07/10/20 04:37:56 0
星霜編を先に見た感想としては加害者である剣心が被害者にすり替わっていて
それに寄り添おうとする薫ともども欺瞞的で卑怯だった
その後追憶編を見て思ったのは、巴の中には剣心への愛と恨みという相反する感情が
同居していたということ、巴はその想いを剣心によって断ち切られることを選んだという
こと、その時剣心もまた加害者と被害者という矛盾する立場になりそして巴を殺した
ことにより自分は生を選ぶ決意をしたこと
巴の中の愛と恨み、加害者であり被害者である剣心、死ぬ巴と生きる剣心
これらが全てがそれぞれ対となって1つの存在となっている
星霜編では欺瞞の極みに見えた「巴は俺に生きろと言ってくれた」は欺瞞でも何でもなく
まさに耐え難い真実だった