07/10/15 00:45:20
「ただいまアスカっ」
病室に入って来たシンジはパイプ椅子を組み立て、アタシのベッドの傍に腰を下ろした
「おかえり…。遅かったのね」
さすがのアタシも今回ばかりは明るくシンジと喋る元気は無い
フィフスが使徒…レイが使徒…サードインパクトの要…アタシ達の敵…
「ねぇアスカ、カヲル君の事なんだけど」
アタシの身体がビクリと震える
「カヲル君って格好いいよね。優しいし頭も良さそうだし、何より大人っぽいもん
ねぇアスカはどう思う?僕が女の子だったら好きになっちゃうかなぁ…」
使徒タブリス…
「アイツに関わっちゃダメーーーっ!!!」
病室がアタシの大声に包まれた
「な、なに怒ってるの…?」
「あ、ごめん…
・・・ねぇシンジ…アイツの話は止めよう?アタシ、フィフスの事苦手みたい」
とにかく今はその話題から逃げたい…
「そんな言い方よくないよ。カヲル君はとっても良い人だしアスカも気に入ると思うよ絶対」
逃がしてくれない…
なんで?なんでシンジはフィフスの話をしたがるの?
シンジはフィフスが好きなの…?