07/05/19 11:06:27
【ワシントン和田浩明】米フロリダ州の沈没船探査会社が18日、米国が英国などの
植民地だった時代に大西洋で沈没した船から銀貨50万枚以上と金貨数百枚を発見したと
発表した。総額は5億ドル(約600億円)になるとの試算もあり、同社は「歴史的な沈没船で
見つかったものとしては過去最大級」と説明している。
発見したのはオデッセイ・マリーン・エクスプロレーション社。保安上の理由や調査中で
あることなどから、船名や沈没時期などの詳細は明らかにしていないが、発見場所は
公海の海底だと話している。AP通信によると、同社はイギリス南西沖で17世紀に沈没した
商船の引き上げ許可を米裁判所に申請し16日に認められている。
発見された銀貨は総重量17トン以上。同社の依頼で鑑定を行った専門家によると、
金貨も含め保存状態は良好だという。同社は権利関係に問題がないことを確認した上で、
発見したコインを販売する予定。現時点での鑑定では1枚あたりの価格は数百~4000ドルが
検討されている。
AP通信によると、沈没船の財宝で最も高値がついたのは85年にフロリダ沖のスペイン船
(1622年に沈没)から回収された金貨や宝石などで総額4億ドルだった。オデッセイ社は
03年にも米南部ジョージア州沖で1865年に沈没した船から金貨など5万枚を回収している。
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