07/09/27 13:29:47
【タイトル】 不明
【作者名】 不明
【掲載年または読んだ時期】 70年代末、ないし80年代初頭
【掲載雑誌または単行本】 ジャンプ? 間違いなく少年誌
【絵柄】 劇画調。どちらかといえば青年誌に向いていそう
【その他覚えている事】
船乗りというか、代々潜水艦乗りの親子が主軸。
息子は若手の乗員として新鋭潜水艦に配属されていたが、その艦が遭難、着底したとのこと。
父親が艦長を務める老朽潜水艦が救出に出動する。
現場海域で海洋調査母船(水上船)から情報を得、当海域には潜水球を破砕するほどの
力を持った何かが存在するぞと、注意を促される。
更に艦長は、学者風の男(脚が悪いらしく、車椅子を使用)に呼び止められ、
潜水球を破砕したのは生物の可能性があり、潜水艦の遭難もその生物が関与していそうだと告げられる。
遭難した潜水艦を発見し、乗員の救出活動にあたるのだが、
救出艇がドッキングする音に反応して、何か巨大な生物が動き出した。
息子は軽症を負っていただけだったが、何か恐ろしいものを目撃したらしく、言動がおかしくなっていた。
巨大生物が接近したことで、救出艇ともども遭難潜水艦は危険な状態に陥る。
息子は恐慌を来たして救出艇とは反対方向へ走り出し、新たな亀裂からの水圧に押し流される。
折角親子が再会したのだが、寸前で救出不能の事態に見舞われ、父親は息子の救出をあきらめる。
救出艇で、母艦である老朽潜水艦に戻った父親は、巨大生物に魚雷で立ち向かう。
学者風の男によれば、特殊な環境下で際限なく育ってしまったシャコ(シャコエビ)が巨大生物の正体だという。
老朽潜水艦は巨大シャコの攻撃によって大破しながらも、生物的な習性を突くことにより、巨大シャコを仕留める。
最後、二隻の潜水艦の乗員たちは調査母船に移っていた。
父親は、救出できなかった息子と、激闘の末に大破・放棄された老朽潜水艦に対して酒を手向けていた。