06/12/30 12:47:06 /bZzZWwA
腐女子死ね
3:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 12:54:47
はいはいわろすわろす
4:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:05:30 M+nU4OoE
想像してみたら不覚にも萌えた
5:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:15:59 OQZ3pfau
萌えざるをえない
6:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:17:53
マリみてか
7:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:18:17
KIMEEEEEE
8:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:22:37
散々既出で重複で糞スレ
9:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:29:06
リアルホモよりはマシか
10:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 14:33:25
冬だし無理だと思う
11:メガロ
06/12/30 15:03:05
エロ投下OK?
12:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 15:49:47
>>11
腐女子は死ねばいいと思うよ
13:メガロ
06/12/30 15:54:07
>>12
ならやめますすいません
14:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 16:45:27
>>13不幸にならない話なら全然投下おK
15:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 19:35:08
そうまでしてカヲシンが見たいのか、腐女子よ…
16:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 20:17:13
>>11書いて
17:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 21:21:59
>>11>>14>>16
腐女子死ね
18:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:03:34
オマエモナー
19:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:04:21
キモヲタよりはマシだよ^^
20:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:24:28
なぜカヲル関連はこうも荒れるのか
21:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:29:48
カヲルスレで馬鹿フェミに煽られてショックだったんだろう
惨めだな
22:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:32:55
カヲルスレは投下すると言っといて結局誰も投下しないのは何故?
23:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:37:58
倒錯スレか女だったらスレでやればええやん
24:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:41:03
腐女子としては、アスカとレイを男体化させてBLさせた方が萌えるんじゃね?
25:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:43:02
>>22
おそらくは排他性からくる自家中毒により、過疎
26:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:43:38
どうしてもカヲシンがやりたいカヲシン腐女子が立てたのだったら
絡み合うのはカヲルとシンジじゃなきゃ駄目なんじゃない?
27:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:45:13
「シンジさん…。リボンが解けててよ」
「カ、カヲルお姉さま…」
28:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 22:47:01
本編のカヲルは嫌いじゃないが、腐女子が脚色したカヲルとシンジってどうも好きになれないなぁ
何でだろ?
29:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:31:48
>>28
あとブロッコリーのエヴァキャラも
何でと聞かれてもキモいからだよな
本編は「そういうキャラ」だからいい
30:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:31:48
腐女子は百合よりも801の方が好きだったんじゃなかったの?
31:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:43:24
百合好き腐女子はこの頃増えてる
32:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:44:58
♂レイ×♂アスカのほうが見たい
33:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:49:11
>>31そうなのか、止まるトコロを知らないな腐女子は
34:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:52:25
男同士でやると叩かれるからレズなら許されると思ったんじゃないの?
35:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:56:41
リツコ受だとかタブリスXX×レイとかあるよ
管理人は腐女子で
36:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 23:57:25
とりあえず誰か投下しなさいよ
37:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 00:12:35
>>28
俺は男だけど腐女子だからといっても作家によって違うと思うぞ
シンジがオカマちっくにカワイイ系に仕上がってれば俺は何でも美味く思える。
確かに好きになれないカヲシンもあるけどな
38:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 00:13:53
>>35
それ詳しく
腐女子サイト見てないと、たまにいいもの逃すときもあるんだな・・・
39:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 00:22:04
>>38
リツコ受はついこの前閉鎖
タブリスXX×レイはエヴァ捕缶計画当たりに結構あるぞ
40:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 01:28:29
女が同人サイトやってると腐女子っていうのか?
ノーマルカプでも?
基準がわからん
41:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 01:54:50
誰か投下するなら投下しなよ
42:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 06:54:24
>>41
じゃあ、あなたからどうぞ^^
43:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 08:13:44
なんだこの腐女子丸出しのスレは
44:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 08:35:13
男でも百合好きな奴居るだろ普通に
45:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 13:51:04
シンジとカヲルはちんこがある
46:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 14:18:33
何だこのスレは…たまげたなぁ…
47:メガロ
06/12/31 16:40:34
カヲシン=腐女子?
48:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 16:57:28
腐女子=女体好きじゃないぞ
女体嫌いの腐女子も多い。
49:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 18:42:09
よし、誰か投下汁
50:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 20:30:00
いやだ というよりネタが突飛過ぎて思いつかない
51:メガロ
07/01/01 00:59:20
カヲルは使徒XXとして女体化してるんじゃ
52:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 18:57:55
そんなことより全員メガネが萌えるに決まってんだろ。
53:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 19:08:04
百合(*´Д`)ハァハァ
54:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 19:37:26
>>39
エヴァ補缶計画でぐぐったけどヒットしないぞ
55:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 19:48:54
>>54
+始動!
56:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/02 07:47:07
誰か書いて~
57:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/02 10:20:06
糞スレあげんな死ね
58:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/02 16:43:31
カヲシンはこちらでどうぞ
URLリンク(ame.dip.jp)
59:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/05 09:43:34
>>58にカオスを見た……
目の前が真っ暗になるほどキモイのなんの
60:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/05 10:10:26
>>59
いつもいつも保守してくださって助かります
61:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/05 12:30:20
活性化機体揚げ
62:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/05 14:26:37
糞スレあげんな死ね
63:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/05 16:41:28
きっ・・・きもちいいよぉっ!!
はぁっはぁっ・・・
んあぁっ!だめぇ・・・
そんなにしたら・・僕おかしくなっちゃうぅ!!
やだっ!!やめてやめて!!
もうだめっ!!!
お願い・・ああんっ!!!
でちゃう・・・いっちゃうよぉっ!!!!
64:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/05 18:11:20
>でちゃう・・・いっちゃうよぉっ!!!!
ダウト
65:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/06 09:41:14
あげ
66:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/06 16:40:59
想像は出来るけど例があんまり無いから形にしにくいなぁ
67:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/09 11:06:20 Kgi3S+J4
あげ
68:メガロ
07/01/12 19:33:35
ほ
69:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/15 15:09:06
おえっ
70:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 15:59:19
僕っ娘×僕っ娘
71:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 18:44:10 jbjd6V+w
百合ねぇ…
72:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 18:45:10
!?
気がつかんかった!
いいかもしれない!
73:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/17 12:07:42
>>51
使徒XXはカヲル殲滅後の別物。→所詮人形→でも女体化したらあんな外見決定。
シンジ劇場版で女体化。→原作→ただ乳有になっただけ。
―アッ!
74:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/25 10:40:35
メガロとかいうやつ書くなら書けよ
75:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/25 10:52:40
シンジXXもそのうち出るんじゃないか?
76:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/25 18:38:41
XXいらねwww
77:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/25 18:53:37
サード・チルドレンXX
78:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/26 01:52:48
既にEOEで女体化しとるがな
79:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/26 03:51:19
じゃあ、フギャー!化でも期待してみようか。
80:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/02 02:11:42
女子校パロを試しに投下
階段を上がって右、そこが生徒会長の部屋。
肩まで伸びた黒い髪とロングスカートを靡かせながらシンジは生徒会長の部屋へと急いでいた。
やっぱり無理ぽorz
81:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/02 12:35:32
あきらめるの早すぎ
82:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/02 15:38:18
んだ
83:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/12 16:52:21
>>80勝手に続き書いた
「いけない、遅れちゃう」
廊下は走ってはいけない。ぱたぱたと小走りで急ぐしか方法は無い。
目的地に着くと「失礼します・・・」と声をかけてドアを開き、中に入った。
「シンジ君。おそいよ」
生徒会長の名はカヲル。渚カヲル。
文武両道で、その端正な顔だちから多くの生徒に好かれている。
いや、全校生徒と言っても過言ではない。
「ご、ごめん。カヲル君。」
・・・・ムリorz
誰か、カヲルの設定をしてくれ!そうしたら書けるかも
84:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/12 17:18:49
>>83
良い感じ。GJ
カヲルのみに関して言うと
ナルシスティックな臭みを若干抜いてほぼ原作に似た
感じでいいと思う。
あとは女性らしさを付加させるといいかもしれない
これは個人的な意見で公共性に欠けちゃうかもしれないけど
マリみて風に先輩後輩、お姉さま系がツボですです
85:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/12 17:40:58
>>84ありがとう
カヲル
身長 シンジより少し高め
性格 お姉さんっぽい。ちょっとツンな感じに原作寄り
髪型 今くらいか背中に掛かるぐらい?もしくはタブリスXXな髪型
シンジ
身長 ちょっと小柄
性格 庵シンジ寄り(デレ)か、貞シンジ(ツン)寄りのをちょっと女の子っぽく
髪型 >>80な感じ
自分的には・・・って全然決まってないorz
庵シンジか貞シンジ、どっちかにするって言ったらどっちだろう?
それによって結構感じ変わってしまう・・・
自分で決めろよ、って言われそうだけど、俺は材料が無いと調理できない派orzスマソ
86:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/12 21:57:33
帰り道を2人で歩く。
吐息が白く染まり、空も夕焼けで赤く染まる。
「・・・寒いなあ」
独り言を漏らす。
今日はマフラーを忘れてきてしまったのだ。
首元から風が入ってきて、ダッフルコートに包まれた身体を冷やす。
ぐい、と首元を寄せると、隣を歩いていたシンジが
「それは、君が悪いんだろ・・・」
と独り言のように返事を返してきた。
独り言に独り言を返すなんて、とクスリと笑うと案の定何がおかしいんだよ、と怒られた。
「冷たいなあ君は。一緒にしよう、とか言ってくれないの」
「馬鹿な事言わないでよ」
続きがありそうに言葉を切ったが、続きを言わない。相手は俯いていた。
どうしたんだろうと首をかしげていると、
「ほらっ」
と首にマフラーを巻かれた。
「僕のは、長いし、君に貸すと僕が寒くなるから・・・」
などと言い訳のようなことを言う。
笑いながらありがとう、と礼の言葉を述べる。
まだ俯いていたので、覗き込んだら顔を逸らされた。
「見ないでよ、ばか」
「あっひどいなあ」
逸らされた顔は赤く、まるで夕焼けのようだった。
貞シン短編
カヲルの性格がいまいち掴めない。
ていうか女の子っぽくないな・・・すまん
87:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/12 23:22:29
>>86
投下乙。
女性特有のスカートとかそういう部分を付け足したり
原作の雰囲気を損ないかねないけど、語尾だけでも大分変わりそうだから
そういう所に着眼点を持っていくといいかもしれない
と、まともにSS描いたこと無い俺が言うのも失礼な話だが・・・
88:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/12 23:43:23
カヲル君は生かしておくべきだったと思う。FF2のレオンハルトみたいに説得して。
89:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 00:43:46
>>87
アドバイスありがとう。
まともに書いた事なかろうがあろうが意見は大切だ。ありがとう
俺、中々「男の子」って部分が切り離せないんだよねorz
女の子の2人の外見とかは思い浮かぶんだがな・・・
次はちょっと一人称変えて見たり口調変えてみたりするわ
90:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 00:47:53
絵と違って文章じゃ、確かに一人称が僕のままじゃ男のときと変わらん
あとageんといて
91:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 01:05:52
すまん
気をつけるわ
92:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 01:11:53
カヲルは男のままでシンジきゅんがおにゃのこにすればええやん
93:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 01:55:46
カヲシン厨乙
94:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 01:57:09
百合にする時点でカヲシンだわ
95:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 06:46:03
ていうか、どっちでもよかろうに
96:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 12:11:11
カヲルはセクハラ魔でいいんでは?
97:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 12:15:05
職人乙!まさか、このスレに現れるとは思わなかった。いや、良い意味で
98:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 15:32:16
シンジみたいな娘がおっぱい大きいと萌えるけど
二人とも普通に貧乳だろうな
99:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 16:26:35
シンジはAカプぐらいで、カヲルはBカプぐらいだったら萌える
100:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 16:48:53
乙
まさか投下来るとは
カヲル→色っぽい
シンジ→可愛い
庵野版だとこんなイメージ
101:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 17:29:08
カヲルはタブリスXX外見だろ。
乳でかめ。
102:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 17:41:42
ケロロ絵は全体的にムチムチだからなんともいえん
103:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 17:47:05
庵シンジの方が向いてるかもしんないね
104:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 21:00:42
タブリスXXのフィギュアに設定がついてるんでしょ?
105:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 21:14:55
乳がでかくて綾波ベースより背が高い、とあったがそれのこと?
106:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 22:16:09
どうしてタブリスXXは誕生したんだ?
107:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 22:18:42
美少女使徒フィギュアつくろうぜ!
↓
人気ある使徒をいくつかチョイスしようぜ!
↓
タブリスもいれようぜ!
または
美少女使徒フィギュアつくろうぜ!
↓
擬人化デザイン考えるのめんどいから、最初から擬人化してるカヲル入れようぜ!
108:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 22:18:49
カヲシンスレができて嬉しいよ
109:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 22:19:50
綾波とカヲル 禁断の愛
URLリンク(www.nicovideo.jp)
110:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 22:34:19
>>109
いやスレ違いってか、それエヴァですらないやん
111:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 22:57:31
まあカヲシンスレには変わりないわな
シンカヲスレでもある
112:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 23:03:11
カヲル君のおっぱい、大好きだよ
113:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 23:49:40
「シンジさんのおっぱい、かわいいわね」
的な・・・
114:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/14 00:49:39
百合は基本攻受け不明だから
115:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/14 00:55:46
カヲルはいいとして、シンジの名前はシンジなのか?
116:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/14 00:58:53
レイかシンジのままか勝手に捏造だろ。
シンリやらシンラやらあるじゃん。
117:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/14 02:38:09
名前変えるとしても
それだと違和感あるから
苗字、碇ちゃんで呼ばせるのがいいかも
118:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/14 22:13:30
それかシーちゃんとかでごまかすか・・・かな?
119:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 13:46:11
ここに投下希望者一名。
貞系女シンジと鋼鉄系変態キモ女カヲルとその他もろもろがいるギャグなんだが。
すごく、くだらないけど良い?
120:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 14:53:27
ネタ的には正直どうなるかわからんが先ずは投下
121:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 16:22:28
>>119
大歓迎
122:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 18:23:38
>>119
楽しみにしてるわ
123:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 18:30:24
つーかsageよう
>>119
お願いします
124:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 19:30:49
>>119ですが。
では、お言葉に甘えて。ただ叩きが怖い。
しょっぱなから力技です。
ほんの数日前、ほんの数日前の碇シンジという少女の生活はそれはもう穏やかで何もない日々だった。
バカ親父に嫁に出したくないからという理由だけで男のような名をつけられ、
母親もバカ親父に泣きつかれてバカ親父に便乗してやりシンジは少年っぽい服、その他もろもろを与えて育てた。
おかげでシンジはすっかり少年っぽい少女へと育ったが本人も大して気にしていないようだ。
ただ学校の制服だけは幼馴染のアスカというドイツ人と日本人のクォーター少女がバカ父親と母親に(おせっかいで)話をつけてくれたおかげで女子の制服で過ごしている。
これが本当に穏やかで何もない日々なのかは微妙だがシンジ自身は嫌いではなかった。というか本人かなりどうでもよかった。
アスカに振り回されて、クラスメイトのレイと静かに会話して、男子なのにそんな男女わけへだてなく話しかけてくれるトウジやケンスケ達と遊んで…。
そんな日々。
最後のはシンジが男みたいなしゃべり方や髪形だから女子だと意識されてないだけか。
きっとそうだ、そうだと平和だ。
本当に平和だった。
ある人物が来るまでは。
「やあ、おはよう。シンジくん」
「ヒッ」
可愛らしい少女の声とともにシンジの背後からやけに白い手がするりと胸元に伸びる。
平和だった。そう、この子、この少女、渚カヲルが転校して来るまでは。
125:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 19:32:35
シンジが首だけ振り替えるとそこにはアルビノ特有の白い…銀の髪。と赤い瞳。
それから妙に整った人形のような綺麗な顔。
妙に口が裂けてたりとかもしていないし鼻も女性的に小作り。目の形もつり目がちだが大きく丸みがあった。
それが幸せそうにニヤニヤ笑っていた。
「な、渚さん…っ、挨拶のたびに胸を触るのはやめてくれないかな!」
(君が男だったら殴ってるよ。もしかしてわかっててやってんのか!?)
シンジが必死になってその手をどけようとするが手はどかない。
それどころか軽くやわやわと揉んですらいる。
(ヒイィィィィィィィィィィ!!!!)
なお、シンジの悲鳴は心の中だけで大音量なので誰にも届きはしない。
「ふふ、ちょっとしたスキンシップでしょう。君は本当に一時的接触…う!?」
カヲルの後頭部でバシンッといい音がした。
音源の方をみるとそこにはアスカがハリセンを持ち、仁王立ちで腕を組んでいる。
「あんたバカァ!?いきなり胸触られたら誰だって嫌に決まってんでしょうが!!」
「いいじゃないの、女同士なのだから。それにこう毎日してあげれば少しは大きくなる…」
「よけいなお世話だよ!」
碇シンジ、格好はそんなに気にしなくても体型は気になるお年頃。
126:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 19:33:41
「ほぉら、シンジもそう言ってんじゃない!セクハラ変態女!」
カヲルを指差しアスカは勝ち誇ったように言う。
しかしカヲルは折れない。
「照れ隠しだよ、シンジくんってそういう子じゃない」
白い手はまだシンジの微乳といっていいほどの胸を揉む。
「だ…っだから手ェはなせって!」
手をどけようとシンジの懸命の努力。
気づけば、シンジが必死になって逃れようとするうちに教室の床に膝や手をつき四つん這いになって這いずるような格好になっていた。
「ボクまでといかないまでも総流さんや綾波さんくらいにはなればいいねぇ…、それとそろそろブラはするべきだと思うよ」
しみじみ言うカヲル。手の動きは止まない。
「たっ!助けてよ!トウジっ、ケンスケェ!!」
シンジは友人二名に助けを求める。
必死になってこの巨大セクハラひっつき虫の相手をしているせいで顔は真っ赤だ。
キモさに泣く寸前なのかもしれない。
対して、万年常夏、朝といえどそれなりには暑いのにカヲルは涼しい顔をしている。
かなりご満悦そうな顔で。
そして助けを求められた男共は。
「お、女のケンカ(?)に男の口出しはいらん!」
役に立たない。どんなに硬派気取ってもその事実は変わらない。
「美少女の百合系写真…キタ!これは売れるね!渚っ、もっとやってやってくれ!あとでモデル代だすし!」
それどころか後押しすらしている。
127:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 19:34:43
「言うに及ばず…」
シンジの髪の匂いを嗅ぎながらカヲルは言った。
二人の制服のスカートはシンジが暴れるのでしわができている。
特にシンジの方なんかはもっとひどく、制服のスカートの上の面積の広い型紐がずり落ちている。
肌蹴る太もも。シンジはこのまま脱がされそうな感じだ。
しかし、この儀式のあといつもカヲルのスカートだけはその後気が付けば不思議なことに綺麗になっていた。
「アホくさ…」
そんな惨状に呆れ、アスカはハリセン片手に去っていく…。
「あ!アスカ!助けてけよ!ねぇ!!」
去っていった。女子トイレに。
その時、ガラリと教室の扉が開いた。
そこにはカヲルと同じくアルビノの綾波レイがいた。
「…」
物静かに(カヲルが一方的に)絡んでいる二人を見下ろしている。
「綾波…っ」
助けてもらえるかもしれないという希望の光と恥ずかしいという気持ちが五分なシンジは救世主になりえるかもしれない少女の名を呼ぶ。
が。
「そこ、どいてくれる。通行の邪魔よ」
少女は救世主になりえなかった。なる気もない。
レイはスタスタと自分の席へと行ってしまわれた。
128:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 19:36:36
その場に残るのはずーんと重い空気を背負っている碇シンジ。
随分シンジの体を触っている範囲の広がった渚カヲル。
そんな二人の写真を撮っているミステタリーオタク、相田ケンスケ。
硬派気取りながらシンジとカヲルの肌蹴た太ももをチラ見している鈴原トウジ。
「…っっ」
「シンジくん?」
「っいい加減にしろおおおおぉぉぉおお!!!!」
校内に響くシンジの怒声。
もうあの穏やかな日々は還ってはこない。
この先に待っているのは(相手が女では)誰も助けてはくれないだろうセクシャル・ハラスメントの日々。
ある朝の時間の出来事。授業開始まであと十分ちょい。
チャイムはまだ鳴らない。
おわり
もうあえて何も言うまい。
129:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 19:51:48
GJ
萌えた
130:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 20:08:34
GJ
叩くなんて事できるわけないじゃないかってくらい良かったよ
131:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 20:10:37
超GJ
132:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 20:16:38
GJ!!!!
133:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 20:27:16
全員人格崩壊しててワロスwww
134:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 20:37:26
乙!萌えた
前提の設定からしてアレだから、もし叩かれてもスルーでぉk
135:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 21:44:49
>妙に口が裂けてたりとかもしていないし
怖いもの見たさで読んでここに吹いたwwww
136:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/15 23:57:54
これはいい百合
出来ればまた投下きぼ
137:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/16 00:28:52
GJ
138:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/16 21:51:27
ありがとう。
正直自殺行為もいいとこで投下したんですが。
余裕ができたらまた投下します。
139:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/18 08:47:00
何回見ても笑えるな…GJ
140:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/18 11:01:37
イイヨイイヨー
141:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/18 21:21:55
たった2つのネタでこんなにも伸びるということは、それなりには需要はあったんだな
142:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 18:59:57
静かに盛り上がってる感じがしないでもないな
143:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 20:51:08
ホモの女体化百合なんて正直有り得ないと思ってたが、実際読んで思いも寄らず萌えた
何が言いたいかというと投下した人GJ
144:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 21:40:14
両方女体化は、腐女子で嫌う奴も多いらしいからな
145:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 21:43:00
片方だけでも苦手な人多いよ
146:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 22:27:04
逆に考えるんだ
つまりこのスレは選ばれし基地外専用スレなんだ
147:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 22:40:56
女体化百合が好きな腐女子もいる
148:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/19 23:03:21
元から女の子だったと思えばイける
149:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/20 00:55:28
ヤオイ嫌いな奴にも言えるけど想像力が無いんだよ
妄想の世界なんだから自分の都合よく妄想さえすれば
何でもおいしく思えるのに
150:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/20 01:13:58
いや、それでも801はいやだぞ
妄想力は常人以上にあるつもりだが、結局個人の好みというものには勝てない
151:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/20 13:12:27
ここまで堂々としたスレタイの801スレ
エヴァ板で初めてみた
152:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/20 13:53:18
凄い言い様だなww>選ばれし基地害
まあその通りだけど
153:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/21 19:40:49
女体化も801に入るんか
知らんかった
154:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/22 07:53:23
保守
155:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/22 08:02:45
投下マダ~?
156:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/22 21:25:39
このスレ的にはギャグじゃなくて庵カヲルと庵シンジのガチ百合でも大丈夫なのか
157:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/22 22:00:25
個人的にはギャグの方がいいが
158:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/22 23:36:04
個人的には大歓迎
159:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 05:10:07
>>156
むしろそういうのが見たい
160:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 15:29:01
ネタができたんだが、あとで投下してもおk?
ちなみに俺は庵シンジなんて可愛いのは無理だが
161:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 15:48:51
>>160
wktk
162:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 15:54:53
wktk
163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 16:50:05
先ずは投下!
164:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 20:06:08
朝。
いつものように学校への道を行く。
今日は少し風があって涼しい。
さらさらと肩まで伸びた髪が流れ、スカートがふわりと舞う。
良かった。今日は居ないみたい。
安堵して、げた箱へ入る。
外靴を脱ぐ。
上履きを履く。
安心安全はここまでだった。
165:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 20:07:01
「シンジくん」
歌うような、軽やかで楽しそうな声。
でも、無視。
「シンジくんてば」
無視。
「ねえってば。聞こえないの」
「なにさ、うるさいよ」
ここでやっと返事をすると、相手は満足そうに笑う。
何がそんなにおかしい。
相手とは、渚カヲル。美しい銀髪を持つ、美しい美少女。
たぶん、校内一可愛い。
ちょっとつり目がちで、産まれてから一度も日に当たったことがないような白い肌。
白、白、白と白っぽいが目は真紅だ。
それがさらに美しさを引き立てている。
こちらが黙っているのを良い事につつ、と寄ってくる。
離れる。
寄ってくる。
離れる。
「こっちこないでよ」
「なんでさ?君が逃げるからでしょう」
ふふ、と意地悪そうに笑う。腹立つなあ。
166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 20:07:59
と、いきなり、がばりと抱きつかれる。
「シンジくんは本当に可愛いねえ。食べちゃいたいくらいさ」
耳元で囁かれ、ぞくりとする。この、変態。
おまけに左手は腰へ、右手は太股へと移動しているではないか。
「やめてってば…」
やばい。幾分、声に力が無かった。
声の弱気を消すように相手の腕を振り払う。
「つれないのね。少しくらい、いいじゃないの」
「馬鹿」
そのまままた押し倒そうとしてきたから、思わず鞄で頭を殴ってしまった。
よし、こういうときは逃げよう。走って教室に向かう。もう後ろは振り向けない。
また明日もこんな事が続くんだろうかとため息が一つ漏れた。
167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 20:10:43
ごめんなさい。
用があったから出かけたらネタわすれt(ry
故に中途半端っぽいですがどうか勘弁してください
叩かれたりする事…こわくな~いこわくな~い俺は強い子(ry
168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 20:25:03
貞版かな?
とりあえうずGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ
169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 20:46:12
GJ
170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 21:50:42
百合と思って敬遠してたんだけど意外としっくりくるな
171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 21:55:43
また投下ヨロ
172:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 22:40:32
意外と好評のようで…ありがとうございます。
また何か思いついたら投下させていただきます。
今予定してるのはとっくに終わったバレンタインの話なんですが…
173:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/23 22:50:04 X/cpZySz
カヲルさん、いくらなんでもやりすぎだよ…。
こんなの現実でやったら、嫌われちゃうよ。
174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 02:47:40
美しい美少女にツッコミをいれておく
175:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 07:58:06
カヲルは痴女というのが固定されてきた件
176:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 14:33:58
>>174
それ俺も思ったww
あえてそう書いたんだろうか
177:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 16:41:58
ところでシンジの呼び名はシンジくんなのか
178:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 16:59:23
何となく他の呼び方だと違和感があるなあ
でもそれは職人の好みでいいんじゃね
179:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:09:57
「さん」とかならまだ大丈夫だが、「ちゃん」とかは俺は違和感感じすぎる
やっぱ「くん」がしっくりくるなあ
180:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:15:44
シンちゃんとか碇さんとかでもいいかも
碇さんだとよそよそしい感じがするけど
181:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:18:06
しかし君だとBL感が否めん
BLウザイっていう意味じゃなくて逆に違和感感じる。
182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:18:49
シンちゃんって良いな
出会い頭は碇さんでいいんじゃないの
183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:21:28
シンちゃんてフランクすぎる
184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:27:50
>>181
あるあるw
でも変えすぎるのもどうかと思うし、そこは>>178の言うとおり職人まかせでいいと思う
185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:31:25
いかりん
186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:33:41
「いかりん♪おっはよ!」
とか言っちゃうのか
187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:40:27
いかりんだと何かゲンドウの方を先にイメージしてしまう
188:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:44:00
いっそのこといかりんぐで…
189:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:46:43
イカアレルギーの人に嫌われるいかりんぐ…不憫だな
190:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 17:49:48
ぬるぽ
191:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 22:29:28
書いてみようと思ったけど、別に女同士じゃなくてもいいネタしか思い浮かばない
百合の定番とかある?
教えて百合好きの人
192:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 22:30:29
まんこに指入れる
193:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 22:45:11
おっぱいだろ
194:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 23:20:05
マンコ同士を対面座位みたいな感じで擦り合うみたいな…
195:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/24 23:25:29
女にしかないとこ強調しときゃ大丈夫だ
196:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:05:32
まあとりあえず投下してみて
197:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:09:53
>>191
プールだとか
生理がきてカヲルに介護されて妹心がときめいちゃってアハンとか
文化祭でカヲルが王子役に選ばれちゃったり
カヲルにチンコ生えたり
マリみて見るのが一番早いかもな
198:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:11:03
一番最後のはいやだ
199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:13:56
俺も最後の嫌だ…
200:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:20:46
>>198-199
お前等、そんなにマリみて見るの嫌か。
201:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:21:56
どぅ、考えてもチソコ・・・・
202:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:24:43
>>200
マリみてってふたなり要素あるの?
203:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:31:35
吊り
204:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 01:34:00
百合っていったらペニバンだと思ってました
205:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 04:08:37
とにかく
「カヲルさん」「シンジさん」「好き…」
な感じならいいのね?
206:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 04:12:04
sirangana
207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/25 20:14:27
投下してみ
208:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/26 19:17:43
先ずは投下汁
209:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/26 23:31:57
前投下してた職人はもう居ないのか?
210:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/27 17:49:19 GWle97Dh
保守
211:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/27 17:50:32
すまん
あげてしまった
212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/27 17:53:28
気持ち悪い
213:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/27 18:01:31
>>210気にするなノ
214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/27 20:38:47 nYL2yqAt
職人カモーン。
215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/28 20:04:15 9smcQBSr
職人カモーン。
216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/28 20:26:42
∧_∧
( ・ω・)∬
(っ旦 つ旦
/ )
( / ̄∪
∧_∧ .∬ ∬∧_∧
( ・ω・)=つ旦≡つ旦))д´)
(っ旦≡つ旦=つ旦(っ ⊂)
/ ) ババババ . | x |
( / ̄∪ ∪ ̄ ∪
217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 01:32:24
シンジ「こんなかんじでいいのかしら?」
カオル「あらやだ、球根が傾いててよ。それに土をかぶせすぎてはいけないわ」
シンジ「難しいわね…。咲くといいけれど」
218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:15:31
>>209
いるにはいたんだけどゴメンね、遅筆なもんで。
また阿呆なギャグを。
体育の授業―水泳編―
シンジ達のクラスの女子は三、四時間目と水泳の授業だった。
内容としては『皆で水とふれあいながら遊ぶ』ただそれだけのはっきりいってお遊び。
そんなわけでシンジ達一組の女子は更衣室でスクール水着に着替え、
太陽がさんさんと照らす塩素剤臭いプールサイドへと集まっていた。
「あれ?碇さん、渚さんは?」
とある目立つ人物がいないことに気付いた委員長は一番接触されているシンジに聞いた。
「さぁ?」
シンジはほんとは知っているけれど話す気は一切ないよ、ハハーン。という顔で曖昧な返事をした。
回想
それは更衣室に着替えに行く前のこと。
「渚さん、トイレ付き合ってくれないかな」
二時間目終了後シンジは珍しく、そして初めて自らカヲルに近づいて行き誘いをかけた。
その言葉にカヲルは
「シンジくんの行くところどこまでもついて行くよ」
澄ました顔で言いうれしそうに自分の席を立ち上がった。
「………」
一方シンジは、一瞬すごく嫌そうな顔をした。
それから二人は一番綺麗だから、という理由でわざわざ一階のトイレに移動。
この学校のトイレはスリッパ不要でうわばきのままシンジは一番奥の個室に向かっていく。
「じゃあ、渚さん。僕がでてくるまでずっとそこで待っててよ、それから恥ずかしいから話しかけないでよ」
シンジは念を押す。
「もちろん」
カヲルは入り口に近いところでにこやかに答えた。
ガチャンッと鍵の閉めた音が二人だけの女子トイレに響く。
219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:16:23
(…さて)
シンジは斜め上を見た。そこには窓がひとつ。大きくはない窓、換気用の窓があった。
(よいしょっと…)
シンジは決して音を立てないように洋式の便器の閉じてある蓋の上に乗った。
座ったのではなく、乗った。
それから白いタンクに足を掛け上る。
その状態で窓を完全に開け、上半身をのりだした。
どうやらこの窓は華奢なシンジになら通り抜けることができそうだった。証拠にもう肩は通り抜けている。
都合よく傍には何故かヤマモモの木があり、シンジはそれに手をのばし太い枝を掴んだりしてどうにかトイレの個室から脱出を図った。
どうせ一階なので大した高さもない。
しかし誰かに見られていたなら間違いなくパンツまる見え子ちゃんだったであろう。
仕方がない、木を下りる際どうしても木と密着しているスカートの部分はシンジが下りるにつれずり上がるのだから。
運良く誰にも見つかることなく木からもなんとか下り、怪我もなく、見事脱出に成功したシンジは少し制服を整えてスカートをひるがえしながら更衣室へと駆けて行った…。
そう、渚カヲルを一人トイレに残して。
回想終了。
これが真実。
そして現実。
(仕方ないよなぁ…着替え中、何されるか分かったもんじゃないし)
ちょっと悪いことしたかな、と罪悪感を感じながらシンジはため息をついた。
220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:18:00
その時、
「酷いな、シンジくんは…」
「ワッ!!」
でたな、宇宙人。
もといトイレに置き去りにしたはずの銀髪美少女がしっかりスクール水着を着用しており、シンジの腰に腕を回しきゅうっとを抱きしめていた。
消毒、シャワーも済ませてきたらしく全身が水で濡れている。ちなみにシンジの方は日の光で既にほとんど乾いている。
冷たく、慣れない他人の感触にシンジの肌にはぞわぁ…っと鳥肌がたつ。
今はスクミズ(しかも濡れている)だから普段時よりも感触がダイレクトだった。皮膚とか胸の脂肪とか水と違って温かい体温とか。
「な、なな…!」
あわあわ、ドギマギしながらシンジは情けない顔で首だけ振り返る。
「なんでここにいるか、かな?」
シンジは首を縦に振る。
「ふふ…」
カヲルの表情がふっと憂いをおびたものに変わる。背景は白百合。
そして再び回想
シンジがトイレから脱出した後、カヲルは忠実な犬の如くシンジが個室から出てくるのを待っていた。
鏡を見たり、鼻歌を歌いながら。
いい加減出てくるのが遅いな、と思いながらもシンジの言いつけを守っていた。
「何やってるザマス?」
すると廊下から声がした。
声の持ち主は偶然廊下を歩いていた教頭、山崎組子、48歳、バツイチ、いかにもタカビーで意地悪そうな外見が特徴。
見るとその人物が三角メガネを神経質そうな指で押し上げながらカヲルを睨んでいた。
「こんにちは、教頭先生。友人を待ってるんです」
カヲルは教頭の質問に物怖じすることなく愛想なのか笑顔を浮かべて答えた。
「友人?友人とは貴女のクラスメイトの碇さんかしら?」
「ええ」
「碇さんならさっき更衣室から水着に着替え終わってプールに向かってたザマスわよ」
221:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:18:58
沈黙。
「フ…」
カヲルからため息か自嘲か息がもれる。
それに?マークを浮かべる教頭。
「そうですか、ならばボクも着替えに行くとします」
「そうザマスか」
教頭は頷くとカヲルに道を譲った。
そしてカヲルの背を見て何か思いついたように声を掛けようとしたが
「ふふ…シンジくんたら…本当に可愛いね…ふふふふふふふ…」
声なんてとてもじゃないが掛けられなかった。
こうして現在に至る、回想終了。
「…というわけで教頭先生が親切に教えてくれたのさ」
悠々と語るカヲルに対しシンジは下唇を噛み、あからさまに余計なことを…教頭め、という表情をしていた。
「しかし放置プレイだなんてシンジくんもやってくれるね、そんなにボクに意地悪なことをして気を引きたいのかな?」
シンジのうなじに額を摺りつけながら問う。
「………」
しかめっ面のシンジは心の中で違う!!!と叫んだ。
世界の中心で叫びたい気分だった。
「しかし惜しいことをしてしまったね、シンジくんの生着替えは見られなかった…」
「…それが嫌だったんだ」
カヲルの変態発言にボソリともれる置き去りの真意。
はたしてどこに見るだけで済むという保障があるのだろうか。
222:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:20:44
「ちょっと変態!」
アスカ登場。
一泳ぎしてきたのかびしょぬれで水をぽたぽたと落としている。水も滴るいい女。
髪型は特有の金髪なんだか赤毛なんだか茶髪なんだかを二つのみつあみにまとめていた。
「公衆前面でなぁに女同士でくっついてんのよ」
「悪い?」
眉間に皺をつくって阿呆を見下すような目でアスカが言うとカヲルはシンジの腰に腕を回したままこともなさ気に返す。
もうシンジは諦めたように好きにさせている。
「ていうかあんた程頻度が頻繁だと気持ち悪い」
アスカはそれはもうきっぱりと言った。
「友愛溢れる行為をそんな風にしか解釈できないなんて惣流さんの心は繊細さの欠片もないようだね」
それでも全くダメージを受けない天然耽美女、平然と対応する。
きっと世界は自分を中心に回っている。
「はぁ!?あたしのどこが繊細さの欠片もないって言うのよっ!あんたが異常なのよ、あんたがっ!自覚持ちなさいよ!!」
ひどく癪そうにアスカはキーキー言いながら左手を握り締めカヲルを右手で指差す。
「ボクは至って普通の女子中学生さ」
意味もなく得意気に言う、カヲル。
「うっわ…重症」
信じられない、という表情のアスカ。
(どっちもどっちだよ)
シンジだけが言葉にはせず真っ当なことを思っていた。
223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:23:49
「惣流さん…」
ボソッと声が聞こえた。
「ぎゃあ!!」
無意識に声の方を向いたアスカから悲鳴が上がる。
それはそうだろう、声の持ち主はプールにアゴまで浸かっていてどろりとした目でこちらを覗っていたのだから。
軽くホラーを連想させた。髪が黒じゃないことが惜しい。しかし瞳が赤い分なかなか。
「あ、綾波…」
シンジが少し引きながら声の正体の名を呟く。
「れ…レイ!脅かすんじゃないわよ!お化けかと思ったじゃない!!」
直後、よっぽど驚いたのが悔しく恥ずかしかったのかアスカは大声でレイに文句をつける。
「渚さんに言ったの?」
アスカの文句には対応せずレイはプールから上がる。
ハッとした表情になったアスカ。
「そうだったわ。渚カヲル!あたし達と勝負しない?」
そしていきなり好戦的な性格剥き出しにカヲルに話を振る。
「…勝負?」
カヲルいつまでもいつまでもシンジに張り付いたまま不思議そうに問いかけに問いかけで返した。
シンジもそろそろカヲルの手を退けて離れようとしながら不思議そうにしている。不思議そう、と言うよりは何言ってんだコイツという感じだ。
そんなシンジの様子にカヲルは手から逃げ出そうとする子猫を浮かべていた。
つまりそんなにアスカの話に興味はない。
224:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:24:37
「そう、50メートル競泳。シンジはカナヅチだし他の子はあんまり早くないし、レイとあたしだけじゃつまんないっていうか、あんた運動神経いいんでしょ?」
「まぁ、悪くはないよ」
仕方がないのでカヲルはシンジを逃がしてやる。
瞬間、即座にシンジはカヲルから二メートルほど離れた。
「じゃあ決まりね、どうせあたしが一番でしょうけどっ」
腰に手を当て、アスカは大威張りで自信満々に言った。
「……」
レイはいつもと変わらない無表情でアスカを見ている。
「そう、でも勝負はやってみなきゃわからないよ」
カヲルは不敵に微笑む。
シンジは無言で思った。
(相変わらずの自信過剰っぷり…)
でも言わない。
225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:25:28
同刻、場所は熱天下のグラウンド。
今日の体育の授業は女子がプールで男子がサッカーだったので男子がいる。
グランドの隅からプールに向かって順番待ちの男子の褒められたものではない類の熱い視線が送られていた。
一部出血者アリ、当人自覚ナシ。
「ええのぅ…」
「だな」
取り合えず鼻出血はしていないが某ジャージ少年が今は体操着で感嘆をもらした。
それに相槌をうつメガネ。流石に今は授業中なのでカメラ類は持っていない。
「見てみぃ、あの渚の乳」
「惣流はあとひとつボリュームが足りなかったんだよな、中学生にしては大した発育だけどなぁ」
「綾波と碇は華奢ちゅうか細いな~、ちゃんと食っとるんやろうか」
「でも碇の尻って良いと思わないか」
「お!センセもスケベやな」
「渚の胸、惣流のくびれ、碇の尻、綾波の足~」
「良い目の保養やな」
「あぁ、全くだよ」
――ハハハハハハハハ…。
…大変お見苦しい会話を失礼しました。
226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:26:16
カメラはプールへと戻ります。
「何か嫌な視線を感じる…」
シンジは眉間に皺を寄せてふと、呟いた。
「禍々しいものを感じるね」
「ホンット男子ってバカでスケベよね…キモイったらないわ」
カヲルもアスカも視線自体には気付いていたようでそれぞれに軽蔑したように言った。
カヲルはいつもと変わらない感じ。アスカはあからさま顔に出している。
「…勝負、するんなら早くあっちへ行きましょう」
「望むところよ!」
どうでも良さそうに先にスタスタとスタート位置に歩いていくレイ。
その後を意気揚々とアスカが歩く。
「ちょっと待って」
そんな二人をカヲルが止めた。
「何よ」
前方の二人が振り向く。
「一番になったなら何か賞品でもでないの?」
カヲルはいかにも『何かでなきゃやる気がでないなぁ…』という顔で提案をした。
「あ―…、そうねぇ」
その提案に人差し指を唇にあてアスカが考える。
やはりアスカとしてもその方が燃える。
「そう、例えばシンジくんのファーストキ「ハァ!?」
爆弾発言に対するシンジの反応はとても早かった。
227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:27:26
「あたしソレ、パス。あんたと違ってそんな趣味ないわ。加持先生からのキスが賞品ならあんた達を殺してでもがんばるけど!」
前半、呆れながら、後半、物騒なことをハートを飛ばしながらアスカは言った。正にハート乱舞。
そんな幼馴染の少女にシンジは少し青ざめて呆れ果て、ジト目を送っていた。
「じゃあボクが勝ったらシンジくんの「初めて」を貰うってことでいいね?」
こっちはこっちで勝手に話を進めていく。
わざとなのか「初めて」が妙に意味深だ。
「好きにすればぁ?シンジ、あたしが勝ったらアイス奢りなさいよ」
「なっ、何勝手に決めてんだよ!!てゆーか何で僕が…」
どこからきているのか絶対的な自信っぷりで笑いながらアスカはまたスタート位置目指して足を進める。
シンジの言葉なんて聞く耳もない。
カヲルの提案は勝手にカヲルの中で決定に変わったようで移動開始。
「人の話を…っ」
「碇くん」
自分勝手な方々に苦情を言おうとしたが静かな声をかけられ止めた。
やはり背後、にレイは佇んでいた。彼女が背後にいることは何故だかほとんどいつものことだった。
228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:29:03
「綾波?」
シンジは無表情の少女に怒ってはないが何故止めるの?とでも言いたそうにしている。
そしてレイが口を開く。
「碇くんの貞操(ファーストキス)は守られるわ。私が、勝つもの」
強く言ってるわけではないのに有無を言わせない何かがあった。
「…」
シンジはその堂々っぷり、ある種の漢気に一瞬見とれてしまった。
「じゃ…私が勝ったら…お昼ごはん奢って」
結局はそれか。
「え…?うん」
不意をつかれ、ついうっかり素直に承諾してしまうシンジ。
レイもそうとだけ言うと二人を追って位置についた。
そのままシンジはその場で三人を見ていた。
ギャアギャア騒いでいるアスカ。
それを余裕しゃくしゃくであしらっている、もしくは知らず知らず煽っているカヲル。
その二人に興味なしのレイ。
(どうして僕のまわりは変なやつばっかなんだろう…)
シンジは切に思った。
229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:29:57
「ヒカリ!!審判よろしくねー!」
アスカの大きく、高く、明るく、元気な声が50メートル先にいる委員長ことヒカリに届く。
「わかったわー!!アスカ!無理しないでねー!」
アスカに負けない声でヒカリは手を振り答えた。
「ふふん、ぜぇったいあんた達なんかに負けないわよ」
プールに飛び込む寸前のポーズでやる気満々に、にっと笑いながらアスカは左にいる同じく飛び込み態勢に入った白い二名を睨む。
「どうかな?」
それに対しカヲルはにっこり、花の笑顔。
「………」
レイは無視、無表情。
これらがアスカの癪にさわる原因なことは火を見るよりも明らかだった。
証拠にアスカは即、ムスっとした顔になった。
それから真剣な表情に。
「…位置について、よーい。どん!!!」
一人のその他大勢であるクラスメイトの女子が叫ぶ。
バッシャーン!!!!!
赤と白と青は大きな水しぶきをたててプールへと飛び込んだ。
間。
ゼーハーと酸素を取り入れようとする音がする。
「…ウソ」
アスカが白いプールの内側の壁に縋るように額をつけて肩を上下させながら呟いた。
「………」
レイは無言で酸素を取り込んでいる。
「ボクの勝ち、だね」
そして最後のこの人も幾分苦しそうに言った。
230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:31:02
「すごいわ、渚さん!アスカも綾波さんと相当早い方なのに!」
ゴールにいたヒカリが驚いていた。
「全ては愛の力、シンジくんは?」
頭のネジがやはり緩いのかさらっと恥ずかしいことを言いながら水から上がり
カヲルはクラス唯一の愛しいベリーショートの少女を目で探した。
「え?あれ…、誰か碇さんがどこに行ったか知らない?」
ヒカリがはっとしたように辺りを見渡し近くにいた女子に問う。
「碇さんならさっき保健室行っちゃったわよ」
その女子の発言にカヲルは珍しく驚きの声を上げた。
「え…!?」
「…避けられてるのね。」
レイはぼそっと、それでもカヲルには聞こえるくらいの声で言った。もしかしてかなり根に持ってます?
…が、甘かった。
「ふふ…シンジくんたら…保健室のベッドでステキなはじめてをくれるつもりなんだね?」
渚カヲルはどこまでも都合良し…もといポジティブな少女だった。
いっそ羨ましい程に本当に都合の良いように妄想する。
「…」
レイはポカーンとしていた。
「待っていて、シンジくん!今行くからね?」
カヲルは今までで一番ステキな笑顔で同世代よりも発育の良いバスト揺らし走っていく。
幸せにあらゆる花が咲き乱れている、という感じだ。
「あたしが…このあたしがあの真性変態レズ女に負けるなんてぇ~…」
それに比べてアスカは死にたそうなくらいに悔しがっていた。泣いているのかもしれない。
それでも太陽はさんさんとお昼前の世界を照らす。この一時をただひたすらに。
そしてシンジに迫り来る貞操の危機。どうなる乙女の「はじめて」。(意味深)
というか、体育の先生はどこですか?
一応おわり
231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 03:34:39
次はカヲシン色強くなるハズ。
試しに描いてみた二人。
URLリンク(pc.gban.jp)
232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 11:10:18
wktkが泊まらない!!
百合ってのもいいもんだな!
GJ
233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 11:34:52
>>231
GJ!
変態カヲルいいなw
絵もすげーキャラクター掴んでてかわいいし素晴らしいですな
GJ!
234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 12:52:59
いつの間にか良スレの予感
235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 15:23:55
シンジ、カヲルの各女体化スレから
マジで神な作品を引っ張ってみる
URLリンク(p.pic.to)
236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 17:36:58 tPY10MN4
この変態っぷり。
青桃印学園にでてくる、伊集院なんとかに似てるw
237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 17:51:00
>>231
SSではベリーショートなのに絵ではロングなのかよw
238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 17:54:29
>>235
カヲルが無駄にレベル高くてワロタ
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 21:38:38
職人ktkr!
絵も文もGJすぎるだろww
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/01 23:37:49
変態はいいね…書きやすさの極みです。
笑ってくれてありがとう。
褒めてくれてありがとう。
私の頭にオメデトウ。
>>237
他、投下物のシンジのイメージで描いた為。しかも庵シンジ。
241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/02 11:03:09
GJでつ
242:メガロ
07/03/03 01:41:29
>>231
あなたのこと知ってる
243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/03 17:30:05
投下マダ~?
244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/03 18:54:09
そんなに急かさないで気長に待とうよ
焦って書いてもいいものはできない
245:1/2
07/03/04 01:07:39
不覚にも萌えたので投下
芽生え編かな
私的にはシンジは貧乳なんだけどそれでもいい人だけドゾー
背中に感じる視線に、シンジは自然と猫背になった。瞳も伏せがちにただ黙々と作業を進めていく。
明日の総会の資料作成も大詰めを迎えていて、残りはほんの少しだった。
会話のない、ただ二人の息と紙ずれの音しかしない空間がなぜか息苦しくて。シンジは早く仕事を終わらせて、ここから、視線から逃げ出したいと思っていた。
「ねぇ」
響いた声に躊躇いがちにだがゆっくりと後ろを振り向いた。綺麗な赤い瞳に自分の姿が映っている。
「なに?渚さん」
作業をする手を止めて、困ったような表情でシンジは首を傾げた。
「カヲルでいいよ。ううん、それより…、」
その時カヲルが見せた笑みがあまりにも綺麗でシンジは頬を淡く染めた。気恥ずかしさから視線は自然と下に落ちてしまう。
そして気付いたときには目の前に上履きがあって、驚いて顔を上げると、思ったよりもとても近くにカヲルが寄ってきていた。息が触れそうなくらいに。
(―どうして……っ)
さして仲良くもない、ただ一緒に雑用を押しつけられただけのクラスメイトに、こんなにも鼓動が早まっているのかシンジには解らなかった。どうして、頬の朱色が深くなるのかも。
246:2/2
07/03/04 01:10:11
(―きっと渚さん、…カヲルさんが綺麗だからだ)
どぎまぎしているシンジにクスリと笑みを浮かべたカヲルは、色つきのリップで潤んだ唇をまた開く。
「どうしていつも、そんなに色気のないブラをしてるの?」
たっぷり数十秒ほど惚けたあと、言われた言葉を理解したシンジは耳まで紅くした。
「いきなり何を…っ、か、関係ないじゃないか!」
「それくらいのサイズなら可愛いのがよりどりみどりじゃない」
「む、胸の大きさだって関係ないっ」
同年代の少女よりやや小さいという秘かなコンプレックスに触れられ、シンジは小さく叫ぶ。しかしお構いなしにカヲルはその細い手をとってにこりと微笑んだ。
「これが終わったらさ、買いにいこうよ。僕が見立ててあげるから」
ね?とまた微笑まれて、シンジの落ち着きをみせていた心臓は、また早鐘を打ち始める。失礼なことを言われている自覚はあるけれど、だ。
視界にカヲルの唇が入って、思わずぎゅっと目を閉じたシンジはただこくこくと頷いた。
「そう。じゃあ、早く終わらせよう」
嬉しそうに言って離れていった後ろ姿を見て、シンジはぼんやりと考える。
自分の鼓動の速さの理由を。
そしてお揃いの下着を買うのですよ
247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/04 05:07:21
ガチ百合きた
ごめん禿げ萌え
248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/04 10:45:34
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
庵シンジも良いということがよくわかった
鼻血でそうになった
249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/04 11:22:27
GJ!!!!
250:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/04 11:36:58
良い職人が来るようになったな…
職人たちGJすぎ
251:245-246
07/03/04 11:57:05
深夜の異様なテンションの下での投下だったから、粗があっても見逃してくれ
そして読んでくれてありがとう
漫画を読んだのが随分前だから庵シンジしか書けそうになかったんだ
つかガチのつもりはなかったんだけど、これくらいがガチなのか?ワカンネ(´・ω・)
252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/04 12:03:36
カヲルは何故シンジのしているブラについて知ってるんだw
253:245-246
07/03/04 12:23:26
>>252
背中を見ていたのは白いブラがシャツ越しに透けて見えていたから
という脳内設定だったんだがわかりにくかった罠、スマン
254:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/04 12:45:24
でも白いブラじゃなかったら透けまくるから、色気の無いブラで正解のような気もしなくない俺
とりあえずGJ!!!!!11
255:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:18:07 vivv4SEM
「あ゛~~づ~~い゛~~~」
太陽が一番高く上る昼休み、あまりの暑さに
シャツの襟をつまんでパタパタ、スカートの端をつまんでバタバタ。
カヲルの白い腕が動く度に 服の隙間からオレンジ色の下着がのぞく。
イスの端に片足を置いて立てひざで座っているため、「のぞく」というよりは「丸見え」の方が正しいかもしれない。
本人は気づいていないが、先ほどから大多数の男子がチラチラと目線を向けている。
「おい、渚。シャツの下になんか着ろっていつも言ってるだろ」
「ブラジャー着てるじゃん」
「そうじゃなくて、キャミソールかなんか着ろってことだよ。下着見られたら困るだろ」
「困ることなんて無いじゃん。シンジ君うるさい」
「あとスカートの下には短パンか何かはけよ」
「あつい~~」
「シンジ、体操服の下 貸してあげたら?
キャミソールならアタシ換えのもの持ってるし。
カヲルをこのまま放置してケンスケに儲けさせるのも癪だしぃ」
そう話かけてきたアスカが視線を向けた先には、カメラ小僧が一人 床をほふく前進していた。
哀れ。ヤツはこれから袋叩きだろう。
「じゃあそうするよ。行くぞ渚」
「え~いらないって」
256:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:20:01
ケンスケの悲鳴に背中を向けて
カヲルの手を引き女子トイレに向かう。
たくさんの個室で区切られた空間は、日が当たらないせいかひんやりとした空気が漂っていた。
「これ着て」
「え~暑いじゃん。やだよ」
「みんな着てるの。だから着ろ」
「シンジ君が着せてくれるなら着る」
「いや自分でしろよ」
「動きたくないの」
はい脱がせて、と付け足すと両腕を横に少し開く。
呆れたようなため息をつくと、シンジはシャツのボタンに手をかけた。
プチン、とひとつ外す度に、白い肌の面積が増える。
カヲルの息が髪にかかる近さ。
同性といえど、思わず顔が赤くなる。
257:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:22:04
「くすぐったいって」
「しょうがないだろ」
(今だれか入ってきたらやばいよなぁ…)
4つほど外すと、形の良い乳房が露わになる。
あまりの気まずさに顔を上げられない。
(渚、けっこうでかい…。って何考えてんだ僕)
ボタンを全部外すを、袖から腕を抜かせて
まるで小さい子供にするような仕草でキャミソールと短パンを着せていく。
「はい完了」
「ありがと~」
258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:23:16
「ちょっとね、ドキドキした」
「何が?」
「シンジ君に服着させてもらうの」
「馬鹿言うな」
そして何事も無かったように教室へ向かう。
廊下に射す日光が体感温度をさらに上昇させ、カヲルは相変わらず服をバタバタやっている。
「っていうかさ、なんでこんなめんどくさいことすんの。制服だけでいいじゃん」
「恥ずかしく無いの?その……ブラジャー、透けたり、とか」
「だれも困んないし」
「困るよ」
「誰が?」
「……僕が」
END
259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:24:39
GJ!!!!
ほぼリアルタイムで見れて幸せな俺
260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:26:00
>>28激しく遅レスですが
腐女子じゃなくてももともとそういうキャラだと思うが
261:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:29:00
>>231かわいい!
262:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:29:40
GJ!
263:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:31:20
貞シンジはそこまでの口調じゃない
264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:32:22
恥ずかしさのあまりツンが強くなったと考えてみては
265:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:36:57
やったリアルタイム
GJ!!!
貞の二人は百合でもさっぱりしてるな~
266:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:37:43
わ、やば、萌え(*´д`*)
ちょっとリアシンジより男っぽすぎるかなw
267:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:38:06
異世界だと思ってたのに違和感ないw
gj
268:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:40:42
ここの職人たちのおかげで俺は立派な百合スキーになった気がする
とりあえずGJ!!!!!!!!!!!
269:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:48:30
百合って女体化なの?w
270:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:49:48
>>1
を見るんだ
271:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 15:55:01
>>270ごめんね☆
272:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 16:40:37
正直冗談で落ちそうなときに保守とかやってたけど
まさかこんなに伸びるとは思わなかった
273:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 17:01:12
貧乳な庵シンジと百合っけ全開なカヲル
「シンジったらお子さまねぇ」
顔を赤くしながらアスカの不躾な視線から胸元を隠す。目の前の二つ山と自分のを比べて、シンジは少しだけ落ち込んだ。
「アンタもそう思うでしょ?」
「別に。個人差だと思うわ」
話を振られたレイはこちらに視線を遣ることなく、そして着替える手も休めずに答えた。
それでもやはり幾分か大きい胸元に、シンジは小さくため息をつく。自分の手を胸元に押し当て、手応えのなさにまたため息をついた。
「可愛いと思うよ。手のひらサイズって」
シンジの後ろから聞こえてきた声と伸びて来た手に、アスカは眉を寄せた。カヲルはぎゅっとシンジを抱き締め、綺麗な微笑みでそれに答える。
「出たわね!変態!」
「心外だな。欲望に忠実なだけだよ」
ねえ?と吐息混じりの声をシンジの耳へと吹き込み、ぐい、と自慢の胸を押しつけた。
ぞわりと背筋を這い上がった感覚と、重ねられた手と、背中に押しつけられた豊満な胸にシンジの鼓動は早まり顔も真っ赤に染まる。
そんな初々しい様子にカヲルはいっそう笑みを深くするが、反比例するようにアスカの纏う雰囲気は鋭くなった。
「このレズ!シンジも!嫌なら嫌って言いなさいよ!」
「けど…っ」
「相手にしなくていいよ。ね、シンジくん」
言いながらカヲルにやわやわと自分の手のひらごと胸を揉まれ、シンジはぴくんと身体を跳ねさせる。
「カ、カヲルさ…っ」
「何感じてんのよ!バカシンジ!」
「可愛いじゃないか。…妬いてるの?」
ぷちんと、アスカの緒が切れたと同時に二人の言い合いが始まった。
間に挟まれたシンジは、何か言おうと口を開くが、剣幕に押され敢えなく沈黙するしかない。
「授業、始まるわよ」
レイの言葉と同時に始業を伝えるチャイムが鳴った。
シンジは、着替えの終わっていない自分の姿と、おかまいなしに舌戦を繰り広げる二人を見て深くため息をついた。
どっとはらい
274:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 17:27:28
どっとはらい??
275:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 17:34:30
>>273嫌いじゃない
276:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 17:59:10
品乳かわいい・・・
277:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:19:20
シンジは貧乳ってイメージの人が多いみたいだな
俺もそうだけど
278:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:24:50
まあ実際ひんn・・ry
279:116
07/03/05 18:29:10
シンジに怒られるぞw
280:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:30:06
116っていうのは関係無いから気にしないでくれ
281:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:30:44
以外にも面白いな
282:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:31:30
どっかで116なんだな。探してやろう。
なんかカヲル女だと絶対イケる
283:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:46:03
>>273
GJ
…どっとはらいってなんなんだ?
284:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:54:38
落語
285:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 18:56:45
確かおしまいって意味だったような
286:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 19:11:26
どっとはらいは、地元でおしまいって意味で使ってるから使ってみたんだが
田舎でごめんorz
287:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 19:24:10
田舎は悪いことじゃ無いじゃないかw
俺の地元も田舎だし
288:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:04:39
ぬるいけどエロース注意
転校生は美少女だったという、ありがちな展開
ザワザワと騒ぐ男子に一部の女子はいい顔しなかったけど、僕はその容姿にただただ見惚れていた。
「じゃぁ、席は…」
先生がこちらを見る。
え?隣?
「よろしくね」
軽くお辞儀をしながら微笑。
そして、当たり障りの無い会話を二言三言交わす。
仲良くなれそう、良かった。
その後、お互いを名前で呼ぶことにしたり、教科書を一緒に見たり。
僕と席が近いこともあって、お昼を一緒に食べることになった。
カヲルちゃん、アスカ、委員長、綾波、僕。仲良くなれたらいいな。
雑談しながら弁当を平らげ、一休み。
しばらくするとアスカがスカートの皺を広げながら立ち上がった。
「アタシ、ちょっとトイレ」
「あ、僕も」
「僕も一緒に行っていいかい?」
289:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:05:32
3人連れ立って女子便所に向かう。
どうやらアスカは髪型と直すためだけに来たようだ。
鏡と向かい合わせになってるアスカをチラッと見て、個室に入ろうをする。
鍵を閉めようとした、その時ーー
急に外からドアを開けられて、腕が伸びてきた。
後ろの壁に押し付けられる。
その動きがあまりに早すぎて、呆然としているしか出来なかったが、
個室に誰かが入ってきたことは理解できた。
「カ、カヲルちゃん!?」
彼女は口の端を吊り上げただけの笑みをこちらに向け、鍵を後ろ手で閉めた。
カヲルちゃんは壁に手をつき、僕は彼女と壁に挟まれる形になった。逃げられない。
「やっ、助けー」
アスカを呼ぼうとした唇は塞がれ、さらに舌まで入って来た。
唇ではなく、粘膜を擦り合わせるような濃厚なキス。
いままでキスすらしたこと無かったのに。
呼吸を奪われ、脳に酸素が行き渡らない。
舌の裏、奥歯、頬の裏…一通り舐め尽くすと、やっと開放してくれた。
ボーッとした頭をフル回転し、必死で言葉を紡ぐ。
「な…んで……」
「すぐ終わるから。おとなしくしててね」
「んんっ!」
290:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:06:48
更に強く壁に押し当てられると、リボンを解かれ、ボタンを外され…
それはもう手際良く。だんだん肌蹴てゆく胸元。
5つほど外されると、今度はブラのセンターホックに手をかけられる。
「や、だっ!そこはっ……」
渾身の抵抗もむなしく、一瞬で乳房が空気に触れた。
「かわいいね」
「うっ、ぁあ…」
サイズのことを言われたのか、自分のことを言われたのか。
とにかくあまりの恥ずかしさに、声も出ない。
心臓を裂くような羞恥に耐えていると、自然と涙が出てくる。
「あ、ごめんね。…でも、気持ちいいことしてあげるから……」
え?気持ちいいこと、って…
僕は体を反転させられて、彼女に後ろから抱きすくめられるような体勢となった。
腰や胸を触れられると、筋肉がビクッと反応する。
乳首をコリコリと潰されて、キュンとした疼きが体中を走る。
形だけ抵抗しながらも、自然と意識は快感へと集中していく。
291:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:08:53
「あ、ふぅ…」
ため息のような声が漏れていく。
胸を責められてるはずなのに、股の間がジンジンする。
いつの間にか片方の手はスカートの内部にまで侵攻していて、
愛撫はへそから下腹部、そして
「ひゃぁぁあ!!」
固く閉じた秘部へと。
直接触られる前から軽く湿っていたそこは、指で刺激を与えると
待っていたかのように蜜が溢れ出た。
「い、ぁあっ!ああっ!」
3本の指で圧迫するように責められ、頭に血が上っていく。
たまに首筋を舌でなぞられるのも、絶頂へと上るための手助けとなっていた。
グチョグチョになった秘部。
指に愛液を絡ませ、膣へと突き入れる。
「や、いた、ぁっっ!!」
自慰すら覚えて無いのだろう。
固く閉じられた穴は、指一本でも痛みを訴えた。
292:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:10:13
「や、やめ、ぁぁぁあっっ!!!」
左手の指を膣に入れながら、もう片方の手で一気に煽る。
膣に異物が侵入している痛みも、クリトリスに与えられる刺激に打ち消されたようだ。
快感がだんだん増大していき、身体を駆け巡る。
ヒザががくがくと震え、目の焦点が合わなくなる。
身体を支えるのが困難になり、カヲルに全体重を預けた。
息を吐くことができない。
絶頂が見えてきた。
全身を痙攣させ、視界が一瞬白くなるような感覚を覚える。
(こ、これって…)
「イッちゃった?」
「あ……」
力が抜けてしまい、ペタリと床に座り込んでしまった。
「どうだった?」
彼女は初めて顔を合わせたときのような爽やかな笑みで
手を差し伸べてくる。僕は素直にその腕につかまった。
293:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:11:34
「ちょっとぉ!!カヲル!!!
あんた何してんのよぉ!!!」
ドンドン、と扉が揺れている。
アスカだ。
「はいはい、今開けるよ」
「ウチのシンジに何してんのよ!!!」
凄い表情で食ってかかっている。
カヲルちゃんは表情を崩さずに、
「処女かどうか確かめたかったんだ」
「はぁ!?」
「ちゃんと処女だったよ」
「ええ!?」
「可愛かったからさ。つい。
ねぇシンジ君、僕が認めた男以外に処女はあげちゃだめだよ」
「カヲル……ちょっと来なさい」
鈍器を持ったアスカが凄い剣幕で殴りかかる。
あ、やばい。血が。
けっこう大掛かりな喧嘩になってきたので、僕は逃げた。
END
294:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:48:09
GJ
295:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 20:52:53
GJ!
296:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:10:02 e6/PriGM
>>293
本人が嫌がってるのに、そこまでやることはないでしょうが。
男だったら、当のとっくに送られてるぞ。
(いや、女でもか?)
297:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:27:11
先日色気のないブラの話を投下した者ですが、続きっぽいものも投下はおkですか?
298:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:27:45
おk!
wktkで待ってます
299:1/2
07/03/05 22:31:24
お言葉に甘えて投下
告白編 ドゾー
お風呂上がりに真新しい下着をつけた。
お揃いのそれを持つ、笑顔の綺麗な人を思い出してシンジは赤面する。
頬に手を当てた。湯上がりというだけではなく、気持ちの高ぶりでそこは火照っていた。
あの表情を思い起こすと、なぜか胸が切なくなった。
友人として、同じ時間を共有していく。二人だけの思い出も増えた。
そしてそれは、唐突だった。
「シンジくん」
カヲルに呼びかけられてシンジは書いていた日誌から顔を上げた。日の光を反射する髪は、風にそよいでいる。
放課後の教室。自分達の他にもいない空間。
「なに?」
「僕は、…僕は君が好きなんだと思う」
さらりと言われた言葉に、まるでおはようとでも言うように言われた言葉に、シンジは持っていたシャープペンシルを落とした。
「何言ってるの」
「君への告白のつもり」
300:2/2
07/03/05 22:33:08
真紅の瞳に真っ直ぐ射抜かれ、シンジは顔を伏せた。唇を噛みしめる。認めたくなかった。
(―嬉しい、だなんて)
身体は正直で、頬は紅潮し鼓動は速くなっていく。
カヲルはしばらくシンジの旋毛を見ていたが、視線を窓の外へ転じた。風に緑色の葉っぱが揺れている。同じように風に遊ばれる自分の髪の毛を押さえながら、カヲルは言葉を続けた。
「君が、好き」
その言葉は温かくて。強く握りしめた拳の上に雫が落ちる。シンジは声も出さず静かに泣いた。
震える肩に気づいたカヲルは寂しげに微笑む。ゆっくりと手を伸ばしシンジの頬に手を添えた。
親指で涙の跡を拭われ顔を上げたシンジの瞳に映ったのは、息をのむほど綺麗で儚いカヲルの微笑み。
「泣かせちゃった。忘れて。…けど、友達はやめないでくれると嬉しいな」
離れていく体温を咄嗟につかむ。驚いた表情を浮かべたカヲルの瞳を見据えた。
世間の常識だとか、倫理とか。すべて踏みつぶしてしまえば、答えは明白で。
「僕も、…僕も……好き」
認めてしまえば言ってしまえば、高鳴る胸や笑ってしまうくらいに赤く染まる頬とか、すべてが当たり前のことに思えた。
カヲルは震えた手でシンジのそれを握ると、照れたように朱色に染まった頬を緩ませた。
そのままその手を引き寄せ、手の甲に唇を落とす。ちらりと、シンジを見た。
躊躇いがちに、シンジは身を乗り出しカヲルとの距離を詰めていく。カヲルもそっと顔を寄せた。二つの影が重なる。
触れた唇は柔らかで、シンジはまた一つ涙を零した。
おしまい
読んでくれて有り難う御座いました
301:付け足し
07/03/05 22:34:21
改行多くて規制かかっちゃったんで、読みづらいかもスマン
302:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:35:27
G J !
リアルタイムで見れて天にも昇る思いだ
寝る前に良いもの見させていただきました
君は本当に綺麗な文を書く
303:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:40:46
通りがかりにGJしていく
上手いな
文体含めてこれぞ百合
304:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:47:40 e6/PriGM
けちばかりつけて悪いけど・・・
これで「好き」はないでしょ。
セクハラばかりしてんのに。
305:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:49:10
漫画と一緒で、内面惹かれてたんでない?
306:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:57:51 e6/PriGM
>>305
内面を知ってるとは考えにくい。
あんまりはっきりと表には出してないけど、
シンジはカヲルのことが嫌いだと思う。
307:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 22:58:59
顔で惚れた可能性も無くはないな
行動は別として
308:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:00:43
下げすら出来ない奴に言われても
最初に投下された奴にもシンジがカヲルを気にかける描写はあったよ
309:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:03:37
>>86とか?
この職人の嫌いじゃない
310:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:05:27
マフラーをかける奴か・・・
あれはどう見ても別の話としか思えない。
セクハラ カヲルとは性格が明らかに違いすぎる。
ツンデレ版でもう少し描写があったら、
言うことないんだけど・・・。
文句ばかりでごめん。
311:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:06:59
このスレではカヲルはセクハラ魔で決まりなのかw
312:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:08:34
美少女ならなんでも許されるからいいんだよ
313:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:11:10
素晴らしい法則だな
それはそうと最近職人が投下するようになってきてるね
314:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:35:55
>>310
把握した
今度からツンデレ意識してみる
どこからがツンデレか解らないが、
すみません、どこからっていうかどんなのがツンデレに入りますか?マジで
315:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/05 23:54:32
貞ならシンジにツンデレ分は必須だけど、庵だといらなくね?
もう出会った瞬間からシンジもカヲルもデレデレ
316:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/06 00:00:32
デレデレだツンデレだなんだっつーそういうテンプレが見たいわけじゃないわけでありましてですね
317:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/06 00:39:24
>>315
庵のつもりなんだが気にしなくても平気かな
試しにツンデレ書いてみたけど難しい
書ける人尊敬するわ
>>316
テンプレがどんなだか解らないが、百合要素とキャラ崩壊なければおKってこと?
318:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/06 01:18:50
>>316
違う違う。ツンデレだろうとそうでなかろうとこっちは関係ない。
カヲルがシンジのことを好きで、
いつのまにか距離が縮まって・・・
という話が読みたいだけであって、
自分でも何を言いたいのか良く分からないけど、
とにかく、別スレのレイとアスカみたいであれば文句はありません。
319:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/06 12:53:49
>>318
見てきた。すごい百合だった。尊敬した
把握したので色々考えてみる
参考になったありが㌧ノシ
320:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/06 13:28:35
>>164gj!!!!!!あーやばい。続き読みたかった(´・ω・`)変態美少女ktまつね
321:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/06 17:13:16
>>320
>>164って続きあるのかな…
というかこの職人は来ていないのかな
322:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 09:00:08
「渚、アレ持ってない?」
「アレって何?」
「アレだよ、アーレ」(下腹部を撫でながら)
「だから何?」
「ナプキンだよ、なっちゃったんだ」
「僕は持ってないなぁ…
ねぇ皆!ナプキン持ってない!?
シンジくんがなっちゃったんだってー!!」
「馬鹿っ!!」
323:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 12:22:37
G J !
ありそうww
デリカシーなさすぎwww
324:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 14:31:56
レイに生理無いんだから女カヲルにも無いんだろうなぁ
325:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 14:37:57
女子校設定ならシンジセーフだな
326:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 16:03:45
シンジがものすごい可哀想だなwww
327:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 19:52:49
いいねえ
328:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 20:44:17
なんか少女漫画で似たようなネタ読んだことある
329:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 22:28:13
>>328
少女漫画でっていうかクラスで見たことあるw
330:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/07 22:43:55
>>329
クラスkwsk
331:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/08 08:51:34
これはいい百合ですね
332:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/08 17:35:32
良スレの予感
333:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/08 19:22:55
職人GJ
334:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 11:47:11
保守
職人が来てくれますように!
335:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 19:36:53
乳のデカさは
カヲル≧アスカ>>レイ>シンジ
だと思うんだ
336:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 20:35:57
アスカはBカップだし、レイは母性を強調させるために少しふくらみを大きくしてるから、レイの方がデカイと思う。
337:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 21:05:22
アニメではアスカの方が大きいけど、貞絵では綾波の方が大きい
要は何でもいいんだよ
おっぱいなんてロマンなんだから
338:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 21:07:51
あんまり巨乳でも垂れる心配があるからカヲルは大きくてもBかBとCの中間くらいにしてほしい
339:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 22:36:57
大丈夫、永遠の15歳だ
340:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/11 23:42:03
ああ、安心したよ。ありがとう
341:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/12 02:07:19
大丈夫だよ、しとなんだし
342:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/12 11:32:22
カヲルは間違い無く腐女子
343:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/12 13:13:51
宝塚の男役的な感じだな
痛いロマニーでフェミニストだが美人みたいな
344:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/12 13:55:36
アルビノで外に出れないって設定も生かしたいな
…レイはアニメで水着になってるが
345:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 00:44:41
ATフィールドで器用に紫外線だけ弾いてる
346:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:07:39
なんかまともで綺麗な百合の流れを壊すような気がしてならないけど投下。
水泳編の続き。
綺麗な文など私には書けません。
ファーストキスは………変態でした。
水泳の授業の途中でシンジは抜け出した。
それは三人の美少女達が水泳対決をして彼女らの誰が勝ってもシンジ自身に損害がでるからだった。
しかも下手するとファーストキスを奪われかねない、というかその奪ってくれそうな人物がスタートから優勢だったから逃げてきたというわけだ。
クラスの適当な女子には保健室に行くと言っておいたがシンジの姿はそこにはなかった。
―碇シンジという少女保健室ではなく、一人屋上にいた。
丁度、日陰になる物陰に体操座りで座り込んで家計に追われる主婦さながらの深いため息をついていた。
服はもうプールに戻る気は一切ないようで水着から制服に着替えられている。
時折、緩やかな風が吹いて短い前髪を揺らしていた。少女はただ青い快晴の空を見上げぼんやりしている。
ぼんやりしながらシンジはお腹空いたなぁ…の他、ため息を増やしてくれている人物、今は自分の貞操を狙っている危険人物を思い浮かべた。
(なんであの子…)
転校生。
肩までは届かないが長めの銀の髪、赤い瞳、いつも微笑んでいる綺麗な顔。しかし微笑みの理由は不明。
ちょっと、かなり常識はずれの人格。勉強と運動も人並み以上にできるらしい。
でもやっぱりどこかおかしい。絶対おかしい。親の顔が見てみたい。そしてその教育方針に文句をつけたい。
何故そんな人物が自分に近づいてくるのかシンジは良い意味でも悪い意味でも不思議だった。
悪く言えば意味不明だった。
何もかもがよくわからない白い少女、渚カヲル。
(一体、何考えてんだろ…)
そしてまた、シンジはため息をつく。
347:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:08:45
不意に誰かが屋上に上がってきた気配がした。
今は授業中だからサボリの人間だろうか、シンジはちょっと気になり影からその人物を覗いた。
(ゲ…!)
ほんの少しその人物を視界に入れた瞬間シンジは高速で物陰に隠れた。
(な、なんで…)
やはりというか、セオリー通りベタにそこにいた人物は渚カヲル。
そのいでたちはスクール水着のまま上靴だけを履いた格好だった。
間違いなく奴はシンジを探しているようでキョロキョロと辺りを見渡していた。
シンジはといえばいつ見つかるかと不安と緊張に心臓がまさに早鐘の状態にある。
胸に手を当て息を殺していた。
「………」
しかし、見つかりませんようにと祈るシンジを嘲笑うかのようにカヲルはシンジがいる物陰の方をじっと見ていた。
何故ならこの屋上には隠れる場所はそこしかないから。
そしてシンジの方へと近づいてくる静かな足音。
「…シンジくん、いるんでしょう…かくれんぼはもうお終いだよ」
一瞬、シンジは優しい声に硬直した。
「…」
それから観念して大人しくシンジは物陰から出てきた。
何か逆らえないものがあったらしい。
物陰から出てきたシンジの顔はめちゃくちゃぶすったれていた。
カヲルと目も合わせようとしない。
「何…」
更に不機嫌丸出しに、突き放すように言った。
「約束を果たしてもらいに来たのさw」
普通、ここまであからさまにされたら人間少しは控えめになるものだがカヲルにはそれが一切ない。
相変わらずステキな笑顔で言葉はハート付きだった。
348:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:09:39
シンジはぎくりと、ヤバイ、というのをまたあからさま顔に出して一歩後ろに下がる。
それだけの動きでシンジは屋上の鉄柵に触れた。
後ろには鉄柵、前には脅威の変態系、とびっきり美少女。
シンジに残された道は貞操を守り鉄柵を乗り越え飛び降りるか、前方の少女に貞操を捧げ生き残るか。
DIE or LIVE。
さぁ、どうする。碇シンジ、14歳、6月6日生まれの双子座。生まれながらにわりと不幸体質のボーイッシュな少女よ。
「や…約束?なんのこと?」
わざとらしい苦笑いを浮かべ、シンジは特殊コマンドでとぼけた。
「…シンジくん…」
その瞬間、カヲルから笑顔が消えた。機械人形さながらの無機質さがとても怖い。
「いや…ソノ‥冗談だよ!ちゃんと覚えてるよ、でも僕は承諾した覚えが…」
シンジは恐怖に駆られ必死に誤魔化す。
するとカヲルは一気に笑顔に戻った。
「なんだ、冗談だったんだね!安心したよ」
「ないん…です、ケド」
「そうだよね、シンジくんみたいなまっすぐな子が嘘をつくハズがないよね。そりゃそうさ、このボクが見込んだ子だもの(以下省略)」
押さえつけるようでいて緩やかな口調のカヲルのマシンガントークにシンジの声は小さくて掻き消された。
(別に…僕はまっすぐじゃないよ…)
シンジはげんなりとした。
349:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:11:26
「というか渚さん、なんでここがわかったの?」
(何よりも服くらい着替えて来れば良いのに、そんなに自分の体型に自信がありますか)
作戦変更。
シンジは誤魔化すことはやめにして知らないうちにカヲルの記憶から賞品のことを忘れさせることにした。
その第一歩として厭味半分、呆れながら問う。
「運命の糸を手繰ってきた、…と言いたいところだけど現代のあらゆる犠牲を残しつつも成果を上げてきた科学の素晴らしき結晶たるものの加護のおかげだよ」
「あの…せめて日本語話してくんないかな」
シャアシャアと大体の人が理解不能であろうことを話すカヲル。
小学生の頃に習ったはずの「何を」「どうして」「こうした」などの基本がそこにはない。
やっぱり絶対この人おかしいよ、と再認識しながらシンジは詳しい説明を求めた。
もはやあきれ果ててどんな顔すれば良いのかがわからない。
笑うべき箇所ではないのは確かだ。
「つまりシンジくんの制服には小型発信機が…、あ。」
「………は…」
カヲルは口元を押さえた。口を滑らせた本人が驚いている。
「ハアァ!!?」
当然、シンジはもっと驚いた。
「何だソレ!!どこ!?どこにそんなもんつけたんだよ!!」
右腕を上げて横腹の辺りを見たり、左から背中を見ようとするようにシンジはくるくると発信機を探した。
だが、それらしいものは見つからない。
その様子を見ながらカヲルは肩をすくめた。
「…だから一度教室に戻って鞄に入れているレーダーを見てここをわりだしたの」
誤魔化すことすらも諦めたような穏やかな笑顔だった。
350:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:12:26
それにシンジがひどく不愉快そうに拳を握って声をあげた。
「な…、ふざけないでよ!クラスメイトに…同じ女にこんなことするなんて信じられないよ!!」
流石にシンジもマジ切れ状態だった。常識を持っているなら誰でもそうなるだろう。
気分が良いはずがない。
これで気分が良くなる人間がいたなら、その人はよっぽどのさびしんぼで他人に飢えていると言える。
「だって…住所聞いても教えてくれなかったでしょう?…それにシンジくんって猫のように知らない内にどこかに行ってしまいそうだから…」
カヲルいかにも哀しそうには言った。何気に飛んでいることも言った。
それが納得のいく理由になるわけではなく、なおのことシンジを興奮させていた。
「ば…っ!?そんな親しくもない人に住所をそう簡単に教えられないよ!それに猫みたいって人を何だと思ってんだっ」
前者は父ゲンドウの刷り込み、例えそれが娘の人付き合いに影響を及ぼすことになるとしても大事な一人娘を想ってのこと。
しかしどんなに想っても言い方や態度のおかげで娘から一向に信頼を得られない可哀想な50代前の親父だった。
それはさておき、カヲルは後者のシンジの質問に真面目に答えた。
別にシンジは答えてもらわなくったって良かったのだが。
「ボクの運命の人…」
その目に迷いはない。
「…っそれがストーカーしても良い理由になるのかよ!」
シンジは怒りに任せてカヲルを怒鳴りつける。
どうでも良くないことに今は一応授業中である。
「ストーカーじゃないよ、君が好きなだけ。それに親しき仲にも礼儀あり。
せっかく家がわかったのだからシンジくんの家に押しかけたかったけれどガマンしているし盗聴器や盗撮カメラは使っていないよ」
カヲルは自分は悪いことなどしていない、とでも言うように堂々と言ってのけた。
351:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:13:29
―ストーカーと呼ばないで、あなた~が好きなだけ~♪―
(注・十分ストーカーです。)
「…何で、何でそんなに僕にこだわるんだよ!僕は人間だ!」
(注・カヲルも人間設定)
シンジは叫ぶ、そして怒りと電波で混乱を始めていた。
それもそうだろう、これまでシンジはこんなに感情を爆発させたことはなかった。
息が苦しい、心臓がバクバクする、頭が痛い、手足や唇が痺れるような感じ、体が震える、汗が噴きだす、
「もうわけわかんないよ!何がしたいんだ君は…っいつもい、つも、わけわかんな…」
どんどん大きくなってくる脱力感、意識まで混濁してき始めた。
徐々に小さく、聞き取りにくくなっていくシンジの声。
それと反対に大きく、荒くなっていく呼吸する音。それにヒュウという音も混じっている。
「シンジくん…っ!」
シンジは胸を押さえながらガクンと膝を折り、そのまま白く、いくらか小汚い石畳に倒れこんでしまった。
水着の少女は駆け寄って倒れこんだその華奢な体を仰向けに起こし支える。
「ん…っ、ハァ、ハァハァ」
苦しみに眉根を寄せ、頬を顔を赤くさせて息を荒げているシンジを見てカヲルは
「…何か色っぽいね」
そんな場合ではないだろう感想をポツリとこぼす。
「そんな場合じゃないようだね」
が、即我に返った。
352:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:14:19
(症状から見て、おそらく過呼吸…シンジくんどうしてそんなにストレスを…?)
カヲルは冷静に診断するが重要な点がわかっていない。
今まで溜まっていたストレスに加え、この短期間に不安や緊張、興奮、恐怖を断続的に貰えば過呼吸になってもおかしくはない。
それを与えた本人に自覚がないことがシンジのこの先を暗示しているかのようだった。
「繊細な子猫ちゃんなんだ…」
ストレスの原因は心の底から心配そうな顔をして呟いた。
シンジは苦しさと自分はこのまま死ぬんじゃないだろうかという恐怖と不安に、縋るものを求め自ら手を伸ばしてカヲルに縋りつく。
もう電波発言など聞いている余裕はない。
「う…ぅ、あ、ハァハァ…」
「…」
苦しむシンジを見てカヲルの顔が一層哀しそうになる。
「今楽にしてあげるからね…」
最後に、そうとだけ囁くとシンジの手を自分から放させ優しく石畳に横たわらせた。
そしてカヲルは例の如く、すらりと細く白く長い、けれど女性的な柔らかさを持った指でシンジの小作りな鼻を摘む。
そのままシンジの唇と自分の唇を合わせた。
形の良いふたつのピンク色の唇が重なる。
傍から見れば授業中にも関わらず屋上で制服の少女とスクール水着の少女が口づけを交わしている。
それぞれ黒と白の印象で綺麗な顔した二人の少女のそれは耽美的ですらあるほど。
「ん…、ぅ………ふ…」
真意は単純に人工呼吸なのだけれど。
しばらく触れ合っていた温かい唇が離れた。
353:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:15:17
シンジは未だあがった呼吸のまま、焦点の合っていない瞳でカヲルを見つめた。
「は……、あ?」
カヲルは汗で少し額に張り付いてしまったシンジの黒い前髪を左右にわけて優しく話しかけた。
「…少しは、楽になった?」
「……ぇ」
何のことだかまだ頭がぼやけているシンジには理解ができなかった。
くすりと笑ってカヲルはシンジの先ほどまで触れていた唇をそっとなぞる。
「本当のペーパーバッグ法は紙袋を使用するらしいけれど今は緊急だったからボク自身を紙袋の代用してみたんだ。どうやら功を成したようだね」
「な…」
カヲルの言葉を聞いている途中に先程のことを思い出した。
そのまま、青ざめるように一気に脳がクリアになったシンジは愛おしそうに自分の髪をすくカヲルの手を払いどけた。
上半身だけを起こし、シンジは両手、両足を使って座ったような姿勢のまま鉄柵にそって後ずさった。
「なにすんだよ!」
第一声。
シンジは腕で唇を擦る。
「…? 人工呼吸だよ?」
カヲルは不思議そうに答えた。白いパンツが丸見えだよ、シンジくん、と思いながら。
でもそちらはあえて言わない。なんとなく。
「でも、女同士なのに…キスなんておかしいよ!」
「死んでも良かったの?」
(注・過呼吸では死にません)
「それは…」
その辺りの知識のないシンジは黙り込んでしまった。
354:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:16:27
「良くない、でしょう?」
カヲルは優しく諭すように言う。
「……そりゃ…」
対してシンジは少しうつむいて拗ねたようにしている。
そんな拗ねたようなシンジにカヲルは四つん這いでそろそろと近づいてきた。
「ボクは良くないよ」
「え?」
シンジは驚いたように顔をあげた。
目の前にはカヲルの顔。
「ボクはシンジくんに死んで欲しくないよ」
冗談なのか本気なのかわからないほど優しい微笑を浮かべてカヲルは囁いた。
当人はいたって本気。
「な、なにいってんだヨ…」
シンジは今まで一度も言われたことのない、慣れない言葉に顔が赤くなるのを感じ両手で顔を隠して照れた。
その様子を見てカヲルはまたご満悦そうだった。
「ふふ…じゃあ…」
カヲルは膝立ちに態勢を変えてシンジの顔を隠す手を退けさせ自分の顔を更にシンジの顔に近づける。
「ちょ…っ」
目を丸くした、まだ頬の赤いシンジは両手でカヲルの口元を覆うように隠しカヲルの近づいてくる動きを止めた。
カヲルは話をするために少し後ろにずれて口をシンジの手から離し不満そうに問いかけてきた。
「………何するの…?」
355:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:17:18
その問いかけにシンジは困ったような迷惑そうな表情を浮かべた。
「もう苦しくない…よ」
なんとなく気まずさがあり、シンジの声は少しだけ掠れた感じで出てしまった。
「そう、それは良かった」
さらりと相槌をうち、カヲルはまたシンジに寄ってくる。
今度は少し開いているシンジの足の間に左の足をいれてスカートを踏み、束縛してシンジの温かい頬を両手で挟んだ。
そしてやっぱり顔を近づける。
「だから!…なんでまた…しようとするの?」
シンジは両手でまたカヲルのしようとしていることを阻止する。
今度は口を塞いだのではなく寸止め。
だからカヲルはその態勢のまま答えた。
「ボクへの甘美なご褒美」
「…っさっき!!」
やっぱりか!とシンジは思った。予感はしていた。ただ認めたくはなかった。当たって欲しくなかった。
「あれは人工呼吸、キスにはカウントされないよ。気持ちが篭っていないからね…。さぁ…目を閉じて…」
「そんな………、しっ、知らないよ!口つけたんだからあれで終わり!!」
ある意味、真っ当なことを言っているカヲルをシンジは断固拒否した。
寸止めだった両手をカヲルの顔に押しつけて離れろ、グイグイと言わんばかりに押す。
シンジの両手に顔を押されていくらか背を反らせるようなことになりながらカヲルは呟いた。
話し難そうだった。
「…本気なの、シンジくん」
同時にシンジの手に生暖かいくらいの温度の濡れた感触がした。
356:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:26:14
ここで切るのか、切っちまうのか( ̄□ ̄;)!!?
357:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:32:59
何という放置プレイ
358:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:38:39
違う!
連続投下を止められたんです…。
「本気って、ウワ!何泣いてるんだよ!?」
いきなりの水の感触に驚いてシンジは手を引っ込めた。
押す力なくなったのでカヲルは普通の姿勢に戻ってきた。
カヲルの顔がシンジの視界に入るとその赤い瞳からはハラハラと涙が落ちていた。
しかしカヲルはそれを手で拭いはしない。
「ボクはあの泳ぎに全身全霊を込め、愛しい君のために魂を燃やしてがんばったんだけど…。そう…ダメなんだ…」
むしろ見せつけるように泣いている。
彼女はもしかして練習してたりします?と聞きたくなるほど綺麗に泣く。
「あ、あのさ、そんなことくらいで泣かれても…」
目の前で、結構な密着率で泣かれシンジはおろおろと戸惑う。
もう今すぐにでも逃げ出したい気持ちだったがスカートを踏まれていては逃げ出すことも叶わない。
仮に踏まれていなかったとしても泣いている人を残してどこかに行けるほど非道ではないけれど。
「あぁ…裏切られてしまった気分だ…神は何故こんな悲劇でボクを切り裂くのか…」
いかにも被害者のように語るカヲル。
何か自分の肩を抱く仕草にわざとらしさがある。素なのかもしれないが。
「あのね…」
むしろ被害者は自分だと正直なところ主張したいシンジはいい加減うんざりと呆れる。
それに気付くこともなくカヲルは延々語る。
「あぁ…なんということ…」
まるで陶酔しているかのようにも見える。
「………」
シンジは目を閉じて考え込む。
「…もう…仕方ないな」
何かが決まったらしくシンジは目を開けた。
その顔はちょっとムスッとしていて恥ずかしそうな顔だった。
359:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:40:14
シンジは両腕をのばして泣いて陶酔しているカヲルの頭を捕らえて自分の方へと寄せた。
自然とカヲルは前かがみになる。
それからカヲルの右頬に何か柔らかいものが当たる感触。
「!」
不意打ちに目を丸くしたカヲル。
「本当はこんなの間違ってるんだからなっ」
キッと睨んでシンジは強がるように言った。
よっぽど恥ずかしかったのか、頬が真っ赤に染まっている。
「………唇にはしてくれないんだね」
カヲルはそこだけ惜しそうに呟いた。
「これで十分だよ」
その呟きにきっぱりとシンジは言った。
これ以上の要求は不可能そうだった。
カヲルは立ち上がりシンジのスカートを踏んでいた足を退け自由に動けるようにしてあげた。
シンジもスッと立ち上がりスカートを適当にはらう。
「…じゃあ、僕先に行くから」
それから屋上のドアへと歩いて行く。
「ボクも行くよ」
カヲルはそのあとを追おうとした。
が、
「ダメ」
即、拒否された。
シンジは振り向きもしない。
360:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:41:00
「…何故?」
カヲルは一瞬きょとんとしてすぐさまシンジに理由を聞いた。
それでもシンジは振り返らない。
「…恥ずかしいから。友達は普通こんなことしないもんだし、冗談も大概にしてよ」
後ろから見ても短い髪の毛のおかげで露になっている耳が真っ赤だった。
「………」
カヲルは上手く言葉が出てこなかった。
話すことや自分の要望を貫くことは、けして苦手ではないのに。
「あっ!」
突如、シンジが思い出したように声をあげる。
そしてついにカヲルの方を振り返った。
「?」
やっぱりシンジの顔は赤いままだった。
「発信機!外して!」
シンジは危うく忘れそうだったことを思い出したのでその取り外しを要求する。
カヲルは言われた通りに発信機をはずす。
ちなみに発信機の在り処は襟の裏側。
朝などシンジとスキンシップを図る際に隙を見て取り付けたらしい。
「今度こんなことしたら許さないからナ」
プライベート侵害物から解放されたシンジはジト目でカヲルに念を押した。
「心に誓って」
カヲルは宥めるような仕草を取りながら悪いとは思っていない表情で言う。
「…まったく」
シンジは照れを隠すようにぶつくさ言いながら屋上をあとにした。
361:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/13 04:43:23
制服の少女が屋上から校内に戻るとそこに残されたのはスクール水着の少女だけだった。
いつもある笑顔はそこにはない。
「友達…ね」
カヲルはポツリと呟いた。
手のひらに握っていた小さな盗聴器を石畳に落とす。
それから、それをうわ靴を履いた白い足で踏みつけ粉砕した。
ただの友達なら自分もここまではしない。
冗談ではこんなことはしない。
何にしろ、シンジがここまで鈍感だとは。
カヲルは夢の国でも垣間見ているかのような顔をした。
「ボクたちの運命は赤く美しい薔薇のトゲの如く甘い痛みとなりて我が心を侵しているよ…」
…そしてカヲルもここまでめげない人間だとは。
カヲルはひとつため息をもらすと校内に戻っていく。
もう授業の残り時間もプールに戻る気なくなったので更衣室にまっしぐら。
その心にシンジにちょっかいを出すのはやめようという意思は存在していない。
だから明日も、むしろこの先数十分後だってセクハラがシンジに降りかかるのは決定していた。
その頃、シンジは自分のされたこと、したことを後々になって後悔し、誰もいない廊下で一人頭を抱えていた。
何だかんだ言っても人並みにファーストキスに夢があった。
人生、夢は所詮夢か…と思い知らされた平日。
(でも…)
シンジはあることを考えそうになって頭を左右に振り、それを払拭した。
何であれ、………ファーストキスは渚カヲル、かなり変わっている同性でした。
シンジもカヲルもきっとこの日の出来事を忘れない。
終わり