シンジをとことん甘やかしてみるat EVA
シンジをとことん甘やかしてみる - 暇つぶし2ch11:>>1 ◆LRvRIPAn.s
07/01/30 19:50:35 No/xuNox
どこにこれだけの人が居たのか、などと言いたくなるほどの観衆が見守るなか、
歓迎パレードは大歓声の中で盛大に取り行われた。
バトントワラーが華やかな舞い、そして鼓笛隊の堂々たる演奏と共に、
ある一台のリムジンカーが戦自の誇る戦車部隊に守られながら、
歓迎式典までの道のりを人々の喝采を受けながらゆっくりと進み、遂に歓迎式典へと到着する。
そして、NERV作戦部長たる葛城ミサトのうやうやしい対応を受けてリムジンから降り立ったのは、
どこから見ても男子中学生にしか見えない只一人の少年、碇シンジである。

第三東京市市長、および来賓のゼーレ議長キールの祝福の言葉を受け、
科学の街らしくスーパーコンピュータであるMAGIによる前代未聞の開催宣言が行われた後に、
ついに碇シンジが観衆の前へと姿を現す。
飛び交う歓声、黄色い声援、そして万雷の拍手。
彼の登場と共に、「ゆけゆけ碇シンジ」などというテーマソングを歌っているのは、
一体どうやって調べたのだろうか、シンジがこよなく愛しS-DATで聞いている有名アーティストその人である。
その、どんな国賓クラスでもロックスターでも味わったことのない歓迎を受けて、
彼は目を白黒させてその場の状況を受け入れられずにいる。
いや、実のところは呼ばれた理由すらわかっていないのだ。
そして式典の中央にある巨大な代物。それこそは人型決戦兵器エヴァンゲリオン初号機。
碇シンジはやっとの思いで口を開き、側に立っている実の父親にしてNERV総司令碇ゲンドウに向き直る。
「父さん、これに乗れっていうの?見たことも聞いたこともないのに出来るわけがないよッ!」
「何も心配いらない。ややこしい説明なんぞ聞く必要もないのだ息子よ。」
「ただ、座っていればいいだけです。さ、エントリープラグはこちらですよ。」
父に続いて丁寧に、そしてにこやかに案内した女性はNERV技術部に所属する赤城リツコ博士である。



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