06/08/14 23:24:12
ばきぃぃぃッ!!
シン達が屋敷の外へと逃れた直後、天井を突き破り、黄金の鱗を持つ八頭の大蛇が姿を現す!
破壊された屋敷の残骸が、ばらばらと降り注ぐ!屋敷の中に居た者たちが蜘蛛の子を散らすように逃げ惑っている。
※「カ、カガリ様!これは一体…」
カガリ「お前たちは里のものの避難を誘導するんだ!」
シン「くそ、アイツ!ラァイデイーーーン!!」
シンの叫びに呼応し、天から稲妻が大蛇を撃つ!…しかし、稲妻は金色の鱗に弾かれ、砕け散る!
吹き散らされた稲妻は、周囲に散乱する屋敷の残骸に注がれ、赤々と燃え上がる!
シン「そんな!ライデインが効かない?」
カガリ「…ヤタの鏡をとりこんだんだ!あの鏡は、全てのまじないの力を跳ね返す!」
レイ「マホカンタと同じ効果ということか!」
『くくくくく…その厄介な雷も最早効かん…お前たちはここで死ぬのだ!』
大蛇が地響きを立てて近づいてくる。
アビー「呪文が通じないなんて…」
ルナ「なら、また殴り倒せばいいだけよ!」
レイ「…簡単に言ってくれる…」
シン「くそ!やるしかないか!」
シンが草薙の剣を抜き放つ!そのとき、カガリの持つ勾玉が脈動するように光を放つ!
カガリ「暖かい…この光は一体!」
カガリの心に『声』が流れ込んでくる。カガリにはその声が、勾玉が呼びかけてくれているのだと、そう思えた。
(新たなる契約の戦士たちよ…今こそ大いなる黄金の力、【暁】の力を呼び覚ますのだ)
カガリ(この声…お父様?…判った!やって見せます!)