もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら07at SHAR
もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら07 - 暇つぶし2ch350:347
07/07/13 17:50:59
>>349
納得。
俺、もうここに来るのやめるわ。

今まで楽しかったよノシ

351:『転移戦線』第四話-投下予告-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/13 17:53:46
 どもっ!
 文化ってのはいいですね…TVのチャンネルがたくさんある嬉しさよ、TV東京なんて10日ぶりに見ました!
 これから飲みに繰り出すので…それまでに何とか書き溜めた分を投下します。
 電話BOXのISDNだし直に時間なので全ては投下できないでしょうが、出来うる限り投下を行います。
 では3分後から開始します!

352:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 17:54:56
>>351

このタイミングで登場とは…

自分が荒らしだと言っているようなものだな

353:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 17:56:01
>>352
だって荒らしですもの

354:『転移戦線』第四話-08-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/13 17:57:20

「おいサイーブ、聞いたか!?」
「ああ…タッシルにザフトのMS二機と歩兵部隊が入り込んでいろいろ聞きまわってるそうだ」
「どうする?」
「どうするも無い、放っておけ」
「だが奴らが町を攻撃したら…」
「それは無い、確かに俺達レジスタンスにタッシル出身者も居るのは知っているだろう。
 だが今町に居るのはレジスタンスじゃない、砂漠の虎もそれぐらいは判っているだろ」
「じゃぁ本当に…」
「何もするな、むしろここで手を出した方がタッシル攻撃の口実を与える事になる」
「そうか…みんなにそう伝えてくるよ」
「頼む、俺も後で行く。
 ……問題は今、カガリ達もタッシルに居るって事だ……」
「カガリ達が? 俺達の“勝利の女神”に危ない事が無きゃいいが」
「ああ、(カガリが)先走らなければいいが…」
 サイーブと彼に報告に来た仲間の心配する所は180度違っていたのだが幸いにも彼がそれに気が付く事はなかった。
 その後もいくつか指示を伝え仲間の去り際にサイーブは呼び止めた。
「……ああそうだ、MSがタッシルに現れた事をAAにも伝えておけ。
 確か投下物資を回収して一度タッシルに寄る予定だった筈だ。
 それにタッシルに現れたMSは人型のMSで…あんたのとこのMSに似てるってな」
 有線通信により伝送されてきた画像のプリントアウトを見ながら、サイーブは仲間にそう伝えた。

「なに!? タッシルにMSだと!?」
「そうだアフメド、連合のほら、あれに似たMSが二機街外の砂丘の上で威圧して、奴らはその中で街をいろ
いろと嗅ぎ回っているらしい…」
 若いレジスタンスが指差した方向にはストライクと陸戦G各1機が棒の様な物を―彼はそれを踏み切りの
遮断機の棹に違いないと思った…MSサイズの物があればだが―持ってAAから出てくる所であった。
「さては俺達に手を焼いて街に直接手を下てきやがったか……サイーブはなんと言ってる!?」
「“手を出すな”だとさ、今手を出した方が逆に虎にタッシルを攻撃される口実になるとか」
「ちっ…それじゃ俺達が弱虫みたいじゃないか。
 あのMSに似てるって? それじゃたいした強くないんじゃないのか!?
 あの時だって俺達のトラップが無きゃバクゥに勝てなかったんだし」
「そんなのは知らないよ…サイーブはむしろ、カガリ達がタッシルに居る事の方を心配してたぜ。
 確かに我らが“勝利の女神さまっ”に何かあったら困るけどそんなに心配する程の事でも……」
「おい、カガリがタッシルに居るだって!?」
「うぉっ、落ち着け、落ち着いて手を離せよ!
 ……ふぅ、今朝からタッシルに行ってるぜ、キサカと一緒にな。
 しかしお前がカガリの事知らないなんて珍しいな」
「昨晩の騒ぎで昼まで寝てた。
 それにしても…………おい、若い連中に声を掛けて密かに集めろ」
「は? 何をする気だ?」
「いいから、男を上げるチャンスだって事だ…!」
 鋭い眼光で憎々しく見上げた先には、キラの乗るストライクが陸戦Gと長い棒で打ち合いをしていた。

355:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 17:57:35
>>351
荒らしは消えろ!

他の職人を追い出しておいて何様のつもりだ。

356:名無し三等兵
07/07/13 18:00:00
>>354
軍事板では「歩兵部隊」なんて言いませんよ。
本当に知識と勉強が足りない方ですね。

357:『転移戦線』第四話-09-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/13 18:00:39
「どうした、隙が多いぞ!」
「くっ…まだまだっ!」
「ビームサーベルや格闘武器は強力だが間合いが短い…ステップだけで避わす事も可能だ。
 相手の挙動を良く見て切り込まないと逆に隙を生む事になる…こんな風に!」
 キラが振り下ろした模擬刀―軽くて弾力性がある軽量の模擬訓練用の棒、丁度ビームサーベルぐらいの長
さがあり1m置きに赤白に塗られている為遮断機の棹と思われても仕方がない―にシローは右手に持つ模擬
刀で受けつつ陸戦Gの右足を引いて半身に避け、模擬刀の勢いを下へ流した。
「うわっ! ……くぅっ!!」
 模擬刀を流されて体勢が前にのめったストライク…だがキラは即座に膝を弛ませて腰を前に入れ上半身の体
勢を垂直に戻し、来るであろうシローの反撃に備えて弛ませた膝を伸ばして後ろへジャンプした……が。
「いい反応だが…まだあまいっ!」
 飛び引いたストライクに同調するように右足を引いた陸戦Gも、その脚で大地を蹴って前にジャンプしてス
トライクに追従し、模擬刀を前に突き出した。
 突き出された模擬刀はそれでもキラの超人的な反射神経でストライクを僅かに捻ってコクピット部を避わす事
はできた物のそのすぐ右上側に突き刺さり、フェイズシフトしていないストライクとコクピットのキラを揺らした。
「うぐっ…っ!」
「あた~り~~。
 推定機体損傷度67%、損傷箇所上半身右側、バッテリー及びプロペラント破損、機体動作に著しい被害の
可能性78%、キラ、あんたの負け!」
 模擬戦の判定をしていたキキがオペレーター席から模擬戦モードのストライクへからの推定ダメージをキラ
とシローに告げた。
 ちなみに試作機として模擬戦も視野に入れて作られているストライクと違い陸戦Gにはそういったモードは無い。
 故に3方向からカレンとサンダース軍曹とミケルが判定員としてストライクの攻撃が陸戦Gに当たったかど
うかを監視していた。
「ダメージを考えれば目標の機体を切り裂くように斬るのは確かに有効だが隙も大きくなる。
 お前みたいに機体を素早く正確に操作できる場合は、突きを高速で繰り出した方がいい場合が多い」
「サー、イェッサー!
 でもアマダ少尉……模擬刀ならまだしもビームサーベル同士では受けられないんですからこういう風に捌か
れても実戦では……」
「「「えっ!?」」」
「…えっ!?」
 最初の複数の「えっ!?」はシロー達08小隊の…その後のしばし後の「えっ!?」はそれで何かを察した
キラの声であった。
 訓練中にも関わらず、キラとシローはお互いのMSの通信の画面でお互いの驚きの表情を見つめながら恐る
恐る同時に声を出した。
「ヤマト少尉…ひょっとしてこの世界のビームサーベル同士って……打ち合えないのか!?」
「アマダ少尉…ひょっとするとそっちのビームサーベル同士って……反発するんですか!?」

「こっちの世界のビームサーベルは簡単に言うと…そうだな…。
 先端から力場―Iフィールド―を棒状に形成して、その中にビームサーベルと同じようなメガ粒子だか
ミノフスキー粒子だかの高エネルギーを流して形成しているんだ。
 この時の力場とかなにやらのおかげでビームサーベル同士や他の格闘武器―ヒートホークとかヒートサー
ベル―とも反発するので切り結ぶ時に受けたり流したりすることが可能なんだ」
「…こっちとしちゃぁ“だか”とか“なにやら”の辺りをはっきり聞きてぇんですが……」
「すみませんマードック班長、正直自分にも良く判りません」
 急遽訓練を一時止めてまでマードックにも話に混じってもらってお互いの世界のビームサーベルの情報交換
を始めたのは、主にシローら08小隊の面々に対してこの世界の武器を説明する為である。

358:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:01:11
>>354
長い棒って、肉棒かな?w

359:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:01:20
>>356
そんな非建設的なレスは屑以下だろ
なら何て言うか指摘してやれよ。脳内軍人さんよ

360:『転移戦線』第四話-10-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/13 18:03:13
 今の所はGAT5機ぐらいしかない装備であるがその内4機もが奪われている…敵の武器として登場する日
も遠からじと言った所であろう。
 その時に自分達の常識で戦っては危険な為、キラがマードック班長を呼んでのビームサーベル講義とあいなったのだ
…キラ自身がOS等のソフトウェアには強かったがMS自体のハードウェアには余り詳しくなかったと言うのもあるが。
「その“力場”ってのは例の“M系技術”なんですかい?」
「そうです…ミケル、どんな感じだったっか?」
「はい、極簡単に説明しますと…M粒子は一定濃度に達すると粒子が立体格子状に整列する性質を持っており、
その状態で斥力(二つの物体が互いに反発し合う力)を生み、それで打ち合えるようになるんですよ。
 ビームサーベルの原理としては発振部から棒状…というか円錐状になるようにM粒子を電磁的に誘導してそ
ういうフィールドを成型し、エネルギーCAPにより縮退寸前の状態のまま保持されたM粒子を流し込んで収縮
させた時に生じた量欠損の一部が運動エネルギーに変化してそれが光や熱や破壊力となります。
 詳しくはもっといろいろあるんですが簡単にいうとまぁそんな感じです」
「……サンダース、判ったか?」
「まぁ…なんとなくは」
 シローらはビームサーベルをどう使って戦うかやどう整備すればいいかぐらいしか知らず―パイロットと
してはそれで十分―その動作原理とかは良く知らなかった…そこで小隊内でも整備の腕が立つ(整備を押し
付けられていた)ミケルに話を振ったのだが…。
 シローも良くは知らないがミケルは徴兵前は工学系大学の学生だったようで、入隊後もその手の知識を吸収
するのは苦ではなかったらしく自分も知らない事を話すミケルに声には出さない物の驚いていた。
 ミケルの説明を聞いても良く判らないような顔をしているシローとサンダース軍曹らには構わず、キラと
マードックはなるほどと言う顔をしていた。
「なるほどねぇ…さすがに常温核融合が実用化されてる世界の技術だ、ビームサーベル一つ取ってもそこまで
高度な事をしてやしたか…確かにそれじゃァエネルギーの効率もいいし破壊力もある。
 ホント“M系技術”ってのは魔法みたいなもんですナぁ!」
「そうですね…エネルギーCAPとかどんな仕組みなのか想像も付かないですが…ビームサーベルにまで縮退技
術って凄いですね…」
「あ~……で、この世界のビームサーベルはどんな感じなんだ?」
「そうですね…こっちの世界のビームサーベルは電場(帯電体の間に作用する電気力の存在する場所またはそ
の作用、電界)によって棒状にビームを固定しているだけなんです」
「そーゆー訳です、イメージ的にはホースから出しっぱなしで棒状に伸びた水だと思ってくだせぇ。
 だから電場でビームを固定しているとは言え斥力が働く程の物じゃありやせん、ホースの水剣を物に当てて
も水が飛び散って途切れるだけ…決して打ち合えはしやせん。
 まぁビームサーベルならその時にダメージを与えますし、ビームは出しっ放しですから直に元の長さに戻りますがね」
「確かに……それじゃぁ打ち合えませんね…。
 もし我々のビームサーベルと打ち合ったらどうなります?」
「多分力場を持つそちらのビームサーベルに当たった瞬間こちらのビームサーベルは飛び散るんじゃないでしょうか?
 そして力場から抜けた所でまたビームの刀身を形成する…まさしく木の棒とホースの水剣を打ち合わせたように」
「って事は……我々が不利と?」
「そうとは言えないぞカレン…確かにビームサーベルはすり抜けるが、こっちのビームサーベルは元々存在し
続けるから相手を斬ることも出来る。
 出来ないのは異世界同士のビームサーベルを打ち合わせる事であって、弱い強いじゃ…」
「いえ隊長、そうでは無くて……ビームサーベルや格闘武器をビームサーベルで受けられると言う常識を持っ
た我々が不利だという事です。
 もし攻撃されてとっさに受けようとしても、相手のビームサーベルは素通りしてしまうんですからね」
「あ、そうか!
 う~ん、俺達は特に気をつけないといけないな…ビームサーベルに限っては避けるしかないのか…。
 ヤマト少尉、この世界のビームサーベル…いや、格闘線での注意事項があれば教えてくれないか?」

361:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:03:47
>>359
自分で調べる、勉強するってことを知らないんですか?

これだから種厨はw

362:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:05:33
>>361
仕方ないよ、こいつらは53みたいな薄っぺらい作品がリアルだと感じる、可哀想な人たちなんだから

363:『転移戦線』第四話-11-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/13 18:06:15
「はい…えと…確かにビームサーベルでは受けれませんが、シールドでならある程度は受けられます…」
「この前少尉に話したようにシールドにはビームコーティングされてやすからね!
 それに部材そのものも特殊な共振現象を起こす固有振動数を持った鋼材同士の複合金属で作られてやして、
微細な振動をする事でビームを拡散させられます。
 まぁ…ビームが長い時間そこにあり続けるビームサーベルの場合はそれでもダメージを喰らいやすから…」
「なるほど…そういえばヤマト少尉、PS装甲ではどうなんだ?」
「ええと…PS装甲にビームライフルは有効ですから効くと思います」
「思うって…はっきりしないなぁ」
「すみません……あまり斬られた事が無いので……」
「「「「…………」」」」
「おぃおぃ、そりゃ自慢って奴じゃないのか?」
「そういう訳では……」
 沈黙した08小隊に変ってキキの冷やかしに慌てるキラ、その慌てっぷりに周囲は穏やかな笑いに包まれた……その時。
「みんな、居るわね?」
「これは艦長、丁度良かった…八小隊の方々に判るようにPS装甲について講義を…」
「そんな暇は無いわ、訓練を中止してブリーフィングルームに集まって!」
「何か起こったんですか、艦長?」
「そうよ…恐らくデュエルとバスターが現れたわ……バジルール中尉たちが居るタッシルに!」

 ―その頃、タッシルでは―
「おいキサカ、敵だ!!」
「……判っているカガリ。 では長老、我々がここにいてはまずいでしょうから今日はこれで」
「うむ…気を付けなされ」
「どうするキサカ、敵はMSまで出してきたぞ…どう戦う!?」
「落ち着いてください、貴方は今どんな状況か判っているんですか?」
「そんな事見れば判る! 奴らが街に兵隊とMSを送り込んで攻撃しようとしているんだ!」
「まるで違います…確かに兵士がタッシルに入りましたが、目的は占領や戦いではなく聞き込みのようです。
 恐らくAAの行方を捜しているのでしょう、であればあのMSは兵士の護衛か…もしくは餌ですね」
「餌?」
「あのMSを見てAAが喰い付いてくるのを誘っているのでしょう…いいですか、自分の思い込みだけで動いてはいけません。
 状況を判断するに必要な情報を収集してから状況を判断し、決断しなければ危険な場合もあります。
 確かに即断が英知に勝る場合もありますが…貴方が将来解決しなければならない問題の多くは、熟考して判
断しなければならない物なのです」
「そんな事判っている! だが目の前にMSがいるんだぞ! 奴らが襲ってこないとは限らな……」
 その瞬間、キサカはカガリの口を押さえて自分の方に抱き寄せたまま物陰に隠れた。
 カガリが何か言って暴れようとしたが…キサカのただならぬ緊張感に沈黙するしかなく、口を押さえる手を
とんとんと叩いて静かにすると合図した後キサカの睨む方向を自分も見る。
 そこには…先程2人が出てきた長老の家に入ろうとする2人の女性と数名のザフトの兵士が居た。
 先頭に居た日差し避けのローブを外し長い美しい黒髪の一部にメッシュを入れた女性が……家の中に入る瞬
間2人が隠れている方向に目だけ動かし、赤い唇を微笑むように釣り上げた。
 カガリはその目に射ぬかれたようにビクリとなったが…その女性がそれ以上は何もせずに中に入っていったので知
らずに力が入っていた全身の力を抜き……キサカの方を見ると自分以上に緊張し冷や汗を流している事に気が付いた。
「おいキサカ…」
「……見逃してもらえましたね…我々も移動しましょう」
「長老達は大丈夫かな?」
「兵士は付いていましたが…恐らく大丈夫でしょう……コーディネイターの中でも…バケモノだな……」
「あの女がか?」
「ええ……戦場で会いたくは無いですね」

364:名無し三等兵
07/07/13 18:07:24
>>363
ビームサーベルで引っ張りすぎなんだよ

365:『転移戦線』第四話―投下終了―:53 ◆9898LdFFy2
07/07/13 18:09:04
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―08~11、投下終了―

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 すみません、時間です。
 ではこれより久々の酒にありついてまいります!
 まだ7レス分ぐらい残っていますので、続きは宴会が終わった後、ネッカフェに行ってUPします。
 ではまた!

366:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:15:12
>>365
GJ! そしていってらっさい。
で、もうここでの投下は止めた方が良いかと。話になってないでしょ?
RTB氏も自分のところで話進めてて「おおっ!」ってな感じだし、観客は減るけど
雑音も減ると思うんだ...

367:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:19:08
ここに抗議に来ただけで誹謗中傷されるしなー

368:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:20:58
相変わらず酷い出来だな

369:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:27:47
>>368
知的水準が高くないと文学は理解出来ないからな
兵隊は低学歴でも出来るしお前は中東にでも志願兵で行ってこい

370:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:50:57
>>361
で、何て言うんだ?
自慢の知識を披露してみ。

371:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:58:03
>>370
アフォに取り合ってもしかたないかと
ハリーポッターにもリアリティー求める空気読めない馬鹿だしな
特別な注釈無しに使える単語=歩兵 で良いじゃないかw

372:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 18:59:19
>>軍事板では「歩兵部隊」なんて言いませんよ。
「現実」ではなく「軍事板」でなんだな?
ならどうでもいい。

373:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:04:05
ガンダムが出てきてる時点で現実なんてどうでも良いだろwww

374:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:07:39
>>365
GJ!頑張ってください!
こんな雑音ばかりの中でもいい作品を投下してくれて
本当にすごいと思います。

375:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:18:13
>>365
GJ!!
バカガリ暴走フラグかぁ……おなじみではあるんだけどやっぱブン殴りてぇw
台形の面積も計算できないくらいおバカならまだネタとして楽しめるんだが。

376:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:19:39
>>365
GJ!
続きを楽しみにしています

377:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:19:39
>>365
GJ!

>>356
嵐の脳内軍事板ではね

荒らしてんのはとにかくかわいそうな奴だから、
適度にいじめてやったら、あとはスルー推奨

378:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:28:21
つっても荒らしに対するマジレスすら自演するような奴だ。
それに対しての注意レスすら、いや、
もしかしたら自分の自演レスにすら射精に持っていけるような変態ピザにはどう対応したらいいんだ・・・

379:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 19:56:55
とりあえずどう考えても荒らしなのにマジレスする奴は全部上祐ってことでいいんじゃあね?

もともと耐性あるはずなんだよ、ここ。ただ変態には慣れてないから・・・

380:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:15:11
>>379
自治厨お疲れ様です頑張ってくださいね^^

381:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:42:52
荒らしと見せかけて対さるさる支援……

なんて見事なツンデレ!!オレはお前のことが大好きだぜ!

というわけでGJ!アフメド自重しろwww

382:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:45:25
その考えは無かった!!
なんと言うツンデレ……

383:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:47:45
うはwwwwwwwwGJwwwww

384:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:58:53
つ「嵐=自動保守機械」

ほっとけばぁw


そして、GJ

385:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 22:47:06
GJしか言えないのも能がないな


386:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 22:49:19
く、くやしいッ! でもGJしちゃう(ビクビクッ)!!

387:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 22:59:55
荒らし報告スレを鑑定してもらうスレpart5
スレリンク(sec2chd板)


388:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 23:00:10
GJ!
確実に強くなっていくキラの描写と色々な立場の人間たちの思惑が絡み合っていくところがいいですな
虎はAAを釣るつもりが逆に食べられることになってしまうんでしょうかね?

389:種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2
07/07/13 23:18:21
第2話 旅立ちとすれ違い 1/2

 メイリンは安定期に入ってつわりも大分良くなったらしい。
 少し前まではメイクでも隠し切れない程やつれていたが、今では血色も良くマタニティドレス姿も板に付いている。若干メイクが濃いようにも見えるが。
 私は久しぶりにメイリンを行き付けの喫茶店に呼び出した。
 メイリンはお腹が空いているからとベーグルにワッフルにシフォンケーキに宇治金時を注文した。
 私はアイスティーをオーダーし、二人っきりの姉妹の会話を楽しんでいる。
 「何をいっているの?お姉ちゃんみたいな女が一人で生きて行ける訳無いじゃない」
 メイリンは嘲笑を浮かべて私を見据えている。予想通りのメイリンの反応に私は思わず鼻白んでしまった。
「私には判る。お姉ちゃんはシン・アスカを追い掛けてオーブに行くんでしょ。自分を棄てた男に未練があるなんて、女としてのプライドは無いの?恥ずかしいったらありゃしないわ」
 私が何も言えずにうつ向いていると、メイリンは追い討ちを掛けるかのようにまくしたてて来る。
「確かにお姉ちゃんは男にすがって生きていくしか能の無い女だわ。でもね、私、お姉ちゃんに幸せになって欲しいのよ。私の気持ち、判るわよね?」
 判らないと言えたらどんなに楽だろう。
 シンに未練が無いと言えば嘘になる。彼の感触は今でも残っている。
 けれど、私がオーブ行きを決めた理由は違う所にある。
 ラクス様だ。私はラクス様とメイリンの結婚式以来仲良くさせて頂いている。
 お茶を楽しんだり、長電話でお喋りをしたりしている中で、私はラクス様の心を読み取れたような気がしたのだ。
 議長に祭り上げられ窮屈な生活を余儀なくされ、恋人とは中々会えずに不安が続く日々。
 ラクス様は笑顔で自分は幸せだと言っていたけれど、私にはどこか寂しそうに見えた。
 勿論、メイリンも幸せだとは思えない。嫉妬や妬みではなく、本心からそう思うのだ。

390:種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2
07/07/13 23:21:16
第2話 旅立ちとすれ違い 2/2

 メイリンは立派なお婿さんを貰って、母親になる日も近い。一見幸せそうに見える。
 だがメイリンは周りから自分がどんな噂をされているかを知らない。
 ―男に媚を売る術だけをコーディネートされた女。
 ―計算高さが顔に滲み出ている女。
 ―婚前交渉を恥だと思わない女。
 聞くに耐えない破廉恥な噂もある。私はそんな噂を聞いて密かに幸せを感じている。
「メイリン、私が何をしようとアンタには関係無いわ。もう決めた事よ。オーブでの生活に慣れてきたら連絡するわ」
「関係あるわよ。お姉ちゃんは自分から幸せを棄てているじゃない。私はお姉ちゃんが哀れで―可哀想でならないのよ」
  私はメイリンの話をこれ以上聞きたく無かった。一刻も早くこの場を去りたかった。
「私が幸せかどうかは私が決める事よ。アンタには判らないだろうけれど。それに私はアンタと違って赤なのよ。それを肝に銘じておきなさい。じゃあね」
 メイリンの声が聞こえたが、私は無視して歩き出した。
 ふしだらだのあばずれだのおてもやんだのおかめちんこだのあっちょんぷりけだのと言われても、私には関係無い。
 除隊の手続きは進めてある。後は書類を提出するだけだ。
 オーブに向かうのに荷物は要らない。新しい生活を始めるのだから、全てを新しい土地で揃えたい。
 それ位の蓄えならある。何せ私はザフトの赤服だったのだから。

 ねえ、シン。アンタは今オーブで何をしているの?
 アンタはあの女の弟を殺したのよ。あの女から拒絶されたアンタの姿が目に浮かぶわ。
 アンタには私しかいないのよ。私だけがアンタを救えるの。
 だから、大きな声で今すぐ私の名前を呼んで。


391:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 23:21:37
少なくとも08小隊の存在やヘリオ組の大特訓パワーアップなど知る由もない
遺作炒飯は一度は心身とも完膚なきまでにボコられそう。

392:種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2
07/07/13 23:23:49
第2話 旅立ちとすれ違い(1) を投下させて頂きました。
今は無き向上スレに書き下ろした習作とやっと繋げ合わせる事が出来ました。
では失礼致します。

393:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 23:59:27
GJです

394:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 00:30:16
あっちょんぷりけに笑った、いつの間にか母になろうとしているメイリンだが、中身は姉のスカートをはけなかった頃と変わらないのなww
そしてルナマリアの強情な所も非常に雰囲気がかもし出されている…文章から脳内にシーンが浮かび上がります
そんな情景を書き切る種蒔きさんの表現力に感服です!
今後もぜひがんばってください!!

…ただ、無き向上スレに書き下ろした物を全部読んでない残念なこの俺……orz
ぜひwikiとかにUPして下さるとうれしいのですが…

395:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 00:56:14
GJ!
足りない物をあえてひとつ

つ【ヒョウタンツギ】

396:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 01:03:07
転移戦線氏も種蒔き氏も、まさに嵐の中で輝いて……
GJというよりも、乙であります

397:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 01:24:56
お二方GJ!

種蒔きさんの今回の小ネタはマメシバ?

398:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 02:24:25
>>396
誰が美味い事を(ry

399:『転移戦線』第四話-投下予告-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:06:46
 酒はいいねぇ…リリンの生んだ文化の極みだよ。
 さっきネカフェに潜り込みました…完璧に朝帰り(笑)!
 という訳で3分後に『転移戦線』第四話の続きを投下します!!

>種を蒔く人after氏
 おお、復帰お疲れ様です、待っておりました!
 自分のSS投下を急ぐあまりスレを読んでいなかったの気が付かなかったとは…一生の不覚!
 久々に読ませていただきましたがいつもの…と言える程安定した情景やキャラの心理状態の描写力には兜を脱ぎます。
 それでいて大きく展開を見せるストーリィ、素晴らしい限りです。
 キャラクターそれぞれが動き出し、そして出会いと別れが始まる…構成もまた凄い!
 自分も見習うべき点が多くて読んでて面白いだけではなく参考になります。
 一読者として、続きを渇望してなりません!
 いろいろな感情が渦巻いて一言では言い表せませんが、こうした時に使える言葉をスレの住人の皆様から私は教えてもらっていますので、それに変えさせていただきます。
 GJです!!!

400:『転移戦線』第四話-12-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:10:35
 数分後、MSを格納して訓練中だったパイロット達と、艦長であるマリューとナタルが今AAに居ないので
ノイマンが集合していた。
 集まった全員の顔を見回してマリューは口を開く…疲れたような顔をしているのは昨日の宴会のせいではなく、
副官であるナタルがいないときに起こった事に一人で対処しなければならない気苦労の方が大きいようだ。
「サイーブから連絡があったわ…数時間前からタッシルにMSと歩兵部隊が現れたって。
 MSはこれ…写真のプリントを有線の画像転送で送ってきたらしいンで不鮮明だけど…」
「…デュエルとバスター…に見えるねこりゃ…やっこさん達も地球に降りていたのか」
「デュエルとバスターっていうと資料にあったストライクと同時に作られたって言う…」
「そう、私達が“ヘリオポリス”で盗まれた、ネ!」
 粗末なOAペーパーに印刷されたその写真を集まった面子で回し、ムゥが肩をすくめながらデュエルとバス
ターだとほぼ断定してシローがその身元を確認するとマリューは苛立ちげに立ち上がって腕を組んだ。
「そこで集まってもらったのは……デュエルとバスターを奪還しようと思うの!」
「えぇっ!?」
「でえきるんですか、そんなこと?」
「大丈夫、私達には八小隊がいるじゃない! バクゥを鹵獲した腕を見込んでここは一つ……」
 まるで自分の事のように胸を張って答えるマリューだったが…対照的にシローはすまなそうに手を上げながら答えた。
「……あの、多分無理です」
「どうして!? あなた方は異世界に転送して事情も判らない中で鹵獲したンじゃない!」
「あれは…幸運がいくつも重なりました。
 第一に我々の存在を知られていなかった事、第二にその為に敵への行動が奇襲になった事、第三に目標が人
型MSじゃなかった事。
 存在を知られていない奇襲だからこそ敵を網に入れることが出来たんです、用意周到に罠を張るのならまだしも
次にやれと言われてできる自身はありません…キャプテン・ジョーも同じ手が二度通じると思うなと言ってます。
 それに動物型MS(?)だったおかげで人型MSより速度が速く、ネットガンを避わせなかったと言うのが一
番大きい…ヤマト少尉に奇襲とは言えネットガンを撃って捕獲できると思います?」
「……避わすか…絡まったとしても自分で外すかネットを切るワね……」
「そうなんです、我々もMA捕獲の為に持ち込んだのですから…」
「そう簡単に都合よく行かないってね……それによしんば捕獲できたとしてどうやって持って帰るつもりなの?」
「え?」
 キャプテン・ジョーって誰?と思いつつシローの説明に肩を落とすマリューは、ムゥの質問に顔を上げた。
「バクゥの時はAAで行ったけど…目標はタッシルだぜ?
 MSの他に歩兵部隊が居るって事は…まず間違いなくAAを探しているって事だろ。
 まだAAは動かせない…確かそうだったよな」
「ええ、思いもよらず大気圏内の長旅をしなきゃいけないから…その準備にネ。
 空気中から水を取り出す設備とか、野外の水や海水を真水にろ過するプラントとか、それに食糧の備蓄も足
りないしMSの消耗品や長旅に必要な装備等々…この一週間でようやくそれらを手に入れる目処が付いた所だ
から、今敵に目を付けられるのは…」
「でしょ、そこにデュエルとバスターを捕獲しても…敵の歩兵部隊の目の前で回収しに行っちゃバレバレ、
トレーラーとかで運んだとしても位置をたどられれば速バレ。
 例え二機を取り返せても、その後俺達が危ないんじゃ元も子もないよね」
「そう…ね……」
 マリューが更にガッカリと肩を落とす…マリューは元々艦長職では無くMS運用に携わる副官になる予定で
あり、そのMSが奪われた上に敵に運用されているのはそれだけでストレスの元なのだろう…さすがに気の毒
になったシローが声を掛ける。
「まぁお約束は出来ませんが…今回は無理としても、今後捕獲できそうであれば試してみますよ。
 この世界のMSはバッテリー駆動ですから駆動時間は我々の陸戦Gの方が上回ります」
「……ありがと、そうね…又チャンスはあるワね……」
「で、タッシルの方はどーすんの?」

401:『転移戦線』第四話-13-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:14:49
「バジルール中尉達は心配だけど…基本的には何もしないワ、理由はフラガ少佐…貴方が言った通り。
 中尉ならヘマはしないから大丈夫と思うけど…じゃぁこれで会議は終了、みんな任務に……」
 マリューとしてはどうやってデュエルとバスターを捕獲するかの会議であり、それができない以上タッシル
には何もしないと言うのが決定しているので解散を命じようとした…その時。
 艦内通信機にコールがあり、マリューが出るとモニターにはブリッジにいるトノムラ軍曹が現れた。
『艦長、よろしいですか?』
「どうしたのトノムラ軍曹?」
『それが…レジスタンスのリーダーのサイーブ氏が艦長に至急お会いしたいと…』
「タッシルで何か動きが?」
『そのようです…どうします?』
「判った、至急ブリーフィングルームに連れて来て」


 ―その少し前、タッシル―
「おい、お前ら!」
「…は、何か?」
 所変って同じタッシル、郊外にある倉庫街。
 ナタルが指揮する降下カプセル回収部隊は事態の急変に関わらず、当初の予定通り倉庫に回収した荷物を収
める作業をしていた。
 デュエルとバスターと共にザフトの兵士が数十人街に入ってきたが…その人数ではタッシルを占領するには
少な過ぎ、また自分らを捕らえに来るにしては人の集まる所などで聞き込みをしている―部下の中でも濃い
顔の男を行かせて調べさせた―ようで、どうやらAAの行方は探しているが自分達を直接探しに来ているの
ではないと判った。
 それであればむしろ何もしないほうが怪しまれるのではないかと作業を進めていたのだが…そこに6名程の
武装したザフトの兵士が現れる。
「見たところ地元の者ではないな…人種が違うし、何より日に焼けてない…さては連合か!?」
「可能性は高いな…全員拘束だ、本体に連絡して人を寄こさせろ!」
「確かに我々はここの土地の物ではありませんが、怪しい者でもありません!
 我々はただのジャンク屋で最近トルコ方面から流れて来て…」
「トルコから来てそんな白い肌のまま居れるって言うのか、貴様コーディネイトされてる訳でもあるまいし!
 全員作業を止めて壁際に並べ、抵抗する奴は射殺する!」
「まっ、まってください!
 我々は本当にジャンク屋なんです、それに…(ゴゴゴゴゴゴ)…女性であれば美白は必須スキルです!」
 部下が後ろで『バジルール姉さん(中尉)も美白してるんだ…』的な突き刺さる呟きを聞きつつ、ナタルは何
とか誤魔化そうと必死で頭を回転させた。
 その為かなり必死な表情になったのだが…コーディネイターの兵士には『美白は必須スキル』の辺りでナタ
ルが激怒しているように見えたらしく明らかに気圧されて居た…似たような事で過去の男女関係に問題があっ
たのかもしれない。
 それに乗じるようにナタルは自分らがどういう状況でここに流れてきたのか…ヨーロッパ方面でそれなりの
規模のジャンク屋家業をしていたが戦闘に巻き込まれて全てを失い、戦火を避けつつトルコ方面に下ったが戦
闘が無い場所ではそもそもジャンクを回収する事が出来ないので借金の末逃亡…アフリカに渡ってビクトリア
港をザフトが陥落させたと聞いてそのジャンクを当て込んで物資輸送の仕事をしつつここまで来るに至ったと
の経緯をたたみ掛けるように話した。
 この身の上話は昨晩マリューがジャンク屋に偽装するとなった時のバックボーンだと酒宴の席で語って聞か
せたのであるが、記憶力のいいナタルは酒で具合を悪くしながらもなんとか覚えていたらしい。
 ヒステリックになった―半分は演技だが―女性の相手は例えコーディネイトされた身であっても嫌なの
であろう…他の兵士は他のナタルの部下を拘束する素振りをして密かにそこから距離を置いた。

402:『転移戦線』第四話-14-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:20:16
 ただ一人孤立無援でナタルの口撃を受けていたコーディネイターの兵士はもう逃げ出したかったものの、か
なり怪しげな集団に対し任務を遂行しない訳には行かない…どうした物かとナタルの話を聞き流しつつ、頭を
巡らせて一つの考えを実行する事にした。
「あぁ…判った判った、じゃぁあれだ、ジャンク屋と言うならジャンク屋手帳を見せてみろ」
「えっ!?」
「普通なら車や艦船にジャンク屋マークが付いているからジャンク屋と判るんだが…お前の話じゃレンタルなんだろ?
 だったらジャンク屋と身分証明できる物を見せてもらわないと……それなら文句無かろう?」
 ナタルの勢いが止まったのでニヤリとしながらコーディネイターの兵士は銃を構える…持ってないなら速拘束だとその銃口は物語っていた。
 ちなみにもちろん“ジャンク屋手帳”などと言う物は存在しない―少なくともそんな物をコーディネイター
の兵士は知らない―ナタル達がジャンク屋ではないと睨んでカマをかけただけだ。
 本物のジャンク屋ならそんな物はないと答えるだろうし、もし仮にそんな物があったとしたら提示する…言
い淀んだり、無いと断言できない場合は偽者なのだ…すなわち数秒以内に何かしらアクションが無い場合はこ
の戦い、ナタルの負けになるのだ。
 ナタルの視線に丁度この場を離れていたチャンドラ軍曹が建物の影で背中からハンドガンを取り出すのが見
えたが…何もするなと素早くアイコンタクトで伝え、ナタルは大きく息を吸った。
「……ジャンク屋手帳は……」
「手帳は!?」
「これでいいか?」
 突然両者の横から声が掛けられ、驚いた2人が同時にそちらを振り向くと…そこには何かパスポート程度の
大きさの手帳を開いているキサカと、その後ろに居て―キサカが後ろ手で押えているらしい―コーディネ
イターの兵士を鋭く睨んでいるカガリが居た。
「“ジャンク屋手帳”と言うのは一部の通称だ…実際はジャンク屋として経済活動を行った時の控えや身分証
明みたいな物で、手帳大のジャンク屋マークと顔写真と名前を貼り付けた物であれば時に規定は無い。
 …ジャンク屋ギルド自体特に組織立った物ではないしな」
 そんな物が存在するとは知らなかったコーディネイターの兵士はそれをじっくりと見るが…元々本物を知ら
ない以上偽者かも判る筈が無い。
「……まぁいいだろう。
 しかしお前らの荷物は一応検分させてもらうぞ…お前らは関係なくても物が連合に流れる可能性は……」
 その瞬間、遠くで何かが爆発するようなくぐもった音が連続して起こった。
 その場に居た全員がその方向を振り返ると砂丘の上の方に居た筈の2機のMSがその場におらず、時々何か
の光と共に爆発音が聞えてきた。
「何が…」
「なに!? ……よし判った、急行する! お前ら、検分は後にするからここにいろ!」
 ナタルが何事かとキサカを見るがキサカは首を振る…そしてコーディネイターの兵士達は装着していたレシーバー
から何か通信があったのか、全員駆け足で元来た方向に戻って行った…事情がさっぱり判らない彼らを残して。
「……とりあえず、助かりました……」
「…街に来るならこの程度の偽装はしておくんだな」
「あれは偽物なんですか!?」
「少なくとも俺はジャンク屋ではないからな」
 ナタルはキサカに礼を言うが、キサカは恐らく戦闘が起こっているだろう方向を見たまま答える。
「キサカ…今のっ!」
 砂丘の向こう側に恐らく戦闘が移動してしまって居るのだが…その砂丘の片隅をレジスタンスでよく使われるハーフトラックが疾走し、搭載されていたミサイルを発射していたのが見えた。
「…レジスタンスが攻撃しているようですね…」
「何か通信手段はないのですか?
 こちらの無線機では出力が足りずノイズが酷くてAAと連絡が取れないのですが…」
「こっちに来い、AAは無理でもレジスタンスの本部となら通信できる」
「高出力の無線機があるんですか?」
「いや、レジスタンスの本部には電話が引いてある。 AAにはそこから言付けてもらえ」

403:『転移戦線』第四話-14-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:24:18
 ただ一人孤立無援でナタルの口撃を受けていたコーディネイターの兵士はもう逃げ出したかったものの、か
なり怪しげな集団に対し任務を遂行しない訳には行かない…どうした物かとナタルの話を聞き流しつつ、頭を
巡らせて一つの考えを実行する事にした。
「あぁ…判った判った、じゃぁあれだ、ジャンク屋と言うならジャンク屋手帳を見せてみろ」
「えっ!?」
「普通なら車や艦船にジャンク屋マークが付いているからジャンク屋と判るんだが…お前の話じゃレンタルなんだろ?
 だったらジャンク屋と身分証明できる物を見せてもらわないと……それなら文句無かろう?」
 ナタルの勢いが止まったのでニヤリとしながらコーディネイターの兵士は銃を構える…持ってないなら速拘束だとその銃口は物語っていた。
 ちなみにもちろん“ジャンク屋手帳”などと言う物は存在しない―少なくともそんな物をコーディネイター
の兵士は知らない―ナタル達がジャンク屋ではないと睨んでカマをかけただけだ。
 本物のジャンク屋ならそんな物はないと答えるだろうし、もし仮にそんな物があったとしたら提示する…言
い淀んだり、無いと断言できない場合は偽者なのだ…すなわち数秒以内に何かしらアクションが無い場合はこ
の戦い、ナタルの負けになるのだ。
 ナタルの視線に丁度この場を離れていたチャンドラ軍曹が建物の影で背中からハンドガンを取り出すのが見
えたが…何もするなと素早くアイコンタクトで伝え、ナタルは大きく息を吸った。
「……ジャンク屋手帳は……」
「手帳は!?」
「これでいいか?」
 突然両者の横から声が掛けられ、驚いた2人が同時にそちらを振り向くと…そこには何かパスポート程度の
大きさの手帳を開いているキサカと、その後ろに居て―キサカが後ろ手で押えているらしい―コーディネ
イターの兵士を鋭く睨んでいるカガリが居た。
「“ジャンク屋手帳”と言うのは一部の通称だ…実際はジャンク屋として経済活動を行った時の控えや身分証
明みたいな物で、手帳大のジャンク屋マークと顔写真と名前を貼り付けた物であれば時に規定は無い。
 …ジャンク屋ギルド自体特に組織立った物ではないしな」
 そんな物が存在するとは知らなかったコーディネイターの兵士はそれをじっくりと見るが…元々本物を知ら
ない以上偽者かも判る筈が無い。
「……まぁいいだろう。
 しかしお前らの荷物は一応検分させてもらうぞ…お前らは関係なくても物が連合に流れる可能性は……」
 その瞬間、遠くで何かが爆発するようなくぐもった音が連続して起こった。
 その場に居た全員がその方向を振り返ると砂丘の上の方に居た筈の2機のMSがその場におらず、時々何か
の光と共に爆発音が聞えてきた。
「何が…」
「なに!? ……よし判った、急行する! お前ら、検分は後にするからここにいろ!」
 ナタルが何事かとキサカを見るがキサカは首を振る…そしてコーディネイターの兵士達は装着していたレシーバー
から何か通信があったのか、全員駆け足で元来た方向に戻って行った…事情がさっぱり判らない彼らを残して。
「……とりあえず、助かりました……」
「…街に来るならこの程度の偽装はしておくんだな」
「あれは偽物なんですか!?」
「少なくとも俺はジャンク屋ではないからな」
 ナタルはキサカに礼を言うが、キサカは恐らく戦闘が起こっているだろう方向を見たまま答える。
「キサカ…今のっ!」
 砂丘の向こう側に恐らく戦闘が移動してしまって居るのだが…その砂丘の片隅をレジスタンスでよく使われるハーフトラックが疾走し、搭載されていたミサイルを発射していたのが見えた。
「…レジスタンスが攻撃しているようですね…」
「何か通信手段はないのですか?
 こちらの無線機では出力が足りずノイズが酷くてAAと連絡が取れないのですが…」
「こっちに来い、AAは無理でもレジスタンスの本部となら通信できる」
「高出力の無線機があるんですか?」
「いや、レジスタンスの本部には電話が引いてある。 AAにはそこから言付けてもらえ」

404:『転移戦線』第四話-15-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:27:26
「すまネェ、マリュー艦長!」
「どうしたって言うのサイーブ? とにかく座って、説明して」
 兵科の一人に案内されてブリーフィングルーム入って来たサイーブは、入って来るなり頭を下げる。
 AAの前に現れた時の唯我独尊で荒々しいイメージとはかけ離れた行為に一同は驚き…特に前日の酒宴で
すっかり意気投合したマリューが何事が起こったのかと慌てて話を進めた。
「実は…タッシルに今MSと歩兵が居るのは知ってるな」
「ええ、そちらからの情報よ…まさか何か起こったって言うの?」
「奴らが街を攻撃でも!?」
「そうじゃねぇ……うちの若い奴らが暴走しちまって…タッシルのMSを倒すって出撃したらしいんだ」
「え…じゃぁ…レジスタンスの一部がタッシルに…!?」
「そうだ、残ってる車両から数えれば十台前後…若いのを中心に三十人ぐらいが勝手に出ちまいやがった。
 アフメドの奴め……一体どういうつもりで……!!」
「ハーフトラックに乗った歩兵携帯兵器でG兵器を……無茶だ!」
「今タッシルにいるMSはG兵器…ストライクと同系列のMSでPS装甲を持っている…デュエルとバスター
にも…通常の実弾兵器は通用しないのよ……」
 ムゥが若いレジスタンスの無謀さを指摘し、マリューがその理由を説明する。
 それは即ち…出撃したレジスタンスには全滅が待っていると言う事に他ならないのだ。
 その上レジスタンスが攻撃したことでタッシルや彼らレジスタンスにどんな報復があるか判った物ではない
…それはしばし行方を眩ましたままにしておきたいAAにとっても面白い事ではない。
「詫びを入れて収まるもんじゃないって事は判っているが……すまない……」
 サイーブは謝るしかしない…その先の言葉はさすがに言えないでいる。
 マリューもムゥも暴走した若いレジスタンスを助けに行くとは、そのデメリットの多さを考えると言えない
で居た…彼らには暴走した30人近くの若いレジスタンスより優先すべき事があるのだ。
「助けに行きましょう!」
 重く沈黙するブリーフィングルームで席から立ち上がって声を上げたのは…キラだった。
「三十人もの人達を見捨てる訳にはいかないじゃないですか!」
「ヤマト少尉、彼らを助けに行く事のデメリットは判っているのか?
 レジスタンスとAAが協力状態にある事を敵に知らせ、タッシルやその他の街にも報復行動を引き起こす引
き金となりかねない上に、AAの位置を知られる危険性があるんだぞ?」
 助けに行こうと声を上げるキラに、それまで黙っていたシローが静かに尋ねる。
「判っています…でも人の命には代えられませんよ!
 それに…僕達がこれまで隠れ果せられた時点でレジスタンスと協力しているのは知られているでしょうし、
彼らが攻撃した時点でレジスタンスは報復行動を受ける可能性があるじゃないですか!
 可能性が同じなら彼らを助けましょう!
 昼間の降下カプセルの護衛の時にエールストライクの滑空プログラムを組んで見ました…今から出撃しても
タッシルへならエールストライクなら十数分で着けます!」
「…サイーブさん、彼らを率いて行ったのはアフメドと言いましたよね」
「ああ、そうだ……」
「ヤマト少尉…アフメドと言う若者は昨日、君を最初に殴った男だぞ」
「…え…?」
「それでも助けに行くと言うのか? 敵はデュエルとバスター…強敵なんだろ?」
 キラの脳裏に昨晩フラフラになった所を殴ってきたアフメドが思い出される…コーディネイターの癖に何故
ここにいると殴りかかってきたアフメドを…。
 キラは拳を握り締めて目を瞑り…そして自分の心に問いかける、自分をコーディネイターと罵って殴ってき
た相手を、味方を…自分を危険に合わせてまで助けるべきなのかと……答えは、すぐに出た。
「それでも…それでもです!
 僕は兵士です…自分と、仲間と、戦友の為に戦うと決めました。
 レジスタンスの人達にはいろいろお世話になってます…だったら仲間です、助けなきゃ!」

405:『転移戦線』第四話-16-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:31:28
 マリューはキラの変化に驚き、ムゥはも驚きとキラの言い切りの良さにピューっと口笛を吹いた。
 カレンとミケルはまた馬鹿が増えたとばかりに呆れ…シローはニヤリと笑みを漏らした。
「ラミアス艦長、ヤマト少尉の言う通り若いレジスタンスが攻撃を始めてしまえば同じ事です…ここは人命を優先しましょう」
「……まぁ、それも仕方ないわネ。
 ヤマト少尉がそういうのであればこっちも腹を括りましょう!」
「すまんマリュー艦長…そしてみなさん」
「こっちも隠れ家を提供してもらい食料や水を支援してもらってその上酒宴までやってもらってるからね…こ
れぐらいはサービスしなきゃネ!
 さてそれじゃどうするか…こっちはストライクと陸戦G三機にスカイグラスパーが二機…」
「マリュー艦長、今回は陸戦Gは戦力として数えないでください」
「え、何故!?」
「ヤマト少尉のエールストライク滑空プログラムが本当なら…陸戦Gは付いて行けません。
 そしてそれで行かなければもう時間が無いなら、陸戦Gは切り捨ててエールストライクとスカイグラスパー
二機で行くべきです」
「それじゃGAT二機に対抗するのは難しくない?」
「どっちにしろAAの直援に何機か残さなければならないんですし、ようは戦い方ですよ。
 今回の目的を暴走した若いレジスタンスの救出に絞ればこの戦力で十分いけると思います」
「なるほど…ストライクとスカイグラスパーで牽制しつつデュエルとバスターをタッシルから引き離す。
 その間にレジスタンスの若い連中を逃がすと……れれならなんとか行けそうだな……どう、艦長?」
「それしかないわね……サイーブ、タッシルに貴方の部下は居るの?
 こちらの部隊が着くかその前にレジスタンスに引くように伝えるか、説得させないと…」
「むしろそっちの方が難しいでしょうね。
 MSが居る戦場に入り込んで暴走した若者を撤退するように説得する…」
 カレンの指摘にAAの連中は等しく顔をしかめる…キラを殴りつけた血の気の多いあのアフメドを戦闘中に
逃げろと説得するのだ、素直に聞くのであればレジスタンスは今回何もするなと伝えたサイーブを無視して攻
撃に出たりはしまい。
「大丈夫だ、そっちは宛がある……一緒になって戦ってなきゃの話だがな。
 今タッシルにはキサカと…カガリが居る、カガリの言う事ならアフメドは聞くだろう」

「整備は済んでいる…頼みましたぜ、ヤマト少尉!」
「任せてくださいマードック班長!」
 パイロットスーツに着替えたキラはストライクのコクピットに駆け込むと、OSを起動させつつチェック・リストを開始した。
 いつものように“General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver”の文字が流れる…キ
ラはこれの頭文字を繋げて“GUNDAM”と読んでいるが、アマダ少尉達の世界ではMSの名前自体が“GUNDAM”と呼ぶらしい。
 異世界同士での奇妙な符合に少し笑みを漏らしつつ、それでもこの後来るであろう厳しい任務に向けてキラは顔を引き締めた。
「キラ、ストライク発進お願いします!」
「え…えぇっ、フレイ!? ミリィはどうしたの?」
「なによ、私だってオペレーターの訓練を受けてるんですからね! 出るの、出ないの!?」
「りっ…了解!」
「APU、起動!」
 いつもの通信モニターに現れたのはミリアリアではなく、不機嫌げに眉に皺を寄せたフレイであった。
 驚くキラを見て更に不機嫌になるフレイはそれでも訓練通りストライクを発艦させるシークエンスを進める。
 メンテベッドに固定されたままストライクはMSデッキからリニアカタパルトへ移動し、カタパルトに両足を接続する。
「カタパルト、接続!」
 メンテベッドの両肩のロックが外れ、メンテベッドはキャットウォークを開放して後方のMSデッキへと後
退して行く…ゆりかごに乗せた我が子を開放するように。
「ストライカーパックはエールを装着です!」
 MSデッキにメンテベッドが戻り扉が閉じた所で天井からエールストライカーパックが降りてきて、軽い衝撃と共に接続された。

406:『転移戦線』第四話-17-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:34:34
 そしてストライクの右側のハッチが開いてビームライフルが、左側のハッチが開いてシールドが現れ、
ビームライフルはストライクが自動で右手に持ち、左手のラッチにシールドがマウントされた。
「…システム、オールグリーン!」
 フレイが下のモニターにさっと目を通し、問題が無い事を確かめるとキラに叱り付けるように叫ぶ。
 その度に何かビビるキラではあるが…フレイのキツイ態度は、フレイが始めてオペレーターの任務をこなす
為に緊張しているんだと気が付いて通信用モニタを見ながらふっと笑みを漏らす。
「……なによ」
「いや、別に」
「ふんだ!
 進路クリア、ストライク発進しなさい!!
 ……無事に帰ってこないと承知しないんだから……っ」
 フレイは大声で命令口調で発進しろと叫び、その後小声で小さく言葉を紡いだ。
「了解!!
 キラ=ヤマト! ストライクガンダム、行きまーーす!」
 AAのシグナルが
『ABORT:BRAKES』(赤文字:中断/黄文字:制動)
『ABORT:THROTTLE』(赤文字:中断/黄文字:スロットル)
『ABORT:CATAPULT』(赤文字:中断/黄文字:カタパルト)
 から
『ABORT:CLEAR』(中断/白抜き:安全)
『ABORT:CLEAR』(中断/白抜き:安全)
『ABORT:CLEAR』(中断/白抜き:安全)
 となり
『LAUNCH:CLEAR』(緑文字:発進/安全)
『LAUNCH:CLEAR』(緑文字:発進/安全)
『LAUNCH:CLEAR』(緑文字:発進/安全)
 に変わった所で発艦の準備は整った。
 キラはストライクを発進に備えて前傾姿勢にすると、カタパルトにロックされた足元から火花を散らしなが
らリニアカタパルトを加速をつけて前進し、一杯に伸びた電源ケーブルが切り離され足元の加速板から離れて
もなお両側のリニアレールで加速を付け、両側で鈍く光るオレンジ色のリニアレールが無くなった所でキラは
スロットを開け、エールストライクを大空に向けて加速させた。

「フラガ少佐、発進お願いします。
 ミケルとキラを頼んだよ、少佐!」
 同じく反対側ではスカイグラスパーが発艦しようとしていた…こっちのオペレーターはキキだ。
 片側のカタパルトのオペレーターをフレイが勤めるので、もう片方をキキが勤めている…未だ初心者である
2人は半分づつがいいだろうと割り振られたのだ。
「あいよ、まかせといて!
 ムゥ=ラ=フラガ、スカイグラスパー出るぜ!」
 立てられた噴煙避けのバリアーを熱し、ムゥの乗るランチャー・スカイグラスパーも雲1つ無い砂漠の蒼空に飛び立った。

「気を付けて行けよ、ミケル」
「落ち着いていけ、お前なら出来る!」
「はいっ、任せてください!」
 サンダース軍曹とカレンの励ましに多少緊張しているGスーツを着たミケルが答える。
「…そういえば隊長は?」
「さァ…ブリッジにでも居るんじゃ……」
「おーい、ミケル待ってくれ!」

407:『転移戦線』第四話-18-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:38:34
「隊長……なんですその格好は?」
「もちろん、俺も出る」
「「「えぇっ!?」」」
「まだこいつに慣れてないミケルでは全ての武器を使いこなせないと聞いたからな。
 スカイグラスパーは副座だからな、俺は後ろでガンナーをやる」
「隊長……大丈夫なんですか?」
「俺も航宙機の訓練は受けているし…ストライク以外の連合が開発したMSと言うのを見ておきたい」
「まぁ、別にいいんですけど…気を付けて下さいよ」
「ミケル、プレッシャーが増えたな。
 お前がヘマしたら、隊長ごとおじゃんだ」
「ひぃ~~~っ、脅かさないでくださいよ~~~~っ!!」
「大丈夫だ、俺はミケルの腕を信じる。
 それに飛行に集中した方が大丈夫だろう」
「まぁそれはそうですが……」
「今回の作戦はレジスタンスを逃がすのが優先だ、牽制が主だから大丈夫だ。
 それよりカレン、サンダース、後は任せたぞ」
「了解!」
「了解! 二人共ご無事で」
「ああ、俺達はこんな所で殺られる訳には行かないからな。
 よし、行くぞミケル!」
「了解です、隊長!」
 こうしてスカイグラスパー2号機もカタパルトデッキへ進む…ミケルのスカイグラスパーにはストライカー
パックは装備されていない。
 初出撃であるミケルにはバランスや空力特性が変化するストライカーパックの装着は、残ったストライカー
パックがソードストライクしか無く使い所が難しいのもあり見送られた。
「ミケル、発進お願いします。
 しっかりやれよ、ビビるんじゃないよ!」
「はいはい、任せておけって」
「大丈夫だ、俺も付いている」
「シロー!? あんたも出るのかい?」
「ああ、俺も敵のMSを見ておきたいからな…オペレーターしっかりやれよ」
「任しときなって!」
「ミケル=ニノリッチ」
「シロー=アマダ」
「「スカイグラスパー、出ます!」」

408:『転移戦線』第四話-投下終了-:53 ◆9898LdFFy2
07/07/14 05:43:32
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―12~18、投下終了―

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 投下終了です。
 なんか14を2回UPしてしまいましたね…当方いまだ酔っているようですみません。
 仕事の終わった後にチョコチョコと書き溜めれたのはここまででした。
 ようやく戦闘が始まる…という所でなかなか始まりませんが、必要と思う部分を思うが侭に書きまくった結果ですので、どうぞご了承ください。
 むしろ始まったら始まったで戦闘シーンが終わらない気も…(汗)。
 ビームサーベルの辺りはお馴染み『私のSSではこういう設定で行く』と言う部分ですので、今後この『転移戦線』ではこの設定で話を進めさせていただきます。

 あと“M系技術”の表記はLRCE◆cKGyg13DyQ様から“バルケンバーク大佐”と同じようにオマージュさせていただきました。
 もし気に入らない点がありましたらwikiにて修正いたしますのでご連絡ください。

 それと種を蒔く人after様、投下の時期が重なり真に申し訳ありません。
 本来であれば投下は日を改めるべきなのですが…事情によりこのタイミングでしかUPできないので、真に申し訳ありませんがこのような状態となってしまいました。
 どうぞお許しください。

 それではまた昼過ぎには仕事場に戻ります……次も2週間後以上先になると思います、ではでは!

409:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 09:29:16
GJ!!!
上手い具合にに設定のすり合わせがなされているのでOKだと思います。

410:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 10:03:14
描写にニヤリと来ました!
面白かったッス、GJ

411:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 13:51:29
>>390
亀だが「おかめちんこ」に誰も突っ込まないのか

412:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 14:03:22
おおう失礼
前スレ
スレリンク(shar板)l50

413:412
07/07/14 14:06:50
すまん、盛大に誤爆したorz

414:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 17:33:09
>>390
むしろ女の業が出ていたと思ったが。
男の俺にはあの思考回路は書けない。薄ら寒くなってくる。

415:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 18:56:57
カズミはフラグクラッシャーと言うよりも森下みたいな撃墜王だと思ってしまった。

416:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 00:15:23
相変わらず魔乳の性格が最悪だぜ
まあ元々ロクな性格じゃないが

417:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 01:00:24
>>416
多分、作者の性格の悪さも加算されてる

418:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 03:14:17
>>411
「おかちめんこ」だよな・・・

419:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 10:36:46
>>415
俺はかすみみたいなタイプだと思ってた……orz

420:種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2
07/07/15 10:58:28
第二話 旅立ちとすれ違い (2) 1/2

「ラクス様。私、必ず帰って来ます。その時には一緒にお茶を楽しみましょうね」
 ルナマリアさんはそう言ってオーブへと旅立って行きました。
 メイリンさんの結婚式以来、私は彼女と仲良くさせて頂きました。私の家でホームパーティーをしたり、コスメや靴やジュエリーの話をしつつハーブティーを楽しんだり。
 ルナマリアさんは私を普通の女の子として扱ってくれる唯一の存在でした。
 議長と云う慣れない職務に疲れた私を癒してくれるかけがえのない親友でした。
 ふと時計を見やると、既に日付が変わっています。今夜もキラは午前様です。
 寂しくなどありません。キラは私の為に頑張っているのです。弱音など吐いてしまったらキラに申し訳ありません。
 例え寝室を別にしていたとしても、お互いの気持ちはいつも側にあると信じていたいのです。
 人は誰しもそれなりの悩みを抱いて迷いが消える事はありません。だからこそ生きていくのでしょう。
 私は用意しておいたキラの夜食をシンクにぶちまけました。いつもの事です。
 食器を洗いながら、私はミーア・キャンベルさんの歌を口ずさみました。
 私は彼女の事を嫌いにはなれません。彼女は私の可能性の一つだったと思うのです。
 彼女の歌に想いを馳せ、私は大きな声で歌いました。
「―きっとこの空は夢の形―」
 私の夢はキラが叶えてくれると約束してくれました。私はそれが間違いの始まりだとやっと気が付いたのです。
 夢は自分で叶えるものであって、誰かに叶えて貰うものではなかったのです。
 私はキラが帰って来るまで声を上げ続けました。

421:種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2
07/07/15 11:00:48
第二話 旅立ちとすれ違い (2) 2/2

 帰宅すると、ラクスは真っ暗闇のダイニングで家中の食器を洗いながら歌を歌っていた。
 その光景を見た時、僕にはラクスが何を考えているのか判らなくなった。
「―只今」
 僕は一言告げて寝室へ向かおうとした。僕は今疲れている。体が休息を欲している。
「あら、キラ。帰ってたんですのね。私、全然気付きませんでしたわ」
 ラクスは歌うのを止めて僕の方へと振り向いた。
 目を細め笑顔を浮かべている。その表情に邪気が無い分、僕は恐怖を感じた。
「ラクス。今夜は疲れているからもう寝るよ」
「貴方の為に熱いお湯を沸かしてありますわ。汗を流した方が良いですわよ」
 ラクスは泡だらけの手を洗い、僕に一歩ずつ近付いて来た。僕は動けずにいる。
「私、たまにはキラと……。疲れているのでしたら私が癒して差し上げますわ」
 ラクスが僕の背中に手を回して来る。僕の胸に顔を埋めて来た。
「ラクス、僕はヘトヘトなんだ。君の夢の為に頑張っているんだ。それに今日は排卵日では無いだろう。」
 僕はラクスの腕を振りきろうとしたが、ラクスは力を込めて僕から離れまいとふんばっていた。
「キラ。私は貴方の子供を作る為の道具ではありません。私はただもっとキラと触れ合いたいのです」
 いつからだろう。ラクスがこんな風になってしまったのは。
 以前の彼女はもっと清く正しく美しかった。僕は彼女の笑顔を守りたいと思っていた筈だった。
「僕は疲れているんだ!僕の事を思うならゆっくり寝させてくれ」 僕は彼女を振り払い寝室へと向かった。ドアの鍵を締めベッドに倒れ込む。
 彼女は僕の気持を全く判ろうとしない。自分の感情だけを僕にぶつけて来る。
 僕は唐突にフレイが懐かしく思えた。

422:種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2
07/07/15 11:03:38
第二話 旅立ちとすれ違い (2) を投下させて頂きました。
向上スレへ投下した一連の作品は手元に残っていないので
こちらへ投下をする事が出来ません。申し訳ありません。
では失礼致します。

423:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 11:22:59
ラクスはメンヘラーでキラは最低男かw

424:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 14:53:37
おお……あのお方が復活なされたのか。
これは素晴らしいヘイトですね。

425:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 16:02:07
軍板の低脳には理解出来ないくらいに素晴らしいヘイトですねwww

426:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 16:35:19
投下GJ!


427:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 16:47:43
>>425
あんまり軍板の奴らをいじめてくれるな。
あいつらだって生きてるんだよ。
イジメ、かっこ悪い。

428:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 20:11:51
>>427
お前が何悟ったこと言ってるんだよ

429:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 20:32:21
>>427
ここの住人は頭が悪いから、また荒らされたいらしいな。

430:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 20:35:46
上級大将がSSを投下したよ


スレリンク(army板)




431:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 20:56:18
>>428
もはやパブロフの犬に匹敵する程の条件反射乙。生きてれば必ず良い事があるから頑張れ。

>>429
お前みたいな低脳にだって生きる価値はあるんだ。希望を捨てないで頑張れ。

>>430
上祐大将乙。悪いがこのスレは軍板の事なんて関係ないんだ。
板間の揉め事は全てはお前の妄想だよ。辛い現実から逃げ出すのはやめて、頑張って生きろ。

432:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 20:59:18
URLリンク(kjm.kir.jp)

433:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 21:25:34
板間の揉め事を股間の秘め事とよんでしまってちんちんおっきしたorz

434:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 22:42:23
俺はカズミたんに萌えてちんちんおっきしたorz

435:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 23:31:17
引き篭もりの期待を裏切るべく、とりあえず軍板で乙してきたぜ

436:通常の名無しさんの3倍
07/07/16 09:12:20
俺はシローとアイナの夜の営みを想像してちんちんおっきしたorz

437:通常の名無しさんの3倍
07/07/16 09:26:30
アイナたんかーいーよーwwwwwwwwwwwwwwww

438:通常の名無しさんの3倍
07/07/16 17:59:38
ひぐらし見てくる

439:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 00:06:29

スレリンク(yume板)l50

440:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 20:35:17
このスレを荒らされた報復として、軍事板に一レス爆撃してきました


学園島戦争 開始23年目
スレリンク(army板)

441:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 20:52:27
削除依頼回避のためにレス付けますね

>>440
お疲れ様です。
軍事板はこのスレの宿敵ですからね。

442:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 20:59:28
荒らし依頼でまとめて申請すればすむことだよ

443:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:00:30
>>442
タイフーン名無しで乙

444:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:05:18
ガンガン爆撃してやるから覚悟してやるから覚悟しろよタイフーン

445:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:25:35
上祐大将=タイフーンだし

446:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:34:35
ここのことを言ったのに。
馬鹿だねえ。

447:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:39:58
また軍事板の奴らかよ

448:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:42:11
軍事板の奴なんていないだろ。
自演嵐と程度の低い住民モドキだけだ。

449:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:46:54
そうだね、プロテインだね。

450:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:49:53
最悪板と同格に扱われる新シャア住人に程度が低いとか言われたくないよwww

451:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:52:54
>>450
なんで職人が逃げ出したのか、こいつら全く学習してないwww

452:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:55:54
>>450
つまりお前は住人じゃないんだな。
とっとと出てけ。

453:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 21:59:40
うーん。いっそこの板無くした方が良いのか
それとも他の板に増殖する前に此処で押さえ込んだ方が良いのか

どっちにしろなんでかんけぇねぇ話題でこんなにレスが進むかねぇ

454:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 22:03:13
板もなにも暴れてるのはこのスレの中でだけだろ。

455:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 22:06:30
新シャアだから仕方ねーべ
スルー位覚えろよな

456:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 22:09:40
軍事板のせいで、また大荒れか…

457:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 22:16:50
強引に軍板の話題に持っていこうとするやつも
定期保守として役に立ってるから目くじら立てないほうがいいよ
哂ってスルーしてやろうぜ

458:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 22:45:30
>>443
どうも軍板の各スレ見てきたらた、元々居たタイフーンってコテハンSS書きを騙って荒らしまくってる通称「age厨」ってのがいて、そいつみたいだな。
トリップ変えても、すぐそれも偽装して荒らすから向こうでも真性キチガイ認定で完全放置だと。


459:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 22:56:34
>>458
きたらた?

日本語わからない奴は書き込み禁止

460:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 23:04:45
↓ 以下、SS投下以外age厨の自演となります ↓

461:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 23:34:16
要するに、軍板どうのこうのと口走ってるのって、全部age厨の自演だろ
もし本当に>>456とか釣られてるのだとしたら、すごい馬鹿だな
今まで散々、荒らしの自演だと言ってるのに

462:通常の名無しさんの3倍
07/07/17 23:39:09
軍板以上に、荒らしに対する耐性が無いんだろ、ここは

463:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 00:22:11
軍ヲタはSSのキャラに説教かますから痛い。
つーか何故軍ヲタがこのスレに群れをなしてるのか不思議。

464:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 00:30:32
まともな職人のほとんどは見切りつけてしまったからさ...

465:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 00:47:05
>>463
というか、このスレに軍オタなんかいるのか?
一部の連中が勝手に騒いでるだけだろ、age厨に荒らされたのに怒って

466:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 00:53:01
どっちにしろ、一人や二人の荒らしに踊らされるんだから、レベルは低いんだよな、ここ


・・・早く職人戻ってこんかな

467:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 01:14:36
もう無理だろ。
とっとと見切りつけてバカどもと縁を切るが吉。

468:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 07:27:22
>>466
レベルが低いとか馬鹿か。自分の程度を棚に上げて語るなよな


469:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 07:47:50
そうだね、プロテインだね。

470:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 15:31:43
>>465
軍板の自Fスレでage厨が「このスレッドを見ている人はこんなスレッドも見ています」って、ここのスレ含めた新シャア板の幾つかのスレタイ貼ったんだよ。
つまり、ここに入り浸っていたのはage厨の方で両方の板で自演やって煽って楽しんでるんだよ。
だから自分の気に入らないスレ潰すために>>440みたいなことしてる。
ちなみにage厨は>>440のスレは「自分の行為=自治の総意」とか言ってかなり前から荒らしてる真性のキチガイです。

471:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 16:05:58
ずっと前からいるけど、やっぱり本物の引き篭もりなんだよな、あの気違い

472:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 20:14:58
こうやって話題に出してやることで、ヒッキーニートが生きていく気力を与えてやってるわけだ

なんてすばらしいんだろう

473:タイフーン ◆huj598Xpf2
07/07/18 20:33:16
>>470
死ねよ荒らし

474:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 21:04:50
図星w

475:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 02:46:48
>>422、種蒔きさん乙! 相変わらず荒しの中で輝いてますね!!
カズミの爽やかな青春ストーリィから一転して昼メロのようなキラとラクス怖っ! ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
そして食い物を粗末にするなと……!!!
一体この先どうなって行くのか―キラがいつラクスに刺されるのかw―果たしてカズミにも影響はあるのか非常に気になります、GJ!


476:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 21:48:05
>>474
タイフーンら学園島スレ住人が活動できないように、我々は毎日爆撃を続けます。

学園島戦争 開始23年目
スレリンク(army板)

477:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 21:51:30
爆撃乙です。

CCさくら板に、学園島スレの攻撃要請を出してきました。

478:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 21:59:16
>>476
軍事板の基地外は、排除すべきだよな。

479:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 22:03:25
>>478
高畑自演乙

480:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 00:05:57
イシュタム死んでるしwww

481:名無し三等兵
07/07/20 07:50:18
いい職人は、死んだ職人だけ

482:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 09:02:34
このスレも軍事板のせいで、随分寂しくなったよね…

483:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 10:12:04
>>482
こんなこと言う奴らだしな


55 名無し三等兵 age 2007/07/19(木) 21:55:20 ID:???
>>54
いいぞ、タイフーンを騙ってガンガン荒らしてこい。
削除人騙しのレスアンカーは忘れるなよ。


484:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 10:15:59
>>483
タイフーンも基地外だが、軍事板の名無しどもはもっと酷いみたいだな

485:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 11:40:52
>>484
しかし、荒らしてるのは追い出された職人な罠

486:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 16:11:05
要するに、軍板の名無しのフリをしている>>482-483の自演というわけだ

いつまでやってんだろう、このage厨

487:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 16:45:57
>>486
何言ってるんだ?

何の根拠もなく決めつけるなんて、頭悪すぎw

488:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 17:04:16
>>487 はいはい。お利巧さんですから病院行きましょうね~

489:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 17:13:38
>>487
>>488みたいな奴がスレの空気を悪くして職人を追い出すんだよな

490:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 17:23:49
ヘッタクソな自演乙wwwww

491:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 17:45:40
>>489
週七日働けない馬鹿はスルーすべきだよな。
何も問題はないから、学園島スレへの爆撃を続行しよう。

492:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 17:51:25
規制議論板見てる?自分の立ち位置理解した方が良いよ?

493:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 17:56:29
>>492
馬鹿の一つ覚えみたいに削除削除と喚くのは低学歴にありがちなことだな。

学園島スレへの爆撃は、運営による公認を受けている。

494:高畑 ◆huj598Xpf2
07/07/20 17:58:06
>>492
タイフーン氏が運営に荒らしとして見られていると、このスレには書いてありますよ。


【有名】軍板コテハンスレ5・復活版【無名】
スレリンク(army板)

495:名無し三等兵
07/07/20 18:01:18
>>494
このスレが荒れて職人が寄り付かないのは、住人にスルー能力と学習能力が皆無だからだな。

496:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 18:03:27
荒らしに構う奴も荒らしだよな

馬鹿な住人のせいで投下できない職人かわいそう

497:名無し三等兵
07/07/20 18:06:14
>>496
激しく同意だお!

498:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 18:16:29
職人荒らしてないでは早く投下しろよ

499:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 19:26:16
>>494が偽物なのはガチ。高畑さんはもっととぼけた感じのコメントの仕方。
つーか高畑とは自称してない。

500:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 19:40:10
>>499
たったそれだけの理由かよ。

501:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 19:42:57
>>500
充分すぎるほどの根拠だと思うがw

502:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 19:57:48
>>501
へぇ。
君、早く仕事見つけなよ

503:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 20:30:24
>>502
>>501みたいな荒らしはスルーしろよ。
高畑さんは大事な職人なんだから。

504:LRCE ◆2ndkeuD2nc
07/07/20 21:01:45
お久しぶりです。別PCのためトリップが違う可能性がありますがご了承ください。
私事のため長期スレを空けて申し訳ありません。
スレを維持してくださっている名無しの皆様、そして転移戦線の作者氏には本当に申し訳ないのですが、
私はこの書き込みを持ちまして新シャア板より撤退します。
理由は一身上の都合ということで控えさせてください。

作品自体はタイトルを変更して自サイトの方で細々と続けていくつもりです。
誠に申し訳ありません。
それでは失礼します。

505:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 21:17:27
>>504
あなたの恨みは、我々が晴らします。

頑張って仕事を探しましょう。

506:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 21:17:51
>>504
お疲れ様でした。

...自サイトでの連載再開はRTB氏に続いて二人目ですか...orz

507:名無し三等兵
07/07/20 21:21:40
>>504
まともなSSも書けない負け犬は早く消えろよな

508:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 21:28:00
あーあ、また軍事板のせいで職人さんが減ったね。

509:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:09:56
それ以前に
>別PCのためトリップが違う可能性がありますがご了承ください。

ここを疑えよ

510:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:10:56
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。

511:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:14:30
>>504はage厨。このキチガイの常套手段。
どこでも同じ手口なので非常に解りやすい。
これほど自作自演下手なのも珍しい。
そんなんだから荒らし鑑定に出されてずっとタグ付けられてるんだよw


512:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:15:49
ついでに言うと>>473>>494のコテもage厨の騙り。

513:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:30:01
>>507
勝手に来てスレを荒らすな。人が減るだろ。

514:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:37:22
しかし故人のコテを平気で騙るとはこの荒らし、バチあたりというかサイッテ―なバカというか……

515:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:40:47
信心が足りないですね

516:通常の名無しさんの3倍
07/07/20 22:55:26
LRCE氏のサイトが何処にあるのかヒントだけでも教えてくれorz

517:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 12:37:48
>>494は高畑さんを知らんみたいだな。

518:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 13:15:22
遅くなったけど転移戦線氏GJ!
フレイがオペレーターやってたのはなんだか新鮮だったなー
これまで呼んできたSSでまともにオペレーターやってたのってあまり無かったし。

519:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 15:03:19
ここって、もう完全にage厨の拠点だな

520:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 15:06:12
まだだ!
まだ終わらんよ!

521:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 17:00:39
age厨ネタもうやめようぜ。お前らもそんなに興味ないだろ?
自分に興味あると思うからはしゃいでるんだよヤツは。

もうage厨とか軍板とかいってる奴等は全部自演でいいじゃん。
そんなん全部こんなに急速にスレ伸びるほど興味ねーよ。

522:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 17:21:14
自演と言い出すと厨房の自演
そういう風に種を巻いておいて、盛大に爆撃を敢行する

先に「お前age厨だろ!!」と指摘されにくい空気を作るという狡い手である
リアルでは主に小学生とかが攻撃相手をハメる時に使われる
これをやっておいて周りから攻め立て、最終的には先生に叱らせる

523:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 18:57:06
また認定厨か

もうウンザリ

524:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 23:08:55
お前age厨だろwww!1!!

525:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 23:38:36
>>524
報復として、学園島スレを爆撃してきました。

今はタイフーンがスレにいるので、みんなで反撃しよう。


学園島戦争 開始23年目
スレリンク(army板)

526:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 23:44:13
>>525
更に学園島スレを爆撃してきたお

527:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 23:48:43
ヘタレ嵐乙

528:通常の名無しさんの3倍
07/07/21 23:50:16
>>527
イシュタム自演乙

529:学園島スレ住人
07/07/22 00:33:56
高畑は仕事の見つからないストレスで自殺したらしいよw

530:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 00:41:05
>>529

高畑=負け組

タイフーン=勝ち組

531:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 01:05:14
イッパイアッテナは生きてるよ?

532:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 01:33:53
>>529-530
うそつき乙

533:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 01:58:26
【単独スレ】スクリプト・コピペ報告スレッド68【全板共通】
スレリンク(sec2chd板)


534:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 07:07:19
久しぶりに来たけど、相変わらずの荒れっぷりに吹いた。
やっぱ軍オタって粘着質なんだな。一生、ここでオナニーしててくださいねww

535:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 07:24:17
まあ粘着質ってのには同意。ただ、ここに書き込んでる全員の事な。

SS職人は除くね。

俺?俺はいいんだよばーか。
ここに書き込んでるSS職人と俺以外全員ばーか。

536:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 08:34:33
>>534
軍オタ、マジで気持ち悪いよな

537:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 09:14:26
>>535
上祐大将乙

学園島スレにこのスレの神々のSSを無断転載してやろうか

538:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 12:27:53
んんんんんんんんんんん

種のビームサーベルってつばぜり合いできないのか…
劇中でつばぜり合いしてたような気がするんだけど気のせいかな…

にしても、水出しっぱなしとホースと木の棒で斬りあうっていう表現は結構わかりやすくていいな。
例えなかったらわからんかったぜ。

539:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 13:25:41
>>538
設定では出来ないはず・・・でもやってたな・・・

540:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 18:43:31
学園島スレに制裁としてニュースコピペしてきました


学園島戦争 開始23年目
スレリンク(army板)

541:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 18:48:10
>>540
爆撃乙です

542:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 18:48:26
>>538
ふれてはいけないことに…ry

543:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 18:53:16
ここの住人は軍事的知識が余りにも足りないので、私のSSを読んで参考にしなさい。


544:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 18:54:51
灰色鳥が舞う日

プロローグ 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域 

 「よぉおはよう。今日も冷えるな」
 「いつものことだろ。いいニュースは?」
 「空軍の輸送機がプレゼントをくれたぞ。肉入りのシチューだ」
 「こいつはいい。ツイてるな」

 泥に汚れた稲葉学園校防軍の兵士二人は、塹壕の中で、シチューを掬ったスプーンを口へと運ぶ。

 「クリスマスには本校に帰れると思ってたんだがな・・・期待しただけ馬鹿だったか」
 「言うなよ。ビスケット食うか?」
 「ああ」
 
 稲葉学園が東の白石学園に戦いを挑んで、もう二年になる。
 一週間かそこらで終わると予想されていた戦いは長期化し、そして泥沼化していた。

 「敵さんも今は冬休みなのかなぁ・・・」
 「馬鹿。奴らは冬が一番元気なんだぜ?一昨年の冬を思い出せよ」
 「俺は本校で補習やってましたよ。ハァ、擲弾兵なんかに志願するんじゃなかった」

 年若い一等兵の愚痴に、無精髭を浮かべた伍長は苦笑を浮かべる。

 「現実を受け止めてたのしくやろうぜ。それが一番だ」
 「愚痴らなきゃやってられないよ」
 「ん?こいつは・・・!」
 
 伍長は乾いた音に気付いた。
 嫌というほど聞き慣れた、ロケットの斉射音だ。



545:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 18:56:23
 「オルガンが来たぞ!伏せろ!」

 伍長は急いで一等兵を押し倒す。
 間を置かず、陣地の周囲を爆発の波が襲った。

 「畜生!畜生!」
 「絶対に頭を上げるなよ!」
 「死んでも上げるもんか!」

 十五分ほどで砲撃は終わり、二人は塹壕から頭を上げた。
 濃い煙の向こうからは、数え切れないほどの戦車のエンジン音と歩兵の唸り声が聞こえてくる。

 「エラいことになったぞ・・・」
 「どうする?」
 「逃げるに決まってるだろ!走れ!」
   


546:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 18:58:42
1 二〇〇三年一月二十二日 稲葉学園南部本校 士官用宿舎

 「ん・・・」

 霧生舞虎は目を覚まして、うっすらと入り込む日の光を感じ取った。
 切れ長の目が開かれ、縞模様のパジャマで包まれた上半身がベッドから起き上がる。
 背は少し高く、髪はやや硬めの濃紺色で、顔立ちは十代半ばにしては気苦労を重ねたことを現すように、端正で凛々しい。
 
 「元也、朝だぞ」
 「あ、お姉ちゃん・・・」
 
 舞虎がそう言うと、太股に抱きついていた少年が声を上げた。
 双眸は大きく、舞虎との血縁を表してか、硬質な髪をしている。
 名前は霧生元也――舞虎の実弟だ。
 
 「抱きつくのはやめろと言っただろ。いい年こいて」
 「いいじゃないか・・・お姉ちゃんだって満更でも無いくせに」
 「ヘヘッ」

 舞虎は元也の頭を一撫でした後、僅かに下卑た笑いを浮かべてベッドから降り、シャワー室へと歩いていく。
 一浴びして寝汗と眠気を払拭した後は、朝食が待っている。

 「おっ。嬉しいな」

 舞虎がリビングのソファーに腰掛けると、既に目玉焼きやトーストが用意してあった。
 士官用――それも上級士官のために用意された個室は、下手な一軒家よりもよっぽど住みやすい。
 上の人間に媚びは売ってみるものだ、と舞虎はつくづく思う。

 「はいお姉ちゃん。コーヒー」
 「ああ。ミルクくれ」


547:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 19:01:38
 舞虎が砂糖とミルクをドバドバとコーヒーに叩き込む横で、報道部の流すニュースが次々に切り替わる。
 一人で戦車を十五台破壊した擲弾兵軍曹の活躍は特集が組まれ、悪化する東部戦線の模様は淡々とした報告とイメージ映像だけで済まされた。
 他には島外戦線や本国のニュースといった内容が続く。

 <<オターキングラード地区に対する北部からの増援が決定されました。派遣予定部隊は未発表ですが、少なくない数の師団が引き抜かれるとのことです。これに対しノルトランドの各校からは不満の声が・・・>>

 もう泥沼だな、と舞虎は心の中で呟く。
 去年の中頃に始まったこの大電気街を巡る戦いは理由を途中で失い、今では双方の意地とプライドだけが廃墟と化した町でぶつかり合っている。
 正直舞虎は、何故稲葉がこの町を攻めることになったかよく覚えていなかった。
 恐らく、他の内勤組や後方勤務の兵士たちも同じぐらいの情報しか持っていないはずだ。

 「いつ終わるんだろう・・・もうしばらくになるよ」

 舞虎はカップを口に運ぶ。
 後方にいて嬉しいことの一つに、代用コーヒーではなく本物のコーヒーが飲めることがある。

 「退こうに退けないんだ。稲葉はせっかく確保した町を捨てたくないし、白石はあと一歩のところまで追い込んだ第二軍を逃したくは無い。ところで、いい豆使ってるな、これ」
 「前線のことはよくわからないや・・・ちなみにそれインスタント」
 「そうか・・・。まあ、お前は戦争のことなんか気にするな。コーヒー、もう一杯くれ」

 舞虎が元也にカップを差し出した時、部屋に備え付けてあった電話が鳴った。 


548:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:01:40
さて、RTB氏の今日の更新も見てきたし、あとはLRCE氏のサイト捜すだけか。
ああ、俺は明らかにIP記録されているところではGJ!できない小心者さorz

549:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 19:03:06
 元也が早足で近付き、電話を取る。

 「はい。もしもし・・・ええ、わかりました」

 元也は受話器を抑え、舞虎の方を見た。

 「電話だよ。お姉ちゃんに」
 「朝食ぐらい食べさせてくれよ・・・全く」 

 舞虎はパジャマの下に手を突っ込み、腹をボリボリと掻きながら電話を取った。
 朝にプライベートを邪魔させるのはあまり気持ちのいい話ではない。

 「もしもし?」
 <<おはようございます大尉。緊急で一一〇〇時までに出頭をお願いします>>
 「今日の仕事場はどこだ?」
 <<今一番ホットな場所ですよ>>
 「オターキングラードか・・・」
 
  一瞬、舞虎は知らないフリをして電話を切ろうと思ったが、そうするわけにもいかないので続けた。

 「わかった。車は出さなくていい。シャワーを浴びたらすぐ行く」
 <<了解!朝食はこっちで用意します>>
 「もう食べてるよ」

 受話器を置き、舞虎は溜息を吐いた。

 「ハァ・・・」
 「またお仕事?」
 「ああ。帰りはわからない」


550:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:03:58
また学園島スレを爆撃してほしいのか?

551:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:04:11
誰か、種蒔き氏のところのヒント教えてくれ。
名産品だけじゃ探し切れん。

552:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 19:04:34
 舞虎はトーストを咥え、準備をするためリビングから自分の部屋へと向かおうとする。

 「わかった。荷物用意するよ」
 「すまないな。いつも」
 「ううん。構わないよ。こんな暮らしができるの、お姉ちゃんのおかげだから」

 舞虎と元也――いや、稲葉に籍を置く多くの生徒には身寄りが無い者、あまり明るくない家庭の事情を持った者が多い。
 もし両親が蒸発でもしなければ、舞虎と元也は今頃傭兵まがいのことをやってはいないだろう。
 
 「帰って・・・きてね」
 
 元也が悲しそうな顔をしたので、舞虎は悪戯めいた笑みを浮かべて元也の首を掴んだ。

 「お姉ちゃんを馬鹿にするな!このこの!」
 「わっ!ちょっと、お姉ちゃん!」
 
 舞虎には一つの確信がある。
 元也という存在がある限り、自分は負けることは無いと――。


553:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:06:03
なんかレスがまばらになったけど?

554:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 19:08:02
とりあえず今日の制裁はここまでです。

学園島スレに、一切干渉しないでください。
これ以上爆撃を続けるなら、我々は更なる報復を用意しています。

555:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:09:33
>>553
高畑が名前変えて荒らしてる

556:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:09:36
随分至近レスに穴が空いてるな。
まぁ、予想はできるが。

557:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:12:15
>>556
軍事板から出てくるなよ

558:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:13:33
帰れバッタもん。

559:名無し三等兵
07/07/22 19:19:21
>>558
死ねよ種厨

560:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:24:38
ワンパターンだな

561:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:25:45
>>560
軍板住人って、低レベルw

562:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:30:12
タイフーン氏乙
だがここは08小隊が種、種死に居たらスレなんですよ
はっきり言うと
お・か・ど・違・い
あんたのSSみたきゃ学園島スレ行くしここに投下すんな

まぁ見たくもないが

563:御告げ
07/07/22 19:31:30
このスレは新シャアと軍板の恥。軍板勢を援護する訳じゃないけど、軍オタが居なくなったらまあ、爆撃して火種作るじゃ。その逆も然る。
つまり、お前らは共同体だよ。片方が欠けたら駄目な。
だからお前らがいがみ合うのも運命ってこった。

564:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 19:35:47
>>562
私は軍事板のスレを爆撃された報復を行ったのです。
お前らだって軍事板に高畑だの、RTBだの、糞みたいな職人が書いたSSを使って
爆撃したじゃないか。
いい加減にしろよ、嫁以下の話を読んで喜んでいるなら、軍事板に楯突くような
ことをするな。

>>563
よくわかっていますね。
軍事板が種厨によって荒らされ続ける限り、新シャア板への爆撃も終わらないでしょうw

565:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:37:34
この基地外野郎!

566:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:48:16
お前らさ…このタイフーンは偽物だとわかってるのか?

567:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:49:38
>>564
お前が軍事板に爆撃したんだろ自作自演厨w


568:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:50:24
お前よりイシュタム氏やRTB氏の方が上だ。
何より需要にあった供給をしてくれる。
一番の違いは両者とも自分のサイトでやってる方がメインだってことだ。
お前のように匿名の傘を来て糞垂れ流すのと、オフにも顔出して作品
発表するのと一緒にするな。

569:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 19:56:39
>>568
タイフーンは偽物も本物もクソだよな

570:タイフーン ◆TZ4rJYsZg.
07/07/22 20:05:13
>>566
私は本物ですが何か?
軍事板で聞いても、私が本物だと答えられます。
ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。

>>568
随分自尊心が強いんですねw
だから職人に愛想を尽かされた挙句、晒されるのが怖くてサイトに感想の一つも
書けない腰抜けじゃないですか。
可哀想ですよ、追い出された職人の皆さんが・・・。

なんで、このスレはこんなに荒れているのかな?かな?

571:高畑 ◆i3FjaNbBfI
07/07/22 20:16:23
>>570
俺の足元にも及ばないな

572:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:16:55
age厨が次のターゲットを選んだようです
【UC】リリカルなのはSS【種死】その3
スレリンク(shar板:4番)

573:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:24:10
>>572
なのはスレなんて、いくら荒らされようと新シャア板の癌だから仕方無いよ。

574:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:25:20
>>544


>泥に汚れた稲葉学園校防軍の兵士二人は、塹壕の中で、シチューを掬ったスプーンを口へと運ぶ。

ここの文章が凄く気になります。
「兵士二人は、塹壕の中で、」
ここの部分の読点の使い方が可笑しいです。
「シチューを掬ったスプーンを口へと運ぶ。」
描写すると云う事を意識しすぎているようでくどい気がします。
「シチューを食べた」で充分です。
描写をしたいならどんな味なのかとかを書いて見て下さい。

全般的に下手な描写が多すぎて字数稼ぎにしか見えません。

それとも軍事板ではこの程度のSSで好評価を得られるのでしょうか?

575:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:27:03
いいぞ、偽物のおかげで本物まで叩かれ始めたwwwwww

もう少し荒らすか

576:ヤクザ
07/07/22 20:32:16
眼鏡猿の辻と不動明今すぐ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

577:ヤクザ
07/07/22 20:35:31
眼鏡猿の辻と不動明今すぐ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

578:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:38:31
>>574
書けない奴が何を言っても虚しいよな

579:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:40:27
>>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
軍板のトリップをここで出してみてくれッッ
す ぐ に だ ッ

580:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:41:17
579
相手にすんな。

581:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:44:26
>>579
いいじゃん別に

582:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:45:09
>>551

種蒔きさんはサイトは持ってないよ。
edたんのサイトを間借りしてオリジナルをちょこちょこ書いてる。
初期種蒔きさんらしい初々しい感じのSSだったな。
種蒔きさんはここでは内館牧子路線を突っ走るのかね?

583:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:45:55
核融合炉だけそのままで
武装は全部種死のにすりゃ攻撃力は数倍に跳ね上がる

584:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:46:21
なんつーか、俺以上にスレ違いなSSだな。
もそっと表現や描写を考えればよくなるんじゃね?それは俺の嗜好の問題だけどな。

↑で誰がか突っ込んでるけど、食べる描写に凝るよりも味の描写を入れるべきだと思うね。
例えば美味いか不味いのかだけでも入れてみると結構違う。俺なら

『スープを一口含むと、いつも食べ慣れている物であったが今日に限っては苦い敗北の味がした。
ただ、温かかったのは良かった。敗北感が少しだけ紛れたような気がしたからだ。
これで冷たければ救われなかっただろう』

こんな感じにしてみる。お前さんなら頑張れば俺よかマシな文章書けるようになるだろ。軍板の職人だろうが何処の職人だろうが同じS2ちゃんのSS書きだ。お前さんの事を応援する。

ただ、次からはSSの内容と投下先を良く考えような。これは完全にスレ違いだ。


ジプシーのの戯言。

585:574
07/07/22 20:46:54
>>578
ここに投下していいなら書いてみようかな。

586:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:50:09
>>584
学園島戦争 開始23年目
スレリンク(army板)



ここで言えよ

587:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:50:26
age厨はキラ厨ブロンティストと闘ってりゃいいんじゃね?勝てる相手だし。

588:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:54:29
偽物タイフーンを勘違いした挙げ句にアドバイスまでするお前ら馬鹿だろwww

589:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:56:27
>>584
やなこったい。俺は変な誘導は嫌いなんだよ。
つーか何でわざわざ別の板まで行かなきゃならんのよ。詳しく説明してみ?
説明してくれたら考える。

590:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:56:36
>>568
転移戦線氏や種蒔き氏ではタイフーンに負けるって事?
転移戦線氏だって勝てるよ。種蒔き氏は戦闘描写が出来ないから微妙だけどさ。


591:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:57:54
正直どっちの主張も、つまらん。
つまらん物同士が争っても、やはりつまらん。

592:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:58:01
みんなタイフーン叩きに協力してくれて、本当にありがとう

593:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 20:59:48
もっとタイフーンを誹謗中傷しろよ

そうしないと粘着続けるぞ

594:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:00:28
間違えた。
584じゃなくて586な。

>>588
投下された奴は偽物が書いた奴じゃねーの?あれは本物が書いた奴をコピペしたものなんか?

595:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:01:33
>>594
マジレスすると本物が書いたやつ

596:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:02:36
例によって改変後?

597:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:05:29
向こうのスレ見たところ改変はなし

598:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:11:06
本物のタイフーンの今の酉と一致してるか?

599:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:11:38
本物が書いたやつなんか。やっぱり人の名を騙る奴は自分じゃ書けんね。

本物にアドバイスしても角が立ちそうだからやめとこ。

600:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:16:30
本物
タイフーン ◆sePHxJrzaM

601:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:37:34
74:肝井◆hC1yo3z59U
さくらと厳しいお仕置き(147)
「ふぅん、臓物を直接責められるのに弱いみたいだな、お前。」珠代は中指を第2関節まで
深淵に差し込んでから内壁の腹側を丹念に探る。
「はあぁッ!!」ある部分に触れた途端、苺鈴は大きく喘いだ。
「ビンゴ!みたいだな。フフ・・・ビックリする事が起きるぞ。」ニヤリと笑う珠代。
中指の先にその部分を捉えてゆっくりと前後に動かすと、苺鈴は小刻みに震えながら何かを
拒絶するように首を横に振る。しかし珠代は責めを止(や)めない。
少しテンポを上げて、その部分を擦(こす)るようにすると苺鈴は目を見開き、全身の筋肉を
痙攣させて低い声で呻きだした。耐えられないほど刺激が強いのだろうか。
苺鈴にとって1秒が無限の長さに感じられる数分の後(のち)、ついにそれは起きた。
深淵から激しく透明な液体が迸(ほとばし)り出たのだ。
その瞬間に苺鈴は意識が混濁してしまい、何が起きたのかを確認する事すら出来なかったが。
「どうだ!?これがGスポット刺激って奴だ。こちとら女の体のツボは百も承知なんだぜ。
ウチの嫁で実験済みだからなぁ。」

602:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:38:55
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。

BA☆KA

603:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 21:42:16
見境無しに埋めだしたらage厨はキラ厨ブロンティストと同じレベルだなwwww

604:肝井◇hC1yo3z59U
07/07/22 22:02:13
二度とさくら板に来るなよ糞厨ども

605:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:05:07
age厨の常駐スレ


さくらたんを馬並み浣腸でおしおき2
スレリンク(sakura板)

606:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:18:42
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。

607:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:24:55
>>606
どこが荒れているんだ?
電波飛ばしてないで仕事しろ

608:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:32:04
もう終わりだ…

軍板に降伏しよう

609:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:37:03
規制依頼出てるからもう少し結果待ちしたら?

610:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:44:39
shar:新シャア専用[レス削除]
スレリンク(saku板)


611:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:48:07
>>609
多分無理

age厨は学園島スレを一年以上荒らしてるが、今だに規制されてない。

612:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:50:15
IDが出るようには出来ないの?
幾分マシになるとは思うんだけど

613:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 22:59:41
>>612
まず無理。

三年はかかるぞ。

614:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 23:01:26
変な奴は無視しようよ。それで無問題。
塚ね、>>584は本物のイシュタム氏に思えた俺はマイノリティ。

615:通常の名無しさんの3倍
07/07/22 23:05:49
sageるから居つくんだよ。常時ageにでもしとけば良い。ID表示しとけば排除しやすいだろ。
態々メル欄にageと記入してまでID隠してるヘタレがage厨だけなんだからさ。
それだとあぼ~んしやすいだろ?




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