07/09/30 19:34:14
=変動=
ゲーセンに来てはや1時間半。軽い暇潰しのつもりで赴いたシンだったが、
予想以上に時間を浪費しすぎた、とは言っても元からするべきことなどありはしないため
心には広く余裕が出来ていた。
そんな遊び疲れた二人は凄まじい喧騒の中で、
「こなたー。もう俺ゲーセン飽きたよ。もう七時も過ぎてるしさ?そろそろかえらないか?」
「うん。そだね~。おそくなるとお父さんが警察に連絡入れかねないし、
今日はバイトって言っとけば良かったー。」
「そういちろうさんならソレやりかねないから怖いよ。
この前こなたが、かがみ達と遊びに行った日もおさえつけるのに苦労したんだからなー?」
「悪いねぇ~。わたしケータイ持ち歩かないし時間がさあ?」
「携帯電話は携帯するからこそのケータイなんだろ?常時鞄にでも入れとけよ…」
「善処するっス~。ところでシン~。」
またもや発動する非営業向きスマイル、
前述の通り、この顔をした時のこなたに益をもたらす事など決まってありはしない。
冷える背筋と意識に軽く喝を入れ、悟る。