らき☆すたのこなたとシンが知り合いましたPart9at SHAR
らき☆すたのこなたとシンが知り合いましたPart9 - 暇つぶし2ch371:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 10:58:27
ななこ「くあーっ! 美味いなぁこのアイス! 2時間掛けて来た甲斐があったでーホンマ!」

ゆかり「あら、先生」
ななこ「はい? ……あー、誰やったっけ?」
ゆかり「3年B組の高良ですよ、ごきげんよう」
ななこ「……ご、きげんよう」(イメチェンしたんか?)
ゆかり「先生もアイス?」
ななこ「へっ? はぁ」(イヤイヤ高良はもっと胸デカいか)
ゆかり「美味しくて、良いアイスですよね。私もついつい買いに来てしまうんですウフフ」
ななこ(見た事あるンやけどなー、誰やったっけ、もうちょっとで思い出せんねんけど……)
ゆかり「今日もお買い物ついでにフラッtあ"ーっ!!」ビクゥ
ななこ「あ"ーっ!?」デロデロデロデロデロデンデン
ゆかり「お買い物してない! ごきげんよう先生!」シュタタッピュー
ななこ「ごきげんよう……」ボーゼン



ななこ「っちゅうことがありましてなー」
ひかる「咄嗟に出て来ん人間関係は困りますなぁ」
ななこ「ほんま、誰やったんでしょうな」
ひかる「消去法で言えばお母さんでしょう」
ななこ「イヤイヤそれは」
ひかる(自分を指差す)
ななこ「有り得るか……」

372:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 11:48:16
>>371

( ゚д゚)「……」

( ゚д゚ )「俺は」

(゚д゚ )「俺の分のアイスは?」

( ゚д゚)「……」

373:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 11:54:44
>>372
つかさ「あ、ウチにおいでよ! ポッキンアイスいっぱいあるよ~」

374:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 12:06:12
>>370

ゆたか「私、お兄ちゃんだったら…………いいよ」
=ω=.「えっ!?ちょ!?ゆーちゃん!?」
( ゚Д゚)「ゆたか…………」
ゆたか「お兄ちゃん…………」
=ω=.「あ~……二人ともどっかいっちゃった……。私もまざりに行こうかな…………」



375:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 13:19:20
( ゚Д゚)「ずっと気になってるんだけどさ」
(〓ω〓.)「んぁー?」
( ゚Д゚)「連ザのジンオーカーって、なんで格闘機になってるんだ」
(〓ω〓.)「格闘機じゃないの?」
( ゚Д゚)「違うよ。あれは、いわば陸戦用のジンで、主にバクゥタイプと」

10分後

( ゚Д゚)「つまり局地戦における援護機体なんだよ。なんでそれが殴り合い宇宙なんだよ」
(〓ω〓.)「設定厨乙」
(#゚Д゚)「あ"?」

376:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 13:44:04
そうじろう「ジン丘は旧ザクの下で修行したが習得できずああなったのだ
      格闘技を使うのは自分は格闘家だと未練がましく言ってるからだ」

377:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 15:33:33
>>375

シンとしては事実を言っただけなのに設定房扱いとは…
やはり、越えられない壁があるのかね。


絶望した! いくら、らき☆すた世界に馴染んでパルマくっても所詮は異邦人なシンに絶望した!

378:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 16:41:29
つかさのMS辞典


デスティニーガンダム
ガンダムSEED DESTINYの主役MSだよ。羽とか生えたりしてと~~~~っても強いんだよ。



シン「もうなんて言うかつかさ大好き」
つかさ「えへ~~」

こなかがみゆ「!!?」

379:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 16:45:07
>つかさのMS辞典
作為を感じるなw

380:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 20:24:29
( ゚д゚)「こっちの世界にはユーフォーみたいな危ないもんがあるのか」

381:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 20:30:23
(=ω=.)「シ~ン、これこれ」(フ○ミ通の記事を見せる)
シン「うわああああああああああ…」OTZ
つかさ「ど、どうしたのシンちゃん!?」
みゆき「この記事は…。ス○ランブル○マンダー2ですか…?」
かがみ「あ~、パッケージイラストの機体が…前作の評価もアレだし」

(=ω=.)「戦わなきゃ現実と」

382:もしかしたら既出ネタかもしれんが
07/10/04 21:06:51
シン「突然だが俺たちは基本こなた達にいじられ、振り回されている。」
つかさ「そうだね~」
シン「というわけで、たまにはこなた達を驚かしたいと思う。」
つかさ「面白そ~、でも、どうやって?」
シン「フフフ、有名なジョークを利用する。『愛がないと出来なくてちょっと血が出て痛い初体験』って奴だ!」
つかさ「あ、それ知ってる~!」
シン「それなら話は早い。早速明日やってみよう」
つかさ「うん!」
で、翌日
シン「俺さ、つかさと初体験したんだ。」
こなかがみゆ「ッ!」
かがみ「ほ、ホントなのつかさ!!」
つかさ「うん……ちょっと痛くて血が出たけど、愛があったから平気……」
かがみ(開いた口がふさがらない)
みゆき(顔真っ赤)
こなた(今にも泣きそうな顔で青ざめている)
かがみ「……あ、あんた達一体何したのよー!!」
シン「フフフ、それはな、献け「せっくす~」
シン「ちょっwwwwつかさwwwwワカッテナスwwww」

すまん、樹海行ってくる

383:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:51:17
シン、笑ってごまかそうとすんなw

384:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 22:34:48
みゆき「泥棒猫・・・」

385:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 23:29:45
かがみ「アンタはもう妹でもなんでもないわ!」

386:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 23:35:42
シン「え~。今から委員会で決まった事を皆様に伝えます」
ガラッ!(教室のドアが開く音)
つかさ「シンちゃん!」
シン「今更何だよ!」
つかさ「ごめんね」
シン「バカ! 寂しかった……」
ガラッ!(教室のドアが開く音)
かがみ「この、泥棒猫……」
つかさ「お姉ちゃん!?」

みゆき「家でやって下さい……」

さて、コンビニにファンタでも買いに行くか。




387:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 23:37:03
体育の授業
さとー「よし、男子は二人一組になって柔軟しろ!!」

男子A「シン、やろうぜ」
シン「おう」

シン「・・・・・っと」
男子A「お前結構体柔らかいよなー」
シン「まぁな」
男子A「(にしても、こいつなんでこんないい匂いするんだよ!!くそ、う、うなじが!!)」

毎日のようにこなたと寝ているシンにはすでにびっしりとこなたの匂いがこびりついていたりするんだ。

388:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 23:47:01
>>382
泣きそうな顔で青ざめているこなたに萌えたのは俺だけでいい

389:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 23:48:50
>>387

なら、シンは日によって匂いが違うわけですねw

言ってる意味が分からない良い子は、お父さんお母さんに詳しく聞いてみよう!

390:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 23:57:24
>>387
一瞬「葵DESTRUCTION!!」を思い出した。
最後の一行で全然関係ないネタだと分かったけど。

391:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 00:17:53
ひより「>>382という会話の夢を見たんで、そこから人間関係がgdgdになっていって、
    最後は流血沙汰な漫画を描いたら完売したっス。いやぁネタは鮮度が命ですね~」
こなた「ひよりん」
ひより「なんですか?」
かがみ「インパクトがあるのは認めるけど、どう見ても私たちよねこれ?」
ひより「い、いや~、なにぶん突然だったもんですから人物設定に割く時間が…」
つかさ「シンちゃんがこれ読んで、すっかり怯えてわたし達を避けてるんだけど」
みゆき「向こうの世界でgdgdの人間関係は嫌というほど味わってトラウマだったようです」
ひより「そ、それはご愁傷様です…って先輩方? 何故にわたしを取り囲むので?」
こなた「いやぁ、やっぱオトシマエはつけないと」
かがみ「私達の気が済まないのよ」
つかさ「わたしのネタも全然使われてないし」
みゆき「というわけで、体育館裏に行きましょうか。そこで――」
ひより「ヒッ!? ご、ごめんなさい! 許し―」

 ――少し、頭冷やそうか?

392:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 00:34:09
>>364
みゆきの台詞が「確かにそれはありますね」だけで全ての会話が成立してるのに吹いたw

393:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 00:41:42
>>392
みゆき「確かにそれはありますね」

394:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 01:20:01
>>391
シン「みゆきさんが、みゆきさんが『やっぱり……嘘じゃないですか。中に誰も居ませんよ』って(がくがくがく」

395:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 01:34:45
>>392
実際、本編でも「確かにそれはありますね」って合いの手打ってるシーンのが多いぞ

396:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 01:48:31
>>391
魔・・冥王か!

397:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 01:49:37
>>387
男子A「そして俺は・・・ウホッに目覚めた・・・」
白石「アッー!」

398:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 03:24:27
ゆたか「……? 田村さん、髪の毛濡れてるけどどうしたの?」
ひより「な、なんでもないの! なんでも!」

ひより(ま、まさか……文字通り『頭を冷やされる』とは思わなかったッス……
    氷水でシャンプー冷たかった~……)

ひより「へくしゅっ!」
ゆたか「?」

399:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 05:25:30
>>377
子供たちが空に向かい 両手をひろげ♪

>>380
手を合わせて 見つめるだけで♪

400:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 07:09:08
シン「テメェ…何者だ……」
??「宇宙人ですよ」
シン「もう一度聞いてやる…テメェ何者だ!!」
??「宇宙人です」
 
??「彼女は私が洗脳したんです」
 


401:鈍感こなたと回りくどいシン
07/10/05 07:37:46
「こなた、俺の家族になってくれ!」
シンがいきなり訳の分からないことを言い出した。今更そんなこと言わなくても私たち家族じゃん?そういうと
今度は
「そうじゃなくて本物の家族になりたいんだよ!だから……」
まったく、困った奴だ。血の繋がりはなくても私たちにはそれよりも濃い絆がある。最近シンもかなりゆる~くな
ってきたと思っていたのに、再調教が必要だろうか?そんなことを考えていると
「……よし、ジャパニーズ・トラディショナル・スタイルで行こう、毎日俺の味噌汁を作ってくれ!」
食事当番毎日あたしにやらす気?とあたしが聞くと、シンは心底脱力し、次の瞬間
「直球勝負だ!!」
と言って、痛いくらいにあたしを抱きしめた。
「こなた、おまえのことが好きなんだ!誰にも渡したくない……だから……俺と結婚してくれ!」
いや、君、いろいろ段階をすっ飛ばしてないかい?付き合ってもいないのに、結婚て……何でこいつはこうも唐突
に一番あたしが欲しかった言葉をくれるのだろう……やば、なんか涙出てきた
「こなた……ごめんな、やっぱ迷惑だよな、俺なんかにこんなこと言われるの……悪かった、忘れてくれ!」
……ああ、もうこの鈍感野郎!!
余りにムカついたので返事代わりに熱くて濃厚なのをかましてやった。女にここまでやらせたんだから一生かけて責任とってよね、
シン

402:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 08:45:53
シン「HGフォース×2・HGソード・1/144ブラストインパルスとHGレジェンド買ってきた。」

403:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 10:23:51
そうじろう「やぁ久しぶり」
そう一ろう「あ、どうも久しぶりです」
そうじろう「まあまあ上がってくれよ」
 
( ゚д゚)「誰?」
(〓ω〓.)「お父さんの知り合いだよ」
そう一ろう「君が噂に聞いてたアスカ君かい、」
( ゚д゚)「そうですが何か?」
そう一ろう「君にプレゼントがあるんだ、僕が帰った後に見てくれるかい」
( ゚д゚)「えぇ…わかりました」
 
そう一ろう「それじゃまた近くに来たらよりますんで」
そうじろう「そうか、いつでも来てくれてよ」
 
ガチャン
 
(〓ω〓.)「開けてみなよシン」
( ゚д゚)「何が入ってるんだ?」ガサガサ
URLリンク(b.pic.to)
((( ゚д゚)))「うわぁああぁぁぁぁあああぁぁぁぁ」

404:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 12:29:09
ちょwwww☆かよwwwww

405:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 12:32:53
>>401
GJ!!
こなたに萌えた

406:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 13:26:14
☆って婿養子だったのかっ?!

407:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 13:38:59
(´Д`*)「ヴァーチェタソハァハァ」
(〓ω〓.;)・・・

Σ( ゜Д゜)

(゜Д。;)
(。Д゜;)


( ゜Д゜)

408:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 13:52:30
>>403
運命使用に塗装した和田かよ

409:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 15:13:47
>>381
こなたしね

410:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 16:47:37
白石「シンと泉が結婚したら」


シン「さて、今日は休日で仕事もない。こなたとどこか出かけよう」

シン「おはよう、こなた」
こなた「おはようシン。おやすみー」
シン「・・・また徹夜でネトゲかよ・・・。休日くらい二人で過ごしたいのに・・・」


白石「ってことがありそうだ」
シン「今すぐ表出ろ」


こなた(生活習慣改善しなければ!)                      

411:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 16:48:57
>>409
シン乙

412:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 17:08:54
>>411
シンはそんなこと言わないだろ

413:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 19:55:26
( ゚Д゚)「こなたしね、超しね」
(〓ω〓.)「あ?」
( ゚Д゚)「俺と末永く暮らしてから安らかにしね」

414:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 20:24:59
ちょうど、路線バスが目の前で止まる所だった。

プショー
ゆかり「あー、やっぱりシンちゃんだ。ごきげんよう」
( ゚Д゚)「こんにちは」
ゆかり「今日はお買い物かしら?」
( ゚Д゚)「いえ、これからバイトです」
ゆかり「あ、お仕事してるんだ。偉いわぁ」ニッコニッコ
(*゚Д゚)「いや、別に……。ゆ、ゆかりさんはお買い物ですか?」
ゆかり「ええ、今日はチーズでも買おうかな、って」
( ゚Д゚)「へぇ」
ゆかり「美味しいのよ、あそこのモッツァレラチーズ。バス停からすぐの所にあるのdあ"ーっ!!」
Σ(゚Д゚)「ヒィ」
ゆかり「降りる所ここじゃないわ! 待ってー! 行かないでー!」トテチテター
(;゚Д゚)「……」


415:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 21:42:51
昨日二巻読んでいたからツボにきたw
ママンかわいいよママン

416:satio
07/10/05 23:02:03
もう結構あたってる気がするけど……
 PART6いい加減つかさにスポットライトを当てる。を実現してみる。

 放課後。つかさがこなたと談笑しながら帰り支度をしていると、教室に姉がやってきて、こう言った。
「ごめん、つかさ。ちょっと用事が出来ちゃったから先に帰ってて」
「え、なんで?」
 つかさは、キョトンとした顔で聞き返す。
 一年の時はかがみが学級委員をやっていたので、別々に帰る事はあったが、
三年になってから今日まで、二人とも委員会も部活もやっていないので、そんな事は無かった。
 そのため、つかさは「先に帰って」と言われた理由が思い浮かばなかった。
 そんなつかさの戸惑いを察したのか、かがみは言葉を続けた。
「今日、体育委員の会議があるらしいんだけど、みさおの奴、風邪で学校欠席してるのよ」
 ここまで聞いて、つかさは納得した。
 友人どころか、他人だとしても、困っている人がいる時は必ず手を差し伸べるのが姉の性格である。
「そっか。じゃあ私、待ってるよ」
「そう? じゃあ委員会なんてすぐ終わると思うから。教室で待ってて」
「うん、分かった」
「しかし、みさきちのかわりに体育委員の会議に出席してあげるなんて、かがみって人が良いよねぇ」
 隣で姉妹のやりとりを聞いていたこなたも、何気なく言う。
 かがみは、ツインテールを指で遊びながら、こなたに向き直った。
「まぁ、しょうがないじゃない。風邪だっていうんだし、峰岸は風紀委員の会議があるから……」
 かがみの頬が少し朱色に染まる。これはかがみが人から誉められたりして、照れた時の癖だった。
 その癖を察知されて、かがみはいつも、こなたにからかわれるわけだが、今回もその例に漏れないようだ。
「あ~なるほど。暇人なのはかがみだけ、って事か」
「年中暇人の、お前にだけは言われたくないわ!」
「私は暇じゃないよ。ちゃんと家事してるし、バイトもしてるよ」
「そう言われてみればそうね……でもなんだかあんた見てると凄い暇そうに見えるのよ。不思議……」
「失礼な!」
「その前のあんたの発言も、その失礼っていうのに該当すると思うのは、私だけか!」
「まぁまぁお姉ちゃん」
 感情の昂ぶった姉を静めるのは、妹であるつかさの役目である。
「そういえば、こなちゃん」

417:satio
07/10/05 23:04:25
「なに?」
「今日、スーパーのタイムセールスがどうとか言ってなかった?」
「……ああ! しまった!」
 こなたの帰り支度の動作が目に見えて早くなる。なんか、その小さな後姿から生活感が滲み出ていた。
 よくよく考えてみると、こなたは女子高生でありながら、学業? バイトに家事と確かに忙しい生活を送っている。
「あんたも大変ね」
 かがみも同じように考えていたらしい。
 自分は学業に専念できる環境にいることを後ろめたく思っているのか、多少複雑な表情を浮かべていた。
「いやぁ、うちにはよく食べる奴がいるからねぇ。こういう安い日に買えるだけ買っておかないと」
「そうなんだ。大変そうだね……」
 つかさは、言葉の上では同意をしてはみたが、内心は少し違う。
 こなたは面倒臭いと言うが、つかさはその面倒臭い事をしているこなたを、少しだけ羨ましく思っていた。
 つかさは料理や家事が好きなので、それを好きな人のために毎日行える事に憧れがある。
 好きな人のために尽くす。今どき古い考えだと言われる事もあるが、
 それでも、自分がシンのために、毎日家事ができたとしたら、それは楽しい生活だと思う。
「じゃあ、悪いけどそろそろ失礼するよ」
「はいはい。とっとと行かないと売り切れるわよ」
「こなちゃん。また明日ね~」
 こなたが駆け足で教室を後にすると同時に、
「あ、見つけた!」
 と、軍人のように姿勢を正した男が教室に入ってきた。
 シン・アスカ。寝癖のように散らばる前髪から、日本人離れした深紅の瞳を覗かせる3年B組の体育委員は、
 そのまま、つかさ達二人の前に立った。
「シン? どうしたのそんなに慌てて……」
「探したぞかがみ。お前、今日みさおの代わりなんだろ? 早くしないと会議はじまるぞ」
「えっ、もうそんな時間!? じゃあつかさ、なるべく早く戻ってくるから!」
「うん、行ってらっしゃい」
 つかさは、シンにも同じことを言おうとして、
「あれ、シン君、ボタン取れかけてる」
 シンの制服のボタンの一つが外れかけている事に気付いた。
「んっ、あ、本当だ」

418:satio
07/10/05 23:06:52
 シンはそのボタンを確認すると、眉をひそめた。
「今にも取れそうだな……知らない間に取れて、無くしても困るし、今のうちに取っちゃうか」
 言いつつ、シンがボタンを握る指に力を入れる。
 しかし、つかさがここぞとばかりに、声をあげた。
「あっ、待って。なんなら、私が繕っておいてあげようか?」
「え、いいのか?」
「うん。授業で使った裁縫セットがまだロッカーの中に残ってるから」
 すると、黙ってつかさの言葉を聞いていたかがみが、半眼になりながら言った。
「ねぇ、つかさ。もしかしてそれ、この前、家で散々『無い無い!』って騒ぎながら部屋中探してたやつじゃないでしょうね」
 つかさは、一瞬、体を強ばらせた後、申し訳無さそうな顔を姉に向けた。
「あ、うん。が、学校に置きっぱなしだったのをさっき見つけて……」
「だらしないわね。ちゃんと一回一回持ち帰る癖を付けないからこういう事が起きるのよ」
「ごめんね、お姉ちゃん。探すの手伝ってもらったのに……あっ」
 と、ここでつかさは、シンを置いてきぼりにしていた事に気付いた。
 案の定。シンは姉妹の会話に付いていけず、呆けていた。
「シン君。私、お姉ちゃん待ってる間暇だから、ボタン付けるの任せてくれないかな?」
 つかさが取り繕うように言うと、続いてかがみも口を開いた。
「シン、やってもらいなさいよ。つかさはこういうの得意よ」
「ふむ……」
 シンは少し考えて。
「そうだな。つかさなら安心して任せられそうだ」
 サラリと言った。
 と、ここで、かがみの眉がピクリと動く。
「……ねぇシン。そのつかさ“なら”の“なら”っていうのは誰と比べて言ってるのかしら?」
「かがみ」
 シンはさも当然、といった感じで、淡々と言った。
「悪かったな! どうせ私は家庭科苦手だよ!」
「じゃあつかさ。悪いけど頼むよ」
「って、スルーかよ! どんだけだお前!」
「うん、任せて。あ、そうそう。帰りは一緒に帰ろうね」
「ああ」
 それからシンは、つかさに上着を渡すと、騒ぐかがみをなだめながら、教室を出ていった。
「さてと……」

419:satio
07/10/05 23:09:04
 教室内はいつの間にか誰もいなくなっていた。
 つかさは教室の後部にある、自分のロッカーまで歩き、そこから自分の裁縫セットを取り出す。
「だらしない性格も、たまには役に立ったな~」
 作業自体はつかさにとってはそう難しく無い。自分の席に座って、
「バルサミコ酢~♪」
 なんて口ずさみながら、チョチョイのチョイですぐ終わる。
「出来た」
 糸を八重歯で切って、出来具合を確かめてみる。
 やはりシンには、少しでも良い出来のものを提供したいので、確認する目にも自然と力が入る。
 その最中。つかさはとあるものに気を取られた。
(あ、シン君の匂いだ……)
 制服から出る、特有の匂い。
 女もそうだが男にも、何とも言いがたい独特の匂いが存在する。
 別に臭いとかそういうのではなく、こういうのは洗濯しても取れないもので、
 あえて言葉にするならば、服に染み付いたその人自身の体臭と生活臭のミックス、と言った所だろうか。
 人にもよるが、異性の匂いというのは、不快に思うこともあれば、
 心が落ち着いたり、どことなくホッとしたりすることもある。
 つかさにとって、シンの服の匂いというのは、後者、つまりホッとする方にあたる。
「あの時と同じだな……」 
 つかさは、シンと出会って間もない頃の、とある出来事を思い出した。


 つづく。
 近日中に投下予定。

420:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 23:24:24
>>419
GJ!
相変わらずどのキャラも使い方が非常にうまくて憧れます。
シン……やけに淡白だなww

421:>>419GJ!いいとこで切らんといてw
07/10/05 23:29:28

     / ̄ ̄ ヽ,
    /        ',
    .l  {0} /¨`ヽ}0},
   .l     ヽ._.ノ  ',     シンが歌を歌うようです
   リ    `ー'′/ ̄/ ̄/  翼をくださいcwフリーダムが倒せない
  (     二二つ / と)
   |       /  /  /
    |        ̄ ̄| ̄
URLリンク(imepita.jp)
( ゚Д゚)「マジで!?」







   _/ ̄/_.       | ̄|  | ̄|                      / ̄/
  / __  /    _   |_| |  | ┌─────┐    /  /
  ー' .___ノ /  ロロ//  __/ / . └─────┘   /_/
    /__/  /二/  /___ノ                     /_/

                     / ̄ ̄ ヽ,
                    / _ノ ヽ_   ',
             , -‐ (_).   {0}  /¨`ヽ {0},   (_) ‐- ,
             l_j_j_j_つ   l  トェェェイ   ',  と_i._i._i._l
                   ノ   `ー'′   ',
(#゚Д゚)「コノヤロウ…」

422:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 23:31:58
>>421
うはwこちらもGJだ!

だがシンのスペルはSHINNだぜw

423:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 23:35:38
つかさの水陸両用MS辞典

アビスガンダム
水陸両用のガンダムだよ
変形とビームランスで敵を圧倒するよ
だけどつかさはグーンにひどいことしたからこの機体とパイロットが嫌いなんだ
だからたぶん次見たらあっかんべーってするよ

アッシュ
グーン、ゾノに続くザフトの新型量産機だよ
爪と魚雷で戦うよ
だけどそのフォルムはどう見てもけろろー

424:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 23:35:56
>>421

たまには泣いてもいいですか?
CW Double-Action Gun Form

じゃなかったっけ?

425:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 00:04:30
>>416
( ^ω^)O彡゜つづき! つづき!


>>421
ジュwウwシwマwツwww

426:ゴゴゴゴゴゴゴゴ.....
07/10/06 00:15:15
シン「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
   『俺は奴のスピ覚横格をくらっていたと思ったら、いつの間にか堕ちていた』
   な…何を言っているのかわからねーと思うが、
   俺も何をされたのかわからなかった…
   頭がどうにかなりそうだった…フェイズシフトだとかミラージュコロイドだとか、
   そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」


427:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 00:20:04
アビス「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
   『俺はゾノのスピ覚横格をくらっていたと思ったら、いつの間にか堕ちていた』。
   な…何を言っているのかわからねーと思うが、
   俺も何をされたのかわからなかった…
   頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか、
   そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
 
 
つかさ「あははははMSは破壊力が命だよ~」
シン 「ちょッおまッやめッッッ」

428:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 00:32:19
( ゚Д゚)「こんなん作ってみたんだけど」ガサガサ トントントン

1/144 こなタンク
1/144 つカプル
1/144 みゆキュベレイ

(〓ω〓.)「なんか溶剤臭いと思ったら……」
つかさ「シンちゃんすごーい」
みゆき「つかささんの、丸くて可愛いですね……」
つかさ「ゆきちゃんのも可愛いよー。白百合みたい」

かがみ「ねえ、私のは無いの……?」
( ゚Д゚)「バカ言え。サイズが大きいから別個にしたんだよ」

ガサガサ

( ゚Д゚)「見て驚け、俺の渾身の一作を!」


ドン!
 か が み ビ グ ザ ム 



( ゚Д゚)「ふふふ1/144で作るには苦労したぜ……凄いだろ? このツインテールなんか形成に何日かかった事k」
かがみ「だー!!」ボキッ
(;゚Д゚)「ツイーン!!」
かがみ「ぶっ殺す! 脳天割ってぶっ殺す!」
(;゚Д゚)「何でー!? 誰もアンタがドズルだなんて思ってないよ!」
かがみ「言ってんじゃん!」



(〓ω〓.)(袋の中に見え隠れしてるアーバレストはいつ渡すのかな……)

429:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 00:55:22
議長「すみませんこのベノム下さい」

430:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 01:30:52
こなたがリード&ボーカル、シンがベースでGod knows...を演っているシーンを幻視してしょうがない。

だが俺に絵心はねぇ!

431:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 07:37:47
>>428
GJ
>殺す、脳天割って殺す
これ吹いたwww

432:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 09:13:23
>>430
男は度胸!なんでもためしてみるのさ
とりあえず紙と鉛筆を用意しようか

433:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 09:35:10
>>424
何でダブアクなん?
シンとは1㎜も関係無いのに。

434:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 11:58:19
>>433
中の人が同じだから、だろう。

435:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 12:23:17
クラナド1話を見ててな、主人公と藤林姉妹の会話を脳内でシンと柊姉妹に置き換えたら幸せになった俺は完全にこのスレに毒されてると思った

436:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 12:25:35
てゆーか普通に被るだろ
髪の色的にも性格的にも

437:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 15:36:12
>>436
性格被るか?二人ともツンデレだけど
結構違うだろ

438:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 17:17:40
そこは個人の判断でおk

439:1/1
07/10/06 18:45:06
ガンダム00視聴中。

(=ω =.) 「新しいガンダム、始まったね~」
シン   「ああ、始まったな」
(=ω =.) 「ぐりぐり動いてるね~」
シン   「ああ、作画も綺麗だな」
(=ω =.) 「ハイビジョンで綺麗だし、バンクも見当たらないね~」
シン   「ああ、一話目とはいえ気合も入ってるな」
(=ω =.) 「でも、戦争を武力で根絶するって矛盾してるね~」
シン   「まあ、作中で突っ込まれてるし、無条件肯定もなさそうだな」
(=ω =.) 「でもちょっと、ごちゃごちゃ詰め込みすぎな気もするね~」
シン   「まあ、話がスカスカなのよりマシなんじゃないか?」

(=ω =.) 「……ねえ、シン?」
シン   「ん、どうした、こなた?」
(=ω =.) 「……いや、その……」
シン   「まあ、今度のガンダムは面白くなって欲しいよな。頑張れ、後輩たち」
(=ω =.) 「……いいの?」
シン   「俺が不幸な目になったからって、他人にまで同じ目に遭って欲しいとは思わないさ。
      むしろ、あんな目に遭うのは俺だけで充分だ。不の連鎖が根絶されるならそれに越したことはないさ」
(=ω =.) 「……シン」
シン   「それに何の因果か、こうしてこなたと出会えたりもしたんだし、そうそう悪いことばかりじゃないさ」
(=ω =.) 「そ、そうだね~」
シン   「まあ、来週も面白いといいな」
(=ω =.) 「う、うん。いっしょに見ようね~」

シン   「あのチャイナ服を着た娘、かわいかったな。……あと、胸大きかったな(ぼそっ)」
(=ω =.#)「……シン?(怒)」

440:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 18:52:40
>>439
まぁ、一話だけならOOより種運命のが今んトコ好きだぜ、シン。Wや種からインパクトを抜いたような感じで微妙だったし。
後輩の心配よりスクコマセカンドで仲間になれるかどうかの心配のが重要だろw

そしてこなたの嫉妬が微笑ましくてニヤニヤしてしまうw

441:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 18:56:28
俺は、シンと考えている事が同じでニヤニヤしてしまう。

442:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 19:19:38
>>439
みゆき「一応私も(ry)

443:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 19:33:26
つかさ「ゆきちゃんは今回も空気だね~」

444:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 20:28:32
俺も運命一話は期待して見てた。なんつっても『らき☆すけ』命名日だしな。

445:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 20:38:41
と言うか、35話以降と旧キャラのシーン全部カットした種運命は見れる作品。
特に地球降下まではそこまで悪くない。ツッコミどころは多いけど無理にツッコむほどじゃないし。

446:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:08:46
>>445
それ、ほとんど無くなってしまわないかwww

447:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:21:58 bq6SF3PO
あげ

448:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:25:39
つかさ×オルガのSSを考えたが、

果たして書き始めていいものかな……
 
 


449:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:27:59
(〓ω〓.)「ねえシン、第一話にして大人気のコーラサワーさんどう思う?」
( ゚Д゚)「正直癒される」

450:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:38:16
>>448
さすがにそれは勘弁…

451:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:39:58
かがみ「スナイパーの声優セレクトは成功ね!」

452:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:51:33
まんま、クルツでしたね。

453:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 21:54:05
>>449
と、言うことはシンはオレンジさんも好きなのかな?w

コーラさんは彼の後継ぎにしか(以下略)

454:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 22:28:27
というか、だ。

66 意味は無い、出張 :2007/08/11(土) 02:18:30 ID:???

シン「ただいま~」

いつものように靴を脱ぎ背広を脱ぐ

つかさ「お帰り~お父さん」

そしていつものようにその背広を愛しの妻にさしだす

シン「今日は暑かったよ、今年一番の暑さだっけ」

そんな他愛の無い会話をし手慣れた手つきで背広をしまい込み妻が言う

つかさ「えへへコーラサワー作ろうか?」

自分も妻も大好きなコーラサワー

シン「うんお願いするよ、もう喉がカラカラだ」

他愛無い日常、妻との心充たされる日々…傍らにはいつもコーラサワー



何時の間に出張してるんだw

455:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 22:31:44
何処のスレだ、それwwww

456:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 22:36:45
うわぁw

457:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 22:38:11
いかん、このままではここがコーラさんに乗っ取られちまうぞw

シン、気を付けろ!



458:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 22:50:09
( ゚Д゚)「ぷぇ?」
(〓ω〓;)「オーマイガァーッ! 戻って来いザフトのエースゥ!!」ユサユサ
(( ゚Д゚))「ぷぇぇ」

459:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:11:37
( ゚Д゚)「俺はむしろこなたのエースで居たいぞ」
(〓ω〓 )「……熱ある?」
( ゚Д゚)「酷っ!?」

460:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:13:14
(-ω-)( -д-)(-ヮ-)Zzzz

461:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:13:42
            \、______ ― 、、
             \__    `ヽ \ヽ
            _  ´ ̄ ̄`ヽ   \j|
          ,  ´. -          レ ´ ̄\
         / /                 ヽ
   \__/ /     /  , イ              ∧
     `¨¨ア / '  /  /  、          ∧
   ー=≦/, / / /  / /  ,ヽ \    ヽ   ∧
       / ,  / ,/ イ   /   / | \ ヽ 丶 '    |
.     / イ    ̄ |    |/  . ヽ | . | |   V ∧
     l./ |   | /|. |    l/  / .ヘ| . | |\ ゝ \_,
     |{ |   |||‐V |、|  / ィ /―| l | ム 、\_` ≦,
.       ゙l ∨   Vト|Tfヘlヘl //ナfTi汀| , | |/ > ≧- ̄
        ∨  ヘゝ.ゝツヽヽl´   弋ツイ/ l// /
        | ∧ l ゝ ̄   l \   ̄ ノ イ 「 /l/ 髪型が彼(シン)と似ている・・・・
.         ノ´ \、∧   ヽ ,      イ ||
            `} /\  ー- 、   / /ィ∧|
              ノ´   >.、   / ノ´{{ `
                -ヘ`¨¨´     `ー-

462:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:17:27
>>460
小の字

463:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:21:00
シンがこなたと結婚する前の日、そうじろうとの会話
シン「明日、結婚式だってのに二人で飲み屋ですか」
そうじろう「いいじゃないか、こういう時は男二人で飲み明かすもんだ」
しばらく飲み続ける二人、コーディーとナチュラルの違いが出た為か酔いつぶれたのはそうじろうだった。
シン「もう、担いで帰りますよ」
そうじろう「すまんねーシンくん。ひっく」
シン「タクシ―こないな」
そうじろう「おーおー、いい男が車かー。家まで近いんだから担いで帰れよぉ」
シン「もう、わかりましたよ。」

そうじろう「うぇーい、懐かしいなぁ。こなたもちっちゃい頃はよくおんぶせがんで
      やってたなぁ」
シン「はぁ」
そうじろう「それから大きくなって、甘えるのも少なくなってきたけど。まだまだ子供っぽい
      ところもあってなぁ、君にはわからないだろうけどな、あはははは」
シン「・・・・お義父さん」
そうじろう「なんだい、いきなり改まって。シリアスモード?シリアスモードか?」
シン「俺、浮気しません。仕事が終わったらすぐ帰って来てあいつにさびしい思いはさせません。
   飲みにいくのも控えます、貧乏もなるだけさせません」
そうじろう「・・・・・」
シン「だから、お嬢さんを、こなたを下さい。必ず幸せにして見せます。」
そうじろう「馬鹿だな・・・こんなところで言うセリフじゃないだろう」
シン「すいません、でも。」
そうじろう「必ず幸せにしてくれよ」
シン「はい」
そうじろう「じゃなきゃ、僕は、僕は君を・・・ZZZZ」
シン「・・・・・」
こなた「シン、遅い!!」
シン「ごめん、そうじろうさん寝ちゃった。布団は?」
こなた「うん、今しくよ」

464:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:28:56
まるでコミック最終巻を読んでいるようだ。
ぐっどじょーぶ。

465:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:40:23
のびたの結婚前夜を思い出した

466:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:40:59
>>465
俺が書こうと思ったのにw

467:通常の名無しさんの3倍
07/10/06 23:56:23
>>463
( ;∀;)イイハナシダナー

468:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 00:09:33
いい夫になるな

469:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 00:24:03
>>454

おまw俺が前書いたやつしゃないか
 
 
懐かしい

470:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 00:39:25
>>469
なんでコーラサワースレに出張してんだよw

471:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 00:44:57
>>470

ちょうどコーラサワースレ見てるときにラジオドラマでコーラサワーの単語が出て来たからつい…

472:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 01:14:36
ガンダム001話視聴終了


シン「フッ、やっぱり俺のデスティニーが1番カッコイイな」


(=ω=.;)「シン」

473:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 01:18:46
>>471
出張版が一番幸せそうじゃないかw
>>460
アナタとシンクロニシティ
URLリンク(imepita.jp)
スペルミス…修正…orz
URLリンク(imepita.jp)

474:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 01:28:00
いつもながらグゥレイトォ!!

475:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 01:39:48
18時25分・泉家
(〓ω〓.)「ところでお父さん」
そうじろう「ん?」
(〓ω〓.)「ヴァーチェがぶっ放してた大砲って、どっからどう見てもビーダマン……」
そうじろう「しっ!」


同時刻・柊家
つかさ「ワイのコバルトセイバーが!」
まつり「おちつけ!」
かがみ「ごはんつぶ飛んだぞ」


同時刻・高良家
ゆかり「コーラサワー?」
みゆき「飲みたいんですか?」
ゆかり「ちーがーいーまーすーっ!」


同時刻・白石みのる(収録中)
白石君「今日、日本ではガンダム00の1話だったんスよ」
あきら「知るか! いいから早くイモ運べよトンマ!」
白石君「どっちっスか!」
あきら「はぁ? バジ、バジ」
オッサン「バダコン?」
あきら「ミノル、ツメダイコ」
オッサン「ギミー」
あきら「デカい方だとよ!」
白石君「はーい!」
オッサン「モドルェ! ラケチャリッチ」
あきら「あ? バダルザキザキタン?」
オッサン「ミダモスキ」
あきら「ロッケザボン! 次はバナナの葉とマッチ! 大至急だとよ!」
白石君「帰りたい……」

476:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 01:41:08
>>463
のび太よりも五代くんっぽいね。
シンならいい保父さんになれそうだ。

477:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 01:41:57
>>473
和むwww

478:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 02:02:32
>>473
ああもぅ、ほのぼのして頬が緩みっぱなしだぜ。GJ!

479:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 02:08:55
>>473
凄まじい和みww

480:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 02:28:07
>>473
素晴らしいGJ
だが2コマ目のゆ~ちゃんw

481:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 03:35:26
相関図ジェネレーターなるものを発見したので、このスレのメインキャラでやってみた
URLリンク(genzu.net)

かがみ-[苦手]-しん
つかさ-[知り合い]-しん
みゆき-[友達]-しん
こなた-[友達]-かがみ
みゆき-[微妙]-こなた
つかさ-[知り合い]-みゆき
こなた-[悪]-[正義]-しん
つかさ-[勝ち組]-[負け組]-かがみ
みゆき-[勝ち組]-[負け組]-かがみ
つかさ-[腐女子仲間]-こなた

先生!なんかかがみの扱いが酷いんですけど!!(つД`)

482:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 04:18:13
ゆかり-[浮気]-[本気]-しん
ひより-[本気]-[遊び]-しん

483:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 09:09:34
さて今週も電王を見たわけだが

484:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 09:46:56
つかさ「リュウタロスかわいいね~」

485:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 09:47:24
みさお-[敵同士]-しん
嘘だと言ってくれよバーニィ

486:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 10:55:41
>>485
相関図なんてものは単なる目安だ、後はらき☆すけで補えば良い!

487:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 10:56:55
> ジカンノナミヲツカマエテ
(〓ω〓.)(゚Д゚ )



そうじろう(最近、こなたの生活スタイルが改善されたのは良いが)



> クラーイマークスジャンプ
デサー( 〓ω〓)(゚Д゚ )ウンウン



そうじろう「すっげぇ腹立つ……」ビキビキ

488:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 11:35:55
相関図本気にしたらシンと凸が肉体関係結んでることになる・・・
アッーーーー!
よって相関図じゃインチキである (証明終)

489:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 11:42:01
>>485
みさお「やっぱりガンダムはだブルぜータだぜ!」
シン「違うだろ!やっぱデスティニーだろ!」


こうゆう和やかな敵同士だから心配するな

490:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 12:28:12
むしろあれだろ、【強敵】と書いて とも と呼ぶ敵同士

491:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 12:51:14
シン「ダブルゼータはともかく、このゼータのパイロット、他人の気がしない…」

492:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 13:06:59
>>491
ゼータのパイロットって候補がありすぎてわからん。

TV版の女みたいな名前の奴か?
新約版の女(ry
シスコンでジャンク屋のニュータイプか?
ストーカーに追われていたオッパイでかい女子か?

493:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 13:12:55
みさお「ウサウサにしてやんよ」

494:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 13:19:31
>>492
べクトラのパイロット連中に決まってるじゃないか。

495:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 14:17:48
みゆき「お母さん、最近は特に元気ですね。どうかしたんですか?」
ゆかり「んーふーふー♪ 実はね……」



みゆき「……アスカさん」
( ゚Д゚)「ぷぇ?」
みゆき「私のお母さんに、何をしているんですか」
( ゚Д゚)「えーと」



( ゚Д゚)「あ、ゆかりさんこんにち(ズルッ)ウオォキター」グワッシァッッ
(〓ω〓.)「やんテラエロス」
( ゚Д゚)「ごめんよ俺はらき☆えろなんだ」
(〓ω〓.)「じゃあしょうがないわねジュウシマツ」
m9( ゚Д゚ )9m「こんなん。」
m9( 〓ω〓.)9m「分かったかな?」
二人「「お母さんによろしくね!」」

みゆき「……ばかー!」ダダダダダー

496:495
07/10/07 14:18:56
ごめん今日はとても眠いんだ

497:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 15:29:45
>>495
ちょwwwwおまwwww

498:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 15:58:29
>>495
みゆき(ガバッ)「・・・」

みゆき(じー)「・・・・」
ゆかり「あらあらどうしたの・・・?」
みゆき「な、なんでもないんです!!!」

499:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 16:03:06
>>496
ちょwwwバルスwwww

500:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 16:23:26
とうとう母親達にまで魔の手が…

501:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 16:41:22
おいおい、前からだろ?

502:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 18:04:34
>>494
全然関係ないんだろうけど『ベクトライダーズ』思い出した俺はオッサンorz

503:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 18:50:43
ああ……次はみきさんだ……

504:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 19:02:33
>>503
デッカード出撃でシンタイーホ

505:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 19:05:08
柊4姉妹にシンの魔の手(パルマ)が!

506:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 19:42:33
>>428
みゆき(wiki使用中)「キュベレイとはどうゆう機体なのでしょう・・・」(カタカタ)
次の日
みゆき(ハマーン様ヘア)「おはようございます皆さん」
こなた「おはよーみゆきさん・・・?どうしちゃったの髪上げちゃって」
みゆき「たまにはこういう髪型もいいと思いまして」
こなた(多分昨日の調べたんだろうな・・・)

507:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 20:49:22
>>502
まさかこのスレでその名前を聞くとは思わなかった。
あんなドマイナーなゲームを知っている人間が他にも居るとは……

508:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 20:51:45
>>503
シン「おいおい、俺は奥様方まで構わないで喰っちまうような―」
こなた「その方向性だけは止めて!」

509:satio
07/10/07 21:53:26
 人がいないようなのでこのまま投下。この前の続き。


 入学して皆が学校に慣れてきた頃。彼は時期はずれの転校生としてやってきた。
 黒い髪。威圧的な姿勢と態度。そして、何よりあの紅く燃えるような瞳。
 つかさは、そんなシンに対して恐怖、とまではいかないがそれに似たような感情を抱いていた。
 別にシンが暴力的だったとか、言葉使いが極端に乱暴だったとかではない。
 そもそも、つかさはあまり男子と仲良くできる性格ではない。むしろ男自体が苦手である。
 なので、つかさが、そんなシンに積極的にコミュニケーションを取れるわけもない。
 その頃は姉も「人の事いきなり呼び捨てとかどんだけ!」とあまり良い印象ではなかった。
 こなたの“親戚”とはいえ、友達にならずとも、ただのクラスメイトとして適度に付き合っていけば良い。
 それが姉妹で一致していた意見だった。
 だが、つかさの中で、そんなシンのイメージを払拭する出来事があった。
 一年の頃、こなたとの親交を深めよう。という名目で、かがみが急にこなたを柊家へのお泊りに誘った事がある。
 その日は両親、上の姉二人が急な外泊で家に居ない日だったので、少し心細かったのだろう。もちろん、つかさも賛同した。
 こなたも、その日はすんなりOKを出し、急遽こなたが柊家へお泊りすることが決まった。
そして、晩御飯係に立候補したつかさが、歩きでスーパーに向かう途中にそれは起きた。
「ん?」
 とある橋に差し掛かった時、川から小さな水しぶきが絶え間なく上がっていて、それが キラキラと夕日に反射していた。
 つかさは最初、魚が跳ねてるのかな? と思った。しかし、よく目を凝らしてみると
「……子供!?」
 川の真ん中で、女の子が水しぶきをあげながら溺れていた。
「え、うそ! ホントに子供が溺れてる!?」
 つかさは急いで、橋の真ん中まで走る。
 そこから覗いてみると、五メートル程下では、子供が水しぶきを撒き散らしていた。
「こ、こ、こ、こういう時は、どうするんだっけ!?」
 もちろん助けなければいけない。けど、どうやって? どうにかして。しかし、どうやって? どんだけぇ……。
 頭がぐるぐる、グルグル回って。
「えい!」
 つかさは、そのまま橋の上から飛び込んだ。
 普段なら絶対に足がすくんでしまうような高さではあったが、不思議と恐怖は感じなかった。
 ボチャン! と着水。
 別に泳げないわけでは無いので、そのまま子供の所までたどり着く事はできた。


510:satio
07/10/07 21:55:36
「もう大丈夫だよ!」
 しっかりと少女を“前から”抱きとめる。
 しかしこれがマズかった……。
「ちょ、ちょっと待って、そんなにしがみつかれると、私泳げない!」
 もとから体力が常人以下であるつかさが、子供とはいえ人一人を担いで泳げるわけもない。
 少女は完全に我を失っている。純粋に酸素を求め、つかさにしがみつく。
 そして、その度につかさは水に沈む。つかさは空気を求めて手足でもがき浮かび上がるが、それで精一杯。
 つかさは何度も浮かんでは沈み、を繰り返す。完全なる悪循環。その上、
(痛!)
 右足の下腿から電気的な激痛が走る。
(嘘! もしかして攣った!?)
 ただでさえ、不足していた浮力がさらに少なくなった事により、事態は益々深刻化する。
 残りの手足は、その不足分を補うために体力を余分に消費する。
 やがて、脳で手足を動かそうとしても、体が動かなくなった。当たり前である。
 体力には限界があるのだ……。
 人は浮かばない。真理に反した言葉がつかさの頭をよぎった。
(……私、もしかして死ぬ?)
 つかさはどんどん落ちていく。
 体が言うことをきかない。水中から見える太陽の光がどんどん遠くなっていく。
(いや……いや! いや! 助けてお姉ちゃん! こなちゃん! お母さん! お父さん!)
 しかし、誰も応えない。つかさは、この冷たい水の空間でただ独りだった。
(助けて……誰、か……)
『……!』
 そのとき誰かが自分の手に触れた気がした。でも、つかさはそのまま意識を失ってしまった。


 気がつくと、脳が、肺が、心臓が動いていた。
(息が、できる?)
 プハぁ。
 つかさは半信半疑で大きく息を吸い込んだ。懐かしい爽快感が体中を駆け巡っていく
(気持ちいい……)
「よかった、一発で目が覚めた!」
(誰?)

511:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 21:57:37
シンにGガンダムを見せてみる3クール目
シン「OPのウルベさんカッコいいよ」


512:satio
07/10/07 21:57:54
 目の前で誰かが叫んでいる。確認しようとしても、まぶたが重くて視界がどんどん暗くなっていく。
「あ、こら! 目を閉じたら、また吹き込まなきゃならんだろうが!」
 ゴン!
「いた~い!」
 頭、特にオデコに鈍い痛みが走る。どうやら頭突きをされたようだ。
 だが、そのおかげで完全に視界が開けた。
 ここは相変わらず川の中心部。そして、目の前にいたのは、なんと同じクラスのシン・アスカだった。
 ちなみに、彼の上半身は裸だ。
(え、何でアスカ君がここに?)
「あきらめるな! しっかりその子を捕まえてろ!」
 シンが怒鳴るのに呼応して、つかさは自分が川に飛び込んだ理由を思い出し、すぐに少女の存在を探す。
 少女は真っ赤な顔で、つかさの腕にギュっ、と抱きついていた。


 つかさは肩で息をしながら、隣で同じく荒い呼吸を繰り返すシンを見つめる。
 流石というか何というか、シンは二人を抱えて岸まで戻る事に成功した。
 この行動の凄さは、一般人のつかさでも分かる。
 小柄とはいえ少女二人を担いだまま泳ぎ切るなんて事は、専門的な訓練を受けでもしない限り不可能だ。
 しかも、自分は完全に足が攣っていたのに。である。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「あ、ありがとうアスカ君。おかげで助か―」
「死ぬ気かこの馬鹿!」
 突然の怒声に、つかさはひくっと竦み上がる。
 燃えるような赤い瞳を吊り上げながら、シンはさらに声を張り上げた。
「川で誰かが溺れてるのを発見したらたら、他に助けを呼ぶのが常識だろ! 泳ぎが得意じゃないなら尚更だ!」
「あ、あたし……どうしたら良いか分かんなくて……」
 その時、
「ひかげちゃん!」
 一人の女性が猛烈な勢いで川岸を駆けてくると。そのまま、助けた少女に抱きついた。
「お姉ちゃん!」
「ひかげちゃん!」
 二人は強く抱き合ってから体を離した。
「私のバイト終わるまで待っててって言ったのに、どこにもいないから心配したのよ!」
「ごめんなさい。あのね、足が攣って溺れてたのをあのお姉ちゃんが助けてくれて、目が覚めたら二人がチュウしてて!」

513:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 21:59:59
こなた達と別れ、CE世界に戻ったシンはストライクフリーダムと戦闘、苦戦を強いられていた…

シン「グアッ! クッ…、やっぱ俺じゃストライクフリーダムには…キラ・ヤマトには勝てないのか!?」
(=ω=.)『そんなことないよ、シン!』
シン「な…、こなたの声? どこから」

その時、デスティニーの右手に美水かがみ風にイラスト化されたこなた、かがみ、つかさ、みゆきの顔が十字にくっついた大剣が現れた!!

シン「な!? こなた、これって!?」
(=ω=.)『説明は後、なんとかうまくいったようだね~。ここは一発バシーッと必殺…』
ガション『カガミツンデレ』
かがみ『シン、急に変えるとこなたがへそを曲げちゃうわよ』
シン「あ、これで話せる相手が変わるのか」
ガション『ツカサテンネン』
つかさ『シンちゃん、頑張って!』
ガション『ミwikiwiki』
みゆき『シンさん、信じています!』
ガション『コナタユルユル』
(=ω=.#)『こ~ら~シ~ン~、話の途中で切らないでよ! …まあいいや、必殺技だよ必殺技! ここは真の主役として、ズバーッ!!っとカッコよく決めるのだ~!』
シン「必殺技! ……えと、あぅ……らき☆すけ切り!」
四人「エエェェェ~~~~~~ッ!?」(ガビーン)

514:satio
07/10/07 22:00:31
「チュウ?」
「とにかくこのお兄ちゃんとお姉ちゃんが助けてくれて……うええええええん!」
「ああ! とにかく良かったわ! 本当に良かった……」
 姉は、目に涙を浮かべなが、目の前の小さな体を力強く抱きしめた。
 しばらくそのまま抱きしめあっていたが、再びひかげから体を離すと女性はこちら側に顔を向けて何度も頭を下げる。
「ありがとうございます! 本当にありがとうございます!」
「いえ、助けてようとしたのは俺じゃないですから。そんな事より、この子を早くお風呂にでも入れてあげてください」
「でも、あなた達は……」
「俺たちは大丈夫です」
「では、今度お礼に伺いたいので、お名前と住所を教えていただけますか?」
「いや、お礼なんていいですよ」
「え、でもそういう訳には……」
 女性は、困ったような表情を浮かべた。
 シンはひとしきり考えて、
「なら、今度、そこの鷹宮神社でお守りの一つでも買って下さい」
「お守り……ですか?」
「それでちゃんとお礼になりますから。な、柊。いいだろ?」
「あ、うん……」
「というわけで、さ、早く」
「分かりました。本当にお二人共ありがとうございました」
 二人が去って行くのを見届けて、シンは再びつかさに目を向けた。
 つかさは、その赤い視線から目を背けるように俯く。
「アスカ君、ごめんなさい……」
 地面を見つめながら言った。怖かった。また怒鳴られると思った。
 でも、自分はそれだけ馬鹿なことをしたのだし、そのせいでアスカ君まで危険な目に合わせたのだから仕方が無い。
そう思って、怒声に備えて身構える。しかし、
「……いや、俺も言い過ぎたよな」
 予想に反して、彼の口から出たのは穏やかな言葉だった。
「昔似たような事があったから、つい感情的になった。でも、君の行動はマジで誉められたもんじゃないぞ。次から気をつけるんだ……」
 この穏やかさが、つかさをますます惨めにさせた。
「……ごめん、ね」
 自分の馬鹿さ加減にはほとほと呆れる、嫌になる。
 怒鳴られると怖い。でも、それよりも、優しくされるのは色んな意味で辛かった。
「う……うう……」

515:satio
07/10/07 22:02:39
 ポタッ、と涙が零れた。一回落ちるともう歯止めは効かない。
「えええ! なんで泣くんだ!?」
「ごめん……ごめんね……私、馬鹿だから……」
 だから自分は駄目なのだ。姉とは違い、人に迷惑をかけ、人に助けられ、そして人に呆れられ嫌われる。
 つかさは別に人見知りなわけではない。
 自分の馬鹿さ加減で人に迷惑を掛ける事で、人に嫌われるのを恐れ、人と付き合えないのだ。
 ちなみに、それは過去に元友達だった少女達と、何度も経験した過程からくる恐怖でもある。
 腕で涙を拭う。でも自分の服はビショビショでとても気持ち悪かった。
 その時、
「え……」
 つかさの手に暖かい物が落ちる。それは、黒い学生服だった。
「と、とにかくだな。それじゃあ風邪引くから、上着だけでも脱いでそれを着とけ……その、別にそれで涙を拭いても構わないから」
 顔を上げてみると、そこにはいつの間にかカッターシャツを着ていたシンがいた。
「アスカ君は?」
「俺はカッターで十分だよ」
 彼は顔を真っ赤にしていた。
「……」
 つかさが呆気に取られて、何も喋れないでいると。シンは益々顔を赤くして言った。
「ああ~、その~、あれだ。突発的な事に混乱するっていうなら、これだけ覚えてるといい。
 次に何かあったら、まずは俺に知らせるんだ。君が被るトラブルぐらい、俺がすぐに薙ぎ払ってやるよ」
 相変わらず彼はぶっきらぼうに言う。けど、その言葉はつかさを想う気持ちで溢れていた。
 彼は優しい。でも、いろいろ不器用なのだろう。
(アスカ君……)
 つかさはその場で手早く上着を脱いで、男物の制服に袖を通す。
 近くに男がいるにも関わらず、お構いなしの大胆な行動に、シンは急いで目を逸らした。
 シンの制服。袖は長いし、いたる所はブカブカ。でも……、
(男の子の匂い……)
 その制服は、着ているととても落ち着いた気持ちになれた。
(何でだろ、頭がボーっとする……)
 その日、つかさはシン・アスカとは怖い存在ではなく、自分に優しい存在であることを知った。。
「あぁぁぁ! しまったぁ!」
 その男は突如奇声を上げると。彼は素早くカッターを脱ぎ捨てて上半身裸になり、なぜか川の中に再び入っていく。
「え、ど、どうしたの!」
 川の中腹まで泳ぎ、そこに浮かんでいた何かを掴むとまた戻ってきた。

516:satio
07/10/07 22:05:20
 その手には、いわゆる萌え、と言われる可愛らしい女の子が露骨にプリントしてあるリュックサックが握られていた。
 というか、よくこんなの持って天下の横道を歩けたものである。
「こなたに持ってくるよう頼まれてた、お泊り用の服がビショビショに……」
「ふ、服? ……ぷっ、あははははは」
「な、なんだ? なに笑ってるんだ?」
「ごめんねぇ。だって、大げさに『あああ! しまった!』 って言うから何事かと思って。
 でも、実際大した事無かったから、可笑しくて」
「おいおい、笑い事じゃないよ……居候っていうのは肩身が狭いんだから……はぁ、怒るかな、あいつ……」
「あ、そっか。私を助ける時、服を脱ぐ時に捨てちゃったんだね……ごめん、私も一緒に謝るよ」
 その後、こなたは事情を聞いて、鞄のなれの果てに涙はしたものの、状況が状況だったので怒ったりはしなかった。
 そして、流石に家と柊家を二往復させるのは可哀想だと思ったのか。
 下着はコンビニ、服はかがみのを借りてその日の出来事は終わった。
 もちろん、シンはシャワーだけ借りるとすぐに帰った。

 つづく。次回の投下で完。

517:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 22:06:32
ワク×2

518:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 23:11:59
>>516
GJ!ああ、やっと書き込めた。1時間も板止まるとは。
シンがあまりにもシンっぽくてニヤニヤしてしまうw
これがさいもえ優勝した男キャラのツンデレかよ……ww
次回も楽しみにしています。

519:貼り逃げ
07/10/07 23:33:50
 最近、先生の様子がおかしい。普段は身につけないようなネックレスや、香水、薄化粧なんかしている。あのスウェン実習生が来てからかな?いや違う…

 きっと先生はシンに対して一人の女性〈おんな〉して意識し始めたのだろう。
私はどうなんだろう、同じ家に住み、同じ生活をして、同じベッドで寝ている…
他の女〈ひと〉だと一つや二つ恋愛感情が芽生えるのだろう…
でも私は彼の心の闇〈くるしみ〉を知っている。

 彼は二年前に家族を目の前で失っている、そして…二年後に守りたい女性〈ひと〉を目の前で失っている。
私は彼の心の闇〈くるしみ〉を癒すために彼を家族として迎えた。そして…私はある時は姉弟として、ある時は母として、ある時は友として接した。

 でも私は先生のように一人の女性〈おんな〉として彼に接したい。一人の女性〈おんな〉として、彼の心の闇〈くるしみ〉を癒したい…
そして、いつか彼の心の闇〈くるしみ〉が癒えたら私の胸の内を打ち明けたい…

あなたを心から愛していると…

520:>>519にインスパイア
07/10/07 23:53:45
最近、こなたが可愛くなってきた。まあ、前から可愛かったけど、そういうことじゃなくて。
そう、なんていうか女の子として、恋する乙女としてとでもいうのか……

たぶん、こなたはシンのことが好きなのだろう。端で見ていてわかりまくりなんだけど。
あたしはどうなんだろう。
できればこなたを応援したい。

でもみゆきもつかさも、そう、あたしの知っている親しい周りの女の子がみんなシンを意識している。
おそらく恋愛感情を持っている子もいる……。
その子達のことを考えるとこなただけに肩を持つことはできない。

いや、そうじゃない。
自分をごまかしている。
そうだ、あたしもシンのことが好き。
誰にもいえないけど、誰よりもきっとあいつのことが好き。
あのぶっきらぼうな優しさも、その心の奥に隠れている私には明かしてくれていないだろう寂しさと孤独も。

たぶん、こなたはその寂しさの訳を知ってるのだろう。
だからあの子なりに彼をぬる~くぬる~くしてあげたいと……
あの子なりの優しさで包んでやりたいとあんな態度を取っているのだろう。

でもあたしもシンが好き。
こなたにもシンにもそれを伝えたい。

誰よりもシンを好きな気持ちは負けないと……

521:通常の名無しさんの3倍
07/10/07 23:53:54
>>516
GJ!シンかっけえぇぇぇ!!つかさかわえぇぇぇ!!
続き楽しみにお待ちします!

522:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 00:06:57
あぁ長文の割りにキャラも話も崩れてない。GJだ!!>509

523:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 00:22:12
>>516

GJと言わざるを得ない

524:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 01:00:30
>>513
ライナーフォーム噴いたw

525:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 01:05:24
>>513
テラライナーフォームw

526:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 01:29:20
ジュウシマツ貼り氏の、同人紙がほしいと思った俺は末期。

527:陵桜学園占拠事件2
07/10/08 01:31:44
 陵桜学園、占拠される。
 その一報が埼玉県警に入ったのは、事件発生から実に二時間が経過した後だった。
 きっかけはその時間に警察とマスコミ各社に届いたDVDビデオだった。一部の近隣住民は事件に気づいていたが、そのときは既に携帯電話やインターネットを含むすべての通信手段にジャミングがかけられた後だった。彼らが使う通信機を除いて。
『このディスクが正確に届いているなら、現時刻は1400時頃でありましょう。以下はその前提で話を進めます。
 さて、我々開道教は本日1200時を以て、私立陵桜学園高等部を占拠いたしました。まずは生徒1783名の命は我々の手の中にあることを宣言しておきましょう。
 我々はいかなる交渉、司法取引、もしくは懐柔の一切を拒絶します。1時間後に連絡いたします。そのときに、我々の要求を伝えましょう』
 この犯行声明を見た県警が機動隊を学園に派遣したときは既に、彼らは陵桜学園を一個の要塞へと改造した後だった。


 少し時間を戻す。
 シン達五人とその他の生徒達は、携帯電話を取り上げられた後、押し入ってきた完全武装の兵士達に誘導されて廊下を歩いていた。今廊下で誘導されている生徒と教員を見る限り、階層ごとに分けて誘導されているようである。
 頭の後ろに手を組まされた人質達を誘導するのは、合計で八人ほどの武装した男達だった。全員、ベルギー製の最新自動小銃を手にしている。
(相当に手際がいいし、装備も無駄なオプションは一切つけない実用一点張り……それも一種類に統一してコストダウンをはかっている……こいつら相当訓練されてるだけじゃなくて、場数もそれなりに踏んでるな……)
 こなた達と共に誘導されながら、シンは相手の力量を推し量っていた。
(無駄な殺しはしないタイプだけど……殺しをためらうような連中でもない……下手に騒がない方が身のためか……)
「わ、私たち、これからどうなっちゃうの?」
 不安げなつかさの言葉に、シンの思考は断ち切られた。声の方を向くと、今にも泣き出しそうな表情のつかさがいた。
「と言うか……これってどういうことなの? 占拠するにしたって、何でよりによってうちの学校なのよ?」
「静かに」
 不安げなつかさと、彼女に続いて口を開いたかがみに向かってシンは言う。
「下手にしゃべるな。目をつけられたら終わりだぞ」
「ちょっと……」
 反駁しようとしたかがみの言葉は、まるで巌のようなシンの表情に押さえ込まれた。こなたと同様、シンのこんな表情を見るのは初めてだった。
「こいつら間違いなくプロだ。無駄な殺しはしないけれど、必要ならいくらでも殺すタイプだぞ。出来るだけ静かにして、目立たないようにしていろ」
 有無を言わせぬ表情と言葉に、かがみも思わず頷いた。その視線の先には、硬い表情のシンの顔がある。
 その表情に、かがみは編入当初のシンを思い出していた。常に表情を張りつめさせ、全身を緊張させたその姿に、むき出しのカッターナイフを連想したことを今でもよく覚えている。
 あれから三ヶ月近くがたち、シンの方も同居しているこなたにほだされたのか、人が変わったようにゆるくなった。それこそ、コスプレ喫茶でのバイトに何の疑問も抱かないぐらいに。
 その彼が、やっと普通の暮らしを得て、同年代の少年と同じようになりかけていた彼が、再び戦士の顔になっている……かがみは、自分たちが人質にされていること以上に、その事実に対して強い怒りを覚えていた。


528:陵桜学園占拠事件2
07/10/08 01:33:23
 そのままテロリストに誘導され、連れて行かれた場所は第一体育館だった。そこまで誘導される途中で正門の前を通るが、誰もいない。警察も、マスコミも、だ。どうやらまだ誰もこの事件に気づいていないようだ。
 入り口に向かって誘導されながら、シンは考える。
(下手なことはしない方が身のため……けれど、ここでじっとしていたって、事態は好転しない……何らかの手段で、警察に連絡できれば……)
 瞬間。
 首筋に何かが突き立てられたような錯覚を覚えて、シンは勢いよく振り向き、立ち止まった。
 視線の先には、一人の男がいた。
 短く刈り込まれた髪に、細面の容貌。細い肉体を戦闘服で包んでいるが、そこに弱さはない。徹底的に鍛え抜かれた力強さがそこにある。ほかのテロリストと同じように、彼も銃を手にしていたが、それは周りが持っているSCAR─Hとはまるで違う銃だった。
 独特の形状の細身の銃身に、頬が当たる部分で緩やかなアールを描くストック、ほかの銃に比べて複雑きわまりない形状のフラッシュハイダー……。
 シンにもう少しこの国の軍事に関する知識があれば、それが自衛隊の正式小銃……89式小銃であることがわかっただろう。
 だがそれらの中で何よりもシンの注意を引いたのは、眼光だった。見るものをすべて射すくめるそれに、シンは幼い頃両親に連れて行かれた博物館で見た、抜き身の日本刀を連想した。
「さっさと歩け!!」
 いきなり後頭部をストックで小突かれ、シンは我に返り、あわてて歩き出した。
(マークされたかもな……)
 仏頂面でそう考えながら、シンは不自然でない程度の早足で先を行っていたこなた達に合流した。


「たく、学生が」
 シンを小突いた男(朝のトラックの中で通学路を監視していた男だった)は舌打ちして唾棄する。その様子を誘導されていた生徒が不安げな瞳で見ていた。
「見せ物じゃねぇぞ」
 こちらを見ていた生徒に低い声で言い、銃口をちらつかせる。おびえた生徒は一目散に体育館へと駆けていった。
 その様子を鼻で笑う男。作戦時の緊張の中で、多少は溜飲が下がった様子だった。
「ノグチ」
 と、背後から少しかすれ気味の、それでいて鋭い声がかけられる。ノグチと呼ばれた男があわてて振り向くと、89式小銃を持った男がいつの間にか背後に立っていた。
「い、イイヅカ隊長!! 何のご用でしょうか!?」
 相手の姿を認めた瞬間、ノグチは直立不動となっていた。元々彼は生粋のテロリストで、所謂軍規などとは無縁の生活を送っている男だったが、目の前の男にはどんな人間でもそうさせてしまう妖気のようなものがあった。
「今お前が殴った男子生徒……あいつから目を離すな」
「はっ?」
 イイヅカの単刀直入な命令に、ノグチは間抜けな声を返していた。
「今の男をですか? 何故です?」
「気づかなかったのか? あの男子生徒、ただ歩く振りをして俺達の戦力を観察していたぞ」
「ええ!? あんなちびのガキがですか?」
 イイヅカの言葉に、ノグチは素っ頓狂な声を上げる。
「おれも見ただけでは確証が得られなかったがな……試しに殺気を向けてみたらあの反応だ。ただのちびのガキなら、殺気に対してあんな反応は返さない……そもそも、殺気を向けられていること自体に気づかない。おそらく、何らかの形で実戦を経験しているぞ。あの学生は」
「しかし……いや、待てよ」
「どうかしたか?」
 あごに手を当て、考え込み始めたノグチに、イイヅカは眉をひそめて聞き返す。
「二年の教室を制圧した連中が妙なことを言っていました。男子生徒の中に、やたらと動きがいい奴がいたと」
「動きがいい奴?」
「はい。何でも、銃声がなった瞬間に傍らのクラスメイトを押し倒して伏せさせたとか何とか……完全に、訓練された動きだったとも言っていました」
「あの男子生徒は何年生だ?」
「二年生です」
 ノグチの言葉に、イイヅカの確証はより確実なものとなった。
「決まりだな。お前のチームであの生徒を監視しろ。いつ何時も絶対に目を離すな」
「了解!!」
 ノグチは力強く答え、通信機に手を伸ばした。


529:陵桜学園占拠事件2
07/10/08 01:39:04
 体育館に生徒全員が集められたのは、テロリストたちが押し入ってきて30分ほどたったときだった。
 学年、と言うよりも階層ごとに集められているのか、列に全く一貫性がない。いる人間をとにかくつれてきて一カ所に放り込んだ……そんな感じがした。その状態で、さらに1時間半ほど放置されている。
(今のうちにいろいろ準備してるんだろうな、こいつらは)
 周りにいる生徒を見渡すと、全員例外なく落ち着きがない顔をしていた。当然であろう。突然何の前触れもなく、見ず知らずの男たちの手によって日常が破壊されたのだ。落ち着けという方が無理な相談である。
「エー……皆さん、とりあえずお静かに」
 そのとき、体育館のスピーカーを通して、男の声が響く。その時点で不安げに小声で話す生徒はいたが、騒いでる生徒など何処にもいなかった。大声を出そうにも、テロリストたちの銃口にふさがれていた。
 壇上を見ると、肩までの黒髪にめがねをかけた男が、マイクを掴んでいた。シン達にはむろんわからないが、犯行声明を読み上げていた男だった。
「エー、皆さんをここに連れてくるときにも申し上げたとおり、この学園は我々開道教が占拠いたしました。
 あなた方は我々の目的を達成するための人質と言うことになります。とりあえずはここで待機していただきます。
 政府の回答次第で、あなた達の安否が決まりますので、日本政府がよい返事を出すことを期待しておいてください」
 それだけ言うと、男はさっさと退いてしまった。こちらの疑問には最初から答える気がないと言うことか。
「なぁ、高良」
「は、はい?」
 突然シンに声をかけられたみゆきは、裏返った声で返事を返す。このような状況下では無理もない。こなたをはじめとした周りの生徒たちも概ね似た様な状態だった。
「……いや、何でもない。忘れてくれ」
「い、いえ!! 私は大丈夫ですから……話しがあるなら、どうぞ」
「いや、状況が状況だし、いつも通りなんてはなせないだろ?」
「…………」
「高良?」
「……いつも通りじゃなくていいです」
 黙り込んでしまったみゆきにシンが怪訝な声を上げると、表情を堅くしたみゆきがゆっくりと口を開く。
「いつも通りじゃなくても、いいんです。何か話していないと……その、押しつぶされてしまいそうで……」
 目尻に涙をため、絞り出すように言うみゆきの姿に、シンは自分がこの学園でどれだけ異質な存在か思い知っていた。同時に、周りの人間の心情を考えずに、情報収集に徹していた己を恥じた。
「……ごめん」
「え?」
 いきなり謝るシンにみゆきは驚いた声を返す。
「おれ、みんなの気持ちをなんにも考えずにさ……知りたいことばかり知ろうとしていたからさ……それで、その」
「あ、いや、それは……仕方がないと思います。だってアスカさんは……その……私たちと少し育ちが違いますから……」
 言ってからみゆきは、自分の言葉の意味を悟る。
「あ、いや!! 勘違いしないでください!! その、そういう意味じゃありませんから!!」
「いや、いいって。ちょっと周りと違うのは自覚してるから、気にしないでくれ」
「は、はい……すいません……あの、それで、何を聞こうとしたんですか?」
 苦笑しながら言うシンに、顔を赤らめながら問うみゆき。
「ああ、忘れるところだった。あいつら、カイドウキョウとか名乗ってるけど、いったいどんな連中なんだ?」
「日本人なら知らない奴はいない、最低最悪のテロ集団よ」
 シンの疑問に吐き捨てるように答えたのは、かがみだった。こんな状況下にもかかわらず、嫌悪感を隠そうともしていない。
「かがみんの言うとおりだね。ショッピングモールで毒ガスばらまくわ、朝の東京駅を爆弾で吹っ飛ばすわ……アニメにもなかなかいないよ、こんな連中」
 いつもよりも覇気がない口調で、こなたも同意する。こちらも同じように嫌悪感がむき出しになっていた。
「毒ガスに爆弾って……本当かそれ?」
「本当です。ショッピングモールではVXガスが、東京駅ではセムテックスと呼ばれるものが使用されたそうです」
 みゆきの言葉にシンは完全に絶句した。


530:陵桜学園占拠事件2
07/10/08 01:43:26
「ど、どうしたの?」
 いきなり黙り込んでしまったシンに、つかさが心配げに聞いてくる。周りが話し始めたおかげで、ある程度は立ち直ったようだ。
「セムテックスにVXって……まともじゃないな」
「なに? それってそんなにやばいの?」
「セムテックスは探知が困難なプラスチック爆弾の代表格なんだ。相当に強力な爆薬で、250グラムあれば航空機の破壊が可能だ。それを朝の駅なんて人が密集した場所で使うなんて……」
「東京駅爆破時には、ホームに進入した車両の先頭から二両が爆発して、合計で371名の死者と、2000人近い重軽傷者が出たそうです」
「ショッピングモールの方はさらに最悪ね。エアコンのダクトにガスが流し込まれて……こっちも400人近い死者が出て、今でも後遺症に苦しむ人が1000人以上いるわ」
 かがみが吐き捨てる様に、みゆきの後を引き継いだ。
「VXとか言うのは、どんなのなの?」
「こっちも最悪だ。
 VXガスはもっとも毒性の高い化学物質の一つなんだ。使われたのがサリンとか科学的に不安定な物質なら水で洗い流せるけど、VXガスは科学的に安定していて、温帯の一般的な気候なら、一週間は効果が残るんだ。
 もちろん水に溶けないから、科学洗浄が必要になる。最悪、ガスが付着した物体に触れただけでもダメージを受ける……こんなのを人口密集地で使うなんて、本当にまともじゃないな」
 こなたの問いにシンはよどみなく答えた。
「なんか、パイロットの割には、随分いろいろ詳しいね」
「当たり前だ。NBC兵器に関する知識は、白兵戦とモビルスーツ戦闘に次ぐ重要事項だったからな。それより、もう少しこいつらのことを……」
 シンの言葉は、シン達がいる場所の反対側……体育館の西側で突然起こった争乱にかき消された。
 そちらに目を向けると、一人の女子生徒が男たちに連れて行かれようとしていた。その女子生徒の顔を見たこなたが、素っ頓狂な声を上げる。
「ゆーちゃん!?」
 今まさにテロリストたちに連れて行かれようとしているのは、こなたの従姉妹の小早川ゆたかだった。
「…………!!」
 その光景にシンは唇を噛みきった。引き結ばれた口の端しから血が一筋、滴り落ちる。
(落ち着け……目立つ行動は……)
 次の起きた事象は、そんなシンの思考を完全に粉砕した。
 緑色の髪の、別の女子生徒……ゆたかの親友の岩崎みなみがテロリストにつかみかかったのである。だが、たかだか女子高生の腕力が、幾度かの実戦を積んだテロリストに通用するはずもなかった。
 ゆたかを立ち上がらせた男の左腕をつかんだみなみの両手はあっさり振り払われ、続いて突き出された手のひらに突き飛ばされた。
 その様子はシン達がいる場所からも見えた。その場の全員が凍り付いていた。一人を除いて。
「やめろ!!」
 シンは、気が付いたら立ち上がって叫んでいた。生徒たちを囲んでいた銃口が、一斉にこちらを向くのを感じ取る。
「その子は体が弱いんだ。ただでさえこんな状況下なんだぞ? いつ倒れるかわからない。連れて行くなら、俺を連れて行け!!」
 もう失いたくない。今のシンの頭は、この思いしかなかった。


531:陵桜学園占拠事件2
07/10/08 01:44:33
遅くなって申し訳ございませんorz
とりあえず今回はここまでです。

532:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 01:48:29
>>531
乙です。
…テロリストの銃が某国の制式採用品(予定)なのは伏線だろうか。

533:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 01:57:27
ソレスタル・ビーイングが存在したら、真っ先に粛正されそうだな。>開道教

ともかく、シンがんがれ。

534:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 02:02:56
昼休み
ゆたか「最近、体重計に乗ってみたら体重が増えてるの」
みなみ「ゆたかは元々線が細いから、太ってもいいと思う」
パティ「そうデスヨ、健康が一番デスネ」
みなみ「そう?ん~梅干が美味しい。最近何故か酸っぱいものが美味しく感じちゃうんだよね」
ひより「(まさか・・・・ね)」

535:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 04:08:14
5行目はゆたかではないのか

536:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 04:24:04
シンがm(ryみたいになってきたなあ

537:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 04:34:51
>>531
この先らき☆すた版ダイ・ハード的展開になるのかwktk

538:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 05:38:43
>>531
乙&ドキドキしながら続きを楽しみにしています。
死人が出ないことを願うばかり。

539:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 08:46:39
>>531
かっこよす、脳汁出た。

540:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 09:08:21
VXガスか、ニコラス・ケイジとショーン・コネリーの「ザ・ロック」を思い出した
もしガスに触れたら解毒剤のアトロピン入り注射器を心臓に刺さなきゃいけないんだよな

541:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 09:24:03
>>511
むしろ、旧シャッフル同盟の最期で、

( ゚Д゚)「あ、フェイズシフトダウン……」

542:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 09:42:59
(=ω=.)「シン!」

( ゚д゚)「ん」

ボゴッ

( ゚д゚)「グハッ!」

(=ω=.)「あんな電池切れと一緒にしちゃ駄目だよ!。彼等は命の火を燃やして若者達を救い、燃え尽きたんだよ!!」

543:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 09:56:27
そうじろう「シン君。中の人はともかく、MSまで一緒に燃え尽きるようなガンダムと一緒にしちゃイケないよ」

(〓ω〓.)「悪意を感じる」

544:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 10:04:38
(〓ω〓.)「パルマがショボいのが原因だね」
( ゚Д゚)「急になんだ」
(〓ω〓.)「これを見て研究しなさい」


―そして――


( ゚Д゚)『我道拳!』バシュ

( ゚Д゚)『かめはめ波ー!』ドギュゥゥゥン

でこ助『こいつっ!』ビームズバァ

( ゚Д゚)『甘いわ!』バシィ
でこ助『え』
(#゚Д゚)『真剣っ白刃取りぃ!』ビームボキッ
でこ助『折れたー!?』

兵士A『大変だ! フリーダムが破壊したメサイアが!』
兵士ω『このままじゃ地球に落下してしまう!!』
( ゚Д゚)『任せろ!』

ダーッシュ

( ゚Д゚)『ウオォフラッシュ・エッジ!』

ザク ザク

(#゚Д゚)『ギィィガ・パルマ・ブレイクゥゥゥァ!!!』

グルグルグルドカーン


七日目
首都メサイア 陥落


(〓ω〓;)「首都……?」


兵士γ『大変だ今度は月が地球に!』
(#゚Д゚)『ミネルバ! 合体するぞ!』
たりあ『無理を言わないで!』
(#゚Д゚)『ばっきゃろう! 道理を蹴っ飛ばして無理を通すのが俺たちグ』

プツン

545:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 10:07:55
シン「1stも最終回でスクラップになったはずですが……」

546:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 11:40:19
アムロ「C.B.Sが生きてたから無問題」

547:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 13:08:45
( ゚Д゚)「しかし、さ」
(〓ω〓.)「ん?」

> 僕にはまだ、帰れる場所があるんだ

( ゚Д゚)「『ガンダム』ってのは、フィクションの物語なんだよな」
(〓ω〓.)「そうだね」
( ゚Д゚)「キャラクターそれぞれに、作られた設定と、デザインしたデザイナーと、演じた役者が付いて居るわけだ」
(〓ω〓.)「そうだね」
( ゚Д゚)「どんな事実も、すべて脚本の上……」

> さーん! にーい! いーち!

( ゚Д゚)「カツもハヤトも数年後には死ぬんだぜ?」
(〓ω〓.)「そうだね」
( ゚Д゚)「また戦争が起きて、人が死んで、それがただのドラマになるんだ……こんなに空しいことはない」

(〓ω〓.)「現実と何か違う?」

( ゚Д゚)「え?」
(〓ω〓.)「戦争が起きて、人が死んで、ドラマになる。過ぎた歴史を振り返って、『こいつは死ぬ』『こいつは生きる』。ほら、何か違う?」
( ゚Д゚)「……バカか。見せ物にされた世界と、この世界とでは」
(〓ω〓.)「ここも脚本の上かもしれない」
( ゚Д゚)「あ……」
(〓ω〓.)「お母さんがいないのも、お父さんが変態なのも、視聴率を上げる脚本のウチかもしれないじゃない?」
( ゚Д゚)「……」
(〓ω〓.)「何にせよ君は君だよ。適当に生きれば?」



( ゚Д゚)「……結構、あんたも考えてるんだな」
(〓ω〓.)「中二の頃は特にねwww」

548:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 14:12:59
>>544
アスラン「ちょww戦争はヒーローごっこじゃないってwwwwww」


549:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 14:56:28
違う世界でただの人をやめて青のヒーローになったキャラと同じ声の君が言うな

550:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 15:30:55
シンはリアルロボットからスーパーロボットに進化したんだYO
 
 
シン「俺の辞書に不可能の文字は無い!!」
シン「俺は不可能を可能にする男だぜ」
シン「光になれぇぇぇ!!」

551:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 15:53:34
>>531
乙です
頭のなかでグレンラガンのサントラがながれてるぜ!!

552:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 16:33:26
URLリンク(local.tubo.img)
おおう

553:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:27:19
スーパー系の流れに乗って。

シン「みんな! あれをやるぜ!」
アスラン「こっちはOKだシン」
レイ「了解」
ルナマリア「やっちゃいなさいシン!」

シン「いくぞ! パルマにて、悪しき恥じらいを断つ……名づけて! パルマ爆裂剣!」
シン「パぁぁぁぁぁルマってやるぜ!」


獣腕機触 パルクーガ

だからなんだ。と言われても困る。





554:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:34:01
つかさのジオラマシリーズ

グーンVSゾック
バルサミコスグーン隊
グーンの聖戦
宇宙の水陸両用機達

555:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:36:01
>>553
流行った。
シン「パぁぁルマってやるぜ!」
こなた「パぁぁルマってやるぜ!」
ひより「パぁぁルマってやるぜ!」
あきら 「パぁぁルマってやるぜ!」
白石「パぁぁルマってやるぜ!」
黒井「パぁぁルマったらなあかんなぁ」
つかさ「パルマる~♪」(訳。パルマをする)
かがみ「……」
俺もだから何だと言われても困る。

556:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:36:57
>>554
どれも気になるが特に最後の奴、明らかに矛盾してるだろw

557:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:44:02
バルサミコスグーン隊

SEEDの一話の「ザフトのために!」って感じで。
パイロットが全員。

兵士A「バルサミコスのために」
兵士B「バルサミコスのために」
兵士C「バルサミコスのために」
兵士D「バルサミコスのためにぃ!」←新人なんで気合入ってる。
兵士E「つかさたんのために。ハァハァ」←変態w
って言いながらグーンで出撃する部隊。

558:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:46:03
みさお「柊とアスカって似てるよなー」
みさお「何よ、藪から棒に」
みさお「だってさあ、この間、」



みさお「ノォォウ! チャリンコのチェーンが外れちまったよぉ!」
( ゚Д゚)「……何やってんだ」
みさお「あー、アスカだぁ。いやさあ、チェーンが外れちゃったんだけど、触りたくねーんだよぉ、汚いからさぁ」
( ゚Д゚)「じゃあな」
みさお「ああん、まってくれよぉ! ねーねー、コーラサワー奢るからさぁ」
( ゚Д゚)「ふん、……退きな」

ガチャガチャグルグル

みさお「わー、すげーな」
( ゚Д゚)「別に」
みさお「ありがとー! アスカ大好きだぜー!」チュッ
(゚Д゚*)「あ、べべべ別にあんたのためにやったんじゃない! ほら、早くコーラサワー買って来い!」
みさお「あはは、おっけおっけー」



みさお「ってさー」
かがみ「それと私と、何が似てるのよ」
みさお「え? 今ので分かんない?」
かがみ「分かんないわよ!」
みさお「柊はバカだなぁ」
かがみ「何ですって!?」
みさお「あはははー、柊も大好きだぜっ」
かがみ「は!? べべべ別にあんたに好かれても嬉しかないわよ!!」
みさお「あはははー」

559:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:47:47
そしてバルサミコスグーンは後にパーフェクトグーンを生み出す事となるのだがこれはまた別の話

560:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:50:12
つかさ「このパーフェクトグーンすごいね~。さすがグーンのお兄さんだね~」

かがみ「ああ、私の妹がどんどんこなた寄りに……」(泣)
こなた「流れは止められないのだよかがみん」

561:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:54:36

            / ̄ ̄ ヽ,
           /        ',
           {0}  /¨`ヽ  {0}',             >>558 
    ζ       l   ヽ._.ノ    ',   ζ        コーラサワーお待たせしました
   [ ̄]'E   リ   `ー'′   ',  [ ̄]'E       お代?いえいえ結構です
   ⊂⌒ヾ  ./          ⌒i /⌒つ        萌えの代償ですよ
      \\/ /i         i レ / ̄
URLリンク(imepita.jp)

562:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 17:59:06 inT1wbFw
最終的にはパーフェクトジオングーンになるわけか

563:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 18:04:09
つかさ「アロンダイトとか長距離ほうとかそんなのただの飾りなんだよ。シンちゃんはそれがわからないの?」

564:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 18:06:35
>>561
みさおはヴァカの子www

565:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 18:08:33
>>564
みさお萌えの俺にとってそれは褒め言葉だ。

566:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 18:08:40
GJ!
赤着てるんだから座学も並以上だったんだろうな。短慮な性格だからバカなのは
ある意味正しいがw

567:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 18:30:49
>>561
サワーなのに湯気立ってるぞw

568:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 19:17:39
>>561
シン頭良すぎワラタ。なんだかんだでエリートだったなそういえばw

569:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 19:24:15
かがみ「つかさ~、ってうわシンナーくさ。ちょっと何やってるのよ」
つかさ「あ、お姉ちゃん」
かがみ「マスクして何やってるのよ」
つかさ「うん、HGゾックに塗料ぬってたんだ」
かがみ「ガンプラ・・・」
つかさ「黄色にするとひよこみたいで可愛いよね~」

570:satio
07/10/08 19:52:06
 前回の続き。


 教室に注ぐ夕日が目に染みた。
 昔の思い出にふけっていたら、いつの間にか一時間もたっていたらしい。
「あれから、シン君とおしゃべりができるようになったんだよね……」
 彼がつかさにとってかけがえの無い人になるのに、そう時間は掛からなかった。
 今でも怒ると怖い。
 ぶっきらぼう。
 エッチ。
 でも……、
(シン君、好きだよ……大好き)
 つかさは、シンの上着を抱き締める。
 今は、静かに目を閉じてそのぬくもりに浸っていたかった。
が、その希望は叶えられないようだ。
「つかさ。いるかぁ?」
 委員会の会議からシンが戻ってきた。
「え、シン君!? うわぁ!」
 唐突な呼びかけと、恥ずかしい行動を見られたという驚きのあまり、つかさはバランスを崩して、座っていた椅子ごと傾いた。
「なっ!?」
 シンは急いでドア付近から駆け寄ると、つかさの肩を掴んで、転倒を防ぐ。
「あ、ありがとう。助かったよ」
「はぁ、びっくりした……ほんと、つかさは危なっかしいな」
「うう、ごめんね……」
 と、ここで、つかさはシンと一緒に体育委員の会議に出ていたはずの、姉の姿が無い事に気付いた。
「あれ、お姉ちゃんは?」
「ああ、ちょっとヤボ用ができて職員室に行ってる。俺はつかさを呼びに来たんだ」
「そっか。もしかして、まだ時間がかかるのかな?」
「いや、すぐ終わるから先に下駄箱で待ってて、だそうだ。だから下手したらもう居るかもしれん」
「そうなんだ、じゃあ行こっか」
 そう言って、つかさは椅子から立ち上がろうとした。すると、
「あれ?」
 長時間座っていたせいか、急に眩暈がした。
 シンはため息を一つ吐くと、黙ってつかさの背後に回り、体を支えた。

571:satio
07/10/08 19:54:24
「つかさ、お前は本当に目が離せないな……」
「……ねぇシン君」
「ん?」
「また、私が危なくなったら助けてくれる?」
 つかさはシンにもたれかかりながら言った。
「……どうしたんだ急に?」
「私、いつも迷惑かけてるから。嫌になったりされないかなぁ、って思って……」
 実は前から懸念していた事。今まで何度も経験した事。
 不安げなつかさの表情に対し、シンは怪訝な顔をした。
「そんなわけないだろ、何でそんな事言うんだ?」
「私……馬鹿だから。嫌われる事も多くて……」
 シンにだけはそんな風に思われたくない。けど、親しくすれば自分は絶対に人に世話をかける。
 それは分かっている。だけど、だからといってシンと距離を離すなど考えられない。けど嫌われたくない。
 そんな矛盾に今までどれだけ苦しんだだろう。どれだけ眠れぬ夜を過ごしただろう……。
 だが、そんな不安を包み込むように、つかさの頭に大きくて、暖かい手がポンッ、と置かれた。
「シン君?」
「呼べばいいだろ」
「えっ……」
「呼べばいいだろ。そうすれば、俺はいつでもつかさを助けてやるよ」
「でも、そんなの……迷惑でしょ?」
 シンはつかさの言葉を聞いて、海より谷より深いため息を吐いた。
「なぁつかさ。お前、もしかして自分は常に誰かに何かをしてもらってる立場だと思ってないか?」
「だって、実際そうだし……」
「それだったら、俺はつかさの事を助けたりなんかしないさ。人間なんて何だかんだ言っても結局は損得で動く生き物だからな」
「じゃあ私……駄目だね。私が皆にしてあげられる事なんて何も無いもん」
「人の話を聞けよ馬鹿。そんな事ないから、俺はつかさの事を助けてるって言ってるだろ……」
「え?」
「俺はつかさに、いつも救われてる」
「……そんな事」
「お前は、そのままで居てくれればいい。そのまま優しいお前でいてくれれば、それだけで俺たちは笑っていられる」
「そのまま?」
「そう、そのままだ。だから、俺はつかさがつかさである限りつかさを守るし。
 つかさの良さが分かってるこなたや高良も、お前の親友であり続けると思うぜ」
「でも……」
「お前を嫌う奴は馬鹿なんだよ。自分がつかさから受けている恩恵に気付いてないんだ」
「私と付き合って得な事なんて……」

572:satio
07/10/08 19:56:33
「自信を持てよ、柊つかさ。お前は守られてるばかりの女じゃない。ちゃんとお前しか持ってない大切な物をみんなに与えてる」
 そう言って彼は微笑む。こんな風に言われたのは初めてだった。こんな風に自分を必要とされたのも初めてだった。
 心がポゥ、っと泣きたくなるほど熱くなるのを感じる。
(ああ……やっぱり私はシン君の事……)
 彼の優しい言葉にこれほど心が満たされる。
 いや、言葉だけではない。その仕草や気遣い、その存在だけで……。
「いやぁ~、我ながら恥ずかしい事を言っちゃったな。こんな事、こなたには言わないでくれよ。あいつ絶対笑うからさ」 
 照れくさそうに笑う彼の手と体が離れていく。つかさは少し名残惜しそうにそれを見送った。
「それはそうと、俺の上着はどうなった?」
「……出来てるよ。はいシン君、上着」
「お、サンキュー」
 シンは差し出された上着を受け取って、ボタンを確認する。もちろん、バッチリ直っていた。
「ほんと。つかさが居てくれて助かったよ」
 言いつつ、シンは上着を羽織った。
 ―居てくれて良かった。
 その言葉を受けて、つかさは少し勇気が沸いた。
「つかさ?」
 つかさは、頭をシンの体にポスンと預ける。
「ど、どうしたんだよ?」
 困惑するシンとは対照的に、つかさはなぜか落ち着いていた。
「シン君の匂い。私、好きだな……」
「へ?」
「シン君……私ね……」
 シン君の事、大好きだよ。
 いまなら自然に言える。今日のつかさの心はなぜか暖かいものに満たされていた。
 そこに、発言の後の不安だのおびえなどという感情が入り込む余地など無い。
「シン君の事、だ―」
「お前、そういう性癖だったのか?」
「いス………………って、はい?」
 つかさは素っ頓狂な声を上げながら、頭を起こした。
 そこには怪訝な表情を浮かべ、首を傾げるシンの姿があった。
「そうか、匂いフェチってやつか……」
「……え、ええ~! 違うよ! そうじゃないよ!」

573:satio
07/10/08 19:58:46
 つかさは顔を真っ赤にしながら言う。
 というか、何でそんな話になるのだろうか?
「なんだ、別に恥ずかしがる事無いだろ? 人には多かれ少なかれそういう趣向が必ず一つはあるもんだ」
 ケラケラと笑いながら言ってくる。
 その笑顔は、純粋に可笑しくて笑っているといった感じではなく、
 どちらかと言えば、子どもが悪戯する時に浮かべる、面白くてたまらないといった感じの顔だった。
「シ、シ、シ、シン君、もしかしてわたしの事からかってない?」
「違うって。俺は別にフェチなんてあったとしても恥ずかしがるものじゃない、という事を言ってるんだ。
 ……まぁ、今の、あわあわ、言いながら慌ててたつかさを見てるのは面白いと言えば面白いが」
 これは流石にカチン、と来た。つかさはバリバリ本気だったのである。
 その上、今になって自分の言おうとした言葉に対する恥ずかしさがこみ上げてきた。
「も、も~! シン君のくせに~!  ほんと、どんだけぇ!」
「返しは、いかほど~。だっけ?」
 シンは間延びした口調で言いつつ、つかさの頭をなでなでする、
 先ほどとは違い、これはもう完全に人を子供扱いしている時の行動だ。
「もう、知らない!」
 つかさは踵を返して、教室から出て行こうとする。
「おい、つかさ。一緒に帰るんだろ?」
 背中越しにシンの声が届くが、振り返る事無く
「一緒に帰りたいけど、帰らない!」
 と言って、歩くスピードを速めた。
 その時、
「え?」
 つかさの手にシンの手が重ねられた。
「シ、シン君!?」
 つかさの頬にスッ、と赤みがかかる。
「悪かったって。一緒に帰りたいんなら帰ろうぜ。早くしないとかがみにどやされるぞ」
 そのまま、シンは勝手に歩き始める。顔を真っ赤にしたつかさも釣られ歩く。
 大体、こんな事をされたらシンについて行くしかない。
 体が高揚して言う事を聞かない。というか、離す気も起きない。
 つかさは、手の暖かさを感じながら、嬉しいやら、こんな事で怒りが納まる自分がちょっと情けないやらで内心複雑だった。
「う~~。シン君、ズルイよ……」
「ん? つかさ、今、何か言ったか?」
「……シン君、ズルイって言ったの」

574:satio
07/10/08 20:00:58
「なんで?」
「それは言えないけど……」
「? へんな奴だなつかさは」
 シン・アスカ。
 彼は、怒ると怖い。
 ぶっきらぼう。
 エッチ。
 そして、ちょっとズルイ。
 でも、やっぱり自分は、そんな優しいシンが大好きだった。

 ちなみに……、
 この後、二人が手を繋ぎながらやってきた姿を見たかがみが、声にならない叫びをあげたのは言うまでも無いだろう。

『裁縫事情』完
 いつかのシン×かがみで規制を食らってから、あれより長いのは書くまいと思っていたが、今回もかなり長くなってしまった……。
 長文失礼。

575:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:11:18
うおおおおっ! God Job!
こ、このスレには神がいる!

576:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:22:46
GJGJGod Job!!!真っ白に萌え尽きたぜ!
長くてもいいじゃないですか!規制はくらうけど

577:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:23:20
>>574
むしろ長文のほうが長く楽しめて個人的には G J!
相変わらずのフラグクラッシャーだなシンはwww

シン×かがみと言えば1スレ目のシン×かがみはアレで終了なんですか?
ルナマリアの写真が見つかった奴。

578:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:35:01
 みなさんGJありがとうございます。
>>577
 書いてはいるんですが、完成度四割といった所でして……
 それに、違うネタが浮かんでは、そっちを優先して書いてたら、
 いつのまにか、四本ぐらいのSSが同時進行なんて結果に……。
 1スレ目のシン×かがみは、いつかは投下したいと思ってます。


579:satio
07/10/08 20:37:48
>>578
satio
を入れ忘れたw

580:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:40:51
>>578
おお、何気なく呟いたら解答が。
のんびり楽しみに待ってます。

581:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:43:03
>>578
ウホッ!これは期待w
待ってますぜ!

582:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 20:56:26
つかさ。可愛いすぎるよつかさw

583:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 21:07:18
ある日の放課後

(〓ω〓.)「かがみ~、暇だったらアキバ行こうよ」
かがみ「暇だからいいけど・・・。シンは来ないの?」
(〓ω〓.)「気になっちゃう感じ~?」
かがみ「あんたがそれやると妙にムカつくわね」
(〓ω〓.)「残念ながらバイトだってさ」
かがみ「また?あいつこの前も私が誘ったらバイトだからって断ってきたのよね」
(〓ω〓.)「シンはこの世界に来た証を残したいんだってさ。いつ消えるか分からないから」
かがみ「・・・ふ~ん。でもなんでバイトなの?」
(〓ω〓.)「偉業を成し遂げるための資金だってさ。こち亀全巻コンプリートするって行ってたよ」
かがみ「・・・・・それは偉業か?」
(〓ω〓.)「偉業ということでおk」


584:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 21:28:26
>>583
バイト先で謎のコスプレクィーンという偉業を(ry

585:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:13:26
つかさに教えてやりたい・・・某スレにはデスティニーとグーンの魅力を合わせ持った最萌MSが存在することを・・・

586:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:20:58
>>585
貴様、(逆シンスレを)見ているな!

587:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:31:23
>>585
卑猥ってレベルじゃねーぞwwwつかさ涙目wwwwww

588:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:35:16
>>578
いつもいつも、最高だZE!

589:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:42:05
>>585
プランA自重ww

590:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:42:55
まぁ他スレ話は程ほどにな。

591:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:48:04
あー、そういや最近写真がアップされてたな。

592:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 22:57:19
逆シンとかDQNスレの話題出すなよ。
あそこは昔ここに糞作品投下して追い出された奴がマンセーされてる不思議な場所。

593:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:06:54
>>592
とりあえずコーラサワーでも飲んでおちつけ

594:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:08:18
ゆたか「えへへ~アッガイ、アッガイ」
みなみ「あっがい・・・?」

595:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:08:42
( =ω=.)はーいここまで、以降別スレの話題は厳禁だよ~。こちらの住民が他のスレも好きとは限らないからね~。
ぶっちゃけその辺はじょーしきだよじょーしき、ではでは以降は何事もなかったようにゆる~く楽しんでくちょーだい

596:558
07/10/08 23:19:10
>>561
相変わらず天才だなジュウシマツ。
君はいつも、僕たちに数え切れないtkmkを残して行ってくれる。
あえて言おう、神であると。

さて、君がくれたコーラサワーだが、
>>558の2行目を見直した時に派手に吹いてしまった。
(´ω`) 恥 ず か し い 。

597:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:22:30
>>558

シン「けどこの後、停学になったんだよな」
 
 
(ななこの好感度と友情度が30以下か60以上だと停学になりません、ちなみにサトーに見つかったら一発アウト)

598:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:24:02
>>595
俺が言いたかったことをゆるくまとめてくれた。
とりあえずGJを送っておく。次スレのテンプレに入れるか?

599:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:38:56
みゆき「シンさん」
シン「高良か、どうした?」
みゆき「それです。どうして他の方は名前で呼んでるのに私だけ苗字なんですか?」
シン「えと・・・こなたは一緒に住んでるからそうじろうさんと呼び分けなくちゃいけないし、つかさとかがみは双子だし・・・・その」
みゆき「わたしも名前で呼んで下さい」
シン「その・・・・どうしても言わなきゃ駄目か?」
みゆき「・・・(涙をにじませて何かをいいたげにシンを見つめる)」
シン「み・・・・みゆき」
みゆき「///も、もういちどお願いします・・・」
シン「みゆき///」
みゆき「なんだか恥ずかしいです///」
シン「そ、そうだな///」

みゆきさんが高良と呼ばれることが多いのでなんとくベタなイベント書いてみた、後悔はしてない

600:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:47:52
GJ!これからシンもみゆきと呼ぼうぜ

601:通常の名無しさんの3倍
07/10/08 23:48:04
>>594
某ドモンスレではシャイニングアッガイに乗ってるなシンは

602:通常の名無しさんの3倍
07/10/09 00:00:51
こなた「呼び方かぁ…。そういえば前にね」
シン「ああ」
こなた「かくかくしかじか」
シン「!?」

次の日

かがみ「おーっす、こなたにシン」
こなた「おはよー」
シン「お、おはようございます、かがみ様」
かがみ「うなっ…!? ちょっと、どうしたのよ!? なんで様付けるの!?」
シン「昨日こなたが『様付けるとかがみが喜ぶ』って言ってたから。そんな一面があるなんて正直以外だ」
かがみ「こなたぁぁぁぁぁ!!」

603:通常の名無しさんの3倍
07/10/09 00:33:51
>>561

最高に最高でグゥレイトォ!!…と言いたいですけど携帯からだから字が小さくなってて読めません……
 


604:通常の名無しさんの3倍
07/10/09 00:34:27
ある日では
シン「おいかがぶー」
かがみ「貴様、今なんと言った」
シン「ひぃっ、こ、こなたがこういう風に呼ぶと喜ぶって」
かがぶー「もう、しょうがないわね」(ぶー)


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