07/08/04 19:20:29
アスカタンの頭蓋骨に穴を開けて、アンテナを挿入する。
このアンテナはマリアナ海溝付近にある アトランティス大陸の神殿遺跡から発掘されたもので
前頭葉に刺すとチャクラが受信機の役目を果たし木星の衛星エウロパからの信号をキャッチできるのだ。
ビクッ!ビグッ!と痙攣するアスカタン。電波を受信したようだ!
アスカタンはよだれを垂らして、眼球をクルクル回転させながらしゃがれた声を出す。
「がーがが、あ”あ”があ”うあ・・・ががが」
これは…多振動言語だな…バラモン韻法か… 速やかに金剛界曼荼羅を使って乱数を変換、解読を行う。
むむむっ!これは大変だ!! 10の-35乗メートルまでコンパクト化された次元に位置する
太陽系の因果律装置「世界塔」が変調をきたしている。エントロピーの減少が予言より早いのか!?
突如、アスカタンの様子が変わった。変な声を出している。
「ギギギ…ギ…」
いかん、因果律の隙をついて増殖した暗黒アゴラ蟲に侵食された!
しばらくは電波少女として飼育しようと思ってのに!
アスカタンの頭からアンテナを抜き取る。 アンテナの根は脳の深部まで張り巡らされているので
脳味噌をアンテナと一緒にえぐられたアスカタンは
「ぴぎゃっ!」
と一声鳴いて、絶命した。