07/04/26 21:20:58 0
姫を慕っていたネズミは長老の許しを得て、鉄にネズミの宝を渡す。
ネズミの里から離れた場所で開けるように言われたそれには何が入っているのか?
ネズミ達に見送られ、泉のある土地から旅立つ一行。
癒しの泉を使えなかった朔ら彦は超不機嫌。
千花夏までも姿を現すが、彼女達の心配を取り合おうともしない。
何も言わずに彼が向かっていたのは海だった。
そこには夜長彦と同じく神簿帳にない神が在る。
彼らの予定では、都に先んじて恒河シャの身柄を奪り、
神違えで夜長彦を得た後に、ここの神をも神違えするつもりだったのだ。
そんな強い神に、弱った朔ら彦一人で神違えを挑むなど無茶だと恒河シャは叫ぶが、
神域には蝶子達の字程度では入れない。
そして、彼女達にとっては朔ら彦の決めたことは絶対。
どんなに心配でも異を唱えるなど許されない。
一人で神域を進む朔ら彦。
彼は予定の行動をしくじったことに苛立っていた。
そこへ神域に弾かれない鉄もついてくる。
ネズミにしてやったように、親切にしてくれるのかと聞く朔ら彦に、
鉄はネズミは姫が好きだった、「おまえは誰が好き?」と問う。
そんな彼に朔ら彦は一言「帰れ」と告げる。鉄壱智は、どう動くのか?
その頃、恒河シャは千花夏達に朔ら彦を連れ戻すように言っていた。
彼の目の中にいたもの、それは都が狂わせた歪んだ神。その狂気は伝染する。
「朔ら彦がすでに多くの神を持っているなら、すでにその神々まで
狂っている可能性があるんだぞ!?」
続く