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慶応二年、正月。セイは18歳になった。
朝、明六つの太鼓を叩くセイ。
「死ぬ前にどうしてもやっておきたい事番付」の一番が、明六つの太鼓を叩くことだった。
(ちなみに二番目は、「隊士対の棟瓦の上を端から端まで歩く事)
太鼓を叩いたのがセイだと知った沖田は、セイが肩の傷を痛めた事を心配する。
その時、来光が。来光を見つめるセイを、頬を赤らめながら見つめる沖田。
しばらくして、セイの腕から血が流れる。
近藤・土方・沖田の三人で、セイの今後について話し合う。
近藤は除隊にしようというが、沖田が身体が元に戻るまで離隊扱いにしてほしいという。
「その間の生計、万が一身体が戻らなかったら?」と問う、近藤。
沖田は「その時は自分が面倒を見る、一生になっても。(セイには)それだけの事をしてもらった」と。
だが、三人の会話を聞いていたセイは、「除隊するくらいなら、死ねと命じてくれ」といい、
結局、近藤の申し出により、セイは小姓として近藤の雑務を手伝う事になる。
この時、近藤は「暫く見ないうちに一段と美人になった。男にしておくのが勿体無い」といい、
土方と沖田はセイとの事を心配するのであった。
沖田自身も、ふと瞬間に妙にセイが綺麗にみえる時があり、
「もし近藤がセイを好きになったらどうしよう!」と、考えてしまう。
そこへ通りかかった斉藤。
局長付小姓になったセイの事を「気がかりはあるが、適材適所だ」という。
その「気がかり」という事を、セイが綺麗になった事と勘違いした沖田。
そんな沖田を、「腐ったな」「(一番の気がかりがそれなら)一番隊失格」と言う。