シャアのスウィートウォーター日記at X3シャアのスウィートウォーター日記 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト305:通常の名無しさんの3倍 05/06/17 01:36:34 でもなんか、こっちの方がいい話になっていると思えるのは 何故だろう?気のせいか・・・ 306:シャアの日記 05/06/17 09:56:43 HKFP01fg 宇宙世紀0089、3月某日、スウィートウォーターの天気=はれ ぼちぼち春めいてきたな…などとのんきに構えていた矢先、突然ナナイが 髪を切った。そろえたとか梳いたとかいうレベルではナイ。 いっきにバッサリ、ボーイッシュなショートヘアである。何年かかって伸ばした 髪か知らないが、いさぎよいとしか形容の言葉が思いつかないというものだ。 ただでさえ最近態度がよそよそしくなっているキグナンが、あきらかに軽蔑 するようなまなざしで私を見るようになった。キグナンだけではない。ホルスト の態度もでかくなったし、本部職員の女の子たちにいたっては、私のことを 害虫かばい菌のように扱いはじめる始末だ。みなが私を攻撃するワケは わからなくもないが、はて私がいったいなにをしたというのか。 「おかしいですか、大佐?」 ナナイだけはいつもと変わらない。ちょっと照れたような表情で、短くなった 毛先に手をやる。ナナイの髪はクセっ毛だが、とてもやわらかく、さわって いるだけでいい気持ちになるほどだ。まだ見慣れぬショートは新鮮味の方が 強いが、けっして似合っていないわけではないし、彼女の頭がよい形をして いることを気づかせてもくれた。 どうかしたのか、と真顔で訊いてみる。じっさい、私に心当たりはないのだ。 「………」 ほんの一瞬だが、ナナイの表情が翳った。私が見逃すハズはない。 「春…ですから。もうずいぶん長いこと、伸ばしたままでいましたし…」 微笑んで言う。が、嘘だ。私にはわかる。 「本日は、イカリングでサイコミュのテストがありますので…」 ああ、バギ・ドーガの制式採用の可否が決まるらしいな…そんなことは まあどうでもいいのだが。 「場合によっては、今日は帰れないかもしれませんが…夕食はきちんと とってくださいね、大佐。あと、お酒もほどほどに…では」 かちっと敬礼をして、ナナイが出てゆく。いままで髪に隠れていたその背中が、 どうにも寂しそうに見えたものだ。 そういえば、昨夜もなんだか寂しそうなオーラをまとっていたような気がするな。 あのときは、まさか髪を切ったりするなんて思いもしなかったものだが… 私はいったいなにをしたのだろう…私に関わりがあることだというのは たしかなのだが…だめだ、わからない… 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch