ガロード達が種・種死世界に来たら -風景画10枚目-at SHAR
ガロード達が種・種死世界に来たら -風景画10枚目- - 暇つぶし2ch150:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 18:35:52
ガロードと話する前に何で凸たち部屋から叩き出さないんだよカリス。
お偉いさんなんだからそれくらい出来るんじゃねーの?
迂闊なヤツがまた一人増えたのかい…。



151:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 18:52:01
真面目な話、EXceed氏は一旦時間を置いて推敲してから投下したほうがいいのでは?
少々遅くなっても自分は構いません。

152:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/06/22 19:27:04
ちょっと投稿を休止します。
盛り上げる場を作るが為にあちこちに穴と言える大ポカをやらかしてしまい、考慮と推敲をやった上で投下したのですが欠陥がやはり目立つ様で……
再投稿は一週間以内に行えたら良いと考えております。
では、また後程。

153:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 20:33:28
>>148
後書きは楽屋話程度に留めておくべきで、本編の補完にあるんじゃねえからなあ。
なんで作中でやらなかったの?ってなる。

154:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/06/22 20:52:00
次回投稿は2007/07/05(木) 20:10:18に行います。

  _、_     間を取るというのもあるのですが、
( ,_ノ` )     理由はもう一つあります。
     ζ
    [ ̄]'E
      ̄
  _、_     コーヒースレからの住人の方は何と無しの解るとは思いますが、
( ,_ノ` )     
  [ ̄]'E    執筆はコーヒーを飲みながら、とりあえず落ち着きつつやります。
    ̄

  _、_
(  ◎E


  _、_     そして、 2007/07/05(水) 20:10:18以降は一話ずつ隔日で投下します。
( ,_ノ` )     
           皆様が、今以上にこのスレを楽しめる様に……。
    [ ̄]'E


155:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 21:43:59
前も言われてたけどさぁ、きっちりした投下予告とか出さないほうがいいんじゃねぇの。
予告どおりに投下出来てないことのほうが多いだろ。

156:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 22:16:06
気取るほどのこともなし

傭兵だからこそ知己でもおかしくないのに
わざわざ嘘ついて窮地に陥るカリス萌え

傭兵ならどんな展開ができるだろう?
青枠のコウモリぶりを見るに
ガロティファ捕縛尋問
契約が切れていることの確認
ないし報酬の未払いを盾に契約の無効を立証すれば
ザフト側と契約することにして身柄の安全をとれそうな気がする

157:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 22:28:11
>>147
なぜそこでガロIN運命を引き合いにだす?

158:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 22:38:21
カリスの微妙な迂闊さが良い感じ

159:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 22:45:15
微妙ってレベルじゃねーぞw

160:通常の名無しさんの3倍
07/06/22 22:48:05
引き合いに出てはいない気もするが。
批判は建設的にしろってことじゃね?

161:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 00:58:59
明日ランの境遇から考えるに、ここで『悪いほうに変わってしまう』ことに不自然さは感じない。
ただ、キャラクターにはそれなりの『らしさ』というか個性があるはずで、
これがイザークやシンなら感情をむき出しにするだろうし、ディアッカなら表面は軽そうに韜晦するだろう。
ニコルなら冷静に黒いことを考えそうだし、レイならば理詰めで怒りをつのらせるだろう。

そういう意味でアスランらしくないというか種死で見せた『追い詰められたアスラン』とはかけ離れてると感じた。

もちろんTVのアスランを「そんなヤツいねぇ!」と思ったならこの改変もありだが。

……と思った。

162:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 02:13:18
そう考えると、ガロIN運命の各キャラはそれぞれのキャラらしかったんじゃマイカ?(レイのキャラは新鮮だったが)
扱いが同人アヌメと違うのはテロリストが賛美されるか否かの違いくらいで。

163:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 02:36:20
俺的にはレイのキャラはガロードの熱が伝わったってことでアリかな。
それよりも虎にはカガリを連れてさっさと脱走してほしかった。

164:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 07:13:30
私はもう少しアスランにはザフトレッドとして、
また最高幹部の息子として自覚をもった行動をして欲しいです。
なんか反応が末端の兵士のそれと同じように感じられてなりません。

あとカリスもガロード達が傭兵と言われているのだから、
前の仕事で知り合ったとう言えばいいのになぜにそんなばれる様な言い訳を…
と、思うばかりです


165: ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:15:11
何とか期限までに間に合ったか?
投稿します

166: ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:16:02
「あ、あち~~!!」
「あふ…」

ガロードとティファはストライクから出るとその場でへなへなと座り込んだ。

「おめえ達、もうすぐたんか持ってくっからちょっと待ってろ!」
「あ~、頼むわ」
「…」

ガロードとティファは互いにパタパタと風を送りあいながら先ほどの戦闘の事を考えていた。
ストライクはゼロと共に早期に出撃、決死艦を抜けたMSの相手をしていた。
その時イージスのパイロットが色々と通信を繋げていたが、ガロード、ティファ共に無視を決め込んでいた。
しばらくイージスとデュエルの相手をしているとアークエンジェルより帰艦命令が来た。
とはいえこちらは2対1、重力圏に入ってすぐイージスは帰って行ったがデュエルはしつこくガロード

達に付いて行った。
その為デュエルの攻撃を避けている内にアークエンジェルに単身で帰還する事は困難となり、
アークエンジェルが移動、ガロード達を拾う事となる。
その時キラのプログラムが良かったのか、コクピットは少し熱くなる程度で済んだ。
もっともそれが長い時間続いたので二人とも暑さでダウンしているのだ。

「おめえら取りあえず病室行けよ」
「りょ~か~い」

ガロードがそう言うとガロードとティファは一つの担架に乗せられて運ばれた。

167: ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:17:08
「マニュアルは昨夜見たけど、なかなかたのしそうな機体だねぇ。
しかしまぁ、ストライカーパックも付けられますってのは、俺は宅配便か?」
「はっはっはっは。大尉なら、じゃねぇや、少佐ならどんなとこにもお届けできますってね」
「それに下手な戦闘機よりも火力が強力ですし」
「ま~な…ハルバートン提督の計らいとはいえ、この状況で昇進してもなぁ。
給料上がんのは嬉しいけどさぁ、いつ使えんの?」
「この坊主の調整のお陰で明日の朝には…」

マードックはそういいながらキラの頭をぐりぐりと撫でた。

「やめてくださいよ、けどいくら調整しても実際に飛ばしてみないと何とも言えませんね」
「確かにな」
「あ~、うん…そうだな」

フラガは何ともいえない顔でマードックとキラのやり取りを見ていた。
はたから見てもキラの能力は抜きに出ていたしナチュラルではありえない。
しかしその能力はアークエンジェルに欠かす事の出来ないものだし、
フラガも助かっているのだが人間だからといってすぐ納得できるものではない。
なのにマードックはキラの能力を認めていて、自らもそれに学ぼうという姿勢だった。

「ああいう奴が世の中に多かったら戦争は起きなかったのかねぇ?」

168:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:18:20
「ふー、少佐!今日はこれくらいにしときましょうや」
「調整はほぼ完璧ですが飛ばしてみないと解らない問題はありますね」
「ガロードも一晩寝てすっかり良くなったのはいいが…」
「あの嬢ちゃんはそうは行かないみたいだな」

フラガやマードックが言うようにガロードは大気圏突入の翌日けろっと直ったが、ティファは今だだる

そうにベットで寝ている。
ガロードはそれでもストライクのOSを宇宙用から陸戦用に切り替える為格納庫へ来ているが、
その間の看病はブリッチ要員をお払い箱になったミリアリアがおこなっている。

「こう言っちゃあなんだが…俺達ってダメな大人だね~」
「…そうですね」

ガロードはいつものように元気いっぱいと言う風に装っているが、実際は心ここにあらずといった感じ

だ。
それでもこのアークエンジェルにとってガロードの力の重要性は解っているので、
己を奮い立たせて調整をおこなっている。

「そういえばあのジンは使えるの?」

フラガはストライクの横に設置してある鹵獲したジンを指差した。

「取りあえずOSはガロードの坊主用に書き換えてありますがまだ調整が…」
「ふ~ん…俺でも乗れるの?」
「少佐用に調整すれば乗れない事もないと思いますが…結構慣れるのに時間がかかるんじゃ」
「けど俺も乗れるようにしないとね、MS…坊主達ばっかに戦闘を押し付けてちゃまずいっしょ」
「ですね」

フラガとマードックはそうしみじみと言った。

169:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:25:37
「ミリィ、ティファの調子は…」
「アハハハ、でねぇ…トール?」

トールが雑用<トール、ミリアリアは雑用係になっていた>を終えて病室に来るとミリアリアとティファの笑い声が響いていた。

「その調子なら大丈夫そうだな」
「はい」
「お医者さんの話じゃサウナに長時間入ってのぼせた状態だってさ」
「ふ~ん、なら平気か」

トールがそう言うとティファはこくりと頷いた。

「そっか」
「けど大事を取ってしばらく寝てなさいだって、それなら部屋でもいいのに」
「ティファ立てるのか?」

トールがそう聞くとベット端に背を預けていたティファはこくんと頷いた。
その後トールとミリアリアが面白おかしくアカデミー時代の話をして、
それを聞いてティファが笑うという構図ができていた。

「ティファ、大丈夫か?」

しばらくしてMSの調整が済んだガロードが病室に入ってきた。
ここまで走ってきたのか息を切らしていたが、ティファがミリアリア達と笑っているの見てほっと息を吐いた。

「大丈夫よ、ね? ティファ」
「はい、ガロード、私は大丈夫だから心配しないで?」
「そっか、うん」

ガロードはティファにそう言われ顔を赤くしながら頷いた。
それをこの前の逆襲とばかりにミリアリアとトールが攻め、ガロードはたじたじになっていた。
勿論ティファは顔をうつむかせて真っ赤になっていた事も追記する。


170:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:27:26
『第二戦闘配備発令! 繰り返す! 第二戦争配備発令!』
「とうとう来たか!」
「確かここってザフト圏だったんだっけ?」
「ああ、そんじゃ俺は言ってくっから、ティファはまだ大人しく寝ててくれよな!」
「私も…」
「「「駄目」」」

戦闘準備の放送が来ると病室はにわかに慌しくなった
ティファは今まで同様ストライクに自分も乗る為に起き上がろうとしたが、
それをミリアリア、トールそしてガロードに駄目だしを受けた。
その声が重なった為ティファは一瞬きょとんとしたが、意味を受けとると俯いた。
それに動揺したガロードであるがミリアリアに速く行くよう言われしぶしぶその場を後にした。

「大丈夫だって、ガロードはそん所そこらのザフトになんか負けないって」
「それにティファがここにいるんだから絶対帰って来るさ」

そんなティファをミリアリアとトールは励ました。
ティファはそんな二人を見て微かに頷いた。

171:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 07:28:40
「坊主! エールはまだ大気圏突入の時にブースターの回路の一部が焼けちまって使えねえ!」
「了解、そんじゃ…ソードとマシンガンをよろしく!」
「わかった」
「ガロード、一応照準は出る様にしているけど射撃はOSの補助は無いから気をつけてね!」
「俺はそっちの方がなれてっから大丈夫だよ」

ガロードはそういって手を挙げるとストライクのコクピットの中に入っていった。

『敵は戦闘ヘリだ、行けるな!?』
「へ、そんなもん余裕だぜ!」
『先に少佐のスカイグラスパーを出す! 重力に気をつけろよ?」
「俺は元々そっちの方が得意なんだよ」
『ふ、そうか。ハッチ開放、スカイグラスパー、ストライク発進!』
『先に行ってるぜ?』

ブリッチとの交信パネルとは別にもう一つのパネルが開き、フラガがそう言って来た。

「へ、おっちゃんこそ落とされんなよ?」
『お兄さんと呼べ! ああもう、スカイグラスパー、ムウ・ラ・フラガ、出るぞ!』

フラガがそう言うとストライクの横をスカイグラスパーが発信して行った。

『続いてストライク、発進どうぞ!』
「おう! ガロード・ラン、ソードストライク、いくぜ!」

それに続くようにストライクは発進した。

172:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 08:24:52
「よっ…は、っと!」

ガロードはフラガと共に難なくアークエンジェルの上に乗ったまま戦闘ヘリを落としていった。

「へへ、こんくらいなら楽勝だぜ」
『そうも言ってられなくなったぞ、お客さんだ!』

フラガがそう言うと、四足のキツネの様なロボットが3機地を這うように高速で来た。

「なんだありゃ?」
『TMF/A-802…ザフト軍モビルスーツ、バクゥと確認!』
「あれがモビルスーツ~?」
『そうだ! 陸戦用に特化しているから気をつけろ!』
「了解!」

ガロードはそう言うと右手に持つマシンガンでバクゥを牽制、
バクゥは1機がそのまま突進し、2機が左右にわかれた。

「そりゃ!」

ガロードはそんな掛け声と共にアークエンジェルを飛び降りた…が、

「うおっとっとっと…」

着地に失敗し砂に足を取られ、体制が崩れる。
しかしそれでも右手に持つマシンガンは正面バクゥに向けられていた。
そのバクゥは一度右に機体を流すと背中に背負っているミサイルランチャーを撃つ。
ガロードはそのミサイルをマシンガンとバルカンで迎撃すると、
バクゥとストライクの間に煙幕ができた。
バクゥはその場で煙幕の方を向いているとそこから一本のワイヤーが伸びてきて、
バクゥの右前足を掴み、ワイヤーは巻き戻った。
抵抗するように背中のミサイルランチャーを撃つも、
それを無視するかのようにストライクは右手を対艦刀に持ち換え、片腕でバクゥを切り裂いた。


173:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 08:25:43
「ますは一つ! ってね」

ガロードがそう言い砂漠を歩こうとするも足を砂に取られ、なかなか上手くいかなかった。

「くそ! どうす…うわ!」

アークエンジェルから離れるようにのたのた歩いているストライクを、
残りのバクゥ2機は取り囲んで攻撃を開始する。
その衝撃でコクピットが揺れたがダメージはさほど無いようだ。

「つってもこれじゃあ…ん?」

砲撃が一時やみ、バクゥが煙を上げている。
よく見るとバクゥの近くにジープが何台書いてバクゥを攻撃しているようだ。

「…にしては威力が弱いな~」

ガロードの世界では車に積む火器は大抵が対MS用の物だ。
これは総じて威力が高く命中精度も上がっている。
これは装甲が硬いMSの少しでも弱い所を狙えるようにそうなっているのだが…
ジープの攻撃はどう見ても嫌がらせ程度であり、当っている場所も装甲が厚そうな場所だ。
ジープはストライクにワイヤーガンを放つと、

『そこのモビルスーツのパイロット! 死にたくなければ、こちらに指示に従え! 
そのポイントにトラップがある! そこまでバクゥを誘き寄せるんだ!』

そう言ってジープは走り出した。

「…それ以外の手も無いし…いっちょ乗ってみるか!」

ガロードはそう言うと機体をジャンプさせた。
指定のあった場所渓谷でそこまで行くとバクゥもそれを追ってきたが、
ガロードは崖の上へワイヤーを伸ばしてジャンプ、その数瞬後にその場所一体は爆風に包まれた。

174:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/23 08:31:39
「え~と、空は俺達の知って…いや、知らない空だな」
「え?」
「あそこになんか浮いてる」

ガロードが指差す先には砂時計状のコロニー、プラントがあった。
ガロードとティファは砂漠に抱き合って寝転んでいる。
時間を少し戻して、バクゥを追い払うことに成功したアークエンジェルは、
それに協力したレジスタンス『明けの砂漠』と武器を持ったまま話し合った。
それにより協力体制を一時取る事になったのだが、
話がまとまりガロードがストライクから降りると、

「ガロード!」

という声と共によこから誰かがタックル…もとい抱きつく。
ガロードは反応できず、しかし辛うじてティファと解るとティファが正面から倒れないよう自分を下敷きにした。
これに周囲も唖然となったが、それを無視してティファがガロードを気遣った。
それにガロードが大丈夫と答え、その後まが持たずにガロード達は先ほどの会話をした。
そこに金髪の少女が覗き込むように抱き合っている二人を見た。

「…大丈夫か?」
「平気平気…ティファ、起き上がるからそろそろ」
「…はい」

ガロードがそう言うとティファはしぶしぶという感じに起き上がった。
金髪の少女、レジスタンスのリーダーから『カガリ』と呼ばれた少女はそれを溜息を付いてみていた。

175: ◆L1QckJlrlM
07/06/23 08:34:47
ここまで、途中規制もあったけど何とかできたか…
さて、次は砂漠戦本格化っと…
クライマックスは決まっていても途中がまだあやふや…
次に投稿できるのはいつのことやら…
それではこれで

176:Exceed4000
07/06/23 08:52:41
リアルタイムGJです!接地圧の変更抜きでよく頑張った!と言いたいです。
やはり砂漠戦ではソードがメインな様で・・・
これからも頑張ってください!
以上携帯よりお送りします。

177:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 09:54:08
GJ!
毎度のがティファのほのぼのもさることながら、
こっちが動き難いのなら相手に来てもらおうとでも言わんばかりに、
本編であまり出番のなかったパンツァーアイゼンをうまい事使ってるガロードはやはり流石だ。

レジスタンスに対し抱いた感想のとこで思い出したが、
考えてみればガロードはいわば生身での対MS戦術のエキスパートなんだよな。
ガロードの指導を受けてレジスタンスがレベルアップしたりしてw

178:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 10:14:34
GJ!
砂漠に寝転んで空を見上げる二人……
なんかこそばゆいw

179:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 11:45:54
◆L1QckJlrlMさん、GJです。
うんうん、ティファ可愛いよティファ
ガロードから見て、レジスタンスが対モビルスーツ戦が下手なのは、しょうがないですね。
他の人も言っておられるけれど、そういう戦い方はガロードの方がプロだし、
逆に、レジスタンスの方は、対モビルスーツ戦なんて初めてに近いし、
こればっかりは経験したり、戦訓を重ねていくしかないですからね。

Exceed4000さんの話は、皆さんも色々言っておられますが、ちょっとカリスが迂闊すぎると思う。
好意的に見れば、性格的に嘘をつきなれていないカリスが、無理に嘘をついて、
状況を悪化させたともとれますけどね、あれは。
そこでちょっと、あの場面を俺なりに考えてみたのですが、
カリスが上官の権限で、ガロードの処分はこっちで決めると宣言、アスラン、ニコルを退出させる。
だが、その事に不満、納得できないアスランが、意見を言うために戻ってきたら、
カリスとガロードが馴れ合っている。これはどういうことだと詰め寄るアスラン、
咄嗟の事で、うまい言い訳、嘘がつけず、例の嘘をつき状況が悪化、ガロ&カリス逃亡へ

ちょっと面倒かもしれませんが、こういう流れではどうでしょうか?

180:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 13:22:41
>178
ティファが小麦色に日焼けしちゃうよヽ(`Д´)ノ

181:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 13:49:52
>>180
小麦色のティファ…
麦藁帽子とTシャツとミニスカの見た目活発そうな…
うん、新境地だww

182:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 13:59:55
ミニスカよりもキュロットを提案

183:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 14:42:22
>>180
グゥレイト!オレとこんがり同盟を結成しようぜ!

184: ◆L1QckJlrlM
07/06/23 17:33:35
う~ん…調べてみたけど今だ良くわからん
砂漠の熱対流ってビームを曲げるみたいですけど上空からの攻撃もやっぱり曲がったりします?

>>176
いえいえ、砂漠戦がソードじゃなくてヘリに一番有効なのがソードってだけです。
だってあれ切れるしブーメランはエネルギー殆ど使わないし弾ぎれないし…

>>177
後ガロードの世界とこちらの世界ではMSができてからの年数が違いますね
よってMSにする対策が専用のものか別のと同じかでかなり効果が変わりますね。
ガロードの指導…う~ん、考えてはいますがまだOSなり何なりの問題があるからな~

>>178
そのこそばゆさは別名ラブラブフィールドの効果の一つであると作者は信じます。

>>179
ガロードがプロと言うよりその世界の人はだれでもある程度対処可能と言うだけでしょう。
そうじゃないと生き残れない世界であったんだし…

>>180-181
小麦色とまでは行きませんが軽く焼けたティファと言うのはかなりおつだと思うのは私だけでしょうか?

>>183
はいはい、あなたはサイ君と同じ振られ同盟ですよ?


185:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 18:01:58
>>180-181
一念発起して自ら挑戦するが、元々頑健でもない所へいきなり砂漠の太陽に身を晒して、
たちまち日射病+赤焼けヒリヒリでKO、回復しても無念さと自分の迂闊さを恥じて
しばらく引きこもってしまうティファと、心配で戦闘待機どころじゃなくなるガロード…

というビジョンが速攻で見えた俺はフラッシュシステムに対応できるかも。

186:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 18:38:38
>>185
残念だが君はカテゴリーM(妄想、ちょっと萌え)と判定された。

187:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 22:27:37
>>184
>ガロードがプロと言うよりその世界の人はだれでもある程度対処可能と言うだけでしょう。
そうじゃないと生き残れない世界であったんだし…

ガロードは、AW世界でも抜きん出てた能力を持ってたよ。
初登場時の街でのシーンで、対MSのための自衛団?の人にも感心されたぐらいだし。

188:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 22:32:58
ふと思った。
最初にガロードを明けの砂漠のところに落っことして、
そこで戦い方教えたりMS奪って戦ったりしながら仲間を探す為に各地を渡り歩く…
そんなそれなんてボトムズ?なストーリーもガロードなら可能じゃね?

189:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 22:54:30
>>184
因みに、1/144ソードストライクの箱の側面の解説文
「アフリカ脱出戦では『砂漠の虎』率いるバクゥ軍団を相手に大立ち回りを演じている。」


190:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 22:56:29
街を焼かれてまたバカな真似をしようとするレジスタンスの末路が見えて彼らを止めようとするガロティファか。


191:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 23:14:05
ゲリラが拠点ばれた時点でヤバイしな。

192:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 23:30:38
っていうか良くも悪くも敵が軍事行動に出てる時に正面から行っちゃ駄目だろゲリラ
ブルコスよろしくテロで非戦闘時に襲って潰す
ザフトも傀儡立てて武器を与え
民族同士にやり合わせるのが基本戦術だろ

193:通常の名無しさんの3倍
07/06/23 23:38:35
正規軍に正面戦闘挑むゲリラがあるかよ。

194:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 00:03:31
>181
ティファにはミニスカではなくホットパンツを!ヽ(`Д´)ノ コレハユズレナイ

195:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 00:05:22
お前らほどほどにしとかんと描くぞ、キュロットティファ。
板違いな気もするけど。

196:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 00:22:19
ガロがバクゥをハンティングするのか?
で、かっぱらったバクゥはジャンク屋か武器商人にでも売って街の復興に当てる、と。

197:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 00:27:49
>>195

     描        け      

198:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 01:12:24
>>195
そして投下してくれるとうれしい。

199: ◆L1QckJlrlM
07/06/24 15:15:39
えっと、砂漠の熱対流は…

200:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 15:28:32
真上からの射撃でもある程度はやっぱり曲がるんじゃないか?
水平に撃つよりは影響少なさそうな気がしないでもないが、なんとなく。

201:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 17:12:50
そもそもレーザーに比べてビームに対する熱対流の影響って少ないと思うんだが。

202:通常の名無しさんの3倍
07/06/24 21:04:38
キュロットティファ…
高いところのものを取ろうと背伸びして、ちょっとスカートの奥が。でもキュロット
というシチュが連想で出てきた。想像は出来るが描き起こす技術は俺に無い

203:通常の名無しさんの3倍
07/06/25 01:33:32
>>199
想像で物言うと
地形・地理・季節・時間が影響するだろうからなんとも・・・
地形・窪地なら熱の逃げ口は南面の斜面方向?比較的冷気は日照の少ない面から進入?
地理・マクロで上昇した空気を補うためにどこかから補う?水がある地形や冷気の多い地形から?対流の方向に影響?
季節・陽光は何処から差しているか?季節風は?気圧配置?
時間・太陽はどの位置?どの面を照らしている?
とかが絡みそうで分からん
でベクトル決まったら計算だろ
対流の方向も素直に上にとは限らんだろうし,影響ありで適当にやれば?


204:通常の名無しさんの3倍
07/06/25 02:06:26
203に同意。
空気をイオン化できる程のエネルギーを持つビームを実際にぶっ放した例なんか無いし、
計算しようにも、量子力学における確率およびカオス理論の領域だ。
細かいことは気にしないほうがいいかも。

205:通常の名無しさんの3倍
07/06/25 22:27:18
ビームが曲がってるんじゃなくて
陽炎みたいに空気が揺らいでる所為で狙いが付けづらいんじゃないかな?
と勝手に思ってた

206:通常の名無しさんの3倍
07/06/25 22:42:20
つかそれらしく聞こえれば大嘘でも全然おk。

207:通常の名無しさんの3倍
07/06/25 22:43:28
>>205
確かに。
有視界戦闘だったら、そっちの方が深刻かもしれない。
下手すれば、目標を見失う可能性が高いと思う。

208: ◆L1QckJlrlM
07/06/26 12:20:41
了解です、でわそれらしく書いて見ます…
…私が思うNTの限界が出てくるやも知れませんね

209: ◆xLCCca1qz6
07/06/27 15:26:31
「そう言えばさ」
「ん?」

ガロードがストライクのOSを砂漠様に書き換えているキラに話しかけた。

「フラガのおっちゃん、俺があのキツネ野郎と戦ってる間何してたんだ?」
「ガロードが1機目を倒す前にヘリを全滅させて、
その後戦艦からの砲弾を食い止めたり敵艦の位置を特定したりしてたよ」
「敵艦? いたのか? 全然見えなかったぞ?」

ガロードがそういって首をかしげるとキラはプログラムし終わったのか画面からガロードへ視線を移し

た。

「うん、居たみたいだね…なんでも砂漠の…なんだっけ…キツネだったかな? そんな事いってたよ。
さっき襲ってきた部隊もその人の指揮する部隊だって」
「ふ~ん、キツネってのは同意だな、なんかそれっぽい動きするし背中から砲撃するし」
「そうだね」

そう言うとガロードとキラは笑いあった。
なおそれを横で聞いていたフラガは腹を抱えてピクピクと肩を動かしていた。
どうやらキラの『キツネ』発言が壷に入ったようだ。


210: ◆xLCCca1qz6
07/06/27 15:27:35
「な~んか慌しいな」
「こっちだって忙しいんだよ?」

キラはそう言うとエールストライカーパックの再調整をしていた。
なおその横ではキラ用の飲み物を持ったミリアリアと整備員の小間使いされているトール、
ミリアリアと一緒にガロードの飲み物と結局食堂に来なかった二人の夕食を持つティファがいる。

「キラ、そっちはどうなの?」
「あと少し…よし、これで地上ではある程度空を飛んでいられるよ」
「サンキュー、やっぱ空飛ぶとなるとエールが一番いいんだよな?」
「そうだね、ソードやバスターだとジャンプが精々で滞空はできないし」
「ねえガロード、やっぱり空からの攻撃って有利なの?」

ミリアリアはティファと共に夕食をガロード達に渡しながら訊いた。

「ああ、空飛んでるってだけで簡単に相手の死角に潜り込めるし、回避もラクだぜ?
それに相手の真上から落ちるだけでも結構な攻撃になるから」
「へ~」

ミリアリアはそういって頷くと、

『総員! 直ちに帰投! 警戒態勢を取る!』

とアナウンスがアークエンジェルに響いた。

「一体どうしたんだ?」
「何でもレジスタンスの拠点が攻撃されたんだと…
もしかしたら囮かもしれないから坊主達はこっちで待機だ」
「てことはフラガのおっちゃんが?」
「お兄さんだ! ったく…スカイグラスパー、出るぞ!」

フラガのスカイグラスパーが発進した後、格納庫は静かな緊張感に包まれていた。

211:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/27 15:28:35
「え? 援護?」
『ええ、そうよ…流石にレジスタンスじゃバクゥには勝てないわ』
「そうなの?」

ガロードはそう言うと首をかしげた。
ガロード達の世界では闇討ちすれば武装車両がみっつもいて訓練なり修羅場をくぐるなりしていれば、
旧式ならばどうとでもなる。
もっともこの世界とガロード達の世界とでは武装車両の火力が全然違い、
ここの世界はあくまで対戦車用、ガロード達の世界は対MS用だ。
まあ火力の他にMSが登場してから20年近くたっているのと、
1年以下と言うのならば対策の違いがあって当然である。

『と言う訳だからお願いね?』
「了解っす、ティファはどうする?」
「一緒に行きます」

傍らのティファに聞くともう行く準備万端といった具合で、
ベンチシートに座りシートベルトを装着していた。

『装備は一番速いエールで』
「あとバズーカと予備の弾ね! …うし!」
『APU起動…カタパルト、接続。エールストライカー、スタンバイ。
システム、オールグリーン。進路クリアー。ストライク、どうぞ!』
「ティファ・アディール」
「ガロード・ラン「エールストライクガンダム、行くぜ(行きます)!」」

二人の掛け声と共にストライクは四つの大型ブースターをふかし、
砂漠の夜を高速で飛行していった。

212:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/27 15:30:12

「お、見~っけ…なんだよまだ全然倒せてないじゃん」
「ガロード、あれ…」

ティファが指を指す先では、バクゥが3機バギー10台に囲まれてからだから爆炎を上げている。
もっともそれに応える様子はなく、そのバギーを潰そうとバクゥ達も必死になっていた。

「よし、チャンスだ!」

ストライクはエールパック装備で高高度を飛んでいる。
それでも備え付けのレーダーでバクゥ達を見つけられたのは、
バギーのロケットランチャーの爆炎があったからこそである。

「ティファ、しっかり捕まってるよ!」
「はい!」

ガロードがそう言うとストライクは右手に装備しているビームライフルを構え、ブーストを切った。
推進力を失ったストライクはそれから数瞬もしない内に落下を開始した。
バクゥ隊はストライクの存在に気が付いたのか上を見るものの、構造上真上への攻撃は難しい。
そうしてのたのたしながらもストライクへミサイルを向けたバクゥのすぐ横をビームが横切った。

「…あり?」

ガロードはそういいながら降下から一転上昇し、ビームライフルを2発撃つが、
しかしビームはことごとく外れた。

「…ビームが」
「曲がった…?」

ガロード、ティファはその現象に首を傾げたがミサイルが接近して来たので考えるのをやめ、
そのミサイルをかわし、打ち落としす。

「仕方ねえな、だったらこれで!」

ガロードはそう言うとビームライフルから持ってきたバズーカに切り替える。

213:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/27 15:31:49

「…く………そりゃ!」

バズーカの弾は再度降下したストライクから撃たれ、
バクゥの内一機がその攻撃によりミサイルランチャーに命中、吹っ飛ばされた。
ガロードは最初機体を上下逆にして降下したが、正位置に戻し足から着地した…
一瞬前までいた攻撃されてないバクゥの位置に。
どうやらキラの砂漠対応は完璧なようで、足が埋まったり滑ったりしなかった。

「ち、惜しい」
「ガロード、後ろ!」

ストライクの着地で砂が舞い上がり視界は見えなくなったが、
バクゥ達はそれを好機とミサイルを放ってきた。
ミサイルアラームもなってはいたが砂の影響かどこから来たのかは解らなかっただけに、
ティファの指摘はガロードにとってありがたい物だった。

「うおっと!」

ガロードはブーストを点火、砂を巻き上げつつ水平に左に移動、
偶然そこにいたもう一機のバクゥにケリを食らわせ、バズーカを撃った。
蹴られたバクゥは回避仕切れず翼に当たり、その爆炎がミサイルに誘爆した。

「おしい! …ん?」

すると今までばらばらに攻撃していたバクゥが前二機、後ろ一機の三角形の編隊を組んだ。

214:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/27 15:33:42
三機ははじめ一直線にガロードへ突進、
ガロードがバズーカを撃つと後ろの一機は後退しつつミサイルを発射。
後の二機は左右に別れ、ガロードがミサイルを迎撃しようとバルカンを撃つと、
後ろと斜め右方向から同時に体当たりをしてきた。
ガロードはそれをジャンプする事でかわしたが、バクゥ二機はお互い上手く交差し、
それぞれぶつからずに着地した。
それと同時にアラートが鳴り響き、ミサイルの第二派が来た。
これに対しガロードはミサイルの横に突っ込み、バルカンで当たるものだけを破壊、
そのままミサイルの持つバクゥへバズーカを向けた。
バクゥはそれに対し左右に蛇行しつつ後退し、当たらないようにしつつミサイルを発射するが、
ミサイルをバズーカをバルカンで相打ちにされ、煙幕ができた。
他の二機のバクゥも食いつこうとするも射撃武器を持っておらず、様子を伺っていた。
ガロードは煙幕を利用してシールドを投擲、バクゥはそれを右に避けると、左足にナイフが刺さった。
反対側にはバズーカの弾が当って爆発したことからこちらの方が正解なのだが、
左腕にビームサーベルを装備したストライクがそのままバクゥの胴体を切り払った。
爆発するバクゥを背に残り二体のバクゥを見るストライクに対し、バクゥは撤退をしていった。

215:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/27 15:35:14
「うへ~、結構やられたな」

ストライクから降りたガロードは、そうひょうひょうと言った。
これに対しカガリが、

「おい、そんな言い方は無いだろう!?」

と言うも、

「復讐って言っても俺が来なきゃ全滅してただろうし、装備も貧弱…
これじゃ八つ当たりって言われても仕方ないぜ?」

と返された。

「なんだと…貴様!見ろ! みんな必死で戦った…戦ってるんだ!
大事な人や大事なものを守るために必死でな!」
「戦えば良いという物ではありません」
「ティファ?」

いつの間にかティファが怪我人の手当てからこちらに来ていた。

「力がなければどの様な思いがあっても、それを叫んでも無意味な事があります…
勿論力があるからと言ってその思いが達成される訳でもありませんが…」
「それじゃあ…それじゃあ一体私達はどうすれば良いんだよ!」
「解りません」
「「え?」」
「思いは人それぞれであり、その思いによって必要な事は別だったりします。
その伝え方、解決方法は決して一つではありません…
その方法はあなたが自分で考えなければいけません」
「自分で…」

カガリはティファの言葉を呆然と聴いていた。

216:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/06/27 15:42:23
今日はここまで、最初名前間違ってました、すみません
ティファがカガリへ諭した最初の回ですがどうだったでしょうか?

ラクスと違いティファは自分のやりかたをあまり語らないと思います。
あくまでその人にあったやり方がある、
そしてそれは自分が予見した未来へ必ずしも続かない物であると解っています。
なんせガロードに何度も覆されたのですから…
まあ行動力と言う点でも多少は違いますが…

…砂漠のキツネ、もといトラとの会談、どうしようか悩んでいます。
やりますよ? けどその中身が…
戦争の傷跡は知っていても戦争の終わらせ方は…

217:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 15:56:31
乙……なんだけど、いつにも増して文章が雑じゃないか?

218: ◆L1QckJlrlM
07/06/27 16:16:46
>>217
あう…
自分では気をつけているつもりではあるんですが…
今日のように昼間のみ無いというのは珍しく時間がある時に書いてるからどうも
戦闘シーンは頭に浮かべばすらすら行くのですが今回は難産で思いついては書き書いては考えを繰り返し…
結果指摘された通り雑になったやも知れません。
これからもこのようなことは無いようにしたいのですがどうなるかはわかりません
これからもご指導のほどよろしくお願いします

219:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 17:03:59
せめて改行はちゃんとしようぜ!

220:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 17:23:09
おいおい まずはねぎらおうな。GJってさ。
改行は問題無いようにみえるぜ?てにをはが、ちっと乱れてるけど。

まあとにかく、うpスゲーうれしい。

221: ◆L1QckJlrlM
07/06/27 17:39:33
>>219
あれ?
改行は気を使っているしPCでは問題ないと思ったのですが…
携帯からの場合変に写るのか? どうすれば…

>>220
ありがとうございます

>てにおはが
えっと…タイプミスでしょうか?

222:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 17:47:00
てにをは……助詞のこと

223:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 18:12:00
あなたを犯人です
こんなんだな、「てにをは」がおかしいってのは。

224: ◆L1QckJlrlM
07/06/27 18:15:32
なるほど…気をつけます


225:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 19:01:51
>>221
いや俺もPCで見てるが>>209に変な改行で出来た空白の行がある

226:通常の名無しさんの3倍
07/06/27 23:37:06
虎との対談かぁ……

ここは一つ、「彼女」の活躍に期待するぞ。

227:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 00:06:05
遅ればせながらGJ!
>「戦えば良いという物ではありません」
これを字面で見た時ラクスの言い様と被って見えてしまったorz
その後の発言で根本が違うのは容易に理解できたが、
どちらも一応『電波系ヒロイン』という同じカテゴリーに分類されるのだという事を今更ながらに思い出したよ。

そういえばAWでもビームの屈折云々は間違いなくあった筈なわけで…(流石に砂漠戦ほどではないだろうが)
その辺どうなってたんだろう、
地形、気候によって状況は千差万別だろうから自動調整とか付いていたのか?

228:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 01:41:20
まあ、OSの精度が段違いだから
Xの方は照準自動補正ぐらいついてても
違和感ないな

229:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 03:15:28
話変わるがACEでXと無印種が共演するそうな。
あのDOME行く時の戦闘がヤキン戦みたいに横から乱入して殲滅するとかいう
アホなことにならないか心配だ・・・
その逆でガロードがヤキンでサテライトぶっ放なすのも嫌だ・・・

230:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 07:32:52
ジェネシスに向ける分にはいいんじゃね?>サテキャ
艦砲はろくに効いてなかったようだし…

231:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 09:33:19
>>229
>ACEでXと無印種
を見てACE COMBAT Xと無印種だと思った俺は間違いなくスレ違い。

232:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 13:31:04
<<南十字星を墜とせ!>>
動かせるエアマスターとレオパルドにドキドキが止まりませんぜw

233:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 16:09:30
Gファルコンとの合体はあるかな?
あの変形機構と火力を手にしたパーフェクトDXで暴れてーぜw

234:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 17:21:12
>>233
何そのまぬけなメル欄

235:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 17:35:10
>>234
失礼。最近この業界はいった新人なもので。

236:通常の名無しさんの3倍
07/06/28 20:27:06
ちょwww
デザートロンメルwwwwwww

237:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 12:06:05
ネタが・・・

238:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 17:43:37
無いなら振ればいいじゃない。

というわけで一つ。
C.Eの遥か昔にA.Wが存在したとして(∀による文明埋葬等によって)、
それでもなお残っている物があるとしたらどんなのだろう?

239:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 17:57:34
地球と月。

240:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 19:02:10
月は何時でもそこにある

241:通常の名無しさんの3倍
07/06/29 20:48:08
パソに触ってなかったらSS投下されてた、GJ!ただ少し今回はやっぱり雑だった気もする・・・
砂漠の狐ロンメル元帥(将軍?)か、役でいうとMSVのモーガン・シュバリエだね
戦車隊にエル・アラメインは月下の狂犬と共通してるし
ちなみに生物学者のモーガンと顔が似ている(手かこの人がモデルだろうな、顔と名前は
横にそれたけど投下乙、カガリとティファのシーンはよかったよ

本スレも見たけどACEでXとSEEDが参戦か、Xファンとしては嬉しいね
待遇が良ければいいんだけど・・・楽しみだな

242:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 00:16:01
種世界のビーム兵器はビームとは名ばかりのレーザー光線のようなもの。
砂漠の熱対流ごときで曲がったり、ラミネート装甲なんてもので防げる位だし。
ネロブリッツとやらのクリスタル化装備の説明で確信した。
何でもビームを内部屈折させて撃ち返すといった使い方をするものだが、
プラズマ化した金属粒子が固体を通り抜けたり跳ね返ったりするものだろうか?


243:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 01:22:07
い、言われてみれば……

244:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 09:00:45
確かに粒子ビームなら熱量のみならず運動エネルギーで
ダメージを与えられるはずだし・・・
UCでは粒子ビームがメインで
CEではレーザービームがメインなんだろうか?

245:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 13:03:29
だがCEのビームはプラズマだと言う謎。

246:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 13:54:25
つまり種のビームは心霊現象と同レベル。
そりゃ簡単に無効化されるわ。

247:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 14:00:17
レッドフレームはプラグからびビームに使うエネルギーを直接出して球状にできるし
種のビームは謎が多い。

248:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 15:07:57
>>246
大○教授乙

成金ピカツキの「装甲表面でビームを受け止めて、任意の方向に撃ち返す」
なんて超技術を出した種世界で物理を語っちゃいけないような気がするぜw

249:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 16:24:44
種のビームは陽電子砲なども含めて、その全てが怪しい光線、すなわち
『怪光線』であるという説をここで発表する

250:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 18:17:01
つまり機械獣や戦闘獣と同じか。マジンガーの出番だな。

251:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 19:06:30
よし、割れるバリヤーの開発だ!

252:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 20:31:06
ゲシュマイディッヒバンツァーやアルミューレ・リュミエールはUCのビームに対しては全くの無力であろう。
最強武器もレーザー対艦刀だからな……
ビームサーベルもビームとは名ばかりのレーザー剣なのだろう。
ところでCEのビームもどきはUC他のMSに通用するのだろうか?
気休め程度のビームコーティングで弾かれてしまうような気がするのだが……

253:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 20:43:17
CEの怪光線は粒子ビームの短所とレーザーの短所を併せ持つ!

254:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 21:05:56
つまりプロテクトシェードにもミラーコーティングにも無力だと

255:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 21:36:19
ああ、そうかだからPS装甲なんて代物が流行ったんだ
実弾技術が恐ろしいほどに発展したからそれに対しての対抗策は進んだけどビームと言うかレーザーには
まったく防御方法を考えていなかったからこそある意味全盛期なわけだ

256:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 22:07:39
しかしCEにはチタン系の合金を安く大量に精製する技術がない。
やっとの事で開発された新合金はジャンク屋に奪われ、無駄遣いされてしまった。

257:通常の名無しさんの3倍
07/06/30 22:32:40
Ex氏が水曜日から投下する訳だが08スレの三人目よろし大ポカやってド顰蹙食らわなければいいけど
クロスアストレイ氏もDC氏もやっぱり忙しいのかな・・・

258:通常の名無しさんの3倍
07/07/01 15:17:16
>>256
いくらチタン合金だろうと負債製のスーパー合金作ろうと、
CEの連中は一枚板の硬くて衝撃をよく通すワケわからん装甲しか作れんよ。
複合装甲を知らないんだから。

259:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 22:09:53
トランスフェイズ装甲はある意味複合装甲じゃないか?

260:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 22:42:49
PS装甲を通常装甲(どんなもんか知らんが)で覆っただけだろ。
結局ビームに弱いし圧力センサーおしゃかになったらPS化もしなくなるしな。
通常装甲がよほど衝撃を吸収しないとただ二枚板にしただけで意味なさそうだ。

261:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 23:10:08
ビームに弱いのは極端に厨臭いヤツ以外どれも一緒じゃん。


262:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 23:17:28
PS装甲は通常装甲よりはビームに強いとされてはいるんだが……
ビームコーティングの類が出来ないんだろうな。
あれ?TP装甲って、ビームにも強くなれる可能性があるんだ。

263:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 23:29:55
つーか通常装甲にアンチビームコーティングした方が種前半はともかく
後半と種死以降ならVPS・TP装甲より強いだろ。

264:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 23:42:42
主任「ええい、わがままな連中だな。ならば基礎となる装甲は発泡金属、その上にTP装甲を重ねようじゃないか。
   さらにビームへの耐性を付けるため、TP装甲の外側部分は通常装甲からラミネート装甲に置き換えてみたぞ。
   なに、MSサイズでラミネート装甲は意味がないだと? 心配するな、強制廃熱装置を大幅に増設して廃熱対策も万全だ。
   次期量産MSを決めるコンペティションで有象無象を蹴散らす日が楽しみだな!」






~コンペ当日~

助手「……重過ぎていい的になってます」

265:通常の名無しさんの3倍
07/07/02 23:46:49
子供の時に皆が一度は考える、「盾の材質で装甲作ればいいのに」と同じだw

266:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 00:01:24
>>265
実際問題盾の欠点である寿命の短さも
一会戦乗り切れる
何十機も落とされている
ことを考えると、コスト的に考えても
優秀なパイロットの機体に付けてもいいような気が駿河

267:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 00:11:56
>>264
そこまでしなくても発泡金属にビームコーティングだけで十分。
コーティング量にもよるがアグニクラスまでなら耐えるとみた。

268:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 00:56:50
UCのMSは盾も装甲も素材は変わらない希ガス……
但し盾は分厚くできるし、デッドウェイトになりそうなら捨てるなり、最初から装備しないといった選択肢がある。

269:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 01:08:05
ベテランならその方が強いかもな。
「当たらなければどうということはない」このためにある言葉だな。

270:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 18:47:32
ヤタノカガミの下にPS装甲してTS装甲にすればいいんじゃね?

271:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 19:44:02
陽電子リフレクター+PS装甲でFAじゃね?

272:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 21:09:19
アルミューレリュミエール常時展開しとけばビーム・実弾
ばっちこーいじゃん。

273:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 21:39:25
いい加減スレ違いだぞ、明日Exceed氏が投下するんだしそのくらいにしておけ

274:通常の名無しさんの3倍
07/07/03 21:54:18 oAyPnaHF
オーケー、コーヒー飲んで落ち着こうぜブラザー。

275:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 02:40:55
久々にスレの中を見に来ましたが、曜日を間違ったせいか、1日違っているせいか、なかなか大変な事になっているようで……

次回投下を2007/07/05 20:10:18としたのはよく見に行っているX運命氏の第一話が投下されたのが
一年前の2006/07/05 20:10:18だった訳で(X運命氏のサイト、コーヒー過去ログを参照に。まさか気づいていた人板のかな?)。
と言ってもミナさんをこれ以上待たす訳にもいかないので、明日投下します。

一応37話、オーブ近海の戦闘まで書き終わったのでコーヒー飲みつつ一息吐いています。
Xからのキャラも、声ネタ含め更に二人も出して整合性を取るのは結構きつかったなあ……と。
ガロード、ティファ、カリスの脱出行は?ジブラルタルは?ビクトリアは?カガリとは、虎とはどうなるの?アスランたちの動向は?
疑問は尽きないと思いますが、他の種再構成スレを参考に色々と頑張りました。

38話以降の続きは鋭意執筆中ですので、これからも宜しくお願い致します。
では、また後程。

276:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 11:04:02
あのままフェードアウトかと思ったが続き書いてたんだ。
今まで散々突っ込まれてたのに、そんなにまとめて書いて大丈夫か?

277:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 18:35:37
続き書くのは別に構わんが、
ストーリー展開のためにキャラを不自然なレベルの阿呆に貶めるのは勘弁してくれ。

278:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:10:25
第二十五話投下します。凸とわかめの扱い苦労しました。

機動新世紀XSEED   第二十五話「仕方ありませんね……」

基地内に警報が鳴り響いた時、ニコルは格納庫のメンテナンスベッドにある自分の機体に向かっている途中だった。
あの傭兵が捕えられている部屋でアスランが銃を撃った直後、傭兵と副指令……だった人を追おうと出入り口に向かって走る彼から、直ぐに自分の機体に向かうように直接言われたのだ。
理由は訊く前に相手が言ってくる。曰く、『MSを使って逃亡されたら洒落にもならない』との事。
野暮な事をしてあの状況で彼をあれ以上怒らせれば、間違いなく冗談抜きで脅しの矛先は自分に向いていたのではないかと思うと、ニコルは背筋に僅かばかりの悪寒を感じた。
今彼は正直な事を言えば、アスランに対して良い感情を抱けないでいる。
確かにあの傭兵が乗った機体によって多くの仲間達が散っていき、アスラン自身も先の戦闘に於いて彼等に当たったせいで捕虜となった事は事実だ。
だが、だからと言って問答無用で射殺して良いという事ではない。
尋問くらいは許されているので訊くべき事……あの超能力じみた戦闘能力は一体何なのかと……は訊いておかねばならない。彼らの仕事上自分達が知っていない事を知っていそうだったからだ。
だから出来るだけ人払いをさせて簡単な事を訊こうとしたその時にアスランが来た為にそれは頓挫してしまった。
そうこう考えている内に自分の機体の前にやって来る。
格納庫の中は地球のあちこちに回される数多くのMSの周りを、やはり多くのスタッフがあちこちに忙しなく動き回り、起きている事の重大さを鮮やかに物語っていた。
ニコルはすぐに近くにいたスタッフの一人を捕まえて、自分の機体の状態について訊こうとする。
だがその時、格納庫の出入り口から凄まじい轟音と爆風が襲い掛かってきた。
背後に気を配っていなかった者達は一瞬にして方々に吹き飛ばされる。
彼もやはり同じ様に吹き飛ばされるが、床に身が当たる直前にとった受身の姿勢で何とか手負いにはならずに済んだ。
ふと2~3m程右隣を見ると、先程自分に応対しようとしていたスタッフがその場に転がっている。
ピクリとも動かない所を見ると、どうやら気絶しているか、打ち所が悪くてこと切れたかのどちらかのようだった。
次に意識が朦朧とした中で濛々と煙のたちこめる入り口付近に彼が見たのは、ノーティラス副司令官が数多の戦場で駆っていたとされているMSだった。
真っ白な色で流線型且つシャープな形のパーツが多く使われている、時代の先鋭を走ったようなデザイン。
正規のザフト製MSではなく極秘開発されていたと噂されていた、そのMSの名前を彼は一度だけ周りの人間から聞いた事があった……ヴェルティゴ、と。
それはゆっくりと中に入って来た後、外部スピーカーを通じて大声を上げる。
『ガロード、ティファ ! 今です ! 』
すると次の瞬間、爆煙の中からあの傭兵二人の影がこちらに向かって走ってくるのが見えてきた。
こちらに向かってくるのを確認したニコルは、その場に立ち込める煙と塵に軽く咽ながらすかさず銃を構え威嚇射撃をするが、全く応えないかのように走り続ける。
威嚇が用を成さないと思った後、次に本気で二人の内少年の方に狙いをすまして撃ってみる。
しかしその一発は少女の方が少年と繋がれている方の手を引っ張った為に、すんでの所でかわされてしまう。

279:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:11:33
やっぱり、とニコルは思った。
戦場でどうしてあんな敵の動きを悉く先読み出来る様な動きが出来たのか、鍵を握っているのはあの少女の方だと。
とはいえ銃弾という物を避けるには距離にも方向にも、そして数にも限度がある筈だ。
そう思って試しに二人に向けて4発ほぼ同時に撃ってみる。
一発目は少年の方の頬を、二発目は少女と繋がれている手の真上を掠めていく。
しかし三発目と四発目はやはり少女の方が先に動き、弾をかわす絶妙のタイミングで咄嗟に少年の方に体を寄せつつ、横っ飛びに跳躍する。
そして若干スピードを落としたものの、自分の目の前にあるブリッツまであと5~6mという所にまで迫った。
その時になって漸く周りから保安要員や兵士等が銃を構える音が聞こえ始める。その数は一瞬聞こえただけでざっと20くらいだった。
だが全ては遅かった。こんな距離になっては彼にまで当たってしまうかもしれないし、煙と塵のせいで余計に照準が定まらないだろう。
かくなるうえは徒手格闘しかないと思い、ニコルは銃を捨て少年を気絶させるべく下腹の辺りに一撃を喰らわそうと拳を勢い良く前に出す。
だがその時、少女の方が先に半歩程少年の前に躍り出て、真正面からそれを下腹辺りに自ら受け止めた。
次の瞬間、「あうぅっ !! 」という高く小さな呻き声と共に少女はその場に崩折れ、そのまま気を失ってしまう。
まさかの出来事にニコルは刹那の間その場に固まってしまう。
少年はニコルが最初からティファを狙っていた様にでも見えたのだろうか、烈火の如く大声で怒鳴る。
「てめぇっ !!! よくもティファをっ !!! 」
「待って、ふか…… !!! 」
不可抗力だと言おうとしたが最後まで言い切る事が出来なかった。
信じられないほど素早く少年が前に向かって駆け出し、ハイキックで拳を握り締めたままの自分の顔の右側に蹴りを入れてきたからだ。
いつものニコルなら避けられない事も無い、所詮は全く脅威になりえないナチュラルの繰り出す蹴り。
しかし何故か彼はそれをまともに受けてよろめいてしまう。
それはどういった立場にしろ、女性に対してはあまり手を上げる様な乱暴な真似をしたくないというニコルの意識の裏打ちか。
ともかく少年にとってはその一瞬があれば十分だった。
彼は少女を抱え上げ近くにあったブリッツのコクピットに乗り込むべく、幸運にも下に降りていたワイヤーに足をかけ上に昇る。
やがて意識が薄れていき、そしていきなり強く床に叩きつけられたせいか体の節々が上手く動かないニコルが気を失う直前に見た物……それは調整中と言われた愛機のコクピットに吸い込まれていく二人の人影だった。

280:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:12:48
ガロードは頬と右手から流れる血を拭き取りながらブリッツのコクピットに座る。
気絶しているティファは自分の膝元に寝かせた状態にした。
その時、あのアークエンジェルから脱出したザフト兵ことアスランの仲間はつくづく碌な人間がいないのではと思わされる。
当の彼は言うまでも無く、ニコルだとかいった坊ちゃん育ちそうなやつも、理解力がありそうな顔をしてティファの体を思いっきり殴りつけた。
事態が事態だけに一発だけキックをお見舞いするだけにしたが、本当だったらコーディネーターだろうがなんだろうが関係無くボッコボコにしているところだった。
さて奪取されたXナンバーの機体の一つを奪いかえしたはいいものの、ガロードにとってこれは当たり前だが未知の機体だった。
ザフト製のMSしか動かした事のないガロードにとって、イージスのコクピットをちらとも見なかったので連合のMSはどうすれば動きだすのか皆目見当がつかない。
また二人が乗った時にコクピットハッチが閉まったとはいえ早く起動させなければ、敵が無理矢理乗り込んできてあっという間にホールドアップになってしまう。
「ちくしょう ! どれだ ? どれが起動スイッチなんだよ ?!! 」
様々なボタンを押していると、外から短機関銃の音が止む事無しに鳴り始める。
早く何とかしなければ……
そしてそれは恐らく色々なボタンを50回近くは押した後だったろうか、不意にブンという駆動音がして様々な箇所に光が灯りだす。
それに伴いモニターも外の様子を映し出し始めた。
その直後自分の視界の左から右に多数の銃弾が流れて行き、右側でMSにでも当たったのか多くの爆発が起こる。
MSの頭部メインモニターをレバーで動かすと、ヴェルティゴが内蔵ビームライフルを構えていた。
更に外部スピーカーからカリスの声が聞こえてくる。
「ここは一旦僕がくい止めます !! 」
ガロードは無言で頷き、ゆっくりと目の前にあるレバーを動かしだす。
次にエンジンが低く唸るような音を立て始め、両足がぎこちなく動き出した。
全くといって良いほど整備を受けていない様なぎくしゃくとしたその動きに、どこかおかしいと思っていたガロードははっとする。
連合が開発したMSとはいえ、これのOSはコーディネーター用の調整が成されているのだ。
ナチュラルのガロードが動かした所で幼児並みの動きしか出来ないのは仕方がない。
と言った所で、こんな状況で直ぐにOSの書き換えなんか出来る訳が無い。
そんな事が出来るのは彼が知っている人物で思いつく限り、今はアークエンジェルにいるキラぐらいしかいない。
しかし、今は出来るだけの事をしなければ命の保証は無い。
自分でも出来るだけ精一杯の速さで色々なスロットルを動かすが、それでもかなり鈍い動きだ。
コーディネーター達が見れば鈍重とかそう言う前に不器用な方だと断じ切っているだろう。
2~3歩歩みだすと直ぐによろめいてしまう。
と、その様子を見ていたヴェルティゴが側まで駆けつけて両脇を抱える。カリスにもガロードが機体を上手く動かす事が出来ないと分かったらしい。
それから直ぐに通信が入った。
『ガロード !! 君達の仲間が居る場所はこちらでもある程度掴んでいます。機体の調整はそこに向かうまでに出来るだけの範囲で済ませられますか ? 』
「……やってみる !! 」
それ以上ガロードは答えないようにした。
OSの調整なんてこの世界に来てから片手の指を折って数えるぐらいしかやった事がないし、キラがそれをやっているであろう光景も感心しながら数秒目に留めている程度でしかない。
完全に勘の範疇で調整するしかなかった。
その間にもヴェルティゴはブリッツをその場から引き離し、スラスターを全開にして格納庫から出ようとする。

281:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:14:11
しかしそんな時、目の前に立ち塞がる者がいる。
格納庫の外に出たヴェルティゴとブリッツの視界の前に現れたのは後方に何十機ものジンやディン、シグーやザウート、バクゥを引き連れたバスターとデュエルだった。
多くの味方を引き連れているあたり、恐らく待ち伏せでもしていたのだろう。さすがに敵の地上一大拠点というあたり半端ではない。
そこから逃げる為に間合いを取るカリスと必死になって機体の調整を行うガロードに、耳を劈くような大声が音声通信で入ってくる。
『しれいか……いや、違うっ ! 貴様っ !! よくもニコルを人質にしたな ?!! 』
当然の事だが、バスターとデュエルに乗っているであろうニコルという人物の同僚は、先程の格納庫の顛末を見ていないので、ブリッツには違う人物がいるという事を知らないのだろう。
ガロードがそれは違うと言おうとしたが、それより先にカリスの方が相手に向かって通信を入れる。
『そこから一歩でも動いたり、こちらに向かって発砲したりするような事があればこのMSを破壊します。僕の力は良くご存知でしょう ? 簡単に同僚を失う事になってもいいのですか ? 』
その言葉の後に、ヴェルティゴは内蔵ビームライフルをブリッツのコクピット近くに突きつける。
成程ね……とガロードは納得した。
つまり傭兵である自分達はヴェルティゴにカリスと共に乗っている事にして、このブリッツにニコルという人物を乗せたまま人質にした状態でここから逃亡しようというのである。
それなら下手に相手は手を出す事は出来ない。
カリスの目論見は当たったらしく、敵は武器を構えたままその場に立ちつくす。
それを確認したヴェルティゴはスラスターを吹かして滑走路の方へ向かう。
相手が撃ってくる気配が無い事からガロードは一瞬上手くいったと思った。
ところがその場から飛び立つ直前、一発の砲弾がヴェルティゴの機体の横を掠めた。
ガロードとカリスがぎょっとしてその方向を見ると、一機のディンが空中に上がった状態でこちらに狙いをすましていた。
そしてそのディンから一つの怒号が聞こえてくる。銃で足を撃ち抜かれたはずのアスランのものだった。
『それに本当にニコルが乗っているのか ? なら通信の一つでもこちらに入れてくるはずじゃないのか ? 』
『僕は彼がこの機体の中で気絶しているだけだと思いますが、それが何か ? 』
それにはカリスが凛とした声で反論する。
実際、彼は本当に気絶していた。カリスとガロードのいる所から150m程背後にある格納庫の中でだが。
また、その場にアスランがいる事にやはり味方内も驚いたらしく、心配した同僚と、怒鳴る様なそれへの応対の様子がその場に駄々漏れになる。
『アスラン、お前銃で撃ちぬかれたって……』
『撃たれたのは足の甲だけだ ! それに片足だけででもMSの操縦くらいは出来る ! それと、聞こえなかったのか ! 敵に買われた傭兵と共に副指令殿が逃走したんだぞ ! 』
いや、そうだとしても……
イザーク達はそう思ってその場で判断を鈍らせてしまう。
だが、そんな風にしている者達に対し焚きつける様なアスランの声が再び響く。
『気絶していなければニコルだって伊達に赤を着ている訳じゃないんだぞ ! 反抗できない訳は無いだろう ! ……元副指令殿の乗った機体を落とせ ! 』
しかし、その場に居る全員にとってはいかに彼が赤を纏っているとはいえ、一介の兵士にしか過ぎない彼がどれだけ喚いたとてそこにいる兵が動きはしない。
だがその様子に業を煮やしたディンはその方向に向かって飛び立ち、MMI-M7S 76mm重突撃機銃、MMI-M1001 90mm対空散弾銃、6連装多目的ランチャーの全てを乱れ打ちしてヴェルティゴに迫った。

282:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:16:33
それと同時にアスランは再び全周波で全員に再び挑発する様な通信を入れる。
『人質を取っている敵というのはな……その間にほぼ無防備になる。人質に当たらない様に撃つ事が出来ないほどお前達の射撃の腕は下手なのか ?! 』
『なっ ! 何をーっ ?! アスラン貴様よくも言ったなァーッ !! 』
『落ち着け、二人とも !! ……チィッ !! 言われなくたってやってやるよ !! 』
先ず挑発に反応したのはイザークで高エネルギービームライフルを撃ち出し、続く様にバスターが遅れて高エネルギー収束火線ライフルと6連装ミサイルポッド、更にジンとシグーが重突撃機銃、
ターレットオプション武装を施したバクゥが2連装レールガンか13連装ミサイルポッド、ディンがアスランと同じ武装で、挙句にザウートが全ての砲を乱れ打ちしてヴェルティゴとブリッツを襲い始める。
ブリッツを抱えている為にヴェルティゴは上手いこと素早く動く事が出来ないので、必死で避け続けてはいるもののあちこち被弾していく。
これでは反撃するどころの話ではない。
ガロード達のいた世界では軽く頑丈な事で知られるルナ・チタニウム装甲で守られているとはいえ、このままでは墜とされてしまう。
その時ガロードは通信機越しにカリスの低く小さな、しかし苦々しげな声を聞いた。
『仕方ありませんね……これはあの戦闘の時既に修理は出来ていましたが、体の事もあってこっちに来てから使うのを憚っていました。でも……今また使わせて頂きます !! 』
その直後ヴェルティゴの腕部アーマーの辺りから小さい粒の様な機械が射出される。
それを見た瞬間ガロードはあっと小さく叫んでしまう。
かつて彼自身をA.W世界でカリスと初めて対峙した際、大いに苦しめた小型無人ビーム砲台、ビット。
死角という物が存在せず、全方位の敵に対し、その敵機を中心に全方位から攻撃できる兵器をカリスは使うのだから。
片方の腕から6基ずつ、計12基放たれたビットは非常に正確な攻撃で数多くの敵を撃墜していく。
それは突然前後左右から発射されたビームと言ってもいい。
なす術も無く四散した機体のパイロットは、何が起こったかも分からないまま機体と運命を共にしたことだろう。
目にした事も無い異様な攻撃の様子に敵兵達は一瞬たじろぐが恐れる事無く砲撃を再開する。
そしてあと僅かで真下は滑走路の端だという時、ビットを操っていたカリスは息を飲んでしまう。
味方の砲撃、ビットの攻撃を避け続けたアスランの乗ったディンがビームを発射する寸前のビットの一基を、エネルギーの逆流を利用したのか一発の砲弾で撃ち落としたからだ。
しかし残ったビットも負けんとばかりにディンの武装や装甲を次々に撃ち落していく。
そしてそれが最後と言わんばかりにヴェルティゴは一つ欠けた全てのビットを再び機体の中に格納し、その場から飛び去って行った。

283:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:17:30
ヴェルティゴとブリッツの二機が水平線の彼方に消えたのを見たアスランは、ディンを地上に降ろしコクピットから降りた。
その時になって自分の右足の甲を疼痛が襲い始める。
パイロットスーツの下に着ていたシャツの一部を無理に破って作った、足に巻いた止血用の布は真っ赤に染まっていた。
気づけば顔にもじっとりとした脂汗が浮かんでいる。
よくこんな状態でMSを操縦し、あんな動きをしたものだと自分でも感心してしまう。
元々このディンは足をやられた彼が、ブリッツ等があるところとは別の格納庫で整備員を怒鳴りつけて殆ど無理矢理借りてきた物だ。
整備員は手負いの彼を乗せる事は丁重に拒否したかったが、鬼気迫る彼には無駄であった。
だが冷静になって考えれば、それも含めかなりの無茶をしたと言える。
捕虜の殺害未遂、人質がいる状況でそれの命を無視した敵機への攻撃。
激情に駆られた行動でレッド降格は免れないか……と、ぼんやりと思う。
後ろではヴェルティゴの正体不明とも言える攻撃でやられた機体への消火活動が続いている。
撃墜された機体は全部で20から30、損傷を負わされた機体に至ってはそれ以上に及ぶだろう。
あの攻撃が再びこのジブラルタルになされたらと考えると彼ですら身震いがしてくる。
そうなれば言うまでも無く壊滅は間違いないからだ。
そう考えてふと10m程先を見ると自分が破壊した謎に包まれたヴェルティゴの攻撃端末の破片が転がっていた。
他の破片は海にでも落ちたのだろうかそこにあるのはその一片きりである。
負傷した足を無理矢理動かしてそこまで来たアスランは、その破片に指先で数回触れてみた。
既に熱くはなってない事を確認して拾い上げる。
大きさはCD-R程、厚さは一般的な電話帳くらいあった。
それにも拘らず重さはとてつもない軽さ。同じ形の物で例えてみるならアルミニウムと良い勝負をしているかもしれない。
しかしアルミだとすればMSの装甲に使える訳が無い。使っていたならヴェルティゴは跡形も無く破壊されていた筈だ。
だがあれは大量に被弾しても碌に傷つく事無く飛行し続けていた。ますます不思議な事だ。
そう思いアスランはポケットに手を突っ込んである物を出す。
それは基地の出入り口近くで傭兵を狙撃した際に、散らばった少女の方の毛髪の一筋。
別に彼女に対して危ない趣味が出た訳ではない。自身そういった物を持っている訳でもない。
彼はあの直後少しだけ冷静になって頭をフル回転させていた。
以前ナチュラルが、こちらから鹵獲したジンを戦場にそのまま流用しているのを見た事があった。
だがその動きは敵なりの整備を受けていたとはいえあまりにも鈍重で唯の的だと言ってもおかしくはなかった。
だからナチュラルが自分達と同程度にMSを操るなど出来はしない。
しかしキラというコーディネーターが連合についているという例があるのだから、MSを使って自分達を苦しめた二人の内どちらかがコーディネーターかもしれないという疑念があった。
どちらかといえば少年の方からは言動からあまりそういった雰囲気はしなかったが、少女の方がその雰囲気が感じられた。
その結果として今自分の手の中にその手懸かりがある訳なのだが。
遺伝子を調整していれば必ず痕跡が専門家によって見つかる筈……
アスランは二機の去った方向を忌々しげに見つめた後、再びディンに乗って格納庫に向かって行った。

284:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/04 20:21:56
投下終了します。
もう何も言いません。
では、また後程。

285:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:45:40
GJ!
そしてニコル災難w

>捕虜の殺害未遂、人質がいる状況でそれの命を無視した敵機への攻撃。
激情に駆られた行動でレッド降格は免れないか……と、ぼんやりと思う。

アスラン結局自分の事しか考えてないな・・・
今回の人質がいる状況でのなりふり構わない攻撃に加え、
さらに言えば前にガロード達に発砲した時に一歩間違えば味方に当たってた事に
反省や自己嫌悪するのなら分かるが真っ先に自分の心配とは実に大したご身分だ。

286:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 21:50:26
だって、凸だからね
所詮その程度さ


まあ、それは置いておいてニコルよ・・・生きてくれよ~

287:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 22:00:35
>>284
乙です。
凸は今回の件で降格にならなかったとしても
後々同僚や部下からの反感買う可能性大だな。
仮にも一般兵士(緑服)の上に立つ人間が
あれだけの自己厨な真似を衆人環視でやらかしたんだから

288:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 22:07:03
GJ!
しかし身勝手云々を除いて見れば寝返り後状態どころか、
どこぞのスーパーコーディネイター様並の芸当をやってのけているんだが…>凸
しかもC.Eの人間に渡っちゃいけないものベストテンくらいの物が二つも手元に転がり込んでるしw
これはあれか、いわゆるラスボスフラグというヤツか?

>>286
大丈夫!
ニコルが命を落としたのはトール同様拙いタイミングで近づいた事ともう一つ、
ミラージュコロイドがあった為に気付かれずに近づく事が出来てしまったのが理由だから。
むしろここは生存率が上がった事を喜ぶべきかと。

最後に、『らしい』活躍を見せてくれたカリスに乾杯。

289:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 22:23:12
286の心配は、「ティファに危害を加えてしまう」という
死亡フラグを立ててしまったことじゃないか?

290:通常の名無しさんの3倍
07/07/04 22:30:06
>>285-286


291:290
07/07/04 22:31:40
すまん、ミスった_| ̄|○
気を取り直して……

普通なら自分たちの撃った弾が当たるとか以前に、人質がカリスに撃たれること心配するよなw

292:通常の名無しさんの3倍
07/07/05 23:08:45
過疎だなぁ

293:通常の名無しさんの3倍
07/07/06 12:03:05
か、過疎ってますね

294: ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:05:24
取りあえずできたので投稿します

295:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:06:43
ここはバナディーヤ、アークエンジェル一同はレジスタンスの提案に従いここで補給物資を調達するこ
ととなった。
武器や水、食料の調達はナタルやトノムラなどの管制官がレジスタンスの幹部と共に、
雑貨は逆に怪しまれない子供でなおかつ腕が立つガロードとティファが案内役のカガリと共に町で買い
込む事となった。

「じゃぁ、4時間後だな」
「ガロード、ティファも気をつけろよ?」
「了解、任せとけって!」
「そちらも気をつけて…」
「解っている」

ナタルがそう返事を返すと互いに笑いあってその場は別れた。
ただその時ティファは片時もガロードから離れなかった為、
一緒に行動するカガリはなんとなくのけ者にされたような気がしてさっさと歩き出してしまい、
それをガロードとティファが追いかける形になった。

296:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:08:10
「キ~ラ!」
「ミリィ、トールも…」
「お前は行かなかったのかよ?」

格納庫でジン及びストライクのプログラミングをしていたキラにミリアリアとトールが話しかけた。

「うん、ガロードにさっきの戦闘でビームが曲がって当らないって言われて、
原因を突き止めたのは良いんだけどのプログラムが難しくてね…」
「そんなに難しいの?」
「実際自分の目で見た訳じゃないからね…後で何回か試射して見ないと…」
「それってキラがするのか?」
「それは俺がやんだよ」
「「え?」」

キラ達の会話に突然横から入ってきたフラガがそう応えた。
フラガはストライクのコクピットで今までシュミレーションを行っていたらしく、
頭をかきながらコクピットから出てきた。

「しっかしガロードの坊主ってすげえな、ほんとにあれでナチュラルなのかよ………」
「そんなにMSの操縦って難しいんですか?」

トールが興味本位でそう訊くとフラガは真剣な顔で頷いた。

「ああ、戦闘機やMAにはジャンプや歩行の概念は無いし、
バランスだって殆ど自動だったのがこっちじゃほぼ手動だし、
歩かせるだけながらともかく武器構えたり切り付けたり…
下手に動作をプログラムに頼ると結構隙ができるしでやっぱり腕もある程度は自分で動かさなきゃならん。
坊主がそこいらへんはフォローしてくれてっけどまだまだ俺じゃ扱いきれねえよ」

フラガはそういいながらキラの頭をくしゃくしゃと荒く撫でた。

297:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:09:43
「ふぃ~、よっこらせっと」
「ふふ…ガロード、お疲れ様」
「おう!」
「…そうしているとほんっとに夫婦みたいだな」

カガリがそう言うとガロードとティファは互いに顔を赤くした。
それはまさにご馳走様という雰囲気であり、それに当てられているカガリはたまったものではない。

「まあいいや、これでだいたい揃ったがぁこのキャンパスだっけ?
こんなのここじゃまず手に入らないぞ?」
「そう…ですか」

ティファはそう言うとガク~ンと肩を落として落ち込んだ。

「ま、まあけどスケッチブックは見つかったしな!?」
「それに鉛筆もデッサン用のがあったし…な!」

二人は慌ててティファにフォローした。

「お待たせしました」

ちょうどそこにカガリが注文した3人分の食事が来た。

「ケバブ?」
「そ、ドネルケバブさ! あー、疲れたし腹も減った。
ほら、お前らも食えよ、このチリソースを掛けてぇ…」
「あーいや待ったぁ! ちょっと待ったぁ! ケバブにチリソースなんて何を言ってるんだ!
このヨーグルトソースを掛けるのが常識だろうがぁ!」

カガリが赤い容器を持つと突然隣の席からアロハシャツにサングラスと言う怪しい格好のおじさんが、
白い容器を携えカガリの言葉に割って入った。

298:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:10:55
「うわ!?」
「え?」
「いや、常識というよりも…もっとこう…んー…そう! 
ヨーグルトソースを掛けないなんて、この料理に対する冒涜だよ!」
「なんなんだお前は!」

カガリはそう言うと自分のケバブに赤いソースをかけ、近くに座るティファに差し出した。

「見ず知らずの男に、私の食べ方にとやかく言われる筋合いはない!」

カガリはそう言うと一口ケバブを頬張り、

「っんまーーーーいーーー! ほぅらお前も! ケバブにはチリソースが当たり前だ!」

と言ってティファに勧めた。

「だぁぁ待ちたまえ! 彼らまで「お前ら何言ってんの?」「え?」」

そこまで黙っていたガロードが口を開いた。

「ケバブにソースをいきなりかけるなんて贅沢こそ邪道だろ? まずは一回そのままで食ってみる!
店によって味が微妙~に違うんだからまず食ってそれから味を変える為にちょこっとかける!
それで気に入るソースがあればそのままかければ良いんだから…
そりゃ二人はこの店でも食った事あっかも知んないけど俺達は初めてなんだぜ?
初めての奴にいきなりドバッてかけて舌が合わなかったらもったいないじゃん」

ガロードがいつに無く長い台詞を言う傍らでティファはすでにガロードの食べ方を実践していた。
どうやらソースはヨーグルトが気に入ったらしく一口分容器からかけては食べている。

「なんか俺間違ってる?」
「「い、いいえ」」

ガロードがかなりの迫力で二人にそう言うとカガリとおじさんは揃って首を横に振った。
ガロードはそれに納得すると早速ケバブにかぶりつき…
そのまま一足速く食べ終わったティファを抱えてカガリの座る椅子とテーブルを蹴り上げた。

299:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:12:52
食堂は一瞬前の静けさから一転戦場へと姿を変えた。

「いたた…なんなんだ一体…」
「死ね!コーディネイター! 宇宙の化け物め!」
「青き清浄なる世界の為に!」

カガリが椅子から転げ落ちている間にその掛け声と共に何人かの男が、
さっきまで話していたおじさんに銃を向け、発砲した。

「ブルーコスモスか!?」
「構わん! 全て排除しろ!」

おじさんがそう言うと周りにいた客数人が銃を持ち、
ブルーコスモスと言われた男達と銃撃戦を繰り広げた。
なおカガリがかじったケバブはガロードがしっかりキャッチ、
それをティファに預け自分は片手でケバブを口に押し込みつつもう片手で銃を引き抜いた。
周りではおじさんの護衛が多いようでブルーコスモスは早々に撃滅したようだ。
銃撃が一段落した時にガロードはおじさんを後ろから狙おうとしている男に気付いて、
その男の右肩を性格に撃ち抜き、よろけた拍子に銃が下を見たのを良い事にその男の銃を撃ち抜いた。
その男は遅ればせながらに反応したおじさんの部下らしき人により意識を刈り取られた。

「隊長!御無事で!」
「ああ!私は平気だ。彼のおかげでな」
「ぁ…アンドリュー・バルトフェルド…」
「いやぁ~助かったよ、ありがとう」

そう言うとおじさん、アンドリュー・バルトフェルドは男臭い微笑を浮かべた。

300:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:14:27
ガロードがテーブルを蹴り上げた時、
不運にもカガリはお茶をかぶってしまいそれを見かねたバルトフェルドが、
ガロード達を屋敷まで招待した。

「この子達ですの? アンディ」

バルトフェルドの後をついてきた3人を妙齢の美女が出迎えた。

「ああ、彼女をどうにかしてやってくれ、お茶を被っちまったんだ」
「あらあら~」

美女はそう言うとカガリとさらにティファの手も掴んだ。

「おい、ティファは…」
「まあまあ、彼女に任せたまえ」
「大丈夫、ガロード」

ティファにそういわれガロードはしぶしぶ従った。

「僕はコーヒーには、いささか自信があってねぇ。
「へ~、知り合いの医者にコーヒーに五月蠅いのがいるんだけどそいつと話し合いそうだな」
「それはぜひ会ってみたいね…まぁ掛けたまえよ、くつろいでくれ」
「はいよっと………うぇ…」

ガロードは一度テーブルにおいてあるコーヒーの匂いを嗅いでからちょっと口と付け…うめいた。

「はっはっ! 君にはまだこの味は分からんかね」
「一生解る気はないよ」

ガロードはそう言うと少し膨れたようにそっぽを向いた。

301:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:16:03
「これはすまない、機嫌を損ねたかな…っと」
「アンディー」

先ほど出迎えた美女がドアをノックして入ってきて、それに続くようにまずカガリがその部屋に入る。
服装は白と黄色のドレス姿だ。

「ほぉ…」
「へぇ~」
「ドレスもよく似合うねぇ。 と言うか、そういう姿も実に板に付いてる感じだ」
「つうかなんで似合ってんだ? 違和感がある筈なのにそれが無いし…」
「…ガロード、それはどういう意味だ!?」
「な、なんでもねぇよ」
「おやおや、しゃべらなきゃ完璧」

バルトフェルドがそう言うとガロードはそっぽを向き、
カガリは頬を膨らませながらガロードの近くに寄った。

「それでもう一人のお姫様は………」

続いて入ってきたティファは顔を赤くして部屋に入ってくる。
こちらは薄い水色のドレスで、ティファの雰囲気に良くあっている。

「………」
「………」

二人はお互いに見つめあい、そのままほぼ同時に下を向いた。
しばらく初々しい雰囲気が続くが、バルトフェルドが何か言おうとして美女に止められた。

302:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:18:09
「あ、あの…その」
「………」
「その…すっげぇ似合ってる、いや、マジでその…なんていったらいいか」
「………」

ティファは頷き、もうしばらくその初々しい空気は続いたが、

「お前ら何やってんだよ!」

その雰囲気はカガリによって壊された。

「やれやれ…もう少し待つって言う事はできないのかい?」
「ふん! 何時もあんなことをしているのか?」

カガリは語気を荒げながら言った。
なおその頃ガロード達ははっと我に返ってお互い顔を赤くしながらもソファーにそそくさと座った。

「あんなこととは?」
「町をうろついたり、警告を出してから町を焼いたりしたことだ!」
「いい目だねぇ…真っ直ぐで、実にいい目だ」
「くっ! ふざけるな!」
「おいおい落ち着けって…」

そのまま掴みそうな雰囲気だったのでガロードがカガリをなだめた。

「君も死んだ方がマシなクチかね?」
「「「は?」」」

しかしガロードがなだめるよりもバルトフェルドのこの一言のほうが効果があった。

303:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 00:20:25
「君達の方は如何思うかね? モビルスーツのパイロットとしては?」
「なっ! 何でその事を!」

慌てていたカガリはあっさりとバルトフェルドの鎌に引っ掛かり、立ち上がった。

「はっはっはっは、あまり真っ直ぐすぎるのも問題だぞ」
「くっ!」

カガリは悔しそうにその場に座った。

「戦争には制限時間も得点もない、スポーツの試合のようなねぇ…
ならどうやって勝ち負けを決める?」
「そんなのお偉いさんの仕事だろ?」

ガロードはそう即答した。
ガロード達の世界では戦争を始めようと画策した兄弟や、終わらそうとする自身の先輩達がいた。
ガロードとティファは先輩たるジャミルたちが築いた交渉を少し離れた所で1年見てきた。

「戦争ってのは始めるのはそれこそ少人数でできっけど終わらそうとしたら本気で大変なんだ。
互いの維持やプライドやら文化やら…後それぞれに背負っている人たちもいるし」
「ふむ…確かに」

ガロードの物言いに、一緒に見てきたティファは頷き、
カガリは自分よりも具体的な意見を言っているガロードを驚いたような目で見ていた。

「だから中途半端な、背負っている人達が納得しない成果や条件じゃいつまでたっても終わんねぇよ」
「では君は今回の戦争をどう見るかね? どこで終わりにできる?」

304:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 00:26:38
連投規制でも引っかかったかな?

305:ガンダムXSEED 新たなる道 (作 ◆L1QckJlrlM
07/07/07 01:39:12
「さぁね」
「「え?」」

ガロードの言葉にカガリとバルトフェルドは驚いたような顔をした。

「今は泥沼って言うか小競り合いばっかなんだろ?
これからどう転ぶかなんて俺は全体を見たり聞いたりしてる訳でもねぇし解る訳無いって」
「では君は何の為に戦っているんだね?」
「過ちを繰り返さない為に…です」
「「過ち?」」
「核とか広範囲無差別兵器とかだよ」

ガロードがそう言うとカガリはバルトフェルドを睨みつけた。

「最初に使ったのは其方なんだがね」
「え? 俺は知らないよ? 
ヘリオポリスがいきなり崩壊して助かるにはあの艦に転がり込むしかなかったんだからさ」
「ヘリオポリス…ということは君はオーブ出身かい?」
「さぁね、それに俺達はあくまで傭兵、オーブに行くまでの間の護衛でしかないからね」
「ほぅ…」

バルトフェルドは感心したような顔をした。

「中々良い話を聞けたよ。
何故君たちが同胞を敵にまわすことを決めたのかは知らないが、
あのモビルスーツのパイロットである以上、私と君は、敵同士だと言うことだな?」
「同胞?」
「君もコーディネイターだろ?」
「俺らはナチュラルだよ?」

これにバルトフェルドは驚いていた。

306: ◆L1QckJlrlM
07/07/07 01:41:13
ここで途中規制が入りつつ終了です。
なかなか書く時間が取れない…どうしたもんか…

307:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 05:12:23
ドレスアップティファ光臨。
この日を待っていた。アイシャさんGJ!

虎との会談もガロードの実体験を感じられて、とてもらしいと思った。
この後の展開を期待するぞ。

あとどうでもいいことだけど、食べ物を粗末にしないガロードが印象的だった。



308:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 06:57:38
GJ!
ガロードがコーディでない事に驚いてる虎だが、
当時の連合にも反射神経がコーディを凌駕してるような人も居たらしいし有り得ない訳でも無いんだよな。
まあ物凄く珍しい例であることには違いないけど。
ケバブのシーンは食糧事情が厳しい世界で食事を少しでも美味しく摂ろうとする知恵といった所か。

そして虎の質問に真っ当な答えを返すガロード。
確かにこれで正解ではあるんだが本編におけるキラ(及びメインの視聴者層だろう中高生)では返答に困るのも仕方ない気もしたり。

実際問題ガロードにしたって少なくともエスタルド編以前だったら、
そうした事をろくに考えた事も無いだろうしこの答えを出せたかどうか…
まあ結局一番悪いのは大人の癖して碌な答えを持ち合わせなかった虎なんだがw

最後に、銃撃戦のシーンでガロードが射撃の腕を披露して「流石ガロード!」なんて思ったりもしたが、
よくよく考えると脅しやら至近距離からの発砲はあってもその腕前を如実に表すシーンって本編にあっただろうか…?

309:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 07:48:13
>>308
ガロード本人の射撃能力か。
X本編で発砲したのって

「あの子、許せない」:エニルに対して。当てるつもりどころか暴発に近い+動揺していたため、外れた。
「愚かな僕を撃て!」:カリスに対して。反射的とはいえ、かなりの至近距離。命中。
「ダブルエックス、起動!」:カトックと共に新連邦軍の兵士たちを相手に銃撃戦。マシンガンだったのであまり参考にならない。

ぱっと思い浮かんだ事例を挙げて考察したが、その腕前はよくわからない。
印象として少なくとも軍の一般兵レベルはあるだろうし、スペシャリストまではいかないだろうけど、それなりの腕はあると思う。
正直、今回の銃撃戦シーンを読んで、特に違和感はなかった。

310:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 11:18:15
MS狩りをやってた経歴上、AWの平均(一般人含む)以上の腕はもってそうだな

311:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 12:48:34
細かいけどシュミレーションじゃなくてシミュレーションな

312:名もなき店主
07/07/07 15:01:23
ケバブGJ
みんなもラーメン屋で、一口も食わないうちからコショウやニンニクぶっこむのはやめようぜ。


313:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 15:22:26
GJガロード!食べ物を大事にするのは良い事だぜ(笑)
銃撃戦もサルファのキラみたいに躊躇せずに撃つたぁさすがAW育ちだ。
ドレスティファのお返しってことでアイシャ生存なるかな?

314:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/07 16:34:35
先ずは一言、GJです!ガロードの性格や、経験譚がよく生きていて良かったと思いました。

それから二度三度読み直してからビクッとしてしまいました。
キャンバスの件、アイシャに因る御召かえ……こっちの二十九話と展開が酷似してる<゜Д゜>!!!
徹夜で書き直しだな、こりゃ…….._.._φ<・ω・;;>

作者の皆さん、色々とお忙しいとは思いますがお互い一緒に頑張っていきましょう。
いつもこちら作り手に感想を送ってくれる皆さんにも感謝しています。
では、また後程。


315:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 17:57:46
射撃の腕ねぇ…的確にコクピット脇にワイヤー打ち込める程度の腕はあるよね。

316:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 22:16:07
>>314
自分語りうざい。
しかも自分も思いつきました的なことまで言って。

317:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 23:36:02
>>314
と言う輩もいるので、
職人は作品で語った方がよろしいかと

愚痴等は職人スレで名無しで書けば?

318:通常の名無しさんの3倍
07/07/07 23:43:21
>>313
このままだと

ガロード&ティファ VS アンドリュー&アイシャ

による相乗り対決が実現するわけか。

がんばれアンドリュー、アイシャ。
コズミック・イラであのガンダム3大カップルの1柱に対抗できるのは君らだけだ。

319:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 00:29:55 qDAnSQ8y
>>318
あとの2柱のうち1つはドモン&レインだということはよく考えなくてもまるわかりですが、
残りはヒイロ&リリーナですか?

320:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 00:33:10
>>320
いや、シロー&アイナ。

321:320
07/07/08 00:35:40
ミスった。
>>320において
320ではなく319だった。

322:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 01:34:11
シャア

323:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 11:45:41 TzWZJKQC
>>320
おお、そういえばそうでした。

324:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 12:39:00
虎&アイシャってシンステに並ぶ
CEで最も普通なカップルじゃないだろうか。
彼らでもガロティファのパワーには勝てんと思うが。

325:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 12:57:07
絆を感じるよね、虎とアイシャって。
1stのランバ・ラルとハモンみたいになれる可能性を秘めている。

326:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 14:01:17 Q7mCgPpU
>>298
> 「うわ!?」
> 「え?」
> 「いや、常識というよりも…もっとこう…んー…そう! 
> ヨーグルトソースを掛けないなんて、この料理に対する冒涜だよ!」
> 「なんなんだお前は!」

> カガリはそう言うと自分のケバブに赤いソースをかけ、近くに座るティファに差し出した。

> 「見ず知らずの男に、私の食べ方にとやかく言われる筋合いはない!」

> カガリはそう言うと一口ケバブを頬張り、

> 「っんまーーーーいーーー! ほぅらお前も! ケバブにはチリソースが当たり前だ!」

> と言ってティファに勧めた。

> 「だぁぁ待ちたまえ! 彼らまで「お前ら何言ってんの?」「え?」」

> そこまで黙っていたガロードが口を開いた。

> 「ケバブにソースをいきなりかけるなんて贅沢こそ邪道だろ? まずは一回そのままで食ってみる!
> 店によって味が微妙~に違うんだからまず食ってそれから味を変える為にちょこっとかける!
> それで気に入るソースがあればそのままかければ良いんだから…
> そりゃ二人はこの店でも食った事あっかも知んないけど俺達は初めてなんだぜ?
> 初めての奴にいきなりドバッてかけて舌が合

327:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 15:52:34
>325
ランバラル夫妻(あえて夫妻と言う)をパクろうとして
失敗したのがトラ夫妻だろ?

328:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 17:09:57

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ──/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i




329:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 17:11:28
>>327 しかし結果はトラの愛人が「板尾の嫁」になってしまいましたとさ

330:通常の名無しさんの3倍
07/07/08 19:08:37
つまり職人の料理しだいでは、ガロティファと並んでも遜色のないカップルにすることも可能だ。

331:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 09:13:43
保守

332:Exceed4000
07/07/10 11:28:37
先日続きを投下しようとしたら丸一日人大杉でしたorz
閲覧は出来るのですが、携帯からしか書き込みが…
頃合いを見て二話か三話ぼつぼつ投下します。
では、また後程。

333:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 11:49:34
専ブラ使えば。

334:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 21:01:41
人大杉、いつまで続くのでしょうね。
おかげ様で、昨日今日と、新シャアのスレ読めなかった。
ついさっき、プラウザ入れて、ようやく読み書きできるようになりましたけどね。
そんな訳で、職人さんたちのSS更新、楽しみにしています。
……さて、他のスレのSSのチェックにも行くか。

335:通常の名無しさんの3倍
07/07/10 21:17:07
夏が終わるまで続くぞ。
それにまだ人大杉のピークじゃない。
これからだ。

336:通常の名無しさんの3倍
07/07/11 00:07:41
やっと人大杉が解除されたぜ・・・
これでもまだピークじゃないのかよ。今年から入ったんだがすげーな。

337:通常の名無しさんの3倍
07/07/11 00:13:18
ヒント:夏休み

338:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/11 00:30:18
やっと人大杉解除されたんで第二十六話投下します。再構成スレを参考に色々と考えた繋ぎ的な話なので宜しく。

機動新世紀ガンダムXSEED 第二十六話「各員の奮闘を期待する」

「た……助かったのか、俺達…… ? 」
ブリッツのコクピットでガロードは完全に脱力しきったように呟いた。
乗ってからOS調整の為に必死に動かしていた手が汗で濡れている。
脱出する際にいきなり始まった集中砲火は、幾ら自分がフェイズシフトの働く機体に乗っていたとはいえ背筋に寒気が走ったからだ。
『追撃は無いですから……そう思っても良いかもしれません。』
カリスも自身では完璧に抑制した声で応対しているつもりだったのだろう。
が、言葉の端々に隠しきれていない息の荒さが出ていた。
「そうか……それにしてもよぉ……」
一息吐いた後に出てきたガロードの声は彼らしいとても明るい声だった。
「ひっさしぶりだなぁ、カリス !! まさかおめえもこっちに来てたなんて思ってもいなかったぜ !! 」
『それはこちらも同じですよ、ガロード。この世界に来てから僕は元の世界の仲間たちを探し続けていましたから。』
それから彼は、あの最終決戦以降自分の身に何が起こったのか一通りの事を説明し始める。
『僕がこの世界に来たのは今から丁度一年程前のC.E70年、2月13日の事でした。
見知らぬスペースコロニーの近くで漂っていたのを、他のコロニーから帰ってきたある学者に拾われて……勿論最初は何が何なのか右も左もさっぱり分からない状況でしたから、急いで情報を集めようとしたんです。
でも……その次の日に血のバレンタインという出来事があって……分かりますか ? 』
「あ、ああ……アークエンジェルの皆から何が起こったかは聞いたし、実際それがあった場所にも行った事があるけど。」
C.E70年の2月14日、プラントにとって貴重な食料生産地であったユニウス市に属するユニウスセブンに地球連合軍は核ミサイルを撃ち込んだ。
それも何の警告も無しに一方的に、一般人しかいない唯の農業用プラントに。
核による業火で一瞬にして散った人々の数は、アークエンジェルクルーから推計でしかないといわれたがおよそ24万人あまりと聞かされた。
ここに来る前、過去の事とは言っても、一度ばかりそんな事をやった軍に加担している事をアークエンジェルにいた時後悔した事もあったが、
報酬や安全な生活がかかった傭兵稼業、またこの世界でいえば自分もナチュラル且つ乗りかかった船だけに今更陣営を変えるわけにもいかなかった。
しみじみそれを思い出している間にもカリスは話を続ける。
『三日三晩意識を失ったまま寝込みました……とても言葉なんかでは表現できないあんな状態になったのは生まれて初めてです。あの場にティファが居たらと考えると……』
そう。カリスも人工的に付けられた物ではあるがティファと似た力を持っている。
彼女のそれには及ばないまでも他人の心を感じ取る事が出来るのだ。
その彼が三日三晩意識を失うほどの災厄だったのだ。
A.W世界でサテライトキャノンを初めて撃った時、直後に気絶したティファが数日は安静にしなければならなかったと後で知らされたガロードは、そんな瞬間に彼女がその場にいたらと考えてぞっとした。
無意識の内に考えないようにしていたが、あれを初めて撃った時と血のバレンタインの時では、明らかに一瞬で失われた命の数に雲泥の差がある。
数日気を失うだけではすまないだろう。

339:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/11 00:34:09
暫く続いた沈黙はカリスの方から破られた。
『ともかく、それからある程度回復した僕は、知り合いにザフトでも高名なパイロットがいた事を使って、僕を正規の手段をやり過ごした方法でザフトに組み入れようとする案を、引き取った学者さんから聞かされたんです。
僕としては知らない世界の争い事に介入するのは不味いと思っていましたし、百歩譲って自分がそれでしか当座の間食べていく道が無いと言われても、そんなずるい事をするのは気が引けたんですが、高官の側で武勲を立てて出世すれば人探しも容易になると言われて……
勿論ちゃんと自分なりにこれが正しいのかと考えました ! 元の世界の、フォートセバーンの事もありましたから余計に慎重にならざるを得ませんでしたが……』
そこで一旦カリスは言葉を切る。
まるで捻り出せる言葉を捜している様でもあった。
やがてアフリカ大陸側の荒涼な岸がモニターに見えてきた。
『でもその時僕はとにかく早く皆と合流したい一心で入隊する事を決意しました。それから事は半月もしないうちに手続きが終わって、ヴェルティゴもそのまま渡されました。
気づいた時にはカーペンタリア、カサブランカ沖、スエズ、そして数日前のビクトリア……確かに出世や昇進を重ねるごとに自分の権限も大きくなっていきました。
ですがそれに合わせて捜索網を布いたのですが、一向に事態が打開に向かわないので困っていたんです。でもまさかこんな形で再会できるなんて……本当に良かった。』
カリスの長い身の上話が終わりを告げる。
ガロードは全く知らぬ世界で各地の戦線を転々としながらも、自分達を探していた事にただ純粋に感心した。
傭兵とはいえ、自身もそれに近い運命を辿る事になるだろうとは薄々感づいてはいたが。
安心した様な表情を浮かべ、ガロードはそれに答える。
「ホントだぜ。俺達の所にもティファとテクスはいるけど、まだ他の仲間たちは見つかってねえんだ。話をすればアークエンジェルの皆もお前がザフトにいたって言っても、俺達の仲間だって説明すれば分かってくれると思うからよ。」
『そうですね……』
それから再びOSの調整に戻ろうとしたガロードはティファの方に一旦目をやる。
髪を縛っていた紐が拭きとばされ、ガロードに道を示したティファは長くたゆたう豊かな栗色の髪を大きく広げたまま、彼の膝元で軽い寝息を立てていた。
それを見ているとふっと頭の中にアスランとその同僚の顔が過ぎる。
アスランはティファに危害を加える事を自分に面と向かって言ったばかりか、実際に銃まで撃ってきた。
当たりはしなかったものの、あと少しずれていたらどちらかの首の直撃コースを辿っていただろう。
おまけにもう一人の方は、自分が捕まっている時に自分達の身の安全の保証を約束するような事をのたまっていた。
それだけにティファの下腹にマジの力っぽい一発まで喰らわせたのが許せなかった。
ついもっと他にやりようがあっただろと思ってしまう。
二人揃って一発殴ったとて気がすまない。
ガロードは直感的に思ってしまう。あの二人、もしかしたらこの世界でのフロスト兄弟みたいなもんになりかねないな、と。


340:Exceed4000 ◆mGmRyCfjPw
07/07/11 00:36:25
「それにしても、っきしょう……次に会ったらあんの二人唯で帰さねえからな ! 覚えてろよ ! 」
腹立ち紛れに呟くその声にカリスが答える。
『君が拘束されていた部屋にいたあの二人の事ですね ? こんな事を言ってはなんですが……アスランの母親は先程話した血のバレンタインの犠牲者の一人です。
もう一人のニコルという少年に関しては純粋に国防の為に尽力したいという雰囲気でしたし、ティファへの一撃も殆ど不可抗力と言っても過言ではないでしょう。』
あっ、という風にガロードはOS調整の手を止め通信機の方に気を取られる。
通信機からは淡々とカリスの語る言葉が出ていた。
『アスランの母親は知り合いのナチュラルにも理解を示していただけに、彼女の死以降、彼のナチュラルに対して生まれた憎悪や不信感は並大抵の物ではなかったでしょう。
裏切られたという言葉でも不似合いかもしれません。』
「それさ、本人の口から直接聞いたのか ? 」
『いえ……心から感じ取りました。染み渡る様に侵入して来たといった方が正しいのか……とても冷たく重い感情でしたよ。』
それを聞いてガロードはしばしの間押し黙ってしまう。
アスランが狂気とも取れかねない雰囲気で自分達を殺そうとしていたのには、そういった経緯があったと改めて思い知らされる。
お互いの立場もあってか、彼とまともに言葉を交わした事など無いにも等しかったが、彼と血のバレンタインについての関係性は大体のあらましをアークエンジェルにいた時にキラから聞かされていたからだ。
その時、荒涼とした大地が広がっていたのを映していたモニターがついに目的の場所を捉えた。
「カリス、あれだ ! あれが俺達の乗ってきたアークエンジェルだ ! 」
周辺に比べて少し窪んだ場所にいる白亜の戦艦。
その後二機は徐々に高度を下げながらそこへ向かう。
だがそれとほぼ同時に、アークエンジェルからそこまで離れていない前方、そして自分達の遥か後方から敵機が飛来している事を、コクピット内の警告音が知らせる。
「 ?! おいおい、やっと皆と合流できるっていうのにこんな所で敵かよ ! どれぐらいいるんだ…… ? 」
『待ってください。今こちらで調べます。』
その間にもセンサーに探知される熱源の数はどんどん増えていく。
後ろから来た機体が自分達を追撃しにジブラルタル基地から発進した機体というのは分かった。パッと見ただけでも結構な数に上る
だが、前方から来ている機体は一体何なのだろうか ?
あっ、という声が通信機から聞こえて来た。
カリスが何かに気づいたのだろうが、ガロードが彼にどうしたんだと訊いても何の答えも返って来ない。
暫くしてから、からからに乾いたような声でカリスはやっと一言だけ発する。
『総司令官殿…… !! 』
間が悪いと言えばあまりにも間が悪い。
レジスタンスの様子を十数機のMSを連れて視察に行った司令官が、道中アークエンジェルの存在に気づいたのだろう。
更に追い討ちをかける様に後方の追撃部隊の大きさがデータとして合わせて報告される。
『戦力は……レセップス級一、ピートリー級二、ザウート三、バクゥ五、ジンオーカー四、アジャイル四、インフェトゥス三……後ろからディン三、ジン四、アジャイル五、インフェトゥス五……』
データを何かに取り付かれたかの如く抑揚の無い声でつらつらと読み上げるカリス。
それは司令官のいる部隊と合わせれば、戦艦一隻と数機のMSで相手をするにはあまりにも不利過ぎる数だった。
分からない単語が並んで困惑するガロードにも自分達が極めて危機的な状況に陥っている事ぐらいは分かる。
「なあ、こっちからアークエンジェルの方に通信を入れてみる。遅いかもしれねえけど二手に分かれるか合流してから両方を同時に迎え撃つかどうするかはその時に決めねえか ? 」
『分かりました。』
一応カリスの反応を訊いたガロードは自分の手で最大限調整したOSを使ってアークエンジェルに通信を入れた。

341:Exceed ◆mGmRyCfjPw
07/07/11 00:38:27
そこから遡る事五分ほど前。
アークエンジェルでは今後の方針について、ブリッジクルーも含めた話し合いがなされていた。
ジブラルタル基地の真正面にいる事、ザフト制圧下の北部アフリカにいる事、宇宙で先遣隊や第八艦隊と合流したとはいえ資材や物資は標準から見れば相変わらず少ないままであるという事からプランとしては四つ程が上がっていた。
一つはアフリカの北岸に程近い所を辿りつつ紅海に抜けるといった物。
ユーラシアが地中海を挟んで睨みを利かせている事から、いかにザフトが北部を制圧しているとはいえ、あまり大きなアクションは取れないだろうという算段があった。
しかしその途中には砂漠の虎と称されるザフト軍地上部隊の名将、アンドリュー・バルトフェルドとの拠点とものの見事にぶつかる事になる。
戦闘は必至となるだろうがアークエンジェル、スカイグラスパー、そしてストライクだけで抜け切れるかどうかが怪しい。いや、ほぼ無理と言ってもいい。
それに万が一その後上手くインド洋、太平洋に抜けられたとしても、補給抜きで一気に行ける訳が無い。
何がしかの形でそれを受けなければ、ザフト側に与している大洋州連合の近くをおめおめと通る事は出来ない。
スカンジナビア王国やオーブと同じく中立の立場にある赤道連合が手を差し伸べてくれるのかどうか。
そしてもしそれが不可能だった場合東アジア共同体に向かうか、オーブに向かうか。
カオシュン基地が墜とされた事を考慮するとオーブに向かった方がまだマシなのかもしれない。
元々この艦もG兵器もオーブが所有していたヘリオポリスコロニーで作られた物なのだから。
二つ目のルートは大気圏内では高空を飛べないアークエンジェルではあるが、山岳地帯を避けて何とかビクトリアまで辿り着けないかという物。
確かに現時点では自分達にとって一番近い基地であったが、こちらは砂漠やその先に構えるジャングルを何日もかけて突き進む為に現地協力はとてもではないが得られない。
それどころか、先述の様にアフリカ北部はザフト側の支配下なので完全に敵陣のど真ん中を行く事になる。
砂漠の虎よりは小規模かもしれないが複数回の戦闘が起きるだろう。
回数によれば進軍は途中で破綻しかねない。
おまけに今からルート検索をしなければいけないので何とも言えないが、場合によっては一つ目のルートより長い道程になるかもしれない。



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