07/10/10 02:33:53
時代遅れな俺がスクイズ見てきましたよ。で、電波が降ってきた……
シン「あれ、クノン。何読んでるんだ?」
クノン「恋する乙女シリーズの最新刊です」
シン「恋する乙女シリーズ?……ああ、あの『恋する乙女の左は世界を制す』とか『恋する乙女は竜をも殺す』とかって奴?」
クノン「はい。これは最新刊の『恋する乙女は恋敵の腹を裂く』です」
シン「果てしなく不穏なタイトルだな……一応聞くけど、どんな話?」
クノン「では、音読致します」
~中略~
「やっぱり、嘘だったんじゃないですか」
愛欲、嫉妬、憎悪―
それらの光を空虚な闇に沈ませて、彼女は呟いた。自らが起こした、凄惨な光景の中で。
「―中に、誰もいませんよ」
シン「っだああああああああああああああああっ!? もういい! やめてくれ!」
クノン「どうしました、シン様?」
シン「どうしたもこうしたも! お前、よくこんな本読めるな!?」
クノン「非常に興味深い内容です。余談ですが、今巻はあまりに内容が過激なので発売後二日で苦情が殺到、出版禁止になっています。今回はスカーレル様が発売日当日に購入されていたので助かりました」
シン「ううううう。なんかもうトラウマになりそうだ……」
クノン「ですがシン様。考えてもみてください」
シン「……何を?」
クノン「これを先生に置き換えてみると……」
アティ「やっぱり、嘘だったんじゃないですか―中に、誰もいませんよ」
クノン「……違和感がないと思いませんか?」
シン「違和感がなさすぎて怖いわっ! しかもあの人その内本当にやりそうだかr」
アティ「シン君。アズリアが妊娠したって言ってましたけど……嘘ですよね?」
シン「噂をすれば何とやらぁぁぁぁぁぁぁ!?」
クノン「ここは危険ですね。脱出します」
シン「一人だけ脱出ポッドで逃げるなっ! 俺も連れていってくれぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
アティ「シン君―」
シン「ひっ!?」
――少し。
頭を冷やしましょうか――?
よし、俺はアイン・ソフ・オウルとインフィニティ・シリンダーを食らってくるぜ