【UC】リリカルなのはSS【種死】その3at SHAR
【UC】リリカルなのはSS【種死】その3 - 暇つぶし2ch259:リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w
07/08/10 18:08:28
「ふえぇ、すっかり遅くなっちゃったよ! もう真っ暗!」
<<Sorry, my master>>
「ごめん、つい張り切りすぎちゃって……また怒られちゃうかな?」
「いちいち言い訳しなきゃならないのが余計に心に痛いね……」

案の定特訓に集中しすぎてすっかり暗くなった街並みの中、家路を急ぐなのはとユーノ。
その途中、たばこ屋の角を曲がったところで
二人は出来たら顔を合わせたくなかった身内二人と顔を合わせてしまう。
ランニングの帰りと思われる恭也と美由希だった。

「……なのは。ユーノの散歩に一体何時間かかっているんだ?」
「ごめんなさい……」
「もう、そんなの後でいいじゃない! なのは、途中で羽丸君見なかった?」
「羽丸君? あれ、そういえばいないね。まさか……」

少し憮然とした表情の恭也と不安そうな態度の美由希。
そこから事態を推理してしまったなのはは口に手を当て、顔を青ざめさせる。

「そう、ロードワークの途中で私達についてこれなくなったのか見失っちゃったのよ!
 みんなで探してるんだけど、さっぱり見当たらなくて……」
「本当に!? じゃあ私も……」
「駄目だ。なのはは帰ってかーさんと一緒に待ってるんだ」
「でも……」
「なのは」
「……はい」

自分も手伝おうと食い下がるなのはを言葉少なに説得し、再び夜の街に探しに戻る恭也。
その姿を見て、美由希は落ち込むなのはを諭すように語りかけた。

「恭ちゃんね、ああ見えても結構心配してるし、責任も感じてる。
 後はとーさんに、なのはのお友達の武者頑駄無さん達も探してくれてるから、
 きっとすぐに見つかるよ。だから、なのはは安心して待ってて。ね?」
「うん……」

そう言った美由希もまた羽丸を探しに戻り、そこにはまたなのはとユーノが残された。

「なのは……どうするの?」
「放っておけないよ! 私達の魔法で何とか探せないかな?」
「そりゃ、前にジュエルシードを探した時のやつを使えばできるけど……
 今日はもう今までの特訓で魔力も体力も結構消耗してるよ?」
「いい!」


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