もしシンじゃなくてマユが主人公だったら21at SHAR
もしシンじゃなくてマユが主人公だったら21 - 暇つぶし2ch250:通常の名無しさんの3倍
07/05/09 23:43:14
カガマユダブル主人公ならかろうじて容認だろ常識的にry

251:【機動戦士ガンダムSEED DESTINY-Evolving pupil-】
07/05/10 00:00:45
>>246自分も期待。
では遅れてすいませんが、久々に投下します。



「また戦争がしたいのか!!アンタ達はッ!!」
―シンのソードインパルスが、エクスカリバーを連結させて駆け出した―

OP「crosswise」
URLリンク(www.youtube.com)

ED「Prpmised Land」
URLリンク(flash.hpno1.net)


【PHASE-02~敵、戦いを呼ぶもの~】

インパルスは、駆け出した勢いに乗せて、ガイアに向けてエクスカリバーを振るう。

「ハァッ!!」
「なんだ・・・!コイツはッ!!」

ガイアは咄嗟にシールドを前方に構え、襲い来る大剣の攻撃を防ぐ。

「グゥッ・・・!」

しかし、スピードの勢いに乗せて、エクスカリバーを振るったインパルスとは違い、
ガイアは何もせずにただ後ろにジャンプして、待ち構えていた為に、
インパルスのパワーに押されて弾き飛ばされる。
インパルスは、そのままガイアを追うようにスラスターを噴かせ、
両手を狙って双刀のエクスカリバーで斬りかかる。

「ステラッ!!」

だが、カオスの放ったビームライフルの光弾が迫ってきたため、
インパルスはスラスターを逆噴射させて紙一重の所でかわす。
その隙を、カオスが狙って今にもビームライフルを撃とうとした刹那、

「やらせるかッ!!」

ザクのコックピットの中でアスランは叫ぶ。


252:【機動戦士ガンダムSEED DESTINY-Evolving pupil-】
07/05/10 00:02:12
今にも引き金を引こうとするカオスに向かって、
ザクはシールドを構え、巨体を生かしたタックルを繰り出した。

「クッ!!量産機がァ!!」
「てやぁぁぁぁぁぁっ!!」

先程のタックルの勢いで怯むカオス。
そこに、ナイトソウルを構えたプログレスが襲い掛かり、
カオスに向けて縦に剣を振るう。

「チィッ!!」

カオスは一瞬前にスラスターを噴かせながらシールドを構えて、その斬撃を受け流す。
プログレスは、勢いに任せて攻撃をしかけたため急には止まれずに、
その加速で方向転換ができずにいた。
その隙をついて、カオスはビームサーベルを振り上げてプログレスに襲い掛かった―。

「もらったァアッ!!」
「あっ!!」

目前に迫る勝利に歓喜の声をあげるスティング。
しかし、その判断は誤りだった。
先程まで背中を向けて、隙だらけであったプログレスが、
急に反り返りながら背中向けに宙返りして、カオスの斬撃を避けたのである。

「何ィッ!?」

その一瞬で、状況は一転した。
プログレスは、未だ驚きの色を隠せないままの、
隙だらけのカオスの背へとビームライフルの銃口を向ける。

「ッ!!クソッ!」

しかし、スティングはカオスのコックピットの中で、
困惑する思考の中、死から逃れるために操縦桿を動かす。
―刹那、銃口から放たれるビーム。


253:【機動戦士ガンダムSEED DESTINY-Evolving pupil-】
07/05/10 00:03:19
それを、カオスはスラスターを一旦切り、
自然降下させることによって、間一髪でそれをかわした。

「やりますねぇ・・・」

顔も知らないカオスのパイロットに対しての言葉なのか。
マユは知らず知らずの内に言葉を呟いた―。


一方、スクエシオンもアビスと決着がつかずにいた。

「さっさとくたばれよッ!!コイツゥウウウウッ!!!」
「クソッ・・・!!このヤロッ・・・!!」

アビスのランスを紙一重でかわし、隙あらば攻撃を行うスクエシオン。
だが、アウルもそれを見極め、紙一重の所でシールドで防御する。
その延々の繰り返しに、アウルは耐え切れなくなっていた。

「・・・のッ!!いい加減にしろよ!!白いのがァァァァッ!!!」
「クッ!!」

先程よりも激しくなるアビスの攻撃。
だが、その攻撃は先程の狙い済ましたような突きとは違い、
荒々しく、狙いも単調な物へと変わってきていた。
そして―

「このまま殺られて・・・たまるかぁ!!!」

その時を待っていたと言わんばかりに、
スクエシオンは右手に持っていたサーベルでランスを切り裂く。

「何ィッ!!」

アウルは、アビスのコックピットの中で驚きの声をあげる。
今まで、防戦一方だった敵が、急に牙を剥いたのだ。
その事が頭を回り、一瞬アビスの動きが止まる。


254:【機動戦士ガンダムSEED DESTINY-Evolving pupil-】
07/05/10 00:06:52
「今だッ!!」

その一瞬の隙をついて斬撃を振るうスクエシオン。
しかし、アビスはその攻撃を間一髪で防御する。

「グァッ!!」

衝撃で吹き飛ばされるアビスのコックピットで、
アウルは苦痛の声を漏らす。
だが、吹き飛ばされながらも体制を立て直し、
シールドの裏の3連装ビーム砲を撃つ。

「チィッ!!」

スクエシオンはそれを咄嗟に跳んでかわした。
その隙をついて、アウルはスティングに通信を入れる。

「フゥ~・・・。スティング、このままじゃバス言っちゃうぜ?」
「分かっている!!」
「じゃあ、もうコロニーに穴空けちゃうよ?」
「あぁ!!早くしろ!!ステラ!!」

カオスはプログレス。アビスはスクエシオンの攻撃をかわしながら、
連絡をとり合う。スティングは念のためにステラに連絡を入れるが、
すぐに、「わかってる・・・」と返事が返ってきた。

「よ~し、いくぜ~ッ!!」
「ッ!やらせない!!」





255:【機動戦士ガンダムSEED DESTINY-Evolving pupil-】
07/05/10 00:08:48
コロニーの壁に向けて全砲門を定めるアビス。
それに気づいたマユは、アビスに向けてビームを放つが、
その光弾はカオスのシールドによって遮られた。
マユは頭を切り替え、力押しでカオスをどけようとカリドゥスを放とうとするが、
その時にはすでにアビスの全ての砲口からは色鮮やかなビームが放たれ、
コロニーにMSが軽く2機は入るほどの穴を開ける。

「キャアァァァァァァァッッッ!!!」

その穴からコロニーの空気が漏れ、
宇宙空間に放り出されるプログレス。
マユは、急激なGのために悲鳴を上げる。

「ッ・・・!」

コロニーから宇宙に引き込まれる時に打ったのか、
マユの頭からは、大量の血が流れ出ていた。

「お兄・・・ちゃ・・・」

―そしてマユの意識は、闇へと落ちていった―

256:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 19:40:45
オリMSはイメージが沸きにくいからな
絵も描ける人になると一気に支持したくなるんだが。Dガンの作者とか。

257:欠片の運命 ◆JOaW6wYxoc
07/05/10 20:36:47

「……マユ?」
兄が私を驚きの表情で見ている。それはそうだろう。生き別れた妹と売春宿で出会ったのだ。驚かない方がおかしい。
「……なんでこんな所に……?」
何故と言われても困る。生きていく為に此処で働いていると言うだけの話だ。
金魚の様に口をパクパクしている兄は凄く滑稽で……腹立たしい。売春宿に来たクセに。
─何を戯言を。
私の悪意を感じたのか、兄は沈黙する。
そんな事はどうでも良い。私は私の仕事を果たすだけだ。

「……そんな事……しちゃ駄目だ……」
熱く荒い吐息と共に兄は呟く。
私の口の中では欲望をたぎらせているのを棚に上げて……本当に気に入らない。
大方、私を否定することで優位に立ちたいのだろう。でも、そうは問屋が卸さない。私絶対に卸させない。
ズボンとパンツを脱がし菊門に指を当てがう。菊門に指を突き入れ小刻みに動かすと兄はだらしなく口を開き目がトロンとさせていく。顔を歪めて悶えている姿はまるで女の子だ。みっともないったらありゃしない。
カリ首を甘噛みしてやると兄はビクンビクンと脈動させて私の口の中で果てた。
温かい粘液が私の口に溢れる。粘ついたそれは青臭く、兄そのものを象徴しているみたいだ。
兄を見れば全身を脱力させて恍惚の表情を浮かべて白眼を向いている。ちょっと刺激が強すぎたのだろうか?まあいい、仕上げだ。
私は兄の唇に唇を重ね、口に溜っている兄の吐き出した欲望を流し込む。兄はその青臭い苦味を堪えきれずに吐き出そうとするが、私はそれを許さない。バタバタと暴れて声にならない叫びを上げているが私の知った事じゃない。
─くだらない人間には無様ががお似合いだ。

258: ◆JOaW6wYxoc
07/05/10 20:38:39
これで満足か?

259:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 21:54:45
今晩は。
作品名「幻視痛」を投下させていただいている者です。

諸事多忙につき、少しばかり間が開いてしまいました。

申し訳ありません。
今回1レス分ほどですが投下させていただきたいと思います。

よろしくお願いします。

260:幻視痛 「ミネルバ MSデッキ」
07/05/10 21:56:33
シンはインパルスのメンテナンスも一段落したが、万一に備えてMSデッキで休憩を取っていた。
彼が誰かの声にふとMSデッキの上部通路を見上げるとそこにはデュランダル議長やオーブのアスハ代表の姿があった。

「…だが、ではこのたびのことはどうお考えになる。
 あのたった3機の新型MSのために貴国が被ったあの被害のことは?」
シンにはアスハ代表がデュランダル議長に何か鬼の首を取ったかのように得意そうにしているように見えた。
彼女は議長に対して言葉をたたみかけ、熱く熱く声を張り上げていた。

『何やってんだよ、あいつ…』

「代表…、だから力など持つべきではないのだと…」
その彼女とは対照的に冷静に質問するデュランダル議長。

「そもそもなぜ必要なのだ?!そんなものが今更!」

『綺麗事だけで、口先だけで守れるのかよ!あんただって前の大戦ではMSに乗って戦ってただろう!
 あんたも乗っていたMSってやつは”力”そのものじゃないのかよ?
 力がなければ守れないものだってある!あのとき、マユを守れる力さえあれば…』

「我々は誓ったはずだ!
 もう悲劇は繰り返さないと!
 互いに手を取って歩む道を選ぶと!!」
『その悲劇の一部を作ったのはオーブのアスハだろう!
 それを棚に上げて特に責任取ったような話もないのにこの女、何えらそうなこといってんだ!』

『そんな、口先だけの無責任なオーブの理念とかそんなもののせいで…
 それを当たり前のように唱えるあんたのような勝手な奴らのせいで…
 父さんや母さん、マユはオーブや連合やフリーダムに殺されたんだ!
 だから俺はオーブを捨てて宇宙にあがりザフト軍に入って力を得た!
 そしてあの時は守れなかったが今度こそ大切な誰かを守ってみせる!』

グルグルとそんな思いが頭の中を巡るシン。

「それは…しかし、姫…」

「さ す が 、 綺 麗 事 は オ ー ブ の お 家 芸 だ な ! 」

『本当に正しいんだったらただの綺麗事じゃないんだって俺のことくらい納得させてみろよ!』

「な?!」
カガリに対する突然の非難の声に驚き、そちらへ振り向くカガリ達。

ザフトの赤い軍服を着た少年がカガリを視線で射貫くかのように鋭くにらみつけていた。

「シン!」
シンのアスハ代表への敵意のこもった態度を止めるため、文字通り、彼の元へ飛んで行くレイ。

261:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 21:57:22
>>258
えー・・・あんた誰?

262:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:02:07
マユスレ住人ってホントに腐ってるね。
わざわざ新人スレから誘導してきた職人に「あんた誰」だって。
ま、マユスレ住人だから仕方無いよね。
だって職人を誘導しては追い出すのが趣味だもんね。

263:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:02:34
>>258
誰?

264:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:03:04
新人スレから誘導された職人さんだね。しかし誘導しておいてなんとまあ……。流石マユスレ住人、質の悪さはトップレベルだ。

265:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:03:25
>>262
いや、明らかに原作者と別人だし

266:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:05:19
ウンメイノカケラ ◆YqJJJk6AAw
欠片の運命     ◆JOaW6wYxoc

267:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:08:24
今日はSSが何本も投下されてるのに誰もGJしてないよ。
それじゃ過疎る訳だ。


268:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:10:12
欠片の運命は新人スレのリソウノカケラの作者。
カガリ主体にも関わらずにマユスレに誘導されてたよ。

269:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:11:47
俺は面白いSSにしかGJはつけたくないな。
今日投下されたSSにはGJはつけられないってだけだ。

270:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:12:28
◆JOaW6wYxoc氏のこの作品は、以前にウンメイノカケラを書いた◆YqJJJk6AAw氏に対する
このスレの仕打ちを皮肉ったものだとは思うのだが、いくらなんでも◆YqJJJk6AAw氏に失礼ではないか?
新人スレの誘導にしても、様々なマユすれで内部対立を煽っている愉快犯と同一と思われる。
スルーせずにこの様な行動をとるのは軽率ではなかっただろうか。

271:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:13:19
リソウノカケラ◆JOaW6wYxoc
欠片の運命◆JOaW6wYxoc

リソウノカケラは新人スレに投下されていたカケラシリーズ第2弾。原案はウンメイノカケラ◆YqJJJk6AAw氏。
このスレの住人に誘導されたからリソウノカケラ◆JOaW6wYxoc氏は欠片の運命◆JOaW6wYxocを投下したんじゃないの?

しかしペプシマンは高畑さんの了解を得ているのだろうか。

272:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:14:21
幻視痛氏GJ
氏の作品はいつも楽しみにしてるのだが、
今回はちょっと投下のタイミングが悪かったみたいだ。

273:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:16:20
>>271
いや、どう見ても誘導をかけたのは荒らし、
他のSSスレでも○○物は○○スレへって言ってた。

274:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:19:16
こうやっている間にも、モニターの前でこの狂態を見て笑っている奴がいる。

275:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:19:47
>>273
マユスレ住人が新人スレの盛況振りを妬んで荒らそうとしたんだね。
怖いねえ。マユスレ住人って。

276:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:21:09
対立扇動乙

277:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:22:01
テンプレを読まない池沼職人が一番悪いんだよ。

278:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:22:12
新人スレよりもこっちが炎上してる気がするのだが

気のせいか?

279: ◆JOaW6wYxoc
07/05/10 22:22:21
>>270>>271
高畑さんから欠片の運命の内容、投下については了解取ってあるから失礼じゃなかったりする。
俺は誘導されたから投下しただけさ。文句があるなら誘導した奴に言ってくれ。

280:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:23:58
つーか一番最初に高畑さんを誘導した奴が悪い。

281:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:24:27
ウンメイノカケラの作者はまとめサイトから自作を削除して欲しいって言っていたけど
削除されているのかな?

282:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:26:03
あーもう、絶対これ見て笑っている奴がいるよ。
ばっちり炎上してるんだもんな。
嬉しいか?糞ったれめ!

283:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:28:00
一番悪いのはこのスレ住人だよ。
幻視痛氏にGJしたのはまだ一人だけだよ。
そんなにGJしたく無いの?

284:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:28:05
◆YqJJJk6AAw氏も◆JOaW6wYxoc氏もスレ違いではないって事でFA、
何でも良いんだよ。マユが出てきて面白ければ、氏の今後に期待。

285:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:32:28
>>284
そうやって綺麗事を言った直後に職人を追い出しに掛かるのがマユスレクオリティ。

286:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:34:51
>>278
新人スレには炎上する理由はないよ。
マユスレには炎上する理由があるのかな?

287:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:35:10
Evolving pupil氏乙!
これからどんな風に展開するのか期待。

欠片の運命氏乙!
ようこそマユスレへ、オチャドゾー
つ旦
うん、荒れているんだ。
でもきっといつか落ち着くと思うから、どうか気にしないで欲しい。

幻視痛乙!
シンの心情がよく判る。
このシーンはまさに種死の名シーンの一つ。
氏がこのシーンをどう料理するのか期待です。

288:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:36:11
>>286
粘着
ネ珍
スルーできない厨

289:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:38:18
>>287
白々しいって思わない?

290:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:39:25
>>288
マユスレ住人のレベル並に汚い油だなあ。

291:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:39:28
        ___  ___       うんざりなんだよっ…!
        `>  `'´   <´       信者だ アンチだ… 妄想設定だ 厨設定だ……
       ∠´          `ヽ、       そんな話はもうっ…!
      /             ヽ
      /               ヽ   そんなことを話せば話すほど…
     ,.イ  /|ハ/! ,ハ ト、lヽト、     `、 オレたちは浅ましく 醜く 這い回っている……
     ´/ ハ/\\|/ `,// \    |   この釜の底を……!
     / r| ==\!  |/=== ヽ. r‐、 |  わかんねえのか…!その姿…
      7 | | `-v゚/  `--u゚‐'′| |こ!| |   そして そんな姿を見て アンチは喜ぶ……
      ,/ | | u / u     U | |こ!| `、
     / `| /_  - ヽ u'     | !_ン  ヽ   オレたちが……
      .イ  ヽ lニニニニ二ヽu /|      \ アンチ・煽りに振り回されれば振り回されるほど
     /   ヽ`ー─―'/  /   ハ~"''‐- ヽ_  血道をあげればあげるほど
       7'    ヽ ~~~ /    /  ,/ ヽ~"''‐-  結果的に そのゲス野郎の思う壺…
      /__,.,.ィィ  \_/ u'   / / `、`、      意のまま……!
  -‐''"~  /~7  /|      /ノ ',  `、ヽ
      / /  / |‐-、 ,r-―"|  ',   `、ヽ   悔しくねえかっ…!
     /____///__|   |    |______`、   悔しくねえのかよっ…!!

292:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:41:12
Evさん(とりあえずこう呼ばせていただきます)・幻視痛さん乙

Evさんのは確かに>>256さんが言っているようにオリMSのイメージが難しいですね
ですがコンパクトに内容をまとめられているように思います

幻視痛さんはいつも空気が変になってるカンジの時に投下してくれてますよね
しかも「間が開いて」とおっしゃってるんですがあまり間が開いているようには思えないほど
コンスタントに投下してくださっている気がします


お2人ともこれからも投下お待ちしております

293:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:41:23
>>291
マユスレ住人がアンチで煽りで荒らしじゃん。


294:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:43:33
>>292
無理してGJしているのが伝わって来て面白いです。

295:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:43:59
>>293
だからそれは住人じゃなくて粘着している荒らしなんだって、
ウンメイノカケラの時だって相当数の擁護があったじゃん。
なんでそう煽るんだよ……

296:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:45:46
煽りが入るうちがスレの華だってじっちゃんが言ってた!

297:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:45:55
擁護って言うのは作者がまとめから削除して欲しいっていってるのに
ちっとも削除をしようとしない事ですか?

298:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:46:58
おまえ達の親はかわいそうだ。

299:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:48:16
そういえばウンメイノカケラの感想をAAで済ませている住人がいたね。
あれって嫌がらせ?


300:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 22:55:53
確かウンメイノカケラの最終話の前の回はAAだけだったな。酷いよね。

301:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:02:04
300とられた

302:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:03:42
可哀相な>301には次の>303を踏む権利を与えよう。
さあ、存分に踏むがいい。

303:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:06:13
シンとマユが鉢合わせにwktk・・・とおもったら
あれれエログロ?違う香具師が書いたいたずらはいやずらと
思ったら欠片の中の人だし
何なんだこれは・・たまげたなぁどうしたの欠片さん?

304:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:10:06
単発設定小話 「錯綜する運命」最終章 80

~デスティニーインパルスを止めようと加勢するザフト軍~
ザフト兵A「と、とにかく止めるんだ!」
ザフト兵B「おう!」
~互いに合図を交わし、デスティニーインパルスに取り付こうとするザク~
ザフト兵C「後ろ、がら空きだぜ!もらった!!」
~デスティニーインパルスの背後からビームトマホークで切りかかるザク~
マユ「!みんな・・・・・・駄目、駄目よ!みんなじゃお兄ちゃんを止められないっ!」
~デスティニーインパスルに続々とたかるザフトのMSたち~
ザフト兵D「おいっ!バックアップだ!」
ザフト兵E「まかせな!」
マユ「・・・あぁぁ・・・・・・」
~アロンダイトを手に持ち、デスティニーインパルス目掛け突進するデスティニー~
シン「なんだぁ?・・・せっかく昂揚してきたってのに・・・・・・<キュピーン>」
~テレスコピックバレルを2門とも背後に向けて伸ばし背後から迫ってきたザクを打ち落とすデスティニーインパルス~
ザフト兵C「ごっふ・・・な!?・・・後ろに目でも・・・ついてのか・・・・・・」
シン「ったく・・・そんなんだから行き詰るってんだよ!コーディネイター共がっ!!」
~エクスカリバーを接続させ、たかってくるザクやグフを叩き落しにかかるデスティニーインパルス~
ザフト兵A「怯むな!」
ザフト兵B「うぉぉっ」
マユ「駄目だってば!」
シン「はぁっああ!」
~鬼神のごとくエクスカリバーを振り回し続けるデスティニーインパルス~
ザフト兵A「ごっぅ」
ザフト兵B「うっわぁっ!」
シン「ようやく・・・お前かっ!!」
~テレスコピックバレルを迫るデスティニーに向け撃ち放つデスティニーインパルス~
マユ「やっ・・・・・・みんな・・・」
~ビームシールドでテレスコックバレルのビームをそらせるデスティニー~
シン「落ちろぉぉっー!」
マユ「いぃやぁっ!」
~エクスカリバーとアロンダイトが打ちつけ合わされ光が撒き散らされる~
マユ「もう・・・ねぇ・・・元のお兄ちゃんに・・・・・・戻ってよ!・・・・・・<シュピゥィーン>・・・・・・」
~覚醒したSEEDを成長させるマユ~ (※イメージです。筆者の表現力の限界です。。。。。。情けなや)
シン「こいつ・・・・・・なんだ!なんなんだお前はっ!」
~序所に圧倒されていくシン~

~その頃のオーブ~
カガリ「なんだなんだ!?・・・ザフトも停戦を受け入れたのに戦闘がまだ続いてるなんてどういうことなんだ!?」
オーブ仕官「は。停戦命令がでたにもかかわるず、エターナルをザフトのMSが攻撃しているとのことです」
カガリ「っく・・・・・・キラは!?キラはどうした!」
オーブ仕官「・・・キラ一佐は・・・生きてはいるようですが・・・・・・」
カガリ「?」
オーブ仕官「ストライクフリーダムはザフトのMSにやられたと・・・・・・」
カガリ「なっ・・・なんだってぇー!?」



305:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:12:48
いよいよ大詰めだな。
真面目なシーンなのになんだってーに笑ってしまった俺がいる。

306:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:20:48
あぁ、もう死屍累々・・・

SEEDの成長・・・花が咲く?














ごめんなさい・・・

307:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:24:54
話をまとめると欠片の運命=リソウノカケラ=ペプシマンで、リソウノカケラはカケラシリーズの弾2弾で原案はウンメイノカケラ=高畑さん。
ペプシマンがリソウノカケラを投下した時にこのスレの住人が誘導してきたから欠片の運命を投下。内容については高畑さんも了解している。
テンプレに反していないから欠片の運命はスレ違いではない。
荒れる理由は無いのに何故荒れる?

しかしどうせなら実録みたいなSSを投下すれば良かったのにと思う俺はマイノリティ。

308:通常の名無しさんの3倍
07/05/10 23:38:00
煽る奴とスルーできない奴がいるから

せっかく単発氏が作品を投下してきたんだから、
その話題はそろそろ終わりにしようぜ!

309:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 00:00:54
>欠片の運命
乙です。
どうせなら、もっときれい事を並べ立てるシンが見たかった…それがあれば、後のマユの態度が生きたと思う。

310:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 00:18:29
単発氏乙!
やはり後方は情報が錯綜してますな
しかし、なんだってぇー!?は確かに笑いが・・

311:実録!以下マユ
07/05/11 12:52:55

う~ら~め~し~や~。
はい、そんな訳でマユでーす。みんな元気?マユはダメダメ元気ナッシングだよー?
えっ?何で元気がないかって?だってマユは死んでるからね~。元気あったらまいっちんぐマユになっちゃうでしょ。おほほのほーっだっ!
とりあえず今は三途の河原で石をつんでまーす。ひとつ積んでは父のためー、ふたつ積んでは母のためー。間違ってもお兄ちゃんのためには積んであげませーん。
だって葬式まんじゅう御供えしてくれないからー、。すっごく酷いでしょ?
だからマユはお友達を連れてお兄ちゃんを呪いに行こうと思いまーす。
それじゃーお友達をごしょーかーい!みんな拍手ぅ~!

「……なんでもないような事がぐぁ……すぃあわせだぁったとおもほふぅ……」
ちょっと分かりにくいけどロード・ジブリールくんでーす。地獄に堕ちてどことなく場末臭の漂うシンガーになり果てましたー。かぁーこいいっしょ?

「奥さん!見て見て見て見て見て!このカオス、大根卸しとミキサーがついてるの!今ならなんと!焦げ付かないフライパンまでついて198円!」
うわー、ちょーお得ー。カオス50円にショックを受けてネジがとんじゃったスティング・オークレーくんでしたー。みんなもスティングくんのお得なカオスを買いましょー。

じゃあ、マユは飛びきり愉快なお友達を連れてあの世からこの世に進撃しまーす。
それじゃみんなそろってぇ……ひゃーうぃーごぉー!
うぉっとぉ!その前に地獄のお話をしまーす。
あのよ~。
みんなわかったー?え?解らないー?だろーねー。解ったらバカだよー? あははー。

312:実録!以下マユ ◆JOaW6wYxoc
07/05/11 12:54:22
鳥付け忘れた。
これなら文句はねーだろ。

313:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 15:19:37
いやさ、何がしたいの?
過去レス見れば判るけど対立煽ってるのは荒らしだよ。
お願いだから荒らしに餌与えるような事はやめてよ。
本当に頼むからさ。

314:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 17:14:16
ここみたいな過疎スレを相手にする荒らしなんていないよ。

315:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 17:21:08
>>313
職人を追い出そうとして楽しい?

316:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 18:48:29
また三人目が暴れてるのか

317:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 18:55:28
>>316
汚い油だなあ。
折角職人さんがSS投下したんだから感想でも書けば良いのに。
>>311
テンプレにぴったりのSSなのが良かったです。続きを楽しみに待ってます。

318:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 19:19:21
ここは職人を名乗れば何をしてもGJされる素晴らしいスレッドとなりました
それでは存分にお楽しみください

319:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 19:38:41
>>318
ウンメイノカケラみたいなテンプレから外れたスレ違いのSSは駄目だろ。

320:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:23:02
>>318
>>311は職人とは名乗ってない。

321:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:27:10
>>319
ウンメイノカケラはスレ違いじゃないよ。マユ視点でマユ中心だからテンプレから外れてないよ。
三人目ったらそんなにメビウス1スレで完敗したのが悔しいの?

322:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:28:45
>>320
普通職人は職人と名乗らないと思う。
現にこのスレで職人を名乗った人っている?

問題は誘導厨とテンプレだと思う。
特にテンプレ。

・シリアス及びギャグ何でも可

本当に何でも可でいいの?

323:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:33:12
何でもありで良いでしょ。ファントムペインだろうがエースパイロットだろうが売春婦だろうが死人だろうが。

変えるなら運命キャラ中心ってところじゃね?

324:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:36:25
腐女子乙
そんなにキラや凸メインにしたいか

325:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:38:13
>>321
ウンメイノカケラがテンプレ違反なのは運命キャラメインで無いから。
ウンメイノカケラのキーパーソンはムルタでしょ。
マユ視点云々は関係無いんだよ。
高畑さんのlot operaも元々はマユスレに投下をしようとしていたSSだけど
住人がクロスSS投下に反対していたよね。
テンプレの不備が問題なんだよ。

326:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 20:43:43
>>324
そんな事を言ってるとシンマユSS投下するよ?
タイトルは「マユの愛は夜濡れる」かな。
キャッチコピーは「シンの愛を浴びてマユは大人の階段を昇る……」って感じ。

327:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:05:09
>>325の意見を見て、それを何とかした場合旧3馬鹿と絡むマユとかもありになるのかなと思ったり
でも無印から変えなきゃいけないから難しいか

あとエロは駄目って追加します?

328:マユの愛は夜濡れる ◆hdDop2pdcA
07/05/11 21:12:51
 お兄ちゃんの柔らかな指先が私の頬を優しく撫でる。
 くすぐったくて、何だか躯がむずむずしてくる。
「お兄ちゃん……」
 思わず声が溢れちゃった。だって、だって……
 胸のドキドキが止まらない。切なくて、苦しくて、耐えきれなくなっちゃった私はお兄ちゃんの背中に手を回してしまった。
「ん?マユ、どうしたんだ?」
 お兄ちゃんは優しい。そして意地悪。私を焦して楽しんでいるんだ。
 気持ちを言葉に出来なくてもじもじしている私の耳元てお兄ちゃんは小さな声で囁いた。
「言葉にしてくれないと分からないぞ」
 お兄ちゃんの吐息が私の耳を擽った。嫌いじゃない感触だ。
 絶対にお兄ちゃんはわざとやっているんだ。そうじゃなきゃ、マユ、マユ……
「もう我慢出来ないよ……お兄ちゃん」
「我慢出来ないって何を?」
 私は涙目になりながらお兄ちゃんを睨んだ。だって、恥ずかしくて言える訳無いじゃない!
 でも、でも、私の躯はお兄ちゃんを求めている。
「お兄ちゃん、マユをお兄ちゃんの玩具にして……」
 この間お兄ちゃんに教わった言葉。
その言葉を口にしたら私は私じゃなくなっちゃう。お兄ちゃんを悦ばせる為の人形になっちゃう。
 けれど、躯の熱りを収めるには其しか無いんだ。
 お兄ちゃんの唇が私の首筋に印を付けた。
 ―それは私がお兄ちゃんの所有物である証―



329: ◆hdDop2pdcA
07/05/11 21:15:28
マユ視点でシンマユメインだからスレ違いじゃ無いよね。
答えは聞いてない。

330:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:20:03
もう好きにすりゃええがな。
ただ、自分が職人って思うなら作品で語った方がカッコいいとは思うけどね。

331: ◆hdDop2pdcA
07/05/11 21:25:46
>>330
じゃ、好きにさせて貰うね。

332:実録!以下種
07/05/11 21:35:50
うーらーめーしーやー。
はい!地獄からやって来たマユでーす。地獄のお話をしまーす。あのよ~。
実はあのよ~はあの世だったんでーす。うわー、さいてー!バカまるだしー。みんな解ったかなー?

そんな訳で飛びきり愉快なお友達を連れてお兄ちゃんの寝室にやって来たよー。
「タリアーッ!」
おやおや?地震が起きてます。いやいや、お兄ちゃんがベッドの上で局地的に地震をおこしてまーす。
なんという事でしょう!お兄ちゃんは年増好みのヘンタイだったのです!
うわー、最悪ー。吐気がしますねー。でもマユは死人だから吐きませーん。

お兄ちゃんはお取り込み中ですが……いーえ、だからこそ祟ろーと思いまーす。
それではぁ……ジブリールくん!ミュージックスタート!
「ぱぁーぱーぱぱーぱーぱぱぱばぱーぱーぱぁー」
安っぽいハーモニカがいい味だしてまーす。それじゃー、スティングくん素敵なカオスをどーぞぉー!
「このカオスを見てくれよ!ここをこうしてこうすると……腹筋をきたえられるのさ!」
うわーい。これがテクニックさ!

おやおや?お兄ちゃんは服を来て何処かに逃げ出したよ?何処に行くのか追い掛けましょー!

あれー?青いドアを開けて中に入って行ったよ?どこなんでしょーねー?マユわかんなーい。
耳をすませるとピアノと変な歌声が聞えまーす。お兄ちゃんは何をやってるのかなー?えろえろな事なんでしょーかね?
とにかく不愉快な事この上ないので突撃しまーす……ってあれぇ?

……今後ともよろしく……

あちゃー、マユはペルソナになっちゃいましたー。びっくりぎょうてんだよー。

幻魔マユLv.46
ハッピートラップ
切なさ乱れ撃ち
ドラムロールパンチ
不滅の黒

うわー、うろ覚えでちょーびみょー。

最後にみんなにもんだーい。
日本で一番名前がおかしい市はどこかなー?解った人はもれなく地獄にごしょーたーい!じゃあねー。おほほのほーっだ!

333:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:36:04
スレのローカルルール以前に板の不文律も理解できない貴方に一言

エロはエロパロ板の当該作品スレへどうぞ

334:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:37:35
福岡市

吹く・おかしい





うわ待て貴様ら何をすrftgyふじこ

335:実録!以下マユ ◆JOaW6wYxoc
07/05/11 21:38:18
タイトル間違えた上に鳥付け忘れ。

336:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:38:32
せっかくだから感想言うね。

あんた暇人だな。

337: ◆hdDop2pdcA
07/05/11 21:39:29
>>333
エロって何?
別にセクシャルな表現はしてないけど。
アンタは妄想し過ぎじゃない?

338:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:39:52
なんでもありだからエロもおkじゃね?

339:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:42:18
いやダメだろw

340:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:43:46
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341:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:44:37
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342:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:45:28
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344:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:47:11
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345:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:48:07
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346:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:48:58
           i::::::::/'" ̄ ̄ヾi
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     r'"ヽ   t、   \___ !
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    / ヽノ  j ,   j |ヽ
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347:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 21:53:23
>>346
2秒速かったな

348:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:03:25
>>336
こんな過疎スレを開く奴はみな暇人。

349:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:11:42
そして誰もいなくなります

350:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:11:51
単発設定小話 「消失する運命」最終章 81

~少しずつ後退していくデスティニーインパルス~
シン「っぐ・・・・・・!」
~タッチパネルでエモーショナルシステムを立ち上げるシン~
音声ガイド「エモーショナルシステム、起動を確認。・・・ピー・・・リミッターがフルオープン状態です。よろしいですか?」
~無機質な声質で確認を請う音声ガイド~
シン「YESッ!」
~後退をやめ、デスティニーを逆に押し込むデスティニーインパルス~
マユ「あ、あぁぁっ・・・・・・!」
シン「ぐっぅぅうあぁ!」
マユ「っ!」
~アロンダイトを押し返し、距離をとるデスティニーインパルス~
シン「はぁはぁっ・・・ふん!」
マユ「ふぅ・・・・・・私の・・・私の・・・返してよ・・・・・・」
~目を伏せ深呼吸するマユ~
シン「はぁっやぁっー!」
~互いの剣を何度も打ち付けあうデスティニーとデスティニーインパルス~
マユ「っつ・・・・・・今よっ!!」
~デスティニーの姿がかすみ、シンの視界から一瞬消える~
シン「なっ・・・どこだっ!?」
マユ「いっ・・・やぁっー!」
シン「下からだと!?」
~デスティニーインパルスの足元からおぼろげな姿を現すデスティニー~
シン「っちぃ・・・・・・」
~デスティニーのアロンダイトを無理な体勢で受け止めるデスティニーインパルス~
マユ「受け止めた!・・・えぇっい!」
シン「くそっ・・・なんで姿が!?・・・・・・!」
~デスティニーインパルスの腕がところどころ歪んで見えるを発見するシン~
マユ「このっぉ・・・・・・」
~デスティニーインパルスを弾き飛ばすデスティニー~
シン「ぐぁっ!・・・・・・そういうことか!」
マユ「これだけミラージュコロイドが散布してあればね・・・・・・はぁはぁ」
シン「つうっ・・・・・・機体の損傷速度が速い!変形機構なんてつけるからだぜ!」
~機体に文句を言い出しながら、各機関の損傷率を確認するシン~
シン「・・・・・・あと2,3の打ち込みが限界か」
マユ「もう・・・終わらせてあげるからね・・・・・・お兄ちゃん!!」
~アロンダイトを構え、デスティニーインパルスに突撃するデスティニー~
マユ「やぁぁっっ・・・・・・!」
~勢い込むマユに音声ガイドが冷や水を注ぐ~
音声ガイド「警告!エネルギー残量がわずかです。直ちに起動を停止してください」
マユ「うるさぁっい!!VPS解除、脚部スラスター以外のエネルギーカット、ミラージュコロイド散布停止!」
~VPSが切られ機体が灰色に変化するデスティニー~
マユ「これでいいんでしょ!」



351:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:15:05
実録さんの常軌を逸したハイテンションは凄いな。壊れギャグとして見ると良作だと思う俺はマイノリティ。

長岡市→ながおかし→名がおかしい
これが正解?

352:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:20:18
ウンメイノカケラはグレーゾーンじゃね?ムルタはキーパーソンかも知れないが直ぐに消えたし。
無茶な誘導をされてこのスレに投下されたんだからある程度の融通はきかせるべきだろ。
非難されるべきなのはウンメイノカケラではなく誘導厨だ。

353:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:20:28
単発氏GJ!
結果がどうなるか緊急してきた

354:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:21:30
保守

355:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:22:08
何でもかんでも誘導すりゃ良いってもんじゃないしな
テンプレ見直し必要か?

356:353
07/05/11 22:22:38
緊急じゃなく緊張だった

357:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:25:12
実際問題職人さんが可哀想だしね。一部の住人の行動が発端とは言え酷すぎるよ。

358:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:29:29
テンプレの見直しは必要だね。
運命キャラメインって奴は不要だと思う。
後は無茶苦茶な誘導を禁止するって所か。
何でもありって言葉も問題ありなのかな。

359:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:37:52
>>358
なんでもありじゃないとシナリオ形式の作品を投下してる作者が困るだろ。まあ、SSスレにしなければ良いだけの話だが。
運命キャラメインと言うのは確かに不要だな。職人さんの考えのまま作品を投下して貰った方がいい。キラアスメインが嫌だったらスルーすれば良いだけだし。
ウンメイノカケラのムルタとの出会いは一つの可能性として面白かったんだけどね。なんていうか、盲点を突かれたというか……そんな感じ。

360:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:47:09
>>359
何でもありって言葉が曖昧すぎるんだよ。
・SSの形式は自由
これで充分だと思う。

361:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:52:41
下手に縛らず何でもありの方が良いなぁ。

362:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:53:03
今時キラアスメインなんて考えている人はいないと思うよ。

363: ◆hdDop2pdcA
07/05/11 22:55:34
>>361
そうだよね。何でもありがいいよね。
じゃなきゃ続きが書き難くなっちゃうよ。

364:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:55:49
テンプレ議論は、こちらで。

URLリンク(jbbs.livedoor.jp)



365:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:59:08
>>364
そうやってテンプレは変わらないままになるんだよね。

366:通常の名無しさんの3倍
07/05/11 22:59:11
また誘導厨かよ

367:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 00:31:20
単発設定小話 「重なる運命」最終章 82

~アロンダイトの光に照らされぼんやりと姿を浮かばせるデスティニー~
シン「焦んなくてもこっちから向かってやるよ!」
~エクスカリバーを両手に持ち迫るデスティニーに突進するデスティニーインパルス~
シン「あぁっー!」
マユ「つぁああっ!」
~右手のエクスカリバーをデスティニーにむけ投げるデスティニーインパルス~
マユ「そんなものが!」
~投げつけられたエクスカリバーをアロンダイトて弾き飛ばすデスティニー~
マユ「・・・!」
シン「消えてしまえぇっ!」
~エクスカリバーとアロンダイトがぶつかり合う~
マユ「お兄ちゃんっ!!」
~アロンダイトがはじき返され、手から離れる~
マユ「力負けした!?」
シン「たぁっあぁっ!!」
~エクスカリバーは弧を描きならがVSPをオフにしているデスティニーにするりと足元からくい込んでいく~
マユ「まだまだぁっ!!」
~デスティニーインパルスの顔を鷲摑みするデスティニー~
シン「ええぇっい!!」
マユ「っう・・・・・・バイバイっ!お兄ちゃん!!」
~パルマフィオキーナでデスティニーインパルスの顔から胸までを貫くデスティニー~
シン「っぐぁ・・・・・・あぁぁっ!!」
~デスティニーから離れていくデスティニーインパルス~

~その姿を嗚咽しながら目で追いかけるマユ~
マユ「はぁはぁはぁ・・・あぁぁ・・・うぅ・・・・・おぇ・・・っ」
~ヘルメットを脱ぎ顔をしかめるマユ~
マユ「あぁぁっ!!なんで・・・私・・・・・・えっと・・・・・・私何した!?」
~小さな点になっていくデスティニーインパルスを焦点の定まらない瞳で見つめるマユ~
マユ「そうだ!お兄ちゃんは!?」
~ミラージュコロイドに包まれた光は徐々にその輝きを失っていくデスティニーインパルス~
シン「・・・・・・っぅ・・・光りが・・・消えてゆく。・・・・・・?」
~額から流れる生暖かい血を手で拭うシン~
シン「はっ・・・はは・・・まるで・・・・・・あの時みたいじゃないか。・・・・・・父さんは?母さん・・・・・・」
~意識を失っていくシンの目の前にピンクの携帯電話が浮遊している~
シン「あ・・・・・・マユ・・・・・・携帯・・・みつけ・・・た・・・・・・」
~漆黒の宇宙に溶け込むようにシンの意識が消え、そしてデスティニーインパルスもその姿を消してゆく~

~姿を消したデスティニーインパルスをまだ追い続けるマユの瞳~
マユ「・・・ううっ・・・・・・連絡をっ!何か何か・・・あった!」
~シンに渡した携帯電話の番号にコールするマユ~

~闇の中でただ携帯電話の音だけが静かに響く~
携帯電話「プッ・・・もしもーし、ごめんなさい。マユは今電話にでることができません。ご用のある人はピーの発信音の・・・・・・」

続      ・・・次回以降はエピローグになります。

368:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 01:20:24
単発氏gj!!
いやー、シンが生死不明の様な感じがちょっと気になります。
待ちますよ、エピローグ!

369:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 01:26:29
いよいよ単発さんもエピローグまでいったのか…
やっぱり一つの話が終わるとなると感慨深いものがあるなぁ
あと少しです。ラストスパート頑張ってください


370:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 01:48:46
とうとう単発も次がエピローグか…シンの運命は果たして!?

371:実録!以下マユ 暴走編 ◆JOaW6wYxoc
07/05/12 07:31:17

うーらーめーしーやー。はい、マユの携帯+外道テケテケニコル×妖獣ネコマタステラの合体事故でペルソナになっちゃったマユでーす。みんな元気ー?

クイズの答えは長岡市!名がぁ……おかし!うわー、バカ発見ー。長岡市のみんなめんごー。通報しますたー。あははー。

あれあれ?サトーさんが演説しているよ?
「我々は旧時代の神々……アクマと呼ばれるモノを復活させた!」
うわー、ちょーゴトウー。一文字違いでオシャレー。
え?サトーさんはもう死んでる?やだなー、お客さーん。ちがえしのたまを使ったに決まってるじゃあーりませんか!はんごーこーは高いから間違っても使えませーん。だってサトーさんだからー。あははー。

うわー、キラきゅんはピクシーにガル系使っちゃったー。跳ね反されて死んでれらー。補正と言う魔法は解けてるから生き返りませーん。バッカでー。

「ペルソナぁーっ!」

はい、呼ばれて飛び出てきゃるーん!お兄ちゃんに呼ばれてペルソナはつどー。
えーと、相手は……うわー、ギルバート・デュランダルとタリア・グラディスの不倫カッポー。ちょーさいてー。不愉快な事この上ないのでハッピートラップ!
ありゃりゃ?ユニウスセブンが落ちてきたよ?うろ覚えだからサックリ地球人類滅亡ごめんねー?
おやおや?サトーさんはあっちで狂喜乱舞のむせび哭き!いえいえどーいたしまして。

それじゃーまたまたマユなぞ!
ニコルはテケテケ、トールはなあに?
答えは次回の実録!以下マユで。

次回はマユ・アスカ120%をお届けしまーす。
ジャーンケーン……ケミカルインパクト!
エンディングはサトミソングだよ?解る人だけ歌ってね?
それじゃーまたねー、バッハハーイ!


372:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 07:45:58
>>371
他スレに投下されたSSを読んで解った。煽り云々以前の問題でこれがアンタの素の芸風なんだな。笑い殺されるかと思ったじゃないか。GJ!続きを激しく期待!

373:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 16:33:09
単発設定小話 「エピローグⅠ」

~レーダーに映る人影を探し当てるアーサー~
アーサー「このあたりのはずなんだけど・・・・・・!赤のパイロットスーツ・・・・・」
~シャトルの外にでて回収するアーサー~
アーサー「・・・よっと・・・・・・ルナマリア!?」
~シャトルに戻るアーサー~
アーサー「っく・・・やばいよ。息していない・・・脈もないか・・・でもまだ暖かいから・・・・・・やらないよりは・・・」
~AEDでの心臓マッサージと、人口呼吸を試みるアーサー~
アーサー「ふぅふぅ・・・はっはっは・・・頼むよ。戻ってきて・・・くれ!」
~測定器が脈拍の反応を示す~
アーサー「ふぅ・・・なんとかなった~。でも早いところ施設の整ったところに連れて行かないと」
~シャトルを発進させるアーサー~
アーサー「!・・・・・・メサイアが・・・・・・」

~マユとシンの決着を確認するタリア~
タリア「・・・・・・勝負あったわね」
アビー「勝負なんて・・・そんなの・・・・・・」
~ため息をつくタリア~
タリア「アビー・・・メサイアが月に衝突するわよ」
アビー「え・・・?」
~顔を上げ、モニターを見るアビー~

~エターナル~
バルトフェルド「ラクス・・・プラントから連絡がきてるぞ」
ラクス「・・・ええぇ・・・・・」
~プラントから停戦を受け入れる通達が再度届く~
ラクス「・・・・・・連合の司令官殿を呼んでください」
ダコスタ「はっ」
ラクス「ダコスタさん、お願いしますね。・・・・・・さっバルトフェルドさん、シャトルで行きますわよ」
バルトフェルド「あぁ・・・・・・」
~シャトルを射出後、キラの回収を行うエターナル~
ダコスタ「・・・・・・よぉーし。キラくん!大丈夫か!?」
~フリーダムのコックピットに顔を突っ込むダコスタ~
キラ「・・・・・・戦争は・・・あの兄妹の戦いは・・・・・終わりましたか・・・?」
~シートに深く座り声を震わすキラ~
ダコスタ「・・・あぁ・・・・・・」

―停戦協議が始まり、戦艦やMSは自国へ帰還していく。
―協議機関中に、カガリとキラはアスランの死を知る。
―プラントはデュランダル議長の死を認め評議会議長代行がただちに選出された。
―プラントは連合及びオーブへラクス・クライン以下ザフト脱走兵及びエターナルの引渡しを要求する。
―連合・オーブはユニウスセブンの落下でいまだ続く救援活動のプラントの積極的援助を求めた。
・・・・・・それから3ヶ月



374:単発
07/05/12 16:42:02
1点修正します。

誤:「―協議機関中~」
正:「―協議期間中~」

375:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 17:15:12
やはりアーサーがルナ回収しましたね
しかし、健康体かどうか微妙そうですね
続きが待ち遠しいです、GJ!

376:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 17:26:54
>>371
バカ過ぎるノリにふいたw
カオスっぷりが突き抜けてるのが心地いい。

377:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 19:13:41
単発設定小話 「エピローグⅡ」

~オーブ~
カガリ「・・・キラ・・・ラクス」
キラ「カガリ・・・悲しい顔しないで」
ラクス「カガリさん。どうか・・・お父様のご意思を貫かれますように・・・・・・」
カガリ「・・・っう・・・・・・すまん」
~足元に視線を落とし、小刻みに身体を震わせるカガリ~
バルトフェルド「・・・じゃ、そろそろ行こうか」
ラクス「はい・・・・・」

 ―オーブ政府はエターナル及びラクス・クライン以下のもとザフト兵、そしてキラ・ヤマトをプラントに引き渡すことに同意。
 ―連合政府はロゴスの実態解明を約束し、抜本的な組織改革を宣言。
 ―プラントも地球の救援活動に積極的支援を約束。
 ―そして、世界はようやく終戦を迎え入れた。

~プラント~
タリア「アーサー、ミネルバを任せたわよ」
アーサー「・・・艦長が責任を取る必要は・・・なかったのでしょう?なのになぜ?」
タリア「もう艦長じゃないわよ。・・・・・・ヘンリーにいつまでも寂しい思いをさせるわけにはいかないもの」
アーサー「そうですか・・・・・・。で、どの部署へ異動されるのですか?」
タリア「広報部だそうよ。しばらくは机にかじりついていなさいってね」
アーサー「えぇ!?・・・あそこは今一番忙しい部署でしょう?」
タリア「そうね。でも・・・毎日家には帰れるもの。贅沢は言えないわ。でも・・・家族が増えるもの大丈夫でしょう」
アーサー「・・・やっぱり養子に迎えるのですか?」
タリア「・・・・・・いつまでも後ろを向いているわけには行かないってきかなくてね。私もずっとヘンリーの相手ができるわけではないし」
アーサー「はは。子供は成長が早いですからね。・・・うらやましいことです」
タリア「なにをいっているの・・・っと」
~タリアの携帯電話の着信音が鳴り響く~
タリア「はい。・・・ええ、そうね。うん、うん。・・・そうね・・・今日は早く帰れると思うから。うん・・・材料だけそろえて頂戴・・・じゃね」
アーサー「お子さんからですか?」
タリア「そうよ。・・・あらやだ、もうこんな時間。じゃ、アーサー。正式な通達はすぐに行くと思うから」
アーサー「っ・・・・・・ミネルバ、確かにお預かりいたします!お疲れ様でした!」
~唇を噛み、タリアに敬礼するアーサー~
タリア「・・・がんばりなさい。ハイネやサラの分も・・・・・・」
~足早にアーサーから離れていくタリア~

 ―マユ・アスカ・・・未成年及び仕官アカデミー未就学での前線配備。開戦時の状況を鑑みても不要な人員配置とされ、
            ザフト除隊を命じられる。本人の希望を聞き入れ、ザフトでの経歴抹消。仕官学校を退学。一般学校へ転入した。
 ―タリア・グラディス・・・上述のマユ・アスカの人員配置問題における責任を押し付けられ、その責任をとるかたちで
                        ミネルバ艦長を解任。広報部への異動を命じられる。
 ―アーサー・トライン・・・タリアのミネルバ艦長解任に伴い、艦長代理に任じられる。

・・・・・・終戦から9ヶ月

~桜が満開の通学路を友人たちと一緒に歩いていくマユ~



378:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 19:27:24
>>実録
なんでもありのカオスな作風と所々に挟まれる小ネタがとても良いです。周囲の雑音をお気になさらずに頑張ってください。

>>小話
乙。

379:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 20:25:08
単発さんはもう〆を待つばかりですね


380:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 20:51:50
単発設定小話 「エピローグⅢ すれ違う運命」

~桜のトンネルを髪をなびかせながら歩いていくマユ~
マユ「おっはよー!」
友人A「おはよ。ねぇマユ帰り暇?」
友人B「じゃーん」
~チケットをマユに見せる友人~
友人A「ホテルユグドラシルのケーキバイキングのタダ券でーす」
マユ「あ、あぁー!どうしたのこれ?」
友人B「雑誌の懸賞であたったのよ・・・ね、暇?」
マユ「うーん・・・・・・今日はダメなのよねぇ・・・・・・」
友人A「そっか・・・じゃ明日いこっか!」
マユ「ごめんね~」
~笑いあいながら学校の門をくぐるマユたち~

~その日の夕刻、病院~
受付「グラディスさーん、マユ・グラディスさーん」
~受付に駆け寄るマユ~
受付「はい、これ外出許可証ね。あんまり遅くなっちゃだめよ」
マユ「わかりました。・・・あ、ヘンリー走っちゃだめよ!」
~病院そばの公園で車椅子を押すマユ~
ヘンリー「マユ姉ちゃん、早く早く!」
マユ「ヘンリー、あんまり遠くに行っちゃ駄目よ!・・・ルナ姉ちゃん、ちょっと寒いかな?」
~車椅子にすわるルナマリアのひざ掛けをかけなおすマユに言葉なく笑いかけるルナマリア~
マユ「ルナ姉ちゃん・・・・・・お兄ちゃんが残した黒いディスクにね・・・ルナ姉ちゃんを治療するヒントがあるかもだって」
ルナマリア「・・・ん・・・?」
~マユの言っていることをいまいち理解できていないルナマリア~
マユ「・・・・・・もう少しだけ・・・待っててね・・・」
~ポケットの携帯電話が鳴る~
マユ「もしもし、ママ?・・・うん、わかった。まかせてよ!うん・・・ヘンリーに代わるね」
~ヘンリーを呼び、電話を変わるマユ~
マユ「あ・・・星が・・・・・・」
~顔を上に向け、オレンジ色に染まる空に小さな光りが灯りだすのに見入るマユ~

~地球、ガルナハン。・・・倒木に座りじゃがいもの皮むきをする赤毛の少年~
コニール「おーい!」
~コニールは少年に向かい水のボトルを投げる。上手く掴むことができず、ボトルを地面に落とす少年~
コニール「う~ん・・・相変わらずキャッチが下手だなぁ」
少年「コニール・・・・・どうしたの?」
コニール「ああ、役所がさ、ようやくお前の戸籍くれるってさ」
少年「え、本当?・・・そうか、やっと僕も村の一員になれるね」
コニール「ああ。そうそうお前、苗字どうする?私がつけてやろーか?」
少年「ん・・・コニールと一緒でいいよ」
コニール「ば、バカ!そんなの・・・・・・あ、いい苗字があるんだ。戦争で助けてくれた子の苗字なんだけど、アスカってどうだ?」
少年「アスカ・・・・・・シン・アスカ・・・・・・いいんじゃない?きれいな響きだね・・・・・・」
~顔を上げ、吸い込まれそうな青空をじっと見つめるシン~



381:単発
07/05/12 20:52:57
「エピローグⅢ すれ違う運命」にてとりあえず完結です。
長い間付き合っていただいた方々へ深く、深く感謝を。。。

382:単発
07/05/12 21:02:05
あーーーー!最後にやっちまったぁー!
シンは赤毛じゃねぇっての!

・・・・・・スマン、すいまんせん、ごめんさなさい、申し訳ございません。
「~赤毛の~」は見なかったことにしてくれぇっーー!

・・・・・・詩嚢orz

383:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 21:50:55
実録さんが面白すぎるw

小話さん完結乙。

384:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 21:55:00
単発氏、完結おめでとうございます!
今まで、お疲れさまでした!

385:通常の名無しさんの3倍
07/05/12 23:37:22
単発さん、最後まで乙でした!
シンもルナも生きてた…よかった…シンはまた記憶を失っちゃったのか…
でも幸せそうだ…なんか憑き物が落ちたみたいで
しかし最後にコニールとフラグ(?)っぽいものが立つとは…
改めて、今まで楽しませてもらいました、ありがとう&お疲れさまです

386:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 02:21:27
単発さんマジ乙!

そして最後までGJ!!


387:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 08:53:00
単発さん完結乙であります、ルナ酸素欠乏症か?

388:キズナノカケラ ◆92Fl7YTmjY
07/05/13 10:07:50

 1/prologue/ all over with her.

私は光の中で自分の死を悟った。でも、私は助かった。父母が私の事を身を呈して助けてくれたのだ。
段々と冷たくなっていく父母の体と焼けつく様な右腕の痛みだけがはっきりと感じられる。
怒り、悲しみなどの感情が私を支配していき、混濁していく意識の中で私は青い空を見た。そう、青すぎる空。

次に目を覚ましたのは暖かな光の中だ。全身をむず痒さに包まれている。けれども、指一つ動かせない。苛立たしいが今は耐えるしかない。
暖かな光は私に生きろと語りかけてくる。
それは家族を失った私にとって残酷な言葉だ。父母と一緒に死んだ方が良かったのに。
悲しみに支配されて生きるのは嫌だ。
否、もしかしたら兄が生きているかも知れない。少し希望が持てた。僅かに芽生えた生への渇望を胸に抱いて私は目を閉じて深い眠りへと落ちて行った。

次に目を覚ました時、私は右腕の感覚がなくなっているのに気付いた。僅かに動く首を動かして見てみると肘より先はない。ある筈のものがないというぼんやりとした喪失感。
雪の様に降り積もってくる悲しみに埋もれながら、私は自分の置かれている状況を確認しようと五感を研ぎ澄ませる。
白を基調とした静畢な空間。仄かに鼻孔を擽る消毒薬の匂い。質素だけど暖かいベッド。つまり此処は病院というわけだ。

私は助かったのだろうか。

朧気な安堵とこの先はどうなるのかという不安が沸々と沸き上がってくる。
しかしながら私の体と精神が求めているのは安息だ。難しい事を考えるのは明日にしよう。今の私には荷が重すぎる。

瞼が重くなり視界が暗くなっていく。
耳に聞こえるのは耳障りな子守唄の様なノイズ。
私は思考を断絶してゆっくりと意識を閉ざした。

─to be continued─


389:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 10:19:21
>>338のバカタレ!このスレには箱庭系はいらんのじゃ!荒らそうとするのかお前は!チクショウ……バカタレ!

390:389
07/05/13 10:21:04
>>388じゃった!バカタレのせいで間違えてしもうたぞ。チクショウ……

391:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 10:30:41
単発氏、完結おめでとう。
レスがない時だって多かったし、時には邪険に扱われたりもしたのに
貴方はずっとこの物語を書き続けて、遂には完結させた。
貴方が何を思いこの物語を書き続けたのは自分には分からないけれど(想像は出来てもそれは答えじゃない)
「完結させた」という物書きとしての力に対して敬意を払いたい。

偉そうな書き方でスマソ。

392:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 10:56:22
白々しいね

393:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 15:02:58
単発さん お疲れさまでした。

394:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 15:50:09
単発氏、完結おめでとうございます!
シンとマユは、ガルナハンの青空とプラントの星を見て何を思うのか・・・

一年近く読んでいた物語が完結してしまうのは、少々寂しくもありますが
また、どこかで。ノシ

395:実録!以下マユ ◆JOaW6wYxoc
07/05/13 16:44:58

うーらーめーしーやー。
毎度お馴染のマユでーす。今日は趣向を変えてMSに乗ってまーす。えっ?何に乗ってるかって?
ジャジャジャジャーン。バクゥカスタムでーす。ただのバクゥなんですが……なんと!地獄から呼び出したお友達が憑りついてまーす。それではぁ、張り切ってどうぞーぅ!
「ワシは奥羽の炎の将校と呼ばれた男、ベン!突の戦士は何処!?」
うえっ……。紅桜くんだと思ったらかませ臭の漂うベンくんだったよー。うわー、ちょーさいてー。まだモスおじさんの方がましー。
白く塗って吹雪号にしとけば良かったかな?間違ったとしてもハヤテだしねー。ホワイトウルフだったらマユとお揃いの片腕で激渋くない?赤目だったら雷花剣でクールっしょ?

とりあえず巨パーイでムカつくステラを撲殺しに行きまーす。れっつらごぉーっ!
あれあれ?デストロイに乗ってるよ?ガイアだったらスナイパーだと思ったに生意気ー。
「ブシュァァ―ッ!」
うわー、もしかして赤兜が憑りついてる?マジでありえなーい。マジでムカつくMMC!
「貴様なぞ鉄人・無痕牙の足許にも及ばぬわっ!」
勝手に動いてらっくちーん。さっすが奥羽の不動明王と呼ばれた男ベンくん!でもマジレスするとジョンの方が強くてステキー。
「バロロロローッ!」
うわー、赤兜ったらハッスルしすぎてちょーこわいよ。やっぱりボスのリキじゃなきゃ無理だったかな?撤収しまーす。

つーかベンくんってジャンボより弱くね?セリ声上げまくりだし。ぶっちゃけ立花さんちのボンボン以下?回転地獄マスターさせて出直しまーす。

♪ででっでーでで ででっでーでで ででっでーででっで 今日もおかしー(頭が) 今日もおかしー(頭が) 実録!以下マユ~♪



396:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 17:25:45
隻腕が最後に投下してから一年になるのか・・・

397:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 17:34:30
どう考えても打ち切りですありがとうございました

398:夢兄幻妹書いてる人
07/05/13 19:32:59
どうも、夢兄幻妹書いてる人です。
しばらくぶりですが、ようやっと第一話を書き終わりましたので、投下します


399:夢兄幻妹 第一話 1/24
07/05/13 19:34:18
第一話、一人の兄妹、戦場に降り立つ。


C.E.73
地球連合とプラント間における一年半に及んだ戦争の終結より二年が経過し、人々は与えられた表面上の平和の中、生きていた。
ある者は未来と平和を信じて。
ある者は幸せな今をを謳歌して。
ある者は過去の傷痕を引きずって。
ある者はただただ、その日その日を。
生きていた。
先に、何が起こるのか、多くの者は知らないまま・・・・・


400:夢兄幻妹 第一話 2/24
07/05/13 19:36:38
「あー、疲っれたー!!」

噴水の前に置かれたベンチに腰を下ろし、紫の瞳と茶色の髪の少女、マユ・アスカは体を伸ばした。
視界に、アーモリーワンの作りものの空が映る。
青い青い、映像の空。
オーブ生まれオーブ育ちのマユにとって、こうしたコロニーやプラントの擬似的な空は初め、随分と違和感を感じたものだったが、今ではすっかり馴染み、日常の風景の一部になっていた。

「まだ時間あるけど、疲れたならもう戻ろうか?私も大体欲しい物は買っちゃったし」

言いながらメイリンもマユの隣に腰掛け、両手いっぱいの荷物を置く。

「んー、後本屋さんに寄りたいから、もうちょっと」
「それじゃあ、少しここで休んでから本屋に行って、それからミネルバに帰ろうか?」
「うん、そうしよっか。・・・・てゆーか、メイ姉、流石に買い過ぎじゃないの?」

呆れを含んだマユの視線の先には、ベンチの半分近くを占領する買い物の数々。
それらの四分の三以上はメイリンが購入した物だ。
一体いくら使ったのやら・・・・・
考えるとそら恐ろしくなる。


401:夢兄幻妹 第一話 3/24
07/05/13 19:38:03
「えー、これくらいは最低限いるよ。進水式終わったら暫く休暇なんてないんだから、今のうちに買えるだけ買っとかないと」
「・・・・・・車で来て、よかったね」

あぁでも車まで運ぶのも大変そうだな、と思い、マユは軽くげんなりした。
ルナマリアにメイリンとの買い物は疲れる、とは聞いていたが、これは予測以上だ。
一度の買い物でこれだけの量を買う人間を、マユは初めて見た。
・・・・まぁ、そうはいっても、施設育ちだったマユはプラントに来るまで買い物というものをしたことがなかったから、マユの知らないだけで、意外にこれは世間では普通の分類に入るのかもしれないが。

「あ、そうそう、進水式で思い出したんだけど、議長も出席するためにアーモリーに来てるんだってね」
「え?デュランダルさんが?」

メイリンが何気なく話した内容に、マユは目を丸くする。
初耳だ、そんなこと。
そんなマユの様子に、メイリンは逆に驚いた様子で、聞き返す。

「え?マユちゃん知らなかったの?」
「うん・・・・今初めて聞いた」
「そうだったの・・・・ちょっと意外」

僅かに笑いを含んだメイリンの言葉に、マユは少しイラッときた。
自然と言い返す声が荒くなる。

402:夢兄幻妹 第一話 4/24
07/05/13 19:39:46
「意外でもなんでも知らないものは知らないのっ!!あー、もう何で誰も教えてくれないかなー」
「議長から連絡があったりとか、進水式についてのミーティングで聞いたりとかはなかったの?」

続くメイリンの質問に、ますます苛立つマユはぷっくりと頬を膨らませて、

「連絡なんてなかったもん。もしかしたら、レイ兄にはあったかもしれないけど。それに、私ミーティングは出てないもん!!」

もうすっかりふて腐れて答える。

「あ・・・気を悪くしちゃったかな・・・・ごめん、ね」
「・・・・・・・・・」

メイリンの謝罪の言葉に、マユは顔を背けたまま、内心、少し反省する。

――あたし、子供っぽいなぁ・・・・・

メイリンに悪気がないのはわかっている。
ただ、自分の驚きをストレートに表現してしまって、それがマユのコンプレックスを刺激してしまっただけで。
現最高評議会議長、ギルバート・デュランダルはマユの今の保護者だ。
だから、連絡があって当然だとメイリンが考えたのは、別におかしいことではない。
普通なら、ば。

403:夢兄幻妹 第一話 5/24
07/05/13 19:40:55
――どうせあたしは、重荷になるだけのイラナイ子だもん・・・・・

そう、今まで何度繰り返したかわからない言葉を胸の内で呟き、気分を切り替えるため勢いを付けてベンチから立ち上がる。

「よっし、休憩終わり!!それじゃメイ姉、本屋さん行こっか」
「え・・・・・あ、うん」

急なマユの変貌に、戸惑うメイリン。
そんな彼女に、マユは弾けるような笑顔を浮かべ、悪戯っぽく言う。

「んで、本屋さんに行った後、アイス食べよ。メイ姉の奢りで!!」
「・・・・・うん、そうしようね!!」

その言葉に、メイリンもほっとしたような笑みを浮かべ、立ち上がる。

「そうと決まれば、早く行こ!!」
「うん・・・・それにしても、マユちゃんが本を買うなんて珍しいね。何時もはデータブックでしょ?」

荷物を持ちながら、メイリンはふと思い付いたように聞く。
このご時世、本を紙に印刷された本として買うより、データブックとしてデータだけをネットで購入する方が一般的だ。
勿論中には、データだけの本など本ではない、と主張する人もいるため、本の生産も行われてはいるが、その冊数は非常に少ない。
だから、必然的に本は高価なものとなり、更に本離れを引き起こしているのが現状だ。

404:夢兄幻妹 第一話 6/24
07/05/13 19:42:54
「あー、あたしじゃなくてお兄ちゃんの買い物なの。お兄ちゃん、データブックは嫌いだって言うから」
「あ・・・・そう、なんだ」

マユの答えを聞いたメイリンの言葉が、微妙に揺れる。

「そうなの。あたしは別に読めれば変わんないと思うんだけど、お兄ちゃん、データブックはマニュアル読まされてるみたいだから嫌いなんだって。
 まぁ解らないでもないんだけどね、値段も違うし、場所取るし、買うのも面倒だしだから、あたしはデータブックの方が断然いーなー」

気にせず続けるマユに、メイリンもぎこちなさを残したまま、相槌を打つ。

「・・・・うん、私もマユちゃんと一緒、かな?やっぱり値段は特に大きいし」
「だよね。まっ、お金に関しては稼いでるのお兄ちゃんだから、あたしはあんまり言えたことじゃないんだけどねー」
「あぁ・・・・そうだっ、たね・・・・あ、ねえ!!マユちゃんは何アイス食べたい?」

唐突な話題転換。
とにかくこの話から逃れたいといったような。

「うん?やっぱりあたしは抹茶かなー、あのびみょーな甘さと苦さがいいんだよねー。メイ姉は?」

けれどあまりに不自然なそれに、何の反応も見せず、マユは素直に従う。
それにメイリンはホッとした様子を隠さずに、返答する。

405:夢兄幻妹 第一話 7/24
07/05/13 19:44:13
「私はスタンダードにレモンかチョコかな?それにしても、マユちゃん抹茶味好きだよね。この前も抹茶のお菓子食べてたでしょ?そんなに美味しいの?」
「美味しいよー。お子ちゃま味覚のメイ姉にはわかんないだろーけどねー」
「ちょっ、それどういう意味!!」
「そのまーんまーのー意ー味ー」

きしし、と笑い駆け出すマユに、声を荒げるメイリン。

「ちょっと!!マユちゃん!!」
「わー、メイ姉が怒ったぁー!!」
「ちょっ、ふざけないのっ!!・・・・って、マユちゃん、前!!」
「ふえ?」

緊迫したメイリンの声で、マユは顔を前に向ようとしたが、

ドンッッ!!

「うやっ!!」
「・・・・あ・・・・・」

向けきる前に、前方にいた誰かとぶつかり、見事にバランスを崩して倒れる。

406:夢兄幻妹 第一話 8/24
07/05/13 19:45:30
「あっ、たたー・・・・ごめんなさい!!大丈夫ですか!!」
「・・・・ん・・・・・・」

謝らなくては、と急いで顔を上げたマユの目と、ぶつかった少女の赤みを帯びた瞳が、絡む。

「あ・・・・」

思わず、マユは目を見張った。
懐かしい、色。
色みは多少違うが、同じ、

「・・・・・・ン・・・・」

マユを見詰めて、少女の唇も、動く。
少し、驚いたように。

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」

見詰め合う、二人
何も言わず、何も考えず、ただ思うがままに。
終わることもなく、進むこともなく、停滞していたその状態は、唐突に、二人の声で崩れた。

407:夢兄幻妹 第一話 9/24
07/05/13 19:46:42
「マユちゃん!!大丈夫!?」
「オイ、ステラァ!!なぁにやってんだよ!?」

弾かれるように、それぞれの方向に振り向く二人。

「・・・・あ、メイ姉、私は大丈夫だよ」
「・・・アウル・・・・今行く・・・・・」

そう言うと、少女はアウルと呼んだ少年へと駆け出した。
何となく、彼女の後ろ姿を見ていたマユに、荷物を抱えて追い付いたメイリンは、訝しげに聞いた。

「マユちゃん・・・・あの子に、何かあったの?」
「あ・・・・・うん、あの子――」



「やけに気にしてたみてーだけど、ステラ、あのガキに何かあったのかよ?」
「・・・・・・あの子――」



「「似てると、思ったの」」


これが、初めの歯車。
後の、郷愁と哀しみと、愛しさと嘆きとに満ちた、再会の。

だが今は、誰も、そのことを知らない。


408:夢兄幻妹 第一話 10/24
07/05/13 20:07:13
会話は、完全にあちらのペースだった。

「我々は再三、先の大戦にて流出した技術と、人的資源の軍事利用を止めてもらいたいとそちらに申し入れている。なのに何故!!未だその回答をいただけない!!」

MSの立ち並ぶ中、現オーブ首長国代表である、カガリ・ユラ・アスハが声を張り上げる。
それを随員のアレックス・ディノは、内心溜息を付きながら、聞いていた。

――そういう言い方をすれば、余裕がないと白状しているようなもんじゃないか・・・・・焦りを見逃してくれるような相手じゃないっていうのに・・・・・

「ですが姫、彼等が生計を立てるために、自らの持てる技術を使うのは、当然のことではないですか」
「だが!!」
「それに、」

反論しようとしたカガリを、現プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルは柔らかく、しかし断固とした口調で遮る。

「初め、彼等はオーブの難民として、我が国プラントにやって来ました。連合の支配下におかれたオーブでは、コーディネイターの自分達は暮らせないから、と」

笑みを浮かべたまま、淀みなくデュランダルは続ける。

「そんなやむなく、言わば緊急非難的にやってきた者達の持てる技術を、というのなら、姫のお話もよく、理解できます」
「なら!!」
「しかし、」

勢い込むカガリ
けれどまたもや、デュランダルはその出鼻をくじく。

409:夢兄幻妹 第一話 11/24
07/05/13 20:30:29
――遊ばれているな、これは・・・・・

アレックスの目から見ても、それは明らかだ。
会談の初めから、ずっとデュランダルの口調は変わらない。
まるで、駄々をこねる子供をあやすかのような。

「今現在、再びオーブは独立を果たし、コーディネイターも暮らせる安定した国となっています。確か、姫の随員の方も、コーディネイターでしたね」

デュランダルの目線が、アレックスに流れる。
事情を知っている者特有の、意味ありげな、光。

――やはり・・・・気付かれるよな・・・・

まぁ、サングラス程度でごまかせるなんて初めから思ってはなかったけど、と今はアレックス・ディノと名乗っているアスラン・ザラは胸の内で、呟く。
アスランと彼の間に直接の面識はないが、前大戦であれだけのことをやらかした人間を、議長である彼が知らないわけもない。
亡命の承認をしたのも、同じくクライン派に属する前臨時最高評議会議長、アイリーン・カナーバであったから、尚更だ。
というか、気づかなかったら、異常だ。

410:夢兄幻妹 第一話 12/24
07/05/13 20:33:20
「それとこの話に、何の関係が!!」
「彼等は、オーブに戻れた、ということですよ、姫」
「!?」

カガリが、言葉を詰まらせる。
予期、していなかったのだろう。
瞳が彷徨っている。

「オーブが安定するまで、プラントに移民して来て、政府関係に職を求めた彼等を、出国が不可能になるような機密に関わる部署には配置しないよう、こちらとしても配慮していました。
そして、オーブが連合の支配下より離脱した際、改めて彼等に問いました。“故国に帰るか、このままプラントで暮らすか”、と」

彷徨う瞳を、視線が捕らえて、

「そして、今プラントに居る彼等は、プラントを新たな故国とすることを、選んだのですよ」

捩込むように、言い切る。

「彼等は今や、プラントの国民です。そして私は、彼等の代表だ。私には、彼等を守る義務があります。ですから、姫のご要望に、答えるわけにはいきません」

柔らかな笑みのまま、すっぱりと切り捨てる。
カガリは即座に、何も言い返せない。
瞳は彷徨ったままだ。

411:夢兄幻妹 第一話 13/24
07/05/13 20:35:12
――本当に・・・・・役者が違うな・・・・

嘆息する。
カガリは政治家として、非常に未熟だ。
熱意はあるが、それに殆ど何も、伴えていない。
それはオーブ五代氏族の誰もが知っていて、彼女はただ、その血筋がために担ぎ上げられた神輿のような存在だ。
対して、相手は政治の表舞台に立ってから二年ほどしか起たないが、今のこの難しい政局をで議長を任せられるほどの人物だ。
始まる前から、結末は見えているようなものだった。

――しかし、話には聞いていたが、本当に有能な人だな・・・・

離反したとはいえ、生まれ育った故国に有能な指導者が居ることを、アスランは素直に嬉しく思った。
政治家の家庭に生まれ、多くの政治家を見て来たアスランの目から見ても、彼は傑出している。

――特にこの話術は、凄いな・・・・直接言葉を交わしたら、多分、俺も搦め捕られるだろうな・・・・

苦笑混じりに思う。
彼の話術は、蜘蛛の糸に似ている。
柔らかく包み込むように、しかし決して放さない粘り強さを持って、相手を陥落させる。
言葉が最大の武器となる、平時の政治家にとしての、なによりの才能だろう。

412:夢兄幻妹 第一話 14/24
07/05/13 20:37:06
「・・・・・何故、そこまでして貴国は力を求める?」

暫くの沈黙の後、ゆっくりと、カガリが口を開く。

「それは、我々が我々であるためですよ、姫」
「・・・どういう意味だ、それは?」
「プラントに住む者は、僅かな例外を除いて皆、コーディネイターです。コーディネイターの存在を好ましく思わず、我々に理不尽な要求を突き付け、また、滅ぼそうとする者達がいるかぎり、我々は自身が自身であるため、力を持たなくてはならないのですよ」
「だが!!過ぎる力はまた争いを呼ぶ!!」
「いいえ、姫」

デュランダルの顔から、初めて笑みが消えた。

「争いが無くならないから、力が必要なのですよ」


そして爆音が、響いた。


413:夢兄幻妹 第一話 15/24
07/05/13 20:38:47

「なっ、何今の!?」

その音は、車でミネルバに向かうメイリンとマユの耳にも届いていた。
思わず、運転していたメイリンは車を路肩に寄せる。

「・・・・・爆発音だよね、今の・・・・一体、どこから・・・・」
「運転代われ、メイリン」
「え・・・・?」

助手席に座っていたマユが、鋭い口調で言い放つ。
雰囲気も、がらりと変わった。
無邪気な少女のものから、戦うことを知るものへと。

「シ・・・ン・・・?」
「急げ!!」
「あっ・・・・わかった・・・」

戸惑いながら、メイリンはシンと体を入れ換える。
運転席に座ったシンは、マユとは全く違う、軍人の表情で、

「飛ばすぞ」

ボソリと呟くと、一気にアクセルを踏み込んだ。

414:夢兄幻妹 第一話 16/24
07/05/13 20:40:36
「ちょ・・・待って、シン!!一体、何が!?」
「あの爆発は、A区画の方向だった。あそこには、何がある?」

その問いに、メイリンの血の気が引く。

「まさか・・・・・」

先の大戦の激化の引き金となった、ある事件が脳裏を過ぎる。
オーブのコロニーで造られていた四機のGを、ZAFTが連合より強奪した、事件。

「そのまさかだ。恐らく、これは」

そこで一度、シンは言葉を切る。
そして、苦々しそうに、言い放つ。

「ヘリオポリスの、再現だ」

415:夢兄幻妹 第一話 17/24
07/05/13 20:41:58
「一体、どうなっているんだ!?これは!!」

降りしきる爆音の中、カガリが叫ぶ。

「そんなことを考えてる場合じゃない!!とにかく逃げるぞ!!」
「でも、何処に!?」

二人を先導していたZAFTの軍人は、先程の砲撃に巻き込まれた。
案内役を失った、危険極まりない状況。
だが、

「大丈夫だ!!」

アスランは、力強く断言する。

「基本的に、同じ目的で建造されたプラントやコロニーの構造は同じだ。特に、シェルターのように人命に関わるものは、な」
「なら!!わかるのか!?」
「あぁ!!もう少し行けば、入口がある!!そこまで急ぐぞ!!」
「わかった!!」

416:夢兄幻妹 第一話 18/24
07/05/13 20:43:52
落ち着きを取り戻したカガリを見て、アスランは軽く微笑む。

――果たして、そう上手く行くかな・・・?

不安を、押し隠して。
アーモリーワンは、大戦以降に造られた、非常に新しいコロニーだ。
大戦で多くのZAFT軍人が国を離反したというのに、彼等の知る造りで軍事工廠のような重要なものがあるコロニーを造るだろうか?

――俺なら、絶対に避けるな・・・・

それでも今は、一縷の望みにかけるしか、ない。

――カガリにパニックになられても困るしな・・・・・

ふぅ、と内心溜息を付くと、気を取り直して回りを観察する。

「よし、このまま一気に――」

行くぞ、と言おうとした途端、どうしようもなく嫌な予感が、背筋を走る。
反射的に、カガリを突き飛ばし、自分もその場を飛びすさる。

417:夢兄幻妹 第一話 19/24
07/05/13 20:45:00
「アッ、アスラン何――」

爆音が、カガリの声を掻き消す。
先程二人がいた所から、さほど離れていない箇所が、爆発炎上している。
アスランが動かなければ、二人ともただではすまなかっただろう。

――まずいな、これは・・・・・

着弾点を確認する。
そこは、シェルターがあったかもしれない、場所。
頭の中の地図を広げるが、近くに他のシェルターは、ない。

――どうする・・・!?

振り向けばそこには、先程撃ってきた、デュアルアイタイプの、MS。
ガンダム。

――まさに、四面楚歌だな・・・・

さらに視線を巡らせるアスランの視界に、倒れたグリーンのMSが飛び込んでくる。
ざっと見た限り、目立った損傷は、ない。

418:夢兄幻妹 第一話 20/24
07/05/13 21:04:06
「カガリッ!!来い!!」

カガリの手を引き、そのMSの元へ駆け寄る。

「おっ、おいアスラン!!これに乗るのか!?無茶だ!!」
「無茶でもなんでも、この状況ではやるしかないんだ!!」

抗議するカガリを押し込み、アスランもパイロットシートに着く。

――造りはそこまで変わってないな・・・・問題は操作系統とOSだが・・・・・

素早くOSを立ち上げ、書き換えとマニュアルの確認、武装のチェックを同時に行ってゆく。

――よし、これなら、いける!!

「しっかり捕まっていろ。安全運転なんか無理だからな」
「ちょっ!!おい!!」
「行くぞ!!」

MSを、立ち上げる。
モノアイに光が宿り、鋼鉄の人形が、ゆっくりと動き出す。

――このまま逃げられれば一番なんだが、そうもいかないか

動き出した機体の先には、黒い、ガンダム。
明らかに、こちらを敵と見定めている。

――元エースパイロットの意地、見せてやろうじゃないか!!


419:夢兄幻妹 第一話 21/24
07/05/13 21:06:31
「艦長、状況は?」

制限速度も安全運転も完全に無視してミネルバにたどり着いたシンは、直ぐさまパイロットスーツに着替え、コアスプレンダーのシートに着く。
因みにメイリンは目を回したのかぐったりしていたから、置いて来た。

《最悪ね。カオス、ガイア、アビスの三機とも奪われ、その三機は現在、ハンガーを壊し回っているわ》
「レイとルナは?」

微調整をすませながら、ブリッジとの通信を続ける。

《機体が瓦礫に埋もれて、暫く出撃不可能よ。撤去作業が終わるまで、一人で粘って頂戴。正直、他の機体では性能的に太刀打ち出来ないでしょうから》
「了解」
《それとシン、目的は飽くまでも捕獲よ。あまり派手に壊さないでね》

その命令を聞いたシンの顔が、僅かに引き攣る。

「・・・・・やるだけは、やりますよ」
《えーっと、インパルス、発信スタンバイ》

メイリンの代役なのか、戸惑いがちな副艦長のアナウンスが流れる。

420:夢兄幻妹 第一話 22/24
07/05/13 21:07:53
《パイロットはコアスプレンダーにって・・・・もういるよなぁ、これ言うのか?》
《アーサー!!真面目にやりなさい!!これは演習ではないのよ!!》
《すっ、すみません!!艦長!!》
「・・・・・・・・はぁ」

一気に緊張感が削がれた。

《っと、モジュールはソードを選択。シルエットハンガー二号を解放》

回りに光が増えていく。

《シルエットフライヤー射出スタンバイ。プラットホームのセットを完了。中央カタパルトオンライン。機密シャッター閉鎖。発進区画、非常要員は待機を。中央カタパルト発進位置にリフトオフ開始》

ゆっくりと、動き出す。

《コアスプレンダー、全システムオンライン。発進シークエンス開始。ハッチ解放》

目の前に、ツクリモノの空が広がる。

《射出システムのエンゲージを確認。カタパルト推力正常。進路クリアー。コアスプレンダー発進、どうぞ!!よし、噛まないで言い切った!!》
《アーサー!!!!》
《す、すみませぇん!!》
「・・・・コアスプレンダー、シン・アスカ、行きます!!」

そして彼は、大空へと舞う。

421:夢兄幻妹 第一話 23/24
07/05/13 21:09:59
戦況は、最悪だった。

「くっ・・・・」

辛うじて黒いガンダムのビームサーベルを交わし、直ぐさまアスランは後退しようとするが、水色のガンダムの砲撃に、阻まれる。

「・・・・・・!!」

後ろのカガリは、もう口もきけない。
喋ると舌を噛む、というのもあるのだろうが。

――まずいな・・・・・

アスランも不安を隠せない。
一機ならどうにでもなるが、二機を相手取るのは流石にきつい。
武装がビームアックスのみだから、尚更だ。

――せめて飛び道具があれば・・・!!

そう思うが、無い物ねだりをしても仕方がない。
今ある武装で、何とかするしかない。

422:夢兄幻妹 第一話 24/24
07/05/13 21:11:46
何度目かの水色のガンダムの砲撃を交わしたところで、別方向からの砲撃を受け、体制が、崩れる。

――しまった・・・!!

モニターに映るは、緑色のガンダム。

――三機目・・・・まずい!!

慌てて体制を立て直し、切り掛かろうとする黒いガンダムをビームアックスを投げて牽制するが、窮地は、終わらない。
水色のガンダムの銃口が、こちらを、向いている。

――しまった!!

一瞬、死を覚悟したアスランの視界に、白い機体が、割り込んでくる。

――な・・・・戦闘、機?

その機体はバルカンで水色の機体を牽制した後、再び空へと舞い上がり、遅れて来たパーツとの合体で、数秒の内に、対艦刀を持ったMSへと、姿を変える。

――合体機構を持ったMS!?こんなに速く!?それにあの姿・・・・ストライクの後継機か!!

驚くアスランの目の前に、鋼鉄の巨人は、降り立つ。
力強く、偽りの大地を踏み締めて。

《何で・・・・こんなことに・・・・・》

通信機を介して、まだ幼い少女の声が、届く。

《また戦争がしたいのか!!あんた達は!!》

シンとマユ
一人の兄妹が、再び戦場に降り立った瞬間だった。


423:夢兄幻妹書いてる人
07/05/13 21:13:20
以上です。
連投規制に引っかかりまくりで、時間かかってすみません・・・・
これからもちみちみやっていこうと思っていますので、未熟者ですが、よろしくお願いします。

424:通常の名無しさんの3倍
07/05/13 21:17:51
>>キズナノカケラ
まだ序盤ですので内容についてはコメント出来ませんが面白くなりそうです。マユがこれからどうなるのか期待です。

>>実録
凄いカオスで笑い死ぬかと思いました。次回どうなるのか激しく期待します。

>>夢兄幻妹
乙。

425:通常の名無しさんの3倍
07/05/14 01:50:34
夢幻氏、乙です。
実は続きが投下されるのか気になっていました。
少女であるマユの中に少年であるシンがいるのは
様々な面でどう影響してくるのか先が楽しみです。

426:通常の名無しさんの3倍
07/05/14 20:38:03
やっぱりこのスレは酷いですね。削除を求めている作者さんを無視してる。

427:舞踏の人
07/05/14 20:48:12
お久しぶりです。 ながらくお待たせしました運命の舞踏19話を投下します。

428:舞踏19話 1/28
07/05/14 20:50:01

 『どういう事だねジブリール!』

 『説明をしてもらおうか! 何なんだ、あの醜態は!!』

 『先発の混成軍は核攻撃を強行した上に、失敗したと言うではないか!』


照明の落とされた薄暗い室内。 そこにある壁のうち、一枚を占拠しているモニター群。
その中に映る男たちの表情はどれも険しく、荒々しい怒りの言葉をただ一人に向けて投げかけている。
だが、敵意の視線と罵倒の中でも、対象とされている人物は身じろき一つせず、デスクチェアの上で悠然と構えていた。
組んでいた脚の上下を入れ替えると、紫の引かれた口唇を釣り上げて不敵に笑う。

 
 「ご安心下さい、皆様方。 かの先発部隊はこちらの囮を演じてくれているのです。
  確かに皆様が危惧されているように、少々やり過ぎた感はございますが……全て、予定の内にあります。
  作戦はまだ、第一段階を終えたばかりです。 ですから皆様はゆるりと構えて、吉報をお待ち下さい」


自信に満ち溢れた朗々とした声で告げられれば、画面の向こうの男たちは不服そうな顔をしながらも、口を閉ざす。
それ以上の糾弾をしないまま、二、三言の打ち合わせを交わした後、彼らのテレビ会議は閉会となった。
会議を終えた部屋の主は、光も音も発しなくなった黒いモニター群へと嘆息一つ投げかけてから席を立ち、部屋の奥へと足を向ける。
そちらは先ほど彼が向いていた方面とは違い、格式高いホテルのロビーを思わすような内装で、
壁際に並べられたカップボードの中には、ウィスキーやリキュール類といった様々な種類の酒瓶が整然と並べられている。
その前で屈み込み、足元にまとわり付く黒猫と戯れていた黒服の青年は、
こちらへと近付いてくる足音に気付き、立ち上がって相手の方を向いた。


 「お叱りは済みましたか? ジブリールさん」

 「とりあえず、今の所はね」


秀麗な顔に微笑みを乗せて声をかけてきたケイへと、ジブリールはスーツの襟元を緩めながら答えた。


 「あらかじめお伝えしておけば、叱られずに済んだんじゃないんですか?」

 「そうすれば、彼らから他国に漏れる可能性が出てくるからな。
  まあ、この程度の苦労は我慢しよう」


そう言いながら、テーブルを挟んで向かい合いに置かれた二つのソファーの一方に腰を下ろすジブリール。
ケイの方もそれにならい、反対側のソファーに着く。
二人の間に置かれたテーブルの上には、駒が置かれたままのチェス盤があった。
先ほどのテレビ会議で中断されていたゲームを再開しながら、彼らは言葉を交わし続けた。


429:舞踏19話 2/28
07/05/14 20:51:07

 「この作戦は確実に成功させるため、万全の状態で臨まなければならない。
  今も騒いでいる一部の強硬派やご老人方に、余計な口出しさせないためにもな」

 「随分と慎重なんですね。 こんなに順調に進んでいるってのに」

 「……彼奴らコーディネーターの底力を侮ってはいけないよ。
  遠回りになろうとも、一手一手を確実に打ち、プラントの国力を削いでいきたいのだよ。
  今度こそ、完全なる勝利を得るためにはな」


白の歩兵に手をかけて、一つ前へ進めさせながらジブリールは喉を鳴らし、笑う。
笑う男の足元で、なぁうと猫の甘え声が生じる。
彼はその呼びかけに気付くと、足元に座り込んでいる黒毛の愛猫を抱え上げて、膝の上に載せた。


 「それよりケイ、上の状況は如何なものかね?」

 「はい。 ジブリールさんがお爺さんたちを相手している間に、報告が入ってきました。
  本隊は現在のところ、予定通りのスケジュールで動いているとのことでした」

 「順調、というわけだな」

 「ええ、まあ……。 艦隊司令殿が、少々おかんむりのようでしたけど。
  演技とはいえ、トラブルが発生したのを他国の軍に連絡する時、
  自慢の可愛い『竜』たちをポンコツとか不良品呼ばわりされたのが相当頭にきているそうです」

 「……ふっ、はっはっはっ! それは済まない事をしてしまったなぁ」


報告に交えて語られた司令の有様を想像したのか、さも愉快そうに笑い声を立てたジブリール。
彼の膝の上で寝そべっていた猫が、頭上で生じた音に驚いた様子でひょいと上を見上げる。
そんな愛猫の背をなだめるように撫でながら、男は続けて質問を重ねる。


 「では、あちらの方も滞りなく進んでいるのだな?」

 「ええ、本隊と同様に後続部隊も……あれ、違うや。 今は何て言えば良いんだろう?先発?
  ―あー、まあいっか。 とにかく、全て筋書き通りです。
  相手がこちら側の動きに気付く頃には、既に『詰め』でしょう」


黒の騎士を手にしたまま首を傾げ、ブツブツと一人問答をしていたケイだったが、
答えのない思考を打ち切るかのように、カンと大仰な音を立てて駒を置くと、結論だけを主へと伝えた。
チェス盤を挟んで相対する両者は共に不敵な微笑みを刻み、そして机上の戦争に没頭していった。


430:舞踏19話 3/28
07/05/14 20:52:39

議場近くのホテルで一夜を過ごした翌日。
早々に朝食と支度を済ませ、ホテルのエントランスをくぐったアスランの前に、
丁度タイミングを計ったかのように敷地内に入ってきた、一台のスポーツカーが寄せられる。


 「いよっ! 待たせたなぁアスラン」


運転席に座るディアッカ・エルスマンが歯を剥いて笑い、フランクな挨拶をしてくる。
彼の真後ろの席に座っているイザーク・ジュールはと言えば、平素以上の不機嫌顔をしながら横目で睨んでくる。
真逆の反応を示す二人の青年を前にして、アスランは懐かしさのあまり顔を緩めるように微笑んだ。


 「久しぶり……と、言っても数週間だったな。
  でもまさか、お前たちが案内に寄こされるとは思わなかったよ」

 「それはコッチの台詞だッ!
  まだ予断を許さぬ状況だというのに待機命令を出され、その上貴様のお守りなんぞ任されたんだぞ?!
  一体どういうつもりなんだ! 議長の気が知れん!!」

 「おいおい落ち着けよイザーク。 多分、知ったモン同士の方が落ち着くと思ったんじゃねーの?
  それに、ここんとこ俺らずっと任務尽くめだったじゃん。 たまの休暇だと思ってノンビリしとこうぜ」


431:舞踏19話 4/28
07/05/14 20:53:54

口を開いたと思えば罵声同然の大声で喚き出すイザークと、余裕の軽口で彼をなだめるディアッカ。
軍服を纏っていなくても、コクピットに居なくても全く様子の変わらない二人を眺めていたアスランは、
喉元まで込み上げてきた衝動を堪え切れず、ついに笑い声を発してしまった。


 「なッ、何が可笑しいッ!」

 「あっははは……いや、済まない。いつもこんな調子なのかと思うとさ」

 「そ。コレが日常茶飯事だぜぇ? 俺の胃にも穴が開くっての。
  ……ってーか、休暇だってのに男二人と過ごさなきゃいけない上に一人は上司だなんて、全然休みじゃねーよなぁコレ」

 「俺とて来たくて来ているわけではないッ! ただ上からの命令で……」

 「へいへい、だったらさっさと出発してさっさと済まそうぜ?
  アスランもいつまでも突っ立ってないで、早く乗れよ」

 「ああ、そうだったな」


ハンドルをコツコツと指先で叩きながらのディアッカの促しに、
我に返ったアスランは助手席側へと歩み寄り、ドアノブに手を伸ばす。
すると、その手が届く寸前でかけられる声。


 「あ、助手席はダメだからな。
  そこに乗せるのは可愛い女の子だけって決めてんだ。 これ俺のポリシーね?」


……その言葉に呆気に取られたものも、アスランは渋々、不機嫌な顔をしているおかっぱ青年の隣に座った。


432:舞踏19話 5/28
07/05/14 20:55:13

平日の、通勤ラッシュを過ぎた頃だという事もあって、ハイウェイの交通量はまばらなもので。
青年たちを乗せたスポーツカーは開放感のある道路の上を、快適に駆け抜けていく。
車中の彼らは、誰もが異なる方向を見つめていて。
瞑想するように俯き目を閉じる者。 二年ぶりに見た故郷の街並みに見入る者。 運転手の義務として正面を向き続ける者。
彼らの間に、会話らしい会話は生まれることなく、静かな時間が流れていく。

……その空気を最初に破ったのは、後部座席で景色を眺めていたアスランだった。


 「―ディアッカ、現状はどうなってるんだ?」

 「あん? ……ああ、それね。
  ユーラシアと東アジアの連中なら、一目散に逃げていったさ。 虎の子の『核』は使い果たしちまったしな」


吹き付ける風に逆らって後ろから届いた短い質問の句に、ディアッカは片眉跳ね上げて怪訝な表情を見せたものも、
ミラー越しに見えた、声の主の深刻げな表情から意図を察したか、そう答える。


 「でもま、気になんのは大西洋連邦なんだよなー」

 「……何かあったのか?」

 「何かが起きたわけではないが、不審な動きを見せているのだ」


アスランの問い返しに、突然割り入ってきたのはイザーク。
険のある眼差しを、神経質に床をノックする己のつま先へと向けながら、ぶっきらぼうに説明し始める。


433:舞踏19話 6/28
07/05/14 20:56:19

 「こちらへ進軍してくる時もそうだったのだが、妙に行動が遅いのだ。
  斥候からの情報では、配備したての巨大空母が足を引っ張っているらしいのだが……
  撤退している途中にも関わらず、奴らは時折反転する素振りを見せている。 何か企みがあるやもしれん。
  今朝方の情報だが、未だにプラントと月の中間地点に居るらしい。 軍本部も警戒を続けている状況だ」


苛立ちを微塵も隠そうとせず、端正な顔を思い切りしかめさせながらイザークは語る。
その説明に耳を傾けるアスランは、一体どんな事態が起こりうるのだろうと不安を感じつつ、思案を巡らせていた。


 「油断出来ない時だというのに、わざわざ付き合ってやっているんだからな。 少しはありがたく思えよアスラン!」

 「そ、そうだな。すまない」

 「あんまイジメてやんなよーイザーク。 別にレジャーやショッピングに行くわけじゃねえんだからさ。
  俺らだってこういう機会でもなきゃあんまり行かねえんだ。 たまの墓参りぐらい、付き合ってやろうぜ?」


八つ当たり同然の怒りを発散するイザークと、それを真に受けて素直に謝るアスランを眺めながら、
キシシと愉快げな笑い声を立てながら、ディアッカは後ろの二人に向けてそう言った。


先の大戦で死んでいった肉親や友人たちの墓参り―それが、久しぶりに故郷へ帰ってきたアスランの望みだった。
誰が何処の墓地にいるのか知らなかった彼は、デュランダルに案内人の手配を頼んだのだが、
そこで登場したのが、かつて同期のザフトレッド同士であり、同じ隊に配属されたことのある戦友二人だったのだ。
確かに、共通する知人友人の多い彼らならば案内人にはうってつけだっただろうが、
恐らくそれだけの理由で、議長は彼らを選んだわけではないだろう。
そう思いながらアスランは、友人たちと引き合わせてくれたデュランダルへと心中で感謝した。


434:舞踏19話 7/28
07/05/14 20:57:47

 「―んでさアスラン、来る前に電話で言ってた話したいコトってナニよ?
  まさか、喫茶店でお茶してケーキでも食べながら話すような昔話じゃねーよな?」


目的地の墓地に着き、駐車場に車を止めたところで、後ろを向いたディアッカは再び話題を投げかけた。
放っておけばずっと黙り続けそうな後部座席の二人の様子に辟易しているのか、軽口におどけた笑みを添えて。


 「ああ、そうだったな。
  これはまだ、限られた人間にしか話していないんだが、お前たちには伝えておくべきだと思ったんだ。
  ……二人とも、これを見てくれ」


言われて、アスランはジャケットのポケットに手を突っ込むと、
そこから一枚の写真を取り出し、二人の方へと差し出した。
彼の隣に座っていたイザークが、怪訝な表情をしながらも写真を受け取り、
運転席から後ろ向きに身を乗り出したディアッカが、それを覗き込む。
―無言の一瞬。 写真を見た二人の間に、息を詰めた音が生まれる。


 「……おい、こいつは一体どういう事だ」

 「ちょっと待てよ……冗談にしちゃちょっとやり過ぎじゃないの、このコラ」


こちらに向けられた、緊張に満ちた二つの顔に対して真顔で頷き返し、アスランは静かに説明を始める。


 「正真正銘のホンモノだ。 ミリアリアが同業の先輩から入手してきたものだ。
  一ヶ月前に、キャリフォルニアの大西洋連邦軍基地で行われた式典を、撮影したものだと聞いている」
 
 「マジかよ……なんでキラがこんな所に居んだよ……」


信じられない、といった様子で呻き声を上げたディアッカ。
写真の中に写る白服の青年の顔を、異様なモノでも見るかのような眼差しで見つめている。
そのそばでイザークも、彼と同様に驚愕の表情を見せていたのだが、
手に持つ写真に写っていた一人の軍人の顔を見咎めると、憤怒の形に口を引き縛らせた。


435:舞踏19話 8/28
07/05/14 20:59:09

 「コイツ……何故こんな男のそばに居るんだッ!」

 「ん? どうしたんだイザーク」

 「どうしたもこうしたもない! 何故コーディネーター飼いのブルーコスモスに付き従ってるんだ、こいつは!!」


驚いた風に目を丸めたアスランの問いかけに、口調を荒げてそう言い放ったイザーク。
苦虫を噛み潰したような顔で唸り声を上げる彼の言葉を引き継いで、次にディアッカが口を開いた。


 「お前もこないだの戦闘で見ただろう? シュヴァルツヴィント―あの黒いMSばかりで構成された部隊を。
  この爺さん……カール・アウグスト元帥は、あいつらの親玉なんだ。
  俺らコーディネーターの撲滅を主張するブルーコスモスの中で、融和路線を唱えている派閥の代表さ」

 「あれの何処が融和だ! コーディネーターを自分の良いように利用しているだけではないかッ!!」

 「おいおい、そう怒るなってイザーク。
  とにかくその爺さんは、前大戦の頃から軍内部や世間で疎まれ、虐げられてきたコーディネーターたちを、
  安全な場所を提供し保護するという名目で自分の傘下にかき集めて、大規模な部隊を作ってたワケ。
  ……まあ、イザークが言うように、弱みにつけ込んでこき使ってるっていう見方もあるだろうけどさ」


説明の合間に口を挟んでくるイザークを適当になだめながら彼が語る言葉に、アスランは聞き入る。
キラの隣に居る老人についての情報は、バルトフェルドから写真をもたらされた時に既に耳にしていた。
しかし、イザークが口にした『コーディネーター飼い』という話は初耳で。
新たにもたらされた情報を加味して、再び想像を巡らす。
―キラがこの老将軍の下にいる経緯を。そして、そこでどう過ごしているのかを。


 「彼については少し聞きかじってはいたが、そこまでは知らなかったな。
  ……しかし、随分と詳しいじゃないか、二人とも」


興味深そうに目を瞬かせて聞けば、イザークは気まずそうに顔をしかめ、ぷいとそっぽを向く。


 「ああ、それ? 前に一度、シュヴァルツヴィントに出し抜かれた事があったもんでさ。それで調べてたんだ。
  イザークのお袋さんのコネを使って、ね。 諜報部に顔が利くって話だったから」


押し黙る銀髪の青年に代わって、ディアッカが語った内容になるほど、とアスランは頷く。
現在は失脚したとはいえ、最高評議会議員と国防委員を務めたエザリア・ジュールならば、そんな伝手もあるだろうと納得した。
  


436:舞踏19話 9/28
07/05/14 21:00:15

 「なら、ついでに頼みたいんだが……彼について調べてもらえないだろうか?
  まだ彼が本当にキラなのか、調べがついていないんだ」

 「分かった。 頼んでおこう」


難しい顔は変わらないままだが、迷わず答えてくれたイザークに、僅かに安堵の表情を見せるアスラン。
しかし、それはすぐに掻き消え、浮かないものへと変わる。


 「バルトフェルドさんたちも調べるとは言っていたが、相手は大国の将校だ。大きな成果は望めないだろう。
  それと……ミリアリアが率先して調査を始めているらしいんだ」

 「はァ?ミリィが!? 一体どうして!!」


アスランが口にした人物名に、ディアッカは血相を変え、シートから腰を浮かせて身を乗り出す。
ぐんと近付いてきた、驚愕に顔を引きつらせる彼へと、アスランは落ち着けと言い聞かせてから、言葉を続ける。


 「……ミリアリアはカレッジ時代からのキラの友人だ。
  昔のキラをよく知っているからこそ、なんとしてでも真偽を確かめたいんだと思う。
  アイツが、戦争を起こす側の人間と関わっているなんて疑惑を、一刻も早く晴らしたいんだろう……」

 「あー……なるほどね。 ミリィならそうするだろうな。
  アイツ、思い込むととんでもねー行動力発揮するもんなあ……」


得心がいったのか、ふっと息を付いて表情を和らげたディアッカ。
しかし、余計に心配になってきたのだろうか。 困り果てたように唸り声を上げながら、金色のクセっ毛をかき回す。


 「危険だから無茶するなと、念押してあるそうだが……」

 「そんな事言っても聞かねーって絶対。ったく……。
  アイツが危ない橋渡んないうちに、コッチが先に調べ付けとくしかないな」

 「ああ、そうしてくれると助かる」

 「仕方ないな……出来る限り優先してもらえるように頼んでおこう。
  もしも本当にアイツが大西洋連邦の中枢にいるとしたら、プラントとしても放っておけない事だしな」


二人のやり取りを静観していたイザークは、やれやれと言わんばかりに大仰に首を横に振り、
神妙な面持ちの彼らを励ますかのような内容を口にした。
その心遣いを感じ取ったアスランは、彼に向かってありがとうと告げた。



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