06/11/12 00:22:10 0
大槻ケンヂ「キラキラと輝くもの」
両親を事故で無くし、二人暮しの兄妹。高校生の妹(レミコ)は、宇宙人によって
胸に光るもの埋め込まれた、と不可解な言動を繰り返すようになる。
頭のなかに聞こえる「声」と対話していた麗美子は、兄に抱かれたいという願望を指摘され
混乱した挙句に自分の胸をカッターで切り開き死んでしまう。
実は兄妹はいつからか肉体関係を持つようになっており、妹は罪悪感から逃れるために
架空の世界に逃げ込んでいたのだ。
死体を発見し全てを理解した兄は、妹の屍につっ伏して、血まみれになって泣いた。
筋少時代に書かれた物なので、こんな設定で萌えられるのは「ムー」の
愛読者くらいかもしれませんが、最後の兄のモノローグ
「あれは恋だった。オレたちは恋をしていたのだ。誰も信じてはくれないだろうけど、あれは恋だったんだ。」
が良かったのでカキコ。切ない言葉だ。