07/03/30 19:01:10 fv4grc3d
熱闘風呂(ネットウブロ)
男塾名物の中でももっとも基本とされる懲罰である。
まずアクリル製の長方形の容器になみなみと熱湯を注ぎ、
そこに男塾三訓に反れた者を投げ入れる。
生きながら身の焼ける思いをするのはもちろんのこと、
一定時間が過ぎるまで他の塾生に押さえ込まれるので
序の口ながら鬼門とされている刑である。
その発祥は古代中国、明の時代までさかのぼり、
時の皇帝、李 竜平(リー・リュウヘイ)によって発案された。
罪を背負った咎人(とがにん)を人一人が入れる鉄製の棺に監禁し、
側面の穴から膿硫酸を流し込んだことに由来する。
その折り、咎人が発した「アチョウ アチョウ」という断末魔は
聞くに耐えぬものがあったらしい。
現代日本において高温に身を曝された際
「熱い」という言葉が使われるが、
これが語源であることは知られてはいない。
また、当時の人間は刑罰のむごさに「李は悪趣味だ」と広まったが、
当人の耳に入らぬよう「李 悪処」(リアクション)と言葉を変えて口にした。
民明書房 刊
「ダチョウの軌跡」より