07/04/07 18:15:01
では、下手ながらSSを。
ある日、父さんから一通の手紙が来た。
今まで全然連絡して来なかったのに…どうしたんだろう。
ぼんやりと考えている所に、一台の車がやって来た。
「ゴメーン、お待たせ♪」
葛城ミサトと名乗る女の人の車に乗っていると、カーラジオからニュースが流れてきた。
『…現在、怪獣は第三新東京市方面へ進路を向けています。付近の住民は、直ちに避難を…』
「予想以上の速さだわ…チョッチヤバいかもね」
冷静に呟くミサトさんとは対照的に、僕は不安そうに尋ねた。
「あの…今ニュースで言ってたのって、この辺りの事じゃ…」
「そうよ。ここから車で行ったら間に合わないから…」
そういい終えないうちに、ミサトさんが猛スピードでハンドルを切る。
「ちょっ…」
叫ぶ間もなく、僕の体はシートから放り出されそうになった。シートベルトをしてなかったら、今頃は車外に転げ落ちていたかもしれない。
何が起こっているんだろう…そう考える前に僕達の乗る車はカートレインへ乗り上げ、そのままどこかへ運ばれていった。