ジオン公国が種・種死世界にきたら-ギレンの野望at SHAR
ジオン公国が種・種死世界にきたら-ギレンの野望 - 暇つぶし2ch2:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 11:35:40
ぬるぽ

3:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 11:49:14
\(`o')ジーク!ジオン!


4:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 11:58:03
/^o^\やらせは せんぞー

5:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 12:58:57 DSobZ3fw
/(^o^)\「冗談はよせー」

6:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 13:20:10
(o^-')♪( ^o^)/やらないか。


7:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 16:36:35
           __, -─- 、
        / /        `ヽ
          / ,'           \
       /  ! / / ,  ,   } ヽ  ヽ
       ,'  │ {, 'i ィレ'レ|  ハ ハ !  ハ
      ,イ   |   |‐‐‐-、 レ' _ム__!_i/ ! }
     ~ レ、 i  ,ィ≠、     ___ }ノノ}ノ
        N,ヘ  V:rソ    {!::jテ//   長門有希が>7ゲット
        ` レヽ ! ̄   ' └' //   
          `ヘ |>、  ‐   , イ/
            ,∨- ≧ー≦´W
         ,<ヾ、  \ニミ! `¨ヽ__
         /::::\ , ―┘、/, ―‐┤
         /::::::::::|  ̄ ̄ ̄ iー 'i    , !、
         /::::::::::::レ┐    |  |   {  l
         〈:::_/::{  ]    |  |  └,ヘ
       /::´::::::::::>ー'    │ !     !::}
        {::::::::::/::|_____|_|_, ---':ソ
Musash>1 -Gun道-   作画・脚本あらゆる面において、これまでにないほどユニーク。
ふしぎ星の>2ご姫    朝比奈みくるの中の人が主演。はにほ、意味不明。
カードキャプター>3くら  作者の意図とは正反対に、小児愛好者(いわゆるロリコン)
               に絶大な人気を博す。ユニーク。
おとぎ銃>4赤ずきん   小児向けかロリコン向けか解析不能。 
いち>5ましまろ      性犯罪者予備軍育成アニメ。原作者はヤル気なし。
>6ゼンメイデン      少女漫画のような作風や美しいドールの衣装から、男女のマニア比がほぼ同等の
               稀有なアニメ。麻生氏がファンかどうかは解析中。         
涼宮>8ルヒの憂鬱    今期一番の注目アニメ。京アニのブランド化にも貢献。
ツバサ>9ロニクル    キャラの使いまわし等、作者のヤル気のなさが随所に見られる作品。
               マニア特にカードキャプターさくらの支持層からは見放される。
ガンダムSee>10     旧来のガンダムファンからは嫌悪されるが、通称萌えオタと呼ばれる
               マニア層、特に「腐女子」と呼ばれる女性たちから絶大な支持を得る。
               両者の間で激しい論争が勃発し、ネット上では一部のマニアが「荒し」等の迷惑行為を行う。
>>11-1000        アニメバブルと呼ばれる昨今、年100本以上のアニメが製作されているが、
               主力商品のDVDソフトの販売不振によりアニメ業界は非常に苦しい状況に追い込まれている。
               私の分析では、近い将来年10本程度に落ち着くものと思われる。注意したほうがいい。

8:ジオン放送協会
06/12/14 20:31:09 Cn4xHyXl

ヘリオポリス襲撃事件およびヘリオポリス沖会戦。
その戦いにおいて、赤い彗星は、Xナンバーとの交戦データ収集及びGAT-X203ブリッツの捕獲に成功する。

その勝利が、一つのMSを蘇らせた。



プロジェクト・ジオン第一回 不死鳥の重MS ドム


サイド3・ジオン公国首都ズムシティ・ツィマッド社MS開発部第3演習場

「計12回の模擬戦後も、各部バランサー・推進システムに異常なし、脚部フレームへの負荷も十分許容範囲です」
「防塵フィルターも、多層にした甲斐ありましたね」
「瞬間最大速度、350km/h突破!やりましたね、主任(おやっさん)」
「ああ、これで、ジオニックの連中にもプラントのゴミどもにも、でかい顔はさせねーぜ」


熱核ホバーによる地上での驚異的なまでの機動力を誇る重モビルスーツ、ドム。
重火力・重装甲・高機動を兼ね備えたその性能には、現場からも大きな期待が寄せられ、
MS開発競争で、ジオニックに水をあけられたツィマッドにとっても、社運を賭けた機体だった。


しかし、プラントの豹変と宣戦布告により、事態は一変する。
Nジャマー。世界中に投下されたそれは、核分裂を阻害し、未曾有のエネルギー危機を齎した。



9:ジオン放送協会
06/12/14 20:32:31 Cn4xHyXl
*エラーが出たので、分割しました。

そして、それは、ジオンのMSにも牙をむき、核エンジンを無力化してしまった。
ホバーの無いドムなど、鈍重な的でしかない。
苦悩する開発陣。
様々な代替手段を試行錯誤するも、要求する数値を満たすことができない。
突きつけられた開発中止と人事異動。
打ちひしがれ、散っていく漢達。


ある日、開発主任の目にとまった一枚の報告書。
『Xナンバーにおける電磁推進システム』
従来のそれらとは一線を画す効率と発展余裕。
「これだ!」


会社との交渉
「あいつに、もう一度、思う存分走り回らせてやりたいんです」
集う仲間達。
繰り返される失敗
「くそっ、またふっとんだ!」
それでも
「主任、姿勢制御系、3番でやってみます」
不屈の意思が、皆の想いが、ドムを蘇らせてゆく。


砂漠の王者を僭称し、数多の屍を積み上げてきたバクゥ。
その驕りに裁きが下る。
次々に撃ち砕かれるバクゥ。
“サハラの七面鳥撃ち”、地上の主役が交代した瞬間だった。



10:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 20:38:06 4k/AWRHR
風のなかのすばるー
砂のなかのホバー
GJかんどうした

11:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 22:38:17
ぷろじぇくとえっくすですね。
そういうのなら、こういう映像もありました。
h URLリンク(www.youtube.com)

12:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 23:09:19
>>11
やっぱソレ来たかwwww


13:通常の名無しさんの3倍
06/12/14 23:34:47
GJ
某漫画の劇中妄想「ドムをつくった男たち」思い出した。
主任の名前はキユウシですね?w

14:51
06/12/15 05:09:11
マ・クベ「ガルマ様、ケナフ・ルキーニが面会を申し込んでまいりました」
ガルマ「ケナフ・ルキーニ?」
マ・クベ「裏社会で暗躍する情報屋です」
ガルマ「あぁ……そのケナフ・ルキーニが何様かな? とにかく通せ」

ガルマ「ケナフ・ルキーニか。私にどんな用があるのだ」
ケナフ「まず、人払いを御願いいたします」
ガルマ「ここには3人しかいない」
ケナフ「そう、マ・クベ中将が居られる。ですから人払いを御願いしております」
マ・クベ「……」
ガルマ「マ・クベ中将は私の右腕も同然だ。それを貴公は知らんのか?」
ケナフ「存じております」
ガルマ「……あえてマ・クベ中将に聞かせたくない話があると言うんだな。だが後で私が話せば、結局は同じ事だぞ」
ケナフ「それは無論、閣下のご自由ですが、事は貴方の御学友に関係しています……それでも宜しいので?」
ガルマ「……」
マ・クベ「私は別室に控えています」
ガルマ「そうか」

ガルマ「それで? 話というのは?」
ケナフ「シャア・アズナブルに関する事です」


これも書きかけ
まんまですまんね

15:通常の名無しさんの3倍
06/12/15 18:36:42
('◇')ゞ 乙であります

16:通常の名無しさんの3倍
06/12/15 23:11:37
銀英の会話を思い出しました。
マは流石にあの人にはなれませんwww

17:通常の名無しさんの3倍
06/12/16 19:41:54 G6hBixak
誰か投下してくれないかな…

18:通常の名無しさんの3倍
06/12/17 23:43:35
とりあえず保守

19:通常の名無しさんの3倍
06/12/19 03:01:32
潜行

20:ガルvsバルのひと
06/12/19 03:27:58
>>17
投下が欲しいか…欲しいならくれてやる!

と、いうわけで書いてみました。今回はガトーvsサトーです。
ガトーの扱いがやや悪いかもしれません、ファンの人は注意してください。

21:ガルvsバルのひと
06/12/19 03:28:48
  ユニウス・セブンを落とした男たち ~ガトーvsサトー~


 その宙域は、真新しいデブリと、生々しい爪あとをさらす残骸にあふれていた。
「ひどいものですね……」
 パイロットの1人が、カメラにぶつかってきた、焼け焦げたぬいぐるみを見て、思わず目を背けた。
「この宙域(うみ)は泣いているのでしょうか……我々に何かを訴えたくて」
「迎えてくれているのだ。私には、それが聞こえる」
 そう言い切った隊長機は、ポイントを確認すると、部下たちに指示を出した。
「さあ、作業を始めるぞ」


 C.E.70年2月22日、ジオンとプラントのトップ会談において、ギレンはプラント側に対し核攻撃をうけた
ユニウスセブンを譲渡するよう要求した。使い道のないコロニーをどうするか聞いてもジオン側は
ユニウスセブンを渡せと言うだけであった。

 この時、プラント評議会議長であるシーゲル・クラインもギレンに全幅の信頼をよせていた。
その為あっさりとユニウスセブンを引き渡してしまう。

 しかし、プラント市民の信頼は最悪の形で裏切られてしまうのだった。


 2月28日。その日、偵察に出ていたザフト艦が、ありえないものを発見した。ジオンに譲渡されたはずの
ユニウス・セブンである。
「馬鹿な! ユニウス・セブンはサイド3へ運ばれたのではなかったのか!?」
 ジオンの艦隊に守られ、核パルスエンジンによって進むユニウス・セブンの行き先は、明らかにジオンの方向
ではない。いや、それどころか、その向かう先にあるのは紛れも無く―
「進路予測、出ました……そ、そんな……予測進路は、ち、地球です!」
「なんだとぉ!?」
 オペレーターの報告に、にわかにブリッジが騒がしくなる。
「どういうことだ?」
「まさか……」
「地球に……ユニウス・セブンを」
「艦長!」
 全員の視線が艦長に集中する。彼は、ことの重大さを瞬時に理解して顔をしかめた。そして、すぐさま行動を開始した。
「全艦に通達! これより全速でボアズに帰還する。一刻も早くこの事態をプラントに伝えるのだ!」
「なっ……この場を放棄するというのですか!?」
 声を上げる通信士に、艦長はその男がユニウス・セブンで妹を失ったことを思い出した。
「落ち着け。気持ちはわかるが、ここで我々だけで行動したところで、ユニウス・セブンを止めるどころか、
撃沈されるのがオチだ。出来るだけ早急に、プラントから艦隊を派遣してもらわなければ対抗できん!」
「しかし……しかしっ!」
 艦長の言葉に、歯を食いしばりながらも、男は黙った。
 本当はすぐにでも飛び出し、妹の墓標を荒らす者たちに報いを与えたい。しかし、彼にはそのすべがなかった。

 だが、そのすべを持つ男もまた、存在したのである。



22:ガルvsバルのひと
06/12/19 03:29:37

 アナベル・ガトーの小隊は、ユニウス・セブンの最後尾を護衛していた。
 その位置からは、かつての平穏な農業コロニーの跡を一望することができ、同時に、その無惨な爪あともまた、
まざまざと見せつけられるようだった。
「要塞ですらない、民間人の住むコロニーをこのように無惨に破壊するとは……」
 不快感をあらわにするガトー。しかし彼は、ガルマの提言が無ければ、ギレンがそれを毒ガスで行うところであった
ことも、事前に核攻撃の情報を得ていながら、プラント攻略の大儀を得るために静観したことも知らない。
 彼だけではない。この作戦に参加しているジオン兵のほぼ全てが、ジオンの正義を信じているのだ。

『諸君! 連合の暴挙に対し、今こそ、その報いを与えるときが来た!
我らと、プラントと、そして血のバレンタインの犠牲者たちの怒りが、
今まさに、その象徴たるこの、ユニウス・セブンによって下されるのだ!
これは愚劣なる地球市民に対する裁きの鉄槌である。
神の放ったメギドの火に、必ずや彼らは屈するであろう!!』

 出撃前に聞いたギレンの演説が蘇る。
「自らが焼き尽くした大地によって、自らが焼かれる……まさに因果応報とは思わんか、カリウス」
「まったくです」
 そのとき、2機に並ぶザクがあった。
「ガトー」
「ケリィか?」
「接近する機影がある」
 見ると、ジンが1機、高速でこちらへ接近してくる。背後には戦艦クラスの熱量が感知された。
「ザフトですね。支援に来たのでしょうか?」
「いや、そのような報告は聞いていない。規模を見る限り、偵察隊のようだが」
その機体は見る見るうちに近づいてくると、突然ガトーたちに重突撃機銃を撃ちかけた。
「なに!?」

「艦長、サトー隊長が出撃しました!」
「なんだと!?」
 サトーは、この隊のMS隊長であり、やはり血のバレンタインで妻と娘を失っていた。
そのためか、ナチュラルへの憎しみは人一倍強く、同時に、ユニウス・セブンへの執着も強かった。
「なんということだ……呼び戻せるか」
「だめです、ミノフスキー粒子の濃いエリアに入ったのか、通信が繋がりません」
「どうしますか?」
 再び艦長に視線が集まる。
「やむをえん。長距離偵察用のジンを用意しろ。連れ帰れるようなら、それでプラントまで引っ張って来い。
我々は、全速でボアズへ向かう」


23:ガルvsバルのひと
06/12/19 03:31:52

 ガトーたちは、動揺はするものの、全員何とか機銃をかわす。ジンはそのまま、重斬刀を抜いて切りかかってきた。
「むぅ!」
 間一髪でガトーがヒートホークでそれを受ける。するとジンは、そのままザクの腕を掴んで回線を繋いできた。
「貴様ら! このユニウス・セブンを一体どうするつもりだ!」
 まさに鬼の形相で問い詰める男に、ガトーは面食らいながらも応対する。
「何を今更。我々はこのユニウス・セブンで、愚劣なる地球連合に鉄槌を下すのだ」
「やはりか……やはりこのユニウス・セブンを、地球へ落とすつもりかぁ!」
 ガトーの言葉に、男はますます激昂して切りかかってきた。
「何をする! これは、ギレン総帥とシーゲル議長の間で同意した作戦のはずだ! ザフトが何故妨害する」
「ふざけるな! 議長が、いや、ザラ国防長官が、そのようなこと認めるはずが無い!」
 サトーは、ガトーの言葉を虚言と決め付けた。それは当然で、ザフトはこの作戦について何も聞かされていなかったし、
事実、シーゲルが同意したのはユニウス・セブンの譲渡だけなのだから。
「我が妻と娘の眠る地を! 兵器に貶めて、あの薄汚れたナチュラルの住処へ落とすなどと!」
 サトーは、鍔迫り合いのまま零距離から機銃を撃ってくる。ガトーはパワーに任せて重斬刀ごとジンを離すと、
その隙間にシールドを滑り込ませて弾丸を防いだ。
 ならば、とサトーは重斬刀を振り下ろすが、ガトーはそれよりも早くシールドでタックルを繰り出す。
スパイク部分ではないため威力は落ちたものの、それでもジンを吹き飛ばすことには成功した。

「ガトー!」
「大丈夫だ、ケリィ。私が相手をする」
 返事をしつつも、ガトーは困惑していた。相手から感じる怒りは本物だ。破壊されたコロニーにここまで執着すると言う
のも彼にはなじみの浅いものだったが、それ以上に、少なくとも彼自身はこの作戦について知らされていないということが気にかかった。
 そもそもが、プラントのコロニーを地球に落とすと言うのに、ザフトが一切手を貸さないと言うこと事態が不自然だ。
(まさか、本当に……)
 ガトーの心に、ほんの僅か、ギレンへの疑惑が浮かぶ。それは決定的な隙となった。
「ガトー!」
 ケリィの声にわれに返ったときには、もう、ザクの右腕が重斬刀に切り裂かれていた。
「ちぃっ、私としたことが!」
 すばやく左腕で殴りつけて距離をとり、右手から離れたヒートホークを掴む。迷いを振り切るためにも、
ガトーはサトーへ説得を試みる。
「落ち着け! 君の気持ちはわからんでもない。しかし、この作戦が成功すれば、連合は壊滅的な打撃をこうむる。
いわば、ユニウス・セブン自身が、自らの復讐を遂げるといってもいい。君の家族も、恨みを晴らす機会を得て喜んでいるとは
思えんか?」
「勝手に決めるな、この墓荒らしどもがぁ!」
 サトーも、これがパトリック・ザラの立てた作戦なら、納得は出来たかもしれない。
 あるいは、戦争が中途半端に終わり、プラント市民が血のバレンタインの記憶を忘れたかのようにのうのうと暮らしている中で
狂気に支配され、少数で地球のナチュラルを殲滅できるだけの作戦としてそれしかなければ、彼はそれを実行するだろう。
 しかし、ジオンという所詮よそ者が、わかった様な顔をして自分たちの聖地を砕こうとしているのは、
彼にとって許せることではなかった。


24:ガルvsバルのひと
06/12/19 03:34:01

 サトーの猛攻は続いていた。
 機体の性能も、実戦のキャリアも、ガトーの方が上だ。しかし、ガトーの心にある迷いが、サトーの気迫が、それを埋めていた。
(間違っていると言うのか……我々が……)
「ガトー、何をしている!」
 たまらず、ケリィが前に出てジンをけん制する。
「ケリィ、私は……」
「ガトー。君が何を迷っているのかは聞かない。だが、これだけは覚えておいてくれ。
戦いに状況など選べはしない、戦いは、生か死かだ。男が戦いを始めた以上、決着はどちらかの死でしかつくことはない。
そして君は、ここで死ぬわけにはいかないだろう」
 そうだ。ジオンの理想を実現するためにも、私はまだ戦わなければならない。なのに、肝心のギレン総帥を疑うような
まねをするなど、自分は何を考えていたのか。
「そのとおりだ。私はまだ死ぬわけにはいかない……すまなかった、ケリィ」
 ガトーは操縦桿を握りなおすと、ジンに向かって機体を走らせた。
「来るか!」
「もはや語るまい……勝負!」
 ヒートホーク一閃、重斬刀を破壊すると、そのままタックルを喰らわせる。先ほどと違い、充分にスピードの乗った体当たりだ。
サトーは衝撃で意識を失い、ジンもろとも暗黒の宇宙へと投げ出された。

「大丈夫か、ガトー」
「ああ、すまん、世話をかけた」
「気にするな」
 そこへ、カリウスのザクが近づいてきた。
「大尉、あれを」
 見ると、先ほどのジンを、偵察型のジンが掴み、プラントのほうへ飛び立つところだった。
「かまわん、ほうっておけ。ケリィ、カリウス、すまんがこの戦闘、報告はせんでくれないか」
 それは、彼なりの情けだったかもしれない。
 間違いなく、プラントはこの作戦について噛み付いてくるだろう。そのとき、ジオンに有利になるであろう事実を、
彼は己が胸の内に秘めた。
(我々は、知らぬとはいえ彼らの聖域に土足で踏み込んでしまったのだ。その責めは甘んじて受けるべきだろう)
「プラントとも、開戦することになるかもしれんな」
 ぼそりと、ガトーは呟いた。そのときは、ジオンを守るため、自分も戦うだけだ。自らの故郷を守ることに、迷いは無い。
「だが今は、この作戦を成功させることが先だ」

 この後、プラントはジオンに宣戦布告、前線基地であるソロモンに何度となく攻撃を仕掛けてくる。
 その最前線には常に、鬼神のごとき活躍を見せ、“ソロモンの悪夢”の名で恐れられることになるアナベル・ガトーの姿があった。


                                                         END

25:ガルvsバルのひと
06/12/19 03:39:54
これで終わりです。
ユニウス・セブン落しに対する、ジオンとプラントの反応の縮図
みたいな話にしようと思って書いたんですが、
なんかガトーの悪い面ばかりが強調されてしまったような……
サトーの心情もちゃんと書けたか不安……
次に書くときは、もっとガトーのかっこよさを出したいですね。

>51氏
お疲れ様でした。忙しいのは仕方ありませんが、プロットだけでも
妄想の刺激される内容、いつの日か続きが見られることを期待しています。
今は…お仕事か何かでしょうか? 体に気をつけてがんばってください。

26:通常の名無しさんの3倍
06/12/19 08:21:47
ガトーに関してはなんら問題ないのですが、私としてはむしろサトーに問題が有る様な気が…
このおっさん、本編では私情でユニウス7を落とそうとしてるんですよね。
なので、言ってる事にちょっと違和感があります。
別のキャラ(オリキャラでも可)を持ってきた方が良いような気がします。

27:通常の名無しさんの3倍
06/12/19 09:42:11
自分がやる分にはOKでも、他人がやったらむかつく事もあるさ

28:通常の名無しさんの3倍
06/12/19 20:24:48 rUkP33o2
なにはともあれGJ
俺にはスターダストの盲信的なガトーよりもかっこよく見えたよ

29:ガルvsバルのひと
06/12/20 03:12:00
感想ありがとうございます。

>>26-27両氏
私個人の考えでは、血のバレンタイン直後のサトーさんは
こんな感じではないかと思います。種死の頃は完全にトチ狂ってますが。
けどあれも、わざわざユニウス7を落とすあたりに(落とすだけなら、それこそ
メンデルでも充分な効果はあるでしょう)、彼の歪んでしまった
ユニウス7への思いが見えるように思います。
あと、せっかくのクロスオーバーなので、オリキャラはあまり使いたくないんです。

>>28
ありがとうございます。
書いてて思ったんですが、ガトーはギレンと絡まない方がかっこいいですね。
ギレンを過大評価しているガトーが道化のようで……

30:通常の名無しさんの3倍
06/12/21 02:28:07
ガトーは元々ドズル配下ですからね。
偶々、ギレン配下のデラーズに心酔してデラーズ紛争まで付き従ってましたけど、
政治的にはガトーはギレンとは絡んでないと思います。

31:通常の名無しさんの3倍
06/12/21 15:41:28 1gpvF6yd
ジオンに居るコーディネーターは、婚姻統制で結婚できない人等が居るんですよね。
だったら、デュランダルとタリアはジオンの方に行くのではないのでしょうか。

32:通常の名無しさんの3倍
06/12/21 16:29:55
ジオンではコーディネイター同士の婚姻は誤法度です

33:通常の名無しさんの3倍
06/12/21 16:32:16
欠陥品が出来ると分かってやらせる所なんてないでしょ。
……プラントがあったかw

34:通常の名無しさんの3倍
06/12/21 19:04:39
>>31
いや、タリアが子供を欲しがって、子供ができなさそうなギルを振ったんだよ。
だからジオンに行くにしても二人カップルで行く事はないだろう

35:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 21:30:23 N9p6duoU
議長ォォ!あきらめないで!!

36:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 21:34:58
スパロボでは連邦と和解したジオンと
反抗期始まったプラントの間で戦闘してたな

ギレン「フン、さしずめ遺伝子組み換え人形の反乱か」
パトリック「我等の血の結晶たるコロニーを武器にするとは許せん!外道め」


37:通常の名無しさんの3倍
06/12/22 23:02:33
誰かwikiに続きを載せてほしい。
知識のない上過去ログ見れない俺には出来んので

38:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 10:32:31
ギレンはジオンの思想的指導者でもあるわけだから
上のガトーの描写は問題ないんじゃないの。

39:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 17:30:31
>>36
あれ?種とジオンが同時に出てくるスパロボってあったっけ?
Gジェネじゃないの?

40:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 17:32:28
>>39
つサルファ

41:通常の名無しさんの3倍
06/12/23 17:56:40
>>37
私、wikiには無理だが、このスレに転載しようか?
そこからwikiにログインできる人に転載してもらうとか。

42:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 01:41:03
>>40
じゃあニルファではジオンとネオジオンの抗争があったんだ。
まあキシリアとハマーンが同時にでてくるゲームじゃおかしくもないが。

43:通常の名無しさんの3倍
06/12/24 05:28:23
>>41
本文を切り出して、アップローダーかどっかにUP
その上で

スレリンク(net板)
で登録依頼をすれば、やってもらえるぞ。

44:通常の名無しさんの3倍
06/12/25 22:30:14
ニルファにキシリア出てない。

シャアとハマーンがネオジオンとアクシズで場合により、アクシズが味方に

45:42
06/12/26 01:35:07
>>44
> ニルファにキシリア出てない。
キシリアとハマーンが同時には特定作品じゃなくてスパロボ全体のつもり。

> ニルファでジオンとネオジオンの抗争
このネオジオンはハマーンアクシズの方じゃなくて逆シャアのネオジオンのつもりで言った。

46:通常の名無しさんの3倍
06/12/28 09:23:15
ほしゅ

47:通常の名無しさんの3倍
06/12/28 10:12:15 qzpE2r3y
ほしゅ

48:通常の名無しさんの3倍
06/12/29 13:56:32 9m+aHIjd
保守上げと共にお願い。どなたか前スレのSS切り出して、
クロスオーバーにうpして下さいませんでせうか。
ああ、せっかくの名作が埋もれてしまう……(泣。

自分でできれば一番よいのですが、諸事情からそれも難しく……。
そういうわけで、重ねておながいいたしまつ。

49:51_年末なので…
06/12/29 16:38:18

「お、おのれ! ジオン軍め!」
 レセップスの艦橋で、マーチン・ダコスタは一人苦悩していた。
 今、彼が居るバナディーヤの周囲を無数の戦車とMSが囲んでいる。
 さらには―<北アフリカ駐留軍司令官アンドリュー・バルトフェルド! 聞こえるか、私はジオン公国突撃機動軍中将のマ・クベだ。ただちに降伏せねば、我が軍はバナディーヤを焦土に変える用意がある>―といった、脅しと取れる降伏勧告を行なっているのだ。
「こうなったら、残存戦力で奴らに特攻を行なうしか!」
「ダメだよそんなの……」
 後ろから声が上がる。艦長席の横に置かれた簡易ベッドの上に横たわった男が言ったのだ。彼は体中に包帯が巻かれており、左眼・左腕・左足が無い。
「バルトフェルド隊長!」
「ダコスタ君……ダメだよ、特攻なんて……」
「しかし! 他に手がありません!」
「あるじゃないか。あの中将殿がさかんに叫んでいる方法が」
「!!」
「降伏するんだダコスタ君。僕らに出来るのはそれだけさ」
 言いながら窓の外を見るバルトフェルド。無数の戦車とMS、更に後方にはダブデ級陸上戦艦とガウ攻撃空母もいた。
「僕が大天使に敗れたのを知って、即座にこれだけの戦力を投入してくるとはね……」

「ガルマ様。どうやら、こちらの要求に応じるようです」
「そうか……」
 ガルマは緊張感から解き放たれた。
 今回の作戦は、ある意味賭けに近かったからである。

50:51_年末なので…
06/12/29 16:41:17
 事の発端は数日前、ランバラル隊が“砂漠の虎”と“木馬”の抗戦を目撃したことから始まる。
 “木馬”とは連合が開発したといわれるMS運用艦で、ジオン内部ではいささか有名な艦だ。だが、それは良い意味ではなく、悪い意味でだ。
なぜなら、ジオン軍人の間では“運用するMSを奪われた艦”で知られているからだ。
 その“木馬”が、アフリカに降下した。しかも、ランバラル隊が駆けつけると“砂漠の虎”と交戦中だったのだ。“虎”と交戦後も、
その動向は随時監視させていた。そして先日、“木馬”が“砂漠の虎”を打ち破ったという知らせがガルマの元へと入る。
 北アフリカのザフトを一掃するため、カイロで戦略を練っていたガルマは、動かせる軍を総動員して進軍を開始したのだ。手負いの“虎”を
狩るためにである。
 しかし、ジオン軍よりも早く、レセップスはバナディーヤに帰還し、町に陣取って抗戦の意思を示したのである。
 ザフトの戦力低下は明らかであり、現状ならば容易く攻略できたが、ガルマはバナディーヤの住人が気になっていた。
「いかんな。このままでは民に犠牲が出てしまう。いい策は無いものか……」
 そこに知恵を出したのがマ・クベであるが、それは降伏勧告という名の脅迫であった。
「しかし、それは……」
「これは駆け引きです。ザフト側が我々の要求を無視すれば、その報いを受けさせればいいのです」
 マ・クベは更に続ける。要求を無視すれば、無視すれば住人もろとも殲滅する。その上で、ザフトは己の身を護るために原住民を人質にした挙句、
最後は人質もろとも自爆したことにする。逆に要求を受け入れれば、何も問題は無い。住民に対しては、“明けの砂漠”を通して誤解を解いてもらう
といった内容であった。
「早急に行わなければジブラルタルから増援がやってまいります。ガルマ様、ご決断を」
「……わかった」

 こうしてマ・クベの策は採用され、見事に的を得たのである。
 結局の所、民間人はおろか、ジオン、ザフト双方に血は流れることなくバナディーヤは陥落することになった。
 バナディーヤを占領したことにより、アフリカにおけるザフトの戦力は、南部のビクトリアと北部のジブラルタルに面した部分のみとなった。
ビクトリアに関しては、ノイエン・ビッター少将がデザート・ロンメル中佐と共に、キンバライト鉱山基地で動向を伺っている。
 そうなるとガルマ達の次の目標は―
「ジブラルタルか」
 ガルマは砂漠に落ちる夕日を見ながら、激戦を覚悟するように呟いた。

――つづく?
気が向いたらジブラルタル編

51:通常の名無しさんの3倍
06/12/29 17:20:38
お、おおおおお~~~~~!!!! GJ!! GJです51様!!!
どうかお気が向いて続いてほしいなと思いつつ、良いお年をお祈りして松!!

52:通常の名無しさんの3倍
06/12/29 18:27:48
GJ!!!!!
年の瀬も迫って半分諦めてたってのに、あんた神だよ!
次回も待ってるでぇ。


53:51
06/12/29 19:07:26
後から読んでみるとすごい駄文だ
>要求を無視すれば、無視すれば住人もろとも殲滅する。
なんだよこの表現・・・orz
正直AAよりジオンサイドの方が好きなので、暇をみて投下します。

54:通常の名無しさんの3倍
06/12/29 22:44:11
おおぅ、51氏 GJです!
無理せず頑張ってください。

ザフトアフリカ方面軍は南北に分断されてもう一押しで崩壊寸前。
ガルマは着実に実績を積み上げてますね。


55:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 02:08:55
>54
>南北に分断されてもう一押しで崩壊寸前。
ちょっと考えが甘いかと。
現代と違い、地上の「面」をどれだけ制圧しようが重要拠点という「点」
を抑えておけば線をつないで「面」にして行かずとも、「点」の頭上から
軌道降下で「線」を引いて兵站を維持できるので現代人の感覚で計るほど
の意義はこの「面」の「分断」には無い。
また、ヂヲンに出来た事(1週間戦争後の降下作戦~オデッサまでの戦線
維持)がザフトにできない物理的な理由は無い。それが出来ぬとしたいの
ならばその理由は人間のアタマの問題(政略戦略作戦等)でひねるしかない。

56:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 10:17:12
>>55
UCの制宙権はジオンが圧倒的優勢だったから宇宙経由の補給や輸送が行えた。
ここだと制宙権ザフトよりジオンが優勢なんだからUCジオンと同レベルの補給は
無理なのでは?
UCみたいに稲妻さんが出張ってたら輸送艦の半分くらいは沈みそうだし。

こういう通商破壊戦こそが戦争の9割なんだけどね。

57:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 10:24:23
で5分が補給線の確保

58:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 10:46:51
>56
だからそういう部分が「人間のアタマの問題」だ罠。制宙権云々について言うなら
1、ザフトも機能不全を起こすような消耗(スピットブレイクのような)が無い。
2、立体的降下作戦についてはジオンのように泥縄的に実施したのではなく、相応
  のドクトリンがあると推定できる(降下カプセル輸送艦の存在。ジオンに該当
  する艦種は無い)
3、通商破壊的作戦は当事者全てが行う。ヂヲンの専売特許ではない。そういう手
  の作戦はバランスシートがかなり傾いていても成立する(というか傾くとそれ
  位しか手が無くなる。英独海軍の関係に同じ)
制宙権と通商破壊戦で首が絞まる現象はお互い様でしかない(比較的連合軍がマシ
である。彼らは宇宙人とは逆方向の輸送でプトレマイオスを維持するのみでよい)。

戦争の9割は、如何に兵站にまつわる物資配分、生産、輸送、配備、配置、訓練等
といった日常業務を健常に飽く事無く回転させ得るか否かである。
通商破壊戦?その阻害要因の数ある内のひとつですな。

59:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 11:21:09
プラントのコーディに人間のアタマなんぞございません。

60:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 11:24:48
>>59
それをいったら種世界の人間全般があれだろ・・・

ギレンの演説って種世界で効果あるのかな?

61:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 11:57:17
>>58
君は種世界の生物になんて無茶な事を求めてるんだ!
あの世界には兵站のへの字すら無いんだぞ。

62:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 14:25:47
>>61
物質転送が実用化されてるんだよ。
生きてなきゃおkってレベルで。

……無理だ、無理がありすぎる。

63:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 14:33:17
キラワープがあったから物質転送が実用化されてるとおもう

64:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 15:23:58
前スレUPしといたぞ

URLリンク(www3.uploader.jp)

65:通常の名無しさんの3倍
07/01/01 20:43:26
構成について聞きたいんだけど、下のでいいのかな?
51氏⇒本筋
ガルマ氏⇒51氏の3次
ガルvsバル氏⇒51氏の3次

それと前スレ、51氏が最初に書いていた作品は現在の作品とは別物?
言葉じゃ説明しづらいので…
URLリンク(wiki.livedoor.jp)のZion-Seed
51氏の00-04話と05話~現在は別物として見ていいのかな?
ちなみに、現在編集してる者なんだけど、後程05話~現在は話数合わせるね。

66:通常の名無しさんの3倍
07/01/03 17:15:32
うーむ。
全く別の設定を考えてはいるが……どうもね。
完結まで待つか。
此方の設定も見直さないとならんし。

67:通常の名無しさんの3倍
07/01/05 22:27:41 LHaiekjT
投下キボン

68:通常の名無しさんの3倍
07/01/06 18:33:43
職人さんは好きに書けばいいと思うんだ
設定のバッティングとか気にせずに
でもタイトル(コテでもトリでもいいが)は付けてほしいと少しは思う

69:通常の名無しさんの3倍
07/01/09 18:46:35 uuh01jv4


70:通常の名無しさんの3倍
07/01/10 06:58:28
ど、どうした>>69
なにがあったと言うんだ>>69ー!!



といいつつ保守

71:通常の名無しさんの3倍
07/01/11 22:50:46

オールドタイプ

72:通常の名無しさんの3倍
07/01/12 23:00:16
それでも俺は保守をしなきゃいけないんだあああああああ

73:通常の名無しさんの3倍
07/01/12 23:25:12
66何だけれど困った。
seedと続編の技術設定が……orz
ごめん、私には無理だ

74:通常の名無しさんの3倍
07/01/14 00:55:01
ど、どうした>>66! 返事をするんだ>>73ー!

何があったのか、おいちゃんに聞かせてみねーカイ?

75:66
07/01/14 10:38:44
陽電子砲だと?
核融合爆圧推進だと?
ふざけるのもいい加減にしろ~!
設定が、設定が……

76:通常の名無しさんの3倍
07/01/14 10:47:36
適当に代用すればいいんじゃないかな?
陽電子砲=大出力メガ粒子砲とか

77:通常の名無しさんの3倍
07/01/14 18:45:31
ストライクが跡形もなく蒸発しそうな気がするがな

78:通常の名無しさんの3倍
07/01/14 19:13:04
というか、メガ粒子砲が通り過ぎた場所の空気がプラズマ化してトンデモな事になりそう。

79:通常の名無しさんの3倍
07/01/14 23:16:23
 原作の流れをぶった切る事になるかもしれませんが、陽電子砲とか核融合爆圧推進のままにするなら、
アークエンジェルは航宇艦でしか無い事にして、宇宙でのみ使用に初期はしておいて、話の流れ次第でMクラフトを
付けてしまうとか、反物質砲を搭載してる艦なんて地上で使うようなものではないですし(火力にしろ危険性にしろ)


80:通常の名無しさんの3倍
07/01/16 14:46:50
自分でいいとこだけとって、設定作って言いと思うよ。
種は設定自体破綻してるんだしさ。

81:通常の名無しさんの3倍
07/01/17 13:04:47
陽電子砲、核融合爆圧推進、口径100cmオーバーのリニアカノンだのが本当に実用化されてるなら
NJCが必要な核ミサイルなんて必要ない気がするんだけどね

82:通常の名無しさんの3倍
07/01/17 20:22:59
ふと気になったが……どうやって反物質を精製しているんだ?

83:通常の名無しさんの3倍
07/01/17 23:42:03
謎動力だろ。
本当に反物質や陽電子を生成できるとするなら、エネルギー危機起きてない。
だから種の設定は破綻してるといわれるんだけどね。

84:通常の名無しさんの3倍
07/01/17 23:46:36
羽鯨の化石からコアを取り出し人に移植しジャバウォックにする。

85:通常の名無しさんの3倍
07/01/18 00:55:14
それは別の話だから。

86:通常の名無しさんの3倍
07/01/18 04:34:33
>>82
カッコいいから名前だけつけてみた

87:通常の名無しさんの3倍
07/01/18 07:48:00
実際核融合爆弾じゃなく推進に使えるくらいな技術なら核分裂なぞいらんよな。

88:通常の名無しさんの3倍
07/01/18 09:42:42
陽電子の保存か可能なんであれば某流離でやってた反物質弾頭ミサイルなんてのでも良い訳だし

89:通常の名無しさんの3倍
07/01/18 18:15:05
>>87
いや、MHD発電の技術的解決とITERがこけたらリアルでもありえることだぞ

90:通常の名無しさんの3倍
07/01/19 12:06:58
そういやNJの効果が強すぎると核融合が起こりやすくなりそうだって
どっかできいたな

91:通常の名無しさんの3倍
07/01/21 19:09:54
>>81
>>NJCが必要な核ミサイルなんて必要ない気がするんだけどね
制作者の反核思想のプロパガンダのために必要なんです。

92:通常の名無しさんの3倍
07/01/24 20:25:17 z16EktpJ
投下まだーー

93:通常の名無しさんの3倍
07/01/25 01:11:53 e2moTF7K
これまでの51氏のまとめを読みました。

ぉぉ、ギレン総帥。貴方はなんて悪い人なんだ。。。





一生着いていきます!!!wwwww


94:通常の名無しさんの3倍
07/01/25 07:12:08
>90
その設定だとNJを思いっきり強化して
炭素核融合爆弾を作った方が速くねえか?

95:通常の名無しさんの3倍
07/01/27 12:08:24
種の設定をまともに考えるやなんて……そんなん……そんなん……

………………………ツライだけやんけ…

96:燃料投下
07/01/28 08:30:45
「サイド2は、天の業火で灼かれたのだ!!。スペースノイドの大儀に反逆した、者への正当な償いだ!!。彼らは、自ら求めた罰を受けたのだ!!」
コズミック・イラー79年1月3日、L2のサイドコロニー群サイド3は、ジオン公国を名乗り地球連合に対して、独立戦争を開始した。
1月3日
ドズル中将指揮下のジオン攻撃軍は、サイド2を無差別核攻撃を開始。地球連合軍サイド2防衛軍は全滅。サイド2全市民1億5千万が虐殺されてしまう。
キシリア少将指揮下のジオン突撃軍は、地球連合軍ダイダロス基地を核攻撃を開始し、ダイダロス基地と駐留第3艦隊は全滅。ほぼ同時に、ユーラシア連邦所有の月面都市グラダナ市に侵攻し、同日グラダナ市の制圧に成功する。
1月10日
サイド2首都島・アイランド・イフッシュポイントを離脱。地球への自由落下軌道に入る。落下予測地点は、地球連合軍総司令部がある北米大陸アラスカと判明。
1月11日
地球連合軍は、ティアンム中将指揮下の地球連合宇宙軍第7機動艦隊と、ハルバートン少将指揮下第8艦隊を急遽目的を変更させ、コロニー破壊に向かわせる。
1月13日
だが、ジオン軍デラーズ准将指揮下の遊撃軍の妨害に遭い、破壊に失敗し防衛戦を突破されてしまう。
同日、中立同盟加盟国のオーブ連合首長国政府は、軌道エレベーター・ステーション・アメノミハシラに、集結させていたオーブ宇宙軍艦隊にコロニー破壊命令を出し、トダカ一佐とソガ一佐が指揮するオーブ宇宙軍が、総力を上げて出撃。
1月15日
オーブ宇宙軍艦隊は、最終落下阻止地点でアイランド・イフッシュを補足。
イズモ級18隻の陽電子砲36門と、太陽エネルギー発電衛星・サザンクロスのレーザー熱線での破壊を敢行し、アイランド・イフッシュの破壊に成功する。


97:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 09:09:56
1月20日
初戦の戦いに勝利したジオン公国は、早くも次なる戦いへの準備に取り掛かりつつあった。
「当面する最大の課題は三つ程あります。一つはL1のサイド1。二つ目はオーブ連合首長国。三つ目はL5のプラントの三つです」
「知ってのとおり、サイド1は依然として割れており、オーブ連合首長国は敵対する姿勢を示し、プラントは我々との共闘は否定的であります」
「それは、やむを得ないのではありませんか、ギレン総帥」
ギレンの状況説明に、キシリアは冷や水を浴びせた。
「どういう意味だ、キシリア」
「どういう意味って、今更説明が一々必要ですか兄上」
御前会議室でギレンとキシリアの二人は、激しく火花を散らす。
「してギレンよ、お前はどうしろと言うのだ」
「お答えします父上。我々は現状を打破する為に、サイド1を武力制圧しオーブ連合首長国に制裁を加えるのです。特に、我々の作戦を邪魔したオーブの存在その物を、完全に消し去るのです」
流石のデギンも、ギレンの冷酷無慈悲な考えに怒りを炸裂させた。
「1億数千万人も殺しておきながら、それでもまだお前は、犠牲が足りないと言うのかっ」
それに対して、ギレンは冷然と言い放つ。
「何人殺したか、否、何人死んだかという問題ではございませんっ。敵に勝つ事が重要なのです。ジョシュアが尚存在し、連合が抗戦の意思を明確に示している以上、我が方は引く事は出来ないのです」
デギンはこの時に、自分では息子デギンの暴走は止められない、確信を持つに至った。


98:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 09:44:42
1月25日《デトロイト》
真冬のデトロイトは、戦争のさなかではあっても雪こそが主役だと、言わんばかりに豪雪が降り注いでいた。
「やっぱり、宇宙に上がるのかいサザーランド大佐」
『はい、アズラエル様』
「やはりジオンの次の攻撃目標は、サイド1になるんだね」
『どうやら、ほぼ間違いないようです』
「ち、ジオンの連中にも困ったものだよ」
テレビ電話越しに話しをしている二人は、地球連合軍作戦参謀サザーランド大佐と、地球連合産軍複合理事アズラエルの二人であった。
『ですな。相手がプラントでしたら話しは別になったのですが』
「ああ全くだよ」
アズラエルとしては、舌打ちの日々を送っているのが実情であった。戦争相手がプラントであったのなら、万々歳であったのだが同じナチュラル(小数ながらコーディネイターも居住)のジオンでは、反コーディネイター団体ブルーコスモス盟主である自分の出る幕はなかった。
『プラントは、どうやらジオンとは共闘する気はなく、当面は中立を決め込む気でいます』
皮肉な事だが、プラントが中立の立場を表明した事で、地球連合軍は二正面作戦を取らずにすんでいたのである。
『そのおかげではありますが、地球連合軍は二正面作戦を取らずに、すんでいます』
「なんとも皮肉だね」
『はい』
そこでアズラエルは、もう一つの懸案事項を持ち出した。
「後、オーブは連合側に付く気はないのだねサザーランド大佐」
『はい』
アズラエルは忌ま忌ましい思いでいた。地球連合軍が、初戦で大損害を出したにも関わらず。ジオンに対して、徹底抗戦の立場を維持出来ているのは、毛嫌いしているオーブがコロニー落としを阻止したからであった。
「全くを持って、厄介な国だねオーブは」
『同感ではありますが、今はプラントと同様に迂闊には、手を出さぬ方が宜しいでしょう』
今はジオン打倒に専念すべきだと、サザーランドはアズラエルを暗に諭した。

99:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 09:57:48
「何はなんであれ、君には無事に帰って来て欲しいよ、サザーランド大佐」
『わかっておりますアズラエル様』
「ではまた」
『はっ』
アズラエルは、そこで通信を打ち切り自分のオフィスから、豪雪が降りしきるデトロイトのを眺めながら呟いた。
「いったい、何を考えているのやらオーブは」
元々からアズラエルは、オーブに対する不信感はプラント以上の物があった。何しろオーブは、地球上の一国歌でありながら、次期国家元首候補にコーディネイターを上げているのである。
この事は、ブルーコスモス盟主であるアズラエルに取っ手は、赦しがたい行為であったのだが、迂闊には手を出せないでいた。
「だが、このまま放置する訳にはいかない。オーブとプラントは」
アズラエルはジオンを打倒した後は、その勢いでプラントとオーブを葬り去る気でいた。

100:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 13:55:55
乙!!
新しいのが来たな。

101:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 14:34:30 b/U0XS+d
GJであります!

102:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 16:43:48 IV3XMrI5
JASRACが漫画の著作権も守ります!!!!!!!
日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本文芸家協会など17の著作権利者団体は、協力して著作権の
集中管理に乗り出す。著作物の権利者や使用条件のデータベースを作成し、共通のポータルサイトで公開。
各団体が個々の著作権者に代わり、使用許諾と使用料徴収も手掛ける。

 早ければ2008年度の稼働を目指し、手続きの簡素化で著作物活用を促す。参加するのはこのほか絵画、
写真、脚本、漫画などの権利者団体。

ソース:
URLリンク(www.nikkei.co.jp)


同人が潰される可能性大です
他板・スレッドにコピペお願いします

103:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 16:43:53
1月22日
「それでは、私達プラントはジオンとの同盟を拒否し。オーブを始めとする中立同盟と、共同歩調を取る事に致します」
「異議なし」
「異議なし」
この日プラント最高評議会では、ジオン公国からの再三再四に渡る、軍事同盟の申し入れを拒絶する事が、全会一致で可決されたのであった。
「アスラン・ザラ外交委員長は、この決議を世界各国政府にお伝えください」
「わかったクライン議長」
「イザーク・ジュール国防委員長」
「はいクライン議長」
「報告によりますと、ジオン軍の次の攻撃目標は、L1のサイド1だそうですね」
「どうやら間違いなく、ジオン軍はサイド1に攻め込むでしょう」
プラント最高評議会議長ラクス・クラインは、顔を曇らせた。
「ジオンの奴ら、頭の中は正気か」
「この上さらにとはな」
戦争開始前のプラント最高評議会と世論は、ジオン支持が大勢を占めていたが、サイド2への無差別核攻撃がプラントの空気を一変させ、反ジオンへと変えてしまった。
「それで地球連合軍は、どう動くのでしょう」
ラクスの問いに、イザークはコンソールを操作して、三次元立体映像を映し出した。
「先ず、この宙域図を見て下さい。今サイド1には、地球連合宇宙軍第7機動艦隊と第8艦隊が、駐留しています。
これに地球連合軍は、プテオマイオレス月基地から、第5艦隊と第6機動艦隊の出撃準備を急がせています。
この二つの艦隊戦力で、ジオン宇宙軍を迎え撃つ体制を整えています」
ラクスとプラント最高評議会は、地球連合軍の底知れない戦力に畏怖を抱いた。
「それで地球連合軍とジオン軍との戦力格差はどれくらいなのですか」
「数の上なら三対一になります」
通常であるならば、ジオン軍の敗北は必死と見てよかった。にも関わらずジオン軍は決戦を挑む気でいた。


104:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 17:07:04
「ジオンの奴ら、こうまでして強きなのは何故だ」
「また核兵器を使う気でいるのではないか」
「そんな事をすれば、今度はサイド3が、連合軍の核攻撃を受ける事になるぞ」
「その事について、興味深い報告があります」


同日 ジオン公国
「どうやらプラントは、我が国との同盟を拒否したか……」
ギレンとしては、あてが外れたに近かった。出来る事ならば、ジオンと同じく地球からの独立の機会を伺っていた、プラントを味方に引きずり込みたかったのである。
「かくなる上は、ジオン単独で戦いに望んで、完全勝利するしかないな」
ギレンには勝利する自信はある。それは、漂泊を踏む勝利である事も自覚していた。
「後は、オーブだが……、やはりデラーズに一働きして貰うしかないな」
そう呟いたギレンは、秘書官にデラーズに来るように、申し渡しをした。
後にオーブに取って、ギレンとデラーズの名前は、悪魔の代名詞として遺る事になる。

105:51
07/01/28 17:35:12
今日、本屋に立ち寄った。
そしたら『一年戦争全史』なる本が置いてあった。
リアルなギレンとデギンが表紙の本だ。
暇だったんで立ち読みをしようと手を伸ばしたのだが・・・




続き書きたくなるじゃないか! 俺のバカ・・・orz

106:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 18:08:55
51氏、自分もそれ買いました。
【上巻】となってますので続きがあるみたいですね。

近い将来復活する日を楽しみにしております。

107:51
07/01/28 20:01:27
16-1(1/2)

 先の戦闘から数時間後。ヴェサリウスはファルメルに横付けした。周囲ではザク、ジン、そしてバスターが互いを警戒している。ジオンにザフト、連合のMSが漂うそれは、なんとも奇妙な光景であった。
 ヴェサリウスからアデス、アスラン他数名がファルメルの格納庫に降りると、数名のジオン兵が警戒するように自分たちを見る。そしてその中には、彼らに悪意を向ける者もいた。

「このたびは、シーゲル・クライン議長閣下のご息女ラクス・クラインの救出。そして二コル・アマルフィへのご配慮、大変ありがたく思っています」
「いえ、当方は至極当然のことをしたまでですよ」
 アデスが謝礼を述べると、シャアもそれに答える。
 形式的に行なわれているこの作業を横で眺めながら、アスランはクルーゼと同じく仮面をつけた男―シャアを見ていた。
(アレが“赤い彗星”……服まで赤いのか)
 自分やイザークを手玉に取ったジオンのエースパイロット。
 クルーゼ隊長、連合の“エンデュミオンの鷹”よりも格上であるパイロット。
 そしてニュータイプと噂されているパイロット。
 そんな男が今、目の前にいる。
 アスランはシャアが、仮面をつけていることにいささか驚いたが、それと同時になんとも言えない感情があふれ出した。
 不気味な印象を持つ上司のクルーゼとは違い、シャアからは自分をひきつける何かがあるといってよかった。
(しかし分からない。何故ラクスとニコルを返す?)
 ラクスの存在は、ジオンにとって政治的に利用できる存在だ。ニコルにしても、こうもあっさり返すと裏で何かあるのでは、と考えてしまう。
 その時、ふいにシャアが自分に近寄ってきた。
「君が“黄昏の魔弾”かな?」
 思わずズッコケそうになる。
「……私は“黄昏の魔弾”ではありません」
 アスランは誤解を解くため自己紹介すると、その経緯を話した。
「これは……フッ、どうやら私はとんでもない早合点をしていたようだ。すまなかったなアスラン・ザラ君」
 シャアは顎に手をやると苦々しく笑う。
「しかし、こうもザフトの情報を教えてくれるとはね」
「何のことです」
「分からないのかい? 君はザフトのエースである“黄昏の魔弾”が戦死したことを敵である私に話したのだよ」
 その言葉にアスランは凍りついた。
 “黄昏の魔弾”の名は有名である。もしそれが討たれたとなると、ザフトの士気に関わる。
 それに加え、自分はシグーでシャアと戦い敗北している。其れも一方的にだ。これはジオン公国のプロバガンダに使われるかもしれない。
 アスランは、今後この男の前ではスキを見せてはいけない事を実感するのであった。

108:51
07/01/28 20:04:13
16-1(2/2)

 一方のシャアは、コーディネイターに哀れみを感じていた。
 今自分がいる状況は異常といってもよかったからだ。ジオンのコーディネイター兵とザフト兵が互いに殺気を放っている。
 一方は自分たちを捨てた者へ。
 一方は裏切り者へ。
 同じ種であるコーディネイター同士がここまで憎しみ合うとは思ってもみなかったのだ。
 そしてそれは、自分の愚かな過去を映していたといってもよかった。

 シャア・アズナブル―この名は偽名である。彼の本当の名はキャスバル・レム・ダイクン。ジオン共和国創始者、ジオン・ズム・ダイクンの息子であった。
 彼はザビ家に復讐するためこの名を使っていたのだ。幼少の頃、自分をかくまってくれたジンバ・ラルから父がザビ家に暗殺されたと教えられたからである。
 復讐のためにジオン軍に入隊し、ガルマ・ザビに近づいた。彼を利用し、他のザビ家にも近づこうとした。
 彼女―ララァ・スンに会うまでは全てが順調だった。
 かつて父が人類の革新と位置づけたニュータイプ。それが彼女だった。
 彼女はとても優れていた。まるで自分のことを理解してくれる母のような女性だった。いつしか彼は彼女に引かれていった。そして自身もニュータイプであることに気づいたのである。
 ララァとの出会いによってシャアは人類の革新を見たくなった。そしてそれは、復讐という小さなことに囚われている自分を改めさせることになる。
(私も彼らの様な顔をしていたのだろうか……)
 憎しみ合うコーディネイター達。
 それはかつての自分自身。
 だからこそシャアは彼らを哀れんでいた。
「アスラン、来てくださったのですね」
「ラクス!」
 ここが敵艦であることを忘れてアスラン・ザラとラクス・クラインが抱き合っている。
 彼らは、自身を新人類と言っている様だが、
「戦場でラブロマンスとは……甘いよ、お坊ちゃん」
 感情的で、物事を客観的に判断できず、能力の低い者を見下す彼ら……。
 果たして彼らは本当に新人類と言えるのだろうか。

109:51
07/01/28 20:05:54
そして衝動的に続きを書いてみる・・・

110:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 21:19:32
GJ!
もっと続けてください。

111:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 21:47:14 evCFl1sO
51さん、ありがとうございます。読ませていただきましたm(_ _)m

112:51
07/01/28 22:04:28
16-1(3/3)

 同じ頃、アークエンジェルとオルテュギアは障害もなく順調に航行し、ついに地球軌道上まで辿り着いた。
後はアラスカに向けて降下するだけである。しかし、そんな2隻の存在をやや離れた宙域で確認した艦がいた。
「少佐、連合の艦を発見しました。1隻はアガメムノン級、もう1隻はデータにない艦です」
 報告を受けた彼は、モニターに映った2隻をなめるように見た。
「どうなさいます?」
 現在の彼らの任務は通商破壊、要するに敵の補給艦の撃破である。通常なら、ソロモンに連絡を入れるか、
近くにいる他の部隊と合流すべきなのだが、副官は自分の上司の性格をよく知っていた。故に発見した連合の
戦艦をどうするか、彼に指示を求めたのである。
「そろそろ補給艦にも飽きてきたなぁ」
「では、やはり?」
 副官は、嬉しそうな上司を見てもう一度確認した。
「俺のザクを用意しておけ」
 その言葉を言うと、彼は艦橋を後にする。
 彼の副官は、総員に第一種戦闘配備を命じると、ミノフスキー粒子を散布した。

 格納庫では整備班が出撃に追われていた。そんな光景をコックピットで眺める彼は、部下に状況を知らせる。
「という訳だ。久々に大物だぞおまえ等」
「少佐! いいですかい?」
「構わない。やったもん勝ちだ」
「そもそも、この俺がこんな任務についてること事態おかしいと思わないか?」
「違いありません」
 パイロット間でどっ、と笑いが起こる。普通なら上司と部下がこんな会話をすることはない。
だが彼は実に気さくな性格をしていた。
「MAは俺とクラウンでやる。他の者は艦艇を叩け」
「了解です」
「1隻は新造艦だ。おまえ等、気を緩めるなよ」
 そんな彼の乗る機体はクリムゾンレッドで塗装されている高機動型ザクだった。

113:51
07/01/28 22:06:48
激動の1月も終わりに近づいているので再開しようと思う・・・
ペースは遅いが・・・

114:通常の名無しさんの3倍
07/01/28 23:02:08
GJ!
>>クリムゾンレッドで塗装されている高機動型ザク
あの紅い稲妻の人ですか?

次回も楽しみにしてます~

115:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 01:21:56
ジョニーキタアアアアアアア!!!!!

来たよ来たよジョニーが
しかもジョニーの高機動型ザクは外装以外ほどんどゲルググなR2!
AAやばいよ下手したら轟沈だよコレは

……でもジョニーだからシャアと間違えられそうな予感

116:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 04:26:14
ジョニーは戦場へ行った

117:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 07:20:57
51氏 GJ!!

稲妻さんは地球とアルテミス間の通商破壊戦してたからなぁ。
久々の大物で気合入ってる。
しかし、ここでクラウンが出てくるって事はやっぱり燃え尽きるのか・・・

118:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 12:55:44 RbnbiNel
シャアが悟ってるなw

119:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 15:20:50
再開記念GJ!!!
>ララァとの出会いによってシャアは人類の革新を見たくなった。そしてそれは、復讐という小さなことに囚われている自分を改めさせることになる。
イカン!このままだとシャアは無敵になってしまう!
そうすると……別に問題ないかな♪w
ララァが死ぬのは嫌だしね。

120:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 19:10:01
>112
特段の故が無き限り「格好良いけど無駄な事」につきるが。ジョニー君。

単純に補給線の破壊に要する装備と戦闘艦艇を襲撃する装備は当然に異なり、
本格的な対艦戦闘用の装備(弾薬、燃料等消耗物件)は母艦といえ何回戦分
も積んであるものではないから(場所を食うしそれ自体が危険物であるから
母艦自身の防御の観点から無闇に多量に持ち歩くものではない。足らないの
なら別口で母艦に対し給兵艦で補給すればよい。まして宇宙艦艇の場合は、
消耗物件の消費による重心位置と推進軸の問題もあり水上艦艇よりシビア)
単に敵艦を発見したからというだけの場当たり的な動機で、僚艦や上級司令部
と計る事無く、本物の戦闘艦艇を襲撃するというのは、そんなにお気楽に決定
できる事ではないし、場合によっては「無駄な事」を敢えてしている物としか
客観的には言いようが無い。何せ本来の任務は「補給線の圧迫」なのだから。
その辺りの理由付けをもっと明白にした方が「らしさ」が増す。「見敵必殺」
の精神自体は良いのだけどね。

121:通常の名無しさんの3倍
07/01/29 19:28:53 RbnbiNel
バズーカで十分だろ

122:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 04:08:40 XYV3xbI4
オリジンだとシャアがバズーカの一発で戦艦をおとしてたしね。
ジョニーのザクといえばジャイアントバズが付き物だけどドムの無いこの世界では
装備しないのかな?

123:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 07:31:26
>>120
単純に、まで読んだ。

ジオンはMSによる対艦戦はお手のもの、バズーカが無くてもブリッジを潰せば何とかなる。
エリート坊ちゃんたちはその辺が判ってないけど。

124:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 07:34:55
>>112
今回もGJ! です。
空気の読めない軍オタの言う事なぞ気にせず
書いてくださいませ。十分すぎるほど楽しませていただいておりますから。

125:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 11:04:48
>121~124
甘いw。
一週間戦争でヂヲンが連邦艦隊相手に大戦果を上げたのは核弾頭装備という対艦用
の装備をありったけ投入できたから。
そして、ミノフスキー以前の環境で建造された艦艇の脳髄は艦橋には無くCIC
にある。ついでながら、艦橋構造物近辺に弾火薬庫を配置する事は防御の面で考え
難いから、艦橋が爆発したら全艦火達磨なんてのはファンタジー的演出だし、艦橋
を潰しても先の故で艦は完全停止しない。
また「バズーカ」の本質はHEAT弾頭のロケット弾だが、宇宙用戦闘艦艇相手
にゃそんなもん大したダメージにならん。何せ浮力を奪って「沈める」事が宇宙
ではできないのだから爆散させないと撃沈とならんが、HEAT弾頭は装甲一枚
に穴をあけるだけが能の弾頭であって爆散はちと無理ですな。弾火薬庫は多層の
防御構造の奥に置かれるからHEATではそこまで貫通できない。

その辺りのヂヲンのジリ貧事情は「史実」一年戦争終盤のヂヲンMS隊が連邦軍
のアクションを作戦レベル以下でさえも、全く阻止できない体たらくぶりに端的
に表れている。

126:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 13:27:26
>>125
「俺物知りでしょ~w 凄いでしょ~ww だ・か・ら、かまってかまってぇ~ん☆」
まで読んだ。

127:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 13:59:47
ヂオンwwwwww

128:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 14:13:35
違う違う、ヂ・ヲ・ン。
わざと違う名前を書きこんで小馬鹿にしてる時点で、>>125なんてまともに相手される訳ないのにね。

129:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 15:17:06
コイツ、絶対オリジン読んでないw
アニメも小説も見てないだろw

130:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 18:32:16
この馬鹿オタまだいたのか

131:51
07/01/30 19:03:50
16-2(1/1)

―特務部隊『X』
 ユーラシア連邦で設立された部隊である。その任務はMS運用ノウハウの収集であった。
捕獲したザクやジンを使い、対MS戦術に対艦攻撃、またMAとの連携などである。
 しかし、司令官と隊長との関係に問題があるのか、あまり捗らず今に至っていた。

 つまらない哨戒任務をようやく終え、アルテミスに帰還すると今度は新造艦の護衛任務。
襲撃の一つもあれば、多少は面白みのある任務だが、そんなものはなく航行は順調そのもの。
 こんな中で『X』の隊長であるカナード・パルスはとても不機嫌だった。
「カナード特務兵、そろそろ大気圏に到達します。シャトルの降下準備に入ろうと思いますが……」
「お前に任す」
 気だるそうに副官のメリオルに言うとカナードは席を立つ。
「何処へ行かれます?」
「トレーニングルームだ」
「またですか?」
「当たり前だ。奴を超えるために、万全の備えが必要なのだからな」
「……構いませんが、オーバーワークはしないでください」
 そう言いながらメリオルは「奴」ことキラ・ヤマトについて考える。彼は今、アークエンジェルに
乗艦しているのだ。
 何故カナードがキラを探すのか。それは二人の生い立ちに関わってくる。
 カナード・パルスは、最高のコーディネイターという研究によって生み出された存在であった。
と言っても、その失敗作としてである。この所為で、彼は幼少期をモルモットとして生きていた。
それは、カナードにトラウマを与えるには十分だったのである。何時しか、完成体を倒して自分が
本物になろうという考えに行き着いた。そしてその完成体こそが、キラ・ヤマトだったのだ。
 これらの事情を知っていたメリオルは、この二人を会わせるのは時期尚早と判断した。
リストから彼の名を削除し、カナードの目に触れさせないようにしたのである。
「メリオル!」
「は、はい?」
「あれはなんだ!?」
 そう言いながらカナードは指差した。しかし、その先は漆黒の宇宙空間。
「なにも見えませんが……」
「何か光った!」
 言うより早く、カナードは動いていた。

132:51
07/01/30 19:05:08
チマチマ投下することにした。

ちなみに1年戦争でMSの運用方法が確立されたのはルウム戦以降

133:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 20:03:55
51氏GJ!
またご都合のよろしい時の投下お待ちしてます。

134:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 20:59:03
MS IGLOOを見れば、パンツァーファウストやザクマシンガン、ノーマルバズーカで
サラミスやマゼランが沈んでいったことがわかるのに。
ちなみにシャアの装備はパンツァーファウストとザクマシンガンだったこともわかる。

135:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 21:08:53
ちなみに描写は

・ザクがバズーカ2発発射、サラミスの甲板に命中してボカン
・ザクがマシンガンでサラミス側面のミサイルポッドに攻撃、誘爆してボカン
・シャアザクがマシンガンでサラミスの艦橋を破壊、直後にボカン
・シャアザクがマゼランの直上からパンツァーファウスト発射、砲塔を貫通してボカン

136:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 22:22:23
1st一回目のシャアという前例があるしね

137:通常の名無しさんの3倍
07/01/30 23:21:22
GJ!!
ここでカナードがキターー!!

138:通常の名無しさんの3倍
07/01/31 11:51:36
「ラクス・クラインめ、我がジオンとの同盟を正式に拒絶して来た」
ギレンとしては舌打ちを禁じえなかった。今度の『世界樹』を中心としたサイド1攻防戦は、文字通りにジオンの存続をかけた、総力戦となるからだ。
「これではジオン軍は単独で、数倍の戦力を誇る連合相手に戦う羽目に、なりますね総帥」
キシリアは冷ややかな視線を、ギレンに浴びせるがギレンは一向に動じる事はない。
「キシリアの軍にも、働いてもらうぞ」
「むろんです総帥。ですが、総帥直属のデラーズ准将の部隊が、参加しないとの事ですが」
独自の情報機関『キシリア機関』を持つキシリアは、デラーズ部隊の動向をいち早く掴んでいた。
「あの部隊には、大事な仕事がある」
「オーブですか総帥」
「…………」
「あの国には、下手な手出しはなさらぬ方が、宜しいのではありませんか」
キシリアもギレンと同様に、オーブに対する危険性を感じ取っていたが、ギレンとは逆の考えであった。
「あの国をこのまま放置する方が、より危険だとは思わないのか。キシリア」
見解の相違が違い過ぎる事を感じたキシリアは、席を立った。
「まあいいでしょう。ですが、大火傷を負う羽目だけは避けてくださいね 兄上」
「……………」


139:通常の名無しさんの3倍
07/01/31 12:31:39
「やはりジオン軍は、動くのですねホムラ宰相」
「はい間違いなく動きます、代表代理。複数の情報がそれを裏付けています」
オーブ行政府の会議室に置いて、国家安全保障会議が開かれていた。
「サハク国防大臣、軍の方ではジオン軍の作戦行動をどう見ているのですか」
「ご説明を致します。やはりジオン軍は、L1のサイド1に総力を注ぎ込んで、くるのは確実と思われます」
会議室に幾多のざわめきが起きる。予想されていたとは言え、やはり驚きは隠せなかった。
「詳しい事は、対外情報部2課のエドニル・キサカ一佐が、ご説明を致します」
サハク国防大臣に促されて、褐色の肌を持つ長身で恰幅のよいキサカが、三次元立体モニター画面わ操作し、宙域図を映し出す。
「もう既にご存知かと思わますが、サイド1には地球連合宇宙軍艦隊第7機動艦隊と第8艦隊が駐留しています。もし、この艦隊が敗れサイド1がジオン軍に占領されれば 、月にあります大西洋連邦の四つの拠点が孤立します」
大西洋連邦が持つ三つの拠点は、プテオマイオレスとアルザヘルの両軍事基地と、フォン・ブラウン工業都市にエンデュミオン鉱山基地であった。
ジオンの狙いは、サイド1を占領する事で月の連合勢力を、完全に孤立させる事にあった。
「ですが連合軍もアルザヘル基地から、第5艦隊と第6機動艦隊の出撃準備を整えています」
「文字通りに、総力戦になるのですねキサカ一佐」
「その通りですアスハ代表代理」
会議室には重苦しい沈黙が支配していた。総力戦の規模もさる事ながら、オーブもサイド1には、それなりの規模の経済利権を、有していたからでサイド1が戦場になれば 、オーブが被る経済的損失も馬鹿にならなかった。
「なんとかして、避ける方法はないのですかホムラ宰相」
「現時点では無理ですな代理代理。何しろジオンは短期決戦を目論んでいる以上は」
「そうですか……」


140:通常の名無しさんの3倍
07/01/31 13:01:21
「代表代理」
「なんですサハク国防大臣」
サハク国防大臣の声に、彼は考え事を中断された。
「それに関連した事なのですが、つい先程なのですが、連合のアルテミスとルナツーにも、大掛かりな動きが出ているとの報告が、ヘリオポリス1から届いています」
アルテミスはユーラシア連邦、ルナツーは大西洋連邦が、L3に所有している宇宙要塞であった。
「あのふたっつも動くと言うのですかサハク国防大臣」
「ギナとミナの二人は、連合は大規模な挟撃包囲殲滅戦を、目論んでいると報告が届いています」
「連合なら、それも可能でしょう」
「ええ私もそう思いますホムラ宰相」
ギナとミナの二人に、大きな信頼を寄せている代表代理は、二人の報告に疑問の余地を抱かなかった。
「サハク国防大臣」
「はい、代表代理」
「ギナとミナの二人に絶えず、情報を送るように伝えて下さい」
「了解しました」
アスハ代表代理は、漠然たる不安感をジオンに抱いていた。コロニー落としをオーブに妨害されたジオンが、果たしてオーブに何かを仕掛けてくるのではないかと。
アメノミハシラには、厳重な警戒体制を取らせてはいるが、不安感は拭えないでいた。

141:51
07/01/31 19:55:21
投下していいのかな?

142:51
07/01/31 19:57:11
16-3(1/2)

「少佐、折り入って頼みがあるんですが」
「なんだあからさまに」
「戦争が終わったら少佐の話を書いていいですかい」
「なんだそりゃ?」
「伝記ですよ伝記! 少佐はジオンのエースですからね」
「おいおい……」
「俺は悔しいのですよ。この間、新聞の一面で少佐の機体が載ってたんで、読んでみたんですがね。
なんと少佐のことを、“赤い彗星”の名で紹介してたんすよ! 思いっきり誤認されてるでさぁ!」
「おい、何処の新聞社だそりゃ!!」
「それででしてね、少佐の部下であるこの俺が伝記を……タイトルは『真紅の稲妻の真実』ってどうです」
 一同は思わず苦笑してまう。
「……分け前はきっちり貰うからなクラウン。さて、全員準備はいいか?」
「こっちは万全ですよ」
「いつでも行けます」
「右に同じ……っと」
「俺が前衛をとる。ついてこい」
 軽口を叩くと、ムサイ級巡洋艦<プリズム>の後部ハッチが開かれる。
 真紅のザクが一歩、二歩と歩いてからフワリと浮かび上がると、MSデッキからその巨体を投げ出した。
「ジョニー・ライデン、出るぞ」

143:51
07/01/31 19:58:50
16-3(2/2)

 “真紅の稲妻”をご存知だろうか。
 クリムゾンレッドに塗られた彼の機体<MS-06 R-2>は、わずか四機しか生産されなかった高機動型を
さらにカスタム化したものである。その戦闘機動は、正に“真紅の稲妻”の名に相応しい動きであり、
連合の戦闘艦を葬り去る姿は華麗の一言に尽きた。
「少佐、もう直ぐ敵艦の有効射程距離に達します」
「あの真新しい艦を先にやれ。無理は絶対にするなよ……うん?」
 四機が連合側からも確認できる距離まで接近すると、オルテュギアから一機のMSが射出された。
「気づかれたか……!?」
 瞬間、彼は驚きと共にそれを見る。
「アレはF型です」
「我が軍のMSを鹵獲しやがったのか!」
「ハッ! ザクのことは俺達の方が知り尽くしてるぜ」
 その目に写ったMSはザクであったのだ。だが彼はそんなことで狼狽したのではない。
「クラウン! お前も対艦攻撃に加われ!」
「へ? いいんですかい?」
「かまわん! いけ!」
 彼が着目したのは、そのカラーリングだった。そのザクは白く塗り替えられていたのである。
 この白い塗装には、コーディネイターが乗っていることを意味していた。ナチュラル中心の連合では、
コーディネイターを戦場で監視するために、わざと目立つようにしているのだ。これがジンであれば、
機体の能力差から互角以上に戦えるが、相手の乗機はザク。ナチュラルである部下達には荷が重かった。
 つまり、ハーフコーディネイターである自分が相手にしなければならない。
「連合のコーディネイターが護衛についてるってことは、あの新造艦は何かあるな」
 彼は新たに気を引き締めると、真剣な顔つきで呟いた。
「面白い……戦場を駆ける真紅の稲妻、ジョニー・ライデンの力を見せてやる!」

144:51
07/01/31 20:02:40
カナードのカラーリング思いつかんかった。

145:69 ◆ROIlaAVJZ6
07/01/31 23:22:11 tHmxxWpK
>>144
白いザクと聞くと SM氏を思い出す

146:通常の名無しさんの3倍
07/01/31 23:59:32 5OZuDFHh
キシリアが24才という設定なのはビックリした。

147:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 00:29:42
職人氏お二人ともGJ

>「戦争が終わったら少佐の話を書いていいですかい」


これなんて死亡フラグ?

148:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 01:13:18
51氏、新職人氏 お二人ともGJです。
今年になってからこのスレ活気付いてきましたね。
無理せず頑張ってください。

>>146
キシリアとシンちゃんはどっちも24歳。
両方ともそうは見えないけど・・・

149:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 01:19:03
簡単な時代説明です。
ジオンサイドはUCと同じですが、CEサイドは数字がCE歴79なので登場人物の年齢は+8と考えて下さい。

150:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 17:36:29 wYGAgZrQ
クラウンやはり燃え尽きか・・・


151:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 21:46:23
アムロは15才の中学生
セイラは17才の女子高性

無理あり杉

152:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 23:13:05
>>151
理由は、年齢が上がっちゃうと少年少女にそっぽを向かれるから、
という非常に商業的な理由だw

確か富野監督が、10歳ぐらい足すと丁度いいですといってたようなw

153:通常の名無しさんの3倍
07/02/01 23:47:27
バイファムなんか最年長でも15歳だったしガンダムはまだマシだよ。

154:通常の名無しさんの3倍
07/02/02 16:03:18
1stのキャラデザインと年齢設定は違和感ありすぎ

155:通常の名無しさんの3倍
07/02/03 02:25:51
にしても真紅がハーフ設定か。面白そうだw

156:51
07/02/03 17:38:56
16-4(1/2)

「メリオル! AAの連中にも迎撃させろ!」
 この時カナードは興奮せずにはいられなかった。自目の前にはザクが四機。内一機は赤い機体なのだ。
ジオン公国は功績を上げた者にはパーソナルカラーを許している。その中でも赤く塗られたザクは有名だ。
エースの中のエースで知られた機体は、相手は大気圏突入の最中に戦闘を仕掛けてきたのだ。それだけでも
カナードに高揚感を感じさせる。
「彗星に会えるとは、俺もつくづく運がいい!!」
 カナードは笑みを浮かべながら、バックパックから大量の小型ミサイルを発射した。
 カナードが乗るザクは、アルテミスで改造した特注品である。左肩のショルダーアーマーを外し、代わりに
スパイクシールドが付けられている。右肩にも同様のシールドが装備し、背後部には換装型バックパックを
背負っていた。これはストライカーパックと同様の物である。高出力スラスターを持つ高機動戦闘用であり、
元のエールストライカーに小型ミサイルを計28発も取り付けたものである。
 このミサイルの群は、嵐のようにザクに降り注いだ。しかしそれらは容易に回避されてしまう。
 もし、これがザフトのMS部隊ならば、ミサイルを避ける暇もなく全滅だった。それだけでもジオン軍の練度は
連合やザフトに比べて群を抜いていることが分かる。
「そうこなくてはなぁ!!」
 カナードはヒートホークを装備すると、迷わず赤いザク目掛けて自機を走らせた。

157:51
07/02/03 17:39:55
16-4(2/2)

「行け! 手柄立てて来い!」
 その一撃を受け止めると、ジョニーは部下たちに命じる。
 分かってはいたが、やはり目の前の相手は只者ではない。ミサイルでの弾幕形成から接近を許してしまったのだ。
 先手を取られたジョニーは、白いザクのフェイントを混ぜた波状攻撃に思わず舌を巻いてしまう。しかし、伊達に
“真紅の稲妻”は名乗っていない。それらを受け流しながら、ジョニーは相手の回線に割り込んでみた。
「やるな、名前を聞いておこうか!」
 コーディネイターとは言え、ここまでの腕の持ち主はまずいない。
 元々ジョニーは、自分の誇りの為に戦っている。幾多の戦闘をしてきた彼であったが、誇りの為に戦える相手に
会うことはなかった。そんな彼の前に、全力を出せる相手が現れた。そんな相手に敬意を表したくなったのである。
「カナード・パルスだ。覚えておけ“赤い彗星”!」
 言いながら、白いザクはヒートホークを振りかぶる。だが、その刹那―

―パリーン

 いきなり赤いザクの動きが変わった。
 カナードの一撃をハーフとしての反応速度を逸脱した動きで受け止める。
「俺は“真紅の稲妻”! ジョニー・ライデン様だ!!」
 そしてその絶叫と共に攻守は交代する。ジョニーの内でなにかが弾けたらしい。
 その恐ろしく精密な連撃に、さすがのカナードも思わず息を呑んだ。
「やはり赤い彗星はコーディネイターだったか!!」
「うがあぁぁぁーーーー!!!」
 失敗作とはいえスーパーコーディネイターとして生まれたカナード。
 誇りを傷つけられて、なにかが弾けたハーフコーディネイターのジョニー。
 勝利の女神はどちらに花を持たせるのだろうか……。

158:通常の名無しさんの3倍
07/02/03 17:44:35
カナード思い込み激しすぎwww

159:通常の名無しさんの3倍
07/02/03 17:56:28
カナード話聞いてないしな

160:通常の名無しさんの3倍
07/02/03 18:09:08
ジョニーワロス

プライド傷つけられ怒りの種割れだな

161:通常の名無しさんの3倍
07/02/03 18:35:55
ジョニー…さすがだぜ。
GジェネDSのターンXで月光蝶を使いこなしただけはあるな

162:51
07/02/03 18:38:44
カナードのザクをファントム(レイ機)の劣化コピーにしたのだが、
これくらいの改造はオリ機体にならんよね?
個人的にオリ機体は使わんつもりだから気になってしまった。

163:通常の名無しさんの3倍
07/02/03 20:04:31
いや、オリじゃないだろ。バリエーションの一つとして考えるよ。

164:通常の名無しさんの3倍
07/02/04 01:58:34
51氏 GJ!!
カナードはキラじゃなくても強い相手ならって嬉しそうに戦ってますね。
稲妻さん大激怒してますが。

カナードの特務部隊は実験部隊だしこの手の鹵獲改修機が有っても
問題無いと思いますよ。

165:通常の名無しさんの3倍
07/02/04 08:27:33
>>162
両肩シールドなんてプラモの組み換えでよくある事
ドズル専用機も両肩ショルダーアーマー仕様だし

166:51
07/02/04 15:08:42
17-1

 地球連合軍と戦う公国軍MSにとって戦艦や巡洋艦、あるいは輸送船とそれを護衛するMAが
宇宙空間における主な攻撃目標であった。
 開戦前からMSを開発していたジオン公国では、様々なMSの運用方法が研究されてはいた。
しかし、その戦術が確立していったのは「世界樹戦役」以降の実戦経験を得た後のことである。
 対艦攻撃におけるMSの優位性は、小型であることと、その高い機動性にあった。ミノフスキー
粒子散布下における戦場での目視戦闘はでは敵味方の交戦距離はおのずから接近する。それゆえ、
小型でめまぐるしく動きを変えるMSは、鈍重な地球連合軍艦艇に対して、有効な命中弾をより
早く与えることができたのである。
 その一方で、公国軍にとっての課題は、「いかに戦術的優位を失わずに、少しでもMSの損傷を
軽減するか」ということであった。対艦攻撃におけるMS小隊のフォーメーションは、常にこの課題
を念頭において考案され、進化していくのである

「ライトニング2より各機へ、これより対艦攻撃に入る。フォーメーションを組め!」
「おい、クラウン……」
「調子に乗るなよこのヤロウ!」
 クラウン機を先頭に、トライアングル・フォーメーションを形成しながら、三機のザクがアーク
エンジェルに迫っていた。
「いや~、一度言ってみたかったんだよ、コレ」
「ブツクサ言ってないで、さっさと指示出しやがれ!」
「はいはい」
 僚機の文句に憂鬱になりながらも、クラウンは攻撃態勢を命じた。
 両翼のウイングマンがバズーカを構え、クラウン機を追い抜く。体形は逆三角形へと変化、二機の
ザクはアークエンジェルの上方および下方から280mm弾を喰らわせた。離脱しようとする僚機に凄まじい
対空砲火が浴びせられるが、クラウン機が接近し、マシンガンによる制圧射撃によってことなきを得る。
そして隙を見計らい、一発、二発とバズーカを放った。クラウンの射撃により、攻撃機となっている二機は
回避行動を最小限に抑え、標準に集中することで命中率を高めることができたのである。

167:51
07/02/04 15:13:29
今回はこんだけ
資料のまんまです。すみません。

>>163~165
お返事ありがとうございます。ホッとしました。

聞きたいのですが、AAの装甲はどの程度のものなんでしょう?
ラミネート装甲にビーム耐性があるのは知っていますが、
実弾だとどの程度持ちこたえられるんだろう?
WBと同等でいいのでしょうか?

168:通常の名無しさんの3倍
07/02/04 17:11:30 DtMOu1LR
GJ!!
種連中には欠片も無いチームワーク、ジオンの『軍人』を魅せてもらいました

「実弾は迎撃または回避し、ビームはラミネート装甲で防ぐ」というコンセプトから、
AAの装甲は、ネルソン級等よりは厚いようですが、WBほどではなかった筈です

WBは敵陣内部にMSを抱えて突入する『強襲揚陸艦』、AAはMSの火力支援または
対艦戦を行う『高速砲艦』ですから、MSの肉薄攻撃に対し、AAでは分が悪いでしょう

169:通常の名無しさんの3倍
07/02/04 17:21:53
AAはノイマン級が操舵士を務めるないと力を発揮できそうにない。

170:通常の名無しさんの3倍
07/02/04 19:23:18
ノイマンは戦艦を戦闘機並みの機動にできる文字通り不可能を可能にする男だから

171:通常の名無しさんの3倍
07/02/04 23:27:14
まあノイマン神も結局はいいかげんな描写の産物に過ぎないんだけどな

172:通常の名無しさんの3倍
07/02/05 04:44:51
GJです
ラミネート装甲の対弾性について優れているという設定は聞いたことはない
ので、新型艦という事で今までの戦艦より同等か少し上って感じだと思う。
種の時アラスカでミサイルにやられてたような覚えもあるし。
WBと比べると、ビームに特化してる分対弾性は劣ると考えた方がいいかも


173:通常の名無しさんの3倍
07/02/06 16:23:19 9fHbCtTe
ホシュ

174:51
07/02/06 21:11:24
17-2(1/2)

 アークエンジェルの艦橋ではナタルは必死の形相で指揮をとっていた。
「敵弾来ます!!」
「回避ーッッ!」
 絶叫とほぼ同時に、艦内がグラリと傾く。操舵手のノイマンはナタルの指示よりも早く回避行動を取っていた。
 衝撃が艦内に響き渡る。一発は命中したものの損傷は比較的軽微だった。
「何をしている! 早くストライクとイージスを出撃させろ!」
「この状況でですか?!」
「PS装甲なら一、二発もらっても大丈夫だ! 盾になってでもアークエンジェルを守れ!!」
 現在、アークエンジェルは降下シークエンスに入ったばかり。彼女が焦るのも無理な話だ。
 そもそもアークエンジェルは、「実弾は迎撃・回避し、ビームはラミネート装甲で防ぐ」というコンセプトで
成り立っている。ラミネート装甲は、ビームのエネルギーを熱エネルギーに変換し、ビーム兵器を無力化できるが、
実弾となるとアガメムノン級より多少厚い程度。これ以上大きな損傷をすれば、大気圏突入は難しいものとなる。
 あまりにも無茶な要求に、格納庫にいるマリューは半ば呆れて絶句した。
<ナタル! 貴女何を考えて……>
「今は緊急事態なんです大尉!」
 唯でさえ大気圏突入には神経を使うというのに、このタイミングで戦闘をする破目になったのだ。
それに加え、アークエンジェルのクルーは正規の者ではない。そんな者達に艦を任せなければならない
という重圧がナタルの肩に圧し掛かっていた。
 さすがのマリューも、彼女の悲鳴に近い叫びに渋々射出準備に取り掛かった。

175:51
07/02/06 21:12:49
17-2(2/2)

「おいおい、いくらPS装甲だからって、冗談きついぜ……」
 文句を言いながらも、射出体勢に入る。
 普段は惚けているとはいえムウは軍人。自分がやるべきことは分かっていた。
「仕方ねえ! イージス出るぞ!」
 その一方でキラは、
「あの人は……」
 自分を捨て駒のように言うナタルへの不満が増していった。
「ストライク、出ます」

「おい、俺は夢でも見てるのか?」
「連合の戦艦は化け物か?!」
 しっかり狙ったにも拘らず、バズーカの弾を戦艦が避けたことに、二人は困惑の色は隠せなかった。
「だったらコレならどうだ!」
 二人とは対称的に、クラウンはヒートホークを構えると、アークエンジェルの艦橋目掛けて機体を動かす。
 元々ヒートホークはゼロ距離対艦戦闘用の装備である。一見無謀とも思える行動だが、ジオン公国軍にとっては
至極当然の行動だった。
 ここまでは、彼らにとって予定通りの展開であった。
 しかし、そんな彼らにも敵艦から二機のMSが出撃したことは予定外の出来事であった。

176:51
07/02/06 21:15:30
ダメだな・・・
なんかナタルが無能にみたいだorz

177:通常の名無しさんの3倍
07/02/06 21:24:14

ブライトだってアムロを放り出してたし良いんじゃないか

178:通常の名無しさんの3倍
07/02/06 23:20:25
ナタルの焦りが如実に出てていいとオモ。
てかあの台詞をこうやって使うとはw

179:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 00:06:40


> 「PS装甲なら一、二発もらっても大丈夫だ! 盾になってでもアークエンジェルを守れ!!」
うわ、すげー冷徹。
まあ、確かに事実なんだけど、実際に言われたら死ねと言われたように感じて当然。
訓練した軍人でも盾になりに行くのは躊躇するだろうし、ましてキラじゃ……

180:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 00:14:20
「PS装甲なら一、二発もらっても大丈夫だ! 盾になってでもアークエンジェルを守れ!!」
「ちっ、しょうがねえな」

181:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 07:03:32
冒険王版乙wwww

182:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 12:01:07 BYvsCZoO
GJ
まだ少尉だからしょういがないよ!

183:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 18:47:33
>182はエターナルフォースブリザードを唱えた!

スレが凍り付いた。。。

184:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 20:09:56
GJ!
>自分を捨て駒のように言うナタルへの不満が増していった。
兵隊はぶっちゃけていえば捨て駒なんだけどね。
ムウは分かってるみたいだが、キラじゃ仕方ないかw

185:通常の名無しさんの3倍
07/02/07 21:15:56
おおう、なんか戦争してる。GJ!

>>184
そもそもキラに兵隊という自覚はないとオモ

186:通常の名無しさんの3倍
07/02/08 10:46:31
>>184
 拳銃突きつけられて、軍事機密を知った事で処分されるか、
MSに乗って人殺しor自分が死んで来いと言われてる一般人かと。

187:通常の名無しさんの3倍
07/02/09 12:46:07
黒い三連星と白狼の登場が楽しみだ。

188:通常の名無しさんの3倍
07/02/09 14:54:38
フラナガン・ブーンはまだかと思ってる俺がいる

189:通常の名無しさんの3倍
07/02/09 15:28:59
603技術試験隊は・・・出ないよな・・・

190:通常の名無しさんの3倍
07/02/09 16:15:38 Uqh/E/sT
つづきマダー?

191:通常の名無しさんの3倍
07/02/09 17:13:00
>>190
座して待ってろよ。

192:通常の名無しさんの3倍
07/02/10 04:51:20 7qpxD1L7
スレリンク(soundtrack板)
145 :名無しのテーマ:2007/02/07(水) 03:54:09 ID:ANb9u4n2
レッドショルダーマーチと似ている曲を発見
イタリア映画のDue Marines e un GeneraleのサントラにArrivano I Marinesという曲があるので
チェック!
ItuneStoreで買えます。

146 :名無しのテーマ:2007/02/08(木) 21:03:20 ID:HaUimCmz
>>145
GJ!
URLリンク(www.moviegrooves.com)
試しに聞いてみた。

147 :名無しのテーマ:2007/02/08(木) 21:27:01 ID:K2drQ+/8
似てるもなにも・・・

148 :記念パピコ:2007/02/08(木) 23:55:17 ID:CRg8U4Vw
似てるもなにも・・・まんまじゃん!!!
>>145超GJ!!
というか>>145さんは ネ申

150 :名無しのテーマ:2007/02/09(金) 00:38:25 ID:2TRKsvpg
おいおい、6曲目のL'offensiva Di Primaveraって
ガンダムのギレンの演説のときにかかる曲じゃん!すげえ!!


193:通常の名無しさんの3倍
07/02/12 01:01:15
なかなか次のが出ませんね。
これを見てインスピレーションを高めてください。
URLリンク(www.youtube.com)

194:51
07/02/12 06:38:07
携帯から失礼。
週末規制に巻き込まれました。
解除しだい投下します。

195:通常の名無しさんの3倍
07/02/12 08:19:41
OK!

196:通常の名無しさんの3倍
07/02/12 08:56:02
>>189
自分も出て欲しいと思ったw
とっくに脳内EDは「時空のたもと」で決定してるよ。

197:通常の名無しさんの3倍
07/02/12 14:26:26
>>196
じゃあ俺は夢轍で決定しとくわ。確かこれはOPだったような。

198:51
07/02/13 19:42:30
解除されました

199:51
07/02/13 19:43:27
17-3(1/4)

 アークエンジェルへ切りかかろうとしたクラウンは、横からの光源を咄嗟に受け止めた。
 ムウのイージス、そしてキラのストライクがアークエンジェルを護るように展開したのだ。
「連合のMS!? そんなの聞いてねえぞ!」
 “G”計画の存在はジオン内部でも一部の者にしか知らされていない。シャアが所属しているソロモンでは多少噂に
なっているが、月が本拠地である彼らはその噂ですら知らなかった。
 射出されたストライクとイージスは、アークエンジェルの安全を確保するため、バズーカを持つコムとヨセフの
ザクを集中的に狙い始める。
「クソッ! バズーカじゃあ狙えねえ!」
 公国では基本的にバズーカは対艦攻撃用。ミストラルならまだしもメビウスやMSともなるとバズーカで狙うには
速すぎた。エースクラスになれば狙うことも可能であるが、一般兵の彼らにそれを行なう力量は無い。果敢に攻撃を
行なうものの、ことごとく避けられてしまう。唯一、クラウン機がマシンガンを所持しているが、PS装甲の前では
歯が立たない。シャアのようにあらかじめ情報を得ていれば、クラウンも電池切れを狙っただろう。
 そんな彼らに相対するムウもザクを仕留められなかった。善戦はするものの、後一歩のところでザクに逃げられて
しまう。地球の重力が彼を戸惑わせていたからだ。
「くっ……動きが!」
 ムウは方向転換しようとするが、フットペダルが重い。
 それでもイージスはビームを放つが、光の粒子は空しく虚空を貫いた。
 ムウはこの状況下での戦闘はしたことがない、だが相手も条件は同じ。これを考慮すれば、クラウン達の力量は
ムウと互角である。操作技術だけならムウの方が上だが、MS乗りとしての経験は相手に一日の丁があった。改めて、
ムウはジオン軍の練度の高さに舌を捲いていた。
「ザフトとは大違いだな……っ?!!」
 そんな状況でムウが目にしたのは、アークエンジェルから引き離されていくストライク。
「おい坊主!」
 ムウの呼びかけが聞こえないのか、キラはビームライフルを一心不乱に撃ち続けている。
「なんで当たらないんだ!? ヘリオポリスでは当たってたのに!」
 ザクとジンでは基本性能が違う。まして、ヘリオポリスの戦闘でジンは拠点攻撃用の装備していた。当然だがキラは
そのような専門的知識など持ってはいない。焦りと戸惑い、そして恐怖から次第に冷静さを失っていく。
「おい! 冷静になれ!!」
 撃てど放てどクラウンのザクは紙一重で避けてしまう。そしてその光景はアークエンジェルでも確認されていた。
「ストライクは何をしている!!」
 こみかめに青筋を立てたナタルの怒号が艦橋に響き渡る。
「ザクの注意を引き付けろと言ってるんだ!!」
 ストライクはザクの誘いに乗せられて、アークエンジェルの防衛をおろそかにしてしまった。もっとも、キラ自身は
ザクをくい止めてるつもりなのだが……。

200:51
07/02/13 19:44:40
17-3(2/4)

「私も出撃できれば……」
 クリスがおもむろに呟く。メビウスでは危険との判断で、彼女はCICに入っていた。
「ザク来ます!」
「ヘルダート一斉発射!!」
 艦橋後部の対空防御ミサイルが次々と発射される。すると、ザクがアークエンジェルから距離を置いたところを
イージスがビームサーベルで切りつけた。胴体を真っ二つにされてザクが爆散する。
「大尉……ありがとうございます」
 ムウのフォローに感謝しながら、ナタルはノイマンの声を聞く。
「艦長! フェイズ3―突入限界点まで2分を切ります! 融除剤ジェル、展開用意!」
「ストライクとイージスを呼び戻せ!」
 言いながら彼女は正面を睨みつける。
「コーディネイターとはいえ、所詮民間人か……」
 その目線の先には、いい様に振り回されているストライクがあった。

 その頃オルテュギアでは、メリオルが冷静に思い違いをしていた。
「カナードと互角……さすが“赤い彗星”」
 モニターには高機動型と改良したF型の一進一退の攻防が映し出されている。
「シャトルの状況はどうです?」
「たった今、最後のシャトルが降下し終えました」
「……アークエンジェルのおかげね」
 敵の目が完全にアークエンジェルと“G”に向けられている間、オルテュギアは避難民を乗せたシャトルの降下を
終えていた。本来ならばアークエンジェルの護衛をしなければならなかったが、メリオルとしては、シャトルの安全を
優先したかったのである。
「それにしても、なんて無様な戦い方なの……本当に完成品?」
 モニターにはストライクが映っていた。
 キラの素性を知る彼女にとって、彼の戦闘はあまりにも期待はずれなのだ。
「これならカナードの方が上よ……」
「大尉! メビウス三番機“カモノハシ”より打電! “ムサイ級を発見! これより攻撃にうつる!”」
 報告を聞いたメリオルは、他のメビウスも攻撃に向かわせると同時に、ムサイがいる方角に主砲を放つよう指示する。
「母艦が落ちればさすがの“赤い彗星”も引くはず」
「大尉、アークエンジェルの降下を援護しますか?」
 メリオルは首を振った。
「いいえ、今は敵の母艦を落すことに集中して」
 戦況は新たな局面を向かえようとしていた。

201:51
07/02/13 19:46:10
17-3(3/4)

 打ち込んできたザクのヒートホークを、キラはシールドで受け、押し返す。クラウンは跳ね飛ばされながら発砲するが、
PS装甲に弾かれる。
「なんなんだこの装甲は……うおっ!」
 ストライクがライフルを掲げ、照準を合わせてトリガーを引くが、ザクに避けられてしまう。どんなに狙いをつけて
撃っても機体を捉えられない。
「うわあああっ!」
 キラは恐怖から闇雲にライフルを連射する。しかし、これが幸いしたのかついにザクを捉えた。一筋のビームが脚部を貫き
蒸発させると、ザクはバランスを崩し地球の重力に捕まった。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
<キラ! キラ、聞こえて!? オーバータイムよ、キラ!>
 キラは興奮を抑えながら、セイラの指示でアークエンジェルに機体を向けた。

「げ、減速できない! 少佐ァ!」
 クラウンは重力に引っ張られる中で、今正に着艦しようとしているMSを見ていた。
「そうはさせねぇ……こんな戦闘で少佐の……真紅の稲妻の経歴に傷なんざ……」
 後部スラスターを吹かし、無理やり姿勢制御を行なう。
 そして次にクラウンが取った行動は、自機をそのMS―ストライク目掛けての特攻だった。
 次の瞬間、摩擦熱で赤く染まった機体がストライクと重なる。

「ク、クラウン! 少佐、クラウンが玉砕を……っ!」
 ヨセフからそのことを知ったジョニーは、こみ上げる感情の全てをカナードにぶつけていた。
「なに!」
 ジョニーは何を思ったのかヒートホークを投げつけた。それを容易くはじき返すと、今度はジョニーがマシンガンを
撃ちつつ至近距離まで迫っていた。ロケットエンジンを全快にし、爆発的に加速したザクを止めようとヒートホークを
振り下ろすが、ジョニーはなんとマシンガンで受け止める。カナードは構わず、マシンガンごと腕部を切断したが、
ザクの勢いは落ちなかった。
「があっ!!」
 衝撃と共に叫び声が上がった。高機動型のショルダータックルを正面からもらい、カナードの機体全体に損傷を受ける。
「クソッ……姿勢制御がっ!?」
 そしてAMBACがおかしくなったのか、思うように機体を動かせない。
 そんなカナードに止めを刺そうとするジョニーに、プリムスから襲撃されている報を受ける。手元を見れば推進剤も
底を付きかけていた。このまま戦闘を続ければ帰還もままならなくなる。
「……チクショウ!! この真紅の稲妻が何てザマだ……!!」
 彼にとって今回の戦闘は想定外の要素が多すぎた。凄腕のコーディネイターが護衛にいたこと、連合が独自のMSを
開発していたこと、そして新型艦に常識外の操舵手がいたこと等。
 部下が散っていった辺りを見回すと、ジョニーは仕方なく撤退を決断する。
「クラウン、コム……すまん」

202:51
07/02/13 19:47:03
17-3(3/4)

 打ち込んできたザクのヒートホークを、キラはシールドで受け、押し返す。クラウンは跳ね飛ばされながら発砲するが、
PS装甲に弾かれる。
「なんなんだこの装甲は……うおっ!」
 ストライクがライフルを掲げ、照準を合わせてトリガーを引くが、ザクに避けられてしまう。どんなに狙いをつけて
撃っても機体を捉えられない。
「うわあああっ!」
 キラは恐怖から闇雲にライフルを連射する。しかし、これが幸いしたのかついにザクを捉えた。一筋のビームが脚部を貫き
蒸発させると、ザクはバランスを崩し地球の重力に捕まった。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
<キラ! キラ、聞こえて!? オーバータイムよ、キラ!>
 キラは興奮を抑えながら、セイラの指示でアークエンジェルに機体を向けた。

「げ、減速できない! 少佐ァ!」
 クラウンは重力に引っ張られる中で、今正に着艦しようとしているMSを見ていた。
「そうはさせねぇ……こんな戦闘で少佐の……真紅の稲妻の経歴に傷なんざ……」
 後部スラスターを吹かし、無理やり姿勢制御を行なう。
 そして次にクラウンが取った行動は、自機をそのMS―ストライク目掛けての特攻だった。
 次の瞬間、摩擦熱で赤く染まった機体がストライクと重なる。

「ク、クラウン! 少佐、クラウンが玉砕を……っ!」
 ヨセフからそのことを知ったジョニーは、こみ上げる感情の全てをカナードにぶつけていた。
「なに!」
 ジョニーは何を思ったのかヒートホークを投げつけた。それを容易くはじき返すと、今度はジョニーがマシンガンを
撃ちつつ至近距離まで迫っていた。ロケットエンジンを全快にし、爆発的に加速したザクを止めようとヒートホークを
振り下ろすが、ジョニーはなんとマシンガンで受け止める。カナードは構わず、マシンガンごと腕部を切断したが、
ザクの勢いは落ちなかった。
「があっ!!」
 衝撃と共に叫び声が上がった。高機動型のショルダータックルを正面からもらい、カナードの機体全体に損傷を受ける。
「クソッ……姿勢制御がっ!?」
 そしてAMBACがおかしくなったのか、思うように機体を動かせない。
 そんなカナードに止めを刺そうとするジョニーに、プリムスから襲撃されている報を受ける。手元を見れば推進剤も
底を付きかけていた。このまま戦闘を続ければ帰還もままならなくなる。
「……チクショウ!! この真紅の稲妻が何てザマだ……!!」
 彼にとって今回の戦闘は想定外の要素が多すぎた。凄腕のコーディネイターが護衛にいたこと、連合が独自のMSを
開発していたこと、そして新型艦に常識外の操舵手がいたこと等。
 部下が散っていった辺りを見回すと、ジョニーは仕方なく撤退を決断する。
「クラウン、コム……すまん」

203:51
07/02/13 19:48:09
17-3(4/4)

 ジオン軍は撤退したものの、事態は最悪だった。ザクの残骸とストライクが大気圏に降下していく。
「キラ!」
「キラーっ!」
 重力に引かれて落ちるストライクにサイとトールの叫んだ。
「高度90KM! 降下速度M22! もう制御不能です!!」
「外壁温度上昇、1千度から千五十度!」
 これではストライクを収容することはできない。
「ハッチ……閉鎖」
 ハッチを開いたままだと高温の大気で内部を焼かれるか、降下姿勢を保てなくなる。こうなっては、ストライクの
単独降下に賭けるしか望みはない。だが、何所までカタログ・スペックを信用できるかは誰にも分からなかった。
「本艦とストライク、突入角に差異! このままでは降下地点が大きくずれます!」
 サイ達の表情が凍りつくと、再びキラの名を叫び始めた。
 そんな中でナタルは恐ろしい考えを思いつく。

 ―ストライクを……キラ・ヤマトを見捨ててしまえ。

 民間人、それもコーディネイターにMSを与えてたことを上層部、正確にはあの組織が知れば面倒になる。
 今一番大事なのはナチュラルであるフラガ大尉が乗るイージスの戦闘データ。
 ストライクを失うのは痛いが、二つを天秤のかければどちらを選ぶかは明白。ならば……
「バジルール少尉!」
 艦橋に飛び込んできたマリューの声に、ナタルは正気を取り戻す。
「艦を寄せて! アークエンジェルのスラスターなら、まだ使える!」
「しかし、それでは艦の降下地点が……」
「私達には責任があるのよ! カシアス艦長の死を無駄にしないためにも……っ!!」
 ナタルはパオロの名を聞いて、何かを思い出したようにその指示を承諾した。ノイマンは危ぶむような表情で、
スラスターを操作すると、ゆっくりとアークエンジェルがストライクに近づいていく。
「降下予定地点、ただちに算出!」
 その間にも艦は横滑りするようにストライクへと進む。
 すると、計算を終えたパルが上ずった声で叫んだ。
「本艦降下予定地点は……アフリカ北部です! 北緯29度、東経18度!」
 それはザフトの勢力圏に降下することを意味しており、一同が凍りつくには十分であった。

――地上編へつづく

204:51
07/02/13 19:48:59
ジョニーのムサイはプリズムじゃなくてプリムスだったorz
脳内変換お願いします

あと二回押してしまった・・・

205:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 20:33:49
うおお!まさに熱い戦い!GJです

206:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 20:53:59
なんかザフト蚊帳の外だなw

207:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 21:07:20
生粋の軍人ゆえに軍部での保身を考える
本編でももう少し腹黒くてもよかったのに
優秀で忠実で汚い黒ナタル。

208:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 21:52:42
GJ!!
熱い、熱いぜ!!
ジオンがいるだけでこうも変わってくるとはな!

209:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 21:57:04
おお!クラウンの捨て身の特攻に痺れた。
アラスカへの直接降下からザフト勢力圏内に降下地を変更できただけでも無駄死にじゃないぞ。

210:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 23:03:49
>201
×クラウンが玉砕を……っ!
○クラウンが自爆を……っ!
日本語の意味として従容と死に赴くという意味では「玉砕」は全くのハズレ
ではないが、こういう「自発的特攻」は普通「自爆」と表現するのが戦記物
のお約束。

211:通常の名無しさんの3倍
07/02/13 23:07:05
ジークジオン!!!

212:通常の名無しさんの3倍
07/02/14 02:20:43
GYOKUSAIせよ!
GYOKUSAIせよ!

213:通常の名無しさんの3倍
07/02/14 13:25:40
>>203
GJ!
ジオンがいると戦闘に緊張感が出ますな・・・。

214:通常の名無しさんの3倍
07/02/14 17:37:44
ガルマたまマダー?

215:通常の名無しさんの3倍
07/02/14 17:59:56
ガルマ専用ボール?

216:通常の名無しさんの3倍
07/02/14 18:45:23
つ「ガルマ専用ガトル」

217:通常の名無しさんの3倍
07/02/15 08:54:37
ところでガルマ氏はドコにいったのかな?

218:通常の名無しさんの3倍
07/02/15 09:28:00
馬鹿共「ガルマを援護する!戦闘中のニューヨークにコロニーを
落とせ!!

219:通常の名無しさんの3倍
07/02/15 16:25:26
何この流れw

220:通常の名無しさんの3倍
07/02/15 16:48:32
更に馬鹿「ちょうどいいコロニーなかったので炭疽菌のコロニーをガルマ様に送りました」

221:51
07/02/15 18:52:30
18-1

「ここが、アラスカ」
 ムウの指が、モニター上の一点を指差す。その指をつつっと動かし、世界地図を横断していく。
「……で、ずうっと下がって……ここが、現在地」
 アフリカ大陸の北端、リビア砂漠に近い場所で指を止めると、手を下ろしため息をつく。
「やなトコに降りちまったねえ。みごとに敵の勢力圏だ」
 ナタルはムウの言葉に俯いた。
 たしかに降下するストライクは回収することができた。救出されたキラは高熱を発して、医務室に運び込まれているが、
コーディネイターである彼なら問題も無いだろう。しかし、アークエンジェルは自らの連合軍勢力圏内への予定コースを
放棄してしまい、クルーを新たな危機に晒すこととなった。これでアラスカにたどり着けなかったら本末転倒である。
 ナタルは暗い顔でカップの中身を一気に飲み干した。分かっている。これは自分の甘い決断の結果だ。自分はあの瞬間、
ストライクを見捨てる事を躊躇してしまった。上官のマリューの言葉に動揺したとも言えるが、それは言い訳でしかない。
艦の権限は艦長にあるのだ。どんな意見に左右されようが、艦を危険に晒した責任は自分にあった。
「私のミスです……」
 躊躇してはいけなかった。どんな犠牲を払っても、アークエンジェルとMSをアラスカに送るべきだった。
「あの状況だろ? 仕方ないさ」
 ムウはやさしく慰めるが、ナタルにとっては複雑だった。
「大丈夫です」
「それならいいんだが」
 腰を上げながら、
「じゃ、ちょっと坊主の様子を聞いて俺は寝るよ。君ももう寝な。艦長がそんなクタクタのボロボロじゃ、どうにもならない」
 そう言い残し、艦長室を後にした彼を見送ると、モニターの地図を見つめ今後について考える。
 アラスカへの直接降下が失敗した以上、早急に連合の勢力圏に入らねばならない。西に向かえばアメリカ大陸があるが、
ジブラルタルを突破しなければいけないので却下。ビクトリアは一ヶ月前にザフトが侵攻され陥落している可能性がある。
紅海を渡り東アジアに向かうルートは、途中をジオンが支配下にしている。特にカイロにはジオンのアフリカ侵攻軍が
残留していた。しかも総司令官はあのガルマ・ザビだ。数ヶ月前のリビア砂漠会戦において“砂漠の虎”と互角以上に渡り
合ったと聞く、とても現有戦力で突破できるとは思えない。
 そうなると残っているのは北上するルートだが、地中海もまたジオンの勢力圏。ジオンは空戦MSを有していないとはいえ、
強力な潜水部隊がいる。決して油断は出来ない。
「いずれにしても“砂漠の虎”をどうにかしないと……」
 一通りの思考を終えると、ふと鏡に映った自分を見た。
「……副官が欲しい」
 ナタルは自分より階級が上の仕官が3人もいる状況にやや疲れていた。

222:51
07/02/15 18:54:49
漢字間違えた
仕官→士官

223:通常の名無しさんの3倍
07/02/15 21:08:39
ああそうだ、砂漠編ってことはガルマと虎のにらめっこの真っ只中なんだよな
これはおいしいイベントだ

224:通常の名無しさんの3倍
07/02/15 21:54:50
投下乙です
 TV版以上にカオスな地域に降下して困ってるナタルさんにちと萌えましたw


225:通常の名無しさんの3倍
07/02/16 01:08:52
GJ !
ナタル困ってますね。 少尉なんて士官学校出たばかりで現場なんて全く知らないだろうし当然だけど。。。

下手するとジオンのエース軍団とご対面しそう。虎より数倍恐い連中だし対応間違えたらAA沈みそう。

226:通常の名無しさんの3倍
07/02/16 02:34:27
なんか前門の虎、後門のジオンって感じだな
なにげにWB隊よりとんでもない境遇になってないか?

マチルダさん来るのかな…


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