07/10/14 22:33:56
>>273
「アザディスタン王国は我々の要求を拒絶して来た……」
国家主席の発言にざわめく人類革新連盟の首脳陣達
「信じられん」
「どういう事だ」
「まさか、もう既に、ＡＥＵかユニオンが背後に」
「いや、そんな情報は入って来ておらんぞ」
会議室に集まった首脳陣達を一瞥した国家首席は国防大臣を促した
国防大臣は了解したと首を縦に振り、椅子から立ち上がりおもむろに発言をした
「答えは簡単です。アザディスタンはソレスタルビーイングと、秘密軍事同盟を結んだからです」
国防大臣の発言は、首脳陣一堂に雷鳴に似た衝撃を齎した
「まさか、……されは本当なのか……」
一人の閣僚が呻き声をあげた
「事実です」
「だが、ソレスタルビーイングは、特定の国家武装組織には味方しないはずだったのでは」
「本当の話しです」
出席者全員が互いに顔を見合わせる
「だが、何故、急に……」
もっともな疑問であった
「そこまでは明らかではありませんが、ソレスタルビーイングは急激な基本方針の、転換を行ったのは事実です」
「やはり、ソレスタルビーイングの狙いは、ヘリウム３なのかね」
「そお思って、間違いないようです」