07/10/04 21:14:54
先に高畑のSSをおくわ、種蒔きは一気にやるから
40 :cross GR ちょっとだけ ◆YqJJJk6AAw [sage] :2007/05/22(火) 22:25:53 ID:???
いかな栄えあるザフトの赤備えの一員であろうが多勢に無勢では勝負にはならず、善戦虚しくシン・アスカは虜囚の辱めを受けた。
捕えられたシンは古の例に習い戒められて裁きのお白洲へと引き出される。
「シン・アスカよ。そなたは良く戦った。天の時を知るならば我が前に膝を折り、我等が歌姫、ラクス・クラインに降るが良い」
ラクス・クラインの側近が一人である麗しきよし子の厳かな声がお白洲に響き渡る。
「忠臣は二君に使えず……士は己を知る者の為に死すと言う。このシン・アスカ、斬られる首はあっても奸賊なぞに下げる頭など持ってはおらぬわ!」
シンは堂々とした態度でよし子を見据える。その姿は嘗てウズミを諌めて死した王累の姿を彷彿とさせる。
「シンよ。そなたの忠義は認めよう。しかし民の事を思うのであれば、速やかに降るべきではあるまいか。世界を再建する為に力を振るう事を考えられい」
よし子はこんこんと仁義を説くが、シンは首を縦に振らない。
「なればこそよ!耳を澄まして見よ!民草の声を聞いてみよ!怨みに満ち溢れているではないか!ラクス・クラインとは倶に天を戴けぬ!」
シンは眥を吊り上げよし子を睨み付けて唾を吐き捨てる。しかしよし子はシンに理を説く。しかしそれでもシンが首を縦に振る事はない。その時新たなる声がお白洲に響いた!
「よし子よ、やめるが良い。これ以上は忠義の士に恥をかかせる事となる。素直に忠義を全うさせてやるが良い」
声の主は誰であろうか?よし子が振り替えれば、なんと!声の主はクライン旗下にその人ありとうたわれた捨て童子・松平忠輝その人である!
「これほどの忠義の士を殿の配下にと望むそなたの心は解るが、このシン・アスカという男、変節はせぬであろう。否、変節するような男であればわが君に推挙する事など出来ぬ」
忠輝は腰の物を引き抜き、シンの背後へと立つ。
「思い残す事はあるか?」
「貴殿程の男の手にかかるは武人の本懐……。感謝いたす」
シンの言葉が終わるや否や、白刃が閃きシンの首が落ちた。
人々は忠義の士の死を悲しみ、町には三日三晩明かりが灯らなかったという。そしてオーブのシンの生家にはシンを偲んで小さな祠が建てられた。
俺はこんな感じだな。カケラっぽいのはネタが浮かんだら投下するかもね。
146:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:19:41
53 :自分もちょっと書いてみた [sage] :2007/05/23(水) 11:58:27 ID:???
「復讐の方法? 簡単だ、自分が合わされたと同じ目かそれ以上を味わせてやればいい」
偽りの結婚式からカガリを救い出し、コクピットの乗せてキラはAAに向かっていた。
白と赤のザク―主に白い方―に多少梃子摺った…特に白い方はこちらの弾道を予測したかのような回避力だったが、
赤い方の射撃をフリーダムと白い方を同じ軸線に乗せた状態で誘い上手く白を落とす事が出来た。
「カガリ、AAが見えてきたよ…あそこにはラクスも皆もいるから…」
『あーっはっはっはぁ! キラ=ヤマト、見えてるか!?』
突如AAの真下の海中からフォースインパルスが飛び上がってAAに取り付く。
『レイとルナは上手く時間を稼いでくれたみたいだな、見ていろ!』
「君は…誰だ!」
『お前に復讐を誓う者だ、キラ=ヤマト!』
AAの対空砲かをかいくぐりそのMSはブリッジの正面に立つ。
「…止めろ、何をする気だ!」
『お前が俺にした事と同じ事さ! よく見ていろ、一瞬たりとも見逃すんじゃないぞ!』
その右手をゆっくりとAAのブリッジに差し込んだ…その瞬間から妙にゆっくりと風景が見える。
妙にゆっくりと飛び散る破片、念入りに米ぬかを混ぜるように、そのMSは差し込んだ腕を、ぐりぐりと動かし、引き抜く。
その後小さな爆発が、AAのブリッジだった所から、赤い炎を吹き出しつつ、黒煙を空に向かって吹き上げる。
『くくくく…あはははははっ! 見たか、見ていたかキラ=ヤマト!?
死んだぞ…お前の仲間は、お前の恋人のピンクの毒電波は死んだぞ! あははははははっ!!』
突き付ける様に所々に赤い色の付いた掌をキラに向けるそのMS。
「君は…君って奴は~~~っ!」
キラの頭の中で何かが弾ける感覚と共に視覚が一気に開ける…いや、これまで以上に感情が爆発的に相手を倒す事に先鋭化する。
「おい…キラっ!」
カガリが何か叫ぶがもう聞えない、キラは相手に攻撃を貫く事だけに…ただそれだけに集中していた。
「なんて…なんて事をしてくれたんだぁっ! ラスクは…この世界の希望なんだぞ!!」
『あーっはっはっはっはぁ! どうしたキラ=ヤマト、怒っているのかい?』
「君は何でこんな事を!」
『決まってるだろ、された事をやり返しているだけさキラ=ヤマト。 どうしたい、攻撃が当たらないよ?』
「僕はこんな事はしていないっ!」
『してないだって? はっ、さすが綺麗事が得意のはアスハの姉弟だけあるね!
所詮素人の付け焼刃か、攻撃が直線的でワンパターンだ…正式な訓練を受けた俺にはまるで通じないよ』
ゆっくりと海面に向けて落下して行くAAを背景に超高速で飛び交う2機のMS…常識を遥かに超えたその速度はナチュラル
には捕らえられない程の物であるが、それでも2機は武器を放ち回避し寄っては離れ強烈な光を放つダンスを踊る。
『どうしたい、スーパーコーディネイターの君が俺一人殺せないのか? それとも恋人が恋しいか?
この右手を良く探せばピンク色の毛一本ぐらい見つけられるかもよ? ひゃーっはっはっはっはぁ!!』
「君は…君だけは許せないっ!!」
ビームライフルを手放して右手を開いてストライクに向けるインパルスに、“ラケルタ”ビームサーベルを引き抜いて突貫するキラ。
その切っ先は寸分違わず、避けようともしないインパルスのコクピットを貫いていた。
『俺の復習は始まった…愛する人も居らず、復讐する相手もいない無限の苦しみを味わうがいい……』
最後にインパルスのパイロットの声がそう聞えた…その後に“父さん、母さん、マユ”と呟く声も……。
「……どうしようカガリ……皆が…ラクスが……」
思い出したように涙を流してカガリを向くと、カガリは口から血を流して息絶えていた…ナチュラルでは戦闘機動のGに絶えられる筈も無い。
「僕は…どうして…こんなところへ…来てしまったんだろう…」
呆然と立ち尽くかのように空中に留まるキラとフリーダムを、オーブの部隊が包囲しようと集まって来て居た。
「何、相手を殺すって?
……シン、お前は慈悲深い奴だな。 わざわざ相手を楽にしてやる事もあるまい」
147:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:24:53
それにしても以外にSSがあるもんだな、なんかいまみてるとおかしくなってくる
114 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/31(木) 20:33:34 ID:???
○月4日
インパルスのパイロット、シン・アスカが戦死した。
ユニウスの破砕をギリギリまでやった挙句アスランのザクを助けにいって大気圏で燃え尽きたらしい。
誠に痛ましい事件ではあるが、聞くところによるとなぜか帰還したアスラン・ザラは薄笑いをしていたらしい。まさか………
×月17日
ミネルバがインド洋で撃沈した。
タリア艦長にレイやルナマリアなどのパイロット………いやミネルバのクルーは1人の例外もなく全員戦死したという。
さすがにウィンダム30機にセカンドステージの3機相手では戦力差がありすぎたのだろうか。
ミネルバが消えた今となっては、ガルナハンの極秘要請に応じられる地上戦力は今のザフトにはない。
遺憾ながら連合のローエングリンゲート破壊作戦は無期延期とする。
▽月22日
ミネルバとともに戦死したはずのアスラン・ザラが生きていた。
戦況の不利を悟りミネルバが撃沈した瞬間、足の速いセイバーで戦場を離脱したらしい。
が、なぜだろうか。コイツの面を見ていると胸のあたりがムカムカしてきやがる。レイすら戦死したというのに………
だが戦力にとぼしい今となっては優秀な戦士は1人でも多く欲しい。アスラン・ザラに戦艦を一隻任せることとする。
◎月9日
連合・オーブ同盟軍はおもいのほか手強い。
こんな時せめてタリア達がいてくれれば……いやこれは政治家としてしてはならない思考だな。
アスラン・ザラはよくやってるようで、そのおかげもあってか今のところなんとか戦況は四分六分といった所だろうか。
だがこの苦戦している戦況に正直、先が不安になってきた………
●月19日
連合のエクステンデットを捕獲したという知らせを受ける。
ただちにプラントに移送を命令し息を引き取る直前に徹底解剖した。
連合め。これほどの強化人間を作る技術があるとはなんと羨ましい……いや非道な。
こいつを世間に公表して連合、ひいてはロゴスを貶めてやろう。
148:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:30:35
誰かライブドアのアカウント持ってる奴いないか?etcにシン死亡エンドがのってるからUPしてもいいと主運よ
115 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/31(木) 20:34:35 ID:???
△月26日
エクステンデットの存在を暴露することでロゴスを追い詰めることには成功したが……奴等め。
ベルリンに化け物みたいなMAを投入しやがった。
なんとか撃破はできたがザフトの戦力がかなり削られてしまった。どうしたものか………
□月15日
そろそろ邪魔な連中にはまとめて退場してもらおうと思い、テレビ放送でロゴスのメンバーを全員暴露。
愚民どもを煽動し、ついでにアスランに命じてアークエンジェル撃破を命令した。
苦戦するかと思ってたのだがあっさり撃沈したとの報告が。うーむ何かひっかかる。
◎月1日
あちこちから反ロゴスの連中が集まってきた。
これなら疲弊したザフトの戦力をカバーし、さらにヘブンズベースをも落とせるだろう!
そう思って戦いにいったらデタラメな対空掃射砲とバケモノMA大量投入で無残に敗退した…………泣いた。
おまけにアスランの野郎は作戦前に脱走したらしく行方不明。泣き面にハチとはまさにこのことか
◇月6日
もはや大勢は決した。
連合・ロゴスは息を吹き返し地球上のザフト軍掃討作戦を開始、
オーブはエターナル・アークエンジェルを旗艦に軍を宇宙に派遣、プラント侵攻を開始した。
それにしてもアスラン・ザラ!あの裏切りヤローめ………アークエンジェルを撃破したとか言ってたくせに密かに見逃していやがったな!
まったく腹の立つことではあるが、ともあれ我がプラントもこれでもう終わりだ。
ザフトはほぼ壊滅状態、残ってるのは少数の宇宙軍のみ。
しかも本国に連合のレクイエムを喰らって大混乱してるところへこれじゃあメサイア程度では対処の仕様がない。
しかしな……最終的に私が負けるのは、まあ仕方ないとして。
もう少しくらい良い形での勝負になるかと思っていたのだが……
いつの頃からかやる事なす事すべてが上手くいかなくなったのはどういう訳だ?
なにか重要な歯車が、どこかの時点で抜けたせいでこうなったような気もするが………
おっとこんな事をのんびり書いてる暇はもうないようだ。誰かがここに来たらしい。
私はキラ・ヤマトと対決して死ぬことに決めた。私が自らこの手記を書くことはもうあるまい。
それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら・……………
民明書房刊 「ギルバート・デュランダルの憂鬱」より抜粋
149:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:38:26
確か次はメスト、ついでに批評レスも出すわ
140 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/06/13(水) 21:23:37 ID:???
「いいか勇士を苦しめるな。各自尊敬をもって初弾でかの者を楽にしてやれ!」
「ハッ!」
「構え――ッ!」
「………」
「撃ェ――ッ!」
パパパパ…………ッ!
「シン……うっうう……」
「ルナマリア……しょうがなかったんだ。シンはどうしても戦犯として処刑されなければならなかった」
「………勝っ手なことを!すべては戦勝側であるあなた達のエゴの為でしょうに!」
「シン1人の命で大勢のザフト兵の命が救われるんだッ君もそのひとりだろう!」
「………」
「で、これからどうする気だ君は?」
「どう、て?」
「仕事がほしいのなら俺が世話してやってもいい。俺なら新政権にかなり顔がきくし………」
「…………ふっ……・・ふふふ……はははっ!」
「何がおかしい?」
「くすくす………白々しいわよアスラン・ザラ。あんた私に未練があったんだ?」
「なッ!」
「私を愛人として囲おうってわけ?でもお生憎さま、私は1人で生きていくわ。いえ………彼が授けてくれた新たな命とともに生きる」
「ッ!まさか妊娠してるのか?」
「そうよ。もちろんシンと私の子」
「………」
「私を殺す?それとも子供を強制的に堕胎させる?いいわよ……私に少しでも手を出したらとたんに舌を噛み切ってやるわ」
「……産む気、か?」
「もちろん………そして私とシンの子がいずれあんた達を滅ぼすわ。いえ……この子の代ではダメかもしれない。
でも数百年、数千年かかって必ず……私達の子孫がシンのレイの、議長の艦長のいえあの戦いで敗れたみんなの無念を……必ずはらす。」
「……ルナ……マリア………」
「さようならアスラン・ザラ」
ルナマリア・アスカはそう言い捨てるといずこへと去っていった。
150:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:45:29
間違えた、この次がメストだが・・・転移宣戦復活、か・・・・・・
151:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:47:39
張り忘れるとはなんて迂闊で残念な炒飯職人
147 :シンの末路 [sage] :2007/06/24(日) 09:30:55 ID:???
夏の陽射しが刺す様に降り注ぎ、シンの体力をジワリジワリと奪っていく。
全身至る所に汗が滲み、衣服が肌にベッタリと張り付き不快感を加速させる。
「み……水……」
乾きにより言葉を発する事に痛みを覚える。
霞む視界の果てに一件の民家が見え、シンは最後の力を振り絞り駆け込む。
「……すみません……水を一杯……」
玄関に倒れ込んだシンをみすぼらしい格好をした農夫が出迎える。
農夫はシンの纏っている赤服に眉を潜め、水をなみなみと湛えた水瓶を倒す。
「さっきまで水はあったがもうないね。NJを落としやがったザフトに飲ませる水なんてない」
シンはその言葉を聞くと血を吐き地に崩れ落ち二度と動く事は無かった。
議長の寵をかさに悪行を重ねたシンに対し、民の怨みは止まる事を知らなかったのである。
この後、晒されたシンの亡骸は腹に芯をさされ、ともされた火は三日三晩燃え続けた。
位人臣を極めた男から人心が離れるとはなんとも皮肉な事であろうか。
152:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:49:52
166 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/07/01(日) 07:39:46 ID:???
涙で霞む視界にルナマリアが見える。顔をクシャクシャに歪めて泣いているようだ。
何かを言っているようだけど、何も聞こえない。ただ、穏やかな静寂だけが俺を支配している。
今までの事が走馬灯の様に蘇ってくる。
平和だった時の思い出父さん、母さん、マユは笑っている。俺はその笑顔を守りたかった。
俺の手の中で冷たくなっていったステラ。その温もりはまだ俺の手に残っている。
本当に守りたかったものは全て水の様に手から溢れていった。
運命はまるで残酷な砂時計だ。落ちていく砂の様に人の命が失われていく。
力ある人間の都合で力無き弱い者が虐げられる世の中を変えたかった。
でも、それは俺には出来なかった。
一生懸命頑張っても、なにもかもが報われない。俺の人生は空虚そのものだ。
いや、ルナマリアが俺の為に泣いてくれている。その涙だけで少しは報われたのかも知れない。
ルナマリア、泣くな。笑顔でいてくれ……。俺はお前が笑顔でいてくれたらそれだけで満足だ。
次第に視界が暗くなり、ルナマリアの輪郭がぼやけ始め、口の中に鉄臭い血の味が広がっていく。
手足が段々と冷たくなっていくのが分かる。ルナマリアの温かい腕の中で終りを向かえるのも悪くない。
……お休み、ルナマリア。俺はもう眠いんだ。静かに眠らせてくれ……。
私の腕の中でシンが冷たくなっていく。
ねえ、守ってくれるって言ったじゃない。あれは嘘だったの?
お願いだから返事をしてよ……目を開けてよ。笑ってないで目を覚ましてよ。
冷たくなったシンは笑っている。微笑んでさよならなんて許さない。アンタの柄じゃ無いじゃない。
私を一人にしないでよ。お願いだから……。
関○宏「シン・アスカは静かに眠りにつきました。。その想いを果たせぬまま、絶望を胸に抱いて笑顔で死んでいった彼の生涯とは一体どんな意味があったのでしょうか。我々には伺い知ることが出来ませんが、最後の微笑みは彼の人生を表しているのかも知れません
」
「やべぇ、ゼリーマンが憑いちまったぁぁぁぁぁっ!!」
167 : ◆JOaW6wYxoc [sage] :2007/07/01(日) 07:41:15 ID:???
鳥付け忘れ
153:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:51:00
アカウント餅だが、これはどこのスレにあったやつ?
あと、タイトルの無いやつがあるけどどうすれば良い?
154:通常の名無しさんの3倍
07/10/04 21:56:03
あ、すまん。
シン死亡SSスレの単発だったのか。
過去ログみたら出てた。
編集してまとめに入れておくよ。
155:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 10:58:04
>>144-154
>>1読め、ここ『第08MS小隊の人たちが種、種死世界に居たらどうなるかを語るスレ』だから
高畑一派の本拠地じゃないからシン死亡スレのSS置かれても扱いに困るから
つーか>>146は高畑さんのSSじゃないだろwww
それに……どうせなら職人向上スレの種蒔きさんのSSを(ry
156:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 19:31:29
種まきさんが向上スレに投下したSSは読んでみたいな。
このスレが落ちる前に誰かうpしてくれないかな。
157:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 20:36:40
お前馬鹿?明らかに高畑のSSじゃないだろ、それに向上スレの過去ログがあるならとっくに出してる
29 :名も無き花散る頃 [sage] :2007/05/21(月) 22:48:36 ID:???
1/2
あれから季節は幾つ巡っただろう。
彼がプラントへと旅立った時は肩に掛かる位だった私の髪は、気が付けば腰まで伸びていた。
私の周囲の環境も変わっていた。妹が産まれ、すぐ下の弟は戦場に散った。
私自身も飛び級でカレッジに入学し慌ただしい毎日を送っている。
少し前までは空を見上げる度に彼の事を思い出していた筈なのに、今は彼と過ごした日々は夢のように思える。
「大人になるってこういう事なのかしら?」
「あら、急にそんな事をいうなんてどうしたのよ?」
昼下がりのカフェテラスで私は親友と他愛の無いお喋りをしている。
彼女は法学部で私は医学部。お互いの進む道は離れてしまったが、暇を見付けるとこうやって会っている。
「何となく言ってみただけよ。他意は無いわ」
私はティーカップに視線を落とした。ゆらゆらと揺れる私が映っている。
―カズミ・アマダ。貴女は幸せ?
私は紅茶を飲み干し親友に別れを告げた。
そろそろ次の授業が始まる。
「―休講なんだ。」
教室の黒板に大きな字で書かれている。私は拍子抜けしたように教室を後にした。
今日の授業はこれで終わり。男の子達からお茶をしないかと誘われたが丁重に断りを入れた。
向かう先は慰霊碑。途中の花屋でカサブランカを一輪買い、散歩がてら歩いて向かった。
慰霊碑には先客がいた。見慣れない紅い服を来た女性だ。彼女は一心不乱で慰霊碑の名前を探しているようだった。
私は彼の亡くなった家族の名の下にカサブランカの花を捧げた。
しゃがみ込み手を合わせる。彼の分も祈りを捧げる。
「きゃっ」
先客の彼女が私にぶつかって来た。私は転ばなかったものの彼女は尻餅をついている。
「大丈夫ですか?」
とっさに私は彼女に手を差し延べた。彼女は私に会釈をしながら私の手を掴み立ち上がった。
―月の聖母。
私は彼女の事を知っている。彼から届いた手紙に添えられていた写真に映っていたのだ。間違いない。
彼の肩に手を置き微笑む彼女の姿に当時の私はちょっぴり嫉妬したものだ。
心臓の鼓動が高鳴って行く。何故かは判らないけれど、私は何となく虫の知らせのような物を感じていた。
158:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 20:40:01
アカウント持ってる奴がいるならまとめに置いてやれっていってるだけ立っての、どうせ転移戦線しかSS書く奴はいないんだし
31 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/21(月) 22:50:34 ID:???
2/2
私は何となく気まずさを感じ慰霊碑を立ち去ろうとした。
彼女はきっと私の事を知っている筈だ。私が送った写真を彼女がみて、私と彼が付き合っていると勘違いしたと彼からの手紙に書いてあったからだ。
「貴女、もしかしてカズミ・アマダさんですか?」
彼女は私に気付いたようで、声を掛けて来た。透明感のある声。ルナマリアと云う名前にふさわしい素敵な声だった。
「はい、そうですが?」
私は彼女に振り返った。まじまじと彼女を見つめると、写真と比べて心なしか頬が痩けやつれているように見えた。
「良かった。私、貴女に会いに来たんです。アイツの遺言を果たしに慰霊碑を訪れたのだけれど、貴女にも会えるなんて思っていませんでした。偶然って怖いですね」
―アイツの、遺言?私は思わず眉を潜めた。
「シン・アスカをご存知ですよね?アイツ、いつも貴方の事を話してました。手紙が届いて嬉しい、とか色々とね。私、貴女の写真をアイツに見せられたりしたんですよ?とっても嬉しそうに笑っていました」
彼女は沈黙を嫌がるかのように喋り続ける。だが、私は何も喋れずにいた。
「……アイツ、死ぬ間際に貴女の名を叫んでいました。だから、貴女にこれを渡したかったんです。」
彼女は紙袋を私に差し出した。私は呆然としながら受け取った。
「中身はザフト入隊時に書いた遺書と書き掛けの貴女宛ての手紙、そして遺品です」
「遺書と、遺品……」
「はい。アイツは自分の任務を果たそうと頑張っていました。結局、任務を果たす前に亡くなってしまって、でも、アイツの望んでいた戦争の無い世界は実現したんじゃ無いかと……」
最初に泣き出したのはルナマリアさんだった。大粒の涙をポロポロとこぼしていた。
「ごめんなさい、カズミさん。アイツは私をかばって死んだんです。本当なら私が死ぬ筈だったんです。ごめんなさい……」
ルナマリアさんは途中で声を上げて私にすがりついてきた。何度も何度も謝って来た。 先に泣かれてしまったせいか、私は泣けなかった。
確かに哀しいのに、今はルナマリアさんの方が気掛かりだった。
きっと彼女はずっと自分を責めていたのだろう。彼女の哀しみや苦しみが伝わって来るようで、私は胸が苦しかった。
青い空。今は見上げる気になれなかった。
自分が書くとこんな感じですね。ちょっとだけ続きます。
159:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 20:45:01
>>157-158
種まきさんはこのSSを手直ししたものを以前新人スレに投下しているんだけど。
君の行為は無意味だったねwww
160:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 20:52:15
アティーの人たちもシン死亡スレで批評レスを出したから批評レスも全部出すわ
42 :名も無き花咲く頃 ◆FUs75gJ6A2 [sage 胡散臭いらしいので鳥を付けてみました。] :2007/05/22(火) 22:38:05 ID:???
ルナマリアさんと慰霊碑で別れてからの記憶がない。何故か私は名も無き兵士達の墓に来ていた。
名前通り戦場で命を散らせた兵士達が悠久の眠りに就く墓所だ。
私はその名前が大嫌いだ。ここに眠る人達にはそれぞれに名前があり、その名前の数だけの人生があると思っているからだ。
死者を一くくりにし無個性化してしまうこの場所は、今の私の心に追い討ちを掛けるように静寂に包まれていた。
私は大きな大きな石碑の前でしゃがみ込んだ。
「ねえ、ジロー。そっちにシン君が行ったんだって。あんた、シン君に会えたかな?あんたはシン君に憧れて兵隊さんになったんだもんね。色々と話をしているのかな?」
私は弟に語り掛ける。けれど答えは聞こえやしない。弟の遺体は今もクレタ沖―タケミカヅチと共にある。
「シン君は小父さんや小母さんやマユちゃんに会えたかな?シン君は幸せになれたのかな―幸せだったのかな?ねえ、ねえ、答えてよ、ジロー!」
私の涙が地面を濡らす。それは滲んで広がって行った。
洋服が汚れるのを構わずに膝を突く私の姿はさぞかし無様だろう。
けれど、私は声を上げていなければ哀しみに囚われてしまいそうで、怖かった。
「やだよ、シン君。私、シン君に言いたい事沢山あるんだよ、やだよ、嫌ぁ……」
泣けば雨上がりの虹の様に心が透き通るなんて嘘だ。
泣いてもシン君は戻って来ない。私の気持ちは永遠にシン君に伝える事が出来なくなってしまった。
あの時ミホの言う通り告白していれば良かった。恥ずかしくても強がらずに自分の気持ちに素直になれば良かった。
けれどどんなに願っても時計の針は戻る事は無い。幾ら悲しんでも残酷に針は未来を刻むのだ。
空はさっきまで晴れていた筈なのに、今では私の心みたいに厚い雲が太陽を覆い隠している。
一粒、二粒。
雨粒が空から降りてくる。きっと空も哀しいのだろう。
今日は此処まで。人の死を書くのは非常に難しいですね。
では失礼致します。
161:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 21:01:40
23 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/21(月) 19:31:11 ID:???
>>7
悪いがこの程度のSSにはGJはつけられん。
句読点の使い方を覚えて、()を使わずに心理描写を出来るようになれ。
アニメ板ではどうだか知らんがこの板で鮪のぶつ切り文章は評価されんぞ。否、荒し扱いされてもおかしくない。
期待をしないで次の投下を待つ。
30 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/21(月) 22:49:35 ID:???
好みではある。結末までどんな描写をされるのか期待する。
しかし主部や修飾部、代名詞などを悉く読点で区切るのは読み辛い。改善を望む…
>>24
行末尾とはいえ「死亡したといわれている」後の読点は余計。
「責任を問う」「世論」間の読点も余計。加えて「世論の声」ってのはおかしい。
「ミネルバ艦長」前後の読点も余計。
「矛先が」の後の読点は明らかに不要。置くのは誤りと言える。
「ミネルバに」「新型モビルスーツ」間の読点も余計。
直後の「だが、」は文脈からして無いほうが適切。
「世論の認識は~」「世論につながった。」これでは重複なので
こうした報道が~世論を導いた、とでもすればどうか。
最後部分についても
シンがエースだった事が、ミネルバが議長肝煎りの尖兵的な位置だったという認識を助長したのか。
あるいは逆に
そういった位置に認められたミネルバの中でもエースだった事が、シン処刑を後押ししたのか。
どちらとも取れるので上手くない。恐らく後者なのかと推察するが…
>>25-26も同様で、とにかく主部を読点で区切って節にする手法は止めたほうが良い。
37 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/22(火) 19:33:33 ID:???
>>dod
硬質な文体でシリアスな内容なのに始まりが松田優作……。このギャップは流石としか言えない。アスランがどのようにして死んだのか凄い疑問。貴女のSSを再び読めた事を神に感謝。
>>名も無き花
蒔いた種は花を咲かせども実を結ばずに散ってしまうのか……。全編に漂うもの悲しさに泣けた。また貴女のSSを読める事を神に感謝。
>>シン死亡
とりあえずまともな文章を書いてくれ。
162:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 21:08:38
49 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/22(火) 23:45:35 ID:???
>>高畑さん
シン死亡なのにギャグにしてしまうアンタに脱帽。忠輝はともかくよし子ちゃんにはワラタ。あと王累はウズミを諌める為に例のごとく門に逆釣りになったのか?
とりあえず爆笑した。
>>種蒔きさん
ジローだけではなくシンまで……。悲しいけど温かい何かを感じました。カズミの悲しみが手に取るように解る描写は流石。
>>シン死亡
「~。」とはしない。小学生でも解る事だぞ。あと無駄に句点が多いのも気にかかる。
お前さんは知らんと思うがお前さんの文章はかつてこの板を荒らした三人目という荒しの文章にそっくりだ。
ここまでレベルの低い文章なら少し向上心があればかなり改善出来るだろ。期待しないで待つ。
70 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/24(木) 07:29:45 ID:???
例えば>>61ではシンは「…。」(原文ママ)と沈黙している事が多い。
この辺りが描写を増やすヒントになると思う。
比較するようだけれど名も無き花では>>31が良い例かな。
ルナマリアが喋り続けて箇所があるけれど、合間にカズミの仕草を描写したり
沈黙を嫌がるルナマリアと何も喋れずにいるカズミの対比がなされている。
そういう風に何かしら描写をする事は出来るよ。
勿論名も無き花にも欠点がある。
日常描写の細やかさが仇になって心情描写がおろそかになっているとかね。
何故カズミが喋れずにいたのかをちゃんと描写すれば悲劇性がもっと増したと思う。
まあ、受取り方次第ですがね。
85 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/24(木) 22:03:29 ID:???
まとめるて言うんだから、少しくらい待とうぜ?
>シン死亡
乙。
>>79や>>45にある(生まれ変わるなら…)の先の具体的な中身が
シンにはハッキリしていて且つ葛藤になっている、という描写なのに読んでいて推察出来なかったのが残念。
彼らが戦後世論に押されて、あるいはクーデター政権のスケープゴートや見せしめの為に銃殺刑になるのはあり得るので
後味が悪いとは思わないにせよ……逆に文章に後を引くものが無くて淡白にすら感じられた。
この一連の粛清がC.Eにどういう波及をもたらしたのか。
考えてあるなら、世情や新政権の描写も加えられたい。言葉が悪いが尻切れトンボに見える。
105 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/27(日) 05:40:07 ID:???
>>シン死亡エンド
向上心があるみたいなのが好感触。勉強しながらドンドン書いてみる事をお勧めする。悪意のこもったレスも多いが、的確な指摘もある。
経験を積めば良いSSを書くことが出来るようになるさ。
163:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 21:16:35
シン死亡スレを削除、しかし最初から専ブラ入れるべきだった・・・
112 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/31(木) 18:13:15 ID:???
まずは投下乙。
以前に格段に良くなってきているとは思う。氏の向上心とアティテュードは称賛に値する。
しかし内容は殆んどあらすじに近いものであり様々な描写がないのが残念。
シンプルにまとめられていているのは良いが文章が淡白過ぎて引き付けられるものがない。文章にアクがなく無個性であると言える。
少ない分量で投下するならば引き付ける事の出来る瞬発力が必要だ。
更なる精進を希望する。
蛇足ではあるがもう一つ。最初に設定を載せるのはやめた方が良い。SSで書けば良い事だ。
117 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/05/31(木) 21:18:52 ID:???
まずは投下乙。
日記風のSSとは恐れいった。意欲は称賛する。
しかし内容が面白くない。SSとして致命的だ。
更なる精進を希望する。
136 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2007/06/07(木) 00:27:57 ID:???
別におかしくはないと思う>シン死亡
SSのコンセプトは珍しいものだったが、中身は希薄に見えた。
毒にも薬にもならないってヤツ。
面白かったかどうかはともかく俺は興味深く読めたけれど
>>132のような形で語るなら「チラシの裏にでも書いてろ」と言われても仕方ないやね
164:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 21:33:13
三人目亜種がウザいな
165:通常の名無しさんの3倍
07/10/05 23:20:06
どこぞのうpローダでも使って、ここにアドレスだけ張るとかどうよ
……と俺は思うんだが。