【野菜】 アスカの家庭菜園 【栽培】at EVA
【野菜】 アスカの家庭菜園 【栽培】 - 暇つぶし2ch103:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/23 00:13:42
>>98続き

----乗るなら乗れ、でなければ帰れ
数年ぶりの対面には、あまりにも非常な、あまりにも冷たい再会だった。嗚咽を飲み、
ただ、じっと俯くシンジ。再会の余韻に触れるでもなくゲンドウ農場長は淡々と言い
放った。
----レイ、予備が使えなくなった。
ストレッチャーに乗せられ運ばれてくる赤い瞳の少女。その姿は花柄の農帽と半袖の
ヤッケに身を包み、片手には青汁を握り締めている。
----レイ、もう一度だ・・・
----はい・・・
痛みの為であろうか、体を小刻みに震えさせ起き上がろうとする。しかし、その時には
カラス(使徒)の猛威はジオフロント直上ぬまで及んでいた。
陸上のカラスの糞の影響により大きく揺れるデッキ。その反動で崩れ落ちる瓦礫が
シンジの頭上に落下しようとした時、エヴァ(コンバイン)は耕運機部の拘束を外し
シンジに覆い被せるようにしてシンジを守っていた。
----イケる!!
その場にいたシタッフ達は確信までは程遠いものの、それに近い確証めいたものを
感じていた。
シンジはステレッチャーより転落したレイの元に走り、抱きかかえてていた。悲痛に
満ちた声にならない声をあげるレイ。シンジは手を見ると青汁により真緑に染まって
いる。
----二毛作じゃだめだ、二毛作じゃだめだ、二毛作じゃだめだ・・・・
シンジは自分に言い聞かせるかのように腹に力を入れ、父そして工場長ゲンドウに
向かい叫んだ。
----耕します!僕が耕します!!
ゲンドウは誰に気付かれるでもなくニヤリと口を緩ませた。


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