07/04/08 04:17:22
「ねえファースト、アンタってクローンいっぱいいるのよね?」
「そうよ、今日は17人目、少しお調子者の17人目」
「ええっ!?あ、綾波…嘘だろ?」
「ええ嘘よ」
「…なんだ…びっくりした~驚かさないでよ…」
「うふふ、ごめんなさい碇君、うふふ…」
「(少しお調子者…!実際に今のファーストは少しお調子者…ッ!)」
「つまりファースト『チルドレン(子どもたち)』ってのはクローンだから複数形なのね」
「そうね、最初である私が沢山いるのだから」
「でも僕たちもチルドレンだよ…?一人しかいないのに」
「まあ直すのが面倒だったとかじゃない?下手に変えるといらぬ邪推を招くだろうし」
「そうね、そうだといいわね」
「ねえ綾波、何で希望的観測をしてるの?何で悲しそうな顔をしてるの?」
「ごめんなさい、こんな時どんな顔をしていいかわからないの…」
「嘘、絶対嘘、ファーストアンタ何か知って―って今一瞬目が笑ってたわよ!!」
「…という訳で認めたくないけど、アタシたちにもクローンがいるかもしれない可能性が出てきました」
「…そんな…」
「気を落とさないで碇君、結構便利よ、割り切れば」
「無理だよ!!」
「…ま、明日あたりにでもリツコに聞いてみましょ。…アタシは二人もいらないけど、シンジならもう一人いてもいいわよね」
「ええ!?」
「そうね、私の家にも一人欲しいわ、欲を言えば三人」
「そんなに!?」
「その気持ち分かるわ…雑務、観賞、愛玩用でしょ?」
「ええ、…初めて意見が合ったわね…」
「ひどいや…」
オチはない