06/08/14 23:22:00
カガリ「これは草薙の剣…お父様が使っていた剣だ。やはりお父様は…」
シン「カガリ…」
カガリ「…今は感傷に浸っているときでは無いな。大蛇を追うぞ！」
アビー「でも、シンの剣折れちゃってますよ？」
カガリ「む…、そうだな」
全員の視線が、カガリの持つ草薙の剣に集まる。
カガリ「よし！この剣はやはりジパングの王である私が持つべきだな！！」
シン「アンタって人はーーーーーーーー！！」
カガリ「冗談だ、そう怒るな。この剣はお前が使え。どうせお前は剣が無ければ何も出来ないからな」
シン「…何か引っかかるけど、突っかからないでおく！…と、その前に」
シンは全員にベホイミを唱えた！PTのHPが全回復した！
シン「よし、行くぞ！」
シン達は大蛇を追って、旅の扉へと飛び込んだ！
レイ「旅の扉を抜けると、そこは屋敷だった」
シン「唐突になんだよ！」
レイ「お約束というヤツだ」
カガリ「おい、お前！いまここに怪しいやつが来なかったか！」
カガリが屋敷の使用人を一人捕まえて問いただす。
※「カ、カガリ様、いまカガリ様が大怪我をされて…あれ？」
カガリ「そいつは何処に向かった？」
※「た、確か宝物庫のほうへと」
カガリ「宝物庫？まさか…。よし、後を追うぞ！」
宝物庫への廊下に、点々と血の跡が続いている。血痕は、ある部屋の前で途絶えていた。
カガリ「ここだ！」
カガリが扉を蹴破る！宝物庫には刀傷を負った「もう一人のカガリ」が居た。
シン「お前が、大蛇だったのか！」
大蛇「…貴様になりかわり、この国を支配してやるつもりだったが…ここまでだ。この里の人間共を皆殺しにしてくれる！！」
カガリ「ふん！私に倒されたことをもう忘れたのか！！」
シン「ちょっと待て！倒したの俺達だろ！！」
大蛇「それはどうかな…ここには何があったと思う？」
シン「聞けよ！」
シンの突込みをスルーし、大蛇は黄金の鏡を取り出す！
カガリ「それは…ヤタの鏡！何をするつもりだ！！」
大蛇「くくくくくく…」
大蛇の口が頬まで大きく裂ける！大蛇はそのままヤタの鏡を丸呑みに飲み込んだ！
大蛇「くっくく…ははははははははは！」
偽カガリの姿がどんどんと膨らんでいく。
レイ「いかん！みんな、屋敷の外へ出るんだ！！」