07/10/28 14:44:22
【タイトル】 不明
【作者名】 不明
【掲載年または読んだ時期】 70年代後半?
【掲載雑誌または単行本】 週刊マガジン・週刊チャンピオン・月刊ジャンプのうちのどれか
【絵柄】 当時としてはありがちな画風。柔らかい線
【その他覚えている事】
「万年雪の見える家」とか「夕日が丘の総理大臣」とか、普通の人々のさりげない日常を描いた作品の一つだと思います。
高校の実習科目?か何かで、鳥の巣箱を作る課題だった。
担当の教諭はネチネチとした嫌味キャラで、ある生徒の派手なアトリエ付きの家の形をした巣箱をベタ褒めする。
その一方、ある男子生徒(主人公格?)が作った、木肌等を活かした素朴な巣箱をこき下ろす。
そのときの台詞が「皆さーん、見てください! 悪い例の最もよい例です!」という趣旨のものだった。
素朴な巣箱を作った生徒は動じることなく応えて言う。鳥に警戒されないよう、実用性を考えて作ったとかなんとか。
嫌味教諭は引っ込まず、実際に鳥がどちらの巣箱を選ぶか勝負しようと言い出す。
勝負の結果、鳥が営巣したのは素朴な巣箱の方だった。
ともかく、「悪い例の最もよい例」という陰険な台詞が印象に残っています。