07/10/24 19:52:25 mxeiETdH
妄想に任せて最終回大胆予想。
【注意】かなりシリアスなのでラブラブな刹マリしか見たくない方は
読まない事をお勧めします。
全てが終わった廃墟の上に、刹那とマリナは佇んでいた。
「マリナ……」
「刹那……」
互いを見つめ合う二人。
だが最早その瞳に宿るのは、嘗ての様な愛おしみでは無かった。
彼らの間には、あまりにも多くの事が有り過ぎた。
刹那の為に滅ぼされたマリナの祖国。
結局武力では何も変えられなかった世界。
そして、戦乱の果てにそれぞれが見出したもの。
「……恨んでいるのか?俺達を」
「貴方達の為に、私の国は滅んだ。
父母も、国民も、今は高原の下に眠っているわ……」
そう言って、刹那に銃を向けるマリナ。
その顔は既に、彼に対する憎悪と怨嗟に満ちていた。
「貴方達の方法で何が変わったって言うの?所詮対処療法でしか無かったじゃない!
武力じゃなく、政治や言論による戦争撲滅を目指すべきだったのよ。そうすれば、世界を……!」