【相互】種死リリカルなのはSS【乗り入れ】その12at SHAR
【相互】種死リリカルなのはSS【乗り入れ】その12 - 暇つぶし2ch2:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 09:32:50
2ゲェェェット!

3:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 09:44:06
>>1
乙!!
ちょwwwテンプレに吹いたwww

4:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 10:26:01
これが抜けてるぜ。

テンプレ修正版

シンが八神家やフェイトに餌付けされたり
レイがリリカルな魔法少年になったり
なのはさんが種死世界に行き、世直しをしたり
デバイス達がMS化したり
カナードがシグナムにカウンターかましたり
キラがフルバーストでガジェットを一掃したり
アスランは相変わらずハゲてたり
ほかetc……


5:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 10:55:16
さっき話題になってたから、なのはキャラをMSにのせてみた話を書いてるんだが出来たら投下してもいいかな?

6:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 10:55:47
私は一向に構わんッ!

7:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 10:57:24
前スレ
【相互】種死リリカルなのはSS【乗り入れ】その11
スレリンク(shar板)

雑談スレ
【数の子】種vsリリカルなのは【一人三役】
URLリンク(same.u.la)

あの日胸に灯った永遠の姉妹スレ
【UC】リリカルなのはSS【種死】その3
スレリンク(shar板)

まとめサイト
ガンダムクロスオーバーSS倉庫
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

8:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 13:46:23
>>1
ちょwwwwwまさか本当に採用してくれるとはwww乙

9:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:03:19
東ヨーロッパ北海沿岸地域

(どういうことだ…何でザフトが急に…)
渓谷を覆う積雪。暗雲立ち込める空から舞い降りる雪を払い除け空を駆ける十枚の蒼き翼をもつ機体、フリーダム。
バクゥ、ディン、バビ、と次々メインカメラ、部装を破壊していく。
そのパイロットであるキラ・ヤマトはフリーダムを器用に操り、放たれるビーム、ミサイルをかわし、バクゥ、ディン、バビ、のメインカメラ、部装を破壊。
戦闘不能に陥れ、さらにはアークエンジェルを狙うミサイルをバラエーナ、ルプス、クスィフィアスの一斉射撃で撃ち落とす。
尚も絶えることを知らないザフト軍のMS部隊。
キラは同じ作業を繰り返した。

ミネルバMS搭乗待機室。
赤いパイロットスーツに身を包むシン・アスカとフェイト・T・ハラオウン(16歳)の二人は格納庫へ向かうためエレベーターに乗った。
「シン、フェイトお前たちならやれる。」
扉が閉まる前に、レイが拳を胸元で握り閉め、頷きながら言う。
「あぁ。」
「うん、任せて…。」
シンは不適な笑みを浮かべ、フェイトは緊張した表情で頷く。
前回フリーダムと遭遇したとき、鎌を持つ腕を撃たれ、一瞬にしてメインカメラを切り取られ、何が起きたのかもわからなかった。
たが、今回はレイの協力もあり、十分に研究しつくした。
「フェイト、俺があいつを接近戦で押さえるから…」
「分かってるよ…シン…。」
「絶対…勝とうな…。」
「…うん…。」
エレベーターの扉が開き、中央カタパルトへ向かうシンと、右舷カタパルトへと向かうフェイト。
『インパルス、バルディッシュの発進シークエンスを開始します』
メイリンによるオペレーションが始まった。

突然静まりかえる戦場。
キラはレーダーだけでなく、モニターを使って周囲を確認する。
嵐の前の静けさとはよく言ったもので、これからが真の戦いの幕開けだった。

10:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:06:26
突然のジャミングと攻撃の再開。
「シン・アスカ、コアスプレンダー!行きます!!」
「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、バルディッシュ!行きます!!」
それと同時にミネルバから発進する二機のMS。


山の陰からアークエンジェルの前方に姿を現すミネルバ。
キラは背面スラスターふかし、アークエンジェルの援護に向かおうとするが上空から降り注ぐビームがそれをさせない。
「ッ!?あれは!」
インパルスが猛スピードで迫ってくる。

フリーダムが五枚の羽を閉じ、後退する様を見たシンは不適な笑みを浮かべた。
背後に現れる漆黒の機体、バルディッシュ。
持っている鎌で胴薙を見舞う。
「もう一機ッ!?」
盾で防ぎ、サーベルで返すフリーダム。
バルディッシュは金色の波状シールドを展開。サーベルを防ぐと、すぐに後退する。
その直後、キラは瞬時にフリーダムの姿勢を沈めた。頭部スレスレの空間を斬るインパルスのサーベル。
横薙一閃。
ビームサーベルがインパルスの胴を斬るはずだった。しかし、放った斬撃は空を斬る。
キラは目を疑った。
インパルスは他のMSとはことなり、足、コア、胸部、兵装の4つにわかれ、これらが結合することにより、一体のMSになる。
つまり分離することも可能なわけで、下半身、上半身が分かれたことにより、斬撃ははずされたのだ。
離脱するコアスプレンダー。
瞬間、コクピットにいるキラを襲う振動。フリーダムの片翼がもがれる。
バルディッシュの腰部レールガンの砲口が折り畳まれ、ついで、右肩部の金色のビームブーメランをフリーダムに向け投げる。
背面スラスターを全開にし、足は切り落とされながらも致命傷をなんとか回避する。
いつのまにか換装し終えたインパルスが対艦刀を構えていた。
背面スラスターから排出される噴射炎が勢いを増す。
対艦刀による渾身の一撃を見舞った。

11:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:08:32
先に謝ります。ごめんね。


12:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:25:22
いや、なにが?
問題ない続けろ

13:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:47:32
連載してみたいのは山々なんだけど…、一話からの設定をまだ練ってないんだ…orz

14:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:48:36
じゃあこれは予告編ってことか?

15:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:55:56
まぁそんな感じで…。
もともとなのはたちがC.E.にいたほうが都合がいいんだが…そうなると魔法は?
ってなっちゃうんだよね…

16:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 14:58:08
プレシア女史が開発していた次元転移炉だっけ?
あれをMSに搭載すれば・・・・

17:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:00:10
もう面倒だからいっそコズイラの住人にしたらいいじゃん
コーディネイターにすればMSも動かせるだろ

18:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:03:07
MSはデバイスがMS化してくれた方が楽なんだよね。
そうすれば、MSの操作なんてしらなくても操作できそうだし…。
燃料は搭乗者の魔力。
ただ…問題があって、インパルスがデスティニーってな具合いに新機されるのをどうしようかな…と。
バルディッシュが大破したら直せそうにないぜ…。

19:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:05:04
普通に後続機でバルディッシュアサルトでいいじゃん

20:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:06:54
その後継機のシステムをどうやってC.E.技術でつくらせるんだぜ?

21:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:11:34
さあどうやってだろうねぇ(無責任)

・・・ってかそれを考えるのは俺じゃない!(開き直り)

22:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:48:01
シンとかが元々から魔導師だって設定のSSもあることだし
フェイトとかが元々からMS乗りの設定のSSがあったっていいじゃない

23:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 15:56:33
>22
そうだな。
何も魔法が使えなきゃいけないわけじゃなかったな。

24:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 16:14:06
便乗してSEED舞台で軽く設定練ってみた

ナノハ・タカマチ

オーブの学生でキラ達の友達。コーディネイター16歳。
G強奪に巻き込まれ成り行きでレイジングハートガンダムに搭乗することになる。

フェイト・テスタロッサ

ザフトの赤服(ラスティの代わり)。コーディネイター16歳。
ストライク強奪には失敗したが代わりにバルディッシュガンダムを発見し奪取する。

てな感じで。だが途中まで書いてgdgdになったよ。だれかこのネタ使っていいよ。

25:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 16:19:33
あははは……やっぱり見切り発射はよくなかったな………
あの設定、いろいろとどうしてくれよう……特にあいつだよあいつ……ははは……はぁ……
(独り言なので気にするな)

26:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 16:25:04
まあ予告編は予告編さ
実際に本編じゃちょっぴりたっぷり設定が違ってたりしてもそれは設定を練りこんだという証拠だよ

27:Fate×Destiny
07/07/23 16:44:13
プロローグ

C.E.71 オノゴロ
熱風が吹き荒れ、轟音、爆音、悲鳴が轟く。
そんな中、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは呆然と立ち尽くしていた。
「………。」
木々の焼ける匂いが立ち込め、閃光が瞬き、地が揺れる。
「…何?…これ…。」
目を見開いたまま、混乱する頭を必死に整理する。
ふとすぐそばのえぐられた道へと視線が行った。
管理局の制服とは違った制服をきた男が少年の肩を抱き、こちらへと小走りにやってくる。
「何をしてるんだ!君も早く避難船に…!」
うつ向く、少年の肩を抱く男が叫ぶ。
フェイトはそんな二人の背後に見たものに言葉を失った。
初めて見る人間の爆死体。
千切れた腕に血まみれで横たわる少女。
有り得ない方向に向いている女性の四肢。
へし折れた木に胴を貫かれた男の死体。
あまりの光景に腰が抜け、ストンっと座り混んでしまった。
悲鳴をあげようにも声が出ない。
ゴォッ!!!
突風が吹いた。
フェイトは空を見上げる。
翼を広げた人型の何かが黒と緑、二機の人型に追い掛けられ、緑、金、赤の光線をその二機に向け放っていた。
避ける二機。
その度に何度も地が揺れ、爆音が響き、光が瞬く。
瞬間、自分が別世界に来たのを理解した。
フェイトには、何が原因でいつ始まったのかはわからない。
ただ…聞いたことと、見たことはあった。
この世界は戦争をしている。
男、トダカーに肩をかりるフェイト。
避難船へと少年、シン・アスカと異世界から来た少女、フェイト・T・ハラオウンは出会い、保護された。

のちに二人はプラントに上がり、アカデミーに入る。二年で卒業し、ザフトのトップガンとなった。
少年は自分の家族と同じ思いをする人を少なくするために、少女は悲惨な光景を無くすために…。

そしてC.E.73…運命の歯車が音を立て回り出した。


28:Fate×Destiny
07/07/23 16:46:24
VSフリーダムを書いた者です。

フェイトが何でC.E.に?
って思うかもしれませんが、追い追い明らかにしていきたいと思います。



29:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 16:47:21
おお、それは期待大だな

30:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 18:17:11
GJ!
期待させてもらうぜ

31:ジ・アスの人
07/07/23 18:45:24

ジ・アストレイ―風の章1


<第三十三管理外世界・ティターン遺跡群>


「大丈夫か?」

「ん……平気」

カナードの心配を他所にルーテシアは深呼吸をし、気合を入れなおす。
4人同時の長距離転送魔法はさすがに堪えた
やっぱりアギトは置いてくるべき―

「ルールー! 今変なこと考えたろ!?」

「……」

失態。ちらりとアギトを見ただけでばれてしまうとは
もう少しポーカーフェイスというものを学ばなければ
紫髪の美少女―ルーテシアはそう固く誓う

「実際、当てになるのか?―この情報」

「俺も半信半疑だがな―かといって無視するわけにもいかん」

ゼストはこの情報の主―ジェイル・スカリエッティをあまり信用していない
まぁ気持ちもわからなくもない
自己を最優先し、他を排除する研究者なんて誰が―

『ふん、失敗作が―』

黙れ……黙れ!
脳裏に響く声を否定する。

「お二人さん、見えてきたよ?」

赤き妖精―アギトの言葉にゼストとカナードは視点を一致させる。
草原の中にぽつんと岩の塊が存在する
なるほど―視覚的錯覚<ビジョン・エラー>が掛けられているのか
スカリエッティからの正確な座標情報がなければ完全に見落としていた


32:ジ・アスの人
07/07/23 18:47:48
ルーテシアは右手をかざし、岩の擬態に向かって詠唱する

「我らに真理と真実を見せよ―強制解除<スペル・アウト>」

瞬間、岩を紫紺の膜が包み込み―真相を実体化させる。
解除膜は偽装膜と化学反応を起こし―大気へと融解する。
暴かれたのは、遺跡の入り口

***

「―っ!ルールー、向かってきてるよ!」

「転移魔法はなるべくこっそりしたのに……」

「ルーテシアのせいじゃないさ」

カナードの慰めに少女はこくりと小さく頷く
ルーテシアは即座に自身の"虫"で映像を確認する
白い服装の人間が10―管理局の人たち……

「俺が足止めしておく、先に行け」

「でも……」

「お前らはこんな所で捕まるわけにはいかないんだろう?」

「すまないな、カナード」

進み出るは黒髪の少年。
渋る少女をゼストとアギトが連れて行く。

『カナード……気をつけて……』

「お前も上手くやれよ……即席仮面<インスタント・フェイス>!」

少年の顔には―漆黒の顔が張り付く。
変身魔法の初歩―今、面が割れるとまずいからな
入り口は俺が死守する
空いた左手で"片方"の剣を抜く。

「おい、貴様、何者だ!?」

33:ジ・アスの人
07/07/23 18:49:17
降り立つは次元世界の審判者にして絶対なる組織―時空管理局
問いかける白き制服は絶対正義の象徴
対峙するは全身が黒の仮面の男
ふん、随分と対比的だな

「そうだな―X<エックス>とでも名乗っておこうか」

それが戦いの合図だった。

34:ジ・アスの人
07/07/23 18:57:44
ゲリラ投下してみ(ry
相変わらず短くてすんません。

本編もちょっと見てみました。
……なんだよ、あのキャラの数(´・ω・`)

35:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 20:27:03
GJ!

>少年の顔には―漆黒の顔が張り付く
怪傑ゾロだ!ゾロが現れたぞ!

36:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 20:35:49
スレを開く→書いた文章をコピー→投下→512kオーバー
(゚Д゚)

37:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 21:02:48
「これは…!」
「…?」
「ヴィヴィオー!」
「アスラン?」
「良かった…勝手に離れたらダメだろう?ヴィヴィオ」
「離れたらって、あんたが目を離したんでしょ」
「アスラン…シン…君達はなんてことを…」
「キラ、何を言ってるんだ?」
「緑の目と赤の目…アスランの目とシンの目…」
「何を言ってるんだ!あんたは!!」

38:SDデバイス
07/07/23 22:15:01
一話後半投下してもいいですか?

39:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 22:19:11 zSEfwFG0
ダメなはずがないだろう

40:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 22:19:13
さあ、来い

41:SDデバイス
07/07/23 22:22:30
○新暦75年1月・ベルカ自治領-聖王教会

 夜が明けて、翌日。シンは病院から別の場所へ移送された。聖王教会と呼ばれるその場所にて、目の前に居る女性はカリム・グラシアと名乗った。
「デスティニーを……解体する!?」
 シンは己の立場を忘れてカリムへと詰め寄ろうとした。身体が動いた瞬間に腕を掴まれ、それは適わなかったが。
 シンの腕を掴んだのは桃色の髪をポニーテールにした長身の女性だった。即座に振りほどこうとするシンだが、掴まれた腕はビクともしない。
 最後の足掻きとばかりにその女性を睨みつけるが、全く気にした風も無く受け流された。
 これでもシンは軍人だ。力ずくでこの女性を打ち倒す事を考えはしたが、その視線に込められた威圧感を感じて諦めた。
「どういう事だよ……!!」
「その通りの意味です。アレは調査が完了次第、即時解体処分する事が決定しました」
 厳格な面持ちでそう言うカリムをシンはただ睨みつけることしか出来ない。
 ……シンだってわかっている。デスティニーは紛れも無く"兵器"だ。争いの―戦争のない世界では存在する意味が無い。
 それにデスティニーはほぼ全壊しているのだ。壊す理由ならともかく、そのまま残しておく理由は一つたりとも無い。
「けれど……そんな……!!」
「これは決定事項です。また解体の際には貴方にも協力を―」
 カリムが言葉を言い終わらぬ内に、ドアが叩き壊されんばかりの勢いで開け放たれた。
「騎士カリムッ!! 緊急事態ですっ!!!!」
 血相を変えて飛び込んできた女性が悲鳴に近い声で叫ぶ。その女性に続くようにはやても部屋へ入ってくる。
 はやての服装は昨日見たスーツの様なものではなく、時代錯誤といえるような不思議な服を着ていた。
「シグナム行くでッ!! 新型のガジェットや!!」
「心得ました!!」
 はやては一言叫んでまた部屋を出て行く。その言葉を聞いた長身の女性は短く叫んではやてに答え、後を追うように部屋から駆け出していった。
「な……何だよ、何が……!?」
 事情が飲み込めずにうろたえるシンを差し置いて、周囲の状況が慌しくなっていく。部屋の外からも大勢の人が動く足音が聞き取れた。
 部屋の内部では先程血相を変えて飛び込んできた女性がカリムの机周辺で何かを操作している。
 数秒経たずに何も無かった虚空に四角い映像が出現した。
 原理は解らないがこの世界ではモニタの様な出力装置が無くとも映像を映し出せる技術があるようだ。
 カリムと女性が映像を見て息を呑むのがわかる。
 しかしシンの居る位置はちょうど映像から正反対になっており、何が映っているのかよく見えない。
 映像を覗き込む二人の表情や先程からの慌しい空気。妙な胸騒ぎを覚えたシンはそろそろと移動を開始した。
 普通ならば直ぐにでも気づかれるのだろうが、よほど映像に見入っているのか二人は最後までシンに気が付く事は無かった。
 やや距離をとってシンは映像を覗き込む。

 そして、愕然とした。

 映像は度々切り替わっていた。
 崩れ落ちた建物。あちこちで燃え盛る炎。逃げ惑う人。
 その原因たる、巨大な"何か"。
 それは一見すると巨大な鳥のように見える。しかしよく見るとそれは鳥の形をした機械だった。
 頭部には五つの目のようなカメラアイ。水色のボディに連結されているのは銀色のウイングブースター。尾の様に伸びたそれはコードの束だ。
 怪鳥とでも言うべき鋼の鳥は高速で空を駆け、放たれる光弾を意に介さず悠々と飛び回っている。
 降る光弾を避け、弾き、又は無視してその怪鳥は惨劇の上空を旋回する。
 次の瞬間、怪鳥がその首を赤く燃える地上へと向け―撃った。
 それは青い光の矢だった。高速で連射されるそれが地上に降り注ぎ、上がる炎の数が更に増えた。
 無事だった建物が崩れ、既に崩れた建物もその瓦礫を寄り細かく粉砕されて周囲へ飛び散る。

42:SDデバイス
07/07/23 22:25:33

「……何だよこれ」
 巻き起こる爆発と勢いを増す炎。
 人の営みが破壊されている光景。
 罪のない人々が踏みにじられている状況。
 まるで―

「何なんだよ、これはぁっ!!!!」
 まるで―家族を失った、あの時のようだ。

 気が付いたら駆け出していた。
 先程の咆哮で映像を見入っていた二人もシンの存在を思い出したらしく、駆け出して部屋を出るシンに対して何かを叫ぶ。
 だがそんな事は今のシンには関係が無い。ドアを壊さんばかりの勢いで開け放ち、見慣れぬ廊下を疾駆してただ一箇所を目指す。
 進路に居た人間は弾き飛ばす勢いで矢のように駆け抜けた。
 建物の中は騒がしく、シンの様に全力疾走している人たちや、何かを叫んでいる人達で溢れていた。
 そのせいかシンを気にかける人間は全くおらず、取り押さえられるという事にはならなかった。
 これ幸いとシンは速度を更に上げる。
 場所はわかっている。
 ここへと移動した際、建物の外に朽ちた機体の姿を確認している。
 どうやらシン同様、”あれ”もここへ運ばれてきたらしい。
 転ばないのが不思議なほどの速度と走り方で階段を駆け降りる。一階まであと三段のところで足を踏み外して転げ落ち、無様に床に打ち付けられた。
 それを無視してシンは起き上がる。痛みを感じている必要なんか無い。そんな事を気にかけている場合ではない。
 映像の内容が、破壊された街の画がシンの脳裏によみがえる。
 ―更に速度を上げる。
 怪我の治りきってない身体が脳に訴える不調。悲鳴を上げる心臓と肺。
 総てを無視して通路を走る。
 角を三回曲がったところで外への出口を発見した。
 ドアを体当たりで"退け"て外へ出ると視界が一気に開ける。開けたその場所でシンは視線をめぐらせた。
 そしてシンの視界に入る灰色の体。距離としては十メートルほど。
「あった!!」
 横たえられた愛機を発見したシンはその胴体に駆け寄った。装甲を踏み台にしてコックピットへとよじ登る。
 いつの間に壊れたのかコックピットハッチは無く、操縦席のシートが外部から確認できた。
 シンはその椅子へと滑り込む。千切れていたシートベルトは無視してコンソールを叩く。
「動け……!」
 しかし、機体からは一切の反応は返ってこない。
 コンソールに指を叩きつける。ボタンを闇雲に押す。スロットルをもぎ取らんばかりの勢いで引っ掻き回す。
「動け……動け……!!」
 冷静に考えれば、この結果は簡単に予測できる。あれだけのダメージを受けて墜落したのだ。再起動できると考えるほうがおかしい。
 だがシンの手は止まらない。計器を破壊する勢いで、コックピットの中で暴れ続ける。
 無駄だと認めるのが嫌だった。
 今この瞬間にも罪の無い人々が踏みにじられているというのに黙って見ているしかない―この現実を認めたくなかった。
「動け……動け……動け……ッ!!」
 陰鬱とした気分は真っ赤な怒りに塗り潰されて何処かへ消えた。今のシンを突き動かすのはただただ純粋な怒りだ。
 見ていることしか出来ないのが嫌で。
 失う事が嫌で。
 だからシンは力を欲し、手に入れた。
 ……手に入れた、筈だった。

43:SDデバイス
07/07/23 22:26:41
「ちくしょう……ちっくしょうッ……!!」
 両腕を振り上げて。
「うごけえぇ―!! デスティニ――ッ!!!!」
力の限り、コンソールへと叩きおろした。

『Yes my master.』
「え?」

 その瞬間白い光が爆発した。
 光に焼かれた目が一時的に視力を失い、シンの視界が真っ白に塗りつぶされる。
 何も見えない中で、シンは自分を包む暖かい何かを感じていた。
 背中に触れていたシートの感触が変わる。
 シートベルトと思しき物が身体を固定する。
 何も握っていなかったはずの両手に何かが滑り込んでくる。
 無事な聴覚に聞き慣れた駆動音が静かに響き、振動が身体に伝わる。
 次いで軽い衝撃とシートに固定されたシンの身体が起き上がっていく。
 横たわっていたデスティニーが今まさに起き上がろうとしている。その事実に気づくのにいくらかの時間を要した。
「これ、は……?」
 シンが目を開けると、周囲の状況が一変していた。
「何だここ……デスティニーのコックピット、だよな……?」
 そもそもこれが本当にモビルスーツのコックピットなのかをシンは疑問に思った。
 この空間にあるのはシンの身体を固定する為のシートと両手で握る操縦桿のようなグリップ。
 またコックピットの壁面は滑らかな曲線を描いていて、シートに座るシンが球体の中に浮いている形だ。
 色は壁面からシート、操縦桿に至るまでその総てが白一色で統一されている。
「何だ? 何が起こったんだ……?」
 現在の状況を確認しようにも操作すべき機器が何も無い。いつの間にか両手に握った操縦桿にはボタンも付いていないし、固定されていて稼動する素振りがない。
「くそ! どうなってるんだ!?」
 その質問に応える様に、瞬時にシンの周りに映像が無数に出現した。
 相変わらず出力装置は見当たらない。映像だけが宙に浮く形で出現している。
「…………なんだこれ」
 その映像の中にそれぞれ不思議な文字が羅列される。
 たっぷり五秒間それを見つめて、シンはそれが特殊なフォントの英語に近い言語だと理解した。
 もしシンの推測どおりこれが英語と同じ文法と単語を用いているのならば、映像に羅列された文章はこういう意味になる。
『起動許可確認』
『機体の復元を完了』
『全システムの起動を終了』
『メインジェネレータ正常稼動中』
 シンがそれらを読み終えた瞬間、新たな映像が眼前に出現する。

『命令を下さい』

44:SDデバイス
07/07/23 22:29:06

「……いけるって、いうのか?」
 呟きに近いシンのその声を受けて、周囲の壁面が外の風景を映す。
 以前までのようにメインカメラの映像を前面のモニタに映すのでなく、滑らかな壁面全てが周囲の映像を映し出す形式だった。全天周モニタといったところか。
「……………………」
 突然の出来事に対する驚愕が薄れ、シンの胸に怒りの炎が戻ってくる。理由や原理は今はどうでもいい。
 今シンがすべき事。
 "ここ"へ来た理由を思い出す。

「デスティニー! 操縦方法を! それと使用可能な武装も出力しろ!!」
『Yes my master.』


○新暦75年1月・ベルカ自治領-聖王教会

「穿て! ブラッディダガー!!」
 はやての周囲に出現した数十本の紅い短剣が敵目掛けて駆ける。
 目標は前方の"怪鳥"―その体長は推測で20メートル前後。
 怪鳥は超高速で飛行しているが、ブラッディダガーの弾速とはやての魔力操作技術を持ってすれば決して当てられないほどではない。
 事実ブラッディダガーは全弾が怪鳥の頭部付近に突き刺さった。
「……あかん。"当たった"だけや」
 数十本の短剣の直撃を意に介さず、怪鳥が吼える。己へと矛を向けたはやてへとその首をぐるりと向け、頭頂部から魔力矢を発射する。
『主!』
「問題あらへん!!」
 際限なく連射されるそれを避け、または迎撃のブラッディダガーで弾き落としながら、はやては怪鳥から距離をとりつつ空中を翔ける。
「リイン! 住民の避難状況は!?」
『現在八割です! もう少し持ちこたえてくださいマイスター!!』
 はやては心中で歯軋りする。
 はっきり言って、この新型のガジェットは最高に厄介だった。その最たるものとしてサイズに見合うほど強化されたAMFがある。
 効果範囲こそ通常のガジェットとは大して変らないが、その効果が比べ物にならないほど強力だ。
 先程はやてが撃ったブラデッィダガーも着弾の瞬間にほとんど魔力構成を砕かれて、無力化された。
 仮にAMFを抜けても、あの巨体を維持する装甲を破壊する威力が残るとは思えない。
 無論はやてにはさらに強力な魔法はいくらでもある。しかしながらそれらは効果範囲が広すぎる。
 対象が街の傍から離れない限りそれを撃つ事は不可能だ。
 効果範囲内に入ってしまえば飛行魔法を瞬間的にキャンセルされるため、接近戦も不可能。
 シグナムにとっては最高に相性の悪い相手といえるだろう。斬りかかった瞬間、地面へ一直線だ。
『申し訳ありません……私の力不足です……』
「シグナムが責任感じる事あらへんよ。この状況で役立たずなんは私も一緒や」
『しかし……』
「ええから。避難誘導の方をお願いな。出来るだけ急いで」
『……わかりました』
 迎撃に撃ったブラッディダガーが魔力矢を総て弾き飛ばす。
 リインとユニゾンすればはやての魔法も精度は上がるが、基本的に広範囲の魔法だという事に変りは無い。
 むしろその強力さが仇になってすらいる。蒐集で集めた魔法もあるがそれは"はやて"の魔法ではない。精度はむしろ下がる可能性すらある。

45:SDデバイス
07/07/23 22:30:55
 接近戦では叩き落される。
 遠距離戦では装甲を抜けない。
 発動効果は避けられる。
(避難が終るまで、持ちこたえるしかないか……)
 いまはやて達が取りうる最良の選択は住民の非難が終了してから大威力の砲撃で一気に潰す事。
 騎士杖―シュベルトクロイツを握り直す。浅く息を吐いて、牽制に使えそうな魔法をいくらか検索。
「いくでデカブツ。根競べといこうやないか……!」
『マイスター! 高速で接近する物体が―』
 改めて魔法を発動しようとした所でリインフォースから念話が入る。だがリインフォースが言い切る前に、戦場に咆哮が響いた。

『うおおおおおおおおおおおおおおっ!!』

 はやては眼前で何が起こったのか理解できなかった。
 かろうじてわかったのは何かが高速で突っ込んできた事、それにより視界にあった怪鳥が吹き飛ばされた事。
 そして、綺麗に輝く赤い翼。

『何を……何をしてるんだお前はああああぁぁっ!!』

 我に返ったはやてが声の方へと視線を向ける。飛び込んできたのは、斬り飛ばされて空を舞うのは怪鳥の翼にあたる部分だった。
 一瞬間をおいて、その翼が爆発する。飛び散らされた破片と爆風を防ぐ為にはやては咄嗟に障壁を張った。
『主! 今すぐ退避を!!』
 シグナムの声が心なしか遠い。
 それほどまでに、はやては目前で行われている巨人と怪鳥の争いに釘付けになっていた。
 先程まで猛威を振るっていた怪鳥は、肩翼をもがれてバランスを崩し、空中で無様に回っていた。
 それを追撃するのは巨大な人型。緑に輝く目。
 額から左右へ鋭く伸びる角。
 白い四肢に青いボディ。
 両肩からは白い角が飛び出している。
 右手には赤光を帯びた巨大な剣を持ち、その背中には赤く輝く翼が広がっていた。
 
『薙ぎ払ってやる―こんなものぉ!!』

 巨大な剣が再び振るわれる。残った翼が斬り飛ばされ、再び爆発した。
 推進機関を失った怪鳥は重力に引かれて地面へと落下―出来なかった。
 剣が振るわれる。逆袈裟に一閃、刃を返して袈裟懸けに。
 斬り飛ばされたパーツは瞬時に爆散し、残ったのは頭部と胴体が三分の二ほど。
 そこへ

『はああああああああ―!!』

 巨大な左掌が怪鳥へと叩き込まれる。怪鳥の口付近から強引にねじ込まれた鋼の腕が首を無理やり拡張して突き進む。
 怪鳥の胴体まで巨人の腕が突き進んだ瞬間―青い閃光が奔る。胴体と、首、そして頭部が一瞬ボコンと膨張し、次の瞬間破裂するように爆発した。

46:SDデバイス
07/07/23 22:32:20

「―っ!」
 先程までより規模の大きい爆音と爆風が周囲を駆け抜ける。
 咄嗟に張れるレベルで最硬の障壁を張ったはやても、それらが収まるまで目を開ける事が出来なかった。
 ようやく目を開ける。
 そこには巨人だけが残っていた。ボディのどこにも損傷は見られず、爆心地にいた左腕も多少煤けている程度である。
 背中で広がっていた赤い翼は光が消え、形状も若干変化していた。
「あれだけの爆発を至近距離で受けて……無傷なんか……」
 巨人が右腕に持っていた剣から光が消える。中心辺りで折り畳まれたそれを、巨人は自らの背中へと固定させた。
「主……あれは、何ですか」
「わからん。全然わからへん……」
 いつの間にか横へと来ていたシグナムの問いにはやては呆然と呟く。
 こちらの存在などまるで気にした様子もなく、巨人はゆっくりと高度を落としていった。
 巨人の降りていく先には未だ炎の上がる街がある。
「追うで、シグナム」
「はい」
 シグナムと共に、はやても高度を落とす。
 視界の中で巨人が地面に足を下ろしていた。そのまま巨大な足音を周囲に響かせながら歩行する。
 どうやら崩れた建物の一つへと向かっているらしい。
 巨人の行く先には逃げ遅れたのか、中年の男女が佇んでいた。
 建物の―その家の住人と思しき二人が近づいてくる巨人に気づく。怯えたように悲鳴を上げる女性を男性が庇うように抱きかかえた。
 その二人の眼前で巨人が腰を折り、目線を下げていく。
「主! 民間人が!!」
 愛剣の柄に手をかけ、飛び出そうとするシグナムをはやては片手で制止した。
「ええ。大丈夫や」
「しかし……っ!」
「大丈夫」
 はやてにはあの巨人は民間人を傷つけない、そんな奇妙な確信があった。
 確かにシグナムの言う事はわかる。あの大型のガジェットを瞬殺した戦闘力は脅威だ。
 だが
―何を……何をしてるんだお前はああああぁぁっ!!
―薙ぎ払ってやる―こんなものぉ!!
 あの怒り。
 あの痛烈な怒気。あれは全て敵に向けられた物だった。
 だとしたらきっと。

 巨人が片膝をつき、その腕を伸ばす。
 怯える男女を目指したかのように見えたその腕は―男女を飛び越え、ゆっくりと瓦礫に突き刺さった。
 数秒後にがらがらと音を立てながら、瓦礫から巨人の腕が引き抜かれる。 
 巨人は引き抜いたその腕を怯えた男女の前に降ろして、指を開く。

 その掌の上に、女の子が居た。

 瓦礫の中に埋もれていたらしい少女は汚れてこそいたが、目だった怪我も無く、気絶しているだけのようだ。
「……リイン。こっちの位置は追ってるよね。医療班呼んでくれへんか」
『わかりました。マイスター』

47:SDデバイス
07/07/23 22:34:18
 さっきまで巨人に怯えていた男女だったが、その女の子の姿を確認した瞬間に躊躇うことなく巨人の掌の上へと駆け寄っていた。
 どうやらその女の子は二人の娘だったらしい。

『安全なところに、連れて行ってあげてください』

 巨人から声が響く。鋼の外見に似合わぬ少年の声だった。
 はやてもシグナムも戦闘中にその声を聞いてはいるのだが、戦闘中の怒号と違い、酷く穏やかな声だった。
 男女はすぐさま女の子を抱き上げ、巨人を見上げて何回も礼を言いながら走り去っていった。
「…………」
「…………」
 はやてもシグナムも言葉を発さず、片膝を付いたままの巨人を見つめていた。
 ふいに巨人から色が失われていく。
 白い四肢も、青いボディも、赤い翼もその鋼の身体のほとんどが色を失って灰色へ変色していた。
「昨日の……? という事は、あれに乗ってるんは……」
 はやての脳裏に昨日墜落してきたボロボロの機動兵器が映る。
 完全に復元していた事と色が付いたために気が付かなかったが、眼前の鋼の巨人は間違いなく昨日見た機動兵器と同一のものだった。

『そうだ……俺には……これしかないんだ……』

 少年の声が響く。
 ガバリと巨人の胸部が一部開き、そこから少年が這い出てくる。
 黒い髪と、深紅の瞳の少年。
 ふらつく足取りで胸部から肩へと渡り、巨人の頬辺りについた手で身体を支える。

「こんな事が在るんなら、こんな事が続くんなら……」

 その少年は空を見上げる。
 怒りで滾った赤い瞳が青い空を見上げる。
 強く握り締めた拳から血のしずくが数滴、デスティニーの灰色の装甲へと落ちる。
 

「どんな敵とでも……戦ってやるさ!!」

 誰でもない、己自身に宣誓する為にシンは空へと吼えた。

48:SDデバイス
07/07/23 22:35:54
次回 第02話「機動六課、始動」

これにて一話終了。
ご意見ご感想お待ちしております。
あと前スレで前半部分の英文にツッコミがありましたが
『構造分析は終了しました。
 兵装分析は終了しました。
 破損箇所をを復元するのに必要な情報を収集中です。
 起動許可は得られていません。
 マスターから起動許可を得てください。』
てな感じです。
雰囲気重視なので英文は正直適当です(笑

49:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 22:39:01
一言で言う



燃えた

50:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 22:40:14
GJ!

もうなんていうか展開が熱すぎて興奮したぜ……

51:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 22:42:23
>>48
GJ!!
よかったよ!次も期待してます!!


52:神隠し
07/07/23 23:00:10
ある日のヴィヴィオとキラ

「キラさん、目に隅が出来てますけど…、眠れなかったんですか?」
廊下を歩きながら、傍らを歩くキラの顔をエリオはまじまじと見ている。
欠伸を噛み殺しし、キラは理由を説明した。
「フリーダムの修復の手伝いしてたらね…、部屋に戻るの朝方になっちゃったし…。」
「フリーダム…直せそうですか?」
「うん…、時間はかかりそうだけど…なんとかね。」
「そうですか。
じゃあ、僕は訓練なんで失礼します。また、お昼に!」
エリオはキラと別れ、玄関へと向かっていく。
「うん、がんばって…。」
笑顔で見送り、それから、ヴィヴィオの子守りのため、目的の部屋に向かうキラであった。

部屋の前まで来ると、ドアがスライドして開く。
中に入ると、ソファに座ってキラを待っていたヴィヴィオは舟を漕いでいた。
無理もない、まだ本来ならば子どもが起きるには早い時間帯だ。
首がかくんっと落ちてはすぐに寝惚け眼を開け、座り直すが、またすぐに瞼が閉じて行く。
「ヴィヴィオ?」
「……ふあ?」
一生懸命に目を開けようと頑張るヴィヴィオ。
「あはは…。無理に起きてなくていいんだよ?寝ちゃったら?」
「…なのはママが…。」
恐らく、なのはがヴィヴィオ一旦起こしたときに言ったであろう言葉、「起きて、ヴィヴィオ」を忠実に守ろうとしていたのだろう。「うん…、なのはママには僕から言っておくからね?大丈夫だよ…。」
キラはジャケットを脱ぎ、ヴィヴィオにかけてやると、その手を掴むヴィヴィオ。
「ん?」
「…行っちゃやだよ?」
寝てる間にどこかに行かないで、そう言いたいのだろう。
「うん、いかないよ…。
おやすみ…ヴィヴィオ。」
ヴィヴィオはキラの膝に頭を預け眠りについた。


53:神隠し
07/07/23 23:01:46
SD氏、GJです!
燃えた皆さん、鎮火してごめんなさい
短編でした。

おまけ
シンとヴィヴィオのランチタイム

「ヴィヴィオ、ちゃんとピーマン食べないとだめだぞ?」
「苦いのきらーい…。」
「苦くない、ほら」
パクッとヴィヴィオの皿からピーマンを頬張るシン。
「う~~~~……。」
唸るヴィヴィオ。明らかに疑っている目だった。
「もう一個…。」
ヴィヴィオに促されもう一つ。
「うん、うまい…。」
「……シンがピーマン全部食べてどうするの?」
苦笑いするキラ。
「あっ……。」
「まぁ、いいよ、ヴィヴィオ、僕と一緒にゴーヤ食べようか?」
キラはヴィヴィオの隣に腰かけ、トレーを机に置く。
「ごーやってなぁに?おいしい?」
「うん、おいしいよ…さぁ食べようか…。」
~完~

54:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 23:19:09
神隠し氏GJ!!

>>52
ほのぼのですね~たまにはこういうのもいいですね

>>53
シンw全部食うまで気付かないってww
でもその後のキラがwww

55:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 23:22:12
ゴーヤはだめだろゴーヤはwwwwwww

56:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 23:38:37
調理法によってはピーマンより苦くないぜゴーヤ。

57:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 23:41:13
キラは一体、どんなゴーヤ料理を食わしたんだ?

58:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 23:43:49
キラ「生しかないよね、チャンプルーなんて作れないし」

59:通常の名無しさんの3倍
07/07/23 23:47:40
シン「何てものを食わしてるんですか!あんたは…、はい、ヴィヴィオ、口直しに…」
キラ「それ…ブラックコーヒーだよね?」


60:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:11:34
ゴーヤかよ!
俺が思うに野菜の中で一番苦い部類に入ると思うね、あれは。
キラは外道だな…。

61:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:11:38
>>48
乙なの!
まさに最初からクライマックス!!

>>神隠しさん
ほのぼの(・∀・)イイ!!

62:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:15:04
書き上がったので、第4話投下します。

設定
インテリジェントデバイス『デスティニー』
シン・アスカ専用にザフトが開発したデバイス。
CE世界ではモビルデバイスと言う名で呼ばれていたが、インテリジェントデバイスと全く同じ規格の為、そう呼ばれる事は無いだろう。
待機状態ではピンク色の携帯電話、戦闘時の本体は右手手甲のピンクの宝玉(ナックルガードに隠されて見えない)
ちなみに声はマユでw

ケルベロス
デスティニー『ブラストシルエット』の主砲。
一発の威力はディバインバスターとそこまで変わらないが、2発同時撃ちのため、破壊力という点では上。

63:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:15:10
ゴーヤの漬け物作ってみろ
苦味な癖になる漬け物が出来るから

64:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:15:14
>>18
問。
なのはを乗せるMS(砲撃戦特化型、飛行可能)がないことに対する処理

解。
①ガナーザクで大戦果。
→一山いくらの量産型でガンダムに立ち向かう姿には漢を感じるが、
ガナーザクの仕様では逆立ちしてもエースになれんので、魔法による大規模な性能Upが必要。
ダブルエックスレベルとは言わんがせめて、ウイングガンダム(ゼロじゃない方)くらいには底上げしないと地味すぎる。
カノン砲を軸にした魔法陣の展開と魔法による高エネルギーの収束を行うためのうまい方便はないものかのう。
根っからのC.E.兵器を魔導行使用の媒体にするには難点が山積みか。
だいたいどうやって操縦するのか。

②デバイスのMS化
→メリットはなのはがMSを操縦できる理由に対してわかりやすい形の回答(デバイスとの間の精神リンク。A'sコミック版より)を提示できること。
最大の問題点は読者にデバイスMSのイメージができないということ。
(この点に関しては、”イメージは他のガンダム作品のMSを参照(例。MS版レヴァンティン→トールギスⅢ)”としてごまかす方法もある)
ついでになぜデバイスがいきなりMS化したのかについて地に足のついた説明をしにくいので、この点についてはお茶を濁さざるを得ない。

③他のガンダム作品から”MSだけ”持ってくる
→②で”イメージは他作品を参照”をやるんならこれでもいいか、と。
あまり多くの作品からMSを使うと収拾がつかなくなるし、何より節操がないのでネタ元は1作品に限定した方が吉。
アナザーガンダム3部作やスターダストメモリーならガンダムがたくさん出てくるから、3人娘&ヴォルケンズもパイロットにできる。
また、ターンエーのようにただ掘り出すだけでは、連合にしろザフト、オーブにしろ「なぜ自分たちは性能の低いMSに乗って、ぽっと出の余所者が高性能MSに乗るのか」という疑問が噴出する。
極論だがこれを放置すると「キラをはじめとする種割れ組への高性能ガンダムの配給」という悪夢の泥沼になってしまうので、なのはたちにしか本来の性能を発揮できない魔導師専用MSのような設定が必要か?

スカリエッティがどっかの滅んだ世界からMSを回収してきて、魔力が機体に通せるように軽く改造、
アインへリアルに次ぐ次世代兵器のコンセプト模索としてのモニター実験とか(当然黒幕のスカはStsの役者なので無事逃げおおせる)。




投稿者は憑かれて寝てしまいました。

65:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:16:33
act.4 再会は、いつだって嬉しいものなの

「……じゃあ、なのはちゃんと一緒にここで待っといてな?」

そう言ってはやてがフェイトと一緒にヘリコプターに乗って飛んで行き、シンとなのはは二人きりで取り残される。

「……アンタが隊長なんですか」
「うん、そうだよ? ……でも、アンタじゃなくてなのはって呼んで欲しいな」
「分かりましたよ」

何処かきくしゃくと言葉を交わすシンとなのは。
と、シンが何か思い出したように手を叩くと、口を開いた。

「そう言えば、なのはさんって無限書庫の司書長……ユーノ・スクライアだったか? と付き合ってるって聞きましたけど」
「に、にゃああああ!?」

奇声を上げて飛び上がり、真っ赤になって両手を無意味にぶんぶん振り回すなのは。

「ち、ち、ち、違うよう~! そ、そんな事、誰に聞いたの!?」
「……リンディ・ハラオウン提督からこの世界の事を教わっている時に、提督から。
 それと、そんな反応しながら否定しても、『その通りだ』って叫んでるようなものですよ」
「……あうう……」

見事に追い討ちをもらい、なのはは真っ赤になって俯く。
そんななのはをフォローするように、レイジングハートが声をかけた。

『バリアジャケットを装着した方がいいのではないでしょうか』
「そ、そうだね! レイジングハート、お願い!」
『スタンバイ・レディ』

光に包まれた後、バリアジャケットに覆われたなのはを見て、シンは何故か携帯電話を取り出す。
そんなシンを、なのはは首を傾げて見やリ、……シンは携帯電話に呟いた。

「……デスティニー」
『スタンバイ・レディ。セットアップ!』

幼い少女の声が響いたかと思うと、シンの身体がバリアジャケットに覆われる。
なのはのそれとは全く違う鎧のようなジャケットに、かなりの数の武器が据え付けられていた。

66:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:18:38
『非殺傷システム正常稼動。出力70%に固定』
「うにゃ……」

圧倒されたように立ち竦むなのはに、バリアジャケットの点検をしながらシンが喋り出す。

「CEでは大体武器を媒介にして魔力使ってましたからね……。
 デバイスぶっ壊れても出力は落ちますけど使えるようにしてたりしますし」

デバイスぶっ壊れたから新しいの取ってくるまで待っててくれなんて戦場では言えませんしね、
とシンが左手と比べると妙に分厚い右手のナックルガードをいじりながら言い、なのはは頷く。

「……ただし、CEではバインドなんて無かったですから、俺もレイもバインド使えませんし、
 シールドはそこそこ固いとは思いますけど……、アレ見て守りの自信無くなってるし……」
「にゃ?」

明らかに年齢より幼い仕草で首を傾げるなのはに、シンは微笑んで言った。

「ユーノ・スクライア並のバリア張る奴は、CEにはいないって事ですよ」
「はにゃ!?」
「記録映像見せてもらったんですけど……、デバイスも無しにあのハンマー受け止めるとか、絶対無理ですから。
 デバイスあれば捌くくらいは出来そうですし、『アカツキ』ならなのはさんのディバイン跳ね返すことだけなら可能でしょうけど」

デバイス無しであれだけやる奴は今まで見た事ありませんとシンが言うと、なのははにっこりと笑う。
その笑みはとても嬉しそうで、得意げで。そう、まるで、

「……そんなに自分の彼氏が誉められると嬉しいものなんですか?」
「そ、そんなんじゃないんだってば~!」

そうシンが突っ込むと、また真っ赤になるなのは。
シンは結構鈍い方だが、これほど分かりやすかったらさすがに気付けて。

「まあ俺には関係無いですし、素直になれないって言うんならそれでいいですけどね、一つだけ言わせてください」
「だ、だから素直になるも……!」
「黙って聞け!」
「!?」

急に声を荒げたシンに、なのはは硬直する。
そんななのはに、シンは深呼吸を一つして、話し始めた。

「……本当に違うんならそれでいいさ。俺が言いたいのは、
 『好きになった明いてには早く気持ちを伝えないと、二度と伝えられなくなるかもしれない』
 ……ただ、それだけだ。……俺が、そうだったから……」

67:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:21:26
そう言ったシンに、なのははにっこり笑って首を横に振った。

「今から言えばいいよ、シン。今から、後から」

そう言ったなのはに、シンは詰め寄った。

「ふざ……けるな! 言える物ならとっくに言ってるさ! ……もういないんだ!
 ステラは……もう……この世には……!」
「……」

絶叫するシンに、なのはは余程本当の事を言おうと思い、口を開いて、

『マスター!』
「!?」

突然叫んだレイジングハートに飛び上がった。

「な、何!? どうしたのレイジングハート!」
『三人の受験者が危険です! あの速度では止まり切れずにゴール後ろの瓦礫に激突します!』
「ええ!?」
「何っ!?」

慌ててシンとなのはが道路を見ると、オレンジの髪の少女を背負って爆走する青い髪の少女と、
何故か四つんばいになって爆走する金髪の少女。
あのスピードでは今から急制動をかけても止まれそうも無い瓦礫との距離に、なのはとシンは行動を開始した。

「レイジングハート! あの瓦礫の前にバリアネット展開!」
『オールライト』
「デスティニー! インパルスモード、ブラストシルエット!」
『イエッサー! ブラストシルエット、スタンバイ!』
「あの瓦礫……吹き飛ばすぞ!」
『カートリッジロード、ケルベロス……シュート!』

その瞬間、2本のカートリッジを使用した2本の火線が瓦礫を薙ぎ払い、
瓦礫があった場所の手前に張られた桃色のネットと、地面から突き出した柔らかな白い棒が、三人を受け止めた。

「……」
「……あ、あはは……」

後で面倒な書類書くの覚悟でケルベロスをぶっ放したのが完全に無駄に終わって、シンは半眼でなのはを見詰める。
なのはは乾いた笑みを浮かべ……、

「い、行こっか、レイジングハート」
『アクセルフィン』

……逃げ出した。

68:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:23:24
「……デスティニ―」
『フォースシルエット』

溜息を吐くと、シンはなのはを追いかけた。



「何で時間はまだたっぷり残ってたのにこんな危ない事したですか!」

腰に手を当ててぷんすか怒っているリインフォースを、スバルとティアナはぽかんと見詰める。
……まあ、普通試験官が人形サイズだとは誰も思わないから当然ではあるが。

「……可愛い……♪」
「きゃわ!? な、何するですかーっ!」

突然ステラがリインフォースを抱き締め、リインフォースはじたばたと暴れる。
慌ててスバルとティアナが止めに入るが、ステラはぎゅっとリインフォースを抱き締めたまま。

「~♪」
「は、離してくださいです~」

ステラはすりすりとリインフォースに頬擦りし、リインフォースは赤くなりながらもがき続ける。

「ほら、ステラ! 困ってるんだから離してあげよ、ね?」
「この馬鹿! この人試験官なのよ!? 落とされたらどうするのよ!」

どうにかスバルとティアナが二人がかりでステラを引き離し、リインフォースはほっと息を吐く。
と。

「……つっ!」
「あ、ティア! 大丈夫!?」
「大丈夫じゃ……無いわよ……! ……今下手に立っちゃったから、捻り直した……」

そう言ってしゃがみ込みながら足首を押さえるティアナを、スバルとステラは心配そうに見詰める。
と、リインフォースが映像を何処かに繋げ、そこに映った誰かに二言三言話しかける。
そして、ステラ達の後ろ……ちょうど瓦礫があった所に視線を送ると、にっこりと笑ってステラに言った。

「今、お医者さんを呼びましたです。もうしばらくすれば来るですよ。
 それと、ステラさん、お客さんです。……後ろを向いてくださいです」
「?」

きょとん、としながらステラは振り向いて、
……燃えるような赤い瞳と目が合った。


69:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:25:32
「……ステ……ラ……?」
「……シン……?」

意思が強そうな瞳に、まず目が奪われて。
呆然とステラを見詰めてくるのは、大好きな、世界で一番大好きな人で。

「シーン!」
「うわあっ!?」

ステラは、物凄い勢いでシンに飛び付いた。
シンが慌ててステラを受け止めると、そのままステラはシンにまるで子犬のようにじゃれかかる。
身体に当たる確かな柔らかい感触と、その匂いにシンは赤くなって……
ぎゅっとステラを抱き締めて、ステラはきょとんとした。

「シン……?」
「……」

自分を力強く抱き締めるシンの腕に、ステラは首を傾げる。
と、頭の上に何かが当たる感覚がして、ステラは顔を上げた。

「……シン……泣いてるの……?」

ぽたぽたと落ちてくる水滴を見詰めながらステラはそう言うと、シンの肩にぽす、と顔を埋める。
……そして、シンにゆっくりと、囁いた。

「シン……会いたかった……」
「――っ!!」

その瞬間、ステラの瞳からも涙が溢れ出し、シンとステラは互いを力強く抱き締め合う。

「シン……シン!」
「ステラ……っ!」

もう二度と離さないと言うかのように抱き合って、ぽろぽろと涙を零し合う二人。
それを見ながらなのはは満足そうに一つ頷き……、
レイジングハートの一言に飛び上がった。

『マスターと前マスターも、ああ言う風に抱き合える関係になって欲しいのですが』
「レ、レイジングハートまで~!」

70:38 ◆KHEtQ2j5Nc
07/07/24 00:28:35
これで終わりです。
……だから何で性懲りも無くユノなの出すかな俺orz
あとレイハさんの性格間違えたかもw

……リインが可愛がられるシーンで何故かティアナに「お持ち帰り~」言わせようとしたのは秘密だw

71:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:28:48
支援必要かな?ちがったらスマソ

72:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:35:06
四つん這いステラはかわゆすぎるだろ

73:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:36:18
GJ!!
ステラのデバイスはガイアか・・・あ、あの体つきで四つんばいなんてッ!!
けしからんッ!!実にけしからんッ!!ぜひ後ろからジェット・ストリーム・アタックのように
追従し隊の1番だッ!!
ステラのデバイスがデストロイだったら試験はすぐ終わったんだろうな・・・ビルごと破壊で。

74:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:36:45

>>64
前スレの終了間際にあったヤツの添付



なのはさんがMSに乗る理由
 なのはさんが種の世界に事故かなにかで流れついてコーディVSナチュラルの戦争に干渉するような場合。
管理局には”①魔法のない世界に魔法の存在をおおっぴらに教えるのは重大な外交問題(=魔法の禁止)”
”②タダでさえ管理局の人員は足りてないから、次元間に影響する上級ロストロギア関係でもなければ管理外世界のゴタゴタに関わるのは御法度という管理局上層部の判断(=戦事介入の禁止)”
という束縛が当然あると思われ、ややこしいことになるのでは?という疑問が浮かぶ。
・②は管理局の規定に”戦時下で混乱期にある世界に漂着した場合では、もみ消せるレベルならば生存のための最小限の世界情勢への干渉は許容される”という条項がある、としてクリア。
・①の対策として、管理局に帰れたときに言い訳するためにできるだけ目立たない方法で魔法を行使しなくてはならないから、なのはさんがMSに乗る理由ができる(魔法効果をMSの仕様、性能としてごまかす)。

 MSの操縦
インテリジェントデバイスであるレイジングハートにMSのOSをハッキングさせて、なのはさんの脳からRHを通して直接MSを操縦する(いわゆるサイコミュ式の操縦というやつ。
機械的な操縦を行わないため、ナチュラル&MS戦闘素人のなのはさんにもMSが操縦できる。
有視界の空間戦闘技術を管理局で叩き上げた彼女はそれなりに強いであろう)という案が考えられる。
・なのはさんはA’sのコミック版でRHを使って授業中に仮想戦闘訓練を行っており、RHとの間にかなりしっかりした精神リンクが構築できると思われ、拡大解釈すればサイコミュ的な情報伝達が可能であると考えられる。
・RHにハッキング機能がついているかは不明だが、某「魔砲少女ラミ○ルなのは」の動画でRHがMAG○をハッキングしてネル○本部の自爆を解除しており、ネタとしての下地はあると思われる。
・問題点は種と種死の世界ではなのはさん用の適当な砲撃用MSがないこと。知名度の低いアストレイを持ってくるのも…

 最大の難点はなのはさんの行動原理である。
なぜ縁もゆかりもないなのはさんが見ず知らずの世界で戦争やらなきゃイカンのか。平和な世界の為だなんて言ったらキラ様の二番煎じだ。なのはさんがキラ様の後塵を拝すなんて有ってはならんことだと思うのだが、というか余りにも空虚すぎる。そうすると

・なのはさんだけがやってきた場合→ひっそりとアースラからの救援を待つ→救援くる→クロノ「管理局の仕事は正義の味方じゃない。帰るぞ」→おしまい。

いや、極端かも知れませんがこんなもんでしょう(笑)。救援を待つときに何か事件があってMSに乗ったとしても、その後が続かない。




75:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:49:40
GJ!!
不覚にも萌えた。

>64
これで何とかうまくいかないかな?

MSを製造する際、中核を担うシステムに待機形態のバルディッシュ又はレイジングハートを使用。
故に、フェイト、なのは専用に作られた機体。
燃料は魔力。
なお、フェイトはザフトのアカデミーに二年間、なのははファントムペイン側なので、二年間を連合で過ごす。

その間に開発されたのがバルディッシュ(ザフト製)と エクシード。

エクシードガンダム(仮)兵装
機動兵装ウィング、アクセルシューター八門(大気圏内では使用不可)
ディバインバスターライフル×2連結でスターライトブレーカー。
エクセリオンバスター腹装砲×1
近接戦闘用武器
ストライクフレーム(ビームジャベリン)×1
ビームシールド×2

カラーリング、セイバー系

76:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 00:51:25
>>70
GJ!
瓦礫を吹き飛ばしたのはシンの勝手で、なのは達に落ち度はないようなw
そして、シンとステラの再会で、スバルとなのはの再会が霞んでる件w


なのはがMSに乗る理由付けの話をしてる人達は自重してほしい。
投下直後まで設定話だけされてもね。

77:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 01:14:58
>>74
なのはさんがCEで戦争やるなら親友のフェイトとはやてがCE世界で失踪しなきゃ始まらんと思う。
この二人が地上にいるなら(あるいはそう確信しているならば)殺傷モード解禁のSLBでユニウスセブンを打ち抜く事も厭わないかと

早々に助けが来てもらっては困るので、アースラには一緒に失踪してもらう(ついでに中破させて終盤まで表舞台に上げない)
CE世界は本局のあるミッドからは位置的に閑古鳥が鳴くほどのド辺境として本局からの救援を遅らせる。
半年から1年はなんとか粘れ。

何でも屋のミノフスキー粒子には確か通信妨害効果があったから、ついでに魔法通信の妨害もしてもらうというのはきびしいか?
というか、CEにミノフスキー粒子って有ったっけ。
何にせよ互いに全く連絡の取れない状況がないとさっさと合流して、はいおしまい、になってしまうのでここに何かのカラクリがいる。

CEに行くきっかけはStSコミック版にあったような同窓会的任務で3人娘(&ヴォルケンズ)が船外活動中、回収したロストロギアが暴走してCE世界にとばされる、みたいな。
バリアジャケット&オート発動のプロテクションがあるので宇宙空間に出たり、戦艦に勢いよくつっこんでもダイジョーブ

ユーノ君やアルフあたりをAA組に同行させてもいいかもね

78:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 01:22:55
>>76
スマソ。不注意だった

79:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 01:37:28
>>64
滅んだ世界とはWのアフターコロニーやXのアフターウォーのこと?
主力ガンダムはみんな自爆するか大破するかして原型とどめてるのは1機も残ってないっすよ。

80:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 01:53:04
ACはともかく
AWはDXとゲテモノ以外は残ってると思うんだが…

81:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 02:18:57
DXもギリギリ原型とどめてるからナノマシンに漬ければ直るだろ。

82:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 02:30:26
否!
ラストのDXはあのまま眠らせてやるべき

83:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 02:59:38
>>82
とりあえず君には全力で同意せざるを得ない

84:81
07/07/24 03:11:20
すまん、確かにそうだ。もう15年頑張ったんだから眠らせてあげた方がいいな。

85:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 03:16:34
……15年間眠りっぱなしだったGXが残されてるけどな
サテキャ無いのが救いか

86:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 03:51:13
データというか魂はDXに移動したんだよ。よってあれはかわいそうだが抜け殻だ。

87:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 08:25:11
Xの魂はGコンにあるんだろ?

88:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 09:19:07
>>70
GJ!!
感動の再会の後には始末書が待っているシン乙

89:Fate×Destiny
07/07/24 09:20:02
これで最後にしますんでご勘弁を

>64
これで何とかうまくいかないかな?

MSを製造する際、中核を担うシステムに待機形態のバルディッシュ又はレイジングハートを使用。
故に、フェイト、なのは専用に作られた機体。
燃料は魔力。
なお、フェイトはザフトのアカデミーに二年間、なのははファントムペイン側なので、二年間を連合で過ごす。

その間に開発されたのがバルディッシュ(ザフト製)と エクシード。

エクシードガンダム(仮)兵装
機動兵装ウィング、アクセルシューター八門(大気圏内では使用不可)
ディバインバスターライフル×2連結でスターライトブレーカー。
エクセリオンバスター腹装砲×1
近接戦闘用武器
ストライクフレーム(ビームジャベリン)×1
ビームシールド×2

カラーリング、セイバー系

90:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 09:22:33
>>75
なんかイメージがストフリっぽくみえてしまう俺・・・

91:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 10:06:50
腹装砲がスターライトブレイカーだろ・・・常識的に考えて

92:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 10:18:30
俺もそう思うんだ。

93:望
07/07/24 10:18:42
>>89
というよりMSの規模で考えると燃料が魔力でも一回の消費量が膨大じゃないのか?
いくらなのはやフェイトの魔力量がケタ違いっていってもすぐに空になりそうだが

94:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 10:25:15
魔力とデュートリオンのハイブリットってのをかんがえてる。

95:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 10:39:20
まどろっこしいなぁ
だから始めっからコズイラ出身にしろと

96:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 10:57:56
>>93
武装系と駆動系を同一の動力で動かす必要は無いですよ(システム的には簡単だけど)

ってか早く一話を投下せねばネタが使われてしまうっ

97:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 11:36:10
今一話書いてるんだ。
頑張れば今日中には投下出来そう。

98:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 12:14:29
>>77
CEではミノフスキー粒子の存在は確認されていない
NJがその代わり

ていうかCEでミノフスキー粒子を戦闘濃度で撒いたら最悪それだけで
山ほど精密電子回路を積んでるCEのMSは落ちて二度と動かなくなる可能性すらあるはず


99:Fate×Destiny
07/07/24 16:54:34
第一話 怒れる瞳と悲しむ瞳

穏やかな街の一角。
店の中から出てきたフェイトは、シンとの待ち合わせ場所へと向かう。
「シン…待った?」
「いや…、俺も今来たところだから…。」
フェイトとシン、二人は日用品を買いに来ている。
両手に紙袋を持っているが、フェイトの持っているそれはシンの持っているものよりも一回り大きかった。
「フェイト、そんなにいっぱい何買ったんだ?」
「……女の子には必要な物がいっぱいあるんだよ。」
「ふ~ん、そういうもんか。」
明日はミネルバの進水式があるのでそのことを話題にしながら基地まで二人は話をしながら歩く。
「インパルスの調整はどう?」
「まぁ上々かな…。フェイトのバルディッシュは?」
「うん、いい子だよ。」
微笑んでいうフェイトにシンも表情が緩む。
MSのことを『子』扱いするのはどうかと、最初のうちは思っていたが、毎回整備を行うたびにフェイトがバルディッシュに声をかけているのを見ていたのでなれてしまった。
「そっか…昼はどうする?」
大通りから細い路地に入り、歩き続ける二人。
「う~ん…」
腕時計を見るフェイト。
「結構時間も押しちゃってるし、軍の食堂でいいんじゃない?」
路地から大通りに出ようとした時だった。
「そうだな…そう…あっ!?」
ドンッ。
一人の少女にぶつかってしまい、とっさに荷物を放り出して、シンはその少女を両手で転ばないように支えた。
「ごめん…大丈夫?」
肩まで伸ばしたフェイトと同じ金髪に、幼い顔立ち。
ヒラヒラしたドレスのようなものを着ている少女は、シンを睨むと、自分を支えるシンの手をふりほどき走っていってしまった。
その様子をただ呆然と見送るシン。
「駄目だよ…シン…。女の子の胸触っちゃ…。」
「えっ!?…あれはとっさだったから……わざとじゃなくて…。」
「必死なところがまた怪しいね。」
半目になったフェイトがシンの横を通りすぎ先に行ってしまう。
「あっ、ちょっ…待てよフェイト!」
慌ててフェイトのあとを追おうとするシン。しかし、荷物を散乱させたままのことを忘れていたので、ちゃんと全部紙袋に詰めてからあとを追う。
「だから…わざとじゃなくて…」
「分かってるよ…シンはそういうことする人じゃないし…。
ただちょっとラッキースケベなだけだよね?」
「フェイト!?お前、そんな言葉…どこで…。」
ヴィーノあたりに吹き込まれたのだろう。
基地までの道のりを誤解を説くのに費やしたシンだった。


100:Fate×Destiny
07/07/24 16:57:17
アーモリーワン、工場区域。

「だが、強すぎる力は、また争いを呼ぶ!!」
オーブ国家元首、カガリ・ユラ・アスハはそう叫んだ。
戦後、本来ならば必要のない兵器、戦艦を製造し続けるザフト。
そして、オーブ戦のおりに流出した技術と人員の軍事利用の停止について、未だ返答をもっていない。
プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルに言葉巧みに言いまかされ、苛立ったカガリがそう叫んだ。
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない。
我々もそうありたい、いや、そうであれば一番いい。
だが、力なくばそれは叶わない。
それは姫の方がご存じでしょう?だからオーブも軍備を整えているのでしょう?」
カガリの脳裏に蘇る前大戦の記憶。
「しかし、ならばなぜ…何を怖がってらっしゃるのです?あなたは…。」
区域を移りながらデュランダルはもちろん、カガリ、それからその護衛であるアレックスと数名のザフトの護衛を従え、歩き続ける。
「大西洋連邦の圧力ですか?オーブが我々に条約違反の軍事強要をしていると?」
一時の沈黙。
「だが、そんな事実は無論ない。
かのオーブ防衛戦のおり、難民となったオーブの同胞たちを我等が暖かく迎え入れたことはありましたが…。
その彼等がここで暮らしてゆくために、その持てる技術を生かそうとするのは仕方のないことではありませんか?」
カガリは黙ったままだ。
「そして、争いがなくならぬから…力が必要なのです。」
返すことばが見付からなかった。カガリはデュランダルに視線を向けたまま拳を握る。
長い沈黙を破ったのは、警報だった。
「何だ?」
デュランダルが状況の確認を取ろうとしていると、爆音が響き、爆風で熱波を含む黒煙がこちらへ向かってやってくる。
アレックスはカガリを、他護衛はデュランダルとともに、近くの物陰に伏せ、黒煙を回避する。
そしてその黒煙から姿を現す緑、黒、青の三体のモビルスーツ。
「そんな……カオス、ガイア、アビス…。」
ザフト製、最新鋭の機体三体は、何者かによって強奪されていた。


101:Fate×Destiny
07/07/24 16:59:09
「まずハンガーを潰す!モビルスーツが出てくるぞ!」
緑のモビルスーツ、カオスに搭乗するのはスティング・オークレー。
「ステラ!お前は左…。」
青のモビルスーツ、アビスはアウル・ニーダ。
「…わかった。」
黒のモビルスーツ、ガイアはステラ・ルーシェだ。
三機のモビルスーツはそれぞれ別方向に散開し、工場区の破壊を始めた。
轟音、地響き、ついで爆音、爆風、爆煙が舞い上がる。
ガイアはモビルアーマー形態となり、暴れまわる。
アビスはその砲門の数にものを言わせ、ハンガーに収納されているモビルスーツを一掃する。
カオスは迎撃に出てきたモビルスーツを撃破していく。
「なんだとっ!?」
デュランダルは報告を聞き、目を見開く。
「強奪されたのは六番ハンガーの新型です。」
「新…型?」
カガリは呟いた。
瞬く間に広がり行く戦火。カガリとその護衛、アレックスの目に、新型と呼ばれるモビルスーツ一体の姿が目についた。
「あれは…ガン…ダム…。」
他のモビルスーツとは形状が違うのですぐに判別出来た。
アビスのカリドゥスがハンガーを根刮ぎ爆散させ、カオスのファイヤーフライが広域にわたって爆破する。
ワインレッドのショートカットの髪の少女と金髪長髪の少年は専用のモビルスーツにのるため、ハンガーに向かう途中だった
二人ともザフトのトップガンである証しの赤服を纏っている。
少女の名前はルナマリア・ホーク、少年はレイ・ザ・バレルと言う。
しかし、二人のモビルスーツはファイヤーフライの着弾衝撃により、横倒しになり、さらに瓦礫に埋もれていた。
一方、カガリとアレックスはデュランダルの計らいにより、シェルターへと案内されていたのだが、途中の爆発ではぐれてしまった。
「ミネルバにも応援を頼め!」
デュランダルはテキパキと指示をだす。

ミネルバ。
「アーサー!二人は?」
ミネルバ艦長、タリア・グラディスは副艦長、アーサー・トラインに探すよう指示をだした。

102:Fate×Destiny
07/07/24 17:03:20
カオスに攻撃を仕掛けるゲイツR、ディン、ガズウート。
しかし、放たれるビーム、マシンガンは盾で防がれ、逆にカオスのビームとミサイルにより一掃される。
逃げ惑うアレックスとカガリ。
MA形態のガイアがディンを背面のグリフォンビームブレイドで上半身下半身を両断。
空中で爆散し、その衝撃でザクウォーリアが一機、ハンガーから飛び出した。
衝撃からカガリを蒲っていたアレックスの目にそれが止まる。
「カガリ!こい!!!」

ミネルバ。
中央カタパルトの扉が開き、一機の戦闘機が姿を見せる。
パイロットスーツを着たシンは直ぐ様コックピットに飛び乗った。
『インパルス、発進スタンバイ、パイロットはコアスプレンダーへ。
モジュールはソードを選択。シルエットハンガー二号を解放します。
シルエットフライヤー発進スタンバイ、プラットホームのセットを完了。
中央カタパルト、オンライン、機密シャッターを閉鎖します。
発進区画、非常要員は待機してください。
中央カタパルト、発進位置にリフトアップします。』
オペレーションを聞きながらコックピット内で素早くスイッチ、レバーを操作し、準備を進めていくシン。
『コアスプレンダー、全システムオンライン。発進シークエンスを開始します。
ハッチ解放、射出システムのエンゲージを確認。
カタパルト、推力正常。
進路クリア、コアスプレンダー発進どうぞ!』
戦闘機が中央カタパルトから発進する。
シルエットフライヤー、チェストフライヤー、レッグフライヤーが次々と発進していく。
『続いて、バルディッシュの発進シークエンスを開始します。
バルディッシュ、全システムオンライン。
カタパルトにセットを完了。
右弦ハッチ解放。
カタパルトエンゲージ。推力正常、進路クリア。
バルディッシュ発進どうぞ!』
「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン!バルッディッシュ!!行きます!!」
重力下に投げ出される灰色の機体。
フェイトはスイッチを押す。すると、灰色の機体が漆黒へと変わり、背部のウィングが展開、スラスターから金色のバックファイヤーを噴射し、工場区域へと向かった。

103:Fate×Destiny
07/07/24 17:07:29
アレックスはカガリをつれ、ザクに乗り込んでいた。
「こんなところで、君を死なせるわけにいくか!!」
ザクを起動させ、緑色のザクは立ち上がった。

「何だ、お前は…?」
ガイアを操るステラは突然、直立したザクに警戒する。
だが、正直、今まで出てきた敵は引金を撃てば当たるただの的だった。
ビームライフルの引金を弾くと同時、ザクは瞬時に回避行動に出た。
「ッ!?」
驚くステラ、避けただけではなくこちらへと向かってくる。そして、タックルを繰り出した。
「こいつッ!!!」
コクピットを揺るがす大振動。

ガイアをなんとか弾き飛ばしたものの、打ち倒すには至らず、相手はバランスを建て直し、サーベルを抜いた。
そして、スラスター全開、猛スピードで襲い来るガイア。
アレックスは舌打ちしつつもザクを巧みに操り、ビームアックスで迎え撃つ。
だが、力比べでは残念ながら、ガイアには勝てず、弾き飛ばされる。
モニターに映るガイアがサーベルを振り上げている。
とっさにアレックスはザクにバックステップさせ、紙一重でそれを避ける
しかし、返す刀でサーベルで横薙一閃の連撃で弾き飛ばされた。
「ぐっ!!」
短くうめき声をあげ、ザクの体勢を建て直し、着地。
だが、背後にはカオスの姿。
「もう一機!?…ッくそ!!」
「ステラ!!」
スティングの声に頷くステラ。
サーベルを抜き放ち、跳躍してのカオスの斬撃を直撃を回避するも、かわし切れず、ザクの左腕は切り飛ばされてしまった。
追撃を仕掛けるカオス。
しかし、カオスを衝撃が襲う。
「何だ!?」
煌めく青き戦闘機。そしてその後ろを追随する複数の戦闘機。
そしてそれらが一つずつ合体して行く。絶え間なく動き続けるシンの指。
見とれているまにザクに攻撃を仕掛けるガイアを襲う金色の刃。
盾によって防がれた金色の刃は黒い一点に向かって戻っていく。
ガイアと同じ漆黒に金のラインが入った機体バルッディッシュ。
手には斧を持っている。
そして、ニ刀の対艦刀、エクスカリバーを持つ赤いモビルスーツ、ソードインパルスの二体が戦場に降り立った。
対艦刀を連結、頭上で回転させ、構えると光が刃を作る。
「バルッディッシュ!サイズフォーム!」
『Yes, sir!』
斧の刃を形成する部分が持ち上がり、そして金色の光が飛び出し、釜を作った。「「何でこんなこと…。」」
「また戦争がしたいのか/また戦争をする気ですか!?」
「あんたちは/あなたたちは!!!」

104:Fate×Destiny
07/07/24 17:09:37
投下終了。

文章下手でごめんよ…。
でも頑張って書きます。感想書いてもらうと嬉しいです。
応援よろしくです。

105:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 17:14:07
>>104
GJ!非常に新鮮です!
今からラストに期待してもいいよね?答えは(ry

106:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 17:55:16
GJ!
最初の仲良さげな二人に和んで、最後の息ぴったりな二人に燃えた。
続きに期待させてもらいます。

107:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 18:31:36
GJ!
釜を作ったにワロタw

108:まじかるしん
07/07/24 18:52:20
とうかおkですか?

109:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 18:55:37
やっぱ背を任せられる味方が居るって良いなあ、GJ!

>>108
良いと思いますよ、お待ちしております

110:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 18:57:03
>>104
GJ!!
なぜかごく最近までほとんど顧みられなかった、なのは達がMSに乗ってCE世界の空を飛ぶ、という分野にとうとう手が入りましたか!
上の議論を読んでみても、この分野には面白くなりそうなネタがあちこちにゴロゴロ転がっている予感がします。
シン&フェイトという組み合わせにも自分的には意外性を感じてよいです。
先人がいないという意味では大変かもしれませんが、応援します!!

111:まじかるしん
07/07/24 19:00:01
魔道戦士まじかるしん 20話 「コズミック・イラ」

「ふぅ」
最新鋭のXV級艦船「クラウディア」の艦長室で、クロノ・ハラオウンはため息を付く。
このクラウディアの艦長であり、提督としても活躍し、さらには執務官資格も持っている人物。
ハラオウンというファミリーネームからわかるとおり、フェイトの兄である(詳しく言えば義兄であるが…)
そんな彼は、一つの事件を任された。
「全く、してやられたよ……」
そこは、シンたちの世界、コズミック・イラの地球のある地域に、あるものがあった。
それはミッドチルダの艦船の備えられているアルカンシェル。
どうやらジャンクとして捨てられたものがこっそりと盗まれてしまったらしい。
こうなってしまうのも、ひとえに管理局の人員不足からなる。
人が少ないと、どうしても製造する船も少なくなる。
そしてそれを長期運用する事によって、予定よりも早く寿命を迎えてしまうときもある。
今回は、それが重なってしまい、戦艦を仮解体しておいて、順次本格的に廃棄するという方法をとっていた。
それで今回の事件だ。
話の内容によると、どうやらスパイがいたらしく、こっそりと転移して盗まれたらしい。
何とかスパイを捕らえる事に成功し、尋問を行ったところ、相手はボロを出した。
クロノはしらないが、尋問を行ったのは特別に呼ばれたのは猫を素体とした猫の使い魔らしい。
それを聞けば、クロノは頭を抱えるだろう。
「あいつら…」といいながら。
尋問を行った結果、どうやらブルーコスモスの仕業らしく、さらに言えば本局、地上本部にもスパイは数人いるという。
それを聞いた尋問を行った猫の使い魔は、なんと1日以内にすべてのスパイを捕まえたという。
そんな事は知らない(その時は別任務にでていたため詳しくは知らされていない)クロノ。
クロノはその盗まれたデータを見てさらにため息を付く。
そのアルカンシェルは、艦船の前半分はそのままで、後は基地にくっついているというものである。
ジェネレーター部分は盗まれていなかった事から、ただ発射台として使うのだろうか…
その前半分の艦船部分を見て、クロノは怒りが芽生える。
その艦船は、クラウディアに乗る以前に、自分達が長い間世話になった艦船「アースラ」だったからであった……

「はい、みんな集合!」
なのはの集合の声とともに、午前の訓練は終了をつげる。
メンバーはつかれたあ、と言う顔を前面に出していて、昼食へ向かおうと足を運ぶ。
あれ以降、ティアナもいつもの調子を取り戻し、機動六課は一段と団結力を高めた。
そして昼食を終え、各自少しの間休もうと思ったときだった。
「ん?」
シンは何かを蹴飛ばし、何を蹴ったのかと思い下を見る。
「これって……」
それは、何かのキーだった。
それもどこかで見たような気が……

112:まじかるしん
07/07/24 19:02:13
「それって、フェイトさんの車のキーじゃ……」
エリオのことばに、ああとシンは頷く。
キーを見ると、フェイトのほかに数人の人の写真が入っているロケットがついていた。
おそらく家族のものだろう。
「しょうがない、渡しにいくか」
そういって、シン、そしてエリオは鍵を渡しにフェイトのところへ行く。
そしてロビーに入ったときだった。
「エリオじゃないか、久しぶりだな」
エリオは誰かに呼ばれ、そっちを振り向く。
その声に、シンは聞き覚えがあった。
友人とそっくりな声だった。
「どうしたんだよヨウラン……?」
周囲を探しても、声の主らしいヨウランの姿が全然見当たらない。
周囲をうろうろうろつかせると。
「俺はヨウランと言う名前じゃないんだけどな」
目の前にいる青い髪をしている男性の声にシンは驚く。
ヨウランの声にそっくりなのだ。
ヨウランに落ち着きがあったらこんな感じだろうか。
「あ、アスカさんは会うの初めてでしたっけ?この人はクロノ・ハラオウンさんで、本局で艦船の艦長をしている人です。それでいて提督でもあって執務官でもあるんです」
エリオの説明に素直に驚くシン。
だが、ちょっと不思議に思ったことがある。
ハラオウン?
「どうも、クロノ・ハラオウンだ。君の上官、フェイトの義兄だよ」

そのあと、フェイトの部屋に行くまで、3人は話をしていた。
「それで、クロノさんはどうしてここに?」
エリオはどうしてこんなところにクロノがいるのか気になった。
仕事で忙しいのではないか?
「ちょっとね。本来ははやてに用があるんだが、ついでに妹との顔を見ておこうと思ってね」
ちょっと顔を赤らめながらクロノは言う。
そんな彼の顔を見て、シンは苦笑する。
「わかりますよ、その気持ち。俺にも妹がいましたから」
シンの言葉にそうか、とクロノは言う。
シンの言う「いました」という言葉を汲み取って、これ以上深く追求しない事にした。
それに、はやてに用があるといったが、彼にも関係があることだったが、いまは伏せておく事にした。
「それで、君達もフェイトに用があるっていってたけど何なんだ?」
クロノの言葉に、シンはポケットから鍵を取り出す。
「どうやらフェイトさん、鍵を落としてしまったみたいで……」
エリオの言葉になるほど、とクロノは頷く。
そうこうしているうちに、3人はフェイト、そしてなのはの部屋へとやってくる。
どうやら鍵は開いているようだった。
そしてドアを開けるとそこには……

113:まじかるしん
07/07/24 19:04:49
少し時間をさかのぼりここはなのはとフェイトの部屋。
「弱ったなあ……」
ふぇいとはあわてながら部屋のあちこちを探す。
「フェイトちゃん、どうしたの?」
そんな友人の行動に、部屋にはいてきたなのははどうしたのか尋ねる。
「それが、車の鍵を落としちゃったみたいで……」
それで慌てて探しているのだ。
さっき来ていた訓練用の服も探したけど見当たらない。
かばんの中にもない。
さらにはあちこち部屋を探したけどどこにもない。
それでフェイトは困っていたのだ。
「もしかしたら落し物のところにあるかも、いってみようよ」
その言葉にフェイトは頷く。
だがその前に、着替えなければいけない。
今フェイトは下着のままだ
フェイトは下着になってから気付いてあちこち探していたのだ。
この状態で誰かは入ってきても困る。
なのはも手早く着替えようとしたときだった。
いきなりドアが開いて、そこには3人の男がいた。
そして一瞬時が止まった。
唖然とする男達。
3人とも顔を真っ赤にしている。
いま、なのはは下着姿のままで、フェイトにいたってはブラすらない状態であった。
運よく手で大事なものは隠れていたが……
少し二人の思考が止まっていたが、すこしずつ復活していく。
見る見るうちに顔が赤くなり……
「「きゃああぁぁーーーーーーーーーー!!」
二人は同時に叫び、フェイトは布団で身を隠し、二人でとりあえず近くにある強力そうで硬いものを掴み、投げ飛ばす。
それは真っ直ぐと真ん中にいる一番背の高い人物の顔面に直撃する。
その男性は「ぐは」といいながら吹き飛び、倒れたときに頭を打ち、当たり所が悪かったらしく、気を失っている。
二人はキっと残りの二人を睨む。
しかし、そこには一人、シン・アスカしかいなかった。
「シン、どういうこと?」
布団に身をくるめたフェイトがシンに尋ねる。
その声はやはり怖かった。
「ああ、えっと……これを……」
そういってシンがとりだしたのは、さっきまで自分が探していた車の鍵だった。
そして反対方向を見ると、そこには鼻時を出しながら顔を真っ赤にしたエリオが倒れている。
どうやら刺激が強すぎたらしい
そして、真ん中に倒れているのは……
「お兄ちゃん?」

114:まじかるしん
07/07/24 19:06:15
「なるほどなあ」
はやては今日は久し振りに仕事が少なく、ヴィータもシグナムも出かけていたので、リィンフォースと一緒にシャマルのいる医務室へいて話をしていたのだ。
そこで、鼻字を出しながら倒れていエリオを抱えたフェイトと、顔が赤くはれているて、そして当たり所が悪かった後頭部から血を流していたクロノを抱えたシンとなのはがやってきたのだ。
医務室でシャマルが治療をして、リィンフォースが手伝っている中、はやては3人から事情を聞いていた。
「つまり、シン、そしてエリオはフェイトちゃんが落とした鍵を届けるためにフェイトちゃんとなのはちゃんの部屋へ」
「はい」
「そんで、クロノ君は本来は私に用があるんやけど、その前にフェイトちゃんが元気にしているか確認しようと顔を覗かせた」
「そういってました」
はやてはふむ、と少し考えるようにして、今度はなのは立ちのところへ目を向ける。
普通は隊長と言うべきなのだが、今はほとんどプライベートのようなものなので、普段どおりに話をしている。
「フェイトちゃんは着替え中に鍵がないことに気付いて、下着姿でいろいろと部屋中を探し回ってた」
「うん」
「そんで、そこへなのはちゃんが部屋に入ってきて、フェイトちゃんが何か悩んでいたのですぐにかけつけた……うっかり部屋の鍵を閉め忘れて」
「う…うん…」
なのはは気まずそうに頷く。
そしてはやてはすぐに決断を出す。
「こういうアクシデントの場合、女性として二人の味方したいけど……今回は流石に二人が悪いわ」
はやての言葉に、うう……と二人は顔を下に向ける。
「それで、私に用って……なんなんやろ?」
はやての言葉にシンは判りませんと言う。
ただ、用があるとしか聞いていない。
はやては考えるが、当の本人は見事に撃沈しているので今は気候にも聞けない。
「う……うーん……」
その時、クロノより先にエリオが目覚めた。
「あれ、ここは……」
エリオは周囲を見渡す。
ここは確か医務室。
どうして自分はここにいるのだろう……
シンと一緒に、フェイトの部屋に鍵を届けに言ったのだが、それ以降が良く思い出せない。
「あ、目が覚めたんだね」
ふと横を見ると、そこにはフェイトがいた。
「話はシンから聞いたよ。いきなり倒れたって聞いたからびっくりしたよ」
フェイトのことはにえ?と驚くエリオ。
「ああ、いきなりふらっと倒れたんだ。よほど疲れてたんだな」
ふと、二人の言い方に少しギクシャクしていて、何かエリオは引っかかるところがあった。
「エリオ、今日はもう休んでていいよ。疲れたまましても危ないからね。他の人には私が言っておくね」
なのはにまで言われ、本当にそうなのだろうと思ったエリオ、はもう一度ゆっくりと布団にもぐる。

115:まじかるしん
07/07/24 19:08:05
そしてすぐに寝ていたため、疲れているのはある程度は本当だったみたいだ。
エリオが寝るのを確認して、ほっと一息つく一同。
あの事件前後の記憶が消えているもの助かった。
「よほど衝撃だったみたいだな……」
ふとつぶやくシンの言葉に、二人は顔を赤くしながら頷く。
ちなみにシンはもうあまり動じないのは……まあ簡単に言えばヨウランたちのせいだといっておこう。

やがてクロノが目覚め、後頭部に包帯を巻かれている事に驚く。
何故そうなったのか大方をはやてから聞いた。
「あの、お兄ちゃん。ごめんなさい……」
「クロノくんごめん。ちょっとやりすぎた」
二人が謝るがクロノもこっちこそすまないと謝る。
普通はギクシャクするようなものだが、それはフェイトが妹と言うこととなのはも小さいことから交流があること。
そして最大の理由は、クロノの妻がエイミィである事とだけいっておこう。
その後、クロノははやての部屋に連れて行ってもらって、本題へ移る。
「さっきの少年、シンから聞いたと思うが、今日はちょっとお願いがあってね」
そういって数枚の資料を展開させるクロノ。
「数日前、本局のほうである事件が起きた。一つの艦船のパーツの一部が持ち出されるという事件だ」
クロノの言葉に驚く隊長陣。
いつもまにそんな事件が。
「どうやら、管理局本局、そしてこの地上本部にもスパイが紛れ込んだらしくてね。今は捕まってるみたいだが……」
さらに言葉は続く。
「で、そのパーツはある世界へ持ち出され、このようになっている」
そして映し出されたのはとある世界のある渓谷であった。
そこにある基地が建設中みたいであった。
そこにある奪われた艦船の一部。
「こ、これって……」
なのははその艦船にも覚えがあった。
いや、見覚えとかと言うレベルではない。
「ああ、敵、ブルーコスモスは艦船アースラのアルカンシェルと艦船の一部を奪っていった。そしてそれを基地に接続して使おうって寸法らしい」
しかし、まだ建設中と言うのが助かる。
「だから、本局は現地の軍と共同戦線を張る事になったんだが……」
その明細書の一部にこう書かれていた。
「尚、管理局の部隊に、機動六課を迎えてほしい……プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダル」
この文に、はやて達が驚く。
なぜ、違う世界の人物が、それもかなりの大物が最近出来たばかりの自分たちの部隊の名前を知っているのだろうか……
「なんでも、君達のメンバーの一人の存在が不可欠らしい」
クロノの言葉に、フェイトは納得した。
「そうか……シンとレイはあの世界の出身だから……」
ただ、何故それをも彼が知っているかはわからないが。
「確かに、クロノ提督の言うとおりやけど、こっちもこっちで忙しいし……」
そうだ、自分はレリックの回収が残っている。

116:まじかるしん
07/07/24 19:11:02
いつまた新しいレリックがあるともわからない。
「けど、何とかしないとあそこにすむ多くの人が危ない」
そうなると、答えは決まった。
「了解や。これより機動六課は、本作戦に参加します」
はやての言葉に、そうか、とクロノは顔をほころばせる。
何かを隠しているような顔だった。
「おにいちゃん、何か隠してない」
ついそういったが、誰も気にしていない。
フェイトの言葉にやれやれ、とクロノハ肩を落とす。
やはりこういうのは苦手だ。
「実は、既に騎士カリムと連絡をしていて、許可を得ていたんだ」
クロノ言葉に、はやてはやっぱり、といった顔でいる。
そうでなければここまでスムーズに事が進むはずがなかった。
「お前たちがいない間は、教会側でどうにかしてくれるらしい」
既にそこまで話が進んでいたのか……自分達をのけ者にして。
「それはちょっとひどくない?」
そういうはやての言葉に、すまないなとクロノは軽く謝る。
こうして、機動六課、艦船「クラウディア」、現地の軍「ザフト軍による「アルカンシェルゲート突破作戦」が開始された。

な「ついに開始されたアルカンシェルゲート突破作戦」
フェ「現地の軍との協力線になるのだけど、ちょっとしたいざこざが……」
???「次回!機動武闘伝まじかるしん第21話!!「アルカンシェルを突破せよ!!」にぃ、レディー、ゴーー!!」
シ「ばればれなうえに題名変えないでください!」
リⅡ「任せてください。……ふう……???さん!いいかげんにしなさい!罰として、このコッペパンは没収です!」
???「大佐ど……失礼しました、曹長殿!申し訳ありません!」
レ「…いいのかこれで?」

投下完了。
……よし!これで隊長陣すべての人物にラッキースケベ完了(なにやってんだ)
次回からはちょっと運命編で行こうかと思ってます。
せっかく同時に世界があるんだからこっちもやってみていいかもってかんじで。

117:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 19:21:43
運命編ktkr
次回も楽しみにしています

118:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 19:44:43
何というふもっふ

119:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 20:04:38
アルカンシェルゲートってw
難攻不落ってレベルじゃねえぞ!
いや、その発想のブッ飛び方に感服しました

120:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 20:06:36
一発撃たれた終わるぞwwww

121:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 20:37:00
いたぁいのBJはふもっふだな。

122:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 21:01:39
GJ
しかしノックもせずに入るシン達が悪いだろ、常識的に考えて・・・

123:122
07/07/24 21:03:54
って部屋の鍵閉めてなかったのか、よく読んでなくてスマソ

124:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:16:25
レイ「キャロ、メイド服を着てくれないか?」

125:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:24:07
なのはinCE系で若干マニアックなモノを投下したいのだが、よいですか?

126:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:25:05
さあ、来い

127:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:27:01
おK!!
ここでマニアックなのが嫌いな奴なんてそうは居ない



度が超えなければwww

128:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:35:02
なのは→CE世界の設定を考えるときに誰もが一度は妄想するであろうスターライトブレイカーによるユニウスセブン破砕。
それは現実的に可能なのか??


ユニウスセブンの大きさ:直径10km説と直径8km説があるが、血のバレンタインの核攻撃で少し壊れたと考えて&ちょっとでもなのはさん

に有利なように直径8km説を採用。

なのはさんのスターライトブレイカーの放射角:最大で90度。ただし、強力なあたり判定(魔力光部分)があるのは中心部最大45度。
残りは魔力による衝撃波みたいな感じ(A's2話&12話の発射モーションより)。また、放射角は時間とともに変動する。

宇宙空間には空気がないため、純粋な衝撃波はできないが、魔力によって生成した何らかの縦波を叩き付けることで破砕能力は有ると解釈

する。するんだってば。

図)            4000m
 _    __    |←-----→|
 ↑   |  |_                  
 |   |    |_            
 |   |      | \            
 |   | ユ    |  \    魔法陣      
直|   | ニ    |   \   ↓ 
経|   | ウ    | \_ \ 
8|   | ス    | --\_\ |
0|   | セ    | ----\\|         
0|   | ブ    | ---_//|○← なのはさん
0|   | ン    | -_/ / |  
m |   |      | /  /  
 |   |      |   /    
 |   |      |  /    
 |   |     _| / ↑ 
 |   |   _|     スターライトブレイカー
 ↓   |__|
 ー      

129:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:37:03
絵心がなくて申し訳ない

上図のように直径8千mの物体を真っ正面から放射角90度のエネルギー放射の効果範囲(直角二等辺三角形の底辺)に納めるならば、
8000m÷2=4000m
なので4km離れたところから撃たなければならない。

nanoha wikiによればスターライトブレイカーの距離による減衰は比較的早いという記述が有るので、4kmも離れた対象に有効な破壊が行え

るのかは怪しいところではある。
A'sでヴィータに長距離砲撃をかけた時は山二つ超えて(ただのベルカ式演出という説も…)狙撃してもまだ威力を保っていたから、それに

比較したら減衰が早い、という解釈は…こじつけ臭いですか。
減衰が早いのは地上の大気がある中で、宇宙ではしっかりがっつり届きます……というのは??



なんか閉塞感が漂うので視点を変えよう。

”なのはさんをMSに乗せて、生身と同じサイズ比率で魔法および魔法陣が生成できる”という条件をくっつけてみると…

1期でなのはさんがスターライトブレイカーを撃ったとき(全力全壊でたぶん魔法陣サイズは既出作品中最大)のなのはさんの身長:魔法

陣直径がだいたい1:12。
MSの全長を約17.0mとすると、MS版全力全壊魔法陣サイズは…17m×12倍で……直径約204m……でかっ。
いやいや、ユニウスの大きさに比べたら小さい小さい。

イメージがつかみにくいなら、逆にMSに乗ってユニウスを撃つという状況を生身(小3時)128cmに置き換えてみると、
(資料がないのでなのはさんの身長は小3女子平均値を採用。真の値をご存じの方がいたらそっちで計算よろ)
大きさ比は1.28m÷17m=0.0753倍
ユニウスの大きさイメージは8000m×0.0753倍=602m

つまり、300m離れたとこから、迫り来る直径600mの円盤に向けてスターライトブレイカーをぶっ放すイメージ。
ちなみに魔法陣は直径15m。
おお、これなら何とかいけそうな気がしなくもない。
問題はエネルギーの捻出と強当たり判定が小さいことだけ。
ミネルバ組が頑張って破砕してくれたら前途は明るいぞ!!


というか、はやてさんのフレスベルグや初代リィンのSLBのように目標地点で爆発を起こしてくれるのなら、
ユニウス内部まで打ち込んで内側からバラバラにできるのにねえ。
モノを砕くにはソーラシステムより核弾頭ミサイル。
それでもあえてなのはさんというのがロマンな訳ですが


130:通常の名無しさんの3倍
07/07/24 23:44:43
A'sよりさらに進化したリミッターフル解除したなのはさんなら生身で壊せる気がする。

しかし128-129よく計算できたな。すごいぜあんた。

131:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:00:36
そこはかとなく漂う論理のすり替えに萌えるかも
正攻法じゃ打ち破りがたい壁だって言ってるみたいで。
だが、無敵ではないなのはさんもまた有りだ。

132:Fate×Destiny
07/07/25 00:01:47
序盤からすっげー強いMSでるのあり?

133:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:05:43
なのは好きの一人として言わせてくれ。
なのは最強なのは無敵を執拗にアピールされるとウザイ。

134:Fate×Destiny
07/07/25 00:22:01
なのはのMS、後続機にかえるタイミングがないから序盤からエクシードにのせようかと…。

それと、なのはを途中でザフトかAA組か悩んでます。

135:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:33:30
出るのは大丈夫だと思うけど、ミネルバ追い込みの場面で落とせなかったらのおかしいよとか
思ってしまうかも。しっかりとした理由が必要になる。
なのはは思考的にはキラに近いのかな?被害や人死が出て欲しくないなどの理由から、
個人的には、ただラクスたちにいいイメージがないなぁ。あえてAAに行かせて無印の時の
フェイトと対話しようとするのを最終決戦でやるとか。素人がいろいろ失礼しました。

136:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:33:43
>>134
なんらかの欠陥が無いと序盤から最強ってのはキツイかも…
機体のOSに不備が有ってそれを補う為に重装の追加装甲→機動力が低い
とか
EN効率が莫迦みたいに悪く戦闘可能時間が半端じゃなく少ない
等など

137:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:36:23
なのはが連合って聞いただけで、カラミティかデストロイに乗っている場面しか
想像できない。お話を聞いてぇー!!といいながら撃ちまくるとか。

138:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:37:03
>>132
ヴァイエイトクラスならいいんでない?

思うに、128-129が示したいのはMSが単機で無事にユニウス7を完全に破壊するのはどこか嘘くささが漂うってことだろうと。
でなきゃあんな歯に物の詰まったような言い方はしない。

あまり完全無欠ッぷりをアピールするとアンチが生まれるから、
やるなら”全力全開で撃ったら大破して二度と使えなくなりました”ぐらいに控えた方がいいかもしれない。
大気圏すれすれでエネルギー使い果たしたら地球に落ちるだろうし。
なのはたちならバリアジャケットとオートシールドがあるからコクピットが赤熱してもわりと生きてるかも
地球に破片を降り注がせるかどうかはどちらが良いのか・・・

139:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:54:05
>>134
なのはが連合なら、いっそのこと最後の最後までジブリールに忠を尽くすというのは?
種死本編みたいに最後の最後までジブがおバカで踊らされてることに気付かなければどうしようもないが、
もう少し冷静かつ、頭が回ればジブは悲劇の男優になれた(最後死ぬのは変わらんけど)

140:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 00:56:19
すでに無欠っぷりが酷い設定出してる奴がいるからこの話題に関しては辟易気味なんだが、
全てをなのはさんにやらせようとするからダメなんじゃね?

ユニウス破壊に関しては、最悪なのはさんの行動タイミングをサトー辺りが死ぬ直前まで引き伸ばせばユニウスも小さくなってるし、
それこそ接近戦型じゃなくて完全な遠距離砲撃用機体作ればほとんどは完全に燃え尽きる程度までには砕ける威力があるとかでいいと思うんだ

どっちにしろ「砲身が」とかそういった制限はつくだろうけど

141:通常の名無しさんの3倍
07/07/25 01:10:33
>>139
座して死を待つ退廃的ジブリールはもしかしたらかっこいいかもしれないけどな

種デスでのジブリールの扱いは酷すぎた。
あれは笑いをとっているのかマジなのか本気で悩んだぞ

142:Fate×Destiny
07/07/25 01:12:12
貴重な意見をありがとう。
とりあえず、今出た案を踏まえた上で書いてみるよ。
もしかするとなのはが死ぬかもしれんが…

143:MMGSLNSDSCVG
07/07/25 02:16:11
久し振りに投下…1話の後半が短めなんで2話の初めも投下…
つか、戦闘しない限り同じ場にいることのない対決方式にしたのが間違いだったかも…


第1話 悪夢の鎮魂歌は突然なの
3rd PHASE 「閃光」

「少々優秀な奴もいるみたいだな」
風に長い金髪を揺らして少年は、呟き、デバイスを起動させた。
「クロノ・ハラオウン」
こちらに向かっている男の名を口にして、その少年、レイ・ザ・バレルは飛んだ。
「そこのお前、っ!」
レイに呼び掛けたクロノだったが、応答しないどころが、いきなり射撃を放たれ、唇を噛む。
「君達は、先にあれを!」
クロノは、引き連れていた魔導師達数名に、高い魔力のあった物体に向かうように指示した。
しかし、レイは背中に背負うデバイス、レジェンドの上部にある2つの突起をパージ。
その突起、ドラグーンから魔力刃が形成され、魔導師達に襲い掛かる。
ドラグーンは、変幻自在の動きで魔導師達を翻弄する。
他の魔導師は大したことないようだな。
レイは残りのドラグーンを前方に倒し、魔力を放った。
クロノは回避しつつも、レイへの注意を怠りはしない。
〔120秒前〕
あと、60秒、それだけ稼げば発射を、レクイエムの発射を止められないだろう。
相手は、クロノ・ハラオウン、管理局でも指折りの魔導師にして提督。
この男から60秒をなんとしても守り切る。

「あいつ、攻撃する気ねぇかよ」
ファトゥムの乗って飛行するアスランを忌ま忌ましそうに見るヴィータ。
速度、旋回力が半端ではなく、なかなか攻撃が当たらないのである。
〔120秒前〕
充分だな
アスランは、ジャスティスをシグナムに向け、射出。
同時に、落下し、落下と相俟った猛スピードでヴィータにサーベルを向ける。

144:MMGSLNSDSCVG
07/07/25 02:21:05
シグナムは、構えるが突撃する前に魔力を放つファトゥム。
そういうのも当然ありか。
シグナムは慌てることなく回避する。
ヴィータは刃に合わせて、グラーフアイゼンを当てようとしたが、アスランは刃を消し、落下していく。
ヴィータは気を抜かれ下にいるアスランを見遣る。
ファトゥムがアスランの元へ戻ると再び、上に乗る。
そして、カートリッジを使用し、先程よりも速いスピードで逃亡を開始した。
とりあえずは俺達の勝ちだ。
キラは、カートリッジを4発使用。
ライフル、両肩上部、両腰横、そして腹部から魔力を一気に撃ち出した。

7本の魔力は、3人の元へ向かう。
フェイトとなのはは、なんとかシールドで防御するが、態勢を崩される。
シンは、元々そういう風に撃たれのもあってほんの少し動くだけで回避した。
なのはは、態勢を立て直すが、フェイトはシンの蹴りのダメージのせいで飛翔魔法が弱まり、落下していく。
後姿を攻撃されれば、致命的。
そのまま、落下してもバルディシュが護るだろう。
しかし、なのはは考える間もなくフェイトの元へ翔けた。
シンは光の失われた瞳でキラを睨みつけるが、キラは動じず、首を明後日の方向に向け、シンに逃走を促す。
少し沈黙の後、シンの瞳に光が戻り、なのはとフェイトを1回だけ見る。
フェイトを受け止めたなのはと眼が合ったが、シンは視線を反らすと、キラと共に逃走を開始した。


『全員今すぐに退避しぃ!!』
念話とスピーカー両方を用いたはやての叫びが響き渡った。


〔60秒前〕
頃合いだ。
手の内を見せないように戦っていたレイは、作戦の成功を確信し、離脱を謀る。

145:MMGSLNSDSCVG
07/07/25 02:27:43
魔導師達を翻弄していたドラグーンをこちらに戻しつつ、クロノに向ける。
感づいたクロノは回避するが、レイとの距離が開き、レイの元へと戻るドラグーンを見るしかなった。
追おうとしたクロノだったが、こちらが先、とばかりにレクイエムに向かう。
ある程度近付くと、デュランダルを奮う。
レクイエムを絶対零度の氷結が包み込む。
「どうだ!?」
レクイエムは少し出力を落とし、クロノは「やったか?」と顔を緩めたが、再び出力は上昇する。
「くっ、ダメか」
クロノもなんとか離脱を謀ろうとする。

氷結は破られ、レクイエムは爆発。
そして、一筋の閃光が発射された。

その閃光は、管理局へ向かう。
その途中にあるもの全てを薙ぎ払って。
やがてクラナガンへ到達した閃光は、管理局の建物を薙ぎ払い、逃げ遅れた魔導師を飲み込む。
緩やかに射軸を変え、更に被害を拡大させていく。

なんとか離脱した機動六課の面々は、絶望の光が奏でる鎮魂歌にただ、呆然とすることしか出来ない。
その光が状況に合わず、鮮やかな輝きを放っていたのは皮肉なのか。
やがて、閃光は散っていった。

146:MMGSLNSDSCVG
07/07/25 02:30:15
第2話 戦う決意なの
1st PHASE 『ディスク』

「上手くいったな」
「俺は、かなり“きてた”けど」
無表情なレイと首に手をやって疲れたようなシンが並んで“部屋”に入っていく。
「シン、手の内を見せ過ぎだ」
入るなり聞こえたのは、アスランのお叱りであった。
やっぱり、とシンはウンザリした顔をする。
確かに見せてないのは、最大出力のアロンダイトと、ゼロ距離射程のパルマフィオキーナくらいである。
パルマフィオキーナに至っては予測が立てられている可能性もある。
おまけに、SEEDまで発現させたのだ。
「はいはい、すみませんでした」
こっちは、高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの2人を一気に相手したんだ。
少々、無理をしないとこっちがヤバイ。
「シン!」
シンの反省の色の見えない言葉にアスランは、真面目にやれ、と怒鳴る。
「アスラン、シンもあの2人を相手にしてたんだから」
すかさずキラがフォローに入る。そして、レイが冷静に呟く。
「相手は、管理局。下らない論争などしていては、勝てるものも勝てない」
2人の言葉にアスランは、深呼吸して落ち着く。
「とにかく、無事で良かった。…そして、第一段階は完了だ」
「しかし…」
珍しくレイが言い淀む。
「予定よりも更にダメージは減っちゃったね」
その先の言葉をキラが代わりに言った。
レクイエムによる攻撃。何も障害が無い場合の2/3をほどの被害を出せる予定であったが、
実際には、半分に至るか至らないほどのダメージを与えるに留まった。
それでも管理局にとっては、大ダメージであったのだが。
「クロノ・ハロウラン…氷結の杖、デュランダル」
その最大の要因となった男とそのデバイス。
デバイスの名前がギルの姓と同じことが、レイには少し気に入らなかった。

147:やっちまっただー
07/07/25 02:35:24
軽視していたわけではないが、彼らにとっての障害は、本局の魔導師でも機動六課でもなく
聖王の器いや、もはや聖王と呼んでも差し支えないだろう、ヴィヴィオであった。
そのヴィヴィオがいない時を狙ったのだが。
「通信は?」
シンがアスランに聞くと、アスランは浮かない顔をする。
「安定していない…だが、俺達4人が帰還出来たことだけは、‘あちら’に伝えることは出来た」
そうですか、と感情を込めることなくシンは呟いた。
「とにかく、このデータのロックを外さないとね」
いきなりそう言ってキラは、ディスクを掲げる。
「ロック?」
シンの口から漏れる。
「うん、初めはロックを外してからコピーしようと思ってんだけど、思ったより堅くて」
キラが堅いと言うくらいだ、相当堅かったのであろう。
キラが無理なら自分だともっと無理。
シンも苦手ではないが、キラのコンピューター技術はそう思わせるほどレベルであった。
「それでロックを解かずに丸事コピーして…そのせいで時間かかっちゃったんだけど」
キラはディスクを見ながら言った。
このディスクは市販のものではなく、キラが自ら作り出したもの。
その容量は、半端ではない。そして、今このディスクには、管理局の情報が詰まっている。
各部隊のメンバーから能力、過去の事件まで。
「じゃあ、なんとかやってみるから」
そう言うとキラは、自らの部屋に向かおうとするが
「あ…お、おい!」
シンがキラの背中を呼び止める。言い難そうな顔で頭を掻くシン。
「助かった」
シンは、小さく呟くように言うと、キラを追い越して出ていこうとする。
「良かったよ。SEEDを発現させてるからどうしようかと思ったけど」
今度は、キラがシンの背中に声をかけた。

148:またハラオウンを
07/07/25 02:39:03
「っ!こういう時は黙っておくもんだろ!あんたは!」
シンは、声を荒げて出ていった。
キラは、唇を緩めて「ごめん」と冗談混じりに呟いた。

「お帰りなさい。無事で良かったですわ」
部屋に戻ったキラを迎えたのは、鮮やかな桃色の髪をした少女、ラクス・クライン。
しかし、その声はかつて歌姫と呼ばれた時の声ではなく、掠れた弱々しい声であった。
「うん、ただいま」
歌うこと大好きだった彼女。そしてまた、自分も彼女の歌を聞くのが好きだった。
しかし、それは奪われたのだ。時空管理局の正義のせいで。
「上手くいったみたいですわね」
「うん。今からこのディスクの中の情報を解析しないと」
「では、紅茶を入れてきますわね」
パタパタと歩いていくラクスの後ろ姿を見送ってキラは、コンピューターを起動させた。

「第二段階を開始するまで時間がある…。それまでに少しでも戦力を削れればいいが」
アスランは、自室で戦闘記録を見ながら独り呟いた。
「高町なのは、フェイト・T・ハラオウン」
画面には、シンと戦闘を繰り広げる2人の姿。そして、なのがディバインバスターを放つ。
「この砲撃、フルゴールで塞ぎ切れたか」
だが、彼女のデバイスにはエクシードモード、そしてエクセリオンモードがあったはず。
その状態なら威力は更に上がるだろう。他にも高威力の砲撃魔法もある。
こちら側は、砲撃はキラとレイの領域。
だが、レイは一発の威力よりも数で勝負である。
キラもバラエーナ、カリドゥスが高威力といえど、この砲撃には適わない。
「なら、やはりシンに任せるか…」
シンの翼から吹き出されるミラージュコロイドはロックを無効にしてしまう。
砲撃魔導師には、非常に厄介だ。
「だが、ロック無しでもあの精度」


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch