものだ。」
「わかってる。感謝してるさ。おかげで無事進入できたからな。ところで陽動作戦の方はどうなった?」
「既にクラップが二隻、ルナ2からそちらに向かっている。今頃はネオジオンに捕捉されているはずだ。」
「ジェガン?大佐…、連邦のMSがなぜここにある?」
「わからん…。だが、奴等が陽動作戦に引っかかったのは確かなようだ。今のうちに潜入してくれ。」
- 完 -
219:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 10:26:04
大佐!裏切ったな大佐!大佐ぁーーー!!!
220:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 15:02:14
ヲイヲイ、シャアの夢なのに潜入するのはアムロなのかよw
221:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 16:10:44
それはそれでシャアの夢らしいと言えなくもないw
222:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 17:46:14
キャンベル役はやはり大佐の称号を持つものでないといけないんじゃね?ww
223:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 20:51:44
佐官なら誰でもいいのさ
224:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 22:25:29
つまんねぇ。
いつからここはMGSリレー場になったんだよ?
225:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 12:01:03
アムロ「シャア、今起きたのか?」
シャア「…ああ、どうも朝は弱いみたいだ」
アムロ「今日はクリスマス・イヴみたいだな」
シャア「そうだな」
アムロ「去年はハマーンがミネバを連れてきて大変だったよな~」
シャア「…今年も来るのだろうか…?」
アムロ「…」
シャア「…やはりコタツにはミカンだな」
アムロ「そうそう、コタツにはミカンだよ」
シャア「今年ももう終りか……Σアムロ!」
アムロ「ごほっ、ごほっ、何だよいきなり、むせるじゃないか」
シャア「ハマーンから…」
アムロ「シャア…今年もなのか…」
シャア「わからん、だがこのまま放っておく訳にもいかんだろ」
シャア「ハマーンか?」
ハマーン「シャアか?今年もミネバ様がそちらに行きたいと申しておられる」
シャア「あ、ああ…ちょっと待ってくれ(アムロ、私はどうすればいい!?)」
アムロ「(なんとか誤魔化せないのか?)」
シャア「(それが出来ればとっくにやっている!)」
ハマーン「シャア、何か騒がしいな…誰かいるのか?」
なんか書いてみたけど、難しいな
226:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 14:27:56
去年がどういう状態だったかわからんけど続き
シャア「ゆ、友人が遊びにきているんだ・・・」
アムロ「お久しぶりです」
ハマーン「テム・レイさんだったか。相変わらずアムロ・レイに似ているな」
アムロ「従兄弟ですからね。ケーキとチキン持ってきてくれたんですか。ありがとうございます」
シャア「ミ、ミネバ様、クリスマスプレゼントをどうぞ」
ミネバ「あっ!『ラブベリ』DSセットだ!欲しかったんだ!シャアの心遣いにはいつもありがたく思う」
ハマーン「どうせ今年も一人で過ごすのだろ」
シャア「・・・祝う理由がないものでね」
4人でほのぼのとケーキとチキンとシャンメリー(ミネバのため)食べる
アムロ「・・・さてと。俺はちょっと会う人がいるので出かけてきます。ごゆっくり」
ミネバ「恋人に会うのか?」
アムロ「ええ。セイラさんというんですけど」
シャア「ちょ・・・聞いておらんぞ私はそんなこと!」
ハマーン「楽しかった。セイラさんという方によろしく」
シャア「ゆ、許さんぞ、貴様にアルテイ・・・」
アムロ「メリー・クリスマス!」
ノア家にて
ハサウェイ「わーっ!アムロさんからのプレゼントはWiiだ!ボクシングやろー」
チェーミン「わたしもー」
アムロ「さすがにPS3は高いからね」
ブライト「楽しそうだな、アムロ」
アムロ「まあ、あいつも一日くらいクルシミマスな日があってもいいだろ」
227:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 15:31:11
アムロどうせならミネバ様もノア家に連れてったれ
チェーミンたんはミネバ様の遊び友達にもいいぞ
それにその方がハマーンも(シャアも)喜ぶだろー・・・
228:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 15:58:44
シャアは喜ばないだろー・・・wwwwww
229:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 21:15:15
ハマーンと2人きり…究極の嫌がらせだなw
230:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 23:14:50
>>227
続き書いてくれてありがとう、俺が考えていたのより遥かに良いですw
231:通常の名無しさんの3倍
06/12/28 22:00:53
保守
232:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 00:39:09 xD/wOFE+
保守age
233:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 11:00:50
まだ構想だけで何にも書きはじめていないんだけど
CCAでアクシズが離れていくことが確実になって
映像が終わった直後の戦場の様子とか
ここに妄想垂れ流しても良いもの?
それともチラシの裏にしておくのが無難?
234:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 13:04:44
>>233 兎に角書いてくださいな。期待しておりますぞ。
235:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 14:54:48
ダラダラ長いだけならチラシの裏へどうぞ
236:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 16:51:41
>>233
にくちゃん死亡で2chは完全にチラシの裏になったからここでおk。
237:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 17:12:01
2自体がチラシの裏の束のようなものだから垂れ流せばいいと思う
238:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 17:46:54
抵抗するんじゃない!書いちゃえよ!
239:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 18:21:20
>>235-237
荒しの自演
240:通常の名無しさんの3倍
06/12/31 18:58:27
>>239
237だが何で投下を勧めた俺まで荒らしにされるんだ?
241:通常の名無しさんの3倍
07/01/03 00:21:17
総帥「>>240よ、ここはもうそういうスレになってしまったんだよ。ところで
アムロ。大晦日に裸美女と紅白出演とは思い切ったことしたな」
アムロ「あれ俺じゃない。むしろジョブ・ジョンじゃね?」
総帥「裸美女もいいがヌルヌル。今度専用機作る際には是非採用したいもん
だな。そうすればタコ殴り攻撃もすべって避けられたろうに」
アムロ「ならお笑いウルトラなみのネバネバ地獄を用意しといてやるよ」
総帥「ぶっちゃけ、隠居となると年末年始もTV見るくらいしか楽しみが無いな」
アムロ「だから>>235-240みたいな流れになるんだろうな」
242:通常の名無しさんの3倍
07/01/03 04:56:47
カオスだなーw
紅白見てねぇから>>241に突っ込めん、地区所!
243:通常の名無しさんの3倍
07/01/04 00:08:26
>>241
あのタコ殴りっぷりから考えるとアクシズでヌルヌル仕込んでたのはむしろ
アムロのνガンの方だったのでは??
>>242
芸スポ速報+板行けばTOPページにその名残が残ってる
URLリンク(www2.2ch.net)
244:242
07/01/04 20:35:25
>>243
とん
しかしひでえ
245:通常の名無しさんの3倍
07/01/10 21:42:35
保守
246:通常の名無しさんの3倍
07/01/13 19:43:59
ホシュ!
しかし、本当にこの掲示板はどうなってしまうのか…と、呟いてみる。
247:通常の名無しさんの3倍
07/01/14 02:06:33
>>246
大丈夫っぽいぞ
以下抜粋・・
399:水先案名無い人 :2007/01/12(金) 20:27:46 ID:oCno1AMK0 [sage]
845 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2007/01/12(金) 16:21:24 ID:???0
2chは法人。
ドメインの売買は法律で禁止されており、資産には含まれない。
逆に維持費がかかる為に負の資産と言えよう。
纏めると、記者が馬鹿。
12 名前:開けたらマザーボードが20枚[sage] 投稿日:2007/01/12(金) 17:00:31 ID:ep2sSh0D0
2chは法人化してるからひろゆきの個人資産じゃない、
尚且つ海外サーバだから日本の法の影響は受けない。
記者がアホ過ぎて話にならんね。
ZAKZAK:「そして祭りは“終息する”
そして我々は“語り継がれる”
全ては順調 全く以って順調だ」
248:通常の名無しさんの3倍
07/01/15 22:26:14
>>247
わざわざ抜粋サンクス。これで一安心だ。
249:通常の名無しさんの3倍
07/01/18 21:27:55
保守。
250:通常の名無しさんの3倍
07/01/22 21:42:59
保守。
…このスレ、何があったんだ…(汗
251:通常の名無しさんの3倍
07/01/23 12:44:04
いろいろあったのさ・・・
252:通常の名無しさんの3倍
07/01/23 21:37:45
牛「板問題もそうだが、紅白のアレでかなり止まったな」
シャ「紅白と言えば我々のパーソナルカラーだ。無論、このスレにもたらされる影響は大きい」
ア「こじつけにも程があるだろ…」
クェ「そういえば、紅白のアノ人の話題が以前あったよね」
>>121
牛「…すぐ後にアムロの方が近いと言われている。俺ではない」
ア「いや、やはりギュネイだろ」
牛「いーやあんただ!(アムロにグラサンとアフロヅラ装着)鏡見ろ!生き写しだ!」
ア「何だと!(ギュネイに同上)どう見ても本人だぞ!」
クェ「二人ともやめなよ!」
シャ「…聞いてないな」
ガシ!(互いに両腕を掴む)
牛「あんただあんた!」
ア「お前だろ!」
牛「何くそ!」
ア「このぉっ!」
二人「ぬうぅ~~~~~っ」
グルグルグルグルグルグルグルグル
ピタ!
二人「さて!ホントに似てるのはどっちでしょ~か!」
シャ・クェ「○っちかい!!」
253:通常の名無しさんの3倍
07/01/24 02:49:32
ちょwwww牛とアフロいつの間にネタ合わせする仲になってんだwwwwGJwwwww
254:通常の名無しさんの3倍
07/01/26 06:49:06
逆シャアを超えて分かり合えるニュータイプに成長したんだよ、きっと
255:通常の名無しさんの3倍
07/01/26 08:29:48
バカスwwwwwwwwwww
256:通常の名無しさんの3倍
07/01/26 18:34:06
保守
257:通常の名無しさんの3倍
07/01/27 00:48:44
アムロ「シャア、お前いつの間にヤフオクに自分のマシン出品したんだ?」
シャア「???何の話だ」
アムロ「ほれ URLリンク(page.auctions.yahoo.co.jp)
いくら貴様の専用機でもボッタクリ杉だろ」
シャア「いやまて、コレは私ではない。むしろ貴様が私の名前を騙って出品したんじゃないのか?
それより当分、というか下手すれば永遠にN○Kに出入りだそうだな」
アムロ「あれはギュネイかジョブだって。ヤツのことだ、綾小路に名前変えてまた出てくるさ
それより専用機、まさかファンネル付じゃないだろうな?」
シャア「だから私ではないといっているだろう」
ヤザン「へっへっへっ。赤く塗ってシャアとかニュータイプとか入れればきっと高く売れるだろう。
ジャンク屋冥利だな」
Z以降の酸欠がまだ治らないようで・・・
258:通常の名無しさんの3倍
07/01/27 18:29:39
ツノが無い・・・
259:通常の名無しさんの3倍
07/01/31 19:52:35
これほんとはライデン少佐のでは?
260:通常の名無しさんの3倍
07/02/02 16:05:21
保守
261:通常の名無しさんの3倍
07/02/02 17:06:37
>>258
ツノ付
URLリンク(page8.auctions.yahoo.co.jp)
262:通常の名無しさんの3倍
07/02/05 07:29:46
「ふっ、連邦の白い悪魔も存外不甲斐ない」
「なんだと!」
「ズゴックに角はあったか?」
「いや…まさか!」
「そうだ!>>257のTZR250は水陸両用なのだ!」
「ナンダッテ━━!!(AA略)」
その後、対抗意識を燃やしたアムロが大気圏突入可能なバイクを作っていたのは別のお話
「冗談の通じん奴め…」
263:通常の名無しさんの3倍
07/02/05 12:38:36 mBiN0sxZ
>>202
なるほど
>>257のバイクはミラーがジオング風のツノ代わりかと思ってたよw
264:通常の名無しさんの3倍
07/02/06 08:22:23
スレ違いだが
>>257のTZRだがタイヤメーカーのダンロップとミシュランとピレリ、
タバコメーカーのマルボロとキャメルとソノートのステッカーを1台の
バイクに貼るのはどーだろ。何でもかんでも貼りゃーいいってもんじゃねーだろ
265:通常の名無しさんの3倍
07/02/06 08:41:16
手持ちのステッカーあるだけ全部貼ったんじゃない?
266:通常の名無しさんの3倍
07/02/08 00:11:36
シャア「アムロ! 貴様ぁ!」
アムロ「な、何だ突然!」
シャア「それはこちらのセリフだ! 何だこの黒いゲーム機は! この間白いのを買ったばかりだろう!?」
アムロ「ちっ。バレたか」
シャア「何が新型のビデオデッキだ! 危うく騙されるところだったぞ!」
アムロ「騙される方が悪い! それにもうすぐ新作が出るんだ! これだけは譲れない!」
シャア「そう言って白いのを買っただろう! しかも、何だこのコントローラーの数は!」
アムロ「全部いるものだ!」
シャア「えぇい! 冗談ではない! そうやってソフト代を浪費するだけだろうに!」
アムロ「お前の色々な浪費に比べれば微々たる物だぞ、シャア!」
シャア「笑わせるなアムローッ!」
勢いで書いた。逝って来る。
267:妊娠
07/02/08 07:34:51
白い方が勝つわ・・・
268:通常の名無しさんの3倍
07/02/08 15:40:03
兄弟喧嘩みてーwww
269:通常の名無しさんの3倍
07/02/10 23:18:16
保守
270:通常の名無しさんの3倍
07/02/16 15:11:47
ホシュ!
271:通常の名無しさんの3倍
07/02/21 20:21:57
何だかグッと過疎化してしまったような…。
とりあえず保守。
272:通常の名無しさんの3倍
07/02/21 21:54:55
無理に保守してまで死守するようなスレか?
273:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 00:14:27
というお前のレスも保守に貢献しているわけだがw
274:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 01:07:58
みんな此処よりモノの言い易い他所に逝ったんだろうな
ここ、ぎすぎすして下手に軽口も言えないスレになっちゃたから
と、保守に貢献w
275:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 10:03:55
>273
埋め立てなら貢献してもいいw
糞スレマンセー
276:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 15:03:06
そんな糞スレごときに固執するお前は何なんだwwwwwwwwww
277:通常の3倍
07/02/22 16:40:48
アムロタソのムチムチのフトモモハァハァ・・・
278:通常の3倍
07/02/22 16:42:15
誤爆ったwww
279:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 16:48:57
>>278
おいwwwww
280:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 19:29:56
腐女子さんのオナニー小説はまだですか?
281:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 20:07:06 h5p9eZnD
カイオウが雑魚しか倒していない自称不敗の拳をカイオウが出したとき、カイオウはあっさり初見でかわされた
あげくに一撃いれられたわけだが、このときケンシロウはカイオウにカイオウのあざを見えるように
するために、カイオウの髪の毛の生え際ぎりぎりを切るという離れ技をカイオウにやっているんだよな。
カイオウに一方的に拳を入れるチャンスで、カイオウにわざわざこんなことをやるってどんだけ
カイオウとの間に実力差あるんだよ(w
本気だったらこの時点でカイオウ死んでる
282:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 22:41:16
2畳半がまとめスレにアップされてない…。
壷するしかないのか?
283:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 23:44:39
>>280
ここは変なヤツが荒らしに来るまでは某同居スレと違って腐れとは言えんスレだったんだがなぁ
腐れご希望なら他へ。
そうだな、種スレでも逝けや
284:通常の名無しさんの3倍
07/02/22 23:52:14
>>275
全く面白くなくなったからな
俺も貢献するよ
腐女子=「男性同士の恋愛」を扱った小説や漫画を好む趣味
さて、隠居スレで「男同士の恋愛ネタ」は幾つ出たでしょうか?
残り700使って思う存分議論して埋めちまってくれwww
285:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 00:12:33
>>284
書き込まずにそのまま落とせよ
286:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 00:29:57
そこまでここに憎しみ持ってるならログ消して無視しとけってw
あほらしい誤爆とかもいい加減みっともねーwww
287:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 18:10:52 bb6DEIG3
ここはageでしょう
288:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 18:30:34 2Yqvd5f6
腐女子の腐びょーんショーすかw
289:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 19:53:06
腐女子たんどこー?早くヒステリックに議論してよ!
290:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 19:59:07
絵馬たーん
291:通常の名無しさんの3倍
07/02/23 20:06:01
>>280-290は実は全員腐女子なんだよ!
292:通常の名無しさんの3倍
07/02/25 00:16:51
ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー!!
293:通常の名無しさんの3倍
07/02/25 00:44:45
>>291
>>1から全員じゃないの?
しかも腐れじゃなくて女の腐ったヤツ
書き込んだ瞬間俺も同じ穴の狢
294:通常の名無しさんの3倍
07/03/02 14:19:16
保守
295:通常の名無しさんの3倍
07/03/04 15:56:19 cPTSaypk
age
296:通常の名無しさんの3倍
07/03/04 22:15:31
アムロのフトモモムチムチ保守
シャアもそこに惚れたに違いないwww
297:通常の名無しさんの3倍
07/03/07 14:13:53
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
ドコモの最新ラジオCM一覧
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「弟のはじめてのデート」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「アキバでショッピング」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「アニメの時間」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「中トロの刺身」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「兄さん太ったね」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「結婚」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「ツンデレ」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「兄弟の真実」篇
URLリンク(www.nttdocomo.co.jp)
「うらやましがる兄」篇
(他数本あり)
出演者 古谷 徹 池田 秀一 小山 茉美
298:通常の名無しさんの3倍
07/03/12 22:11:38
保守
299:通常の名無しさんの3倍
07/03/21 12:54:16
保守
300:通常の名無しさんの3倍
07/03/31 23:54:43
(▼-▼)300
301:通常の名無しさんの3倍
07/04/06 02:34:02
保守
302:通常の名無しさんの3倍
07/04/13 01:15:38
保守
303:通常の名無しさんの3倍
07/04/20 19:53:56
保守
304:通常の名無しさんの3倍
07/04/21 00:49:10
明日で1年、傍観者の立場から見てよくもったもんだ
305:通常の名無しさんの3倍
07/04/28 19:41:26 6Jvon184
hosyu
306:通常の名無しさんの3倍
07/05/19 04:12:49
ほ
307:通常の名無しさんの3倍
07/05/26 18:39:47 bbRv4b6b
わーい
308:通常の名無しさんの3倍
07/06/08 22:53:41 CdLbfADb
隠居?
309:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 19:03:22
このスレも隠居するようですね
310:イノセンス2 1
07/07/01 03:45:01
地球落下後、七日目。
過疎地を経由し、人目を気にするあまりろくに寝られない逃走の日々が続いていたが、
その二人の男にはそれも今日で終わりだということが肌で理解できていた。
良くも悪くも。
ヴァールにある空軍基地を目前にして車を乗り捨てた二人は、最後の晩餐だと言わん
ばかりの、少しだけ豪勢な夕食を食べていた。
カウンター席に座る二人の間に会話はない。露地栽培ものの野菜や天然素材のハムを
ただ黙々と口に運んでいた。
金髪の男が最後のチーズのかけらを口にしたのを合図とするかのように、赤茶色の髪
の男は席を立った。
ひどく疲れた様子のその男が店を出て行き、金髪の男は五分してから店を出た。
金髪の男が安宿に戻ると、そこには先ほどの疲れた男がいた。疲れた男は金髪が部屋
に戻ったのと入れ違いになるように、肘にパッチのあたったコールテンのジャケットに
袖を通しながら言った。
「テーブルの上に基地の見取り図がある」
「どこへ行く、アムロ」
「情報屋に会ってくる」
「カラバ時代のコネか」
「状況開始は翌朝マルヨンサンマルを考えている。……骨折は平気か?」
「ああ、おかげさまでな」
「今のうちにベッドで寝ておくんだ。翌朝は働いてもらう」
「ああ」
こうしてアムロは宿を出て行き、金髪の男……シャアとは別行動をとることとした。
シャアは電灯を消した室内でゆるゆるとベッドに寝そべり、三十秒後には軽い寝息を
立てていた。
311:イノセンス2 2
07/07/01 03:46:00
翌朝、マルヨンサンマル。
雲量、五。
気温、摂氏四度。
ヴァール基地のセキュリティ─赤外線レーザーと監視カメラはアムロの仕入れた情
報で難なく切り抜けられた。問題は物見櫓とサーチライトだが、こちらも地元の若い連
中から聞いた情報と怠慢な連邦兵のおかげでくぐり抜けられた。
シャアは走ると肋骨に響くらしい。そのおかげで迅速な行動は期待できないが、アム
ロの手引きで物陰を巧妙に伝い歩き、ずらりと並んだ格納庫のひとつに潜り込むことに
は成功した。
中にはスクランブル発進に備えた高々度迎撃用ブースター装備のセイバーフィッシュ
4が駐機されていた。
それを見てアムロは小さく口笛を鳴らし、装備を確認した。燃料は満タンだが武装は
バルカンしかなかった。しかし充分だった。
「さすがだ、ルオの情報は質がいい」
「香港のルオ商会と連絡を取ったのか」
二人は背中に背負っていたバックパックからパイロットスーツを出して身につけて、
かわりに今まで着ていた服をシャアの側のバックに詰め込んだ。
「正確にはロンドンのルオ・トレーディング社さ。ステファニー・ルオと直接会話がで
きた訳じゃない」
「ルオには借りが出来たな。貴様にも」
「お前を野放しにできないだけだ。……早く乗れ」
シャアが苦労して機体に乗り込んでいる間に、アムロは格納庫のシャッターを開ける
ための細工をしていた。
シャアが前部座席のイグニッションを入れて暖気運転を始めると同時に、アムロはス
クランブル要員用酸素パックを盗んでタラップを駆け上がり、後部座席に座ってリモコ
ンスイッチを押した。
格納庫のシャッターがゆっくりと上がって行く。朝焼けの空が徐々に見えてくると同
時に、まわりにある建物に明かりがともり、警報音が鳴り響いた。
「シャア、タキシングに入ってくれ」
「了解だ」
血相を変えて出てきた警備兵をサブマシンガンで牽制しながら、アムロがそう促した。
機体はゆっくりと早春の大気の中へと動いて行った。
滑走路を使わずにエプロンだけで離陸したセイバーフィッシュ4は、そのまま南東の
方向へ飛び去った。
後を追う迎撃機が離陸したのは、それから四分後のことだった。
312:イノセンス2 3
07/07/01 03:47:00
同日、マルロクヨンマル。
エーゲ海上空、3万メートル。
敵影、3。6時30分の方向。
太陽はすでに目の前に上がっていた。四分遅れで追尾してくる迎撃機を振り切るため、
シャアとアムロはセイバーフィッシュ4を太陽の方向に進めていた。すでに空は青では
なく、徐々に黒みがかってきていた。
振動で震えるコクピットで、シャアは口を開いた。
「……何故私を助けたのだ」
「言っただろう、貴様を野放しにできないからだ」
「野放しにできないのなら殺せばいいだろう」
この男はまだそんなことを言っている。
シャアにとっての今回の戦争は、複数の動機付けをすることができることはアムロに
も理解できていた。その中の理由に、地球連邦軍という体制の中に取り込まれた自分や
ブライトの排除も含まれていることはわかっていた。野放しにできないから殺そうと考
えるのはお互いさまなのだ。
しかし今のアムロが感じたことは、シャアの心の輪郭が深い悲しみと脱力感と諦めに
彩られているということだった。まるで何かに命を吸われたように。
アムロはそんなシャアの心根に触れて悲しい気持ちを味わった。
「私はラサの市民、そしてネオ・ジオンとロンド・ベルの数多くの将兵を殺した大罪人
だ。この罪を購うのには、私は自らの生命で清算することしか思いつかん」
目の前で揺れる、前席に座ったシャアのヘルメットを凝視しつつ、アムロは手の中の
サブ・マシンガンのグリップを強く握りしめた。
いつの時代でも自分の前を歩んでいたシャア。ライバル心もあり、殺意もあり、尊敬
もあった。しかしそんな男が今さら自滅願望の安っぽいヒロイズムを振りかざすなど、
アムロに許せる話ではなかった。
しかしそれはシャアの側から見れば、前を歩んでいたのはむしろアムロだ。シャアは
それに焦り、いらだち、排除しようとした。そしてシャアは負けたのだ。
313:イノセンス2 4
07/07/01 03:48:00
そんなことを語るシャアに無性に腹が立ち、アムロはかろうじて言葉を絞り出した。
「思い上がるな。貴様の命は貴様のものさ。他の誰の代わりもできない」
「ならば私はどうすればいいのだ。あの日からララァは何も語ってくれない」
「死人が何も言うもんか」
嘘だ。死人は生き残った人間の心の中に棲み付いて、魂を引っ張る。それはシャアと、
そしてララァと初めて会った15歳の頃から、アムロの中では変わらない真理だった。
それが自分の心が生み出す幻影に過ぎないと頭では理解していても、だ。
だがアムロはあえて冷たく言い捨て、こう言葉を続けた。
「生きて償うのさ」
「馬鹿な。生きて贖罪のできる範囲を私は超えている」
「頭でっかちのインテリはすぐに理屈でものを片付けようとする」
「何」
「それなら貴様は、死んで当然の状況で生き残ったことをどう説明付けるんだ。たまに
は神様が与えてくれた奇跡ってものを信じてもいいんじゃないのか」
「奇跡か……」
「そろそろ仰角を取って大気圏を離脱するぞ」
すでにヴァール基地の迎撃機は引き返していた。おそらく低周回軌道上の連邦軍基地
にも連絡が行っていることだろう。
当初考えていた通りレザンの旧型なら月まで行って乗り捨てられたはずだが、盗めた
のがセイバーフィッシュ4ではそうはいかなかった。一度大気圏を脱出してから再度地
球に接近して、スイング・バイで加速を得てからサイド1の暗礁空域に逃げ込む算段を
考えていた。
仰角を68度にまであげてからブースターを点火。激しい振動に肋骨が悲鳴を上げる
のか、シャアがうめき声をあげる。流入計と高度計が狂ったように針を踊らせていた。
「貴様……も、連邦軍には……ぐっ……いられんな……」
「貴様を……見届ける……のは、約束だ……からな……!」
「ふ……ん、それなら……世捨て人を……演じてみせる……までだ」
「いい……だろう……何かことを……起こせば、次こそ……望み通りにして……やる」
加速Gに耐えながらそんな宣言をする二人の男の眼前に、微笑みのイメージが見えた
気がした。それが誰なのか─ララァ・スンなのか、クエス・パラヤなのか、それとも
他の誰かなのか。そのあまりに純粋無垢で柔らかな微笑みは、二人には女神の祝福のよ
うに感じられた。
そして二人は宇宙へあがった。広大で自由なソラへ。
(fin)
314:通常の名無しさんの3倍
07/07/01 20:16:39
うわぁ!?
いつのまにか職人さん帰ってきてる!?
続き読みたかったんです、有難う!
相変わらずGJです
315:通常の名無しさんの3倍
07/07/01 22:12:36
イノセンス乙です
腐れは帰ってこないと思いますんで安心してこのスレ使ってください
316:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 09:32:13
あ、職人氏が帰ってきてる。
続きありがとう!!
317:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 00:23:25
お互いがお互いを危険視して、自分が抑止力となろうと決めると、
必然的に隠居になるのではないか?と思ったから続きを書いた。
ま、どっちかが死ねばそんなことなかったんだろうけど。
ちなみに書いたのは初代スレ98氏じゃないっす。
318:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 00:01:35
ほしゅ
319:通常の名無しさんの3倍
07/08/04 18:49:07
ホシュ!
320:通常の名無しさんの3倍
07/08/10 00:32:38
ほす
321:通常の名無しさんの3倍
07/08/11 23:26:06
奴らの思惑どおりそろそろ落ちるね
322:通常の名無しさんの3倍
07/08/24 07:03:02 DR8yv9r/
ん?奴らって何
323:通常の名無しさんの3倍
07/08/25 15:47:28
保守
324:通常の名無しさんの3倍
07/08/26 00:23:38
みんな落ちちゃえ-!!
325:通常の名無しさんの3倍
07/09/08 06:14:55
保守ついでに何か話そうや
326:通常の名無しさんの3倍
07/09/08 20:14:11
メカもの書いてた職人さんが好きでした
327:通常の名無しさんの3倍
07/09/08 22:07:37
>>320
メカものの職人さんは頼めば帰ってきてくれるかもね
もし、このスレ今でも見てたらの話だけどね
328:通常の名無しさんの3倍
07/09/17 21:06:09
季節感完全無視してバレンタインの話書いてしまったのでそれまでは残ってて欲しいとおもったりしてみる。
はい、流してください。
329:通常の名無しさんの3倍
07/09/17 23:08:25
>>328
you今投下しちゃいなよ
330:通常の名無しさんの3倍
07/09/18 21:54:55
んじゃ、今の時期でもおかしくないようにとりあえず手直ししてくる。
331:過ぎ去りしヒビ。1
07/09/19 22:40:14
『あの事件』から、早くも半年。その事件のあったあのアパートを引き払ってからは3ヶ月たった。
私としては気に入っていたのだが…。まあ、背に腹は変えられん。
今はアムロがこれからの計画のためか、ヨタハチをまた改造している。
そして、私は…。
私は、今やっと『あの事件』の顛末を記すことを決めた。
元々そんなつもりなど無かったのだが、まあ、することもないということもあるし、何よりもこの『記録をする』という行為が楽しくなってきたこともある。
去る2月13日。
一人の男が女と向かい合っていた。
場所はカップルがやけに目立つ公園。それもそうだろう。その日はバレンタイン前日と言うこともあり、公園には多くの屋台が並んでいた。
その中心。噴水がキラキラとネオンをはじき返すその場所で、女は男に言った。
「ごめんなさい。私、アナタとは付き合えないの…」
「そんな…」
周りがバカップルで埋め尽くされてはいたが、その一角はまるでツンドラ地帯のような冷たさであった。
「そんな、どうしてなんだ? どうして…」
「私…他に好きな人がいるんです…。ごめんなさい!」
女はそれだけ言い残すと、男を残して走り去って行った。
残された男は呆然とし、そして、突然気が狂ったかのように笑い出し、危うく警察に連行されかけたのだった。
332:過ぎ去りしヒビ。2
07/09/19 22:43:53
そして、その翌日。つまり、2月14日。
小さな事件が起こったのは、ギルバート・キシク(本名・シャア=アズナブル等諸説ありの男)が一仕事を終えて、まあ、いつもどおり朝帰りになった日のことである。
あるコロニーの某ジャンク街。
先ほどの公園と同じコロニー内ではあるが、こちらはバレンタインなぞどこ吹く風といった雰囲気である。
その一角に立てられたアパート。色ははがれかけ、ところどころの壁にはツタが這い登っている姿は、その町によく似合ったアパートと評される程度だった。
まだ、そのコロニーに朝日が差し込み始めたばかりの時間。カンカンカンと音を立てて一人の男がアパートの階段を登っていた。
わざと崩した金髪に黒い大き目のサングラス。彼の着ているスーツは、お世辞にもこのうらぶれたアパートに似合っているとは言いがたい。
右手には近くのコンビニで買ったであろうか白いビニール袋が握られ、左手にはスーツの上着を持ち、それでも歩きながらポケットを探ってキーホルダー付きのキーカードを引っ張り出した。
そして、ある扉の前で立ち止まると、キーカードを差し込もうとして一旦動きが止まる。そして、右手に持っていたビニール袋の中身をゴソゴソと調べた。
「…朝食のパンに、牛乳。まあ、頼まれていた卵は賞味期限が怪しいが、まあ4つしかないからな、文句は言わせん」
そう、ブツブツと呟くと、再びビニール袋を右手だけに持ち、左手でキーカードを差し込み、引き抜く。ピピッという小さな音が響き、カチャンと音を立てて鍵が開く音がした。
ガチャリと扉を開けて中に入る。
「…」
返事は無いが、彼は気にせずに扉を閉めた。オートロックのためか、ガチャンと鍵がしまる音がやけに大きく響く。薄く開いたカーテンの隙間から朝日が入り込み、3畳程度のキッチンを照らす。
ふと、男は腕時計に目をやる。古風なアナログが8時30分を指していた。そして、違和感を感じる。この時間帯ならば『彼』は既に起きて朝食の準備をしているか。そうでなくとも、テレビをつけているはずなのだ。
『彼』は夜どんなに遅く寝ても(たとえ睡眠時間が分単位でも)この時間には起きている。それが日課である。
しかし、辺りに広がるのは静寂のみ。
「…アムロ? まだ寝ているのか?」
思わず呼びかけながら中へ進む。キッチンにはいないことをしっかりと確認し、(一度、何故か床で寝ていたアムロを踏み潰した)居間へ向かう。
しかし、そこにも彼の姿は無く、ただいつだったか拾ってきたちゃぶ台テーブルが置いてあるだけだった。その上を見るも、昨夜出て行ったときと同じく3分の2を機器類などのよく分からないパーツが占めている。
そして、最後にアムロ個人の部屋と化しつつある寝室へ手をかける。
「…」
ふと、その瞬間、何かが頭をよぎった。強いてあげるならば、笑顔のまま自分に拳銃を向ける妹の姿か。とりあえず、そんな最悪の事態を予想させるような第六感。
ニュータイプの力がやや弱めな彼でも、それは思わず動きを止めるほどの感覚であった。
「アムロ?」
一旦ドアノブから手を放してノックをする。しかし、返事は無い。
「開けるぞ」
ガチャリと扉を開けると、最初に目に入ったのはつきっぱなしのノートパソコンの画面だった。文字が羅列している。そして、その薄明かりに照らされるようにして、彼は倒れていた。
「おい、寝ているのかアム…」
言葉が唐突に途切れる。ただ横になっていただけなら別に驚くことは無かった。
ただ…、彼の目は見開かれていたままであって。
思わず手から力が抜け、グシャッという嫌な音がする。
卵が全部だめになったということを冷静な頭の一部で理解しながらも、駆け寄り抱き起こす。
「アムロ!」
思わず名を呼ぶ。それは無駄な行為ではないのかと、またも自分に冷静にささやかれる。
だが、彼の口からこれ以上絶叫が飛び出ることは無かった。
「…眠…邪魔…」
落ち着いた呼吸音が聞こえるのと同時に、そんな寝言か何かも聞こえたからだ。
その日の隣人の証言によれば、8時30分頃、隣の部屋の住人の『歯ァ食いしばれ!!』という叫びと共になにやら生々しい音が響き渡ったトカ。
333:過ぎ去りしヒビ。3
07/09/19 22:47:13
11時前後。むっすぅとした顔のアムロはちゃぶ台から動こうともしない。そのぬれたタオルを当てている右頬は、わずかにはれているようだった。
「何で殴るんだよ、シャア」
そして、呟くように言う。シャアはピキッと青筋を浮かばせながら今手に持っているフライパン(卵4個使用のスクランブルエッグ入り)を投げつけてやりたい衝動を抑えた。
「何で…だと?」
そして、ぐるりと振り返りながら言い放つ。
「貴様が目を開けたまま寝てるからだ!! しかも、ピクリとも動かず!!」
「別にどう寝たって俺の勝手だろ?」
「今までそんなことは全く無かっただろう! 貴様、某アニメのミドリ色した大魔王か!?」
「また、そういうマニアックなネタを…」
アムロはそう言いながら温まってきたタオルを一旦頬から離す。
「まあ、俺も悪かったよ。ここ1週間ろくに寝てなかったんだし」
アムロのその言葉に、叫んだことによってやや怒りが減退したシャアは落ち着いた動作で、皿にフライパンからスクランブルエッグを移す。
「それに、昨日の夜…。じゃなかった、今日の夜? …から、さらに厄介なことになったし」
シャアはそう続けられたアムロの言葉に僅かに眉をひそめた。その時チーンと音がして旧式の電気トースターが2枚のトーストが出来上がったことを知らせた。
アムロは立ち上がると、慣れた手つきでそれらを一枚ずつさらに乗せて冷蔵庫から牛乳とジャム瓶(ブルーベリー)、ケチャップを引っ張り出すとちゃぶ台へ運ぶ。
そして、ガラガラと少々乱暴に3分の2を占領してたパーツを2分の1まで押しやった。
そして、シャアはスタスタテーブルに近づき、手に持った皿とコップを置いた。
「いただきます」
「…いただきます」
いつの間にか言うようになったそれを自然と言い合うと、シャアは尋ねた。
「それで、厄介なこととは何だ」
だが、そう言いながらもしっかりとジャム瓶とスプーンは確保している。アムロは牛乳を自分のコップだけに注ぎながら、
「テレビをつければ分かるよ」
と、言う。シャアは少々不満げな顔をしたが、リモコンのスイッチを押した。パッと画面が明るくなり、ニュース番組らしいそれを見つめる二人。
『~というわけで、みなさんにはしばらくの間、ネットを自粛していただきたいのです』
いかにも『教授』と呼ばれそうな恰幅のいい男が、隣に座る女キャスターに言う。女キャスターは頷くと、カメラに向き直って言う。
『繰り返しお伝えします。昨日の夜24時、ネット上に悪質なコンピュータウイルスが発生しました。これは「チョコレイト」と言うウィルスで…。詳しい原因と対処方法は、追ってお伝えします。繰り返します…』
シャアは何か恐ろしいものを見るような目でゆっくりと視線をテレビからアムロに移す。アムロはしばしきょとんとしてそれを受けていたが、はっとすると、
「俺じゃない!!」
と、叫ぶ。半信半疑のシャアの表情にアムロは大きくため息をついた。
「むしろ、被害者だ。クソ、せっかくシュミレーションがうまくいきかけてたのに…」
そして、やけ食いのようにムシャムシャとパンをほうばる。シャアはその姿を見てウソではないと判断したのか、
「それで、朝までソレと格闘してたのか?」
「ああ。何とか半分ぐらいはセーブできたけど、もう半分は…」
そこで、ため息をつくと、「計算やり直すの面倒だな」とテレビを見ながらアムロは呟く。そして、はっと何かに気がついたかのようにシャアを見て、何かを言いかけて、口を閉じる。
「何だ?」
「あ、いや…」
一瞬、言おうか言うまいか迷っている風のアムロ。シャアは無言で催促する。アムロはもごもごと呟いた。
「…シャアのとってた株のデータ。……飛んだ」
丁度その時、テレビがCMに入ったのだろう『ダダダダ、ダダダダ、ダーダー』という某火スペのメロディが流れる。それは、やけに今の彼らの状況にマッチしていた。
334:過ぎ去りしヒビ。4
07/09/19 22:50:04
物凄い勢いでならされる電話。頭痛が酷くなってきた彼はヨロヨロと近くのイスに座り込んだ。場所はコロニー内の通信管制社。民間でありながらも少しずつ業績と信用を獲得しはじめたばかりの会社だった。
彼はそこの社長。父親がいる連邦の通信管制から独立してはや7年。この先もうまくいけるかもしれないという期待を抱いた矢先に、このコンピュータウイルスの事件。まさに、不幸というしかない状況だった。
「スィーホース社長」
そう呼ばれた男はゆっくりとそちらを見る。そんなつもりは無かったのだが、瞳が鋭かったせいか相手、秘書のイレナはビクリと体をすくませた。
シーホースは少なくとも、またも巻き舌で自分の名を呼ばれたことに腹が立ったが、ソレは無視する。
「何だ、こんな時に」
「それが…民間人の方が協力してくださると」
シーホースは僅かに目を細める。秘書は慌てて付け加えた。
「あ、いえ。もちろん、怪しい方ではありません。何でも、アナ・ハイムで通信系のメカニックをやっていた方々で…何かお手伝いは出来ないかと……」
最後の方は途切れ途切れになってきている秘書。僅かに涙目だ。
「社長! イレナを苛めないでくださいよ!」
第二秘書、バルトの言葉に、シーホースは思わず額を押さえる。シーホースとしては、全くそんなつもりは無かったのだが。
そういえば、久々にあった友人も
「相変わらず目つきが悪いねー。だからお嫁さん貰い遅れるんだよ」
と言っていた。
はっきり言って余計なお世話である。笑顔で同じことをのたまう友人を脳内で殴り倒すと、彼は立ち上がって言った。
「会うだけ会ってみるか。イレナ案内を」
「は、はい」
「バルトはケルン専務に一時的にここの権限を預けると伝えろ」
「はい」
そう言うと、既に地獄と化していたオペレータールームにバルトを残し、彼はイレナと共に応接間へ向かう。イレナは素早く先に行き扉を開き、シーホースは当たり前と言う表情で中へ入った。
そこにいたスーツを着た二人の男は、すっとソファから立ち上がる。金髪でサングラスをかけた男と赤毛で少しいずらそうな男。
シーホースは失礼にならない程度に二人を見ると、軽く挨拶を交わしてソファを進める。
「私が、社長のシーホースです。あなた方は?」
「申し送れて失礼しました。私たちはこういうものです」
金髪の男の方が慣れた手つきで手帳を開く。シーホースはそこにあったエムブレムを見つめて言った。
「…なるほど。連邦軍の方でしたか」
「今は私用の休暇でこのコロニーに。軍には内密にお願いします」
金髪の男はそう言って手帳をしまう。シーホースは言った。
「分かりました。そちらの方は?」
「ああ。彼は私の部下で助手です」
『部下で助手』という言葉に、赤毛の男は何か言いたそうな顔をしたが、結局は黙っている。
「それで、ご用件は?」
「先ほどお伝えしたが、我々は連邦軍でメカニック…主に通信系のそれをやっています」
金髪の男――キシクがそう言う。シーホースは軽く頷いて先を促す。
「このコロニーには休暇で何度もお世話になっています。それで、何かお手伝いできないかとここへ来た次第です」
「(いけしゃあしゃあと…)」
その言葉に赤毛の男――ディヴィスだったか。が何故か頭を抱えて何かを呟く。しかし、聞こえなかったシーホースはソレについてはあえて聞かずに、再び尋ねる。
「今回の騒動はご存知ですか?」
「ニュースで聞いた程度ならば」
シーホースはしばらく考え込んだ。いつもの癖で右手で口元を覆い、メリットとデメリットを天秤にかける。ふと、ディヴィスが口を開く。
「現代では通信が使えない状況となれば、どんな大惨事につながるかも分かりません。協力させていただけませんか?」
シーホースは目線をディヴィスに向ける。そして、一度目を閉じた後開いて、言った。
「分かりました。ご協力お願いいたします」
335:過ぎ去りしヒビ。5
07/09/19 22:54:20
「…まったく。いつもこういう無茶を言う」
アムロはブツブツと言いながら、物凄い速さでキーに指を滑らせる。その後ろでその言葉を聞いていたのかいなかったのか、シャアは言った。
「文句を言うならこのウィルスを作った奴に言え」
アムロは口を尖らせて文句を再び言う。
「株のデータなんて、いつだって採集できるだろ?」
「…そういう問題ではないのだ」
しばしの沈黙の後、シャアはぼそりと呟き、アムロは思わず眉をひそめた。
再び、沈黙。
「それで、どうにかなるんだろう?」
それを破ったシャアは、アムロに当たり前のように言った。
「どうにかできなくてもしろって言うんだろ。するに決まってるよ」
「それでこそ、私のライバルだ」
「だったら、そっちもライバルらしいことをしてみたらどうだ」
「それこそ無理を言う」
そんなことを言い合っている二人が今いるのは、例の会社の『総合通信制御室』。
社長と社員達の話によれば、そこにはネット通信のすべての情報が収束・蓄積し、そして再びネットの海へと拡散していく場所らしく。ウィルス「チョコレイト」も一旦ここにストックされたらしい。
すでにその『総合通信制御室』全体のコンピュータもウィルスに犯されたらしく、既に廃棄された場所の様相をかもし出していた。
アムロが現在やっているのは、そのコンピュータを解析し、あわよくば「チョコレイト」の発信者を特定しようと言う作業だ。
が、前記したとおり既にコンピュータは意味不明な文字の羅列しか並ばせることしかできなくなったらしく、アムロは苦戦を強いられていた。
ちなみにシャアはすることが無いため、アムロの指示に従ってコードの配線を変えたり荷物もちをしていたりする。
「レッドのコードをBに」
「うむ」
「A-243のコンピュータを再起動」
「…これか?」
「デコイを使う。ハロを」
「ああ」
「マイナスドライバー」
「こっちだな」
「あ、C-15のコンピュータのコンセントを抜いて強制遮断」
「了解した」
「その場で優雅な飛び込み前転だ!」
「任せ…って、アムロ!」
本気でやりかけたシャアははっとして叫ぶ。アムロはなにやら「チッ」と舌打ちをする。さらにシャアが何か叫びかけて口を閉ざした。彼らのいる『総合通信制御室』の扉が開いたからだ。
現れた男女一人ずつは、確か社長の秘書二人だったと、シャアは思い出す。アムロは素早くハロの音声スイッチを切った。
そして、近づいてきた女性――イレナは手に持っていたトレーを差し出し、
「コーヒーですが…良ければどうぞ」
「ありがとう」
シャアはカップをとり、アムロもまた受け取ると、数個小さな包みのキャンディもつまむ。男の方――バルトは手持ち無沙汰に尋ねた。
「あの、それで、何かわかりましたか?」
アムロはその言葉に僅かに目を細めるが、次の瞬間には何事も無かったかのように笑みを浮かべると、
「いえ、何も。なかなか厄介ですね」
シャアはそんなアムロの行動に気づいてか、サングラスの奥の瞳を鋭くバルトに向ける。そんなことも露知らず、バルトは言った。
「そうですか。どうか無理はしないで下さい」
「…ええ。わざわざありがとうございます」
「ええ。では、イレナ…」
「あ、私。社長からこの二人のお世話をするようにと」
「…そうか。判った」
バルトは「では失礼します」と言って、去る。カップをイレナに返すなり再び没頭し始めるアムロを横目に、シャアは呟いた。
「なるほど」
「え?」
ソレが聞こえたのか聞き返すイレナに、シャアはいつものマダムキラー(?)微笑を浮かべて、「何でもありません」と言ったのだった。
336:過ぎ去りしヒビ。6
07/09/19 22:56:47
それから数時間後。アムロとシャアは席を外したイレナのいぬまにと、ハロやらお互いへの罵声やらを駆使しながら解析を進めていた。
アムロが言う。
「…それにしても、三文小説じゃあるまいし」
シャアが答える。
「まあ、事実は小説よりも奇にはならないということだ」
「三流小説にもないような隕石落としをしようとしたくせに、よく言う」
「前言撤回。それを止めたお前がいる限り、やはり事実は小説より奇なりらしいな」
「そうだな。どんな小説家でもシャア=アズナブル総帥がロリコンだなんて書かないからな」
「…アムロ。解析が進まないからと言って私に八つ当たりするな」
「チッ」
何度目かになるか判らない舌打ちをアムロはする。シャアは「やれやれ」と肩をすくめると、ついさっきのショートで千切れたコードをまとめ始める。
「見つけた。見ろよ、シャア」
「ん?」
アムロの言葉に、シャアは彼の指す画面を覗き込んだ。
「これは?」
「ここの通信ログだよ。最後のコレが『チョコレイト』の発信源だ」
「…やはりな。それにしてもネーミングセンスがゼロだな。あの男は」
その言葉にアムロは思わずオドロキをあらわにしながらも、ハロをそれに接続した。
「何だ、気づいてたのか? と言うか、いつ?」
「イレナ嬢がコーヒーを持ってきてくれた時だ。君より恋愛経験は豊富だからな」
「それを言うなら、修羅場の数だろ」
「それこそ貴様に言われたくはないな」
どうやら今回の舌戦の勝敗も決まりそうな時、ガクンという音と共に『総合通信制御室』の電気がすべて消えた。
その『彼』は拳銃を両手に持つと、暗視装置によって見える、金髪の男がいる場所へ向かって走り出した。金髪の男が振り向くが、遅い。
が、何故かその男はニィっと笑った。そして、『彼』は転んだ。
「うぐっ!?」
盛大に腹を床にぶつけた後、暗視装置で足元を見れば、いつの間にかそこにはピンと張られたコード。ガクンと音がして再び電気がつく。彼は眩しさに思わず暗視装置を投げ出した。
「動くな」
銃身が頭に突きつけられる感触。恐る恐るそちらを見ると、右手にピンと張ったコードを持った金髪の男が、左手に持った拳銃を自分に突きつけているのが見えた。
「こんなトラップで転んでくれるとは、ありがたいな。…良いぞ」
そして、言う。すると、ハロを持った赤毛の男が隠れていた場所から現れ、画面を覗き込むと、言った。
「あ、やっぱりデータが消えてる」
「何!?」
「表示したままで電源落とされたんだ。たぶん、復帰は…」
そんな二人の会話を聞いていた『彼』は、思わず笑みを浮かべる。金髪の男が、やれやれと肩をすくめるのが見え――ガンッ!
後頭部に衝撃を受け、『彼』は思わず呻く。そして、そのまま意識を手放す。ちなみに、『彼』の最後に見えたものは、ハロを両手で抱え「あ、少し凹んだ」と呟く赤毛の男の姿だった。
337:過ぎ去りしヒビ。7
07/09/19 22:59:17
“
「アムロ、そういえばこの間そのハロの外装を取り替えてなかったか?」
「ああ。ガンダリウム合金に」
「…」
”
カタカタと滑らかにキーボードを叩くその男に、
「良いご身分だな、シャア」
つなぎをかなり汚したままのアムロは、そう呻くように続けざまにシャアに言った。
「俺に改造は押し付けて自分は小説家気取りか?」
そういわれたシャアは、ノートパソコンからアムロを振り返って言った。
「あの日の記録をとっていたまでだ。読むか?」
「遠慮しておくよ」
アムロはひらひらと手を振って、着替えを引っ張り出す。ちらりとそれを見た後、シャアは視線を画面に戻し、思い出したように言った。
「ああ、それと、あの男…バルトだったか? 裁判が終わったらしい」
「早いな。どうなったんだ?」
シャアの言葉に、アムロが思わず尋ね返す。シャアはカチリと画面をネットニュースのページに切り替え、アムロはそれを覗き込んだ。そして、拾い読みをする。
「えー、甚大なる被害…ああ、救急車が動けなくなったのか。火事もあったみたいだな…自己中心的な犯行…無期懲役か…。厳しいけど、こんなもんだろ」
そう勝手に言うと、バスルームへと向かう。シャアはアムロが見えなくなると、再び画面を切り替えて、キーボードを叩き始めた。
338:過ぎ去りしヒビ。終
07/09/19 23:01:34
シーホースは、目の前で何だか通常の3倍は大きいたんこぶを作って気絶したバルトと、ディヴィスの差し出したデータの中身を何度も見比べた。
そして後ろでオロオロとしている秘書に言う。
「イレナ」
「は、はい!」
「ホットチョコレート」
「………は??」
「後、医者と警察もだ」
「は、はい! ただ今!」
バタバタと『総合通信制御室』から出て行く秘書が見えなくなると、シーホースは言った。
「まさか、バルトが…」
ディヴィスが言いにくそうに、だがハッキリと告げる。
「何とか修復した記録のアクセスに社員証と、証明用の網膜キーを使っています。間違いようはないです」
シーホースはその言葉に頭を抱える。そして、尋ねる。
「動機は? …いや、すまない。こればかりは本人に聞くしかないな…」
ディヴィスとキシクは一度顔を見合わせて、キシクが言った。
「恐らく、イレナ嬢がですね…」
「イレナが?」
いいにくそうなキシクに、シーホースは訝しげな表情になる。
「彼をフッたのではないでしょうか?」
そして、続けられた言葉にきょとんとした顔になる。そして、それが徐々に驚きの表情となり、バルトを見た。
「ま、まさかそれで自暴自棄になって?」
「「…」」
無言で二人が肯定すると、シーホースは大きくため息をついて頭を抱えた。後に、ディヴィスことアムロは言う。
「第一、ウイルスの名前からしてそんなのだったんだ。バレンタインデーに『チョコレイト』っていうウイルス…。察しは着くだろ」
と。
やがて、茫然自失の状態から立ち直ったシーホースは、ディヴィス達に言った。
「…何はともあれ、ありがとうございました」
キシクは言う。
「いえ。ただ、軍には我々のことは内密に願います」
「はい、わかっています」
「そういえば――」
シャワーを浴びてきたらしいアムロが、テレビをつけながら言った。
「あの社長、あの子と結婚するらしいよ」
「そうなのか?」
代名詞ばかりの言葉にもかかわらず、見当がついたシャアはキーボードを叩く手を休めて尋ねる。
「ああ。本人以外は大体予想してたらしくてね、『やっとかよ』ってことらしいよ」
アムロの言葉にシャアは思わず笑う。テレビの中では、噂の人物が臆することなく記者会見に臨んでいる姿が映し出されていた。散々再放送されているそれからチャンネルを変えると、アムロは続ける。
「…まあ、何にしても丸く収まったじゃないか」
と、笑う。が、ふと、気がついたように言った。
「にしても、シャア。何でもまた株のデータくらいであんなに怒ったんだ?」
シャアはぎくりと僅かに肩を強張らせる。アムロはソレに気づいてか気づかずにか、テレビのチャンネルを変えながら言葉を続けた。
「あのフォルダだけ、わざわざパスワードかけて俺にも見れないようにしてたし…。おい、シャア。聞いてい――」
振り返って、アムロは言葉を失った。
先ほどまでノートパソコン(倹約のため二人兼用である)と向かい合っていたはずのシャアの姿が消えていたからだ。
そのアムロの耳に、バタンという扉の閉まる音が響く。
アムロはその意外な行動に思わず唖然とし、
「まあ、そこまで言うのがいやなら聞かないけど…」
と、聞こえるはずの無い言葉を呟いた。
シャアは行くあてもなく出てきてしまった自分の墓穴行動に、思わず頭を抱える。
にしても、彼にしては言えるはずは無い。そのフォルダに、妹とのやり取りが入っていたなどと。
とりあえず夜風に吹かれながら、彼は何となく空を見上げた。
遥かかなたまで見通せる、真空の宇宙を。
339:過ぎ去りしヒビ。あとがき
07/09/19 23:03:36
投下の後押しありがとうございました。
流し読みで頼みます。
340:通常の名無しさんの3倍
07/09/19 23:35:27
妹とのやり取りねw
(・∀・)ニヤニヤ
341:通常の名無しさんの3倍
07/09/20 01:09:34
久々にここでSS読んだよ。面白かった、GJ。
ストーリーもおちゃらけ部分も水準以上だし、分量もいい感じ。
俺的には「ギルバート・キシク」とか「ヨタハチ」とか設定使ってくれて嬉しかったりw
しかしあれだ、コーヒー持ってきてくれたイレナ嬢とバルト氏に
アムロの名前聞かれたかもしんないな……
つるかめつるかめ。
342:通常の名無しさんの3倍
07/09/24 19:28:02
本当に久しぶりにのぞいてみたら投下あったんだ知らなかったorz
SSはほのぼのしました
ハロと妹出してくれたのが嬉しかったり
なにはともあれGJ!
343:通常の名無しさんの3倍
07/09/28 17:41:35
ほしゅ
344:通常の名無しさんの3倍
07/09/30 08:28:23
久しぶりに来たら投下キテタ――!!!
職人さんGJ!
相変わらず読み応えのあるストーリーの中に散りばめられた
ギャグと生活感がいいなぁ。
スクランブルエッグとブルーベリージャムがシャアらしい。
アムロだったらオムレツとイチゴジャムなんだろうな。
また気が向いたらお願いします!
345:通常の名無しさんの3倍
07/10/01 23:42:17
アクシズ落としに大失敗 でもそんなの関係ねぇ~
成功してたら環境破壊 でもそんなの関係ねぇ~
地球にゃ身内もいたってね でもそんなの関係ねぇ~
自分の部下だけ捕虜になり でもそんなの関係ねぇ~
風呂は熱めが大好きだ でもそんなの関係ねぇ~
以外に逃げ足早いのよ でもそんなの関係ねぇ~
金塊出所謎だらけ でもそんなの関係ねぇ~
ララァといいつつハマーンと”ピー” でもそんなの関係ねぇ~
ララァといいつつナナイと”ピー” でもそんなの関係ねぇ~
ロリコン犯罪なんですか? でもそんなの関係ねぇ~
ツッコミ(A・Rさん)
関係あることばっかりだろ
懺悔で来年48時間マラソン走れや!
346:通常の名無しさんの3倍
07/10/03 00:52:10
V作戦阻止、失敗した~下手こいた~
↓
ガルマ潰しは成功したけどクビになった~下手こいた~
↓
ジャブロー発見したけどまたガンダムにやられた~下手こいた~
↓
雪祭り仕事入ったけど真冬だった、下手こいた~
↓
ララァとられた上に身代わりにしちまった~下手こいた~
↓
キシリアに正体バレた、下手こいた~
↓
ハマーンに手をだしたのは大誤算だった、下手こいた~
↓
レコアの扱い間違えた、下手こいた~
↓
・・・シロッコとカミューについては下手こきすぎて触れたくない・・・
↓
サイコフレームのデータやらなきゃよかった、下手こいた~
↓
サザビーボコられた、カッコワルイ、下手こいた~
↓
脱出ポット逃げ損ねてアクシズに押し付けられた、下手こいた~
↓
あげくアクシズ落と失敗した、下手こいた~
以下>>345
コイツって遡って考えてもマジで海パン王子なみの滑りキャラだなw
是非赤い海パンで「おっぱっぴー」する赤い彗星が見たいもんだ
by A・Rさん
347:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 19:25:47
ヒドスww
348:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 23:08:32
保守
349:通常の名無しさんの3倍
07/10/09 20:27:36
保守
350:通常の名無しさんの3倍
07/10/10 03:11:26
このころカマリア母さんは生きてるのかな
351:通常の名無しさんの3倍
07/10/10 23:21:26
>>350
年齢的な点では生きてても不思議ではない
ただ、アムロと再開した時の難民キャンプって
軍事境界線に近かったし、アムロがジオン兵を
撃っちゃったって事件もあったからその後
ジオンからの報復やら圧力やらが無かったらの話だけどね
352:通常の名無しさんの3倍
07/10/10 23:22:38
追加
アムロが離れていってしまったって心労も寿命縮める要因かもね
353:通常の名無しさんの3倍
07/10/11 00:10:00
そんなことで寿命が縮まるような人なら一緒に宇宙に上がると思う
けどアムロ未帰還のニュースをどんな気持ちで聞いたんだろ
あとアムロの財産を相続したかどうかも気になる
354:通常の名無しさんの3倍
07/10/11 00:49:59
アムロってCCA時代どの程度メディアに情報露出してたんかね。
あとカマリアは1年戦争でアムロが有名になっても
周りには黙ってそうな気もするなあ。
アムロとも音信不通だったんじゃないだろか。
355:入浴外伝・・・阿呆話 弐
07/10/14 00:33:01
>>353
母心ってのはそういうもんでないかい?
まぁ、確かに本当にアムロを大切に思っていたのなら宇宙に一緒に
上がるか無理にでも自分の手元に置いておくだろうという点は否定
しないけど
356:通常の名無しさんの3倍
07/10/14 00:38:00
>>355
書き込みばっかに気ぃとられてヘタこいた~
357:通常の名無しさんの3倍
07/10/14 20:15:19
気にすんな。オレもよくする。
358:通常の名無しさんの3倍
07/10/24 19:10:47
保守
359:通常の名無しさんの3倍
07/11/03 16:39:07
hosyu
360:通常の名無しさんの3倍
07/11/10 01:38:07
ひっそりと保守してみる。
361:通常の名無しさんの3倍
07/11/13 23:27:49
ほしゅ-
362:通常の名無しさんの3倍
07/11/18 22:17:48
前から、前から、アクシズきてーるー
ぼくはーそれをー後ろへ押し返す~
前から来た石を~後ろへ押し返す~
ぼくは それを 後ろへ押し返す~
あぁあ~ 今大気圏スレスレ~
363:通常の名無しさんの3倍
07/11/23 11:29:37
保守ネタ乙!