ジオン公国が種・種死世界にきたら4-栄光at SHAR
ジオン公国が種・種死世界にきたら4-栄光 - 暇つぶし2ch300:51
07/06/27 23:26:29
このスレでブライトを出すには、小説版の亡命した奴を持ってこないと……

ニムバス
魅力6 指揮3 格闘14 射撃5 耐久10 反応9
ノリス
魅力13 指揮14 格闘15 射撃14 耐久15 反応12
レナ
魅力10 指揮13 格闘13 射撃12 耐久9 反応14
エド
魅力4 指揮6 格闘12 射撃7 耐久6 反応12

301:51
07/06/27 23:28:16
誤字・・・orz
>>298
>振り上げられたヒートサーベルを受け止め、イージスの右腕をイフリートの右腕を斬り飛ばす。
振り上げられたヒートサーベルを受け止め、イージスはイフリートの右腕を斬り飛ばす。


302:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 23:38:31
投下乙!
ムウはやはり強いな・・・
地上用のイフリートでイージスに競り負けるって、ニムバス・・・orz

303:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 23:40:58
51氏GJ。
ニムバス、戦場で立ち止まるなよ。アホか、お前は。
にしても、PS装甲があるんだからムウは一撃くらうの覚悟でやれば斬りにいけば勝てるんじゃないかね。
それともヒートソード相手だとPS装甲も負けるのか?

ニムバスがランクC、ノリスがランクSってところですかな、この数値は。

304:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 23:43:54
>>51氏GJ!
エドが配線を直しているところがシローとかぶりました
シローはきちんと講義聴いてたんですな・・・

305:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 23:51:06
GJ!
>「ええい。このスイッチだ!」
>―が、そう都合よく機体が動くはずがなかった。
もうひとつGJ!!!www

306:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 00:07:14 ysaIjD/k
>>303 ヒートソード相手だとPS装甲の素材が熱でいかれて通電できなくなってしまう
とかだろう

307:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 01:07:57
>>291
いや、ドラムマガジンつけてたが銃そのものは普通の突撃銃に見えた。
まあいろいろ改造はしてたろうが。

308:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 02:00:30
51氏GJ!!
オヤジキャラは最強だな。

トニーたけざきブライト人気だね~
「俺が一番うまくWBを指揮れるんだ!!」ってか。

309:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 02:38:07
>「ええい。このスイッチだ!」
> ―が、そう都合よく機体が動くはずがなかった。

ここで吹いたw


310:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 02:57:16
くそっ、しょうがねえな!

311:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 10:04:22
ちょwバァルカンのウッソwwwww

312:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 11:54:36
エドが結構ワリ食ってるのは、成長のためのフラグなのかな?
このまま噛ませで終わるなGJ

313:515
07/06/28 17:39:09
今回は異様に長くなってしまいました。
一応、通して投下しますが、おそらく2回に分ける事になると思います。

では、投下開始します。

314:515
07/06/28 17:40:50
Zion-Seed 第21話 PHASE-03『崩壊の大地』


 ■ 赤い彗星 ■

 年明けとともに次々とラインから吐き出されるリックドムⅡは順次、各部隊に配備されていた。
 特に独立機動部隊に優先して回されており、ここ“赤い”ザンジバルにも2機のリックドムⅡが配備されている。

 先行して20機ほどが作られたリックドムは、ザクR型の授与に漏れたエースパイロットに授与され、彼らの特性に
あったチェーンアップがなされており、ノーマルのリックドムⅡより高性能だったりする。
 シャアの駆る赤いリックドムもその例に漏れず、その機動性はザクR-2型に匹敵するほどに強化されていた。

 だが、このザンジバルに搭載されているMSはその3機のみである。
 最大12機のMSを搭載できるザンジバル級にしては少なすぎる数であるがそれには理由があった。
 なんと2機のMAが搭載されているのである。
 さすがにMAN-03ブラウ・ブロほどのスペースはとらないが、MAN-08エルメスとてそれなりの大きさである。
 MS3機、MA2機、さらに単艦行動の為の物資や機材で格納スパースはいっぱいいっぱいであった。

「ですが、よろしかったのですか? 後々、問題になりそうですけれど」
「しかしララァ、もはや言ってもどうにもなるまい? あの娘を降ろすにもソロモンまで戻らねばならん、そういうわけにも
いかんだろう?」

「ええ、それは承知していますわ。私が言いたいのは、な・ぜ! あの娘に艦内行動を自由にさせたのかを、聞いています」
「あ~、まあ、いや、それはだなぁ……」

 ブリッジでは赤い彗星がヒラヒラ服の褐色美少女に詰め寄られていた。

「……」
「おや、どうしました? マリオン少尉」

「あ、アンディ中尉……」
「ああ、あれですか。いつもの事ですよ、少尉。犬も食わない夫婦喧嘩ってやつです」

「夫婦……喧嘩……ですか? アレ」
「そういえば少尉の任官は先週でしたか。これからよく見る事になりますよ」

「はぁ……」

 そんな2人のやり取りを、空色の髪の少女とアポリーな中尉が見守っている。

315:515
07/06/28 17:42:29
「シャア少佐!」

 そんな絶妙な雰囲気のなかに桃色の髪の美少女が乱入した。
 その後ろには案内役を任されたロベルトな中尉がついてくる。

「これはこれはハマーン様。せまいブリッジではありますが、ごゆっくりしていってください」
「ごめんなさい、シャア少佐。なんだか我儘を言ってしまったみたいで……」
「少佐、そろそろ戦闘宙域です。民間人の方はブリッジからさがっていただかないと……」

 赤い彗星をはさんで2人の少女の視線がぶつかりあう。
 バチッ!!
 ビリビリとブリッジ内の空気が帯電していくかの様であった。

「……所謂、修羅場ってやつでしょうか?」
「そうですねぇ、怖いですねぇ」
「ドレン大尉、申し訳ない。我々は転進します。ご武運をー!」

 パイロット3人は逃げ出した。残されたのは美少女2人に挟まれた赤い彗星に、ブリッジクルー。
 自業自得な赤い彗星はともかく、ブリッジクルーはひたすらに災難であった。

 ■ ■

「新型艦、しとめ損ねたか……」
「戦艦? コロニーの中にか……」
「大きい……」

 クルーゼはとりあえず戦闘力のほとんどを失った2機のメビウス・ゼロを放置、アークエンジェルへと攻撃を仕掛ける。

「回避、面舵ー!!」

 ナタルの指示にアークエンジェルを操舵するノイマン。
 400mオーバーの巨艦が軽やかにシグーの攻撃を避ける。浮沈艦伝説の幕開けである。

316:515
07/06/28 17:43:52
「……ここでしとめさせてもらう!」

 かなりありえない回避行動をしたAAをクルーゼはとりあえず放置、今度はX-105に攻撃を敢行する。

「ビーム兵器?」

 間一髪で換装が間に合ったキラはランチャーパックの武装に驚きつつも、PS装甲の電源を入れる。
 再びトリコロールカラーとなるX-105、シグーの攻撃を全く受け付けない。

「フェイズシフト……これはどうだ」

 強化APSV弾に換装し再度攻撃するシグー、しかしX-105は攻撃を受け付けない。
 装甲の頑丈さにいらだつクルーゼ、そこにAAから放たれたレーザー誘導ミサイルが襲い掛かる。

「遅い」

 しかし、ミサイルは軽やかに回避され、ナタルが当てるなよ! と言ったメインシャフトに命中する。

「っぁ、冗談じゃない!」

 刻一刻と状況の悪化するヘリオポリスに、キラが原因のザフトのMSをどうにかするため、ランチャーパックの主砲
320mm超高インパルス砲『アグニ』を構える。
 ちょ、まっ、と叫ぶマリュー。しかしその声は届かない。放たれる『アグニ』、その高エネルギー粒子はシグーの
右腕を貫き、そのままコロニーの外壁に直撃、見事破壊する。

「!?」

 その威力に恐れおののくキラ。
 そして、右腕を破壊されたクルーゼはその威力に驚きながら、コロニーに開いた穴から離脱した。

317:515
07/06/28 17:45:34
 ■ 大天使 ■

 なんとか戦闘を切り抜け、無事AAに乗艦したX-105とマリュー、そしておまけのヘリオポリスの民間人。
 そこにAAの主だった士官・下士官が駆けつけ、再会の挨拶を交わす。
 
「へー、こいつは驚いたな」

 キラがX-105から降りた事でAAクルーにざわめきが広がる。そこに陽気な声とともに紫と白のパイロットスーツの
男が同色のパイロットスーツを着た女性を伴い歩いてきた。

「地球軍第七艦隊所属、ムウ・ラ・フラガ大尉。よろしく。で、こいつは俺の副官だ」
「同じく地球軍第七艦隊所属です。中尉とお呼びください」

 そう言って敬礼を交わす2人。AAクルーも敬礼を交わし、マリューとナタルの2人が一同を代表して名乗る。
 そしてムウが着艦許可を求めた事で、マリューも今ここにいるクルー以外がほぼ戦死していることを知るのであった。

 着艦許可を得たムウはX-105、それを操縦していたらしいキラに視点を移す。
 マリューがキラが機体に関るようになったわけを簡単に説明する。その際のジン1機を撃墜との言葉に反応する
AAクルー、だがムウはあまり気にならなかったようで同行したはずのテストパイロットの行方を尋ねる。
 残念ながらナタルの返答は芳しいものではなかった。
 そうか、と表情を暗くして答えるムウ。そして再びキラに視線を移し、今度は彼に近づいていく。それに続くマリュー
とAAクルー、なんで?

 なんですか? と訝しげに尋ねるキラに一言、

「君、コーディネイターだろ?」

 ムウのその言葉に緊迫する一同、

「……はい」

 キラのその返答に保安員が銃を構える。その動きにいきり立ったトールが前に進み出たその瞬間、

「ぷげぁっ!!」

 挨拶の後、一言も発していなかった中尉がムウを蹴り倒した。
 
「な、何を!?」
「フラガ大尉、空気読みましょう? ここは地球連合軍。し・か・も、ブルーコスモスのメッカ、大西洋連邦ですよ?
大尉みたいにコーディネイターに寛容な人間なんて、そうそう、い・な・い・ん・で・す・よ!」

 ゲシゲシと倒れたムウを踏みつけながら、壮絶な笑顔で微笑む中尉。呆気に取られる一同。
 さすがにブルーコスモス扱いは嫌だったらしく、保安員は銃を降ろした。

318:515
07/06/28 17:47:30
「ごめんなさいね。大尉は昔から空気が読めない人で……」

 ムウを足蹴にしながら中尉がキラに申し訳なさそうに謝る。その異様な雰囲気に圧されキラは、いや、あまり気に
してないっすよ。とブンブン首を振った。
 そんな中尉に、大西洋連邦軍人らしくナタルが食いかかるがマリューが割って入る。

「そう驚くこともないでしょう? ヘリオポリスは中立国のコロニーですもの」

 そう言って、貴方は戦争を避けてここに移住したのでしょう? と確認を取る。キラはそれに頷くと自分が一世代目の
コーディネイターであることを明かした。
 ざわめく一同。
 そんな中、さっき、中立も何もないわ! と言っていた人の言葉とは思えないわね。とセイラが苦笑し、それを耳にした
サイも同じように同意した。

「皆、すまんね。ここに来るまでの道中、コレに乗るはずだった連中の動かすのにも四苦八苦してた様子を知ってるだけにな。
つい、聞きたくなっちまってね。イテッ」

 起き上がったフラガがX-105を見上げるように呟く。ならこんな場所で聞くなと言わんばかりに、中尉のローがフラガの
脹脛を撃った。

「大尉、どちらへ?」
「どちらって、俺ら被弾して降りたんだし、外にいるのはクルーゼ隊だぜ? あいつらしつこいぞ~。こんな所でのんびり
している暇はないと思うがね」

 そう言ってムウはこの場を後にする。だからもう少し言い方に気を使え、と中尉がムウの頭を叩いた。
 歴戦の2人の言葉に立ち尽くすAAクルー。スタッフの大半が戦死、残った人員での初戦がクルーゼ隊。絶望的であった。

 ■ 作戦会議ザフト編 ■

「ミゲルがこれを持ち帰って帰ってくれて助かったよ。でなければ、いくら言い訳したところで地球軍のMS相手に
機体を損ねた私は大笑いされていたかもしれん」

「オリジナルのOSについては、君らもすでに知っての通りだ。なのに何故、この機体だけがこんなに動けるかは
分からん」

 うなずくアスラン。クルーゼが帰還するまでの間、X-303のOS書き換えに勤しんだだけにその出来がとても実戦に
堪えぬものとは思えなかった。

319:515
07/06/28 17:49:01
「だが我々がこんなものをこのまま残し、放っておくことにはいかんという事ははっきりしている。捕獲できぬとなれば
今ここで破壊する。戦果ものだ。侮らずにかかれよ」
「「「「ハッ!」」」」

 クルーゼの言葉に敬礼するアスラン、ミゲルら4人。

「ミゲル、オロールは直ちに出撃準備、D装備の許可が出ている。今度こそ完全に息の根を止めてやれ!」
「「ハイ!」」

 アデスの指示に2人が出口へと向かう。ミゲルが任せておけといわんばかりに、アスランの肩を叩いていった。
 それを不安に感じたアスランがアデスに出撃許可を求めるが、クルーゼからまだ手柄が欲しいのか? と呆れたように
言われ、アデスからも今回は彼らに譲るよう窘められる。
 流石に幼馴染が地球軍のMSに乗っているかもしれないから確かめたいんです! とは言えないアスランであった。

 ■ ■

 ローラシア級戦闘艦ガモフでは出撃に備え、整備班が慌しく動いていた。

「D装備だって」
「要塞攻略でもやるつもりかね、クルーゼ隊長は?」
「でも、そんなことをして、ヘリオポリスは……」

「しょうがないんじゃない?」
「自業自得です。中立とか言っといてさ」
「……」

 無事、任務を成功させた3人のザフト・レッドがそれぞれの思いを胸に、その様子を眺めていた。

 ヴェサリウス内でも慌しく整備員が動き回る。コンテナ内からD装備を取り出し、出撃予定のジンに取り付けていく。
 その様子をX-303のコクピット内でその様子を眺めつつ、アスランは機をうかがっていた。

「ハッチ閉鎖ー!!」

 ミゲル機が出撃し、整備員の上げた声に反応するかのようにX-303が動き出す。
 驚きを隠せず機体を見送る整備員達、その報告を受けたアデスは声を荒げ、呼び戻すように指示を出そうとする。

「行かせてやれ」
「はっ!?」

「データの吸出しは終わっている。かえって面白いかもしれん。地球軍のMS同士の戦いというもの」

 しかし、クルーゼがにやりと笑ってそれを止める。アデスは不承不承頷いた。

320:515
07/06/28 17:50:26
 ■ 作戦会議AA編 ■

 ヘリオポリスの学生達が友人のコーディネイターについて話しているころ、AAは無事だった物資の積み込みと、警報レベルが
上がったがためシェルターへ避難しそこねたヘリオポリス住民を収容していた。

 艦橋では4人の士官が今後についての対応を協議していた。
 ナタルはマリューが今後もキラに協力してもらう事に不満を漏らすが、じゃあ、どうするの? と聞かれ、パイロット2人を見る。

「今度はお2人のうちどちらかが乗られれば?」
「おい、無茶言うなよ。あんなもんが俺に扱えるわけないだろ」
「同じくです。彼の書き換えたOSは完全にコーディネイター用に調整されています」

 では元に戻して……と言うナタルに、

「そんで、のろくさ出て行って、的になれっての?」
「正直、メビウス・ゼロで対応したほうがまだましです」

 パイロット2人の返答は芳しいものではなかった。
 結局、ナタルもキラからの協力を得る事に同意せざるをえなかったのである。

 そうしてマリューがキラの説得に向かった直後に、Nジャマーの反応が増大する。

「なんだと?」
「ちっ、やっぱこっちが出て行くまで待つ気はないかー。あんの野郎!」
「……しつこい」

 不安そうにナタルがムウにヘリオポリス内での戦闘を懸念する。
 だがムウは皮肉げな笑みを浮かべ、相手がそんな事を気にする連中ではないと告げる。
 再びヘリオポリス内での戦闘が始まろうとしていた。

321:515
07/06/28 17:52:05
 ■ ■

「お断りします!」

 開口一番、戦闘への協力を求めるマリューにキラは拒絶で答える。
 戦争が嫌でオーブを選んだだけあって、キラの戦闘に対する拒否感は相当なものであった。
 どう説得したものか? とマリューが考えようとした時、艦橋からの通信が入る。

「どうしたの?」
『MSが来ます。直ちに艦橋へとあがってフラガ大尉の補佐をお願いします』
『ん? 今なんて?』

 中尉の通信に驚きの声を上げるムウ。てっきりマリューが艦長をすると思い込んでいたのだ。
 しかし、中尉は技術士官に命を預ける気は毛頭なかった。

「補佐を?」
『はい。艦長不在につき、フラガ大尉が艦長代行を行います。ですがこの艦についてはラミアス大尉、貴方の方が
詳しい』
『ちょっと待て、俺は艦長なんてガラじゃ、フゴッ!』

 通信の向こうから聞こえる打撃音、思わずマリューも引きつった笑みを浮かべる。
 あの中尉もたいした女傑だ。あそこまで上官に手を上げる士官などマリューもはじめて見る。
 しかし、フラガ大尉もよく許すものだ。軍に入る前からの知り合いだろうか?

「……わかりました。すぐに向かいます」
『お待ちしています。……大尉、指示を。私はMAで出ます』
『ーったよ。んじゃ、アークエンジェル発進準備、総員第一戦闘配備ー!』

 ムウの言葉が終わると同時に通信が閉じる。
 溜息とともに、マリューは後ろを振り返る。聞いての通りよ、とヘリオポリスの学生達に告げる。
 戦闘が始まるという事を彼らに話しながら、ここにあのセイラ・マスをいう少女がいなくてよかったとマリューは
思った。セイラさんは今、食堂にて避難民の治療の補佐をしている。
 キラの説得ではなく、彼の友人達を追い込む事で自発的にキラに協力させようという魂胆であった。

「卑怯だ、貴方達は!」

 マリューの意図が読めたキラが声を荒げる。
 しかし、不安げに自分を見つめる友人達を見捨てる事などキラにはできなかった。

「……そして、この艦にはMSはアレしかなくて、今扱えるのは僕だけだって言うんでしょう!」

322:515
07/06/28 17:54:43
 ■ 作戦会議ジオン編 ■

「Nジャマー反応増大!」
「少佐」
「うむ、どうやら戦闘が再開したようだな」

 オペレーターの報告を聞き、ドレン大尉がシャアを見る。
 シャアはドレンの言葉に頷きながら、作戦モニターを見る。“赤い”ザンジバルはザフト艦の索敵範囲ギリギリの
位置でデフリにまぎれて停止していた。

 本来戦闘宙域に到着次第、戦闘に介入する予定であったが、部隊長のシャアがララァとハマーンの2人をなだめるのに
時間が掛かってしまいタイミングを逃していたのだ。
 現在、2人を引き離す事で、艦橋はとりあえずの落ち着きを取り戻していた。
 ララァ・スン中尉は心底申し訳なさそうにアンディ、リカルドとともに機体の調整をおこなっており、ハマーン・カーン
にはマリオン・ウェルチ少尉がつき、会話の相手をしていた。

「さて、ドレン。私とアポリー、ロベルトが先行する。エルメスの投入タイミングは君に任した」
「了解です、シャア少佐」

 そう言ってシャアはブリッジを後にする。

 シャア・アズナブル、赤い彗星の出撃である。

 ■ ■

 AAが浮上し、カタパルトではX-105がソード・ストライカーへの換装を急いでいた。

「ソード・ストライカー、剣か。今度はあんなことないよな」

 先の戦闘で主砲の火力を見誤り、コロニーの外壁を破壊してしまったキラは不安をはらうようにPS装甲のスイッチを
入れる。
 そこに敵機襲来を告げる通信が入る。

『なんてこったい! 拠点攻撃用の重爆撃装備だぞ! あんなもんをここで使う気か?』

 さらに2機のジンが追加で現れる。それを受けてナタルがメビウス・ゼロとX-105に出撃を命じた。

323:515
07/06/28 18:02:22
『メビウス・ゼロ、先行します』

 中尉のメビウス・ゼロが出撃し、続いてキラの駆るX-105も出撃する。
 その直後にX-303の反応を確認、ザフトは早速鹵獲機体を戦闘に投入してきた。

「もう投入してきたと言うの!?」
「おいおい、もうOS書き換えたのかぁ? これだからコーディネイターってやつはー」
「しかし、逆に考えればザフトにも戦闘可能なMSがもう無いということでは?」

『はい、大尉と私がシグーが出る前に4機のジンを損傷させています。ヘリオポリス内でX-105がジン1機を撃破、シグーを
損傷させました。おそらくザフトのMSはこのジン3機で打ち止めでしょう』

 マリューが驚愕し、ムウの愚痴にナタルが希望的観測を口にする。中尉もそれを肯定した。

「だったら、逃げ切れるかもしれん! ラミアス大尉、CICは任せましたぜ!」
「分かりました。ナタル、PS装甲に実体弾は効かないわ。主砲の用意を!」
「了解!」

 AAの主砲、225cm2連装高エネルギー収束火線砲「ゴットフリートMk.71」がせり上がり、迫り来るザフトのMSに向かって
放たれた。

 しかし、それを軽々とかわすMS4機。
 ミゲルが僚機に向かって指示を出す。対艦ミサイルを装備したジン2機にAAを狙わせ、ビーム兵器を装備した自機とアスランの
奪取機体でX-105を相手にしようというものであった。
 二手に分かれたザフトのMS隊が行動を開始しようとしたその瞬間、突如オロールのジンが爆散した。

 ■ シャアが来る ■

「新たな熱源を確認、数は3機。反応は……ジオンです!!」
「何ぃ!」

(BGM:例のアレ)

「オロール!!」

 何もできないまま散った僚友に悲痛な叫びを上げるミゲル。怒りの赴くまま見上げると、そこには彼も良く知るジオンのMSが
バズーカを構えていた。

324:515
07/06/28 18:04:17
「赤い機体、シャア・アズナブル! 赤い彗星か!!」

 ソロモン戦において2桁のMS、5隻の戦艦を血祭りに上げたシャア(実際の戦績の5分の3は真紅の稲妻のもの)はザフトで
最も有名なジオンのMSパイロットである。
 これが地球連合であれば遭遇しただけで戦意を喪失するものだが、ザフトにそんな軟弱者はいなかった。

「アスラン、新型はお前が抑えろ! 赤い彗星は俺が相手をする!!」

 ミゲルが雄たけびとともにビームを放つ。赤い機体は両翼の2機に指示を出すと、ビームをかわしながらミゲルのジンに接近、
ヒート・サーベルを引き抜くとそれを一閃した。

「ぬおぁ!?」

 胴体を真っ二つに割かれ、ミゲルのジンは爆散した。

「赤い機体……シャアか!」
「赤い彗星! なぜこんな辺境に?」

 AA艦橋でもジオンの戦闘介入に慌てふためいていた。

『アークエンジェル、この機に脱出を!』
「っと、機関最大。さっさと逃げるぞー!」

 真っ先に我に返った中尉の通信を受け、ムウが指示を出す。
 AAを狙うジンはメビウス・ゼロの攻撃とAAからの迎撃を避けるのに手間取っているところを、2機のジオンMSに撃破される。

「これで、後はX-105を回収すれば……」

 マリューがそう安堵の息をついた瞬間であった。艦橋にアラームが鳴り響く。

「なんだ!?」
「敵MSにロックされました!」

 AA前方で2機のジオンMSがバズーカをこちらに向けていた。

「なんで、ジオンが!?」
「んなこと言ってる場合か、回避ー!!」

 ムウの絶叫にノイマンの操舵が冴え渡る。相対距離100で放たれたバズーカの砲弾を見事回避するのであった。

325:515
07/06/28 18:07:25
 ■ ■

 時間は少し遡る。
 オロールのジンを撃破したシャアに、追いついた2機のリックドムⅡから通信が入る。

『少佐、いかがします?』
「そうだな、2人はあの艦に取り付いたMSを狙え。撃破した後はあの艦を落として構わん」

 左翼のアンディの通信に、軽く考え込んでシャアは二人に指示を出す。

『しかし、あれは連合艦と思われますが?』
「おそらくな。だが、このヘリオポリスの惨状の要因と思われる所属不明艦、みのがす訳にはいくまい?」

 右翼のリカルドの通信に、シャアは不敵な笑みで答える。

『『了解!』』

 部隊長の意図を理解した2人も不敵な笑みを浮かべ答える。
 両翼のリックドムⅡがAAに向かうと同時に、ビーム兵器を装備したジンが突貫してくる。

「フッ、悪くない動きだ。しかし、単調すぎる。それではなっ!!」

 すれ違いざまにヒート・サーベルでジンを一閃した。

 ■ またまた超人類(笑) ■

 近づいてきた奪取機体X-303との戦闘を開始した直後に、相手機体からの通信が入る。

『キラ、キラ・ヤマト』
「っ!?」

『やはりキラ、キラなのか?』
「アスラン、アスラン・ザラ!」

 思わぬ幼馴染との再会に動きの止まるX-105、そしてX-303。
 しかし、その僅かな時間で3機のジンは全滅、かわりに今AAへ攻撃しているのはジオンのMSである。

326:515
07/06/28 18:09:16
 メビウス・ゼロはシャアのリックドムに取り付かれ逃げ回るのに必死であり、2機のリックドムⅡはザフトに比べ
遥かにえげつない位置取りでAAへ波状攻撃を仕掛けていた。
 AAの必死の迎撃はことごとく回避され、次々とヘリオポリスへと命中する。

「なぜ、なぜ君が」
『お前こそ、何故そんなものに乗っている!』

 そんな会話をしている間に、ついにメインシャフトが瓦解、支えを失ったヘリオポリスは崩壊していく。
 同時にコロニーからシェルターが救命艇として射出される。

「うわぁー!!」
『キラー!』

 2機のGはヘリオポリスの崩壊とともに真空空間へと放り出された。

 ■ 赤い彗星 ■

「ちぃ、私ともあろうものがコロニーの崩壊を許すとは……功を焦ったか」

 崩壊するヘリオポリスを目の当たりにし、シャアはそう呟く。
 部下の2人もコロニーの崩壊とともに外に放りだされたため、帰還を命じている。

 相手にしていた連合のMAを見失い、連合の新造艦と思われる所属不明艦もデフリに紛れ、位置を見失っていた。

「しかも仕留めきれずに逃すとはな」

 シャアは仮面をいじりつつ思考をめぐらせる。

「さて、ザフトと所属不明艦……どちらを追う? シャア・アズナブル……」

327:515
07/06/28 18:13:34
以上、投下完了。

10回で規制が掛かるのか……次回から気をつけねば。

原作よりもあっけなくアスラン以外が全滅、ちょっとシャアが強すぎるかな?
一応、機体性能的に、シャア専用リックドム>リックドムⅡ≧シグー>ジン な感じです。

次回から相当展開が変わりそうです。

328:515
07/06/28 18:18:06
追記

ブライトを出すのはちょっと無理ですね。
一応、縛りとしてジオン公国関係者以外は出さないという風にしていますので。
だからクルツやグリンウッドなどは出ないやもしれません。

ゼロ・ムラサメもレイラのために出したいですがどうにも難しいです。

329:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 18:25:54
GJ

330:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 18:33:57
GJ!!!
エルメス!?ブラウ・ブロ!?下手すりゃあの小型エルメスまであるかも!?
ヤバイって、これ!!
本当に連合かザフト、どっちかが全滅するwww

331:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 18:43:29
GJ!
シーマ様たちも後ろに控えてんだよなぁ……
オワタ!

332:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 19:11:11
515氏GJ!
“中尉”って名無しかよ! いくらオリキャラとはいえ、いいのか?
新たなニュータイプはマリオンとハニャーン様か、クスコ・アル辺りかと思ってたがちょっと予想外の展開
でもシャアはハマーン“様”とは呼ばなかったと思うが、

とはいえ変態仮面、ジオンの気配にまったく気付かずとは、やはりニュータイプのなりそこないなのか?


333:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 19:16:14
GJ!

334:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 19:16:37
なぜみんな浮沈艦にしてしまうんだー!

335:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 19:28:33
>>332
いや、変態仮面はNTじゃないから。
強いて言うなら、カテゴリーF?(近親者と感応できるっぽいし)

>>515氏GJ!!です。

336:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 19:38:38
一応公人の娘さんで他人の目もあるからじゃないかな?
二人または三人の時だったら呼び捨てかもしれないけど

遅れながらGJ!

337:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 23:19:19
若も・・・もといロイは知りませんが
クルツは公式ではサイド3に居る家族のために連邦軍を辞めてジオン軍入った人ですから利用出来ますよ?

338:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 23:43:55
GJです!!
上で書き込んだブライトスキーです。
515氏も51氏も愚者の戯言を気にしてくれて感謝です。
お二人とも自分の思うがまま書いて下さったほうが
面白いと思います。
ブライトさんが出なくても応援してます!
頑張ってください。

339:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 01:34:32
515氏GJ!
マリオンは正規兵、はにゃーん様は一般人なんですね。
にしても、シャアとララァの掛け合いがガンダムさんっぽくてワラタ。
あと、アンディ、リカルドとアポリー、ロベルトの名前が両方使われてますね。
どちらかに統一すべきでは?

>>332
はにゃーん様は一般人なんでマハラジャ・カーンの御息女って扱いなんでしょ。

リックドムII があってエルメスもあるなら、シュネー・ヴァイスも直ぐに出てきそうだ。

340:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 03:23:49
>>339
シュネー・ヴァイスのファンネルは、エネルギーCAP技術が確立されたゲルググ開発以降になるんじゃないか?
おそらく連合のG情報を手に入れることでゲルググ登場となるんだろうが、

しかし言うべきではないかもしれんが、ヤキンドゥーエ戦ぐらいになるとガルバルディ、アクト・ザク、ヴァル・ヴァロが制式採用されてるんじゃないか?
講和条約結んで戦時じゃないからUCほどじゃないにしろ、SEED本編開始時で1年戦争からすでに1年過ぎてんだから、

341:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 07:20:43
連合の技術でザクを改修したハイザックが出てきたりして
展開次第ではどの勢力でも運用できそう?

342:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 10:07:24
マリオンたん14歳はにゃーん様12歳。
赤い人のろりこん疑惑はCEではもはや確定事項ッ!

ぜひボウヤなひとのコメントを聞きたい。

343:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 11:58:37
GJです。
ただ・・・ザンジバルのMS最大搭載数って6機なんですが・・・
やっぱり『シャア専用』ってことで特別なんですかね?(笑)

344:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 13:08:30
あんま詳しくは知らないが
ゲームの搭載量を正式なものとは考えないほうがいいよ。
ムサイが三機のみだからな…。
あれはあくまでもゲームバランスを優先してるんだろ。


345:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 13:17:12
隼って言うから、てっきり漫画版のブルーにでてきた人かな? って思ってたが、あの人隼じゃなくて荒鷲だった 誰だろ?

346:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 13:22:42
ゲームで言うと、最大6機てのもおかしいんだけどな。
量産機は1ユニット3機だから、ゲームのザンジバルは最大搭載数18機になる。

ぐぐったら、標準6機、最大12機って情報もあった。
問題ないんじゃないか?

347:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 13:56:34
つまりジオン驚異のメカニズムでFA?

348:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 14:15:12
4次元格納庫でおk

349:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 14:34:42
設定スレではないのでそれ位おおらかで良いのでは?
515氏の世界ではザンジバルは12機搭載可能。

実際はどうかって?
自分でググるか、軍事スレにいこう。

隼中尉はオリキャラでしょうか?
隼と聞いて気のいい巨漢坊主を想像していた…。

350:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 18:40:54
実際の空母も標準の搭載数より無茶して詰め込むからなぁ。

351:51氏、515氏とはあまり関係なく
07/06/29 19:17:20
ZEON・GUNDAM

 正確には、「ZEONic General system UNiversals Dynamics and Advanced Mobil suits」、
「ジオニック製標準OSを搭載した、高機能かつ汎用なモビルスーツ」の略称である。

 C.E..71年の時点で、モビルスーツのOSは、ジオン軍が標準として使用している、ジオニック
社開発のものが最も完成度が高かった。UIの洗練度などでザフトのものがより上とする意見
もあるが、「とりあえず動かすだけなら(訓練を受ければ)誰でもできる」「コーディネィター、ナチ
ュラルを問わず幅広い人的資材からMSパイロットを選出できる」、すなわち統合環境として、
OS本来の意義を考えれば、ジオンのものが「唯一」完成されていたと言っても過言ではない。
 連合はハードウェアの能力は高かったが、それを中枢として環境を提供するOSがPoorで
あり、話にならなかった。ザフトのOSはコーディネィターでなければ扱えない代物で、この点
では連合と大差ないものをパイロットの能力で補っていたに過ぎない。
 この差は、ジオンが宇宙空間での作業用に、多肢間接制御の研究を早くから行っていたと
いう点にもあるが、何より民間企業であるジオニック社によって開発された、という点が大きい
であろう。同社にとってMSとは“商品”であり、より大きな需要を開拓できなければ意味がな
いからだ。

 しかし、順調に見えたジオンのMS開発も、この時期は行き詰まりが見え始めていた。名機
MS-06ザクはしかし、ザフトの新世代MS投入で見劣りするようになり始めていた。MS-07グ
フ、MS-09ドムは基本的には地上戦用で、宇宙戦仕様も開発されたがつなぎに過ぎない。ザ
クに高機動性能を与えたMS-06R系も企画されたが、すでにシャシーとして限界の来ている
ザクを無理に高機動化させたため、ピーキーな操作性となってしまい、コーディネィターですら
その手に余る代物になってしまった。
 最終的に、ザクに代わる新フレームに、大出力のジェネレーターを搭載した汎用MS開発が
進み、ジオニック社のXMS-14(後のゲルググ)、ツィマド社のXMS-15(後のギャン)が有力な後
継機とされ一応の目処はついた。しかし、MS-06ザク(さらに遡ればMS-05旧ザク)の時代に
は重要視されていなかった、MS同士の格闘戦に対する比重が重くなるにつれ、高機動性の
確保は必須となっていた。そのため、それぞれ軽量化の対策を採らざるを得なくなった。結果、
前者は見た目に反して装甲が薄く、対ビームコーティングされたシールドを抱えざるを得なく
なった。後者は主兵装として大出力の銃器の搭載を諦め、本来の開発意図である対艦攻撃
機としてのMSの性能を減じる結果になった。と、両者それぞれ次期主力MSとしては問題を抱
えることになった。

352:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 19:20:28
つまりキラとアスランは海兵隊の(ry

353:51氏、515氏とはあまり関係なく
07/06/29 19:22:20
 そんな折、ジオンは連合が開発していたMS、G兵器、GATシリーズの資料の奪取、機体の
鹵獲に成功する。これらを解析した結果、カタログスペック上、動力性能、装甲において革新
的と言える能力を有しているが、それらを統合するOSがプアであるため、実用には耐えない
との結論を得た。
 しかし、ハードウェアとしての要素は優れているため、これらを基にし、ジオン軍の標準OS
上に載せることができれば、個々の要素のスペックは若干下がるだろうが、完成度の高いO
Sの恩恵で、高性能かつ完成度の高い機体の開発が可能になるとも報告された。

 かくて、4種のZEON・GUNDAMが試作された。と言っても、連合や、ザフトのそれのように、
「金食い虫」の超高性能ワンオフ機にあるまじき、汎用性を犠牲にした特化機体ではない。
 ジオンは同じコロニー国家であるプラント同様計画経済を敷いていたが、プラントの共産主
義的なそれに対して、あくまで『資本主義を原則』としてものである。ジオニック社とジオン軍
部の癒着はあったものの、これほどの一大計画ということもあり、主要MSメーカー4社にそれ
ぞれ、独自の解釈と試作を命じたのである。

 ZEON・GUNDAMは、ともすれば過剰な装備を施しているGATシリーズ、あるいはザフト・ガ
ンダムと比して、比較的シンプルな固有装備となっており、それも共通化されている。
 ・MS-BW14Adv1「イェーイヴェル」ビームライフル
 ・BS-N01「エイン・クシャート」ビームサーベル
 ・MS-13CIWS01 12.7mm自動対空機銃……通常、左肩間接部に装備
 ・FF-Zeonic 20mm機銃
 ・210mm15連装ミサイルラック「ネーベルベルファー」
 ザフトや連合に対抗して固有名をつけてはいるが、ビームライフルは「誰にでも使える」のド
イツ語訳「Jeder ist verwendbar」の頭の韻をとって略したもの、同じくビームサーベルは「刀」
のドイツ語訳であり、あくまで汎用性を前面に出していることをアピールしている。FF-Zeonic
は20世紀中頃に開発されたエリコンFF20を元に宇宙戦用に炸薬・銃身を変更したもので、
けん制用の仕込み武器として使用される。「ネーベルベルファー」ミサイルラックは、基本的に
固定武装ではなく、ランチャー自体は使い捨てである。
 また、胴体をコクピットと動力炉を包み込むようなPS装甲のカプセルとし、四肢の部分につ
いては従来通りの装甲材をムーバブル構造化して強化している。

 以下、各メーカーの期待について解説する。

354:51氏、515氏とはあまり関係なく
07/06/29 19:23:54
MS-G01 「アンプフィビィェン」~スウィネン・ガンダム
 水陸両用モビルスーツ、MSM-04アッガイを開発したスウィネン社の手になるZEON・
GUNDAM。基本的に汎用機として開発されているZEON・GUNDAMシリーズの中では例外的
に、後々水中用へと発展することを視野に入れている。ドイツ語で両棲類を示すAmphibienを
機体名としているのも、その為である。
 上腹部にウェポンベィを備えており、ここに37mm機関砲、80mm機関臼砲、対装甲ロケット
弾用セミオートランチャー(もちろん、さまざまな弾頭を装着可能)、小型メガ粒子砲を搭載する
ことが可能になっている。
 他に特徴として、自社に核融合エンジンの開発・生産技術を持たないスウィネン社は、アッ
ガイ同様、ジオニック社のジェネレーターのOEMに頼らざるを得なくなった。この為、既存品で
あるグフのジェネレーター2基を搭載している。こちらもアッガイ同様、ジェネレーター1基をカ
ットすることで発熱を抑え、サーモグラフィーによる捕捉を困難にすることが可能である。
 他、アンチビーム・バックラーを左二の腕に固定している。ナツメ型の滑らかな形状をしてお
り、やはり水中用を意識したと思われる。アンチビーム・バックラーの下にFF-Zeonic20を仕
込んでいるが、小型ビーム銃に変更可能である。
 なお、頭部はカバーガラスにてツインアイ風に見せかけているが、その下はモノアイである。

MS-G02 「ライゲル」~ツィマド・ガンダム
 ツィマド社はMS-15シリーズでの失敗を教訓に、基本的にMS-15に類似した構成としつつ、
補助火器類の充実を図ることとした。
 MS-15の特徴とも言えるロケットシールドをさらに実戦的な武器として見直したアンチビー
ム・ランタンシールドを搭載。これにはヒートダガー、ビームダガー、37mm機関砲(ショートリコ
イル)のいずれかを装備可能とした。ビームダガーは専用品で、ビーム銃としても使用可能だ
が、ビーム粒子カートリッジは3基までしか装填できない。また、アンプフィビィェンと共通の小
型ビーム銃も装備可能である。
 また、左脇腹部分にも掃射用として使用できるFF-Zeonic20を装備している。
 なお、名前は恒星「リゲル」のドイツ読みであり、ジオンのエース「青い巨星」ランバ・ラルと
かけたものである。ツィマド社としては実戦用1号機をラルに託したかったようだ。

355:51氏、515氏とはあまり関係なく
07/06/29 19:26:19
MS-G03 「シュトゥーカ」~MIP・ガンダム
 ビーム兵器に造詣の深いMIP社の手になるZEON・GUNDAM。それを象徴するかのように、
固定武装として右脇腹部に小型メガ粒子砲を装備している。
 アンプフィビィェンのものに比べても大出力であり、対PS装甲を意図したことが見て取れる。
また、艦船に対しても充分有効であり、戦闘機と言うよりも攻撃機としての活躍が期待できた。
第二次世界大戦で猛威を振るった急降下爆撃機の名を冠されているのもその為である(ただ
し、ギレン・ザビはこの命名があまり気に入らなかったようだが)。
 また、サブウェポンとし右側頭部に搭載される掃射用・けん制用の火器も、MIP社らしくビー
ムバルカンを装備している。シールドは変形円型の小型アンチビーム・バックラー。

MS-G04 「ゾルダーテンランゲ」~ジオニック・ガンダム
 なんといっても大本命、ジオニック社のZEON・GUNDAMである。言うなれば「王道」。大型の
アンチビーム・シールドを装備し、格闘戦を前提にした構成である。
 固有の補助武装も、自動対空機銃と、左手装甲に仕込んだFF-Zeonic20の他、オプション
で127mm対装甲セミオート・ライフル「オイト」が用意されているのみである。
 ジオニック社は刃物系の武器で格闘戦を意識しながら、過剰装備気味のGATシリーズに対
し、格闘戦に特化した機体をぶつけることを考案したのである。また、汎用兵器としてのMS
の特性上、固有武装で足りない分は後付けのオプションで補うと言う思想もあった。
 試作1号機はXMS-G04「ゾルダー」と呼ばれ、未完成のツインアイ頭部の代わりに後のリッ
ク・ディアスのようなモノアイの頭部を搭載していた。この姿を「赤い彗星」シャア・アズナブル
はいたく気に入り、量産化改造の上で自機としたと言う。

356:51氏、515氏とはあまり関係なく
07/06/29 19:28:43
>>351,353-355
なんか仕事中にいろいろ電波が降りてきたのをまとめてみました。
お目汚しでしたら失礼おば。

357:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 20:54:51
GJ!
妄想するとわくわくするなあ、面白い。

358:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 21:24:31
ホワイトベースも片側3機合計6機だけど、メンテナンススペース込みだからね。
結構スペースがあったし搭載するだけなら倍は載せられると思う。
ザンジバルだって同じでしょ。 ムサイはギリギリっぽいから無理そうだけど。

359:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 21:30:30
そういえばシャアの部隊に配属されていた
デニムとスレンダーは配置換えかな?
ソロモンではエルメスの護衛してたけど・・・。


360:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 22:08:23
変態仮面同士の顔合わせはあるのでしょうか!?

361:51
07/06/29 23:06:25
32-3(1/2)

「まさかこれほどまで厳しくなるとは……」
 ジャンは周囲を確認しながら、グフ・カスタムと相対していた。
 戦況は完全にジオンに傾いている。ドミニオン大破がそれを物語っている。
 アークエンジェルは健在だが、直援は新兵の2人。スカイグラスパー隊はセイラが離脱したことによって、
倍の数のドップと渡り合っている。
 キラも支援に入るが、ストライクもたった1機でドタイ部隊を相手にしなければならない。
 モーガン、ジェーン、ゼロの3人はグフ・フライトタイプに完全に拘束され身動きが取れない。
 エドは既にやられ、レナが救援へ向かったが、彼女でもジオンのエースに勝てる確率は五割程だろう。
 余裕があるのは自分とムウぐらいだ。
「フラガ少佐、申し訳ないのですが、イメリア大尉を助けにいけますか?」
「冗談言うなよ……おりゃ! コイツ腕一本でも……どりゃ! 結構やる……うおっと!?」
 ムウが相手するニムバスは、ゼロをイラ付かせているグフ・フライトタイプを見て何か思いついたらしい。
俄然張り切りだしたようだ。ヒートサーベルを狂ったように振り回し、イージスを圧倒し始めている。
「……仕方が無い」
 ジャンは相手にしていたグフ・カスタムの脚部を切断した。これで敵機は動けない。
「私が支援に行きます。少佐、後は頼みます」
「ちょっと待てぇぇぇっ!!」
 理不尽なジャンにムウの咆哮が響いた。

「おのれ、止めを刺さんつもりか!」
 グフ・カスタムに搭乗しているグレン・ステンセル大尉は唇を噛んだ。
 この連合のパイロットは哀れみのつもりか自分を生かそうとしているらしい。先程からの戦闘も、随所に
手を抜いている感があるのだ。
「このまま行かせては―」
 グレンはノリスが直々にグフ・カスタムを与えられた男だった。階級が上の士官もいる中で、ノリスは自分
を選んでくれたのだ。しかもノリスと同じ機体にである。グレンとしては感激の極みだった。そのため何とか
期待にこたえようと踏ん張ったが、連合のパイロットは運悪くにも“煌めく凶星「J」”。白く塗られた機体に
終始翻弄され、最後は情けをかけられた。これ程の屈辱はない。
「―大佐に申し訳立たぬ!」
 グフは背部スラスターを全開にすると、地面を擦りながらデュエルダガーへ突っ込む。
「!?」
 側から見れば不気味な動きだが、それが功を奏した。一瞬ではあるがジャンの動きが止まったのである。
 グレンはその一瞬を狙って、腕に仕込んだヒートロッドをデュエルダガーに飛ばした。その先端は一直線に
デュエルダガーの右足に張り付いた。
「なっ!?」
 ジャンは咄嗟にアンカーを振り払ったが、流された高圧電流が右足の機能を完全に奪う。デュエルダガーは
バランスを崩し、地面に倒れてしまった。
「油断した」
「これで互角! 続きといこうか!!」
 ヒートサーベルを抜き、這いずりながらデュエルダガーは迫るグフ。その執念はすさまじいものである。
「……致し方ないか」


362:51
07/06/29 23:09:06
32-3(2/2)

 ノリスとレナの睨み合いは、今だ続いていた。
「さあ、どうする!? 連合のパイロット!!」
 ノリスは叫びながら35mmガトリングをバスターダガーに放った。
 レナはそれはかわしながら、思考を巡らせる。
「本っっっ当に、エドの奴使えないわね」
 愚痴っても仕方がない。エドの機体は敵の手の中にあるのだから。
「……でも、このままじゃ埒が明かないわ」
 本格的にエドを見捨てることを考え出す。このグフは間違いなくエースだ。ジオンの欧州方面軍一の技量を
持つと言っても納得できる。自分がサシで戦ったとしても、勝てるのは難しい。
 敵機がエネルギーか弾切れを起こすまで耐える方法もある。しかし今アークエンジェルを護衛しているのは
サイとトールのみ。ドタイもアークエンジェルに狙いを絞っている。自分も支援に向かわなくてはならない。
「エドには悪いけど、これも戦争よ」
 レナは決心をつけた。エドを見捨ててグフを撃つ。
 このまま対峙しても事態は進展しない。それにこのエースパイロットを放置すれば、何人のMSパイロットが
犠牲になるか分からない。今ならエドだけで済む。
「悪く思わないでね」
 そして収束火線ライフルをグフに向けた。しかし次の瞬間、グフはエド機を無視して飛び退いた。

 ノリスは何が起きたのか理解できなかった。バスターダガーが銃口を向けたことは問題ではない。
 一瞬。
 そう一瞬だけモニターに光が映ったのだ。それが何か理解する前に、ノリスは機体を動かしていた。案の定、
さっきまで自分が立っていたところを徹甲弾が掠めた。コックピットを狙ったものだろう。
「狙撃ッ!?」
 ノリスが状況を理解している間に、レナは次の行動に出ていた。
 エド機を離れたグフにライフルを連射する。
「チィッ!!」
 ノリスはドミニオンの影に身を隠す。
「……これ以上の戦闘は無理か」
 ノリスの考えた作戦は、木馬を行動不能にすることが目的だった。
 木馬は鉱山基地への奇襲、言い換えれば後方撹乱が目的だ。ノリスとしてはそれを阻止しなければならない。
だがそれは、木馬を撃沈させる事とは等しくない。つまり行動不能にするだけなら、従来のMSで対応できる。
「やはりドムは必要なかったな、マ・クベ中将」
 ノリスはドム2個中隊を前線への救援に向かわせていた。彼らがいれば多くの将兵が救われる。
「味方の損害は多いが、木馬を1隻行動不能にした。作戦は成功と見なす」
 言うとノリスは撤退の信号弾を上空へと放った。


363:51
07/06/29 23:13:36
一先ず戦闘終了
連合の損失は、
デュエルダガー2機
スカイグラスパー1機
105ダガー1機
ドミニオン中破
となっております。

報告
スパロボ週刊に入るので次の投下はいつになるか分かりません。

364:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 00:09:51
GJ!
贅沢を言えばAAも中破位はさせておきたかったですな。

>スパロボ週刊に入るので次の投下はいつになるか分かりません。
無問題です。
私も同じですから。

365:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 00:17:58
ノリスは流石に引き際も考えてるな・・・
それにしても、AA,ドミニオン足止めにドムも必要ないってやっぱ凄いわ

366:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 11:45:01
51氏GJ!
これでAAが帰ってくれればノリスとすれば御の字なんでしょうけど、更に進んだらどうするんだろ。

足止めではなく両艦撃破ならドムが必要だったんだな。
マ・クベは撃破して鹵獲してこいってつもりだったのかも。

367:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 16:26:25
連合ドリームチームはあっさり敗北か。ノリスたちとの技量差がこれ程とはなぁ・・・
オデッサ主力部隊の運命がもう第八艦隊にダブり始めましたよ

368:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 22:19:29
515氏の小説を再度読み直してたんだが、サイド7に3機の、それも赤いリック・ドムに乗って、しかも目標の一つは連合の新開発MS、
どっかで見たような...と思って見てたが、Zガンダムの導入部をなぞらえていると考えれば、納得がいく展開

ZではMK-Ⅱを奪取することに成功するが、此方の場合、ザフトと連合どちらに狙いをつけるのか楽しみ

369:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 22:22:47
やっぱりゼロが一人に完全に抑えられたのが痛いな


370:通常の名無しさんの3倍
07/07/01 01:07:39
そういえば、ゼロが戦果を上げられないと、強化人間プロジェクトそのものが解散するんじゃないか?


371:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 12:55:08
つか狙撃したの誰よ?

372:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 15:04:48
スマン
間違えて上げてた

373:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 22:10:31
保守

374:51
07/07/04 20:33:10
32-4(1/2)

「引いていく……?」
 グフを殿に撤退を始めたジオン軍を見てレナは安堵した。
「やれやれ。しかし、あの狙撃は一体誰が……」
 方向から狙撃位置を割り出すと、そこには1体のライトニングダガーが砲を構え立ち尽くしていた。
肩に書かれた番号から、それがサイの機体であることが確認できた。
「アーガイル伍長……」
「た、大尉。大丈夫でありますか?」
 通信からはサイの興奮した声が聞こえた。
 あの時、援護に向かうジャンの機体が破壊されたことにより、サイが代わりに駆けつけたのである。サイの
能力は総合ではトールに劣るが、射撃だけは上回っていた。ジャンは新兵とは思えない射撃能力を持つサイに
支援を任せた。案の定、彼の狙撃によってレナはエドを見逃さずにすんだ。
「キャリー中尉に代わって援護に来たのですが、拙かったでしょうか……?」
「構わない。助かったわ……」
 レナはねぎらいの言葉を掛け、通信を終えると不機嫌になった。あのままでいたら自分はエドを殺していた。
それを新兵のサイに助けらたという事実がレナのプライドに小さな傷をつけた。
「私としたことが……」
 それでも助けられたことに代わりは無い。サイを侮蔑することはしなかった。
 レナは何かを振り払うように横たわったソードダガーに向けて通信を送る。
「エド、生きてる?」
 返事が無い。ソードダガーに損傷は無いから、電源自体が落ちていると考えられた。
「ヒートロッドにやられたか。グフと戦うときはあれ程注意しろと教えたのに……」
 不機嫌なレナは更に不機嫌になった。
 とりあえず動けないソードダガーを回収しながら、エドへの厳しい懲罰を考えるレナであった。

「サイ! トール! 無事で良かった」
 アークエンジェルに帰還したキラは喜び勇んで2人に駆け寄った。
「そう簡単にやられるかって!」
「後ろで撃ってただけだからね……」
 この戦闘でトールはMSを2機撃墜、サイは戦闘機および爆撃機を3機撃墜、MSを1機撃破していた。
 キラが撃ちもらした特攻隊をそれぞれが撃ち落した結果である。MSの乗ったドタイは重量が増したことに
よって動きが遅くなっており、トールがMS、サイがドタイを分担することで、この戦果を上げれたのだ。
「それでも初陣でこの戦果はたいしたもんだ」
 マードックがねぎらいの言葉をかける。2人はテレながら頭をかくが、キラは浮かない顔をした。
「でもこちらの被害も大きいですよね。セイラさんも……」
 キラの言葉にうなだれる面々。
 セイラは戦闘機2機を撃墜するも乗機は小破した。本人に怪我は無いが、1つ間違えれば命はなかっただろう。
他の損害はドミニオン中破。デュエルダガー2機大破、1機中破。105ダガー1機小破。スカイグラスパー1機大破、
1機小破といった内容だ。
 キラ達はこれからが厳しい戦いに不安になり始めるのだった。


375:51
07/07/04 20:35:54
32-4(2/2)

 ニムバスはミンスクに戻るなり、報告もせずグフ・フライトタイプに駆寄る。目的はグフのパイロットだ。
「間違いないNTだ!」
 ストライクを華麗な操縦で翻弄したグフのパイロットを、ニムバスはNTと断言した。
「やっと見つけたぞ。騎士になるべき存在を……」
 ニムバスは興奮気味にパイロットの所へ向かった。
 彼は子供の頃から母親に“NTの騎士となれ”と教わっていた。彼女は亡命したコーディネイターでジオン・
ダイクンの思想を盲目的に信じていた。だからこそ息子にNTと繋がりを持たせようとしたのだ。
 ニムバスも騎士になる夢を見ながら軍に入隊した―のだが軍に入ってもNTなどには会わなかった。
 コーディネイターの友人は、ジオン国民こそNTだと息巻いていたが、ニムバスの目にはそうは映らなかった。
現に最初の上官は自分の保身しか考えない輩であったし、周囲の人間にも碌な奴がいなかった。
 赤い彗星など、NTの噂はよく聞くが彼は会ったことがないので判断できない。そんなこんなのうちに、彼は
左遷され、現在に至っていた。
 そのニムバスの前に現れたパイロットの操縦は、敵の動きを完璧なまでに読み、当たり前のごとく回避する
という、MSとはあそこまで動けるものだったのか、と感心させる程に美しかった。
 初めて目にしたNTの存在に、ニムバスは周りが見えなくなっていた。
「おおっ!」
 グフのコックピットから出てきた人物は、ニムバスが出撃前に出会った少女だった。
 ニムバスは周囲の人垣を掻き分けると、少女の前にひざまずいた。
「名をお聞かせ願いたい!」
 突然のニムバスの行動に、彼女は驚く。
「……マリオン、マリオン・ウェルチ」
 ニムバスの剣幕に恐る恐ると口にした。
 名を聞いたニムバスは、何と良い名前なのだろうと考えると、誰も予想し得ない言葉を言った。
「私がマリオンの騎士となろう」
 聞いていて恥ずかしいセリフを口にする。
 周りにいた整備兵やNT研究者達は呆気にとられ、口をポカンと開けている。
「私はハーフだが、ただの純潔種には負けん。だからこそ……」
「キモイ」
「なっ!!!」
 マリオンはそれだけ言うと急ぎ足で逃げ出してしまう。ニムバスはその姿を唖然と眺めるしかなかった。
 ちなみに、この日からニムバスはロリコンだとする噂が広まったのは言うまでもない。


376:51
07/07/04 20:37:18
人が居ないね……
これもSRWの関係か……

サイ:ガンファイトand援護攻撃持ち
ニムバス:やっぱりおかしな方向へ

な今日の投下でした。

377:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 20:42:04
GJ!!

378:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 20:49:25
三文字ワロタwwwww

379:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:02:39
でもごく自然な反応だよなw

380:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:20:45
51氏GJ!
ニムバスってある意味でマッチモニードと同レベルで危ない人だよなぁ。
マリオンの今後に幸あれ。

381:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:24:23
きもいってw











俺も言われてみたい

382:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:28:11
デブヲタニートの俺からで良ければ・・・・

>>381
きもい

383:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:30:57
ロリコンのレッドショルダー・ニムバス

384:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 22:27:02
だが、それがいいw

385:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 23:18:47
EXAMに囚われてる正史より活き活きしてるなw

386:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 23:59:18
投下乙!
サイは射撃スキル有か・・・
レナが言うとおり、サイの狙撃のおかげでノリスが引いてくれたのか
地味にサイ蝶GJだな

387:通常の名無しさんの3倍
07/07/05 09:03:36
>>386
でも(能力的に)生意気な新兵として、上官の心証は悪そうだw
初陣で地味に活躍したトールとサイ、生き延びることが出来るかGJ

388:通常の名無しさんの3倍
07/07/05 21:10:29
>>380
ニアーライト少佐「冗談じゃないわ!あんなのと一緒にされるなんて!!」

389:通常の名無しさんの3倍
07/07/05 23:22:06
GJでした。
相手が戦闘機でも3機落としたらエース認定もらえるのかな、この世界って。
もしそうならサイは初陣でエースになれるのだが。

390:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 00:27:49
エース認定は5機、敵がヘタクソで撃墜数が多くなるドイツだと10機じゃなかったか?二次大戦の話だけど。

391:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 02:00:54
>>390

大元は10機、アメリカが基準を5機にしてそれ以降エース=5機以上撃墜、らしい。
しかし現実世界で300機以上撃墜とか戦車300両以上とかのエースがいるドイツって一体なんなんだw

392:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 02:22:51
たしか部隊の平均撃墜数が百を越えた連中もいなかったっけ?

393:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 03:26:37
WWIIなら、アメリカにも結構無体なのがいたような。
日本は、数はともかくB-29に体当たりして生還とかあるな。

394:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 04:53:04
敵機を主翼でぶった切って生還、という人もいなかったか?>日本

395:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 05:33:10
>>391
そんだけ当時のソ連兵がへぼでなおかつキチガイじみた数いて
なおかつ味方は絶望的に少なかったということだよ。
後機体が頑丈でかつ下が陸だから撃墜されてもパイロットが生還できたことがある。
日本はしたが海で機体が柔、かつ救出をろくに考えてなかったから
一度撃墜されればそれでおしまいになるから数がどうしても少なくなる。
アメリカはもともと数が多いしちゃんとローテーション組んで戦闘、後方での
訓練教官、休暇とやるから出ずっぱりのドイツや日本と比較すると個人の戦闘時間が
短いから撃墜数が少なくなる。


396:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 12:59:29
基本防御側の撃墜数があがるのは当然、なんてったって索敵が必要ない、相手から来てくれる
此処で一言
「こいつはいい!どっちを向いても敵ばかりだ! 狙いを付ける必要もないくらいだぞ! やってやれ、撃ちまくるんだ! 」



397:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 17:02:30
ソ連の偉い人が言ってた

「向こうに百万発の銃弾があるならばこちらは二百万人で攻めればいい」

ユーラシア連邦もそれぐらいやれよ。

398:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 18:47:30
「こちらの艦隊は3万隻、敵は2万隻、敵軍ことごとく葬って なお1万隻余るじゃないか」
なんか数というものはすごい物だ

399:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 19:32:30
まあ、性能同じで正面から殴りあいって条件あるが、
ランチェスター方程式当てはまれば2万くらい生き残るんじゃないか?
基本的に戦争は数だよ、数

400:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 19:33:45
>>395
それ以外にももちろんパイロットの技量もあったしなw
ルデルとかwwwwwww

401:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 21:14:33
独裁国家以外ではできないだろ<向こうに百万発の銃弾があるならばこちらは二百万人で攻めればいい
やった後は財政破綻と政権崩壊しか残らんぞ。

オーブなら文句はでないかもしれないが、あそこは人口少ないからそもそも無理だし。

402:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 22:07:05
>>401
WW1の頃だと、独裁国家のみならずどこでもこんなメンタリティ。
しかも寸土も取れないんだよね

403:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 23:45:02
>>402
ウラー の掛け声があればこんなこと簡単w

404:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 00:06:27
51氏の話だと、そろそろジオングができててもおかしくなさそうだが、
最初から足なし設計なのか、それともパーフェクトが前提なのか妙に気になる

405:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 14:25:49 s4lInd1H
>>401-3 旧ソ連、中共、北朝鮮みたいに督戦隊作ればヨロシ

406:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 18:25:09
んじゃ俺はリクームね

407:515
07/07/08 08:46:17
お久しぶりです。
しばらくゲーム三昧な日々でした。

では投下します。

408:515
07/07/08 08:47:28
Zion-Seed 第22話 PHASE-04『サイレントラン』


 ■ 彗星と蜉蝣とレムおじさん ■

「……以上がヘリオポリス崩壊の顛末です」
『おやおや、コレはまたひどい……』
『少佐、住民の避難状況は? なんなら輸送艦の手配もしなきゃならないよ』

「一応ほとんどの住民がシェルターへの避難を終えていたようです。救命艇回収用の輸送艦の手配お願いできますか?」
『お役所仕事は大佐に任すよ』
『OK、任されよう。ハッハッハッ、これでオーブへの外交カードが一枚増える♪』

「ありがとうございます」
『しっかし、アンタがしくじりをやらかすとは珍しいね』
『中佐、若いときの失敗などあって当たり前、要はいかに失敗から学ぶかだよ』

「では、これより我が隊は救命艇の回収をおこないます」
『フフッ、自分を騙せないような嘘はつくもんじゃないよ?』
『そうだね。後のことは我らに任せて少佐はなすべき事をするといい。宇宙でコロニーを破壊するという事が、どういう
事態を引き起こすか、愚か者によく思い知らせるように』

「……ご配慮、感謝します。これより我が部隊はザフトの追撃に移ります」
『叩きのめしてきな!』
『たか~い授業料を払わすように♪』

409:515
07/07/08 08:48:49
 ■ 変態仮面 ■

「このような事態になろうとは、いかがされます? 中立国のコロニーを破壊したとなれば、評議会も……」
「地球軍の新型兵器を製造したいたコロニーが、どこが中立だ」

「しかし……」
「住民の殆どは脱出している。さして問題はないさ、血のバレンタインの悲劇に比べれば、な」

 こう言われるとアデスとしても返す言葉は無い。
 それほどまでに血のバレンタイン事件はプラント住民のナチュラル憎悪の元であった。

「敵の新造戦艦の位置は、つかめるか?」
「……まだ、追うつもりですか?」

 オペレーターの芳しくない返事を聞きながら、アデスは隊長のクルーゼがまだ地球軍の新造艦を追うつもりである事に
驚いていた。
 こちらにはもうMSが無いと告げると、自信満々で奪取機体を用いると返答される。
 再び声に詰まるアデス。
 データを取れればもうかまわんさ、と軽く言うクルーゼだが、その場合このヴェサリウスがプラント本国に帰還できな
ければ意味がない。

「帰還すべきです。地球軍相手であれば奪取機体を用いての戦闘も可能でしょうが、ジオンも相手となればこの情報を
本国に持ち帰るのを優先すべきです」
「……」

 クルーゼは怯むことなく奪取機体を用いてのAA追撃を行おうとしていたが、ジオンの介入により事態はそれどころでは
ない。
 しぶるクルーゼであったが、アデスにこれ以上隊のザフト・レッドを失うと評議会の査問ではすみませんよ? と言われ
ると、流石にこれ以上は無理か……と溜息をついた。

「この宙域より離脱する。ガモフにも通信を送れ、撤退だ」

410:515
07/07/08 08:50:22
 ■ ■

 ヴェサリウスへと帰還したアスランは通路の窓から外を見やり、崩壊したヘリオポリスの残骸を眺める。
 脳裏に浮かぶのは連合のMSに乗る幼馴染の姿。

「バカヤロウ……なんで利用されているだけってのがわからないんだ」

 そう呟き、歩を進める。
 ロックを解除し部屋へと入る。いつもアスランと会話を交わしていたラスティはもういない。
 私物がまとめられ、ベッドの上に置かれているだけだ。

 それを確認し、力なくベッドに倒れこむアスラン。
 脳裏に浮かぶのはラスティに、先の戦いで失った3人のパイロット達。

「ラスティ……ミゲル……」
「ん? 呼んだか?」
「……うぇおぁーーーーーー!?」

 その声に驚いてベッドから飛び上がる。すると頭と腕に包帯を巻いたミゲルが、扉に寄りかかるようにしているではないか。

「ミ、ミゲル……生きて?」
「おう、足はついてるぜ……って、勝手に殺すなよ」

 そう言ってミゲルはにやりと笑う。
 どうやら赤い彗星に機体を真っ二つにされたとき、咄嗟に機体をひねってコクピットへの直撃を避けたらしい。
 器用なものである。

「ま、セーフティーシャッター様様ってワケさ」

411:515
07/07/08 08:52:03
 ■ またまたまた超人類(笑) ■

 宇宙空間に放り出され、ヘリオポリスが崩壊していくさまをリアルで見せられたキラは恐慌状態に陥っていた。

「こんな、こんな……」
『X-105ストライク、応答せよ! X-105ストライク、聞こえているか? 応答せよ! X-105ストライク……』

「ヘリオポリスが……壊れて……どうして……」
『X-105ストライク、X-105ストライク、キラ・ヤマト! 聞こえていたら、無事なら応答しろ!』

 通信から流れるナタルのかなり必死な呼びかけにも、しばらく反応できなかったキラであったがようやく正気に返り、AAへと
返信する。
 その返事に胸をなでおろすナタル、一息で気を取り直しキラに帰還するように指示を出した。
 ナタルの指示を聞いたキラは、崩壊したヘリオポリスを見て両親の無事を祈る。
 そして機体を動かそうとした時に救難信号をキャッチする。

「あれ、ヘリオポリスの救命ポット!?」

 ■ ■

「ただいま帰還しました」
「おう、お疲れさん。やっぱ、赤い彗星は怖いねえ、生きた心地がしなかったぜ」

 一足先にメビウス・ゼロはAAへと帰還していた。
 現在、AAには佐官が不在で4人の尉官しかいない。また下士官含めて十数名でこの巨艦を動かすのは、無謀としか言い様が
なかったが、それでもやらねば生き延びれなかった。

「大尉、本艦はまだ戦闘中です!」
「お、悪い悪い。ザフトとジオンの動きはつかめそうか?」

 いつものように部下を出迎えに艦長席を離れたムウをマリューが叱責する。
 悪い悪いと頭をかきながらムウはザフト及びジオンの動きを尋ねるが、返答は芳しいものではなかった。

412:515
07/07/08 08:57:16
「どうしますか? 大尉……」
「また攻撃受けたらどうしようもねえもんな~、最大戦速で振り切るってのは? かなりの高速艦なんだろ?」
「ですが、隊t……艦長代行、ザフトにはナスカ級がいますし、ジオンも赤い彗星の母艦はザンジバル級です。振り切るのは
きびいしいのでは?」

 AAの艦橋ではCICにつめるナタル以外の士官3人が無い知恵を絞って、今後の方針を協議していた。
 所謂ハルバートン派のマリューは一刻も早く地上への降下を考えていたが、ムウは降伏もありなんじゃない? と苦笑しながら
ジオンへの投降も一つの道だと提示する。
 だが、AAにG兵器は地球軍、中でも大西洋連邦がその技術を結集してのものである。
 初期から開発に関ってきたマリューには投降は受け入れられるものではなかった。
 中尉としても降伏は好ましいものではなかったが、では代案は? と聞かれれば良い案は全くなかった。

「なんだと!? ちょっと待て、誰がそんな事許可した!」

 三人の話し合いはナタルの声により中断される事となった。
 マリューの問いかけに、ナタルはX-105ストライクが帰還したことを告げる。
 そして、その際に救命ポットを保持しているという事を。

 ■ ■

『認められない!?』

 漂流していた救命ポットを運んできたキラは、ナタルの返答に憤る。
 推進部が破損し、漂流していた救命ポットを放り出せと言うのか!? キラの地球軍に対する不信は絶賛上昇中であった。
 
「すぐに救援艦が来る! AAは今戦闘中だぞ、避難民の受け入れなどできるわk……」
「いいわ、許可します! よろしいですね、艦長代行?」
「お、おう。許可するぜ~」

「ラミアス大尉、艦長代行?」
「今こんな事でもめて、時間をとりたくないの」
「収容、急げよ~」

 X-105ストライクの収容作業がおこなわれる中、今度はナタルも交えてAAの今後の方針を協議する事となった。

413:515
07/07/08 08:59:24
 マリューが再びAAとX-105の重要性を説き、大西洋連邦司令部までの搬送を行わなければならないと力説する。
 その言葉に2人のパイロットの内1人は頷き、今は艦長代行を務める方もしゃあねえかー、と同意する。
 三人の上官の意見が一致したところで、ナタルがアルテミスへの入港を具申する。

 現在、地球連合の宇宙で唯一の軍事拠点であるアルテミスは、ジオンから地球を挟んで反対側のL3に存在するだけに
ザフトからはうざったく思われながらも、距離的な問題で攻略対象となる事はなく、地球連合宇宙軍再建の拠点として
存在していた。
 AAの現状として、物資の積み込みも途中であり、ここから地上への降下など現実には不可能である。
 マリューは艦に識別コードがないことから少し難色を示すものの、他に手段がない以上どうしようもない。

「傘のアルテミスか~、行くっきゃないかね」
「はい、事態はユーラシア連邦にも理解してもらえると思われます」

「いや、そりゃ何とかなると思うよ。たしか今、あそこにゃサザーラントのおっさんがいたはずだ」
「サザーラント大佐がですか? 相変わらず神出鬼没ですね、あの人」
「……あの血のバレンタインの?」

「そ、色々と悪名高いブルーコスモス盟主の懐刀だ。俺が心配してんのはアルテミスまで行けるか? ってこと」
「識別コードさえあればジオンの攻撃はないんですけどね」
「しかし、今はそれを言っても……」

 いや、それは分かっている。と、ムウはナタルの言葉をさえぎる。

「それでも、俺個人としてはジオンとは二度と戦いたくなかった、てことさ」

414:515
07/07/08 09:01:08
 ■ ■

 救命艇を艦内へと運んだキラはX-105をハンガーに固定すると、コクピットから出て救命艇から引き上げられる人々の
様子を伺っていた。
 すると中から出てくる見知った顔発見、研究室でトールにからかわれる原因となった件のフレイ・アルスターではないか。
 唖然としているキラを横目に、懐から這い出した謎の航空力学を駆使して飛行するペットロボ・トリィが、アスルター嬢
目掛けて突っ込んでゆく。
 キラは慌ててトリィを追いかける。

「まてっ(くそ、何でこんなに言う事聞かないんだコイツ!)」

 製作者のアスランの拘りなのか、このペットロボやたらと行動が奔放でキラも振り回される事が多い。
 しかも大概、ろくな結果にならない事が多いのだ。

「? あっ、あなたサイの友達の!」

 トリィの声に気付いたアルスター嬢がキラの方を振り向くと、地獄に仏を見たような顔でキラへと抱きついてきた。
 フ、フレイ!? と慌てた声を出すキラ、だが内心では密かに憧れていた少女に抱きつかれ、ヨッシャ役得!とガッツ
ポーズである。
 そいえば彼女の服ってピンクじゃん、占いのラッキーカラーってこのことかな~、などとちょっと浮かれていた。

 友人とはぐれ、かなりテンパっているアルスター嬢を宥めながら、サイやミリアリアが乗艦していることを彼女に
告げるキラであった。

415:515
07/07/08 09:03:43
 ■ ■

「んじゃ、ラミアス大尉後は頼む。俺のゼロの修理もある程度済んだみたいだし、調整しておきたいからな」
「了解しました。艦長代行代理、謹んでお受けします」

 艦長代行代理って変な話ですね、と苦笑するマリューに、まったく、と肩を竦めるムウ。
 アルテミスへの進路を決定したAA、最悪の事態に備えムウは一旦艦長職をマリューに譲り自機の調整に向かう。
 彼の部下は最後までマリューが艦長になるのを渋っていたが、ナタルが固辞したため仕方なしに承認していた。

「しっかし、なんでお前、ラミアス大尉が艦長になるのにあんなに反対なの? 俺もゼロに専念した方が生還率上がり
そうだが」
「……技術士官に指揮を執らせるなんて正気ですか、隊長?」

「もちろん正気だぜ。それに、大尉がこの艦の事に一番詳しいんだ、妥当じゃないか?」
「まともな軍事教育を受けていない人間に命を預けたくはありません。それにスペック厨に戦闘はできませんよ」

 そんなもんかねぇ? と呟くムウ。
 この手のことを深く考えないのがストレスのない生き方なのだろうか? 中尉はムウの隣を歩きながらそんな風に
考えていた。

「アルテミスまでのサイレントラン……およそ2時間ってところか、後は運だな……」

416:515
07/07/08 09:05:50
以上、前半部分投下です。

後半は午後6時ごろに。

417:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 09:09:34
とりあえず前半にGJ!
>それにスペック厨に戦闘はできませんよ
あんたはエライ!
もうおまいさんが指揮を取ってくれ、頼む!

さて、補給作業に戻るとするか。
終るのは昼だな。

418:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 13:09:23
同じくGJ
ジオン、組織改編のせいなのか風通しよくなってるな。
連合にとってジオンは同盟軍にちかいから、別に降伏って訳でもないような

419:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 13:36:37
GJ
レムおじさん ずいぶんと軽いのな

420:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 15:09:20
515氏お疲れさまです

G初代仮面に追われる種初代仮面か・・・変態仮面に一言『君は生き残れるのか?(永井ボイス)』(笑)

しかし、同じ技術士官でも魔乳とエリオットのおやっさんでは人望等が雲泥の差だな

ヘリオポリスにシーマの姐さんとエリオットのおやっさんが残るならアストレイ組にも影響がでるな
ロウはエリオットのおやっさんと意気投合して、代わりに劾がブルーフレームをもらい損ねたりして(苦笑)


421:515
07/07/08 18:13:52
ジオンは旧キシリア派以外はかなり自由にやっています。
レムおじさんは指揮値はあまり高くありませんが、外交値が半端ないです。
現場を知る開発者だけに、パイロットからの評判も上々です。性格は軽いですけど。

連合は主要構成3国が、ジオンに対してそれぞれ別のスタンスを取っています。

大西洋連邦は、ジオンを完全に仮想敵国に設定し再戦の機会をうかがっています。
ユーラシア連邦は、戦後秩序でジオンと手を組んで地上で覇を唱えんとしています。
東アジア共和国は、ジオンとは距離を置き相変わらず漁夫の利を狙っています。

では後半部分投下、開始します。

422:515
07/07/08 18:15:23
 ■ 赤い彗星 ■

「ドレン、どうだ? 追いつけるか?」
「ナスカ級のみですと厳しかったかもしれませんが、あちらにはローラシア級もいます。あと1時間ほどで追いつけますな」

 艦橋で航路図を見ながら部隊長のシャアと艦長のドレンが作戦を練っていた。
 現在、“赤い”ザンジバルは全速でクルーゼ隊を追撃中である。
 艦橋にはシャアとドレンのほかにはブリッジクルーのみで、他のパイロットは乗機の整備中である。
 いや、マリオン・ウェルチ少尉はいまだに公国軍最高司令官令嬢の話し相手を努めているが……。

「しかし、素直に引くとは思わなかったな。連合の新型艦を追うと踏んでいたのだが……」
「ええ、一石二鳥が狙えると思ったのですが……スン少尉の進言がなければ空振りに終わるところでしたな」

「まったく、ララァはかしこい」

 当初、シャアはクルーゼが連合の新造艦への追撃を行うと予測し、アルテミスへの進路をとろうとしたのだが、その直前で
ララァ・スン少尉がザフトが撤退すると進言したのだ。
 普通であれば一回の少尉の言う事など気にも留めないのであろうが、彼女は幾多の戦果をたたき出している公国軍最高峰の
ニュータイプである。彼女の言に全面的な信頼を置いているシャアとドレンは進路をプラント本国へと修正する。
 その結果、ヘリオポリスの残骸でできたデフリ帯を抜けた時点で、ザフトのNジャマー反応を捕らえる事に成功していた。

「では第一種戦闘配備知らせ!」
「了解! 総員第一種戦闘配備!!」

「今回は私が単機で先行する。あの2人はエルメス2機の護衛だ。アウトレンジでけりをつけるぞ!」
「了解、ご武運を」

423:515
07/07/08 18:17:01
 ■ ■

 避難してきたヘリオポリスの住民が続々とAA居住区に腰を落ち着けていく。
 そんな中で一足先にここの住人となったキラたちは、ある程度事情を知るだけにこの先の動向に不安を感じていた。

 戦闘の言葉にアルスター嬢が慌てふためき、ミリアリアに窘められる。
 それにしてもかなり究極の選択であろう、戦闘行動中の戦艦に乗艦するのと、壊れた救命艇に乗ると言うものは。

 一旦自分達が落ち着くと、今度は肉親の行方が気になってくるものである。
 親ば無事だろうか? と心配するトールたちに、サイが年長者らしく状況を踏まえながら無事だろうと告げる。
 希望的観測ではあったが、ないよりはましであろう。

「キラ・ヤマト」

 そこに空気の読めない男が参上である。
 呼ばれて返事をするキラに、整備班のマードック軍曹が怒っているぞ~と言うムウ。
 自分の機体と言われて困るキラ、成り行きで乗っただけなのに整備しろとはあまりに理不尽すぎる。
 しかもまるで自分が軍属扱いではないか、そう言って反論するキラに、

「いずれまた戦闘が始まったとき、今度は乗らずに、そう言いながら死んでくか?」

 それまでの軽薄さが嘘のように、まじめな口調でムウが尋ねる。

「子供にそんな事まで押し付けるほどに人がいなくて?」

 そこに後ろから声が掛かる。
 ようやく負傷者の治療の手伝いから開放されたセイラさんである。

「仰るとおり、今この艦を護れるのは俺ともう1人のパイロット、そしてこの少年だけなんですな、残念な事に」

 セイラさんのきつい視線に晒されながらも軽口を叩けるあたり、エンディミオンの鷹の名は伊達ではないと言う事
だろう。
 あっさりと手の内を晒すムウに呆れたセイラさんであったが、すぐに気を取り直すとムウと向かい合う。

424:515
07/07/08 18:18:58
「正直ですのね。……では、私に何かお手伝いできる事はないかしら? 人手が足りないのはパイロットだけでは
ないのでしょう?」
「……そりゃ、手伝ってくれるのであれば歓迎しますがね。よろしいんですか?」

「ええ、オーブの理念は嫌いではないけれど、なにもせずに死ぬのは好みではないわ。生きる努力は常にすべきで
しょう?」
「ご立派ですな。いや、皮肉でなく本心ですよ。歓迎しますよ、それが美人なら尚更だ」

 そういってにやりと笑うムウ、怒涛の展開に呆気に執られるキラに、できる力があるならやるべきだろ? と言い
残し、セイラさんを案内するために立ち去る。

「キラくん、でよかったかしら?」
「あ、はいっ!」

「あの人はああ言っていたけれど、あなたが戦わなければならない理由はないわ。どう生きるかはあなた自身が決める
ことですもの。しっかり考えて、決して後悔だけはしないようにね」

 でも時間はあまりないわよ、と告げてムウの後をついてセイラさんは去っていった。

「僕は、僕は……」

 ムウの言葉に、セイラさんの決意を見せられキラは大いに悩む、だが戦いたくはない、相手は幼馴染のアスランかも
しれないのだ。
 思考は乱れとてもまとまらない、キラはこの場から逃げ出すように走り出した。

425:515
07/07/08 18:20:35
 ■ 変態仮面 ■

「追いつかれたか……」
「ガモフの足にあわせた以上、仕方ありますまい」

 後方でミノフスキー反応が増大した事でクルーゼはジオンに追いつかれたかと舌打ちする。
 ナスカ級のみであれば逃げ切れたかもしれないが、その場合ガモフを見捨てる事になる。
 少々、査問会がやばいかもしれんと思っているクルーゼに、これ以上の失点を追加するつもりはなかった。

「奪取機体での戦闘、相手はかの赤い彗星……少々分が悪いやも知れんな」
「ザンジバル級ですとジオンのMSは最大で12機、ヘリオポリスで確認した3機以外にどれだけいるかが問題です」

「連合の新型の機体性能に頼るのは癪だが、フェイズシフト装甲はジオンのMSに対し絶大な防御力を誇る。上手く敵艦に
ダメージを与えられれば……」
「状況を見てアスランらを二手に分けますか」

 流石のクルーゼも、1会戦でザフトの1部隊を丸ごと撃破するだけの腕を持った『赤い彗星』相手では少しばかり
弱気であった。
(繰り返し言いますが、ソロモンでのシャアの撃破とされているものの5分の3はジョニーのものです)

 ■ ■

 アスランは自室でミゲルと衝撃の再会をかわした後、ヘリオポリスで散った同胞の思い出話を交わしていた。
 ただ、それはいつの間にかナチュラルに利用されるボケボケな幼馴染の愚痴に変わっていたが。

「ん? アスラン、どうもクルーゼ隊長がお呼びだぞ?」

 なんかやったのか~? とニヤニヤ笑うミゲルを横手に、色々思い当たる事が多すぎて顔を青くするアスランであった。

 幸い、クルーゼにアスランを処罰する気はなく、ヘリオポリスでのアスランの行動を疑問に思ってのことだった。
 ここでまた幼馴染への愚痴をこぼすアスランにクルーゼは同情気味に声をかけるものの、はじめて見たときから臭いと
思っていたが本当にガチだったかと確信するのであった。

426:515
07/07/08 18:23:50
 ■ ■

 キラが去った後、カズイの発言を経てサイがアルスター嬢にキラがコーディネイターであることを説明すると、彼らの
脳裏でムウの言葉とセイラさんの行動が思い出される。
 キラという友人に頼りっぱなしの現状は、彼らとしてもあまり心地よいものではない。

「できるだけの力を持っているなら、できることをやれ、か」

 ミリアリアのキラに頼ってばかりと言う嘆きにトールが先ほどのムウの言葉を口にする。
 そして覚悟を決めた顔で、対面のサイとカズイを見た。2人も同様に頷く。

 キラは未だ決断ができずに艦内をうろついていた。

「キラ!」
「トール、みんな!」

 すると正面からトールら友人4名がチャンドラ伍長につれられてやってきた。
 地球軍の軍服を着用しており、その格好に驚くキラに、

「ぼくたちもあの人を見習って艦の仕事を手伝おうかと思ってね、人手不足なんだろ?」
「ブリッジに入るなら軍服着ろってさ」

 そう答えるサイとカズイ。
 トールが軍服はザフトのほうがカッコいいよな、と軽口を叩く。

「お前ばっかに戦わせて、護ってもらってばっかじゃな」
「こういう状況なんだもの、私達だって、できることをしたいもの」

 友人らの心遣いにちょっと感動するキラ。
 じゃ、後でな、と4人は艦橋への道を急いでいった。
 4人の後を追いかけながら、チャンドラがキラに次も出撃するならパイロットスーツを着ろよ、と声をかけた。

「あの!」

 友人らの行動に、キラもついに覚悟を決めるのであった。

427:515
07/07/08 18:25:42
 ■ 暴走少女 ■

「では、ハマーン様。マリオン・ウェルチ少尉、これより出撃します」
「ええ、マリオンも気をつけて」

「はい。戻ったらまたお話しましょう」
「そうですね」

 微笑むハマーン。マリオンも同じように笑みを浮かべた後、戦場に向かうため気を引き締めてドアに手をかける。
 その瞬間であった。

 ガスッ!

 背後からの強烈な一撃をくらい、マリオンは声を上げる間も無く昏倒した。

「フフフ、シャア少佐、待っていてくださいね。この私があの女から開放して差し上げますわ!」

 マリオンを一撃でのしたハマーンは彼女からパイロットスーツを剥ぎ取ると、いそいそとスーツに着替える。
 ジオンのヘルメットは色々な宇宙線対策の為バイザーが青色であり、良く見ないと顔の確認がけっこう困難である。
 しかもマリオンも小柄なのでパイロットスーツを着てしまうと、なかなか見分けがつかなかった。

「私だって、ニュータイプの素質は負けていません! 私の方がシャア少佐の隣に立つのに相応しいですわ!! 
オホホホ!!!」

 それにしても、このハマーン様ノリノリである。

428:515
07/07/08 18:27:18
 ■ ■

「何だ!? このプレッシャーのようなものは?」

 その頃、ララァにパイロットスーツを着るよう注意されたシャアは、スーツに着替えて機体に乗り込もうとしたところで
凄まじい悪寒に襲われていた。

 ■ 蜉蝣とレムおじさん ■

「さーて、あたしらも動くかね」
『おや、中佐もかい?』

「まあね、あたしは連合の新造艦とやらにちょっかいかけてくるよ」
『ま、いいんじゃないかい。外交問題にならない程度に頼むよ?』

「まかしときな。さてと、あの赤いのを退けた連合の新造艦、楽しみじゃないか」

429:515
07/07/08 18:30:28
以上、投下完了です。

かなり各キャラが変ですが、C.E.世界対応ということでお願いします。

430:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 18:51:32
GJ!!
ハニャーン様自重www

431:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 19:17:41
GJ
このハニャーン様、なんだかフレイと気が合いそう。
で、シャアが前線でエルメスの遠距離攻撃サポートって、ザフトが生き残るにはハニャーン様の行動次第ってところか。


432:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 19:23:02
515氏 GJ!
変態仮面は撤退、シャアはそちらを追撃中、って事はAAはフリーなんだ。
AAはその事に気付いてないけど。

はにゃーん様がクエスっぽい。まぁ死にはしないだろうけど戦場の恐ろしさは実感するかな?
にしてもマリオンは無事なんだろうか。。。

433:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 20:09:30
ハニャ~ン様…
マリオンをいじめると
怖くてキモイ騎士なあの人が来るぞ…


434:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 20:24:53
はにゃーん様の凶行で凸のガチ発覚が薄れたなw

435:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 21:26:19
>>432さん、AAはシーマ様が追撃するようですぞ。・・・AA沈むかな?

436:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 21:43:24
シーマ様の海賊軍団はいやらしい戦闘するんだろうな。
場合によっては接舷強襲とか。

437:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 22:13:04
接舷強襲されたら、AAクルーじゃ全滅間違いなしじゃね。
いや、銃使いのマリューが居るかw

438:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 22:26:13
おっぱいの加護VSジオンエースか

439:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 22:47:04
魔乳さんはどう考えても進むべき道間違ったよな。

440:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 05:34:59
いやいやいや、シーマ様にもおっぱいの加護は充分に。

441:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 17:56:07
魔乳さんvsシーマ様か
そりゃ、どう考えても若さで(ry

442:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 19:12:29
年齢はマリューが26で、シーマ様が30か31だわな。


443:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 19:15:12
URLリンク(www.alpha-net.ne.jp)

麗しのシーマ様。

444:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 19:15:58
きっと魔乳さんは某の〇太君のように百発百中の銃撃戦でジオン兵を圧倒するでしょう
しかも、相手は海賊行為にも慣れている海兵隊であっても

445:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 19:18:31
もうおっぱい対決でいいと思う

446:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 19:31:38
魔乳さんは技術屋としても艦長としても無能だが海兵隊員としては
大変有能な人だろうな。

447:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 20:24:26
>>446
ぶっちゃけ、「無能な頑張りやさん」なので、軍人そのものに全く向いてません。
海兵隊員にしても、下手に行動して、仲間の足引っ張ります。

銃の腕が有れば他は何も要らないって職業、何かあったかねぇ。
ああ、観光地の射撃場の銃のインストラクターとかならマリューにピッタリかも。
おっぱいでかいから、人気出るだろう。

448:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 21:15:18
>>443
シーマ様……なんと御美しい。
きれいなジャイアンとはまた違った感じだな。

449:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 21:29:45
やっぱあの巨乳好きのムウが引き取るのが一番だな。

450:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 21:33:31
こらこら、この世界のシーマ様はまだ裏の仕事をしてないから高ビーだけど荒んではいないぞ?

それに、みんなの萌える心を一つにしたらもしかしたらシーマ様が二十代のツンデレ・シーマさんになるかもしれないぞ!
なんせ、このスレには萌えがわかる職人さんがいるし!

ついでにシーマ様支援

つ【URLリンク(www.netlaputa.ne.jp)

451:通常の名無しさんの3倍
07/07/09 22:52:06
誰が高ピーだって?!シーマ様は姉御肌なだけさ。

452:450
07/07/09 23:33:22
すまん、いま読み返したら確かにシーマ様は姉御肌だよ・・・orz

ちょっくら、ヅダで敵陣に突っ込んできます・・・

453:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 01:25:06
>>450
そのシーマ様、なんかやだ。

454:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 13:18:12
シーマ様お綺麗だよね!
某ヤ○ンスレの黒髪美女技術主任(逝去済だがMS内蔵コンピュータとなってフカーツ)の、
俺的脳内イメージはシーマ様なんだぁ。うっとり。

455:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 16:10:27
>>447
つまり、銃殺に処さなければいかん訳か

「有能な怠け者は将軍に、有能な働き者は参謀に、無能な働き者は連絡役にすればおk
無能な働き者? そんなもん銃殺に処せ」
by.フォン・ゼークト

456:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 16:11:55

>無能な働き者は連絡役


>無能な怠け者は連絡役

457:通常の名無しさんの3倍
07/07/12 07:32:29 NNgsGRm5
職人さんマダー?

458:51
07/07/12 20:35:02
お久しぶりです。今もゲーム三昧な日々を過ごしております。
今週中の投下を考えてますが、人大杉でなくなってからの方がいいのでしょうかね?

それと聞きたいのですがシーマ様って20代でOK?
私的には1st時代は二十……うわ、なにをするやめrくぁwせdrftgyふじこlp;@:

459:通常の名無しさんの3倍
07/07/12 22:40:12
83時点で35だという話だが

460:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 01:41:49
原作基準が絶対ではないですから若いシーマ様もありかと

461:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 05:43:44
俺的には若々しい30代もありかと。

462:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 08:52:30
個人的には若いシーマ様大歓迎です。

人大杉は気にしなくて良いのでは。新シャア板見てる人は専ブラ使ってるだろうし。

463:livedoorID持ち@携帯 ◆yb1J9t3X3g
07/07/13 19:28:42
専ブラ持ってない俺、参上!

……という訳で、誰かVISTAで使える専ブラ知ってる方いますか?

464:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:05:21
>>463
つFirefox & bbs2chreader
今これで書き込んでる。

465:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 20:06:43
>>463
ヴィスタ対応はともかく、比較表ドゾー

URLリンク(browser2ch.web.fc2.com)

自分のはJane Doe Styleですが、一応対応してはいるといった程度ですね。

466:通常の名無しさんの3倍
07/07/13 22:56:48
>462
「専ブラ」と聞いて、マリューもシーマもおっぱいでかいから専用ブラジャー使ってるだろうなと思った奴ノシ

467:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 01:06:15
シーマ様専用ブラ……なんと聞こえのいい言葉か―

468:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 11:25:41
やっぱパープル基本で、紐やレースの部分がカーキか?

469:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 13:24:46
スレ違い

470:51
07/07/14 16:55:15
33-1(1/5)

「ハルバートン提督、意外に善戦していますね」
 アズラエルに言われ、サザーランド大佐は些か不機嫌な顔になった。
「……そうですな」
「ビラード将軍も作戦通りに事を進めていますし、オデッサ攻略は決定的のようだ」
 目の前のモニターには1時間前の戦場が映し出されている。欧州の地図と各軍を簡略化して並べたものだ。
2年前ならリアルタイムで戦場を見れたが、今はミノフスキー粒子とNジャマーの所為で不可能であった。
 そんな配置図を見て、2人は各軍勢の同行を伺っていた。

――第33話

「しかし、よろしいのですか?」
「何がです」
「作戦が成功すればハルバートンの発言力は増します。我々としては今後の戦略に変更が生じるかと」
 反ブルーコスモスの急先鋒であるハルバートンは、サザーランドにとって厄介な相手だった。彼の発言力が
増せば、連合は対ジオンに傾くだろう。ザフトを始末したい自分達は不利になってしまう。しかし、それにも
拘らずアズラエルは余裕の笑みを浮かべていた。
「大佐。いけませんよ、曲がりなりにも彼は大西洋の人間ですからね。勝つに越したことは―」
「新しい情報が来ました!」
 モニターに映る青い光点―連合軍が更に侵攻を進めた。赤い光点―ジオン軍は前線を突破されて後退し
始めている。第2軍が遅れてはいるが、連合が圧倒的優位なのは素人目にも分かった。
「これは……」
「第1軍は順調ですが、第2軍が遅れてますな。と言っても進路を変えただけでは影響は少ないでしょうが」
 サザーランドの言葉を聴きながらも、アズラエルは浮かない顔をしている。
「どうされました?」
「大佐。貴方が敵軍の司令官ならこの状況どう打開します?」
「撤退するしか道は無いでしょう。如何にジオンのMSが強力でも、数には勝つことはできません」
「そうですか。では、こうするとどうでしょう」
 アズラエルはモニターを操作して光点を動かした。
「む―」
 アズラエルの指摘に、サザーランドは呻き声を上げる。
「こ、これは……まさか!」
「素人の考えですから、こう旨くいくとは思いませんが、相手は策士と呼ばれるマ・クベ中将です。私が思い
付くプランに気づかない訳が無い……嬉しそうですね大佐。顔が笑ってますよ」
「し、失礼……しかし盟主の推測が当れば、今後のシナリオが書き易くなります」
 参謀本部に属するサザーランドなら、ハルバートンを更迭にできる。そうなれば軍内部勢力はこちらに傾く。
さらに査問会で嫌味を言い放題なのだ。日頃の鬱憤を晴らすのに丁度よかった。
「何はともあれ、手を打っておく必要がありますね」


471:51
07/07/14 16:56:32
33-1(2/5)

 艦橋ではナタルとムウ、そしてイアンが今後について検討していた。
「ダメです。スカンジナビア王国からの応答無し」
「そうか……」
「既に見限られたと見て間違いないな」
 まずはじめに出た案が撤退である。今来た航路を逆に辿ればいいが、それにはスカンジナビア王国の領海内
であるバルト海を通過しなければならない。中立を貫くこの国はユーラシアからの嘆願で一度だけの領海侵犯
を許していた。しかし二度は許せないのか、先程から通信を送っても反応が無い。
「リー少佐、ドミニオンの方は?」
「動かすことはできる。動かすだけなら、な」
 ドミニオンは右舷エンジンを損傷して航行不能になっている。アークエンジェルの整備班も総出となり修理
に当たっているので航行は可能になったが、巡航速度がやっとである。最高速度が出せれば、強引にバルト海
を通過できるが、巡航速度ではスカンジナビア海軍を振り切ることができない。
「ドミニオンが速度を出せないとなると、バルト海側からの脱出は困難だ」
「やれやれ俺達は完全に孤立したってことか」
「……」
「どうする? 救助を待つか? それとも玉砕覚悟でミンスクに突撃するか?」
「ドミニオンを捨ててアークエンジェルだけ脱出、という手もある」
「もちろん投降も視野に入れるべきだよな」
「ま、待ってください!」
 消極的な意見ばかりが出る中でナタルが口を挟む。
「何か打開策があるはずです!」
「どんな?」
 イアンが険しい顔でナタルを睨んだ。
「そ、それは」
「この状況下でどんな手がある?」
「もう少し考えれば、何か……」
「悠長に考えている時間は無いぞ。敵の第2陣があるかもしれん」
 イアンの嫌味に俯き加減で艦橋を出るナタル。
 彼女が居なくなるのを確認すると、イアンは帽子を脱ぎ、息を漏らした。
「少し言い過ぎたか?」
「彼女にはアレ位でいいでしょ」
 ムウが頭をかきながらにこやかに言う。
「最初は驚いたよ。フラガ少佐からこんなことを頼まれるとはな……。しかし彼女に方針を決めさせるなど、
些か厳しいのではないか」
「分かっている。しかし、指揮官に迷いが有っては全体の士気に影響しちまう。彼女の状況対処能力が低い
のは親譲りみたいだから、乗り越えてもらわんと今後に支障が出る」
「確かに彼女は想定外の事態に固まることが多い」
「任されちまったからな。これを機に指揮官としての覚悟を持ってもらわんと」
 ムウはパオロから頼まれた時のことを思い出した。


472:51
07/07/14 16:58:09
33-1(3/5)

 その頃パイロット達は、戦闘の分析結果をマリューから説明されていた。
「ハレルソン少尉とイメリア大尉が抗戦した相手はノリス・パッカード大佐と思われます」
「欧州一のエースだな。厄介な相手だぞ、奴は共和国時代からの古株だ。技術も戦術も備えたトップクラスの
パイロットだ。こと地上戦に限っては“青い巨星”以上とも言われている」
「何より厄介なのは、彼の部隊は練度が高いことね。教官だった時期もあるみたいで、部下達は直々に訓練を
受けているそうよ」
 強敵の存在に頭を抱える大人達。
 キラも話半分で聞いている。わからない単語が出てきたが、相手が只ならぬパイロットなのは理解できた。
「あの飛行MSは何なんだ?」
「グフ・フライトタイプです」
 そのままじゃん―と心の中でツッコミを入れるパイロット達をよそに、マリューの説明は続く。
「グフを媒体とした飛行MSでしょう。形状を見る限り一から作り上げた改良型ね。頭部にしかグフの名残が
なかったのが裏付けになるわ。飛行そのものはディンのシステムを応用している。機動速度から逆算すれば、
本体重量は若干軽くなってるけど、ディン程ではないからグフ特有の格闘戦もこなせる。だけどヒートロッド
は装備してないから組しやすいかも。ガトリング砲は要注意ね。威力があるからPS装甲でも長くは持たない。
全体的には中近距離仕様で小回りの利く……」
「ラミアス大尉。それくらいにせんと、トールの頭から火が吹いちまうぜ」
 モーガンの指摘に見ると、トールがウトウトとしている。
「……コホン……兎に角、総合性能では105ダガーの方が上回っていると結論できるわね」
 マリューの言葉に皆が静かになった。
 この言葉が意味することが解ったからだ。敵兵の練度は此方の予想をはるかに上回っていることを、
「ふざけるなッ!!」
 しかしそんな事実を認めたがらない男が一人いた。
「そんなはずは無い! 何かの間違いだ!」
「ムラサメ少尉。これは事実です」
「もう一度調べろ! 僕が、僕があんな奴に劣っているなど認められない!!」
 ゼロは終始グフに翻弄されており、1機も撃墜することができなかった。それを気にしていたゼロは納得の
いかないマリューの分析に鬼気迫る勢いで詰め寄った。
「貴方があのグフに負けたのは純粋な腕の差よ」
「ぐぅああぁぁぁっっ!!!」
 目が血走り、もの凄い形相で叫ぶゼロ。モーガンとジェーンが慌てて押さえつける。
 尋常でないことが起きている。それはキラにもよく分かった。自信満々で自分に絡んできたゼロとは思え
ないほどの取り乱し容である。キラも2人に加勢してゼロを押さえる。
「真のNTであるこの僕が負けるなどありえないんだぁぁぁっ!!」
 しかしゼロは3人を振り払い逃げ出した。

473:51
07/07/14 16:59:25
33-1(4/5)

「どうしたってんだアイツ」
「“ニュータイプ”とか言ってたよな。それって……」
「NTは、ジオン共和国の建国者ジオン・ズム・ダイクンが提唱した思想よ。人類は過酷な宇宙環境に進出・
適応する事で、生物学的にも社会的にもより進化した存在=ニュータイプになれるという考え方で、全人類が
宇宙に移民する事で人類に革新が起こり、戦争や地球環境の汚染などを克服した一段高いレベルの文明……」
「だからラミアス大尉、それくらいで……」
 説明を止められ、不満なマリューを放置して、ジェーンが語り始めた。
「そのNTだと、アイツは思い込んでるのよ」
「思い……込んでる?」
「ええ。きっかけはジオン軍人の強さの秘密にはNTではと考える派閥よ。小さな派閥で誰も相手にしていな
かったけど、ジオン公国からの亡命者の中にNT研究者だと言い張る奴が出てきた」
「NT研究……ですか」
「ええ、フラナガン機関とか言うものなんだけど、詳しいことは分からない。その研究者がフラナガン機関の
資料を持っていたらしいの」
「その派閥は研究者を迎え入れた。そして“そして人工的なNT”という論文をまとめ、ある人物に渡した」
 引き継ぐようにモーガンが話す。そして次に出た人物の名は、キラを戦慄させた。
「ブルーコスモスの盟主、ムルタ・アズラエルだ」
 ブルーコスモス―言わずと知れた反プラント、コーディネイター思想とその主義者の総称である。
 しかも組織のトップであるアズラエルの名は、コーディネイターであるキラに恐怖を感じさせた。
「彼自身はNTに対する見解を出していないけど、コーディネイターに対抗できる研究に興味を示したのね。
NT研究への投資を行っているわ。薬物や暗示による能力強化を中心にして……」
「奴はその“人工的なNT”の試作品。コードネームは“プロト・ゼロ”だ」
「なるほど。彼はMSの性能差で負けたと思い、精神の均衡を保っていたけど、私の分析結果を聞いたことに
よって自己矛盾が生じた。だからあんな行動に出たのね」
「そのゼロをあしらったあのグフのパイロット……本当のNTかもしれない」
「そうなると厄介だな」
 大人達が冷静に議論する中で、顔を真っ赤にしたトールが立ち上がった。
「おかしいですよ“試作品”だなんてっ!! まるで兵器みたいじゃないですか!!」
「トール……」
 トールは最初にゼロに会った時、彼のことが気に食わなかった。面と向かって侮蔑されれば誰も好きにはな
れないだろう。だが、それでも彼の自信たっぷりな振る舞いは、一緒に戦う人間として頼もしく見えたのだ。
「貴方達はそんな目でムラサメ少尉を見ていたんですか!?」
「そんなことはないぞ少年。俺は奴を頼もしい仲間だと思ってる」
「えっ?」
「実際、奴より腕の立つパイロットはこの場にはいない。対等に戦えるのはムウとレナぐらいだ」
「信頼はできるのよ。でも、ブルコスが関わってることがね……」


474:51
07/07/14 17:00:43
33-1(5/5)

 ナタルは一人艦長室で落ち込んでいた。
 具体案が全然出てこないのだ。ムウとイアンは様々な案を示しているのに、自分は何一つ出てこない。
「特務大尉が聞いて呆れるな……」
 自分はこんな弱い人間だっただろうか。士官学校を主席で卒業した自分が右往左往している。
 思えばヘリオポリスで初めて指揮を執り、今日までやってきたが、これだけ大規模な軍事作戦に関わるのは
初めてである。しかも作戦は敵に察知されているらしく負け戦は決定的だ。
 このような状況下で自分はどう動くべきなのか。ナタルは悩む。アークエンジェルが単独で動いていた時は
まだ耐えられた。しかし今度は、自分達の行動が連合軍全体に関わってくる。ハルバートン提督は後方撹乱を
アークエンジェルに任せることにより、安心して進軍しているのだ。もし自分達が失敗すれば作戦そのものに
影響が出る。それがどれほどの重圧か、ナタルは身をもって知った。
「これならラミアス大尉が艦長の方が良かったかもしれない」
 技術士官ではあるが、だからこそ艦の特徴を理解している。もしかしたら自分よりうまくやるのではないか。
「“砂漠の虎”を倒して舞い上がっていた自分が恥ずかしい」
 頭を抱えるナタル。そこに扉をノックする音が聞こえる。
「は、入れっ!」
 妙に気張りながら返事をした。入ってきたのはセイラである。
「失礼します艦長。先の戦闘による損害をまとめました」
「そこに置いてくれ」
 言われるままに書類を置く。途中、セイラの視線はずっとナタルに向けられていた。
「どうなさったの?」
 不意に出た言葉にナタルは身を震わせた。セイラが敬語を使わなかったことにも気づかない。
「何故そんなことを聞く」
「貴女がいつも以上に気張っているから……」
 自分ではいつも通り話しているつもりだが、セイラには自分の苛立ちを隠せなかったのか? 
 いや、隠さなかったのかもしれない。
「カウンセラーとまではいかないけど、話してくれます?」
 それが決定的だった。ナタルは今まで溜め込んでいたものをセイラに語った。責任という重圧に耐え切れな
くなっていること、そして艦長の任を降りようと考えたこと……。自分でも驚く程に弁が立った。セイラは
彼女の独白を頷きながら聞いていた。
 全てを話し終えると、セイラはゆっくり口を開く。
「今逃げ出すのは卑怯ではなくて? 今は悩むより、艦長として最適な行動を執るべきではない?」
 厳しい言葉をぶつけられる。しかし次の言葉にナタルの心臓を大きく打った。
「ヘリオポリスから少ない人員で頑張ってこれたのは貴女がいたからでしょう?」
 ハルバートンにも似たようなことを言われたが何も感じることはなかった。
 身近に居る人間の純粋な感謝の言葉―それがナタルの心に響いたのである。
「ありがとうございます。目の前のモヤが晴れた―」
 ここでナタルは初めて重要なことに気が付いた。
「―何故私はマス伍長に敬語を使っているんだ!?」
 慌てるナタルの姿に笑みを浮かべるセイラであった。

475:51
07/07/14 17:03:38
投下終了
マリューは技術士官……なんだけど、どこかで見たことのあるキャラになってしまった。

476:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 20:25:47
GJ

477:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 20:39:44
>>475
ナデシコのイネスさんですか?

あとGJ。続きを楽しみにして待ちます。

478:通常の名無しさんの3倍
07/07/14 22:23:11
そのうち「なぜなにアークエンジェル」とかやりだしそうな
マリューさんですね。あとGJ!

479:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 07:53:32
最近、クリスが空気になってる気がする……
でもGJ!

480:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 10:47:33
>>478
そうなるとウサギユリカとルリお姉さんポジションにはいったい誰が?

481:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 11:03:29
えーっと・・・まず艦長だからウサギユリカはナタルで。
ユリお姉さんは・・・セイラさんかな?

482:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 11:06:19
失礼しましたユリって誰だよ・・・ルリだよorz

483:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 12:01:52
>>481
ウサギはウサギでも首刈兎になりそうだな。

484:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 12:55:17
クリスはパイロット専任だったか?
元はエンジニア兼任だったから「なぜなに」も出来るだろうけど。

485:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 13:11:16
>>481
さり気に声優ネタですね。

486:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 17:27:10
できれば「なぜなにアークエンジェル」で種世界の
謎の一つ戦艦の動力源について説明し・・・
うわなにをするやめ(ry

487:通常の名無しさんの3倍
07/07/15 23:41:15
GJでした。
ナタルを鍛えるのは良いんだが、イアンは答えが出ない場合のことも考えてるのかね。イアンが最上位者なんだが。

マリューはなんだか見事なスペック厨な感じに。しかし、ゼロがなんだかシン・アスカに見えてきたw

488:通常の名無しさんの3倍
07/07/16 21:03:29
GJ!

確かナタルはジェネシスの前でぼーぜんとしてたな…
イアンの指摘はもっともだ。

今後のAAだが撤退するなら海路でなくても良いのでは?

489:通常の名無しさんの3倍
07/07/16 22:46:37
ナタルとキラでガンダムシードさんって手もあるぞ


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